JP4771693B2 - ガラス繊維ストランドの切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス繊維ストランドの切断装置、特にガラス繊維ストランドからチョップドストランドを製造する切断装置に関する。
従来、ガラス繊維ストランドを切断してチョップドストランドを製造する際には、回転体の外周に多数の切刃を放射状に備えたカッターロールを、外周にウレタンゴム等が取り付けられている受けロールに圧接させて回転させ、両ロールの間でガラス繊維ストランドを挟んで前記切刃により切断する切断装置が用いられている。このような切断装置の一例が特許文献1乃至3に開示されている。
すなわち、図10に示すように、カッターロール1は、切刃4を取り付ける本体部3と、その両側に形成した縮小径部のボス部14と、さらにその両側の軸受部15、および回転力を伝えるプーリーを固定する軸部16を有する。本体部3の外周には、図11に示す如く半径方向に所定間隔で多数のスリット溝10が本体部の全長にわたって回転軸と平行に形成されており、このスリット溝に切刃の下端部が挿入される。これにより、本体部3の外周に切刃4が所定の間隔で放射状に立設されたカッターロールが得られる。
図12は、このようにカッターロール1に取り付けられた切刃4の取付け部の拡大断面図を示す。すべての切刃がこれと同様に取り付けられる。切刃4は本体部の長手方向と実質的に同じ長さを有し、その厚さは例えば0.4〜1mm程度の薄いものである。切刃の厚さがこのように薄い場合には、図12に示すように切刃の厚さより広い幅のスリット溝を形成し、溝と切刃との間にスペーサー9を挿入することにより切刃が溝内でぐらつかないようにできる。
スリット溝に挿入された切刃の固定は、本体部の両側のボス部14に嵌合した刃押え11を本体部に係止することによって行われる。すなわち、図示はしないがこの刃押え11の内側外周部には例えば環状の突出部が設けられており、切刃およびスペーサーの両端部に形成した凹部を該突出部に係合した状態で、該刃押えを本体部に例えばボルト22により固定することにより、切刃を本体部にその長手方向と半径方向に固定できる。図11に示すようにカッターロールの切刃4と受けロール2の間隔は、切刃の先端が受けロールの表面を僅かに押圧する程度に設定する。
さらに、上記切断装置の切刃と切刃の間には、図10および図11に示すように線材7がカッターロールの半径方向に弾性的に移動できるように張設されており、この線材の移動により切刃の間にあるチョップドストランドが外方向に弾き出され、排除されるようになっている。
このようなカッターロールにおいて、切刃の硬度は例えば800HVであるのに対し、カッターロール本体の表面硬度は400〜500HV程度であり、さらに切刃が挿入されるスリット溝部は、例えば200H程度の硬度となっている。一方、ガラス繊維ストランドの切断時には、切刃が受けロールで押圧されるため、本体部のスリット溝に取り付けられた切刃に切断荷重が発生する。この切断荷重は、切刃の下端が接触係合するスリット溝の底部によって実質的に支持される。この場合、スリット溝底部には一定の大きさの切断荷重が連続的に負荷されるのではなく、切断時のみ荷重が負荷されるため、切断のたびごとにつまりカッターロールの一回転ごとに荷重の負荷が繰り返される。
そのため、切刃より硬度が小さいスリット溝の底部は、硬い切刃の下端によって磨耗され、切断装置の稼動時間と共に溝底部の磨耗量が増大する。図12の陰影部24は、この磨耗部である。溝底部の磨耗量が増大してくると、切刃がこの磨耗分だけスリット溝に深く挿入されるため、前記したように切刃と切刃の間に線材が張設されている場合には、切刃の先端と線材との距離が離れることになる。このように線材が切刃から離れると、線材の可動範囲が広がるために、線材が切刃に接触して切刃を傷つけたり、さらにウレタンゴム製の受けロールに対する線材の押付け力が増大するため、線材が該受けロールを損傷する。
また、線材と切刃との隙間が広くなり、切断したガラス繊維(チョップドストランド)がこの隙間に目詰まりしやすくなる。線材の位置を調節することにより、切刃との距離を適正な位置にすることは可能であるが、チョップドストランドの製造を中断してカッターロールを切断装置から取り外し調節しなければならないため、作業効率が低下する。
また、切刃の切断荷重が幅方向に均一でないため、スリット溝の磨耗量が長手方向で不均一となる。その結果、磨耗量が大きい部分では、切刃の切断荷重が磨耗の小さい部分より減少するために、ガラス繊維ストランドが切断できない、または切断が不良となる場合がある。このように切断不良になると、チョップドストランドの束が割れてモノフィラメントが発生する頻度が増大し、チョップドストランドの嵩が高くなり切断工程中で目詰まりが発生する。さらに、切刃の長手方向における切断荷重のばらつきは、切断荷重の大きい箇所つまり前記磨耗量の小さい箇所にて切刃の破損(刃折れや刃欠け)を招くおそれがある。
このような場合、従来は受けロールとカッターロールとの接圧を大きくして、すなわち切断荷重を高めて切断作業を行っていた。このような措置で短時間の切断不良は解消できるが、接圧が過剰となるために長時間の使用には耐えられない。さらに、接圧過剰になると、ウレタンゴム製の受けロールの時間当たりの磨耗量が増大するために、早期においてガラス繊維ストランドの切断不良を招くとともに、切刃の刃先の磨耗量も増大する。
なお、カッターロールの本体部に硬い材質を使用してスリット溝部の硬度を大きくすれば、切刃による溝底部の磨耗を減少させることはできるが、本体部の硬度を大きくすると、スリット溝の形成加工が困難となるために、材質としてはスリット溝を経済的に形成する実用硬度が求められることになり、硬度をむやみに上げられない事情にある。
従来のガラス繊維ストランドの切断装置は、上記したようにカッターロールのスリット溝底部の切刃による時間当たり磨耗量が大きく、かつその磨耗がカッターロールの長手方向に不均一であり、これと相まって受けロールの損傷も大きい。そのため、磨耗量や損傷が一定以上に達した時点でカッターロールと受けロールを取り替えて、切断不良を防止していた。このため、カッターロールおよび受けロールの交換頻度が多くなり、交換時における作業の中断により作業効率が低下し、生産性が著しく低下するという問題があった。
さらに、このように頻度の多い交換は、生産性の低下ばかりでなく、カッターロールと受けロールの製造加工コストの高騰をも招いていた。
特公昭57−16936号公報 実公昭60−26092号公報 実開平6−61938号公報
本発明は、カッターロールのスリット溝底部の磨耗量を少なくしてカッターロールの寿命を長くし、チョップドストランドを生産性よく製造できるガラス繊維ストランド切断装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のガラス繊維ストランドの切断装置は、回転する受けロールと、該受けロールの回転軸と平行な回転軸で支持された本体部に、
多数の切刃が放射状に離隔して配設されているカッターロールとを備え、前記切刃は本体部の外周に形成したスリット溝に下端部を挿入して取り付けられており、前記カッターロールを受けロールに圧接させて回転させ、両ロールの間に送られたガラス繊維ストランドを前記切刃で切断するガラス繊維ストランド切断装置であって、前記カッターロールの本体部の長手方向に複数の切欠き部を隔置して形成し、該切欠き部にカッターロールの本体部より硬く、切刃の硬度と同一かそれより軟らかい材質のリングが嵌着され、前記切刃の下端が該リングに接触係合しており、切刃の切断荷重該リングで実質的に支持されており、かつ前記切刃の、カッターロールの本体部に取り付けされる部分の長さを(a)とし、(a)のうち複数のリングで支持される部分の合計幅を(b)とするとき、(a)に対する(b)の割合が5〜50%であることを特徴とする。
本発明の好ましい実施形態においては、前記リングをカッターロールの本体部の少なくとも両端部または両端部と中央に配されている。
本発明のさらに別の好ましい実施形態においては、カッターロールの本体部の外周に放射状に配設されている前記切刃の間に、切断されたガラス繊維ストランドを切刃間から排除するための排出手段が設けられている、また前記排出手段が、前記切刃の間に切刃と平行に弾性的に張設されている線材、または前記切刃の間に切刃と平行に架設されている薄板である。
本発明によれば、カッターロールの本体部の長手方向に隔置して設けた切欠き部にカッターロールの本体部より硬い材質のリングを嵌着し、本体部のスリット溝に取り付けた切刃の下端部を該リングに接触係合させて、切刃の切断荷重を該リングで実質的に支持しているので、切刃によるカッターロール本体部のスリット溝の磨耗を減少できる。これにより、カッターロールの寿命が延長され、カッターロールの交換頻度を少なくできるので、チョップドストランドの生産性を向上できる。更に、磨耗したリングだけを交換すればよく、カッターロールの本体部はダメージが生じるまで繰り返し使用できる。
また、切刃の下端部がカッターロールの本体部より硬い材質のリングで支持されるため、受けロール、および切刃間に排出手段を設けているときは該排出手段に対して、切刃の刃先が一定になるようにスリット溝に保持できる。これにより、切刃の切断荷重を一定に保ちながらガラス繊維ストランドを安定的に切断できるので、受けロールに対する接圧を高くする必要がなくなり、受けロールの損傷を少なくし寿命を延ばせるため、受けロールの交換頻度をも従来の切断装置に比べて少なくできる。更にこのようにカッターロールおよび受けロールの寿命の延長により交換頻度が減少すると、生産性の向上ばかりでなく、これらの製造加工コストを節減できる。
更に、本発明によれば、前記リングをカッターロール本体部の少なくとも両端部に配して、切刃の少なくとも両端部をこれらのリングで支持することにより、または切刃の長さ方向の5〜50%をリングで支持することにより、切刃によるリングおよびスリット溝の磨耗をカッターロール本体部の長手方向において均一化し、受けロールに対する接圧を一様にできるので、ガラス繊維ストランドを安定して切断できる。また、リングを切刃の硬度と同一またはそれより軟らかい材質で形成することにより、切刃の破損を防止しながらリングの磨耗を抑制できる。更に切刃をカッターロールの回転軸と平行に設けることにより、得られるチョップドストランドの切断面がきれいに仕上がるため、チョップドストランドのハンドリング性がよくなり、例えば、空送時の配管内で形状を保持しやすく、散ける割合を少なくできる。
更に、本発明のガラス繊維ストランドの切断装置によれば、カッターロールの本体部の外周面に放射状に配設した切刃の間に、切断されたチョップドストランドを切刃間から排除するための排出手段を設けることにより、チョップドストランドが切刃間に詰まるのを防止でき、特に該排出手段を隣り合う切刃の間に切刃と平行に弾性的に張設した線材にすると、チョップドストランドを切刃間から確実に排除できる。
以下、本発明のガラス繊維ストランド切断装置(以下、本切断装置とする)の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。但し、以下の図面は、本発明の理解を容易にするために例示したものであり、本切断装置はこれに限定されない。なお、図10乃至12に示した従来のガラス繊維ストランド切断装置と実質的に同一の部分には、同一符号を付し説明を省略することがある。
本切断装置は、複数枚の切刃が外周に放射状に離隔して配設されているカッターロールと受けロールとを備えており、該カッターロールと受けロールとをそれぞれの回転軸を平行に対置し、両ロールの間隔を調節してカッターロールの切刃の刃先を受けロールに圧接させて回転させ、これら両ロールの間に送られるガラス繊維ストランド(以下、ストランドとする)を前記切刃で切断することにより、チョップドストランドを製造できるようになっている。この基本構成は、図11〜12に示す従来の切断装置と実質的に同じである。
本切断装置において、上記受けロールは切刃と実質的に同一の幅を有する円筒状ロールで、その外周面には切刃を損傷しない軟らかさと適度の弾性がある強靭な材質が取り付けられている。この材質としては、例えばウレタンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴムなどが好ましく使用でき、なかでもウレタンゴムは強靭性および弾力性などの点で優れている。
次に、カッターロールについて図面に従って説明する。図1は本発明に係わるカッターロール1の断面図であり、図2は該カッターロール1の本体部分の正面図、図3はその側面図を示す。本例においてカッターロール1の本体部分は、図1および図2に示すように切刃4を保持する円筒状または円柱状の本体部3と、その両側に該本体部3より小径に形成したボス部14と、ボス部14の外側に設けられカッターロール1を回転可能に支持するための軸受け部15と、プリー17(図1参照)を取り付けるための軸16とを有している。
上記本体部3には、図2に示すように複数個(本例では4個)の切欠き部5が本体部3の長手方向(回転軸方向)の両端と中央部分に隔置して設けられており、両端の切欠き部5にリング6、中央部分の切欠き部5にリング6’が嵌着されている。また切欠き部5で3個に区分けされた本体部3の外周には、図3に示すように多数のスリット溝10が本体部3の半径方向に形成されており、該スリット溝10に切刃4の下端部を挿入することにより、本体部3の外周に切刃4が放射状に配設されている。さらに、3個に区分けされた本体部3のうちの両側の本体部3には、本体部3の中央部分の切欠き部5にリング6’を取り付けるためのボルト21(図6参照)を挿通するボルト孔19が、上下の2箇所に本体部3の側端面から中央部分の切欠き部5に貫通して設けられているとともに、本体部3の両端の切欠き部5に嵌着するリング6と後述する刃押え11および保持板12を、ボルト22(図6参照)で本体部3に取り付けするためのねじ孔18が4個設けられている。
本発明は、上記したように本体部3の外周に放射状に取り付けた切刃4の下端を、本体部3に形成した前記切欠き部5に嵌着した前記リング6(6’を含む)に接触係合させて、切刃4の切断荷重をリング6により支持することを特徴とする。以下、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明において、リング6は前記したように本体部3の長手方向に複数個を隔置して設ける。このように複数個のリング6を本体部3の長手方向に隔置して設けることで、本体部3に取り付けられた切刃4の下端を、該リング6により長手方向の離れた複数箇所において平均的に支持することが可能となる。本例は、図1および図2に示すように本体部3の両端と中央2箇所に切欠き部5を形成し、4個のリング6を便宜的に等間隔で設けているが、リング6の数はこれに限定されない。リング6の個数は例えば切刃4の長さ寸法が短い場合には2個または3個に減らしてもよい。また、必要に応じ増やすこともできる。
本体部3にリング6を設ける場合、その位置は本体部3の少なくとも両端部に設けるのが好ましい。本体部3に取り付けられた切刃4を両端部で安定して支持できるからである。そして、両端部に設けるリング6は、切欠き部5の形成のしやすさやリング6の取り付けやすさから、通常は本例のように本体部3の端部に設けるが、端部より少し内側に設けてもよく、前記の本体部3の両端部はこのような端部付近をも含んでいる。したがって、リング6を2個設けるときは本体部3の両端部に設け、3個設けるときは本体部3の両端部と中央に設けるのが好ましい。また、本例のように4個のリング6を設ける場合に、その間隔は必要に応じて変えることができる。例えば、切刃4の切断荷重が偏っているようなときには、荷重が集中する領域の間隔を狭めてもよい。なお、切欠き部5の深さはリング6の内径によって決められが、幅は嵌合するリング6の幅に整合させるのが好ましい。
次に、リング6について図7〜9を参照して説明する。図7と図8は図1のカッターロール1において本体部3の中央部分に設ける2個のリング6’を示す。本体部3の中央部分に設けるリング6’は、図7の左側部6aと図8の右側部6bとに分割されており、図7の(A)は左側部6aの正面図、(B)は(A)のX−X矢視部断面図であり、図8の(A)は右側部6bの正面図、(B)は(A)のY−Y矢視部断面図である。図示のように左側部6aと右側部6bは半円状をなし、本体部3の切欠き部5に取り付けするときリング状に組み立てられる。具体的には、左側部6aと右側部6bの開放端部には、厚さの半分を切欠いた部分にねじ孔20が設けられており、該左側部6aと右側部6bを図6に示すように本体部3の中央部分の切欠き部5に両側から嵌合して前記ねじ孔部分を重ね合わせ、次いでねじ孔20を本体部3に設けたボルト孔19の位置に整合した後、ボルト21を本体部3の側端面からボルト孔19に挿通してねじ孔20に螺合し締めることにより、本体部3の切欠き部5’にリングの形体で取り付けできる。つまり、リング6’を本体部3の切欠き部5’に嵌着できる。
一方、本体部3の両端の切欠き部5に嵌着するリング6は、図9に示すようにリング状をなしており、その周方向に4個のねじ孔26が本体部3の側端面に設けたねじ孔18(図3参照)に整合して設けられている。本体部3の切欠き部5への取り付けは、このねじ孔18を利用して行うことができる。すなわち、図6に示すようにリング6を切欠き部5に嵌合した後、その外側に刃押え11と保持板12を配置し一緒にボルト22で本体部3に取り付ける。本例ではこのように刃押え11や保持板12の取り付けと同時に、リング6が取り付けできるので、リング6を個別に取り付けしなくて済む。しかし、リング6の取り付け方法はこれに限定されない。
本発明のカッターロール1において、各リング6は、本体部3の切欠き部5に嵌着されたときの外周面が本体部3のスリット溝10の底面と同一または該底面よりわずかに高く、つまりスリット溝10の底面よりわずかに溝側に位置するように設計されている。スリット溝10に取り付けられた切刃4の下端は、従来の切断装置ではスリット溝10の底面に接触係合し支持されるが、本発明ではリング6に接触係合させることができる。これにより、ストランドの切断時に切刃4に負荷される全荷重またはそのほとんどをリング6で支持できる。
本発明において、リング6はカッターロール1の本体部3の材質より硬い材質で形成される。切刃4には硬度が例えば800H程度の硬い材質が用いられるのに対し、カッターロール1の材質としてはスリット溝10の精密加工の点から機械構造用炭素鋼、例えば「S45C」が使用されている。かかる炭素鉄鋼材から製造された本体部3の硬度は、前記したように400〜500H程度であるが、切刃4が挿入されるスリット溝10部は本体部3の内心部に形成されるため200H程度である。本発明は切刃4の下端を硬い材質のリング6で実質的に支持し、切刃4によるスリット溝10の底部の磨耗を減少させるために、材質としては本体部3より硬い例えば500〜900H程度の硬度を有するものが好ましい。リング6の硬度は切刃4の硬度によって変えることもあるが、700〜800H程度の硬度であればより好ましい。このような硬度が得られるリング6の材質としては、例えば機械構造用炭素鋼、クロムモリブデン鋼、マンガン鋼、マンガンクロム鋼などの鋼材が用いられ、また、前記鋼材を表面処理や焼入れ処理をして用いてもよい。好ましくはクロムモリブデン鋼SCM3が使用できる。なお、リング6の硬度が大きいほど、切刃4による磨耗を少なくできるが、リング6の硬度が切刃4の硬度より極端に大きくなると、切刃4の損傷や磨耗が生じるおそれがあるので好ましくない。したがって、リング6の硬度は、切刃4の硬度と同じかそれよりわずかに低いのが好ましい。
さらに、切刃4の下端の複数箇所をリング6で支持する場合において、リング6で支持する部分の割合が本体部に取り付けされる部分の切刃4の長さ寸法に対し5〜50%であるのが好ましく、10〜30%であればより好ましい。なお、本体部に取り付けされる部分の切刃4の長さは、切刃4の長さにほぼ相当する。これを図1に従って詳述する。切刃4の、カッターロール1の本体部3に取り付けされる部分の長さをa、aのうち4個のリング6で支持される部分の合計幅をbとしたとき、aに対するbの割合を5〜50%にする。ここで、aはリング6で支持する部分をも含めた本体部3で保持する切刃4の長さ寸法であり、bは4個のリング6の幅がそれぞれb1、b2、b3、b4であるとき、これらの合計幅(b=b1+b2+b3+b4)である。aに対するbの割合が5%未満では、リング6が切刃4の切断荷重を集中的に受けるため、リング6と切刃4の磨耗量が増大したり、リング6および切刃4が破損するおそれが生じる。また、aに対するbの割合が50%以上では、本体部3のスリット溝10で保持される切刃4の割合が小さくなり、切刃4の半分以上がスリット溝10で保持されない状態になるため、切刃4の保持が不安定なり良好な切断が得られなくなるおそれがある。なお、b1、b2、b3、b4は同一の幅であっても、異なっていてもよい。
本発明に係わる切断装置において、リング6を除くカッターロール1のその他の構成は、前記した従来のカッターロールと実質同一であり、従来のカッターロールの技術を使用することができる。すなわち、上記スリット溝10はカッターロール1の本体部3の切欠き部5を形成した部分を除いた外周に離隔して形成され、形成されたスリット溝10は、本体部3の長手方向に平行となっている。この場合、切刃はカッターロールの回転軸と平行に設けても、または回転軸に対して所定の角度を持たせて設けてもよいが、カッターロールの回転軸と平行に設けると、チョップドストランドの切断面をきれいに切断できる。また、スリット溝10の幅は切刃4の厚さに合わせて適宜決められるが、切刃4の厚さが薄い場合にはスリット溝10の形成が困難になるので、切刃4の厚さより広い幅でスリット溝10を形成し、図12に示すように切刃4とスリット溝10との間にスペーサー9を挿入して取り付けるのが好ましい。
また、スリット溝10の間隔は、スリット溝10に取り付けられた切刃4の刃先の間隔が、切断するチョップドストランドの長さとなるように決められる。
前記方法により本体部3の切欠き部5にリング6を嵌着したあと、切刃4の下端部を上記スリット溝10に挿入し、更にスリット溝10と切刃4との間にスペーサー9を差し込み切刃4を本体部3に取り付ける。次いでカッターロール1のボス部14に刃押え11を嵌合し、該刃押え11で切刃4の端部を本体部3に固定する。すなわち、この刃押え11の内側外周部には、図示はしないが環状の突出部が設けられており、一方切刃4およびスペーサー9の両端部には前記突出部に係合するくぼみが設けられており、該突起部とくぼみとを係合させた状態で、刃押え11をボルト22で本体部3に設けたねじ孔18(図3参照)に結合する。これにより、切刃4とスペーサー9を本体部3の長手方向と半径方向に固定できる。なお、ボルト22による刃押え11の固定は、本体部3の両端に設けた切欠き部5に嵌着するリング6とチョップドストランドの排出手段を保持するための保持板12の固定と一緒にできる。
本切断装置では、図1に示すようにカッターロール1の切刃4で切断されたチョップドストランドを切刃4の間から排除するための排出手段を、本体部3に取り付けた切刃4の間に設けるのが好ましい。この排出手段としては、本例のように離隔された切刃の間に切刃4と平行に張設された線材7が、弾性力を利用して切断されたチョップドストランドを確実に切刃間から排除できる、線材であるので軽量で遠心力の影響を少なくできる、カッターロール1への取り付けが容易にできる、などの点で好ましい。しかし、これに限定されないで、例えば特許文献2に開示されているような薄板等であってもよい。また、線材7としては、抗張力と引張り強度の大きい弾性材料が好ましく、鋼線特にピアノ線が好適する。鋼線は単線で使用してもよく、複数の細線を撚り合わせた撚り線を使用してもよい。さらに、切刃4の間には通常1本の線材7が張設されるが、例えば切刃4の間隔が大きい場合には、必要に応じて2本以上設けることもできる。
本例において、線材7は図4に示す保持板12によって張設できる。保持板12は弾性を有する板材またはばね鋼板より切り取ったドーナツ状板の外周部に、本体部3に取り付けた切刃4の数に対応してスリット23を形成し、該スリットの間の外周に近い周縁部に線材7を取り付けるための切込み25を設けてなり、その内周部に近い部分にボルト孔19(本例では4個)が形成されている。図5は図4の部分拡大図で、このスリット23と切込み25との様子が詳しく分かる。この保持板12を両側の刃押え11の外側に取り付けた後、該刃押え11の間隔を少し狭めた状態で線材7の両端を前記切込み25に係止することにより線材7を張設できる。つまり、本体部3に配設された切刃4の間で、かつ切刃4の刃先より外側に線材7を所望の張力で張設できる。なお、保持板12に対する線材7の係止方法は適宜変えられる。
本例のように切込み25の両側にスリット23を形成しておくと、両側をスリット23で切り離された部分がばね片として機能するため、保持板12に張設された線材7に対するばね作用をより強くできるとともに、各線材7が単独ごとに張力を変えて動作しやすくなる。また、保持板12に張設した線材7の張力は、必要に応じて各線材ごとまたは例えば両保持板12の間隔を変えることによりまとめて調節することができる。かかる調節は公知の方法によっても可能である。
このように切刃間に張設された線材は、通常は切刃の先部より僅かに外側にあるが、カッターロールの回転に伴い受けロールに押し付けられると、撓んで切刃間に押し込まれ、それと同時に線材の両端が線材中央に引き寄せられるため保持板が内側に撓む。そして、線材が受けロールから離れ、押圧力が解除されると、切刃の間に押し込まれていた線材は、保持板の弾性によってカッターロールの半径方向に移動して元位置に戻り、その際に切刃の間にある切断ストランドを外方向に弾き出し排除する。
例1〜4の4種類のカッターロールとウレタンゴム製の受けロールで、ガラス繊維ストランド(平均繊維径10μmのEガラスフィラメント1000本の束)を、同一の切断条件(カッターロールの周速度:500m/分)で連続的に切断し約3mmのチョップドストランドを製造した。この間、カッターロールおよび受けロールを看視し、切断状況を把握しながら切断不良が生じたカッターロールおよび損傷した受けロールは交換して切断し、カッターロールおよび受けロールの交換頻度を調査した。その結果を表1に記載する。表1において例1は比較例、例2〜4は実施例である。
なお、4種類のカッターロールはリングの有無、数および位置を除くその他の条件はすべて同一であり、切刃の硬度が800H、カッターロールの本体部(切刃を挿入するスリット溝部)の硬度が200H、リングの硬度が700Hのものを使用した。
Figure 0004771693
(備考)
a:切刃の本体部に取り付けされている部分
b:リングで支持されている部分の合計幅
本発明は、カッターロールの本体部の切刃による磨耗および受けロールの損傷を減少できるので、カッターロールおよび受けロールの交換頻度を少なくし、ガラス繊維ストランドの切断効率を高め、チョップドストランドの生産性を向上できる。
本発明の好ましい実施形態に係わるカッターロールの断面概略図である。 図1のカッターロールの本体部の正面図である。 図2の側面図である。 保持板の正面概略図である。 図4の一部分の拡大図である。 図1のカッターロールの端部における拡大断面図である。 (A)は本体部の中央に設けるリングの正面図、(B)は(A)のX−X部矢視図である。 (A)は本体部の中央に設けるリングの正面図、(B)は(A)のY−Y部矢視図である。 (A)は本体部の端部に設けるリングの正面図、(B)は(A)のZ−Z部矢視図である。 従来のカッターロールの部分断面図である。 切断装置の切断部の部分拡大図である。 切断装置の切刃の取付け部の拡大断面図である。
符号の説明
1:カッターロール 2:受けロール
3:本体部 4:切刃
5:切欠き部 6:リング
7:タンク 8:ガラス繊維ストランド
9:スペーサー 10:スリット溝
11:刃押え 12:保持板
13:チョップドストランド 14:ボス部
15:軸受部 16:軸
17:プーリー 18:ねじ孔
19:ボルト孔 20:ねじ孔
21,22:ボルト 23:スリット
24:陰影部 25:切込み
26:ねじ孔

Claims (5)

  1. 回転する受けロールと、該受けロールの回転軸と平行な回転軸で支持された本体部に、多数の切刃が放射状に離隔して配設されているカッターロールとを備え、前記切刃は本体部の外周に形成したスリット溝に下端部を挿入して取り付けられており、前記カッターロールを受けロールに圧接させて回転させ、両ロールの間に送られたガラス繊維ストランドを前記切刃で切断するガラス繊維ストランド切断装置であって、前記カッターロールの本体部の長手方向に複数の切欠き部を隔置して形成し、該切欠き部にカッターロールの本体部より硬く、切刃の硬度と同一かそれより軟らかい材質のリングが嵌着され、前記切刃の下端が該リングに接触係合しており、切刃の切断荷重該リングで実質的に支持されており、かつ前記切刃の、カッターロールの本体部に取り付けされる部分の長さを(a)とし、(a)のうち複数のリングで支持される部分の合計幅を(b)とするとき、(a)に対する(b)の割合が5〜50%であることを特徴とするガラス繊維ストランドの切断装置。
  2. 前記リングをカッターロールの本体部の少なくとも両端部または両端部と中央に配してなる請求項1に記載のガラス繊維ストランドの切断装置。
  3. 前記切刃がカッターロールの本体部の外周にカッターロールの回転軸と平行に設けられている請求項1または2に記載のガラス繊維ストランドの切断装置。
  4. カッターロールの本体部の外周に放射状に配設されている前記切刃の間に、切断されたガラス繊維ストランドを切刃間から排除するための排出手段が設けられている請求項1〜のいずれかに記載のガラス繊維ストランドの切断装置。
  5. 前記排出手段が、前記切刃の間に切刃と平行に弾性的に張設されている線材、または前記切刃の間に切刃と平行に架設されている薄板である請求項に記載のガラス繊維ストランドの切断装置。
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