JP4769910B1 - 固体撮像装置 - Google Patents
固体撮像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4769910B1 JP4769910B1 JP2011033364A JP2011033364A JP4769910B1 JP 4769910 B1 JP4769910 B1 JP 4769910B1 JP 2011033364 A JP2011033364 A JP 2011033364A JP 2011033364 A JP2011033364 A JP 2011033364A JP 4769910 B1 JP4769910 B1 JP 4769910B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor
- region
- light
- pixel
- island
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims abstract description 135
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims abstract description 279
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 127
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 16
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 12
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 11
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 claims description 5
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 26
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 217
- 239000010408 film Substances 0.000 description 21
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 17
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 17
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 16
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 16
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 9
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 9
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 8
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 8
- 230000031700 light absorption Effects 0.000 description 6
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 4
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 4
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 3
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 2
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 229910021332 silicide Inorganic materials 0.000 description 2
- FVBUAEGBCNSCDD-UHFFFAOYSA-N silicide(4-) Chemical compound [Si-4] FVBUAEGBCNSCDD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
【解決手段】各画素1aは、基板上に形成された第1の半導体N+領域と、この領域上の第2の半導体P領域3と、その上部側面領域の第3の半導体N+領域6a,6bと、領域6a,6bの下部側面領域の外周部の絶縁層4a,4bと、第3の半導体N+領域6a,6b及び絶縁層4a,4bの外周部の光反射導体層9a,9bと、領域3及び領域6a,6b上の第5の半導体P+領域10と、領域10上に形成され、該領域10の上表面近傍に焦点が位置するマイクロレンズ11と、マイクロレンズ11と第5の半導体P+領域10との間の光透明中間層24と、を備えている。マイクロレンズ11の焦点が、光透明中間層24の内部に位置する。
【選択図】図5
Description
1個又は複数の画素を有する固体撮像装置であって、
基板上に画素を構成する島状半導体が形成され、
前記島状半導体は、
当該島状半導体の中央部に配置されたPN半導体から形成され、電磁エネルギー波の照射により発生した信号電荷を蓄積するフォトダイオードよりなる信号電荷蓄積部と、
前記島状半導体の前記フォトダイオードを挟む上下部にソースとドレインを有し、前記フォトダイオードをゲートとして、前記フォトダイオードに蓄積された信号電荷の蓄積量に応じた信号を読み出す接合トランジスタからなる信号電荷読み出し部と、
前記島状半導体の外周部であって前記フォトダイオードの下方部に設けた導体層と、前記島状半導体の外周部であって前記島状半導体と前記導体層との間に配置された絶縁層と、を有するとともに、前記導体層に電圧が印加されることにより前記信号電荷蓄積部に蓄積された前記信号電荷を前記画素の外部に除去する信号電荷除去部と、を有しており、
前記フォトダイオードは、前記島状半導体に入射された電磁エネルギー波を信号電荷に変換する光電変換部を構成しており、
少なくとも前記光電変換部を包囲するとともに、前記島状半導体に入射された電磁エネルギー波を反射する反射導体層と、
前記島状半導体上に形成されたマイクロレンズと、
前記マイクロレンズと前記島状半導体との間に形成された光透明中間層と、を備え、
前記マイクロレンズの焦点が、前記光透明中間層の内部に位置する、
ことを特徴とする。
前記複数の画素が正方格子状、矩形格子状、又は千鳥状に配列されており、
前記画素は、
基板上に形成された第1の半導体領域と、
前記第1の半導体領域上に形成され、該第1の半導体領域と反対の導電型又は固有半導体である第2の半導体領域と、
前記第2の半導体領域の上部側面領域に形成され、前記第1の半導体領域と同じ導電型である第3の半導体領域と、
前記第3の半導体領域及び前記第2の半導体領域の下部側面領域の外周部に形成された絶縁層と、
前記第2の半導体領域及び前記第3の半導体領域上に形成され、前記第2の半導体領域と同じ導電型である第5の半導体領域と、を有しており、
前記反射導体層は、前記導体層を除く前記第3の半導体領域及び前記絶縁層の外周部に形成され、
前記マイクロレンズは、前記第5の半導体領域上に形成され、
前記光電変換部である前記フォトダイオードが、前記第2の半導体領域及び前記第3の半導体領域から構成され、
前記信号電荷読み出し部が、前記第5の半導体領域、前記第2の半導体領域の下部領域をそれぞれドレイン、ソース、又は、ソース、ドレインとし、前記フォトダイオードをゲートとした接合トランジスタから構成され、
前記信号電荷除去部が、前記第2の半導体領域と、前記島状半導体の外周部に設けた導体層と、前記第2の半導体領域と前記導体層との間に配置された絶縁層と、を有するMOSトランジスタから構成され、
少なくとも前記第3の半導体領域と前記第5の半導体領域とは、前記島状半導体内に形成され、
前記複数の画素の内、縦方向に配列されている複数の画素における前記第1の半導体領域を互いに電気的に接続するとともに、縦方向に延びる複数の第1の導体配線と、
前記複数の画素の内、横方向に配列されている複数の画素における前記導体層を互いに電気的に接続するとともに、横方向に延びる複数の第2の導体配線と、
前記複数の画素の内、横方向に配列されている複数の画素における前記反射導体層を互いに電気的に接続するとともに、横方向に延びる複数の反射導体配線と、をさらに備え、
前記第2の導体配線と、前記反射導体配線とが、前記複数の画素への電磁エネルギー波の照射方向から見て、互いに上下に重ならないように、かつ、縦方向に交互に配列されている、
ことを特徴とする。
前記マイクロレンズの外周部の1点から入射し、該マイクロレンズの中心線及び前記光透明中間層を通過して、前記島状半導体上部の外周部の1点に到達する光線と、前記島状半導体の上表面と直交する線とがなす角度θiが、ブリュースター角θb(=tan−1(N1/N2);ここで、N1:前記光透明中間層の屈折率、N2:前記島状半導体の屈折率)よりも小さい、
ことを特徴とする。
前記複数の画素のそれぞれにおける前記反射導体層は、前記信号電荷蓄積部、前記信号電荷読み出し部、及び前記信号電荷除去部のいずれとも電気的に分離されているとともに、前記複数の画素が存在する画素領域において、互いに電気的に接続されている、
ことを特徴とする。
図1Aに本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の画素(島状半導体)1aの構造を示す。
図1Aに示すように、各画素1aには、基板上で第1の走査方向に延びる信号線(図1Aには図示せず)に電気的に接続された第1の半導体N+領域2が形成されている。第1の半導体N+領域2上には、第1の半導体N+領域2と反対の導電型である第2の半導体P領域3が形成されている。第2の半導体P領域3の上部側面領域には、第1の半導体N+領域2と同じ導電型である第3の半導体N+領域6a,6bが形成されている。
第5の半導体P+領域10は、画素領域の第1の走査方向と直交する方向に延びる画素選択線(図1Aでは図示せず)に電気的に接続されている。第5の半導体P+領域10は、光反射導体層9a,9bに電気的に接続されている。このため、光反射導体層9a,9bは画素選択線としても機能する。また、少なくともフォトダイオード領域7が形成される領域は、島状半導体内に形成されている。このフォトダイオード領域7が形成される領域は、第2の半導体P領域3において第3の半導体N+領域6a,6bが形成されている上部領域、第3の半導体N+領域6a,6b、第4の半導体P+領域8a,8b、及び第5の半導体P+領域10からなる。なお、少なくとも第3の半導体N+領域6a,6bと第5の半導体P+領域10とは、島状半導体内に形成されていることが好ましい。
第5の半導体P+領域10上には、光を透過する材料からなる光透過中間領域24が形成され、この光透過中間領域24上に、第5の半導体P+領域10の上表面近傍に焦点が位置するマイクロレンズ11が形成されている。
図2Aに本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の画素構造を示す。
図2Aに示すように、本実施形態の固体撮像装置は、図1Aに示す第1の実施形態の固体撮像装置の画素(島状半導体)1aの下方に、光を反射するとともに導電体からなる光反射導体層14a,14bがさらに形成されている点以外は、第1の実施形態の固体撮像装置と同様な画素構造を有している。
これにより、第2の実施形態及びその変形例によれば、高画素密度、高解像度、低混色、高感度が得られる固体撮像装置が実現される。
図3Aに本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の画素構造を示す。
図3Aに示すように、本実施形態の固体撮像装置は、図1Aに示す第1の実施形態の固体撮像装置の画素(島状半導体)1aの下方に、SiO2膜などの絶縁体から形成され、光を透過する光透過絶縁層(SiO2膜)15と、光透過絶縁層15の下方に、Si(シリコン)などから形成され、入射光の一部を吸収する光吸収層(Si層)16とが形成されている点以外は、第1の実施形態の固体撮像装置と同様な画素構造を有している。
図4Aに本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置の画素構造を示す。
図4Aに示すように、本実施形態の固体撮像装置は、図1Aに示す第1の実施形態の固体撮像装置の画素(島状半導体)1aにおける第5の半導体P+領域10の中央表層部に凹部20a又は凸部20bを形成するとともに、凹部20aの凹状の面又は凸部20bの凸状の面を境界面として互いに接する2つの物質領域の光屈折率を互いに異ならせた点以外は、第1の実施形態の固体撮像装置と同様な画素構造を有している。
図1Aに示す画素構造では、第5の半導体P+領域10の中央表層部に凹部20aが存在しない。このため、マイクロレンズ11の中央部に垂直に入射した光線21a,21cは、そのまま、光反射導体層9a,9bで反射されることなく、画素1aの内部に入射する。このため、マイクロレンズ11の中央部に垂直に入射する光線21a,21cに対しては、感光領域であるフォトダイオード領域7における光伝播長は、フォトダイオード領域の高さLdより長くすることはできない。
これに対し、図4Aに示す画素構造では、マイクロレンズ11の中心線から入射する光線21bを除いて、マイクロレンズ11の中央部から第5の半導体P+領域10に入射する入射光21bは、凹部20aによって光反射導体層9a,9b側に屈折する。これにより、この屈折された光線22aが光反射導体層9a,9bで反射され、フォトダイオード領域7での光伝播長が長くなり、固体撮像装置の感度が向上する。この凹部20aにおける光線の屈折は光透過中間領域24を構成する光を透過する材料の屈折率と、マイクロレンズ11の材料である透明樹脂材料の屈折率との差異により生じる。
図4Bに示すように、第5の半導体P+領域10の中央表層部には、図4Aに示す凹部20aの代わりに凸部20bを形成してもよい。この場合も、マイクロレンズ11の中心線から入射する光線21cを除いて、マイクロレンズ11の中央部から第5の半導体P+領域10に入射する入射光21bは、凸部20bによって光反射導体層9a,9b側に屈折する。これにより、この屈折された光線22aが光反射導体層9a,9bで反射され、フォトダイオード領域7での光伝播長が長くなり、固体撮像装置の感度が向上する。
図5に本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置の画素構造を示す。
図5に示すように、本実施形態の固体撮像装置は、図1Aに示す第1の実施形態の固体撮像装置の画素(島状半導体)1aにおいて、マイクロレンズ11の焦点23が第5の半導体P+領域10の上表面よりも上方側の光透過中間領域24内に位置する点以外は、第1の実施形態の固体撮像装置と同様な画素構造を有している。
本実施形態の固体撮像装置では、このような画素構造を有することで、マイクロレンズ11から入射し、光透過中間領域24の内部の焦点23に集光される光線25bは、第5の半導体P+領域10の上表面に焦点が位置する場合(第1の実施形態の画素構造の場合)の光線25aよりも、最初に光反射導体層9a,9bに到達する位置が、第5の半導体P+領域10の上表面にさらに接近する。これは、本実施形態の画素構造による光線25bの方が、第1の実施形態の画素構造における光線25aよりもフォトダイオード領域7での光伝播長がさらに長くできることを意味する。したがって、本実施形態の固体撮像装置によれば、第1の実施形態の固体撮像装置と比べ、感度がさらに向上するようになる。
図6に本発明の第6の実施形態に係る固体撮像装置の画素構造を示す。
図6に示すように、本実施形態の固体撮像装置は、図1Aに示す第1の実施形態の固体撮像装置の画素(島状半導体)1aにおいて、マイクロレンズ11の外周部の1点26から入射し、マイクロレンズ11の中心線27を通過して、第5の半導体P+領域10の外周部の1点28に到達する光線29と、第5の半導体P+領域10の上表面と直交する線とがなす角度θiが、ブリュースター(Brewster)角θbより小さいことを特徴としている。
図6に示すように、マイクロレンズ11の外周部の1点26から入射し、マイクロレンズ11の中心線27及び光透過中間領域24を通過して、第5の半導体P+領域10の外周部の1点28に到達する光線29と、第5の半導体P+領域10の表面と直交する角度θiが、ブリュースター角θbより小さくなっている。ブリュースター角θbは、光透過中間領域24の屈折率をN1、第5の半導体P+領域10の屈折率をN2とすると次式で示される。
θb=tan−1(N1/N2)
上述した角度θiが、ブリュースター角θbより大きいと、マイクロレンズ11から入射し、光透過中間領域24を通過した入射光は、第5の半導体P+領域10の表面で全反射され、第5の半導体P+領域10内に進入しない。このように、角度θiをブリュースター角θbよりも小さくすることにより、マイクロレンズ11に入射し、光透過中間領域24を通過した全ての光線がフォトダイオード領域7に有効に導かれるようになる。ここで、光線を有効に導くとは、第5の半導体P+領域10の表面に入射した光線は全反射することなく第5の半導体P+領域10内に入射することを意味する。これにより、固体撮像装置の感度向上が実現できる。
図7に示すように、光照射面から、マイクロレンズを上面に有する画素P11〜P33と、図1Bに示す画素選択線9abに対応する画素選択線9ab1,9ab2,9ab3と、図1Bに示す信号線N+層2aa,2bbに対応する信号線N+層S1,S2,S3とが形成されている。この信号線N+層S1,S2,S3は、図2Bに示す画素構造では、光反射導体層14bが対応する。図1Bに示すMOSゲート配線5abに対応するMOSゲート配線5ab1,5ab2,5ab3が、画素選択線9ab1,9ab2,9ab3の下方に形成されている。即ち、画素選択線9ab1,9ab2,9ab3と、MOSゲート配線5ab1,5ab2,5ab3とが上下に重なるように形成されている。図7では、画素選択線9ab1,9ab2,9ab3間に形成された間隙G1,G2,G3,G4の内、一例として間隙G3に入射した光線100は画素P11〜P33が形成されている基板上の信号線N+層S1に到達する。
以下、図9A、図9Bを参照しながら、本発明の第7の実施形態に係る固体撮像装置を説明する。
上述したように、図7に示す固体撮像装置では、画素選択線9ab1,9ab2,9ab3と、MOSゲート配線5ab1,5ab2,5ab3とが上下に重なるように形成され、信号線N+層S1,S2,S3内での多重反射によって解像度の低下とカラー撮像での混色を生じていた。
これに対し、図9Aに示す本実施形態の固体撮像装置では、画素P11〜P33は、正方格子状又は矩形格子状に配列されている。詳しくは、画素選択線9ab1,9ab2,9ab3と、MOSゲート配線5ab1,5ab2,5ab3とは上下に重ならないように配列されている。即ち、画素選択線9ab1,9ab2,9ab3は、MOSゲート配線5ab1,5ab2,5ab3間に形成された間隙G1,G2,G3,G4内において、光反射導体層9a,9b(図1A参照)に対応する画素P11〜P33における導体層に電気的に接続された状態で配線されている。この構成によって、固体撮像装置の画素領域の全域において、光照射面から入射した入射光は、画素選択線9ab1,9ab2,9ab3によって進路を阻まれ、直接に多重反射を生じる信号線N+層S1,S2,S3に到達することが防止される。これにより、本実施形態の固体撮像装置によれば、解像度の低下と、カラー撮像における混色が防止される。
以下、図10A、図10Bを参照しながら、本発明の第8の実施形態に係る固体撮像装置を説明する。
図1Aに示す第1の実施形態の固体撮像装置の画素構造では、フォトダイオード領域7を包囲する光反射導体層9a,9bは、第5の半導体P+領域10に電気的に接続されていた。これに対し、本実施形態の固体撮像装置の画素構造では、図10Aに示すように、第5の半導体P+領域10は、画素選択線10aa,10bbに電気的に接続されるとともに、光反射導体層9a,9bに対応する光反射導体層99a,99bとは電気的に分離されている点で異なっている。なお、図10Aでは、光反射導体層99a,99bは、光反射導体配線層99c,99dに電気的に接続されている。
また、図11において、増幅接合トランジスタの第6の半導体P+領域2cは、第9の半導体N+領域2cに置換することも可能である。この場合、第9の半導体N+領域2cと、第7の半導体N+領域2dによって挟まれた領域は、第8の半導体P領域となる。
また、導体層5a,5b、光反射導体層9a,9b、99a,99bは,金属に限られず、不純物ドープされた多結晶Siや、シリサイドのように長波長光を反射する材料層を金属の一部に含ませて形成してもよく、不純物ドープされた多結晶Siや、シリサイドのみで形成してもよい。
2,2a,2b 第1の半導体N+領域
2c 第6の半導体P+領域、第9の半導体N+領域
2d 第7の半導体N+領域
2aa,2bb,S1,S2,S3 信号線N+層
3 第2の半導体P領域
3a 固有半導体領域
4a,4b 絶縁層
5a,5b,5aa,5bb 導体層(MOSトランジスタのゲート導体層)
5ab,5ab1,5ab2,5ab3 MOSゲート配線(MOSトランジスタのゲート配線;導体配線)
6a,6b 第3の半導体N+領域
7 フォトダイオード領域
8a,8b 第4の半導体P+領域
9a,9b,9aa,9bb 光反射導体層
9ab,9ab1,9ab2,9ab3 画素選択線(光反射導体配線)
10,10a,10b 第5の半導体P+領域
10aa,10bb 画素選択線
11,11a,11b マイクロレンズ
12a,12b 光線(第5の半導体P+領域の上表面近傍の焦点に集光される光線)
12c,12e 反射光
Ld フォトダイオード領域の高さ
13 絶縁層
14a,14b 光反射導体層
15 光透過絶縁層
16 光吸収層
17 光線(SiO2膜への入射光)
18a,18b 反射光(Si層による反射光)
19a,19b 入射光(Si層への入射光)
20a 凹部(P+領域の凹部)
20b 凸部(P+領域の凸部)
21a,21c 光線(マイクロレンズの中央部に垂直に入射する光線)
21b,21d 光線(マイクロレンズの中心線から入射する光線)
22a 光線(凹部での屈折光)
22b 光線(凸部での屈折光)
23 マイクロレンズの焦点
24 光透過中間領域
25a,25b 第5の半導体P+領域への入射光
26 マイクロレンズの外周部の1点
27 マイクロレンズの中心線
28 第5の半導体P+領域の外周部の1点
29 光線(マイクロレンズの中心線及び光透過中間領域を通過した光線)
30 島状半導体
31 信号線N+層
32 半導体P層
33a,33b 絶縁層
34a,34b ゲート導体層
35a,35b 半導体N層
36 半導体P+層
37a,37b 画素選択線
38 光線(島状半導体に斜め方向から入射する光線)
39a,39b 金属壁
40 半導体基板
41 フォトダイオード領域
42 素子分離領域
43 MOSトランジスタのソース・ドレイン領域
44 第1の層間絶縁層
45 MOSトランジスタのゲート電極
46a,46b,46c コンタクトホール
47 第2の層間絶縁層
48 SiO2膜
49 SiN膜
50 マイクロレンズ
51a,51b,51c,51d 金属配線
52a,52b,52c,52d,100 光線
53a,53b,53c,53d,102 フォトダイオードへの入射光
99 光反射導体層
101a,101b,101c,101d 信号線N+層内での多重反射光
G1,G2,G3,G4 間隙
Claims (4)
- 1個又は複数の画素を有する固体撮像装置であって、
基板上に画素を構成する島状半導体が形成され、
前記島状半導体は、
当該島状半導体の中央部に配置されたPN半導体から形成され、電磁エネルギー波の照射により発生した信号電荷を蓄積するフォトダイオードよりなる信号電荷蓄積部と、
前記島状半導体の前記フォトダイオードを挟む上下部にソースとドレインを有し、前記フォトダイオードをゲートとして、前記フォトダイオードに蓄積された信号電荷の蓄積量に応じた信号を読み出す接合トランジスタからなる信号電荷読み出し部と、
前記島状半導体の外周部であって前記フォトダイオードの下方部に設けた導体層と、前記島状半導体の外周部であって前記島状半導体と前記導体層との間に配置された絶縁層とを有するとともに、前記導体層に電圧が印加されることにより前記信号電荷蓄積部に蓄積された前記信号電荷を前記画素の外部に除去する信号電荷除去部と、を有しており、
前記フォトダイオードは、前記島状半導体に入射された電磁エネルギー波を信号電荷に変換する光電変換部を構成しており、
少なくとも前記光電変換部を包囲するとともに、前記島状半導体に入射された電磁エネルギー波を反射する反射導体層と、
前記島状半導体上に形成されたマイクロレンズと、
前記マイクロレンズと前記島状半導体との間に形成された光透明中間層と、を備え、
前記マイクロレンズの焦点が、前記光透明中間層の内部に位置する、
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 前記複数の画素が正方格子状、矩形格子状、又は千鳥状に配列されており、
前記画素は、
基板上に形成された第1の半導体領域と、
前記第1の半導体領域上に形成され、該第1の半導体領域と反対の導電型又は固有半導体である第2の半導体領域と、
前記第2の半導体領域の上部側面領域に形成され、前記第1の半導体領域と同じ導電型である第3の半導体領域と、
前記第3の半導体領域及び前記第2の半導体領域の下部側面領域の外周部に形成された絶縁層と、
前記第2の半導体領域及び前記第3の半導体領域上に形成され、前記第2の半導体領域と同じ導電型である第5の半導体領域と、を有しており、
前記反射導体層は、前記導体層を除く前記第3の半導体領域及び前記絶縁層の外周部に形成され、
前記マイクロレンズは、前記第5の半導体領域上に形成され、
前記光電変換部である前記フォトダイオードが、前記第2の半導体領域及び前記第3の半導体領域から構成され、
前記信号電荷読み出し部が、前記第5の半導体領域、前記第2の半導体領域の下部領域をそれぞれドレイン、ソース、又は、ソース、ドレインとし、前記フォトダイオードをゲートとした接合トランジスタから構成され、
前記信号電荷除去部が、前記第2の半導体領域と、前記島状半導体の外周部に設けた導体層と、前記第2の半導体領域と前記導体層との間に配置された絶縁層と、を有するMOSトランジスタから構成され、
少なくとも前記第3の半導体領域と前記第5の半導体領域とは、前記島状半導体内に形成され、
前記複数の画素の内、縦方向に配列されている複数の画素における前記第1の半導体領域を互いに電気的に接続するとともに、縦方向に延びる複数の第1の導体配線と、
前記複数の画素の内、横方向に配列されている複数の画素における前記導体層を互いに電気的に接続するとともに、横方向に延びる複数の第2の導体配線と、
前記複数の画素の内、横方向に配列されている複数の画素における前記反射導体層を互いに電気的に接続するとともに、横方向に延びる複数の反射導体配線と、をさらに備え、
前記第2の導体配線と、前記反射導体配線とが、前記複数の画素への電磁エネルギー波の照射方向から見て、互いに上下に重ならないように、かつ、縦方向に交互に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。 - 前記マイクロレンズの外周部の1点から入射し、該マイクロレンズの中心線及び前記光透明中間層を通過して、前記島状半導体上部の外周部の1点に到達する光線と、前記島状半導体の上表面と直交する線とがなす角度θiが、ブリュースター角θb(=tan−1(N1/N2);ここで、N1:前記光透明中間層の屈折率、N2:前記島状半導体の屈折率)よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
- 前記複数の画素のそれぞれにおける前記反射導体層は、前記信号電荷蓄積部、前記信号電荷読み出し部、及び前記信号電荷除去部のいずれとも電気的に分離されているとともに、前記複数の画素が存在する画素領域において、互いに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011033364A JP4769910B1 (ja) | 2011-02-18 | 2011-02-18 | 固体撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011033364A JP4769910B1 (ja) | 2011-02-18 | 2011-02-18 | 固体撮像装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011503695A Division JP4769911B1 (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | 固体撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4769910B1 true JP4769910B1 (ja) | 2011-09-07 |
JP2012099783A JP2012099783A (ja) | 2012-05-24 |
Family
ID=44693609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011033364A Active JP4769910B1 (ja) | 2011-02-18 | 2011-02-18 | 固体撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4769910B1 (ja) |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6393174A (ja) * | 1986-10-07 | 1988-04-23 | Nec Corp | フオトダイオ−ド |
JPH0964328A (ja) * | 1995-08-24 | 1997-03-07 | Lg Semicon Co Ltd | 固体撮像素子及びその製造方法 |
JP2002100796A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-04-05 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 受光素子アレイ |
JP2003069001A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-07 | Sharp Corp | 固体撮像素子およびその製造方法 |
JP2003258220A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-12 | Canon Inc | 撮像素子及び撮像装置 |
JP2008112831A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Fujifilm Corp | 固体撮像素子及びこれを備えた撮像装置 |
WO2009034623A1 (ja) * | 2007-09-12 | 2009-03-19 | Unisantis Electronics (Japan) Ltd. | 固体撮像素子 |
JP2009188316A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Denso Corp | 受光素子 |
WO2009133957A1 (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-05 | 日本ユニサンティスエレクトロニクス株式会社 | 固体撮像素子 |
JP2010056167A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Sony Corp | 固体撮像素子及びその製造方法 |
-
2011
- 2011-02-18 JP JP2011033364A patent/JP4769910B1/ja active Active
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6393174A (ja) * | 1986-10-07 | 1988-04-23 | Nec Corp | フオトダイオ−ド |
JPH0964328A (ja) * | 1995-08-24 | 1997-03-07 | Lg Semicon Co Ltd | 固体撮像素子及びその製造方法 |
JP2002100796A (ja) * | 2000-07-18 | 2002-04-05 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 受光素子アレイ |
JP2003069001A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-07 | Sharp Corp | 固体撮像素子およびその製造方法 |
JP2003258220A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-12 | Canon Inc | 撮像素子及び撮像装置 |
JP2008112831A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Fujifilm Corp | 固体撮像素子及びこれを備えた撮像装置 |
WO2009034623A1 (ja) * | 2007-09-12 | 2009-03-19 | Unisantis Electronics (Japan) Ltd. | 固体撮像素子 |
WO2009034731A1 (ja) * | 2007-09-12 | 2009-03-19 | Unisantis Electronics (Japan) Ltd. | 固体撮像素子 |
JP2009188316A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Denso Corp | 受光素子 |
WO2009133957A1 (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-05 | 日本ユニサンティスエレクトロニクス株式会社 | 固体撮像素子 |
JP2010056167A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Sony Corp | 固体撮像素子及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012099783A (ja) | 2012-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4769911B1 (ja) | 固体撮像装置 | |
US8378400B2 (en) | Solid state imaging device | |
JP6274567B2 (ja) | 固体撮像装置及び撮像システム | |
JP5197823B2 (ja) | 光電変換装置 | |
US7646943B1 (en) | Optical waveguides in image sensors | |
US8759931B2 (en) | Solid-state imaging device | |
JP7383597B2 (ja) | 撮像素子および撮像装置 | |
US7683407B2 (en) | Structure and method for building a light tunnel for use with imaging devices | |
US20090250777A1 (en) | Image sensor and image sensor manufacturing method | |
US20140339606A1 (en) | Bsi cmos image sensor | |
US20100163714A1 (en) | Optical waveguides in image sensors | |
US20130075591A1 (en) | Solid-state imaging device | |
JP2003197897A (ja) | 半導体光電変換装置 | |
KR102225297B1 (ko) | 촬상 소자 및 촬상 장치 | |
JP5535261B2 (ja) | 固体撮像装置 | |
JP2012009652A (ja) | 固体撮像装置およびその製造方法 | |
JP4769910B1 (ja) | 固体撮像装置 | |
TW563249B (en) | Charge coupled device | |
JP5393904B2 (ja) | 光電変換装置 | |
JP4751803B2 (ja) | 裏面照射型撮像素子 | |
WO2017183383A1 (ja) | 固体撮像装置及びその製造方法 | |
JP7493250B2 (ja) | 画素、固体撮像装置及び画素の製造方法 | |
US20230009806A1 (en) | Imaging device | |
WO2024029383A1 (ja) | 光検出装置及び電子機器 | |
JP2018061060A (ja) | 固体撮像装置及び撮像システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110614 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110620 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4769910 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |