JP4761863B2 - 光コネクタ - Google Patents

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本発明は、光コネクタに関するものである。
従来、光通信等に使用される光コネクタにおいては、フラットケーブル状の光ファイバアレイ同士を接続するために、レンズアレイを結合した光コネクタが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
図11は従来の光コネクタを示す斜視図である。
図において、301は、光ファイバアレイ304の端部に接続された光コネクタであり、合成樹脂製のコネクタボディ305を有する。前記光ファイバアレイ304の端部はコネクタボディ305内にインサート成形され、コネクタボディ305の先端面には光ファイバアレイ304を構成する各光ファイバ306の先端面が露出している。また、コネクタボディ305の両端部には、金属製のガイドピン307を挿入するためのガイド孔(あな)308が形成されている。さらに、303は光コネクタ用レンズアレイであり、両側にガイドピン307が挿入されるピン保持部310を備え、中央部に複数のレンズから成るレンズアレイ311を備える。
そして、前記光コネクタ301を接続するときは、一方のコネクタボディ305のガイド孔308にガイドピン307を半分挿入する。次に、ピン保持部310にガイドピン307を挿入し、更に他方のコネクタボディ305のガイド孔308にガイドピン307の半分を挿入して、各コネクタボディ305と光コネクタ用レンズアレイ303の一部を当接させることによって接続する。また、接続された光コネクタ301は、クリップ部材302によって挟込まれることによって結合される。
特開2003−107277号公報
しかしながら、前記従来の光コネクタ301においては、光ファイバアレイ304の端部をコネクタボディ305内にインサート成形するようになっているので、光コネクタ301の製造工程が複雑で時間のかかるものになってしまう。また、各光ファイバ306の中心軸とレンズアレイ311の各レンズの中心軸とを高い位置精度で位置決めするためには、ガイドピン307、ガイド孔308及びピン保持部310を高い位置精度で製造する必要があり、製造コストが高くなってしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、光ファイバ心線及び該光ファイバ心線先端から突出する光ファイバを保持するファイバ保持部、該ファイバ保持部に光ファイバを固定する固定プレートが嵌(かん)入される嵌合部、及び、前記ファイバ保持部に光ファイバ心線を固定する心線固定部材が係合される係合部をレンズホルダと一体的に形成することによって、光ファイバアレイの取付け及びレンズアレイとの位置決めを容易に、かつ、高い位置精度で行うことができ、簡単な製造工程で容易に製造することができる光コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明の光コネクタにおいては、複数個のレンズから成るレンズアレイを有し、複数本の並列な光ファイバ心線から成る光ファイバアレイの端部に接続される光コネクタであって、前記レンズアレイを保持するレンズホルダと、該レンズホルダと一体的に形成され、前記レンズアレイと反対側に突出し、前記光ファイバ心線及び該光ファイバ心線の先端から突出する光ファイバを保持するファイバ保持部と、該ファイバ保持部に光ファイバを固定する固定プレートと、前記ファイバ保持部に光ファイバ心線を固定する心線固定部材とを有し、前記レンズホルダは、前記固定プレートが嵌入される嵌合部を備え、前記ファイバ保持部は前記心線固定部材が係合される係合部を備える。
本発明の他の光コネクタにおいては、さらに、前記嵌合部は、前記レンズホルダと一体的に形成され、前記レンズアレイと反対側に突出する天板部を備え、前記固定プレートは、先端が前記ファイバ保持部の上面と天板部の下面との間に嵌入される。
本発明の更に他の光コネクタにおいては、さらに、前記ファイバ保持部は、前記レンズホルダに接続される部分の上面に形成された断面V字状のファイバ収容溝を備え、前記固定プレートは、各光ファイバを対応するファイバ収容溝の面に押付ける。
本発明の更に他の光コネクタにおいては、さらに、前記係合部は前記ファイバ保持部の両側に突出し、前記心線固定部材は、前記係合部に係合され、前記光ファイバ心線をファイバ保持部の上面に押付ける。
本発明の更に他の光コネクタにおいては、さらに、前記心線固定部材は、長手方向の両端において前記係合部に係合される。
本発明の更に他の光コネクタにおいては、さらに、前記心線固定部材は、前記固定プレートの上面に係合する係合突起を備える。
本発明によれば、光コネクタは、光ファイバ心線及び該光ファイバ心線先端から突出する光ファイバを保持するファイバ保持部、該ファイバ保持部に光ファイバを固定する固定プレートを嵌入する嵌合部、及び、前記ファイバ保持部に光ファイバ心線を固定する心線固定部材を係合する係合部がレンズホルダと一体的に形成されている。そのため、光ファイバアレイの取付及びレンズアレイとの位置決めを容易に、かつ、高い位置精度で行うことができ、簡単な製造工程で容易に製造することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における光コネクタを示す斜視図である。
図において、10は本実施の形態における光コネクタであり、複数本(図示される例においては4本)の並列な光ファイバ心線42から成る光ファイバアレイ41の端部に接続され、相手側コネクタに接続される。なお、該相手側コネクタは、光コネクタ10と同一種類のコネクタであってもよいし、例えば、受光素子又は発光素子を備え、基板に固定されたヘッダーコネクタのような光コネクタ10と相違する種類のコネクタであってもよい。
また、本実施の形態においては、光伝送路としてのベア(Bare:被覆のない)ファイバに保護被覆層を被覆した線状体を「光ファイバ心線」と呼び、「光ファイバ心線」から保護被覆層を除去した状態の線状体、すなわち、ベアファイバ又はベアファイバに相当するファイバを「光ファイバ」と呼ぶものとする。
さらに、本実施の形態において、光コネクタ10及び該光コネクタ10に含まれる各部材の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、光コネクタ10及び該光コネクタ10に含まれる各部材が図に示される姿勢である場合に適切であるが、光コネクタ10及び光コネクタ10に含まれる各部材の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
ここで、前記光コネクタ10は、レンズホルダ11、後述される光ファイバ43を固定するために前記レンズホルダ11に取付けられた固定プレート21、及び、光ファイバ心線42を固定するために前記レンズホルダ11に取付けられた心線固定部材31を有する。そして、前記レンズホルダ11、固定プレート21及び心線固定部材31は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネイト)、LCP(液晶ポリマー)、PPS(ポリフェニルスルフィド)、ポリアミド、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等のプラスチックから成り、射出成形等の方法によって一体成形されている。なお、図1に示される他の符号については後述する。
次に、前記レンズホルダ11の構成について説明する。
図2は本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダを示す斜視図、図3は本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダを示す六面図、図4は本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダに光ファイバアレイを取付けた状態を示す斜視図である。なお、図3において(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図、(f)は背面図である。
図2及び3に示されるように、レンズホルダ11は、矩(く)形の板状部材であるホルダ本体部12、該ホルダ本体部12の一部であって前面から前方に突出する本体前方部12a、及び、該本体前方部12aの前面に形成された凹部内に配設され、複数(図示される例においては4個)の凸レンズ、凹レンズ、コリメートレンズ等のレンズ13aを備えるレンズアレイ13を有する。前記レンズ13aのピッチは、例えば、0.5〔mm〕程度である。この場合、レンズアレイ13が凹部内に配設されているので、レンズ13aは本体前方部12aの前面より前方に突出しないようになっている。すなわち、本体前方部12aは、レンズアレイ13の周囲を取囲み、レンズ13aよりも前方に突出するように形成されている。そのため、光コネクタ10を相手側コネクタと接続した際には、本体前方部12aの前面が相手側コネクタの本体前方部の前面と当接し、レンズ13aから相手側コネクタのレンズまでの距離が規定される。すなわち、本体前方部12aはレンズ13aの焦点距離を調整するための焦点距離調整部材として機能し、本体前方部12aの前面の前方への突出量を調整することによってレンズ13aの焦点距離を調整することができる。
なお、前記レンズアレイ13は、ホルダ本体部12と一体的に形成されたものであってもよいし、ホルダ本体部12とは別個に形成されてホルダ本体部12に取付けられたものであってもよい。また、該ホルダ本体部12は、前方に突出する棒状のガイドピン14a、及び、図示されない相手側コネクタのガイドピンが挿入される貫通孔(こう)としてのガイド孔14bを備える。前記ガイドピン14aは、ホルダ本体部12と一体的に形成されたものであってもよいし、ホルダ本体部12とは別個に形成されてホルダ本体部12に取付けられたものであってもよい。
また、レンズホルダ11のホルダ本体部12の後面には、レンズアレイ13と反対側、すなわち、後方に突出して光ファイバ心線42及び光ファイバ43を保持するファイバ保持部15が一体的に形成されている。該ファイバ保持部15は、ホルダ本体部12寄りの部分であって、光ファイバ43を保持する幅広の部分である前方部16、及び、ホルダ本体部12から離れた部分であって、光ファイバ心線42を保持する幅狭の部分である後方部18から成る。なお、ホルダ本体部12の前端から後方部18の後端までの長さは、例えば、20〔mm〕程度である。
そして、前記前方部16は、レンズホルダ本体部12に接続される部分であって各光ファイバ43の位置を規制する位置規制部16a、該位置規制部16aに形成された前後方向に延在する断面V字状の溝であって各々が各光ファイバ43を収容する複数本(図示される例においては4本)のファイバ収容溝16b、及び、両側に一体的に形成され、後述される心線固定部材31が係合される係合部としての前方部係合突起16cを備える。なお、前記ファイバ収容溝16bがホルダ本体部12の後面に当接する位置は、前記ファイバ収容溝16b内に収容した光ファイバ43の前端面の中心(つまり、光が伝搬する図示しないコア部)とレンズアレイ13のレンズ13aの中心と対応するように設けられている。また、前記後方部18は、前後方向に延在するように両側に一体的に形成され、心線固定部材31が係合される係合部としての係合凸条18aを備える。なお、前記後方部18の上面は、前方部16の上面と連続し、光ファイバ心線42が載置される載置面として機能する。
また、前記ホルダ本体部12の後面には、前方部16がホルダ本体部12の後面に接続される接続部の周囲を覆うような形状を備え、固定プレート21が嵌入される嵌合部17が一体的に形成されている。該嵌合部17は、前方部16の位置規制部16aの上方において後方に突出する天板部17a、及び、該天板部17aの両側と位置規制部16aの両側とを連結する2枚の側板部17bを備える。そして、固定プレート21が嵌入される概略矩形の嵌入孔17cは、位置規制部16a、天板部17a及び側板部17bによって周囲を画定される。なお、嵌入孔17cの奥側、すなわち、前方の端部はホルダ本体部12の後面によって画定される。
そして、前記ファイバ保持部15には、図4に示されるようにして、光ファイバアレイ41が載置される。ここで、該光ファイバアレイ41は、各光ファイバ心線42の先端から所定長さの範囲の保護被覆層が除去され、光ファイバ43を露出させた状態になっている。すなわち、該光ファイバ43は、先端から所定長さの範囲だけ、光ファイバ心線42の前方に突出した状態となっている。なお、光ファイバ43は、シングルモードファイバであってもよいし、マルチモードファイバであってもよく、また、石英から成る石英系ファイバであってもよいし、アクリル樹脂、フッ素樹脂等のポリマーから成るプラスチック系ファイバであってもよい。また、光ファイバ心線42の保護被覆層は、例えば、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂等であるが、光ファイバ43を物理的及び化学的に保護することができる材料であればいかなる種類の材料から成るものであってもよい。なお、前記光ファイバ43の外径は、例えば、125〔μm〕程度であるが、任意に設定することができ、また、光ファイバ心線42の保護被覆層の外径は、例えば、250〔μm〕程度であるが、任意に設定することができる。図4に示される状態において、各光ファイバ43の前端から所定範囲はファイバ収容溝16b内に収容されている。また、各光ファイバ43の前端面は、各レンズ13aに対応するホルダ本体部12の後面に密着していることが望ましい。
次に、前記固定プレート21の構成及び機能について説明する。
図5は本発明の実施の形態における光コネクタの固定プレートを示す六面図、図6は本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダに固定プレートを取付ける動作を示す第1の斜視図、図7は本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダに固定プレートを取付ける動作を示す第2の斜視図である。なお、図5において(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図、(f)は背面図である。
図5に示されるように、固定プレート21は、概略T字状の板状部材であり、幅狭の前半部22及び幅広の後半部23から成る。前記前半部22は、幅方向の寸法が嵌合部17の2枚の側板部17bの間の寸法とほぼ等しく、先端が嵌入孔17c内に嵌入される。そのため、前半部22の先端上縁には、テーパ面22aが形成され、嵌入孔17c内に容易に進入することができるようになっている。また、前半部22の厚さ寸法は、ファイバ収容溝16b内に収容された光ファイバ43の上面から天板部17aの下面までの寸法とほぼ等しく、前半部22の先端が嵌合部17の嵌入孔17c内に嵌入されることによって、前半部22の下面が光ファイバ43をファイバ収容溝16bに押付けるようになっている。なお、後半部23の下面も、前半部22の下面と同一面を形成する平面になっているので、光ファイバ43をファイバ収容溝16bに押付ける機能を奏する。
また、後半部23の両側には下方に突出する側板部23aが一体的に形成され、ファイバ保持部15の前方部16を両側から挟込むようになっている。さらに、後半部23の上面における後端よりの部分には、心線固定部材31と係合する係合凹部23bが形成されている。なお、前半部22の先端から後半部23の後端までの長さは、位置規制部16aの長さとほぼ等しい。
そして、レンズホルダ11に固定プレート21を取付ける場合、まず、図4に示される状態のようにして光ファイバアレイ41が載置されたファイバ保持部15の前方部16の上に、固定プレート21を載置する。この場合、後半部23が位置規制部16aよりも後方に位置し、側板部23aが前方部16を両側から挟込むようにする。これにより、図6に示されるような状態になる。
続いて、レンズホルダ11に対して固定プレート21を前進させ、前半部22の先端を嵌入孔17c内に嵌入させ、図7に示されるような状態にする。この状態において、前半部22及び後半部23の下面が光ファイバ43を断面V字状の溝であるファイバ収容溝16bの面に押付けるようになっている。そのため、各光ファイバ43の上下及び左右方向の位置決めが行われる。この場合、前半部22の先端から後半部23の後端までの長さが位置規制部16aの長さとほぼ等しいので、ファイバ収容溝16bの全長に亘(わた)って光ファイバ43の位置決めが行われる。
また、レンズホルダ11と固定プレート21との間に接着剤を充填(てん)させることが望ましい。これにより、レンズホルダ11、固定プレート21及び光ファイバ43が強固に固定される。また、屈折率が適切に調整された接着剤を使用することによって、接着剤が屈折率整合部材として機能するので、例えば、光ファイバ43の前端面とホルダ本体部12の後面との間に間隙(げき)が生じている場合であっても、該間隙に接着剤が充填されることによって、光の反射を防止することができる。
次に、前記心線固定部材31の構成及び機能について説明する。
図8は本発明の実施の形態における光コネクタの心線固定部材を示す六面図、図9は本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダに心線固定部材を取付ける動作を示す第1の斜視図、図10は本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダに心線固定部材を取付ける動作を示す第2の斜視図である。なお、図8において(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図、(f)は背面図である。
図8に示されるように、心線固定部材31は、断面がコ字状の細長い筒状部32、及び、該筒状部32の上面の先端縁に一体的に形成され、固定プレート21の係合凹部23bと係合する係合突起としての係合舌部33を有する。そして、前記筒状部32の両側には、前後方向に延在し、下方に突出する側板部34が一体的に形成され、ファイバ保持部15の後方部18を両側から挟込むようになっている。さらに、側板部34の後端寄りの部分には、前後方向に延在し、内側に突出する下板部36が一体的に形成され、前記筒状部32の天板及び側板部34とともに、前後方向に延在する係合凹溝37を画定する。左右の係合凹溝37は、後方部18の左右に形成されている係合凸条18aと各々係合する。
そして、筒状部32の天板の裏面における後端寄りの部分には、前後方向に延在し、各々が光ファイバ心線42を収容する複数本(図示される例においては4本)の心線収容溝38が形成されている。また、側板部34の先端部には、前後方向に延在する係合スリット35が形成されている。該係合スリット35は、ファイバ保持部15の前方部16に形成されている前方部係合突起16cと係合する。
そして、レンズホルダ11に心線固定部材31を取付ける場合、まず、図7に示される状態のようにして光ファイバ43が固定プレート21によって固定されたファイバ保持部15の後方部18の上に、心線固定部材31を載置する。この場合、下板部36が後方部18の後端よりも後方に位置し、側板部34が後方部18を両側から挟込んでいるが、係合凹溝37は係合凸条18aと係合してない。また、各心線収容溝38には、光ファイバ心線42が収容されている。これにより、図9に示されるような状態になる。
続いて、レンズホルダ11に対して心線固定部材31を前進させ、ファイバ保持部15の前方部16に形成されている前方部係合突起16cを係合スリット35内に進入させ、図10に示されるような状態にする。なお、図10は斜め下方から観た状態を示す図であり、同じ状態を斜め上方から観ると図1に示されるようになる。この状態において、光ファイバ心線42は、後方部18の上面と筒状部32の天板の裏面とによって挟込まれることにより、固定される。この場合、筒状部32の前端において左右の係合スリット35が前方部係合突起16cと係合し、筒状部32の後端において左右の係合凹溝37が係合凸条18aと係合するので、光ファイバ心線42は筒状部32の天板によって、全体的に均一に後方部18に対して押付けられた状態となり、安定的に固定される。また、筒状部32の後端寄りの部分に形成された心線収容溝38内に収容されているので、光ファイバ心線42同士のピッチが一定に維持される。
さらに、係合舌部33が係合凹部23bと係合するので、固定プレート21の後半部23は、係合舌部33によって上方から前方部16の上面に押付けられる。そのため、筒状部32の上下方向の動きが規制される。また、筒状部32の天板の前端面が後半部23の後端面に当接した状態となるので、固定プレート21の前後方向の動きが規制される。そのため、固定プレート21は、心線固定部材31によって動きが規制され、レンズホルダ11から外れることがない。
また、該レンズホルダ11と心線固定部材31との間に接着剤を充填させることが望ましい。これにより、レンズホルダ11、心線固定部材31及び光ファイバ心線42が強固に固定される。
このように、本実施の形態において、光コネクタ10は、レンズアレイ13を保持するレンズホルダ11と、該レンズホルダ11のレンズホルダ本体部12と一体的に形成され、レンズアレイ13と反対側に突出し、光ファイバ心線42及び該光ファイバ心線42の先端から突出する光ファイバ43を保持するファイバ保持部15と、該ファイバ保持部15の前方部16に光ファイバ43を固定する固定プレート21とを有し、レンズホルダ本体部12は、固定プレート21が嵌入される嵌合部17を備える。そのため、光ファイバアレイ41の取付け及び光ファイバ43とレンズアレイ13との位置決めを容易に、かつ、高い位置精度で行うことができる。そして、簡単な製造工程で容易に光コネクタ10を製造することができる。
また、嵌合部17は、レンズホルダ本体部12と一体的に形成され、レンズアレイ13と反対側に突出する天板部17aを備え、固定プレート21は、先端が前方部16の上面と天板部17aの下面との間に嵌入される。そのため、固定プレート21を容易に、かつ、正確に取付けることができ、光ファイバ43を正確に位置決めすることができる。
さらに、前方部16は、レンズホルダ本体部12に接続される部分である位置規制部16aの上面に形成された断面V字状のファイバ収容溝16bを備え、固定プレート21は、各光ファイバ43を対応するファイバ収容溝16bの面に押付ける。そのため、各光ファイバ43の上下及び左右方向の位置決めが行われる。
さらに、光コネクタ10は、ファイバ保持部15の後方部18に光ファイバ心線42を固定する心線固定部材31を更に有し、ファイバ保持部15は、心線固定部材31が係合される係合部としての前方部係合突起16c及び係合凸条18aを備える。そのため、光ファイバ心線42を容易に、かつ、正確にファイバ保持部15の後方部18に取付けることができる。
さらに、前方部係合突起16c及び係合凸条18aはファイバ保持部15の両側に突出し、心線固定部材31は、係合スリット35及び係合凹溝37が前方部係合突起16c及び係合凸条18aに係合され、光ファイバ心線42を後方部18の上面に押付ける。そのため、光ファイバ心線42は、ファイバ保持部15の筒状部32の天板によって、全体的に均一に後方部18に対して押付けられた状態となり、安定的に固定される。
さらに、心線固定部材31は、固定プレート21の上面に係合する係合突起としての係合舌部33を備える。そのため、固定プレート21は、心線固定部材31によって動きが規制され、レンズホルダ11から外れることがない。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における光コネクタを示す斜視図である。 本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダを示す斜視図である。 本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダを示す六面図である。 本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダに光ファイバアレイを取付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における光コネクタの固定プレートを示す六面図である。 本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダに固定プレートを取付ける動作を示す第1の斜視図である。 本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダに固定プレートを取付ける動作を示す第2の斜視図である。 本発明の実施の形態における光コネクタの心線固定部材を示す六面図である。 本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダに心線固定部材を取付ける動作を示す第1の斜視図である。 本発明の実施の形態における光コネクタのレンズホルダに心線固定部材を取付ける動作を示す第2の斜視図である。 従来の光コネクタを示す斜視図である。
符号の説明
10、301 光コネクタ
11 レンズホルダ
12 ホルダ本体部
12a 本体前方部
13、311 レンズアレイ
13a レンズ
14a、307 ガイドピン
14b、308 ガイド孔
15 ファイバ保持部
16 前方部
16a 位置規制部
16b ファイバ収容溝
16c 前方部係合突起
17 嵌合部
17a 天板部
17b、23a、34 側板部
17c 嵌入孔
18 後方部
18a 係合凸条
21 固定プレート
22 前半部
22a テーパ面
23 後半部
23b 係合凹部
31 心線固定部材
32 筒状部
33 係合舌部
35 係合スリット
36 下板部
37 係合凹溝
38 心線収容溝
41、304 光ファイバアレイ
42 光ファイバ心線
43、306 光ファイバ
302 クリップ部材
303 光コネクタ用レンズアレイ
305 コネクタボディ
310 ピン保持部

Claims (6)

  1. (a)複数個のレンズから成るレンズアレイを有し、複数本の並列な光ファイバ心線から成る光ファイバアレイの端部に接続される光コネクタであって、
    (b)前記レンズアレイを保持するレンズホルダと
    (c)該レンズホルダと一体的に形成され、前記レンズアレイと反対側に突出し、前記光ファイバ心線及び該光ファイバ心線の先端から突出する光ファイバを保持するファイバ保持部と
    (d)該ファイバ保持部に光ファイバを固定する固定プレートと、
    (e)前記ファイバ保持部に光ファイバ心線を固定する心線固定部材とを有し、
    )前記レンズホルダは、前記固定プレートが嵌入される嵌合部を備え
    (g)前記ファイバ保持部は前記心線固定部材が係合される係合部を備えること特徴とする光コネクタ。
  2. (a)前記嵌合部は、前記レンズホルダと一体的に形成され、前記レンズアレイと反対側に突出する天板部を備え、
    (b)前記固定プレートは、先端が前記ファイバ保持部の上面と天板部の下面との間に嵌入される請求項1に記載の光コネクタ。
  3. (a)前記ファイバ保持部は、前記レンズホルダに接続される部分の上面に形成された断面V字状のファイバ収容溝を備え、
    (b)前記固定プレートは、各光ファイバを対応するファイバ収容溝の面に押付ける請求項2に記載の光コネクタ。
  4. (a)前記係合部は前記ファイバ保持部の両側に突出し、
    (b)前記心線固定部材は、前記係合部に係合され、前記光ファイバ心線をファイバ保持部の上面に押付ける請求項に記載の光コネクタ。
  5. 前記心線固定部材は、長手方向の両端において前記係合部に係合される請求項に記載の光コネクタ。
  6. 前記心線固定部材は、前記固定プレートの上面に係合する係合突起を備える請求項に記載の光コネクタ。
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