JP4761522B2 - 無線装置、無線接続方法、及びプログラム - Google Patents

無線装置、無線接続方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線装置、無線接続方法、及びプログラムに関する。特に、複数のアクセスポイントの各々に接続することが可能な無線装置、該無線装置に適用される無線接続方法、及び該無線接続方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
一般に、無線LANシステムは、アクセスポイントと複数の無線装置とから構成され、アクセスポイントと無線装置との間の伝送路に電波などの無線媒体を使用して通信を行い、LAN(Local Area Network)を形成する。アクセスポイントはブリッジまたはルータなどの機能を備えて有線LANとも通信を行い、無線装置はアクセスポイントを介して、他の無線装置および有線LANに参加している複数の有線装置と通信を行うことができる。なお、無線LANシステムには複数のアクセスポイントを備えることができる。
無線LANの標準規格であるIEEE802.11では、アクセスポイントを「AP」と呼び、無線装置を「STA」と呼ぶ。APとSTAとの間の無線媒体へのアクセス制御方式について、MAC(Medium Access Control)層の機能として2種類の方式が規定されている(非特許文献1参照)。1つは、分散制御型のDCF(Distributed Coordination Function)であり、もう1つは、集中制御型のPCF(Point Coordination Function)である。
分散制御型のDCFは、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)によってアクセス制御を行っている。CSMA/CAでは、無線媒体が使用されていないことが確認されれば、早いもの勝ちで、APやSTAは自律分散的にパケット送信を行うことができるメリットがある。しかし、無線媒体を使用するSTA数の増加や無線媒体でのトラフィックの増加につれてパケットの衝突・再送回数が増加し、スループットの低下を招くというデメリットがある。
集中制御型のPCFでは、APが、自身および各STAの無線媒体へのアクセスを一括して管理するアクセス制御を行っている。APによってポーリングされたSTAのみが送信を行うことを許されるので、送信タイミングの自由度は低くなるが、パケットの衝突が発生せず、これによる再送も発生しないので、リアルタイム性の要求されるデータの伝送に適している。
APは、DCFによるアクセス制御方式とPCFによるアクセス制御方式とを周期的に交互に使用することができる(PCFはオプションであり、使用しなくてもよい)。PCFを用いるときには、BeaconやCF−Endと呼ばれる管理フレーム・制御フレームを用いてPCFでのアクセス制御期間を各STAに示さなければならない。この期間はCFP(Contention Free Period)と呼ばれ、各STAは、APからポーリングされるまでパケットを送信しないよう振る舞う必要がある。
前述の標準規格IEEE802.11では、DCFおよびPCFの各種パラメータや、APおよびSTAが行うべき必須の動作についての規定がされているが、その詳細な制御と応用例については実装依存となっており、具体的な内容は規定されていない。このような背景のもと、この2種類のアクセス制御方式に関連したいくつかの技術的提案がなされている。
その一例として、PCFを備えた無線LANシステムにおいて、送受信するデータがリアルタイム性を重視する音声データなどである場合には、PCFによって送受信を行うようにしたものがある(特許文献1参照)。
また別の例として、当初はDCFによって送受信を行い、バッファに蓄えられたデータ量が、所定の値を超過したか下回っているかにより、PCFとDCFを送受信に切り換えるようにしたものがある(特許文献2参照)。
最近の規格動向としては、上記のDCFおよびPCFのアクセス制御方式をさらに発展させた規格が、無線LANの標準規格IEEE802.11eとして策定中である(非特許文献2参照)。この規格はTGe(Task Group e)にて検討され、データの内容や用途に応じて、優先順位付けや帯域確保を行うといった、QoS(Quality of Service)を保証するためのメカニズムが盛り込まれている。
標準規格IEEE802.11eでは、アクセスポイントを「QAP」と呼び、無線装置を「QSTA」と呼ぶ。この規格IEEE802.11eでは、アクセス制御方式において必須であるEDCA(Enhanced Distributed Channel Access)と、オプションであるHCCA(HCF Controlled Channel Access)の2種類の方式が規定されている。
EDCAは、従来のDCFと同様に分散制御型の方式であるが、無線媒体のアクセスに関して、データの種別ごとに優先順位付けができるよう拡張が行われたものである。リアルタイム性の高い音声データなどは、優先的に無線媒体にアクセスできるよう配慮されている。
HCCAは、従来のPCFと同様に集中制御型の方式であるが、上記の優先順位付けに加えて、QAPとQSTAとの間で、必要となる伝送条件について事前にやり取りし、伝送条件に見合った効率的な帯域確保ができるよう配慮されている。従来のPCFでは、アクセスポイントが無線装置に対してポーリングできる期間がCFPに限定されていた。しかし、HCCAでは、QAPが無線媒体に一定の空き時間を検出するといつでもアクセス権を獲得し、自らデータ送信を行ったり、他のQSTAにポーリングを行ったりすることも可能となっている。
特開2003−309571号公報 特開2004−40336号公報 IEEE Std 802.11, 1999 Edition IEEE P802.11e/D8.0, February 2004
上記従来の無線LANシステムにおける無線装置では、リアルタイム性の高いデータや、データ量の多いデータを送信する場合、集中制御型のアクセス制御方式を使ってデータを送信するように工夫されている。しかしながら、アクセスポイントが既に他の無線装置に対して帯域を割り当てており、自無線装置に対して帯域を割り当ててもらえない場合には、データ送信を行えず、データ送信しようとした動作が無駄になるという問題があった。もし、帯域を割り当ててもらう前提で無線装置がアクセスポイントにアソシエートしていたならば、そのアソシエート処理を含めデータ送信処理が無駄になってしまうという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、期待するサービスが見込めないアクセスポイントとの間の無駄な通信処理(アソシエーションやデータ送信などの処理)を軽減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無線装置は、複数のアクセスポイントの各々に接続することが可能な無線装置において、アクセスポイントに接続している他の無線装置毎に当該他の無線装置に対して該他の無線装置が通信を行うための予約された期間情報を通知するための制御信号を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記制御信号に含まれる期間情報を加算して得られたた合計値によって前記アクセスポイントが通信のために予約している予約期間情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記予約期間情報を、対応するアクセスポイントと関連付けて記憶装置に格納する格納手段と、前記記憶装置に前記複数のアクセスポイントの各々と関連付けて格納された前記予約期間情報に基づいて、前記無線装置が接続するアクセスポイントを選択するための制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、アクセスポイントに接続している他の無線装置に対して必要な制御信号を利用することで、アクセスポイントが他の無線装置の通信のために予約している期間の合計値に基づいて接続するアクセスポイントを選択するための制御を行うことができる。
これにより、例えば、期待するサービスが見込めないアクセスポイントとの無駄な通信(アソシエーションやデータ送信など)を削減でき、また、より高いサービスが見込めるアクセスポイントへのアソシエーションを促進することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る複数の無線装置と複数のアクセスポイントとから成るネットワークを示す図である。
図1において、複数のアクセスポイントQAPa〜QAPcの各々は、複数の無線装置QSTAa〜QSTAcをそれぞれ収容することのできるアクセスポイントである。図1では無線装置を1台のみ図示するが、実際には3台存在するものとする。無線装置QSTAa〜QSTAcの各々は、アクセスポイントQAPa〜QAPcの何れかに収容されてネットワークに参加し、データ通信を行うことができる。ここで、無線装置QSTAa〜QSTAc、アクセスポイントQAPa〜QAPcは、物理層として無線方式IEEE802.11a規格による無線通信を行うことの可能な構成を持つものとする。また、MAC層として無線方式IEEE802.11規格およびIEEE802.11e規格による無線通信を行うことの可能な構成を持つものとする。
次に、第1の実施の形態で使用するアクセス制御方式HCCAについて説明する。
図2は、無線装置QSTAa〜QSTAcとアクセスポイントQAPaとの間で行われるアクセス制御方式HCCAによる無線通信を示すタイミングチャートである。ここでは、無線装置QSTAaが、アクセスポイントQAPaに収容されてネットワークに参加し、データ通信を行う様子を示す。図3は、アクセスポイントQAPが無線装置QSTAに送信するフレームQoS/CF−Poll(ポーリングフレーム)のフレーム構成を示す図であり、(A)はその全体を示し、(B)は該フレームの一部を拡大して示す。
無線装置QSTAa〜QSTAcは、アクセスポイントQAPaが送信したフレームQoS/CF−Pollを受信し、該フレームQoS/CF−Pollの内容に基づいて、該フレームQoS/CF−Pollが自無線装置に宛てて送信されたことを検出する。図2では無線装置QSTAaに宛てて送信されたものとする。
自無線装置に宛てて送信されたことを検出した無線装置QSTAaは、フレームQoS/CF−Pollから所定期間TXOP/limitを取得し、上記検出時点から、該所定期間TXOP/limitを超えない期間だけデータ送信を行う。すなわち、無線装置QSTAaがフレームQoS/DataをアクセスポイントQAPaに送信し、これを受信したアクセスポイントQAPaは、フレームQoS/CF−Ackを無線装置QSTAaへ返信する。これが所定期間TXOP/limitを超えない範囲で繰り返される。
図4は、フレームQoS/CF−Pollが自無線装置に宛てて送信されたことを検出する検出処理の内容を示すダイアグラムである。
この検出処理は、無線装置QSTAにて実行される処理であり、アクセスポイントQAPa〜QAPcがそれぞれ送信したフレームQoS/CF−Pollを無線装置QSTAが検出する処理である。この検出処理は、通常のデータ通信の際に行われる周知の検出処理とは別に本実施の形態において設けたものであり、無線装置QSTAがアクセスポイントQAPに収容される前段階で起動される。
検出処理が起動されると、まず初期化処理(S1)に進む。初期化処理では、図5を参照して後述する算出・記憶処理の起動を行う。そして初期化処理が完了するとチャネル切替処理(S2)に進む。
第1の実施の形態における通信チャネルは、チャネル0(中心周波数5.17GHz)からチャネル3(中心周波数5.23GHz)までの4チャネルが用意されている。チャネル切替処理では、後述のタイマが所定時間を計時完了する毎に、初回にチャネル0を検出対象とし、次回はチャネル1を検出対象に、というように順次、検出対象とするチャネルを切替える。チャネルを切替えた直後には所定時間(例えば1秒)を計時するタイマをスタートさせ、フレーム検出処理(S3)に進む。
フレーム検出処理では、タイマが所定時間を計時完了するまで、検出対象チャネルにおいて送信されているフレームQoS/CF−Pollを検出する処理を継続して行う。フレーム検出処理においてフレームQoS/CF−Pollが検出された場合には、算出・記憶処理(図5)に対して、QoS/CF−Poll検出イベントを送信する。一方、タイマが所定時間を計時完了した場合には、チャネル切替処理(S2)に戻る。
チャネル切替処理に戻ると、前述の処理を繰り返し、このようにして全てのチャネルに対してフレーム検出が行われる。そして全てのチャネルに対してフレーム検出が完了した場合には、算出・記憶処理に対して全チャネル完了イベントを送信して、本検出処理を終了する。
図5は、図4の初期化処理(S1)で起動される算出・記憶処理の内容を示すダイアグラムである。
この算出・記憶処理は、無線装置QSTAにて実行される処理であり、図4に示す検出処理で検出されたフレームQoS/CF−Pollを解析し、解析結果を後述の記憶テーブルに記憶する処理である。
この算出・記憶処理が起動されると、まず初期化処理(S11)に進む。初期化処理では、後述の記憶テーブルの初期化を行う。そして初期化処理が完了するとイベント受信処理(S12)に進む。
イベント受信処理では、図4に示す検出処理によって送信されたQoS/CF−Poll検出イベントおよび全チャネル完了イベントを受信する。QoS/CF−Poll検出イベントを受信した場合には、フレーム解析処理(S13)に進む。また、全チャネル完了イベントを受信した場合には、この算出・記憶処理を終了する。
フレーム解析処理では、図4に示す検出処理で検出されたフレームQoS/CF−Pollの解析を行う。ここでは、検出されたフレームQoS/CF−Pollから、アクセスポイントを識別する識別子QBSSIDおよび所定期間TXOP/limitを抽出する。識別子QBSSIDおよび所定期間TXOP/limitの抽出が完了すると、記憶テーブル参照処理(S14)に進む。
ここで無線装置QSTAは記憶テーブルを備え、該記憶テーブルには、アクセスポイントを表わす識別子QBSSIDと、該識別子QBSSIDに対応する所定期間TXOP/limitの合計値とが対応リストとして保管されている。記憶テーブル参照処理では、この記憶テーブルを参照して、抽出された識別子QBSSIDがリストに存在するか否かを判定する。存在する場合、TXOP/limit加算処理(S15)に進み、存在しない場合には、リスト追加処理(S16)に進む。
TXOP/limit加算処理では、存在する識別子QBSSIDに対応するTXOP/limit合計値に、抽出された所定期間TXOP/limitを加算して記憶テーブルを更新する。
リスト追加処理では、記憶テーブルのリストに、抽出された識別子QBSSIDを追加するとともに、該識別子QBSSIDに対応するTXOP/limit合計値として、抽出された所定期間TXOP/limitをセットする。
TXOP/limit加算処理およびリスト追加処理にて、記憶テーブルの更新が完了すると、イベント受信処理(S12)に戻る。
イベント受信処理では、QoS/CF−Poll検出イベントの受信毎に、前述の処理を繰り返し、これによって記憶テーブルが更新される。その結果、各アクセスポイントが他の無線装置に既に与えている帯域合計(通信帯域幅の合計)が、TXOP/limit合計値として算出・記憶される。
図6は、図5に示す算出・記憶処理で作成された記憶テーブルの一例を示す図である。
この記憶テーブルは、無線装置QSTAaに記憶された記憶テーブルである。識別子QBSSIDでそれぞれ表わされるアクセスポイントQAPa〜QAPcの各々に対応して、他の無線装置に既に与えられている帯域合計が、TXOP/limit合計値としてそれぞれ記憶されている。
図7は、無線装置QSTAにて実行される接続処理の内容を示すダイアグラムである。
この接続処理は、無線装置QSTAが、図5に示す算出・記憶処理によって作成された記憶テーブルに基づいて、最良と思われるアクセスポイントを選択して、該アクセスポイントに接続するための処理である。
この接続処理は、図4に示す検出処理、図5に示す算出・記憶処理の終了後であれば起動することができる。本実施の形態では、算出・記憶処理の終了後に続けて起動されるものとする。
接続処理が起動されると、記憶テーブル参照処理(S21)に進む。記憶テーブル参照処理では、記憶テーブルを参照して、まだ候補となっていないアクセスポイントのうちで、TXOP/limit合計値が最も小さい値に対応するアクセスポイントを候補として選択する(実際には識別子QBSSIDを選択する)。候補が選択されると、アソシエート処理(S22)に進む。
アソシエート処理では、候補とされたアクセスポイントとのアソシエートを試みる。その結果、アソシエートを拒否された場合には、記憶テーブル参照処理(S21)に戻り、前述の処理を繰り返す。
なお、アソシエート処理でアソシエートが許可された場合と、記憶テーブル参照処理で、候補がなくなってしまった場合には、この接続処理を終了する。
上記の第1の実施の形態における無線装置は、物理層として無線方式IEEE802.11a規格およびMAC層として無線方式IEEE802.11規格およびIEEE802.11e規格による無線通信を行った。しかしながら、これらの無線方式に限らず、同様の機能を持った他の無線方式を用いてもよい。
また、上記の第1の実施の形態において説明した検出処理、算出・記憶処理、記憶テーブル、および接続処理に関しては、その処理分担やタイミング、記憶内容などはこの限りではない。また、処理内容に関しても、本実施の形態における発明要素を満たす限り、異なっていてもよい。
本実施の形態における発明要素は、無線装置が、各アクセスポイントが送信したフレームを検出し、少なくとも1つのアクセス制御方式におけるアクセス量を示す指標(例えば、帯域合計、TXOP/limit合計値)をアクセスポイント毎に算出する。そして、この算出結果をアクセスポイントと関連付けて記憶し、記憶した算出結果を、収容先決定制御に使用することである。
したがって例えば、接続処理を通信アプリケーションと連動して起動し、通信アプリケーションの種別や必要帯域幅に応じてアクセスポイントを決定するようにしてもよい。さらに収容先のアクセスポイントを一意に決定するのではなく、候補を通信アプリケーションに返信するような構成にしてもよい。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図8は、第2の実施の形態に係る複数の無線装置とアクセスポイント機能付きのホームサーバQAPaとから成るネットワークを示す図である。
ホームサーバQAPaは、無線装置QSTAa,QSTAbを収容することのできるアクセスポイント機能付きのホームサーバである。無線装置QSTAa,QSTAbは、ホームサーバQAPaに収容されてネットワークに参加し、データ通信を行うことができる。ホームサーバQAPa、無線装置QSTAa,QSTAbは、物理層として無線方式IEEE802.11a規格およびMAC層として無線方式IEEE802.11e規格による無線通信を行うことの可能な構成を持つ。
無線装置QSTAa,QSTAbは、接続処理を除いて、検出処理、算出・記憶処理、記憶テーブルに関して、第1の実施の形態における無線装置QSTAと同様の構成を持つものとする。
図9は、第2の実施の形態における無線装置QSTAa,QSTAbにて実行される接続処理の内容を示すダイアグラムである。
第2の実施の形態における接続処理は、無線装置QSTAa,QSTAbの各々にて実行され、第1の実施の形態と同じ算出・記憶処理で得られた記憶テーブルを参照して、指定されたアクセスポイントの状況に適した帯域予約が行われる。この接続処理は、検出処理、算出・記憶処理の終了後であれば起動することができる。本実施の形態では、通信アプリケーションにて、検出処理、算出・記憶処理を起動・終了させた後に、接続すべきアクセスポイントの識別子QBSSIDが指定されたときに起動するものとする。なお、第2の実施の形態では、無線装置QSTAa,QSTAbの各々は、接続すべきアクセスポイントを識別子によって指定される。
接続処理が起動されると、記憶テーブル参照処理(S31)に進む。記憶テーブル参照処理では、記憶テーブルを参照して、指定された識別子QBSSIDに対応するTXOP/limit合計値を読み出し、このTXOP/limit合計値を所定の閾値と比較する。その結果、TXOP/limit合計値が閾値より大きければ、低レート用のトラフィック情報を作成し、閾値以下であれば高レート用のトラフィック情報を作成し、アソシエート・トラフィック情報申請処理(S32)に進む。
アソシエート・トラフィック情報申請処理では、指定された識別子QBSSIDを持つアクセスポイントとのアソシエートを試みる。その結果、アソシエートが許可された場合には、作成されたトラフィック情報を用いてトラフィック情報を申請し、トラフィック情報の申請が許可された場合には本接続処理を終了する。一方、アソシエートあるいはトラフィック情報の申請のいずれかでアクセスポイントより拒否された場合には、通信アプリケーションに接続拒否イベントを送信して、本接続処理を終了する。
図10は、IEEE802.11e規格で規定されているトラフィック情報の構成を示す図である。
前述のトラフィック情報の作成とは、このトラフィック情報を作成することであり、トラフィック情報の申請とは、アクセスポイントに対してこの情報を送信して、帯域を予約する手続きである。また、低レート用のトラフィック情報の作成とは、このトラフィック情報におけるパラメータMinimum Data Rate,Mean Data Rate,Peak Data Rateなどを小さな値に設定してトラフィック情報を作成することを指す。また、高レート用のトラフィック情報の作成とは、その逆に大きな値に設定することを指す。さらに、低レート用のトラフィック情報の作成では、トラフィック情報のフィールドTS/Infoに別のアクセス制御方式であるEDCAを設定してトラフィック情報を作成する。
上記の第2の実施の形態における無線装置は、物理層として無線方式IEEE802.11a規格およびMAC層として無線方式IEEE802.11規格およびIEEE802.11e規格による無線通信を行った。しかしながら、これらの無線方式に限らず、同様の機能を持った他の無線方式を用いてもよい。
また、上記の第2の実施の形態において説明した検出処理、算出・記憶処理、記憶テーブル、および接続処理に関しては、その処理分担やタイミング、記憶内容などはこの限りではない。また、処理内容に関しても、本実施の形態における発明要素を満たす限り、異なっていてもよい。
本実施の形態における発明要素は、無線装置が、各アクセスポイントが送信したフレームを検出し、少なくとも1つのアクセス制御方式におけるアクセス量を示す指標(例えば、帯域合計、TXOP/limit合計値)をアクセスポイント毎に算出する。そして、算出結果をアクセスポイントと関連付けて記憶し、記憶した算出結果を、サービス品質制御(使用する通信帯域幅の調節制御)に使用することである。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
図11は、第3の実施の形態に係る複数の無線装置と複数のアクセスポイントとから成るネットワークを示す図である。
図11において、複数のアクセスポイントAPa〜APcの各々は、複数の無線装置STAa〜STAcをそれぞれ収容することのできるアクセスポイントである。図11では無線装置を1台のみ図示するが、実際には3台存在するものとする。無線装置STAa〜STAcの各々は、アクセスポイントAPa〜APcの何れかに収容されてネットワークに参加し、データ通信を行うことができる。ここで、無線装置STAa〜STAcおよびアクセスポイントAPa〜APcは各々、物理層として無線方式IEEE802.11b規格およびMAC層として無線方式IEEE802.11規格による無線通信を行うことの可能な構成を持つものとする。
次に、IEEE802.11規格で規定されるPCFとDCFとの周期的な切替え、及びこの切替えに関連するフレームの構成を説明する。
図12は、無線装置STAa〜STAcとアクセスポイントAPaとの間で行われるIEEE802.11規格による無線通信を示すタイミングチャートである。
アクセスポイントAPaが、Beaconフレーム(ビーコンフレーム)およびCF−Endフレームを無線装置STAa〜STAcに送信する。これによって、PCFとDCFとの切替えのタイミングが、無線装置STAa〜STAcに対して通知される。
図13は、Beaconフレームの構成を示す図であり、(A)はその全体を示し、(B)は該フレームの一部を拡大して示し、(C)は該一部の一部を拡大して示す。図14は、CF−Endフレームの構成を示す図である。
無線装置STAa〜STAcの各々は、アクセスポイントAPaが送信したBeaconフレームまたはCF−Endフレームを検出する。そして無線装置STAa〜STAcの各々は、Beaconフレームに記載された所定時間CFP/DurRemainingが経過するまで、またはその前にCF−Endフレームが検出されるまでは、PCFによるアクセス期間(CFP)であるとみなす。すなわち、無線装置STAa〜STAcの各々は、アクセス期間(CFP)において、アクセスポイントAPaによってポーリングされるまでは、送信を行わないようにする。
図15は、第3の実施の形態における検出処理の内容を示すダイアグラムである。
この検出処理は、無線装置STAにて実行される処理であり、アクセスポイントAPa〜APcがそれぞれ送信したBeaconフレーム及びCF−Endフレームを無線装置STAが検出する処理である。この検出処理は、通常のデータ通信の際に行われる周知の検出処理とは別に本実施の形態において設けたものであり、無線装置STAがアクセスポイントAPに収容される前段階で起動される。
検出処理が起動されると、まず初期化処理(S41)に進む。初期化処理では、図16を参照して後述する算出・記憶処理の起動および記憶テーブルの初期化を行う。そして初期化処理が完了するとチャネル切替処理(S42)に進む。
第3の実施の形態における通信チャネルは、チャネル0(中心周波数2.412GHz)からチャネル13(中心周波数2.484GHz)までの14チャネルが用意されている。チャネル切替処理では、後述のタイマが所定時間を計時完了する毎に、初回にチャネル0を検出対象とし、次回はチャネル1を検出対象に、というように順次、検出対象とするチャネルを切替える。チャネルを切替えた直後には所定時間(例えば1秒)を計時するタイマをスタートさせ、フレーム検出処理(S43)に進む。
フレーム検出処理では、タイマが所定時間を計時完了するまで、検出対象チャネルにおいて送信されているBeaconフレームまたはCF−Endフレームを検出する。そして、値CFP/Countが0となっているBeaconフレームが検出された場合には、後述の算出・記憶処理(図16)を起動する。このとき、起動した算出・記憶処理の識別子と、Beaconフレームに記載のアクセスポイントを識別するための識別子SSIDとを関連付けして記憶する。
また、CF−Endフレームが検出された場合には、CF−Endフレームに記載された識別子SSIDを読み出し、該識別子SSIDが上記記憶された算出・記憶処理の識別子に関連付けられた識別子SSIDと同一であるか否かを判別する。同一であれば算出・記憶処理が起動されているので、当該算出・記憶処理に対して、CF−End検出イベントを送信する。
フレーム検出処理においてタイマが所定時間を計時完了した場合には、チャネル切替処理(S42)に戻る。
チャネル切替処理に戻ると、前述の処理を繰り返し、このようにして全てのチャネルに対してフレーム検出が行われる。そして全てのチャネルに対してフレーム検出が完了した場合には、所定期間(例えば10分間)スリープし、チャネルを0にリセットしに再びチャネル切替処理に戻り、チャネル0から順次、フレーム検出を同様に実行する。
図16は、第3の実施の形態における算出・記憶処理の内容を示すダイアグラムである。
この算出・記憶処理は、無線装置STAにて実行され、図15を参照して前述した検出処理で検出されたBeaconフレーム、CF−Endフレームを解析し、後述の記憶テーブルに解析結果を記憶する。この算出・記憶処理は、図15の初期化処理(S41)において起動される。
算出・記憶処理が起動されと、まずBeaconパラメータ一時保存処理(S51)に進む。Beaconパラメータ一時保存処理では、Beaconフレームに記載された値Beacon/Interval、CFP/Period、CFP/MaxDurationを読み出して一時保存するとともに、値DTIM/Periodを一時保存する。そして、所定時間(CFP/MaxDuration*TU)を計時するためのタイマに計時をスタートさせる。なお、TUは、例えば1.024msecである。タイマの計時が開始されるとイベント受信処理(S52)に進む。
イベント受信処理では、図15を参照して前述した検出処理から送られたCF−End検出イベントを受信する処理を行う。上記タイマが計時完了前にCF−End検出イベントを受信した場合には上記タイマのタイマ値を保持したまま計時を停止し、CFP時間算出処理(S55)に進む。
CFP時間算出処理では、時間(タイマ値÷TU)をCFP時間として算出する。算出が完了すると、記憶テーブル更新処理(S54)に進む。
記憶テーブル更新処理では、この算出されたCFP時間を、アクセスポイントを表す識別子SSIDに対応づけて記憶テーブルに書き込み更新する。さらに、単位時間に占めるCFP時間の割合を表わすCFP割合を、数式(CFP時間÷Beacon/Interval*DTIM/Period*CFP/Period)によって算出し、識別子SSIDに対応づけて記憶テーブルに書き込み更新する。
一方、イベント受信処理にて上記タイマが計時完了した場合には、CFP時間推定処理(S53)に進む。CFP時間推定処理では、値CFP/MaxDurationをCFP時間に設定する。そして記憶テーブル更新処理(S54)に進む。
記憶テーブル更新処理では、この設定されたCFP時間を、アクセスポイントを表す識別子SSIDに対応づけて記憶テーブルに書き込み更新する。さらに、単位時間に占めるCFP時間の割合を表わすCFP割合を、数式(CFP時間÷Beacon/Interval*DTIM/Period*CFP/Period)によって算出し、識別子SSIDに対応づけて記憶テーブルに書き込み更新する。
このように記憶テーブルの更新が完了すると、本算出・記憶処理を終了する。
図17は、図16に示す算出・記憶処理で作成された記憶テーブルの一例を示す図である。
この記憶テーブルは、無線装置STAaに記憶された記憶テーブルであり、識別子SSIDでそれぞれ表わされるアクセスポイントAPa〜APcの各々に対応して、CFP時間およびCFP割合がそれぞれ記憶されている。この記憶テーブルは、前述の算出・記憶処理によって更新される。
図18は、第3の実施の形態における表示処理の内容を示すダイアグラムである。
この表示処理は、無線装置STAにて実行され、前述の算出・記憶処理で更新された記憶テーブルを参照して、通信チャネルの混雑具合を表す文字列データを作成し、アクセスポイント毎の状況表示を行う。この表示処理は、算出・記憶処理の終了後であれば起動することができる。本実施の形態では、通信アプリケーションのアクセスポイント選択の際に起動される。
この表示処理が起動されると、記憶テーブル変換処理(S61)に進む。記憶テーブル変換処理では、アクセスポイント毎、記憶テーブルを参照し、CFP割合を所定の閾値と比較することによって通信チャネルの混雑具合を判別する。そして、混雑具合を表す文字列データを作成する。例えば、CFP割合が第1の所定閾値(例えば0.5)以上ならば「混んでいます。」という文字列データを作成する。CFP割合が第1の所定閾値よりも小さく、第2の所定閾値(例えば0.1)以上ならば「やや混んでいます。」という文字列データを作成する。CFP割合が第2の所定閾値よりも小さいならば「空いています。」という文字列データを作成する。こうした文字列データの作成(変換)が完了すると、画面表示処理(S62)に進む。
画面表示処理では、作成された文字列データに基づいたアクセスポイント毎の画面表示を行う。表示画面の例を図19に示す。図19は、図17に例示する記憶テーブルに基づいて作成された表示画面を示す図である。
上記の第3の実施の形態における無線装置は、物理層として無線方式IEEE802.11b規格およびMAC層として無線方式IEEE802.11規格による無線通信を行うが、これらの無線方式に限らず、同様の機能を持った他の無線方式を用いてもよい。
また、上記の第3の実施の形態において説明した検出処理、算出・記憶処理、記憶テーブル、および接続処理に関しては、その処理分担やタイミング、記憶内容などはこの限りではない。また、処理内容に関しても、本実施の形態における発明要素を満たす限り、異なっていてもよい。
本実施の形態における発明要素は、無線装置が、各アクセスポイントが送信したフレームを検出し、少なくとも1つのアクセス制御方式におけるアクセス量を示す指標(例えば、CFP時間、CFP割合)をアクセスポイント毎に算出する。そして、算出結果をアクセスポイントと関連付けて記憶し、記憶した算出結果を、ユーザ支援制御に使用することである。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態の構成は、基本的に第3の実施の形態の構成と同じであるので、第4の実施の形態の説明においては、第3の実施の形態の構成を流用し、異なる部分だけを説明する。
第4の実施の形態では、無線装置STAが、第3の実施の形態における表示処理に代わって監視処理を実行する。
図20は、第4の実施の形態における無線装置STAで実行される監視処理の内容を示すダイアグラムである。
この監視処理は、無線装置STAにて実行され、第3の実施の形態における算出・記憶処理と同一の算出・記憶処理によって更新された記憶テーブルを監視し、アクセスポイントの通信状況が悪化した場合には警告を行う。この監視処理は、算出・記憶処理の終了後であれば起動することができる。本実施の形態では、監視処理が、通信中の無線装置STAにてバックグラウンドで定期的に起動される。
監視処理が起動されると、記憶テーブル監視処理(S71)に進む。記憶テーブル監視処理では、記憶テーブルを参照して、アソシエート中のアクセスポイントの識別子SSIDに対応するCFP割合を読み出し、該CFP割合を所定の閾値と比較する。その結果、CFP割合が所定の閾値を超えた場合には警告処理(S72)へ進み、所定の閾値よりも小さい場合には、所定期間(例えば10分)スリープして、再び記憶テーブル監視処理に戻る。
警告処理では、例えば、図21に示すような警告画面(警告ダイアログ)を表示する。この警告画面では、現在のアクセスポイントでは快適な通信を継続できない可能性があることをユーザに通知する。
上記の第4の実施の形態における無線装置は、物理層として無線方式IEEE802.11b規格およびMAC層として無線方式IEEE802.11規格による無線通信を行うが、これらの無線方式に限らず、同様の機能を持った他の無線方式を用いてもよい。
また、上記の第4の実施の形態において説明した検出処理、算出・記憶処理、記憶テーブル、および接続処理に関しては、その処理分担やタイミング、記憶内容などはこの限りではない。また、処理内容に関しても、本実施の形態における発明要素を満たす限り、異なっていてもよい。
本実施の形態における発明要素は、無線装置が、各アクセスポイントが送信したフレームを検出し、少なくとも1つのアクセス制御方式におけるアクセス量を示す指標(例えば、CFP時間、CFP割合)をアクセスポイント毎に算出する。そして、算出結果をアクセスポイントと関連付けて記憶し、記憶した算出結果を、ユーザ支援制御に使用することである。
〔他の実施の形態〕
上記の第1〜第4の実施の形態の各発明要素を適宜組み合わせて新たな実施の形態としてもよい。
また、本発明の目的は、上記の各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
本発明の第1の実施の形態に係る複数の無線装置と複数のアクセスポイントとから成るネットワークを示す図である。 無線装置とアクセスポイントとの間で行われるアクセス制御方式HCCAによる無線通信を示すタイミングチャートである。 アクセスポイントが無線装置に送信するフレームQoS/CF−Pollのフレーム構成を示す図である。 フレームQoS/CF−Pollが自無線装置に宛てて送信されたことを検出する検出処理の内容を示すダイアグラムである。 図4の初期化処理(S1)で起動される算出・記憶処理の内容を示すダイアグラムである。 図5に示す算出・記憶処理で作成された記憶テーブルの一例を示す図である。 無線装置にて実行される接続処理の内容を示すダイアグラムである。 第2の実施の形態に係る複数の無線装置とアクセスポイント機能付きのホームサーバとから成るネットワークを示す図である。 第2の実施の形態における無線装置にて実行される接続処理の内容を示すダイアグラムである。 IEEE802.11e規格で規定されているトラフィック情報の構成を示す図である。 第3の実施の形態に係る複数の無線装置と複数のアクセスポイントとから成るネットワークを示す図である。 無線装置とアクセスポイントとの間で行われるIEEE802.11規格による無線通信を示すタイミングチャートである。 Beaconフレームの構成を示す図である。 CF−Endフレームの構成を示す図である。 第3の実施の形態における検出処理の内容を示すダイアグラムである。 第3の実施の形態における算出・記憶処理の内容を示すダイアグラムである。 図16に示す算出・記憶処理で作成された記憶テーブルの一例を示す図である。 第3の実施の形態における表示処理の内容を示すダイアグラムである。 図17に例示する記憶テーブルに基づいて作成された表示画面を示す図である。 第4の実施の形態における無線装置で実行される監視処理の内容を示すダイアグラムである。 監視処理の中の警告処理によって表示される警告画面(警告ダイアログ)を示す図である。
符号の説明
QAPa〜QAPc アクセスポイント
QSTAa〜QSTAc 無線装置
QoS/CF−Poll ポーリングフレーム
TXOP/limit 所定期間
S1 初期化処理
S2 チャネル切替処理
S3 フレーム検出処理(検出手段)
S11 初期化処理
S12 イベント受信処理
S13 フレーム解析処理
S14 記憶テーブル参照処理
S15 TXOP/limit加算処理(算出手段、格納手段)
S16 リスト追加処理
S21 記憶テーブル参照処理(制御手段)
S22 アソシエート処理(制御手段)

Claims (15)

  1. 複数のアクセスポイントの各々に接続することが可能な無線装置において、
    アクセスポイントに接続している他の無線装置毎に当該他の無線装置に対して該他の無線装置が通信を行うための予約された期間情報を通知するための制御信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記制御信号に含まれる期間情報を加算して得られたた合計値によって前記アクセスポイントが通信のために予約している予約期間情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した前記予約期間情報を、対応するアクセスポイントと関連付けて記憶装置に格納する格納手段と、
    前記記憶装置に前記複数のアクセスポイントの各々と関連付けて格納された前記予約期間情報に基づいて、前記無線装置が接続するアクセスポイントを選択するための制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする無線装置。
  2. 前記制御手段は、前記予約期間情報に基づいて前記無線装置が接続するアクセスポイントを選択し、
    前記制御手段により選択されたアクセスポイントと前記無線装置とを接続する接続手段を
    更に有することを特徴とする請求項1記載の無線装置。
  3. 前記制御手段は、前記予約期間情報に基づいて前記無線装置が接続可能なアクセスポイントの候補をユーザに通知することを特徴とする請求項1記載の無線装置。
  4. 前記予約期間情報に基づいて、接続したアクセスポイントとの通信に使用する通信帯域幅を調節する調節手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線装置。
  5. 前記予約期間情報に基づいて、接続するアクセスポイントとの通信に使用するアクセス制御方式を選択する選択手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線装置。
  6. 前記検出手段が検出する制御信号は、前記アクセスポイントが送信したポーリングフレーム信号であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線装置。
  7. 前記予約期間情報に基づいて前記複数のアクセスポイントの各々の通信品質に関する情報をユーザに通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の無線装置。
  8. 複数のアクセスポイントの各々に接続することが可能な無線装置に適用される無線接続方法において、
    アクセスポイントに接続している他の無線装置毎に当該他の無線装置に対して該他の無線装置が通信を行うための予約された期間情報を通知するための制御信号を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された前記制御信号に含まれる期間情報を加算して得られた合計値によって前記アクセスポイントが通信のために予約している予約期間情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記予約期間情報を、対応するアクセスポイントと関連付けて記憶装置に格納する格納ステップと、
    前記記憶装置に前記複数のアクセスポイントの各々と関連付けて格納された前記予約期間情報に基づいて、前記無線装置が接続するアクセスポイントを選択するための制御を行う制御ステップと、
    を有することを特徴とする無線接続方法。
  9. 前記制御ステップでは、前記予約期間情報に基づいて前記無線装置が接続するアクセスポイントを選択し、
    前記制御ステップで選択されたアクセスポイントと前記無線装置とを接続する接続ステップを
    更に有することを特徴とする請求項記載の無線接続方法。
  10. 前記制御ステップでは、前記予約期間情報に基づいて前記無線装置が接続可能なアクセスポイントの候補をユーザに通知することを特徴とする請求項記載の無線接続方法。
  11. 前記予約期間情報に基づいて、接続したアクセスポイントとの通信に使用する通信帯域幅を調節する調節ステップを更に有することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の無線接続方法。
  12. 前記予約期間情報に基づいて、接続するアクセスポイントとの通信に使用するアクセス制御方式を選択する選択ステップを更に有することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の無線接続方法。
  13. 前記検出ステップで検出する前記制御信号は、前記アクセスポイントが送信したポーリングフレーム信号であることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の無線接続方法。
  14. 前記予約期間情報に基づいて前記複数のアクセスポイントの各々の通信品質に関する情報をユーザに通知する通知ステップを更に有することを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の無線接続方法。
  15. 複数のアクセスポイントの各々に接続することが可能な無線装置に適用される無線接続方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    アクセスポイントに接続している他の無線装置毎に当該他の無線装置に対して該他の無線装置が通信を行うための予約された期間情報を通知するための制御信号を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された前記制御信号に含まれる期間情報を加算して得られた合計値によって前記アクセスポイントが通信のために予約している予約期間情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記予約期間情報を、対応するアクセスポイントと関連付けて記憶装置に格納する格納ステップと、
    前記記憶装置に前記複数のアクセスポイントの各々と関連付けて格納された前記予約期間情報に基づいて、前記無線装置が接続するアクセスポイントを選択するための制御を行う制御ステップと、
    を有することを特徴とするプログラム。
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