JP4765390B2 - カメラ - Google Patents
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Description
CCD16は、シャッターを介してレンズ系14に対向する位置に配置されている。CCD16は、図示しないCCDドライバにより駆動され、レンズ系14より結像される被写体像を光電変換する。A/D変換回路18は、CCD16により撮像された画像をアナログ値からデジタル値にA/D変換する。RAM20は、CCD16により撮像された画像データ等を一時的に格納する。
I/F回路26は、図示しない端子を介して、カメラ100をパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器に接続する。操作部28は、後述するズームスイッチSW1、主電源スイッチSW2、選択スイッチSW3及びシャッタスイッチSW4を含む各種スイッチ(図示せず)を有している。各種スイッチの操作は、CPU24により認識される。
図2は、本発明が適用されるカメラ100のカメラ本体102の背面を示している。カメラ本体102の背面には、液晶モニタ10、抵抗膜式タッチパネル12、被写体像をズームするズームスイッチSW1、カメラ100の電源をオン又はオフするために左右方向にスライド可能な主電源スイッチSW2、被写体を撮影する「撮影モード」、画像を液晶モニタ10に再生する「再生モード」、言語設定や日時設定を変更可能な「セットアップモード」等の各種モードや画像等を選択する選択スイッチSW3等が配置されている。
抵抗膜式タッチパネル12は、例えば、液晶モニタ10全体に貼り付けられている。抵抗膜式タッチパネル12は、例えば、微小間隔を開けて形成された一対の抵抗膜(図示せず)で構成される。この例では、抵抗膜式タッチパネル12は、抵抗膜により縦8個×横12個の複数のブロックBLKに区画される。
CPU24は、抵抗値の変化を検出することで、液晶モニタ10に指が接触している時間(接触時間)が、後述するリファレンス時間RT(例えば、3秒)を超えているか否かを検出する。本発明において、リファレンス時間RTは、接触時間を判定するための時間を指す。この例では、撮影者は、セットアップモード画面で任意のリファレンス時間RTを設定可能である。
一方、CPU24は、接触時間がリファレンス値RT(例えば、3秒)を超えていることを認識すると、液晶モニタ10を駆動し、指が接触していないブロックBLK(例えば、図の太線で囲われた領域)にフル画像を縮小した縮小画像を表示させる。この際、縮小画像の縦横比も2:3に設定される。
図4は、カメラ100の画像表示の別の一例を示している。この例では、撮影者の右手の指が液晶モニタ10の右側に接触する。
まず、ステップS100において、CPU24は、撮影者により電源オンの要求を受けると、カメラ100の電源をオンする。この後、処理はステップS102に移行する。
ステップS104において、CPU24は、撮影者によりセットアップモード画面の表示要求を受けると、リファレンス時間RTを設定するためのメニュー画面を液晶モニタ10に表示させる。この後、処理はステップS106に移行する。
ステップS116において、CPU24は、撮影者により撮影モードの選択要求を受けると、処理は図7のステップS118に移行する。撮影者により再生モードの選択要求を受けると、処理は図8のステップS152に移行する。
ステップS120において、CPU24は、接触時間T1の検出を開始する。すなわち、液晶モニタ10に指が接触している時間T1の検出が可能になる。この後、処理はステップS122に移行する。
ステップS124において、CPU24は、前回カメラ100が電源オンされてからオフされるまでの間にブロックBLK毎に検出し、ROM22に格納した接触回数N1が予め決められたリファレンス回数RN1(第2回数)を超えるか否か検出する。本発明では、リファレンス回数RN1は、接触回数N1をブロックBLK毎に判定するための回数を指す。リファレンス回数RN1を超えるブロックBLKがない場合、処理はステップS126に移行する。リファレンス回数RN1を超えるブロックBLKがある場合、処理はステップS128に移行する。
ステップS128において、CPU24は、A/D変換された画像データに基づいて、リファレンス回数RN1を超えるブロックBLKを除くブロックBLKに撮影者の被写体の画像を縮小画像として表示させる。リファレンス回数RN1を超えるブロックBLKは、カメラ100を使用する撮影者の習慣上、撮影者の指により接触される頻度が最も高い領域と判断できる。撮影者は液晶モニタ10に自身の指を接触させることなく縮小画像を視認できる。この後、処理はステップS130に移行する。
ステップS132において、CPU24は、「接触時間T1が、リファレンス時間RT(この例では、3秒)を超えている」ことを検出すると、処理はステップS134に移行する。リファレンス時間RTを超えていない場合、処理はステップS142に移行する。
ステップS138において、CPU24は、フラグFLG2のビットが「1」であるか否かを検出する。ビットが「0」である時、処理はステップS134に移行する(縮小画像が継続して表示される)。このため、「撮影モード」選択時、撮影者は自身の指を画面から離した後であっても、被写体の構図決め等で縮小画像を視認し続けることができる。この結果、撮影者の使い勝手に合わせて、使いやすいカメラを提供できる。一方、ビットが「1」である時、処理はステップS140に移行する。
ステップS130でフラグFLG1の上位ビットが「0」である場合、または、ステップS132で接触時間T1がリファレンス時間RTを超えていない場合、または、ステップS132で縮小画像がフル画像に切り替えられた後、ステップS142において、CPU24は、撮影者によってシャッタスイッチSW4が押下げされるのを待つ。シャッタスイッチSW4の押下げが検出されると、処理はステップS144に移行する。ステップS142は、シャッタスイッチSW4の押下げが検出されるまで繰り返される。
ステップS146において、CPU24は、A/D変換された画像データを記憶メディア30に格納する。この後、処理はステップS148に移行する。
ステップS150において、CPU24は、電源オン後検出した接触回数N1をブロックBLK毎にROM22に格納した後、カメラ100の電源をオフする。
ステップS154において、CPU24は、接触時間T1の検出を開始する。すなわち、液晶モニタ10に指が接触している時間T1の検出が可能になる。この後、処理はステップS156に移行する。
ステップS158において、CPU24は、前回カメラ100が電源オンされてからオフされるまでの間にブロックBLK毎に検出し、ROM22に格納した接触回数N1が予め決められたリファレンス回数RN1を超えるか否か検出する。リファレンス回数RN1を超えるブロックBLKがない場合、処理はステップS160に移行する。リファレンス回数RN1を超えるブロックBLKがある場合、処理はステップS162に移行する。
ステップS162において、CPU24は、読み出した画像データから被写体の画像を再生し、液晶モニタ10を駆動してリファレンス回数RN1を超えるブロックBLKを除くブロックBLKに、再生した画像を縮小画像として表示する。この後、処理はステップS164に移行する。
ステップS166において、CPU24は、「接触時間T1が、リファレンス時間RT(この例では、3秒)を超えている」ことを検出すると、処理はステップS168に移行する。リファレンス時間RTを超えていない場合、処理はステップS176に移行する。
ステップS170において、CPU24は、指が液晶モニタ10から離れた(抵抗膜の値が指による接触前の値に戻った)ことを検出すると、処理はステップS172に移行する。一方、指が液晶モニタ10に接触している場合、処理はステップS168に移行する(縮小画像が継続して表示される)。
ステップS174において、CPU24は、縮小画像をフル画像に切り替えて液晶モニタ10に表示する。すなわち、液晶モニタ10全体に被写体の画像が表示される。このため、再生された画像を液晶モニタ10全体で視認して、画像の選択や削除を行うことができる。この後、処理はステップS176に移行する。
ステップS178において、CPU24は、ROM22に格納された次の画像データを読み出す。この後、処理はステップS180に移行する。
ステップS182において、CPU24は、電源オン後検出した接触回数N1をブロックBLK毎にROM22に格納した後、カメラ100の電源をオフする。
上述した図6〜図8と同じ処理については、詳細な説明を省略する。また、図9〜図11に示す動作は、CPU24(面積検出手段、表示制御手段及び第2時期選択手段)がROM22(面積記憶手段)に格納されたプログラムを実行することによって実現される。図11及び図12は、第1の実施形態(図6〜図8)のステップS104、S106、S108、S120、S132、S154及びS166がステップS200、S202、S204、S206、S208、S210及びS212にそれぞれ置き換えられた点を除いて、図6〜図8と同じである。
ステップS102において、CPU24は、撮影者の指が液晶モニタ10に接触した回数である接触回数N1の検出を開始する。この例では、接触回数N1はブロックBLK毎にカメラ100の電源がオフされるまで検出される。この後、処理はステップS200に移行する。
ステップS118において、CPU24は、フラグFLG1の上位ビットが「1」であるか否かを検出する。上位ビットが「1」である時、処理はステップS206に移行する。上位ビットが「0」である時、処理はステップS122に移行する。
ステップS122において、CPU24は、例えば、被写体の構図を決めるための画像を液晶モニタ10に表示させるために、レンズ系14及びCCD16等を駆動して、被写体からの反射光を画素毎に受光し、受光した反射光を光電変換する。この後、ステップS124〜S128が実行され、液晶モニタ10に縮小画像及びフル画像のいずれかが表示された後、処理はステップS130に移行する。
ステップS208において、CPU24は、「接触面積A1が、リファレンス面積RA(この例では、ブロックBLK3個分の面積)を超えている」ことを検出すると、処理はステップS134に移行する。リファレンス面積RAを超えていない場合、処理はステップS142に移行する。
一方、図9のステップS116で再生モードの選択要求を受けた場合、図11のステップS152において、CPU24は、フラグFLG1の下位ビットが「1」であるか否かを検出する。下位ビットが「1」である時、処理はステップS210に移行する。下位ビットが「0」である時、処理はステップS156に移行する。
ステップS156において、CPU24は、記憶メディア30に格納された画像データを読み出す。この後、ステップS158〜S162が実行され、液晶モニタ10に縮小画像及びフル画像のいずれかが表示された後、処理はステップS164に移行する。
ステップS212において、CPU24は、「接触面積A1が、リファレンス面積RA(この例では、ブロックBLK3個分の面積)を超えている」ことを検出すると、ステップS168〜S174が実行され、縮小画像がフル画像に切り替えられた後、処理はステップS176に移行する。一方、リファレンス面積RAを超えていない場合、処理はステップS176に移行する。
以上、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。更に、リファレンス面積RAは、撮影者が液晶モニタ10に接触させるブロックBLKの面積に合わせて任意に設定可能である。このため、リファレンス面積RAを撮影者の個性に合わせて調整できる。
ステップS300において、CPU24は、撮影者によりセットアップモード画面の表示要求を受けると、リファレンス回数RN2(第1回数)を設定するためのメニュー画面を液晶モニタ10に表示する。本発明において、リファレンス回数RN2は、撮影者の指が液晶モニタ10に接触する回数N2(以下、接触回数)を判定するための回数を指す。この後、処理はステップS302に移行する。
ステップS118において、CPU24は、フラグFLG1の上位ビットが「1」であるか否かを検出する。上位ビットが「1」である時、処理はステップS306に移行する。上位ビットが「0」である時、処理はステップS122に移行する。
その後、ステップS122及びS126が実行され、液晶モニタ10にフル画像が表示された後、ステップS130において、CPU24は、フラグFLG1の上位ビットが「1」であるか否かを検出する。上位ビットが「1」である時、処理はステップS308に移行する(接触回数N2の判定を開始する)。上位ビットが「0」である時、処理はステップS142に移行する。
ステップS134において、CPU24は、液晶モニタ10を駆動して、指が接触していないブロックBLKに縮小画像を表示させる。このように、液晶モニタ10に指が接触する回数N2がリファレンス回数RN2(この例では、2回)を超えた時のみ、縮小画像が表示される。このため、撮影者が無意識に僅かな回数(例えば、1回)だけ自身の指を液晶モニタ10に接触させた場合、フル画像が縮小画像に縮小されることを防止できる。よって、撮影者の意図しない動作によりフル画像が縮小画像に切り替わることはない。この後、処理はステップS142に移行する。
一方、図12のステップS116で再生モードの選択要求を受けた場合、図14のステップS152において、CPU24は、フラグFLG1の下位ビットが「1」であるか否かを検出する。下位ビットが「1」である時、処理はステップS312に移行する。下位ビットが「0」である時、処理はステップS156に移行する。
ステップS156において、CPU24は、記憶メディア30に格納された画像データを読み出す。この後、ステップS160が実行され、液晶モニタ10にフル画像が表示された後、処理はステップS164に移行する。
ステップS314において、CPU24は、「接触回数N2が、リファレンス回数RN2(この例では、2回)を超えている」ことを検出すると、処理はステップS168に移行する。リファレンス回数RN2を超えていない場合、処理はステップS176に移行する。
この後、ステップS176〜S180が実行され、撮影者により電源オフ要求が検出されると、ステップS316において、CPU24は、カメラ100の電源をオフする。電源オフ要求が検出されない場合、処理はステップS160に移行する(再生モードが繰り返される)。
なお、上述したカメラの第1〜3の実施形態では、抵抗膜式タッチパネル12を用いて指による液晶パネル10への接触を検出する例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、一対の電極間に形成される静電容量の変化を検出する静電容量式タッチパネルを用いて指による液晶パネル10への接触を検出するものでもよい。
上述したカメラの第1〜3の実施形態では、リファレンス時間RT、リファレンス面積RA、リファレンス回数RN2が撮影者の操作により設定される例について述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。リファレンス時間RT、リファレンス面積RA、リファレンス回数RN2は予め決められた値(デフォルト値)に設定されるものでもよい。
Claims (8)
- 被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像を表示する画面と、
前記画面上に配置され、前記画面に接触する撮影者の手の位置を検出する接触検出手段と、
前記接触検出手段による検出を受けて前記画面に手が接触している面積である接触面積を検出する面積検出手段と、
前記接触面積が所定の面積以下である時、前記画面全体に前記画像をフル画像として表示し、前記接触面積が所定の面積を超える時、前記画面の内、手が接触している位置を除く位置に、前記フル画像を縮小した縮小画像を表示する表示制御手段とを備えることを特徴とするカメラ。 - 請求項1記載のカメラにおいて、
外部から入力される任意の面積を記憶する面積記憶手段を備え、
前記表示制御手段は、前記接触面積が前記面積記憶手段により記憶された面積以下である時、前記画面に前記フル画像を表示し、前記接触面積が前記面積記憶手段により記憶された面積を超える時、前記フル画像を前記縮小画像に切り替えて前記画面に表示することを特徴とするカメラ。 - 請求項1記載のカメラにおいて、
前記接触面積が検出される時期を、「撮像時」、「再生時」及び「撮像時と再生時の両方」のいずれかから選択する時期選択手段を備え、
前記面積検出手段は、「撮像時」が選択されている場合、被写体を撮像する時のみに前記面積検出手段を有効にし、「再生時」が選択されている場合、撮像した画像を前記画面に再生する時のみに前記面積検出手段を有効にし、「撮像時と再生時の両方」が選択されている場合、撮像時と再生時の両方で前記面積検出手段を有効にし、
前記表示制御手段は、前記面積検出手段の無効時に前記画面に前記フル画像を表示することを特徴とするカメラ。 - 請求項1記載のカメラにおいて、
前記接触検出手段は、前記画面上に区画して配置され、撮影者の手の接触をそれぞれ検出する複数の検出部を備え、
前記表示制御手段は、前記画面上において、撮影者の手の接触を検出した検出部を除く検出部に対応する領域に前記縮小画像を表示することを特徴とするカメラ。 - 請求項1記載のカメラにおいて、
前記縮小画像の縦横の比は、前記フル画像の縦横の比と等しいことを特徴とするカメラ。 - 請求項1記載のカメラにおいて、
前記接触検出手段は、前記画面上に区画して配置され、撮影者の手の接触をそれぞれ検出する複数の検出部を備え、
前記表示制御手段は、前記手が前記画面上を移動した場合に、手の接触を検出する検出部の変化に合わせて前記縮小画像を再表示することを特徴とするカメラ。 - 請求項1記載のカメラにおいて、
前記縮小画像の表示中に、前記接触検出手段により撮影者の手が前記画面から離れたことが検出された時に、前記縮小画像を前記フル画像に切り替えて前記画面に表示させるか、あるいは、前記縮小画像を前記画面に継続して表示させるかを選択する表示条件選択手段を備え、
前記表示制御手段は、前記表示条件選択手段により選択された条件に応じて、前記画面に前記縮小画像又は前記フル画像を表示することを特徴とするカメラ。 - 請求項1記載のカメラにおいて、
前記接触検出手段に含まれ、前記画面上に区画して配置され、撮影者の手の接触をそれぞれ検出する複数の検出部と、
電源がオンされてからオフされるまでの期間、前記各検出部による検出を受けて、撮影者の手が前記画面上に接触する接触回数を前記検出部毎に検出する回数検出手段と、
前記回数検出手段により検出された接触回数を前記検出部毎に記憶する記憶手段とを備え、
前記表示制御手段は、次の電源オン時、前記画面上において、前記記憶手段に記憶された接触回数が予め設定された回数を超える検出部を除く検出部に対応する領域に前記縮小画像を表示することを特徴とするカメラ。
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