JP2000076396A - タグと読み取り装置との間の通信の同期化による、タグの動的セットのための多重読み取り方法およびそのシステム - Google Patents
タグと読み取り装置との間の通信の同期化による、タグの動的セットのための多重読み取り方法およびそのシステムInfo
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- G06K7/0008—General problems related to the reading of electronic memory record carriers, independent of its reading method, e.g. power transfer
Abstract
読み出しサイクルの間にポーリングフィールドに到達す
るタグによるあらゆる混乱を回避する多重読み取り方法
を提供する。 【解決手段】 本発明は、IDコード読み取りシーケン
スの間に、ポーリング装置(L)により伝送される電磁
界(C)にランダムに出入りすることが可能なタグの動
的セットのための多重読み取り方法に関する。本発明
は、前記ポーリング装置(L)と、コード読み取りシー
ケンスの間に前記電磁界(C)にちょうど入ってきたタ
グ(E2)との間で、データを送信するためのこの新し
いタグの許可を与える同期化情報を交換することにあ
る。
Description
(読み取り装置とも称する)と、該ポーリング装置によ
り伝送される電磁界にランダムに出入りできるタグとの
間の通信の同期化による、タグの動的セット(dynamic
set)のための読み取り方法に関する。さらに、本発明
は、この方法を実行するシステムにも関する。
前に知られていない応答システムとの間のあらゆるトラ
ンザクション(transaction)に適用される。特に、本
発明は、バッジを付けている人物を認識する分野におい
て、または、空港での手荷物、店内の商品、または生産
ラインにおける他の製品のような、タグを付けた物体を
数えるまたは制御する分野において適用される。
るための多数のシステムおよび方法を知っている。それ
らの大部分は、多数のタグの読み取りに適用される。
送信されているメッセージの衝突が検出された場合の、
各々のタグに特有のランダムな遅延の後に、タグのコー
ドを再送信するものもある。
・スライス(time slice)を残すという方法もある。各
々のタイム・スライスは、各々のタグのIDコードによ
り独自に決定される。しかしながら、この方法は、ポー
リングシステムとタグのセットとの間のトランザクショ
ン時間を最適化しない。
ic set)に適合するだけの他の方法は、仏国特許出願公
開第2,677,135号公報に記載されている。この
特許出願は、システムが、ポーリングシステムのポーリ
ングフィールドに存在するタグに、どのようにIDコー
ドの各々のビットを、該IDコードが完全に識別される
まで連続的に供給させているのかについて説明してい
る。この目的のために、タグはポーリング装置からの制
御信号に応答する。現在識別されているコードが元のも
のと異なっていることをタグが検出すると、該タグは一
時的にロックされ(すなわち、“休止状態”になる)、
これにより、識別サイクルは、ロックされていないタグ
が1つだけしか残らなくなるまで残りのタグを用いて続
けられる。それゆえ、このタグのコードが識別される。
この識別サイクルの終わりにおいて、ポーリング装置か
らの単一の命令に基づいて、識別されたタグは、永久に
ロックされ、かつ、残りのタグはそれらの一時的なロッ
クを終える。次に、この識別方法は、他のタグを識別す
るために再初期化される。これらの動作は、全てのタグ
が個々に識別されるまで繰り返される。
出しができないタグの静的セットにしか適用できない。
したがって、この技術は、タグの動的セット、すなわ
ち、ポーリング装置の電磁界にランダムに出入りできる
タグには適用できない。
中の、すなわち、2進データをタグE1と交換する間
の、ポーリング装置Lの電磁界Cを表している。前記タ
グE1は、前記電磁界Cに既に存在する。さらに、この
電磁界に入っているタグE2が、ここに表されている。
リング装置LとタグE1,E2との間の情報交換を表し
ている。特に、この図においては、タグE2が電磁界に
入ると、データ交換が送信部(interrogator)とタグE
1との間で生じているように見える。したがって、タグ
E2もまた、ポーリング装置Lにより送信されかつ前記
電磁界に既に存在しているタグE1に向けて意図された
メッセージを受信する。この場合に、タグE2は、ちょ
うどタグE1のようにこれらのメッセージに応答するこ
とができる。このことにより、ポーリング装置により受
信された情報における混乱の危険性が引き起こされる。
した技術の不都合点を解消し、かつ、読み出しサイクル
の間にポーリングフィールドに到達するタグに起因する
あらゆる混乱を回避することである。
明は、前記ポーリング装置が先に識別されたタグに向け
て意図された2進データを送信する間に、ポーリング装
置の電磁界にランダムに出入りできるタグの動的セット
を読み取るための方法およびシステムを提供する。言い
換えれば、本発明の方法およびシステムは、読み出しサ
イクル(または走査サイクル)中に、または、前記ポー
リング装置とポーリングフィールドに既に存在するタグ
との間の任意のデータ交換中に、タグの非同期の到達を
管理することを可能にする。
Dコードを有する無線通信タグの動的セットのための多
重読み取り方法に関し、各々のタグは、IDコード読み
取りシーケンスの間にポーリング装置により伝送される
電磁界にランダムに出入りすることが可能である。この
方法は、前記ポーリング装置と、前記コード読み取りシ
ーケンス中に前記電磁界にちょうど入ったばかりのタグ
との間における、データを送信するためにこの新しいタ
グを認証するための同期化情報の交換を特徴としてい
る。
データ送信を許可されたときに、該タグによりポーリン
グ装置に送信される、タグの形式コード特性を具備して
いる。
前記ポーリング装置は、前記タグとの特定の交換のプロ
トコルを開始する。この形式コードは、送信部に対応す
るタグの存在をを知らせるための1までのビットセット
を具備する必要がある。
は、前記新しいタグに、該タグがこのメッセージの受信
に基づいてデータを送信できることを知らせるために前
記ポーリング装置から送信される少なくとも1つの特定
のメッセージからなっている。
ージを含むコード化されたメッセージのセットを有して
いる。これらのメッセージは、何の混乱の危険性もなく
前記タグに送信され得る命令またはデータに対応する。
磁界に入るタグは、非動作状態にある。したがって、同
期化情報は、前記ポーリング装置により送信された信号
であって、かつ、前記タグをデータを送受信できる非動
作状態にするように意図された信号からなる。
ステムに関する。前記システムは、ポーリング装置とタ
グとを具備し、前記タグの各々は、IDコードメモリの
他に信号送受信手段を具備する。このシステムは、タグ
番号カウンタとこのタグ番号用の記憶レジスタとを具備
する前記ポーリング装置と各々のタグとにより特徴づけ
られ、各々のタグは以下のものを具備している。 − 読み取りおよび書き込み情報記憶メモリ − 一時的使用禁止ラッチ − 循環的ロックラッチ
グ送信部が前記タグ番号を更新することを可能にする第
1読み取りラッチ(9)を具備する。さらに、各々のタ
グは、選択されたタグと前記ポーリング装置との間での
み対話を許可するタグ選択ラッチ(6)も具備する。
ーリング装置は、メッセージを送信する追加の変調手段
を具備し、かつ、前記タグは、各々がこのようなメッセ
ージ用の変調手段を具備する。これらのメッセージは、
前に定義されたものである。
タグは、前記ポーリング装置により送信された同期化信
号の受信に基づいて動作状態になることが可能な同期化
ラッチを具備する。
ってきた電磁界の例を概略的に表している。図2は、情
報の更新を伴う読み取りシーケンスのフローチャートを
概略的に表している。図3は、タグの構成を概略的に表
している。図4は、ポーリング装置の構成を概略的に表
している。
タグとの間の同期化通信により、読み取り装置の電磁界
に非同期に出入りする複数のタグのIDコードを読み取
ることを可能にする。
混乱の危険性がないように、走査シーケンス中に前記電
磁界に到達する新しいタグは何の反応も示してはならな
い。この目的のために、本発明の方法は、2つの実施形
態を提供する。 − 第1のモード: 送信部により送信された2進デー
タは、決して前記送信部のコマンドと混信しないメッセ
ージパターンを用いて符号化される。 − 第2のモード: 前記タグは、パワーアップ(powe
r-up)後に、送信部により送信されたメッセージを評価
する能力を動作状態にするための特定の信号が前記送信
部から来るのを待機する。
み取りシーケンスのフローチャートが表されている。ま
ず第1に、このフローチャートは、全体の読み取りシス
テムのための初期化段階30を具備している。次に、段
階32は、出願人により本日出願されかつ発明の名称を
“method and system for reading a dynamic set ofta
gs bearing distinct ID codes”とする仏国特許出願に
おいてより正確に記載されているように、シーケンス番
号を割り当てる間に読み取りアルゴリズムを適用するこ
とである。さらに、このシーケンス番号は、リストとし
て記録される。
ーケンス番号を照合しかつこれらのシーケンス番号を管
理するための段階34へ進む。
にない新しいタグが最近電磁界に入ったかどうかを検査
する。新しいタグが電磁界に入った場合、シーケンス番
号の割当てを伴う読み取りアルゴリズムが段階38にお
いて実行される。このアルゴリズムは段階32のものと
同一である。この段階の終わりに、更新サイクルの終わ
りにおいて存在するタグの数N4は、照合後に存在する
タグの数N2に、最近到達したタグの数N3を加え、か
つ、最近なくなったタグを引いたものに等しい。
すれば、前記更新サイクルの終わりにおいて存在するタ
グの数N4は、照合後に存在するタグの数N2に等し
い。
識別される全てのタグを備えるリストが空であるかどう
かを検査するテスト(段階)40に進む。
イクルの終わりにおいて存在するタグの数N4はゼロで
あり、かつ、この方法は、段階32の始めから続行され
る。このリストが空でなければ、前記更新サイクルの終
わりにおいて存在するタグの数N4はゼロよりも大き
く、かつ、情報更新段階42が、タグの中で実行され、
その一方で、前記リストが初期化される(N1=N
4)。そして、処理は段階34の始めから続行される。
ading a dynamic set of tags bearing distinct ID co
des”とする仏国特許出願によってもたらされた、電磁
界に存在するタグの前記リストにより、送信部は、存在
するN個のタグのうち1つを選択することが可能にな
り、かつ、選択されたタグと相互交換を行うことが可能
になる。さらに、前記リストにより、各々のタグの非揮
発性メモリに記憶されたデータを変更し、かつ、このタ
グに関する状態または形式情報を更新することが可能に
なる。図2のフローチャートは、出願人の名において出
願されかつ番号96−15434として登録された仏国
特許出願に記載されているように、存在するタグを有す
るリストの更新が終了するとすぐに、かつ、前記更新サ
イクルが終わる前に、情報の変更が行われる場合を示し
ている。
れかつ発明の名称を“method and system for reading
a dynamic set of tags bearing distinct ID codes”
とする特許出願に記載されているような、N個のタグか
ら1つのタグを選択するプロトコルは、ポーリング装置
と、電磁界に存在するN個のタグからの1つのタグとの
間の送信チャンネルを開放することに基づいている。チ
ャンネル開放コマンドとともに、送信部は、タグのアド
レスを送信する。このアドレスは、例えば、タグのID
コードまたはシーケンス番号であってもよい。したがっ
て、シーケンスメッセージの始まりは、2進データを用
いて符号化されて送信される(すなわち、IDコードま
たはシーケンス番号)。
ように選択されたタグは、“1”を返し、かつ、“リス
ニング”モードとなる。
ランザクションコマンドの終了とともに終了し、前記タ
グは、サイクルロックモード(または循環的ロック)に
戻り、このことは、送信チャンネルの閉鎖を意味する。
許出願公開第2,677,135号公報と、出願人の名
において本日出願されかつ発明の名称を“method and s
ystem for reading a dynamic set of tags bearing di
stinct ID codes”とする仏国特許出願とに記載されて
いる基本的な特徴を有していることが考慮される。さら
に、前記タグと前記ポーリング装置との間のコマンド
は、これらの特許出願に記載されたものと同一である。
よび“1”を読み出すコマンドは、ポーリング装置によ
り送信されるべき2進ワードを1ビットずつ符号化する
ために用いられる。
タ長を有しかつシーケンス番号5を備えたタグの選択に
関するコマンドを送信するために、後続のシーケンス
は、最下位ビット“SE L1 L0 L1 L0”により開始して用
いられる。
他のサンプルは、以下のように動作する。 EMM L1 L0 L0 L1 ESP L1 L1 L0 L0 L1 L0
L0 L1 ここで、第1ビットは最下位ビットであり、かつ、コマ
ンドEMMは“メモリワードの送信”を意味し、かつ、
コマンドESPは“パラメータセパレータの送信”を意
味する。この例は、データC9hのメモリワード9にお
ける書き込みコマンドを表す。
するには、単一の2進ワード全体よりも長い。しかしな
がら、コードL0,L1の長さが最小になるように、送
信部により送信された命令の適切な符号化を用いること
ができる。
シーケンスとを介して、送信の最中に電磁界に到達する
タグの同期化が管理される。特に、走査サイクルDCの
開始および走査サイクルFCの終わりのような既知のコ
マンドを用いることが可能である。
セージおよびコマンドは、ポーリング装置の2つの主要
な機能を実現することを可能にする。すなわち、前記メ
ッセージおよびコマンドは、 − タグ内にあるIDコードを読み取り、かつ、 − 最新の情報を備えた、電磁界中に存在するタグのリ
ストを永久に保持する。
信すべき2進データを用いて符号化されるように意図さ
れている基本コマンドは以下の通りである。
LM) この読み取りシーケンスコマンドの開始は、まだ読み取
られていないn個のコード(n≦N、N:タグの総数)
から1つのコードを読み取るシーケンスを開始するため
の機能を有している。この場合には、ポーリング装置
は、多重読み取りシーケンスメッセージの開始、または
不正確なコード読み取りメッセージのいずれかにより、
この読み取りシーケンスを終える。これらの2つの認識
により、シーケンス番号の自動更新の管理が可能とな
る。前記タグに関しては、該タグが“カウントの開始”
命令を実際に受信した場合に、また、サイクルの終わり
まで前記タグが一時的にロックされていない場合に、こ
の命令が考慮される。このタグは、より高いシーケンス
番号を有するタグが読み取られている場合に、一時的に
ロックすること、または、そのIDコードのポーリング
装置への送信が正しかったかどうかをテストすることの
いずれかによりサイクルを終了させる。
信がコードの読み取りを妨げた場合に、ポーリング装置
によりタグへ送信される。このメッセージにより、シー
ケンス番号カウンタの他にタグのロックラッチを正確に
管理することが可能になる。
ンドの実行中に、タグにより送信された最終ビットがゼ
ロであるときに返される。このメッセージは、リスト検
証プロトコルの他に、多重読み取りプロトコルにより用
いられる。
ンドの実行中に、タグにより送信された最終ビットが
“1”であるときに返される。このメッセージは、リス
ト検証プロトコルの他に、サイクル読み取りプロトコル
により用いられる。
を自動管理するために、自身のカウンタを初期化するこ
とを可能にし、次に、これらのシーケンス番号カウンタ
をインクリメントすることを考慮して、あるメッセージ
を考慮に入れる。このコマンドは、前記タグが循環的に
ロックするまで、該タグを永久に動作状態にする。
を終了させる。したがって、このシーケンス番号は、次
のカウントサイクルまでフリーズされたままとなる。
れにより、前記タグは、その完全なIDコードをポーリ
ング装置に返信する。この送信は、サイクルロックビッ
トが動作状態ではない場合に、すなわち、現在の読み取
りサイクル中に、前記タグがまだ読み取られていないか
または照合されていない場合に生じる。このことが幾つ
かのタグに当てはまる場合には、これらのタグは同時に
送信し、かつ、送信部は、サイクルエラー検出計算情報
CRC(Cyclic Redundancy Checking)を検査すること
により、不正確に読み取られたコードを有することにな
る。それゆえに、それに応じて反応することが可能であ
る。
がまだ動作状態ではないタグにより考慮に入れられる。
この場合には、前記タグは、その存在を示すために、形
式ビットセットのメッセージを“1”に戻す。これによ
り、送信部は、まだ読み取られていないタグがそのポー
リングフィールドに存在するかどうかを、カウントサイ
クルにおいていつでも知ることができる。幾種類かのタ
グを管理することを考慮して、タグは、形式コード(例
えば、4ビット)を送信する。例えば、最初のビット
は、その存在を示すために常に1である。ポーリング装
置は、読み取られた形式コードに応じて反応する。
だ電磁界に存在しているタグに、それらのシーケンス番
号の呼にすぐ応答するように求める。このコマンドは、
現在のシーケンス番号に対応する前記タグが応答してい
ないかまたは“1”を送信することにより応答した場合
に、読み取り値“0”または読み取り値“1”のメッセ
ージを再送信することによりシーケンス番号を走査す
る。これらのメッセージは、まだ応答していない各々の
タグ内部に配置されたカウンタの検証中に、シーケンス
番号の自動インクリメントを計時する。タグが応答する
と、該タグは、そのカウントサイクルビットをロック
し、かつ、それ自身のシーケンス番号となる現在のシー
ケンス番号を記憶する。
ーケンス番号レジスタがフリーズしていることを意味す
る。
コードがポーリング装置により正確に受信されたことを
知らせる。このメッセージにより、送信部の電磁界の境
界問題(boundary problem)を管理することが可能にな
る。さらに、前記メッセージにより、まだ読み取られて
いないかまたは検査されていない残りのタグが、それら
のシーケンス番号カウンタのインクリメントを管理する
ことを可能にする。
2進情報が、電磁界に存在するタグの記憶メモリ内に書
き込まれることを可能にする、または、タグの状態また
はその形式のようなパラメータを読み取ることを可能に
するさらなるコマンドメッセージがある。これらのメッ
セージは以下のようなものである。
データを交換することを欲していることを知らせる。そ
のシーケンス番号は、アドレスとして機能する。ポーリ
ング装置は、交信すべきタグの前記シーケンス番号の前
に、このコマンドSEを送信する。実際に、これは、チ
ャンネルを開放することに相当する。その後に続く全て
の読み取り/書き込みコマンドは、このタグのみにより
評価され、かつ、このことは、その接続切断(deselect
ion)(またはチャンネル閉鎖)まで当てはまる。ここ
に送信された前記メッセージは、SE NOであり、こ
こでNOは、交信すべき前記タグのシーケンス番号であ
る。
絡しているタグに、通信チャンネルが閉鎖されることを
知らせる。これにより、前記タグは、もはや以下に定義
される新しい読み取り/書き込みコマンド(例えば、L
MM,EMM,LMEなど)を考慮しない。ここに送信
されたメッセージは、DE NOである。
メモリワードを読み取ることを可能にする。このコマン
ドの後に、前記送信部が読み取ることを欲しているメモ
リワードの番号が生じる。ここに送信されたメッセージ
は、LMM NMMであり、ここでNMMは、メモリワ
ードの番号である。
メモリワードを書き込むことを可能にする。このコマン
ドの後に、前記送信部がメモリワードの値の他に読み取
ることを欲しているメモリワードの番号が生じる。この
メッセージは、EMM NMM ESP DATAであ
ってもよく、ここでESPは分離メッセージ(separati
on message)であり、かつ、DATAは2進データの値
である。
なる。タグのステータスワードは、ステータスビットと
シーケンス番号レジスタとにより形成されている。
ることを可能にする。
読み取ることを可能にする。前記タグ形式は、例えば、
32ビットワードと以下のフィールドとにより定義され
る: − 2のパワーに対するIDコードのビット長 − 1ビット中の読み取り専用モードまたは読み取り/
書き込みモード − 4ビットにおける2のパワーに対するシーケンス番
号レジスタ長 − 8ビットにおける読み取り/書き込みメモリワード
の数 − 8ビット中のビットの数におけるメモリワード長 − および3つのスペアビット、または他のプロトコル
電圧など。
読み取り(LCD) この命令は、テストのためにカウンタ/デカウンタの内
容を読み取ることを可能にする。
P) この命令は、コマンドに続いて送信された異なったパラ
メータを、これらのパラメータがメッセージ“L0”,
“L1”に続くときに、分離することを可能にする。
された記憶ゾーンにおける、このコマンドに続く全ての
書き込みを永久的に禁止することを可能にする。ここに
送信されたメッセージは、IEM NMMであってもよ
い。
メッセージのみが、前記タグにより送信され得る: − 前記タグのIDコードを有するビットブロック − その存在を示すために、またはそのコード内におけ
る“1”に設定されたビットの存在を示すために、また
はそのビットが“0”に設定された場合に(またはビッ
トが存在しない場合に)送信されているメッセージがな
いことを示すために“1”に設定されたビット。
を確実にする装置を概略的に表している。前述した第1
の実施形態に関しては、実線により表された要素のみが
関連している。
いる。各々のタグは、電子的変調手段1および電子的復
調手段2の他に、電磁的送信手段14を有しており、こ
れらは、前記タグが2進情報をポーリング装置へ伝達す
ることを可能にし、他に、このポーリング装置から情報
を受信することを可能にしている。
出手段3の他に、電子的省電力手段4を具備してもよ
い。
は、当業者には公知であり、かつ、仏国特許出願公開第
2,677,135号公報に既に記載されている。した
がって、これらの手段については、本明細書中ではさら
に詳細には説明しない。
ング装置から受信されたメッセージに応じて取るべき一
連の動作を順序づけることを可能にする電子的シーケン
ス手段5を具備している。さらに、各々のタグは、記憶
手段13を具備している。前記記憶手段13は、書き込
み禁止されかつIDコードの記憶用に確保された1つの
記憶ゾーン13aと可変的情報のための1つのバックア
ップ領域13bという、2つの領域に配置されている。
かつ発明の名称を“method and system for reading a
dynamic set of tags bearing distinct ID codes”と
する仏国特許出願に記載されているものような、“シー
ケンサシリーズ”と称される、前記シーケンスに接続さ
れている。これらのモジュールのうちの1つは、参照番
号10のシーケンス番号カウンタCN0である。このシ
ーケンス番号カウンタCN0は、より高位の桁の新しい
コードが現れる度に、すなわち、少なくとも1つの他の
タグがポーリング装置のポーリングによってすぐに応答
する度に、かつ、そのタグがまだポーリングされていな
いかまたは“0”に設定されたビットを示すことにより
応答した場合に、インクリメントされる。このシーケン
ス番号カウンタCN0は、読み取りシーケンスの始めに
ゼロに初期化される。
ジスタRN0も、シーケンサ5に接続されている。この
シーケンス番号レジスタRN0は、読み取りシーケンス
の間に計算された際のタグのシーケンス番号をメモリ内
に保存することを可能にする。このシーケンス番号は、
前記方法が実行されない間に、かつ、詳細には検証シー
ケンスの間に、タグとポーリング装置との間においてよ
り迅速なトランザクションを可能にする。このレジスタ
RN0は、タグが初期化されるときに、またはポーリン
グ装置からのコード読み取りエラーの場合に、ゼロにリ
セットされる。
カウンタ(decounter)DN0も、シーケンサ5に接続
されている。デカウンタ12は、コード検索シーケンス
中に、読み取られているタグの数だけデクリメントされ
る。デカウンタ12は、走査サイクル(または読み取り
シーケンス)の各々の開始において、カウンタCN0の
値によって決定される。その値が“1”に到達すると、
前記タグは、自分のIDコードの現在のビット位置の重
みを送信する順番が来たことを理解する。デカウンタD
N0は、ビット位置走査サイクルの終わりまで、“0”
のままである。
ーケンサ5に接続されている。 − タグの論理(回路)に、該タグがコード読み取りま
たは存在検証コマンドに応答する必要があるかどうかを
示す、参照番号9の第1読み取りラッチBPL − 多重読み取りシーケンス中にタグのステータスを示
す、参照番号8の一時的使用禁止またはロックラッチB
IM − 前記タグが既に読み取られ、かつ、現在のサイクル
において早くに識別されたかどうかを示す、参照番号7
のサイクルロックラッチBIC − 前記タグが、送信部と通信するために選択されたか
どうかを示す、参照番号6のタグ選択ラッチBSE。 前記タグ選択ラッチ6は、このタグに関する2つのコマ
ンド、“タグ選択”(SE)と“タグ接続切断”(D
E)との間で動作状態である。前記ラッチは、前記タグ
が前述したさらなる一式のコマンドにも応答することを
可能にする。
ンサ5と情報を交換する。詳細には、前記ラッチの各々
は、ゼロ(R)と1(S)とにリセットするための2つ
の入力信号を受信する。前記シーケンサ番号カウンタ
は、インクリメント命令(INC)とゼロへのリセット
命令(RAZ)とを前記シーケンサ5から受信する。前
記シーケンス番号レジスタ11および前記シーケンス番
号デカウンタ12は、シーケンサーから記憶命令(ST
R)とゼロへのリセット命令(RAZ)とを各々受信す
る。
ような前記ポーリング装置の構成が表されている。この
ポーリング装置は、電子的変調手段16および復調手段
17の他に、前記ポーリング装置が2進情報を一式のタ
グへ伝達するか、または他に、該タグのセットから情報
を受信することを可能にする電子的送信手段15を具備
している。
サとも称される電子的シーケンス手段18を具備してい
る。該電子的シーケンス手段18は、前記タグから受信
されたメッセージに応じて行われる一連の動作をシーケ
ンスする機能を有している。
存在するタグのリストのための記憶手段21を具備して
いる。この情報記憶手段21は、とりわけ、以前読み取
られたことがあり、現在読み取られているコードのリス
トを具備している。以前読み取られたことがあり、現在
読み取られているコードの前記リストは、ポーリング装
置が、現在読み取られているコードまたは既に読み取ら
れたコードを配置する記憶ゾーンである。この配置は、
タグがいつでも送信部のフィールドに出入りできる限り
は動的である。したがって、このリストから要素(すな
わちコード)を挿入または削除することが可能である。
スタRNE20の他に、タグ番号カウンタCNE19に
も結びつけられている。図4に示すように、シーケンサ
18は、タグ番号カウンタ19およびタグ番号レジスタ
20と情報を交換する。タグ番号カウンタ19は、イン
クリメントINCと、ゼロリセットRAZ命令とをシー
ケンサ18から受信する。タグ番号レジスタ20は、記
憶STR命令と、ゼロリセットRAZ命令とをシーケン
サ18から受信する。
は、ポーリング装置(または電磁界)にちょうど入った
タグのために同期化情報を送信するポーリング装置にあ
る。この同期化情報は、送信部により送信されたメッセ
ージを評価するタグの能力を動作状態にすることを可能
にする。言い換えれば、単一または多重の読み取り情報
がポーリング装置により送信される度に、同期化情報が
送信される。この信号は、送信部からのメッセージの評
価を、最近、遠隔動力供給された(remote-powered)タ
グ、すなわち、電磁界にちょうど入ったタグによりロッ
ク解除することを可能にする。
粋な2進データをさらに有するメッセージが送信部とタ
グとの間で交換されることを可能にする信号である。こ
れにより、送信時間に関してが、交換効率が向上する。
いては、以下の例によって変調することができる。 * 00K: 遠隔電源を不利にしない、一時的なキャ
リアの中断 * PCM: 特別な中断(special break)の送信 * FM: 特別なサブキャリア(special subcarrie
r)の送信 * その他
ェア手段を必要とする。これらのさらなるハードウェア
手段は、図3および図4における破線により表されてい
る。
おいて、各々のタグは、ラッチ6〜9に加えて、同期化
信号記憶ラッチBSYを具備している。参照番号15’
を付されたこのラッチは、タグが送信部により送信され
たコマンドに応答するように認証されているかどうかに
応じて、タグの状態を記憶するためのものである。
されている場合、すなわち、タグが電磁界に入った場合
には非動作状態にある。前記ラッチは、タグがポーリン
グ装置により送信された同期化信号を受信した場合に動
作状態になる。
電源フィールドからタグを取り除くことに相当する、タ
グに対する電力供給切断まで永続する。
に各々のタグは、図3において参照番号16を付された
同期化信号復調回路を具備している。
ング装置は、同期化信号を送信するためのさらなる変調
機能を具備している。このさらなる変調(手段)は、図
4におけるモジュール22により表されている。
も、IDコードは、各々のタグに関連したコードの独自
性を、本質的に適用に応じたこのコードの長さによって
確実にするために、十分に長い必要がある。
数えることが可能である。この目的のために、前記タグ
は、或るコードが正確に読み取られたものであってもな
くても、該コードを受信する前に、前記送信部により送
信された各々の“ゼロ読み取り”メッセージ毎にゼロを
送信し続ける必要がある。短いコードおよび長いコード
のカウントを維持するために、該長いコードは、延長さ
れたコード内に指数“1”を正に有している必要があ
り、かつ、そのサブセットは、この独自のルールに個々
に従う必要がある。
ンプルを概略的に表す図である。
ーチャートを概略的に表す図である。
る。
す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 各々のタグが別個のIDコードを有して
おり、各々のタグが、IDコード読み取りシーケンスの
間にポーリング装置(L)により伝送される電磁界
(C)にランダムに出入りすることが可能であることを
特徴とするRFタグの動的セットのための多重読み取り
方法において、 コード読み取りシーケンスの間に、前記ポーリング装置
(L)と、前記電磁界(C)にちょうど入ってきたタグ
(E2)との間で、データを送信するためのこの新しい
タグの許可を与えている同期化情報を交換することから
なることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 各々のタグは、該タグがデータ送信を認
められたときに、前記タグにより前記ポーリング装置に
送信される、前記タグに特有の形式コードを具備するこ
とを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記同期化情報が、前記ポーリング装置
から送信される少なくとも1つの特定のメッセージから
なり、これにより、前記新しいタグに、このメッセージ
の受信に基づいて該タグがデータを送信することが許可
されることを知らせることを特徴とする請求項1に記載
の方法。 - 【請求項4】 前記電磁界に入っている前記タグが非動
作状態にあるときに、前記同期化情報が、前記ポーリン
グ装置により送信されかつ前記タグを、メッセージを受
信しかつデータを送信することが可能な動作状態にする
ように意図された信号からなっていることを特徴とする
請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記タグおよび前記ポーリング装置が、
信号送信/受信手段(1,2,14,15,16,1
7)とIDコードメモリ(13a,21)とを各々具備
することを特徴とする、請求項1による方法を実行する
ための、タグの動的セットのための多重読み取りシステ
ムにおいて、 前記ポーリング装置は、タグ番号カウンタ(19)とタ
グ番号レジスタ(20)と具備し、 各々のタグは、 − 読み取りおよび書き込み情報記憶メモリ(13b)
と、 − 一時使用禁止ラッチ(8)と、 − 循環的ロックラッチ(7)とを具備することを特徴
とするシステム。 - 【請求項6】 各々のタグが、前記ポーリング装置がタ
グの番号を更新することを可能にする第1読み取りラッ
チ(9)を具備することを特徴とする請求項5に記載の
システム。 - 【請求項7】 各々のタグが、選択されたタグと前記ポ
ーリング装置との間でのみ対話を可能にするタグ選択ラ
ッチ(6)を具備することを特徴とする請求項5に記載
のシステム。 - 【請求項8】 前記ポーリング装置が、メッセージを送
信するためのさらなる変調手段(22)を具備し、か
つ、前記タグがこれらの符号化されたメッセージのため
の復調手段(16)を各々具備することを特徴とする請
求項5に記載のシステム。 - 【請求項9】 各々のタグが、前記ポーリング装置によ
り送信された同期化信号の受信に基づいて動作状態にな
ることが可能な同期化ラッチ(15’)を具備すること
を特徴とする請求項5に記載のシステム。
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FR9803059 | 1998-03-12 | ||
FR9803059A FR2776095B1 (fr) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | Procede et systeme de lecture multiple d'un ensemble dynamique d'etiquettes avec synchronisation de communication entre les etiquettes et le lecteur |
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FR (1) | FR2776095B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006521036A (ja) * | 2003-03-11 | 2006-09-14 | モトローラ・インコーポレイテッド | 通信システムにおけるソース・デバイス同期化のための方法および装置 |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
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US8935246B2 (en) | 2012-08-08 | 2015-01-13 | Google Inc. | Identifying textual terms in response to a visual query |
Family Cites Families (3)
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FR2677135B1 (fr) * | 1991-05-28 | 1997-09-12 | Commissariat Energie Atomique | Systeme d'identification automatique d'objets ou d'individus par interrogation a distance |
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-
1998
- 1998-03-12 FR FR9803059A patent/FR2776095B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-03-09 EP EP19990400567 patent/EP0942387B1/fr not_active Revoked
- 1999-03-09 DE DE69931300T patent/DE69931300T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-03-12 JP JP10987399A patent/JP2000076396A/ja active Pending
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JP2006521036A (ja) * | 2003-03-11 | 2006-09-14 | モトローラ・インコーポレイテッド | 通信システムにおけるソース・デバイス同期化のための方法および装置 |
Also Published As
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FR2776095A1 (fr) | 1999-09-17 |
EP0942387A1 (fr) | 1999-09-15 |
DE69931300T2 (de) | 2007-05-10 |
DE69931300D1 (de) | 2006-06-22 |
FR2776095B1 (fr) | 2000-06-23 |
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