JP4763850B1 - 点心成型具 - Google Patents
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Abstract
本発明は、手作業による成型の種々の問題点を解消し、単に成型具の外側部を握るという単純な動作により、側壁部が押し上げられ自動的に同時に均等に立ち上がり、該側壁部が閉じることにより、形の整った柱状のシュウマイや形の整った適量のヒダを形成した小籠包を均一の大きさに仕上げることができ、手作業で効果的に効率良く、しかも簡単に素早く、手先の器用さに左右されず、また熟練を要することなく、誰でも簡単にシュウマイや小籠包などの蒸し物類の点心を成型することができる操作性の容易な成型具を提供すること。
【解決手段】
本発明は、底部周縁に複数の側壁部を放射状に折り曲げ自在に固着した上部材と、台座部周縁に複数の外側部を上記側壁部に対向して放射状に折り曲げ自在に固着した下部材とからなり、これら上部材の側壁部と該側壁部に対向する下部材の外側部とをお互いに着脱可能に係合して連結した点心成型具である。
【選択図】図1
Description
世界には、日本料理を始めとして、フランス料理,イタリア料理,中華料理,インド料理など、それぞれの国特有の料理がある。中でも、中華料理は日本においても沢山の人々に愛されており、特に種々の料理の中でシュウマイやギョウザなどの点心は、日常の食卓にのぼることが多い。その他、中華饅頭や少々高価な小籠包も食卓にのぼることがある。このシュウマイ,ギョウザ,中華饅頭や小籠包などの点心は、大人から子供まで好まれている。
また、小籠包の作り方については、インターネットで調査してみると、家庭においても挑戦できるよう、レシピと共に作り方も紹介されている。これらによると、小籠包を成型するのは非常に難しいけれども、家庭で食するものであるから、体裁にこだわることなく簡易的に周縁部を指で摘まんでヒダを形成し、最後にこれらのヒダをねじることにより小籠包らしく成型するというものである。小籠包は、シュウマイやギョウザに比べ成型により一層の手間と熟練を要し、成型が非常に難しいため高価となるものであり、手軽に食することが難しい。ある中華料理店では、小籠包と同じ具材でギョウザの形にしたものを提供している。形はギョウザであるが、味は小籠包を楽しもうというものである。
なお、シュウマイ,ギョウザ,中華饅頭や小籠包などを一般的に蒸し物類の点心と称しているが、現実には焼シュウマイ,焼ギョウザや焼小籠包もあるので、本発明では蒸し物類の点心と言っても蒸すということに特定するものではなく、生のシュウマイ,ギョウザ,中華饅頭や小籠包など、即ちまだ調理されていないものを蒸し物類の点心と定義する。
そこで、シュウマイの成型については一般家庭においても手軽に作ることができるよう、種々の発明が提案されている。例えば、特開平11−137229号公報には、多角形の底部各辺に折り曲げ可能に側面を接合し、該側面上方には同様に折り曲げ可能に上面を接合する包あん器が提案されている。これにより、側面および上面を順次包み込むことによりシュウマイを成型するものである。
また、同様の趣旨であるが、特開2007−236879号公報に記載されている発明が提案されている。シュウマイ形成機の筒状底部の上端に開閉可能な側面を放射状に取り付け、該筒状底部が挿通するリングを側面上方にスライドさせることにより、一度の動作で複数に分けられた側面を同時に閉じるようにしてシュウマイを成型するものである。
特許文献5によれば、あんを包み込む場合、確かにリングを上方にスライドさせることにより、放射線状に押し開かれた全ての側面を同時に立ち上げることができる。しかし、出来上がったシュウマイを取り出して、次のシュウマイを作ろうとした場合に、側面を一つづつ放射線状に押し開き、リングを再びスライドさせる前の状態にまで戻さなければならない。このように、側面の開閉をその都度手動で操作しなければならず、また包まれたあんの量によっては、出来上がったシュウマイを取り出すことが困難になる場合がある。
また、いずれの先行技術についても言えることであるが、成型作業が終了した後、そのシュウマイ成形機を洗浄するには、該成形機が回動部や凹凸を有する三次元的に構成されているので、回動部にあんが詰ったり、凹凸部の隅にあんがこびり付いたりして、洗浄に手間を要し、非常にわずらわしい作業を伴なうと共に、衛生管理には充分注意が必要である。しかも、不使用時の収納も場所をとり、保管が容易ではない。
本発明は、上記のように手作業による成型の種々の問題点を解消し、単に成型具の外側部を握るという単純な動作により、側壁部が押し上げられ自動的にほぼ均等に立ち上がり、該側壁部が閉じることにより、形の整った柱状のシュウマイや形の整った適量のヒダを形成した小籠包を均一の大きさに仕上げることができ、手作業で効果的に効率良く、しかも簡単に素早く、手先の器用さに左右されず、また熟練を要することなく、誰でも簡単にシュウマイや小籠包などの蒸し物類の点心を成型することができる操作性の容易な成型具を提供することを目的とするものである。
また、不使用時には三次元に組み立てられたシュウマイや小籠包などの蒸し物類の点心成型具を分解して二次元の平面状にすることにより、洗浄および保管が容易にできるシュウマイや小籠包などの蒸し物類の点心成型具を提供することを目的とするものである。
上記上部材の側壁部に起立部を形成することにより、より饅頭に似た丸味のある形の整った綺麗な小籠包を成型することができる点心成型具である。
上記上部材の底部が、すり鉢状の凹部に形成されている点心成型具である。
上記側壁部の一つと外側部の一つが折り曲げ自在に固着している点心成型具である。
上記上部材の側壁部と該側壁部に対向する下部材の外側部とをお互いに偏倚して係合し連結した点心成型具である。
請求項4の本発明によれば、蛇腹状の屈曲膜を側壁部に沿って可動自在に上部材の各側壁部間に架装したので、小籠包側部に形成されるヒダの形成位置を変化させることができ、特徴ある小籠包を成型することができるようになった。
請求項6の本発明によれば、上部材の側壁部の一つと下部材の外側部の一つが固着して連結されているので、他の側壁部と外側部との係合を解くと、点心成型具が一枚の平面的な平板状になり、収納・保管がより便利になった。
請求項7の本発明によれば、側壁部と外側部とをお互いに偏倚させて係合して連結するようにしたので、一つの側壁部が上方に立ち上がると隣接する側壁部も引き上げられるようにして同時に立ち上がるという相関関係がより緊密になり、確実に側壁部を閉じることができるようになった。即ち、下部材の外側部を握ることにより下部材の台座部が上部材の底部に近接し、一つの外側部が二つの側壁部に係合しているので、上部材の側壁部を均等に押し上げることになり、と同時に順次側壁部が立ち上がり、具材を覆い包むように閉じられ、形の整った柱状のシュウマイや形の整った適量のヒダを形成した饅頭型の小籠包を成型することができるようになった。
図1〜3は本発明による点心成型具の形態を示すもので、シュウマイを成型する点心成型具である。図1はシュウマイを成型する点心成型具の形態を示す断面側面図で、図2は点心成型具の展開した状態を示す分解平面図、図3は組み立てた点心成型具の平面図である。これらの図において、1は点心成型具で、該点心成型具1は上部材2と下部材3から構成されている。上部材2は、底部21と該底部21の周縁に複数の側壁部22を放射状に折り曲げ自在に固着したものである。下部材3は、台座部31と該台座部31の周縁に複数の外側部32を上記側壁部22に対向して放射状に折り曲げ自在に固着したものである。
本形態では、底部21と台座部31を六角形に形成し、底部21の各辺に略正方形の側壁部22(221〜226)を放射状に折り曲げ自在に固着し、台座部31の各辺に該側壁部22(221〜226)に対向して台形の外側部32(321〜326)をそれぞれ放射状に折り曲げ自在に固着したものである。
なお、本形態では、底部21および台座部31を六角形に形成したが、これに限定するものではなく、三角形,四角形,五角形,七角形,八角形などの多角形に形成してもよく、多角形になればなる程、円柱に近いシュウマイに成型できることは言うまでもない。また、本点心成型具1は金属,木材あるいは合成樹脂などで形成することが可能であるが、材料を特定するものではない。多少弾力性のある合成樹脂が望ましい。
同図示のように、平板状に形成した上部材2および下部材3を図1のように組み立てると、上部材2と下部材3の寸法の違いにより、そして材料が本来有する弾性力により復元力が作用し、図1のように開き気味の皿状になることは言うまでもない。特に、弾性力のある合成樹脂で形成した場合には、その復元力の効果が大きく開きやすくなるので、成型したシュウマイなどを取り出しやすくなる。
係合の仕方については詳述していないが、特に限定するものではなく、丁番式に係合したり、凹凸による噛み合わせにより係合するなど、互いに噛み合い折り曲げ可能であればいずれでも良い。
なお、同図中のX−X線における断面が、図1に示すものである。
そして、握った手を緩めると、上部材2および下部材3を構成する材料自身が有する弾性力により同図中鎖線で示す矢印の方向に回動し、自動的に図1中実線で示すように点心成型具1が開放された状態に戻り、成型された柱状のシュウマイが点心成型具1の中央に残ることになる。
同図に示すように、本実施例の底部21に凹部23を形成することにより、具7を詰める際、該具7とシュウマイの皮6と接する面積が大きくなり摩擦抵抗が高まるので、上部材2に詰める具7が動きにくくなり詰め易くなる。また、凹部23の周縁には傾斜があるため、成型後のシュウマイが取り出しやすくなる。
また、下部材3の外側部32には凹状の握り部33を形成し、外側部32を握る際に指が引っかかるようにしておけば、より握り易くなる。外側部32を放射状に形成しているので、図3で明らかなように隣接する外側部32との間に間隙Sがあり、この間隙Sに指を挿入すれば、指を引っ掛けることができるが、同図示のように握り部33を形成することにより、より握り易くなることは言うまでもない。本実施例では、凹状の握り部33を形成したが、凸状であってもよい。
なお、これら凹部23あるいは握り部33は、後述する実施例にも適用できることは言うまでもない。
図8は本発明による中華饅頭や小籠包を成型するための点心成型具の実施例を示す断面側面図で、図9は点心成型具の上部材の一部を構成する側壁部の一つを示す斜視図である。図10は点心成型具の上部材が開いた状態を示す平面図で、図11はその上部材が閉じた状態を示す平面図である。図12は点心成型具の下部材を示す平面図である。同図中図1に示した符号と同じものは、同一物を示し詳細な説明を省略する。
これらの図において、1は点心成型具で、該点心成型具1は上部材2と下部材3および上部材2の各側壁部22のそれぞれの間に、該側壁部22に着脱自在に架装された蛇腹状の屈曲膜8から構成されている。
なお、図10において、皮6は一部のみを示している。
本実施例では、上部材2の底部21と下部材3の台座部31を八角形に形成し、上部材2には底部21の各辺に湾曲して、上方に円弧状に湾曲した側壁部221〜228を放射状に折り曲げ自在に固着しており、下部材3には台座部31の各辺に該側壁部221〜228に対向して台形の外側部321〜328をそれぞれ放射状に折り曲げ自在に固着し、これら上部材2の側壁部22とこれに対向する下部材3の外側部32とをお互いに連結部4にて係合することにより、点心成型具1を形成したものである。
また、下部材3の外側部32には凹状の握り部33を形成し、外側部32を握る際に指が引っかかるようにしておけば、より握り易くなる。外側部32を放射状に形成しているので、図12で明らかなように隣接する外側部32との間に間隙Sがあり、この間隙Sに指を挿入すれば、指を引っ掛けることができるが、同図示のように握り部33を形成することにより、より握り易くなることは言うまでもない。本形態では、凹状の握り部33を形成したものを示したが、凸状であってもよい。
また、該折り曲げ部5は点心成型具1を形成する材料にもよるが、例えば合成樹脂で形成した場合には、底部21や側壁部22あるいは台座部31や外側部32の厚みより薄く形成するか、あるいは溝状の凹部を形成して曲げ易くなるように形成すれば良い。勿論、丁番方式で軸支するように形成しても良いことは言うまでもない。6は小籠包の皮であり、7は小籠包の具である。なお、図8では連結部4や折り曲げ部5の位置を理解し易いようにするために、同図中丸印で示しており、パイプなどによる構成部材ではないことを申し添えておく。
そして、握った手を緩めると、上部材2および下部材3を構成する材料自身が有する弾力性により同図中鎖線で示す矢印の方向に回動し、自動的に実線で示すように点心成型具1が開放された状態に戻り、複数のヒダを形成して饅頭状の小籠包が成型され、点心成型具1の中央に残ることになる。
逆に、これら側壁部22と外側部32との係合を解くと、上部材2と下部材3は図10と図12に示すように全体が比較的平面状となる。このように全体を二次元の平面状にすることにより、不使用時には、保管および収納のための大きなスペースを必要とせず、非常に便利になる。皮6は、同図に示すように側壁部22の周縁まで広がるように載置するのが望ましい。なお、図10においては、該皮6は一部しか表示していない。
図13に示すように、合成樹脂などで形成された平面状で折畳み可能の屈曲膜8は、互いに隣接する側壁部22の間に蛇腹状にお互いに係合して架装されている。該屈曲膜8は、平板材に特定するものではなく、折畳み自在であれば、網目状であってもメッシュのものであっても良いことは言うまでもない。
同図Aに示すように、小籠包の皮6は、屈曲膜8上に掛け渡すように広げて戴置されており、側壁部22が閉じると、該側壁部22の開閉と共に屈曲膜8がアコーデオンの蛇腹のように折畳まれ、皮6は折畳まれた屈曲膜8に挟まれるようにして畳まれ、複数のヒダ9(91,92,93)が形成される。図14Bに示すように側壁部22が完全に閉じると、皮6は互いにくっ付き複数のヒダ9(91,92,93)を形成することになる。なお、同図では皮6はまだくっ付いていないが、理解し易いようにくっ付く少し前の状態を示したものである。また、この場合、皮6の周縁に水をつけておけば、より的確に接着し密着させることができる。また、側壁部22を閉じた際、点心成型具1をギュッと握るようにすれば、より確実に固着させることができる。
このようにしてヒダ9は、各側壁部22の間にそれぞれ3本づつ形成されることになり、本形態の場合、全部で24本のヒダ9が形成されることになる。屈曲膜8の屈曲数を増減することにより、ヒダ9の数を増やしたり減らしたりすることができることは言うまでもない。
点心成型具1により成型した小籠包10を取り出すと、同図に示すようにヒダ91〜93が放射状に直線的に形成されているので、取り出して上部を摘み、捻じることにより形を整えるようにすれば、より美感を向上させることができる。また、頂部には穴11が形成されるが、該穴11は、具7の材料によって開いた状態のままでも良いし、捻じって穴11を塞いでしまっても良い。穴11を開いた状態にした場合、具7の中にカニやエビなどの肉を混ぜて蒸すと、この穴11から黄色い蟹汁がにじみ出てきたり、赤い綺麗な色を目視できるので、見た目にも美しくなる。該穴11は、側壁部22の先端部形状を鋭角に形成すれば、穴11を形成しないようにできることは言うまでもない。
ヒダ9の形は直線的であっても特に問題はなく、直線状のままであれば中華饅頭となり、このヒダ9を捻じることにより小籠包にすることができる。一般的には、小籠包の場合、ヒダは曲線的であり、成型した小籠包10を点心成型具1により取り出し、捻じることにより曲線状にすることができる。そして、この捻じり方により、独特の形状を表現でき、料理人の個性を発揮できることは言うまでもない。また、家庭においては、種々の形にすることにより、一家団欒の話題の材料にもなり、食事を楽しくいただける雰囲気をつくることができる。
このようにして、誰でも熟練を要することなく、簡単に形の整った綺麗な小籠包10を成型することができるものである。
同図に示す上部材2は、側壁部22の根部に起立部26を形成すると共に、屈曲膜8を前記形態よりも中心部、即ち本実施例の起立部26に近い部分に係合し架装したものである。この場合、成型された小籠包は、腰高になってより饅頭に似た丸味のある形になり、ヒダも小籠包の側部中央に形成されることになり、形の整った綺麗な小籠包10を成型することができる。
また、側壁部22に溝(不図示)を形成し、該溝に屈曲膜8を係合し、この屈曲膜8を該側壁部22の溝に沿って摺動自在にすれば、ヒダ9の形成位置を変化させることができ、特徴ある小籠包10を成型することができるようになることは言うまでもない。
同図に示すように、側壁部22と外側部32とを互いに偏倚させることにより、一つの外側部32を二つの側壁部22に係合させる。側壁部22側より見れば、一つの側壁部22を二つの外側部32に係合したものである。詳細には、例えば、側壁部221と側壁部222の間に外側部321を偏倚して配置し、該外側部321を側壁部221と側壁部222の両方に係合する。他の全ての外側部32も同様にして2つの側壁部22に係合する。外側部321と側壁部221および側壁部222との係合については、摺動可能とする。即ち、図19Aに示すように、側壁部22にはハの字状にガイドレール27,27が形成され、図19Bに示すように、外側部321の摺動部材34を側壁部221のガイドレール27および側壁部222のガイドレール27に嵌合することにより、摺動自在とするようにしたものである。ガイドレール27は、側壁部22が押し上げられて立ち上がり閉じてくるに従い、隣接する側壁部22のガイドレール27がお互いに近づくので、側壁部22の基部より上方に向けハの字状に形成することが望ましい。
このように側壁部22と外側部32を係合させることにより、外側部32を握るようにして作動させると、外側部32(321)は上方に回動し、二つの側壁部22(221,222)を押し上げることになる。従って、常に隣り合う側壁部22は、同時に押し上げられることになる。そして、側壁部22が押し上げられると、該側壁部22に対向する二つの外側部32を引き上げるという作用が働く。このようにして側壁部22から外側部32へ、また外側部32から側壁部22へ順次引き上げ押し上げる作用が働くので、より確実に側壁部22を押し上げ、全ての側壁部22が連鎖的に均等に閉じられて小籠包を成型することができる。
なお、本実施例では外側部32が平板状であるが、該外側部32を蒲鉾型にすれば、側壁部22が一定の角度をもって立ち上がっても、その角部を避けるようにお互いに干渉することなくスムースな摺動が可能となる。あるいは、摺動部材34を外側部32に対しボール軸受などにより可動自在に軸支しておけば、隣接する側壁部22の距離の変化が生じてもスムースに摺動可能となる。ボール軸受でなく、屈曲自在に作動できるようにしておけば良い。
上記実施例8は側壁部22と外側部32とが摺動可能としたものであるのに対し、本実施例は定点位置に係合する固定式としたもので、下部材3の外側部32をU字状にし、その角状の先端部は可動可能にしたものである。先端部が広がったり狭まったり可動できるようにすることにより、側壁部22が立ち上がり閉じてくると、隣接する側壁部22の係止部28がお互いに近接するので、両側壁部22の距離の変化を吸収できるようにしたものである。上記角状の先端部は、実施例8の摺動部材34と外側部32との関係と同じようにしておくことが望ましい。
2 上部材
21 底部
22,221,222,223,224,225,226 側壁部
23 凹部
24 重合部
26 起立部
3 下部材
31 台座部
32,321,322,323,324,325,326 外側部
4 連結部
5 折り曲げ部
6 皮
7 具
8 屈曲部
9,91,92,93 ヒダ
Claims (7)
- 底部周縁に複数の側壁部を放射状に折り曲げ自在に固着した上部材と、台座部周縁に複数の外側部を上記側壁部に対向して放射状に折り曲げ自在に固着した下部材とからなり、これら上部材の側壁部と該側壁部に対向する下部材の外側部とをお互いに着脱可能に係合して連結した点心成型具。
- 上記側壁部のそれぞれの間に蛇腹状の屈曲膜を架装したことを特徴とする請求項1に記載の点心成型具
- 上記上部材の側壁部に起立部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の点心成型具。
- 上記蛇腹状の屈曲膜を側壁部に沿って可動自在に上部材の各側壁部間に架装したことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の点心成型具。
- 上記上部材の底部が、すり鉢状の凹部に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の点心成型具。
- 上記側壁部の一つと外側部の一つが折り曲げ自在に固着していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の点心成型具。
- 上記上部材の側壁部と該側壁部に対向する下部材の外側部とをお互いに偏倚して係合し連結したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の点心成型具。
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