JP4761076B2 - ジャイロスコープ - Google Patents

ジャイロスコープ Download PDF

Info

Publication number
JP4761076B2
JP4761076B2 JP2007517683A JP2007517683A JP4761076B2 JP 4761076 B2 JP4761076 B2 JP 4761076B2 JP 2007517683 A JP2007517683 A JP 2007517683A JP 2007517683 A JP2007517683 A JP 2007517683A JP 4761076 B2 JP4761076 B2 JP 4761076B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner frame
detection
layer
frame
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007517683A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006126253A1 (ja
Inventor
信 三田
宏文 斎藤
洋 年吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aerospace Exploration Agency JAXA
Original Assignee
Japan Aerospace Exploration Agency JAXA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aerospace Exploration Agency JAXA filed Critical Japan Aerospace Exploration Agency JAXA
Publication of JPWO2006126253A1 publication Critical patent/JPWO2006126253A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4761076B2 publication Critical patent/JP4761076B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5719Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using planar vibrating masses driven in a translation vibration along an axis
    • G01C19/5733Structural details or topology
    • G01C19/574Structural details or topology the devices having two sensing masses in anti-phase motion
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/12Gyroscopes
    • Y10T74/1282Gyroscopes with rotor drive

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Description

本発明は、ジャイロスコープ、特に小型で高性能なジャイロスコープ及びその製造方法に関する。
近年、宇宙空間で作動する宇宙機に使用されるジャイロスコープは、小型で、高性能なものが求められている。
また、自動車等のナビゲーションシステム、ゲーム機、カメラ等において小型のジャイロスコープが必要とされている。
ジャイロスコープで利用するコリオリ力は、検出用質量の質量と速度が大きくなると、大きくなる。ジャイロスコープを小型化するため、検出用質量を小型化すると、質量が小さくなる。小さい質量で大きいコリオリ力を得るには、検出用質量の速度を速くする必要がある。しかし、検出用質量の速度には限度がある。
そのため、従来のジャイロスコープは、小型化すると、感度や安定性が低下するという欠点があった。
図1は、コリオリ力について説明する概略図である。質量mの検出用質量5が支持バネ4により、支持枠2に結合されている。支持バネ4はコイルバネの形で示す。検出用質量5をx方向に速度vで駆動し、この系に角速度Ωの回転を与えると、y方向にコリオリ力Fcoriが生じる。
cori=2mΩv (1)
式(1)から分るように、大きなコリオリ力を得るためには、検出用質量5の質量m及び速度vを大きくする必要がある。
検出用質量5を振幅x0、角周波数ωで駆動した場合、検出用質量5の変位xは、次式で表すことができる。
x=x0sin(ωt) (2)
検出用質量5の変位xを時間で微分すると、速度v(t)が得られる。
v(t)=dx/dt=x0ωcos(ωt) (3)
よって、コリオリ力Fcoriは、
cori=2mΩx0ωcos(ωt) (4)
と表すことができ、振幅だけを考えると、
cori=2mΩx0ω (5)
となる。
即ち、大きなコリオリ力を得るためには、検出用質量5の質量mを大きくし、駆動する距離と周波数を大きくする必要がある。
機械振動系の場合、駆動周波数の上限は系の共振周波数である。共振周波数では、振幅がQ値だけ大きくなることが期待されるが、実際には質量が移動可能な距離は構造上限界があるため、それほど大きくならない。
また、検出用質量を共振周波数で駆動する(Q値を使う)と、振幅は周波数の変動に敏感になり、安定性が損なわれる。そのため、検出用質量は共振周波数で駆動しない方が、安定性は向上する。
駆動周波数を共振周波数に設定したと仮定する。集中定数のバネ−マス系のモデルで考え、バネ4のバネ定数をkとすると、共振振動の角周波数ωresは、
ωres=√(k/m) (6)
となる。
この式を(5)式に代入すると、
cori=2mΩx0√(k/m)=2Ωx0√(mk) (7)
となり、コリオリ力は振幅x0に比例し、バネ定数kと質量mの1/2乗に比例する。
検出用質量5の質量mが小さいマイクロジャイロの場合、検出用質量5を振動させるアクチュエータの駆動力を大きくして、検出用質量5を振動させる振幅x0を大きくすれば、大きいコリオリ力を発生することができる。即ち、ジャイロスコープの感度が向上する。しかし、ジャイロスコープの構造により振幅x0には限界がある。
また、バネ定数kを大きくすると、質量mを大きくするのと同様に、大きいコリオリ力を発生することができる。
特許文献1は、シリコン基板をエッチングすることによって、一体的に形成された振動ジャイロを開示する。
しかし、このジャイロスコープは、振動体は1つであり、発生するコリオリ力は小さい。また、1枚のシリコン基板から作成するので、多層化するのが難しい。
そのため、さらに小型軽量で高性能のジャイロスコープの開発が望まれている。また、このようなジャイロスコープを製造する方法が望まれている。
特開平5-209754号
本発明の目的は、小型軽量で高性能なジャイロスコープを提供することである。
本発明の他の目的は、マイクロマシニング技術を使用して、このようなジャイロスコープの製造方法を提供することである。
本発明のジャイロスコープは、複数の検出用質量を有し、各々の検出用質量を同期させて振動させ、発生するコリオリ力を足し合わせ、1つの検出用質量を高速で振動させた場合以上のコリオリ力を得ることができる。
本発明の1態様によるジャイロスコープは、
外枠と、
前記外枠内に配置された内枠と、
前記内枠内に配置された複数の検出用質量と、
前記外枠と前記内枠とを結合し、前記外枠に対して前記内枠を一方向に移動可能に支持する複数の外側支持バネと、
前記内枠と各々の前記検出用質量とを結合し、前記検出用質量を前記一方向と垂直な方向に移動可能に支持する複数の内側支持バネと、
各々の前記検出用質量を加速するためのアクチュエータと、
前記外枠に対する前記内枠の変位を検出するための検出器とを備え、
前記アクチュエータにより、前記複数の検出用質量を振動させ、それぞれの検出用質量の振動により発生するコリオリ力が前記内枠で足し合わされるようになっている。
前記複数の検出用質量は同位相で振動させることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、個々の検出用質量により生じるコリオリ力を内枠で足し合わせることにより、大きいコリオリ力を得ることができる。
本発明の他の態様によるジャイロスコープは、
外枠と、
前記外枠内に配置された内枠と、
前記内枠内に、前記内枠の回転軸を中心とする円周上に配置された複数の検出用質量と、
前記外枠と前記内枠とを結合し、前記内枠を前記回転軸を中心として回転可能に支持する複数の外側支持バネと、
前記内枠と各々の前記検出用質量とを結合し、前記検出用質量を前記内枠の半径方向に移動可能に支持する複数の内側支持バネと、
各々の前記検出用質量を加速するためのアクチュエータと、
前記外枠に対する前記内枠の変位を検出するための検出器とを備え、
前記アクチュエータにより、前記複数の検出用質量を同期して振動させ、それぞれの検出用質量の振動により発生するコリオリ力が前記内枠で足し合わされ、前記内枠に回転トルクが発生するようになっている。
本発明のこの態様によれば、個々の検出用質量により生じるコリオリ力を内枠で足し合わせることにより、コリオリ力による大きいトルクを得ることができる。
シリコンでできた第1の層と第2の層とを備え、前記外枠と、前記内枠と、前記検出用質量とは、前記第1の層と前記第2の層の両方にわたって配置され、前記外側支持バネと前記内側支持バネとは、第1の層又は第2の層の何れか一方に配置されることが好ましい。
第1の層と第2の層に異なる構造を形成することができるので、設計の自由度があがる。
本発明の他の態様は、シリコン酸化膜を介して2枚のシリコン基板を接合した絶縁体上シリコン基板から、外枠と、内枠と、検出用質量と、前記外枠と前記内枠とを結合する外側支持バネと、前記検出用質量と前記内枠を結合する内側支持バネとを備えるジャイロスコープを一体に形成する製造方法である。この製造方法は、
(a)第1の面にシリコン酸化膜を堆積してパターニングし、前記シリコン酸化膜の上にアルミニウム層を堆積してパターニングし、前記絶縁体上シリコン基板の第2の面にアルミニウム層を堆積してパターニングし、
(b)前記第1の面から、前記アルミニウム層でマスクされた部分以外の部分をエッチングし、第1の層の構造を形成し、
(c)前記第1の面の前記アルミニウム層を除去し、前記シリコン酸化膜を露出させ、再び前記第1の面よりエッチングを行い、前記シリコン酸化膜でマスクされた部分以外をエッチングして、前記第1の層の可動部分が浮いた構造とし、
(d)前記第2の面よりエッチングを行い、前記アルミニウム層でマスクされた部分以外をエッチングして、第2の層の構造を形成し、
(e)前記絶縁体上シリコン基板のシリコン酸化膜を犠牲層エッチングにより除去し、前記第1の層と前記第2の層の構造を前記外枠から切り離す、ステップを備える。
この方法によれば、シリコン酸化膜を介して2枚のシリコン基板を接合した絶縁体上シリコン基板を用い、マイクロマシニング技術を使用して、ジャイロスコープの構成要素を単一の基板上に2層構造で作成することができる。
前記(b)、(c)、(d)のエッチング工程は、深堀りリアクティブイオンエッチングで行うことが好ましい。
本発明によれば、小型軽量で高性能で安定性の良いジャイロスコープを得ることができる。
複数の検出用質量を用いることにより、個々の検出用質量のばらつきを平均化し、動作の安定したジャイロスコープを得ることができる。
また、製造方法が簡単なので、このようなジャイロスコープを安価に製造することができる。
図2は、2つの検出用質量を有するジャイロスコープのコリオリ力について説明する概略図である。支持バネ4は1本の線で示す。(a)は初期状態を示し、(b)は検出用質量5a,5bを同位相で振動させ、角速度Ωで回転している状態を示す。(6)式から、検出用質量5の質量が小さくなると、共振周波数は大きくなる。そこで、検出用質量5を5a,5bの2つに分割すると、共振周波数は大きくなる。そして、個々の検出用質量5a,5bを同位相で振動させることにより、個々の検出用質量5a,5bは同じ方向のコリオリ力Fcoriを発生する。このコリオリ力を足しあわすことができれば、1つの検出用質量5を駆動する場合より大きなコリオリ力を得ることができる。
図3も、2つの検出用質量を有する場合のコリオリ力について説明する概略図である。図3では、それぞれの検出用質量5a,5bは、2本の支持バネ4により支持され、y(上下)方向に動くことができるが、x(左右)方向には動けないように拘束されている。検出用質量5a,5bをy方向に振動させて、角速度Ωで回転させると、x方向にコリオリ力Fcoriが発生し、コリオリ力は支持バネ4を通して支持枠2に伝達される。2つの検出用質量5a,5bを同位相で振動させる場合、それぞれの検出用質量5a,5bにより発生するコリオリ力は同方向であり、発生したコリオリ力は支持枠2で加算される。
図4は、本発明の第1の実施形態による4つの検出用質量15を有するジャイロスコープ10の概略平面図である。ジャイロスコープ10は、シリコン酸化膜の両面にシリコン層を有する絶縁体上シリコン(SOI(Silicon on Insulator))基板から成形されたものである。ジャイロスコープ10は、断面がほぼ4角形の外枠11と、外枠11内の断面がほぼ4角形の内枠12とを備える。内枠12のx方向の2つの辺の中央部12aは、それぞれy軸に平行な2つの外側支持バネ13により外枠11の内側に結合されている。外側支持バネ13は厚さが薄い板状体であり、外側支持バネ13の一端部が外枠11の内側に結合された状態で、内枠12の中央部12aに固定された外側支持バネ13の他端部はx方向のみに移動することができる。外側支持バネ13のy方向の長さは変化せず、また外側支持バネ13はz軸方向にも曲がらない。従って、内枠12は外枠11内でx方向に移動することができるようになっている。静止状態では、内枠12は外側支持バネ13により中立位置に位置する。
ジャイロスコープ10は、内枠12内に4つの検出用質量15を備える。各検出用質量15のy方向の2つの辺の中央部15aは、それぞれx軸に平行な2本の内側支持バネ14により内枠12の内側に結合されている。内側支持バネ14は厚さが薄い板状体である。検出用質量15は内枠12内でy方向に移動できるようになっている。静止状態では、各検出用質量15は内側支持バネ14により中立位置に位置する。
ジャイロスコープ10は、それぞれの検出用質量15をy方向に振動させるためのアクチュエータ16を有する。アクチュエータ16は、静電駆動型のものである。即ち、内枠12に結合したフィンガー状の電極16aと、検出用質量15の延長部15bとが交互に配置され、電極16aと延長部15bとの間に電圧を印加することにより、静電力により検出用質量15を駆動する。これ以外に、圧電駆動、磁気駆動等のアクチュエータを使用することもできる。外枠11には、内枠12の変位を検出するための検出器17が設けられている。検出器17は、検出用電極17aと内枠12の延長部12bとの間の静電容量の変化で変位を検出するものである。又は、ピエゾ抵抗の変化等他の方法により変位を検出することもできる。
それぞれの検出用質量15は、アクチュエータ16により、図4のy方向に同位相で振動される。この状態で、ジャイロスコープ10をz軸の周りに角速度Ωで回転させると、x軸方向にコリオリ力が生じる。それぞれの検出用質量15で発生するコリオリ力は同方向であり、内枠12で加算され、内枠12には合計のコリオリ力が作用する。内枠12は、コリオリ力と、外側支持バネ13のバネ定数で決まる距離だけx方向に変位する。検出器17により、内枠12の変位を検出することにより、内枠12で加算されたコリオリ力を求めることができる。
図4には、4つの検出用質量を備えるジャイロスコープを示すが、検出用質量の数は4つに限定されるものではなく、3つ又はそれ以上あればよい。1実施例では、120mm×120mm、厚さ0.52mmのSOI基板に、7×7個の検出用質量を備える。
図5は、2つの検出用質量を逆位相で振動させる場合の概略図である。支持バネ4はコイルバネの形で示す。検出用質量が同位相で振動する振動型ジャイロスコープの場合、加速度等の外乱があると、それをコリオリ力として検出してしまう。そこで、図5に示すように、検出用質量5a,5bを互いに逆位相で振動させると、逆方向のコリオリ力Fcori1、Fcori2が発生し、それぞれの発生するコリオリ力の差を取ると、外乱を除去することができる。しかし、この構造では検出用質量5a,5bにより発生するコリオリ力の方向が互いに反対であるため、コリオリ力は互いに打ち消しあい、足し合わせることができない。
図6は、2つの検出用質量5a,5bを回転軸8の周りに配置し、半径方向に逆位相で振動させる場合の概略図である。支持バネ4は1本の線で示す。支持枠2を角速度Ωで回転させたとき、2つの検出用質量5a,5bにより発生するコリオリ力Fcoriは逆方向であるが、支持枠2の回転軸8の周りに同じ方向のトルクTが発生する。即ち、コリオリ力はトルクTとして足し合わせることができる。また、複数の検出用質量5a,5bは逆位相で振動するので、外乱に対する耐性を持つ。
図7は、複数の検出用質量5(図7では4個)を回転軸8の周りの円周上に配置し、半径方向に振動させる場合の概略図である。支持バネ4はコイルバネの形で示す。検出用質量5は同期させて振動させる、即ち全ての検出用質量5が同時に半径方向外方向に動き同時に内方向に動くようにする。支持枠2を角速度Ωで回転させたとき、各々の検出用質量5のコリオリ力Fcoriは、支持枠2を回転軸8の周りに同方向に回転させるように働く。各検出用質量5のコリオリ力によるトルクの総和Ttotalは検出用質量の数、即ち合計の質量に比例する。トルクの総和Ttotalを変位に変換し、検出器(図示せず)で容量変化に変換してコリオリ力を求めることができる。
このように複数の検出用質量を円周上に配置して振動させると、色々の方向からの外乱に対して耐性を有する。検出用質量のコリオリ力を足し合わすことができ、大きいコリオリ力を得ることができ、感度も向上する。
図8は、本発明の第2の実施形態のジャイロスコープ20の概略平面図である。図8において、図4と同様の部品又は部分は、同じ参照番号を付す。第1の実施形態と同様、ジャイロスコープ20は、SOI基板から成形されたものである。ジャイロスコープ20は、断面がほぼ4角形の外枠11と、外枠11の4隅のアンカー19とを備える。外枠11内に断面がほぼ円筒形の内枠12が配置される。各々のアンカー19と内枠12とは、外側支持バネ13により接続されている。外側支持バネ13は厚さが薄い板状体であり、外側支持バネ13の一端部がアンカー19に結合された状態で、内枠12に固定された外側支持バネ13の他端部はアンカー19の周りに円周方向のみに移動することができる。外側支持バネ13の半径方向の長さは変化せず、また外側支持バネ13はz軸方向にも曲がらない。従って、内枠12は回転軸18の周りに回転可能に支持されている。静止状態では、内枠12は外側支持バネ13により中立位置に位置する。
内枠12内には、同じ質量の8個の検出用質量15が円周上に等間隔に配置されている。内枠12の半径方向における各検出用質量15の2つの端部は、それぞれの2本の内側支持バネ14により内枠12の内側に結合されている。内側支持バネ14は厚さが薄い板状体である。各検出用質量15は内枠12内で内枠12の半径方向に移動可能になっている。静止状態では、各検出用質量15は内側支持バネ14により中立位置に位置する。
ジャイロスコープ20は、各検出用質量15を内枠12の半径方向に振動させるためのアクチュエータ16を有する。ジャイロスコープ20は、回転軸18の周りの内枠12の回転変位を検出するための検出器17を備える。アクチュエータ16と、検出器17の原理は本発明の第1の実施形態と同様である。
各検出用質量15に設けられたアクチュエータ16により、各検出用質量15を同期させて半径方向に振動させる。即ち、全ての検出用質量15が同時に外方向に動き同時に内方向に動くように振動させる。この状態で、ジャイロスコープ20が角速度Ωで回転すると、各検出用質量15の運動により、各検出用質量15には内枠12の円周方向にコリオリ力が発生する。このコリオリ力は内側支持バネ14を介して内枠12に伝えられ、内枠12で加算される。これにより、内枠12に中心軸28の周りの回転トルクが発生し、内枠12は外側支持バネ13に抗して回転軸18の周りに円周方向に回転する。内枠12の回転変位を検出器17により検出することにより、コリオリ力を求めることができる。
図8には、8つの検出用質量を備えるジャイロスコープを示すが、検出用質量の数は8つに限定されるものではない。1実施例では、120mm×120mm、厚さ0.52mmのSOI基板に、検出用質量が円周上に16個配置されている。
検出用質量が1つのジャイロスコープでは、(7)式より、検出用質量の質量mを大きくすると、コリオリ力は質量mの1/2乗に比例して大きくなると考えられる。一方、ジャイロスコープの構造により移動距離x0には限界があるので、コリオリ力にも限界がある。
本発明の多質量型のジャイロスコープでは、個々の検出用質量の質量を小さくし、検出用質量の数を増やす。この場合、検出用質量により発生するコリオリ力は検出用質量の数、即ち合計質量に比例する。そのため、1つの検出用質量の質量を大きくした以上の効果を得ることができる。
また、検出用質量の個数を増やすことにより、揺らぎやノイズを平均化することができる。そのため、外乱に強い。検出用質量の個数が多いので、検出用質量の1つに不具合があっても、ジャイロスコープは作動し、信頼性が向上する。
図9は、本発明の実施の形態によるアクチュエータ10,20の作成方法を示す図であり、左側の図は平面図、右側の図は左側の図のA−A線に沿った断面図である。この図では、内枠12、検出用質量15、内側支持バネ14のみを示し、外枠11、外側支持バネ13は、図示していない。外枠11、外側支持バネ13は、内枠12、内側支持バネ14と同時に形成することができる。
(a)まず、絶縁体上シリコン(SOI(Silicon on Insulator))基板を準備する。このSOI基板は、シリコン酸化膜21の上面にシリコン層22、下面にシリコン層23が形成されたものである。以下の説明で、2つの面を区別するため、上面(第2の面)、下面(第1の面)と呼ぶが、2つの面は相互に交換可能である。
SOI基板の下面にシリコン酸化膜24を堆積し、フォトリソグラフィー技術を使用して、所望の形状にパターニングする。このシリコン酸化膜24の上にアルミニウム層25を堆積し、フォトリソグラフィー技術を使用して、所望の形状にパターニングする。SOI基板の上面にアルミニウム層26を堆積し、フォトリソグラフィー技術を使用して、所望の形状にパターニングする。
(b)下面から深堀りリアクティブイオンエッチング(RIE(Reactive Ion Etching))により、アルミニウム層25でマスクされた部分以外の部分をエッチングし、SOI基板の下層(ハンドル層、第1層)に検出用質量15の下部、内枠12、内側支持バネ14等の構造を形成する。このとき、シリコン酸化膜21(ボックス層)がエッチングストップ層となるので、その上のシリコン層22はエッチングされない。
(c)下面のアルミニウム層25のマスクを除去し、シリコン酸化膜24を露出させ、再び下面よりRIEを行い、シリコン酸化膜24でマスクされた部分以外をエッチングする。これにより、検出用質量15、内側支持バネ14等の可動部分が底面から浮いた構造となる。
(d)上面より深堀りRIEを行い、アルミニウム層26でマスクされた部分以外をエッチングし、上層(第2層)に検出用質量55の上部、内枠12を形成する。図示していないが、この段階で、上層のアクチュエータ16、検出器17も形成することができる。
(e)SOI基板のシリコン酸化膜21を犠牲層エッチングにより除去し、検出用質量15、内枠12、内側支持バネ14等の可動部分を外枠11の支持部から切り離す。これにより、可動部分は移動可能となる。
図10は、SOI基板を使用して作成したジャイロスコープの構造を例示する斜視図である。この図では、内枠12、検出用質量15、内側支持バネ14のみを示し、外枠11、外側支持バネ13等は図示していない。(a)は従来のSOI基板の上層のみに構造を作成した例である。従来は、SOI基板の下層(ハンドル層)を構造としては使用しなかった。本発明では、SOI基板の上面と下面のシリコン層を構造として使用する。(b)は、本発明により検出用質量15を上層と下層の両方に形成し、内側支持バネ14を上層に作成した例を示す。(c)は、検出用質量15を上層と下層の両方に形成し、内側支持バネ14を下層に作成した例を示す。
このように、シリコン酸化膜(絶縁層)21の両側のシリコン層22,23に検出用質量15を形成し、検出用質量15の質量を増加させることができる。また、上層と下層の両方の層に内枠12を形成することにより、内枠12の強度を向上させることができる。支持バネは下層と上層の何れかの層に形成することができるので、設計の自由度が大きくなる。
また、下層と、上層の間に絶縁層として作用するシリコン酸化膜があるので、下層と上層を電気的に絶縁することができ、複雑な配線を実現することができる。
図11は、検出用質量に金属層を形成した実施形態を示す断面図である。(aは、メッキ等により金属材料27を埋め込んだものである。(b)は、検出用質量の一部に比重の大きい金属材料28、例えば鉛錫等を貼り付けたものである。このように検出用質量の質量を大きくして、大きなコリオリ力を得ることができる。
本発明によれば、小型軽量で高性能で安定性の良いジャイロスコープを得ることができる。そのため、小型で高精度の姿勢制御システムを実現することができ、小型の宇宙用探査機に使用することができる。また、カメラの手ぶれ防止装置、ゲーム機用のセンサ等に使用することができる。
コリオリ力について説明する概略図。 2つの検出用質量を有する場合のコリオリ力について説明する概略図。 2つの検出用質量を有する場合のコリオリ力について説明する概略図。 本発明の第1の実施形態による4つの検出用質量を有するジャイロスコープの概略平面図。 2つの検出用質量を逆位相で振動させる場合の概略図。 2つの検出用質量を回転軸の周りに配置し、半径方向に逆位相で振動させる場合の概略図。 複数の検出用質量を回転軸の周りに配置し、半径方向に同期させて振動させる場合の概略図。 本発明の第2の実施形態による円周上に配置された検出用質量を有するジャイロスコープの概略平面図。 本発明の実施の形態によるジャイロスコープの作成方法を示す断面図。 SOI基板を使用して作成したジャイロスコープの構造を例示する斜視図。 検出用質量に金属層を形成した実施形態を示す断面図。
符号の説明
2 支持枠
4 支持バネ
5 検出用質量
8 回転軸
10 ジャイロスコープ
11 外枠
12 内枠
12a 中央部
13 外側支持バネ
14 内側支持バネ
15 検出用質量
15a 中央部
15b 延長部
16 アクチュエータ
17 検出器
17a 検出用電極
18 回転軸
19 アンカー
20 ジャイロスコープ
21 シリコン酸化層
22 シリコン層
23 シリコン層
24 シリコン酸化膜
25 アルミニウム層
26 アルミニウム層
27 金属材料
28 金属材料

Claims (5)

  1. 外枠と、
    前記外枠内に配置された内枠と、
    前記内枠内に配置された複数の検出用質量と、
    前記外枠と前記内枠とを結合し、前記外枠に対して前記内枠を一方向に移動可能に支持する複数の外側支持バネと、
    前記内枠と各々の前記検出用質量とを結合し、前記検出用質量を前記一方向と垂直な方向に移動可能に支持する複数の内側支持バネと、
    各々の前記検出用質量を加速するためのアクチュエータと、
    前記外枠に対する前記内枠の変位を検出するための検出器とを備え、
    前記アクチュエータにより、前記複数の検出用質量を振動させ、それぞれの検出用質量の振動により発生するコリオリ力が前記内枠で足し合わされるようになっていることを特徴とするジャイロスコープ。
  2. 外枠と、
    前記外枠内に配置された内枠と、
    前記内枠内に、前記内枠の回転軸を中心とする円周上に配置された複数の検出用質量と、
    前記外枠と前記内枠とを結合し、前記内枠を前記回転軸を中心として回転可能に支持する複数の外側支持バネと、
    前記内枠と各々の前記検出用質量とを結合し、前記検出用質量を前記内枠の半径方向に移動可能に支持する複数の内側支持バネと、
    各々の前記検出用質量を加速するためのアクチュエータと、
    前記外枠に対する前記内枠の変位を検出するための検出器とを備え、
    前記アクチュエータにより、前記複数の検出用質量を同期して振動させ、それぞれの検出用質量の振動により発生するコリオリ力が前記内枠で足し合わされ、前記内枠に回転トルクが発生するようになっていることを特徴とするジャイロスコープ。
  3. シリコンでできた第1の層と第2の層とを備え、
    前記外枠と、前記内枠と、前記検出用質量とは、前記第1の層と前記第2の層の両方にわたって配置され、
    前記外側支持バネと前記内側支持バネとは、第1の層又は第2の層の何れか一方に配置される請求項1又は2に記載のジャイロスコープ。
  4. シリコン酸化膜を介して2枚のシリコン基板を接合した絶縁体上シリコン基板から、外枠と、内枠と、検出用質量と、前記外枠と前記内枠とを結合する外側支持バネと、前記検出用質量と前記内枠を結合する内側支持バネとを備えるジャイロスコープを一体に形成する製造方法であって、
    (a)前記絶縁体上シリコン基板の第1の面にシリコン酸化膜を堆積してパターニングし、前記シリコン酸化膜の上にアルミニウム層を堆積してパターニングし、前記絶縁体上シリコン基板の第2の面にアルミニウム層を堆積してパターニングし、
    (b)前記第1の面から、前記アルミニウム層でマスクされた部分以外の部分をエッチングし、第1の層に前記検出用質量の下部と前記内枠と前記内側支持バネと前記外側支持バネを形成し、
    (c)前記第1の面の前記アルミニウム層を除去し、前記シリコン酸化膜を露出させ、再び前記第1の面よりエッチングを行い、前記シリコン酸化膜でマスクされた部分以外をエッチングして、前記第1の層の可動部分となる前記検出用質量の下部と前記内枠と前記内側支持バネと前記外側支持バネが前記絶縁体上シリコン基板の底面から浮いた構造とし、
    (d)前記第2の面よりエッチングを行い、前記アルミニウム層でマスクされた部分以外をエッチングして、第2の層に前記検出用質量の上部と前記内枠を形成し、
    (e)前記絶縁体上シリコン基板のシリコン酸化膜を犠牲層エッチングにより除去し、前記第1の層と前記第2の層の構造を前記外枠から切り離して可動にする
    ステップを備えることを特徴とする製造方法。
  5. 前記(b)、(c)、(d)のエッチング工程は、深堀りリアクティブイオンエッチングで行う請求項4に記載の製造方法。
JP2007517683A 2005-05-24 2005-05-24 ジャイロスコープ Expired - Fee Related JP4761076B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2005/009424 WO2006126253A1 (ja) 2005-05-24 2005-05-24 ジャイロスコープ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006126253A1 JPWO2006126253A1 (ja) 2008-12-25
JP4761076B2 true JP4761076B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=37451688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007517683A Expired - Fee Related JP4761076B2 (ja) 2005-05-24 2005-05-24 ジャイロスコープ

Country Status (4)

Country Link
US (2) US7832271B2 (ja)
JP (1) JP4761076B2 (ja)
CN (1) CN101180516B (ja)
WO (1) WO2006126253A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140095537A (ko) * 2011-12-06 2014-08-01 사겡 데팡스 세큐리떼 평형 mems 타입 관성 각 센서 및 그러한 센서의 평형을 유지하는 방법

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224229A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Sony Corp 慣性センサおよびその製造方法および電気・電子機器
DE102008002748A1 (de) * 2008-06-27 2009-12-31 Sensordynamics Ag Mikro-Gyroskop
JP2010117247A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Alps Electric Co Ltd Memsセンサ及びその製造方法
JP2010117292A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Alps Electric Co Ltd 角速度センサ
DE102009001248B4 (de) * 2009-02-27 2020-12-17 Hanking Electronics, Ltd. MEMS-Gyroskop zur Ermittlung von Rotationsbewegungen um eine x-, y- oder z-Achse
FI20095201A0 (fi) * 2009-03-02 2009-03-02 Vti Technologies Oy Värähtelevä mikromekaaninen kulmanopeusanturi
US8710599B2 (en) 2009-08-04 2014-04-29 Fairchild Semiconductor Corporation Micromachined devices and fabricating the same
CN102597699B (zh) * 2009-08-04 2015-07-08 飞兆半导体公司 微机械惯性传感器器件
US9097524B2 (en) 2009-09-11 2015-08-04 Invensense, Inc. MEMS device with improved spring system
US8534127B2 (en) * 2009-09-11 2013-09-17 Invensense, Inc. Extension-mode angular velocity sensor
DE102010029634B4 (de) * 2010-06-02 2024-04-11 Robert Bosch Gmbh Drehratensensor
EP2616388A4 (en) 2010-09-18 2014-08-13 Fairchild Semiconductor HERMETIC ENCLOSURE FOR MICROELECTROMECHANICAL SYSTEMS
EP2616389B1 (en) 2010-09-18 2017-04-05 Fairchild Semiconductor Corporation Multi-die mems package
US8813564B2 (en) 2010-09-18 2014-08-26 Fairchild Semiconductor Corporation MEMS multi-axis gyroscope with central suspension and gimbal structure
KR101443730B1 (ko) 2010-09-18 2014-09-23 페어차일드 세미컨덕터 코포레이션 미세기계화 다이, 및 직교 오차가 작은 서스펜션을 제조하는 방법
WO2012037539A1 (en) 2010-09-18 2012-03-22 Fairchild Semiconductor Corporation Micromachined 3-axis accelerometer with a single proof-mass
EP2616771B8 (en) 2010-09-18 2018-12-19 Fairchild Semiconductor Corporation Micromachined monolithic 6-axis inertial sensor
KR101332701B1 (ko) 2010-09-20 2013-11-25 페어차일드 세미컨덕터 코포레이션 기준 커패시터를 포함하는 미소 전자기계 압력 센서
EP2619130A4 (en) 2010-09-20 2014-12-10 Fairchild Semiconductor SILICONE CONTINUITY WITH REDUCED CROSS-CAPACITY
US9000656B2 (en) * 2011-03-15 2015-04-07 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Microelectromechanical system device including a metal proof mass and a piezoelectric component
KR101367016B1 (ko) * 2011-06-08 2014-02-25 삼성전기주식회사 관성센서
JP2013024721A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Seiko Epson Corp 振動ジャイロ素子、ジャイロセンサー及び電子機器
US8650955B2 (en) 2012-01-18 2014-02-18 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Time domain switched gyroscope
US9062972B2 (en) 2012-01-31 2015-06-23 Fairchild Semiconductor Corporation MEMS multi-axis accelerometer electrode structure
US8978475B2 (en) 2012-02-01 2015-03-17 Fairchild Semiconductor Corporation MEMS proof mass with split z-axis portions
US8875576B2 (en) 2012-03-21 2014-11-04 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Apparatus and method for providing an in-plane inertial device with integrated clock
US9488693B2 (en) 2012-04-04 2016-11-08 Fairchild Semiconductor Corporation Self test of MEMS accelerometer with ASICS integrated capacitors
US9069006B2 (en) 2012-04-05 2015-06-30 Fairchild Semiconductor Corporation Self test of MEMS gyroscope with ASICs integrated capacitors
EP2647955B8 (en) 2012-04-05 2018-12-19 Fairchild Semiconductor Corporation MEMS device quadrature phase shift cancellation
KR102058489B1 (ko) 2012-04-05 2019-12-23 페어차일드 세미컨덕터 코포레이션 멤스 장치 프론트 엔드 전하 증폭기
EP2647952B1 (en) 2012-04-05 2017-11-15 Fairchild Semiconductor Corporation Mems device automatic-gain control loop for mechanical amplitude drive
US9094027B2 (en) 2012-04-12 2015-07-28 Fairchild Semiconductor Corporation Micro-electro-mechanical-system (MEMS) driver
US9625272B2 (en) 2012-04-12 2017-04-18 Fairchild Semiconductor Corporation MEMS quadrature cancellation and signal demodulation
US8991250B2 (en) 2012-09-11 2015-03-31 The United States Of America As Represented By Secretary Of The Navy Tuning fork gyroscope time domain inertial sensor
DE102013014881B4 (de) 2012-09-12 2023-05-04 Fairchild Semiconductor Corporation Verbesserte Silizium-Durchkontaktierung mit einer Füllung aus mehreren Materialien
TWI511917B (zh) * 2012-11-26 2015-12-11 Pixart Imaging Inc 具有低膨脹係數差異之微機電裝置
CN104215236B (zh) 2013-06-05 2016-12-28 中国科学院地质与地球物理研究所 一种mems反相振动陀螺仪及其制造工艺
US9581447B2 (en) * 2014-07-08 2017-02-28 Honeywell International Inc. MEMS gyro motor loop filter
US9609856B1 (en) 2015-07-01 2017-04-04 Bite Buddy, LLC Multi-level programmable alerting system
US10696541B2 (en) 2016-05-26 2020-06-30 Honeywell International Inc. Systems and methods for bias suppression in a non-degenerate MEMS sensor
US10697994B2 (en) 2017-02-22 2020-06-30 Semiconductor Components Industries, Llc Accelerometer techniques to compensate package stress
JP6897806B2 (ja) * 2019-02-15 2021-07-07 株式会社村田製作所 バランス型多軸ジャイロスコープ
EP3696503B1 (en) * 2019-02-15 2022-10-26 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibration-robust multiaxis gyroscope

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000329562A (ja) * 1999-03-12 2000-11-30 Denso Corp 角速度センサ装置
JP2005106550A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Murata Mfg Co Ltd 角速度検出装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4751718A (en) * 1985-05-10 1988-06-14 Honeywell Inc. Dither suspension mechanism for a ring laser angular rate sensor
JPH05209754A (ja) 1992-01-29 1993-08-20 Murata Mfg Co Ltd 振動ジャイロ
DE19648425C1 (de) * 1996-11-22 1998-01-02 Siemens Ag Drehratensensor
US7541214B2 (en) * 1999-12-15 2009-06-02 Chang-Feng Wan Micro-electro mechanical device made from mono-crystalline silicon and method of manufacture therefore
KR100503472B1 (ko) * 2003-03-06 2005-07-25 삼성전자주식회사 회전형 자이로스코프
FR2859528B1 (fr) * 2003-09-09 2006-01-06 Thales Sa Gyrometre micro-usine a double diapason et a detection dans le plan de la plaque usinee
JP4392599B2 (ja) * 2004-03-25 2010-01-06 株式会社デンソー センサシステム
US7100446B1 (en) * 2004-07-20 2006-09-05 The Regents Of The University Of California Distributed-mass micromachined gyroscopes operated with drive-mode bandwidth enhancement

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000329562A (ja) * 1999-03-12 2000-11-30 Denso Corp 角速度センサ装置
JP2005106550A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Murata Mfg Co Ltd 角速度検出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140095537A (ko) * 2011-12-06 2014-08-01 사겡 데팡스 세큐리떼 평형 mems 타입 관성 각 센서 및 그러한 센서의 평형을 유지하는 방법
JP2015507176A (ja) * 2011-12-06 2015-03-05 サジェム デファンス セキュリテ 平衡化mems型慣性角度センサ及びそのようなセンサを平衡化するための方法
KR101700921B1 (ko) * 2011-12-06 2017-01-31 사겡 데팡스 세큐리떼 평형 mems 타입 관성 각 센서 및 그러한 센서의 평형을 유지하는 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2006126253A1 (ja) 2008-12-25
US20090090200A1 (en) 2009-04-09
CN101180516A (zh) 2008-05-14
US20110086455A1 (en) 2011-04-14
US8288188B2 (en) 2012-10-16
CN101180516B (zh) 2011-09-14
US7832271B2 (en) 2010-11-16
WO2006126253A1 (ja) 2006-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4761076B2 (ja) ジャイロスコープ
KR101100021B1 (ko) Z-축 각속도 센서
US8408060B2 (en) Piezoelectric transducers and inertial sensors using piezoelectric transducers
JP4687577B2 (ja) 慣性センサ
JP5690817B2 (ja) 共振ジャイロスコープの連結構造
US7043985B2 (en) High-resolution in-plane tuning fork gyroscope and methods of fabrication
JP2008505315A (ja) 水平に向けられた駆動電極を有するmemsジャイロスコープ
JP2004537733A (ja) 隔離された共振器ジャイロスコープ
JP4898010B2 (ja) 分離された多ディスク・ジャイロスコープ
JP2011525233A (ja) 垂直方向に集積した電子回路およびウェハスケール密封包装を含むx−y軸二重質量音叉ジャイロスコープ
JP2012173055A (ja) 物理量センサー、電子機器
JP2018520348A (ja) 直交同調ための傾斜電極を有するmems慣性測定装置
EP3574286B1 (en) A method of optimising the performance of a mems rate gyroscope
JP4698221B2 (ja) 内部径方向検知およびアクチュエーションを備える分離型平面ジャイロスコープ
JP6146592B2 (ja) 物理量センサー、電子機器
JP6620886B2 (ja) 微小電気機械デバイス用の電極
KR100231715B1 (ko) 평면 진동형 마이크로 자이로스코프
KR100319920B1 (ko) 비대칭 내부 비틀림 짐벌을 가진 측면 구동 방식의 짐벌형 자이로스코프
Lin et al. Design and simulation of a novel micromachined vibratory gyroscope with enhanced-sensitivity performance

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110325

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees