JP4757255B2 - クリーン操作用覆布 - Google Patents

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Description

本発明は、クリーン操作用覆布に関する。クリーン操作用覆布は、施術部位の周囲に実質的に密閉された空間を保持し、その密閉空間内で無菌的に施術ができるようにする医療用デバイスであって、術者の血液汚染や、血液によるベッドサイドの汚染を回避できるようにするために使用される。
従来、手術室における外科手術や血管造影室におけるカテーテル診断・治療は、患者の細菌感染防止に配慮された環境の下に行われている。
しかしながら、術野や血管への刺入部位から出血する血液による術者の感染の危険性については十分に配慮されているとはいえず、術者は常に血液感染の危険にさらされた環境下で手技を行っている。従来も、手術用のガウンやマスクを使用することで、ある程度は危険を回避してはいるが、これらは、元来、患者側の保護を主たる目的としており、術者の感染の危険を十分に回避しうるものとはいえない。
従って、術者の血液感染の危険性を、術者の手技の自由度を損ねることなく、簡便かつ完全に回避しうるデバイスの提供が熱望されていた。また、外科手術を伴う治療には、血液によるベッドサイドの汚染の問題もある。
本発明は、如上の事情に鑑みてなされたもので、血液によるベッドサイドの汚染や術者の感染を防止することができるとともに、無菌的に施術ができるように、実質的に密閉された空間が保持されるように構成されたクリーン操作用覆布を提供することを目的とする。
本発明のクリーン操作用覆布は、底面壁と透明な天面壁を有する、施術部位の周囲に施術空間を保持する柔軟な袋状構造物であって、該袋状構造物は閉鎖された基端と先端を有し、前記底面壁には、前記基端に近接して少なくとも一つの施術部位露出用開口が設けられ、前記天面壁には、前記施術部位露出用開口に近接して、術者等の手を前記施術空間内に無菌的に挿入するための少なくとも一対の手挿入部が設けられると共に、前記施術部位露出用開口から離れた位置に、施術に必要な医療用具を搬入するための開閉自在な閉鎖された医療用具搬入口が設けられてなることを特徴とする。
本発明の一実施態様においては、前記クリーン操作用覆布は、閉鎖された基端と先端を有しており、前記底面壁には、前記袋状構造物の基端に近接して患者の施術部位露出用の2つの開口が設けられ、前記天面壁には、長手軸に関して一方の側に、前記施術部位露出用開口に近接して、術者の手を施術空間内に無菌的に挿入するための一対の術者用手挿入部が設けられると共に、該術者用手挿入部に隣接して先端側に助手の手を施術空間内に無菌的に挿入するための一対の助手用手挿入部が設けられている。
また、本発明の他の実施態様においては、前記袋状構造物は閉鎖された基端と先端を有しており、前記底面壁には、前記袋状構造物の基端に近接して患者の施術部位露出用の開口が設けられ、前記天面壁には、前記施術部位露出用開口に近接して、術者の手を施術空間内に無菌的に挿入するための術者用手挿入部が設けられるとともに、前記施術部位露出用開口から離れた位置に、施術に必要な医療用具を搬入するための開閉自在な閉鎖された医療用具搬入口が設けられてなることを特徴とする。
ここで、施術部位露出用開口の周縁には、施術部位の周りと密着する密閉手段が設けられ、施術部位露出用開口の施術部位からのずれが防止されるとともに、血液等の施術空間外への漏出及び外気の施術空間内への流入が阻止されるようにするのがよく、この場合、密閉手段は粘着テープであるのが好ましい。
また、前記各手挿入部は、腕装着部と手袋状の手装着部からなるグローブボックスに形成され、少なくともこの手装着部は、それ自体優れた潤滑性を有しており、この手装着部の指装着部分の先端は、指を装着することにより容易に破断可能、かつ破断後に指が十分露出する長さに形成されている。一対の手挿入部は、これが隣接して設けられ、この隣接部分が手挿入部の基端の開口部分で互いに溶着される様に構成されていてもよい。また、術者用手挿入部と助手用手挿入部は、これが隣接して設けられ、この隣接部分が手挿入部の基端の開口部分で互いに溶着されていてもよい。
術者用手挿入部の設置部位と長手軸に関して反対側の天面壁には、廃棄物用袋が設けられるとともに、この廃棄物用袋の設置位置と術者用手挿入部の設置位置の中間部分に閉鎖可能な手袋装着用開口が設けられていてもよく、また、助手用手挿入部の設置部位と長手軸に関して反対側の天面壁には、閉鎖可能な造影剤・補液ライン挿入口と血管内エコー挿入口、薬液受渡し口が設けられていてもよい。
医療用具搬入口は、医療用具等の搬入に際し医療用具搬入口の開口状態を維持するために、補強材で補強されていてもよい。
また、天面壁には吊り手段への取り付け手段を設けてもよく、この取り付け手段を吊り手段に取りつけることにより、底面壁と天面壁の間に空間が形成されるようにしてもよい。
以上、一般的に本発明を記述したが、より一層の理解は、いくつかの特定の実施例を参照することによって得ることが出来る。これらの実施例は本明細書に例示の目的のためにのみ提供されるものであり、他の旨が特定されない限り、限定的なものではない。
本発明によれば、以下のような効果が期待できる。すなわち、術者から隔離された実質的に密閉された空間内で手術や診断・治療などの操作を行うことが出来るので、ベッドサイドの汚染や術者の血液感染の危険を防止することが出来る。また、術野や血管への刺入部位をより清浄な環境に保ちうることから、患者の感染の危険性をさらに減少させることが出来る。従来必要としていたガウンやマスク、覆布が不要になるので、経済的である。また、主として壁用シートから構成されているので、軽量かつ折り畳みが容易であり、また使用後の廃棄処理も容易である。
本発明の一実施例に係るクリーン操作用覆布の斜視図である。 図1に示す術者用手挿入部の説明図である。 手挿入部の開口の他の実施例を示す説明図(開口のパターンを示す)である。 補強材で補強された医療用具搬入口を示す図である。 本発明の他の実施例に係るクリーン操作用覆布の斜視図である。 図5に示す手挿入部の説明図である。
符号の説明
1 底面壁
2 天面壁
3 施術部位露出用開口
4 術者用手挿入部
41 腕装着部
411 開口
412 隣接部分
413 隣接部分
42 手装着部
43 指装着部分
5 医療用具搬入口
51 開口部
52 補強材
53 ファスナー
6 助手用手挿入部
61 腕装着部
612 隣接部分
613 隣接部分
62 手装着部
63 指装着部分
611 開口
7 廃棄物用袋
8 造影剤・補液ライン挿入口
9 薬液受渡し口
10 血管内エコー挿入口
11 手袋装着用開口
12 吊り手段への取り付け手段
13 吊り手段(ポール)
本発明のクリーン操作用覆布は、底面壁と透明な天面壁を有し、使用時に施術部位の周囲に実質的に閉鎖された施術空間を保持する柔軟な袋状構造物であって、前記底面壁には、少なくとも一つの施術部位露出用開口が設けられ、前記天面壁には、前記施術部位露出用開口に近接して、術者の手を前記施術空間内に無菌的に挿入して前記施術部位露出用開口に接近するための少なくとも一対の手挿入部が設けられるとともに、前記施術部位露出用開口から離れた位置に、施術に必要な医療用具を搬入するための開閉自在な閉鎖された医療用具搬入口が設けられている。
前記施術部位露出用開口の周縁に、施術部位の周りと密着する粘着テープを設け、前記手挿入部は、腕装着部と手袋状の手装着部からなるグローブボックスに形成する。前記手装着部の指装着部分は、その先端が指を装着することにより容易に破断可能、かつ破断後に指が十分露出する長さに形成する。
また、前記術者用手挿入部の設置部位と長手軸に関して反対側の天面壁に、廃棄物用袋を設け、この廃棄物用袋の設置位置と術者用手挿入部の設置位置の中間部分に閉鎖可能な手袋装着用開口を設ける。助手用手挿入部の設置部位と長手軸に関して反対側の天面壁に、閉鎖可能な造影剤・補液ライン挿入口と血管内エコー挿入口、薬液受け渡し口を設ける。
医療用具搬入口は、医療用具等の搬入に際し医療用具搬入口の開口状態を維持するために、補強材で補強する。また、天面壁には吊り手段への取り付け手段を設ける。
図1は本発明の一実施例に係るクリーン操作用覆布を示す斜視図であり、図2は図1に示す術者用手挿入部の説明図である。また、図3は手挿入部の他の実施例を示す説明図(基端開口のパターンを示す)であり、図4は補強材で補強された医療用具搬入口を示す図である。
実施例1のクリーン操作用覆布100は、図1に示すように、底面壁1と透明な天面壁2を有する柔軟な袋状構造物であって、閉鎖された基端100aと先端100bを有しており、底面壁1は矩形形状を有し、覆布100の基端100aに近接して2つの施術部位露出用開口3が設けられている。天面壁2には、覆布100の長手軸に関して一方の側に、この施術部位露出用開口3に近接して一対の術者用手挿入部4が設けられ、この術者用手挿入部4に隣接して先端側に一対の助手用手挿入部6が設けられている。また、覆布の先端100b側には、施術に必要な医療用具を搬入するための開閉自在な医療用具等搬入口5が設けられており、この医療用具等搬入口5は、通常、閉鎖されている。天面壁2はその周縁部を底面壁1に接着又は溶着により接合され、使用時に底面壁1の上部を包囲して実質的に閉鎖された施術空間を形成・保持する。
底面壁1および天面壁2の形成材料(壁用シート)は、ポリエチレンやポリエステル、軟質ポリ塩化ビニル、ポリアミドなど透明なプラスチックで形成されたフイルムまたは柔軟な薄いシートである。底面壁1は施術部位が見えないよう不透明に形成されるのが好ましく、その内壁面側は、施術に際して生じた出血による血液などを吸収することができる吸収性材料で形成されていてもよい。
底面壁1は、その外壁面側の施術部位露出用開口3の周縁に、施術部位の周りと密着する粘着テープ31が取りつけられており、施術部位露出用開口3の施術部位からのずれを防止するとともに、施術に伴う出血などによって生じた血液等の施術空間外への漏出及び外気の施術空間内への流入が阻止されるようになっている。また、底面壁1には面ファスナー(図示していない)、例えば、マジックテープ(登録商標)などを取りつけて、底面壁1を手術補助用の台などに固定できるようにしてもよい。底面壁1には、先端側の端縁に隣接して、ドレン用の穴(図示していない)を設けてもよい。
医療用具等搬入口5は、トレイやガイドワイヤー等の医療用具等搬入口5として利用できるようになっている。医療用具等搬入口5はトレイやガイドワイヤーのみを搬入するために使用してもよく、この場合、図1に示すように、造影剤・補液ライン挿入口8や、薬液受渡し口9、血管エコー挿入口10などの他の医療用具等を搬入する口が必要に応じ天面壁2に別途設けられる。そして、これらの造影剤・補液ライン挿入口8や、薬液受渡し口9、血管エコー挿入口10は、閉鎖可能な構造になっており、助手用手挿入部6の基端の開口設置部位と長手軸に関して反対側の天面壁2に設けられている。医療用具搬入口5には、図4に示すように、その開口部51を閉鎖するためにファスナー53が使用されており、ファスナー53を開いて医療用具等を搬入する際、その開口状態を維持するために、医療用具搬入口5は補強材52で補強されている。
術者用手挿入部4は、術者の手が施術部位に届くように、天面壁2の施術部位露出用開口3に近接した位置に設けられており、後述の廃棄物用袋7の設置位置との関係から、長手軸に関して一方の側の、通常、底面壁1にも近接した位置に設けられる。
術者用手挿入部4は、図2に示すように、一対になっており、基端側の腕装着部41と先端側の手袋状の手装着部42からなる所謂グローブボックスになっている。そして、少なくとも手装着部42は、通常ポリエチレンや、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレンなどの、それ自体優れた潤滑性を有するプラスチックで形成されており、手装着部42の指装着部分43の先端は、指を装着することにより容易に破断可能、かつ破断後に指が十分露出する長さに形成されている。手装着部42の外壁には、シリコーンオイルを塗布するなどして潤滑性を向上させてもよい。
一対の術者用手挿入部4、4は隣接して設けられており、覆布の密閉性を保つために、その基端側の開口411の隣接部分412で互いに溶着されると共に、開口411の残余の部分は天面壁2に設けられた開口21の周縁部に溶着されている。開口411は手装着口として使用される。また、助手用手挿入部6も一対になっており、術者用手挿入部4と同様に構成されているので説明を省略する。
術者用手挿入部4と助手用手挿入部6は、隣接して設けられており、覆布の密閉性を保つために、手挿入部4、6の基端の開口411、611の隣接部分413、613で互いに溶着されている。術者用手挿入部4と助手用手挿入部6のそれぞれの開口411、611のパターンとしては、図2に示すものの他に、図3の様なパターンが可能である。何れのパターンも左手の位置が右手の位置と同等またはこれより低くなるように決められている。
術者用手挿入部4の基端の開口411の設置部位と反対側の天面壁2には、廃棄物用袋7が設けられており、この廃棄物用袋7の設置位置と術者用手挿入部4の設置位置の中間部分の天面壁2には、施術中に手袋の交換が必要になったときなどに手袋交換のために外に手を出すための密閉可能な手袋装着用開口11が設けられている。廃棄物用袋7は、手袋の廃棄に使用されるものであり、覆布の内側に開口を有している。
このものは、主として底面壁1と天面壁2から形成されているので、製造が容易である。また、手挿入部4、6の形成材料を側壁の形成材料と同様の材料にすれば、これを天面壁2に溶着などの方法により容易に固定することが出来るので、手挿入部4、6を確実且つ気密に天面壁2に固定することが出来る。また、底面壁1と天面壁2の間に空間を形成することができるので、医療用具等の搬入が容易であり、また、手挿入部の開口を大きくしているので操作が容易である。手袋装着用開口を設けているので、手袋の交換が容易である。また、医療用具搬入口が医療用具等の搬入時に開口状態が維持されるよう補強されているので、医療用具等の搬入時に医療用具等が搬入口に接触して汚染されるのを防ぐことができる。
図5は本発明の他の実施例に係るクリーン操作用覆布を吊り手段(4本のポール)に取り付けた状態を示す斜視図であり、図6は図5に示す手挿入部の説明図である。
実施例2のクリーン操作用覆布は、図5に示すように、底面壁1と透明な天面壁2を有する柔軟な袋状構造物であって、閉鎖された基端100aと先端100bを有しており、底面壁1には覆布の基端100aに近接して施術部位露出用開口3が設けられている。天面壁2には、この施術部位露出用開口3に近接して一対の手挿入部4が設けられ(入口だけを表示)、施術部位露出用開口3から離れた覆布の先端側の部分に、施術に必要な医療用具を搬入するための開閉自在な閉鎖された医療用具等搬入口5が設けられている。覆布の先端100aに医療用具等搬入口5を形成してもよい。
底面壁1および天面壁2の形成材料は、ポリエチレンやポリエステル、軟質ポリ塩化ビニル、ポリアミドなど透明なプラスチックで形成されたフイルムまたは柔軟な薄いシートからなる。底面壁1は施術部位が見えないよう不透明に形成されるのが好ましい。
医療用具等搬入口5は、ボタンやマジックテープ(登録商標)など(図示されていない)で着脱自在に固定されていてもよく、トレイやガイドワイヤー等の医療用具等搬入口5として利用できるようになっている。医療用具等搬入口5はトレイのみを搬入するために使用し、医療用具を搬入する口は必要に応じ天面壁2に別途設けてもよい。
また、底面壁1にマジックテープ(登録商標)(図示していない)などを取りつけて、底面壁1を手術補助用の台などに固定できるようにしてもよい。
施術部位露出用開口3の周縁には、施術部位の周りと密着する粘着テープ31が取りつけられており、施術部位露出用開口3の施術部位からのずれを防止するとともに、血液等の施術空間外への漏出及び外気の施術空間内への流入が阻止されるようになっている。
また、手挿入部4は、図6に示すように、腕装着部41と手袋状の手装着部42からなる所謂グローブボックスになっており、少なくとも手装着部42は、通常ポリエチレンや、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレンなどの、それ自体優れた潤滑性を有するプラスチックで形成されている。そして、手装着部42の指装着部分43の先端は、指を装着することにより容易に破断可能、かつ破断後に指が十分露出する長さに形成されている。手装着部42の外壁には、シリコーンオイルを塗布するなどして潤滑性を向上させてもよい。また、天面壁2には、図示していないが、手挿入部4より先端側に、手挿入部4と同様の、助手の手を挿入するための助手用手挿入部を設けてもよい。底面壁1には、先端側の端縁に隣接して、ドレン用の穴(図示していない)を設けてもよい。
また、天面壁2には吊り手段13(例えば図5に示すような4本のポール)への取り付け手段12が設けられている。この取り付け手段12を吊り手段7に取りつけることにより、底面壁1と天面壁2の間に空間を形成することができる。尚、吊り手段7がポールの場合、取り付け手段12としては、例えば紐やポール13に挿着可能なポケット状のものなどが採用可能である。
このものは、主として底面壁1と天面壁2から形成されているので、製造が容易である。また、手装着部4の形成材料を側壁の形成材料と同様の材料にすれば、これを天面壁2に溶着などの方法により容易に固定することが出来るので、手装着部4を確実且つ気密に天面壁2に固定することが出来る。また、天面壁2に吊り手段13への取り付け手段12が設けられており、この取り付け手段12を吊り手段13に取りつけることにより、底面壁1と天面壁2の間に空間を形成することができるので、医療用具等の搬入が容易であり、また、操作が容易である。

Claims (13)

  1. 底面壁と透明な天面壁を有する、施術部位の周囲に施術空間を保持する柔軟な袋状構造物であって、該袋状構造物は閉鎖された基端と先端を有し、前記底面壁には、前記基端に近接して少なくとも一つの施術部位露出用開口が設けられ、前記天面壁には、前記施術部位露出用開口に近接して、術者等の手を前記施術空間内に無菌的に挿入するための少なくとも一対の手挿入部が設けられると共に、前記施術部位露出用開口から離れた位置に、施術に必要な医療用具を搬入するための開閉自在な閉鎖された医療用具搬入口が設けられており、
    前記手挿入部は、基端側の腕装着部と先端側の手袋状の手装着部からなるグローブボックスに形成されてなり、少なくとも該手装着部は、それ自体優れた潤滑性を有しており、該手装着部の指装着部分の先端は、指を装着することにより容易に破断可能、かつ破断後に指が十分露出する長さに形成されてなるクリーン操作用覆布。
  2. 前記袋状構造物が閉鎖された基端と先端を有し、前記底面壁に前記袋状構造物の基端に近接して患者の施術部位露出用の2つの開口が設けられ、前記天面壁には、長手軸に関して一方の側に、前記施術部位露出用開口に近接して、術者の手を施術空間内に無菌的に挿入するための一対の術者用手挿入部が設けられ、さらに該術者用手挿入部に隣接して先端側に、助手の手を施術空間内に無菌的に挿入するための一対の助手用手挿入部が設けられてなる請求項1に記載の覆布。
  3. 前記施術部位露出用開口の周縁に施術部位の周りに粘着可能な密閉手段が設けられ、前記施術部位露出用開口の施術部位からのずれを防止すると共に、血液等の施術空間外への漏出及び外気の施術空間内への流入を阻止するようにしてなる請求項1に記載の覆布。
  4. 前記密閉手段が粘着テープである請求項3に記載の覆布。
  5. 前記天面壁は、一対の手挿入部が隣接して設けられており、該隣接部分が手挿入部の基端の開口部分で互いに溶着されてなる請求項1〜4のいずれかに記載の覆布。
  6. 前記術者用手挿入部と助手用手挿入部が隣接して設けられており、該隣接部分が手挿入部の基端の開口部分で互いに溶着されてなる請求項1〜4のいずれかに記載の覆布。
  7. 前記天面壁は、その長手軸に関して前記術者用手挿入部の設置部位と反対側の部位に廃棄物用袋が設けられるとともに、該廃棄物用袋の設置位置と術者用手挿入部の設置位置の中間部分に閉鎖可能な手袋装着用開口が設けられてなる請求項1〜のいずれかに記載の覆布。
  8. 前記天面壁は、その長手軸に関して前記助手用手挿入部設置部位と反対側の部位に、閉鎖可能な造影剤・補液ライン挿入口と血管内エコー挿入口、薬液受渡し口が設けられてなる請求項1〜のいずれかに記載の覆布。
  9. 医療用具等の搬入に際し前記医療用具搬入口の開口状態を維持するために、該医療用具搬入口が補強材で補強されてなる請求項1〜のいずれかに記載の覆布。
  10. 前記袋状構造物が閉鎖された基端と先端を有しており、前記底面壁には、前記袋状構造物の基端に近接して施術部位露出用開口が設けられ、前記天面壁には、前記施術部位露出用開口に近接して、術者の手を施術空間内に無菌的に挿入するための一対の術者用手挿入部が設けられてなる請求項1に記載のクリーン操作用覆布。
  11. 前記施術部位露出用開口の周縁に施術部位の周りに粘着可能な密閉手段が設けられ、該施術部位露出用開口の施術部位からのずれが防止されるとともに、血液等の施術空間外への漏出及び外気の施術空間内への流入が阻止されるようにされてなる請求項10に記載の覆布。
  12. 前記密閉手段が粘着テープである請求項11に記載の覆布。
  13. 前記天面壁に吊り手段への取り付け手段が設けられ、該取り付け手段を吊り手段に取りつけることにより、前記底面壁と天面壁の間に空間が形成されるようにされてなる請求項9〜12のいずれかに記載の覆布。
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