JP4765860B2 - 監視カメラおよび撮像装置 - Google Patents

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この発明は、監視カメラおよび撮像装置に関し、特に、被写体までの距離を測定することが可能な監視カメラおよび撮像装置に関する。
従来、被写体までの距離を測定することが可能な撮像装置が知られている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1には、被写体に向けて発光する発光部と、発光部の発光量を制御するストロボ制御部と、AF(オートフォーカス)信号を演算するAF演算ユニットと、レンズと、レンズを移動させるレンズ駆動手段とを備え、レンズ駆動手段によりレンズを移動させながら、AF演算ユニットが飽和することがない発光量の発光を繰り返し行うことにより、被写体までの距離を測定するオートフォーカス装置(撮像装置)が開示されている。
また、上記特許文献2には、ストロボ発光回路と、ストロボ発光回路の発光時間を制御するストロボ発光制御回路と、プリ発光による被写体からの反射光量を測定する外部測光素子とを備え、プリ発光による被写体からの反射光量のみに基づいて被写体までの距離を予測するとともに、予測された被写体までの距離に基づいて本発光の発光時間を制御する電子スチルカメラ(撮像装置)が開示されている。
また、上記特許文献3には、閃光装置と、閃光装置の発光量を制御する閃光装置制御回路と、異なる測光方式を用いる2つの測光回路と、レンズと、レンズの自動焦点調節を行うAF制御回路と、AF制御回路からの信号のみにより被写体までの距離を検出する距離情報検出回路とを備え、被写体までの距離により測光方式および閃光装置の発光量を制御する撮像装置が開示されている。
特開平5−268505号公報 特開2003−87652号公報 特開平11−95278号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたオートフォーカス装置では、被写体までの距離を測定するために発光を繰り返し行うので、その分、消費電力が増大するという問題点がある。
また、上記特許文献2に開示されたプリ発光による被写体からの反射光量のみに基づいて被写体までの距離を予測する電子スチルカメラでは、被写体の色によって被写体からの反射光量が異なるため、被写体までの距離を正確に予測しにくいという問題点がある。
また、上記特許文献3に開示された撮像装置では、距離情報検出回路により、AF制御回路からの信号のみに基づいて被写体までの距離を検出するので、被写体が暗くてコントラスト値が小さい低照度環境下においては、被写体までの距離を正確に検出しにくいという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、消費電力が増大するのを抑制しながら、被写体までの距離を正確に測定することが可能な監視カメラおよび撮像装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による監視カメラは、撮像レンズと、発光手段と、撮像レンズを移動させるレンズ駆動手段と、撮像レンズを介して光が入射される撮像素子とを備えた監視カメラにおいて、撮像レンズを移動させながら被写体のコントラスト値を検出することにより、被写体までの距離を検出する第1の距離検出手段と、発光手段を1回発光させることにより、被写体からの反射光量を検出することによって、被写体までの距離を検出する第2の距離検出手段と、第1の距離検出手段および第2の距離検出手段の検出結果に基づいて被写体までの距離を算出することにより撮像レンズの合焦位置を決定するとともに、決定された合焦位置に撮像レンズを移動させるようにレンズ駆動手段を制御する制御部とをさらに備え、第1の距離検出手段が被写体までの距離を所定の範囲で検出するとともに、撮像レンズを移動させながら被写体のコントラスト値を検出する際に、所定のしきい値よりも大きい被写体のコントラスト値が検出されなかった場合に、第1の距離検出手段により検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離と、第2の距離検出手段により検出された被写体までの距離との平均の距離を被写体までの距離として算出することにより、撮像レンズの合焦位置を決定し、撮像レンズを移動させながら被写体のコントラスト値を検出する際に、所定のしきい値よりも大きい被写体のコントラスト値が検出された場合に、第1の距離検出手段により検出された被写体までの距離を、撮像レンズの合焦位置として決定する。
この第1の局面による監視カメラでは、上記のように、被写体のコントラスト値により被写体までの距離を検出する第1の距離検出手段と、被写体からの反射光量により被写体までの距離を検出する第2の距離検出手段とを設けるとともに、第1の距離検出手段および第2の距離検出手段の検出結果に基づいて被写体までの距離を算出するように構成することによって、被写体が暗くてコントラスト値が小さい低照度環境下などにおいても、第1の距離検出手段および第2の距離検出手段の両方の検出結果に基づいて被写体までの距離を算出するので、被写体までの距離を正確に測定することができる。その結果、被写体までの距離を正確に測定することができるので、撮像レンズの合焦位置を正確に決定することができる。また、第2の距離検出手段が発光手段を1回発光させることにより被写体までの距離を検出することによって、発光手段を複数回発光させる場合と異なり、消費電力が増大するのを抑制することができる。また、第1の距離検出手段を、被写体までの距離を所定の範囲で検出するように構成することによって、低照度環境下において被写体のコントラスト値が所定のしきい値よりも小さい場合にも、第1の距離検出手段により被写体までの距離を所定の範囲で検出することができる。また、第1の距離検出手段により検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離と、第2の距離検出手段により検出された被写体までの距離とに基づいて被写体までの距離を算出することにより撮像レンズの合焦位置を決定するように構成することによって、第1の距離検出手段が被写体までの距離を所定の範囲で検出した場合には、被写体が所定の範囲の被写体までの距離のうち小さい距離に位置することが多いので、被写体までの距離を算出する際に、第1の距離検出手段により検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離を用いることにより、焦点が被写体の後方に位置することに起因して撮像された被写体が不鮮明になるのを抑制することができる。
また、第1の局面では、第1の距離検出手段により検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離と、第2の距離検出手段により検出された被写体までの距離との平均の距離を被写体までの距離として算出することにより撮像レンズの合焦位置を決定するように構成することによって、容易に、被写体までの距離を算出することができるので、容易に、焦点が被写体の後方に位置することに起因して撮像された被写体が不鮮明になるのを抑制することができる。また、撮像レンズを移動させながら被写体のコントラスト値を検出する際に、所定のしきい値よりも大きい被写体のコントラスト値が検出されなかった場合に、第1の距離検出手段および第2の距離検出手段の検出結果に基づいて被写体までの距離を算出することにより撮像レンズの合焦位置を決定するとともに、撮像レンズを移動させながら被写体のコントラスト値を検出する際に、所定のしきい値よりも大きい被写体のコントラスト値が検出された場合に、第1の距離検出手段により検出された被写体までの距離を、撮像レンズの合焦位置として決定するように構成することによって、被写体が暗くてコントラスト値が小さい低照度環境下においては、第1の距離検出手段および第2の距離検出手段の両方を用いて、被写体までの距離を容易に測定することができ、かつ、被写体が明るくてコントラスト値が大きい高照度環境下においては、発光手段を発光させることなく被写体までの距離を検出するとともに、撮像レンズの合焦位置を決定することができるので、消費電力が増大するのをより抑制することができる。また、第1の距離検出手段および第2の距離検出手段の検出結果に基づいて被写体までの距離を算出することにより撮像レンズの合焦位置を決定するとともに、決定された合焦位置に撮像レンズを移動させるようにレンズ駆動手段を制御する制御部を設けることによって、容易に、撮像レンズを決定された合焦位置に移動させることができる。
この発明の第2の局面による撮像装置は、撮像レンズと、発光手段と、撮像レンズを移動させるレンズ駆動手段と、撮像レンズを介して光が入射される撮像素子と、撮像レンズを移動させながら被写体のコントラスト値を検出することにより、被写体までの距離を検出する第1の距離検出手段と、発光手段を1回発光させることにより、被写体からの反射光量を検出することによって、被写体までの距離を検出する第2の距離検出手段とを備え、撮像レンズを移動させながら被写体のコントラスト値を検出する際に、所定のしきい値よりも大きい被写体のコントラスト値が検出されなかった場合に、第1の距離検出手段および第2の距離検出手段の検出結果に基づいて被写体までの距離を算出することにより撮像レンズの合焦位置を決定し、撮像レンズを移動させながら被写体のコントラスト値を検出する際に、所定のしきい値よりも大きい被写体のコントラスト値が検出された場合に、第1の距離検出手段により検出された被写体までの距離を、撮像レンズの合焦位置として決定する
この第2の局面による撮像装置では、上記のように、被写体のコントラスト値により被写体までの距離を検出する第1の距離検出手段と、被写体からの反射光量により被写体までの距離を検出する第2の距離検出手段とを設けるとともに、第1の距離検出手段および第2の距離検出手段の検出結果に基づいて被写体までの距離を算出するように構成することによって、被写体が暗くてコントラスト値が小さい低照度環境下などにおいても、第1の距離検出手段および第2の距離検出手段の両方の検出結果に基づいて被写体までの距離を算出するので、被写体までの距離を正確に測定することができる。その結果、被写体までの距離を正確に測定することができるので、撮像レンズの合焦位置を正確に決定することができる。また、第2の距離検出手段が発光手段を1回発光させることにより被写体までの距離を検出することによって、発光手段を複数回発光させる場合と異なり、消費電力が増大するのを抑制することができる。また、被写体が暗くてコントラスト値が小さい低照度環境下においては、第1の距離検出手段および第2の距離検出手段の両方を用いて、被写体までの距離を容易に測定することができ、かつ、被写体が明るくてコントラスト値が大きい高照度環境下においては、発光手段を発光させることなく被写体までの距離を検出するとともに、撮像レンズの合焦位置を決定することができるので、消費電力が増大するのをより抑制することができる。
上記第2の局面による撮像装置において、好ましくは、第1の距離検出手段は、被写体までの距離を所定の範囲で検出する。このように構成すれば、低照度環境下において被写体のコントラスト値が所定のしきい値よりも小さい場合にも、第1の距離検出手段により被写体までの距離を所定の範囲で検出することができる。
上記第1の距離検出手段が被写体までの距離を所定の範囲で検出する構成において、好ましくは、第1の距離検出手段により検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離と、第2の距離検出手段により検出された被写体までの距離とに基づいて被写体までの距離を算出することにより、撮像レンズの合焦位置を決定する。このように構成すれば、第1の距離検出手段が被写体までの距離を所定の範囲で検出した場合には、被写体が所定の範囲の被写体までの距離のうち小さい距離に位置することが多いので、被写体までの距離を算出する際に、第1の距離検出手段により検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離を用いることにより、焦点が被写体の後方に位置することに起因して撮像された被写体が不鮮明になるのを抑制することができる。
この場合において、好ましくは、第1の距離検出手段により検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離と、第2の距離検出手段により検出された被写体までの距離との平均の距離を被写体までの距離として算出することにより、撮像レンズの合焦位置を決定する。このように構成すれば、容易に、被写体までの距離を算出することができるので、容易に、焦点が被写体の後方に位置することに起因して撮像された被写体が不鮮明になるのを抑制することができる。
上記第2の局面による撮像装置において、好ましくは、第1の距離検出手段および第2の距離検出手段の検出結果に基づいて被写体までの距離を算出することにより撮像レンズの合焦位置を決定するとともに、決定された合焦位置に撮像レンズを移動させるようにレンズ駆動手段を制御する制御部をさらに備える。このように構成すれば、容易に、撮像レンズを決定された合焦位置に移動させることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の一実施形態による監視カメラの全体構成を示した図である。図4は、図1に示した一実施形態による監視カメラの全体構成を示したブロック図である。まず、図1〜図4を参照して、本実施形態による監視カメラ1の構造を説明する。なお、本実施形態では、「撮像装置」の一例である監視カメラ1に本発明を適用した例について説明する。
本実施形態による監視カメラ1は、卓上または壁面などに取り付けて使用される。この監視カメラ1は、図1〜図3に示すように、画像を撮影するための撮像部2と、支持台3と、支持台3に設けられ、撮像部2を移動可能に支持する支持アーム4とを備えている。また、監視カメラ1は、支持アーム4により撮像部2を移動させながら、撮影を随時行うように構成されている。また、監視カメラ1は、撮影が行われる際に自動的に焦点の調節が行われるように構成されている。
監視カメラ1の撮像部2は、被写体からの光を集光する撮像レンズ2aと、撮影する際に発光するフラッシュ2bと、撮像レンズ2aを介して光が入射されるCCD2c(図4参照)と、撮像レンズ2aを移動させるレンズ駆動手段2d(図4参照)とを含んでいる。なお、フラッシュ2bは、本発明の「発光手段」の一例であり、CCD2cは、本発明の「撮像素子」の一例である。
また、支持台3は、卓上または壁面などに取り付けることが可能である。また、支持台3の内部には、図2および図3に示すように、撮像部2および支持アーム4の動作を制御するための制御部5が設けられている。また、支持アーム4は、撮像部2を支持するとともに、支持台3に対して撮像部2をA方向(上下方向)およびB方向(水平方向)に回動させることが可能である。これにより、監視カメラ1により広い範囲を監視することが可能である。この支持アーム4は、駆動モータ4aにより駆動される。
ここで、本実施形態による監視カメラ1の制御部5について説明する。制御部5は、撮像部2および支持アーム4の動作を制御するとともに、撮像部2により撮影された画像の記憶および画像処理を行うことが可能である。この制御部5は、図4に示すように、CPU5aと、画像データ用メモリ部5bと、プログラム格納メモリ部5cと、撮影信号処理部5dと、発光制御部5eと、自動焦点調節部5fとを含んでいる。
制御部5のCPU5aは、プログラム格納メモリ部5cに格納されている各プログラムに従って、撮像部2の撮影動作および支持アーム4の制御を行うとともに、撮像部2により撮影された画像の画像処理を行うように構成されている。制御部5の画像データ用メモリ部5bでは、撮像部2および撮影信号処理部5dを介して得られた被写体の画像データが記憶される。制御部5の撮影信号処理部5dは、撮像レンズ2aを介してCCD2cに入射した光から色信号および輝度信号を取り出すことにより、被写体の画像をデジタルデータに変換する機能を有する。
また、本実施形態では、制御部5の発光制御部5eは、フラッシュ2bの発光時間を制御することにより、フラッシュ2bの発光量を制御する機能を有する。具体的には、発光制御部5eは、被写体までの距離を測定するためのプリ発光を行う場合に、フラッシュ2bが約20μsec間発光するとともに、撮影時の本発光を行う場合に、フラッシュ2bが最大約1msec間発光するように構成されている。制御部5の自動焦点調節部5fは、被写体までの距離を検出する距離検出部51fおよび52fを含んでいる。また、自動焦点調節部5fは、撮影が行われる際に被写体までの距離を算出するとともに、その算出された被写体までの距離に焦点が合うようにレンズ駆動手段2dにより撮像レンズ2aを合焦位置まで移動させるように構成されている。なお、距離検出部51fおよび52fは、それぞれ、本発明の「第1の距離検出手段」および「第2の距離検出手段」の一例である。
また、本実施形態では、自動焦点調節部5fの距離検出部51fは、レンズ駆動手段2dにより撮像レンズ2aを移動させながらCCD2cおよび撮影信号処理部5dを介して被写体のコントラスト値を検出することにより、被写体までの距離を検出する機能を有する。具体的には、距離検出部51fは、コントラスト値が所定のしきい値(たとえば、本実施形態では、約250)よりも大きいピークを有する場合に、そのピークを示した撮像レンズ2aの位置に対応する被写体までの距離を検出する機能を有する。この場合には、自動焦点調節部5fは、距離検出部51fの検出結果のみに基づいて被写体までの距離を算出するように構成されている。また、距離検出部51fは、被写体が暗くてコントラスト値が小さい低照度環境下においてコントラスト値が所定のしきい値(たとえば、本実施形態では、約250)よりも小さい所定の範囲のピークを有する場合に、その所定の範囲のピークを示した撮像レンズ2aの位置に対応する被写体までの距離のうち最も小さい距離を被写体までの距離として検出する機能を有する。
また、本実施形態では、低照度環境下において自動焦点調節部5fの距離検出部52fは、低照度環境下においてコントラスト値が所定のしきい値(たとえば、本実施形態では、約250)よりも小さい所定の範囲のピークを有する場合に、発光制御部5eによりフラッシュ2bをプリ発光させるとともに、そのプリ発光による被写体からの反射光量をCCD2cおよび撮影信号処理部5dを介して検出することにより、被写体までの距離を検出する機能を有する。これにより、自動焦点調節部5fは、低照度環境下においてコントラスト値が所定のしきい値(たとえば、本実施形態では、約250)よりも小さい所定の範囲のピークを有する場合に、距離検出部51fにより検出された被写体までの距離と、距離検出部52fにより検出された被写体までの距離との平均の距離を被写体までの距離として算出するように構成されている。
また、図4に示すように、制御部5は、監視カメラ1の外部に設けられたサーバ50に接続されている。制御部5は、画像データをサーバ50に送信するように構成されている。サーバ50は、たとえば、監視員が使用するPC(パーソナルコンピュータ)によりアクセスすることが可能であり、監視員は、PCからサーバ50にアクセスすることにより監視カメラ1によって撮影された画像を確認することが可能である。
図5は、本発明の一実施形態による監視カメラの撮影動作を説明するためのフローチャートである。図6〜図9は、図5に示したフローチャートを説明するための図である。次に、図4〜図9を参照して、本実施形態による監視カメラ1の撮影動作について説明する。
まず、図5のステップS1において、図4に示すように、レンズ駆動手段2dにより撮像レンズ2aを移動させながら、自動焦点調節部5fの距離検出部51fにより、CCD2cおよび撮影信号処理部5dを介して被写体のコントラスト値を検出する。
次に、ステップS2において、コントラスト値が所定のしきい値(たとえば、本実施形態では、約250)よりも大きいピークを有するか否かが判断される。そして、距離検出部51fにより、図6に示すように、低照度環境下においてコントラスト値が所定のしきい値よりも大きいピークを有しないと判断された場合には、ステップS4に移行される。その一方、距離検出部51fにより、図9に示すように、コントラスト値が所定のしきい値(たとえば、本実施形態では、約250)よりも大きいピークを有すると判断された場合には、ステップS3により、そのピークを示した被写体までの距離約3.1mを検出するとともに、自動焦点調節部5fにより、被写体までの距離約3.1mが撮像レンズ2aの合焦位置として決定される。その後、ステップS8に移行される。
次に、ステップS4において、距離検出部51fにより、コントラスト値が所定の範囲(本実施形態では、約1.6m〜約3.5m)(図6参照)を有するピークのうち最も小さい約1.6mの距離D1を被写体までの距離として検出する。この後、ステップS5において、発光制御部5eにより、フラッシュ2bを約20μsec間プリ発光させる。
次に、ステップS6において、自動焦点調節部5fの距離検出部52fにより、CCD2cおよび撮影信号処理部5dを介して被写体からの反射光量を検出する。これにより、距離検出部52fは、図7に示すように、約3mの距離D2を被写体までの距離として検出する。この後、ステップS7において、図8に示すように、自動焦点調節部5fにより、距離検出部51fにより検出されたコントラスト値による被写体までの約1.6mの距離D1と、距離検出部52fにより検出された反射光量による被写体までの約3mの距離D2との平均の距離約2.3mが算出されるとともに、算出された被写体までの距離約2.3mが撮像レンズ2aの合焦位置として決定される。
次に、ステップS8において、レンズ駆動手段2dにより、撮像レンズ2aが合焦位置に移動される。この後、ステップS9において、監視カメラ1による撮影が行われ、撮影動作が終了される。
本実施形態では、上記のように、被写体のコントラスト値により被写体までの距離を検出する距離検出部51fと、被写体からの反射光量により被写体までの距離を検出する距離検出部52fとを設けるとともに、距離検出部51fおよび距離検出部52fの検出結果に基づいて被写体までの距離を算出するように構成することによって、被写体が暗くてコントラスト値が小さい低照度環境下などにおいても、距離検出部51fおよび距離検出部52fの両方の検出結果に基づいて被写体までの距離を算出するので、被写体までの距離を正確に測定することができる。その結果、被写体までの距離を正確に測定することができるので、撮像レンズ2aの合焦位置を正確に決定することができる。また、距離検出部52fがフラッシュ2bを1回発光させることにより被写体までの距離を検出することによって、発光手段を複数回発光させる場合と異なり、消費電力が増大するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、距離検出部51fを、被写体までの距離を所定の範囲で検出するように構成することによって、低照度環境下において被写体のコントラスト値が所定のしきい値よりも小さい場合にも、距離検出部51fにより被写体までの距離を所定の範囲で検出することができる。
また、本実施形態では、距離検出部51fにより検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離D1と、距離検出部52fにより検出された被写体までの距離D2とに基づいて被写体までの距離を算出することにより撮像レンズ2aの合焦位置を決定するように構成することによって、距離検出部51fが被写体までの距離を所定の範囲で検出した場合には、被写体が所定の範囲の被写体までの距離のうち小さい距離に位置することが多いので、被写体までの距離を算出する際に、距離検出部51fにより検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離D1を用いることにより、焦点が被写体の後方に位置することに起因して撮像された被写体が不鮮明になるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、距離検出部51fにより検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離D1と、距離検出部52fにより検出された被写体までの距離D2との平均の距離を被写体までの距離として算出することにより撮像レンズ2aの合焦位置を決定するように構成することによって、容易に、被写体までの距離を算出することができるので、容易に、焦点が被写体の後方に位置することに起因して撮像された被写体が不鮮明になるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、撮像レンズ2aを移動させながら被写体のコントラスト値を検出する際に、所定のしきい値よりも大きい被写体のコントラスト値が検出されなかった場合に、距離検出部51fおよび距離検出部52fの検出結果に基づいて被写体までの距離を算出することにより撮像レンズ2aの合焦位置を決定するとともに、撮像レンズ2aを移動させながら被写体のコントラスト値を検出する際に、所定のしきい値よりも大きい被写体のコントラスト値が検出された場合に、距離検出部51fにより検出された被写体までの距離を、撮像レンズ2aの合焦位置として決定するように構成することによって、被写体が暗くてコントラスト値が小さい低照度環境下においては、距離検出部51fおよび距離検出部52fの両方を用いて、被写体までの距離を容易に測定することができ、かつ、被写体が明るくてコントラスト値が大きい高照度環境下においては、フラッシュ2bをプリ発光させることなく被写体までの距離を検出するとともに、撮像レンズ2aの合焦位置を決定することができるので、消費電力が増大するのをより抑制することができる。
また、本実施形態では、距離検出部51fおよび距離検出部52fの検出結果に基づいて被写体までの距離を算出することにより撮像レンズ2aの合焦位置を決定するとともに、決定された合焦位置に撮像レンズ2aを移動させるようにレンズ駆動手段2dを制御する自動焦点調節部5fを設けることによって、容易に、撮像レンズ2aを決定された合焦位置に移動させることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、距離検出部51fにより検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離D1と、距離検出部52fにより検出された被写体までの距離D2とに基づいて被写体までの距離を算出する例を示したが、本発明はこれに限らず、距離検出部51fにより検出された被写体までの距離のうち中間の距離と、距離検出部52fにより検出された被写体までの距離とに基づいて被写体までの距離を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、距離検出部51fにより検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離D1と、距離検出部52fにより検出された被写体までの距離D2との平均の距離を被写体までの距離として算出する例を示したが、本発明はこれに限らず、距離検出部51fにより検出された被写体までの距離のうち最も小さい距離と、距離検出部52fにより検出された被写体までの距離とに、それぞれ、所定の重み付けを行うとともに、その重み付けが行われた距離に基づいて被写体までの距離を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、撮像部2を上下方向(A方向)および水平方向(B方向)に回動可能に構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、撮像部2が上下方向および水平方向にスライド移動するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、本発明を撮像装置の一例である監視カメラ1に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、発光手段を備えたその他の撮像装置にも適用可能である。
本発明の一実施形態による監視カメラの全体構成を示した斜視図である。 本発明の一実施形態による監視カメラの全体構成を示した側面図である。 本発明の一実施形態による監視カメラの全体構成を示した平面図である。 図1に示した一実施形態による監視カメラの全体構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による監視カメラの撮影動作を説明するためのフローチャートである。 図5に示したフローチャートを説明するための図である。 図5に示したフローチャートを説明するための図である。 図5に示したフローチャートを説明するための図である。 図5に示したフローチャートを説明するための図である。
符号の説明
1 監視カメラ(撮像装置)
2a 撮像レンズ
2b フラッシュ(発光手段)
2c CCD(撮像素子)
2d レンズ駆動手段
5 制御部
5f 自動焦点調節部(制御部)
51f 距離検出部(第1の距離検出手段)
52f 距離検出部(第2の距離検出手段)

Claims (6)

  1. 撮像レンズと、発光手段と、前記撮像レンズを移動させるレンズ駆動手段と、前記撮像レンズを介して光が入射される撮像素子とを備えた監視カメラにおいて、
    前記撮像レンズを移動させながら被写体のコントラスト値を検出することにより、前記被写体までの距離を検出する第1の距離検出手段と、
    前記発光手段を1回発光させることにより、前記被写体からの反射光量を検出することによって、前記被写体までの距離を検出する第2の距離検出手段と、
    前記第1の距離検出手段および前記第2の距離検出手段の検出結果に基づいて前記被写体までの距離を算出することにより前記撮像レンズの合焦位置を決定するとともに、決定された合焦位置に前記撮像レンズを移動させるように前記レンズ駆動手段を制御する制御部とをさらに備え、
    前記第1の距離検出手段が前記被写体までの距離を所定の範囲で検出するとともに、前記撮像レンズを移動させながら前記被写体のコントラスト値を検出する際に、所定のしきい値よりも大きい前記被写体のコントラスト値が検出されなかった場合に、前記第1の距離検出手段により検出された前記被写体までの距離のうち最も小さい距離と、前記第2の距離検出手段により検出された前記被写体までの距離との平均の距離を前記被写体までの距離として算出することにより、前記撮像レンズの合焦位置を決定し、
    前記撮像レンズを移動させながら前記被写体のコントラスト値を検出する際に、前記所定のしきい値よりも大きい前記被写体のコントラスト値が検出された場合に、前記第1の距離検出手段により検出された前記被写体までの距離を、前記撮像レンズの合焦位置として決定する、監視カメラ。
  2. 撮像レンズと、
    発光手段と、
    前記撮像レンズを移動させるレンズ駆動手段と、
    前記撮像レンズを介して光が入射される撮像素子と、
    前記撮像レンズを移動させながら被写体のコントラスト値を検出することにより、前記被写体までの距離を検出する第1の距離検出手段と、
    前記発光手段を1回発光させることにより、前記被写体からの反射光量を検出することによって、前記被写体までの距離を検出する第2の距離検出手段とを備え、
    前記撮像レンズを移動させながら前記被写体のコントラスト値を検出する際に、所定のしきい値よりも大きい前記被写体のコントラスト値が検出されなかった場合に、前記第1の距離検出手段および前記第2の距離検出手段の検出結果に基づいて前記被写体までの距離を算出することにより前記撮像レンズの合焦位置を決定し、
    前記撮像レンズを移動させながら前記被写体のコントラスト値を検出する際に、前記所定のしきい値よりも大きい前記被写体のコントラスト値が検出された場合に、前記第1の距離検出手段により検出された前記被写体までの距離を、前記撮像レンズの合焦位置として決定する、撮像装置。
  3. 前記第1の距離検出手段は、前記被写体までの距離を所定の範囲で検出する、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の距離検出手段により検出された前記被写体までの距離のうち最も小さい距離と、前記第2の距離検出手段により検出された前記被写体までの距離とに基づいて前記被写体までの距離を算出することにより、前記撮像レンズの合焦位置を決定する、請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の距離検出手段により検出された前記被写体までの距離のうち最も小さい距離と、前記第2の距離検出手段により検出された前記被写体までの距離との平均の距離を前記被写体までの距離として算出することにより、前記撮像レンズの合焦位置を決定する、請求項4に記載の撮像装置
  6. 前記第1の距離検出手段および前記第2の距離検出手段の検出結果に基づいて前記被写体までの距離を算出することにより前記撮像レンズの合焦位置を決定するとともに、決定された合焦位置に前記撮像レンズを移動させるように前記レンズ駆動手段を制御する制御部をさらに備える、請求項2〜のいずれか1項に記載の撮像装置。
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