JP4754666B2 - 別個のidコードを有する1組のタグの多重リード方法およびシステム - Google Patents

別個のidコードを有する1組のタグの多重リード方法およびシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、各々がIDコードを有しかつポーリング装置によって送信された電磁場に配置された一組の静的または動的なタグに対する多重リード(読取り)方法に関する。
一般に、この発明は、その数が予め知られていないポーリングシステムと応答システム(タグ)との間の全ての処理に適用する。特に、この発明は、バッジを付けた人を認識する分野またはタグを付けた物体、例えば、空港における手荷物、店舗における商品または生産ラインにおける他の生産物の計数および制御の分野に適用される。
【0002】
【従来の技術】
現在、専門家であれば、タグを付した物体のための数多くのシステムおよび方法を知っている。それらの多くは、多数のタグを読むこと、いわゆる「多重リード」に適用する。
【0003】
現在知られている多重タグリード方法は、3つの主な分類カテゴリー、すなわち、空間関連分類、周波数依存分類および時間依存分類に従ってグループ化され得る。
【0004】
空間関連分類に基づく方法は、ポーリング装置によって処理された容積を変更することによりタグを分離するためのものである。これは、ポーリング装置によって発せられた電磁場を、異なる送信パワーレベルおよび/または複数の送信器を用いて変更することにより行われる。
【0005】
第2の分類カテゴリーは、周波数に依存してタグを分類するものである。この場合において、各タグは、そのコードまたは他によって占有されないその帯域のいずれかに依存した、または、任意の予め定められた基準に依存した所定の周波数で送信する。
【0006】
第3の分類カテゴリー、すなわち、時間依存分類は、公知の方法において最も頻繁に使用されるものである。それは、ポーリング装置とタグとの間の交換を時間的に分散させることにあり、したがって、特定のプロトコルを必要とする。これは、装備されるべきハードウェア手段が最も少なくて済む形式の方法である。この形式のリード方法のために、2つの主なアプローチが識別され得る:
− 質問機がマスタである「同期式」と呼ばれる方法、および
− タグがポーリング装置の電磁場内に入るとすぐに送信を開始する非同期式の方法である。
【0007】
公知の方法のいくつかは、タグによって同時に送信されたメッセージの衝突が検出されたときに、各タグに固有の無作為の遅れの後に、タグコードの再送信を提供する。
【0008】
また、タグの応答のための特定のタイムスライスを残すことからなる方法もある。各タイムスライスは、各タグのIDコードによって、ただ一つに決定される。しかしながら、これらの方法は、ポーリング装置と一組のタグとの間の処理時間を最適化するものではない。さらに、全てのタグを読みとるための方法により必要とされる時間は、存在するタグの数が偶然であることに加えて、無作為な数の振り出しに基づいており、決定論的ではないことを意味している。
【0009】
時間依存分類の方法の中には、仏国特許出願公開第2677135号公報に開示された方法がある。この特許出願は、同期式のバイナリツリー時間アプローチを開示している。
【0010】
さらに詳細には、この特許出願は、ポーリング装置のポーリング場の中に存在するタグに、いかにして連続的にそれらのIDコードの各ビットを、このコードが完全に識別されるまで供給させるかについて開示している。この目的のために、タグは、ポーリング装置からの制御信号に応答する。現在識別されているコードがそれ自身のものと異なることをタグが検出するときには、タグは一時的に固定、すなわち、サイレントにされ、それによって、ただ1つの固定されていないタグのみが残されるまで他のタグに対して識別サイクルが続けられる。このタグのコードは、その後、識別される。識別サイクルの終了時に、質問機からの単一の指令の際に、識別されたタグが永久的に固定されかつ他のタグが一時的な固定状態を終了される。したがって、識別方法は、他のタグを識別するために再初期化される。これらの動作は、必要により、全てのタグが逐一識別されるまで、複数回繰り返される。
【0011】
各コードを連続して識別するこの方法は、その各枝がIDコードビットの2つの採り得る値の1つを表しているバイナリ検索ツリーを用いた走査と同様である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
この方法によれば、検索ツリーは、各コードを識別するために、ルートから完全に走査される。したがって、バイナリ検索ツリーの同じ枝が複数回走査されることがある。この方法によれば、タグのポーリング時間は、結果的に、タグの各々についてツリーのルートからバイナリツリーの検索が行われた場合よりもむしろ長い。このことはN×nの読取時間を与える。ここで、Nは、IDコード長、nは存在するタグの数である。したがって、この方法は、タグの数が多ければ多いほどより長くなるものである。
【0013】
さらに、この特許出願に開示されている方法は、一度だけ読み取られ得る一組の静的なタグに適用されるのみである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明の目的は、上述した方法の欠点を改善することにある。
この目的のために、この発明は、一組の静的または動的なタグのための多重リード方法であって、ポーリング手続中に、各IDコードのためのバイナリ検索ツリーのルートまで戻ることを必要とせず、これらのタグを識別するために必要な時間をかなり削減することができる方法を提供している。また、この発明は、この方法を実行するためのシステムをも提供している。
【0015】
さらに詳細には、この発明は、各々が別々のバイナリIDコードを有しかつポーリング装置の電磁場内に配置される一組のタグを読み取るための方法に関し、ポーリング装置とタグとの間で信号を送受信することによってバイナリタグコードを識別することからなっている。この方法は、全てが同じサイズNを有するコードによって特徴づけられ、これらのコードの識別が、
【数2】
Figure 0004754666
個の、各々がNビットの0または1の値を表しかつノードを介して相補的な値1または0の枝に接続された枝を有するバイナリ検索ツリーを走査することにより、連続的にビットごとに行われる。検索ツリーの各枝は、タグセット読取りシーケンス中において一回だけ読み取られる。
【0016】
したがって、この発明による方法は、時間T(N,n)<N×n(nは2Nより大きいがnは小さい。)の期間内に行われ得るという利点を有している。とり得る全てのタグが存在する場合には、2N−1個の異なる最大数のコード、したがって、最初の要求に対してα×2(2N−1)回の基本的な処理が存在する。ここで、αは基本処理時間の比率を表す定数であり、この発明によれば(かつ仏国特許出願公開第2672135号公報によれば)2より小さい。
【0017】
ポーリング装置は、検索ツリーの各ノードを記憶し、各タグは、そのコード識別シーケンス中に走査された最新のノードを記憶する。
【0018】
この発明の一態様によれば、この方法は、バイナリ検索ツリーを、最初に横方向(widthwise)に走査することにある。
この発明の他の態様によれば、この方法は、バイナリ検索ツリーを、最初に縦方向(depthwise)に走査することにある。
【0019】
また、この発明は、ポーリング装置を用いて、一組の動的なタグを読み取るためのシステムにも関連しており、タグおよびポーリング装置は、それぞれ、信号送信/受信手段のみならず、記憶手段を具備し、前記ポーリング装置が、
− 該ポーリング装置の電磁場内に存在するタグの数を計数するタグカウンタと、
− ビット位置カウンタと、
− 読み取られまたは現在読み取られているコードのリストのための記憶レジスタと、
− このコードリストをポインティング(pointing)するためのポインタとを具備し、
かつ、各タグが、
− シーケンス番号カウンタと、
− シーケンス番号デカウンタと、
− タグカウンタと、
− ビット位置カウンタと、
− 第1の読取ラッチとを具備することを特徴としている。
より有利には、このポーリング装置およびタグは、各々、タグデカウンタを具備している。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、4つのタグE1,E2,E3,E4に対するバイナリ検索ツリーの一例を表している。
図2は、タグの構造を概略的に表している。
図3は、ポーリング装置の構造を概略的に表している。
図4は、タグポーリングの一般的なブロック図を表している。
図5は、識別セグメントから抽出されたノードを読み取るための基本的なタイムチャートを表している。
図6および図7は、この発明の第1の実施形態において、タグに対するコード読取り段階およびコード認証段階の各ブロック図を表している。
図8および図9は、この発明の第1の実施形態において、ポーリング装置のためのコード読取り段階およびコード認証段階の各ブロック図を表している。
図10は、この発明の第1の実施形態において、4つのタグのコードを読み取るためのタイムチャートの一例を表している。
図11は、この発明の第2の実施形態において、タグのためのコード読取り段階のブロック図を表している。
図12は、この発明の第2の実施形態において、4つのタグのコードを読み取るためのタイムチャートの一例を表している。
図13は、第2の実施形態において、ポーリング装置のためのコード読取りおよび認証を含むブロック図の一例を表している。
【0021】
この発明は、ポーリング装置の電磁場内に存在する全てのタグのコードを、全てのコードに対する読取り時間を最小化することにより識別するための方法に関する。
【0022】
この方法は、バイナリ検索ツリーを、各々がIDコードビットのとり得る値(0または1)を表す枝ごとに走査することにある。言い換えれば、バイナリ検索ツリーは、コードを構成するN個のビットに対する全てのとり得るコードの包括的な記述から構築されている。
【0023】
ツリーの走査は、該ツリーの各枝がただ1回だけ走査され、かつ、新たなコードが発見された最後のノードから始まるツリーを走査することにより読み取られるように行われる。したがって、ポーリング装置は、既に識別された枝を再走査しない。
【0024】
この発明の方法は、全て同じサイズ、すなわち、同じ数のビットを含むIDコードを有する一組のタグに適用される。
この方法によれば、IDコードは、バイナリツリーの枝が走査されるときに、ビットごとに連続して読み取られる。
【0025】
この方法は、コードが決定されたときに、他のコードの決定のための走査は、2つの枝が走査されなければならず、かつ、タグおよびポーリング装置内に記憶された第2のノードから再開されること、すなわち、従来技術における場合にそうであったようにルートからではなく、枝のノードから始まることに基づいている。
【0026】
この目的のために、この発明の方法は、主として、既に走査された全てのノードの記憶であって、そのために、現在の読取りシーケンス中に両方の枝が走査されなければならないことをタグの応答が示したノードの記憶を含んでいる。この記憶は、ツリーノードに対してポーリング装置及び関連するノード、すなわち、そのコード読取りシーケンス中に走査された最後のノードに対してタグによって同時に行われる。
【0027】
さらに、この発明によれば、ポーリング装置は、各識別ステップにおいてタグにより送信された情報であって、一方では、タグがそれらの送信に同期することを可能にし、他方ではバイナリツリー走査並びにそれらのコードに応じたそれらの送信を管理することを可能にする情報を再送信する。有利なことに、このことは、電磁場内に存在する他のタグのコードについて発見することをも許容し、この電磁場内に存在するタグの数について発見することをも許容する。
【0028】
したがって、この発明の方法は、一組の静的なタグに対して電磁場内に存在する一組のタグを読み取ることを許容するのみならず、一組の動的なタグの場合に、入退場する全てのタグを識別することをも許容する。言い換えると、この方法は、識別シーケンスが開始されたときに、電磁場内に入場するタグを検出しかつ識別することを許容する。この目的のために、多重読取りサイクル中にポーリング装置の電磁場内に入場するタグは、次のサイクルまでサイレントに維持される。同時に、この方法は、多重読取りサイクル中にポーリング装置の電磁場から退場するタグが計数されないようにすることを許容する。この場合に、ポーリング装置は「エラー」を検出する。
【0029】
図1は、4つのタグのIDコードを決定することが試みられる例としてのバイナリー検索ツリーを示している。この例に対して、タグコードはそれぞれ4ビット(N=4)を有しかつ以下の通りである。
− タグ1(E1)はコード0010を有する。
− タグ2(E2)はコード0110を有する。
− タグ3(E3)はコード1010を有する。
− タグ4(E4)はコード0101を有する。
【0030】
この図1において、最上位ビットはB3と呼ばれ、それに続くビットはB2,B1であり、最下位ビットはB0と呼ばれる。
この図1において明らかなように、検索ツリーは最上位ビット、すなわち、B3から始まって、その後、最下位ビット、すなわち、B0までコードを分解することにより構築される。
【0031】
この図1において、検索ツリーの全てのとり得る枝は、破線で表され、IDコード検索中に現実に走査された枝は実線で表されている。各枝に割り当てられた値0,1は、該枝により表されるビットの値を示している。
【0032】
したがって、図において最も左に位置する実線における走査は、タグE1のコードを回収することを許容し、すぐ右に位置するものは、タグE4のコード、次はタグE2のコード、最後はタグE3のコードを回収することを許容している。
【0033】
簡単にいえば、これらの4つのタグのコードを決定するために行われる走査は、以下の通りである。まず第1に、タグの内の少なくとも1つが値0に設定された最上位ビットB3を有するかどうかがチェックされ、3つのタグ(タグE1,E4,E2)がそれらのビットB3が0であるということを応答する。したがって、これら3つのタグのコードは0から始まる。
【0034】
したがって、この方法は、枝から枝に続き、かつ他のコードの読取りシーケンスが行われるごとに最後の枝のノードに戻る。
上述したこの発明の方法は、タグ/リーダ(またはポーリング装置)システムによって実行される。
【0035】
図2には、タグの構造が概略的に表されている。各タグは、電子式送信手段(14)並びに、バイナリ情報をポーリング手段に通信すること、または、このポーリング手段からバイナリ情報を受信することを可能にする電子式変調手段(1)および復調手段(2)を有している。さらに、各タグは、電子式省力手段(4)並びに電子式クロック抽出手段(3)を具備していてもよい。
【0036】
これらの手段1,2,3,4,14は既知であって、仏国特許出願公開第2677135号公報に開示されており、この出願においてこれ以上詳細に説明するまでもないことである。
【0037】
さらに、各タグは、ポーリング装置から受信されたメッセージに依存してとられるべき一連の動作を順番に並べることを可能にする電子手段(5)並びに一時的または永久的な情報の記憶手段を具備している。この情報記憶手段(13)は、2つの領域、すなわち、IDコードを記憶するためにホワイトプロテクトされかつ反転された一記憶領域(13a)と可変情報のための一バックアップ領域(13b)とに配列されている。
【0038】
種々のモジュールが、「シーケンサ」と呼ばれる順序制御手段に接続されている。これらのモジュールの内の1つは、符号6により示され、読取りシーケンス中に存在するタグの総数を計数することを許容する機能を有するタグカウンタCEである。現在の検索シーケンス(または識別シーケンス)中に、それは、存在するタグと同じ回数だけビット位置に滞在することが許容される。その値は、各タグのみならずポーリング装置に対しても同じように変化する。
【0039】
シーケンサ5に接続された他のモジュールは、符号8で示されるビット位置カウンタCRBである。このカウンタは、そのタグについて現在読み取られているビットの重みまたは位置がどれであるかを、タグに対して示す。このカウンタは、ビット位置読取りサイクルの始まりごとにインクリメントする。
【0040】
また、このシーケンサには、タグのコードが完全に決定されたときに該タグをロックするための、符号9で示される第1の読取りラッチBPLが接続されている。このラッチBPLは、0に初期化され、その後、それが属するタグの正確なIDコードの読取りの終了時に1に設定される。これにより、なおも質問機の電磁場内に存在するが、既に読み取られたタグが、多重のリード要求にそれ以上応答せず、本願の出願人によりこの出願と同日に出願された、「別々のIDコードを有する一組の動的なタグの読取り方法およびシステム」と題された特許出願に記載された方法によるそのシーケンス番号を用いて存在認証要求に応答することを可能としている。
【0041】
符号10で示されるシーケンス番号カウンタCNOも、シーケンサ5に接続されている。このカウンタCNOは、新たな高次コードが出現するたびに、すなわち、少なくとも1つのタグの応答がバイナリツリーのノードの2つの接続枝の各々に供給される(コード11の受信、以下に説明)たびに、インクリメントする。これは、タグがまだビット数に対して丸められてポーリングされておらず、またはビットセットを0に示すことにより応答したばかりであるとの条件の場合である。このシーケンス番号カウンタCNOは、シーケンスの開始において0に初期化される。
【0042】
上述したように、番号づけ方法は、シーケンス番号を増加させることによって減少する重みのIDコードを分類することを許容する。
符号11により参照されるシーケンス番号レジスタRNOも、シーケンサ5に接続されている。このシーケンス番号レジスタRNOは、読取りシーケンス中に計算されたようなタグのシーケンス番号をメモリ内に保存することを許容する。このシーケンス番号は、この方法の残りの間、特に認証シーケンス中に、タグとポーリング装置との間のより迅速な処理を可能にしている。このカウンタCNOは、タグが初期化されたとき、またはポーリング装置からのコードリードエラーの場合に0に設定される。
【0043】
シーケンス番号デカウンタDNOまたは、符号12として参照される幅シーケンスデカウンタも、このシーケンサ5に接続されている。デカウンタ12は、ビット位置検索シーケンス中に、識別されるタグの数と同じ回数だけデクリメントされる。デカウンタ12は、シーケンス番号カウンタの値で、新たなビット位置の走査シーケンス(またはリードサイクル)の開始ごとに決定される。その値が1に到達するときに、タグは、そのIDコードの現在のビット位置の重みを送信する順番であるということを理解する。デカウンタDNOは、ビット位置走査サイクルの終了まで0に維持される。
【0044】
また、シーケンサには、IDコード用に予約された、ライトプロテクトされた記憶領域13aと可変情報バックアップ領域13a内に準備された記憶手段も接続されている。
【0045】
この発明の第1の実施形態において、以下に説明されるように、タグも、符号7で示されるタグデカウンタDCEを具備している。デクリメントすることによって、このデカウンタDCEは、このシーケンスがどのコードを読んでいるのかを見つけだすことを許容する。デカウンタが0値に到達するときには、このことは、ビット位置が完全に走査されたことを意味している。したがって、ビット位置カウンタ8をインクリメントすることによって次のビット位置に進むことができる。このタグデカウンタ7は、ビット位置に関するシーケンスの開始時に、タグカウンタ6の値で初期化される。
【0046】
デカウンタDNOと全く同様のこのデカウンタDCEは、シーケンサ5からデクリメント指示DECと記憶指示STRとを受け取る。反対に、カウンタCE,CRB,CNOは、0リセット指示RAZとインクリメント指示INCとを受け取る。レジスタRNOに関しては、記憶指示STRと0リセット指示RAZとを受け取り、ラッチBPLは、0リセット指示Rと1リセット指示Sとを受け取る。各モジュール6,12はその現在の値をシーケンサ5に戻す。
【0047】
図3には、この発明によって使用されるポーリング装置の構造が概略的に示されている。このポーリング装置は、符号15により表される電磁発信手段並びに、一組のタグとバイナリ情報を通信しまたはタグからのバイナリ情報を受信することを可能にする電子変調手段16および電子復調手段17を具備している。
【0048】
さらに、このポーリング装置は、タグから受け取ったメッセージに依存してとられる一連の動作の順序制御を行うことを可能にする電子手段18(シーケンサと呼ばれる)を具備している。さらに、ポーリング装置は、一時的または永久的な情報記憶手段22をも具備している。
【0049】
図3において明らかなように、シーケンサ18は、複数のモジュールと情報を交換する。これらのモジュールの中には、類似するタグモジュール(図2)のものと同様の機能を有するタグカウンタCE19およびビット位置カウンタCRB21が存在する。したがって、この図3を参照して、これ以上詳細に説明しないことにする。
【0050】
タグと同様に、ポーリング装置も、以下に説明されることになるこの発明の第1の実施形態においてのみ使用されるタグデカウンタDCE20を具備している。
【0051】
情報記憶手段22は、主として、現在読み取られておりまたは既に読み取られたコードを有するリストLCODを具備している。さらに詳細には、この現在読み取られておりまたは既に読み取られたコードのリストは、ポーリング装置が、現在読み取られておりまたは既に読み取られたコードを分類し配列する記憶領域である。この配列は動的であり、その限りにおいて、タグは任意の時刻において質問機の電磁場に出入りしてもよい。したがって、このリストから要素(すなわちコード)を挿入または削除することが可能である。符号23で示されるリストポインタPCODは、このリストにおいて最新に処理された要素を指し示すことができる。
【0052】
上述したタグ/リーダシステムは、最小限のバイナリツリー走査時間で多数のタグを読み取るための方法を実行する。
図4は、この方法の主なステップを示している。
【0053】
大まかに言えば、この方法は、符号Aにより参照される第1の初期化ステップと、それに続く、シーケンス番号の割り当てを行う識別ステップBとを具備しており、テストPの結果が否定的であれば、このシステムは、少なくとも1つのタグが到着するまでステップPに戻る。この方法は、その後、リストの最新の番号を照合し、起こりうるタグの出発を考慮に入れてシーケンス番号を管理するためのステップC、その後、装置の電磁場内の少なくとも1つの新たなタグの存在をチェックすることからなるテストDに進行する。
【0054】
この存在テストDが真であれば、その後、方法は、シーケンス番号の割り当てを行う識別段階E、その後、リストが空であるかどうかをチェックするテストFに進行する。
【0055】
リストが空の場合には、この方法は、ステップBの開始位置に続き、そこで、新たなタグを待つスタンバイ状態に入る。反対に空でない場合には、タグ内の情報を更新するステップGが実行される。
【0056】
ビットの観点からのこの方法の基本的なプロトコルは、検索ツリーノードレベルにある。ビットレベルにおける情報の交換は、図4に示されたシーケンスから始まって説明される。このシーケンスは、4つのクロックサイクルT1,T2,T3,T4において実行され得る。
− T1は、現在走査されているビットが1であるタグにより信号が発信されるサイクルであり、
− T2は、現在走査されているビットが0であるタグにより信号が発信されるサイクルであり、
− T3,T4は、サイクルT1,T2中に受信されたバイナリダブレットを示すコード、すなわち、コード00,コード01、コード10,コード11を、ポーリング装置が再送信するサイクルである。
【0057】
作動中のタグは、開始コードが、最新に走査されたノードに対応しているタグであることを特筆しておく。一方では、このことは各作動中のタグのIDコードビットを読み取ることを許容し、他方では、読取りを計時することを許容し、かつ、現在走査されているノードの両方の枝のとり得る存在に関する同じ情報を全てのタグに送信することをも許容する。したがって、ポーリング装置および全てのタグは、同じ情報を有し、したがって、潜在的に同じ計算を実行することができる。
【0058】
したがって、図5は、基本周期を表すサイクルT1,T2,T3,T4でノードを読み取るための基本的なタイムチャートを示しており、このタイムチャートの各線は、異なる信号を表しており、第1の線は、ポーリングコード信号を表し、第2の線は、1に設定されたビットを有する1つまたは複数のタグからの信号を表し、第3の線は、0に設定されたビットを有する1つまたは複数のタグからの信号を表している。
【0059】
この図に示された例において「コードx,y」と呼ばれるポーリングコードは、スロットT1,T2中に受信された情報に対応する少なくとも2つのビットを含んでいる。言い換えれば、
・ コードxy= T1中のxおよび
・ T2中のy
・ T1中に、1に設定されたビットが存在する場合にはx=1、さもなければ0、
・ T2中に、0に設定されたビットが存在する場合にはy=1、さもなければ0である。
これにより、4つのとり得るコード、コード00,コード10,コード01,コード11が生成される。
【0060】
この発明によれば、バイナリツリーの走査が2つの異なるモード、すなわち、最初に横方向に走査するモード、または最初に縦方向に走査するモードによって行われ得る。
【0061】
第1の実施形態によれば、全てのとり得るコードの包括的な記載からなるバイナリ検索ツリーは、最初に横方向に走査される。したがって、コードは、同時に、コードごとに、1つの所定のビット位置に対して下降する順序で読み取られる。また、それらは、最下位ビットが発見されるまでビットごとに読み取られる。
【0062】
この実施形態にしたがってこの発明を説明するステップは、検索シーケンス内に2つの枝分かれしたループを具備している。第1のループは、ビット位置に基づいて索引づけられ、第2のループは、所定の時刻において列挙されたタグの数に基づいて索引づけされている。もちろん、この数は、リードシーケンスの開始時には既知ではなく、ツリー検索走査が進行するにしたがって、少なくとも2つのタグが1つのバイナリ接続部、すなわちノードに存在するたびに変化する。
【0063】
この実施形態は、図2,3に示されたシステムによって実行され、該実施形態においては、リーダおよびタグがそれぞれタグカウンタDCEを具備している。
この実施形態の基本原理は、計時しかつ前のコードが読み取られたときに受け取ったメッセージを全てのタグに再送信するポーリング装置にある。したがって、存在するタグのグループの送信を知らされた各タグは、現在の情況を分析する手段を有し、送信が想定されるときを見つけることができ、他のタグを計数することもできる。
【0064】
したがって、各タグは、特定のアプリケーションに対して必要であると判明した場合には、存在する全てのコードを読み取るための全ての情報を有している。この場合には、タグは、ポーリング装置と同じアルゴリズムを適用する。
【0065】
検索シーケンスは、ポーリング装置によって送られたシーケンスメッセージの開始によって開始され、シーケンスメッセージの終わりによって終了する。本質的に2つの段階を有している。存在するコードを走査する(または読み取る)ための第1の段階および、その後の、受信されたコードを認証するための第2の段階である。
【0066】
この方法によれば、コード識別段階は、既に識別されたコード部分(最上位ビット)にしたがって、ノードからノードへバイナリ検索ツリーを走査することによって実行される。現在識別されているコードの既に識別された部分に続く第1のビットは、次のノードにおいて読み取られる。バイナリノードに対応する各ステップにおいて、そのコードがルートからこのノードに続く樹枝状のもので始まるタグが応答できるように、2つのタイムスロットが予約されている。このタグは、それに続くビットが1に設定されている場合には第1のスロット中に、または、それに続くビットが0に設定されている場合には第2のスロット中に応答する。
【0067】
ポーリング装置は、読み取られたビットを示す、2ビットコード、すなわち、1に設定されたビットがないが、1ビットが0に設定されていることに対して、コード01を戻すことにより、シーケンスを計数する。
【0068】
したがって、このビット位置に異なるコードを有する2つのタグは、2つのスロットの内の1つの範囲で各々応答することができる。その後、少なくとも1つの新たなタグの存在が検出される。
【0069】
現在読み取られているコードの既に読み取られた部分は、複数のコードの開始部分に対応していることを特筆しておく。IDコードビットの数に対応する固定されたインデックスに戻ること、並びに、そのときまでに検出されたタグの数の増加するインデックスに戻ることにより、存在する全てのタグが読み取られ得る。
【0070】
読取り段階の終了時において、ポーリング装置は、一組のタグのそれぞれのIDコードの正確な読みを確認しまたは無効にすることによってそれらのタグを走査する。これは、コード認証段階であり、各タグに割り当てられたシーケンス番号を使用することに基づいており、これらのシーケンス番号並びにこれらの番号の割り当て方法の役割は、既に言及した「別々のIDコードを有する一組の動的なタグを読み取るための方法およびシステム」と題された特許出願に開示されている。
【0071】
初めて正確に読み取られかつそのシーケンス番号が正確であるということを考慮して、タグは、返事を戻す。その最初の読み取られたビットは、その後、確認される。反対に、不正確なコードが読み取られた場合には、ポーリング装置は、エラーメッセージを送り、タグは他の最初の読取りの待機に戻る。
【0072】
タグが、読取りシーケンス中にポーリング装置の電磁場内に入った場合には、それが応答可能となる前に、次のシーケンスメッセージの開始を待たなければならない。それは、ポーリング装置と他のタグとの間の現在のダイアログを妨害することも、それによって妨害されることもない。
【0073】
識別シーケンス中に、タグが質問機の電磁場内から出る場合には、次のビットの読取りは、存在する他のタグが同じ開始コードを有している場合を除いて、1または0に設定された次のビットの応答を何ら戻さない。第1の場合には、質問機は、現在のビット位置における対応する走査シーケンスの間に未だ読み取られていない各タグのシーケンス番号カウンタのデクリメントを開始する、コード00のようなメッセージを送る。各タグのタグカウンタも、ポーリング装置のタグカウンタと同様にデクリメントされ、ポーリング装置はその後、そのリストからそのコードを消去する。
【0074】
この検索シーケンスは、図6,7,8,9を参照して、以下により詳細に説明される。特に、図6,8は、存在するコードを識別するための段階のブロック図を示しており、図7,9は、受信したコードを確認するための段階のブロック図を示している。
【0075】
識別段階中に、ポーリング装置は、8個の異なるコードを使用しかつ送信する。それらは以下の通りである。
− シーケンス開始コード:このコードは全てのタグを初期化することを許容する。
− コード00,コード10,コード01,コード11:これらのコードはタグに検索ツリー走査の進展を知らせることを許容する。
− コードOK:このコードは、そのコード読取りがちょうど終了したタグに、該コードが有効であることを教示する。
− コードKO:このコードは、エラーの場合に、コードの読取りを無効にし、かつ、タグをその後の読取りサイクルのためにスタンバイ状態に戻すために供給される。
− シーケンス終了コード:このコードは、次のサイクルまで、種々のカウンタ、デカウンタおよびラッチのステータスを固定する。
【0076】
タグにより見られるように、第1の実施形態によるこの読取り段階のブロック図が図6に示されている。
【0077】
この方法は、第1の初期化ステップ30と、その次の、第1の読取りラッチBPL、シーケンス番号カウンタCNO、タグカウンタCE、シーケンス番号デカウンタDNO、タグデカウンタDCE、シーケンス番号レジスタRNOおよびビット位置カウンタCRBを0に設定するためのステップ31とを具備している。これらの初期化が行われたときには、この方法は、これがシーケンスの開始かどうかをチェックすることからなるテスト32に進行し、これがシーケンス開始である場合には、シーケンス番号カウンタCNOが1に設定され、シーケンス番号デカウンタDNOが1に設定され、タグカウンタCEが1に設定され、ビット位置カウンタCRBが1に設定される(ブロック49)。
【0078】
次に、この方法は、シーケンス番号デカウンタDNOが1かどうかをチェックすることからなるテスト45に進行する。もし、1である場合には、テスト46が、コードビットが1かどうかをチェックする。1である場合には、ステップ47においてタグは「1」を送信し、テスト32の始まりに戻り、1ではない場合には、タグは「0」を送信して、方法はテスト32の始まりに進行する。
【0079】
また、テスト45において、DNOが1に等しくないとの結果がでた場合には、方法はテスト32の始まりに進行する。
【0080】
シーケンスの開始ではない場合には(テスト32)、質問機によって送られたコードがコード00であるかどうかをチェックすることからなるテスト33に進行する。コード00である場合には、テスト34において、ビット位置カウンタCRBが、現在ビット(NBBIT)の数に等しいかどうかがチェックされ、等しい場合には、ブロック35において、第1の読取りラッチBPLが1に設定され、シーケンス番号レジスタRNOがシーケンス番号カウンタCNOの値に設定され、関連するタグが、その後シーケンスの終了までロックされる(ブロック36)。等しくない場合には、その後、方法は、シーケンス番号デカウンタDNOが1より大きいかどうかをチェックすることからなるテスト37に進行し、大きい場合には、シーケンス番号カウンタCNOが1だけデクリメントされ、その後、テスト32の始まりに戻り、大きくない場合には、方法は、テスト32の始まりに直接戻る。
【0081】
テスト33において、コード00ではないことが判明した場合には、その後、テスト39がコード10またはコード01であるかどうかをチェックするために実行される。コード10またはコード01である場合には、シーケンス番号デカウンタDNOが0より大きいかどうかがチェックされ(ステップ40)、大きい場合にはデカウンタDNOが1だけデクリメントされ(ブロック41)、次に方法はブロック42に進行し、DNOが0より大きくない場合には、方法は、タグデカウンタDCEが1だけデクリメントされるステップ42に直接進行する。
【0082】
テスト43は、このタグデカウンタDCEが0に等しいかどうかをチェックすることにあり、等しい場合には、タグデカウンタDCEがタグカウンタCEの値に設定され、ビット位置カウンタCRBが1だけインクリメントされ、かつ、シーケンス番号デカウンタがシーケンス番号カウンタCNOの値に設定される(ブロック44)。
【0083】
ステップ44の後、および、テスト43に対する答えが否定的である場合には、方法は前述したテスト45に進行する。
【0084】
テスト39において、コード01もコード10も発見されない場合には、コード11であるかどうかがチェックされる(テスト50)。コード11ではない場合には、方法はテスト32の始まり位置に戻る。コード11である場合には、方法は、タグが「0」を送信したかどうかをチェックすることからなるテスト51に進行する。送信した場合には、ステップ52において、シーケンス番号カウンタが1だけインクリメントされる。ステップ52の後、および、「0」がテスト51中に全く送信されなかった場合には、方法は、ビット位置カウンタCRBが1に等しいかどうかをチェックすることからなるテスト53に進行する。等しい場合には、タグカウンタCE、タグデカウンタDCEおよびシーケンス番号カウンタCRBが2に設定され、シーケンス番号デカウンタDNOがシーケンス番号カウンタCNOと同じ値に設定される(ブロック54)。方法は、その後、既に説明されたテスト45に進行する。
【0085】
テスト53において、CRBが1ではないことが判明した場合には、タグカウンタCEが1だけインクリメントされ、タグデカウンタDCEが1だけデクリメントされ(ブロック55)、方法はその後、既に説明したテスト43に進行する。
【0086】
図7には、タグにより示されるように、第1の実施形態に係るコード認証段階のブロック図が概略的に示されている。このコード認証段階のために、方法は、図6に説明されたコード読取りブロック36の終了において開始する。
【0087】
コード読取りの終了が検出されると、すなわち、タグがロックされたときには、シーケンス番号デカウンタDNOがシーケンス番号レジスタRNOの値に設定される(ブロック60)。
【0088】
その後、質問機がコードOKを送信したかどうかをチェックすることからなるテスト61が行われる。送信された場合には、テスト62において、シーケンス番号デカウンタDNOが0かどうかがチェックされ、0の場合には、方法はテスト61の始まりに進行し、0でない場合には、シーケンス番号デカウンタDNOが、ブロック63において1だけデクリメントされ、その後、テスト64において、シーケンス番号デカウンタDNOの新たな値が0であるかどうかがチェックされる。0である場合には、タグは、ブロック65において「1」を送信し、第1の読取りラッチBPLが1に設定され、0でない場合には、方法はテスト61の始まりに進行する。
【0089】
テスト61の答えが否定的である場合には、質問器がコードKOを送信したかどうかをチェックすることからなるテスト66が行われる。コードKOである場合には、その後、シーケンス番号デカウンタDNOが0であるかどうかがチェックされ(テスト67)、0である場合には、方法はテスト62の始まりに続き、0でない場合には、シーケンス番号デカウンタDNOが1だけデクリメントされ(ブロック68)、その後、テスト69が、シーケンス番号デカウンタの新たな値が0かどうかをチェックする。0である場合には、タグが「0」を送信し、第1の読取りラッチBPLが0に設定され(ブロック70)、方法はテスト61の始まりに続く。0でない場合には、方法は、直接テスト61に続く。
【0090】
コードOKまたはコードKOが全く読み取られない場合には、シーケンスの終了であるかどうかをチェックすることからなるテスト71が行われ、終了である場合には、コード認証段階が終了したと判断され(ブロック72)、終了でない場合には、方法はテスト61の始まりへ続く。
【0091】
図8は、コード読取り段階のためにポーリング装置によって実行されるこの発明の方法のブロック図を示している。
この方法は、ポーリング装置初期化ステップ80によって開始する。方法は、タグカウンタCEを0に設定し、ビット位置カウンタCRBを1に設定し、シーケンスメッセージの開始を送るためのステップ81に進行する。
【0092】
LCODはNBBITにおけるコードリストであり、LCOD(NCE,CRB)は、タグ#NCEのコードのビット#CRBに対応し、ステップ84においてNCE=1、CRB=1であり、LCOD(NCE)はタグ#NCEのコードに対応している。
【0093】
テスト82は、コード00が受信されたかどうかをチェックする。受信された場合には、方法は、ステップ81の始まりに続く。受信されない場合には、方法は、コード10かどうかをチェックするテスト83に進行し、コード10である場合には、タグカウンタCEが1に設定され、第1コードの1ビットが1に設定される(ブロック84)。[(LCOD(C1,CRB),CRB=1、CRBはタグ#NCE(タグの最新の番号)のコードのビット番号である)]。方法は、その後、コード10送信ステップ85に進行し、その後以下に説明されるステップ91に進行する。
【0094】
テスト83において、コード10ではない場合には、ポーリング装置は、テスト86において、コード01かどうかをチェックする。コード01である場合には、タグカウンタCEが1に設定され、第1コードのビット1が、ステップ87において、0に設定され、その後、コード01がステップ88において送信され、方法は、その後、ステップ91に進行する。テスト86において、受信されたコードがコード01ではない場合には、0に設定されたビットを有する少なくとも1つのタグと1に設定されたビットを有する少なくとも1つのタグ(コード11)が存在することを意味している。したがって、リストは第1ビットに対して1に設定されたタグおよび第1ビットに対して0に設定されたタグで初期化されかつタグカウンタCEが2に設定される。コード11はその後、ステップ90において送信される。
【0095】
コードxyは、テスト82,83,86の場合には、メッセージ送信85,88,90中と同じ物理的意味を有していないが、同じ機能的な意味を有している。実際には、テスト82,83,86のコードxyは、図5において説明された基本読取りサイクルの期間T1,T2中にタグにより送信された情報の合成であり、以下のステータスに対応している。
x=0が1に設定されたビットを有するタグの不在を示し、x=1が1に設定されたビットを有するタグの存在を示し、
y=0が0に設定されたビットを有するタグの不在を示し、y=1が0に設定されたビットの存在を示している。
【0096】
他方では、送信85,88,90のコードxyは、現在走査されているタグのビット値にしたがって質問機により送られたメッセージに対応している。
その後、ビット位置カウンタCRBをインクリメントし、現在のタグ番号を1に設定するステップ91へ進行する。それぞれテスト82,83,86と同じテスト92,95,98は、コード00,コード10,コード01であるかどうかをチェックすることからなる。テスト92が真である場合には、ステップ93は、リストLCODから最新のタグ#NCEのコードを消去し、タグカウンタCEをデクリメントすることからなる。コード00の送信は、ステップ94において実行される。
【0097】
テスト92が真ではない場合には、テスト95が実行される。このテストに対する答えが肯定的、すなわち、「1」に設定された最新ビットを有する少なくとも1つのタグが存在する場合には、「0」に設定されたビットを有するものはなく、タグ#NCEの最新ビット(CRB)はリストLCODにおいて1に設定され(ブロック96)、その後、コード10メッセージがブロック97において送信される。
【0098】
テストに対する答えが否定的である場合には、方法はコード01であるかどうか、すなわち「0」に設定された最新ビットを有する少なくとも1つのタグが存在しかつ「1」に設定されたこのビットを有するタグが存在しないかどうかをチェックすることからなるテスト98に進行し、該当する場合には、タグ#NCEの最新ビット(CRB)は、ステップ99において、コードリストLCODにおいて「0」に設定され、その後コード01の送信がステップ100において実行される。
【0099】
テスト98に対する答えが否定的である場合、すなわち、「1」に設定されたビットCRBを有する少なくとも1つのタグと「0」に設定されたこのビットを有する少なくとも1つのタグが同時に存在する場合には、タグカウンタCEがインクリメントされ、タグNCEの最新ビットが、リストLCODにおいて1に設定され、NCEがインクリメントされ、かつ、コードの始まりが先行するタグコード(NCE−1)で繰り返されていたときには、タグNCEの最新ビットCRBがリストLCODにおいて0に設定される。次に、コード11がステップ102において送信される。
【0100】
ステップ94,97,100,102の各々の出口において、この方法は、NCE認証テスト103に進行する。NCEがCEに等しくない場合には、NCEは、ステップ105において1だけインクリメントされ、その後、方法は、テスト92に続く。このNCEがタグカウンタCEに等しい場合には、新たなテスト104がビット位置カウンタCRBがIDコードビットNBBITの数に等しいかどうかをチェックするために実行され、等しい場合には、読取りシーケンスが終了され(ブロック106)、等しくない場合には、方法はステップ91に続く。
【0101】
図9には、コード認証段階のブロック図が、ポーリング装置に対して表されている。
このコード認証方法は、「送信開始」というコード認証の開始を知らせるステップ110から開始する。
【0102】
続いて、コード00かどうかをチェックすることからなるテスト111が行われ、コード00ではない場合には、エラーによるシーケンスメッセージの終了がステップ112において送信される。実際にコード00である場合には、ステップ113において、NCEが1に設定される。
【0103】
その後、テスト114は、ちょうど読み取られたコードが正しいかどうかをチェックすることからなる。正しい場合には、、コード「OK」が送信される(ステップ115)。テスト116は、その後、コード10かどうかをチェックするために実行される。いずれの場合であっても、方法は、以下に説明されることになるステップ119に進行する。
【0104】
テスト114に対する答えが否定的である場合には、メッセージ「コードKO」がステップ117において送信され、コードLCOD(NCE)が、リストから削除され、タグカウンタCEがデクリメントされる。その後、テスト118がコード01かどうかをチェックし、このテストの出力がいずれの場合でも、方法はテスト119に進行する。テスト119は、NCEがタグカウンタCEに等しいかどうかをチェックすることからなる。等しい場合には、シーケンスメッセージの終了が送信され(ステップ120)、シーケンスは、ステップ121において終了したものと考えられる。テスト119が否定的な答えを生じた場合には、NCEは、ステップ112において1だけインクリメントされ、この方法はテスト114の始まりに続く。
【0105】
図10には、図1に与えられた例に対応する4つのタグE1,E2,E3,E4のコードを検索するためのタイムチャートが示されている。このタイムチャートは、多重読取りシーケンス中に交換された情報を説明し、かつ、このシーケンス中の別々のレジスタおよびカウンタの値を示している。
【0106】
図10の部分Aには、方法の第1の実施形態にしたがって、すなわち、ツリーが最初に横方向に走査されたときに、各タグの最上位ビットが最初に検出され、その後、第2の上位ビット等が検出され、それによって、タグコードが読取りシーケンスの終わりに全て決定されることが明らかである。
【0107】
図10の部分Bには、これら4個のタグE1,E2,E3,E4の各々に対するシーケンス番号カウンタCNOの値、シーケンス番号デカウンタDNOの値、第1の読取りラッチBPLの値、およびシーケンス番号レジスタRNOの値、並びに、タグカウンタCEの値、タグデカウンタDCEの値およびビット位置カウンタCRBの値が示されている。
【0108】
この発明の方法の第2の実施形態は、最初にバイナリツリーの読取りを縦方向に行うことにある。この実施形態において、全てのとり得るコードの包括的な記載により構成されるバイナリ検索ツリーは、縦方向に走査される。コードは、最下位ビットが発見されるまで、ビットごとに読み取られる。次に、それらは連続して、コードごとに、例えば降べきの順に読み取られる。
【0109】
この方法は、主として検索シーケンスにおいて枝分かれした以下の2つのループから構成されている。所定の時刻において列挙されたタグの数に基づいて索引付けされたループと、ビット位置に基づいて索引付けされた第2のループである。
【0110】
もちろん、存在するタグの数は、読取りシーケンスの開始時点では未知であり、検索ツリーが走査されるに従って、樹枝状のノードの各枝において少なくとも1つのタグが検出されるごとに変更される。
【0111】
この実施形態において、タグの構造は、上記実施形態において説明されたように、タグがタグデカウンタを具備していない点を除いて、全体的に同一である。
また、この第2の実施形態におけるポーリング装置の構造に関しては、前記装置がタグデカウンタDCEを有していない点を除いて既に説明されたポーリング装置と同様である。
【0112】
この発明の方法の2つの実施形態の間のタグおよびポーリング装置に関する相違が無視しうるものであると仮定して、それらの構造を再度説明することはしない。
【0113】
この明細書中で以下に提供されることになる図および例は、コードが降べきの順に読み取られることを意味する、走査されるべき第1の枝の選択が1に設定されたビットに対応するもののものであるということを前もって推定していることを特筆しておく。しかしながら、昇べきの順にコードを読み取ることによる異なるアプローチが想定されてもよく、両アプローチは実質的には同一の読取り時間につながる。
【0114】
図11において、タグがコードを読み取る段階のブロック図が、この発明の第2の実施形態として示されている。
この発明の第1の実施形態とちょうど同じように、検索シーケンスは、質問機によって送られる「シーケンスの開始」メッセージによって開始され、「シーケンスの終了」メッセージによって終了する。
【0115】
第1の実施形態に係る方法と類似するように、この検索シーケンスは、2つの側面、すなわち、存在するコードの走査(または読取り)、および受信したコードの認証の側面を具備している。
図13は、この発明の第2の実施形態に従う、すなわち、最初に横方向に読み取る場合におけるポーリング装置のためのコード識別および認証段階のブロック図を示している。
【0116】
この方法は、ポーリング装置初期化段階160において開始する。方法は、タグカウンタCEを0に設定し、ビット位置カウンタCRBを1に設定し、シーケンス開始メッセージを送るステップ161に進行する。
【0117】
続いて、テスト162は、コード00が受信されたかどうかをチェックする。受信された場合には、方法は、ステップ161の開始位置に続く。受信されない場合には、方法は、コード10であるかどうかをチェックするテスト163に進行し、コード10である場合には、タグカウンタCEが1に設定され(ブロック164)、第1のタグコードのビット1が1に設定、すなわち、LCOD(1,1)=1とされる。この方法は、その後、「コード10」を送信するステップ165に進行し、その後、最新タグ番号NCEを1に設定するステップ171に進行する。
【0118】
テスト163において、コード10が含まれていない場合には、ポーリング装置は、テスト166の間に、コード01かどうかをチェックする。コード01の場合には、タグカウンタCEが1に設定され、第1コードのビット1が0に設定され(ステップ167)、その後、コード01がステップ168において送信され、この方法は、既に前で述べたステップ171に進行する。
【0119】
テスト166において、受信されたコードが「コード01」でない場合には、このことは、0に設定されたビットを有する少なくとも1つのタグおよび1に設定されたビットを有する少なくとも1つのタグが存在すること(コード11)を意味し、リストは、その後、第1ビットに対して1に設定されたタグで初期化され、第1ビットに対して0に設定されたタグで初期化される。方法は、「コード11」を送信することにより進行し(ステップ170)、その後、ステップ171によって、最新タグ番号NCEをインクリメントする。
【0120】
その後のステップ172は、タグ#NCEのビット位置カウンタCRB(NCE)を1だけインクリメントすることからなる。
テスト162,163,166とそれぞれ同じテスト173,176,179は、コード00,コード10またはコード01であるかどうかをチェックすることからなる。テスト173が真である場合には、最新タグ#NCEのコードをリストLCODから削除し、タグカウンタCEを1だけデクリメントすることからなるステップ174に進行する。コード00が、次に送信される(ステップ175)。
【0121】
テスト173が真ではない場合には、テスト176が実行される。テスト176の答えが肯定的である場合、すなわち、1に設定された最新ビットを有する少なくとも1つのタグが存在しかつ「0」に設定されたこのビットが全く存在しない場合には、タグNCEの最新ビットCRBが、リストLCODにおいて1に設定され(ブロック177)、メッセージ「コード10」が送信される(ブロック178)。
【0122】
テスト176に対するの答えが否定的である場合には、方法は、「0」に設定された最新ビットを有する少なくとも1つのタグが存在しかつ「1」に設定されたこのビットが全く存在しないかどうかをチェックすることからなるテスト179に進行し、該当する場合には、NCEの最新ビットCRBが、ステップ180において、コードリストLCOD内で「0」に設定され、その後「コード01」がステップ181において送信される。
【0123】
テスト179に対する答えが否定的である場合、すなわち、「1」に設定された最新ビットCRBを有する少なくとも1つのビットと、「0」に設定されたこの最新ビットを有する少なくとも1つのビットとが同時に存在する場合には、タグカウンタCEは、インクリメントされ(ブロック182)、タグNCEの最新ビットCRBが、リストLCODにおいて1に設定され、コードの開始が前のタグのコードと重複しているときには、タグNCE+1の最新ビットCRBが、リストLCODにおいて「0」に設定される。その後、「コード11」がステップ183において送信される。
【0124】
各ステップ175,178,181,183の後に、この方法は、タグNCEのビット位置カウンタCRBを1だけインクリメントするステップ184に進行し、その後、タグNCEのビット位置カウンタCRBがIDコードNBBITのビット数より少ないかどうかをチェックすることからなるテスト185に進行する。少ない場合には、方法は、ステップ173の開始位置に続く。大きい場合には、タグ番号NCEがタグカウンタCEに等しいかどうかをチェックするテスト186に進行する。
【0125】
このテストが真である場合には、シーケンス終了コードを送信することにより終了される。
このテストが真でない場合には、受信したコードが「OK」であるかどうかをチェックするテスト187が行われる(コードは、例えば、そのチェックサムが正しくかつそのパリティビットが正しい場合にはOKである。)。OKである場合には、「コードOK」が送信される(ブロック189)。OKでない場合には、「コードKO」が送信され(ブロック188)、タグNCEがリストLCODから引き出され、タグカウンタCEが、タグ番号NCEと同様に1だけデクリメントされる。
【0126】
方法は、その後、NCEをインクリメントすることにより進行する。方法は、その後、ステップ172に続く。
【0127】
図11において、この発明の第2の実施形態に従う(すなわち、最初に縦方向に検索する)識別段階のブロック図がタグレベルで表されている。
この第2の実施形態に従うIDコード読取り段階は、タグ初期化ステップ130で開始し、その後、第1の読取りラッチBPL、シーケンス番号カウンタCNO、シーケンス番号レジスタRNO、シーケンス番号デカウンタDNOおよびビット位置カウンタCRBを0に設定する(ステップ131)。
【0128】
方法は、これがシーケンスの開始であるかどうかをチェックすることからなるテスト132に進行し、開始である場合には、シーケンス番号カウンタCNO、およびシーケンス番号デカウンタDNOを1に設定する(ステップ133)。方法は、以下に説明されるステップ147に進行する。
【0129】
テスト132に対する答えが否定的である場合には、受信されたコードがコード00であるかどうかをチェックするために、テスト134が実行される。コード00である場合には、シーケンス番号カウンタCNOおよびシーケンス番号デカウンタDNOは、ステップ135において各々1だけデクリメントされ、その後、方法はステップ147に進行する。コード00でない場合には、受信したコードがコード10またはコード01であるかどうかをチェックするためにテスト136が実行される。テスト10である場合には、テスト137がシーケンス番号デカウンタDNOが1であるかどうかをチェックし、1である場合には、ビット位置カウンタCRBがNBBITより小さいかどうかをチェックするために、新たなテスト138が実行される。テスト137またはテスト138に対する答えが否定的な場合には、方法は、テスト132の開始位置に続く。テスト138に対する答えが肯定的である場合には、方法は、ステップ147に進行する。
【0130】
テスト136に対する答えが否定的である場合には、テスト139は、受け取ったコードがコード11であるか同化をチェックする。コード11である場合には、テスト140は「1」が前に送信されたかどうか、または、シーケンス番号デカウンタDNOが1より大きいかどうかをチェックする。該当する場合には、シーケンス番号カウンタCNOおよびシーケンス番号デカウンタDNOが1だけインクリメントされ、方法は、テスト137の開始位置に続く。テスト140に対する答えが否定的である場合には、方法は、直接、テスト137に続く。
【0131】
テスト139の結果が否定的である場合には、テスト142は、メッセージコードOKが受信されたかどうかをチェックする。受信されていない場合には、方法はテスト132に続く。さもなければ、シーケンス番号デカウンタDNOが1より大きいかどうかをチェックするためにテスト143が実行され、大きい場合にはDNOが1だけデクリメントされ(ステップ144)、方法はステップ147に進行し、小さい場合には、第1の読取りラッチBPLが1に設定され、シーケンス番号レジスタRNOがシーケンス番号カウンタの値に設定され(ステップ145)、その後タグがロックされる(ステップ146)。
【0132】
DNOデクリメントステップ144の後に、テスト138、ステップ135,ステップ133の終了時と全く同様に、方法は、シーケンス番号デカウンタDNOが1かどうかをチェックすることからなるテスト147に進行する。1である場合には、ビット位置カウンタCRBが1だけインクリメントされ(ステップ148)、テスト149は、(最新ビット位置カウンタに対する)コードが1かどうかをチェックする。1である場合には、ステップ151において「1」が送信され、その後、テスト132に戻る。1でない場合には、0が送信され、その後、テスト132の開始位置に戻る。
【0133】
図12は、第2の実施形態に従う、すなわち、最初に横方向に読み取る、図1に表された例対する検索シーケンスのタイムチャートを示している。
部分Aにおいて、タグ1,2,3,4の各々の応答は、読取り段階が進行するに従って明らかになる。この読取り方法は、バイナリツリーの縦方向を最初に読み取ることにあるので、各タグの最上位ビットが、まず第1に決定され、その後各コードが次々と決定される。したがって、この実施形態においては、最初に決定されることになるのはタグ3のコードであり、その後タグ2のコード、その後タグ4のコード、そして最後にタグ1のコードが決定される。
【0134】
部分Bには、各タグE1,E2,E3,E4のシーケンス番号カウンタCNOおよびシーケンス番号デカウンタDNOの値、ビット位置カウンタCRBの値、並びに、第1の読取りラッチBPLの値が示されている。また、ポーリング装置に対するタグカウンタCEの値、並びに、ビット位置カウンタCRBの値も示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 4つのタグE1,E2,E3,E4に対するバイナリ検索ツリーの一例を示す図である。
【図2】 タグの構造を概略的に表す図である。
【図3】 ポーリング装置の構造を概略的に表す図である。
【図4】 タグポーリングの一般的なブロック図を表す図である。
【図5】 識別セグメントから抽出されたノードを読み取るための基本的なタイムチャートを示す図である。
【図6】 この発明の第1の実施形態において、タグに対するコード読取り段階のフローチャートを示す図である。
【図7】 図6の実施形態における、タグに対するコード認証段階のフローチャートを示す図である。
【図8】 この発明の第1の実施形態において、ポーリング装置に対するコード読取り段階のフローチャートを示す図である。
【図9】 図8の実施形態における、ポーリング装置に対するコード認証段階のフローチャートを示す図である。
【図10】 この発明の第1の実施形態において、4つのタグのコードを読み取るためのタイムチャートの一例を表す図である。
【図11】 この発明の第2の実施形態において、タグのためのコード読取り段階のフローチャートを示す図である。
【図12】 この発明の第2の実施形態において、4つのタグのコードを読み取るためのタイムチャートの一例を示す図である。
【図13】 第2の実施形態において、ポーリング装置のためのコード読取りおよび認証を含むフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 電子変調手段(信号送信/受信手段)
2 電子復調手段(信号送信/受信手段)
5,18 シーケンサ(電子式順序制御手段)
6 タグカウンタ
7,20 タグデカウンタ
8 ビット位置カウンタ
9 第1の読取りラッチ
10 シーケンス番号カウンタ
11 シーケンス番号レジスタ
12 シーケンス番号デカウンタ
13 記憶手段
14 電子送信手段(信号送信/受信手段)
15 電磁送信手段(信号送信/受信手段)
16 電子変調手段(信号送信/受信手段)
17 電子復調手段(信号送信/受信手段)
19 タグカウンタ
21 ビット位置カウンタ
22 情報記憶手段(記憶手段、記憶レジスタ)
23 ポインタ

Claims (6)

  1. ポーリング装置の電磁場内に位置する一組のタグの各々を識別するためのバイナリIDコードを読み取る方法であって、
    前記一組のタグの各々が前記ポーリング装置に前記バイナリIDコードの各ビットの値を表す情報を送信するサイクル(T1,T2)と、前記ポーリング装置が前記一組のタグの全てに前記一組のタグの各々から受信した情報を送信するサイクル(T3,T4)とを交互に繰り返す段階を含み、
    前記一組のタグの各々は、前記ポーリング装置から前記サイクル(T3,T4)内に受信した情報のうち、「0」および「1」の両方の値を表す情報(C11)の受信回数を、前記サイクル(T1,T2)内における前記ポーリング装置に対する送信の有無または送信内容に応じてカウントし、前記ポーリング装置に送信した情報に対応するビットの次のビットの読み取りの際に、前記カウントにより得られたカウント値をデクリメントすることにより、前記次のビットの値を前記ポーリング装置に送信すべき順番を認識し、
    前記ポーリング装置は、前記一組のタグの各々から受信された情報により特定される前記バイナリIDコードの各ビットの値を表すツリーに従って、前記一組のタグの個々のバイナリIDコードを決定する、方法。
  2. ポーリング装置の電磁場内に位置する一組のタグの各々を識別するためのバイナリIDコードを読み取る方法であって、
    前記一組のタグの各々が前記ポーリング装置に前記バイナリIDコードの各ビットの値を表す情報を送信するサイクル(T1,T2)と、前記ポーリング装置が前記一組のタグの全てに前記一組のタグの各々から受信した情報を送信するサイクル(T3,T4)とを交互に繰り返す段階を含み、
    前記一組のタグの各々は、前記ポーリング装置から前記サイクル(T3,T4)内に受信した情報のうち、「0」および「1」の両方の値を表す情報(C11)の受信回数を、前記サイクル(T1,T2)内における前記ポーリング装置に対する送信の有無または送信内容に応じてカウントし、何れかのタグのバイナリIDコードの読み取りが終了したことを表す情報(OK)を前記ポーリング装置から受信する都度、前記カウントにより得られたカウント値をデクリメントすることにより、前記バイナリIDコードの各ビットの値を前記ポーリング装置に送信すべき順番を認識し、
    前記ポーリング装置は、前記一組のタグの各々から受信された情報により特定される前記バイナリIDコードの各ビットの値を表すツリーに従って、前記一組のタグの個々のバイナリIDコードを決定する、方法。
  3. ポーリング装置によって一組の動的なタグを読み取るためのシステムであって、
    前記タグおよび前記ポーリング装置が、それぞれ、信号送信/受信手段(1,2,14,15,16,17)、並びに、電子式順序制御手段(5,18)および記憶手段(13,22)を具備し、
    前記ポーリング装置が、
    − ポーリング装置の電磁場内に存在するタグの数を計数するためのタグカウンタ(19)と、
    − 前記タグに関して現在読み取られているビットの重みを前記タグ上に示すと共に、ビット位置の読取りサイクルの各開始部分でインクリメントするビット位置カウンタ(21)と、
    − 読み取られまたは現在読み取っているコードのリストのための記憶レジスタ(22)と、
    − このコードのリストをポインティングするためのポインタ(23)とを具備し、
    前記各タグが、
    − シーケンサ(5)に接続され、少なくとも一つのタグの応答がバイナリーツリーノードの二つの接続枝の各々での存在を示すたびにインクリメントするように構成されたシーケンス番号カウンタ(10)と、
    − 前記シーケンサ(5)に接続され、識別されているタグが存在すれば、前記ビット位置のシーケンスの検索中にデクリメントするように構成され、その値は、新たなビット位置の走査サイクル(または読取りサイクル)の各開始部分で、前記シーケンス番号カウンタの値に設定されるシーケンス番号デカウンタ(12)と、
    − 前記シーケンサ(5)に接続され、前記読取りシーケンス中に計算されるように前記タグのシーケンス番号をメモリに保存するように構成され、前記シーケンス番号は、前記タグと前記ポーリング装置との間のトランザクションを速めるものであるシーケンス番号レジスタ(11)と、
    − 前記ポーリング装置の前記電磁場内に存在するタグの数を計数するためのタグカウンタ(6)と、
    − 前記タグに関して現在読み取られているビットの位置または重みを前記タグ上で示すように構成され、ビット位置読取りサイクルの各開始部分でインクリメントするビット位置カウンタ(8)と、
    − 前記タグのバイナリIDコードが完全に決定された場合に前記タグをロックするように構成された第1の読取りラッチ(9)であって、当該第1の読取りラッチ(9)が0に初期化され、そして、当該第1の読取りラッチ(9)が属するタグの第1の正しいIDコードの読取りの最後で1に設定される第1の読取りラッチ(9)とを具備することを特徴とするシステム。
  4. 前記ポーリング装置および前記タグが、現在読み取られているコードを決定するためにタグデカウンタ(7,20)をそれぞれ具備し、前記タグデカウンタ(7,20)は、ビット位置に関するシーケンスの開始部分でタグカウンタ(6)の値に初期化され、前記タグデカウンタ(7,20)は、デクリメントする場合に、どのコードをシーケンスが読み取っているかを見つけることを可能とし、そして、前記タグデカウンタ(7,20)は、値0に到達した場合に、ビット位置が完全に走査されたことを示すことを特徴とする請求項記載のシステム。
  5. 前記各タグカウンタ(19)が、前記ポーリング装置の電磁場内に存在する全てのタグを計数するように構成されたことを特徴とする請求項記載のシステム。
  6. 少なくとも1つのタグが、
    ポーリング装置の送信を通して他のタグのバイナリIDコードを、このタグが識別することを可能とするために、
    − 前記タグに関して現在読み取られているビットの位置または重みを前記タグ上に示すと共に、ビット位置読取りサイクルの各開始部分でインクリメントするビット位置カウンタと、
    − 読み取られまたは現在読み取っているコードのリストを格納するための記憶レジスタと、
    − このコードリストをポインティングするためのポインタとをさらに具備することを特徴とする請求項記載のシステム。
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