JP4765503B2 - 通信端末及びナビゲーションシステム - Google Patents

通信端末及びナビゲーションシステム Download PDF

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Description

本発明は、ナビゲーションに用いられるデータを提供可能なナビゲーションシステムおよびこれに用いられる通信端末に関する。
特許文献1に、ナビゲーション装置の利用者が、地図情報と異なる事象を発見した場合に、利用者から情報を提供する方法が開示されている。この方法では、利用者が入力部を操作することにより、表示部に提供情報を選択する提供情報リストが表示され、表示された提供情報リストのうちからいずれかを入力部を操作して選択することにより、情報提供が行われる。
また、特許文献2には、カーナビゲーション装置とASPセンタを有する映像情報提供システムが開示されている。カーナビゲーション装置にはカメラが備えられ、所定の間隔でカメラで撮影した映像をASPセンタに送り、他の利用者がASPセンタから該映像をダウンロードすることができる発明が開示されている。またランドマークの渋滞情報等も一緒に送受信されることも記載されている。
特開2004−205344号公報 特開2004−38866号公報
ナビゲーション装置の利用者の操作により映像をサーバに送る方法では、利用者が周囲の状況を認知した上で、ナビゲーション装置の操作を行わねばならないため、移動中の操作が煩わしいという問題がある。特に、車両の運転手が運転中にこのような操作を行うのは困難であり、好ましくない。また、例えば、地図情報の建物と現実の状況が変化している場合であっても、利用者が気が付かないことがあり、サーバが必要としている情報を取得することができない場合がある。
また、ナビゲーション装置から所定の間隔で映像をサーバに送る方法では、状況の変化の有無に関わらず所定の間隔で映像を送信するため、消費電力が増大してしまう。また、例えば建物や道路状況が変化していない場合や、サーバが必要のない地点の情報であっても、映像が次々とセンタに送信されるため、センタでは更新する必要がある情報かどうかを識別する必要がある。
本発明は、ナビゲーションに用いるデータを好適に提供可能な通信端末またはナビゲーションシステムを提供することを目的とする。
本発明にかかる通信端末は、移動体に装着可能であり、サーバと通信を行う通信部と、前記通信端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記通信端末の周囲の状況を表す周辺情報を取得する周辺情報取得手段と、を備える。また、この通信端末は制御部を備える。この制御部は、前記位置情報取得手段によって取得した位置情報を、所定の距離を移動する毎に前記サーバに送信し、前記サーバから送信された情報を受信した場合に、前記サーバに前記周辺情報を送信するよう制御する。あるいは、前記制御部は、通信端末の利用者により設定されたランドマークの位置と、前記位置情報取得手段により取得した前記通信端末の位置が近い場合に、前記設定されたランドマークの周辺情報を前記通信手段を用いて前記サーバに送信するよう制御する。
本発明によれば、ナビゲーションに用いるデータを好適に提供可能な通信端末またはナビゲーションシステムを提供することができる。
以下の説明において、「移動体」とは人や動物や自動車のように、移動体自身の能力により移動可能な物体、または、自転車や馬車や人力車のように、移動体以外の能力により移動可能な物体をいう。また「装着」とは、移動体に取り付けることないし身に着けることをいうが、対象が人間の場合は、人間が鞄やポケットに入れている場合や単に把持する場合も含む。また対象が車両等の場合は対象の一部として組み込む場合も含む。実施例において「ランドマーク」とは、移動体が目的地としている場所もしくは目的地とする可能性がある場所、移動体がそこに関する情報の取得を希望している場所もしくは希望する可能性がある場所等、広く場所を指す概念として定義する。
図1は、ナビゲーションシステムの一例を示す構成図である。
通信端末10は例えばカーナビゲーション端末であり、車内に装着される。本例では「移動体」が自動車である場合を例にとって説明するが、本発明をこれに限定するものではなく、通信端末を自動車以外の移動体に装着しても良い。撮像部16は例えばカメラなどであり、車体の周囲を撮影するために、車外に一つ、若しくは、複数装着される。図1の例では、通信端末10と撮像部16は、別に設けられているが、端末10と一体化した構造で車内から車両の周囲を撮影しても良い。端末10と一体化した場合、車両に容易に装着することができる。
記憶部15は例えばハードディスクなどの記憶媒体であり、地図情報等を記憶している。制御部11は例えばCPUであり、撮像部16や通信端末10の各部の制御を行い、そのために必要な演算を行う。表示部12は例えば液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等であり、画面に各種情報を表示する。
通信部13は例えば移動体用の通信モジュール等の、外部の機器と通信を行う装置であり、例えばサーバ17等の外部の機器と通信を行う。
位置検出部14は、通信端末10が搭載されている自動車の現在位置を検出する。位置を検出する方法としては、GPSを用いてもよいし、通信部13が無線通信を行う際に用いる無線通信基地局の位置情報を用いて推測しても良い。記憶部15は、通信部13によってサーバ17から受信した地図情報を記憶したり、要求された地図情報を出力したり、またサーバ17からの命令を記憶したりする。
サーバ17は例えばASPサーバやナビゲーションデータベースである。記憶部18は例えばハードディスクなどの記憶媒体であり、地図情報や通信端末10から送信されたランドマークに関する情報や地図の更新情報等を記憶する。通信部19は、例えば通信端末10等の他の機器と通信を行う。通信端末10と通信を行う際には、例えば、公衆通信網や無線通信網やインターネット網等の通信網を介して行う。制御部20は例えばCPUであり、サーバ17の各構成を制御する。
図1の例では、通信端末10はサーバ17と通信部13により無線通信を行っているが、この通信部13によりサーバ以外の装置と通信を行うことができることはいうまでもない。また、通信部13以外に赤外線通信部等の近距離通信部を設け、車内の他の機器と通信を行うようにしても良いし、有線通信により車内の他の機器と通信を行ってもよい。
図2は、通信端末およびサーバの動作の一例を示すフローチャートである。通信端末10に対して所定の操作がなされると、ナビゲーションが開始され(S201)、位置検出部14は現在の車両の位置を示す情報を取得する(S202)。記憶部15は検出された車両位置を記憶する(S203)。制御部11は、記憶部15に記憶させておいた前回の車両位置を、今回取得した車両位置と比較して、車両の移動量を算出する。その移動量が閾値以上のとき、サーバ17との通信を通信部13に命令し、今回の車両位置の情報を送信する(S210)。
ここで、サーバ17は車両の現在位置を取得し(S221)、車両の走行している地区の中において状況の取得が求められるランドマークとその位置情報を記憶部18から検索する(S222)。検索結果のリストを通信端末10に送信する(S223)。なお、「リスト」には、例えば情報の提供が求められる地点ないしランドマークの位置を示す情報が単数あるいは複数含まれている。また、「地区」とは、一般的には限られた区域のことを示すが、例えば車両の位置を中心として、移動量の閾値を半径とする円の内部に存在する区域とする。
なお、移動量の閾値は、通信端末の利用者が任意の値、例えば100mに設定しても良いし、サーバ17が任意の値に設定しても良い。例えば、運転者がこの移動量の閾値を無限大と設定すれば、車両位置の送信を行わないことになり、0mと設定すれば常に車両位置の送信を行うことができる。
なお、移動量の閾値の値を大きくするとリストに含まれる地点の数も多くなるが、利用者またはサーバ17はその数に上限を設定してもよい。
例えば通信費が従量制の場合に、利用者が移動量の閾値を任意に設定することができるようにすることにより、利用者は自己の都合に応じて位置情報を送信する頻度を調整することができる。また、例えばサーバは、ランドマークが密集するであろう地方または地域では閾値を小さく設定することにより、後述する周辺情報の送受信を、その地方または地域に適した頻度で行うことができる。
次に、通信端末10はリストを受信すると(S211)、制御部11は車両位置周辺の地図情報を記憶部15から読み出し(S205)、表示部12に取得した地図情報を表示させる。また、撮像部16が車両周辺の撮影して、車両周辺の画像や動画を取得する(S206)。
その後、制御部11は、記憶部15に記憶されたリストを確認し、(S207)、リストに含まれる情報の提供を求められている場所が車両の位置の近辺に存在したら周辺情報送信処理を行う。
次に、制御部11は車両位置周辺の地図情報から周辺に重要なランドマークが有るかを車両とランドマークのそれぞれの位置情報を比較して調査する(S208)。例えば図3(a)に示すように、周囲に重要なランドマークが無ければ周辺情報送信処理を行わずに表示部12に車両位置周辺の地図情報を表示させる(S209)。図3(b)のように周囲に重要なランドマークが有れば周辺情報送信処理を行う(S212)。
重要なランドマークとは、例えばスーパーやコンビニエンスストア等の店舗、駅や病院等の公共施設のことである。また、運転手や本ナビゲーションシステムを運営する者が、重要なランドマークを設定しても良い。例えば、運転手が、重要なランドマークとして、何も設定しなければ、周辺情報送信処理は行わない。また運転手が、重要なランドマークとして、全ての場所や建物と設定すれば、常に周辺情報送信処理を行うことになる。例えばサーバは、時期、地方、他の利用者からのリクエストの多寡等の条件よって、必要なランドマークに関する情報を重点的に収集することができる。
またS212の周辺情報送信処理とは撮像部16が撮影した車両の周囲の動画像や静止画である周辺情報をサーバ17に送信することである。
また、制御部11は、撮像部16が撮影した動画像や静止画を解析し、車両の周囲の状況に関する情報を割り出す。その解析結果や車両の現在位置を示す情報を周辺情報と共にサーバ17に送信してもよい。また位置情報取得手段により取得した車両の現在位置に関する情報を周辺情報と共に送信してもよい。位置情報や解析結果は、周辺情報に関連する関連情報として、他の移動体の利用者がサーバ17から周辺情報をダウンロードする際に、ダウンロードする情報を選別するために用いることができる。サーバ17は周辺情報を管理する際に位置情報等を付加情報としてデータベースを構築することができる。
例えば制御部11は、撮像部16が撮影した車両の周囲の動画像や複数枚の静止画を解析し、物体を識別する。そして例えば縦長の物体を人、横長の物体を車両と判断し、それらの物体の移動状況から重要なランドマークの状況及び道路の状況を判断し、周辺情報と共にサーバ17に送信しても良い。ランドマークの状況や道路の状況の一例として車両周辺の混雑度合いがある。
ここで、動画や複数枚の静止画から物体の移動状況を判断する手法の一例について、説明する。まず車両の周辺の動画像や複数枚の静止画中で物体が「動く」とは、その物体とランドマークとの位置関係にある一定値以上変化があることと定義する。ある一定値とは、画像の横幅の5%の長さとする。またこの値は動画のフレームレートもしくは静止画の撮影間隔によって、通信端末10あるいはサーバ17が変化させることができる。なお、この値を、車両や人間など解析する対象となる物体によって変えてもよい。
一定時間を置いて撮影した2枚の静止画の例(図5)によって、この「動く」とういことの定義を説明する。図5の(a)が1枚目の静止画であり、図5の(b)が2枚目の静止画である。nを自然数として、n番目の人物をPn、ランドマークと人物Pnとの静止画中における距離をDnとする。図5の(a)と図5の(b)の間で、D1には変化が無いのでP1は動いておらず、D2には画面横幅の5%以上変化があるのでP2は動いているということになる。動画像の場合では、動画像からある時点の画像とその時点から一定時間後の画像を取り出して、2枚の静止画として用い、前記図5の例のようにして物体が動いているか否かを判定する。人と判断した物体がランドマークの前で動かなければ、人がそのランドマークの前で待っていると認識し、それが閾値以上(例えば10人以上)居ればそのランドマーク前に行列ができていると判断してランドマークの状況として記憶部15に記憶する。この閾値は運転者が任意の値に設定しても良いし、サーバ17が任意の値に設定しても良い。またサーバから情報の提供を受ける利用者がサーバに要求を行う際に指定することもできる。どの程度の混雑や行列や渋滞の度合いをもって情報を発するかは、利用者の個個人の主観で決まる部分もあるので、周辺情報を提供する者、される者の嗜好に応じて送受信を行うことができる。
人と判断した物体がランドマークの前で動いていれば、それを歩行者と認識し、それが閾値以上居れば、そのランドマーク前の歩道が混雑していると判断してランドマークの状況として記憶部12に記憶する。ランドマークの前で動かず人と判断された物体が閾値以上居て、ランドマークの前で動いていて人と判断された物体が閾値以上居れば、そのランドマーク前に行列ができていてランドマーク前の道は混雑していると判断してランドマークの状況として記憶部15に記憶する。
また、車両と判断された物体が無い、若しくは閾値未満存在すれば、その道路は混雑していないと判断し、道路の状況として記憶部15に記憶する。車両と判断された物体が閾値以上あれば、混雑していると判断し、道路の状況として記憶部15に記憶する。さらに、道路が混雑していると判断した場合、車両と判断された物体の内、一定の割合以上が動いていれば、混雑しているが渋滞はしていないと判断し、道路の状況として記憶部15に記憶するが、そうでなければ渋滞していると判断し道路の状況として記憶部15に記憶する。
一定の割合として8割を設定するが、この値は運転者が任意の値に設定しても良いし、サーバ17が任意の値に設定しても良い。さらに情報の提供を受ける利用者がサーバに要求を行う際に指定することもできる。どの程度停止している車両がいれば渋滞と感じるか等の基準は個人の主観によるからである。これにより個人の嗜好に応じて通信を制御することができる。
また、制御部11は、重要なランドマークの状況及び道路の状況を示す解析結果を抽出し、その解析結果のみをサーバ17に送信するようにしても良い。これにより動画像あるいは静止画のデータをサーバに送信する場合に比べて、通信トラフィック及び通信コストを減らすことができる。
サーバ17は、通信端末10から送信された情報を受信し(S224)、受信した車両周辺情報を記憶する(S225)。車両周辺情報として静止画や動画像を受信した場合は、それをそのまま記憶するか、又はそれを前記制御部11が行ったものと同様の解析をし、重要なランドマークの状況及び道路の状況を示す情報を抽出して記憶しても良い。これにより、端末のみで解析を行うよりも正確な解析結果が記憶される。一般的にサーバの演算性能は、通信端末のそれよりも高性能に構成できるからである。
また、サーバ17はランドマークの状況や道路の状況に関する情報を蓄え、毎日の情報から時間帯とランドマークの状況や道路の状況との関係を解析し、ランドマークが空いている時間帯、混雑している時間帯、道路が渋滞している時間帯等を割り出し、重要なランドマークの状況及び道路の状況として記憶しても良い。さらに、その情報を用いて記憶部18に記憶されている地図情報を更新する。
その後、通信端末の制御部11は、表示部12に車両位置周辺の地図情報を表示させる(S209)。地図情報とともに車両周辺情報を表示させてもよい。以下、制御部11は、この処理を繰り返す。
本実施の形態によれば、通信端末10は、サーバ17に、希望する地点の動画や静止画や解析結果の情報等の情報を要求し、その情報が存在するか、希望する地点の詳しい情報を得ることができる。
また、通信端末10は、通信端末10を使用する運転手やサーバ17を構築する者が、重要なランドマークと設定した場所付近の情報のみをサーバに送信するので、通信端末10が行う通信を削減することができる。本実施形態によれば、運転中において運転者の手を煩わせることなく道路の渋滞情報や、交通情報を他者に提供することができる。
以上、説明した実施形態では、サーバ17から通信端末10にリストが送信された場合には、通信端末10はそのリストに内容に従って周辺情報を送信していたが、通信端末10は、要求された情報を送信するか否かを運転手に決めさせることもできる。これにより通信費が従量制の場合には利用者が各自の都合に合わせて情報を送信できる。
この場合、サーバ17は、通信端末10の要求に応じデータを送信する際、使用料金として一定の料金を徴収する。通信端末10を使用している運転手は、サーバ17に料金を支払う為に、銀行口座やクレジットカードを利用する。また、サーバ17は、通信端末10から車両周辺情報を受信したとき報酬として一定の額だけサーバ17の使用料金を割り引く。その割引金額がサーバ17の利用料金を超えたときは、その超えた分を通信端末10を使用している運転手の銀行口座に振り込む。
さらにサーバは割引する料金をランドマークの種類ごと、季節、天候、時期、曜日、時間帯、リクエストの数等の他の条件によって変動させることもできる。上述した通り、ユーザは登録するランドマークの種類を自己の嗜好によって変更することができる。これにより運転手は、通信端末10の利用者はより多くの割引料が発生するように、登録するランドマークを変更することもできる。例えば、休日は行楽地の情報や行楽地へ続く道路の周辺情報が特に必要とされるので、情報の提供に対する対価は多くすることも可能である。
本実施形態によれば、通信端末10を使用する運転手が、車両周辺情報をサーバ17に送信することにより金銭的な利益を受けることができる。その結果、多くの通信端末10を使用する運転手が車両周辺情報をサーバ17に送信することが期待でき、サーバ17はより多くの車両周辺情報を収集することができる。
上記実施形態では車両の近辺に重要なランドマークが存在した場合、または通信端末10がサーバ17から受信したリストに含まれるランドマークの付近を移動体が通過した場合に周辺情報送信処理を行う場合を説明した。または上記の例に加えて、制御部11が常に画像の解析を行い、その結果が所定の条件を満たす場合に周辺情報送信処理を開始することも可能である。
図6が上記の場合の動作の一例である。ここでは図2と異なる部分のみ説明する。通信端末10は画像を撮影しながら常にそれを解析する(S601)、解析の結果が所定の条件を満たす場合か否かを制御部11が判定する(S602)。もし所定の条件を満たす場合、例えば停止車両の割合や周囲の人数等が所定数以上存在するときに、周辺情報送信処理を開始する(S212)。その地点に重要なランドマークが存在していなくとも、渋滞や混雑の度合いが高いということはその地点の情報は有用な場合が多い。よって有用である可能性が高い周辺情報を通信トラフィックを抑制しながら送信することができる。
また上記の実施例に加え、情報の提供を受ける利用者はあらかじめ停止車両の割合やランドマークの混雑状況等の関連情報について条件を設定し、それを満たす情報を受けることができる。まず、利用者は、停止車両の割合、またはランドマークの混雑状況の条件を通信端末10に入力する。通信端末10は通信部13によりサーバ17にその条件を送信する。サーバ17はその移動体が通行している地点のから所定の範囲内に位置し、設定した条件を満たす地点を検索し、その地点の関連情報を通信端末10に送信してもよい。
さらに、S209において通信端末10の表示部12上に周辺地図を表示する際に、関連情報についての条件を満たす地点を周辺地図上にプロットするようにしてもよい(図7)。さらに利用者はプロットされた地点の中から周辺情報を受信したい地点を選択し、サーバ17に要求を送るようにしてもよい。これにより使い勝手が向上する。
上記の実施例では映像を用いて、ランドマークの混雑状況や道路の渋滞状況を解析する例を示したが、複数の撮像部を用いてさらに詳細で信頼性の高い解析結果をもたらすこともできる。
例えば撮像部を2つ用い、複数の撮像部で撮影した、動画像や静止画を解析することにより、ランドマークと人間等の位置関係をより客観的に解析することもできる。2つの撮像部で撮影した2枚の画像を用い、2つの撮像部間の距離と、写真上の対象物の位置から角度を求め、三角測量の方法で対象物までの距離を求めることが可能である。対象物までの距離を求められれば、ランドマークや人物や車両の位置関係を正確に求めることが可能となる。さらに、例えば、通信端末に移動体の速度を計測・取得する機能を付加することもできる。他の移動体の相対速度を測定すれば、渋滞情報を解析する上で、他の移動体の移動量をより正確に計測することができる。
以上、通信端末10からサーバ17に情報を送信する場合を説明したが、反対に通信端末10はサーバ17から所望の地点の周辺情報を取得してもよい。
例えば、通信端末10を搭載した車両41が、ある地点についての周辺情報等をサーバ17に要求する(図4の(a))。その情報が記憶部18に記憶されていれば、サーバ17はその情報を要求した通信端末10に送信する(図4の(d))。
記憶部18にその情報が記憶されていない場合は、サーバ17はその位置の近辺に存在する車両42に送信するリストの中に当該場所の情報を含めるようにしてもよい(図4の(b))。
サーバ17からリストを受信した車両42に搭載されている通信端末10はその地点を通過する際に、周辺情報送信処理を行い(図4の(c))、サーバ17は、その情報を受信し、その情報を要求した通信端末10に送信する(図4の(d))。
なお、サーバ17がその情報を持っていたとしても、その情報が古すぎる場合等、情報を配信するのに不適切な場合には、車両42に送信するリストの中に当該場所の情報を含めてもよい。
このようにして、通信端末10を搭載した車両41は所望の地点の周辺情報を取得することができる。通信端末10の利用者は目的地の詳細な情報を知ることができる。
本ナビゲーションシステムを用いれば、利用者が重要だと思うランドマークや他の利用者が周辺情報を要求しているランドマーク、また渋滞や混雑が発生している地点の周辺情報を通信端末からサーバに送信することとなる。これらの周辺情報は移動中の利用者の手を煩わすこともなく送信される。また他の利用者に利用される可能性が高い周辺情報を主に送信するので、無駄な通信や消費電力を抑制しつつ好適な通信制御を行えるといえる。また、通信インフラさえ整備されている地域なら本システムを利用することができる。
ナビゲーションシステムの一例を示す構成図である。 通信端末およびサーバの動作の一例を示すフローチャートである。 利用者が設定したランドマークの周辺情報を送信する動作例を示す図である。 通信端末10がサーバ17から周辺情報を取得する動作の一例を示す図である。 動画像または複数の静止画中において、物体が「動く」ということの定義の一例を説明する図である。 通信端末およびサーバの動作の一例を示すフローチャートである。 周辺の地図とともに関連情報の場所を表示する画面表示例を示す図である。
符号の説明
10 通信端末
11 制御部
12 表示部
13 通信部
14 位置検出部
15 記憶部
16 撮像部
17 サーバ
18 記憶部
19 通信部
20 制御部

Claims (10)

  1. 移動体に装着可能な通信端末であって、
    サーバと通信を行う通信部と、
    前記通信端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記通信端末の周囲の画像を取得する周辺情報取得部と、
    前記位置情報取得部によって取得した位置情報を、所定の距離を移動する毎に前記サーバに送信し、前記サーバから送信された前記通信端末の周辺にあるランドマークに関する情報を受信した場合に、当該ランドマークの混雑状況を前記周辺情報取得部によって取得した画像から抽出し、当該ランドマークの混雑状況を前記サーバに送信するよう制御する制御部と、
    を備える通信端末。
  2. 移動体に装着可能な通信端末であって、
    サーバと通信を行う通信部と、
    前記通信端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記通信端末の周囲の画像を取得する周辺情報取得部と、
    前記通信端末の利用者がランドマークを設定する設定部と、
    前記設定部により設定されたランドマークの位置と、前記位置情報取得部により取得した前記通信端末の位置が近い場合に、前記設定されたランドマークの混雑状況を前記周辺情報取得部によって取得した画像から抽出し、当該ランドマークの混雑状況を前記サーバに送信するよう制御する制御部と、
    を備える通信端末。
  3. 前記制御部は、前記通信端末の利用者の要求がある場合に限り、ランドマークの混雑状況を前記サーバに送信することを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末。
  4. 前記制御部は、前記周辺情報取得部が取得した画像から、前記通信端末の周辺に存在している他の移動体の形状と移動速度を解析し、前記他の移動体の種類と状態と個数を解析することにより、前記ランドマークの混雑状況を抽出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の通信端末。
  5. 前記通信端末は表示部を備え、
    前記サーバから送信されたランドマークの混雑状況に関する情報を、前記表示部に表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の通信端末。
  6. 移動体に装着可能な通信端末と、前記通信端末と通信を行うサーバと、を有するナビゲーションシステムであって、
    前記通信端末は、前記サーバと通信を行う通信部と、前記通信端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得部と、前記通信端末の周囲の画像を取得する周辺情報取得部と、前記位置情報取得部によって取得した位置情報を、所定の距離を移動する毎に前記サーバに送信し、前記サーバから送信された前記通信端末の周囲にあるランドマークに関する情報を受信した場合に、当該ランドマークの混雑状況を前記周辺情報取得部によって取得した画像から抽出し、当該ランドマークの混雑状況を前記サーバに送信する制御部と、を備え、
    前記サーバは、前記通信端末と通信を行う通信部と、前記通信端末から送信されたランドマークの混雑状況を記憶する記憶部と、を備えることを特徴とするナビゲーションシステム。
  7. 移動体に装着可能な通信端末と、前記通信端末と通信を行うサーバと、を有するナビゲーションシステムであって、
    前記通信端末は、前記サーバと通信を行う通信部と、前記通信端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得部と、前記通信端末の周囲の画像を取得する周辺情報取得部と、前記通信端末の利用者がランドマークを設定する設定部と、前記設定部により設定されたランドマークの位置と、前記位置情報取得部により取得した前記通信端末の位置が近い場合に、前記設定されたランドマークの混雑状況を前記周辺情報取得部によって取得した画像から抽出し、当該ランドマークの混雑状況を前記通信部を用いて前記サーバに送信するよう制御する制御部と、を備え、
    前記サーバは、前記通信端末と通信を行う通信部と、前記通信端末から送信されたランドマークの混雑状況を記憶する記憶部と、を備えることを特徴とするナビゲーションシステム。
  8. 前記通信端末は、前記通信端末の利用者により所定のランドマークに関する情報の取得要求が入力される入力部を備え、前記入力部によって入力された前記取得要求を前記サー
    バに送信し、
    前記サーバは、前記取得要求されたランドマークに関する情報が前記記憶部に存在する場合に、前記ランドマークの混雑状況を前記通信端末に送信することを特徴とする請求項6または7に記載のナビゲーションシステム。
  9. 前記サーバは、前記ランドマークの混雑状況を前記通信端末に送信する際、前記通信端末の利用者に対して使用料を課金することを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のナビゲーションシステム。
  10. 前記サーバは、前記ランドマークの混雑状況を送信した前記通信端末の利用者に対して使用料の割引を行うことを特徴とする請求項9に記載のナビゲーションシステム。
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