JP4760538B2 - 視野角の範囲を制御可能とした液晶表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、視野角の範囲を制御することができるようにした視野制御型の液晶表示装置に関する。
液晶表示装置として、間隙を設けて対向する一対の基板間に液晶層を封入し、前記一対の基板の互いに対向する内面のうち、一方の基板の内面に、前記液晶層に前記基板面と実質的に平行な方向の横電界を生成するための複数の第1と第2の電極を互いに絶縁して設け、前記第1と第2の電極間に生成された前記横電界により前記液晶層の液晶分子の配向状態が制御される領域からなる複数の画素を行方向及び列方向にマトリックス状に配列した横電界型液晶表示素子を備えたものがある。
この横電界型液晶表示素子は、前記一方の基板の内面に設けられた第1と第2の電極間に画像データに対応する横電界を生成し、その横電界により液晶分子の配向方位(分子長軸の向き)を前記基板面と実質的に平行な面内で制御して画像を表示するものであり、広い視野を有している。
一方、例えば携帯電話機等の電子機器に実装される液晶表示装置には、その表示の視野を、広視野と、液晶表示装置の使用者以外の他者により表示を覗き見されないような狭視野とに切換えることができる視野角制御性が要求されている。
前記横電界型液晶表示素子を備えた視野制御型の液晶表示装置としては、従来、前記液晶表示素子の他方の基板、つまり横電界を生成するための第1と第2の電極が設けられた一方の基板と対向する基板の内面に、前記第1と第2の電極の一方に対向する第3の電極を設け、前記第1と第2の電極の一方と前記第3の電極との間に、前記第1と第2の電極間に印加する画像データに対応した電圧と同じ値または前記画像データに対応した電圧の1/nの値の電圧を印加することにより、前記横電界の等電位線を歪ませ、その等電位線の歪みに応じた配向状態に液晶分子を配向させて表示の視野を狭くするようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開平11―30783号公報
しかし、上記従来の視野制御型液晶表示装置は、前記液晶表示素子の一方の基板の内面の第1と第2の電極の一方と、他方の基板の内面の第3の電極との間に、前記第1と第2の電極間に印加する画像データに対応した電圧と同じ値または前記画像データに対応した電圧の1/nの値の電圧を印加することにより、前記横電界の等電位線を歪ませ、その等電位線の歪みに応じた配向状態に液晶分子を配向させて表示の視野を狭くするものであるため、前記画像データに対応して視野が変動し、安定した視野制御を行なうことができない。
この発明は、横電界型液晶表示素子を備えた、安定した視野制御を行なうことができる液晶表示装置を提供することを目的としたものである。
この発明の第1の観点による液晶表示装置は、間隙を設けて対向配置された一対の基板と、前記一対の基板間に封入された液晶層と、前記一対の基板の互いに対向する内面のうちの一方の基板の内面に設けられ、前記液晶層に前記基板面と実質的に平行な方向の横電界を生成するための互いに絶縁された第1と第2の電極と、他方の基板の内面に、前記第1と第2の電極間に生成された前記横電界により液晶分子の配向状態が制御される領域によって定義される画素の全域に対応させて設けられた第3の電極と、前記第1と第2の電極間に画像データに対応する表示駆動電圧を供給し、前記第1と第2の電極間に前記横電界を生成させる画像表示回路と、前記第1の電極及び第2の電極の少なくとも一方と前記第3の電極との間に前記表示駆動電圧とは異なる視野角制御電圧を供給し、それらの電極間に前記液晶層の厚さ方向と実質的に平行な方向の縦電界を生成させる視野角制御回路と、前記一対の基板を挟んで配置された一対の偏光板と、を備えたことを特徴とする。
この液晶表示装置において、前記一方の基板の内面に設けられた前記第1と第2の電極のうち、前記第1の電極は、少なくとも画素の全域に対応させて形成され、前記第2の電極は、前記第1の電極を覆う絶縁膜の上に、前記第1の電極よりも小さい面積を有し、且つ縁部において前記第1の電極と対向する形状に形成され、前記視野角制御回路は、前記第1の電極と、他方の基板の内面に設けられた第3の電極との間に視野角制御電圧を供給する視野角制御電圧供給回路を備えることが好ましい。この場合、前記第2の電極は、複数の櫛歯部を有する櫛形形状にパターニングされた櫛形導電膜からなっていることが望ましい。或いは、前記第2の電極は、複数のスリットを有する形状にパターニングされたスリット形成導電膜からなっていることが望ましい。そしてさらに、前記一対の基板の内面には、それぞれ配向膜がさらに形成され、それぞれの配向膜は、前記第2の電極の縁部の長さ方向に対して予め定めた角度で斜めに交差する方向に沿って互いに逆方向に配向処理されていることが望ましい。
また、この液晶表示装置において、前記一方の基板の内面に設けられた前記第1と第2の電極は、基板面に沿った方向に間隔を隔てて設けられていることが好ましい。この場合、前記第1の電極は、複数の櫛歯部を有する櫛形形状にパターニングされた第1の櫛形導電膜からなり、前記第2の電極は、前記第1の櫛形導電膜の複数の櫛歯部にそれぞれ間隔を隔てて隣接する複数の櫛歯部を有する櫛形形状にパターニングされた第2の櫛形導電膜からなっていることが望ましい。
さらに、この液晶表示装置において、前記一対の基板の内面には、それぞれ配向膜がさらに形成され、それぞれの配向膜は、前記第1と第2の電極間に生成される横電界の方向に対して予め定めた角度で斜めに交差する方向に沿って互いに逆方向に配向処理されていることが好ましい。
またさらに、この液晶表示装置において、前記一対の基板の内面には、それぞれ配向膜がさらに形成され、それぞれの配向膜は、前記液晶表示装置の画面の上下方向と実質的に平行な方向に沿って互いに逆方向に配向処理され、前記一対の偏光板のうち、観察側の偏光板は、その透過軸を前記配向処理と実質的に平行にして配置され、反対側の偏光板は、その透過軸を前記観察側の偏光板の透過軸と実質的に直交または平行にして配置されていることが好ましい。
この発明の第2の観点による液晶表示装置は、間隙を設けて対向配置された一対の基板と、前記一対の基板間に封入された液晶層と、前記一対の基板の互いに対向する内面のうちの一方の基板の内面に設けられ、前記液晶層に前記基板面と実質的に平行な方向の横電界を生成するための互いに絶縁された複数の第1と第2の電極と、他方の基板の内面に、少なくとも前記第1と第2の電極間に生成された前記横電界により液晶分子の配向状態が制御される領域により定義される複数の画素それぞれの全域に対応させて設けられた第3の電極とを備え、前記複数の画素が行方向及び列方向にマトリックス状に配列された液晶表示素子と、前記液晶表示素子のマトリックス状に配列された複数の画素が行方向に配列された複数の画素からなる各画素行毎に順次選択して、選択された画素行ごとに前記画素行の複数の画素を制御するように前記第1の電極に印加され、1画素行毎に割り当てられた1水平期間毎に電位が変化する第1の信号と、前記第1の信号に対して画像データに対応する電位差を有し、前記第2の電極に印加される第2の信号と、前記第1の信号の電位の変化に同期して電位が変化し、且つ前記第1の信号及び第2の信号に対してそれぞれ予め定めた電位差を有し、前記第3の電極に選択的に印加される第3の信号とを発生する駆動回路と、を備えたことを特徴とする。
この液晶表示装置において、前記駆動回路は、第1の信号の電位の変化に対して逆位相で電位が変化する第3の信号を選択的に液晶表示素子の第3の電極に印加することが好ましい。或いは、前記駆動回路は、第1の信号の電位の変化に対して同位相で電位が変化し、且つその電位の絶対値が前記第1の信号の電位とは異なる第3の信号を選択的に液晶表示素子の第3の電極に印加することが好ましい。
また、この液晶表示装置において、前記駆動回路は、各水平期間毎に電位が変化する第1の信号を発生する第1の信号発生回路と、前記各1水平期間毎に前記第1の信号の電位に対して画像データに対応する電位差を持った値に変化する電位を第2の電極に与えるための第2の信号を発生する第2の信号発生回路と、前記第1の信号の電位の変化に対して逆位相または同位相で電位が変化する第3の信号を発生する第3の信号発生回路と、液晶表示素子の第3の電極への前記第3の信号の印加を選択する選択手段と、を備えることが好ましい。
さらに、この液晶表示装置において、液晶表示素子は、各画素毎に配置され、信号の入力電極及び出力電極と、前記入力電極と出力電極との間の導通を制御する制御電極とを有し、前記制御電極が各行毎に走査線に接続され、前記入力電極が各列毎に信号線に接続され、前記出力電極が第2の電極に接続された複数の能動素子を備え、前記駆動回路は、各1水平期間毎に電位が変化する第1の信号を発生し、その第1の信号を前記液晶表示素子の第1の電極へ供給する共通信号発生回路と、前記各1水平期間毎に前記第1の信号の電位に対して画像データに対応する電位差を持った値に電位が変化する電圧を前記第2の電極に与えるための第2の信号を発生し、その第2の信号を前記信号線へ供給する画像信号発生回路と、前記1水平期間中に選択行の前記能動素子の入力電極と出力電極との間を導通させるための走査信号を発生し、その走査信号を前記走査線へ供給する走査信号発生回路と、前記第1の信号の電位の変化に対して逆位相または同位相で電位が変化する第3の信号を発生する視野角制御信号発生回路と、前記液晶表示素子の第3の電極への前記第3の信号の供給を選択する信号選択回路と、を備えることが好ましい。この場合、前記複数の能動素子は、ゲート電極が前記走査線に接続され、ドレイン電極とソース電極のいずれか一方が前記信号線に接続され、他方が第2の電極に接続された薄膜トランジスタからなっていることが望ましい。
さらにまた、この液晶表示装置において、液晶表示素子の一方の基板の内面の第1と第2の電極のうち、前記第1の電極は、少なくとも画素の全域に対応させて形成され、前記第2の電極は、前記第1の電極を覆う絶縁膜の上に、前記画素よりも小さい面積を有し、且つ縁部において前記第1の電極と対向する形状に形成されていることが好ましい。この場合、第2の電極は、複数の櫛歯部を有する櫛形形状にパターニングされた櫛形導電膜からなっていることが望ましい。或いは、第2の電極は、複数のスリットを有する形状にパターニングされたスリット形成導電膜からなっていることが望ましい。
また、この液晶表示装置において、液晶表示素子は、一対の基板の内面にそれぞれに形成され、無電界時の液晶分子の配向方向を規定し、前記液晶表示素子の画面の上下方向と実質的に平行な方向に沿って互いに逆方向に配向処理された水平配向膜と、前記一対の基板を挟んで配置された偏光板のうち、観察側の偏光板は、その透過軸を前記配向膜の配向処理と実質的に平行にして設けられ、前記観察側とは反対側の偏光板は、その透過軸を前記観察側の偏光板の透過軸と実質的に直交または平行にして設けられた一対の偏光板と、を備えていることが好ましい。
この発明の第3の観点による液晶表示装置は、間隙を設けて対向配置された一対の基板の間に封入された液晶層と、前記液晶層に前記基板面と実質的に平行な方向の横電界を生成するための第1、第2の電極と、前記液晶層に前記液晶層の厚さ方向と実質的に平行な方向の縦電界を生成するための第3の電極とを有し、第1の電極と第2の電極によって生成される横電界により配向が制御される液晶層の領域によって定義される画素毎に前記横電界により前記液晶層の分子の配向状態を制御して、前記複数の画素によって画像を表示する液晶表示手段と、供給された画像データに対応する表示駆動信号を発生し、前記第1の電極と第2の電極に供給して、前記画像データに対応する横電界を複数の画素ごとに生成する画像表示手段と、視野角を選択するための視野角選択信号を受けて前記表示駆動信号と同期し、且つ前記表示駆動信号とは異なる視野角制御電圧を発生し、前記第3の電極に供給して、前記複数の画素の液晶層に前記縦電界を生成して、視野角の範囲を制限する視野角制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明の第1の観点による液晶表示装置によれば、対向配置された一対の基板の一方の基板の内面に、基板面に平行な横電界を生成するための複数の第1の電極と第2の電極を設け、対向する他方の基板の内面に、前記基板間の液晶層の厚さ方向と平行な縦電界を生成するための第3の電極を設け、選択的に前記横電界とは独立した前記縦電界を液晶層に印加するようにしたので、前記横電界のみで駆動するときに広視野角表示を、前記横電界と前記縦電界との両方により駆動するときに狭視野表示を選択的に行わすことができる。
また、この発明の第2の観点による液晶表示装置によれば、液晶表示素子の一方の基板の内面に、基板面に平行な横電界を生成するための複数の第1の電極と第2の電極を設け、対向する他方の基板面に、前記基板間の液晶層の厚さ方向と平行な縦電界を生成するための第3の電極を設け、前記第1と第2の電極の間に、第1、第2の信号を供給して、画像データに対応する横電界を印加し、第3の電極に、前記第1の電極に供給する信号の電位の変化に同期して電位が変化する第3の信号を印加することにより、液晶層の厚さ方向と実質的に平行な方向の縦電界を印加するようにしたので、前記横電界のみで駆動するときに広視野角表示を、前記横電界と前記縦電界との両方により駆動するときに狭視野表示を選択的に行わすことができる。
さらに、この発明の第3の観点による液晶表示装置によれば、基板面に平行な横電界を生成するための第1の電極と第2の電極と、液晶層の厚さ方向と平行な縦電界を生成するための第3の電極を設けた液晶表示手段と、前記第1と第2の電極の間に画像データに対応する横電界を生成する画像表示手段と、視野角を選択するための視野角選択信号を受けて前記表示駆動信号と同期し、且つ前記表示駆動信号とは異なる視野角制御電圧を第3の電極に供給して画素の液晶層に前記縦電界を生成し、視野角の範囲を制限する視野角制御手段とを備えているので、前記横電界で駆動するときに広視野角表示を、前記横電界と前記縦電界との両方により駆動するときに狭視野表示を選択的に行わすことができる。
(第1の実施形態)
図1乃至図15はこの発明の第1の実施例を示しており、図1は液晶表示装置を備えた電子機器の正面図、図2は前記液晶表示装置の液晶表示素子の一方の基板の一部分の平面図、図3は前記液晶表示素子の一部分の断面図である。
まず、図1に示した電子機器について説明する。この電子機器は、電話機本体1と、基端を前記電話機本体1の先端に枢支され、図のように電話機本体1の外方に張出された開状態と、前記電話機本体1の上に重ねられた閉状態とに開閉回動される蓋体2とからなる折りたたみ型携帯電話機である。電話機本体1の前面(蓋体2の重なり面)には、キーボード部3とマイク部4が設けられ、前記蓋体2の前面(折りたたみ時に電話機本体1の前面に対向する面)に、表示部5とスピーカ部6が設けられている。
次に、液晶表示装置について説明する。この実施例の液晶表示装置は、前記携帯電話機の蓋体2内に前記表示部5に対向させて配置された液晶表示素子10と、前記液晶表示素子10の駆動手段32(図5参照)と、前記液晶表示素子10の観察側とは反対側に配置され、前記液晶表示素子10に向けて照明光を照射する面光源(図示せず)とを備えている。
前記液晶表示素子10は、図2及び図3に示したように、間隙を設けて対向する一対の透明な基板11,12間に正の誘電異方性を有するネマティック液晶からなる液晶層13が封入されている。
前記一対の基板11,12の互いに対向する内面のうち、一方の基板、例えば観察側(図3において上側)とは反対側の基板12の内面に、前記液晶層13に前記基板11面と実質的に平行な方向の横電界を生成するための第1の透明電極14と、第2の透明電極15が互いに絶縁されて複数設けられている。
前記液晶表示素子10は、行方向(図2において左右方向)及び列方向(図2において上下方向)にマトリックス状に配列された複数の画素100を備えた横電界型液晶表示素子である。
この液晶表示素子における1つの画素100は、前記第1透明電極14に個々の第2透明電極15が対応する領域であって、これらの第1透明電極14と個々の第2透明電極15の間に生成される前記横電界により前記液晶層13の液晶分子の配向状態が制御される領域によって定義される。
この液晶表示素子10は、他方の基板、つまり観察側の基板11の内面に、前記複数の画素100のそれぞれの全域に少なくとも対応させて設けられた第3の透明電極25を備えている。
以下、前記第1の透明電極14をコモン電極、前記第の2透明電極15を信号電極、前記第3の透明電極25を対向電極、前記コモン電極14と信号電極15が設けられた一方の基板12を画素基板、前記対向電極25が設けられた他方の基板11を対向基板という。
前記画素基板12の内面のコモン電極14と信号電極15とのうち、コモン電極14は、少なくとも前記画素100の全域に対応させて形成されている。信号電極15は、前記コモン電極14を覆って設けられた層間絶縁膜24の上に、前記画素100よりも小さい面積を有する形状に形成され、その縁部15Cが前記コモン電極14と対向している。
この液晶表示素子10は、アクティブマトリックス液晶表示素子であり、前記画素基板12の内面に、前記マトリックス状に配列される複数の画素100毎に配置された能動素子16を備えている。この能動素子16は、信号の入力電極20及び出力電極21と、前記入力電極20と出力電極21との間の導通を制御する制御電極17とを有し、前記制御電極17が各行毎に走査線22に接続され、前記入力電極20が各列毎に信号線23に接続され、前記出力電極21が前記信号電極15に接続されている。
前記能動素子16は、薄膜トランジスタ(以下、TFTという)であり、前記画素基板12の基板面上に形成されたゲート電極(制御電極)17と、前記ゲート電極17を覆って画素基板12の略全面に形成されたゲート絶縁膜18と、このゲート絶縁膜18の上に前記ゲート電極17と対向させて形成されたi型半導体膜19と、前記i型半導体膜19の両側部の上にn型半導体膜(図示せず)を介して設けられたドレイン電極(入力電極)20及びソース電極(出力電極)21とからなっている。
なお、前記走査線22は、前記画素基板12の基板面上に、前記行方向に配列された複数の画素100からなる各画素行毎に、各行のTFT16のゲート電極17を接続して形成されており、前記信号線23は、前記ゲート絶縁膜18の上に、前記列方向に配列された複数の画素100からなる各画素列毎に設けられ、各列のTFT16のドレイン電極20に接続されている。
また、前記画素基板12の縁部には、前記対向基板11の外方に張出す端子配列部(図示せず)が形成されており、前記走査線22及び信号線23は、前記端子配列部に設けられた複数の走査線端子及び信号線端子に接続されている。
前記コモン電極14は、図2及び図3に示したように、前記各画素行毎にその全長にわたって前記ゲート絶縁膜18の上に設けられた透明導電膜14aにより形成されており、これらの透明導電膜14aは、前記画素基板12の端子配列部に設けられた複数のコモン電極端子にそれぞれ接続されている。
なお、この実施例では、前記導電膜14aを、前記画素行の各画素100の全域にそれぞれ対応する複数の矩形状電極部14bと、これらの電極部をその一端側において互いに接続するリード部14cとからなる形状に形成しているが、この導電膜14aは、その全長にわたって前記画素100の全域に対応する幅に形成してもよい。
また、前記信号電極15は、前記層間絶縁膜24の上に各画素100にそれぞれ対応させて設けられ、複数の櫛歯部15bを有する櫛形形状にパターニングされた櫛形導電膜15aからなっており、この櫛形導電膜15aの各櫛歯部15bをつなぐ基部の一端において前記TFT16のソース電極21に接続されている。
なお、前記層間絶縁膜24は、前記画素基板12の略全面に、前記コモン電極14とTFT16及び走査線23を覆って設けられており、前記櫛形導電膜15aは、前記層間絶縁膜24に設けられたコンタクト孔(図示せず)において前記TFT16のソース電極21に接続されている。
前記櫛形導電膜15aは、等間隔で形成された4本の櫛歯部15bを有しており、これらの4つの櫛歯部15bと前記コモン電極14との間に生成される横電界によって液晶分子の配向状態を実質的に一様に制御する領域が1つの画素100を形成している。
また、前記櫛形導電膜15aの各櫛歯部15bは、液晶表示素子10の画面の上下方向、つまり前記画面の縦軸Yに対して、左右いずれか一方の方向に、予め定めた角度、例えば5°〜15°の角度θで傾いた方向に沿う細長形状に形成されており、これらの櫛歯部15bの幅d1と、隣合う櫛歯部15b間の間隔d2との比d2/d1は、1/3〜3/1、好ましくは1/1に設定されている。
一方、前記対向基板11の内面の対向電極25は、前記複数の画素100の配列領域全体に対向する一枚膜状の導電膜からなっている。
なお、この液晶表示素子10は、前記複数の画素100毎にそれぞれ対応する赤、緑、青の3色のカラーフィルタ26R,26G,26Bを備えたカラー画像表示素子であり、前記カラーフィルタ26R,26G,26Bは前記対向基板11の基板面上に形成され、その上に前記対向電極25が形成されている。
また、前記対向基板11の内面と前記画素基板12の内面にはそれぞれ、前記コモン電極14及び信号電極15と前記対向電極25を覆って、水平配向膜27,28が設けられており、これらの配向膜27,28はそれぞれ、前記画面の上下方向の縦軸Yと実質的に平行な方向に沿って互いに逆方向にラビング(配向処理)されている。
前記対向基板11と画素基板12は、前記複数の画素100の配列領域、つまり液晶表示素子10の画面領域を囲む枠状のシール材(図示せず)を介して接合されており、前記対向電極25は、前記シール材による基板接合部において、図示しないクロス接続部を介して前記画素基板12の端子配列部に設けられた対向電極端子に接続されている。
前記液晶層13は、前記対向基板11と画素基板12との間の前記シール材で囲まれた領域に封入されており、その液晶分子は、前記配向膜27,28の配向処理方向(前記縦軸Yの方向)に分子長軸を揃えて、前記基板11,12面と実質的に平行に配向している。
そして、この液晶表示素子10の液晶分子が前記配向膜27,28の配向処理方向に分子長軸を揃えて基板11,12面と実質的に平行に配向した状態におけるΔnd(液晶の屈折率異方性Δnと液晶層厚dの積)の値は、可視光帯域の中間波長の1/2の値である略275nm付近に設定されている。
さらに、この液晶表示素子10は、前記一対の基板11,12を挟んで配置された一対の偏光板29,30を備えている。
図4は、前記液晶表示素子10の対向基板11と画素基板12の配向膜27,28の配向処理方向(ラビング方向)11a,12aと前記一対の偏光板29,30の透過軸29a,30aの向きを示している。
図4のように、前記対向基板11と画素基板12の配向膜27,28は、前記画面の上下方向、つまり画面の縦軸Yと実質的に平行な方向に沿って、互いに逆方向に配向処理されており、前記一対の偏光板29,30のうち、観察側の偏光板29は、その透過軸29aを前記配向処理11a,12aと実質的に平行にして設けられ、反対側の偏光板30は、その透過軸30aを観察側偏光板29の透過軸29aと実質的に直交または平行にして設けられている。
なお、この実施例では、前記観察側偏光板29の透過軸29aと反対側偏光板30の透過軸30aとを互いに直交させ、前記液晶表示素子10にノーマーリーブラックモードの表示を行なわせるようにしている。
前記配向膜27,28の配向処理方向(ラビング方向)は、前記コモン電極14と信号電極15との間に生成される横電界の方向に対して予め定めた角度で斜めに交差している。
すなわち、前記コモン電極14と信号電極15との間に生成される横電界は、前記櫛形導電膜15aの各櫛歯部15bの縁部15Cの長さ方向に対して実質的に直交する方向の電界であり、この実施例では上述したように、前記櫛形導電膜15aの各櫛歯部15bを、画面の上下方向の縦軸Yに対して左右いずれか一方の方向に予め定めた角度、例えば5°〜15°の角度θで傾いた方向に沿う細長形状に形成し、前記配向膜27,28を前記縦軸Yと実質的に平行な方向に配向処理している。このため、前記配向膜27,28の配向処理方向は、前記横電界の方向に対して前記5°〜15°の角度で斜めに交差している。
さらに、この液晶表示素子10は、外部からの静電気を遮断するための一枚膜状の透明な導電膜31を備えており、この静電気遮断用導電膜31は、観察側基板である前記対向基板11と、その外面に配置された観察側偏光板29との間に設けられている。
一方、前記液晶表示素子10は、図5に示される駆動手段32によって駆動される。この駆動手段32は、1画素行毎に割り当てられた1水平走査期間1h毎に電位が変化し、前記コモン電極14へ印加される第1の信号(以下、コモン信号という)と、前記コモン信号に対して画像データに対応する電位差を持った電位を有し、前記信号電極15に印加される第2の信号(以下、データ信号という)と、前記第1の信号の電位の変化に同期して電位が変化し、且つ前記コモン信号及びデータ信号に対してそれぞれ予め定めた電位差を持った電位を有し、前記対向電極25に印加される第3の信号(以下、視野制御信号という)とを発生する。
前記コモン信号は、前記液晶表示素子10のマトリックス状に配列された複数の画素100を、行方向に配列された複数の画素100からなる各画素行毎に順次選択して前記画素100の点灯を制御させる信号である。
すなわち、この駆動手段32は、前記各行の1水平走査期間1h毎に電位が変化するコモン信号を発生する第1の信号発生回路と、前記各行の1水平走査期間1h毎に前記コモン信号の電位に対して画像データに対応する電位差を持った値に電位が変化するデータ信号を発生する第2の信号発生回路と、前記コモン信号の電位の変化に対して逆位相または同位相で電位が変化する視野制御信号を発生する第3の信号発生回路と、前記液晶表示素子10の対向電極25への前記視野制御信号の印加を選択する選択回路とにより構成されている。
図5は前記駆動手段32のブロック回路図であり、この駆動手段32は、前記コモン信号C1を発生する第1の信号発生回路(以下、コモン信号発生回路という)33と、前記コモン信号C1の電位に対して画像データに対応する電位差を持った値に電位が変化するデータ信号を発生する第2の信号発生回路(以下、データ信号発生回路という)34と、前記TFT16のドレイン電極20とソース電極21との間を導通させる走査信号(TFT16をオンさせるゲート信号)を発生する走査信号発生回路36と、前記コモン信号C1の電位の変化に対して逆位相または同位相で電位が変化する視野制御信号C2,C21を発生する第3の信号発生回路(以下、視野制御信号発生回路という)37と、画像データに対応する信号データを記憶するディスプレイRAM35と、画像データと視野選択信号とが供給され、これらの信号に基づいて、前述した回路33,34,36,37の動作を制御する制御回路38とにより構成されている。
前記画像データは、図示しない外部回路から前記制御回路38に供給される。また、前記視野選択信号は、例えば、図1に示した携帯電話機等の電子機器に設けられた視野選択キー7による視野選択に応じて前記制御回路38に供給される。
図5乃至図11に示すように、前記コモン信号発生回路33は、前記制御回路38からのクロック信号を受けて、前記各行の1水平走査期間1h毎に電位が変化するコモン信号C1を発生し、そのコモン信号C1を前記液晶表示素子10の各画素行のコモン電極14へ供給する。
一方、外部回路から前記制御回路38に供給された画像データは、この制御回路38により前記データ信号発生回路34に送られ、前記データ信号発生回路34は、前記画像データに基づいて、ディスプレイROM35に予め記憶された信号データを読み出し、前記コモン信号発生回路33から出力されるコモン信号C1の電位に対して前記画像データに対応する電位差を持った値に電位が変化するデータ信号Don/offを生成し、そのデータ信号Don/offを、前記各行の1水平走査期間1h毎に前記液晶表示素子10の各画素列の信号線23へ供給する。
前記走査信号発生回路36は、前記制御回路38からのクロック信号を受けて、前記TFT16のドレイン電極20とソース電極21との間を導通させる走査信号を発生し、その走査信号Scを、前記1水平走査期間1h毎に前記液晶表示素子10の各行の走査線22へ順次供給する。
前記視野制御信号発生回路37は、前記コモン信号発生回路33から出力される前記コモン信号C1の電位の変化に対して逆位相で電位が変化する信号(コモン信号C1の電位が変化する周期を反転させた信号)、且つその電位の絶対値が前記コモン信号C1の電位とは異なる信号からなる視野制御信号C2を発生する。
そして、前記制御回路38は、供給された前記視野選択信号に応じて、広視野が選択されたときに、前記視野制御信号発生回路37の動作を停止させ、或いは視野制御信号C2の出力を停止させ、狭視野が選択されたときに、前記視野制御信号C2を生成し、その視野制御信号C2を出力して前記液晶表示素子10の対向電極25へ供給する。
図7乃至図11は、それぞれ前記液晶表示素子10の各表示態様に応じて各電極に供給される各信号の電圧波形を示しており、液晶表示素子10の全ての画素行を順次選択して1画面を表示させるための期間を1フレーム1fで表し、前記1フレーム1fを画素行数で分割した1画素行の選択期間を11水平走査期間1hで表している。
なお、前記コモン信号C1と視野制御信号C2とは、図6に示すような信号発生回路により生成するようにしても良い。すなわち、この信号発生回路のコモン信号生成部は、1水平走査期間1h毎に反転するクロック信号FRPを増幅器AMPに入力して任意の振幅に調整し、コンデンサでカップリングした後、前記コモン信号C1を出力する。視野制御信号生成部は、クロック信号FRPとその反転信号を選択信号SEによって選択して増幅器AMPに入力し、この増幅器AMPにより任意の振幅に調整し、コンデンサでカップリングした後、前記コモン信号C2を出力する。
図7は、前記駆動手段32により前記液晶表示素子10に印加する走査信号Scと、コモン信号C1と、白を表示するためのデータ信号(以下、白データ信号という)Don及び黒を表示するためのデータ信号(以下、黒データ信号という)Doffと、前記白データ信号DonがTFT16を介して印加された信号電極15の電位(白表示時の信号電極電位)Son及び前記黒データ信号Doffが前記TFT16を介して印加された信号電極15の電位(黒表示時の信号電極電位)Soffと、白表示時のコモン電極−信号電極間電圧C1−Son及び黒表示時のコモン電極−信号電極間電圧C1−Soffの電圧波形を示している。
なお、この実施例で用いた液晶表示素子10はノーマーリーブラックモードの表示素子であり、前記黒データ信号Doffは、前記コモン信号C1の電位に対する電位差が極く小さいか、或いは前記電位差が実質的に0の電位、つまり、信号電極15とコモン電極14との間に、液晶分子が配向膜27,28の配向処理方向11a,12aに沿って配向する極く弱い横電界を生成するか、或いは実質的に前記横電界を生成しない電位の信号である。また、前記白データ信号Donは、前記コモン信号C1の電位に対する電位差が充分に大きい電位、つまり、前記信号電極15とコモン電極14との間に充分な強さの横電界を生成する電位の信号である。
先ず、前記対向電極25に視野制御信号C2を印加しない場合において、前記液晶表示素子10の各電極への前記各信号の印加状態であって、信号電極15に信号電極電位Soffが印加された場合を図12(a)に、そのときの液晶分子の配向の変化を図12(b)にそれぞれ模式的に示した。また、信号電極15に信号電極電位Sonが印加された場合を図13(a)に、そのときの液晶分子の配向の変化を図13(b)にそれぞれ模式的に示した。
前記対向電極25に視野制御信号C2を印加しないとき、つまり広視野角表示の場合は、前記画素100の液晶分子13aが、前記コモン電極14と信号電極15との間に生成した前記横電界のみにより、基板11,12面と実質的に平行な面内で配向方位(分子長軸の向き)が制御される。
信号電極15に黒表示に対応する信号電極電位Soffが印加されたとき、つまり前記コモン電極14と信号電極15との間に図7に示したコモン電極−信号電極間電圧C1−Soffに応じた極く弱い横電界を生成する(或いは実質的に前記横電界を生成しなくとも良い)とき、図12(a),(b)のように、一対の基板11,12の配向膜27,28の配向処理方向11a,12aに分子長軸を揃えた状態で、実質的に液晶分子13aは挙動しない。
前記信号電極15に白表示に対応する信号電極電位Sonを印加したとき、つまり前記コモン電極14と信号電極15との間にコモン電極−信号電極間電圧C1−Sonに応じた充分な強さの横電界を生成したとき、図13(a),(b)のように、液晶分子13aは、前記横電界の方向に分子長軸を揃えて配向する挙動する。
このように、前記対向電極25に視野制御信号C2を印加しないときは、液晶分子13aが、前記コモン電極14と信号電極14,15間に生成された横電界により前記基板11,12面と実質的に平行な面内で配向方位を変えるため、Δndの視野依存性が小さい横電界型液晶表示素子10の視野特性に対応した広視野の表示を行なうことができる。
次に、対向電極25に前記コモン信号C1と逆位相の視野制御信号C2を印加した狭視野角表示であって、信号電極15に信号電極電位Soff(黒表示時)が印加されるときの各信号の電圧波形を図8に、そのときの液晶表示素子の各電極への信号の印加状態を図14(a)に、そのときの液晶分子の配向の変化を図14(b)にそれぞれ模式的に示した。また、信号電極15に信号電極電位Son(白表示時)が印加されるときの各信号の電圧波形を図9に、そのときの液晶表示素子の各電極への信号の印加状態を図15(a)に、そのときの液晶分子の配向の変化を図15(b)にそれぞれ模式的に示した。
前記対向電極25に視野制御信号C2を印加したとき、つまり狭視野角表示の場合は、前記コモン電極14と信号電極15との間に生成する前記横電界と、前記コモン電極14と前記対向電極25との間及び前記信号電極15と前記対向電極25との間にそれぞれ生成する前記縦電界とにより、前記画素100の液晶分子13aが挙動する。
信号電極15に図8に示した黒表示に対応する信号電極電位Soffが印加されたとき、液晶分子13aは、図14(a),(b)のように、縦電界によって前記基板11,12面に対して斜めに立上がった状態に配向し、横電界は弱いため、一対の基板11,12の配向膜27,28の配向処理方向11a,12aに分子長軸を揃えた状態で、その分子長軸の方位は、実質的に変化しない。
前記信号電極15に図9に示した白表示に対応する信号電極電位Sonが印加されたとき、図15(a),(b)のように、液晶分子13aは、前記強い横電界によって、その横電界の方向に分子長軸を揃え、且つ前記基板11,12面に対して斜めに立上がった状態に配向する。
このように、前記対向電極25に前記視野制御信号C2を印加して前記コモン電極14と前記対向電極25との間及び前記信号電極15と前記対向電極25との間にそれぞれ前記縦電界が生成されたときは、前記液晶分子13aが、前記基板11,12面に対して斜めに立上がった配向状態で、前記コモン電極14と信号電極15との間に生成される前記横電界により、前記横電界の方向に分子長軸を揃えるように配向するため、前記液晶分子13aの立上がりにより液晶表示素子10のΔndの視野依存性が大きくなる。
そのため、前記液晶表示素子10の正面方向(液晶表示素子10の法線付近の方向)から見た表示は前記縦電界を生成しないときの表示とほとんど変わらないコントラストの良い表示が得られる。これに比べて、前記正面方向に対して斜めに傾いた方向から見ると、前記Δndの大きな視野依存性により、正面方向から見たときとは異なるリタデーションが生じ、表示をほとんど視認することができなくなる。
したがって、表示を十分なコントラストで視認できる視野が、正面方向の狭い範囲になるため、液晶表示装置の使用者以外の他者により表示を覗き見されないような狭視野の表示を行なうことができる。
すなわち、この液晶表示装置は、前記液晶表示素子10の一方の基板12の内面に横電界を生成するための複数のコモン電極14と信号電極15を互いに絶縁して設け、他方の基板11の内面に、前記コモン電極14と信号電極15との間に生成された前記横電界により液晶層13の液晶分子13aの配向状態が制御される領域により定義される複数の画素100のそれぞれの全域に少なくとも対応させて対向電極25を設ける。そして、前記駆動手段32により、前記対向電極25に、前記コモン電極14に印加するコモン信号C1の電位の変化に同期して電位が変化し、且つ前記コモン信号C1の電位、及び前記信号電極15の信号電極電位Son,Soffに対してそれぞれ予め定めた電位差を持った視野制御信号C2を選択的に印加する。これにより、広視野の表示と狭視野の表示とを行なうようにしたものである。この液晶表示装置によれば、前記画像データに応じて視野が変動することが少ない安定した視野制御を行なうことができる。
上述したように、この液晶表示装置は、前記駆動手段32により、前記液晶表示素子10の画素基板12の内面に互いに絶縁して設けられた複数のコモン電極14に前記1水平走査期間1h毎に電位が変化するコモン信号C1を供給し、前記信号電極15に前記TFTを介して、前記コモン信号C1に対して画像データに対応する電位差を持った電位のデータ信号Don,Doffとを選択的に供給することにより、前記信号電極15にSon,Soffの電位を与える。これによって、前記コモン電極14と信号電極15との間に、前記画像データに対応する横電界、つまり前記コモン電極−信号電極間電圧C1−Son,C1−Soffに対応する横電界が生成され、その横電界により前記複数の画素100の液晶分子の配向方位(分子長軸の向き)を前記基板11,12面と実質的に平行な面内で制御して画像を表示し、横電界型液晶表示素子10の視野特性に対応した広視野の表示を行なう。
また、この液晶表示装置は、前記駆動手段32により、前記液晶表示素子10の前記コモン電極14に前記コモン信号C1を供給し、前記信号電極15には前記TFTを介してデータ信号Don,Doffとを選択的に供給する。これによって、前記信号電極15にはSon,Soffの電位が与えられ、前記コモン電極14と信号電極15との間に、前記画像データに対応する強さ、つまり前記コモン電極−信号電極間電圧C1−Son,C1−Soffに対応する強さの横電界が生成される。
これと同時に、前記液晶表示素子10の対向基板11の内面に前記複数の画素100の全域に対応させて設けられた対向電極25に、前記コモン信号C1の電位の変化に同期して電位が変化し、且つ前記コモン信号C1及びデータ信号に対してそれぞれ予め定めた電位差を持った視野制御信号C2を供給する。これにより、前記コモン電極14と前記対向電極25との間及び前記信号電極15と前記対向電極25との間にそれぞれ、前記コモン信号C1と前記視野制御信号C2との電位差及び前記信号電極電位Son,Soffと前記視野制御信号C2との電位差に応じた縦電界が生成される。
つまり、前記横電界により前記液晶分子の配向方位を制御して画像を表示し、且つ前記縦電界により前記液晶分子を前記基板11,12面に対して斜めに立上がり配向させて、視野角を制限することにより、液晶表示装置の使用者以外の他者により表示を覗き見されないような狭視野の表示を行なう。
なお、上述した第1の実施例では、視野制御信号C2をコモン信号C1と逆相で電位が変化する信号を用いることにより、液晶表示素子を駆動するための電源装置から出力する電圧の絶対値の大きさを小さくすることができる実施例を示した。但し、前記電源装置が高い電圧を発生させることができる場合は、視野制御信号C2をコモン信号C1と同相で電位が変化する信号を用いても良い。
その場合、図10及び図11に示すように、前記対向電極25に前記コモン信号C1と同位相の視野制御信号C21を供給する。このときの黒表示時(信号電極電位Soffの印加時)のコモン電極−信号電極間電圧C1−Soffと、コモン電極−対向電極間電圧C1−C21と、信号電極−対向電極間電圧Soff−C21を図10に示し、白表示時(信号電極電位Sonの印加時)のコモン電極−信号電極間電圧C1−Sonと、コモン電極−対向電極間電圧C1−C21と、信号電極−対向電極間電圧Son−C21を図11に示した。
この液晶表示装置においても上述した実施例と同様に、横電界により前記液晶分子の配向方位を制御して画像を表示し、且つ縦電界により前記液晶分子を前記基板11,12面に対して斜めに立上がり配向させて、液晶表示装置の使用者以外の他者により表示を覗き見されないような狭視野の表示を行なうことができる。
このように、この液晶表示装置は、前記駆動手段32を、前記コモン信号C1の電位の変化に対して逆位相で電位が変化する視野制御信号C21を選択的に前記液晶表示素子10の対向電極25に印加するように構成するか、或いは、前記コモン信号C1の電位の変化に対して同位相で電位が変化し、且つその電位の絶対値が前記コモン信号C1の電位とは異なる視野制御信号C21を選択的に前記液晶表示素子10の対向電極25に印加するように構成している。
このため、前記コモン電極14と対向電極25との間及び前記信号電極15と前記対向電極25との間にそれぞれ、前記コモン信号C1と前記視野制御信号C2,C21との電位差及び前記信号電極電位Son,Soffと前記視野制御信号C2,C21との電位差に応じた縦電界が生成され、前記狭視野の表示を行なうことができる。
そして、上記実施例では、前記駆動手段32を、前記各行選択期間毎に電位が変化するコモン信号C1を発生する第1の信号発生手段と、前記各行選択期間毎に前記コモン信号C1の電位に対して画像データに対応する電位差を持った値に電位が変化する電位を第2の電極に与えるためのデータ信号Don,Doffを発生する第2の信号発生手段と、前記コモン信号C1の電位の変化に対して逆位相または同位相で電位が変化する視野制御信号C2,C21を発生する第3の信号発生手段と、前記液晶表示素子10の対向電極25への前記視野制御信号C21の印加を選択する選択手段とにより構成している。
そのため、前記液晶表示素子10のコモン電極14に前記コモン信号C1を供給し、前記信号電極15に信号電極電位Son,Soffを与え、前記対向電極25に前記視野制御信号C21を選択的に印加することができる。
さらに、上記実施例の液晶表示装置は、前記液晶表示素子10を、前記各画素毎に配置され、信号の入力電極(ドレイン電極)20及び出力電極(ソース電極)21と、前記入力電極20と出力電極21との間の導通を制御する制御電極とを有し、前記制御電極を各行毎に走査線に接続され、前記入力電極20を各列毎に信号線23に接続され、前記出力電極21を前記信号電極15に接続された複数の能動素子(TFT)16を備えたアクティブマトリックス液晶表示素子とした。
そして、前記駆動手段32を、図5に示したように、前記各行選択期間毎に電位が変化するコモン信号C1を発生し、そのコモン信号C1を前記液晶表示素子10のコモン電極14へ供給するコモン信号発生回路33と、前記各行選択期間毎に前記コモン信号C1の電位に対して画像データに対応する電位差を持った値に電位が変化する電位を、前記信号電極15に与えるためのデータ信号Don,Doffを発生し、そのデータ信号Don,Doffを前記信号線23へ供給するデータ信号発生回路34と、前記1水平走査期間1h中に選択行の前記能動素子16の入力電極20と出力電極21との間を導通させる走査信号Scを発生し、その走査信号Scを前記走査線22へ供給する走査信号発生回路36と、前記コモン信号C1の電位の変化に対して逆位相または同位相で電位が変化する前記視野制御信号C21を発生する視野制御信号発生回路37と、これらの回路33,34,36,37の動作を制御する制御回路38と、外部からの視野選択信号に応じて前記液晶表示素子10の対向電極25への前記視野制御信号C2,C21の供給を選択する手段とにより構成した。
そして、前記液晶表示素子10の前記コモン電極14にコモン信号C1を印加し、信号線に黒データ信号Doff、白データDonを供給して前記信号電極15に信号電極電位Soff,Sonを与え、前記対向電極25に前記視野制御信号C21を選択的に印加することによって、充分に広い範囲にわたって安定した視野制御を行なうことができる。
また、上記液晶表示装置は、前記液晶表示素子10の一方の基板12の内面のコモン電極14と信号電極15のうち、前記コモン電極14を、少なくとも前記画素100の全域に対応させて形成し、前記信号電極15を、前記コモン電極14を覆う層間絶縁膜24の上に、前記画素100よりも小さい面積を有し、且つ縁部15cにおいて前記コモン電極14と対向する形状に形成している。
このため、前記コモン電極14の前記信号電極15の縁部15cに対応する部分と、前記コモン電極14との間に前記横電界が生成され、その横電界により液晶分子13aの配向方位を変化させて良好な画像を表示するとともに、前記対向電極25への前記視野制御信号C21の印加により、前記画素100の略全域に前記縦電界を生成し、前記液晶分子13aを前記画素100の略全域において斜めに立上がり配向させて、より安定した視野制御を行なうことができる。
そして、上記実施例では、前記信号電極15を、複数の櫛歯部を有する櫛形形状にパターニングされた櫛形導電膜15aにより形成しているため、前記画素100の多数箇所、つまり前記櫛形導電膜15aの各櫛歯部の両側の縁部15cそれぞれに前記横電界を生成させ、前記画素100の略全域において液晶分子13aの配向方位を変化させ、より良好な画像を表示することができる。
すなわち、前記コモン電極14は、少なくとも前記画素100の全域に対応させて形成され、前記信号電極15は、前記コモン電極14を覆う層間絶縁膜24の上に、前記画素100よりも小さい面積を有する形状に形成され、その縁部15cにおいて前記コモン電極14と対向している。
そのため、前記コモン電極14と信号電極15との間に前記コモン信号C1と前記白表示に対応する信号電極電位Sonとの電位差に対応したコモン電極−信号電極間電圧C1−Sonにより、前記信号電極15の縁部15cに対応する部分(信号電極15の縁部とコモン電極14の前記信号電極15の縁に対応する部分との間)に、前記画素基板12面と実質的に平行な方向の横電界が生成される。その横電界により、液晶分子13aが前記横電界の方向に分子長軸を揃えて配向し、それらの液晶分子13aの挙動の影響を受けて、前記信号電極15の櫛歯部15bの中央部の液晶分子13a、及び前記櫛歯部15bの間の中央に位置する前記コモン電極14上の液晶分子13aも同様に配向する。
また、上記液晶表示装置は、前記液晶表示素子10の一対の基板11,12の内面にそれぞれ無電界時の液晶分子13aの配向方向を規定する水平配向膜27,28を形成するとともに、前記一対の基板11,12を挟んで一対の偏光板29,30を配置し、図4に示したように、前記一対の基板11,12の内面の前記配向膜27,28をそれぞれ、前記液晶表示素子10の画面の上下方向と実質的に平行な方向に沿って互いに逆方向に配向処理した。
そして、前記一対の偏光板29,30のうち、観察側の偏光板29を、その透過軸29aを前記配向膜27,28の配向処理11a,12aと実質的に平行にして設け、前記観察側とは反対側の偏光板30を、その透過軸30aを前記観察側の偏光板29の透過軸29aと実質的に直交させて設けた。
そのため、前記画面の左右方向の視野を制御することができ、したがって、前記液晶表示素子10の法線に対して左右方向にそれぞれ略同じ角度傾いた視野範囲の広視野表示と、その視野範囲を左右方向から略同じ角度ずつ狭めた狭視野表示とを行なうことができる。
なお、前記液晶表示素子10は、前記観察側とは反対側の偏光板30を、その透過軸30aを前記観察側の偏光板29の透過軸29aと実質的に平行にして設けたノーマーリーホワイトモードの表示素子でもよく、その場合も、前記配向膜27,28をそれぞれ前記画面の上下方向と実質的に平行な方向に沿って互いに逆方向に配向処理し、前記観察側の偏光板29の透過軸29aを前記配向膜27,28の配向処理11a,12aと実質的に平行にすることにより、前記画面の左右方向の視野を制御することができる。
さらに、上記実施例では、前記液晶表示素子10の前記櫛形導電膜15aからなる信号電極15の各櫛歯部15bを、前記画面の上下方向に対して左右いずれか一方の方向に予め定めた角度、例えば5°〜15°の角度θで傾いた方向に沿う細長形状に形成し、前記配向膜27,28を前記画面の上下方向と実質的に平行な方向に配向処理しているため、前記液晶分子13aを、前記配向膜27,28の配向処理方向11a,12a、つまり前記コモン電極14と信号電極15との間に生成する横電界の方向に対して前記予め定めた角度θで斜めに交差する方向に分子長軸を揃えて配向した無電界時の状態から、前記横電界の生成により一方向回りに配向方位を変えるように動作させ、輝度むらの無い画像を表示することができる。
(第2の実施形態)
図16は、この発明の第2の実施例を示す液晶表示素子の一方の基板の一部分の平面図である。なお、この実施例において、上述した第1の実施例に対応するものには図に同符号を付し、同じものについてはその説明を省略する。
この実施例の液晶表示装置は、液晶表示素子10の画素基板12の内面の信号電極115を、前記液晶表示素子10の画面の上下方向、つまり前記画面の縦軸Yに対して、左右いずれか一方の方向に、予め定めた角度、例えば5°〜15°の角度θで傾いた方向に沿う複数のスリット115cを有する形状にパターニングされたスリット形成導電膜115aにより形成し、その各スリット115cにより区分された複数の細長形状部115bとコモン電極14との間に生成される横電界によって液晶分子の配向状態を制御するようにしたものであり、他の構成は第1の実施例と同じである。
この液晶表示装置は、液晶表示素子10の画素基板12の内面の信号電極115を、前記スリット形成導電膜115aにより形成しているため、図5に示した駆動手段32から能動素子(TFT)16を介して前記信号電極115に供給されたデータ信号Don,Doffを、電圧降下をほとんど生じさせることなく前記信号電極115の全体に供給して前記信号電極115の各部の電位を実質的に均一にすることができる。
したがって、前記画素100の多数箇所、つまり前記複数のスリット115cの両側の縁部にそれぞれ対応する部分に均一な強さの横電界を生成し、前記画素100の略全域において液晶分子13aの配向方位を実質的に均等に制御して、さらに良好な画像を表示させることがきる。
また、前記対向電極25への前記視野制御信号C2,C21の印加により、少なくとも前記画素100の全域に対応する前記コモン電極14と前記対向電極25との間に生成する前記縦電界の強さを前記コモン電極14と対向電極25との間の略全域にわたって均一にすることができる。
そして、前記コモン電極14と前記スリット形成導電膜115aにより形成された前記信号電極115との間に生成する前記縦電界の強さを前記信号電極115と対向電極25との間の略全域にわたって均一にし、より安定した視野制御を行なうことができる。
(第3の実施形態)
図17及び図18はこの発明の第3の実施例を示す液晶表示素子の一方の基板の一部分の平面図及び前記液晶表示素子の一部分の断面図である。なお、この実施例において、上述した第1の実施例に対応するものには図に同符号を付し、同じものについてはその説明を省略する。
この実施例の液晶表示装置は、液晶表示素子10の画素基板12の内面のコモン電極214と信号電極215を、前記画素基板12面に沿った方向に間隔を隔てて設けたものである。
この実施例では、前記コモン電極214を、前記液晶表示素子10の画面の上下方向、つまり前記画面の縦軸Yに対して、左右いずれか一方の方向に、5°〜15°の角度θで傾いた方向に沿う複数の櫛歯部214bを有する櫛形形状にパターニングされた第1の櫛形導電膜214aにより形成し、前記信号電極15を、前記第1の櫛形導電膜214aの複数の櫛歯部214bにそれぞれ間隔を隔てて隣接する複数の櫛歯部215bを有する櫛形形状にパターニングされた第2の櫛形導電膜215aにより形成し、他の構成は第1の実施例と同じにしている。
なお、前記コモン電極214を形成する前記第1の櫛形導電膜214aは、各画素行毎に、その行の複数の画素100に対応する櫛形導電膜214a同士を一体につないだ形状に形成され、これらの各行の櫛形導電膜214aは、その端部において共通接続されている。
また、前記信号電極215を形成する前記第2の櫛形導電膜215aは、各画素100にそれぞれ対応させて設けられ、前記画素基板12の内面に形成された複数の能動素子(TFT)16にそれぞれ接続されている。
さらに、前記第1の櫛形導電膜214a及び第2の櫛形導電膜215aの各櫛歯部214b,215bは、液晶表示素子10の画面の上下方向、つまり前記画面の縦軸Yに対して、左右いずれか一方の方向に、5°〜15°の角度θで傾いた方向に沿う細長形状に形成されている。
これらの櫛歯部214b,215bの幅d3,d4と、前記第1の櫛形導電膜214aの櫛歯部214bと前記第2の櫛形導電膜215aの櫛歯部215bとの間隔d5の比d5/d3及びd5/d4は、1/3〜3/1、好ましくは1/1に設定されている。
また、前記液晶表示素子10の一対の基板11,12の内面に形成された配向膜27,28は、前記液晶表示素子10の画面の上下方向(画面の縦軸Y)と実質的に平行な方向に沿って互いに逆方向に配向処理されており、一対の偏光板29,30のうち、観察側の偏光板28は、その透過軸を前記配向処理と実質的に平行にして配置され、反対側の偏光板30は、その透過軸を前記観察側の偏光板29の透過軸と実質的に直交または平行にして配置されている。
この液晶表示装置は、前記液晶表示素子10の画素基板12の内面のコモン電極214と信号電極215を、前記画素基板12面に沿った方向に間隔を隔てて設けているため、これらの電極214,215の互いに対向する縁部の間に前記横電界が生成される。
そのため、その横電界により液晶分子13aの配向方位を変化させて画像を表示するとともに、前記液晶表示素子10の対向基板11の内面に少なくとも前記画素100の全域に対応させて設けられた対向電極25に上述した視野制御信号C2,C21を選択的に印加することにより、安定した視野制御を行なうことができる。
そして、この実施例では、前記コモン電極214を、複数の櫛歯部214bを有する櫛形形状にパターニングされた第1の櫛形導電膜214aにより形成し、前記信号電極215を、前記第1の櫛形導電膜214aの複数の櫛歯部214bにそれぞれ間隔を隔てて隣接する複数の櫛歯部215bを有する櫛形形状にパターニングされた第2の櫛形導電膜215aにより形成しているため、前記画素100の複数箇所に前記横電界を生成して液晶分子13aの配向方位を変化させ、良好な画像を表示することができる。
液晶表示装置を備えた電子機器の正面図。 この発明の第1の実施例を示す液晶表示装置の液晶表示素子の一方の基板の一部分の平面図。 前記液晶表示素子の一部分の断面図。 前記液晶表示素子の一対の基板の内面にそれぞれ設けられた配向膜の配向処理方向と偏光板の透過軸の向きを示す図。 駆動回路のブロック回路図。 コモン信号と視野制御信号とを発生する信号発生回路の回路図。 液晶表示素子に印加する走査信号とコモン信号と白データ信号及び黒データ信号と信号電極の白表示時及び黒表示時の電位と白表示時のコモン電極−信号電極間電圧及び黒表示時のコモン電極−信号電極間電圧を示す図。 液晶表示素子の対向電極にコモン信号と逆位相の視野制御信号を印加したときの黒表示時のコモン電極−対向電極間電圧と信号電極−対向電極間電圧を示す図。 前記対向電極にコモン信号と逆位相の視野制御信号を印加したときの白表示時のコモン電極−対向電極間電圧と信号電極−対向電極間電圧を示す図。 前記対向電極にコモン信号と同位相の視野制御信号を印加したときの黒表示時のコモン電極−対向電極間電圧と信号電極−対向電極間電圧を示す図。 前記対向電極にコモン信号と同位相の視野制御信号を印加したときの白表示時のコモン電極−対向電極間電圧と信号電極−対向電極間電圧を示す図。 前記対向電極に視野制御信号を印加しないときの1つの画素におけるコモン電極と信号電極との間に黒データ信号に対応した横電界を生成させるときの信号の供給状態と、そのときの液晶分子の配向の変化を模式的に示した図。 前記対向電極に視野制御信号を印加しないときの1つの画素におけるコモン電極と信号電極との間に白データ信号に対応した横電界を生成させるときの信号の供給状態と、そのときの液晶分子の配向の変化を模式的に示した図。 前記対向電極に視野制御信号を印加したときの1つの画素におけるコモン電極と信号電極との間に黒データ信号に対応した横電界を生成させるときの信号の供給状態と、そのときの液晶分子の配向の変化を模式的に示した図。 前記対向電極に視野制御信号を印加したときの1つの画素におけるコモン電極と信号電極との間に白データ信号に対応した横電界を生成させるときの信号の供給状態と、そのときの液晶分子の配向の変化を模式的に示した図。 この発明の第2の実施例を示す液晶表示素子の一方の基板の一部分の平面図。 この発明の第3の実施例を示す液晶表示素子の一方の基板の一部分の平面図。 第3の実施例の液晶表示素子の一部分の断面図。
符号の説明
10…液晶表示素子、11,12…基板、13…液晶層、13a…液晶分子、14,214,…第1の電極(コモン電極)、14a…導電膜、214a…櫛形導電膜、214b…櫛歯部、15,115,215…第2の電極(信号電極)、15a,115a…櫛形導電膜、15b,215b…櫛歯部、115b…スリット形成導電膜、115b…細長形状部、16…能動素子(TFT)、17…制御電極(ゲート電極)、20…入力電極(ドレイン電極)、21…出力電極(ソース電極)、22…走査線、23…信号線、24…層間絶縁膜、25…第3の電極(対向電極)、26R,26G,26B…カラーフィルタ、27,28…配向膜、11a,12a…配向処理方向、29,30…偏光板、29a,30a…透過軸、31…静電気遮断導電膜、32…駆動手段。

Claims (20)

  1. 間隙を設けて対向配置された一対の基板と、
    前記一対の基板間に封入された液晶層と、
    前記一対の基板の互いに対向する内面のうちの一方の基板の内面に設けられ、前記液晶層に前記基板面と実質的に平行な方向の横電界を生成するための互いに絶縁された第1と第2の電極と、
    他方の基板の内面に、前記第1と第2の電極間に生成された前記横電界により液晶分子の配向状態が制御される領域によって定義される画素の全域に対応させて設けられた第3の電極と、
    前記第1と第2の電極間に画像データに対応する表示駆動電圧を供給し、前記第1と第2の電極間に前記横電界を生成させる画像表示回路と、
    前記第1の電極及び第2の電極の少なくとも一方と前記第3の電極との間に前記表示駆動電圧とは異なる視野角制御電圧を供給し、それらの電極間に前記液晶層の厚さ方向と実質的に平行な方向の縦電界を生成させる視野角制御回路と、
    前記一対の基板を挟んで配置された一対の偏光板と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記一方の基板の内面に設けられた前記第1と第2の電極のうち、前記第1の電極は、少なくとも画素の全域に対応させて形成され、
    前記第2の電極は、前記第1の電極を覆う絶縁膜の上に、前記第1の電極よりも小さい面積を有し、且つ縁部において前記第1の電極と対向する形状に形成され、
    前記視野角制御回路は、前記第1の電極と、他方の基板の内面に設けられた第3の電極との間に視野角制御電圧を供給する視野角制御電圧供給回路を備えることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第2の電極は、複数の櫛歯部を有する櫛形形状にパターニングされた櫛形導電膜からなっていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第2の電極は、複数のスリットを有する形状にパターニングされたスリット形成導電膜からなっていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  5. 前記一方の基板の内面に設けられた前記第1と第2の電極は、基板面に沿った方向に間隔を隔てて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1の電極は、複数の櫛歯部を有する櫛形形状にパターニングされた第1の櫛形導電膜からなり、
    前記第2の電極は、前記第1の櫛形導電膜の複数の櫛歯部にそれぞれ間隔を隔てて隣接する複数の櫛歯部を有する櫛形形状にパターニングされた第2の櫛形導電膜からなっていることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 前記一対の基板の内面には、それぞれ配向膜がさらに形成され、それぞれの配向膜は、前記第1と第2の電極間に生成される横電界の方向に対して予め定めた角度で斜めに交差する方向に沿って互いに逆方向に配向処理されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  8. 前記一対の基板の内面には、それぞれ配向膜がさらに形成され、それぞれの配向膜は、前記第2の電極の縁部の長さ方向に対して予め定めた角度で斜めに交差する方向に沿って互いに逆方向に配向処理されていることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  9. 前記一対の基板の内面には、それぞれ配向膜がさらに形成され、それぞれの配向膜は、前記液晶表示装置の画面の上下方向と実質的に平行な方向に沿って互いに逆方向に配向処理され、
    前記一対の偏光板のうち、観察側の偏光板は、その透過軸を前記配向処理と実質的に平行にして配置され、反対側の偏光板は、その透過軸を前記観察側の偏光板の透過軸と実質的に直交または平行にして配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  10. 間隙を設けて対向配置された一対の基板と、前記一対の基板間に封入された液晶層と、前記一対の基板の互いに対向する内面のうちの一方の基板の内面に設けられ、前記液晶層に前記基板面と実質的に平行な方向の横電界を生成するための互いに絶縁された複数の第1と第2の電極と、他方の基板の内面に、少なくとも前記第1と第2の電極間に生成された前記横電界により液晶分子の配向状態が制御される領域により定義される複数の画素それぞれの全域に対応させて設けられた第3の電極とを備え、前記複数の画素が行方向及び列方向にマトリックス状に配列された液晶表示素子と、
    前記液晶表示素子のマトリックス状に配列された複数の画素が行方向に配列された複数の画素からなる各画素行毎に順次選択して、選択された画素行ごとに前記画素行の複数の画素を制御するように前記第1の電極に印加され、1画素行毎に割り当てられた1水平期間毎に電位が変化する第1の信号と、前記第1の信号に対して画像データに対応する電位差を有し、前記第2の電極に印加される第2の信号と、前記第1の信号の電位の変化に同期して電位が変化し、且つ前記第1の信号及び第2の信号に対してそれぞれ予め定めた電位差を有し、前記第3の電極に選択的に印加される第3の信号とを発生する駆動回路と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  11. 前記駆動回路は、第1の信号の電位の変化に対して逆位相で電位が変化する第3の信号を選択的に液晶表示素子の第3の電極に印加することを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
  12. 前記駆動回路は、第1の信号の電位の変化に対して同位相で電位が変化し、且つその電位の絶対値が前記第1の信号の電位とは異なる第3の信号を選択的に液晶表示素子の第3の電極に印加することを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
  13. 前記駆動回路は、
    各水平期間毎に電位が変化する第1の信号を発生する第1の信号発生回路と、
    前記各1水平期間毎に前記第1の信号の電位に対して画像データに対応する電位差を持った値に変化する電位を第2の電極に与えるための第2の信号を発生する第2の信号発生回路と、
    前記第1の信号の電位の変化に対して逆位相または同位相で電位が変化する第3の信号を発生する第3の信号発生回路と、
    液晶表示素子の第3の電極への前記第3の信号の印加を選択する選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
  14. 液晶表示素子は、各画素毎に配置され、信号の入力電極及び出力電極と、前記入力電極と出力電極との間の導通を制御する制御電極とを有し、前記制御電極が各行毎に走査線に接続され、前記入力電極が各列毎に信号線に接続され、前記出力電極が第2の電極に接続された複数の能動素子を備え、
    前記駆動回路は、各1水平期間毎に電位が変化する第1の信号を発生し、その第1の信号を前記液晶表示素子の第1の電極へ供給する共通信号発生回路と、
    前記各1水平期間毎に前記第1の信号の電位に対して画像データに対応する電位差を持った値に電位が変化する電圧を前記第2の電極に与えるための第2の信号を発生し、その第2の信号を前記信号線へ供給する画像信号発生回路と、
    前記1水平期間中に選択行の前記能動素子の入力電極と出力電極との間を導通させるための走査信号を発生し、その走査信号を前記走査線へ供給する走査信号発生回路と、
    前記第1の信号の電位の変化に対して逆位相または同位相で電位が変化する第3の信号を発生する視野角制御信号発生回路と、
    前記液晶表示素子の第3の電極への前記第3の信号の供給を選択する信号選択回路と、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
  15. 前記複数の能動素子は、ゲート電極が前記走査線に接続され、ドレイン電極とソース電極のいずれか一方が前記信号線に接続され、他方が第2の電極に接続された薄膜トランジスタからなっていることを特徴とする請求項14に記載の液晶表示素子。
  16. 液晶表示素子の一方の基板の内面の第1と第2の電極のうち、前記第1の電極は、少なくとも画素の全域に対応させて形成され、前記第2の電極は、前記第1の電極を覆う絶縁膜の上に、前記画素よりも小さい面積を有し、且つ縁部において前記第1の電極と対向する形状に形成されていることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
  17. 第2の電極は、複数の櫛歯部を有する櫛形形状にパターニングされた櫛形導電膜からなっていることを特徴とする請求項16に記載の液晶表示装置。
  18. 第2の電極は、複数のスリットを有する形状にパターニングされたスリット形成導電膜からなっていることを特徴とする請求項16に記載の液晶表示装置。
  19. 液晶表示素子は、
    一対の基板の内面にそれぞれに形成され、無電界時の液晶分子の配向方向を規定し、前記液晶表示素子の画面の上下方向と実質的に平行な方向に沿って互いに逆方向に配向処理された水平配向膜と、
    前記一対の基板を挟んで配置された偏光板のうち、観察側の偏光板は、その透過軸を前記配向膜の配向処理と実質的に平行にして設けられ、前記観察側とは反対側の偏光板は、その透過軸を前記観察側の偏光板の透過軸と実質的に直交または平行にして設けられた一対の偏光板と、
    を備えていることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
  20. 間隙を設けて対向配置された一対の基板の間に封入された液晶層と、前記液晶層に前記基板面と実質的に平行な方向の横電界を生成するための第1、第2の電極と、前記液晶層に前記液晶層の厚さ方向と実質的に平行な方向の縦電界を生成するための第3の電極とを有し、第1の電極と第2の電極によって生成される横電界により配向が制御される液晶層の領域によって定義される画素毎に前記横電界により前記液晶層の分子の配向状態を制御して、前記複数の画素によって画像を表示する液晶表示手段と、
    供給された画像データに対応する表示駆動信号を発生し、前記第1の電極と第2の電極に供給して、前記画像データに対応する横電界を複数の画素ごとに生成する画像表示手段と、
    視野角を選択するための視野角選択信号を受けて前記表示駆動信号と同期し、且つ前記表示駆動信号とは異なる視野角制御電圧を発生し、前記第3の電極に供給して、前記複数の画素の液晶層に前記縦電界を生成して、視野角の範囲を制限する視野角制御手段と、
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
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