JP4756976B2 - 穀物の含水率算出方法 - Google Patents

穀物の含水率算出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4756976B2
JP4756976B2 JP2005280691A JP2005280691A JP4756976B2 JP 4756976 B2 JP4756976 B2 JP 4756976B2 JP 2005280691 A JP2005280691 A JP 2005280691A JP 2005280691 A JP2005280691 A JP 2005280691A JP 4756976 B2 JP4756976 B2 JP 4756976B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grain
temperature
moisture content
drying
outside air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005280691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007093058A (ja
Inventor
健洋 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamamoto Manufacturing Co Ltd filed Critical Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2005280691A priority Critical patent/JP4756976B2/ja
Publication of JP2007093058A publication Critical patent/JP2007093058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4756976B2 publication Critical patent/JP4756976B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

本発明は、穀物を循環させながら、熱風によって加熱された雰囲気によって乾燥すると共に、乾燥効率に寄与する機器特有の係数、又は穀物特有の係数が予め定められた穀物乾燥機に用いられ、前記穀物の循環経路の途中に配設された含水率計測装置により計測される穀物の含水率を基準として、この含水率を穀物の温度に基づいて補正することにより、穀物の含水率を得る穀物の含水率算出方法に関するものである。
穀物乾燥機では、乾燥開始前に乾燥終了時の穀物の含水率の設定値を設定しておき、含水率計測装置によって穀物を定期的にサンプリングして含水率を計測し、当該計測した含水率が前記設定値に達した(下回った)時点で、乾燥を終了させるようになっている。
上記含水率計測装置では、電気抵抗式水分計が適用されるのが一般的である(特許文献1及び特許文献2参照)。電気抵抗は、穀物の温度によって変動するため、穀物の温度が変化すると計測した値が変動する。
なお、電気抵抗は、穀物の水分が多い(含水率が高い)ほど小さく、穀物の温度も高いほど小さい。すなわち、含水率は穀物の温度が上がると高くなるため、マイナス側への補正が必要なる。
ところで、穀物乾燥機では、灯油バーナー等を用いて熱風を生成し、この生成した熱風を穀物の循環空間へ送り込むことで、当該穀物を乾燥するようにしているため、乾燥中の穀物は外気の温度よりも高い温度となっており、上記のようなマイナス側への補正が、正確な含水率を得るために必須となる。
1つの方法としては、含水率計測装置によってサンプリングした穀物をしばらく放置し、余分な熱を放出した状態で含水率を計測するようにすれば正確な含水率を得ることができるが、相当の放熱時間を要し、乾燥効率の低下を招くことになる。
これを解消するためには、穀物の温度を予測して、計測した含水率に対して補正をかけることがなされている。
特開昭63−95346号公報 特開昭63−90749号公報
しかしながら、従来の補正は、前記灯油バーナーで生成された熱風の温度に、単純に係数をかけただけのものであり、穀物の温度の予測の精度としては低い。また、予測の精度を上げようとすると、穀物の乾燥における最悪の状態(すなわち、過乾燥状態)を起こす可能性を高め、かえって適用し難い結果を招いている。
本発明は上記事実を考慮し、過乾燥という最悪の事態を回避し、かつ穀物の温度を正確に予測することで、乾燥中に精度の高い含水率を得ることができる穀物の含水率算出方法を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、穀物を循環させながら、熱風によって乾燥する穀物乾燥機に用いられ、前記穀物の循環経路の途中に配設された含水率計測装置により計測される穀物の含水率を基準として、前記穀物の含水率を得る穀物の含水率算出方法であって、乾燥開始からの経過時間に応じて前記穀物の温度が上昇する時間の範囲内で設定された初期乾燥期間では、前記穀物の温度xを、前記乾燥される穀物の種類ごとに設定するか又は前記穀物乾燥機の乾燥効率に基づき穀物乾燥機ごとに設定した係数1及び係数2、前記乾燥される穀物の温度に上昇が生じない外気の温度T、前記熱風の温度外気温度センサにより検出される外気の温度aに基づき、補正後の含水率が真の含水率よりも低くなる穀物の温度が得られる計算式
x=a+(T−a)×b×係数1+係数2
を用いて算出し、前記含水率計測装置で計測された前記含水率を、前記算出した穀物の温度xに基づいて補正する、ことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、穀物を循環させながら、熱風によって乾燥する穀物乾燥機に用いられ、前記穀物の循環経路の途中に配設された含水率計測装置により計測される穀物の含水率を基準として、前記穀物の含水率を得る穀物の含水率算出方法であって、乾燥開始からの経過時間に応じて前記穀物の温度が上昇する時間の範囲内で設定された初期乾燥期間では、穀物の温度xを、前記乾燥される穀物の種類ごとに設定するか又は前記穀物乾燥機の乾燥効率に基づき穀物乾燥機ごとに設定した係数1及び係数2、前記乾燥される穀物の温度に上昇が生じない外気の温度T、前記熱風の温度b、外気温度センサにより検出される外気の温度aに基づき、補正後の含水率が真の含水率よりも低くなる穀物の温度が得られる計算式
x=a+(T−a)×b×係数1+係数2
を用いて算出し、前記含水率計測装置で計測された前記含水率を、前記算出した穀物の温度xに基づいて補正し、前記初期乾燥期間が経過した初期乾燥期間後では、穀物の温度Nを、前記初期乾燥期間で算出された前記穀物の温度x、前記乾燥される穀物の種類ごとに設定するか又は前記穀物乾燥機の乾燥効率に基づき穀物乾燥機ごとに設定した係数3、外気の温度の変化が穀物の温度に与える影響の度合いC、前記熱風の温度b、前記乾燥開始からの経過時間としている乾燥時間z、前記外気温度センサにより検出される外気の温度a、前記初期乾燥期間の外気の温度yに基づき、計算式
N=x+(a−y)×C+(b−a)×z×係数3
を用いて算出し、前記含水率計測装置で計測された含水率を、前記算出した穀物の温度Nに基づいて補正する、ことを特徴としている。
この発明によれば、穀物の温度を予測するにあたり、熱風の温度に加え、従来は考慮されていなかった乾燥時間、外気の温度を含めたため、精度の高い穀物の温度予想が可能となる。また、穀物乾燥装置の機種毎に設定される乾燥効率に寄与する係数を設定しておくことで、乾燥装置の機種間の乾燥効率差も是正することができる。
さらに、この機種による係数に代えて、穀物の種類による係数を設定することもできる。
なお、乾燥時間は、長ければ長いほど穀物の含水率が低くなるため、乾燥時間を例えば、初期乾燥期間内と初期乾燥期間後とに分類し、穀物の温度の予測誤差の許容値を変更することで、含水率の変化度合いに則した穀物の温度の予測が可能である。なお、一般的には初期乾燥期間内は穀物の含水率が高いため、比較的予測誤差の許容値が広くとれる。一方、初期乾燥期間後は穀物の含水率が目標値に迫っているため、比較的予測誤差の許容値を狭くすることが好ましい。
また、発明によれば、初期乾燥期間と、初期乾燥期間後とで、穀物の温度を予測する計算式を分ける
初期乾燥期間に適用する計算式は、前記補正後の含水率が、同一条件の下での真の含水率よりも低い含水率となるように設定する。すなわち、間違っても過乾燥が起きなければ誤差が大きくても特に問題はない。言い換えれば、乾燥が順調に実行されていることさえわかればよい。
一方、初期乾燥期間後に適用する計算式は、初期乾燥期間内での計算結果を基準として、外気の温度の変化に応じた穀物の温度変化分と、熱風の温度と外気の温度との差、乾燥時間、並びに乾燥効率とから得られる穀物の温度変化分と、を加減算する。
例えば、外気の温度の変化に応じた穀物の温度変化分とは、外気の温度の変化分の1/2が穀物の温度に寄与することが経験上知得されたため、これを穀物の温度予測に利用する。
また、熱風の温度と外気の温度との差や乾燥時間は、熱風と外気の温度との差が大きければ大きいほど穀物へ与える熱量が大きいため、これに穀物乾燥機又は穀物の乾燥効率を加味した変化分を穀物の温度予測に利用する。
これにより、正確な穀物の温度予測が可能となる。
したがって、初期乾燥期間に適用する計算式及び初期乾燥期間後に適用する計算式を用いた穀物の温度予測では、少なくとも、熱風の温度に所定の係数を掛け合わせた補正による穀物の温度予測に比べ、格段に精度が向上する。また、過乾燥という最悪の事態は回避することができる。
以上説明した如く本発明では、過乾燥という最悪の事態を回避し、かつ穀物の温度を正確に予測することで、乾燥中に精度の高い含水率を得ることができるという優れた効果を有する。
図1には、本実施の形態の穀物乾燥機10の概略構成図が示されている。
本実施の形態に係る穀物乾燥機10は、所謂循環式乾燥型であり、穀物乾燥機10は、上部の貯留部12と下部の乾燥部14とを備えている。
乾燥部14には、網状壁面で仕切られた流下路16が形成されており、貯留部12の穀物が流下して通るようになっている。
隣り合う流下路16の間には交互に熱風室18、排風室20が形成されている。熱風室18には操作盤19の電源スイッチ23、作業選択スイッチ31及び運転スイッチ21の操作により作動する図示しないバーナー及び吸引ファンによって熱風が送られ、熱風室18から流下路16を通って排風室20側へ流れるようになっている。
このバーナー及び吸引ファン等の運転時間は、プログラムタイマ設定部25で所望の時間に設定することができるようになっている。さらに、乾燥部の熱風の温度は温度設定ツマミ27で設定でき、温度はほぼ一定に保持できるようになっている。
この熱風により、流下路16内の穀物が乾燥される。
運転スイッチ21の近傍には停止スイッチ29が併設され、この停止スイッチ29の操作で穀物乾燥機10を完全停止させることができるようになっている。この場合、穀物乾燥機10を運転させるための初期データ(穀物の含水率、穀物乾燥機10内の温度及び湿度等)はまだ記憶されている。前記電源スイッチ23のOFFによってこれらのデータの全てがリセットされるようになっている。
流下路16の下端開口部にはロータリバルブ22が近設されており、乾燥された穀物を下ホッパ24内へ落下させるようになっている。
下ホッパ24の底部にはスクリューコンベア26が設けられており、穀物をバケットコンベア28の下部へ供給する。
この穀物はバケットコンベア28により貯留部12の上方へ持ち上げられ、回転式均分機30上に落下されるようになっている。
回転式均分機30上の穀物は、遠心力を受けて貯留部12内へ落下し、蓄積された穀物の上表層は、所謂すり鉢状となっている。すなわち、穀物は一定の間隔で循環される。
穀物の適正な単位循環時間は、穀物の種類によって、それぞれ異なっており、穀物切り換えスイッチ33により、乾燥する穀物に合わせて循環時間が設定されるようになっている。
バケットコンベア28の下部には、含水率計測装置32が配設され、穀物をすくい上げるバケット28Aの反転時に穀物の一部が含水率計測装置32内へと案内されて含水率が計測されるようになっている。
含水率計測装置32では、サンプリングされた穀物の含水率を所定時間(本実施の形態では、少なくとも30分)毎に計測してその値をA/D変換器36を介してマイクロコンピュータ38へ送出する。
穀物乾燥機10を停止させるための乾燥終了時の穀物仕上がり含水率、すなわち目標含水率設定値は、含水率設定ツマミ37の操作により設定され、その設定値がマイクロコンピュータ38へ供給されるようになっている。マイクロコンピュータ38ではこの目標含水率設定値と穀物の含水率とが一致した時点で穀物乾燥機10を停止させると共に、この停止時点の穀物の含水率を記憶する。
ここで、含水率計測装置32における含水率の計測値は、穀物の温度によって変動し、穀物乾燥機10内で乾燥されている穀物の温度は、乾燥時間によって変化するため、結果として、計測値自体が正確な含水率を表していない場合がある。言い換えれば、穀物の温度を主体とした、温度補償が必要となる。
そこで本実施の形態では、バーナーにより生成される熱風の温度、外気の温度並びに乾燥時間を組み合わせた計算式により、穀物の温度を予測し、この予測された穀物の温度に基づいて計測した含水率を補正するようにした。
計算式は、大きく分けて、初期乾燥期間内に適用する第1の計算式と、初期乾燥期間後に適用する第2の計算式と、を使い分けるようにしている。
(乾燥時の温度変化特性)
図2は、熱風の温度、外気の温度、並びにこれらに影響される穀物の温度を対象とした乾燥時間による変化を示す特性図である。
この図2では、熱風の温度と外気の温度とが乾燥開始から徐々に下降していく例を示している。しかし、実際には上昇していく場合もあるし、下降・上昇変動する場合もある。なお、熱風の温度は外気の温度に一定値を加算した温度に設定してあるため、外気の温度と平行に推移する。
一方、穀物の温度は、初期乾燥期間内(本実施の形態では、乾燥開始から30分までの間)では、急激に上昇し、初期乾燥期間後は、緩やかに変化していくことがわかる。すなわち、初期乾燥期間内と、初期乾燥期間後とでは、非線形と言えるほど温度変化の特性が異なる。
そこで、初期乾燥期間内での穀物の温度の予測(本実施の形態では、乾燥開始から30分後とした)の際は、予測時の外気の温度a、予測時の熱風の温度b、並びに穀物乾燥機10に依存する係数1、係数2に基づいて設定した第1の計算式(1)により初期乾燥期間内の穀物の温度xを演算予測するようにした。
x=a+(40℃−a)×b×係数1+係数2・・・(1)
ここで、(40℃−a)×bは、外気の温度aが低いほど穀物の温度の上昇が大きく、外気の温度aが40℃のときに穀物の温度の上昇が0になるということを経験上知得したため、これを穀物の温度予測に利用する。
係数1及び係数2は、穀物乾燥機10によって予め設定されている係数であり、穀物乾燥機10毎の乾燥効率に依存する。
次に、初期乾燥期間後での穀物の温度の予測(本実施の形態では、初期乾燥期間内の穀物の温度を起点として30分毎とした)の際は、前記第1の計算式(1)で得られた初期乾燥期間内の穀物の温度x、初期乾燥の外気の温度y、予測時の外気の温度a、予測時の熱風の温度b、乾燥開始からの時間z、並びに穀物乾燥機10に依存する係数3に基づいて設定した第2の計算式(2)により初期乾燥期間後の穀物の温度Nを演算予測するようにした。
N=x+(a−y)×0.5+(b−a)×z×係数3・・・(2)
ここで、(a−y)×0.5は、外気の温度aの変化が穀物の温度に与える影響は1/2であることを経験上知得したため、これを穀物の温度予測に利用する。例えば、外気の温度aが10℃下がると穀物の温度は5℃下がる。また、(b−a)×zは、熱風の温度bと外気の温度aの差に乾燥時間zをかけた分だけ穀物の温度が上昇するということを経験上知得したため、これを穀物の温度予測に利用する。
係数3は、穀物乾燥機10によって予め設定されている係数であり、穀物乾燥機10毎の乾燥効率に依存する。
以下の表1は、異なる機種の穀物乾燥機10毎に設定される係数1乃至係数3の具体的な数値である。
穀物の温度を予測する場合には、この表1から適用される穀物乾燥機10毎のパラメータを読み出し、かつ現在の外気の温度を取り込んで、上記第1の計算式(1)及び第2の計算式(2)に代入して演算を実行することになる。
Figure 0004756976
例えば、上記表1の機種の内、「45AF」という機種の穀物乾燥機10を用いた場合の第1の計算式(1)による演算は、外気の温度が20℃、熱風の温度bが75℃であるとすると、
初期乾燥期間内の穀物の温度(予測値)x
=20+(40−20)×75×0.008+5=37.0℃
となる。
また、第2の形成式(2)による演算では、予測時の外気の温度aが10℃、初期乾燥の外気の温度yが21℃、予測時の熱風の温度bが65℃、乾燥時間zが20時間であるとすると、
初期乾燥期間後の穀物の温度(予測値)N
=37+(10−21)×0.5+(65−10)×20×0.007=39.2℃
となる。
なお、前記演算例は機器特有(機種毎)の係数が定められた穀物乾燥機10に適用する場合を示したが、機器とは関わりなく、穀物特有(穀物の種類毎)の係数が定められた穀物乾燥機10に適用する場合もある。以下の表2は、穀物の種類毎に設定されている係数1乃至係数3の具体的な数値である。この数値を第1の計算式(1)及び第2の計算式(2)に代入して演算を実行することになる。
Figure 0004756976
図3は、上記の穀物の温度予測演算を実行するためのマイクロコンピュータ38における制御を機能的に示したブロック図である。なお、この図3に示す各ブロックは、あくまでもマイクロコンピュータ38における制御を機能的に示したものであり、ハード構成を限定するものではない。
前記含水率計測装置32は、前述したようにA/D変換器36を介して補正実行制御部100に接続されている。
補正実行制御部100には、マイクロコンピュータ38における主制御を司る乾燥実行制御部102の乾燥時間監視部104が接続されており、乾燥開始からの時間を認識できるようになっている。
補正実行制御部100では、初期乾燥期間内における含水率測定時期(本実施の形態では、乾燥開始から30分後)、並びにこの初期乾燥期間内での含水率計測時から30分毎に、前記含水率計測装置32からの計測値(A/D変換器36を介して)を取り込み、取り込んだ含水率計測値を含水率一時メモリ106へ送出する。この含水率一時メモリ106では、受け入れた含水率計測値を一時記憶する。
また、補正実行制御部100では、前記含水率計測時期に、外気温度取込部108、係数読出部110、熱風温度読出部112、並びに計算式読出部114のそれぞれに対して、処理を実行する実行指示信号を出力する。
外気温度取込部108には、外気温度センサ116と初期乾燥外気温度データメモリ118が接続されている。外気温度取込部108では、前記実行指示信号をトリガとして外気の温度を取り込む。取り込んだ外気の温度aは、穀物温度演算部120へ送出される。
また、乾燥開始時に検出した外気の温度aを初期乾燥の外気の温度yとして初期乾燥外気温度データメモリ118に記憶する。第2の計算式(2)を適用して演算する場合には、この初期乾燥の外気の温度yを初期乾燥外気温度データメモリ118から読み出し、穀物温度演算部120へ送出する。
係数読出部110には、係数データメモリ122が接続されている。この係数読出部110では、前記実行指示信号に基づいて、初期乾燥期間内の場合は係数1、係数2が係数データメモリ122から読み出され、初期乾燥期間後の場合は係数3が読み出される。
読み出された係数1、係数2、或いは係数3は穀物温度演算部120へ送出される。
熱風温度読出部112には、熱風温度データメモリ124が接続されている。熱風温度読出部112では、前記実行指示信号に基づいて、熱風の温度データを読み出す。読み出された熱風の温度データは、穀物温度演算部120へ送出される。
また、計算式読出部114には、計算式データメモリ126が接続されている。計算式データメモリ126には、予め前述した第1の計算式(1)及び第2の計算式(2)が格納(記憶)されている。
計算式読出部114では、初期乾燥期間内では第1の計算式(1)が読み出され、初期乾燥期間後では、第2の計算式(2)が読み出され、それぞれ穀物温度演算部120へ送出する。
また、穀物温度演算部120には、前記乾燥時間監視部104から乾燥時間が入力されるようになっている。
この結果、穀物温度演算部120には、第1の計算式(1)或いは第2の計算式(2)と、当該計算式に必要なデータ(外気の温度a(初期乾燥の外気の温度yを含む)、熱風の温度b、係数1乃至係数3、乾燥時間z)が揃うことになり、第1の計算式(1)による計算、続いて第2の計算式(2)による計算が実行される。なお、第1の計算式(1)による計算結果、すなわち初期乾燥期間内の穀物の温度xは、初期乾燥期間穀物内温度メモリ128に記憶され、第2の計算式(2)の1パラメータとして適用されるようになっている。
穀物温度演算部120によって演算された穀物の温度は、含水率補正部130に送出される。この含水率補正部130には、前記含水率一時メモリ106が接続されている。含水率補正部130では、取り込まれた含水率計測値と穀物の温度とに基づいて含水率の補正が実行され、その補正された含水率データは、乾燥実行制御部102並びに出力部132に送出される。
乾燥実行制御部102では、入力された含水率に基づいて乾燥の完了時期を判断する。
また、出力部132では、ドライバ40を介して表示器42へ含水率データを送出し、表示する。
以下に本実施の形態を図4及び図5のフローチャートに従い説明する。
図4は、穀物の温度を予測演算する基本制御ルーチンである。
ステップ150では、初回かそれ以外かを判別するためのフラグFをリセットし、次いでステップ152へ移行して、過去のデータをリセットしてステップ154へ移行する。
ステップ154では、外気の温度aを検出し、次のステップ156では初期乾燥の外気の温度yとして登録(格納)する。
次のステップ158では、タイマt(本実施の形態では、t=30分)をスタートさせ、ステップ160へ移行する。
ステップ160では、タイマ時間tが経過したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ162へ移行して、当該タイマtをリセットスタートさせ、ステップ164へ移行する。
ステップ164では、累積乾燥時間zに今回のタイマ時間tを加算し、新たな累積乾燥時間zとし、ステップ166へ移行する。ステップ166では、フラグFがセット(1)されているか否かが判断される。このフラグFがリセット(0)されている場合は、乾燥初期(最初)の穀物の温度予測時期であると判断し、ステップ168へ移行する。
ステップ168では、外気の温度aを検出し、次いでステップ170では、熱風の温度b、係数1並びに係数2をそれぞれ読出し、ステップ172へ移行する。
ステップ172では、第1の計算式(1)を読出し、次いでステップ174へ移行して、この第1の計算式(1)に、上記変数にそれぞれの数値を代入し、初期乾燥期間内の穀物の温度予測値x(以下、必要に応じて単に「予測値x」という)を演算する。
次のステップ176では、演算された予測値xを格納し、次いでステップ178で予測値xを乾燥実行制御部102や、表示器42へ表示するためのドライバ40等へ出力し、ステップ180へ移行する。
ステップ180では、フラグFをセット(1)し、ステップ160へ移行する。
ステップ160では、穀物の温度の予測値演算をしている間を含め、次の予測値演算時期である時間tが経過したか否か判断され、肯定判定されると、ステップ162へ移行する。
ステップ162では、当該タイマtをリセットスタートさせ、ステップ164へ移行する。ステップ164では、累積乾燥時間zに今回のタイマ時間tを加算し、新たな累積乾燥時間zとし、ステップ166へ移行する。
ステップ166では、フラグFがセット(1)されているか否かが判断される。このフラグFがリセット(0)されている場合は、初期乾燥期間後の穀物の温度予測時期であると判断し、ステップ182へ移行する。
ステップ182では、外気の温度aを検出し、次いでステップ184では、熱風の温度b、初期乾燥期間内の穀物の温度予測値x、初期乾燥の外気の温度y、乾燥時間z、並びに係数3をそれぞれ読出し、ステップ186へ移行する。
ステップ186では、第2の計算式(2)を読出し、次いでステップ188へ移行して、この第2の計算式(2)に、上記変数にそれぞれの数値を代入し、初期乾燥期間の穀物の温度予測値N(以下、必要に応じて単に「予測値N」という)を演算する。
次のステップ190では、演算された予測値Nを乾燥実行制御部102や、表示器42へ表示するためのドライバ40等へ出力し、ステップ192へ移行する。
ステップ192では、乾燥が終了したか否かが判断され、否定判定された場合には、ステップ160へ戻り、上記肯定を時間t(30分)おきに繰り返す。また、ステップ192で肯定判定された場合は、このルーチンは終了する。
図5は、上記穀物の温度予測値演算ルーチンに同期、かつ並行して実行される含水率補正制御ルーチンである。
ステップ200では、バケット28Aを駆動して穀物のサンプリング処理を実行し、次いでステップ202で、サンプリングした穀物の含水率の計測を行う。
計測された含水率は、穀物の温度によって適正な値とならない場合がある。そこで、本実施の形態では、図4のフローチャートにより演算した予測値x、或いは予測値Nを用いて、計測した含水率を補正する(ステップ204、206)。
ステップ204によって補正がなされた含水率は、ステップ208において表示器42に表示され、ステップ210へ移行する。
ステップ210では、補正後の含水率と、目標の含水率との比較によって、乾燥終了時期か否かが判断され、否定判定された場合はこのまま終了する。また、ステップ210で肯定判定されると、ステップ212へ移行して乾燥停止処理が実行され、終了する。
(初期乾燥期間内に第1の計算式(1)を適用する理由)
穀物の温度は乾燥し始めの30分まで急激に上昇し、その後緩やかに変化(下降)する。刈り取り直後の穀物の温度は、外気の温度とほぼ同じと考えられるが、刈り取り直後の高水分の穀物の温度予測としては、精度はあまり要求されない。
むしろ、一度乾燥した後に再乾燥を行う場合は、再乾燥の初回から穀物の温度が高く、かつ精度も要求される。
従って、初回から穀物の温度が高いと予測しておく必要があるため、第1の計算式(1)を用いる。これにより、真の穀物の温度よりも演算による予測温度が高い場合、補正後の含水率は真の含水率よりも低くなり、少なくとも過乾燥にはならない。結果として、予測が外れても最悪の事態を回避することができる。
なお、乾燥終了後に1日くらい放置しても穀物の温度はほとんど下がらない。もし、穀物の温度が常温まで戻ったものを再乾燥したとしても、初回の含水率は、低い方向に外れるが、30分後(初期乾燥期間後)には、真の穀物の温度に近い温度を予測できるため、大きな問題にはならない。
(初期乾燥期間後に計算式(2)を適用する理由)
乾燥初期の外気の温度と、初期乾燥期間内の穀物の予測温度を記憶しておき、それに対して現在の外気の温度、現在の熱風の温度、乾燥時間によって穀物の温度を予測する。すなわち、外気の温度が穀物の温度に与える影響は、約1/2であることが経験上、分かっている。例えば、外気の温度が乾燥開始時よりも10℃下がると、穀物の温度は5℃下がることになる。
また、熱風の温度と外気の温度との差に、乾燥時間と、穀物乾燥機10特有の係数3をかけた分、穀物の温度が上昇する。すなわち、時間の要素があるため、長時間乾燥させるほど予測される穀物の温度は高くなる。
これらを総合して、第2の計算式(2)を作成し、初期乾燥期間後の穀物の温度予測の演算を実行することで、ほぼ正確な穀物の温度を取得することができる。
以上説明したように本実施の形態では、穀物の温度が急激に上昇する初期乾燥期間内と、穀物の温度が比較的安定する初期乾燥期間後と、で異なる計算式(第1の計算式(1)及び第2の計算式(2))を用いて、穀物の温度予測値を演算するようにしたため、初期乾燥期間内では、比較的精度は低いが、少なくとも穀物の過乾燥がおきない予測値xを得ることができ、一方、初期乾燥期間後では、比較的精度が高く、含水率の補正に適した予測値Nを得ることができる。
なお、本実施の形態では、初期乾燥期間を乾燥開始から30分としたが、これは、穀物乾燥機10の機種等によって様々であり、限定されるものではない。好ましくは、穀物乾燥機10と、被乾燥物である穀物とを用いた乾燥シミュレーションを行ない、適正な初期乾燥期間を設定することが望ましい。
本実施の形態に係る穀物乾燥機の概略構成図である。 乾燥開始から時間経過に伴う、外気の温度、熱風の温度、穀物の温度の変化を示す特性図である。 本実施の形態に係り、穀物の温度予測演算を実行するためのマイクロコンピュータ38における制御を機能的に示したブロック図である。 本実施の形態に係る穀物の温度を予測演算する基本制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る穀物の温度予測値演算ルーチンに同期、かつ並行して実行される含水率補正制御ルーチンを示す制御フローチャートである。
符号の説明
10 穀物乾燥機
12 貯留部
14 乾燥部
16 流下路
18 熱風室
19 操作盤
20 排風室
21 運転スイッチ
22 ロータリバルブ
23 電源スイッチ
24 下ホッパ
25 プログラムタイマ設定部
26 スクリューコンベア
27 温度設定ツマミ
28 バケットコンベア
28A バケット本体
29 停止スイチ
30 回転式均分機
31 作業選択スイッチ
32 含水率計測装置
36 A/D変換器
37 含水率設定ツマミ
38 マイクロコンピュータ
40 ドライバ
100 補正実行制御部
102 乾燥実行制御部
104 乾燥時間監視部
106 含水率一時メモリ
108 外気温度取込部
110 係数読出部
112 熱風温度読出部
114 計算式読出部
116 外気温度センサ
118 初期外気温度データメモリ
120 穀物温度演算部
122 係数データメモリ
124 熱風温度データメモリ
126 計算式データメモリ
128 初期乾燥期間穀物温度メモリ
130 含水率補正部
132 出力部

Claims (2)

  1. 穀物を循環させながら、熱風によって乾燥する穀物乾燥機に用いられ、前記穀物の循環経路の途中に配設された含水率計測装置により計測される穀物の含水率を基準として、前記穀物の含水率を得る穀物の含水率算出方法であって、
    乾燥開始からの経過時間に応じて前記穀物の温度が上昇する時間の範囲内で設定された初期乾燥期間では、前記穀物の温度xを、
    前記乾燥される穀物の種類ごとに設定するか又は前記穀物乾燥機の乾燥効率に基づき穀物乾燥機ごとに設定した係数1及び係数2、前記乾燥される穀物の温度に上昇が生じない外気の温度T、前記熱風の温度外気温度センサにより検出される外気の温度aに基づき、補正後の含水率が真の含水率よりも低くなる穀物の温度が得られる計算式
    x=a+(T−a)×b×係数1+係数2
    を用いて算出し、
    前記含水率計測装置で計測された前記含水率を、前記算出した穀物の温度xに基づいて補正する、
    ことを特徴とする穀物の含水率算出方法。
  2. 穀物を循環させながら、熱風によって乾燥する穀物乾燥機に用いられ、前記穀物の循環経路の途中に配設された含水率計測装置により計測される穀物の含水率を基準として、前記穀物の含水率を得る穀物の含水率算出方法であって、
    乾燥開始からの経過時間に応じて前記穀物の温度が上昇する時間の範囲内で設定された初期乾燥期間では、穀物の温度xを、
    前記乾燥される穀物の種類ごとに設定するか又は前記穀物乾燥機の乾燥効率に基づき穀物乾燥機ごとに設定した係数1及び係数2、前記乾燥される穀物の温度に上昇が生じない外気の温度T、前記熱風の温度外気温度センサにより検出される外気の温度aに基づき、補正後の含水率が真の含水率よりも低くなる穀物の温度が得られる計算式
    x=a+(T−a)×b×係数1+係数2
    を用いて算出し、
    前記含水率計測装置で計測された前記含水率を、前記算出した穀物の温度xに基づいて補正し、
    前記初期乾燥期間が経過した初期乾燥期間後では、穀物の温度Nを、
    前記初期乾燥期間で算出された前記穀物の温度x、前記乾燥される穀物の種類ごとに設定するか又は前記穀物乾燥機の乾燥効率に基づき穀物乾燥機ごとに設定した係数3、外気の温度の変化が穀物の温度に与える影響の度合いC、前記熱風の温度b、前記乾燥開始からの経過時間としている乾燥時間z、前記外気温度センサにより検出される外気の温度a、前記初期乾燥期間の外気の温度yに基づき、計算式
    N=x+(a−y)×C+(b−a)×z×係数3
    を用いて算出し、
    前記含水率計測装置で計測された含水率を、前記算出した穀物の温度Nに基づいて補正する、
    ことを特徴とする穀物の含水率算出方法。
JP2005280691A 2005-09-27 2005-09-27 穀物の含水率算出方法 Active JP4756976B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005280691A JP4756976B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 穀物の含水率算出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005280691A JP4756976B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 穀物の含水率算出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007093058A JP2007093058A (ja) 2007-04-12
JP4756976B2 true JP4756976B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=37978991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005280691A Active JP4756976B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 穀物の含水率算出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4756976B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102169029B (zh) * 2011-05-04 2014-02-26 山西中谷科贸有限公司 两线制在线测量粮堆多层粮食温度、水分的数字传感装置
CN111948248B (zh) * 2020-07-03 2023-10-13 国家粮食和物资储备局科学研究院 一种谷物粮堆机械降温通风时数的预测方法和装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243553A (ja) * 1985-08-21 1987-02-25 Iseki & Co Ltd 穀物乾燥装置用水分計の温度補正方法
JPS62206374A (ja) * 1986-03-04 1987-09-10 株式会社山本製作所 循環式穀物乾燥機の乾燥制御方法
JPH03271690A (ja) * 1990-03-20 1991-12-03 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥機の乾燥制御方式
JPH03255881A (ja) * 1991-01-07 1991-11-14 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥機における穀粒温度の推定方法
JPH11325729A (ja) * 1998-05-07 1999-11-26 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥機の穀粒温度算出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007093058A (ja) 2007-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8726535B2 (en) Method, apparatus and system for controlling heated air drying
US9624619B2 (en) Rotatable-drum laundry drier and method of controlling a rotatable-drum laundry drier to dry delicate laundry
JP2004267782A (ja) 乾燥装置及びその方法
US8656898B2 (en) Method for controlling a glow plug
RU2011121652A (ru) Способ управления кондиционером воздуха, кондиционер воздуха и устройство для измерения параметров окружающей среды
JP4756976B2 (ja) 穀物の含水率算出方法
JPS58193082A (ja) 穀物乾燥機に於ける熱風制御方法
CN1277069C (zh) 控制微波炉的装置和方法
CN1051094A (zh) 电器设备及其装置工作控制检测数据的校正方法
JP4021308B2 (ja) 加熱乾燥式水分計
EP2267214A1 (en) A method for estimating the load of clothes in a household dryer and dryer using such method
JP5423861B2 (ja) 穀粒乾燥機
US20210278103A1 (en) Motor controller for electric blowers
JP2024035098A (ja) 乾燥機用の水分予測装置、および、乾燥機
JPH0810185B2 (ja) 赤外線水分計における予測水分率測定方法および装置
JP3368182B2 (ja) 材料試験機
CN114787623A (zh) 用于运行气体传感器的方法和设备
WO2015045175A1 (ja) ファジイ制御装置及びファジイ制御方法
JPS6390749A (ja) 穀物含水率自動計測方法
JPS6117355Y2 (ja)
JP5251286B2 (ja) 穀物乾燥機
JP2009156482A (ja) 穀粒乾燥機
CN117850517A (zh) 蒸烤箱控制方法、装置、电子设备和存储介质
JP5211720B2 (ja) 穀粒乾燥機
JPH112557A (ja) ウェイトフィーダ切出量の測定及び表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4756976

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250