JP4767868B2 - Mimo−ofdemシステムのためのフレーム・フォーマット - Google Patents

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Description

本発明は、参照により本明細書に組み込まれている、2004年1月27日に出願した米国仮特許出願第60/539,699号の優先権を主張するものである。
本発明は、一般に無線通信システムの伝送技術、さらに具体的には多重アンテナ通信システムのためのチャネル推定およびトレーニング技術に関する。
次世代の無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)システムにおいて高ロバスト性および高容量の両方を提供するために多重送受信アンテナが提案されている。高ロバスト性は多重アンテナを備えたシステムに導入された空間ダイバシティおよびアンテナ利得を利用する技術を介して実現することができる。高容量は帯域幅の効率的な多入力多出力(MIMO)技術を用いてマルチパス・フェージング環境において実現することができる。多重アンテナ通信システムは、多重送信アンテナ上で個別のデータ・ストリームを送信することにより所与のチャネル帯域幅におけるデータ転送速度を高める。それぞれの受信機は多重受信アンテナ上でこれらデータ・ストリームの組合せを受信する。
異なるデータ・ストリームを適切に受信するには、多重アンテナ通信システムの受信機はトレーニングを通じてチャネル行列を取得しなければならない。これは多くの場合、特定のトレーニング・シンボル、すなわちプリアンブルを用いて同期化技術およびチャネル推定技術を実行することで実現される。多重アンテナ通信システムはレガシー単一アンテナ通信システム(一般に、単一入力単一出力(SISO)システムと呼ばれる)と共存することが望ましい。したがって、レガシー(単一アンテナ)通信システムは多重アンテナ通信システムにより送信されるプリアンブルを解釈することが可能でなければならない。OFDM変調に基づくレガシー無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)システムの大部分は、IEEE 802.11a規格またはIEEE 802.11g規格(以下、「IEEE 802.11a/g」という)のいずかに準拠する。一般に、レガシー・デバイスにより判断されるプリアンブル信号はレガシー・デバイスが理解する必要のあるパケット部分に対して正確な同期化およびチャネル推定を可能にすべきである。
MIMO−OFDMシステムなど、発展的な多重アンテナ通信システムのためのいくつかのフレーム・フォーマットが提案されている。1つのフレーム・フォーマット案において、MIMOプリアンブルはそれぞれの送信アンテナに関して少なくとも1つの長いトレーニング・シンボルを含むように拡張され、さらにそれぞれの送信アンテナは一度に送信アンテナだけが動作するように連続して1つまたは複数の長いトレーニング・シンボルを送信する。送信アンテナのスイッチが切り替わるにつれて、対応する電力増幅器の温度はそれぞれ増減する。一般に、電力増幅器のこのような加熱および冷却は、所望の信号と相対的な位相または振幅のオフセットを送信信号に生じさせる「ブリージング」効果をもたらす。したがって、パケット伝送が温度に関係する信号「ブリージング」を回避し始めると、すべての送信機からの連続的伝送があることが望ましい。
すべての送信分岐から連続的に信号を送信するフレーム・フォーマットにおいて、同一の長いトレーニング・シンボルは通常、同時に(あるいは定数で乗算されて)すべての送信アンテナにより送信される。しかし、送信機が多くの散乱オブジェクトに囲まれていない場合、この方式はビーム形成現象をもたらす可能性がある。すなわち、多重アンテナが同じ(あるいは定係数により異なる)信号を送信する際、その環境の一部は他の部分より良く照射される。様々な送信アンテナ間の定係数に応じて、これらの照射範囲は変化することになる。
米国仮特許出願第60/539,699号
したがって、既存のIEEE 802.11a/g規格(SISO)システムと互換性のあるMIMO−OFDMシステムにおいてチャネル推定およびトレーニングを行い、MIMO−OFDMを基盤とするWLANシステムが効率的にSISOシステムと共存することを可能にするための方法およびシステムの必要性が存在する。さらに、ビーム形成効果を引き起こさないMIMO−OFDMシステムにおいて、チャネル推定およびトレーニングを行うための手段およびシステムの必要性が存在する。
一般に、多重アンテナ通信システムにおいてシンボルを送信するための方法および装置が開示される。開示されたフレーム構造は、複数の送信アンテナ上で送信される複数の長いトレーニング・シンボルを有するプリアンブルを含む。本発明の一態様によると、このフレームの少なくとも一部は少なくとも1本の送信アンテナ上で遅延される。本発明のさらに別の態様によると、それぞれの当該フレームのプリアンブル部分は単一アンテナ通信システムにより処理することが可能である。したがって、本発明の開示されたフレーム・フォーマットは既存の単一アンテナ通信システムと下位互換性を有する。
2本の送信分岐を備えた例示的な多重アンテナ通信システムにおいて、フレームの少なくとも一部は第1送信アンテナ上で送信され、当該フレームの少なくとも一部の遅延バージョンは第2送信アンテナ上で送信される。さらなる遅延は高次多重アンテナ通信システムのためにそれぞれの送信分岐上で用いられる。遅延量Dは1つのOFDMタイム・サンプル期間(time sample period)Tとほぼ等しいものであってもよい。
遅延バージョンは、時間遅延を(1つまたは複数の)遅延分岐上で信号に取り入れることによって、または(1つまたは複数の)遅延分岐上でそれぞれのフレームの少なくとも一部を周期的に移動させることによって得ることができる。一実施形態において、全フレームが遅延される。別の変更形態において、それぞれのフレームのプリアンブル部分のみが遅延され、それぞれのフレームのデータ部分はそれぞれの送信アンテナ上で時間的に整合される。
以下の詳細な説明および図面を参照することにより、本発明のさらに完全な理解ならびにさらなる特徴および利点を得られよう。
図1は、本発明が動作可能な、例示的な従来型MIMO−OFDM環境を示す。図1に示すように、例示的な従来型MIMO−OFDMシステム100は、ソース信号SからSNt、送信機TXからTXNt、送信アンテナ110−1から110−N、受信アンテナ115−1から115−N、および受信機RXからRXNrを備える。MIMO−OFDMシステム100は多重送信アンテナ110上で個別のデータ・ストリームを送信し、それぞれの受信機RXはこれらデータ・ストリームの組合せを受信する。
本明細書で用いられているように、用語「SISO」は単一データ・ストリーム(「信号層」)を1つのチャネルに送信するシステムを意味する。用語「SISO」は、例えばビーム形成型構成または送信ダイバシティ型構成において、本質的に同じ信号を送信する2本の送信アンテナを用いるシステム、および多重受信アンテナ(受信ダイバシティ/ビーム形成型構成など)を用いるシステムを含んでもよい。さらに、用語「SISO」は単一送信機を備えているものの多重受信アンテナを有するシステムを説明する目的で用いてもよい。したがって、本発明者の用語において用語「SISO」は、信号が実際に生じる方法に関係なく、さらに受信機が1または複数の受信アンテナを備える無線媒体を「サンプリング」する方法に関係なく、同じチャネル帯域幅において単一伝送層を有するあらゆるシステムを包含(capture)する。同様に、本明細書で用いられているように、用語「MIMO」は多重伝送層が存在するシステム、すなわち複数の区別可能なストリームが異なるアンテナから同じ周波数のチャネルに送信されるシステムを意味する。そのようなMIMO伝送を受信するために、様々な構成で1または複数の受信アンテナが存在してもよい点に留意されたい。速度向上のための典型的な実装において、送信アンテナと同数の受信アンテナ、または送信アンテナよりも多い受信アンテナが存在することになる。
図2は従来型SISO OFDMシステムのフレーム・フォーマット200を示す。図2に示すように、フレーム・フォーマット200はヘッダ210とペイロード220を有する。ヘッダ210は「短いプリアンブル」211期間、「長いプリアンブル」212期間および信号フィールド213を有する。短いプリアンブル211は、一般に長さが8マイクロセカンドで、例示的な802.11a/gシステムにおいて10個の「短いプリアンブル」シンボルからなる。短いプリアンブル211は、受信機が送信されてくるパケットがあることを検出し、無線回路において自動利得制御を調整するために用いられる。「長いプリアンブル」212期間は、一般に例示的な802.11a/gシステムにおいて2つの「長いプリアンブル」シンボルを有する。長いプリアンブル212は、受信機がチャネル推定、周波数オフセットおよびタイミング同期化など、様々なパラメータを推定するために用いられる。信号領域213は、例えば、データ転送速度およびパケット長さを受信機に表示するための、フレームの物理層プロパティの情報を含む。ペイロード220はMAC層に有用な実際情報を有する。図2に示すように、パケット送信の全体期間はヘッダ期間T_headにさらにデータ期間T_dataを加えることにより得られる。
図3Aおよび図3Bは、2本の送信アンテナTX−1およびTX−2を備えた例示的実装のために下位互換性を提供するMIMO OFDMシステムのための例示的フレーム・フォーマット300、350を示す。図3Aおよび図3Bの実施例において、第1列は第1送信アンテナTX−1から送信された信号を示しており、一方、第2列は第2送信アンテナTX−2から送信された信号である。図3Aに示すように、例えば、フレーム・フォーマット300はアンテナTX−1およびTX−2両方から同時に送信されたMIMO短いプリアンブルSP.1、SP.2を含む。その後、第1の「長いプリアンブル」シーケンスLP.aは第1アンテナから送信され、一方、第2アンテナ(TX−2)はいかなる信号も送信しない。第2受信機(TX−2)は次いで「長いプリアンブル」シーケンスLP.bを送信し、一方、第1アンテナTX−1はいかなる信号も送信しない。
前述のように、パケット送信が始まると、潜在的に受信機で同期化およびエラー検出を引き起こす加熱/冷却に関連する信号「ブリージング」を回避できるよう、すべての送信機からの連続伝送があることが望ましい。図3Aのフレーム・フォーマットにおいて、短いプリアンブルSP.2の送信後、第2アンテナ分岐TX−2の電力増幅器のスイッチが切れ、したがってSP.2の送信中、一定温度に達した後で冷却する。次いでTX−2の電力増幅器は長いプリアンブルLP.bの伝送に向けて再びスイッチが入り、増幅器の温度が再び上昇すると同時に、第1アンテナTX−1の電力増幅器のスイッチが切れて冷却する。一般に、加熱および冷却は「ブリージング」効果を引き起こす。すなわち、送信信号は所望の信号から(位相または振幅において)わずかなオフセットを有する可能がある。さらに、プリアンブルの間に起こりうる温度ドリフトにより、これらのオフセットは経時変化することになる。
したがって、すべての送信分岐から連続的に信号を送信することがさらに望ましい。連続伝送を有するフレーム・フォーマット350の一実施例を図3Bに示す。図3Bに示すように、「長いプリアンブル」区分LP.aはアンテナTX−1およびTX−2の両方から等しく送信され、一方、第2の「長いプリアンブル」区分LP.bにおいて、第2アンテナTX−2上の信号は反転される(例えば、すべてのサンプルを−1で事前乗算した後に送信される)。しかしこの方式は、送信機が多くの散乱オブジェクトに囲まれていないときはいつでも、以下で検討されるビーム形成現象を引き起こす可能性がある。例えば、典型的な無線アクセス・ポイントは典型的にはオフィス環境において地上から高い場所に取り付けられ、したがって多くの散乱オブジェクトから離れている。
結果として生じるビーム形成効果を図4に示す。2本のアンテナが同じ(あるいは図4において係数Aとして示される定係数により異なる)信号を送信する場合、ポイントP2などその環境における一部の領域は、ポイントP1などのその他の領域より良く照射される。2つの送信機間の定係数Aに応じて、これらの照射範囲は変化することになる。例えば、図3Bのフレーム・フォーマット350に関して、長いプリアンブルLP.aの間、2つのアンテナ分岐間の係数は+1であり、一方、長いプリアンブルLP.bに関する係数は(−1)である。しかし、理想的な環境において、照射は全方向性でかつ確実な範囲に対して時間的に一定であることから、そのような(時間的に異なる)ビーム形成効果は概して望ましくない。
さらに、短いプリアンブルの間、複数のアンテナからの(TXアンテナ間の定係数を除き)本質的に同じ信号の伝送は、電力推定において誤った受信力推定をもたらすであろう。これは、本質的に同じ信号が複数のアンテナから送信される場合、物理チャネルの干渉性追加があると同時に、データ部分において全方向に放射する(かつ無相関の)MIMOサンプルが電力追加をもたらすことが原因である。その結果はアナログ増幅段において準最適に(suboptimally)調整された利得設定(AGC設定)であり、有効雑音レベルの増加および/またはさらなる歪みのいずれかを引き起こす。
図5Aおよび図5Bはそれぞれ、対応するチャネル係数および受信信号と共に、図3Aのプリアンブル方式のための2つの「長いプリアンブル」区分LP.aおよびLP.bの伝送を示す。例図を簡略化するために、生じることになる雑音の寄与(noise contribution)は図5Aおよび図5Bに示されていないことに留意されたい。したがって、図5Aに示すとおり、長いプリアンブルLP.aの第1受信機のチャネル係数は、
R1.a{k}=LP{k}(H11{k}+H12}k})
により与えられ、長いプリアンブルLP.aの第2受信機のチャネル係数は、
R2.a{k}=LP{k}(H21{k}+H22}k})
により与えられる。
同様に、図5Bに示すとおり、長いプリアンブルLP.bの第1受信機のチャネル係数は、
R1.b{k}=LP{k}(H11{k}−H12}k})
により与えられ、長いプリアンブルLP.bの第2受信機のチャネル係数は、
R2.b{k}=LP{k}(H21{k}−H22}k})
により与えられる。
図6は、図5の信号をさらに処理し、所望のチャネル係数を生み出すチャネル推定構造600を示す。すなわち、チャネル推定構造600の出力は(例示的な2×2MIMOシステムにとって)所望のチャネル係数である。チャネル推定構造600は、いくつかの加算器610、630、および減算器620、640、続いて乗算段階650を用いて図5のR信号を処理し、チャネル係数Hを生み出す。推定が実際の係数と完全に同じになり、ある種の劣化を引き起こさないよう、それぞれの係数に雑音の寄与が加えられることに留意されたい。
本発明の一態様によれば、図3Bのフレーム・フォーマット350など、すべての送信分岐から連続的に送信するフレーム・フォーマットが選択され、第2アンテナから送信された全フレーム(パケットのプリアンブル部分とデータ部分)は遅延されるかまたは伝送前に移動する。典型的な遅延は、例えば、IEEE 802.11a/g規格における50ナノ秒など、1つのOFDMサンプル期間によって与えられる。一変更形態において、1または複数の送信アンテナ上のサンプル化データ・ストリーム(sampled data stream)は同じ遅延量Dにより周期的OFDM回転を行うことにより構築してもよい。例えば、OFDMシンボルごとを基準として、時間領域サンプルはそれぞれのシンボルの終わりから当該シンボルの初めまで移動する。
図7は、2本の送信アンテナを備えた例示的実装のために本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマット700を示す。図7に示すように、例示的フレーム・フォーマット700は図3Bのフレーム・フォーマット350に基づくものであり、第2送信機TX−2によるフレームの伝送は遅延量Dだけ遅延される。自己相関値がメイン・ピークと比較して遅延Dの値に対して低くなるように、遅延Dは(短いおよび長い)プリアンブルそれぞれの自己相関関数に合わせるべきである。IEEE 802.a/gOFDMにおいて与えられているプリアンブル・シーケンスのフォーマットおよび相関特性のために、短い遅延Dが望ましい。
有望な一実施例は、遅延Dを1つのOFDMタイム・サンプル期間照射Tと一致させることであろう。802.11a/gOFDMにおいて、この数値は50ナノ秒である。一般のOFDMシステムに関しては、OFDMタイム・サンプル期間照射は、2つの隣接するサブキャリアの周波数間隔の逆数を、FFTにより得られたOFDMサブキャリアの最大数で割ることにより得られる。例えば802.11a/gにおいて、これらの数は312.5KHzの間隔および64本のサブキャリアであり、52本のサブキャリアのみが非空である。しかし、0.5T、1.5Tまたは2Tの期間を実際に使うこともできる。遅延Dを用いる利点は、プリアンブルの間、所与の時刻の効果的な送信ビーム・パターンの観点から、2本のアンテナはもはや同じシーケンスを同時に送信しない点にある。これは放射をランダム化し、2つの独立したもののオーバーレイとして現れることから、本質的に全方向性の信号ストリームである。Tより小さな遅延Dを用いることは部分的に相関した送信を導き、ある種の伝搬環境に対して多少限定されたビーム・パターン効果をもたらすことができる。
数ある利点の中でも、第2送信機によるフレームの遅延伝送は、信号を「ブリーズ」にし、結果的に伝送の信頼性を損なう可能性のある加熱/冷却現象を伴わずに両方のアンテナからの連続伝送を可能にする。
図8は本発明の特徴を組み込んだ送信機800の概略ブロック図である。図8に示すように、送信されるデータはMAC層から受信され、信号符号化および信号変調など、信号は段階805で周波数領域において構築される。その後、逆高速フーリエ変換が段階810で行われ、ガード・インターバルが段階820で加えられる。MIMOプリアンブルは段階825で構築され、段階830でデータ信号と組み合わされる。第2送信機のフレームは本発明によると段階850で遅延される。デジタル信号は段階860でアナログ信号に変換され、段階870で送信される。
したがって、信号がアナログに変換されてRF段階に送られる前に、段階850の遅延要素は第2アンテナ分岐TX−2においてデジタル信号処理チェーンの終わりで導入される。例示的な実施形態において、この遅延はすべてのデータ・シンボルを含むパケット全体に渡り応用される、すなわち、この遅延はフレームのプリアンブル区分に限定されない点に留意することが重要である。また、周波数領域におけるチャネル推定は変更されていないことにも留意されたい。
図9は、図7のプリアンブル・フォーマット700の一般化である、本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマット900を示す。図9に示すように、2つのパラメータK1およびK2が指定されている。パラメータK1およびK2は一般に、前述の手続きを用いて、チャネル係数の復元(分離)を可能にする都合の良い任意の値を取ることが可能である。図9に示す具体的な実装において、パラメータK1は1に相当し、パラメータK2は−1に相当する。
図10は、3本の送信アンテナを備えた例示的な多重アンテナ通信システムのために本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマット1000を示す。図10に示すように、第2アンテナTX−2は第1アンテナTX−1から遅延され、第3アンテナTX−3はさらに遅延される。
これらのパラメータを用いて、それぞれの送信アンテナは常に同じ電力(すべてのKの振幅は1.0)を送信し、受信機が多次元的な方法でチャネル係数を分離できることを確実にする。遅延Dはこの実装において通常Tまたは0.5Tに相当する。例えば、K係数は次の例示的値を持つことができる。
K1=K4=1、
K2=K6=exp(−j120deg)、および
K3=K5=exp(+j120deg)。
短いプリアンブルSP.1からSP.3は、適切なよく知られている「短いプリアンブル」フォーマットまたはMIMO特定の「短いプリアンブル」フォーマットに従ってもよい。例えば、SP.1からSP.3はすべて802.11a/g OFDM規格に従ってもよい。
図11は、3本の送信アンテナを備えた例示的な多重アンテナ通信システムのために本発明の特徴を組み込んだ送信機1100の概略ブロック図である。送信機1100は図8の送信機800と同じ構造を備え、さらに別の送信分岐が付加されている。図11に示すように、送信されるデータはMAC層から受信され、信号符号化および信号変調など、信号は段階1105で周波数領域において構築される。その後、逆高速フーリエ変換が段階1100で行われ、ガード・インターバルが段階1120で加えられる。MIMOプリアンブルは段階1125で構築され、段階1130でデータ信号と組み合わされる。第2送信機および第3送信機のフレームは、本発明によると段階1150で遅延される。デジタル信号は段階1160でアナログ信号に変換され、段階1170で送信される。
したがって、信号がアナログに変換されてRF段階に送られる前に、遅延要素1150−2および1150−3はそれぞれ第2アンテナ分岐TX−2および第3アンテナ分岐TX−3におけるデジタル信号処理チェーンの終わりに導入される。例示的な実施形態において、この遅延はすべてのデータ・シンボルを含むパケット全体を通して適用される、すなわち、この遅延はフレームのプリアンブル区分に限定されない点に留意することが重要である。また、周波数領域におけるチャネル推定は変更されていないことにも留意されたい。個々の遅延は必ずしも同じ基本的遅延Dの倍数になる必要はない。
図12は、3本の送信アンテナを備えた多重アンテナ通信システムのためのチャネル係数を生み出すチャネル推定構造1200を示す。このように、チャネル推定構造1200の出力は(例示的な3×3MIMOシステムにとって)所望のチャネル係数である。チャネル推定構造1200は、段階1210で受信信号Rを対応する「長いプリアンブル」シンボルで乗算し、次いで段階1220で適切な行列反転を行ってチャネル係数Hを生み出す。推定が実際の係数と完全に同じになり、ある種の劣化がもたらされないように、それぞれの係数に雑音の寄与が加えられることに留意されたい。
図12において、周波数領域LP{k}におけるすべての「長いプリアンブル」シンボルの振幅は単一振幅を有する、すなわち、LP{k}は+1に相当するかまたはLP{k}は−1に相当すると想定される。したがって、それぞれの受信分岐1、2または3に関してさらにそれぞれのサブキャリアkにおいて、3つのプリアンブル区分a、b、cからの出力は段階1210でLP{k}により事前乗算される。次いで、図12に示すように、K係数行列の逆数を用いた行列乗算が段階1220で行われる。
さらに一般に、第1アンテナTX−1から送信されたLPプリアンブルの前のK係数はすべてのプリアンブル区分に関して1.0となるように任意に選択されるが、これら係数は異なる値を有してもよいことに留意されよう。第1アンテナTX−1に1.0を選択することは有用である。第1の送信アンテナLP区分に対して1.0以外のK係数が選択される場合、当該係数は逆行列1220にも同様に現れるべきである。
一般に図12に示されるチャネル推定方式は、2本または4本の送信アンテナを備える多重アンテナ通信システムにも同様に適用することが可能である。2本の送信アンテナの場合、反転されて乗算に用いられる行列は2×2次元となり、第1列は単一値を有し、行列の第2列はK1およびK2の値を有し、さらに機能性は図6に示されたチャネル推定方式と同じ結果になる。4本の送信アンテナの場合、反転する行列はすべて単一値の第1列を有し、第2列はK1、K2、K3およびK4の値を、第3列はK5、K6、K7およびK8の値を、さらに第4列はK9、K10、K11およびK12の値を有することになる。この場合も、第1送信アンテナにリンクしたK係数が1.0と異なる場合、これら行列の第1列は対応する係数を有さねばならないことになる。
本明細書で用いられるKパラメータの具体的な実施例に関して、求められる逆行列は非常に簡単であり、本質的に複数のK係数(またはそれらの複素共役)あるいは全体的行列乗算に有効な単なる全体的スケーリング係数により得られることに留意されたい。これによりソリューションは簡単なものになる。
送信アンテナよりも多い受信アンテナを備えるシステムに関しては別の拡張も可能である。その場合、対応するチャネル係数は、LP{k}を用いて対応する事前乗算を行う別の処理ブロック列を加え、次いで逆行列を加えることにより、楽に推定することができる。例えば、図12に関して、やはり送信アンテナが3本あるものの、受信アンテナが4本である場合、受信信号R4a、R4bおよびR4cを組み合わせて第4列を加え、逆行列乗算の後に生じる係数は所望の係数H41、H42およびH43になる。類似の拡張は2×3MIMOシステムに適用されるであろう。
図13は、4本の送信アンテナを備える例示的な多重アンテナ通信システムのために本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマット1300を示す。図13に示すように、第2アンテナTX−2は第1アンテナTX−1から遅延され、第3アンテナTX−3はさらに第2アンテナから遅延され、第4アンテナTX−4は第3アンテナと相対的に遅延される。
これらのパラメータを用いて、それぞれの送信アンテナが常に同じ電力(すべてのKの振幅は1.0)を送信し、受信機は多次元的な方法でチャネル係数を分離できることを確実にする。遅延Dはこの実装において通常Tまたは0.5Tに相当する。例えば、K係数は次の例示的値を持つことができる。
K1=K5=K7=K9=1、
K2=K12=exp(−j90deg)=−j、
K3=K6=K8=K11=−1、および
K4=K10=exp(+j90deg)=+j。
短いプリアンブルSP.1からSP.4は、任意の適切なよく知られている「短いプリアンブル」フォーマットまたはMIMO特定の「短いプリアンブル」フォーマットに従ってもよい。例えば、SP.1からSP.4はすべて802.11a/g OFDM規格に従ってもよい。
上で論じられたプリアンブル・フォーマットは、第1の「長いプリアンブル」区分LPaの後の単一信号領域OFDMシンボルの利用に基づくものである。この信号領域はIEEE 802.11g/a OFDM規格により定められたとおり、すなわちあらゆる環境下で6 Mbpsモードを用いてもよい。MIMO受信機がデータ領域の高速伝送に関する追加情報を得るためには、第2信号領域が役立つ可能性がある。
図14Aおよび図14Bはそれぞれフレーム・フォーマット1400、1450を示しており、第2信号領域SIG2は第1信号領域SIG1の後に検出される。図14Aは2−TX MIMOシステムを示し、図14Bは3−TX MIMOシステムの実施例を示す。別の代替案は第2の長いプリアンブルの後にSIG2領域を有することになる(これらの図には図示せず)。
上に提案された図9におけるような具体的な遅延伝送方式は、(プリアンブルにおいて)チャネル遅延広がりを増大する可能性がある。2−TX MIMOシステムにおいて、このような増大はわずかである。しかし、遅延広がりは送信アンテナの本数が増えるにつれて増大し、システム性能を低下させることになる。
図15は、プリアンブルおよび信号領域のみを遅延させてデータは遅延させない例示的な3送信分岐方式のために本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマット1500を示す。このように、データ伝送は遅延広がり増大を経験しない。データ伝送直前にプリアンブルおよび信号領域を送信した後、長さDの擬似信号F(長いプリアンブルの沈黙もしくは周期的拡張、または任意のパディング信号(padding signal))が第1送信ストリームに加えられる。次いで、MIMO DATA部分は両方のアンテナから同時に送信される。MIMO DATA受信機は、同期化(それぞれのOFDMシンボルのタイミング)およびチャネル推定を適切に調整できるように、プリンアンブル部分とDATA部分との間で異なるこの遅延/非遅延伝送について知る必要があることに留意されたい。
図15に示すように、(図9に類似した方法で)2つのパラメータK1およびK2が指定されている。パラメータK1およびK2は、前述の手続きを用いて、一般にチャネル係数の復元(分離)を可能にする都合の良い任意の値を取る。図15に示す具体的な実装において、パラメータK1は1に相当し、パラメータK2は−1に相当する。
図16は、プリアンブルおよび信号領域のみを遅延させてデータは遅延させない例示的な3送信分岐方式のために本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマット1600を示す。図16に示されるように、フレーム・フォーマット1600は2つの擬似期間F1およびF2を用いる。
図17は、物理チャネルにおいて遅延広がり増大の障害を克服する2本の送信分岐を備えた例示的多重アンテナ通信システムのための代替方式1700を示す。第2アンテナからの送信をDだけ遅延させるのではなく、(回転遅延を導入する目的で)第2アンテナからの送信信号がそれぞれのシンボルの範囲内で周期的に回転する。図17の実施形態において、第2送信分岐上のサンプルは周期的に移動し、対応するガード・インターバル(GI)が送信分岐TX−1およびTX−2に加えられる。図17に示されるように、例えば、(やはりガード・インターバル(GI)を伴わない)1つのOFDMシンボルの期間Dの最後のサンプルを当該シンボルの残部の前に置くことにより、このような周期的回転(cyclic rotation)を実現することができる。次いで、(図17においてA’として示された)新たに作られたシンボルから最後のGIサンプル(802.11a OFDMにおいて0.8マイクロセカンド)を再使用して、ガード・インターバルが加えられる。この周期的回転はプリアンブルを含むOFDMシンボルごとにパケット全体を通してすべてのOFDMシンボルに行われる。
IEEE 802.11a OFDMにおける短いプリアンブルは明示的なガード・インターバルを有さず、そのため、周期的回転は短いプリアンブルを形成する10個の「短いプリアンブル」シンボルすべてを通して取られ、GIのその後の追加ステップは不要となることに留意されたい。あるいは、周期的回転は10個の短いトレーニング区分それぞれ(周期性のため、差異は存在しない)に個別に行ってもよい。長いプリアンブルに関しては、当該回転は2つの長いトレーニング・シーケンスそれぞれに、またはこれら両方を通して同時に行われるべきであり、この場合も差異は存在しない。その場合、(長い)GIは新たに構築された長いトレーニング・シーケンスに基づくべきである。数学的に、OFDMコンテキストに照らして、信号が最終的に受信機の周波数領域に再び移動されて処理される場合、そのような周期的回転はDサンプルにより信号伝送を遅延させることに相当する。したがって、本明細書の方式は同様の固有デコリレーションおよび上で論じられた遅延伝送方式のビーム・パターン回避の利点を有すると同時に、上からの非周期的アプローチと対照的に、TXアンテナのすべての伝送は同時に開始する。
図18は、物理チャネルにおいて遅延広がり増大の障害を克服する3本の送信分岐を備えた例示的多重アンテナ通信システムのための代替方式1800を示す。図18の実施形態において、TX−2およびTX−3上の(1つまたは複数の)サンプルは周期的に移動され、対応するガード・インターバル(GI)が送信機TX−1、TX−2およびTX−3に加えられる。第3アンテナは単に同じ周期的回転を行うが、2Dサンプルを用いる。この場合も、プリペンドされる(prepended)ガード・インターバルは回転シンボルに基づく。
図19は本発明のさらなる変更形態を示しており、周期的回転は短いプリアンブル、長いプリアンブルおよび(1つまたは複数の)信号領域でのみ行われる。データ・シンボルは周期的に回転されない。この方式は送信機の複雑性を削減し、周期的回転の利点を維持する。この方式において、受信機は同期化およびチャネル推定手順をプリアンブル部分とデータ部分との間のこの遅延/非遅延差異に合うように具体的に調整する必要がある。チャネル推定に関しては、この場合もすべてのLP{k}の振幅は+1または(−1)のいずれかであることを想定して、図6および図12におけるLP{k}乗数は、第2アンテナに関してはLP{k}exp(−j2πDk/N)(NはFFTの大きさ)、および第3アンテナに関してはLP{k}exp(−j4πDk/N)とすべきである。
本明細書に示されかつ説明されている実施形態および変更形態は本発明の原則を単に例示するものであり、当業者は本発明の範囲および精神から逸脱することなく様々な修正形態を実施することが可能であることを理解されたい。
本発明が動作可能な、例示的な従来型MIMO−OFDM環境の図である。 従来型SISO OFDMシステムのフレーム・フォーマットの図である。 2本の送信アンテナTX−1およびTX−2を備える例示的実装のために下位互換性を提供するMIMO OFDMシステムのための例示的フレーム・フォーマットの図である。 2本の送信アンテナTX−1およびTX−2を備える例示的実装のために下位互換性を提供するMIMO OFDMシステムのための例示的フレーム・フォーマットの図である。 多重アンテナ通信システムにおいて2本以上の送信分岐からの同じシンボルの同時伝送の結果生じるビーム形成効果の図である。 それぞれ、対応するチャネル係数および受信信号と共に、図3Aのプリアンブル方式のための2つの長いプリアンブル区分LP.aおよびLP.bの伝送の図である。 それぞれ、対応するチャネル係数および受信信号と共に、図3Aのプリアンブル方式のための2つの長いプリアンブル区分LP.aおよびLP.bの伝送の図である。 図5の信号をさらに処理し、所望のチャネル係数を生み出すことができるチャネル推定構造の図である。 2本の送信アンテナを備えた例示的実装のために本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマットの図である。 本発明の特徴を組み込んだ送信機の概略ブロック図である。 図7のプリアンブルの一般化である、本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマットの図である。 3本の送信アンテナを備えた例示的な多重アンテナ通信システムのために本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマットの図である。 3本の送信アンテナを備えた例示的な多重アンテナ通信システムのために本発明の特徴を組み込んだ送信機の概略ブロック図である。 3本の送信アンテナを備えた多重アンテナ通信システムのためにチャネル係数を生み出すチャネル推定構造の図である。 4本の送信アンテナを備えた例示的な多重アンテナ通信システムのために本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマットの図である。 第2信号領域SIG2が第1信号領域SIG1の後で検出されるフレーム・フォーマットの図である。 第2信号領域SIG2が第1信号領域SIG1の後で検出されるフレーム・フォーマットの図である。 プリアンブルおよび信号領域のみを遅延させてデータは遅延させない例示的な2送信分岐方法のために本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマットの図である。 プリアンブルおよび信号領域のみを遅延させてデータは遅延させない例示的な3送信分岐方法のために本発明の特徴を組み込んだフレーム・フォーマットの図である。 物理チャネルにおいて遅延広がり増大の障害を克服する、2本の送信分岐を備えた例示的な多重アンテナ通信システムの代替方式の図である。 物理チャネルにおいて遅延広がり増大の障害を克服する、3本の送信分岐を備えた例示的な多重アンテナ通信システムの代替方式の図である。 周期的回転が短いプリアンブル、長いプリアンブルおよび(1つまたは複数の)信号領域でのみ実行される、本発明の別の変更形態の図である。

Claims (4)

  1. 複数の送信アンテナ(110)を備える多重アンテナ通信システム(100)における伝送方法であって、
    前記複数の送信アンテナのうちの第1のアンテナ上でフレーム(200)の少なくとも一部分を送信するステップ、及び、
    前記複数の送信アンテナのうちの少なくとも第2のアンテナ上で前記フレームの前記少なくとも一部分の遅延バージョンを送信するステップにより特徴づけられる方法であって、
    前記送信するステップそれぞれは、互いに時間的に重なり合い、
    前記遅延バージョンは、前記複数の送信アンテナのうちの少なくとも第2のアンテナ上で、前記フレームのプリアンブル部分のみを周期的に移動することにより得られ、
    前記遅延は、自己相関値がメイン・ピークに比べて実質的に低くなるように、短いプリアンブル及び長いプリアンブルそれぞれの自己相関関数に適合され
    前記遅延バージョンが、OFDMタイム・サンプル期間Tだけ前記フレームの前記少なくとも一部分とは異なる、方法。
  2. 多重アンテナ通信システムにおいてパケットを送信するためのトランシーバであって、
    フレームの少なくとも一部分を送信するための第1の送信分岐(110−1)、及び
    前記フレームの前記少なくとも一部分の遅延バージョンを送信するための第2の送信分岐(110−2)により特徴づけられるトランシーバであって、
    前記送信のそれぞれは、互いに時間的に重なり合い、
    前記遅延バージョンは、前記複数の送信アンテナのうちの少なくとも第2のアンテナ上で、前記フレームのプリアンブル部分のみを周期的に移動することにより得られ、
    前記遅延は、自己相関値がメイン・ピークに比べて実質的に低くなるように、短いプリアンブル及び長いプリアンブルそれぞれの自己相関関数に適合され
    前記遅延バージョンが、OFDMタイム・サンプル期間Tだけ前記フレームの前記少なくとも一部分とは異なる、トランシーバ。
  3. 前記遅延バージョンが前記複数の送信アンテナの前記少なくとも第2のアンテナ上で前記フレームの少なくとも一部を周期的に回転させ、前記フレームの前記周期的に回転された少なくとも一部分にガード・インターバルを加えることにより得られる、請求項に記載のトランシーバ。
  4. 複数の送信アンテナを備えた多重アンテナ通信システムにおける伝送方法であって、
    前記複数の送信アンテナのうちの第1のアンテナ上でフレームの少なくとも一部分を送信するステップ、及び、
    前記フレームの前記少なくとも一部分の移動されたバージョンを前記複数の送信アンテナのうちの少なくとも第2のアンテナ上で送信するステップにより特徴付けられ、
    前記送信するステップそれぞれは、互いに時間的に重なり合い、
    前記遅延バージョンは、前記複数の送信アンテナのうちの少なくとも第2のアンテナ上で、前記フレームのプリアンブル部分のみを周期的に移動することにより得られ、
    前記遅延は、自己相関値がメイン・ピークに比べて実質的に低くなるように、短いプリアンブル及び長いプリアンブルそれぞれの自己相関関数に適合され
    前記遅延バージョンが、OFDMタイム・サンプル期間Tだけ前記フレームの前記少なくとも一部分とは異なる、方法。
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