JP4754653B2 - タッチパネル表示制御システム、タッチパネル表示制御方法、タッチパネル表示制御プログラム - Google Patents

タッチパネル表示制御システム、タッチパネル表示制御方法、タッチパネル表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明はタッチパネル表示制御システム、タッチパネル表示制御方法、タッチパネル表示制御プログラムに関し、特に地図のように大量の情報から構成されており、情報を表示するために複数のスケールが必要となる情報についての操作方法及び表示制御方法に関する。
携帯電話機やPDA(PersonalDigitalAssistant)等のモバイル機器において、地図が見られるようになると、製本された地図を持ち歩かなくてよくなるため、利便性が向上する。従来ではそれらモバイル機器における通信エリア、通信容量はそれほど十分ではなかったため、モバイル機器で地図を見るためには、あらかじめ地図情報を機器に格納しておく必要があった。しかしながら、モバイル機器には格納容量に制限があるため、詳細な地図情報を収納することはできないという問題があった。
ところで、昨今の各種の無線通信の普及、また通信容量の拡大に伴い、モバイル機器内に地図情報を格納しておかなくても、ネットワーク経由で地図情報をダウンロードすることで、地図情報にアクセスできるようになってきた。そのため、より詳細な地図をモバイル機器で閲覧することが可能となってきている。地図は複数のスケールを持っており(マルチスケール)、具体的には20段階程度のスケールを持つ地図を、ネットワーク経由で閲覧することが可能である。
このようなマルチスケール情報にアクセスする場合、いかにして所望のスケールの、所望の位置にたどり着くかが重要となる。一般にマルチスケール情報においては、拡大/縮小、移動の操作を組み合わせることによって、所望のスケールの、所望の場所(所望のスケールで表示された画面内の所定の位置)にたどり着く。しかし、例えば20段階ものスケールがあるような場合には、容易に所望のスケールの所望の場所にたどり着くのは難しい。すなわち、スケールの変更、位置の変更は、表示情報の更新が必要であり、ネットワーク経由で情報を取得する場合には、情報の更新に時間がかかる。モバイル機器においては通信容量が限られており、また計算能力が劣っているため、地図のレンダリングに時間がかかる。このため、情報の更新に特に時間がかかり、利便性が低下してしまう。
ここで、モバイル機器において地図を閲覧すること、具体的には、ある特定の場所の詳細なスケールの地図を閲覧すること、を考える。1つの方法は、住所や目的地の名称等を文字で入力する方法である。この方法は簡単に住所等が入力できる(入力文字数が少ない等)場合には有効である。しかし、常に簡単に入力できるわけではないこと(例えば、入力すべき住所が長い等)や、目的地が有名でない場合にはその名称を入力しても目的地にたどり着けない等、問題がある。
別の方法として、広域のスケールの地図から拡大の操作と移動の操作とを組み合わせて、目的のスケール、場所に到達する方法がある。この方法は一般的に行われており、またそれを支援する方法も各種ある。例えば、画面の隅に現在のスケールよりもより広域なスケールの情報を提示することで、現在表示している場所をより素早く理解しやすくする方法(例えば、google(登録商標) mapで採用されている方法)や、カーソル位置周辺を拡大表示することで、より詳細なスケールの情報を提示する方法(魚眼レンズにおける画像の歪みを使ったり、単純に拡大図を表示したりする方法)等、現在のスケールとは異なるスケールの情報を提示することで、ユーザの操作の支援をする方法がある。
また、拡大操作/縮小操作を支援するアプローチもある。例えば、クリック(又はダブルクリック)をするだけで、クリック(又はダブルクリック)をした部分を拡大する方法や、マウスのスクロールホイールを拡大/縮小に割り当てたりすることで、簡単に拡大/縮小が行えるようになる。いずれの方法を用いても、地図を拡大し、そのスケール内で目的地を探し、さらに地図を拡大する、ということを繰り返すことが必要である。
ここで、問題は、地図を一気に拡大しすぎると、目的地が画面内に収まらなくなってしまう恐れがあるために、少しずつしか拡大ができない、ということである。つまり、1回の操作による拡大率が大きすぎると、拡大後に画面に表示されている場所がどこであるのかわからなくなる(すなわち迷子になる)。迷子にならないためには、低拡大率での拡大を繰り返せばよいが、手順が多くなってしまい、その都度、情報の更新に時間がかかってしまう。この問題は、基本的には拡大/縮小と移動とが独立に行われるために生じており、任意の拡大率で(または縮小率で)、任意の場所への移動を1回のアクション(操作)で行うことは難しい。
例えば、10倍等の高い倍率の拡大と、表示面に見えている範囲内での任意の場所への移動とを同時に行うことができない。このため、2〜4倍程度の低倍率で何度も何度も拡大操作を繰返す必要がある。すなわち、例えば地図上でダブルクリックをすると、そこを中心とした拡大図を表示する方法は、拡大と移動とを1回の操作で指定することができる。しかし、その場合、拡大率は常に一定であり、かつ、あまり大きな拡大率は設定することができない。つまり、拡大率を自由に設定できないため、操作者は何度も拡大を繰り返す必要がある。
もちろん、拡大モードに切り替えた上で、拡大中心を指定して、次に拡大率を指定するなど拡大領域を指定する手順を踏めば、同様なことを実現できる。最近のgoogle(登録商標) mapではこれが実装されている。また、モバイル機器で利用できる地図には、拡大中心を画面中心にもっていき、拡大ボタンの押下数に応じて拡大率を決めることができるものもある。しかし、これらは、複数回のアクション(モードの切り替えと拡大領域の指定)が必要になるため、利便性が低下する。
また、スマートフォンを考えた場合には、右クリックや左クリック等が利用可能なマウス等を使うことはできず、スタイラスペンや指先をタッチパネルに接触させてドラッグしたり、クリックしたりする入力方式が用いられている。この場合、入力デバイスの表現能力が乏しいため、地図の拡大を行うために必要な中心位置の指定と拡大率の指定とを同時に行うことは困難である。つまり、スマートフォンのようなタッチパネルを搭載したモバイル端末において、地図データのようなマルチスケール情報を扱う際に、一気に拡大すると迷子になってしまう、また少しずつ拡大していくと時間がかかる、という2つの問題がある。
ここで、iPhone(登録商標)等では、指先による操作(いわゆるピンチイン・ピンチアウト)で位置の指定と拡大率の指定とが可能となる。しかし、その操作では、(指先による操作のため、スタイラスペンと比較して)正確な位置指定が困難であることや、指定できる拡大率に制限がある(例えば16倍に拡大ができない)という問題があった。
この問題を解決しようとする方法もいくつか考えられている。例えば、特許文献1には、拡大範囲(縮小範囲)の指定及び拡大率(縮小率)の指定を1つのジェスチャで入力可能とする方法が開示されている。この方法は、カーソルの軌跡を認識する方法であり、拡大範囲/縮小範囲の指定と拡大率/縮小率の指定とを連続してカーソルの軌跡によって行うことができる。そして、範囲の指定と拡大率/縮小率の指定とが連続して入力された場合に、拡大表示処理/縮小表示処理を実行する。
また、特許文献2には、拡大(縮小)の範囲をカーソルの軌跡で指定する技術が記載されている。具体的には、拡大したい範囲を円で囲むと、その円の大きさと画面の大きさから拡大率を算出し、円の中心を表示面の中心とした拡大図を表示する。
特開平10−27257号公報 特開2004−280745号公報
上述した特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、表示されている地図(の中心)を簡単に移動させることができない。なぜなら、システムはカーソルの軌跡を認識しているので、その認識の途中に移動の指示を受け入れることができないからである。すなわち、現在のカーソルの動きが範囲指定をしようとしているのか、同一スケール内での移動を指示しようとしているのかは、カーソルの軌跡を解析した後に、範囲を指定したものである、もしくは指定したものではない、と判定するまで待たなければならない。
ここで、パーソナルコンピュータ(PC)においてポインティングデバイスとして使用されるマウスの場合には、単純な移動と、クリックしながらの移動(すなわちドラッグ)という少なくとも2種類の移動指示方法があり、これを用いればカーソルの動きが範囲指定なのか、単純な移動なのかは容易に切り分けることができる。これに対し、モバイル機器での入力は、指先やスタイラスによる画面への接触で行われるものであり、マウス等のように入力デバイスにボタンが付加されているものではなく、カーソルの移動に複数種類の意味を持たせることができない。
そのため、特許文献1及び特許文献2のような方法では、カーソルの動きが範囲指定のそれではない、とシステムが判定するのを待ってから、単純な移動指示を行うか、ボタンやスイッチ等を押下することによってモード(単純な移動を指示するモードと範囲指定を行うモードとの2つ)を変更する等、煩雑な手順をユーザに強いてしまうことになる。
本発明は上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的はより早く所望のスケールで目的の場所に到達することのできるタッチパネル表示制御システム、タッチパネル表示制御方法、タッチパネル表示制御プログラムを提供することである。
本発明の請求項1によるタッチパネル表示制御システムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御システムであって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段と、前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段とを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、その描き始めの微小部分について直線近似を行い、その近似された直線と該軌跡との誤差が所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とする。このように軌跡を先読みし、軌跡を描き終わる前に判定を行うことにより、描き終わった後に軌跡を判定するよりも、処理の開始タイミング、終了タイミングが早くなる。そして、特定の軌跡が楕円である場合には、よりすばやい段階での処理が可能となり、使い勝手が向上する。また、近似直線との誤差に基づいて、描かれる軌跡が楕円であるか推定することにより、処理の開始タイミングが早くなる。なお、「楕円」は、正円を含む概念である。
本発明の請求項2によるタッチパネル表示制御システムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御システムであって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段と、前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段とを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、楕円近似を行い、その近似された楕円の大きさが所定値以下である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とする。このように軌跡を先読みし、軌跡を描き終わる前に判定を行うことにより、描き終わった後に軌跡を判定するよりも、処理の開始タイミング、終了タイミングが早くなる。そして、近似楕円の大きさに基づいて、描かれる軌跡が楕円であるか推定することにより、頑強な判定が可能となる。
本発明の請求項3によるタッチパネル表示制御システムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御システムであって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段と、前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段とを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、楕円近似を常時行い、その近似された楕円の大きさが所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円ではないと推定することを特徴とする。このようにすれば、直線が描画された場合には近似楕円の大きさが無限大となるため、ただちに他の処理へ移行することができる。
本発明の請求項4によるタッチパネル表示制御システムは、請求項1から請求項3までのいずれか1項において、
前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡ではないと推定された場合に、移動処理を行うことを特徴とする。このようにすれば、描かれた軌跡が特定の軌跡ではないと推定された場合に、ただちにドラッグによる移動処理に移行させることができる。これにより、モードを切り替える手間がなくなり、すばやい操作が可能となり、また、直感的な操作が可能となる。
本発明の請求項5によるタッチパネル表示制御システムは、請求項1から請求項4までのいずれか1項において、前記表示処理手段は、拡大表示する際の拡大率および拡大中心、縮小表示する際の縮小率を、前記特定の軌跡に基づいて決定することを特徴とする。このようにすれば、描く軌跡の大きさなどによって拡大率や縮小率を任意に指定できるので、拡大率や縮小率を別途指定する必要がない。
本発明の請求項6によるタッチパネル表示制御システムは、請求項1から請求項5までのいずれか1項において、
前記表示処理手段は、前記特定の軌跡が描かれる方向に応じて、前記拡大表示と前記縮小表示とを択一的に行うことを特徴とする。右回り又は左回り、という軌跡の方向に応じて拡大表示又は縮小表示を行うことにより、拡大、縮小を簡単に指定することができる。
本発明の請求項7によるタッチパネル表示制御システムは、請求項1から請求項5までのいずれか1項において、
前記表示処理手段は、前記タッチパネル上での接触が解除されたタイミングで、拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行うことを特徴とする。このようにすれば、ペン等がタッチパネルから離れたタイミングで、あらかじめ定めた条件を満たしている場合にのみ、拡大表示または縮小表示を行うことができる。
本発明の請求項8によるタッチパネル表示制御システムは、請求項1から請求項7までのいずれか1項において、
前記軌跡推定手段は、前記軌跡から抽出した2つの部分軌跡についてベクトルに置き換え、それらベクトルの外積の符号に基づいて、該軌跡の回転方向を推定することを特徴とする。楕円の回転方向をベクトルの外積によって算出するため、簡便な計算で回転方向を検出できる。
本発明の請求項9によるタッチパネル表示制御システムは、請求項8において、
前記軌跡推定手段は、推定される回転方向が一定である場合に該軌跡が楕円であると推定することを特徴とする。楕円の回転方向をベクトルの外積によって算出するため、簡便な計算で軌跡が楕円であるか判定できる。また、軌跡が楕円となるか否かを推定するために複数の手法を組み合わせることにより、よりすばやい、またより頑強な推定が可能になる。
本発明の請求項10によるタッチパネル表示制御方法は、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御方法であって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定ステップ(例えば、図5中のステップS102等に対応)と、前記軌跡推定ステップにおいて前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理ステップ(例えば、図5中のステップS107等に対応)とを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定ステップにおいては、前記軌跡について、その描き始めの微小部分について直線近似を行い、その近似された直線と該軌跡との誤差が所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とする。軌跡を先読みし、軌跡を描き終わる前に判定を行うことにより、描き終わった後に軌跡を判定するよりも、処理の開始タイミング、終了タイミングが早くなる。そして、特定の軌跡が楕円である場合には、よりすばやい段階での処理が可能となり、使い勝手が向上する。また、近似直線との誤差に基づいて、描かれる軌跡が楕円であるか推定することにより、処理の開始タイミングが早くなる。なお、「楕円」は、正円を含む概念である。
本発明の請求項11によるタッチパネル表示制御方法は、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御方法であって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定ステップ(例えば、図5中のステップS102等に対応)と、前記軌跡推定ステップにおいて前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理ステップ(例えば、図5中のステップS107等に対応)とを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定ステップにおいては、前記軌跡について、楕円近似を行い、その近似された楕円の大きさが所定値以下である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とする。軌跡を先読みし、軌跡を描き終わる前に判定を行うことにより、描き終わった後に軌跡を判定するよりも、処理の開始タイミング、終了タイミングが早くなる。そして、近似楕円の大きさに基づいて、描かれる軌跡が楕円であるか推定することにより、頑強な判定が可能となる。なお、「楕円」は、正円を含む概念である。
本発明の請求項12によるタッチパネル表示制御方法は、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御方法であって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定ステップ(例えば、図5中のステップS102等に対応)と、前記軌跡推定ステップにおいて前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理ステップ(例えば、図5中のステップS107等に対応)とを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定ステップにおいては、前記軌跡について、楕円近似を常時行い、その近似された楕円の大きさが所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円ではないと推定することを特徴とする。このようにすれば、直線が描画された場合には近似楕円の大きさが無限大となるため、ただちに他の処理へ移行することができる。
本発明の請求項13によるタッチパネル表示制御プログラムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであって、コンピュータを、
描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段、
前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段、
として機能させ、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、その描き始めの微小部分について直線近似を行い、その近似された直線と該軌跡との誤差が所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とする。軌跡を先読みし、軌跡を描き終わる前に判定を行うことにより、描き終わった後に軌跡を判定するよりも、処理の開始タイミング、終了タイミングが早くなる。そして、特定の軌跡が楕円である場合には、よりすばやい段階での処理が可能となり、使い勝手が向上する。また、近似直線との誤差に基づいて、描かれる軌跡が楕円であるか推定することにより、処理の開始タイミングが早くなる。なお、「楕円」は、正円を含む概念である。
本発明の請求項14によるタッチパネル表示制御プログラムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであって、コンピュータを、
描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段、
前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段、
として機能させ、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、楕円近似を行い、その近似された楕円の大きさが所定値以下である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とする。軌跡を先読みし、軌跡を描き終わる前に判定を行うことにより、描き終わった後に軌跡を判定するよりも、処理の開始タイミング、終了タイミングが早くなる。そして、近似楕円の大きさに基づいて、描かれる軌跡が楕円であるか推定することにより、頑強な判定が可能となる。なお、「楕円」は、正円を含む概念である。
本発明の請求項15によるタッチパネル表示制御プログラムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであって、コンピュータを、
描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段、
前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段、
として機能させ、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、楕円近似を常時行い、その近似された楕円の大きさが所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円ではないと推定することを特徴とする。このようにすれば、直線が描画された場合には近似楕円の大きさが無限大となるため、ただちに他の処理へ移行することができる。
本発明によれば、軌跡を先読みし、軌跡を描き終わる前に判定を行うことにより、描き終わった後に軌跡を判定するよりも、処理が早くなり、ペンなどで楕円を描画するだけで、楕円が描かれた領域を素早く拡大することができる。これにより、迷子になることなく一気に拡大することができ、拡大や移動を行う際に煩雑な手順を踏む必要がないため、素早い操作が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施形態によるタッチパネル表示制御システムの構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、本システムは、タッチパネル10上で接触により描かれた軌跡に基づいてタッチパネル10の表示内容を制御するシステムである。そして、描かれる軌跡を、その軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段11と、この軌跡推定手段11によって軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、その軌跡に対応する範囲を拡大して表示する表示処理手段12とを含んで構成されている。本例では、楕円を、特定の軌跡とする。
このシステムは、例えば、スマートフォン等の、タッチパネルを搭載したモバイル端末や、PCに搭載される。モバイル端末に搭載する場合、例えば、図2のような構成となる。すなわち、図2に示されているように、タッチパネル10、CPU(CentralProcessingUnit)20、通信インタフェース30、および、メモリ40が、バス100によって信号授受可能に接続される。そして、CPU20が、メモリ40に記憶されているプログラムを実行することによって、上述した軌跡推定手段11、表示処理手段12を実現する。
(本システムの処理の内容)
本システムでは、ペン等によって描かれる軌跡を推定する。この軌跡の推定例について、図3を参照して説明する。図3には、ペン等の軌跡Cと、判定時点でのペン等の位置(以下、判定位置とよぶ)Pとが示されている。本例では、ペン等の軌跡Cは、時計回りで描かれることとしている。
本例では、判定位置Pにおいて、それまでに描かれたペン等の軌跡Cから、楕円を描こうとしているのか否かを判定する。もしこの時点で楕円を描こうとしていると判定された場合には、地図を移動させることなく、ペン等がタッチパネルから離れるまで待つ(以下、楕円描画モードとよぶ)。そして、ペン等がタッチパネルから離れた時点で拡大処理が実行される。
図3においては、ペン等の軌跡が楕円(正確には楕円ではないが、近似的に楕円と呼べる)を描いている。ペン等の軌跡が楕円であった場合には、その楕円から矩形領域を計算して得ることができる。すなわち、図4に示されているように、ペン等の軌跡Cに基づいて、その楕円に対応する矩形領域Sを計算して得る。そして、この矩形領域Sを拡大領域として、地図を拡大して表示する。なお、ペン等の軌跡が楕円でないと判定された場合には、その軌跡に応じて表示内容を移動させるモード(以下、移動モードとよぶ)に突入する。
以上のように処理を行うことにより、ユーザは地図上で拡大したい領域を楕円で囲むだけで拡大することが可能となり、拡大率をあらかじめ指定する必要がなくなる。
ところで、本システムでは、ペン等がタッチパネルから離れた時に(つまりタッチパネル上での接触が解除されたタイミングで)、はじめて拡大領域が確定する。それが確定すると、そのスケールでの地図データを取得し、データを取得できたら、地図画像を再描画(つまり表示)すればよい。ユーザは拡大領域がわかっているので、拡大後の地図を見ても迷子になることはない。
また、ペンの軌跡が楕円である時に拡大するのではなく、矩形である場合や、三角形である場合に拡大するのでも構わない。ただし、楕円を用いた場合にはペンの軌跡を推定することにより、早い段階で楕円か否かを判定することができるので、楕円を用いることが望ましい。さらに言えば、楕円よりも正円の方がより早い段階で判定が可能であるため、正円を用いることが望ましい。
そして、もし判定時点で楕円を描こうとしていないと判定した場合には、移動モードに突入すればよい。このようにペンの軌跡を推定することで、ペンによる描画が終了するまで処理の開始を待つ必要がなくなり、素早い操作が可能となる。
なお、判定を行うには、それまで描いたペンの軌跡を楕円近似し、その近似楕円の大きさがあらかじめ定めた一定値以下であれば、楕円であると判定し、一定値以上であれば楕円でないと判定すればよい。これは、ペンの軌跡が直線である場合には近似楕円は無限もしくは非常に大きなものとなることを利用している。
さらに、回転方向を制限する(例えば時計回りのみとする)、描画開始位置を制限する(例えば、アナログ時計で言うならば6時の位置からしか楕円を描画しない)等の制約をかければ、より早い段階での判定が可能となる。もちろん、楕円で近似する方法で判定する必要はなく、他の判定方法を用いてもよい。ここで、重要なことは、ペンの動き始めの早い段階で判定することであって、そのためのアルゴリズムは、認識精度が高く、より早い段階で判定できるものであれば、それでよい。また、判定時点では楕円となると判定した場合であっても、その後楕円とは言えない軌跡となった場合には、移動モードに突入することとしてもよい。
なお、上述した回転方向の制限や描画開始位置の制限については、本システムにおいてデフォルトとしておくほか、ユーザが自由に設定できるようしてもよい。ユーザに試し書きさせた楕円から回転方向や描画開始位置の特徴を抽出し、それを設定してもよい。
(動作フロー)
次に、図4、図3を参照して説明した拡大操作における動作フローの一例について、図5を参照して説明する。
最初に、タッチパネルに対する接触があったか判定される(ステップS101)。スタイラスペンによる接触の他、人の指による接触があった場合でもこの条件は満たされる。
タッチパネルに対する接触有無の判定については、周知技術であるため、その説明を省略する。
タッチパネルに対する接触があったと判定された場合(ステップS101においてYes)、次に、上述した条件を満たしているか、すなわちペン等による軌跡が楕円を描こうとしているか判定される(ステップS102)。この条件を満たした場合(ステップS102においてYes)、その軌跡から推定される楕円の大きさが、予め定められた閾値以下であるか判定される(ステップS103)。
推定される楕円の大きさが、予め定められた閾値より大きい場合(ステップS103においてNo)、ドラッグに応じた地図の移動処理が行われる(ステップS104)。一方、推定される楕円の大きさが、予め定められた閾値以下である場合(ステップS103においてYes)、楕円描画モードに突入する(ステップS105)。楕円描画モードは、ペン等がタッチパネルから離れたと判定されるまで、すなわちタッチパネルに対する接触が終了するまで継続される(ステップS106)。そして、ペン等がタッチパネルから離れたと判定された場合(ステップS106においてYes)、拡大処理を行うことが確定され、推定される楕円の大きさに応じた拡大率による表示データの更新が行われる(ステップS107)。
(動作フローの変形例1)
ところで、図5を参照して説明した処理においては、軌跡が楕円を描こうとしていると判定された後に、楕円でない軌跡が描かれた場合であっても、楕円描画モードが維持されるという問題がある。この問題を回避するために、図6のような動作フローを挿入することもできる。
図6は、ペン等がタッチパネルから離れたと判定された場合(ステップS106においてYes)以後の動作フローである。ペン等がタッチパネルから離れたと判定された場合、ペン等の軌跡を判定する(ステップS106a)。軌跡を判定した結果、条件を満たした場合(ステップS106bにおいてYes)には、拡大処理を行うことが確定され、推定される楕円の大きさに応じた拡大率による表示データの更新が行われる(ステップS107)。
一方、条件を満たしていない場合(ステップS106bにおいてNo)には、何の処理が行われない(ステップS108)。ここで、ステップS106bにおける「条件」とは、例えば近似楕円がある一定の大きさ以下であること、である。また、条件を満たしていない場合(ステップS106bにおいてNo)、何の処理が行われないのではなく、地図の移動処理を行っても良い。
(動作フローの変形例2)
軌跡が楕円を描こうとしていると判定された後に、楕円でない軌跡が描かれた場合であっても、楕円描画モードが維持されるという問題を回避するために、動作フローを図7のように変形してもよい。
図7においては、タッチパネルに対する接触があったと判定された場合(ステップS101においてYes)、楕円描画モードに突入する(ステップS105)。そして、条件を満たした場合、楕円の大きさの判定を常時行う(ステップS105)。この条件は、例えば、軌跡の距離が一定以上となった場合や軌跡の書き始めから所定時間経過した場合、である。
次に、軌跡から推定される楕円の大きさが、予め定められた閾値以下であるか判定される(ステップS103)。推定される楕円の大きさが、予め定められた閾値より大きい場合(ステップS103においてNo)、楕円描画モードが解除され、ドラッグに応じた地図の移動処理が行われる(ステップS104a)。
一方、推定される楕円の大きさが、予め定められた閾値以下である場合(ステップS103においてYes)、ペン等がタッチパネルから離れたと判定されるまで、拡大処理は実行されない(ステップS106においてNo)。そして、ペン等がタッチパネルから離れたと判定された場合(ステップS106Yes)、拡大処理を行うことが確定され、推定される楕円の大きさに応じた拡大率による表示データの更新が行われる(ステップS107)。
(動作フローの変形例3)
上述した図7の動作フローと、条件を変えた図6の動作フローを組み合わせることもできる。すなわち、図7のステップS106以降の処理を、図6の動作フローとすることもできる。この場合、例えば、円で近似するとした場合、図6の動作フローにおいて、ペン等の軌跡が円弧のどの範囲を描画したのか、をステップS106bの判定基準とすれば、より正しい判定が可能となる。例えば、270度以上の円弧を描かなければ、条件を満たさず、円とは判定しない、とする。このように判定すれば、例えば180度分の円弧しか描かれなかった場合には、拡大処理は実行されない。
また、例えば、180度以上の円弧が描かれれば、条件を満たし、円と判定する、とすれば、画面の端に隠れている部分を拡大したい場合に便利である。すなわち、画面の端に隠れている部分を拡大したい場合には、ドラッグして移動させて画面に表示させた後で、円弧を描く必要があるのが通常であるのに対し(すなわち2回のアクションが必要)、上記のようにすれば、ドラッグによる移動を行わずに拡大処理を実行させることができる(すなわち1回のアクションで足りる)。このような処理は、特に、画面の端に隠れている部分が予め分かっている場合に、便利である。
なお、上記の判定基準である、「270度」や「180度」については、ユーザがその値を設定できるようにしてもよい。
(判定内容)
以上の処理を実現するため、本発明では、以下の(1)〜(3)の判定を行っている。
(1)直線近似
描かれた軌跡を直線に近似し、直線との誤差が一定値以下であれば直線であると判定する(楕円ではないと判定する)。なお、この判定は、ペン等の動き始めすなわち軌跡の描き始めから所定数のサンプリングポイントを判定対象とする。例えば、ペンの軌跡が一定距離以上走行した時点としたり、タッチパネルにペン等が接触した後さらに一定時間経過した時点としたりすればよい。
この直線近似の例について、図8を参照して説明する。本例では、ペンの軌跡を(xi、yi)のように表す。ペンがタッチパネルに接触した直後の軌跡(例えば、軌跡の長さが10ピクセル以下となるような、軌跡の一部分)に対して、直線を近似する。すなわち、
f(x)=ax+b
である。図8には近似直線の一例を示したが、これ以外の式を用いても良い。これら近似直線の式の未知パラメータ(図8の場合、「a」と「b」の2つ)を軌跡から推定する。
これらを推定するには、図8に示した誤差δを最小(min)とするようなa、bの組合せを求めればよい。すなわち、
δ=|f(xi)−yi
が最小となるa、bを求めればよい。もちろん、誤差δの取り方は図8の式でなくても構わない。
この誤差δが、あらかじめ定めた定数Tよりも小さい場合には、その軌跡はほぼ直線であるため、楕円とはならないと判定する。逆に、誤差δが定数Tよりも大きい場合には直線とはいえないため、楕円となりうる。
(2)楕円近似
描かれた軌跡について、楕円への近似を常時行い、その径が一定値より大であれば直線であると判定する(楕円ではないと判定する)。なお、楕円ではなく、正円に近似してもよいことは上述したとおりである。
この楕円近似の例について、図9を参照して説明する。本例では、ペンの軌跡を(xi、yi)のように表す。この軌跡に対して、楕円を近似する。簡単にするため、本例では、円に近似する場合について説明する。近似円の式の未知パラメータ(図9の場合、「a」と「b」と「r」の3つ)を軌跡から推定する。これらを推定するには、図9に示した誤差δを最小(min)とするようなa、b、rの組合せを求めればよい。すなわち、
δ=|(xi−a)2+(yi−b)2−r2
が最小となるa、b、rを求めればよい。もちろん、誤差δの取り方は図9の式でなくても構わない。
そして半径rが、あらかじめ定めた定数T以下である場合には、円となりうると判定する。逆に、半径rが定数Tよりも大きい場合には直線であると判定する。この判定はある一定のタイミングで行ってもよいし、常時行っても良い。
(3)ベクトルの向き
描かれた軌跡について、ベクトルの外積を算出し、その外積の符号が変化した場合に、楕円ではないと判定する。
この外積を利用して判別する例について、図10を参照して説明する。本例では、ペンの軌跡を(xi、yi)のように表す。この軌跡から2つのベクトルを抽出する。例えば、軌跡に対応するタッチパネル上のポイントのうち、最も新しいポイントと2つ前のポイントとを結ぶベクトルと、2つ前のポイントと4つ前のポイントとを結ぶベクトルの2つを用いればよい。もちろん、他の基準、例えば一定以上の距離が離れたポイントを抽出する、などの基準を用いてもよい。この2つのベクトルに対して、外積を計算する。なお、ペンの軌跡は2次元であるため、外積はスカラーとなる。
本例では、この計算された外積の符号によって、軌跡が楕円か否かを判定する。算出した全ての外積の符号が一致する場合、楕円となりうる。逆に、符号が一致しない外積が存在する場合には、楕円とはなり得ない。
なお、上記(1)〜(3)の判定は、単独で用いてもよいし組み合わせて用いてもよい。
(外積を用いた応用例)
外積の符号によって回転方向を検出することができるため、回転方向によって処理内容を変える(拡大と縮小とを択一的に行う)ことを実現できる。例えば、時計廻りの軌跡が描かれた場合は、拡大処理とし、その軌跡の大きさに応じて拡大処理(その軌跡の範囲を画面いっぱいに拡大する処理)を行う。逆に、反時計廻りの軌跡が描かれた場合は、縮小処理とし、その軌跡の大きさに応じて縮小処理(例えば、画面全体をその軌跡の範囲に押し込めるように縮小する処理)を行う。
このように、軌跡の回転方向およびその軌跡の大きさによって、拡大処理および拡大率、縮小処理および縮小率、を指定できるようにすれば、ユーザの指示に応じた素早い処理が可能になる。なお、ユーザの設定により、拡大率、縮小率を固定(例えば、2倍または1/2倍)とし、拡大処理、縮小処理のいずれを行うかについて軌跡の回転方向で指定できるようにしてもよい。
(タッチパネル表示制御プログラム)
上述したタッチパネル表示制御システムにおいては、CPU等が、タッチパネル表示制御プログラムを実行することによって、軌跡推定手段、表示処理手段、を実現している。すなわち、このタッチパネル表示制御プログラムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて上記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであり、コンピュータを、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段(例えば、図5中のステップS102等に対応)、上記軌跡推定手段によって上記軌跡が楕円であると推定された場合に、該楕円に対応する範囲を拡大して表示する表示処理手段(例えば、図5中のステップS107等に対応)、として機能させ、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、その描き始めの微小部分について直線近似を行い、その近似された直線と該軌跡との誤差が所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴としている。軌跡を先読みし、軌跡を描き終わる前に判定を行うことにより、描き終わった後に軌跡を判定するよりも、処理の開始タイミング、終了タイミングが早くなる。そして、特定の軌跡が楕円である場合には、よりすばやい段階での処理が可能となり、使い勝手が向上する。また、近似直線との誤差に基づいて、描かれる軌跡が楕円であるか推定することにより、処理の開始タイミングが早くなる。
また、上述したタッチパネル表示制御システムにおいては、CPU等が、他のタッチパネル表示制御プログラムを実行することによって、軌跡推定手段、表示処理手段、を実現している。すなわち、他のタッチパネル表示制御プログラムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであって、コンピュータを、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段(例えば、図5中のステップS102等に対応)、前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段(例えば、図5中のステップS107等に対応)、として機能させ、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、楕円近似を行い、その近似された楕円の大きさが所定値以下である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とする。軌跡を先読みし、軌跡を描き終わる前に判定を行うことにより、描き終わった後に軌跡を判定するよりも、処理の開始タイミング、終了タイミングが早くなる。そして、近似楕円の大きさに基づいて、描かれる軌跡が楕円であるか推定することにより、頑強な判定が可能となる。
さらに、上述したタッチパネル表示制御システムにおいては、CPU等が、他のタッチパネル表示制御プログラムを実行することによって、軌跡推定手段、表示処理手段、を実現している。すなわち、他のタッチパネル表示制御プログラムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであって、コンピュータを、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段(例えば、図5中のステップS102等に対応)、前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段(例えば、図5中のステップS107等に対応)、として機能させ、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、楕円近似を常時行い、その近似された楕円の大きさが所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円ではないと推定することを特徴とする。このようにすれば、直線が描画された場合には近似楕円の大きさが無限大となるため、ただちに他の処理へ移行することができる。
なお、これらのプログラムは、スマートフォン等の、タッチパネルを搭載したモバイル端末に出荷時点からインストールされていてもよいし、出荷後にインストールされてもよい。出荷後については、例えば、所定のサーバに記憶されているプログラムを、ネットワークを介して取得したものをインストールすればよい。
(まとめ)
上記は、マルチスケール情報である地図情報を閲覧する場合について説明したが、それ以外のマルチスケール情報を閲覧する場合にも本発明を適用することができる。また、地図だけに限らず、例えば超高解像度の画像を閲覧する場合や、多数の項目から構成されるメニュー画面についての閲覧等、ズーム操作を行うことが必要なコンテンツの閲覧等にも本発明を適用することができる。
本発明は、スマートフォン等のスタイラスペンや指でタッチパネルを操作するデバイスにおいて、マルチスケール情報を扱う際の入力方法に利用することができる。
本発明の実施形態によるタッチパネル表示制御システムの構成例を示すブロック図である。 本システムをモバイル端末に搭載した場合の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るペン等の軌跡と判断時点との関係を示す図である。 ペン等の軌跡による拡大範囲を示す図である。 動作フローの一例を示すフローチャートである。 動作フローの変形例を示すフローチャートである。 動作フローの他の変形例を示すフローチャートである。 軌跡について直線近似を行う例を示す図である。 軌跡について楕円近似を行う例を示す図である。 軌跡について外積を利用して判別する例を示す図である。
10 タッチパネル
11 軌跡推定手段
12 表示処理手段
20 CPU
30 通信インタフェース
40 メモリ
100 バス
P 判定位置
S 矩形領域
C 軌跡

Claims (15)

  1. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御システムであって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段と、前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段とを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、その描き始めの微小部分について直線近似を行い、その近似された直線と該軌跡との誤差が所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とするタッチパネル表示制御システム。
  2. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御システムであって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段と、前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段とを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、楕円近似を行い、その近似された楕円の大きさが所定値以下である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とするタッチパネル表示制御システム。
  3. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御システムであって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段と、前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段とを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、楕円近似を常時行い、その近似された楕円の大きさが所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円ではないと推定することを特徴とするタッチパネル表示制御システム。
  4. 前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡ではないと推定された場合に、移動処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のタッチパネル表示制御システム。
  5. 前記表示処理手段は、拡大表示する際の拡大率および拡大中心、縮小表示する際の縮小率を、前記特定の軌跡に基づいて決定することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のタッチパネル表示制御システム。
  6. 前記表示処理手段は、前記特定の軌跡が描かれる方向に応じて、前記拡大表示と前記縮小表示とを択一的に行うことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のタッチパネル表示制御システム。
  7. 前記表示処理手段は、前記タッチパネル上での接触が解除されたタイミングで、拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のタッチパネル表示制御システム。
  8. 前記軌跡推定手段は、前記軌跡から抽出した2つの部分軌跡についてベクトルに置き換え、それらベクトルの外積の符号に基づいて、該軌跡の回転方向を推定することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のタッチパネル表示制御システム。
  9. 前記軌跡推定手段は、推定される回転方向が一定である場合に該軌跡が楕円であると推定することを特徴とする請求項8に記載のタッチパネル表示制御システム。
  10. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御方法であって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定ステップと、前記軌跡推定ステップにおいて前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理ステップとを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定ステップにおいては、前記軌跡について、その描き始めの微小部分について直線近似を行い、その近似された直線と該軌跡との誤差が所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とするタッチパネル表示制御方法。
  11. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御方法であって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定ステップと、前記軌跡推定ステップにおいて前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理ステップとを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定ステップにおいては、前記軌跡について、楕円近似を行い、その近似された楕円の大きさが所定値以下である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とするタッチパネル表示制御方法。
  12. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御方法であって、描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定ステップと、前記軌跡推定ステップにおいて前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理ステップとを含み、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定ステップにおいては、前記軌跡について、楕円近似を常時行い、その近似された楕円の大きさが所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円ではないと推定することを特徴とするタッチパネル表示制御方法。
  13. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであって、コンピュータを、
    描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段、
    前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段、
    として機能させ、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、その描き始めの微小部分について直線近似を行い、その近似された直線と該軌跡との誤差が所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とするタッチパネル表示制御プログラム。
  14. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであって、コンピュータを、
    描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段、
    前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段、
    として機能させ、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、楕円近似を行い、その近似された楕円の大きさが所定値以下である場合に、描かれる軌跡が楕円であると推定することを特徴とするタッチパネル表示制御プログラム。
  15. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであって、コンピュータを、
    描かれる軌跡を、該軌跡が描画されている最中に、推定する軌跡推定手段、
    前記軌跡推定手段によって前記軌跡が特定の軌跡であると推定された場合に、該軌跡に対応する範囲について拡大表示または縮小表示のいずれか一方の処理を行う表示処理手段、
    として機能させ、前記特定の軌跡は、楕円であり、前記軌跡推定手段は、前記軌跡について、楕円近似を常時行い、その近似された楕円の大きさが所定値より大である場合に、描かれる軌跡が楕円ではないと推定することを特徴とするタッチパネル表示制御プログラム。
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