JP4759645B2 - 端末装置,移動通信システムおよび通信方法 - Google Patents
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Description
CDMA通信システムにおいて、ユーザは、移動端末(Mobile Station;以下、「MS」と言う)を使用して、例えば携帯電話をかける際には、基地局(Base Station;以下「BS」と言う)から送信される報知情報より送信できるタイミングを基に、BSへフレームを送信する。
図24(b)では、MS1a〜4aが、互いに異なるタイミングでBSへフレームを送信する場合を示している。なお、CDMA通信システムでは、各MS1a〜4aが送信したフレームは、拡散コードを用いて拡散されてBSへ送信されるが、各MS1a〜4aがフレームを送信するタイミングが異なるため、各MS1a〜4aが用いる拡散コードの体系が同じであっても、送信タイミングと共に拡散コードの位相のタイミングもずれるため、BSは、各MS1a〜4aから送信されたフレームをそれぞれ位相のずれた拡散コードを基に逆拡散して、フレームを抽出することができる。
一方、各MS1a〜4aは、フレームをBSへ送信後に、BSから出力されたフレームを受信して、先にBSへ送信したフレームがBSで受信されたかを確認する。受信したフレーム内に、自装置が送信したフレームに対する応答情報があれば、各MS1a〜4aは、それぞれBSへ向けて送信したフレームがBSで受信されたこと確認する。また、各MS1a〜4aは、例えば、BSへフレームを送信してから所定時間内に、自装置が送信したフレームに対する応答情報を受信できないときは、再送の処理を行なう。他方、各MS1a〜4aは、BSへフレームを送信してから所定時間内に、自装置が送信した情報に対するACKを受信したときに、継続して、BSへ送信する残りのフレームがあれば、残りのフレーム送信処理を行なう。
ここで、MS1a〜4aが、図24(b)に示すように、1フレームをBSへ送信してから図24(a)に示すようなACKを受信して、MS1aとMS2aとが残りパケットを送信する場合に、1フレーム内で4つのアクセスタイミングをランダムに選択できるので、MS1aとMS2aとがBSへアクセスするタイミングが同じ場合もある。
課題がある。
さらに、本通信方法は、基地局との間で通信を行なう端末装置の通信方法であって、フレーム中の複数のタイミングのいずれかの送信タイミングで前記基地局へランダムアクセスを行ない、前記基地局へのランダムアクセスを行なうことにより、該基地局から送られてくる応答情報を受信し、前記基地局へランダムアクセスした後に、該基地局から受信した自端末装置に相当する応答情報の1フレーム期間中での受信タイミングを基準にしたアクセスタイミングで、該基地局へ情報を送信することを特徴としている。
また、本移動通信システムは、基地局と、該基地局との間で通信を行なうに際してランダムアクセスを行なう複数の端末装置とを有する移動通信システムにおいて、前記基地局が、前記複数の端末装置からのランダムアクセス時に、該端末装置からのアクセス信号を受信する受信手段と、該受信手段にて該端末装置から複数のアクセス信号を受信した場合に、それぞれについての応答情報を1フレーム期間中にそれぞれの受信順に従って端末装置へ送信する応答情報送信手段とをそなえ、該端末装置が、それぞれ、該基地局の該応答情報送信手段からの上記応答情報を受信する応答情報受信手段と、該基地局へランダムアクセスした後に、該応答情報受信手段にて該基地局から受信した自端末装置に相当する応答情報の前記1フレーム期間中での受信タイミングを基準にしたアクセスタイミングで、該基地局へ情報を送信する送信手段とを備えたことを特徴としている。
さらに、本端末装置は、基地局との間で通信を行なうに際してランダムアクセスを行なう端末装置であって、該基地局へアクセス信号を送信する送信手段と、該アクセス信号の受信に応じて該基地局から送られてくる応答情報を受信する応答情報受信手段と、該基地局へランダムアクセスした後に、該応答情報受信手段にて該基地局から受信した自端末装置に相当する応答情報の1フレーム期間中での受信タイミングを基準にしたアクセスタイミングで、該基地局へ情報を送信する送信手段とを備えたことを特徴としている。
また、本通信方法は、基地局と、該基地局との間で通信を行なうに際してランダムアクセスを行なう複数の端末装置とを有する移動通信システムに用いられる通信方法において、前記基地局が、前記複数の端末装置からのランダムアクセス時に、該端末装置からのアクセス信号を受信し、該端末装置からのアクセス信号を受信した場合に、それぞれについての応答情報を1フレーム期間中にそれぞれの受信順に従って端末装置へ送信し、該端末装置が、それぞれ、該基地局からの上記応答情報を受信し、該基地局へランダムアクセスした後に、該基地局から受信した自端末装置に相当する応答情報の前記1フレーム期間中での受信タイミングを基準にしたアクセスタイミングで、該基地局へ情報を送信することを特徴としている。
さらに、本通信方法は、基地局との間で通信を行なうに際してランダムアクセスを行なう端末装置の通信方法であって、該基地局へアクセス信号を送信し、該アクセス信号の受信に応じて該基地局から送られてくる応答情報を受信し、該基地局へランダムアクセスした後に、該基地局から受信した自端末装置に相当する応答情報の1フレーム期間中での受信タイミングを基準にしたアクセスタイミングで、該基地局へ情報を送信することを特徴としている。
さらに、基地局80は、上記複数の端末装置60−1〜60−Iからのランダムアクセス時に、該端末装置60−1〜60−Iからのアクセス信号を受信する受信手段80aと、該受信手段80aにて該端末装置60−1〜60−Iからのアクセス信号を受信した場合に、その旨の応答情報を伝送フレームに複数の該端末装置分まとめて搭載して上記複数の端末装置60−1〜60−Iへ送信する応答情報送信手段80bとをそなえて構成されている。
または、上記基地局80の応答情報送信手段80bを、所定の優先順位に従って並び替えられた複数の応答情報を搭載した該伝送フレームを上記複数の端末装置60−1〜60−Iに送信するように構成するのが望ましい。
また、該基地局80の応答情報送信手段80bを、上記応答情報と共に、残り情報を送信する端末装置の数を示す情報を該伝送フレームに搭載して該端末装置60−1〜60−Iに送信するように構成するとともに、該端末装置60−1〜60−Iが該基地局80に初めてランダムアクセスを行なう前に該応答情報受信手段60aにて上記伝送フレームを受信するとともに、該端末装置60−1〜60−Iは、受信した上記伝送フレーム内に搭載されている残り情報を送信する端末装置の数分だけ送信タイミングをずらして、該基地局80へランダムアクセスを行なう手段をそなえて構成することもできる。
または、該応答情報送信手段80bを、上記応答情報と共に、残り情報を送信する端末装置の数を示す情報を該伝送フレームに搭載して該端末装置60−1〜60−Iに送信するように構成することもできる。
または、該基地局80に初めてランダムアクセスを行なう前に、該応答情報受信手段60aにて、上記伝送フレームを受信するとともに、受信した上記伝送フレーム内に搭載されている該応答情報の数分だけ送信タイミングをずらして、該基地局80へランダムアクセスを行なう手段を該端末装置60−1〜60−Iにそなえることもできる。
または、上記基地局80は、所定の優先順位に従って並び替えられた複数の応答情報を搭載した該伝送フレームを上記複数の端末装置60−1〜60−Iに送信してもよい。
さらに、本発明に関連する技術の符号分割多元接続通信システムによれば、残り情報を継続して基地局へ送信する際に、自端末装置に相当する応答情報が有する順番に従って設定された送信タイミング期間内に、基地局へ再度アクセスして残り情報を送信するので、他の端末装置との衝突をも減らすことができる。
さらに、本発明に関連する技術の符号分割多元接続通信システムによれば、基地局の応答情報送信手段が、所定の優先順位に従って並び替えられた複数の応答情報を搭載した伝送フレームを複数の端末装置に送信するとともに、端末装置が、残り情報を継続して基地局へ送信する際に、自端末装置に相当する応答情報が有する順番に従って設定された送信タイミング期間内に、基地局へ再度アクセスして残り情報を送信するので、他の端末装置との衝突を減少できるとともに、優先度の高い情報(複数フレームを送信する)を送信する端末装置のアクセス時間を短縮できる。
一方、本発明に関連する技術の符号分割多元接続通信システム用基地局によれば、継続して基地局へ送信する残り情報が有る複数の端末装置が所定の順番で基地局へ再度アクセスして残り情報を送信しうるように、端末装置からのアクセス信号を受信した順に伝送フレームに複数の端末装置分まとめて搭載して複数の端末装置へ送信するので、残り情報を送信する端末装置間の衝突がなくなり、スループットの低下を抑制できる。
または、本発明に関連する技術の符号分割多元接続通信システムによれば、応答情報と共に、残り情報を送信する端末装置の数を示す情報を伝送フレームに搭載して端末装置に送信するので、これから基地局へアクセスする端末装置が残り情報を送信する端末装置の数を知ることができるので、受信した応答情報の端末装置との衝突を回避できるとともに、遅延時間を減少できる。
または、本発明に関連する技術の符号分割多元接続通信方法によれば、基地局が、所定の優先順位に従って並び替えられた複数の応答情報を搭載した伝送フレームを複数の端末装置に送信するので、優先度の高い情報(複数フレームを送信する)を送信する端末装置のアクセス時間を短縮できる。
(1)第1実施形態の説明
図2は、本発明の第1実施形態が適用されるCDMA通信システム1の構成を示すブロック図であり、この図2に示すように、CDMA通信システム1は、BS1Bと複数のMS1A〜nA(nは整数)を設けている。
また、携帯電話間で通話を開始する前の各携帯電話(MS)と基地局(BS)との間で情報を共通の制御チャンネルを用いて送信/受信する場合に関して説明を進める。
ここで、各MS1A〜nAは、移動体通信の子局であり、例えば、MSiA(i;整数)が、他のMSjA〔j(j≠i);整数〕に電話をかける時は、MSiAは、自分の電話番号等の確認情報をフレーム(上り)に搭載してBS1Bに送信するようになっている。
す識別子としてのパケット番号(Packet ID:PID)等の情報をフレーム(上り)2に搭載し
て送信するようになっている。なお、各MS1A〜nAは、他のフォーマット構成の他のフレーム(上り)を送信できるようになっている。
なお、ACK情報(応答情報)は、各MS1A〜nAから送信されたフレーム(上り)2内のPIDが、ACK情報としてフレーム(下り)3に搭載され、フレーム(下り)3は、PIDを複数MS分搭載されて送信されるようになっており、フレーム(下り)3内に搭載されているPIDの数をACK搭載数が示すようになっている。なお、以下、各ACK情報としてのPIDを単に応答情報と言う場合があり、説明の便宜上、図中のフレーム(下り)3内のPIDを「MS1A」,「MS2A」等として表記し、例えば、図中のフレーム(下り)3内の「MS1A」は、MS1AのPIDであることを意味する。
ここで、MS1A〜nAは、複数のMS1A〜nAとBS1Bとで共通に使用する共通制御チャンネルを介して複数のMS1A〜nAで拡散コードを用いて拡散したフレーム(上り)2をBS1Bへ送信するものであるとともに、BS1Bから送信されたフレーム(下り)3を受信するものである。
また、各MS1A〜nAは、BS1Bへフレーム(上り)2を初めて送信するに際して、BS1Bから送信される報知情報を基に、フレーム(上り)2を送信するアクセスタイミングをランダムに選択して、フレーム(上り)2を送信するようになっている。
これらのために、第1実施形態に係るMSは、図4に示すように、受信部10と送信部20とデュプレクサ30とCPU40とアンテナ50とをそなえて構成されている。
このため、送信部20は、図4に示すように、拡散部21と波形整形用フィルタ22,23とディジタル/アナログ変換器(D/A)24,25と直交変調回路26と周波数変換回路27とをそなえて構成されている。
次に、図4に示す受信部10は、BS1Bから送信されたフレーム(下り)3を受信するものであり、周波数変換回路11と直交検波回路12とアナログ/ディジタル変換器(A/D)13,14とパスサーチ回路17と逆拡散部16と波形整形用フィルタ18,19とをそなえて構成されている。なお、受信部10は、BS1Bから送信されるフレーム(下り)3とは異なるフォーマット構成の他のフレーム(下り)を受信できるようにもなっている。
図4に示すCPU40は、共通制御チャンネルを介してBS1Bへフレーム(上り)2を送信するとき等に、BS1Bから送信されるBS1Bへアクセスするタイミングを知らせる情報に基づいた4アクセスタイミングの何れかをランダムに選択して、フレーム(上り)2をBS1Bへ送信するように各部を制御するものであるとともに、受信したフレーム(下り)3から自装置が送信したフレーム(上り)2に対応する応答情報が有るかを判断するとともに、続けて残りのフレーム(上り)2を送信する場合には、自装置が先に送信したフレーム(上り)2に対応する応答情報が搭載されている順番をも判断し、その順番に従ったアクセスタイミングで残りのフレーム(上り)2を送信するように、拡散部21へ送信信号を出力する等行なうようになっている。
ここで、送信部20−1は各MS1A〜nAの送信部20と同じように拡散部21とフィルタ22,23とD/A24,25と直交変調回路26と周波数変換回路27とをそなえて構成されている一方、受信部10−1も、受信部10と同じように周波数変換回路11と直交検波回路12とA/D13,14とパスサーチ回路17と波形整形用フィルタ18,19とをそなえて構成されているが、複数の逆拡散部16−1〜16−4をそなえて構成されていることを図4に示す受信部10の構成と異にする。
各MS1A〜nAが送信した位相のずれた拡散コードを用いて拡散された信号を受信部10−1で受信すると、逆拡散部16−1〜16−4のいずれかで所望の拡散コードを用いて受信した信号を逆拡散して抽出した信号をCPU40−1に通知する。
一方、MSkAは、BS1Bから送信されたフレーム(下り)3を受信して、フレーム(下り)3に、送信したフレーム(上り)2に対する応答情報の受信を確認すると、続けて送信する残りのフレーム(上り)2があれば、残りのフレーム(上り)2の送信処理を行なうようになっている。
以下、図7(a)及び(b)に示すタイムチャートと図8に示すフローチャートを用いて、第1実施形態に係るCDMA通信システム1の動作を説明する。
以下、各MS1A〜3Aが、残りのフレーム(上り)2を送信する場合を前提に説明をする。
以下、例として、図7(b)に示すように、周期T−1内でMS1A〜3Aがそれぞれ異なるアクセスタイミング(t−1,t−3,t−4)でフレーム(上り)2を送信した場合を前提にする。
BS1Bは、各MS1A〜3Aから送信されたフレーム(上り)2の受信を確認すると、各MS1A〜3Aに対する応答情報を受信した順に下りフレーム(下り)3に搭載して送信する(例えば、図7(a)中の周期T−b)。
ここで、BS1Bから受信したフレームがACKモードに該当しないときや送信したPIDと一致しないときは、始動したタイマが完了しているか判断し(ステップS3のNOルートからステップS8)、タイマが最大値までカウントアップされていれば、再送処理を行なう(ステップS8のYESルートからステップS9)一方、タイマが完了していなければ、フレームの受信処理に移行する(ステップS8のNOルートからステップS2)。
他方、送信したPIDと同一であるときは、各MS1A〜3Aは、継続して送信する残りのフレーム(上り)2があるか判断し(ステップS3のYESルートからステップS4)、残りのフレーム(上り)2がなければ送信完了とする(ステップS4のNOルートからステップS10)。
このように、本発明の第1実施形態に係るCDMA通信によれば、例えば、フレームを送信後に継続して、残りのフレーム(上り)2を送信するMS1A〜3Aが、BS1Bから受信したフレーム(下り)3に搭載されている複数の応答情報のうち自端末装置に相当する応答情報が有する順番に従って、BS1Bへ再度アクセスして残りのフレーム(上り)2を送信するので、残りのフレーム(上り)2を送信するMS1A〜3A間の衝突がなくなり、スループットの低下を抑制できる。
(2)第1実施形態の第1変形例の説明
第1実施形態の第1変形例においても、BS1BやMS1A〜nAの機能は、第1実施形態にて説明したものとほぼ同じであるが、この第1変形例に係るCDMA通信システム(前記のCDMA通信システム1と区別するために符号を付する)1−1は、第1実施形態に係るCDMA通信システム1に比して、設定された送信タイミング期間内に各MS1A〜nAが残りのフレーム(上り)2を送信することを異にする。なお、本第1変形例の説明において、前述の第1実施形態にて記述した符号と同じ符号を付したものは、同一若しくはほぼ同様のものとする。
例えば、残りのフレーム(上り)2を送信するアクセスタイミング期間は、フレーム(下り)3に搭載されている応答情報の順番に従って、それぞれ異なる周期に設定することができる。残りのフレーム(上り)2を送信するアクセスタイミングは、各周期内の4アクセスタイミングからランダムに選択されるようになっている。
なお、図4に示すCPU40が、残りのフレーム(上り)2を送信するタイミングを設定するようになっている。
ここで、図9(a)及び(b)は、本発明の第1実施形態の第1変形例に係るCDMA通信システム1−1の動作を説明するためのタイムチャートであり、MS1A〜3Aがフレーム(上り)2を送信した後に、継続して残りのフレーム(上り)2を送信する場合を前提に説明をする。図9(b)に示すように、各MS1A〜3Aは、残りのフレーム(上り)2を送信するアクセスタイミングをフレーム(下り)3に応答情報が搭載されている順番に従って、異なる周期T1−5,T1−6,T1−7内で選択して、残りのフレーム(上り)2を送信するようになっている。
上述の如く構成される第1実施形態の第1変形例に係るCDMA通信システム1−1によれば、各MS1A〜3Aは、BS1Bへフレーム(上り)2を送信する際に、周期内の4アクセスタイミングの何れかをランダムに選択する。
各MS1A〜3Aは、フレーム(上り)2を送信後にタイマをスタートさせる(ステップA1)。
各MS1A〜3Aは、周期T1−3でBS1Bから送信されたフレーム(下り)3を受信し(ステップA2)、周期T−4内で受信したフレーム(下り)3がACKモード且つ送信したPIDと同一であるか否かを判断する(ステップA3)。
他方、送信したPIDと同一であるときは、各MS1A〜3Aは、継続して送信する残りのフレーム(上り)2があるか判断し(ステップA3のYESルートからステップA4)、残りのフレーム(上り)2がなければ送信完了とする(ステップA4のNOルートからステップA11)。
図9(b)に示すように、各MS1A〜3Aは、周期T1−3で受信したフレーム(下り)3内に搭載されている自ら送信したフレーム(上り)2に対する応答情報の搭載順〔図9(a)参照〕に従って、MS1Aは、残りのフレーム(上り)2を周期T1−5内でランダムに選択したアクセスタイミングt−3で送信し、MS2Aは、周期T1−6内でランダムに選択したアクセスタイミングt−1で送信し、MS3Aは、周期T1−7内でランダムに選択したアクセスタイミングt−4で送信する。
このように、第1実施形態の第1変形例に係るCDMA通信システム1−1によれば、前記の第1実施形態の説明で述べた他、MS1A〜3Aが、残りのフレーム(上り)2を送信するアクセスタイミングが局所的に集まらずに、例えば、異なる周期毎に設定されて、分散されるので、図9(b)に示すように、周期T1−5で他のMS6A,7Aがアクセスするタイミングt−2,t−4と衝突することを減少できて、さらにスループットの低下を抑制できる。
(3)第1実施形態の第2変形例の説明
第1実施形態の第2変形例においても、BS1BやMS1A〜nAの機能は、第1実施形態にて説明したものとほぼ同じであるが、この第2変形例に係るCDMA通信システム(前記のCDMA通信システム1と区別するために符号を付する)1−2は、所定の優先順位に従って並び替えられた複数の応答情報を搭載したフレーム(下り)3を複数のMS1A〜nAに送信する点で、第1実施形態に係るCDMA通信システム1と異なる。
このため、BS1Bは、各MS1A〜nAから送信されたフレーム(上り)2に対する応答情報を所定の優先順位に従って並び替えてフレーム(下り)3に搭載して送信するように構成されている。
この優先順位の例としては、下記の表1に示すように、継続して送信するフレーム(上り)2があるフレームが優先度が高い一方で、継続して送信するフレームがないフレームの優先度が低くなっている。
以下、図11(a),(b)のタイムチャートと図12を用いて、第1実施形態に係る第2変形例に係るCDMA通信システムの動作を説明する。
上述の如く構成された、第1実施形態に係る第2変形例に係るCDMA通信システムによれば、各MS1A〜nAは、フレーム(上り)2を送信する際に、周期内の4アクセスタイミングからいずれかを選択する。
ここで、チェック結果が正常でなければ、フレーム(下り)3を送信するタイミングか判断する(ステップB2のNOルートからステップB10)。
一方、BS1Bは、CRCチェック結果が正常であれば、継続ビットWを検出する(ステップB2のYESルートからステップB3)。
ここで、BS1Bは、MS1Aから送信されたフレーム(上り)2の優先度を"2",MS2Aから送信されたフレーム(上り)2の優先度を"3"及びMS3Aから送信されたフレーム(上り)2の優先度を"1"に設定する。
ここで、フレーム(下り)3を送信するタイミングであると判断したとき(ステップB10でYESと判断されたとき)、BS1Bは、送信する応答情報があるか否かを判断する(ステップB10のYESルートからステップB11)。BS1Bは、送信する応答情報がないと判断したときは、送信する応答情報が有ると判断するまで(ステップB11でYESと判断するまで)、上記の処理(ステップB1〜ステップB11)を繰り返す。
例えば、図11(a)に示すように、各MS1A〜3Aから送信されたフレーム(上り)2に対する応答情報は、設定された優先度に従って、フレーム(下り)3に搭載される順番が並び替えられて送信される。
一方、各MS1A〜3Aでは、図8に示す処理が行なわれて、各MS1A〜3Aは、図11(a)に示すように、残りのフレーム(上り)2を周期T2−5内で受信したフレーム(下り)3に応答情報が搭載されている順番で残りのフレーム(上り)2を送信する。
(4)第1実施形態の第3変形例の説明
第1実施形態の第3変形例においても、BS1BやMS1A〜nAの機能は、第1実施形態にて説明したものとほぼ同じであるが、この第3変形例に係るCDMA通信システム(前記のCDMA通信システム1−2と区別するために符号を付する)1−3は、設定された送信タイミング期間内に各MS1A〜nAが残りのフレーム(上り)2を送信する点で、前述の第1実施形態の第2変形例に係るCDMA通信システム1−2と異なる。
このため、MS1A〜nAは、送信したフレーム(上り)2に対する応答情報を受信して、残りのフレーム(上り)2を送信するアクセスタイミングをフレーム(下り)3に応答情報が搭載されている順番に従って、設定されたアクセスタイミング期間内に残りのフレーム(上り)2を送信するようになっている。なお、このフレーム(下り)3に搭載されている応答情報は、BS1Bで、表1に示す優先度に従って並び替えられている。
なお、残りのフレーム(上り)2を送信するアクセスタイミングの設定等をCPU40(図4参照)が行なうようになっている。
ここで、図13(a),(b)は、本発明の第1実施形態の第3変形例に係るCDMA通信システム1−2の動作を説明するためのタイムチャートであり、MS1A〜3Aがフレーム(上り)2を送信した後に、MS1A,3Aが継続して残りのフレーム(上り)2を送信する場合を前提に説明をする。
上述の如く構成される第1実施形態の第3変形例に係るCDMA通信システム1−3によれば、各MS1A〜3Aは、BS1Bへフレーム(上り)2を送信する際に、周期内の4アクセスタイミングの何れかをランダムに選択して、フレーム(上り)2を送信する。
各MS1A〜3Aは、フレーム(上り)2を送信後にタイマをスタートさせる(ステップA1)。
ここで、BS1Bから受信したフレーム(下り)3がACKモードに該当しないときや送信したPIDと一致しないときは、始動したタイマが完了しているか判断し(ステップA3のNOルートからステップA9)、タイマが最大値までカウントアップされていれば、再送処理を行なう(ステップA9のYESルートからステップA10)一方、タイマが完了していなければ、フレームの受信処理に移行する(ステップA9のNOルートからステップA2)。
他方、送信したPIDと同一であるときは、各MS1A〜3Aは、継続して送信する残りのフレーム(上り)2があるか判断し(ステップA3のYESルートからステップA4)、残りのフレーム(上り)2がなければ送信完了とする(ステップA4のNOルートからステップA11)。
図13(b)に示すように、各MS1A,3Aは、周期T3−4で受信したフレーム(下り)3内に搭載されている自ら送信したフレーム(上り)2に対する応答情報の搭載順〔図9(a)参照〕に従って、MS1Aは、残りのフレーム(上り)2を周期T3−6内でランダムに選択したアクセスタイミングt−1で送信し、MS3Aは、周期T3−5内でランダムに選択したアクセスタイミングt−3で送信する。
このように、第1実施形態の第3変形例に係るCDMA通信システム1−3によれば、前記の第1実施形態の第2変形例に係るCDMA通信システム1−2と同様の効果が得られる他、MS1A〜3Aが、残りのフレーム(上り)2を送信するアクセスタイミングが局所的に集まらずに、例えば、異なる周期毎に設定されて、分散されるので、図13(b)に示すように、周期T3−5で他のMS6A,7Aがアクセスするタイミングと衝突することを減少できて、さらにスループットの低下を抑制できる。
(5)第1実施形態の第4変形例の説明
第1実施形態の第4変形例においても、BS1BやMS1A〜nAの機能は、第1実施形態にて説明したものとほぼ同じであるが、この第4変形例に係るCDMA通信システム(前記のCDMA通信システム1と区別するために符号を付する)1−4は、フレーム(上り)2を送信するMS1A〜nAが、ランダムアクセスを開始する前に、フレーム(下り)3を受信したときには、受信したフレーム(下り)3内に搭載されている応答情報の数分だけ送信タイミングをずらして、BS1Bへランダムアクセスを行なう点で、第1実施形態に係るCDMA通信システム1と異なる。
このため、MS1A〜nAは、フレーム(上り)2を送信するに際して、BS1Bから送信される信号を受信して、フレーム(下り)3であるか判断し、フレーム(下り)3である場合には、そのフレーム(下り)3に搭載されている応答情報の数分だけ送信タイミングをずらして、BS1Bへフレーム(上り)2を送信するようになっている。
以下、図14(a),(b)のタイムチャートと図15を用いて、上述の如く構成された第1実施形態に係る第4変形例に係るCDMA通信システム1−6の動作を説明する。
そして、MS1Aは、受信したフレームのCRCチェックを行なって、CRCチェックが正常であるか判断するとともに、受信したフレームがACKモードであるかを判断する(ステップC3)。
(6)第1実施形態の第5変形例の説明
第1実施形態の第5変形例においても、BS1BやMS1A〜nAの機能は、第1実施形態にて説明したものとほぼ同じであるが、この第5変形例に係るCDMA通信システム(前記のCDMA通信システム1と区別するために符号を付する)1−5は、所定の優先順位に従って並び替えられた応答情報とともに、継続してフレーム(上り)2を送信するMSの数を示す第2ACK情報をフレーム(下り)3に搭載してBS1Bから各MS1A〜nAへ送信する他、フレーム(上り)2を送信するMS1A〜nAが、ランダムアクセスを開始する前に、フレーム(下り)3を受信したときには、受信したフレーム(下り)3内に搭載されている第2ACK情報が示すACKの搭載数分だけ送信タイミングをずらして、BS1Bへランダムアクセスを行なう点を異で、第1実施形態に係るCDMA通信システム1と異なる。
このため、BS1Bは、各MS1A〜nAから送信されたフレーム(上り)2内に搭載されている継続ビットW〔図3(b)参照〕に基づき、フレーム(下り)3に搭載する応答情報の順番を並び替えるとともに、フレーム(下り)3に搭載する継続してフレーム(上り)2を送信するMSの数を示す第2ACK情報を応答情報とともにフレーム(下り)3に搭載して送信するようになっている。
以下、例として、BS1Bが"NA"を第2ACK情報"N"に代えたフレーム(下り)3を送信する場合を前提に説明をする。
また、CPU40−1(図5参照)が、フレーム(下り)3に搭載する第2ACK情報等を受信したフレーム(上り)2内の継続ビットW〔図3(b)参照〕に基づき、所望のものを搭載するようになっている。
0"のフレーム(上り)2の優先度を"1"に設定するとともに継続して送信するフレーム
の数"N"のカウントアップを行なう他、継続ビットW"01","11"のフレーム(上り)2の優先度を"3"に設定して、優先度に従ってフレーム(下り)3に搭載する応答情報の順番を並び替えるようになっている。
なお、CPU40(図4参照)が、受信したフレーム(下り)3を基に、最初に送信するフレーム(上り)2を送信するタイミング等の設定を行なうようになっている。
なお、例として、図16(b)に示す周期T5−1内で、各MS1A〜3Aが、それぞれ異なるアクセスタイミング(t−1,t−3,t−4)で送信し、BS1Bが、各MS1A〜3Aに対する応答情報を搭載したフレーム(下り)3を周期T5−bで送信した場合を前提に説明をする他、他の周期T5−2でMS6Aがランダムアクセス発生が有る場合を前提に説明をする。
0"にクリアする(ステップD2)。
そして、BS1Bは、各MS1A〜nAから送信されたフレームを受信すると(ステップD3)、CRCチェックを行なってCRCチェック結果が正常であるかを判断し(ステップD4)、チェック結果が正常でないときは、フレーム(下り)3を送信するタイミングであるかを更に判断する(ステップD4のNOルートからステップD11)。
ここで、継続して受信するフレーム(上り)2がないと判断したとき、BS1Bは、優先度を"3"に設定する(ステップD6のNOルートからステップD9)一方、継続して受信するフレーム(上り)2が有ると判断したときは、残りのフレーム(上り)2を送信するMSの数(N)をカウントアップするとともに(ステップD6のYESルートからステップD7)優先度を"1"に設定して(ステップD8)、優先度とPIDを保存する(ステップD8或いはステップD9からステップD10)。
00"で、MS2Aが送信したフレーム(上り)2の継続ビットWが"10"であり、MS
3Aが送信したフレーム(上り)2の継続ビットWが"11"のときは、第2ACK情報"
N"を"2"とカウントし、各フレーム(上り)2の優先度とともに保存する。
次いで、BS1Bは、フレーム(下り)3を送信するタイミングであるかを判断し(ステップD4のNOルート或いはステップD10からステップD11)、送信タイミングでなければ送信タイミングに至るまで(ステップD11でYESと判断されるまで)上記の処理を繰り返す(ステップD11のNOルートからステップD3)。
一方、図17に示すように、MS6Aは、周期T5−2でランダムアクセス処理の発生があると(ステップE1)、先ずBS1Bから送信されたフレームを受信する(ステップE2)。
ここで、受信したフレームのCRCのチェックが正常でないときや、受信したフレーム(下り)がACKモードに該当しないとき、MS6Aは、ランダムアクセスを開始する(ステップE3のNOルートからステップE6)。
このように第1実施形態の第5変形例に係るCDMA通信システム1−5によれば、第1実施形態に係るCDMA通信システム1と同様の効果が得られる他、BS1Bが所定の優先順位に従って並び替えられた応答情報を搭載したフレーム(下り)3をMS1A〜3Aに送信するので、優先度の高い情報(複数フレームを送信する)を送信するMS1A等のアクセス時間を短縮できる。
第1実施形態の第6変形例においても、BS1BやMS1A〜nAの機能は、第1実施形態にて説明したものとほぼ同じであるが、この第6変形例に係るCDMA通信システム(前記のCDMA通信システム1−2と区別するために符号を付する)1−6は、優先順位に従って並び替えた複数応答情報のうち継続してフレーム(上り)2を送信するMSへの応答情報の数"M(M:1以上の整数)が1周期内でのアクセスできる最大数4を超え
るときは、超える応答情報を次に送信するフレーム(下り)3に搭載して送信する点で、第1実施形態の第2変形例に係るCDMA通信システム1−2と異なる。
このため、BS1Bは、各MS1A〜nAからフレーム(上り)2に対する応答情報を所定の優先順位に従って優先度を決めるとともに、継続してフレーム(上り)2を送信するMSに対する応答情報の数"M"をカウントし、カウントした"M"が"4"を超えたときには、超えた分の応答情報を次のフレーム(下り)3に搭載して送信するものである。
0"のフレーム(上り)2の優先度を"1"に設定するとともに継続してフレーム(上り)
2を送信するMSの数"M"のカウントアップを行なう他、継続ビットW"01","11"のフレーム(上り)2の優先度を"3"に設定して、優先度に従ってフレーム(下り)3に搭載する応答情報の順番を並び替えるようになっている。
以下、図19(a),(b)のタイムチャートと図20を用いて、第1実施形態に係る第6変形例に係るCDMA通信システム1−6の動作を説明をする。
上述の如く構成された、第1実施形態に係る第6変形例に係るCDMA通信システム1−6によれば、各MS1A〜nAは、フレーム(上り)2を送信する際に、周期内の4アクセスタイミングからいずれかを選択して、選択したタイミングでフレーム(上り)2を送信する。
ここで、BS1Bは、チェック結果が正常でなければ、フレーム(下り)3を送信するタイミングか判断する(ステップF4のNOルートからステップF11)。
ここで、継続して受信するフレーム(上り)2がないと判断したとき、BS1Bは、優先度を"3"に設定する(ステップF6のNOルートからステップF9)一方、継続して受信するフレーム(上り)2が有ると判断したときは、継続してフレーム(上り)2を送信するMSの数"M"をカウントアップするとともに(ステップF6のYESルートからステップF7)優先度を"1"に設定して(ステップF8)、優先度とPIDを保存する(ステップF8或いはステップF9からステップF10)。
次いで、BS1Bは、フレーム(下り)3を送信するタイミングであるかを判断し(ステップF4のNOルート或いはステップF10からステップF11)、送信タイミングでなければ送信タイミングに至るまで(ステップF11でYESと判断されるまで)上記の処理を繰り返す(ステップF11のNOルートからステップF3)。
例えば、MS1A〜7Aが送信したフレーム(上り)2に対する送信処理に際して、継続してフレーム(上り)2を送信するMSの数"M"が"4"を超える分に相当するMS7Aに対する応答情報は、図19中のタイミングT6−b1で送信するフレーム(下り)3に搭載されずに、別に保持され、次のタイミングT6−b2で送信するフレーム(下り)3に搭載されて送信される。
次いで、BS1Bは、所望の送信タイミングになる(ステップF11でYESと判断される)と、継続してフレーム(上り)2を送信するMSの数"M"を基に、MS7Aが送信したフレーム(上り)2等に対する応答情報をフレーム(下り)3に搭載する数を判断し(ステップF13,F14)、優先度に従った順番にフレーム(下り)3に搭載して送信する(ステップF15〜ステップ17)。
第1実施形態の第7変形例においても、BS1BやMS1A〜nAの機能は、第1実施形態にて説明したものとほぼ同じであるが、この第7変形例に係るCDMA通信システム(前記のCDMA通信システム1と区別するために符号を付する)1−7は、2つの体系の拡散コードを用いてスペクトル拡散した信号をBS1BとMS1A〜nAとの間で送信/受信する点で、第1実施形態のCDMA通信システム1と異なる。なお、第1実施形態の説明にて記述の符号と同じ符号を付したものは、同一若しくはほぼ同一のものとする。
また、各端末MS1A〜nAは、BS1Bから受信したフレーム(下り)3に搭載されている後述する拡散コード♯1を用いた信号を送信したMSに対する応答情報の数情報(以下、「第3ACK情報」と言う)"L"を基に、自己が、残りのフレーム(上り)2を送信する順番を判断するようになっている。具体的には、CPU40(図4参照)が、上記のような判断を行なうようになっている。
なお、例えば、図3(a)に示すACKフォーマットにおいて、"NA"を第3ACK情報"L"に代えてフレーム(下り)3を構成することができる。
また、BS1Bは、各拡散コード♯1,♯2によりスペクトル拡散された信号を受信して、所望の位相の拡散コード♯1,♯2を用いて逆拡散の処理を行なうため、拡散コード♯1,♯2毎に複数の逆拡散部16−1〜16−4を備えて構成されている点で、前記の受信部10−1(図5)と異なる。
このため、BS1Bは、各拡散コード♯1,♯2を用いて送信したフレーム(上り)2に対する応答情報をフレーム(下り)3に搭載するに当たり、各拡散コード♯1,♯2別に応答情報の数"L","P"をカウントして保持するようになっている。
以下、図21(a),(b)のタイムチャートと図22,図23を用いて、第1実施形態に係る第7変形例に係るCDMA通信システム1−7の動作を説明をする。
上述の如く構成された、第1実施形態に係る第7変形例に係るCDMA通信システム1−7によれば、各MS1A〜nAは、フレーム(上り)2を送信する際に、周期内の4アクセスタイミングからいずれかを選択して、選択したタイミングでフレーム(上り)2を送信する。
一方、図23に示すように、BS1Bは、フレーム(下り)3の送信処理を開始(ステップH1)後、"L","P"のカウント値をクリアする(ステップH2)。
BS1Bは、拡散コード♯1のフレーム(上り)2を受信すると(ステップH3)、CRCチェックを行なって、チェック結果が正常であるかを判断する(ステップH4)。
ここでも、受信したフレーム(上り)2のCRCチェック結果が正常でないとき、BS1Bは、応答情報を送信するタイミングか判断する(ステップH8のNOルートからステップH11)一方、拡散コード♯2を用いた信号を送信したMSに対する応答情報の数情報"P"をカウントアップする(ステップH8のYESルートからステップH9)とともに、PIDを拡散コード♯2用に保存して(ステップH10)、応答情報を送信するタミングであるか判断する(ステップH11)。
応答情報を送信するタイミングであるとき、BS1Bは、"L"或いは"P"のカウント値が"0"より大きいかを判断し(ステップH11のYESルートからステップH12)、"
L"及び"P"のカウントがそれぞれ"0"のときは、上記の処理を繰り返す(ステップH1
2のNOルートからステップH3或いはH7)。
その後、BS1Bは、フレーム(下り)3を送信し(ステップH16)、フレーム(下り)3に応答情報等を搭載するに用いたものをクリアする(ステップH17)。
例えば、BS1Bは、図21(a)中に示すように、各MS1A〜5Aへの応答情報をフレーム(下り)3に搭載するにあたり、拡散コード♯1を用いた信号を送信したMS1A,4Aに対する応答情報を先頭にして、次いで拡散コード♯2を用いた信号を送信したMS2A,3A,5Aに対する応答情報を拡散コード別に順番に並べてフレーム(下り)3に搭載する他、拡散コード♯1を用いた信号を送信したMS1A,4Aに対する応答情報の数を示す第3ACK情報"L(=2)"も搭載して、所望の送信タイミングになると(例えば、図21(a)中のタイミングT7−b)、フレーム(下り)3を送信する。
ここで、BS1Bから受信したフレームがACKモードに該当しないときや送信したPIDと一致しないときは、始動したタイマが完了しているか判断し(ステップG4のNOルートからステップG5)、タイマが最大値までカウントアップされていれば、再送処理を行なう(ステップG5のYESルートからステップG6)一方、タイマが完了していなければ、フレームの受信処理に移行する(ステップG5のNOルートからステップG3)。
他方、送信したPIDと同一であるときは、各MS1A〜5Aは、継続して送信する残りのフレーム(上り)2があるか判断し(ステップG4のYESルートからステップG7)、残りのフレーム(上り)2がなければ送信完了とする(ステップG7のNOルートからステップG13)。
次いで、各MS1A〜5Aは、自身がコード♯1を用いて送信したのか判断し(ステップG9)、コード♯1を用いてフレーム(上り)2を送信した場合は、フレーム(下り)3に自身の応答情報が搭載されている順番を継続して送信する残りのフレーム(上り)2を送信するタイミングに設定する(ステップG9のYESルートからステップG10)。
図21(b)では、各MS1A,4Aは、周期T7−5内の4アクセスタイミングのうち、受信したフレーム(下り)3に搭載されている応答情報の順番に従ったアクセスタイミングで残りのフレーム(上り)2を位相のずれた拡散コード♯1を用いてスペクトル拡散して送信し、各MS2A,3A,5Aは、受信したフレーム(下り)3に搭載されている応答情報のうち第3ACK情報"L(=2)"分の応答情報を除いた応答情報の順番に従ったアクセスタイミングで、残りのフレーム(上り)2を位相のずれた拡散コード♯2を用いてスペクトル拡散して送信する。
このように、本発明の第1実施形態の第7変形例に係るCDMA通信システム1−7によれば、BS1Bが、第3ACK情報"L"を各応答情報とともに伝送フレーム(下り)3に搭載して送信し、各MS1A〜5Aは、第3ACK情報"L"を基に、自身の応答情報がフレーム(下り)3中に自身が用いる拡散コード(♯1或いは♯2)を用いて送信したフレーム(上り)2に対する応答情報のうちの何番目に搭載されているか分かるので、2種類の拡散コード(♯1,♯2)を用いたCDMA通信においても、継続して残りのフレーム(上り)2を送信するアクセスタイミングの衝突を回避して、スループットの低下を抑制できる。
(9)その他
上記詳述した以外に、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
(10)付記
(付記1)
基地局と、該基地局との間で通信を行なうに際して共通に使用する回線を介しスペクトル拡散した情報の遣り取りを行なう複数の端末装置とを有する符号分割多元接続通信システムにおいて、
該基地局が、
上記複数の端末装置からのランダムアクセス時に、該端末装置からのアクセス信号を受信する受信手段と、
該受信手段にて該端末装置からのアクセス信号を受信した場合に、その旨の応答情報を伝送フレームに複数の該端末装置分まとめて搭載して上記複数の端末装置へ送信する応答情報送信手段とをそなえ、
該端末装置が、
該基地局の該応答情報送信手段からの上記複数の応答情報を受信する応答情報受信手段と、
継続して該基地局へ送信する残り情報が有る場合に、該基地局へランダムアクセスした後に、該応答情報受信手段にて該基地局から受信した上記複数の応答情報のうち自端末装置に相当する応答情報が有する順番に従って、該基地局へ再度アクセスして該残り情報を送信する送信手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、符号分割多元接続通信システム。
上記端末装置の送信手段が、上記残り情報を継続して基地局へ送信する際に、上記の自端末装置に相当する応答情報が有する順番に従って設定された送信タイミング期間内に、該基地局へ再度アクセスして該残り情報を送信するように構成されたことを特徴とする、付記1記載の符号分割多元接続通信システム。
上記基地局の応答情報送信手段が、所定の優先順位に従って並び替えられた複数の応答情報を搭載した該伝送フレームを上記複数の端末装置に送信するように構成されたことを特徴とする、付記1記載の符号分割多元接続通信システム。
(付記4)
上記基地局の応答情報送信手段が、所定の優先順位に従って並び替えられた複数の応答情報を搭載した該伝送フレームを上記複数の端末装置に送信するように構成されるとともに、 上記端末装置の送信手段が、上記残り情報を継続して基地局へ送信する際に、上記の自端末装置に相当する応答情報が有する順番に従って設定された送信タイミング期間内に、該基地局へ再度アクセスして該残り情報を送信するように構成されたことを特徴とする、付記1記載の符号分割多元接続通信システム。
該端末装置が、
該基地局に初めてランダムアクセスを行なう前に、該応答情報受信手段にて、上記伝送フレームを受信するとともに、受信した上記伝送フレーム内に搭載されている該応答情報の数分だけ送信タイミングをずらして、該基地局へランダムアクセスを行なう手段をそなえていることを特徴とする付記1記載の符号分割多元接続通信システム。
該基地局の応答情報送信手段が、上記応答情報と共に、残り情報を送信する端末装置の数を示す情報を該伝送フレームに搭載して該端末装置に送信するように構成されるとともに、
該端末装置が、
該基地局に初めてランダムアクセスを行なう前に、該応答情報受信手段にて、上記伝送フレームを受信するとともに、受信した上記伝送フレーム内に搭載されている残り情報を送信する端末装置の数分だけ送信タイミングをずらして、該基地局へランダムアクセスを行なう手段をそなえていることを特徴とする、付記1記載の符号分割多元接続通信システム。
該基地局の応答情報送信手段が、
残り情報を送信する端末装置順に並び替えた該応答情報を搭載した伝送フレームを該端末装置に送信するとともに、
該残り情報を送信する該端末装置への該応答情報が、一定の範囲内で該端末装置が行なう送信タイミング数を超えるときは、超えた分の該応答情報を次回送信する伝送フレーム内に搭載するように構成されたことを特徴とする、付記1記載の符号分割多元接続通信システム。
上記複数の端末装置が、少なくとも2種の異なる拡散情報の内の一方の拡散情報を用いてスペクトル拡散された情報を該基地局へ送信する第1端末装置と、上記少なくとも2種の異なる拡散情報の内の他方の拡散情報を用いてスペクトル拡散された情報を該基地局へ送信する第2端末装置とをそなえ、
該基地局の応答情報送信手段が、各拡散情報別に該応答情報を該伝送フレームに搭載して、該一方の拡散情報を用いた情報を送信した該第1端末装置に対する該応答情報の数情報または該他方の拡散情報を用いた情報を送信した該第2端末装置に対する該応答情報の数情報を該応答情報とともに該伝送フレームに搭載して上記複数の端末装置に送信するように構成されるとともに、
上記の第1端末装置または第2端末装置の送信手段が、
伝送フレーム内の自己が使用する拡散コード別に搭載されている該応答情報順に該残り情報を送信するように構成されたことを特徴とする、付記1記載の符号分割多元接続通信システム。
符号分割多元接続通信システムにおいて、共通に使用する回線を介してスペクトル拡散した情報の遣り取りを複数の端末装置との間で行なう基地局であって、
上記複数の端末装置からのランダムアクセス時に、該端末装置からのアクセス信号を受信する受信手段と、
該受信手段にて該端末装置からのアクセス信号を受信した場合に、その旨の応答情報を、継続して該基地局へ送信する残り情報が有る上記複数の端末装置が所定の順番で該基地局へ再度アクセスして該残り情報を送信しうるように、該端末装置からのアクセス信号を受信した順に伝送フレームに複数の端末装置分まとめて搭載して上記複数の端末装置へ送信する応答情報送信手段とをそなえて構成されていることを特徴とする、符号分割多元接続システム用基地局。
該応答情報送信手段が、所定の優先順位に従って並び替えられた複数の応答情報を搭載した該伝送フレームを上記複数の端末装置に送信するように構成されたことを特徴とする、付記9記載の符号分割多元接続システム用基地局。
(付記11)
該応答情報送信手段が、上記応答情報と共に、残り情報を送信する端末装置の数を示す情報を該伝送フレームに搭載して該端末装置に送信するように構成されたことを特徴とする、付記9記載の符号分割多元接続通信システム用基地局。
該応答情報送信手段が、
残り情報を送信する端末装置順に並び替えた該応答情報を搭載した伝送フレームを該端末装置に送信するとともに、
該残り情報を送信する該端末装置への該応答情報が、一定の範囲内で該端末装置が行なう送信タイミング数を超えるときは、超えた分の該応答情報を次回送信する伝送フレーム内に搭載するように構成されたことを特徴とする、付記9記載の符号分割多元接続通信システム用基地局。
該応答情報送信手段が、各拡散情報別に該応答情報を該伝送フレームに搭載して、少なくとも2種の異なる拡散情報の内の一方の拡散情報を用いてスペクトル拡散された情報を送信した上記複数の端末装置のうちの第1端末装置に対する該応答情報の数情報または他方の拡散情報を用いてスペクトル拡散された情報を送信した上記複数の端末装置のうちの第2端末装置に対する該応答情報の数情報を該応答情報とともに該伝送フレームに搭載して上記複数の端末装置に送信するように構成されたことを特徴とする、付記9記載の符号分割多元接続システム用基地局。
符号分割多元接続通信システムにおける基地局との間で通信を行なうに際して共通に使用する回線を介しスペクトル拡散した情報の遣り取りを行なう端末装置であって、
該基地局へランダムアクセスするランダムアクセス手段と、
該基地局へのランダムアクセスを行なうことにより、該基地局が、該端末装置からのアクセス信号を受信した場合に、その旨の応答情報を他の端末装置の応答情報とまとめて伝送フレームに搭載して該基地局から送られてくる複数の応答情報を受信する応答情報受信手段と、
継続して該基地局へ送信する残り情報が有る場合に、該基地局へランダムアクセスした後に、該応答情報受信手段にて該基地局から受信した上記複数の応答情報のうち自端末装置に相当する応答情報が有する順番に従って、該基地局へ再度アクセスして該残り情報を送信する送信手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、符号分割多元接続通信システム用端末装置。
該送信手段が、上記残り情報を継続して基地局へ送信する際に、上記の自端末装置に相当する応答情報が有する順番に従って設定された送信タイミング期間内に、該基地局へ再度アクセスして該残り情報を送信するように構成されたことを特徴とする、付記14記載の符号分割多元接続通信システム用端末装置。
該基地局に初めてランダムアクセスを行なう前に、該応答情報受信手段にて、上記伝送フレームを受信するとともに、受信した上記伝送フレーム内に搭載されている該応答情報の数分だけ送信タイミングをずらして、該基地局へランダムアクセスを行なう手段をそなえていることを特徴とする付記14記載の符号分割多元接続通信システム用端末装置。
該基地局に初めてランダムアクセスを行なう前に、該応答情報受信手段にて、該応答情報と共に残り情報を送信する端末装置の数を示す情報を搭載した伝送フレームを受信するとともに、受信した上記伝送フレーム内に搭載されている残り情報を送信する端末装置の数分だけ送信タイミングをずらして、該基地局へランダムアクセスを行なう手段をそなえていることを特徴とする、付記14記載の符号分割多元接続通信システム用端末装置。
基地局と、該基地局との間で通信を行なう複数の端末装置とをそなえ、共通に使用する回線を介しスペクトル拡散した情報の遣り取りを上記の基地局と複数の端末装置との間で行なう符号分割多元接続通信方法において、
該基地局で、上記複数の端末装置からのランダムアクセス時に、該端末装置からのアクセス信号を受信した場合に、その旨の応答情報を伝送フレームに複数の該端末装置分まとめて搭載して上記複数の端末装置へ送信する応答情報送信ステップと、
上記複数の端末装置が、継続して該基地局へ送信する残り情報が有る場合に、該基地局へランダムアクセスした後に、該基地局から受信した上記複数の応答情報のうち各端末装置に相当する応答情報が有する順番に従って、該基地局へ再度アクセスして該残り情報を送信する送信ステップとをそなえて構成されたことを特徴とする、符号分割多元接続通信方法。
上記複数の端末装置が、上記残り情報を継続して基地局へ送信する際に、各端末装置に相当する応答情報が有する順番に従って設定された送信タイミング期間内に、それぞれ該基地局へ再度アクセスして該残り情報を送信することを特徴とする、付記18記載の符号分割多元接続通信方法。
上記基地局が、所定の優先順位に従って並び替えられた複数の応答情報を搭載した該伝送フレームを上記複数の端末装置に送信することを特徴とする、付記18記載の符号分割多元接続通信方法。
(付記21)
上記基地局が、所定の優先順位に従って並び替えられた複数の応答情報を搭載した該伝送フレームを上記複数の端末装置に送信するとともに、
上記複数の端末装置が、上記残り情報を継続して基地局へ送信する際に、各端末装置に相当する応答情報が有する順番に従って設定された送信タイミング期間内に、それぞれ該基地局へ再度アクセスして該残り情報を送信することを特徴とする、付記18記載の符号分割多元接続通信方法。
該端末装置が、
該基地局に初めてランダムアクセスを行なう前に、該応答情報受信手段にて、上記伝送フレームを受信するとともに、受信した上記伝送フレーム内に搭載されている該応答情報の数分だけ送信タイミングをずらして、該基地局へランダムアクセスを行なうことを特徴とする付記18記載の符号分割多元接続通信方法。
該基地局が、上記応答情報と共に、残り情報を送信する端末装置の数を示す情報を該伝送フレームに搭載して該端末装置に送信するとともに、
該端末装置が、該基地局に初めてランダムアクセスを行なう前に、上記伝送フレームを受信するとともに、受信した上記伝送フレーム内に搭載されている残り情報を送信する端末装置の数分だけ送信タイミングをずらして、該基地局へランダムアクセスを行なうことを特徴とする、付記18記載の符号分割多元接続通信方法。
該基地局が、
残り情報を送信する端末装置順に並び替えた該応答情報を搭載した伝送フレームを該端末装置に送信するとともに、
該残り情報を送信する該端末装置への該応答情報が、一定の範囲内で該端末装置が行なう送信タイミング数を超えるときは、超えた分の該応答情報を次回送信する伝送フレーム内に搭載することを特徴とする、付記18記載の符号分割多元接続通信方法。
上記複数の端末装置が、少なくとも2種の異なる拡散情報の内の一方の拡散情報を用いてスペクトル拡散された情報を該基地局へ送信する第1端末装置と、上記少なくとも2種の異なる拡散情報の内の他方の拡散情報を用いてスペクトル拡散された情報を該基地局へ送信する第2端末装置とをそなえ、
該基地局が、各拡散情報別に該応答情報を該伝送フレームに搭載して、該一方の拡散情報を用いた情報を送信した該第1端末装置に対する該応答情報の数情報または該他方の拡散情報を用いた情報を送信した該第2端末装置に対する該応答情報の数情報を該応答情報とともに該伝送フレームに搭載して上記複数の端末装置に送信するとともに、
上記の第1端末装置または第2端末装置の送信手段が、伝送フレーム内の自己が使用する拡散コード別に搭載されている該応答情報順に該残り情報を送信することを特徴とする、付記18記載の符号分割多元接続通信方法。
1A〜nA MS
1B BS
10,10−1 受信部
11 周波数変換回路
12 直交検波回路
13,14 A/D
16,16−1〜16−4 逆拡散部
17 パスサーチ回路
18,19,22,23 フィルタ
20,20−1 送信部
21 拡散部
24,25 D/A
26 直交変調回路
27 周波数変換回路
30 デュプレクサ 40,40−1 CPU
50 アンテナ
60−1〜60−I 端末装置
60a 応答情報受信手段
60b 送信手段
60c ランダムアクセス手段
80 基地局
80a 受信手段
80b 応答情報送信手段
Claims (6)
- 基地局との間で通信を行なう端末装置であって、
フレーム中の複数のタイミングのいずれかの送信タイミングで前記基地局へランダムアクセスするランダムアクセス手段と、
該基地局へのランダムアクセスを行なうことにより、該基地局から送られてくる応答情報を受信する応答情報受信手段と、
該基地局へランダムアクセスした後に、該応答情報受信手段にて該基地局から受信した自端末装置に相当する応答情報の1フレーム期間中での受信タイミングを基準にしたアクセスタイミングで、該基地局へ情報を送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする端末装置。 - 基地局との間で通信を行なう端末装置の通信方法であって、
フレーム中の複数のタイミングのいずれかの送信タイミングで前記基地局へランダムアクセスを行ない、
前記基地局へのランダムアクセスを行なうことにより、該基地局から送られてくる応答情報を受信し、
前記基地局へランダムアクセスした後に、該基地局から受信した自端末装置に相当する応答情報の1フレーム期間中での受信タイミングを基準にしたアクセスタイミングで、該基地局へ情報を送信することを特徴とする、端末装置の通信方法。 - 基地局と、該基地局との間で通信を行なうに際してランダムアクセスを行なう複数の端末装置とを有する移動通信システムにおいて、
前記基地局が、
前記複数の端末装置からのランダムアクセス時に、該端末装置からのアクセス信号を受信する受信手段と、
該受信手段にて該端末装置から複数のアクセス信号を受信した場合に、それぞれについての応答情報を1フレーム期間中にそれぞれの受信順に従って端末装置へ送信する応答情報送信手段とをそなえ、
該端末装置が、それぞれ、
該基地局の該応答情報送信手段からの上記応答情報を受信する応答情報受信手段と、
該基地局へランダムアクセスした後に、該応答情報受信手段にて該基地局から受信した自端末装置に相当する応答情報の前記1フレーム期間中での受信タイミングを基準にしたアクセスタイミングで、該基地局へ情報を送信する送信手段と
を備えたことを特徴とする、移動通信システム。 - 基地局との間で通信を行なうに際してランダムアクセスを行なう端末装置であって、
該基地局へアクセス信号を送信する送信手段と、
該アクセス信号の受信に応じて該基地局から送られてくる応答情報を受信する応答情報受信手段と、
該基地局へランダムアクセスした後に、該応答情報受信手段にて該基地局から受信した自端末装置に相当する応答情報の1フレーム期間中での受信タイミングを基準にしたアクセスタイミングで、該基地局へ情報を送信する送信手段と
を備えたことを特徴とする端末装置。 - 基地局と、該基地局との間で通信を行なうに際してランダムアクセスを行なう複数の端末装置とを有する移動通信システムに用いられる通信方法において、
前記基地局が、
前記複数の端末装置からのランダムアクセス時に、該端末装置からのアクセス信号を受信し、
該端末装置からのアクセス信号を受信した場合に、それぞれについての応答情報を1フレーム期間中にそれぞれの受信順に従って端末装置へ送信し、
該端末装置が、それぞれ、
該基地局からの上記応答情報を受信し、
該基地局へランダムアクセスした後に、該基地局から受信した自端末装置に相当する応答情報の前記1フレーム期間中での受信タイミングを基準にしたアクセスタイミングで、該基地局へ情報を送信する
ことを特徴とする通信方法。 - 基地局との間で通信を行なうに際してランダムアクセスを行なう端末装置の通信方法であって、
該基地局へアクセス信号を送信し、
該アクセス信号の受信に応じて該基地局から送られてくる応答情報を受信し、
該基地局へランダムアクセスした後に、該基地局から受信した自端末装置に相当する応答情報の1フレーム期間中での受信タイミングを基準にしたアクセスタイミングで、該基地局へ情報を送信する
ことを特徴とする通信方法。
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