JP4755704B2 - 自動変速機 - Google Patents
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Description
・歯車噛み合い回数が多くなるため、ギヤ効率とギヤノイズが悪い。
・ピニオンのギヤ径が小さくなるため、耐久信頼性が低下する。
・部品点数が多くなるため、コストアップになる。
第2のサンギヤと、該第2のサンギヤに噛み合う第2のピニオンを支持する第2のキャリヤと、前記第2のピニオンに噛み合う第2のリングギヤとからなる第2の遊星歯車と、
第3のサンギヤと、該第3のサンギヤに噛み合う第3のピニオンを支持する第3のキャリヤと、前記第3のピニオンに噛み合う第3のリングギヤとからなる第3の遊星歯車と、
6つの摩擦要素と、を備え、
前記6つの摩擦要素を適宜締結解放することにより少なくとも前進8速の変速段に変速して入力軸からのトルクを出力軸に出力可能な自動変速機において、
前記入力軸は、前記第2のサンギヤに常時連結しており、
前記出力軸は、前記第3のリングギヤに常時連結しており、
前記第1のキャリヤと前記第2のリングギヤは、常時連結して第1の回転メンバを構成しており、
前記第1のリングギヤと前記第3のサンギヤは、常時連結して第2の回転メンバを構成しており、
前記6つの摩擦要素は、
前記第1のサンギヤと前記第3のキャリヤの間を選択的に連結する第1の摩擦要素と、
前記第1のサンギヤの回転を係止可能な第2の摩擦要素と、
前記第2のサンギヤと前記第3のキャリヤの間を選択的に連結する第3の摩擦要素と、
前記第2のキャリヤと前記第2の回転メンバの間を選択的に連結する第4の摩擦要素と、
前記第2のキャリヤと前記第3のキャリヤの間を選択的に連結する第5の摩擦要素と、
前記第1の回転メンバの回転を係止可能な第6の摩擦要素と、
により構成され、
前記6つの摩擦要素のうち、三つの同時締結の組み合わせにより、少なくとも前進8速及び後退1速を達成することを特徴とする。
さらに、6摩擦要素については、三つの同時締結の組み合わせにより各変速段を達成するようにしている。このため、各変速段において、空転する摩擦要素が3つとなり、二つの同時締結の組み合わせにより各変速段を達成する場合に比べ、空転する摩擦要素でのフリクション損失が小さく抑えられる。したがって、例えば、エンジン車に適用する場合、燃費性能が向上するというように、駆動エネルギの伝達効率が向上する。
この結果、ギヤ効率・ギヤノイズ・耐久信頼性・コストの面で有利としながら、フリクション損失を小さく抑えることで、駆動エネルギの伝達効率の向上を図ることができる。
図1は、実施例1の自動変速機を示すスケルトン図である。以下、図1に基づいて、実施例1の自動変速機の遊星歯車構成と摩擦要素構成を説明する。
実施例1の自動変速機における作用を、「各変速段での変速作用」、「従来技術との対比による有利性」に分けて説明する。
(第1速の変速段)
第1速(1st)の変速段では、図4のハッチングに示すように、第1クラッチC1と第1ブレーキB1と第4クラッチC4が同時締結される。
第2速(2nd)の変速段では、図5のハッチングに示すように、第1ブレーキB1と第4クラッチC4と第2ブレーキB2が同時締結される。
第3速(3rd)の変速段では、図6のハッチングに示すように、第1ブレーキB1と第3クラッチC3と第4クラッチC4が同時締結される。
第4速(4th)の変速段では、図7のハッチングに示すように、第1ブレーキB1と第2クラッチC2と第4クラッチC4が同時締結される。
第5速(5th)の変速段では、図8のハッチングに示すように、第2クラッチC2と第3クラッチC3と第4クラッチC4が同時締結される。
第6速(6th)の変速段では、図9のハッチングに示すように、第1ブレーキB1と第2クラッチC2と第3クラッチC3が同時締結される。
第7速(7th)の変速段では、図10のハッチングに示すように、第2クラッチC2と第3クラッチC3と第2ブレーキB2が同時締結される。
第8速(8th)の変速段では、図11のハッチングに示すように、第1クラッチC1と第2クラッチC2と第2ブレーキB2が同時締結される。
後退速(Rev)の変速段では、図12のハッチングに示すように、第1クラッチC1と第1ブレーキB1と第3クラッチC3が同時締結される。
図13は、従来例の自動変速機を示すスケルトン図である。図14は、従来例の自動変速機において6つの摩擦要素のうち二つの同時締結の組み合わせにより前進8速及び後退2速を達成する締結作動表を示す図である。図15は、従来例の自動変速機において前進8速の各変速段での歯車噛み合い回数表を示す図である。以下、図13〜図15を用いて、従来技術との対比による実施例1の自動変速機の有利性を説明する。
・3遊星・6摩擦要素により前進8速及び後退1速の変速段を達成する。
・隣接する変速段への変速を1つの摩擦要素の解放と1つの摩擦要素の締結という1重掛け替え変速により達成する。
・(|後退ギヤ比|/1速ギヤ比)を0.7以上確保しているため、後退時の駆動力不足を防止できる。
従来例の自動変速機は、図13に示すように、ダブルピニオン遊星歯車と、ラビニオタイプ遊星歯車ユニット(ダブルピニオン遊星1つとシングルピニオン遊星1つ)を用いている。すなわち、実質的にダブルピニオンの遊星歯車を2つ使っているため、下記の項目で不利になる。
・歯車噛み合い回数が多くなるため、ギヤ効率とギヤノイズが悪い。
・ピニオンのギヤ径が小さくなるため、耐久信頼性が低下する。
・部品点数が多くなるため、コストアップになる。
すなわち、1組のダブルピニオンの遊星歯車は、噛み合い回数が3であるのに対し、1組のシングルピニオンの遊星歯車は、ピニオン同士の噛み合いがない分、噛み合い回数が2である。したがって、実施例1の場合には、図3に示すように、平均噛み合い数は4.0となる。これに対し、2組のダブルピニオン遊星歯車による従来例の場合、図15に示すように、平均噛み合い数が4.8となる。この結果、実施例1の場合、各変速段の平均値をとっても、従来例の平均噛み合い数4.8に比べ、噛み合い回数が0.8減少する。
すなわち、シングルピニオンの場合、サンギヤとリングギヤの間に、両ギヤの間隔をギヤ径とするピニオンが複数個配置される。一方、ダブルピニオンの場合、両ギヤの間隔より小さい径をギヤ径とする必要がある。このように、シングルピニオンの場合、ダブルピニオンに比べピニオンのギヤ径が大きくなるので、ピニオンの剛性や歯面強度を高めることができ、耐久信頼性が向上する。
例えば、ダブルピニオンの遊星歯車の場合、4組のダブルピニオンをサンギヤの周囲に配置する場合、ピニオンの数は8個となる。これに対し、シングルピニオンの遊星歯車の場合、サンギヤの周囲に4個のピニオンを配置すれば良く、部品点数が4個減少する。この結果、コストダウンを達成できる。
従来例の自動変速機の場合、前進8速の各変速段を達成するために、図14に示すように、各変速段で摩擦要素を二つ同時締結するようにしている。このため、例えば、1速で空転する摩擦要素は、第2クラッチC2と第3クラッチC3と第4クラッチC4と第1ブレーキB1というように、各変速段において、空転する摩擦要素が4個となる。このため、空転する4個の摩擦要素での引き摺り等によるフリクション損失が大きくなり、駆動エネルギの伝達効率の悪化を招く。例えば、エンジン車に従来例の自動変速機を適用する場合、空転する4個の摩擦要素によるフリクション損失が、燃費性能の悪化を招く一因となる。
これに対し、実施例1の自動変速機の場合、前進8速の各変速段を達成するために、図2に示すように、各変速段で摩擦要素を三つの同時締結するようにしている。このため、例えば、1速で空転する摩擦要素は、第2クラッチC2と第3クラッチC3と第2ブレーキB2というように、各変速段において、空転する摩擦要素が3個となる。このため、従来例に比べ、空転する摩擦要素でのフリクション損失が小さく抑えられ、駆動エネルギの伝達効率の向上を図ることができる。例えば、エンジン車に実施例1の自動変速機を適用する場合、燃費性能の向上が図られる。
従来例の自動変速機は、図14に示すように、第6速を直結段とし、第1速〜第5速をアンダードライブ変速段として設定している。
したがって、アンダードライブ側での変速間隔が小さくなり、例えば、停止と発進走行を繰り返すような市街地走行等において、変速頻度が高いビジーシフトになる。そして、エンジン車の場合、アンダードライブ側でのエンジン回転数の吹き上がりが早いため、ビジーシフトによりフィーリングが悪化する。
これに対し、実施例1の自動変速機は、図2に示すように、第5速を直結段とし、第1速〜第4速をアンダードライブ変速段としている。
したがって、アンダードライブ側での変速間隔が従来例に比べて広くなるため、例えば、停止と発進走行を繰り返すような市街地走行等において、ビジーシフトが抑えられ、フィーリング悪化を防止することができる。
自動変速機のギヤ比の変更幅は、レシオカバレッジ(=最低変速段ギヤ比/最高変速段ギヤ比:以下、「RC」という。)によりあらわされる。このRC値は、大きい値であるほど良い。
従来例の自動変速機の場合、図14に示すように、RC=6.397(=4.267/0.667)の値である。
これに対し、実施例1の自動変速機において、図2に示すように、第1の遊星歯車PG1のギヤ比をρ1=0.300、第2の遊星歯車PG2のギヤ比をρ2=0.333、第3の遊星歯車PG3のギヤ比をρ3=0.524とした場合、隣接する変速段での適正な段間比を保ちながら、RC=7.408(=4.408/0.595)を得ている。つまり、適正な段間比を保ちながらもRC値が、従来例の自動変速機に対して大きな値となり、最低変速段ギヤ比での発進性能と最高変速段ギヤ比での高速燃費の両立を図ることができる。ここで、「適正な段間比」とは、各変速段での段間比をプロットし、プロットした各点を線により結んだ特性を描いた場合、ローギヤ側からハイギヤ側に向かって滑らかな勾配にて低下した後、横這い状態で推移するような特性線が描けることをいう。
そして、実際に駆動輪へ伝達される回転数は、自動変速機の下流位置に設けた終減速機のファイナルギヤ比で調整される。よって、RC値が大きな値であるほど、ファイナルギヤ比による調整自由度が高くなり、例えば、よりロー側に調整することで、トルクコンバータを持たないハイブリッド車の自動変速機への対応が有利になる。また、最適燃費域や最高トルク域が異なるガソリンエンジンとディーゼルエンジンへの対応も有利になる。
クラッチ要素とブレーキ要素による摩擦要素のうち、ブレーキ要素は、回転要素とトランスミッションケースの間に配置されるし、ブレーキ要素のトルク分担比が高いと、プレート枚数の増大とトランスミッションケースの径拡大により対応する必要がある。
従来例の自動変速機の場合、第2ブレーキB2が最もトルク分担比が高いブレーキ要素であり、図13に示すように、第2ブレーキB2は、ダブルピニオン遊星歯車とラビニオタイプ遊星歯車ユニットの間に配置されているため、車体フロアとの干渉を避けるには、車室内に大きく突出するフロアトンネルを形成する必要がある。
これに対し、実施例1の自動変速機の場合、第2ブレーキB2が最もトルク分担比が高いブレーキ要素であるが、図1に示すように、第2ブレーキB2は、車体フロアとの干渉とは無関係となる第1の遊星歯車PG1の前側に配置されているため、車体フロアと重なり合うケース領域の胴径を小さくすることができる。つまり、パワーユニットルーム(例えば、エンジンルーム)に配置されるトランスミッションケースTCの前側部分のみの胴径を太くすれば、それ以降の胴径を細くする形状設定とすることができ、例えば、車室内に僅かに突出するフロアトンネルを形成するだけで車体フロアとの干渉を防止できる。
なお、実施例1の場合、上記のように、第1の遊星歯車PG1と第2の遊星歯車PG2と第3の遊星歯車PG3のギヤ比ρ1,ρ2,ρ3が、0.3〜0.65の範囲内であるため、遊星サイズの大型化が抑えられ、この点からもトランスミッションケースTCのコンパクト化を達成することができる。
実施例1の自動変速機にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
図16は、実施例2の自動変速機において6つの摩擦要素のうち三つの同時締結の組み合わせにより前進8速及び後退1速を達成する締結作動表を示す図である。図17は、実施例2の自動変速機において前進8速の各変速段での歯車噛み合い回数表を示す図である。以下、図16及び図17に基づいて、実施例2の自動変速機の各変速段を成立させる変速構成を説明する。
なお、スケルトン構成は実施例1と同様であり、第1速(1st)の変速段〜第7速(7th)の変速段および後退速(Rev)の変速段は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
第8速(8th)の変速段では、図18のハッチングに示すように、第1ブレーキB1と第2クラッチC2と第2ブレーキB2が同時締結される。
また、実施例2の自動変速機の場合、実施例1のRC値より小さい値になるが、歯車の平均噛み合い数は3.75となり、実施例1よりも少なく抑えられる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例2の自動変速機にあっては、実施例1の(1),(3),(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
図19は、実施例3の自動変速機において6つの摩擦要素のうち三つの同時締結の組み合わせにより前進8速及び後退1速を達成する締結作動表を示す図である。図20は、実施例3の自動変速機において前進8速の各変速段での歯車噛み合い回数表を示す図である。
なお、後退速(Rev)の変速段は、実施例1,2と同様であるので説明を省略する。
また、実施例3の自動変速機の場合、実施例1,2が第5速の変速段を直結段とするのに対し、第4速の変速段を直結段としているため、低速段側での変速間隔を実施例1,2よりさらに拡大することができ、ビジーシフトによるフィーリング悪化を防止できる。
さらに、RC値が実施例1より小さい値になるが、歯車の平均噛み合い数は3.50となり、実施例1,2よりも少なく抑えられる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例3の自動変速機にあっては、実施例1の(1),(3),(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
図21は、実施例4の自動変速機において6つの摩擦要素のうち三つの同時締結の組み合わせにより前進8速及び後退1速を達成する締結作動表を示す図である。図22は、実施例4の自動変速機において前進8速の各変速段での歯車噛み合い回数表を示す図である。
なお、後退速(Rev)の変速段は、実施例1,2と同様であるので説明を省略する。
また、実施例4の自動変速機の場合、第5速の変速段を直結段としているため、低速段側での変速間隔を従来例より拡大することができ、ビジーシフトによるフィーリング悪化を防止できる。
さらに、RC値が実施例1と同じ値になるのに対し、歯車の平均噛み合い数は3.75となり、実施例1よりも少なく抑えられる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例4の自動変速機にあっては、実施例1の(1),(3),(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
図23は、実施例5の自動変速機において6つの摩擦要素のうち三つの同時締結の組み合わせにより前進9速及び後退1速を達成する締結作動表を示す図である。図24は、実施例5の自動変速機において前進9速の各変速段での歯車噛み合い回数表を示す図である。
なお、後退速(Rev)の変速段は、実施例1,2と同様であるので説明を省略する。
実施例5の自動変速機の場合、図23に示すように、隣接する変速段への変速と1段飛び変速段への変速が、1つの摩擦要素の解放と1つの摩擦要素の締結という1重掛け替え変速により達成される。このため、1段飛び変速段への変速を含む変速制御が単純化されて有利となる。
また、実施例5の自動変速機の場合、歯車の平均噛み合い数は3.80となり、実施例1よりも少なく抑えられ、ギヤ効率やギヤノイズを、実施例1より低減することができる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例5の自動変速機にあっては、実施例1の(1),(3),(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
PG2 第2の遊星歯車
PG3 第3の遊星歯車
IN 入力軸
OUT 出力軸
M1 第1の回転メンバ
M2 第2の回転メンバ
C1 第1クラッチ(第1の摩擦要素)
B1 第1ブレーキ(第2の摩擦要素)
C2 第2クラッチ(第3の摩擦要素)
C3 第3クラッチ(第4の摩擦要素)
C4 第4クラッチ(第5の摩擦要素)
B2 第2ブレーキ(第6の摩擦要素)
OWC ワンウェイクラッチ
TC トランスミッションケース
Claims (8)
- 第1のサンギヤと、該第1のサンギヤに噛み合う第1のピニオンを支持する第1のキャリヤと、前記第1のピニオンに噛み合う第1のリングギヤとからなる第1の遊星歯車と、
第2のサンギヤと、該第2のサンギヤに噛み合う第2のピニオンを支持する第2のキャリヤと、前記第2のピニオンに噛み合う第2のリングギヤとからなる第2の遊星歯車と、
第3のサンギヤと、該第3のサンギヤに噛み合う第3のピニオンを支持する第3のキャリヤと、前記第3のピニオンに噛み合う第3のリングギヤとからなる第3の遊星歯車と、
6つの摩擦要素と、を備え、
前記6つの摩擦要素を適宜締結解放することにより少なくとも前進8速の変速段に変速して入力軸からのトルクを出力軸に出力可能な自動変速機において、
前記入力軸は、前記第2のサンギヤに常時連結しており、
前記出力軸は、前記第3のリングギヤに常時連結しており、
前記第1のキャリヤと前記第2のリングギヤは、常時連結して第1の回転メンバを構成しており、
前記第1のリングギヤと前記第3のサンギヤは、常時連結して第2の回転メンバを構成しており、
前記6つの摩擦要素は、
前記第1のサンギヤと前記第3のキャリヤの間を選択的に連結する第1の摩擦要素と、
前記第1のサンギヤの回転を係止可能な第2の摩擦要素と、
前記第2のサンギヤと前記第3のキャリヤの間を選択的に連結する第3の摩擦要素と、
前記第2のキャリヤと前記第2の回転メンバの間を選択的に連結する第4の摩擦要素と、
前記第2のキャリヤと前記第3のキャリヤの間を選択的に連結する第5の摩擦要素と、
前記第1の回転メンバの回転を係止可能な第6の摩擦要素と、
により構成され、
前記6つの摩擦要素のうち、三つの同時締結の組み合わせにより、少なくとも前進8速及び後退1速を達成することを特徴とする自動変速機。 - 請求項1に記載された自動変速機において、
前記6つの摩擦要素のうち、三つの同時締結の組み合わせにより、少なくとも前進8速は、
前記第1の摩擦要素と前記第2の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第1速と、
前記第2の摩擦要素と前記第5の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第2速と、
前記第2の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第3速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第4速と、
前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第5速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素の同時締結により達成する第6速と、
前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第7速と、
前記第1の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第8速と、
からなることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1に記載された自動変速機において、
前記6つの摩擦要素のうち、三つの同時締結の組み合わせにより、少なくとも前進8速は、
前記第1の摩擦要素と前記第2の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第1速と、
前記第2の摩擦要素と前記第5の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第2速と、
前記第2の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第3速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第4速と、
前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第5速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素の同時締結により達成する第6速と、
前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第7速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第8速と、
からなることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1に記載された自動変速機において、
前記6つの摩擦要素のうち、三つの同時締結の組み合わせにより、少なくとも前進8速は、
前記第2の摩擦要素と前記第5の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第1速と、
前記第2の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第2速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第3速と、
前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第4速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素の同時締結により達成する第5速と、
前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第6速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第7速と、
前記第1の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第8速と、
からなることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1に記載された自動変速機において、
前記6つの摩擦要素のうち、三つの同時締結の組み合わせにより、少なくとも前進8速は、
前記第1の摩擦要素と前記第2の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第1速と、
前記第2の摩擦要素と前記第5の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第2速と、
前記第2の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第3速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第4速と、
前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第5速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素の同時締結により達成する第6速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第7速と、
前記第1の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第8速と、
からなることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1に記載された自動変速機において、
前記6つの摩擦要素のうち、三つの同時締結の組み合わせにより、少なくとも前進8速は、
前記第1の摩擦要素と前記第2の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第1速と、
前記第2の摩擦要素と前記第5の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第2速と、
前記第2の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第3速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第4速と、
前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第5の摩擦要素の同時締結により達成する第5速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素の同時締結により達成する第6速と、
前記第3の摩擦要素と前記第4の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第7速と、
前記第2の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第8速と、
前記第1の摩擦要素と前記第3の摩擦要素と前記第6の摩擦要素の同時締結により達成する第9速と、
からなることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項6までの何れか1項に記載された自動変速機において、
前記6つの摩擦要素のうち、三つの同時締結の組み合わせにより達成する後退1速は、前記第1の摩擦要素と前記第2の摩擦要素と前記第4の摩擦要素の同時締結により達成することを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項7までの何れか1項に記載された自動変速機において、
前記第1の遊星歯車と前記第2の遊星歯車と前記第3の遊星歯車を、駆動源が接続される前記入力軸から前記出力軸に向かって順に縦配列し、
前記第2の摩擦要素と前記第6の摩擦要素を、前記第1の遊星歯車より駆動源側の上流位置に設定したことを特徴とする自動変速機。
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