JP4765850B2 - 低ノイズブレーキディスク及びその製造方法 - Google Patents

低ノイズブレーキディスク及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4765850B2
JP4765850B2 JP2006241901A JP2006241901A JP4765850B2 JP 4765850 B2 JP4765850 B2 JP 4765850B2 JP 2006241901 A JP2006241901 A JP 2006241901A JP 2006241901 A JP2006241901 A JP 2006241901A JP 4765850 B2 JP4765850 B2 JP 4765850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
brake disc
brake
low
noise reduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006241901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008064190A (ja
Inventor
史彦 目次
毅 仲辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sunstar Giken KK
Original Assignee
Sunstar Giken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sunstar Giken KK filed Critical Sunstar Giken KK
Priority to JP2006241901A priority Critical patent/JP4765850B2/ja
Publication of JP2008064190A publication Critical patent/JP2008064190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4765850B2 publication Critical patent/JP4765850B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

本発明は、制動時におけるブレーキ鳴きなどのノイズを効果的に防止可能な低ノイズブレーキディスク及びその製造方法に関する。
一般に、自動二輪車のブレーキディスクとして、車体への取付部と、ブレーキパッドとの摺動部と、取付部と摺動部とを連結するアーム部とを有し、取付部と摺動部間に重量軽減用の模様孔を形成し、摺動部に放熱及び重量軽減用の複数の小孔を形成したものが広く採用されている。
ところで、自動二輪車用のブレーキディスクにおいては、ブレーキディスクが外部に露出する関係上、その設計時には、制動性能は言うまでもなく、意匠性についても十分な検討がなされている。意匠性に関しては、模様孔の形状と摺動部に形成する小孔の形状や配列が重要な設計事項となる。また、設計したブレーキディスクは、各種性能試験を行って量産することになるが、実車にて制動試験を行った結果、ブレーキ鳴きの発生により設計変更を余儀なくされることもある。
ブレーキ鳴きの発生メカニズムはまだ解明されていないが、設計したブレーキディスクにブレーキ鳴きが確認された場合には、ブレーキパッドの構成を変更したり、模様孔の意匠を変更したり、ブレーキディスクの板厚を変更したりすることにより、ブレーキ鳴きが発生しないように調整できることが知られている。
一方、自動車用のブレーキディスクでは、製造したブレーキディスクの全数に対してブレーキディスクの固有振動数を測定し、測定された固有振動数がブレーキ鳴きを防止又は低減可能な許容範囲内に収まらない場合には、ブレーキディスクの車体への取付部の外周部を切削して、ブレーキディスクの固有振動数を調整し、ブレーキ鳴きを防止するように構成したものも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−30471号公報
ところで、制動時におけるブレーキ鳴きを防止するため、ブレーキパッドの素材や形状などの構成を変更する場合には、ブレーキディスク以外の構成を変更する必要があり、ブレーキディスクの製造メーカとブレーキパッドの製造メーカとが異なる場合には、設計変更に手間取るという問題がある。また、模様孔の意匠を変更したり、ブレーキディスクの板厚を変更したりする場合には、ブレーキディスクの製造メーカのみで設計変更可能であるが、模様孔の意匠を変更する場合には、ブレーキディスク全体の意匠が変わってしまうことから、ブレーキディスクの製造メーカと自動二輪車の製造メーカとの調整に手間取るという問題があり、またブレーキディスクの板厚を調整する場合には、ブレーキ装置からの要求から、調整範囲が大幅に制約され、ブレーキ鳴きを解消できないことがあるという問題がある。
一方、特許文献1記載では、固有振動数の測定作業と、固有振動数の調整作業が必要となり、ブレーキディスクの製造工程数が増えるとともに、測定や切削のための時間が必要になり、しかも製品毎にこれらの処理を行う必要があるので、生産性が低下するという問題がある
本発明の目的は、生産性を低下させたり、意匠性に大きな影響を及ぼしたりすることなく、制動時における鳴きを容易且つ確実に低減可能な低ノイズブレーキディスク及びその製造方法を提供することである。
本出願人は、制動時におけるブレーキ鳴きの発生原因について各種試験を行うとともに、振動解析を行った結果、ブレーキディスクと車体とが共振することでブレーキ鳴きが発生していることを見出し、ブレーキディスクの重量を部分的に変更して、ブレーキディスクの固有振動数を車体との共振周波数からずらすことで、ブレーキディスクの意匠性を大幅に変更することなくブレーキ鳴きを防止できるとの発想を得て、本発明を完成するに至った。
本発明に係る低ノイズブレーキディスクは、車体への取付部と、ブレーキパッドとの摺動部と、取付部と摺動部とを連結するアーム部とを有するブレーキディスクであって、車体との共振周波数を有する固有振動数の原形ブレーキディスクの摺動部とアーム部の少なくとも一方における、前記車体との共振周波数による高振幅部位に、重量調整によりノイズを低減するノイズ低減部を形成し、車体との共振周波数を有さないように固有振動数を調整したものである。
この低ノイズブレーキディスクでは、ノイズ低減部を有しない原形のブレーキディスク(以下、原形ブレーキディスクと称する。)において、制動時にブレーキ鳴きが発生する場合であっても、この原形ブレーキディスクの摺動部とアーム部の少なくとも一方に、重量調整によりノイズを低減するノイズ低減部を設けるという簡単な設計変更を行うことで、ブレーキ鳴きなどのノイズが発生しない低ノイズブレーキディスクを実現できる。しかも、ノイズ低減部により、原形ブレーキディスクの重量調整を行うだけで、ノイズを低減或いは完全に防止できるので、原形ブレーキディスクに対して大幅な設計変更等を行う必要がなく、しかも低ノイズブレーキディスクは、通常のブレーキディスクの製造工程を変更することなく成形できるので、容易に実施することができる。特に、自動二輪車用のブレーキディスクにおいては、1枚ものの金属板をブレーキディスクの形状にプレス成形するときに、ノイズ低減部を一体的に成形できるので、低ブレーキディスクとした場合でもその生産性が低下することはない。
また、原形ブレーキディスクの固有振動数が車体との共振周波数を有しない場合には、ブレーキ鳴きなどのノイズが発生せず、ノイズ低減部を設ける必要がないので、車体との共振周波数を有する原形ブレーキディスクに対してのみノイズ低減部を形成して、その固有振動数を共振周波数からずらすことで、ブレーキ鳴きを防止できる
更に、前記車体との共振周波数にて振動する原形ブレーキディスクの高振幅部位にノイズ低減部を形成しているので、ノイズ低減部により大幅な重量調整を行うことなく、効果的にブレーキ鳴きを防止することができる。このため、原形ブレーキディスクに対する設計変更をより一層軽微なものとすることができ、意匠面での変更が少なくなるので好ましい。
ここで、前記ノイズ低減部としては、貫通孔と切欠部と座ぐり部と面取部と凹部と突起とから選択された少なくとも1種を形成することができる。ノイズ低減部として、貫通孔と切欠部と座ぐり部と面取部と凹部とから選択された少なくとも1種を形成すると、原形ブレーキディスクの重量を部分的に軽減してノイズの発生を防止或いは抑制することができる。また、突起を形成すると、原形ブレーキディスクの重量を部分的に増大してノイズの発生を防止或いは抑制することができる。
前記ノイズ低減部を一定角度毎に回転対称に複数形成することも好ましい実施の形態である。このように構成することで、ブレーキディスクの重量バランスを良好に設定できるとともに、意匠性を向上できる。
また、前記低ノイズブレーキディスクは、1枚ものの金属板をプレス成形して製作できる。
本発明に係る低ノイズブレーキディスクの製造方法は、車体への取付部と、ブレーキパッドとの摺動部と、取付部と摺動部とを連結するアーム部とを有する原形ブレーキディスクを製作し、この原形ブレーキディスクを実車に組み付けて制動試験を行い、ノイズが発生する場合には、車体との共振周波数による原形ブレーキディスクの高振幅部位を振動解析により算出して、原形ブレーキディスクの摺動部とアーム部の少なくとも一方における高振幅部位に、重量調整によりノイズを低減するノイズ低減部を付加するように設計変更したものである。
ノイズ低減部は、ブレーキディスクに別部材として設けたり、別途形成したりすることも可能であるが、本発明では、ノイズ低減部を低ノイズブレーキディスクに一体成形しているので、製造工程を増やしたりすることなく、低ノイズブレーキディスクを効率よく製作することができる。
また、前記ノイズ低減部を有しない原形ブレーキディスクを製作し、この原形ブレーキディスクを実車に組み付けて制動試験を行い、ノイズが発生する場合には、該原形ブレーキディスクの設計に前記ノイズ低減部を付加するので、大幅な設計変更を行うことなく、ブレーキ鳴きなどのノイズが発生しない低ノイズブレーキディスクを容易に且つ効率的に製作することができる。
更に、高振幅部位にノイズ低減部を形成するので、ノイズ低減部により大幅な重量調整を行うことなく、効果的にブレーキ鳴きを防止することができる。
また、前記ノイズ低減部として、貫通孔と切欠部と座ぐり部と面取部と凹部と突起とから選択された少なくとも1種を形成するように設計変更すること、前記ノイズ低減部を一定角度毎に回転対称に複数形成するように設計変更すること、前記低ノイズブレーキディスクが1枚ものの金属板をプレス成形してなるものであること、などが好ましい実施の形態である。
本発明に係る低ノイズブレーキディスクによれば、例えば試作段階の原形ブレーキディスクにおいてブレーキ鳴きが発生した場合であっても、この原形ブレーキディスクに対してノイズ低減部を設けることで、原形ブレーキディスクの重量を調整して、ブレーキ鳴きなどのノイズの発生を低減或いは完全に防止できる。しかも、ノイズ低減部により、ブレーキディスクの重量調整を行うだけで、ノイズを低減或いは完全に防止できるので、ブレーキディスクに対して大幅な設計変更等を行うことなく、低ノイズブレーキディスクを容易に実施することができる。
また、車体との共振周波数を有する原形ブレーキディスクに対してのみノイズ低減部を形成して、その固有振動数を共振周波数からずらすことで、ブレーキ鳴きを防止できる。
更に、前記車体との共振周波数にて振動する原形ブレーキディスクの高振幅部位にノイズ低減部を形成しているので、ノイズ低減部により大幅な重量調整を行うことなく、効果的にブレーキ鳴きを防止することができる。このため、原形ブレーキディスクに対する設計変更をより一層軽微なものとすることができ、意匠面での変更が少なくなるので好ましい。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
先ず、低ノイズブレーキディスクの原形となる設計当初の基本デザインの原形ブレーキディスクについて説明する。
図1に示すように、原形ブレーキディスク10は、自動二輪車用のブレーキディスクで、車体への取付部11と、ブレーキパッドPとの摺動部12と、取付部11と摺動部12とを連結するアーム部13とを備えている。
取付部11と摺動部12とは5本のアーム部13で連結され、アーム部13の途中部には周方向両側へ突出する突出部14が形成されている。取付部11と摺動部12間にはアーム部13で区画された5つの模様孔15が形成され、これら5つの模様孔15は、原形ブレーキディスク10の意匠性の向上及び重量軽減などのために設けられている。このアーム部13及び模様孔15の形状や個数は、ブレーキディスクの意匠性を考慮して適宜に設定することができる。
摺動部12には放熱及び重量軽減用の丸孔からなる複数の小孔16が所定の配列で形成されている。小孔16としては、丸孔以外に細長いスリット状の小孔を形成することも可能で、小孔16の形状や個数や配列は、原形ブレーキディスク10の意匠性や摺動部12における放熱性を考慮して適宜に設定することになる。
取付部11の中央部にはホイールハブの端部が挿通する取付孔17が形成され、取付部11の半径方向の途中部にはホイールハブへの取付用の5つのボルト挿通孔18が形成されている。ボルト挿通孔18の個数は、ホイールハブのボルト孔の個数に応じて適宜に設定することになる。
原形ブレーキディスク10は、耐磨耗性に優れたステンレス鋼や炭素鋼からなる金属板をプレス成形した後、摺動部12を熱処理して製作されている。本実施の形態では、厚さ7mmのステンレス鋼板をプレス成形して製作され、原形ブレーキディスク10の取付部11と摺動部12とアーム部13とは略同じ厚さに設定されている。原形ブレーキディスク10の外径は、自動二輪車の構成に応じて適宜に設定でき、本実施の形態では、外径30cmに設定されている。
本実施の形態では、取付部11と摺動部12とを同一平面内に配置したが、車体側の構成に応じて、取付部11と摺動部12とを、原形ブレーキディスク10の厚さ方向に一定間隔をあけた平行な平面内に配置することも可能である。また、本実施の形態では、1枚ものの金属板からなるブレーキディスクに本発明を適用したが、摺動部12と取付部11とを分割構成して、両者をフローティング支持したブレーキディスクに対しても本発明を同様に適用することができる。
次に、本発明に係る低ノイズブレーキディスク20について説明するが、この低ノイズブレーキディスク20は、前述のような構成の原形ブレーキディスク10に対して制動試験を行った結果、ブレーキ鳴きが発生した場合に、このブレーキ鳴きを低減或いは完全に無くすために、原形ブレーキディスク10の設計を一部変更して、原形ブレーキディスク10の摺動部12とアーム部13の少なくとも一方に、重量調整によりノイズを低減するノイズ低減部21を形成したものでる。
ここで、ノイズ低減部21の好適な形成位置や形成個数を設定するために行った振動解析について簡単に説明する。
原形ブレーキディスク10では、これを実車に搭載して、制動試験を行ったところ、1026Hzの周波数のブレーキ鳴きが発生した。そこで、原形ブレーキディスク10の固有値(固有振動数)をモーダル解析により求め、表1、図2に示すような結果を得た。この結果から、1026Hzにおいて原形ブレーキディスク10が車体と共振して、ブレーキ鳴きが発生していることが分かる。
Figure 0004765850
また、共振周波数1026Hzで、原形ブレーキディスク10を振動させたときの、原形ブレーキディスク10の各部における振幅を解析すると、図3に示すように、摺動部12の外周部に振幅の大きな高振幅部位19が8箇所形成された。
そこで、図4に示すように、模様孔15から摺動部12の外周側へ放射状に延びる切欠部からなるノイズ低減部21Aを、高振幅部位19に対応させて形成した低ノイズブレーキディスク20Aと、図5に示すように、模様孔15から摺動部12の外周側へ放射状に延びる切欠部からなるノイズ低減部21Bを周方向に一定間隔おきに形成した低ノイズブレーキディスク20Bと、図6に示すように、アーム部13の途中部に貫通孔からなるノイズ低減部21Cを形成した低ノイズブレーキディスク20Cに関して、固有値(固有振動数)をモーダル解析により求めたところ、表1、図2に示すような結果が得られた。
表1、図2から、3つの低ノイズブレーキディスク20A、20B、20Cは、車体との共振周波数1026Hzを有していないことから、ブレーキ鳴きが解消されていることが分かる。また、低ノイズブレーキディスク20Aにおける車体との共振周波数に最も近い固有値が、他の低ノイズブレーキディスク20B、20Cと比較して、離れた周波数になっていることから、高振幅部位19に対応させてノイズ低減部21を形成すると、効果的にブレーキ鳴きを防止できることが分かる。但し、低ノイズブレーキディスク20Cのように、共振周波数で振動させたときの振幅が比較的小さいアーム部13であっても、ノイズ低減部21を形成することで、ブレーキ鳴きを防止できることが分かる。
以上のことから、ノイズ低減部21は、原形ブレーキディスク10の意匠性を大幅に変更しない範囲であれば、摺動部12とアーム部13の少なくとも一方の任意の位置に任意の個数設けることで、ブレーキ鳴きなどのノイズを低減できる。また、一定角度毎に回転対称に形成すると意匠性が高くなり、高振幅部位19に形成すると、比較的小さな寸法のノイズ低減部21であっても効果的にブレーキ鳴きを防止できる。
また、ノイズ低減部21としては、原形ブレーキディスク10の重量を部分的に調整できるものであれば、貫通孔と切欠部と座ぐり部と面取部と凹部と突起とから選択された少なくとも1種を形成することができる。また、別部材を原形ブレーキディスク10に取り付けて、重量を部分的に調整することも可能であるが、低ノイズブレーキディスク20のプレス成形時に同時成形できることから、貫通孔と切欠部と突起とから選択された少なくとも1種を形成することがより好ましい。ノイズ低減部21の寸法は、原形ブレーキディスク10の意匠に対する影響を極力少なくするため、ブレーキ鳴きを防止可能な範囲内で最小寸法に設定することが好ましい。
ノイズ低減部21の形成位置及び形成個数を変更した他の具体例としては、図7に示す低ノイズブレーキディスク20Dのように、複数の突出部14のうちの、共振周波数で原形ブレーキディスク10を振動させたときに振幅が大きくなる5つの突出部14に、切欠部からなるノイズ低減部21Dを形成すること、図8に示す低ノイズブレーキディスク20Eのように、10個の突出部14のそれぞれに周方向に延びる長孔からなるノイズ低減部21Eを形成すること、図9に示す低ノイズブレーキディスク20Fのように、5本のアーム部13に半径方向に延びる長孔からなるノイズ低減部21Fを形成すること、図10に示す低ノイズブレーキディスク20Gのように、高振幅部位19に対応させて摺動部12に模様孔15側へ突出する突起からなるノイズ低減部21Gを形成すること、図11に示す低ノイズブレーキディスク20Hのように、高振幅部位19に対応させて摺動部12の外周部に切欠部からなるノイズ低減部21Hを形成すること、図12に示す低ノイズブレーキディスク20Jのように、アーム部13の途中部に貫通孔を形成するとともに、貫通孔の口縁部に座ぐり部を形成し、これをノイズ低減部21Jとすること、一部又は全部の模様孔15の開口縁の一部又は全周に角部を面取りした面取部からなるノイズ低減部を形成することができる。また、前記ノイズ低減部21は任意に組み合わせて設けることもできる。
原形ブレーキディスクの(a)は正面図、(b)は斜視図 原形ブレーキディスクと低ノイズブレーキディスクの固有値を示すグラフ 原形ブレーキディスクの共振周波数で共振させたときの振幅を示す解析図 低ノイズブレーキディスクの(a)は正面図、(b)は斜視図 他の構成の低ノイズブレーキディスクの(a)は正面図、(b)は斜視図 他の構成の低ノイズブレーキディスクの(a)は正面図、(b)は斜視図 他の構成の低ノイズブレーキディスクの正面図 他の構成の低ノイズブレーキディスクの正面図 他の構成の低ノイズブレーキディスクの正面図 他の構成の低ノイズブレーキディスクの正面図 他の構成の低ノイズブレーキディスクの正面図 他の構成の低ノイズブレーキディスクの(a)は正面図、(b)は斜視図
符号の説明
P ブレーキパッド
10 原形ブレーキディスク 11 取付部
12 摺動部 13 アーム部
14 突出部 15 模様孔
16 小孔 17 取付孔
18 ボルト挿通孔 19 高振幅部位
20 低ノイズブレーキディスク 21 ノイズ低減部
20A 低ノイズブレーキディスク 21A ノイズ低減部
20B 低ノイズブレーキディスク 21B ノイズ低減部
20C 低ノイズブレーキディスク 21C ノイズ低減部
20D 低ノイズブレーキディスク 21D ノイズ低減部
20E 低ノイズブレーキディスク 21E ノイズ低減部
20F 低ノイズブレーキディスク 21F ノイズ低減部
20G 低ノイズブレーキディスク 21G ノイズ低減部
20H 低ノイズブレーキディスク 21H ノイズ低減部
20J 低ノイズブレーキディスク 21J ノイズ低減部

Claims (8)

  1. 車体への取付部と、ブレーキパッドとの摺動部と、取付部と摺動部とを連結するアーム部とを有するブレーキディスクであって、車体との共振周波数を有する固有振動数の原形ブレーキディスクの摺動部とアーム部の少なくとも一方における、前記車体との共振周波数による高振幅部位に、重量調整によりノイズを低減するノイズ低減部を形成し、車体との共振周波数を有さないように固有振動数を調整したことを特徴とする低ノイズブレーキディスク。
  2. 前記ノイズ低減部として、貫通孔と切欠部と座ぐり部と面取部と凹部と突起とから選択された少なくとも1種を形成した請求項1記載の低ノイズブレーキディスク。
  3. 前記ノイズ低減部を一定角度毎に回転対称に複数形成した請求項1または2記載の低ノイズブレーキディスク。
  4. 1枚ものの金属板をプレス成形してなる請求項1〜3のいずれか1項記載の低ノイズブレーキディスク。
  5. 車体への取付部と、ブレーキパッドとの摺動部と、取付部と摺動部とを連結するアーム部とを有する原形ブレーキディスクを製作し、この原形ブレーキディスクを実車に組み付けて制動試験を行い、ノイズが発生する場合には、車体との共振周波数による原形ブレーキディスクの高振幅部位を振動解析により算出して、原形ブレーキディスクの摺動部とアーム部の少なくとも一方における高振幅部位に、重量調整によりノイズを低減するノイズ低減部を付加するように設計変更することを特徴とする低ノイズブレーキディスクの製造方法。
  6. 前記ノイズ低減部として、貫通孔と切欠部と座ぐり部と面取部と凹部と突起とから選択された少なくとも1種を形成するように設計変更する請求項記載の低ノイズブレーキディスクの製造方法。
  7. 前記ノイズ低減部を一定角度毎に回転対称に複数形成するように設計変更する請求項5または6記載の低ノイズブレーキディスクの製造方法。
  8. 前記低ノイズブレーキディスクが1枚ものの金属板をプレス成形してなる請求項5〜7のいずれか1項記載の低ノイズブレーキディスクの製造方法。
JP2006241901A 2006-09-06 2006-09-06 低ノイズブレーキディスク及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4765850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006241901A JP4765850B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 低ノイズブレーキディスク及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006241901A JP4765850B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 低ノイズブレーキディスク及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008064190A JP2008064190A (ja) 2008-03-21
JP4765850B2 true JP4765850B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=39287078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006241901A Expired - Fee Related JP4765850B2 (ja) 2006-09-06 2006-09-06 低ノイズブレーキディスク及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4765850B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4946956B2 (ja) * 2008-04-04 2012-06-06 サンスター技研株式会社 ノイズ低減ブレーキディスク
EP2492532A4 (en) * 2009-10-21 2018-04-25 Sunstar Engineering Inc. Brake disc having reduced noise
JP5158248B2 (ja) * 2011-12-06 2013-03-06 サンスター技研株式会社 ノイズ低減ブレーキディスク
TWI735402B (zh) * 2021-02-09 2021-08-01 許再勝 一體式浮動碟

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06185552A (ja) * 1991-07-23 1994-07-05 Akebono Brake Res & Dev Center Ltd 鳴き防止のためのディスクロータ
JP3777811B2 (ja) * 1998-07-29 2006-05-24 日産自動車株式会社 ブレーキディスクロータ
JP2005030471A (ja) * 2003-07-10 2005-02-03 Aisin Takaoka Ltd ブレーキディスクの固有振動数調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008064190A (ja) 2008-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8342297B2 (en) Vehicle braking assembly with reduced squeal
JP4765850B2 (ja) 低ノイズブレーキディスク及びその製造方法
JP6455589B2 (ja) 金属板成形品の製造方法
JPH06185552A (ja) 鳴き防止のためのディスクロータ
JP6567084B2 (ja) 鉄道車両用ブレーキライニングおよびそれを備えたディスクブレーキ
JP2010540875A (ja) スポット型ディスクブレーキ用のブレーキパッド
JP4984273B2 (ja) ディスクブレーキ用パッド
CN108779819B (zh) 铁道车辆用的制动衬片及采用该制动衬片的铁道车辆用盘形制动器
JP2019513940A (ja) ハウジングとフランジとを含む組合せ、およびアセンブリ
JP2006336670A (ja) フローティング型ディスクブレーキ
JP5706790B2 (ja) ブレーキディスク
KR20180097675A (ko) 철도 차량용 브레이크 라이닝 및 그것을 구비한 디스크 브레이크
JP2009250325A (ja) ノイズ低減ブレーキディスク
JP2009074386A (ja) 圧縮機
JP5791449B2 (ja) ディスクブレーキ装置
WO2018025980A1 (ja) ブレーキディスク
JP5158248B2 (ja) ノイズ低減ブレーキディスク
US20070107999A1 (en) Ventilated disk rotor and method of manufacturing the same
US20090050422A1 (en) Grooved disc brake rotor
JP2021521052A (ja) 軽量化ポケットを有するホイールディスクを備える製造加工された車両ホイール
JP7110829B2 (ja) ダイナミックダンパ
US20220325763A1 (en) Vehicle disc brake
JPWO2011049172A1 (ja) ノイズ低減ブレーキディスク
US20090166137A1 (en) Retracted vane rotor
JP6376149B2 (ja) 自動車用ブレーキディスクローター及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4765850

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees