JP4762501B2 - 携帯通信端末とその情報表示方法および地磁気センサの誤差補正方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機100において地理的位置および地図の情報を取得するためのシステムの構成例を示すブロック図である。
また、携帯電話機100は、GPSサーバ装置401から取得した現在地の位置情報を基地局300から通信網を経由してナビゲーションサーバ装置402に送信し、現在地周辺の地図の情報や、現在地における地磁気検出値の精度に関する情報(精度情報)、現在地における方位の補正に関する情報(補正情報)を、ナビゲーションサーバ装置402から取得する。
なお、精度情報および補正情報のより詳しい内容と、これを用いた携帯電話機100の処理については、後ほど図9や図13を参照して説明する。
図3は、開いた状態にある携帯電話機100の斜視図であり、図4は、閉じた状態にある携帯電話機100の一側面からの斜視図であり、図5は、閉じた状態にある携帯電話機100の他の側面からの斜視図である。
なお、可動機構部4は、所定の回転軸を中心に、第1筐体2と第2筐体3の2つの筐体を相対的に回転可能に構成される。
表示パネル21は、後述する表示部155に含まれる。また、スピーカ22は、後述する音声処理部156に含まれる。
操作キー311は、後述するキー入力部154に含まれる。また、マイクロフォン312は、後述する音声処理部156に含まれる。
また、第2筐体3の蓋側筐体32の外平面32aにおいて、光学系34aより更に連結部に近い側には、光学系34aと並列に、内蔵のフラッシュランプによる閃光を外部に放射するための発光窓321と、接写時等に撮影補助としての白色光を放射するための発光窓322が配置されている。
カメラモジュール34は、後述する撮像部157に含まれる。
図6に示すように、基板実装筐体31の内部31bには、その底面部全体にわたって、メイン基板37が装着される。
メイン基板37上においてメモリカード用スロット33に面する位置には、着脱可能なメモリカードが装着されるメモリカード部159が実装される。
また、このメモリカード部159に隣接するメイン基板37の中央寄りの位置には、地磁気センサ158が実装される。
図7に例示する携帯電話機100は、無線通信部150と、GPS信号受信部151と、記憶部152と、開閉判定部153と、キー入力部154と、表示部155と、音声入出力部156と、撮像部157と、地磁気センサ158と、メモリカード部159と、制御部160とを有する。
無線通信部150は、本発明の無線通信手段の一実施形態である。
GPS信号受信部151は、本発明の位置情報取得手段の一実施形態である。
記憶部152は、本発明の記憶手段の一実施形態である。
表示部155は、本発明の表示手段の一実施形態である。
地磁気センサ158は、本発明の地磁気センサの一実施形態である。
例えば、開閉判定部153は、第1筐体2と第2筐体3とが重なった状態になる閉状態を検出するスイッチ等の検出器を含んでおり、閉状態とそれ以外の状態とを判別する。
例えば図6に示すように、地磁気センサ158は、メイン基板37上の固定された位置において、互いに直交する3つの方向の地磁気を検出する。すなわち、メイン基板37上に設定された所定の3軸の座標系を基準として、その各軸方向の地磁気を検出する。地磁気の検出には、例えばコイルの励磁を利用する方法や、ホール効果を利用する方法、磁気抵抗素子を利用する方法など、種々の方法が用いられる。
例えば、電話機の機能に関連する処理として、キー入力部154におけるキー入力操作に応じて無線通信部150の発呼、着信のシーケンスを制御する処理や、音声処理部156において入出力される音声データを無線通信部150において送受信させる処理を行う。
データ通信機能に関連する処理としては、キー入力部154におけるキー入力操作に応じて無線通信部150を動作させて、所定のメールサーバ装置と通信を行い、電子メール等のデータのやりとりする処理を行う。
撮像機能に関連する処理としては、キー入力部154におけるキー入力操作に応じて撮像部157に静止画や動画の撮像処理を実行させる処理や、撮像された画像のデータに圧縮符号化等の画像処理を施して記憶部152に格納する処理などを行う。静止画の撮影時には、適切なタイミングでフラッシュランプを点灯させる処理も行う。
GPSサーバ装置401は、携帯電話機100からGPSの情報を受信すると、この受信したGPS情報に基づいて携帯電話機100の現在地の位置(例えば緯度、経度の情報)を算出し、その算出結果を通信網から基地局300を経由して、携帯電話機100に送信する。
携帯電話機100は、GPSサーバ装置401から送信される位置情報を受信して、記憶部152に格納する(ステップST126)。
ナビゲーションサーバ装置402は、携帯電話機100から位置情報を受信すると、この位置情報によって特定される携帯電話機100の現在地周辺の地図の情報をデータベースから検索し、該検索した地図情報を通信網から基地局300を経由して携帯電話機100に送信する。また、この現在地における精度情報および補正情報を図2に示すようにマップ化されたデータベースから読み出して、地図情報とともに携帯電話機100に送信する。
携帯電話機100は、ナビゲーションサーバ装置402から送信される地図情報、精度情報、補正情報を受信して、記憶部152に格納する(ステップST132)。
本実施形態では、一例として、地図情報にそれぞれ固有の識別番号が割り当てられているものとする。ナビゲーションサーバ装置402は、この識別番号に基づいて、所定サイズ(例えば1km四方)ごとに地図のデータを管理しており、携帯電話機100へ地図情報を送信する場合には、この識別番号を地図のデータに添付して送信する。図10の例において、現在地周辺の地図は識別番号MP0であり、その四方の地図は識別番号MP1〜MP4である。
キー入力部154のキー操作によってノースアップ表示が選択された場合、制御部160は、地図の北方向を表示画面の上方向に固定させて表示部155に表示させる。
制御部160は、後述するように、筐体の開、閉状態に応じて表示画面上における画像を回転させる処理を行い、ユーザに対して適切な向きに画像を表示させる。
精度情報は、例えば、この精度情報と共にナビゲーションサーバ装置402から送信される地図の地域内に含まれる精度低下地域を、地図上の座標などによって示す。
この場合、精度低下地域を含んだ地図の画像情報は、例えば予めナビゲーションサーバ装置402において生成したものを携帯電話機100に提供しても良いし、携帯電話機100の制御部160において精度情報と地図情報とを元に作成しても良い。
もしくは、単純に、ビルディングや駅の構内などの建造物の内部を精度低下地域であると仮定しても良い。この場合、精度情報は、精度低下地域としての建造物が存在する地域を示す情報であり、携帯電話機100の制御部160は、この精度情報と地図情報とを元に精度低下地域(すなわち建造物内部)とその他の地域とを互いに異なる色や形態で表示部155に表示させる。
現在地が端領域にあると判定した場合、制御部160は、この端領域に隣接する地図をナビゲーションサーバ装置146に要求する(ステップST146)。例えば、現在取得中の地図の識別番号と、この地図に対して東西南北の何れの方位に隣接するかを指示する情報とを、ナビゲーションサーバ装置146に送信する。
ナビゲーションサーバ装置146は、携帯電話機100から送られるこれらの情報に応じた地図をデータベースから検出して、携帯電話機100に送信する。また、この地図情報に付随させて、新しい精度情報および補正情報を携帯電話機100に送信する。
携帯電話機100は、ナビゲーションサーバ装置402から送信される地図情報、精度情報および補正情報を受信して記憶部152に格納し(ステップST132)、この地図情報および精度情報を表示部155に表示させる(ステップST134)。その後は、ステップST138以降の処理を繰り返す。
また、現在地が端領域にないと判定した場合、制御部160は、算出した現在地に応じて、例えば現在地が地図の中心となるように地図の表示領域を移動させる処理を行い、その後は、ステップST138以降の処理を繰り返す。
この開状態における表示を通常表示とすると、開閉判定部153において閉状態が判定された場合、制御部160は、通常表示における画像を180度回転させて表示パネル21に表示させる(ステップST164)。すなわち、第1筐体2における連結部側が画像の上方となる向きで、表示パネル21に画像を表示させる。
このような表示画像の回転処理によって、筐体の開、閉状態によらず常にユーザの見易い向きで表示部155に画像を表示させることができる。
ここでは、まず、図12を参照して方位の算出方法の概略を述べ、その後、図13を参照して制御部160における方位算出処理を述べる。
図12において、座標軸Hx、Hy、Hzを有する直角座標系は、地平面上に設定される基準の座標系である。すなわち、座標軸HxおよびHyは地平面に平行な座標軸であり、それぞれ所定の方位を向く。また、座標軸Hzは地平面に垂直な方向を向く座標軸である。
方位角θは、第2筐体3のメイン基板37上に設定される地磁気検出の基準方向(例えば図3における方向A)のベクトルを地平面に正射影した像Zxyと座標軸Hxとのなす角度である。傾斜角φは、この像Zxyと基準方向Aのベクトルとのなす角度である。また、ひねり角ηは、基準方向Aのベクトルを回転軸として携帯電話機100をその周りに回転させた角度である。
方位角θ、傾斜角φ、ひねり角ηが何れもゼロの場合、第2筐体3のメイン基板37上に設定される地磁気検出の座標系は、図12に示す座標軸Hx、Hy、Hzの座標系と一致する。
tanθ=β/(γ・sinφ−α・cosφ) … (1)
制御部160は、例えば式(1)に示すような関係を用いて、地磁気センサ158から得られる3方向の地磁気の検出値から方位角を算出する。
一般のユーザは、表示パネル21を例えば45度程度の角度で傾けたときに、楽な姿勢で表示パネル21の画像を見ることができる。そこで、制御部160は、地平面に対する表示パネル21の傾斜角が例えば45度になるときの傾斜角φを用いて、式(1)により方位を算出する。
例えば、閉状態において第1筐体2と第2筐体3とがほぼ平行に重なるのに対し、開状態において第1筐体2と第2筐体3とが相対的に傾斜する(例えば「く」字状に傾く)ように、2つの筐体が連結されているものとする。この場合、ユーザが、両方の操作スタイルで表示パネル21に対する視線の方向を一定に保とうとすると、地平面に対する第2筐体3の傾斜は、開状態と閉状態とで異なる。第2筐体3の傾斜が異なるということは、地平面に対する基準方向Aの傾斜が開,閉状態において異なることを意味する。そこで、制御部160は、開閉判定部153の判定結果に応じた所定の角度の傾斜角φを用いて、方位の算出を行う。この傾斜角φは、開状態および閉状態の何れにおいても、地平面に対する表示パネル21の傾斜角が例えば45度で一定となるように設定された角度である。
この場合、制御部160は、精度情報に含まれる座標の情報から、携帯電話機100の現在地が精度低下地域に含まれるか否かを判定する。
制御部160は、ステップST206において、方位の算出が可能であるか否かをフラグ情報に基づいて判定する。そして、算出可能と判定した場合、ステップST208において、補正値に基づいて補正された方位を算出する。
ステップST206において現在地の方位算出の算出ができないと判定した場合、制御部160は、方位の算出を行わずに、次に述べるステップST212へ進む。
これにより、現在表示されている方位の情報の精度が低いか否かをユーザが正しく把握できるようになる。例えば、方位の情報の精度が低い場合、画面に表示中の方位を参考にせずに、地図に表示されている情報と周囲の風景とを見比べて方位を把握するなど、別の方法により方位の見当を付けるべきことがユーザにとって明確になるため、ナビゲーション機能の使い易さを向上させることができる。
したがって、街中でのナビゲーション時において問題となる、建物等が発生する磁界による方位の誤差を、精度良く補正することが可能になる。これにより、建物が密集するような地磁気検出にとって厳しい環境であっても、方位の情報を精度良くユーザに表示することが可能になり、ナビゲーション機能の使い易さをより一層向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態を述べる。
第2の実施形態では、時間帯に応じて変化する磁界の状態が反映された精度情報や補正情報に基づいて方位の情報の表示や方位の補正が行われる。
以下では、第1の実施形態と異なる本実施形態のナビゲーション処理を説明する。
図9と図14および図15とにおける同一の符号は、同一内容の処理を示す。両者の違いは、図9に示すステップST132が図14においてステップST148に置き換えられている点と、図15においてステップST150が追加されている点にある。
携帯電話機100は、ナビゲーションサーバ装置402から送信される現在地周辺の地図情報ならびに現在時刻の精度情報および補正情報を受信して、記憶部152に格納し(ステップST148)、既に述べたステップST134以降の処理を行う。
この処理は、時間帯に応じた適切な精度情報および補正情報をナビゲーションサーバ装置402から取得するための処理であり、例えば一定時間を経過する度に精度情報および補正情報を取得すべきとの判定を行う。
新たな精度情報および補正情報を取得すべきと判定した場合、制御部160は、ステップST148に処理を移して、ナビゲーションサーバ装置402から現在時刻の精度情報および補正情報の取得を行い、ステップST134以降の処理を繰り返す。
新たな精度情報および補正情報を取得する必要がないと判定した場合、制御部160は、ステップST136に処理を移して、ナビゲーション処理の終了が選択されたか否かの確認を行い、ナビゲーション処理が続行する場合には、ステップST138以降の処理を繰り返す。
次に、本発明の第3の実施形態を述べる。
第3の実施形態では、精度情報や補正情報が端末側の記憶手段に記憶される。
ただし、第3の実施形態に係る携帯電話機は、図1に示すGPSサーバ装置401やナビゲーションサーバ装置402にアクセスせず、自端末内の記憶部152に、これらのサーバ装置で得られる情報(地図情報、精度情報、補正情報)を格納するものとする。
以下では、第1および第2の実施形態と異なる本実施形態のナビゲーション処理を説明する。
また、制御部100は、GPS信号等に基づいて現在時刻を計測する計時処理を行い、この計時処理で求めた現在時刻に対応する記憶部152内の精度情報マップおよび補正情報マップより、現在時刻における精度情報および補正情報を取得する(ステップST306)。
そして、現在地の算出結果から携帯電話機100の移動の有無を判定し(ステップST314)、携帯電話機100が移動したと判定した場合は、その移動先の地点が現在取得している地図の端の領域にあるか否かを更に判定する(ステップST142)。例えば、表示部155に表示すべき地図の一部が、現在取得している地図に含まれておらず、これに隣接する地図に含まれている場合、現在地が地図の端の領域にあると判定する。
現在地が端領域にあると判定した場合、制御部160は、この端領域に隣接する地図情報と、この地図の領域に対応する精度情報および補正情報を記憶部152から取得し(ステップST306)、取得した地図情報および精度情報を表示部155に表示させる(ステップST308)。その後は、ステップST312以降の処理を繰り返す。
現在地が端領域にないと判定した場合、制御部160は、算出した現在地に応じて、例えば現在地が地図の中心となるように地図の表示領域を移動させる処理を行った後(ステップST318)、後述するステップST320に移る。
この処理は、時間帯に応じた適切な精度情報および補正情報を記憶部152から取得するための処理であり、例えば一定時間を経過する度に精度情報および補正情報を取得すべきとの判定を行う。
新たな精度情報および補正情報を取得すべきと判定した場合、制御部160は、ステップST306に処理を移して、記憶部152から現在時刻の精度情報および補正情報の取得を行い、ステップST308以降の処理を繰り返す。
新たな精度情報および補正情報を取得する必要がないと判定した場合、制御部160は、ステップST310に処理を移して、ナビゲーション処理の終了が選択されたか否かの確認を行い、ナビゲーション処理が続行する場合には、ステップST312以降の処理を繰り返す。
次に、本発明の第4の実施形態を述べる。
第4の実施形態では、端末において発生した地磁気検出値の異常の情報がサーバ装置に通知され、この通知情報に応じて、サーバ装置の精度情報が更新される。
以下では、第1または第2の実施形態に対して追加される処理である、本実施形態の地磁気検出値の異常通知処理および精度情報の更新処理について説明する。
例えば、'0'〜'255'までの整数値で表現される8ビットの地磁気検出値の何れか1つにオーバーフローが生じている状態(検出値が最小値'0'や最大値'255'に張り付く状態)や、地磁気検出値の何れか1つが所定の正常範囲を外れている状態を、異常状態として検知する。
例えば携帯電話機100をスピーカ等の強い磁界を発生する物に近づけることによって携帯電話機100が磁気を帯びてしまった場合、地磁気センサ158の検出値は、定常的に誤差(オフセット誤差)を生じた状態になる。このようなオフセット誤差は、例えば携帯電話機100を回転させながら地磁気の検出を行い、回転に応じた地磁気センサ検出値のベクトル軌跡を求めることによって容易に算出することできる。制御部160は、オフセット誤差を算出して補正する処理を例えば一定時間ごとに実行して、携帯電話機100の着磁による方位算出値の精度低下を抑制する。
一方、外部磁界によって生じる地磁気検出値の異常は、オフセット誤差のように定常的に続くことはあまりなく、通常は一過性のものであることが多い。例えば、通過する車や電車が発生する磁界を地磁気センサ158において検出すると、その検出値は一時的に異常な状態(オーバーフロー状態等)になる。また、例えば、ユーザが歩行しながらナビゲーションを行う場合に磁界を発生する建物の横を通り過ぎるときなども、地磁気センサ158の検出値は一時的に異常な状態になる。
こうした外部磁界による地磁気検出値の誤差は、オフセット誤差のように携帯電話機100を回転させる方法では補正できないため、方位算出値の精度低下につながる。
そこで、制御部160は、地磁気検出値に一時的にオーバーフロー等の異常が起きる場合、外部磁界による地磁気検出値の異常が生じたと判断して、この異常が生じた位置をナビゲーションサーバ装置402に通知する。
また、ステップST404において地磁気検出値の異常状態が検知されない場合や、ステップST408において所定時間以上にわたって地磁気検出値の異常状態が続いたと判定された場合、同様にナビゲーション処理の続行を確認した上で、ステップST404〜ST410の処理を繰り返す。
ナビゲーションサーバ装置402は、携帯電話機100から地磁気検出値の異常発生地点の通知を受信し(ステップST502)、この受信した通知に基づいて、精度情報マップにおける精度情報を更新する(ステップST504)。例えば、所定サイズの範囲(数m四方などの範囲)において一定時間内に所定数の携帯電話機から地磁気検出値異常の通知を受けた場合、この異常発生頻度が高い範囲を精度低下地域として精度情報マップに登録する。このような登録処理を、例えば、所定の時間帯ごとに定めた精度情報マップに対して行う。
そのため、新しい建造物の出現などによって刻々と変化する街中の磁界の状況を的確に精度情報に反映することができるため、より正確な方位の精度の情報をユーザに提供することができる。
また、ナビゲーションサーバ装置402において精度情報の更新状態を調べることにより、街中の磁界変化の状況を容易に把握することができるため、精度情報や補正情報を取得するための実地の磁界測定等を行う場合、磁界変化の著しい地域に絞って作業を行うことができるため、作業負担を軽減することができる。
すなわち、制御部160は、地磁気検出値に基づき算出した方位に応じた地図の画像情報を、ナビゲーションサーバ装置402から取得して表示部155に表示させる処理を行い、この処理中に、現在地が精度低下地域内に入った場合、算出した方位とは関係なく予め設定された方位の地図の画像情報を、ナビゲーションサーバ装置402から取得して表示部155に表示させても良い。
逆に、制御部160以外の他のユニットにおける少なくとも一部の処理を、制御部160のコンピュータにおいて実行させても良い。
Claims (8)
- 無線通信手段と、
地磁気を検出する地磁気センサと、
現在地の地理的位置に関連する情報を取得する位置情報取得手段と、
表示手段と、
上記地磁気センサの検出値に基づいて地理的方位を算出し、該算出した方位の情報と、上記位置情報取得手段において取得される位置情報に基づいて特定される現在地の周辺の地図とを上記表示手段に表示させる制御手段と、
を有する携帯通信端末であって、
上記制御手段は、上記方位の情報と上記地図とを上記表示手段に表示させているときに、上記位置情報に基づいて特定される現在地の磁界の状態に応じた方位の補正情報を所定の情報提供元から上記無線通信手段を介して取得し、該取得された上記方位の補正情報を用いて上記地磁気センサの検出値に基づいて算出される地理的方位を補正する
ことを特徴とする携帯通信端末。 - 地磁気を検出する地磁気センサと、
現在地の地理的位置に関連する情報を取得する位置情報取得手段と、
表示手段と、
上記地磁気センサの検出値に基づいて地理的方位を算出し、該算出した方位の情報と、上記位置情報取得手段において取得される位置情報に基づいて特定される現在地の周辺の地図とを上記表示手段に表示させる制御手段と、
を有する携帯通信端末であって、
複数の地点もしくは地域における磁界の状態に応じた方位の補正情報を記憶する記憶手段を有し、
上記制御手段は、上記方位の情報と上記地図とを上記表示手段に表示させているときに、上記位置情報に基づいて特定される現在地の上記方位の補正情報を上記記憶手段から取得し、該取得された上記方位の補正情報を用いて上記地磁気センサの検出値に基づいて算出される地理的方位を補正する
ことを特徴とする携帯通信端末。 - 上記記憶手段は、同一の地点もしくは地域における複数の異なる時間帯の上記補正情報を記憶しており、
上記制御手段は、現在の時刻を計る計時処理を行い、該計時処理で求めた現在時刻における上記方位の補正情報を上記記憶手段から取得し、該取得された上記方位の補正情報を用いて上記地磁気センサの検出値に基づいて算出される地理的方位を補正する
ことを特徴とする請求項2に記載の携帯通信端末。 - 無線通信手段を有する携帯通信端末が、上記無線通信手段を介してサーバ装置と通信を行い、ナビゲーションに必要な情報を取得する通信ナビゲーションシステムであって、
上記携帯通信端末は、地磁気を検出する地磁気センサと、現在地の地理的位置に関連する情報を取得する位置情報取得手段と、表示手段と、上記地磁気センサの検出値に基づいて地理的方位を算出し、該算出した方位の情報と、上記位置情報取得手段において取得される位置情報に基づいて特定される現在地の周辺の地図とを上記表示手段に表示させる制御手段と、を備え、
上記サーバ装置は、上記携帯通信端末の上記表示手段において表示中の地図が示す地域の中に上記地磁気センサの検出値の精度が低下し易い精度低下地域が含まれるか否かを示す精度情報を記憶すると共に、上記携帯通信端末の上記位置情報取得手段において取得される位置情報に基づいて特定される該携帯通信端末の現在地が上記精度低下地域に含まれる場合、上記携帯通信端末からの要求に応じて該現在地における磁界の状態に応じた方位の補正情報を上記精度情報とともに該携帯通信端末に提供し、
上記携帯通信端末の上記制御手段は、上記算出される地理的方位の情報に応じて上記表示手段に表示される上記地図の向きを制御すると共に、上記精度情報および上記方位の補正情報を上記サーバ装置から取得し、該取得した精度情報を上記表示手段に表示させ、かつ、該取得した方位の補正情報を用いて、上記地磁気センサの検出値に基づいて算出される地理的方位を補正する
ことを特徴とする通信ナビゲーションシステム。 - 上記サーバ装置は、現在の時刻を計る計時処理を行い、該計時処理で求めた現在時刻における上記携帯通信端末の現在地の磁界の状態に応じた上記方位の補正情報を該携帯通信端末に提供する
ことを特徴とする請求項4に記載の通信ナビゲーションシステム。 - 上記携帯通信端末の上記制御手段は、上記方位の情報を上記表示手段に表示させているときに上記地磁気センサの検出値が所定の異常状態になった場合、該異常状態が発生した地点において上記位置情報取得手段に取得される位置情報を上記サーバ装置に提供し、
上記サーバ装置は、上記携帯通信端末から提供される上記異常状態発生地点の位置情報に基づいて、該地点について予め保持している上記精度情報を更新する
ことを特徴とする請求項4または5記載の通信ナビゲーションシステム。 - 無線通信手段を有する携帯通信端末が、上記無線通信手段を介してサーバ装置と通信を行い、ナビゲーションに必要な情報を取得する通信ナビゲーションシステムであって、
上記携帯通信端末は、地磁気を検出する地磁気センサと、現在地の地理的位置に関連する情報を取得する位置情報取得手段と、表示手段と、上記地磁気センサの検出値に基づいて地理的方位を算出し、該算出した方位の情報と、上記位置情報取得手段において取得される位置情報に基づいて特定される現在地の周辺の地図とを上記表示手段に表示させる制御手段と、を備え、
上記サーバ装置は、現在の時刻を計る計時処理を行い、該計時処理で求めた現在時刻において上記携帯通信端末の上記表示手段において表示中の地図が示す地域の中に上記地磁気センサの検出値の精度が低下し易い精度低下地域が含まれるか否かを示す精度情報を、上記携帯通信端末からの要求に応じて該携帯通信端末に提供し、
上記携帯通信端末の上記制御手段は、上記方位の情報と上記地図とを上記表示手段に表示させているときに、上記精度情報を上記サーバ装置から取得し、該取得した精度情報を上記表示手段に表示させる
ことを特徴とする通信ナビゲーションシステム。 - 無線通信手段と、地磁気を検出する地磁気センサと、現在地の地理的位置に関連する情報を取得する位置情報取得手段と、上記地磁気センサの検出値に基づいて算出される地理的方位の情報と、上記位置情報取得手段において取得される位置情報に基づいて特定される現在地の周辺の地図とを表示する表示手段と、を有する携帯通信端末において、上記地磁気センサの誤差を補正する地磁気センサの誤差補正方法であって、
上記方位の情報と上記地図とを上記表示手段に表示させているときに、上記位置情報に基づいて特定される現在地の磁界の状態に応じた方位の補正情報を所定の情報提供元から上記無線通信手段を介して取得する第1の工程と、
上記第1の工程において取得した上記方位の補正情報を用いて、上記地磁気センサの検出値に基づいて算出される地理的方位を補正する第2の工程と
を有することを特徴とする地磁気センサの誤差補正方法。
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