JP4767217B2 - ナビゲーション装置、ナビゲーション方法およびプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、ナビゲーション方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、経路案内等の情報提供を行うナビゲーション装置に関する。
従来から、目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置が知られている。このようなナビゲーション装置の中には、目的地だけでなく、目的地に至る途中で立寄地を案内する機能を有するものがある。
特許文献1は、目的地および立寄地の候補となる地点の情報を精度良くユーザに提供するナビゲーション装置を開示している。特許文献1のナビゲーション装置は、車両が停止したときに、パーキングブレーキのオン/オフ、滞在時間、乗車人数の変化等の要素に基づいて、停車した地点が目的地であるか、立寄地であるかを判断する。そして、判断の結果に基づいて、停車した地点を目的地あるいは立寄地として記憶する。特許文献1のナビゲーション装置は、経路案内を行う際に、記憶された目的地あるいは立寄地を読み出し、現在の時期的情報(時刻、曜日、月日、季節等)、天候情報、運転者情報等に基づいて、目的地および立寄地を推定する。
特開2007−10570号公報
上記した特許文献1では、目的地および立寄地を推定し、推定された目的地および立寄地への経路案内を行うが、目的地への到着を急ぐ場合などにはドライバが立寄りを望まないこともある。そのような状況で立寄地を提示しても、ドライバにとって煩わしいだけの結果となってしまう。
上記特許文献1では、時期的情報、天候情報、運転者情報等に基づいて目的地および立寄地を推定することが記載されているが、上記特許文献1では、経路案内時の処理に詳しく言及していない。
そこで、本発明は、上記背景に鑑み、ドライバの置かれた状況に応じて適切な内容の経路案内等の情報提供を行うことができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
本発明のナビゲーション装置は、出発地ごとに出発時刻の履歴を記憶した出発履歴記憶部と、所定の出発地を出発する際にその出発の時刻を出発検出時刻として検出する出発時刻検出部と、前記出発履歴記憶部に記憶された情報から前記所定の出発地における出発時刻ごとの出発回数を求め、前記出発時刻ごとの出発回数の分布と前記出発検出時刻とに基づいて提供すべき情報を決定し、決定された情報を提供する情報提供部とを備える。
このように出発時刻ごとの出発回数の分布を利用することにより、ドライバの行動を推定できる。例えば、平日に所定の時刻の出発回数が多い場合には、ドライバはその時刻に会社に出発する習慣があると推定できる。また、休日において、出発回数の分布が一様である場合には、時間的に余裕があると推定できる。出発時刻ごとの出発回数の分布と出発時に検出した時刻(出発検出時刻)とを比較することにより、ドライバが意識的に出発時刻等のスケジュール設定を行わなくても、ナビゲーション装置は、時間的に余裕のある状況か否かを推定でき、状況に合わせた適切な情報を提供することができる。
本発明のナビゲーション装置において、前記情報提供部は、前記出発回数がピークの出発時刻を含み且つ前記ピークより前の時刻の出発回数の方が前記ピークより後の時刻の出発回数より多い時間帯に、前記出発検出時刻が含まれていると共に、前記出発検出時刻が前記ピークの出発時刻より所定時間以上前である場合に、目的地に至る途中にある立寄地の情報を提供してもよい。
このように出発回数がピークとなる出発時刻を含み、その出発時刻より前の方が出発回数が多い分布は、出発回数がピークとなる時刻までに出発する傾向を示している。この分布においては、出発回数がピークとなる時刻に出発すれば、ちょうど良い時刻に目的地に到着できると推定される。ナビゲーション装置は、出発検出時刻がピークの出発時刻より所定時間以上前の場合に立寄地の情報を提供するので、時間的に余裕のある状況で目的地までの経路案内に加えて立寄地の提案という付加的なサービスを提供できる。なお、「所定時間」は、例えば、出発回数の分布の広がり等によって、適宜決定することができる。
本発明のナビゲーション装置において、前記情報提供部は、前記出発回数がピークの出発時刻を含み且つ前記ピークより前の時刻の出発回数の方が前記ピークより後の時刻の出発回数より多い時間帯に、前記出発検出時刻が含まれていると共に、前記出発検出時刻が前記ピークの出発時刻より所定時間前の時刻の後である場合に、目的地までの所要時間を優先した経路案内を行ってもよい。
この構成により、普段と同じ時刻に目的地に到着できるように適切な経路案内を行うことができる。なお、目的地までの所要時間を優先した経路案内とは、例えば、有料道や道幅等のパラメータよりも目的地までの所要時間のパラメータの重みを高くしたリンクコストの計算によって探索した経路を案内することである。これにより、目的地までの所要時間が短い経路が探索される。また、出発検出時刻がピークの出発時刻より所定時間前の時刻の後である場合に、音楽を流す構成とすることも可能である。これにより、時間的に余裕のないドライバをリラックスさせることができる。
本発明のナビゲーション装置において、前記情報提供部は、前記出発時刻ごとの出発回数の分布から出発回数が局所的に最大となる出発時刻を求め、当該出発時刻における出発回数が、当該出発時刻を含む所定の範囲における出発時刻ごとの平均の出発回数の所定倍以上であるときに、当該出発時刻を前記ピークの出発時刻として検出してもよい。
この構成により、出発回数がピークの出発時刻を適切に検出することができる。なお、平均の出発回数を求める「所定の範囲」は、例えば、出発回数が局所的に最大となる出発時刻の前後30分というように予め設定してもよいし、あるいは、出発回数が局所的に最大となる出発時刻の前後において、出発回数が減少して出発時刻ごとの出発回数がほぼ一定となる部分で挟まれた範囲としてもよい。また、「所定倍」の値は、あらかじめ設定しておいてもよいし、ドライバが調整できるようにしてもよい。
本発明の別の態様に係るナビゲーション装置は、出発地ごとに出発時刻の履歴を記憶した出発履歴記憶部と、所定の出発地を出発する際にその出発の時刻を出発検出時刻として検出する出発時刻検出部と、前記出発履歴記憶部に記憶された情報から前記所定の出発地における出発時刻ごとの出発回数を求め、前記出発回数が所定の閾値を超えている出発時刻と前記出発検出時刻とを比較して提供すべき情報を決定し、決定された情報を提供する情報提供部とを備える。
出発回数が所定の閾値より大きい出発時刻は、ドライバの通常の出発時刻と考えられるので、出発検出時刻を出発回数が所定の閾値より大きい出発時刻と比較することによって時間的な余裕の有無を判断でき、提供すべき適切な情報を決定できる。なお、所定の閾値は、例えば、出発時刻毎の回数によって規定してもよいし、その出発時刻に出発した割合(確率)によって規定してもよい。
本発明の別の態様に係るナビゲーション装置は、出発地ごとに出発時刻の履歴を記憶した出発履歴記憶部と、所定の出発地を出発する際にその出発の時刻を出発検出時刻として検出する出発時刻検出部と、前記出発履歴記憶部から読み出した出発時刻の平均と前記出発検出時刻とを比較して提供すべき情報を決定し、決定された情報を提供する情報提供部とを備える。
過去における平均の出発時刻はドライバの通常の出発時刻と考えられるので、出発検出時刻を平均の出発時刻と比較することによって時間的な余裕の有無を判断でき、提供すべき適切な情報を決定できる。
本発明のナビゲーション装置において、前記出発履歴記憶部は、出発時における所定の状況に関連付けて前記出発時刻の履歴を記憶しており、前記情報提供部は、出発時の所定の状況に応じて、前記出発履歴記憶部に記憶された情報から出発時刻ごとの出発回数を求めてもよい。
この構成により、同じ状況において得られた出発履歴を用いて出発時刻ごとの出発回数を求めるので、時間的に余裕のある状況か否かを精度良く推定することができる。なお、「所定の状況」とは、例えば、曜日、天気、同乗者の有無等である。
本発明のナビゲーション装置は、目的地を決定する目的地決定部を備え、前記出発履歴記憶部は、目的地ごとに前記出発時刻の履歴を記憶しており、前記情報提供部は、前記目的地決定部にて決定された目的地に応じて、前記出発履歴記憶部に記憶された情報から出発時刻ごとの出発回数を求めてもよい。
このように目的地に応じて出発時刻ごとの出発回数を求めることにより、時間的に余裕のある状況か否かを精度良く推定することができる。
本発明のナビゲーション装置は、車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部を備え、前記情報提供部は、前記到着予想時刻と前記目的地への到着希望時刻とに基づいて提供すべき情報を変更してもよい。
この構成により、車両の走行中の状況に応じて、提供すべき情報を適切に変更することができる。例えば、ピークの出発時刻より所定時間以上前に出発した場合には、立寄地の情報を提供するが、渋滞によって到着予想時刻が到着希望時刻より遅くなった場合に、目的地までの所要時間を優先した経路案内の情報に変更し、到着希望時刻に間に合うように経路案内することができる。
本発明の他の態様に係るナビゲーション装置は、目的地ごとに到着時刻の履歴を記憶した到着履歴記憶部と、目的地を決定する目的地決定部と、車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、前記到着履歴記憶部に記憶された情報から前記目的地の到着時刻ごとの到着回数を求め、前記到着時刻ごとの到着回数の分布と前記到着予想時刻とに基づいて提供すべき情報を決定し、決定された情報を提供する情報提供部とを備える。
このように到着時刻ごとの到着回数の分布を利用することにより、ドライバの行動を推定できる。例えば、平日に所定の時刻の到着回数が多い場合には、ドライバはその時刻に出社する習慣があると推定できる。過去の到着時刻ごとの到着回数の分布とその目的地への到着予想時刻とを比較することにより、ドライバが意識的に到着時刻等のスケジュール設定を行わなくても、ナビゲーション装置は、時間的に余裕のある状況か否かを推定でき、状況に合わせた適切な情報を提供することができる。
本発明のナビゲーション装置において、前記情報提供部は、前記到着回数がピークの到着時刻を求め、前記到着予想時刻が前記ピークの到着時刻より所定時間以上前である場合に、目的地に至る途中にある立寄地の情報を提供してもよい。
このように目的地への到着予想時刻がピークの到着時刻より所定時間以上前の場合に立寄地の情報を提供するので、時間的に余裕のある状況において、目的地までの経路案内に加えて立寄地の提案という付加的なサービスを提供できる。なお、「所定時間」は、例えば、到着回数の分布の広がり等によって、適宜決定することができる。
本発明のナビゲーション装置において、前記情報提供部は、前記到着回数がピークの到着時刻を求め、前記到着予想時刻が前記ピークの到着時刻より所定時間前の時刻の後である場合に、目的地までの所要時間を優先した経路案内を行ってもよい。
この構成により、到着希望時刻に目的地に到着できるように適切な経路案内を行うことができる。
本発明のナビゲーション装置において、前記情報提供部は、前記到着時刻ごとの到着回数の分布から到着回数が局所的に最大となる到着時刻を求め、当該到着時刻における到着回数が、当該到着時刻を含む所定の範囲における到着時刻ごとの平均の到着回数の所定倍以上であるときに、当該到着時刻を前記ピークの到着時刻として検出してもよい。
この構成により、到着回数がピークの到着時刻を適切に検出することができる。なお、平均の到着回数を求める「所定の範囲」は、例えば、到着回数が局所的に最大となる到着時刻の前後30分というように予め設定してもよいし、あるいは、到着回数が局所的に最大となる到着時刻の前後において到着回数が減少して到着時刻ごとの到着回数がほぼ一定となる部分で挟まれた範囲としてもよい。また、「所定倍」の値は、あらかじめ設定しておいてもよいし、ドライバが調整できるようにしてもよい。
本発明の他の態様に係るナビゲーション装置は、目的地ごとに到着時刻の履歴を記憶した到着履歴記憶部と、目的地を決定する目的地決定部と、車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、前記到着履歴記憶部に記憶された情報から前記目的地の到着時刻ごとの到着回数を求め、前記到着回数が所定の閾値を超えている到着時刻と前記到着予想時刻とを比較して提供すべき情報を決定し、決定された情報を提供する情報提供部とを備える。
到着回数が所定の閾値より大きい到着時刻は、目的地への通常の到着時刻と考えられるので、到着予想時刻を到着回数が所定の閾値より大きい到着時刻と比較することによって時間的な余裕の有無を判断でき、提供すべき適切な情報を決定できる。なお、所定の閾値は、例えば、到着時刻毎の回数によって規定してもよいし、その到着時刻に到着した割合(確率)によって規定してもよい。
本発明の他の態様に係るナビゲーション装置は、目的地ごとに到着時刻の履歴を記憶した到着履歴記憶部と、目的地を決定する目的地決定部と、車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、前記到着履歴記憶部から読み出した到着時刻の平均と前記到着予想時刻とを比較して提供すべき情報を決定し、決定された情報を提供する情報提供部とを備える。
過去における平均の到着時刻は目的地への通常の到着時刻と考えられるので、到着予想時刻を平均の到着時刻と比較することによって時間的な余裕の有無を判断でき、提供すべき適切な情報を決定できる。
本発明のナビゲーション装置において、前記到着履歴記憶部は、出発時または走行中における所定の状況に関連付けて前記到着時刻の履歴を記憶しており、前記情報提供部は、出発時または走行中の所定の状況に応じて、前記到着履歴記憶部に記憶された情報から到着時刻ごとの到着回数を求めてもよい。
この構成により、同じ状況において得られた到着履歴を用いて到着時刻ごとの到着回数を求めるので、時間的に余裕のある状況か否かを精度良く推定することができる。
本発明のナビゲーション装置において、前記到着履歴記憶部は、出発地ごとに前記到着時刻の履歴を記憶しており、前記情報提供部は、出発時における車両の位置に応じて、前記到着履歴記憶部に記憶された情報から到着時刻ごとの到着回数を求めてもよい。
このように出発地に応じて到着時刻ごとの到着回数を求めることにより、時間的に余裕のある状況か否かを精度良く推定することができる。
本発明のナビゲーション方法は、出発時刻の履歴を出発地ごとに出発履歴記憶部に記憶するステップと、所定の出発地を出発する際にその出発の時刻を出発検出時刻として検出するステップと、前記出発履歴記憶部に記憶された情報から前記所定の出発地における出発時刻ごとの出発回数を求めるステップと、前記出発時刻ごとの出発回数の分布と前記出発検出時刻とに基づいて提供すべき情報を決定するステップと、決定された情報を提供するステップとを備える。
この構成により、本発明のナビゲーション装置と同様に、ドライバが意識的に出発時刻等のスケジュール設定を行わなくても、ナビゲーション装置は、時間的に余裕のある状況か否かを推定でき、状況に合わせた適切な情報を提供することができる。なお、本発明のナビゲーション装置の各種の構成を本発明のナビゲーション方法に適用することも可能である。
本発明の他の態様に係るナビゲーション方法は、到着時刻の履歴を目的地ごとに到着履歴記憶部に記憶するステップと、目的地を決定するステップと、車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出するステップと、前記到着履歴記憶部に記憶された情報から前記目的地の到着時刻ごとの到着回数を求めるステップと、前記到着時刻ごとの到着回数の分布と前記到着予想時刻とに基づいて提供すべき情報を決定するステップと、決定された情報を提供するステップとを備える。
この構成により、本発明のナビゲーション装置と同様に、ドライバが意識的に到着時刻等のスケジュール設定を行わなくても、ナビゲーション装置は、時間的に余裕のある状況かを否かを推定でき、状況に合わせた適切な情報を提供することができる。なお、本発明のナビゲーション装置の各種の構成を本発明のナビゲーション方法に適用することも可能である。
本発明のプログラムは、情報提供を行うためのプログラムであって、ナビゲーション装置に、出発時刻の履歴を出発地ごとに出発履歴記憶部に記憶するステップと、所定の出発地を出発する際にその出発の時刻を出発検出時刻として検出するステップと、前記出発履歴記憶部に記憶された情報から前記所定の出発地における出発時刻ごとの出発回数を求めるステップと、前記出発時刻ごとの出発回数の分布と前記出発検出時刻とに基づいて提供すべき情報を決定するステップと、決定された情報を提供するステップとを実行させる。
この構成により、本発明のナビゲーション装置と同様に、ドライバが意識的に出発時刻等のスケジュール設定を行わなくても、ナビゲーション装置は、時間的に余裕のある状況か否かを推定でき、状況に合わせた適切な情報を提供することができる。なお、本発明のナビゲーション装置の各種の構成を本発明のプログラムに適用することも可能である。
本発明の他の態様に係るプログラムは、情報提供を行うためのプログラムであって、ナビゲーション装置に、到着時刻の履歴を目的地ごとに到着履歴記憶部に記憶するステップと、目的地を決定するステップと、車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出するステップと、前記到着履歴記憶部に記憶された情報から前記目的地の到着時刻ごとの到着回数を求めるステップと、前記到着時刻ごとの到着回数の分布と前記到着予想時刻とに基づいて提供すべき情報を決定するステップと、決定された情報を提供するステップとを実行させる。
この構成により、本発明のナビゲーション装置と同様に、ドライバが意識的に到着時刻等のスケジュール設定を行わなくても、ナビゲーション装置は、時間的に余裕のある状況か否かを推定でき、状況に合わせた適切な情報を提供することができる。なお、本発明のナビゲーション装置の各種の構成を本発明のプログラムに適用することも可能である。
本発明によれば、出発時刻ごとの出発回数の分布と車両が出発地を出発する際の時刻とを比較することにより、ドライバが意識的に出発時刻等のスケジュール設定を行わなくても、ナビゲーション装置は、時間的に余裕のある状況か否かを推定でき、状況に合わせた適切な情報を提供することができる。
以下、本発明のナビゲーション装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態のナビゲーション装置1の構成を示す図である。ナビゲーション装置1は、道路地図の情報を記憶した地図情報記憶部10と、車両の現在位置を求める車両位置検出部14と、ドライバからの操作を受け付けるスイッチ16と、地図等を表示するディスプレイ18と、経路探索等を行う制御部20とを備えている。
地図情報記憶部10は、道路の情報に加えて、観光施設やレストランなどの各種の施設情報を記憶している。地図情報記憶部10は、CD−ROM等の外部記録媒体によって構成してもよいし、ナビゲーション装置1のメモリによって構成してもよい。ナビゲーション装置1のメモリに地図情報を記憶する場合には、ネットワーク経由で最新の地図情報をダウンロードすることが可能である。
車両位置検出部14は、車両の現在位置を検出する機能を有する。車両位置検出部14としては、例えば、地磁気センサ、ジャイロスコープ、距離センサ、GPS受信機、ステアリングの回転センサ、各転動輪の車両センサ等を用いることができる。車両位置検出部14は、これらのいくつかのセンサを用いて構成してもよい。これらのセンサは、性質の異なる誤差を持っているので、複数のセンサで補完することにより、車両の現在位置を精度良く検出できる。
ディスプレイ18は、現在位置の周辺地図や目的地までの経路を表示する機能を有する。また、ディスプレイ18は、タッチパネルを備えており、目的地設定等のために必要な情報の入力を受け付ける。
次に、本実施の形態のナビゲーション装置1が、提供すべき適切な情報を決定するための構成について説明する。ナビゲーション装置1は、車両の出発時刻のデータを出発地ごとに記憶した出発履歴記憶部12を備えている。
図2は、出発履歴記憶部12に記憶されたデータの例を示す図である。出発履歴記憶部12は、出発地ごとに出発日および出発時刻のデータを記憶している。ナビゲーション装置1は、車両が出発地を出発するときに、その出発地および時刻のデータを取得して、出発履歴記憶部12に記憶する。なお、信号待ちなどで停車した後やパーキングエリアにて休憩した後に、車両の走行を再開するときのデータは記憶しない。ナビゲーション装置1は、車両が走行を開始したときに、車両が停車していた時間等に基づいて、車両が出発地から出発したのか、あるいは目的地へ向かう途中にいったん停車して走行を再開したのかを判断し、出発地から出発したときのデータを取得する。この例では、出発履歴記憶部12は出発日のデータを記憶しているが、出発日のデータは任意であり、記憶しない構成とすることも可能である。また、例えば、天候や同乗者の有無などの図2に示す以外のデータを出発時刻に関連付けて記憶することとしてもよい。例えば、天候や同乗者の有無を出発時刻に関連付けて記憶しておくことにより、同じ状況(天候、同乗者の有無)における出発時刻の履歴を抽出することが可能となる。
次に、制御部20について説明する。制御部20は、目的地決定部22と、パターン分析部24と、出発時刻検出部26と、案内内容決定部28と、経路案内部30とを有している。案内内容決定部28は提供すべき情報として経路案内の内容を決定し、経路案内部30は決定された内容の経路案内を行う。案内内容決定部28および経路案内部30は、本発明の情報提供部に相当する。
目的地決定部22は、経路案内の対象となる目的地を決定する機能を有する。目的地決定部22は、例えば、ドライバから目的地の名称や電話番号等の入力を受け付け、入力された情報に基づいて目的地を決定してもよいし、現在の状況や過去の履歴に基づいて目的地を推定することによって目的地を決定してもよい。また、目的地決定部22は、目的地を推定することによって目的地の候補をいくつか決定し、その中からドライバに目的地を選択させる構成としてもよい。
パターン分析部24は、出発履歴記憶部12に記憶されたデータに基づいて出発時刻ごとの出発回数の分布を求め、当該分布がどのようなパターンによって構成されているかを分析する機能を有する。
図3は、出発時刻ごとの出発回数を求めた例を示す図である。図3に示すように、パターン分析部24は、15分を一つの区間とし、それぞれの区間に何回出発したかをカウントする。ここでは、区間長を15分としたが、出発回数をカウントするための区間長は15分に限らない。パターン分析部24は、出発時刻ごとの出発回数に基づいて、出発回数の分布を求める。
図4(a)〜図4(c)は、パターン分析部24による分析で用いるパターンの例を示す図である。図4(a)は「パターンA」の例を示し、図4(b)は「パターンB」の例を示し、図4(c)を「パターンC」の例を示す。
パターンA(図4(a)参照)は、出発回数がピークとなる出発時刻t1を含み、出発時刻t1より前の方が出発時刻t1より後よりも勾配がなだらかなパターンである。すなわち、パターンAでは出発時刻t1より前の時刻の方が、出発時刻t1より後の時刻より出発回数が多い。パターンAから、ドライバは、ピークの出発時刻までに出発することが多いことが分かる。例えば、所定の時刻に間に合うように調整しながら動いている場合に、出発回数の分布はこのような傾向になると考えられる。なお、本実施の形態において、出発回数がピークの出発時刻とは、所定の時間帯の中で、最も出発回数が多く且つその出発回数が平均の出発回数の3倍以上の出発回数となる出発時刻である。
パターンB(図4(b)参照)は、出発回数がピークとなる出発時刻t2を含み、出発時刻t2の前後における勾配がほぼ同じパターンである。パターンBから、ドライバは、ほぼ決まった時刻に出発することが分かる。
パターンC(図4(c)参照)は、出発回数がピークとなる出発時刻が存在しないパターンである。図4(c)に示す例では、出発回数が最大となる出発時刻t3を含んでいるが、出発時刻t3における出発回数は平均の出発回数の3倍以上の出発回数ではないので、本実施の形態のナビゲーション装置1は、ピークと判断しない。すなわち、平均の出発回数の3倍以上の出発回数となる出発時刻がない場合には、パターンCとなる。なお、本実施の形態では、ピークか否かを判断するための閾値として、平均の出発回数の3倍以上という閾値を用いているが、この閾値は必ずしも3倍でなくてもよい。この閾値は、ドライバが調整できるようにしてもよい。なお、出発回数のピークを有し、ピークの時刻より前の方が後より勾配が大きい例について記載していないが、この分布は、本実施の形態ではパターンBに含める。
図5に、パターン分析部24による分析結果の一例を示す。図5に示すように、パターン分析部24は、出発時刻ごとの出発回数の分布が、パターンA〜パターンCによってどのように構成されているか、すなわち、各出発時刻がパターンA〜パターンCのどれにあてはまるかを分析する。これにより、各出発時刻において、ドライバに時間的な余裕があるか否かを推定することができる。
再び、図1を参照して、制御部20の構成について説明する。出発時刻検出部26は、車両が出発地から出発する際に、その時刻を検出する機能を有する。本明細書では、出発時刻検出部26にて検出した時刻を「出発検出時刻」という。出発時刻検出部26は、車両が走行を開始したときに、例えば、車両が停車していた時間に基づいて、車両が出発地から出発したのか、あるいは目的地へ向かう途中にいったん停車した後に走行を再開したのかを判断し、出発地から出発したときの時刻を取得する。ナビゲーション装置1が目的地決定部22にてドライバから目的地を受け付ける構成を採用している場合には、出発時刻検出部26は、目的地の入力がなされたときに、出発時刻を検出してもよい。
案内内容決定部28は、パターン分析部24にて分析した出発回数の分布と、出発検出時刻とに基づいて経路案内の内容を決定する。本実施の形態では、案内内容決定部28は、(i)出発検出時刻とピークの時刻との差に基づいて立寄地の経路案内を行う、(ii)目的地までの所要時間を優先して経路案内を行う、(iii)提示する立寄地の数に制限を設けないで立寄地の経路案内を行う、のいずれの内容の経路案内を行うかを決定する。
案内内容決定部28は、出発検出時刻がパターンAの分布に含まれる場合には、経路案内の内容を(i)あるいは(ii)に決定する。案内内容決定部28は、例えば、図3に出発検出時刻D1で示すように、出発検出時刻がピークの出発時刻より30分以上前である場合には、経路案内の内容を(i)に決定し、図3に示す出発検出時刻D2で示すように、出発検出時刻がピークの出発時刻の30分前より後である場合には、経路案内の内容を(ii)に決定する。ここでは、出発検出時刻がピークの出発時刻より30分以上前であるか否かの判定を行っているが、この数値は30分に限定されない。例えば、パターンAにおける勾配の度合い等に応じて決定してもよい。
案内内容決定部28は、出発検出時刻を含む時間帯の出発回数の分布がパターンBの場合には、経路案内の内容を(ii)に決定する。案内内容決定部28は、出発検出時刻を含む時間帯の出発回数の分布がパターンCの場合には、経路案内の内容を(iii)に決定する。経路案内部30は、案内内容決定部28にて決定された内容の経路案内を行う。
図6は、本実施の形態のナビゲーション装置1にて行う経路案内の動作を示すフローチャートである。ナビゲーション装置1は、車両が出発地から出発する際に、その時刻を検出する(S10)。具体的には、ナビゲーション装置1は、車両の走行時に、例えば車両が停車していた時間が所定の閾値(例えば1時間)を超えるか否か判断し、所定の閾値を超える場合に出発時刻を検出する。
次に、ナビゲーション装置1は、出発履歴記憶部12から過去の出発時刻のデータを読み出す(S12)。ナビゲーション装置1は、車両位置検出部14にて車両の現在位置を検出し、車両の現在位置に対応した出発地の出発時刻のデータを読み出す。なお、出発時刻のデータを読み出す際に、出発日の曜日と同じ曜日の出発時刻のデータを読み出してもよい。ドライバの行動パターンは、曜日によって(特に平日と休日とでは)異なる場合が多いので、出発日の曜日と同じ曜日の出発時刻を読み出すことにより、出発回数の分布を適切に分析することができる。続いて、ナビゲーション装置1は、読み出した出発時刻ごとの出発回数の分布が、パターンA〜パターンCによってどのように構成されているかを分析する(S14)。
図7は、パターン分析部24による出発回数の分布の分析の動作を示すフローチャートである。パターン分析部24は、まず、出発時刻ごとの出発回数の分布からピークの候補(出発回数が局所的に最大となる出発時刻)を検索する(S30)。
具体的には、パターン分析部24は、出発時刻ごとの平均の出発回数より出発回数が多い出発時刻を求める。本実施の形態では、出発回数の分布を求めるときに、出発時刻を15分ごとの区間で処理している。出発時刻ごとの平均の出発回数は、全出発回数を区間数で割ることによって求めることができる。ここでは、出発回数をカウントする出発時刻の区間長は15分なので、一日の区間数は、24時間/15分=96区間である。出発回数の全データを100回とすれば、出発時刻ごとの平均の出発回数は、100(回)/96(区間)=1.04(回/区間)と求まる。従って、パターン分析部24は、出発回数が2回以上の区間を検索する。続いて、パターン分析部24は、平均より高い出発回数を有する区間の前後1時間の範囲で最も出発回数の多い出発時刻を検出し、その出発時刻をピーク候補の出発時刻とする。
次に、パターン分析部24は、ピークの候補を含む一つのパターンの時間長(パターン幅)を決定する(S32)。パターン分析部24は、ピークの候補を頂きとする山の形状を一つのパターンとして認識する。すなわち、山の形状の裾から裾までをパターンの幅として求める。具体的には、ピークの候補から時間的に前に向かって出発時刻ごとの出発回数を見ていき、出発回数の変化が所定の閾値より小さくなったときに、その出発時刻をパターンの一方の端部とする。同様に、ピークの候補から時間的に後に向かって出発時刻ごとの出発回数を見ていき、出発回数の変化が所定の閾値より小さくなったときに、その出発時刻をパターンの他方の端部とする。
パターン分析部24は、パターン幅における出発時刻ごとの平均の出発回数を求め、ピーク候補の出発回数が平均の出発回数の3倍以上であるか否かを判定する(S34)。その結果、ピーク候補の出発回数が平均の出発回数の3倍以上である場合には(S34でYES)、パターン分析部24は、ピーク候補が出発回数のピークであると判定する(S36)。ピーク候補の出発回数が平均の出発回数の3倍より小さい場合には(S34でNO)、パターン分析部24は、ピーク候補がピークではないと判定する(S38)。ここまでは、パターン分析部24によってピークを算出する処理である。なお、ここで示したピークを算出する処理は一例であり、この他の方法によってピークの出発時刻を求めてもよい。
出発回数の分布にピークが検出された場合(S36)、パターン分析部24は、ピークより時間的に前の勾配とピークより時間的に後の勾配とを比較する(S40)。パターン分析部24は、ピーク後の勾配の方が大きい場合には(S40でYES)、パターンAと判断し(S42)、ピーク前の勾配の方が大きいか又はピーク前後の勾配が等しい場合には(S40でNO)、パターンBと判断する(S44)。また、パターン幅における出発回数の分布にピークがないと判定した場合(S38)、パターン分析部24は、パターンCと判定する(S46)。パターン分析部24は、上記の処理を出発回数の分布の全体について行うことにより、出発時刻ごとの出発回数の分布がどのようなパターンの組合せによって構成されているかを分析する。
なお、図6では、車両の出発時刻を検出した後に(S10)、パターンの分析の処理(S14)を行う例を示しているが、出発回数の分布の分析は、車両の停車中等にあらかじめ行っておいてもよい。また、本実施の形態のように、車両の出発時刻を検出した後にパターンの分析を行う場合には、車両の出発時刻の付近のみについて出発回数の分布を分析してもよい。
再び、図6を参照して、ナビゲーション装置1の動作について説明する。出発回数の分布の分析が終了した後、ナビゲーション装置1は、出発検出時刻がどのパターンに含まれているかを判定する(S16)。出発検出時刻がパターンAに含まれている場合には、ナビゲーション装置1は出発検出時刻がピークの出発時刻より所定時間以上前にあるか否かを判定する(S18)。出発検出時刻がピークの出発時刻より所定時間以上前にある場合には(S18でYES)、ナビゲーション装置1は、立寄地および目的地の経路案内を行う(S20)。この際、ナビゲーション装置1は、出発検出時刻とピークの出発時刻との時間差に基づいて提示する立寄地の数や内容を決定する。例えば、時間差が30分である場合には立寄地として3箇所を提示し、時間差が60分である場合には立寄地として5箇所を提示する。また、例えば、時間差が30分の場合には、ガソリンスタンドやコンビニエンスストア等のように比較的短時間で用件を済ますことができる立寄地を提示し、時間差が60分の場合にはレストラン等のようにゆったりできる立寄地も提示する。出発検出時刻がピークの出発時刻の所定時間前の時刻より後にある場合には(S16でNO)、ナビゲーション装置1は、目的地までの所要時間を優先して経路探索を行い、探索した経路の案内を行う(S22)。
また、出発検出時刻を含むパターンの種類の判定(S16)において、出発検出時刻がパターンBに含まれていると判定された場合には、ナビゲーション装置1は目的地までの所要時間を優先して経路探索を行い、探索した経路の案内を行う(S22)。出発検出時刻を含むパターンの種類の判定(S16)において、出発検出時刻を含むパターンがパターンCと判定された場合には、ナビゲーション装置1は、立寄地および目的地の経路案内を行う(S24)。この場合、ナビゲーション装置1は、パターンAの場合と異なり、提示する立寄地の数や内容に制限を設けない。
以上、第1の実施の形態のナビゲーション装置1の構成および動作について説明した。
第1の実施の形態のナビゲーション装置1は、出発時刻の履歴から得られた出発回数の分布と車両が出発する際の時刻と基づいて経路案内の内容を決定することにより、ドライバが意識的にスケジュール等を設定しなくても、時間的な余裕があるか否かを推定して、適切な経路案内を行うことができる。
具体的には、出発検出時刻がパターンAに含まれる場合であって出発検出時刻がピークより所定時間以上前にある場合には、立寄地および目的地への経路案内を行う。この場合、ドライバは普段の出発時刻より早く出発しており、時間的な余裕があることが推定されるので、目的地だけでなく立寄地の経路案内を行うことでドライバに付加的なサービスを提供できる。また、出発検出時刻がパターンAに含まれる場合であって、出発検出時刻がピークより所定時間前の時刻より後である場合には、目的地までの所要時間を優先した経路案内を行う。この場合、ドライバは普段の出発時刻とほぼ同じか遅い時間に出発しており、時間的な余裕がないことが予想されるので、立寄地に立寄る可能性は少ない。ナビゲーション装置1は、立寄地の提示を行わず、所要時間が短い経路を案内することによりドライバのニーズに合った経路案内を行える。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態のナビゲーション装置について説明する。第2の実施の形態のナビゲーション装置の基本的な構成は、第1の実施の形態のナビゲーション装置1と同じであるが、出発履歴記憶部12に目的地ごとに出発時刻を記憶している点が異なる。
図8は、第2の実施の形態のナビゲーション装置が備える出発履歴記憶部12に記憶されたデータの例を示す図である。図8に示すように、出発日および出発時刻のデータは、出発地および目的地に関連付けて記憶されている。なお、出発時刻のデータを目的地に関連付けて記憶する方法としては、例えば、以下の方法を採用することができる。例えば、ナビゲーション装置にて目的地が設定されたときに、設定された目的地および出発地と関連付けて出発時刻を記憶する。また、例えば、ナビゲーション装置は、車両が出発地から出発したときの出発時刻を取得し、目的地に到達するまで出発時刻のデータを一時的に保持しておき、車両が目的地に到着したときに出発時刻のデータを出発地および目的地に関連付けて出発履歴記憶部12に記憶する。
第2の実施の形態のナビゲーション装置の経路案内の動作は、基本的には第1の実施の形態のナビゲーション装置1と同じである。ただし、第2の実施の形態のナビゲーション装置は、第1の実施の形態のナビゲーション装置1と異なり、該当の出発時刻履歴を読み出すステップS12において、車両の出発地および目的地に対応する出発時刻のデータを読み出す。読み出した出発時刻のデータを分析し(S14)、出発検出時刻がどのパターンに含まれるかに応じて経路案内の内容を決定し、決定した内容の経路案内を行う動作は、第1の実施の形態のナビゲーション装置1と同じである。
第2の実施の形態のナビゲーション装置は、出発地のみならず目的地も対応する出発時刻のデータを用いて、出発回数の分布のパターンを分析することにより、時間的に余裕のある状況か否かを精度良く推定することができる。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の第3の実施の形態のナビゲーション装置3の構成を示す図である。第3の実施の形態のナビゲーション装置3の基本的な構成は、第1の実施の形態のナビゲーション装置1と同じであるが、到着希望時刻設定部32と到着予想時刻算出部34をさらに備えている。また、第3の実施の形態では、案内内容決定部28は、車両の走行中にも経路案内の内容を決定する処理を行う。以下、第3の実施の形態のナビゲーション装置3について第1の実施の形態と相違する構成を中心に説明する。
到着希望時刻設定部32は、目的地への到着希望時刻の入力をドライバから受け付ける。例えば、ディスプレイ18に、到着希望時刻の入力を促す画面を表示し、タッチパネルを通じて到着希望時刻の入力を受け付ける。
到着予想時刻算出部34は、車両の現在位置と目的地とに基づいて、目的地への到着予想時刻を求める。到着予想時刻算出部34は、例えば、現在位置から目的地までの距離を、経路の法定速度で割ることによって到着予想時刻を求めてもよいし、VICSから得られる渋滞情報等を加味して、到着予想時刻を求めてもよい。
案内内容決定部28は、出発時に、出発回数の分布と出発検出時刻とに基づいて経路案内の内容を決定する処理に加え、車両の走行中に、到着希望時刻と到着予想時刻とを比較して経路案内の内容を決定する。具体的には、到着予想時刻が到着希望時刻に近い場合、あるいは到着希望時刻を超える場合には、案内内容決定部28は、経路案内の内容を目的地までの所要時間を優先した経路案内に決定する。逆に、到着予想時刻が到着希望時刻の所定時間以上前であるときには、案内内容決定部28は、経路案内の内容を立寄地の提示を行う経路案内に決定する。
第3の実施の形態のナビゲーション装置3は、車両の走行中に、到着希望時刻と到着予想時刻とに基づいて経路案内の内容を決定するので、例えば、交通渋滞等の走行中の状況に応じて、適切な経路案内を行うことができる。
(第4の実施の形態)
図10は、第4の実施の形態のナビゲーション装置4の構成を示す図である。第1〜第3の実施の形態のナビゲーション装置は、出発時刻の履歴を用いて経路案内の内容を決定する構成であったが、第4の実施の形態のナビゲーション装置4は、目的地への到着時刻の履歴を用いて経路案内の内容を決定する。
ナビゲーション装置4は、出発履歴記憶部12に代えて到着履歴記憶部36を備えている。また、ナビゲーション装置4の制御部20は、車両の現在位置と目的地とに基づいて到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部34を備えている。なお、到着予想時刻算出部34は、第3の実施の形態において説明した到着予想時刻算出部34と同じ構成を有する。
図11は、到着履歴記憶部36に記憶されたデータの例を示す図である。図11に示すように、到着履歴記憶部36は、目的地ごとに到着日および到着時刻のデータを記憶している。なお、到着履歴記憶部36には、出発地、天候、同乗者の有無などの図11に示す以外のデータを到着時刻に関連付けて記憶することとしてもよい。例えば、出発地、天候や同乗者の有無を到着時刻に関連付けて記憶しておくことにより、同じ状況(出発地、天候、同乗者の有無)における到着時刻の履歴を抽出することが可能となる。
ナビゲーション装置4は、車両が目的地に到着したときに、到着履歴記憶部36に到着時刻のデータを記憶する。なお、車両が、信号待ちなどで停車した場合やパーキングエリア等に一時停止した場合には、停車位置は目的地ではないので到着時刻のデータを取得しない。車両の停車が、目的地であるか否かの判定には、上記した特許文献1の技術を適用することも可能である。ナビゲーション装置4は、車両が目的地に停車したのか、立寄地に停車したのか等を判断し、目的地に到着したときに到着時刻のデータを取得する。
ナビゲーション装置4のパターン分析部24は、到着履歴記憶部36に記憶されたデータに基づいて到着時刻ごとの到着回数を求め、到着回数の分布のパターンを分析する機能を有する。パターン分析部24は、第1の実施の形態と同様に、到着時刻ごとの到着回数の分布を求め、その分布の中から到着回数のピークの到着時刻を求める。ナビゲーション装置の案内内容決定部28は、パターン分析部24にて求めたピークの到着時刻と、到着予想時刻算出部34にて算出された到着予想時刻とに基づいて、経路案内の内容を決定する。到着予想時刻がパターン分析部24にて求めたピークの到着時刻より所定時間以上前である場合には、案内内容決定部28は、目的地に加え立寄地の経路案内も行う。到着予想時刻がピークの到着時刻の所定時間前より後である場合には、案内内容決定部28は、目的地までの所要時間を優先した経路案内を行う。
図12は、第4の実施の形態のナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
ナビゲーション装置4は、目的地を決定する(S50)。ナビゲーション装置4は、ドライバに目的地の入力を促し、入力された情報に基づいて目的地を決定してもよいし、ドライバの嗜好や運転時の曜日等の状況に基づいて目的地を決定してもよい。
次に、ナビゲーション装置4は、到着履歴記憶部36から目的地への過去の到着時刻のデータを読み出す(S52)。なお、到着時刻のデータを読み出す際に、到着日の曜日と同じ曜日の到着時刻のデータを読み出してもよい。ドライバの行動パターンは、曜日によって(特に平日と休日とでは)異なる場合が多いので、出発日の曜日と同じ曜日の到着時刻を読み出すことにより、到着時刻のパターンの分析を適切に行うことができる。続いて、ナビゲーション装置4は、読み出した到着時刻のデータを分析する(S54)。本実施の形態では、到着時刻ごとの到着回数の分布からピークの到着時刻を検出する。ピークの到着時刻の検出の仕方は、第1の実施の形態で説明したピークの出発時刻の検出と同様の方法によって行う。
ナビゲーション装置4は、到着回数の分布の分析結果に基づいて、到着回数の分布のパターンにピークがあるか否かを判定する(S56)。到着予想時刻を含むパターンがピークを有する場合には(S56でYES)、ナビゲーション装置4は到着予想時刻を算出する(S58)。ナビゲーション装置4は、到着予想時刻がピークの時刻より所定時間以上前にあるか否かを判定する(S60)。到着予想時刻がピークの到着時刻より所定時間以上前にある場合には(S60でYES)、ナビゲーション装置4は、立寄地および目的地の経路案内を行う(S62)。この際、ナビゲーション装置4は、第1の実施の形態と同様に、到着予想時刻とピークとの時間差に基づいて提示する立寄地の数や内容を決定する。出発時刻がピークの出発時刻の所定時間前の時刻より後にある場合には(S60でNO)、ナビゲーション装置4は、目的地までの所要時間を優先して経路探索を行い、探索した経路の案内を行う(S64)。その後、ナビゲーション装置4は、経路案内を終了するか否かを判定する(S66)。例えば、車両が目的地に到着した場合には、経路案内を終了すると判定し、車両の現在位置が目的地から離れている場合には、経路案内を終了しないと判定する。経路案内を終了しないと判定した場合には(S66でNO)、ナビゲーション装置4は、到着予想時刻を算出し(S58)、経路案内の内容を決定する動作を行う。
また、到着時刻を含むパターンがピークを含むか否かの判定(S56)において、到着回数の分布のパターンがピークを含まないと判定された場合には(S56でNO)、ナビゲーション装置4は、立寄地および目的地の経路案内を行う(S68)。この場合、ナビゲーション装置4は、パターンAの場合と異なり、提示する立寄地の数に制限を設けない。
以上、第4の実施の形態のナビゲーション装置4の構成および動作について説明した。
第4の実施の形態のナビゲーション装置4は、到着時刻の履歴から得られた到着回数の分布と到着予想時刻とに基づいて経路案内の内容を決定することにより、適切な経路案内を行うことができる。具体的には、到着予想時刻がピークの到着時刻より所定時間以上前である場合には、立寄地および目的地への経路案内を行う。この場合、ドライバは普段の到着時刻より早く到着することが予想されるので、目的地だけでなく立寄地の経路案内を行うことでドライバに付加的なサービスを提供できる。また、到着時刻がピークより所定時間前の時刻より後である場合には、目的地までの所要時間を優先した経路案内を行う。この場合、ドライバが普段の到着時刻とほぼ同じか遅い時間に到着することが予想されるので、立寄地に立寄る可能性は少ない。ナビゲーション装置4は、立寄地の提示を行わず、所要時間が短い経路を案内することによりドライバのニーズに合った経路案内を行える。また、到着回数の分布のパターンにピークがない場合には、いつ到着してもよいと考えられるので、立寄地の数に制限を設けないで立寄地を提示する経路案内を行う。
また、第4の実施の形態のナビゲーション装置4は、経路案内を終了するまで、繰り返し到着予想時刻の算出を行い、到着時刻のピークとの比較を行うので、走行中の状況の変化等に応じて、到着予想時刻が早まったり遅くなったりした場合に、経路案内を適切な内容に切り替えることが可能である。
以上、本発明のナビゲーション装置およびナビゲーション方法について、実施の形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
上記した実施の形態では、ナビゲーション装置およびナビゲーション方法について説明したが、上記したナビゲーション方法の各ステップを実行させるプログラムも本発明の範囲に含まれる。
上記した実施の形態では、情報提供の例として経路案内の情報を取り上げて説明したが、本発明は、ニュースや音楽等の提供すべき情報の内容を変更することも可能である。例えば、時間的な余裕があると判断される場合にはニュースを提供し、時間的な余裕がないと判断される場合にはドライバをリラックスさせるために音楽を流すというように、提供すべき情報の内容を変更してもよい。
また、上記した第1の実施の形態では、出発回数の分布をパターンA〜パターンCを用いて分析する例について説明したが、上記した実施の形態で示したパターンA〜パターンCの他にも様々なパターンが考えられる。また、出発回数の分布を分析する方法についても、例えば、あらかじめパターンA〜パターンCの典型的な形状のモデルを準備しておき、そのモデルとの類似度に基づいてパターンを分析してもよい。
また、上記した第2の実施の形態では、到着時刻ごとの到着回数の分布にピークがあるか否かを判定し、ピークがある場合にピークの到着時刻と到着予想時刻とを比較して経路案内の内容を決定する例について説明したが、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、到着回数の分布がどのようなパターンによって構成されているかを分析し、よりきめ細かい経路案内の内容の決定を行ってもよい。
また、上記した実施の形態では、ピークの出発時刻および到着時刻の求め方として、平均の出発回数との比較によって求める方法を説明したが、上記した方法と異なる方法でピークの出発時刻等を求めてもよい。一例としては、次のような方法も考えられる。例えば、出発履歴記憶部に記憶しておくデータ数の上限(例えば100個)を定めておき、上限を超えた場合には古いデータから削除することとする。ナビゲーション装置は、出発時刻ごとの出発回数が所定の回数(例えば10回)を超えた場合に、ピークと判定してもよい。
また、上記した実施の形態では、時刻ごとの出発回数あるいは到着回数のピークを利用して分布を分析したが、本発明はピークを利用しないで分析を行うことも可能である。例えば、出発回数が所定の閾値を超える出発時刻を抽出し、その出発時刻と出発検出時刻とを比較することによって、情報提供の内容を変更してもよい。また、過去の出発時刻の平均値を算出し、その平均の出発時刻と出発検出時刻とを比較することによって、情報提供の内容を変更してもよい。
本発明によれば、ドライバが意識的に出発時刻等の設定を行わなくても、ドライバの時間的な余裕に合わせた適切な経路案内を行うことができるという効果を有し、例えば、車両に搭載されるナビゲーション装置等として有用である。
第1の実施の形態のナビゲーション装置の構成を示す図である。 出発時刻記憶部に記憶されたデータの例を示す図である。 出発時間別の出発回数を求めた例を示す図である。 (a)出発回数の分布のパターンAの例を示す図である。(b)出発回数の分布のパターンBの例を示す図である。(c)出発回数の分布のパターンCの例を示す図である。 出発回数の分布を分析した結果の例を示す図である。 第1の実施の形態のナビゲーション装置による経路案内の動作を示す図である。 出発回数の分布パターンの分析の動作を示す図である。 第2の実施の形態の出発時刻記憶部に記憶されたデータの例を示す図である。 第3の実施の形態のナビゲーション装置の構成を示す図である。 第4の実施の形態のナビゲーション装置の構成を示す図である。 到着時刻記憶部に記憶されたデータの例を示す図である。 第4の実施の形態のナビゲーション装置による経路案内の動作を示す図である。
符号の説明
1、3、4 ナビゲーション装置
10 地図情報記憶部
12 出発履歴記憶部
14 車両位置検出部
16 スイッチ
18 ディスプレイ
20 制御部
22 目的地決定部
24 パターン分析部
26 出発時刻検出部
28 案内内容決定部
30 経路案内部
32 到着希望時刻設定部
34 到着予想時刻算出部
36 到着履歴記憶部

Claims (17)

  1. 出発地ごとに出発時刻の履歴を記憶した出発履歴記憶部と、
    所定の出発地を出発する際にその出発の時刻を出発検出時刻として検出する出発時刻検出部と、
    前記出発履歴記憶部に記憶された情報から前記所定の出発地における出発時刻ごとの出発回数を求め、前記出発時刻ごとの出発回数の分布から出発回数が局所的に最大となる出発時刻を求め、当該出発時刻における出発回数が、当該出発時刻を含む所定の範囲における出発時刻ごとの平均の出発回数の所定倍以上であるときに、当該出発時刻をピークの出発時刻として検出し、前記出発回数が前記ピークの出発時刻を含み且つ前記ピークより前の時刻の出発回数の方が前記ピークより後の時刻の出発回数より多い時間帯に、前記出発検出時刻が含まれていると共に、前記出発検出時刻が前記ピークの出発時刻より所定時間以上前である場合に、目的地に至る途中にある立寄地の情報を提供する情報提供部と、
    を備えるナビゲーション装置。
  2. 出発地ごとに出発時刻の履歴を記憶した出発履歴記憶部と、
    所定の出発地を出発する際にその出発の時刻を出発検出時刻として検出する出発時刻検出部と、
    前記出発履歴記憶部に記憶された情報から前記所定の出発地における出発時刻ごとの出発回数を求め、前記出発時刻ごとの出発回数の分布から出発回数が局所的に最大となる出発時刻を求め、当該出発時刻における出発回数が、当該出発時刻を含む所定の範囲における出発時刻ごとの平均の出発回数の所定倍以上であるときに、当該出発時刻をピークの出発時刻として検出し、前記出発回数が前記ピークの出発時刻を含み且つ前記ピークより前の時刻の出発回数の方が前記ピークより後の時刻の出発回数より多い時間帯に、前記出発検出時刻が含まれていると共に、前記出発検出時刻が前記ピークの出発時刻より所定時間前の時刻の後である場合に、目的地までの所要時間を優先した経路案内を行う情報提供部と、
    を備えるナビゲーション装置。
  3. 前記出発履歴記憶部は、出発時における所定の状況に関連付けて前記出発時刻の履歴を記憶しており、
    前記情報提供部は、出発時の所定の状況に応じて、前記出発履歴記憶部に記憶された情報から出発時刻ごとの出発回数を求める請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
  4. 目的地を決定する目的地決定部を備え、
    前記出発履歴記憶部は、目的地ごとに前記出発時刻の履歴を記憶しており、
    前記情報提供部は、前記目的地決定部にて決定された目的地に応じて、前記出発履歴記憶部に記憶された情報から出発時刻ごとの出発回数を求める請求項1〜のいずれかに記載のナビゲーション装置。
  5. 車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部を備え、
    前記情報提供部は、前記到着予想時刻と前記目的地への到着希望時刻とに基づいて提供すべき情報を変更する請求項に記載のナビゲーション装置。
  6. 目的地ごとに到着時刻の履歴を記憶した到着履歴記憶部と、
    目的地を決定する目的地決定部と、
    車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、
    前記到着履歴記憶部に記憶された情報から前記目的地の到着時刻ごとの到着回数を求め、前記到着時刻ごとの到着回数の分布から到着回数が局所的に最大となる到着時刻を求め、当該到着時刻における到着回数が、当該到着時刻を含む所定の範囲における到着時刻ごとの平均の到着回数の所定倍以上であるときに、当該到着時刻をピークの到着時刻として検出し、前記到着予想時刻が前記ピークの到着時刻より所定時間以上前である場合に、目的地に至る途中にある立寄地の情報を提供する情報提供部と、
    を備えるナビゲーション装置。
  7. 目的地ごとに到着時刻の履歴を記憶した到着履歴記憶部と、
    目的地を決定する目的地決定部と、
    車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出する到着予想時刻算出部と、
    前記到着履歴記憶部に記憶された情報から前記目的地の到着時刻ごとの到着回数を求め、前記到着時刻ごとの到着回数の分布から到着回数が局所的に最大となる到着時刻を求め、当該到着時刻における到着回数が、当該到着時刻を含む所定の範囲における到着時刻ごとの平均の到着回数の所定倍以上であるときに、当該到着時刻をピークの到着時刻として検出し、前記到着予想時刻が前記ピークの到着時刻より所定時間前の時刻の後である場合に、目的地までの所要時間を優先した経路案内を行う情報提供部と、
    を備え
    ナビゲーション装置。
  8. 前記到着履歴記憶部は、出発時または走行中における所定の状況に関連付けて前記到着時刻の履歴を記憶しており、
    前記情報提供部は、出発時または走行中の所定の状況に応じて、前記到着履歴記憶部に記憶された情報から到着時刻ごとの到着回数を求める請求項6または7に記載のナビゲーション装置。
  9. 前記到着履歴記憶部は、出発地ごとに前記到着時刻の履歴を記憶しており、
    前記情報提供部は、出発時における車両の位置に応じて、前記到着履歴記憶部に記憶された情報から到着時刻ごとの到着回数を求める請求項6〜8のいずれかに記載のナビゲーション装置。
  10. ナビゲーション装置によってナビゲーションを行う方法であって、
    前記ナビゲーション装置が、出発時刻の履歴を出発地ごとに出発履歴記憶部に記憶するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、所定の出発地を出発する際にその出発の時刻を出発検出時刻として検出するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記出発履歴記憶部に記憶された情報から前記所定の出発地における出発時刻ごとの出発回数を求めるステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記出発時刻ごとの出発回数の分布から出発回数が局所的に最大となる出発時刻を求め、当該出発時刻における出発回数が、当該出発時刻を含む所定の範囲における出発時刻ごとの平均の出発回数の所定倍以上であるときに、当該出発時刻をピークの出発時刻として検出するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記出発回数が前記ピークの出発時刻を含み且つ前記ピークより前の時刻の出発回数の方が前記ピークより後の時刻の出発回数より多い時間帯に、前記出発検出時刻が含まれていると共に、前記出発検出時刻が前記ピークの出発時刻より所定時間以上前である場合に、目的地に至る途中にある立寄地の情報を提供するステップと、
    を備えるナビゲーション方法。
  11. ナビゲーション装置によってナビゲーションを行う方法であって、
    前記ナビゲーション装置が、出発時刻の履歴を出発地ごとに出発履歴記憶部に記憶するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、所定の出発地を出発する際にその出発の時刻を出発検出時刻として検出するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記出発履歴記憶部に記憶された情報から前記所定の出発地における出発時刻ごとの出発回数を求めるステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記出発時刻ごとの出発回数の分布から出発回数が局所的に最大となる出発時刻を求め、当該出発時刻における出発回数が、当該出発時刻を含む所定の範囲における出発時刻ごとの平均の出発回数の所定倍以上であるときに、当該出発時刻をピークの出発時刻として検出するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記出発回数が前記ピークの出発時刻を含み且つ前記ピークより前の時刻の出発回数の方が前記ピークより後の時刻の出発回数より多い時間帯に、前記出発検出時刻が含まれていると共に、前記出発検出時刻が前記ピークの出発時刻より所定時間前の時刻の後である場合に、目的地までの所要時間を優先した経路案内を行うステップと、
    を備えるナビゲーション方法。
  12. ナビゲーション装置によってナビゲーションを行う方法であって、
    前記ナビゲーション装置が、到着時刻の履歴を目的地ごとに到着履歴記憶部に記憶するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、目的地を決定するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記到着履歴記憶部に記憶された情報から前記目的地の到着時刻ごとの到着回数を求めるステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記到着時刻ごとの到着回数の分布から到着回数が局所的に最大となる到着時刻を求め、当該到着時刻における到着回数が、当該到着時刻を含む所定の範囲における到着時刻ごとの平均の到着回数の所定倍以上であるときに、当該到着時刻をピークの到着時刻として検出するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記到着予想時刻が前記ピークの到着時刻より所定時間以上前である場合に、目的地に至る途中にある立寄地の情報を提供するステップと、
    を備えるナビゲーション方法。
  13. ナビゲーション装置によってナビゲーションを行う方法であって、
    前記ナビゲーション装置が、到着時刻の履歴を目的地ごとに到着履歴記憶部に記憶するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、目的地を決定するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記到着履歴記憶部に記憶された情報から前記目的地の到着時刻ごとの到着回数を求めるステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記到着時刻ごとの到着回数の分布から到着回数が局所的に最大となる到着時刻を求め、当該到着時刻における到着回数が、当該到着時刻を含む所定の範囲における到着時刻ごとの平均の到着回数の所定倍以上であるときに、当該到着時刻をピークの到着時刻として検出するステップと、
    前記ナビゲーション装置が、前記到着予想時刻が前記ピークの到着時刻より所定時間前の時刻の後である場合に、目的地までの所要時間を優先した経路案内を行うステップと、
    を備えるナビゲーション方法。
  14. 情報提供を行うためのプログラムであって、ナビゲーション装置に、
    出発時刻の履歴を出発地ごとに出発履歴記憶部に記憶するステップと、
    所定の出発地を出発する際にその出発の時刻を出発検出時刻として検出するステップと、
    前記出発履歴記憶部に記憶された情報から前記所定の出発地における出発時刻ごとの出発回数を求めるステップと、
    前記出発時刻ごとの出発回数の分布から出発回数が局所的に最大となる出発時刻を求め、当該出発時刻における出発回数が、当該出発時刻を含む所定の範囲における出発時刻ごとの平均の出発回数の所定倍以上であるときに、当該出発時刻をピークの出発時刻として検出するステップと、
    前記出発回数が前記ピークの出発時刻を含み且つ前記ピークより前の時刻の出発回数の方が前記ピークより後の時刻の出発回数より多い時間帯に、前記出発検出時刻が含まれていると共に、前記出発検出時刻が前記ピークの出発時刻より所定時間以上前である場合に、目的地に至る途中にある立寄地の情報を提供するステップと、
    を実行させるプログラム。
  15. 情報提供を行うためのプログラムであって、ナビゲーション装置に、
    出発時刻の履歴を出発地ごとに出発履歴記憶部に記憶するステップと、
    所定の出発地を出発する際にその出発の時刻を出発検出時刻として検出するステップと、
    前記出発履歴記憶部に記憶された情報から前記所定の出発地における出発時刻ごとの出発回数を求めるステップと、
    前記出発時刻ごとの出発回数の分布から出発回数が局所的に最大となる出発時刻を求め、当該出発時刻における出発回数が、当該出発時刻を含む所定の範囲における出発時刻ごとの平均の出発回数の所定倍以上であるときに、当該出発時刻をピークの出発時刻として検出するステップと、
    前記出発回数が前記ピークの出発時刻を含み且つ前記ピークより前の時刻の出発回数の方が前記ピークより後の時刻の出発回数より多い時間帯に、前記出発検出時刻が含まれていると共に、前記出発検出時刻が前記ピークの出発時刻より所定時間前の時刻の後である場合に、目的地までの所要時間を優先した経路案内を行うステップと、
    を実行させるプログラム。
  16. 情報提供を行うためのプログラムであって、ナビゲーション装置に、
    到着時刻の履歴を目的地ごとに到着履歴記憶部に記憶するステップと、
    目的地を決定するステップと、
    車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出するステップと、
    前記到着履歴記憶部に記憶された情報から前記目的地の到着時刻ごとの到着回数を求めるステップと、
    前記到着時刻ごとの到着回数の分布から到着回数が局所的に最大となる到着時刻を求め、当該到着時刻における到着回数が、当該到着時刻を含む所定の範囲における到着時刻ごとの平均の到着回数の所定倍以上であるときに、当該到着時刻をピークの到着時刻として検出するステップと、
    前記到着予想時刻が前記ピークの到着時刻より所定時間以上前である場合に、目的地に至る途中にある立寄地の情報を提供するステップと、
    を実行させるプログラム。
  17. 情報提供を行うためのプログラムであって、ナビゲーション装置に、
    到着時刻の履歴を目的地ごとに到着履歴記憶部に記憶するステップと、
    目的地を決定するステップと、
    車両の現在位置に基づいて前記目的地への到着予想時刻を算出するステップと、
    前記到着履歴記憶部に記憶された情報から前記目的地の到着時刻ごとの到着回数を求めるステップと、
    前記到着時刻ごとの到着回数の分布から到着回数が局所的に最大となる到着時刻を求め、当該到着時刻における到着回数が、当該到着時刻を含む所定の範囲における到着時刻ごとの平均の到着回数の所定倍以上であるときに、当該到着時刻をピークの到着時刻として検出するステップと、
    前記到着予想時刻が前記ピークの到着時刻より所定時間前の時刻の後である場合に、目的地までの所要時間を優先した経路案内を行うステップと、
    を実行させるプログラム。
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