JP4762245B2 - 食肉屠体の処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、食肉屠体の通電熟成による熟成期間の短縮と殺菌とに関し、詳しくは食肉屠体の死後硬直開始前より死後硬直中に行なう通電熟成により熟成期間の短縮と生菌数の削減を図る、食肉屠体の処理装置とその処理方法に関する。
従来の家禽の食肉熟成は、電気ショック失神後、放血、煮沸、羽除去、中抜き後の冷却処理、熟成と、長期の低温熟成を行なっているのが普通である。従来の方法の場合は、通常その胴体を煮沸して羽の除去を容易にし、羽を除いた後内蔵を取り出すが、その後の胴体の加工処理に要する長い時間には胴体の劣化する恐れがある。そのため、中抜きした時点で胴体の温度を約4.4℃に低下させている。即ち、胴体を氷浴ないし冷風浴中で冷却処理する。ついで、低温での例えば4〜12時間に及ぶ長時間の熟成を行い、食肉としての所用の柔らかさや味わいを得ている。
低温熟成後、胴体の水切りをし、胴体を調理するが、上記のようにして中抜き後の調理までには食肉の場合4時間ないし半日の低温熟成期間を必要とし、豚牛等の大型屠体の場合は7日〜10日以上の熟成期間を必要としている。このような長期にわたる熟成期間は衛生面や作業面の点で大きな問題を内蔵している。
また、特許文献1に開示された発明では、電気エネルギーを用いることなく屠殺をし、得られた胴体を熱湯処理し、その後、羽と内蔵を除く前に上記胴体を温かい湿った空気中に保持して通常の体温に保持し、その間電気刺激を十分な時間にわたり断続的に与え、胴体に対する熟成を不要とする調理処理をする提案がされている。なお、この提案の場合時間の掛かる熟成を皆無としたものであるが、内蔵を除いた胴体または切断部分の柔軟性を更に改善するため、リン酸−及び食塩−含有溶液を注入しているが、自然食品に対してリン酸塩や食塩の沈積を回避するのが理想的である。
特公平4−7659号公報(第10欄第38行〜第44行)
そこで、本発明の第1の課題は、従来の食肉処理に見られた長時間の熟成時間を短縮することである。また、本発明の第2の課題は、調理前の屠体の生菌数の削減を可能とすることである。
上述した課題を解決するための第1の手段は、中抜き処理された死後硬直開始前より死後硬直中の食肉屠体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段内に設けた食肉屠体保持部を介して死後硬直開始前より死後硬直中の前記食肉屠体にオンオフによる通電手段の印加時間を異ならせた複数の通電サイクルを有する電気的刺激を付与する通電部とを具え、
該オン期間に交流電圧により前記電気的刺激を付与し、
該オンオフそれぞれの期間、最初に前記交流電圧がオンされてから最後のオン期間が終了するまでの時間、及び該通電印加電圧の電圧値並びに周波数を、それぞれ設定するとともに、前記通電部はシャフトと、前記シャフトを介して上下に移動することができ、食肉屠体の下部に位置する電極針とを備え、前記電極針を先端が食肉屠体の中抜きによってできた空洞に到達するまで上方へ移動させ、その後先端が前記空洞と食肉屠体最下端の間に到達するまで下方へ移動させてから通電を行うことを特徴とする。
そして好ましくは前記電極針の移動を規制するガイドを設けることを特徴とする
第2手段は、第1手段において、前記通電部は、インバータ電源を備えることである。
第3手段は、第1手段において、前記通電部は、インバータ電源にて100ボルト以下の交流電圧を供給するか、又は、商用周波数電圧を100ボルト以下に降圧するか、いずれかとすることである。
第4手段は、第1手段において、前記通電部は、商用周波数より低い周波数の交流電圧を供給することである。
第5手段は、第1手段において、該オン期間は、該オフ期間より短くすることである。
第6手段は、第1手段において、前記通電部の電極に電気接続された電気針を前記食肉屠体の皮下に刺して前記食肉屠体に電気的刺激を付与することである。
第7手段は、第1手段において、前記通電部は、1次給電線(以下リッツ線とよぶ)と、前記リッツ線に高周波電流を流すことによって発生する磁界により、磁性体コアを介して磁気的に結合された2次巻線に電圧が誘起され、リッツ線から2次巻線に非接触で電力を伝送する非接触給電装置を備えることである。
第8手段は、第7手段において、前記リッツ線の少なくとも一部が、前記磁性体コアを介して2次巻線に電圧を誘起することができない箇所に位置することである。
第9手段は、第7手段、第8手段において、前記第1手段の搬送手段が周回路であり、搬送手段へ食肉屠体を投入する投入部にリッツ線が位置しないことである。
10手段は、食肉屠体の中抜き処理工程と、
死後硬直開始前から死後硬直中に前記食肉屠体に電気的刺激を与える第1電気的刺激工程と、
前記食肉屠体の低温冷却工程と、
前記低温冷却工程後に前記食肉屠体に電気的刺激を与える第2電気的刺激工程とを含む食肉屠体処理方法において、
前記第1及び第2電気的刺激工程は、
オンオフによる通電手段の印加時間を異ならせた複数の通電サイクルを有し、
該オン期間に交流電圧により前記電気的刺激を付与し、
該オンオフそれぞれの期間、最初に前記交流電圧がオンされてから最後のオン期間が終了するまでの時間、及び該通電印加電圧の電圧値並びに周波数を、それぞれ設定するとともに、
該前記第1及び第2電気的刺激工程における通電部は、シャフトと、前記シャフトを介して上下に移動することができ、食肉屠体の下部に位置する電極針とを備え、前記電極針を先端が食肉屠体の中抜きによってできた空洞に到達するまで上方へ移動させ、その後先端が前記空洞と食肉屠体最下端の間に到達するまで下方へ移動させてから通電を行うことを特徴とする。
本発明によれば、従来の食肉処理に見られた長時間の熟成時間が短縮される。また、調理前の屠体の生菌数の削減が可能となる。具体的には、短時間熟成で作業口数の削減を図ることができ、生菌の増殖を抑制衛生面で大きく貢献し、自動ラインによる省人化ができ、連続式装置により完全先入れ先出しが可能となり、連続装置により安定した温度管理ができる。
従来の食肉屠体処理工程のフローチャートである。 食肉屠体に電気的刺激を付与するための電圧波形例である。 食肉屠体処理装置の正面図である。 食肉屠体処理装置の右側面図である。 電極針を刺挿された食肉屠体の側面図である。 食肉屠体処理装置の動作のフローチャートである。 食肉屠体処理結果の従来参考例である。 本処理装置の平面図である。 屠体搬送部の斜視図である。 屠体搬送部の側面図である。 図8におけるA−A断面図である。 図8におけるB−B断面図である。 スライダの断面図である。 スライダの移動による電極針の屠体への抜き差しの機構を示す針刺し手羽押さえ部の模式図である。 本実施例と従来参考例の屠体に電気刺激を与え、脱骨した後のイノシン酸の量を比較したグラフである。 本発明による肉質改善効果をまとめた表である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明するが、それに先立って、従来の食肉屠体処理工程について説明する。図1のフローチャートを参照すると、従来工程では、まず、S40の中抜き工程において、失神、放血後、屠体を煮沸し羽の除去をした後の内臓を除去する。次に、S41aの架け替え工程において、中抜き工程40の後に起きる死後硬直開始前から死後硬直中に、食肉屠体の搬送コンベアに吊袈する架け替えを行う。次に、S41bの電気的刺激工程において、数分程度の電気的刺激処理により、屠体に付着した生菌の体力の損耗と削減を図るとともに筋肉組織に生化学的変化の促進を図るようにしたものである。次に、S42aのチラー工程において、生菌の削減された食肉屠体をチラー内において低温処理する。次に、S42bの腿外し工程において、食肉屠体の腿を外す。次に、S43の熟成工程において、ついで熟成庫内で食肉屠体を熟成させる。熟成に要する時間は2時間程度であり、従来の約4時間から半日の熟成と同じ効果が得られる。最後に、S44の解体工程において、食肉屠体の胸肉を得る。
[実施形態1(食肉屠体処理方法)]
ここでは、上述した従来工程をそのまま利用し、電気的刺激工程S41bにおける通電電圧波形を新規のものとした。すなわち、中抜き処理工程S40を経て死後硬直開始前より死後硬直中の食肉屠体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段内に設けた食肉屠体保持部を介して死後硬直開始前より死後硬直中の前記食肉屠体にオンオフによる通電手段の印加時間を異ならせた複数の通電サイクルを有する電気的刺激を付与する通電部とを具え、該オン期間に交流電圧により前記電気的刺激を付与し、該オンオフそれぞれの期間、最初に前記交流電圧がオンされてから最後のオン期間が終了するまでの時間、及び該通電印加電圧の電圧値並びに周波数を、それぞれ設定する。具体的には、通電電圧波形は、100V以下で、商用周波数より低い周波数の交流電圧波形であり、オン期間は、オフ期間より短くする。
図2(A)は、電気的刺激工程41bにおける通電電圧波形の一例である。電気的刺激は、第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ・・・・から成り、第1ステップでは、最初の電気的刺激が時間間隔Xだけ持続し、引き続く時間間隔Yでは電気的刺激が停止される。続いて、第2ステップでは、電気的刺激が時間間隔Zだけ持続したあと、時間間隔Yだけ電気的刺激が停止される。続く第3ステップは、第2ステップと同様である。この通電波形の特徴は、電気的刺激持続時間Xが、YやZよりも長いことである。図2(B)は、通電電圧波形の他の例である。通電電圧波形がオンとされる期間Tonと、オフとされる期間Toffは異なっており、オンオフサイクルが繰り返される。通電時間は、図2(B)に示したとおり、最初の通電電圧がオンされてから最後の通電電圧がオフされるまでの時間である。図2(C)は、図2(A)又は図2(B)の電圧オン期間に印加される交流波形であり、本実施形態では、Ton、Toff、交流電圧(100V以下)及び交流周波数(商用周波数以下(最大60Hz)は、所望の値として任意に設定される。
[実施形態2(食肉屠体処理方法)]
ここでは、チラー工程S42a(低温冷却工程)後であって、腿外し工程前に、さらに第2の電気的刺激工程をおく。すなわち、本方法は、食肉屠体の中抜き処理工程と、死後硬直開始前から死後硬直中に前記食肉屠体に電気的刺激を与える第1電気的刺激工程と、前記食肉屠体の低温冷却工程と、前記低温冷却工程後に前記食肉屠体に電気的刺激を与える第2電気的刺激工程とを含む。電気的刺激工程で使用する通電波形の設定は、それぞれ最適化される。
[実施形態3(食肉屠体処理装置)]
図3は、本処理装置の正面図であり、搬送コンベア10と、通電部20と、電気的制御部18とを含む。搬送コンベア10は、フレーム構造部10aの上部位置に配設した水平環状ガイドレール12と、ガイドレール12の内部を走行する図示しないトロリーローラを付設した搬送チェーン15と、駆動スプロケットホイール14aと従動スプロケットホイール14bと駆動用ギヤードモータ13とよりなるコンベア伝導機構11と、搬送チェーン15のハッカー15aに着脱可能に設け、ワーク(食肉屠体)25の両脚25aをフックする複数個のシャックル16を含む。
図4は、本装置の右側面図である。搬送コンベア10は、細長のフレーム構造物10aの中央上部に細長構造物に沿って設けられた水平細長環状コンベアで、駆動スプロケットホイール14aと従動スプロケットホイール14bとエンドレスの搬送チェーン15とを介して直線走行する往路27aと復路27bを形成している。
通電部20は、電極レール1、2、3とアース電極22とを含み、往路27aと復路27bの略真下に配設される。アース電極は取り付け金具22a上に架設された2本の平行する電線よりなる。電極レール1、2、3には、商用周波数の交流電源、周波数可変電源、インバータなどから100V以下の交流電圧が供給される。この場合、図2(C)に示した周波数Cは商用周波数以下(最大60Hz)であり、電圧Eは100V以下である。
往路27a側と復路27b側に設けられた電極レール3の幅W2は、前記往路27a側と復路27b側にそれぞれ設けられたハッカー15aの幅W1より稍大きめになるように配設し、ハッカー15aにシャックル16を介して吊架したとき、シャックルの上部が電極レール3に加圧接触可能の構造にしてある。また、アース電極22は、前記シャックル16に食肉屠体であるワーク25の両脚25aを挟持したとき、屠体の首25bを挟持出来る位置に首の径より小さめの幅W3を持つようにした2本の平行するアース電極を架設し、取り付け金具22aに配設する。斯くして、例えば、電極レール3からの電気刺激電圧は、シャックル16→ワーク25の両脚25a→ワーク25の首25b→アース電極22という経路を経て確実に通電される。
図5は、電極レール1、2、3によって電気的刺激を付与されるワーク(食肉屠体)25の往路側の右側面図である。胸用針51は、金属支持体52によって支持され、電極レール2に加圧接触し、胸用針51には電力レール2から所定の印加電圧が印加される。首元用針53は、金属支持体54によって支持され、金属支持体57を介して電極レール1に加圧接触し、首元用針53には電力レール1から所定の印加電圧が印加される。支持体54は軸受け56によって軸支され、握り55により適切な角度で、首元用針53がワーク25の皮下に打ち込まれる。なお、絶縁板58は、金属支持体52と金属支持体57とを絶縁すると共に、これらを一体化する。なお、電極レール1、2、3に供給される通電波形は、それぞれ最適化される。
本装置を動作させるには、通常は、予め搬送コンベア10を介して、多数のワーク25(屠体)を直線状の往路27a及び復路27bに吊架し、搬送コンベア10の停止状態において、電気的制御部18を介しての通電操作により、所定の通電サイクルに基づくオンオフ制御による通電処理を行う。このような本装置は、自動ライン形成に役立つ多量通電処理を可能にする。
図6は、本装置の動作のフローチャートである。例として、図2(A)に示した通電波形を使用する。まず、S30で電源をONする。次に、S31で搬送コンベア10が運転停止中か運転中かを判断する。そして、搬送コンベア10が停止中の場合は、S32〜S36にわたり、図2(A)に示した第1ステップより第3ステップに至る通電処理をして、通電サイクルを終了する。または、S37で前記第1、第2、第3の各ステップのいずれかを選択して通電処理を設定時間だけ通電する。次に前記S31で、搬送コンベア10が運転中のときは、S38でコンベア運転中のみ、50Hz100Vを1秒印加し1秒印加停止しこれを繰り返す連続通電を開始ボタンで通電し、終了ボタンで通電を終了をする。なお、搬送コンベア10の運転は、例えば標準速度1.52m/minを設定してコンベア運転ボタンで連続運転し停止ボタンで停止し、運転中は点灯表示するようにしてある。
なお、前記電気的制御部18では通電制御以外に、通電時間の設定等の通電サイクルの仕様設定部を設けてある。
以下、図面を参照して、本発明の別の実施形態について説明する。
[実施形態4(食肉屠体処理方法)]
ここでは、上述した従来工程をそのまま利用し、電気的刺激工程S41bにおける通電電圧波形を新規のものとした。すなわち、中抜き処理工程S40を経て死後硬直開始前より死後硬直中の食肉屠体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段内に設けた食肉屠体保持部を介して死後硬直開始前より死後硬直中の前記食肉屠体にオンオフによる通電手段の印加時間を異ならせた複数の通電サイクルを有する電気的刺激を付与する通電部とを具え、該オン期間に交流電圧により前記電気的刺激を付与し、該オンオフそれぞれの期間、最初に前記交流電圧がオンされてから最後のオン期間が終了するまでの時間、及び該通電印加電圧の電圧値並びに周波数を、それぞれ設定する。具体的には、通電電圧波形は、100V以下で、商用周波数より低い周波数の交流電圧波形であり、オン期間は、オフ期間より短くする。
図2(A)は、電気的刺激工程41bにおける通電電圧波形の一例である。電気的刺激は、第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ・・・・から成り、第1ステップでは、最初の電気的刺激が時間間隔Xだけ持続し、引き続く時間間隔Yでは電気的刺激が停止される。続いて、第2ステップでは、電気的刺激が時間間隔Zだけ持続したあと、時間間隔Yだけ電気的刺激が停止される。続く第3ステップは、第2ステップと同様である。この通電波形の特徴は、電気的刺激持続時間Xが、YやZよりも長いことである。図2(B)は、通電電圧波形の他の例である。通電電圧波形がオンとされる期間Tonと、オフとされる期間Toffは異なっており、オンオフサイクルが繰り返される。通電時間は、図2(B)に示したとおり、最初の通電電圧がオンされてから最後の通電電圧がオフされるまでの時間である。図2(C)は、図2(A)又は図2(B)の電圧オン期間に印加される交流波形であり、本実施形態では、Ton、Toff、交流電圧(100V以下)及び交流周波数(商用周波数以下(最大60Hz)は、所望の値として任意に設定される。
[実施形態5(食肉屠体処理装置)]
図8は、本処理装置の平面図であり、周回状の搬送レール60に、搬送レール60上を走行する複数の屠体搬送部61が備えられている。搬送レール60は、搬送レール60上を屠体搬送部61に屠体を設置する投入部67、屠体に通電用の針を刺す針刺し手羽押さえ部68、屠体に通電する通電部65と、通電を完了した屠体を排出する排出部66と、から成る。
屠体搬送部61にはそれぞれ磁性体コアと2次巻線から成るピックアップコイル62が備えられており、通電部65では、商用周波数の交流電源をAC/HFコンバータ64によって高周波に変換した高周波電流を流す1次給電線(以下リッツ線63とよぶ)に高周波電流を流すことによって発生する磁界により、ピックアップコイル62では、磁性体コアを介して磁気的に結合された2次巻線に電圧が誘起され、リッツ線63からピックアップコイル62に非接触で電力を伝送することができる。
また、リッツ線は図8に示したようにジグザグの形状であり、側壁に設けられたリッツ線支持台によって支持されている。リッツ線63とピックアップコイル62が近づく位置では通電電波波形がオンとされる期間Tonとなり、リッツ線63とピックアップコイル62が離れる位置では通電電波波形がオフとされる期間Toffとなる。またリッツ線のジグザグの形状は任意に調整することができる。このように、リッツ線のジグザグの形状によってTonとToffを切り替えることができるため、リッツ線には常に通電しておくことができ、電源の入り切りを行う必要がない。また、通電をバッチ処理ではなく連続処理できるため、通電処理の効率化にも繋がる。
また、人手の介在の必要な排出部66、投入部67にはリッツ線63が存在しないため、排出部66、投入部67での作業者の安全性も確保することができる。
図9は、屠体搬送部61の斜視図であり、図10は屠体搬送部61の側面図である。屠体搬送部は搬送レール60上を走行車輪71によって走行する。リッツ線63から非接触で伝送された高周波電流は、HF/ACコンバータ73によって再度交流電圧に変換され、電極線76によって電極ハンガー部の電極針74及び電極針77に供給されて屠体に電気的刺激を与えるために使用される。屠体81は脚部を電極ハンガー部の電極針74に引っ掛けて固定し、胸部を肩受板75上に固定する。そして、スライダ78をシャフト79に沿って上方へ移動し、スライダ78に備えられた電極針77を屠体下部(胸部)に電極針を刺すことによって、屠体81には電極ハンガー部の電極針74及び電極針77を用いて図10のA及びBに示したように皮81aを貫通させることで低電圧で電気的刺激を与えることができる。
図11Aは図8におけるA−A断面図であり、図11Bは図8におけるB−B断面図である。
図11Aに示したように、ピックアップコイル62は一対の外部磁性体コア62a、62b及び内部磁性体コア62cよりなる断面が略E字の形状であり、前記外部磁性体コア62a、62b及び内部磁性体コア62cによってできる1対の空隙62d、62eには、夫々リッツ線63が側壁69に固定されたリッツ線支持台70により支持されている。
このような構成において、リッツ線63に高周波電流を流すことにより、ピックアップコイル62内部に方向や強度が時間的に変化する磁場が発生し、ピックアップコイル62を介して磁気的に結合された2次巻線62fに電圧が誘起される。
また、図11Bに示したように、ピックアップコイル62とリッツ線63が離れた位置にある場合は、リッツ線63に高周波電流を流しても、ピックアップコイル62内には磁場が発生しないため、リッツ線63とピックアップコイル62の間は電気的に遮断される。
図12は、スライダ78の断面図である。スライダ78はシャフト79に沿って上下に移動することができる。スライダの位置はガイド92又はボールプランジャ90によって規制される。
スライダ78に設けられたガイド92は、スライダとは別に設けられたガイド溝91内に位置し、ガイド溝91の高さ位置によってスライダ78の高さ位置が決定される。また、ガイド溝91が存在しない場合は、シャフト79に設けられた溝部93にボールプランジャ90の先端のボールが嵌合する位置でスライダ78の高さ位置が決定される。
このようにしてスライダ78の高さ位置を決定することによって、スライダ78の高さを調節することができるため、スライダ78に設けられた電極針77の高さを人手を介在させることなく調節し、屠体に抜き刺しすることができる。
図13は、スライダ78の移動による電極針77の屠体81への抜き差しの機構を示す針刺し手羽押さえ部68の模式図である。投入部67で、屠体81の脚部を電極ハンガー部の電極針74に引っ掛けて固定し、胸部を肩受板75上に固定した屠体搬送部61は、搬送レール60上を針刺し手羽押さえ部へ搬送される。
針刺し手羽押さえ部68では、電極針77を備えたスライダ78のガイド92がガイド溝91内に入り、ガイド溝91の高さによってスライダ78、さらには電極針77の高さ位置が決定される。ガイド溝91は上流より順に0点91a、最高点91b、通電点91cとにわけられる。ガイド溝91の最上流の0点91aにガイド92が位置するとき、電極針77の先端は屠体81よりも下方に位置する。そしてガイド92はガイド溝91に沿ってガイド92の位置が0点91aから最高点91bへと上方へ移動する。ガイド92の位置が91aから91bへ移動する際に、電極針77が皮81aを貫通して屠体81に刺さり、ガイド91の位置が最高点91bに達したとき、電極針77の先端は屠体81の中抜によってできる空洞81b内に位置する。さらに、ガイド92はガイド溝91に沿って最高点91bから通電点91cへと下方へ移動する。ガイド92の位置が91bから91cへ移動する際に、電極針77の先端位置は前記空洞81b内から、前記空洞81bと屠体下端の間へと移動する。
このように、一旦空洞81bまで電極針77の先端を貫通させた後に、通電位置である空洞81bと屠体下端の間に戻すことで、表皮がたるんでいて電極針77が刺さりにくい屠体81にもスムースに電極針77を刺すことができ、その電極針77が屠体81の皮81aを貫通させることにより低電圧で電気刺激を与えることができる。
そして、前記通電点91cに前記ガイド92のスライダ78が位置するときに、図12に示したボールプランジャ90と溝部93が嵌合する関係にしておくことによって、一旦電極針77を屠体81に刺した後はガイド溝91がなくても、スライダ78を電極針77を屠体に刺した位置に保つことができるため、ガイド溝91は針刺し手羽押さえ部68に設けるだけでよく、通電部65にはガイド溝91は不要である。
[実施例]
電気的刺激による熟成効果は、印加電圧の周波数その他によって異なる。そこで、周波数を60Hz以下、電圧を100V以下として、熟成効果を比較した。電圧波形は図2(B)に示した波形であり、TonとToffは異なる。但し、対比試験を行うため、Ton=Toffと設定することもある。
まず、(100V・60Hz・通電時間2分)を基準設定とし、(20V・60Hz・通電時間2分)の設定と対比した。基準設定では、試験体に焦げ・変色等が伴うことがあったが、20Vの設定では、試験体に焦げ・変色等がほとんど見られなかった。しかし、熟成効果は電圧によらず同じであった。したがって、電圧は、低く設定するのがよいことがわかった。
そこで、(20V・5Hz・Ton=1秒・Toff=2秒・通電時間3分)とする第1の設定と、(20V・60Hz・Ton=1秒・Toff=2秒・通電時間3分)とする第2の設定を比較した。比較の結果、周波数を5Hzとする第1の設定のほうが熟成効果が高かった。したがって、周波数は、低く設定するのがよいことがわかった。
さらに、(20V・5Hz・Ton=1秒・Toff=2秒・通電時間3分)とする第3の設定と、(20V・5Hz・Ton=1秒・Toff=1秒・通電時間3分)とする第4の設定を比較した。比較の結果、Toffを2秒とする第3の設定の方が熟成効果が高かった。したがって、Toffは、Tonより長く設定するのがよい。Toffが長い方が、試験体の筋肉が弛緩するのに十分な時間が与えられる結果、熟成効果が改善されることがわかった。
[従来参考例]
図7は、100V・50Hz・Ton =Toff・通電時間5分の設定にて電気的刺激を与えた熟成結果(一般生菌数のヒストグラム)であり、下記試験体胸肉a、b、cの熟成結果を示してある((a)電気的刺激+2時間熟成(オス、メス混合)。電気的刺激は、100V50Hzで5分間行った:(b)現行の4時間低温熟成。冷水チラー通過後熟成庫(2℃)で4時間熟成した:(c)熟成無し、(オス、メス混合))。通常ラインで処理を行なった)。従来参考例によれば、試験体胸肉aでは、熟成時間の2時間の短縮と、一般生菌数の際立った削減を図ることができる。
しかし、実施例により、熟成効果が、従来参考例に比して一層改善されることが判明した。
また、実施例により、以下のような肉質の改善効果も得られた。
また、屠体の死後硬直開始以降、屠体に電気的刺激を印加することで、ATP(アデノシン三燐酸)の酵素による分解が促進され、屠体に電気刺激を与え、脱骨した後の肉質の特性を改善することができる。その結果、核酸関連物質であり、旨み成分であるイノシン酸の最大値を速やかに生成させることができる。
図14は、本実施例と従来参考例の屠体に電気刺激を与え、脱骨した後のイノシン酸の量を比較したグラフである。本実施例においてはイノシン酸は8.6μmol/gであったのに対し、従来例では5.4μmol/gであった。
さらに、屠体の死後硬直開始以降、屠体に電気的刺激を印加することで、組織の軟化、吸水性の向上が可能となる。この効果を用いると、現状食肉加工品は味付け漬け込み時に、原料加工としてマッサージ、タンブリング、テンダライズなどの物理処理をすることによりピックル液を染み込ませやすくしているが、電気的刺激により浸透しやすくなったイオン物質が筋原繊維に入り込み、保水性向上効果が見込まれるため、これらの物理処理が軽減される。この方法で調理された製品は肉汁保持が高く、クッキングロスが少なくなる。
また、屠体の死後硬直開始以降、屠体に電気的刺激を印加することで、肉の化学的および物理的特性を保持した状態で凍結すると、衛生的に旨みと生産効率の向上を図ることができる。
上記の保水性及び旨みについての肉質の改善効果と、硬さについての肉質改善効果を測定し、測定方法とともに図15にまとめた。
硬さ
物性試験装置を用いて、一定時間加熱した肉を一定寸法に整形した後、せん断力を測定したところ、通常の処理肉に比べ、本実施例により得られた電気刺激肉は、せん断力が約30%小さい、即ち柔らかかった。
保水性
加熱調理後の離水量(ドリップ量)を測定したところ、加熱調理後の保水率が通常の処理肉に比べて本実施例により得られた電気刺激肉は10%程度高かった。
旨み
高速液体クロマトグラフを用いて核酸関連物質を測定したところ、通常の処理肉に比べて本実施例により得られた電気刺激肉は前記の通り旨み成分のひとつであるイノシン酸量が多かった。
さらに、屠体に電気的刺激を与えた後に屠体を脱骨する際に、従来の熟成肉の製造方法は、長時間の冷蔵状態で放置するため、筋原繊維および筋肉内結合組織が脆弱化し、機械脱骨を行うと骨にささくれ状に肉が残り、その結果歩留りの低下と見ための悪さが課題となっていたが、本実施例では、通電処理工程すみやかに脱骨を行うことができるため、従来法に比べ歩留まりが改善された。
本発明は、食肉屠体処理装置・方法に利用可能であり、食肉の胸肉のみならず、豚、牛等を含む一般食肉についても利用可能である。

Claims (11)

  1. 中抜き処理された死後硬直開始前より死後硬直中の食肉屠体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段内に設けた食肉屠体保持部を介して死後硬直開始前より死後硬直中の前記食肉屠体にオンオフによる通電手段の印加時間を異ならせた複数の通電サイクルを有する電気的刺激を付与する通電部とを具え、
    該オン期間に交流電圧により前記電気的刺激を付与し、
    該オンオフそれぞれの期間、最初に前記交流電圧がオンされてから最後のオン期間が終了するまでの時間、及び該通電印加電圧の電圧値並びに周波数を、それぞれ設定するとともに、前記通電部はシャフトと、前記シャフトを介して上下に移動することができ、食肉屠体の下部に位置する電極針とを備え、前記電極針を先端が食肉屠体の中抜きによってできた空洞に到達するまで上方へ移動させ、その後先端が前記空洞と食肉屠体最下端の間に到達するまで下方へ移動させてから通電を行うことを特徴とする食肉屠体処理装置。
  2. 前記電極針の移動を規制するガイドを設けることを特徴とする請求項記載の食肉屠体処理装置。
  3. 前記通電部は、インバータ電源を備えることを特徴とする請求項1記載の食肉屠体処理装置。
  4. 前記通電部は、インバータ電源にて100ボルト以下の交流電圧を供給するか、又は、商用周波数電圧を100ボルト以下に降圧するか、いずれかであることを特徴とする請求項1記載の食肉屠体処理装置。
  5. 前記通電部は、商用周波数より低い周波数の交流電圧を供給することを特徴とする請求項1記載の食肉屠体処理装置。
  6. 該オン期間は、該オフ期間より短いことを特徴とする請求項1記載の食肉屠体処理装置。
  7. 前記通電部の電極に電気接続された電気針を前記食肉屠体の皮下に刺して前記食肉屠体に電気的刺激を付与することを特徴とする請求項1記載の食肉屠体処理装置。
  8. 前記通電部は、1次給電線(以下リッツ線とよぶ)と、前記リッツ線に高周波電流を流すことによって発生する磁界により、磁性体コアを介して磁気的に結合された2次巻線に電圧が誘起され、リッツ線から2次巻線に非接触で電力を伝送する非接触給電装置を備えることを特徴とする請求項1記載の食肉屠体処理装置。
  9. 前記リッツ線の少なくとも一部が、前記磁性体コアを介して2次巻線に電圧を誘起することができない箇所に位置することを特徴とする請求項記載の食肉屠体処理装置。
  10. 請求項1記載の搬送手段が周回路であり、搬送手段へ食肉屠体を投入する投入部にリッツ線が位置しないことを特徴とする請求項又は記載の食肉屠体処理装置。
  11. 食肉屠体の中抜き処理工程と、
    死後硬直開始前から死後硬直中に前記食肉屠体に電気的刺激を与える第1電気的刺激工程と、
    前記食肉屠体の低温冷却工程と、
    前記低温冷却工程後に前記食肉屠体に電気的刺激を与える第2電気的刺激工程とを含む食肉屠体処理方法において、
    前記第1及び第2電気的刺激工程は、
    オンオフによる通電手段の印加時間を異ならせた複数の通電サイクルを有し、
    該オン期間に交流電圧により前記電気的刺激を付与し、
    該オンオフそれぞれの期間、最初に前記交流電圧がオンされてから最後のオン期間が終了するまでの時間、及び該通電印加電圧の電圧値並びに周波数を、それぞれ設定するとともに、
    該前記第1及び第2電気的刺激工程における通電部は、シャフトと、前記シャフトを介して上下に移動することができ、食肉屠体の下部に位置する電極針とを備え、前記電極針を先端が食肉屠体の中抜きによってできた空洞に到達するまで上方へ移動させ、その後先端が前記空洞と食肉屠体最下端の間に到達するまで下方へ移動させてから通電を行うことを特徴とする食肉屠体処理方法。
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