JP4765899B2 - ガラス基板の移載装置 - Google Patents
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Description
図7、及び図8に示すように、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタ(4)は、ガラス基板(40)上にブラックマトリックス(41)、着色画素(42)、及び透明導電膜(43)が順次に形成されたものである。
図7、及び図8はカラーフィルタを模式的に示したもので、着色画素(42)は12個表されているが、実際のカラーフィルタにおいては、例えば、対角17インチの画面に数百μm程度の着色画素が多数個配列されている。
ブラックマトリックスは、カラーフィルタの着色画素の位置を定め、大きさを均一なものとし、また、表示装置に用いられた際に、好ましくない光を遮蔽し、表示装置の画像をムラのない均一な、且つコントラストを向上させた画像にする機能を有している。
或いは、ガラス基板(40)上に、ブラックマトリックス形成用の黒色感光性樹脂を用いてフォトリソグラフィ法によってブラックマトリックス(41)を形成するといった方法がとられている。
また、透明導電膜(43)の形成は、透明導電膜の処理ラインを用いて、着色画素が形成
されたガラス基板上に、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)を用いスパッタ法によって透明導電膜を形成するといった方法がとられている。
多様な液晶表示装置の開発、実用に伴い、液晶表示装置に用いられるカラーフィルタには、上記基本的な機能に付随して下記のような、種々な機能が付加されるようになった。
尚、ガラス基板は図示していないが、ガラス基板の動線を実線矢印で表している。
フォトレジストの塗布後に行われる膜厚/ムラ検査装置(14)は、例えば、光学式非接触の膜厚検査と、マクロ画像を撮像するムラ検査を行うものであり、着色画素の処理ライン内に組み込まれた、所謂、インラインの検査装置である。また、検査装置(18)は、例えば、外観検査装置であり、形成されたパターンの検査を行う。
カセット(CS)へのガラス基板の収納は、例えば、図10中、上方のカセットポート(CSP)上に載置されたカセット(CS)から、下方のカセットポート(CSP)上に載
置されたカセット(CS)への順序とし、上方のカセット(CS)がガラス基板で充填されると下方のカセット(CS)への収納が開始される。
ガラス基板で充填された上方のカセット(CS)は、移載装置(ULD)外へ回収され、空のカセット(CS)が上方のカセットポート(CSP)上に供給される。
図11は、ガラス基板の種別毎に収納するカセットを区別して収納する移載装置(ULD)の一例を示す平面図である。この移載装置(ULD)は、ガラス基板の種別が3種別である場合に対応した移載装置の例である。
尚、前記膜厚/ムラ検査装置(14)による検査結果が不良のガラス基板は、露光装置(15)に搬送されずに、膜厚/ムラ検査装置(14)と露光装置(15)の間で加工装置(K)から排出されることが多い。
移載装置(ULD)の大型化は、初期設備コスト、設置スペース、及び運用コストが増大するといった問題を引き起こしている。
また、搬送ロボット(R)の処理能力の低下、或いは搬送ロボット(R)の安定性の低下を回避することが可能となる。
I)前記移載装置には、(種別数+1)個の複数個のカセットポートが設けられており、II)前記移載装置は、A)前記複数個のカセットポートを種別が設定されていない状態にし、
B)ガラス基板が搬送されてきた際に、1)ガラス基板の種別に該当する種別に設定されたカセットポートが未だない場合には、
a)該ガラス基板の種別に準じて、複数個のカセットポート内で未だ種別が設定されていないカセットポートの1個を当該種別のカセットポートに設定し、以後、ガラス基板の種別毎に未だ種別が設定されていないカセットポートの1個を当該種別のカセットポートに設定する処理を繰り返し、
b)搬送ロボットは、当該種別に設定された該カセットポート上に載置されたカセットにガラス基板を収納し、
2)ガラス基板の種別に該当する種別に設定されたカセットポートが既にある場合には、搬送ロボットは、該当する種別に設定されたカセットポート上に載置されたカセットにガラス基板を収納し、
C)いずれかのカセットポート上に載置されたカセットがガラス基板で充填された際には、該カセットは回収され、該カセットポートの種別の設定を解除し、該カセットポート上に空のカセットが種別が設定されていない状態にて供給されるまでの間に、カセットポート上の未だ種別が設定されていないカセットを前記回収されたカセットの種別に設定する、
機能を具備することを特徴とするガラス基板の移載装置である。
2)ガラス基板が搬送されてきた際に、a)ガラス基板の種別に該当する種別に設定されたカセットポートが未だない場合には、ガラス基板の種別に準じて、複数個のカセットポート内で未だ種別が設定されていないカセットポートの1個を当該種別のカセットポートに設定し、以後、ガラス基板の種別毎に未だ種別が設定されていないカセットポートの1個を当該種別のカセットポートに設定する処理を繰り返し、搬送ロボットは、当該種別に設定された該カセットポート上に載置されたカセットにガラス基板を収納し、
b)ガラス基板の種別に該当する種別に設定されたカセットポートが既にある場合には、搬送ロボットは、該当する種別に設定されたカセットポート上に載置されたカセットにガラス基板を収納し、3)いずれかのカセットポート上に載置されたカセットがガラス基板で充填された際には、該カセットは回収され、該カセットポートの種別の設定を解除し、該カセットポート上に空のカセットが種別が設定されていない状態にて供給されるまでの間に、カセットポート上の未だ種別が設定されていないカセットを前記回収されたカセットの種別に設定するガラス基板の移載装置であるので、ガラス基板の種別数が増加してもカセットポート個数を低減させ、移載装置の大型化を抑制したガラス基板の移載装置となる。
図1は、本発明によるガラス基板の移載装置の一実施例を示す平面図である。
図1に示すように、本発明によるガラス基板の移載装置(ULD−2)は、ガラス基板を収納するカセット(CS)を載置するカセットポート(CSP)と、処理が施されたガラス基板をカセット(CS)に収納する搬送ロボット(R)で構成されている。カセットポートは4個(CSP11〜CSP14)の例である。すなわち、この実施例は、ガラス基板の種別が3種別に対応した移載装置である。各々にはカセット(CS)が載置されている状態が示されている。
搬送ロボット(R)は、1枚目のガラス基板(種別A)を種別Aに設定されたカセットポート(CSP11)上に載置されたカセット(CS11)に収納する。符号CSP11(A)は、種別Aに設定されたカセットポートを表し、符号CS11(A)は、種別Aのガラス基板が収納されたカセットを表している。
搬送ロボット(R)は、2枚目のガラス基板(種別B)を種別Bに設定されたカセットポート(CSP12)上に載置されたカセット(CS12)に収納する。
符号CSP12(B)は、種別Bに設定されたカセットポートを表し、符号CS12(B)は、種別Bのガラス基板が収納されたカセットを表している。
搬送ロボット(R)は、3枚目のガラス基板(種別C)を種別Cに設定されたカセットポート(CSP13)上に載置されたカセット(CS13)に収納する。
符号CSP13(C)は、種別Cに設定されたカセットポートを表し、符号CS13(C)は、種別Cのガラス基板が収納されたカセットを表している。
また、種別Aに設定されていたカセットポート(CSP11(A))の設定は解除され、種別が設定されていない状態のカセットポート(CSP11)に戻る。
この段階で、カセットポート(CSP11)は、未だ種別が設定されていない状態であり、カセット(CS21)にはガラス基板は収納されていない。つまり、カセットポート(CSP11)は、次に回収されるカセットを載置しているカセットポートの種別に設定されることになる。
10・・・着色画素の処理ライン
12・・・洗浄装置
13・・・塗布装置
14・・・膜厚/ムラ検査装置
15・・・露光装置
16・・・現像装置
17・・・ポストベーク装置
18・・・検査装置
40・・・ガラス基板
41・・・ブラックマトリックス
42・・・着色画素
43・・・透明導電膜
CS・・・カセット
CS11(A)・・・種別Aのガラス基板が収納されたカセット
CS12(B)・・・種別Bのガラス基板が収納されたカセット
CS13(C)・・・種別Cのガラス基板が収納されたカセット
CSP・・・カセットポート
CSP11(A)・・・種別Aに設定されたカセットポート
CSP12(B)・・・種別Bに設定されたカセットポート
CSP13(C)・・・種別Cに設定されたカセットポート
K・・・加工装置
LD・・・搬入装置
R・・・搬送ロボット
ULD・・・搬出装置(移載装置)
ULD−2・・・本発明による移載装置
Claims (1)
- ガラス基板を加工装置からカセットに収納する際に、ガラス基板の種別毎に、当該種別に設定されたカセットポート上に載置されたカセットにガラス基板を収納するガラス基板の移載装置において、
I)前記移載装置には、(種別数+1)個の複数個のカセットポートが設けられており、II)前記移載装置は、A)前記複数個のカセットポートを種別が設定されていない状態にし、
B)ガラス基板が搬送されてきた際に、1)ガラス基板の種別に該当する種別に設定されたカセットポートが未だない場合には、
a)該ガラス基板の種別に準じて、複数個のカセットポート内で未だ種別が設定されていないカセットポートの1個を当該種別のカセットポートに設定し、以後、ガラス基板の種別毎に未だ種別が設定されていないカセットポートの1個を当該種別のカセットポートに設定する処理を繰り返し、
b)搬送ロボットは、当該種別に設定された該カセットポート上に載置されたカセットにガラス基板を収納し、
2)ガラス基板の種別に該当する種別に設定されたカセットポートが既にある場合には、搬送ロボットは、該当する種別に設定されたカセットポート上に載置されたカセットにガラス基板を収納し、
C)いずれかのカセットポート上に載置されたカセットがガラス基板で充填された際には、該カセットは回収され、該カセットポートの種別の設定を解除し、該カセットポート上に空のカセットが種別が設定されていない状態にて供給されるまでの間に、カセットポート上の未だ種別が設定されていないカセットを前記回収されたカセットの種別に設定する、
機能を具備することを特徴とするガラス基板の移載装置。
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