JP4772613B2 - 品質解析方法、品質解析装置、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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Description
また、本発明の品質解析装置は、製造工場において複数工程での処理を経て生産される製品の品質上の欠陥について原因工程を推定し、原因を除去する方法を提示する品質解析装置であって、品質上の欠陥が生じた製品(基準製品)に対して、工程ごとに前記基準製品の前後に処理された複数製品の品質に関するデータを入力するデータ入力部と、前記データ入力部に入力した前記品質に関するデータと製品番号とを蓄積、保存するデータ蓄積部と、工程ごとに、前記基準製品の前及び後の少なくともいずれか一方に処理された前記複数製品の品質に関するデータを、処理順序に従って一連の所定の製品個数分だけ並べてテーブル形式の解析対象データを得るデータソート部と、前記解析対象データについて、各製品の品質上の欠陥と前記基準製品の品質上の欠陥との欠陥類似度を、当該欠陥についての前記品質に関するデータである、当該欠陥を特徴づける単独又は複数の欠陥特徴量に基づいて、評価、計算する欠陥類似度計算部と、前記各製品の欠陥類似度と当該各製品の処理順序とから計算される連続性を評価して、欠陥類似度の高い製品が最も高い連続性をもって発生している工程を原因工程であると推定する原因工程推定部と、過去の品質上の欠陥と原因工程に対する品質欠陥改善事例を蓄積する品質改善事例蓄積部と、前記製品の品質上の欠陥と前記推定結果に対して、前記品質改善事例蓄積部から改善案を検索する品質改善事例検索部と、前記品質改善事例検索部の検索結果から改善案を出力して提示する出力・表示部とを有することを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、製造工場において複数工程での処理を経て生産される製品の品質上の欠陥について原因工程を推定する品質解析処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、品質上の欠陥が生じた製品(基準製品)に対して、工程ごとに前記基準製品の前後に処理された複数製品の品質に関するデータを入力するデータ入力処理と、前記データ入力処理にて入力した前記品質に関するデータを蓄積、保存するデータ蓄積処理と、工程ごとに、前記基準製品の前及び後の少なくともいずれか一方に処理された前記複数製品の品質に関するデータを、処理順序に従って一連の所定の製品個数分だけ製品番号と共に並べてテーブル形式の解析対象データを得るデータソート処理と、前記解析対象データについて、各製品の品質上の欠陥と前記基準製品の品質上の欠陥との欠陥類似度を、当該欠陥についての前記品質に関するデータである、当該欠陥を特徴づける単独又は複数の欠陥特徴量に基づいて、評価、計算する欠陥類似度計算処理と、前記各製品の欠陥類似度と当該各製品の処理順序とから計算される連続性を評価して、欠陥類似度の高い製品が最も高い連続性をもって発生している工程を原因工程であると推定する原因工程推定処理と、前記製品の品質上の欠陥と前記推定結果に対して、過去の品質改善事例蓄積データベースから改善案を検索する品質改善事例検索処理と、前記品質改善事例検索処理の検索結果から改善案を出力して提示する出力・表示処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の品質解析装置の概略構成を示す図である。また、図2は、図1の品質解析装置を用いて実行する品質解析方法の一例を示すフローチャートである。以下、図1と図2を用いて、鉄鋼製品の製造工場において、製品として薄板コイル(以下「コイル」と称する)、品質として表面疵を例にとって、その表面疵を発生させる原因工程推定について説明する。
工程1:2
工程2:5
工程3:4
この場合は工程2の欠陥類似度の連続性が最も高く、基準コイルの表面疵(疵種A)の原因工程であると推定される。
また、図1の原因工程推定部105における欠陥類似度の連続性の評価方法として、上述したものとは別の方法で、図1の欠陥類似度計算部104で計算された欠陥類似度の、解析対象コイル11本についての合計値を求め、その値を欠陥類似度の連続性の指標としても良い。
工程1:6
工程2:12
工程3:10
この結果から、工程2が原因工程であると推定される。
さらに、図1の原因工程推定部105における欠陥類似度の連続性の評価方法として、図1の欠陥類似度計算部104で計算された欠陥類似度について、解析対象とする11本のコイルのうち任意の2本のコイルを選択し、両コイルの欠陥類似度の積に比例し、両コイルの処理間隔(例えば連続して処理される場合は1、間に1本別コイルが存在する場合は2と定義される)に反比例する値を計算し、それを全ての2本のコイルについて計算してその合計値を求め、それを欠陥類似度の連続性の指標としても良い。計算式を式(1)、式(2)に示す。
工程1:9.2
工程2:62.1
工程3:34.6
この結果から、工程2が原因工程であると推定される。
疵種やグレード以外の欠陥特徴量の別の事例として、1コイルに複数の欠陥があるとき、欠陥を特徴づける特徴量がある場合の実施の形態を説明する。上記の第1〜3の実施の形態と同様に、図1のデータソート部103にて、工程ごとに基準コイルの前後に処理された複数コイルの上記表面疵に関するデータが、処理順序に従って一連の所定の製品個数分だけ並べられる(図2のデータソートステップ203に対応)。これが以降の解析に用いられる解析対象データとなる。
工程1:2.88
工程2:8.29
工程3:2.97
この場合は工程2の欠陥類似の連続性が最も高く、基準コイルの表面疵の原因工程であると推定される。
工程1:3.77
工程2:8.29
工程3:3.26
この場合は工程2の欠陥類似の連続性が最も高く、基準コイルの表面疵の原因工程であると推定される。
図4は、上述した品質解析装置を構成可能なコンピュータシステムの一例を示すブロック図である。図4において、400はコンピュータ(PC)である。コンピュータPC400は、CPU401を備え、ROM402又はハードディスク(HD)411に記憶された、或いはフレキシブルディスクドライブ(FD)412より供給されるデバイス制御ソフトウェアを実行し、システムバス404に接続される各デバイスを総括的に制御する。PC400のCPU401、ROM402又はハードディスク(HD)411に記憶されたプログラムにより、本実施の形態の各機能手段が構成される。
また、図1に於いて、品質データ蓄積サーバには、図9に示すように、表面疵データと品質測定環境データからなる品質データを蓄積・保存してもよい。表面疵データとは、官能検査(人による検査)結果による表面疵に関するデータである。また品質測定環境データとは、官能検査の結果に影響を与える要因を表すデータであり、官能検査での検出率などの難易度を変化させる要因である操業条件(ラインスピードなど)や熟練度・体調により疵種判別能力が異なる検定員、検査室の照明などといった官能検査を実施するにあたり準備された環境を示すデータである。この場合の例として、図10に示す簡単な事例で説明する。これは、品質測定環境データに関するデータとして検査員(a、b、cの3名)、表面疵データとして表面疵の疵種(A、B、C、D、Eの5種類)及び、発生位置の座標、原因工程推定の対象となる工程を工程1から工程3の3工程とし、基準コイルの前後に処理されたコイルを処理順にそれぞれ前後5コイルづつ選定してソートされた解析対象データの一例である。
あるコイルの疵αと別コイルの疵βの欠陥類似度計算には、ファジィ集合をファジィ数で表す表面疵データである発生位置P間と、疵種T間のそれぞれの相互の関連を示すファジィ集合を用いて計算する。発生位置を表すファジィ数のメンバーシップ関数を定める因子として品質測定環境データである検定員を用いる。疵種の相互の関連を示すファジィ集合のメンバーシップ値は、同じ疵種であれば最大値1、全く異なる疵種同士であれば最小値0、異なる疵種であっても形態等に類似した点があれば中間値とする。発生位置は、検定員によって記録される為、真の発生位置から検定員毎に異なる傾向の誤差を持って記録されている。その誤差量の絶対値は、製造ラインの通板速度などに加えて、検定員の個性や体調など記録に残り難い要因を含むため、検定員毎に決めた誤差量の範囲をメンバーシップ関数として反映させたファジィ数として表す。また、疵種に於いては、品質測定環境の違いにより判定結果のバラツキが発生することがあるため、疵種の相互の関連を示すファジィ集合のメンバーシップ値を決める際に、品質測定環境の違いを反映させても良い。
図9の原因工程推定部105における欠陥類似度の連続性の評価方法として(第2の実施の形態)と同様の連続性の評価方法で、図10の欠陥類似度3から工程ごとに連続度を計算した値は以下の通りである。
工程2:7.10
工程3:5.90
また、本解析の後に詳細な調査を行った結果、工程2の設備故障が原因で表面疵が発生していたことが判明した。
工程1:1763
工程2:1903
工程3:1341
上記の結果から工程2が原因工程であると推定された。
102 データ蓄積部
103 データソート部
104 欠陥類似度計算部
105 原因工程推定部
106 出力・表示部
107 品質改善事例蓄積部
108 品質改善事例検索部
Claims (32)
- 製造工場において複数工程での処理を経て生産される製品の品質上の欠陥について原因工程を推定し、原因を除去する方法を提示する品質解析方法であって、
品質上の欠陥が生じた製品(基準製品)に対して、工程ごとに前記基準製品の前後に処理された複数製品の品質に関するデータを入力するデータ入力ステップと、
前記データ入力ステップにて入力した前記品質に関するデータを蓄積、保存するデータ蓄積ステップと、
工程ごとに、前記基準製品の前及び後の少なくともいずれか一方に処理された前記複数製品の品質に関するデータを、処理順序に従って一連の所定の製品個数分だけ製品番号と共に並べてテーブル形式の解析対象データを得るデータソートステップと、
前記解析対象データについて、各製品の品質上の欠陥と前記基準製品の品質上の欠陥との欠陥類似度を、当該欠陥についての前記品質に関するデータである、当該欠陥を特徴づける単独又は複数の欠陥特徴量に基づいて、評価、計算する欠陥類似度計算ステップと、
前記各製品の欠陥類似度と当該各製品の処理順序とから計算される連続性を評価して、欠陥類似度の高い製品が最も高い連続性をもって発生している工程を原因工程であると推定する原因工程推定ステップと、
前記製品の品質上の欠陥と前記原因工程の推定結果とに基づいて、過去の品質欠陥改善事例データベースから改善案を検索する品質改善事例検索ステップと、
前記品質改善事例検索ステップの検索結果から前記改善案を出力して提示する出力・表示ステップとを有することを特徴とする品質解析方法。 - 前記製品が鉄鋼製品であることを特徴とする請求項1に記載の品質解析方法。
- 前記欠陥が表面疵であることを特徴とする請求項2に記載の品質解析方法。
- 前記欠陥類似度計算ステップにおいて前記欠陥特徴量は、疵種と疵グレードであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の品質解析方法。
- 前記欠陥類似度計算ステップにおいて前記欠陥特徴量は、発生頻度、発生位置、及び形態のうちの一つ又は組み合わせたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の品質解析方法。
- 前記欠陥類似度計算ステップにおいて前記欠陥特徴量は、空間サイズ、位置、及び形態のうちの一つ又は組み合わせたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の品質解析方法。
- 前記欠陥類似度計算ステップは、分布形態解析方法により前記欠陥特徴量に基づいて、製品それぞれの複数の欠陥を複数の欠陥グループに分割し、
前記欠陥グループの特徴量に基づいて、所定の処理によって、前記各製品と前記基準製品との品質上の欠陥類似度を算出することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の品質解析方法。 - 前記データ入力ステップにおいて、前記品質に関するデータに加えて、前記品質に関するデータの取得の為の検査の結果に影響を与える要因を表すデータである品質測定環境に関するデータを入力することを特徴とする請求項1に記載の品質解析方法。
- 前記欠陥類似度計算ステップは、ファジィ集合で表す欠陥特徴量を用いて計算することを特徴とする請求項8に記載の品質解析方法。
- 前記欠陥類似度計算ステップは、ファジィ集合で表す欠陥特徴量のメンバーシップ関数を前記品質測定環境に関するデータを用いて定義することを特徴とする請求項8又は9に記載の品質解析方法。
- 前記原因工程推定ステップは、工程ごとの前記解析対象データ中の欠陥類似度の高い製品の個数を前記工程の欠陥類似度の連続性の指標として原因工程を推定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の品質解析方法。
- 前記原因工程推定ステップは、工程ごとの前記解析対象データ中の欠陥類似度の総和又は部分和を前記工程の欠陥類似度の連続性の指標として原因工程を推定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の品質解析方法。
- 前記原因工程推定ステップは、工程ごとの前記解析対象データ中の欠陥類似度を、データソートステップで並べられた順序において、隣接する欠陥類似度の全ての組み合わせに対する積の総和又は部分和を前記工程の欠陥類似度の連続性の指標とすることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の品質解析方法。
- 前記原因工程推定ステップは、工程ごとの前記解析対象データ中で欠陥類似度の高い製品の個数が多いほど、かつ、前記欠陥類似度の高い製品間の処理間隔が狭いほど高い値を示す指標をもって前記工程の欠陥類似度の連続性の指標とすることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の品質解析方法。
- 前記原因工程推定ステップは、工程ごとの前記解析対象データ中で存在する製品の欠陥類似度の合計値が多いほど、かつ、前記製品間の処理間隔が狭いほど高い値を示す指標をもって前記工程の欠陥類似度の連続性の指標とすることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の品質解析方法。
- 製造工場において複数工程での処理を経て生産される製品の品質上の欠陥について原因工程を推定し、原因を除去する方法を提示する品質解析装置であって、
品質上の欠陥が生じた製品(基準製品)に対して、工程ごとに前記基準製品の前後に処理された複数製品の品質に関するデータを入力するデータ入力部と、
前記データ入力部に入力した前記品質に関するデータを蓄積、保存するデータ蓄積部と、
工程ごとに、前記基準製品の前及び後の少なくともいずれか一方に処理された前記複数製品の品質に関するデータを、処理順序に従って一連の所定の製品個数分だけ製品番号と共に並べてテーブル形式の解析対象データを得るデータソート部と、
前記解析対象データについて、各製品の品質上の欠陥と前記基準製品の品質上の欠陥との欠陥類似度を、当該欠陥についての前記品質に関するデータである、当該欠陥を特徴づける単独又は複数の欠陥特徴量に基づいて、評価、計算する欠陥類似度計算部と、
前記各製品の欠陥類似度と当該各製品の処理順序とから計算される連続性を評価して、欠陥類似度の高い製品が最も高い連続性をもって発生している工程を原因工程であると推定する原因工程推定部と、
過去の品質上の欠陥と原因工程に対する品質欠陥改善事例を蓄積する品質改善事例蓄積部と、
前記製品の品質上の欠陥と前記推定結果に対して、前記品質改善事例蓄積部から改善案を検索する品質改善事例検索部と、
前記品質改善事例検索部の検索結果から改善案を出力して提示する出力・表示部とを有することを特徴とする品質解析装置。 - 製造工場において複数工程での処理を経て生産される製品の品質上の欠陥について原因工程を推定する品質解析処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
品質上の欠陥が生じた製品(基準製品)に対して、工程ごとに前記基準製品の前後に処理された複数製品の品質に関するデータを入力するデータ入力処理と、
前記データ入力処理にて入力した前記品質に関するデータを蓄積、保存するデータ蓄積処理と、
工程ごとに、前記基準製品の前及び後の少なくともいずれか一方に処理された前記複数製品の品質に関するデータを、処理順序に従って一連の所定の製品個数分だけ製品番号と共に並べてテーブル形式の解析対象データを得るデータソート処理と、
前記解析対象データについて、各製品の品質上の欠陥と前記基準製品の品質上の欠陥との欠陥類似度を、当該欠陥についての前記品質に関するデータである、当該欠陥を特徴づける単独又は複数の欠陥特徴量に基づいて、評価、計算する欠陥類似度計算処理と、
前記各製品の欠陥類似度と当該各製品の処理順序とから計算される連続性を評価して、欠陥類似度の高い製品が最も高い連続性をもって発生している工程を原因工程であると推定する原因工程推定処理と、
前記製品の品質上の欠陥と前記推定結果に対して、過去の品質改善事例蓄積データベースから改善案を検索する品質改善事例検索処理と、
前記品質改善事例検索処理の検索結果から改善案を出力して提示する出力・表示処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 前記製品が鉄鋼製品であることを特徴とする請求項17に記載のコンピュータプログラム。
- 前記欠陥が表面疵であることを特徴とする請求項18に記載のコンピュータプログラム。
- 前記欠陥類似度計算処理において前記欠陥特徴量は、疵種と疵グレードであることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
- 前記欠陥類似度計算処理において前記欠陥特徴量は、発生頻度、発生位置、及び形態のうちの一つ又は組み合わせたものであることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
- 前記欠陥類似度計算処理において前記欠陥特徴量は、空間サイズ、位置、及び形態のうちの一つ又は組み合わせたものであることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
- 前記欠陥類似度計算処理は、分布形態解析方法により前記欠陥特徴量に基づいて、製品それぞれの複数の欠陥を複数の欠陥グループに分割し、
前記欠陥グループの特徴量に基づいて、所定の処理によって、前記各製品と前記基準製品との品質上の欠陥類似度を算出することを特徴とする請求項20〜22のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。 - 前記データ入力処理において、前記品質に関するデータに加えて、前記品質に関するデータの取得の為の検査の結果に影響を与える要因を表すデータである品質測定環境に関するデータを入力することを特徴とする請求項17に記載のコンピュータプログラム。
- 前記欠陥類似度計算処理は、ファジィ集合で表す欠陥特徴量を用いて計算することを特徴とする請求項24に記載のコンピュータプログラム。
- 前記欠陥類似度計算処理は、ファジィ集合で表す欠陥特徴量のメンバーシップ関数を前記品質測定環境に関するデータを用いて定義することを特徴とする請求項24又は25に記載のコンピュータプログラム。
- 前記原因工程推定処理は、工程ごとの前記解析対象データ中の欠陥類似度の高い製品の個数を前記工程の欠陥類似度の連続性の指標として原因工程を推定することを特徴とする請求項17〜26のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
- 前記原因工程推定処理は、工程ごとの前記解析対象データ中の欠陥類似度の総和又は部分和を前記工程の欠陥類似度の連続性の指標として原因工程を推定することを特徴とする請求項17〜26のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
- 前記原因工程推定処理は、工程ごとの前記解析対象データ中の欠陥類似度を、データソートステップで並べられた順序において、隣接する欠陥類似度の全ての組み合わせに対する積の総和又は部分和を前記工程の欠陥類似度の連続性の指標とすることを特徴とする請求項17〜26のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
- 前記原因工程推定処理は、工程ごとの前記解析対象データ中で欠陥類似度の高い製品の個数が多いほど、かつ、前記欠陥類似度の高い製品間の処理間隔が狭いほど高い値を示す指標をもって前記工程の欠陥類似度の連続性の指標とすることを特徴とする請求項17〜26のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
- 前記原因工程推定処理は、工程ごとの前記解析対象データ中で存在する製品の欠陥類似度の合計値が多いほど、かつ、前記製品間の処理間隔が狭いほど高い値を示す指標をもって前記工程の欠陥類似度の連続性の指標とすることを特徴とする請求項17〜26のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
- 請求項17〜31のいずれか1項に記載のコンピュータプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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