JP4768109B2 - 1h−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法 - Google Patents

1h−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬、農薬の中間体として有用な1H−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの簡便で効率のよい製造方法及びその中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】
イミダゾール環を有する一般式(III)で表わされる化合物は農医薬の有用な中間体であり、またイミダゾール環自身にも薬理的効果があるものが知られていることから、効率の良い合成法が求められていた。一般式(III)で表わされる化合物の合成方法としては、今までに幾つか報告されている。例えば、I.Sicar等(J.Med.Chem.,1993,36,2253)は下式に示すような本発明の目的物の合成に応用が可能な方法を報告している。
【0003】
【化13】
【0004】
方法A又は方法Cにおいては共に収率が30%台と低く、方法Bにおいては、収率が80%と高いもののα−アミノ−α−置換アセトニトリル等別途原料を合成する必要があり、工業的製造方法としては不適である。
また、特開昭49−134676号公報には、4、5-ジシアノ−2−アルキルイミダゾールを加水分解後、ホフマン転移を用いてカルボキサミド基をアミノ基に変換して合成する方法が記載されている。しかし、イミデートの付加反応やホフマン転移の収率が低くイミダゾール環までの工程数も多く、目的物の収率が低い問題がある。
また、B.L.Booth等(J.Chem.Soc.Perkin Trans.I,1987,1521)は、下式に示すようなN−置換イミダゾール体の合成方法を報告している。
【0005】
【化14】
【0006】
しかし、特殊なニトリリウム塩を用いているため1H−無置換体の合成には不向きであり、しかも環化の収率は低く、満足の行く収率で目的物を得ることはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来の技術において一般式(III)で表わされる1位無置換のイミダゾール体を効率よく合成した例は報告されていない。
本発明は一般式(III)に示すアミノイミダゾール化合物を効率よく製造する新規な製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、アルキルニトリル等を酸の存在下ジアミノマレオニトリルを作用させることで、アミジン類又はその塩を効率よく製造し、次いで塩基性水溶液中で加熱することで目的とするアミノイミダゾール化合物を製造する方法を見出し、本発明を完成した。
【0009】
即ち、本発明は、
(1)一般式(I)
【化15】
1CN …(I)
(式中、R1は、置換基を有していてもよいC1〜C10のアルキル基、脂環式骨格を有するC3〜C14の炭化水素基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよい複素環基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、N無置換若しくは置換カルバモイル基、又はアルコキシカルボニル基を表す。)で表わされるニトリル誘導体を、酸存在下ジアミノマレオニトリルと反応させ、一般式(II)
【化16】
(ここにR1は、前記と同じ基を表わす。)で表されるアミジン誘導体及び/又はその塩を合成し、次いで塩基性水溶液中で環化、加水分解を行うことを特徴とする一般式(III)
【化17】
(式中、R1は前記と同じ基を表わす。)で表される1H−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法、
(2)一般式(I)
【化18】
1CN …(I)
(式中、R1は、前記と同じ基を表わす。)で表わされるニトリル誘導体を、酸存在下、ジアミノマレオニトリルと反応させ、一般式(II)
【化19】
(式中、R1は、前記と同じ基を表わす。)で表されるアミジン誘導体及び/又はその塩を合成し、次いで塩基性水溶液中で環化、加水分解を行い、更にpHを等電点に調整し結晶を析出させることを特徴とする一般式(III)
【化20】
(式中、R1は、前記と同じ基を表わす。)で表される1H−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法、
(3)一般式(I)
【化21】
1CN …(I)
(式中、R1は、前記と同じ基を表わす。)で表わされるニトリル誘導体を、酸存在下、ジアミノマレオニトリルと反応させ、一般式(II)
【化22】
(式中、R1は、前記と同じ基を表わす。)で表されるアミジン誘導体及び/又はその塩を合成し、次いで塩基性水溶液中で環化、加水分解を行い、更にpHを9〜13に調整し結晶を析出させることを特徴とする一般式(III)
【化23】
(式中、R1は、前記と同じ基を表わす。)で表される1H−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法、
(4)pHを11〜12の範囲に調整することを特徴とする請求項3に記載の1H−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法、
(5)酸が、無水塩化水素であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の1H−2−置換−5(4)−アミノ−4(5)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法、
(6)塩基性化合物が、水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウムであることを特徴とす(1)〜(5)のいずれかに記載の1H−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法、
(7)一般式(II)
【化24】
(式中、R1は前記と同じ基を表わす。)で表わされる置換アミジン誘導体及びその塩、
(8)一般式(I)
【化25】
1CN …(I)
(式中、R1は、前記と同じ基を表す。)で表わされるニトリル誘導体を、酸存在下、ジアミノマレオニトリルと反応させることを特徴とする一般式(II)
【化26】
(ここにR1は、前記と同じ基を表わす。)で表される置換アミジン誘導体又はその塩の製造方法、
(9)酸が、無水塩化水素であることを特徴とする(8)に記載の置換アミジン誘導体又はその塩の製造方法。
(10)一般式(I)及び(II)におけるR1が、
無置換の直鎖又は分枝鎖を有するC1〜C10のアルキル基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、ヒドロキシカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アミノ基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有するアルキル基、
脂環式骨格を有するC3〜C14の炭化水素基、
無置換の直鎖又は分枝鎖を有するC1〜C10のアルケニル基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基で置換されているC1〜10の直鎖又は分枝鎖を有するアルケニル基、
無置換の直鎖又は分枝鎖を有するC1〜C10アルキニル基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有するアルキニル基、
フェニル基、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されているフェニル基、
無置換の直鎖又は分枝鎖を有するアラルキル基、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有するアラルキル基、
無置換の複素環基、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されている複素環基、
無置換の直鎖又は分枝鎖を有する複素環アルキル基、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有する複素環アルキル基、
N無置換若しくは置換カルバモイル基、
又はアルコキシカルボニル基
である(1)〜(9)のいずれかに記載の製造方法または化合物、
(11)一般式(I)及び(II)におけるR1が、
無置換の直鎖又は分枝鎖を有するC1〜C10のアルキル基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、ヒドロキシカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アミノ基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有するアルキル基、
である(1)〜(9)のいずれかに記載の製造方法または化合物。
(12)一般式(I)及び(II)におけるR1が、無置換の直鎖又は分枝鎖を有するC1〜C10のアルキル基である(1)〜(9)のいずれかに記載の製造方法または化合物、
に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられる一般式(I)で表わされるニトリル化合物中、R1は、置換基を有していてもよいC1〜C10のアルキル基、脂環式骨格を有するC3〜C14の炭化水素基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよい複素環基、又は置換基を有していてもよいアルキル複素環基を表わす。
【0011】
置換基を有していてもよいC1〜C10のアルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、n−デシル基、メトキシメチル基、メチルチオメチル基、4−アセトキシ−3−アセトキシメチル−ブチル基、4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−ブチル基、2−ヒドロキシエトキメチル基、2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エトキシメチル基、4−ヒドロキシ−2−ヒドロキシメチル−ブチル基、5−(N−メチルカルバモイルオキシ)ブチル基、ヒドロキシカルボニルメチル基、2−クロロエチル基、2−ジメチルアミノエチル基、N−置換−2−アスパラギル基等を例示することができ、脂環式骨格を有するC3〜C14の炭化水素基の具体的な例としては、シクロプロピル基、シクロプロピルメチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、1−アダマンチル基、1−アダマンチルメチル基、ビシクロ[2,2,1]ヘプタ−2,3−エポキシ−5−イル基、シクロブチル基、2,3−ヒドロキシメチルシクロブチル基、シクロペンチル基、1,2−ヒドロキシメチルシクロプロピルメチル基等を例示することができる。
【0012】
置換基を有していてもよいアルケニル基の具体例としては、ビニル基、2−メチルビニル基、1,2ジクロロビニル基、シンナモイル基、3’、4’−ジメトキシシンナモイル基、アリル基、1−メチルアリル基、3−クロロ−2−プロペニル基、3−ヒドロキシ−1−ブテニル基、3−メトキシ−2−プロペニル基等を例示することができ、置換基を有していてもよいアルキニル基の具体的な例としては、エチニル基、2−プロピニル基、2−クロロエチニル基、3−クロロ−2−プロピニル基、3−ヒドロキシ−1−ブテニル基、3−アルコキシ−1−ブテニル基、3−フェニル−2−プロピニル基、3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−プロペニル基等を例示することができ、置換基を有していてもよいアリール基の具体的な例としては、フェニル基、4−メチルフェニル基、4−クロロフェニル基、2,3−ジメチルフェニル基、3,5―ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、4−メトキシフェニル基、3−フェノキシフェニル基、4−フェニルフェニル基、4−(2−クロロフェニル)フェニル基、4−(3−イソオキサゾリルフェニル)フェニル基、3−ベンジルフェニル基、2−ピリジルメチルフェニル基等を例示することができる。
【0013】
置換基を有していてもよいアラルキル基の具体的な例として、ベンジル基、1−メチルベンジル基、フェネチル基、4−メチルフェニルメチル基、4−クロロフェニルメチル基、3−メトキシフェニルメチル基、3−フェノキシフェニルメチル基、4−フェニル−フェニルメチル基、4−(2−(3−テトラゾリル)フェニル)フェニルメチル基、4−(2−ピリジル)フェニルメチル基、3−ベンジルフェニルメチル基、3−(2−ピリジルメチル)フェニルメチル基、4−フェニル−フェニル−1−メチルメチル基等を例示することができ、置換基を有していてもよい複素環基の具体例として、2−ピリジル基、6−メチル−2−ピリジル基、6−クロロ−2−ピリジル基、6−メトキシ−2−ピリジル基、4−フェニル−2−ピリジル基、4−(4−メチルフェニル)−2−ピリジル基、6−(2−ピリジル)−2−ピリジル基、6−(2−ピリジルメチル)−2−ピリジル基、4−テトラヒドロピラニル基、3−イソオキサゾリル基、β−D−アラビノフラノシル基、β−D−リボフラノシル基、5−ベンジルアミノ−5−デオキシ−β−D−リボフラノシル基、5−O−メチル−β−D−リボフラノシル基、5−ホスホニル−5−デオキシ−β−D−リボフラノシル基、2−デオキシ−β−D−アラビノフラノシル基、2−デオキシ−β−D−リボフラノシル基等を例示することができる。
【0014】
置換基を有していてもよい複素環アルキル基の具体例として、2−ピリジルメチル基、3−ピリジルメチル基、6−クロロ−ピリジルメチル基、6−メトキシ−2−ピリジルメチル基、3−フェニル−2−ピリジルメチル基、4−(4−メチルフェニル)−2−ピリジルメチル基、6−(2−ピリジル)−2−ピリジルメチル基、4−ベンジル−2−ピリジルメチル基、4−(3−イソオキサゾリル)−2−ピリジルメチル基、1−メチル−5−クロロ−4−ピラゾリルメチル基等を例示することができ、N−無置換若しくは置換カルバモイル基の具体例として、N−メチルカルバモイル基、N−フェニルカルバモイル基等を例示することができ、アルコキシカルボニル基の具体例としては、t−ブトキシカルボニル基、メトキシカルボニル基等を例示することができる。
【0015】
本発明使用される酸は、酸性を呈する化合物であれば特に限定されないが、具体的には、硫酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硝酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等を例示することができる。特に、反応操作上、又経済上、塩酸が好ましく、更に無水塩化水素が特に好ましい。
【0016】
本発明に使用される、塩基性水溶液は、塩基性を呈する化合物の水溶液であれば特に制限されず、具体的には水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム等のアルカリ金属、又はアルカリ土類金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸マグネシウム等の炭酸塩等の水溶液を例示することができるが、特に水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの水溶液が好ましい。
【0017】
本発明は、一般式(I)で表わされるニトリル化合物を、酸存在下ジアミノマレオニトリル(本文中以下DAMNと略す)と反応させ、一般式(II)で表わされるアミジン誘導体及び/又はその塩を合成し、次いで塩基性水溶液中で環化、加水分解を行うことを特徴とする一般式(III)で表わされるイミダゾール化合物の製造方法に関する。
【0018】
一般式(II)で表されるアミジン誘導体の合成に用いる溶媒は、アルコール、ケトン類を除く工業的に使用できる一般的な溶媒を用いることができる。具体的には、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭化水素系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン系溶媒、ジエチルエーテル、ジメトキシベンゼン、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒等を例示することができ、これらは単独で又は2種以上を混合して合成することができる。反応に使用する一般式(I)で表わされるニトリル類が反応温度で液体の場合大過剰に用いてそのまま溶媒として用いることが好ましい。
【0019】
一般式(I)で表わされるニトリル化合物の量は用いられるDAMNの量に対して当量以上であれば特に制限されないが、溶媒として用いる場合は大過剰用いる。ニトリル化合物とDAMNとの反応は通常−80℃〜40℃の範囲で行われ、特に−20℃〜30℃の範囲で行うのが好ましい。用いられる酸の量は、通常用いられるDAMNの1当量以上を必要とし好ましくは2.0当量以上、更に好ましくは2〜5当量の範囲が適当である。ニトリル化合物中に酸を加え、その後DAMNを加える方法、ニトリル化合物とDAMNの混合物中に酸を加える方法、DAMNと酸の混合物中にニトリルを加える方法いずれの方法をも採用することができる。
【0020】
例えば、酸として塩化水素ガスを用いる場合、ニトリル化合物を溶媒として用い、0℃以下で塩化水素ガスを吹き込み、更に同温度でDAMNを添加する方法を例示することができる。この場合、ニトリル化合物とDAMNの混合物中に0℃以下で塩化水素ガスを吹き込むことで反応させることもできる。
【0021】
多くの場合、反応生成物は用いた酸との塩として系内より析出し、濾過するだけで次の反応に供試できる純度を有した化合物を得ることができる。析出しない場合、溶媒を濃縮後、ヘキサン等の非極性溶媒中に投入するか、非極性溶媒を加えることにより結晶化することができる。
又、反応後、水を加え、水層中に塩を移動させ溶媒より分離した水溶液として次の反応に供試することもできるし、用いた酸と当量以上の塩基性化合物を加え中和後、溶媒で抽出することで酸フリーの状態のアミジン化合物として次の反応に供試することもできる。酸フリーの状態のアミジン化合物は、結晶として得られた塩を中和することによっても得ることができる。
一般式(II)で表わされるアミジン化合物及びその塩は新規化合物であり、一般式(III)で表わされるイミダゾール化合物その他のヘテロ環等の合成中間体として有用な化合物である。生成するアミジンの塩は、反応に用いる酸で一義的に決まるが、塩を中和後、別の酸を加えることで、また直接塩交換を行うことで様々の塩を製造することができる。
【0022】
一般式(II)で表わされるアミジン化合物又はその塩の環化反応及び加水分解反応は、一般式(II)で表されるアミジン化合物及び/又はその塩1モルあたり、0.5〜10lの水を加え、用いたDAMNの量に対して2〜10当量、好ましくは2〜8当量の塩基性化合物を用いて、12〜48時間反応行う。反応温度は、反応時間とも関係するが、60℃〜110℃の範囲で行われる。この場合、用いる塩基の強さ、塩基の濃度、反応温度、または反応時間を適当に調節することにより、5(4)位カルボキサミドの前駆体であるニトリル体を高収率で得ることができる。反応完了後、水溶液を室温まで冷却し、pHを等電点に調整し生成した結晶を濾別することで目的とする一般式(III)で表わされるイミダゾール化合物を充分な純度で得ることができる。等電点は化合物によって異なるが、pHを9〜13の範囲、好ましくは11〜12の範囲に調製した場合によい結果を与える。反応完結後、室温まで冷却しpH調整を行う前、活性炭等を用いて後処理する工程を設けると、得られる結晶の純度を向上させ、又は着色の問題を解決することができる。
【0023】
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明の範囲は実施例に限定されるものではない。
【0024】
【実施例】
実施例1
イソブチロニトリル75mlを0℃まで冷却後、0℃〜5℃の範囲で塩化水素ガスを9.3g吹き込んだ後、DAMN11.0gを添加した。その溶液を20〜25℃で20時間反応させ、反応液を5℃以下に冷却後、得られた結晶を濾別した。その結晶をイソブチロニトリル15mlで2回洗浄後、乾燥しN−(2−アミノ 1,2−ジシアノビニル) イソブルアミジン塩酸塩を21.4g得た。
1HNMR(CDCl3、TMS基準)δ 1.24(d, 6H, CH3), 2.91(m, 1H, CH), 8.29(s, 2H, NH2), 9.25, 9.86, 10.95(3H,アミジン・HCl)
分解点:137−139℃
【0025】
ここで得られたN−(2−アミノ−1,2−ジシアノビニル) イソブチルアミジン塩酸塩4.3gに水20mlと25%NaOH水溶液13.2gを加え、12時間還流下反応した。この水溶液を室温下まで冷却しpHを11〜12の範囲に調製する。反応液を5℃以下まで冷却し、ここで生成した結晶を濾別した。この結晶を乾燥し2.4gの1H−5(4)−アミノ−4(5)−カルボキサミド−2−イソプロピルイミダゾールを得た。(収率70%)
1HNMR(CDCl3、TMS基準) δ 1.19(d, 6H, CH3), 2.80(m, 1H, CH), 5.53(s, 2H, NH2), 6.62(s, 2H, CONH2), 11.15(1H, イミダゾール, NH)
融点:218−224℃
【0026】
実施例2
n−ブチロニトリル78mlを10℃まで冷却し、塩化水素ガスを7.15g吹き込んだ後DAMNを10.8g添加した。その溶液を48時間20℃〜25℃の範囲で反応させ、反応液を5℃まで冷却後、得られた結晶を濾別した。その結晶をn−ブチロニトリル10mlで2回洗浄後、乾燥し、N−(2-アミノ−1,2−ジシアノビニル) ブチルアミジン塩酸塩を26.7g得た。
1H-NMR(CDCl3、TMS基準)δ 0.95(t, 3H, CH3), 1.70(m, 2H, CH2), 2.50(m, 2H, CH2), 8.33(s, 2H, NH2), 9.19, 10.06, 11.01(3H,アミジン・HCl)
分解点:148−151℃
【0027】
ここで得られたN−(2−アミノ−1,2−ジシアノビニル)ブチルアミジン塩酸塩9.28gに水50mlと25%NaOH水溶液54gを加え、14時間還流下反応した。この水溶液を室温下まで冷却しpHを11〜12の範囲に調製すると結晶が生成した。反応液を5℃以下まで冷却し、結晶を濾別し、乾燥し4.1gの1H− 5(4)−アミノ−4(5)−カルボキサミド−2−プロピルイミダゾールを得た。(収率62.3%)
1HNMR(CDCl3、TMS基準) δ 1.19(d, 6H, CH3), 2.80(m, 1H, CH), 5.53(s, 2H, NH2), 6.62(s, 2H, CONH2), 11.15(1H, イミダゾール, NH)
融点:199−201℃
【0028】
参考例1
実施例1と同様にして得られたN−(2−アミノ−1,2−ジシアノビニル) イソブチルアミジン塩酸塩2.14gに水20mlと25%NaOH水溶液1.1gを加え、25℃で4時間反応させた。この水溶液のpHを9〜10に調製した後、反応液から減圧下水を留去し、残渣にアセトンを30ml加え不溶の塩を濾別した。この溶液を再度減圧留去し、溶媒を除去した。その残差に酢酸エチルを50ml加えて不溶物を濾過した濾液から溶媒を除去し、生成した結晶を乾燥し1.1gの1H−5(4)−アミノ−4(5)−シアノ−2−イソプロピルイミダゾールを得た。(収率73%)
1HNMR(CDCl3、TMS基準) δ 1.13(d, 6H, CH3), 2.75(m, 1H, CH), 5.70(s, 2H, NH2), 11.53(1H, イミダゾール, NH)
融点:138−142℃
【0029】
【発明の効果】
以上、述べたように本発明の方法を用いれば、短工程でしかも簡便な後処理操作で収率よく目的とする一般式(III)で表わされるイミダゾール化合物を充分な純度をもって合成することができた。従って、本発明の方法は、工業的な生産方法として好適である。

Claims (9)

  1. 一般式(I)
    【化1】
    1CN …(I)
    (式中、R1は、置換基を有していてもよいC1〜C10のアルキル基、脂環式骨格を有するC3〜C14の炭化水素基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよい複素環基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、N無置換若しくは置換カルバモイル基、又はアルコキシカルボニル基を表す。)で表わされるニトリル誘導体を、酸存在下ジアミノマレオニトリルと反応させ、一般式(II)
    (ここにR1は、前記と同じ基を表わす。)で表されるアミジン誘導体及び/又はその塩を合成し、次いで塩基性水溶液中で環化、加水分解を行うことを特徴とする一般式(III)
    (式中、R1は前記と同じ基を表わす。)で表される1H−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法。
  2. 一般式(I)
    【化4】
    1CN …(I)
    (式中、R1は、置換基を有していてもよいC1〜C10のアルキル基、脂環式骨格を有するC3〜C14の炭化水素基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよい複素環基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、N無置換若しくは置換カルバモイル基、又はアルコキシカルボニル基を表わす。)で表わされるニトリル誘導体を、酸存在下、ジアミノマレオニトリルと反応させ、一般式(II)
    (式中、R1は、前記と同じ基を表わす。)で表されるアミジン誘導体及び/又はその塩を合成し、次いで塩基性水溶液中で環化、加水分解を行い、更にpHを等電点に調整し結晶を析出させることを特徴とする一般式(III)
    (式中、R1は、前記と同じ基を表わす。)で表される1H−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法。
  3. 一般式(I)
    【化7】
    1CN …(I)
    (式中、R1は、置換基を有していてもよいC1〜C10のアルキル基、脂環式骨格を有するC3〜C14の炭化水素基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよい複素環基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、N無置換若しくは置換カルバモイル基、又はアルコキシカルボニル基を表わす。)で表わされるニトリル誘導体を、酸存在下、ジアミノマレオニトリルと反応させ、一般式(II)
    (式中、R1は、前記と同じ基を表わす。)で表されるアミジン誘導体及び/又はその塩を合成し、次いで塩基性水溶液中で環化、加水分解を行い、更にpHを9〜13に調整し結晶を析出させることを特徴とする一般式(III)
    (式中、R1は、前記と同じ基を表わす。)で表される1H−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法。
  4. pHを11〜12の範囲に調整することを特徴とする請求項3に記載の1H−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法。
  5. 酸が、無水塩化水素であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の1H−2−置換−5(4)−アミノ−4(5)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法。
  6. 塩基性水溶液が、水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウムの水溶液であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の1H−2−置換−4(5)−アミノ−5(4)−カルボキサミド−イミダゾールの製造方法。
  7. 一般式(I)におけるR 1 が、無置換の直鎖又は分枝鎖を有するC1〜C10のアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、ヒドロキシカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アミノ基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有するアルキル基、脂環式骨格を有するC3〜C14の炭化水素基、無置換の直鎖又は分枝鎖を有するC1〜C10のアルケニル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基で置換されているC1〜10の直鎖又は分枝鎖を有するアルケニル基、無置換の直鎖又は分枝鎖を有するC1〜C10アルキニル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有するアルキニル基、フェニル基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されているフェニル基、無置換の直鎖又は分枝鎖を有するアラルキル基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有するアラルキル基、無置換の複素環基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されている複素環基、無置換の直鎖又は分枝鎖を有する複素環アルキル基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有する複素環アルキル基、N無置換若しくは置換カルバモイル基、又はアルコキシカルボニル基である請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
  8. 式(II)
    (式中、R1置換基を有していてもよいC1〜C10のアルキル基、脂環式骨格を有するC3〜C14の炭化水素基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいアルキニル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよい複素環基、置換基を有していてもよい複素環アルキル基、N無置換若しくは置換カルバモイル基、又はアルコキシカルボニル基を表わす。ただし、置換基を有していてもよいC1〜C10のアルキル基がCN基と=NH基を有するメチル基の場合を除く)で表わされる置換アミジン誘導体及びその塩。
  9. 一般式(II)におけるR1が、無置換の直鎖又は分枝鎖を有するC1〜C10のアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、ヒドロキシカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アミノ基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有するアルキル基、脂環式骨格を有するC3〜C14の炭化水素基、無置換の直鎖又は分枝鎖を有するC1〜C10のアルケニル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基で置換されているC1〜10の直鎖又は分枝鎖を有するアルケニル基、無置換の直鎖又は分枝鎖を有するC1〜C10アルキニル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有するアルキニル基、フェニル基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されているフェニル基、無置換の直鎖又は分枝鎖を有するアラルキル基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有するアラルキル基、無置換の複素環基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されている複素環基、無置換の直鎖又は分枝鎖を有する複素環アルキル基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、フェニル基、置換フェニル基、複素環基、アラルキル基、複素環アルキル基で置換されている直鎖又は分枝鎖を有する複素環アルキル基、N無置換若しくは置換カルバモイル基、又はアルコキシカルボニル基である請求項に記載の置換アミジン誘導体及びその塩
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