JP4695154B2 - タッチパネル表示制御システム、タッチパネル表示制御方法、タッチパネル表示制御プログラム - Google Patents

タッチパネル表示制御システム、タッチパネル表示制御方法、タッチパネル表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明はタッチパネル表示制御システム、タッチパネル表示制御方法、タッチパネル表示制御プログラムに関し、特に地図のように大量の情報から構成されており、情報を表示するために複数のスケールが必要となる情報についての操作方法及び表示制御方法に関する。
携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等のモバイル機器において、地図が見られるようになると、製本された地図を持ち歩かなくてよくなるため、利便性が向上する。従来ではそれらモバイル機器における通信エリア、通信容量はそれほど十分ではなかったため、モバイル機器で地図を見るためには、あらかじめ地図情報を機器に格納しておく必要があった。しかしながら、モバイル機器には格納容量に制限があるため、詳細な地図情報を収納することはできないという問題があった。
ところで、昨今の各種の無線通信の普及、また通信容量の拡大に伴い、モバイル機器内に地図情報を格納しておかなくても、ネットワーク経由で地図情報をダウンロードすることで、地図情報にアクセスできるようになってきた。そのため、より詳細な地図をモバイル機器で閲覧することが可能となってきている。地図は複数のスケールを持っており(マルチスケール)、具体的には20段階程度のスケールを持つ地図を、ネットワーク経由で閲覧することが可能である。
このようなマルチスケール情報にアクセスする場合、いかにして所望のスケールの、所望の位置にたどり着くかが重要となる。一般にマルチスケール情報においては、拡大/縮小、移動の操作を組み合わせることによって、所望のスケールの、所望の場所(所望のスケールで表示された画面内の所定の位置)にたどり着く。しかし、例えば20段階ものスケールがあるような場合には、容易に所望のスケールの所望の場所にたどり着くのは難しい。すなわち、スケールの変更、位置の変更は、表示情報の更新が必要であり、ネットワーク経由で情報を取得する場合には、情報の更新に時間がかかる。モバイル機器においては通信容量が限られており、また計算能力が劣っているため、地図のレンダリングに時間がかかる。このため、情報の更新に特に時間がかかり、利便性が低下してしまう。
ここで、モバイル機器において地図を閲覧すること、具体的には、ある特定の場所の詳細なスケールの地図を閲覧すること、を考える。1つの方法は、住所や目的地の名称等を文字で入力する方法である。この方法は簡単に住所等が入力できる(入力文字数が少ない等)場合には有効である。しかし、常に簡単に入力できるわけではないこと(例えば、入力すべき住所が長い等)や、目的地が有名でない場合にはその名称を入力しても目的地にたどり着けない等、問題がある。
別の方法として、広域のスケールの地図から拡大の操作と移動の操作とを組み合わせて、目的のスケール、場所に到達する方法がある。この方法は一般的に行われており、またそれを支援する方法も各種ある。例えば、画面の隅に現在のスケールよりもより広域なスケールの情報を提示することで、現在表示している場所をより素早く理解しやすくする方法(例えば、google(登録商標) mapで採用されている方法)や、カーソル位置周辺を拡大して表示することで、より詳細なスケールの情報を提示する方法(魚眼レンズにおける画像の歪みを使ったり、単純に拡大図を表示したりする方法)等、現在のスケールとは異なるスケールの情報を提示することで、ユーザの操作の支援をする方法がある。
また、拡大操作/縮小操作を支援するアプローチもある。例えば、クリック(又はダブルクリック)をするだけで、クリック(又はダブルクリック)をした部分を拡大する方法や、マウスのスクロールホイールを拡大/縮小に割り当てたりすることで、簡単に拡大/縮小が行えるようになる。いずれの方法を用いても、地図を拡大し、そのスケール内で目的地を探し、さらに地図を拡大する、ということを繰り返すことが必要である。
ここで、問題は、地図を一気に拡大しすぎると、目的地が画面内に収まらなくなってしまう恐れがあるために、少しずつしか拡大ができない、ということである。つまり、1回の操作による拡大率が大きすぎると、拡大後に画面に表示されている場所がどこであるのかわからなくなる(すなわち迷子になる)。迷子にならないためには、低拡大率での拡大を繰り返せばよいが、手順が多くなってしまい、その都度、情報の更新に時間がかかってしまう。この問題は、基本的には拡大/縮小と移動とが独立に行われるために生じており、任意の拡大率で(または縮小率で)、任意の場所への移動を1回のアクション(操作)で行うことは難しい。
例えば、10倍等の高い倍率の拡大と、表示面に見えている範囲内での任意の場所への移動とを同時に行うことができない。このため、2〜4倍程度の低倍率で何度も何度も拡大操作を繰返す必要がある。すなわち、例えば地図上でダブルクリックをすると、そこを中心とした拡大図を表示する方法は、拡大と移動とを1回の操作で指定することができる。しかし、その場合、拡大率は常に一定であり、かつ、あまり大きな拡大率は設定することができない。つまり、拡大率を自由に設定できないため、操作者は何度も拡大を繰り返す必要がある。
もちろん、拡大モードに切り替えた上で、拡大中心を指定して、次に拡大率を指定するなど拡大領域を指定する手順を踏めば、同様なことを実現できる。最近のgoogle(登録商標) mapではこれが実装されている。また、モバイル機器で利用できる地図には、拡大中心を画面中心にもっていき、拡大ボタンの押下数に応じて拡大率を決めることができるものもある。しかし、これらは、複数回のアクション(モードの切り替えと拡大領域の指定)が必要になるため、利便性が低下する。
また、スマートフォンを考えた場合には、右クリックや左クリック等が利用可能なマウス等を使うことはできず、スタイラスペンや指先をタッチパネルに接触させてドラッグしたり、クリックしたりする入力方式が用いられている。この場合、入力デバイスの表現能力が乏しいため、地図の拡大を行うために必要な中心位置の指定と拡大率の指定とを同時に行うことは困難である。つまり、スマートフォンのようなタッチパネルを搭載したモバイル端末において、地図データのようなマルチスケール情報を扱う際に、一気に拡大すると迷子になってしまう、また少しずつ拡大していくと時間がかかる、という2つの問題がある。
ここで、iPhone(登録商標)等では、指先による操作(いわゆるピンチイン・ピンチアウト)で位置の指定と拡大率の指定とが可能となる。しかし、その操作では、(指先による操作のため、スタイラスペンと比較して)正確な位置指定が困難であることや、指定できる拡大率に制限がある(例えば16倍に拡大ができない)という問題があった。
この問題を解決しようとする方法もいくつか考えられている。例えば、特許文献1には、拡大範囲(縮小範囲)の指定及び拡大率(縮小率)の指定を1つのジェスチャで入力可能とする方法が開示されている。この方法は、カーソルの軌跡を認識する方法であり、拡大範囲/縮小範囲の指定と拡大率/縮小率の指定とを連続してカーソルの軌跡によって行うことができる。そして、範囲の指定と拡大率/縮小率の指定とが連続して入力された場合に、拡大/縮小を実行する。
また、特許文献2には、拡大(縮小)の範囲をカーソルの軌跡で指定する技術が記載されている。具体的には、拡大したい範囲を円で囲むと、その円の大きさと画面の大きさから拡大率を算出し、円の中心を表示面の中心とした拡大図を表示する。
さらに、非特許文献1には、マウスのドラッグによって、画面内に長方形の枠を指定し、拡大操作の場合はその枠を画面全体に拡大し、縮小操作の場合は画面全体をその枠に収まるように縮小する技術が記載されている。
特開平10−27257号公報 特開2004−280745号公報 寺田実、武井英人、"対称性に着目した手書きズーミング方式の提案"、[online]、[平成20年1月25日検索]、インターネット<URL:http://www.wiss.org/proceedings/2005/WISS2005-fin/demos/Symmetric_Zooming_a_Zooming_Method/demo.pdf>
上述した特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、表示されている地図(の中心)を簡単に移動させることができない。なぜなら、システムはカーソルの軌跡を認識しているので、その認識の途中に移動の指示を受け入れることができないからである。すなわち、現在のカーソルの動きが範囲指定をしようとしているのか、同一スケール内での移動を指示しようとしているのかは、カーソルの軌跡を解析した後に、範囲を指定したものである、もしくは指定したものではない、と判定するまで待たなければならない。
ここで、パーソナルコンピュータ(PC)においてポインティングデバイスとして使用されるマウスの場合には、単純な移動と、クリックしながらの移動(すなわちドラッグ)という少なくとも2種類の移動指示方法があり、これを用いればカーソルの動きが範囲指定なのか、単純な移動なのかは容易に切り分けることができる。これに対し、モバイル機器での入力は、指先やスタイラスによる画面への接触で行われるものであり、マウス等のように入力デバイスにボタンが付加されているものではなく、カーソルの移動に複数種類の意味を持たせることができない。
そのため、特許文献1及び特許文献2のような方法では、カーソルの動きが範囲指定のそれではない、とシステムが判定するのを待ってから、単純な移動指示を行うか、ボタンやスイッチ等を押下することによってモード(単純な移動を指示するモードと範囲指定を行うモードとの2つ)を変更する等、煩雑な手順をユーザに強いてしまうことになる。
また、上述した非特許文献1に記載の技術では、最初に枠で処理範囲を指定し、その後のドラッグ方向によって拡大か縮小かを指定することになる。このため、拡大か縮小かを指定する際の操作性に問題がある。また、非特許文献1に記載の技術では、複数種類の拡大率を指定できないという問題もある。
本発明は上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的はより早く所望のスケールで目的の場所に到達することのできるタッチパネル表示制御システム、タッチパネル表示制御方法、タッチパネル表示制御プログラムを提供することである。
本発明の請求項1によるタッチパネル表示制御システムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御システムであって、前記タッチパネル上での接触位置が特定領域内であるか判定する特定領域内判定手段と、前記特定領域内判定手段によって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された場合に、前記タッチパネルへの接触が解除されたか判定する接触解除判定手段と、前記特定領域内判定手段によって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された直後から、前記接触解除判定手段によって前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定されるまでの間に、前記タッチパネルへの接触により描かれた軌跡に応じて前記表示内容についてよりスケールの細かい情報のデータを取得してそのスケールで表示する拡大処理又はよりスケールの粗い情報のデータを取得してそのスケールで表示する縮小処理のいずれか一方を行う表示処理手段とを含み、
前記接触位置が縮小処理指示のための領域内であると前記特定領域内判定手段によって判定された場合に、前記表示処理手段は、前記接触解除判定手段により前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定された時の軌跡の終了位置に応じて縮小処理を行い、
さらに、前記表示処理手段は、前記軌跡が描かれる途中の接触位置に応じて縮小表示によるプレビュー画面を表示することを特徴とする。このような構成によれば、より早く所望のスケールで目的地に到達する、ということを実現できる。また、このような構成によれば、ドラッグ位置によってその縮小割合を変化させることができ、ドラッグをするだけで縮小操作が可能であり、またどの程度縮小されるのかもすぐに把握できるようになる。
本発明の請求項2によるタッチパネル表示制御システムは、請求項1において、前記接触位置が拡大処理指示のための領域内であると前記特定領域内判定手段によって判定された場合に、前記表示処理手段は枠を表示し、前記軌跡が描かれる途中の接触位置に応じて前記枠を移動させ、前記接触解除判定手段により前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定された時に、枠内の表示内容について拡大処理を行うことを特徴とする。このような構成によれば、ドラッグをするだけで拡大操作が可能であり、またどの程度拡大されるのか、どの範囲を拡大するのかを簡単に指定することができるため、一気に拡大しても迷子になることがない。
本発明の請求項3によるタッチパネル表示制御システムは、請求項2において、前記拡大処理指示のための領域は、複数種類の拡大率に対応して複数設けられ、前記表示処理手段は、前記接触位置によって選択された拡大率に対応する大きさの前記枠を表示することを特徴とする。このような構成によれば、複数の拡大率を選べるため、一気に拡大することも、徐々に拡大することもできるようになる。
本発明の請求項4によるタッチパネル表示制御システムは、請求項1から請求項3までのいずれか1項において、前記表示処理手段は、前記タッチパネルへの接触状態が解除されたタイミングで、新たに取得すべき表示データの位置及びスケールが確定することを特徴とする。このような構成によれば、実際に表示データを取得する(つまり新たなスケールの地図情報をダウンロードする)のはスタイラスペンまたは指(以下、「ペンなど」と呼ぶ)を離した時であるため、無駄な通信を行うことがなく、またその前に行われているドラッグ操作では通信の必要がないため、遅延が発生しない。
本発明の請求項5によるタッチパネル表示制御システムは、請求項1から請求項4までのいずれか1項において、前記接触位置が前記特定領域内ではないと判定された場合に、前記表示処理手段は、その判定直後に描かれた軌跡に応じて前記表示内容について移動処理を行うことを特徴とする。
このように処理することにより、表示内容を移動させる移動処理を行う場合には、接触位置を上記特定領域外の領域とした後にドラッグすればよいので、拡大・縮小と移動とをユーザが簡単に指定することができるため、素早い操作が可能となる。
本発明の請求項6によるタッチパネル表示制御方法は、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御方法であって、前記タッチパネル上での接触位置が特定領域内であるか判定する特定領域内判定ステップと、前記特定領域内判定手段によって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された場合に、前記タッチパネルへの接触が解除されたか判定する接触解除判定ステップと、前記特定領域内判定ステップによって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された直後から、前記接触解除判定ステップによって前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定されるまでの間に、前記タッチパネルへの接触により描かれた軌跡に応じて前記表示内容について拡大処理又は縮小処理のいずれか一方を行う表示処理ステップとを含み、
前記接触位置が縮小処理指示のための領域内であると前記特定領域内判定ステップにおいて判定された場合に、前記表示処理ステップにおいては、前記接触解除判定ステップにおいて前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定された時の軌跡の終了位置に応じて縮小処理を行い、
さらに、前記表示ステップにおいて、前記軌跡が描かれる途中の接触位置に応じて縮小表示によるプレビュー画面を表示することを特徴とする。このような方法を採用すれば、より早く所望のスケールで目的地に到達する、ということを実現できる。
本発明の請求項7によるタッチパネル表示制御プログラムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであって、
コンピュータを、
前記タッチパネル上での接触位置が特定領域内であるか判定する特定領域内判定手段、
前記特定領域内判定手段によって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された場合に、前記タッチパネルへの接触が解除されたか判定する接触解除判定手段、
前記特定領域内判定手段によって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された直後から、前記接触解除判定手段によって前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定されるまでの間に、前記タッチパネルへの接触により描かれた軌跡に応じて前記表示内容について拡大処理又は縮小処理のいずれか一方を行う表示処理手段、
として機能させ
前記接触位置が縮小処理指示のための領域内であると前記特定領域内判定手段によって判定された場合に、前記表示処理手段は、前記接触解除判定手段により前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定された時の軌跡の終了位置に応じて縮小処理を行い、
さらに、前記表示処理手段は、前記軌跡が描かれる途中の接触位置に応じて縮小表示によるプレビュー画面を表示することを特徴とする。このようなプログラムを用いれば、より早く所望のスケールで目的地に到達する、ということを実現できる。
本発明によれば、ドラッグするだけで所望の縮小率となるようにコンテンツを縮小することができ、またドラッグするだけでどの範囲を拡大するのか任意に指定して拡大することができる。これにより、迷子になることなく一気に縮小または拡大する操作を行うことができ、拡大や縮小、また移動を行う際に煩雑な手順を踏む必要がないため、素早い操作が可能となる。
ここで、本明細書において、「拡大処理」とは、よりスケールの細かい情報のデータを取得して(つまりデータ取得のための通信が発生する)そのスケールで表示することをいう。また、「縮小処理」とは、よりスケールの粗い情報のデータを取得して(つまりデータ取得のための通信が発生する)そのスケールで表示することをいう。「縮小表示」とは、現在読込んでいるデータの表示サイズを小さくすること(つまりデータ取得のための通信は発生しない)をいう。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施形態によるタッチパネル表示制御システムの構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、本システムは、タッチパネル10上で接触により描かれた軌跡に基づいてタッチパネル10の表示内容を制御するシステムである。そして、タッチパネル上での接触位置が特定領域内であるか判定する特定領域内判定手段11と、この特定領域内判定手段11によって接触位置が特定領域内であると判定された場合に、その判定直後に描かれた軌跡に応じて前記表示内容について拡大処理又は縮小処理のいずれか一方を行う表示処理手段12とを含んで構成されている。
このシステムは、例えば、スマートフォン等の、タッチパネルを搭載したモバイル端末や、PCに搭載される。モバイル端末に搭載する場合、例えば、図2のような構成となる。すなわち、図2に示されているように、タッチパネル10、CPU(Central Processing Unit)20、通信インタフェース30、および、メモリ40が、バス100によって信号授受可能に接続される。そして、CPU20が、メモリ40に記憶されているプログラムを実行することによって、上述した特定領域内判定手段11、表示処理手段12を実現する。
(画面表示例)
図3は、本発明を地図データに適用した際の画面構成例を示す。図3は表示画面を示している。この表示画面の右上部分に縮小アイコンA1が表示されている。タッチパネルへの接触位置が縮小アイコンA1の領域内である場合には、縮小モードに突入する。
また、表示画面の右下部分には矩形の拡大アイコンA2、A4、A8、A16が表示されている。これら4つの拡大アイコン内には、図中の上から順に「×2」、「×4」、「×8」、「16」、が表示されている。これらの数値は、順に、拡大率2倍、拡大率4倍、拡大率8倍、拡大率16倍を示している。なお、「16」の代わりに、「×16」を採用してもよい。タッチパネルへの接触位置が拡大アイコンA2、A4、A8、A16のいずれかの領域内である場合には、拡大モードに突入する。
なお、タッチパネルへの接触位置が縮小アイコンA1、の領域内ではなく、かつ、拡大アイコンA2、A4、A8、A16のいずれかの領域内でもない場合は、後述する移動モードに突入する。
以上のように、表示内容を移動させる移動処理を行う場合には、接触位置を上記特定領域外の領域とした後にドラッグすればよいので、拡大・縮小と移動とをユーザが簡単に指定することができるため、素早い操作が可能となる。
以下、縮小モードによる縮小処理、拡大モードによる拡大処理、移動モードによる移動処理、について、項を分けて説明する。
(縮小処理)
図3において、ペンなどがタッチパネルに接触したとき、その接触位置が縮小アイコンA1の領域内であった場合には、縮小モードに突入する。縮小モードとは、現在表示されている地図画像を単に縮小表示するモードのことである。
この縮小モードにおいては、タッチパネル上での接触位置が縮小指示のための領域である縮小アイコンA1の領域内であった場合、ドラッグ完了時の接触位置に応じて地図画像が縮小処理される。本例では、図4に示されているように、ドラッグ中の接触位置P1に応じた縮小率で、地図画像が縮小表示される。この縮小表示においては、すでに現在読込んでいるデータの表示サイズを小さくするだけである(データ取得のための通信は発生しない)。このため、何も描画されていない領域(図4中のハッチング領域B)が存在する。また、このモードでは新たに地図データは必要としないので、接触位置P1に応じて、縮小表示によるプレビュー画面を高速に描画することが可能である。
ところで、縮小モードにおいては、ドラッグ中のペン先の位置に応じて、縮小率が変わり、表示される画像の大きさが変わる。この縮小モードにより、ユーザはどの程度縮小したいのか、眼で確認しながらペンなどのドラッグで調整することが可能となる。この縮小モードはペンなどがタッチパネルに接触している間、継続する。そして、ペンなどがタッチパネルから離れた時(すなわち、タッチパネルへの接触状態が解除された時)に、はじめて縮小率が確定する。縮小率が確定すると、縮小処理が行われる。すなわち、そのスケールでの地図データを取得し(データ取得のための通信が発生する)、データを取得できたら、地図画像を再描画すればよい。
以下、縮小後の表示領域となる選択領域Rの例について、図5〜図7を参照して説明する。
(選択領域例1)
図5において、縦幅hで横幅wの表示画面において、縮小後の表示領域となる選択領域Rの中心位置Cは画面中央位置(cx、cy)である。そして、縮小アイコン(図3参照)からドラッグが開始され、ドラッグ中またはドラッグ終了時点のペンなどの接触位置P2は(px、py)である。この場合、選択領域Rの横幅は|2×(px−cx)|、選択領域Rの縦幅は|2×(py−cy)|である。
本例の処理を行う場合、処理の前後で、縦横の比率が変化してしまう可能性がある。つまり、縮小後の縦横の比率が、縮小前と比べて変化してもよい場合、以上の処理を行えばよい。
(選択領域例2)
図6において、縦幅hで横幅wの表示画面において、縮小後の表示領域となる選択領域Rの中心Cは画面中央位置(cx、cy)である。そして、縮小アイコン(図3参照)からドラッグが開始され、ドラッグ終了後のペンなどの接触位置P3(px、py)である。この場合、
選択領域Rの横幅=2×ratio×w …(1)
選択領域Rの縦幅=2×ratio×h …(2)
である。ただし、式(1)および式(2)において、
ratio=min(|(px−cx)|/w、|(py−cy)|/h)
である。
以上の処理を行う場合、処理の前後で、縦横の比率は変化しない。そして、ドラッグ終了後のペンなどの接触位置P3(px、py)を通る破線Sを基準として上記「ratio」の定義に従って選択領域Rを設定するため、縮小前の縦横の比率を維持しつつ小さめな選択領域Rが設定されることになる。
(選択領域例3)
図7において、縦幅hで横幅wの表示画面において、縮小後の表示領域となる選択領域Rの中心Cは画面中央位置(cx、cy)である。そして、縮小アイコンの位置(図3参照)からドラッグが開始され、ドラッグ終了後のペンなどの接触位置P4(px、py)である。この場合、
選択領域Rの横幅=2×ratio×w …(3)
選択領域Rの縦幅=2×ratio×h …(4)
である。ただし、式(3)および式(4)において、
ratio=max(|px−cx|/w、|py−cy|/h)
である。
以上の処理を行う場合、処理の前後で、縦横の比率は変化しない。そして、ドラッグ終了後のペンなどの接触位置P4(px、py)を通る選択領域Rを設定するため、縮小前の縦横の比率を維持しつつ大きめな選択領域Rが設定されることになる。
なお、選択領域例2では|px−cx|/w、|py−cy|/h、のうちの最小値を「ratio」とし、選択領域例3では|px−cx|/w、|py−cy|/h、のうちの最大値を「ratio」としている。最小値や最大値に限らず、それらの中間の値を「ratio」として用いてもよい。
(拡大処理)
図3に戻り、同図において、ペンなどがタッチパネルに接触したとき、その接触位置が拡大アイコンA2、A4、A8、A16のいずれかの内部である場合、拡大モードに突入する。拡大モードとは、現在表示されている地図画像の上に、ペンなどの先端の位置を中心としてどの範囲を拡大するのかを示す枠を表示するモードである。拡大モードでは、拡大アイコンに対応する拡大率による拡大処理が行われる。この拡大モードはペンなどがタッチパネルに接触している間、継続する。
この拡大モードでは、タッチパネルへの接触時点で枠が表示される。そして、ペンを移動させると、その枠も同じように移動する(ただし、地図は移動しない)。ペンを離すと、その時点での枠内の表示内容について、拡大処理が行われる。例えば、図8のように、ペンなどの先端の位置Pを中心とする枠WKの範囲内の表示内容について拡大処理が行われる。なお、ドラッグ先の位置を変えれば、それに伴って枠の位置も変わるので、拡大したい部分をユーザが選択することができる。つまり、この拡大モードにおいては、ユーザはどの領域を拡大するのか、眼で確認しながらペンなどで調整することが可能となる。また、この拡大モードでは新たに地図データは必要としないので、高速に描画することが可能である。
そして、ペンなどがタッチパネルから離れた時(すなわち、タッチパネルへの接触状態が解除された時)に、はじめて拡大範囲の中心位置と拡大率とが確定する。それらが確定すると、そのスケールでの地図データを取得し、データを取得できたら、地図画像を再描画すればよい。この再描画の際、ユーザは拡大領域がわかっているので、拡大後の地図を見ても迷子になることはない。
(拡大率と枠の大きさ)
上述したように、拡大アイコンの種類に応じて拡大率を選択することができる。接触時点で表示される枠の大きさは、拡大率が直感的に分かる大きさとするのが望ましい。すなわち、拡大率が大であれば小さな枠、拡大率が小であれば大きな枠、として表示すれば、拡大される範囲が認識できるので、操作性が向上する。
このように、拡大率に対応する大きさの枠は、例えば、表示領域の縦の長さを拡大率で除算した長さを縦の長さ、表示領域の横の長さを拡大率で除算した長さを横の長さ、とした枠を表示すればよい。
例えば、図9(a)に示されているように、表示領域が縦の長さhでかつ横の長さwのタッチパネルにおいて、そのタッチパネルへの接触位置が拡大率2倍を指定するための拡大アイコンA2である場合、ドラッグ後の位置Cを中心とする枠WKは、表示領域の縦の長さhの1/2でかつ表示領域の横の長さwの1/2である。したがって、この枠は、表示領域の面積の1/4の面積を有することになる。
同様に、図9(b)に示されているように、タッチパネルへの接触位置が拡大率4倍を指定するための拡大アイコンA4である場合、ドラッグ後の位置Cを中心とする枠WKは、表示領域の縦の長さhの1/4でかつ表示領域の横の長さwの1/4である。したがって、この枠は、表示領域の面積の1/16の面積を有することになる。
また、図9(c)に示されているように、タッチパネルへの接触位置が拡大率8倍を指定するための拡大アイコンA8である場合、ドラッグ後の位置Cを中心とする枠WKは、表示領域の縦の長さhの1/8でかつ表示領域の横の長さwの1/8である。したがって、この枠は、表示領域の面積の1/64の面積を有することになる。
さらに、図9(d)に示されているように、タッチパネルへの接触位置が拡大率16倍を指定するための拡大アイコンA16である場合、ドラッグ後の位置Cを中心とする枠WKは、表示領域の縦の長さhの1/16でかつ表示領域の横の長さwの1/16である。したがって、この枠は、表示領域の面積の1/256の面積を有することになる。
(動作フローの例)
図10は、以上説明した縮小処理および拡大処理における本システムの動作フロー例を示す図である。
同図において、最初に、タッチパネルに対する接触があったか判定される(ステップS101)。スタイラスペンによる接触の他、人の指による接触があった場合でもこの条件は満たされる。タッチパネルに対する接触有無の判定については、周知技術であるため、その説明を省略する。
タッチパネルに対する接触があったと判定された場合(ステップS101においてYes)、その接触位置が特定領域内、すなわち上述した拡大アイコンまたは縮小アイコンの表示範囲内であるか判定される(ステップS102)。接触位置が特定領域内であると判定された場合(ステップS102においてYes)、上述した拡大モードまたは縮小モードに突入する(ステップS104)。
次に、拡大モードまたは縮小モードにおいて、タッチパネルに対する接触が解除されたか、すなわちタッチパネルからペンなどが離れたか(すなわち、タッチパネルへの接触状態が解除されたか)判定される(ステップS105)。タッチパネルに対する接触状態が解除された場合(ステップS105においてYes)、拡大範囲または縮小範囲が確定し、表示すべきデータの取得が行われる(ステップS106)。これにより、上述した拡大処理または縮小処理が行われる。
なお、ステップS102において接触位置が特定領域内、すなわち上述した拡大アイコンまたは縮小アイコンの表示範囲内ではないと判定された場合(ステップS102においてNo)、移動モードに突入し、ドラッグに応じた画像の移動(本例では地図の移動)が行われる(ステップS103)。
(縮小処理における動作フロー例)
図11は、上記の縮小処理における本システムの動作フロー例を示す図である。同図において、縮小モードに突入した場合、ペンなどがタッチパネルから離れたか(すなわち、タッチパネルへの接触状態が解除されたか)、について監視が行われる(ステップS105)。ペンなどがタッチパネルから離れていない場合(すなわち、タッチパネルへの接触状態が維持されている場合)、ペンなどの接触位置に応じて縮小表示が行われる(ステップS105においてNo、S105’)。そして、ペンなどがタッチパネルから離れた場合(ステップS105においてYes)、タッチパネルから離れる直前の接触位置に基づき、縮小後の画像の大きさ(すなわちスケール)を確定する(ステップS106a)。次に、表示内容を、その確定した大きさに押し込めるように縮小処理する(ステップS106b)。
(拡大処理における動作フロー例)
図12は、上記の拡大処理における本システムの動作フロー例を示す図である。同図において、拡大モードに突入した場合、拡大処理を行う範囲を示す枠を表示する(ステップS104a)。次に、枠について移動操作が行われたか(ステップS104b)、ペンなどがタッチパネルから離れたか(すなわち、タッチパネルへの接触状態が解除されたか)、について監視が行われる(ステップS105)。枠について移動操作が行われた場合(ステップS104bにおいてYes)、画面上の枠を移動させる処理が行われる(ステップS104c)。
そして、ペンなどがタッチパネルから離れた場合(ステップS105においてYes)、画面上の枠を消去する(ステップS106a)。その後、図10中のステップS102において接触されたと判定された特定領域に対応する拡大倍率すなわち指定された倍率で、枠内の内容について拡大処理が行われる(ステップS106b)。
(移動処理)
上述したペンなどがタッチパネルに接触するときに、その接触位置が縮小・拡大アイコン領域外であった場合には、移動モードに突入する。移動モードとは、ドラッグに応じて、表示内容について移動処理を行うモードである。この移動モードはペンなどがタッチパネルに接触している間、継続する。表示内容の移動処理については、周知技術であるため、その説明を省略する。
(タッチパネル表示制御プログラム)
上述したタッチパネル表示制御システムにおいては、CPU等が、タッチパネル表示制御プログラムを実行することによって、特定領域内判定手段、表示処理手段、を実現している。すなわち、このタッチパネル表示制御プログラムは、タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて上記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであって、コンピュータを、上記タッチパネル上での接触位置が特定領域内であるか判定する特定領域内判定手段(例えば、図10中のステップS102等に対応)、上記特定領域内判定手段によって上記接触位置が上記特定領域内であると判定された場合に、前記タッチパネルへの接触が解除されたか判定する接触解除判定手段(例えば、図10中のステップS105等に対応)、前記特定領域内判定手段によって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された直後から、前記接触解除判定手段によって前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定されるまでの間に、前記タッチパネルへの接触により描かれた軌跡に応じて上記表示内容について拡大処理又は縮小処理のいずれか一方を行う表示処理手段(例えば、図10中のステップS106等に対応)、として機能させ、前記接触位置が縮小処理指示のための領域内であると前記特定領域内判定手段によって判定された場合に、前記表示処理手段は、前記接触解除判定手段により前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定された時の軌跡の終了位置に応じて縮小処理を行い、さらに、前記表示処理手段は、前記軌跡が描かれる途中の接触位置に応じて縮小表示によるプレビュー画面を表示することを特徴としている。このようなプログラムを用いれば、より早く所望のスケールで目的地に到達する、ということを実現できる。
なお、このプログラムは、スマートフォン等の、タッチパネルを搭載したモバイル端末に出荷時点からインストールされていてもよいし、出荷後にインストールされてもよい。出荷後については、例えば、所定のサーバに記憶されているプログラムを、ネットワークを介して取得したものをインストールすればよい。
(まとめ)
上記は、マルチスケール情報である地図情報を閲覧する場合について説明したが、それ以外のマルチスケール情報を閲覧する場合にも本発明を適用することができる。また、地図だけに限らず、例えば超高解像度の画像を閲覧する場合や、多数の項目から構成されるメニュー画面についての閲覧等、ズーム操作を行うことが必要なコンテンツの閲覧等にも本発明を適用することができる。
本発明によれば、タッチパネル上での接触位置が特定領域内であるか判定し、接触位置が特定領域内であると判定された場合に、その判定直後に描かれた軌跡に応じて表示内容について拡大処理又は縮小処理のいずれか一方を行う。つまり、ドラッグするだけで所望の縮小率となるようにコンテンツを縮小することができ、またドラッグするだけでどの範囲を拡大するのか任意に指定して拡大することができる。これにより、迷子になることなく一気に縮小または拡大する操作を行うことができ、拡大や縮小、また移動を行う際に煩雑な手順を踏む必要がないため、素早い操作が可能となる。そして、より早く所望のスケールで目的地に到達する、ということを実現できる。
本発明は、スマートフォンなど、ペンなどでタッチパネルを操作するデバイスにおいて、マルチスケール情報を扱う際の入力方法に利用することができる。
本発明の実施形態によるタッチパネル表示制御システムの構成例を示すブロック図である。 本システムをモバイル端末に搭載した場合の構成例を示す図である。 本発明を地図データに適用した際の画面構成例を示す図である。 縮小表示の例を示す図である。 縮小後の表示領域となる選択領域の例1を示す図である。 縮小後の表示領域となる選択領域の例2を示す図である。 縮小後の表示領域となる選択領域の例3を示す図である。 拡大処理における枠の表示例を示す図である。 拡大率に対応する大きさの枠の表示例を示す図である。 縮小処理および拡大処理における本システムの動作フローの例を示す図である。 縮小処理における本システムの動作フロー例を示す図である。 拡大処理における本システムの動作フロー例を示す図である。
符号の説明
10 タッチパネル
11 特定領域内判定手段
12 表示処理手段
20 CPU
30 通信インタフェース
40 メモリ
100 バス
A1 縮小アイコン
A2、A4、A8、A16 拡大アイコン
WK 枠

Claims (7)

  1. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御システムであって、前記タッチパネル上での接触位置が特定領域内であるか判定する特定領域内判定手段と、前記特定領域内判定手段によって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された場合に、前記タッチパネルへの接触が解除されたか判定する接触解除判定手段と、前記特定領域内判定手段によって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された直後から、前記接触解除判定手段によって前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定されるまでの間に、前記タッチパネルへの接触により描かれた軌跡に応じて、前記表示内容についてよりスケールの細かい情報のデータを取得してそのスケールで表示する拡大処理又はよりスケールの粗い情報のデータを取得してそのスケールで表示する縮小処理のいずれか一方を行う表示処理手段とを含み、
    前記接触位置が縮小処理指示のための領域内であると前記特定領域内判定手段によって判定された場合に、前記表示処理手段は、前記接触解除判定手段により前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定された時の軌跡の終了位置に応じて縮小処理を行い、
    さらに、前記表示処理手段は、前記軌跡が描かれる途中の接触位置に応じて縮小表示によるプレビュー画面を表示する
    ことを特徴とするタッチパネル表示制御システム。
  2. 前記接触位置が拡大処理指示のための領域内であると前記特定領域内判定手段によって判定された場合に、前記表示処理手段は枠を表示し、前記軌跡が描かれる途中の接触位置に応じて前記枠を移動させ、前記接触解除判定手段により前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定された時に、枠内の表示内容について拡大処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル表示制御システム。
  3. 前記拡大処理指示のための領域は、複数種類の拡大率に対応して複数設けられ、前記表示処理手段は、前記接触位置によって選択された拡大率に対応する大きさの前記枠を表示することを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル表示制御システム。
  4. 前記表示処理手段は、前記タッチパネルへの接触状態が解除されたタイミングで、新たに取得すべき表示データの位置及びスケールが確定することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のタッチパネル表示制御システム。
  5. 前記接触位置が前記特定領域内ではないと判定された場合に、前記表示処理手段は、その判定直後に描かれた軌跡に応じて前記表示内容について移動処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のタッチパネル表示制御システム。
  6. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容を制御するタッチパネル表示制御方法であって、前記タッチパネル上での接触位置が特定領域内であるか判定する特定領域内判定ステップと、前記特定領域内判定手段によって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された場合に、前記タッチパネルへの接触が解除されたか判定する接触解除判定ステップと、前記特定領域内判定ステップによって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された直後から、前記接触解除判定ステップによって前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定されるまでの間に、前記タッチパネルへの接触により描かれた軌跡に応じて前記表示内容についてよりスケールの細かい情報のデータを取得してそのスケールで表示する拡大処理又はよりスケールの粗い情報のデータを取得してそのスケールで表示する縮小処理のいずれか一方を行う表示処理ステップとを含み、
    前記接触位置が縮小処理指示のための領域内であると前記特定領域内判定ステップにおいて判定された場合に、前記表示処理ステップにおいては、前記接触解除判定ステップにおいて前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定された時の軌跡の終了位置に応じて縮小処理を行い、
    さらに、前記表示ステップにおいて、前記軌跡が描かれる途中の接触位置に応じて縮小表示によるプレビュー画面を表示する
    ことを特徴とするタッチパネル表示制御方法。
  7. タッチパネル上で接触により描かれた軌跡に基づいて前記タッチパネルの表示内容をコンピュータによって制御するタッチパネル表示制御プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記タッチパネル上での接触位置が特定領域内であるか判定する特定領域内判定手段、
    前記特定領域内判定手段によって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された場合に、前記タッチパネルへの接触が解除されたか判定する接触解除判定手段、
    前記特定領域内判定手段によって前記接触位置が前記特定領域内であると判定された直後から、前記接触解除判定手段によって前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定されるまでの間に、前記タッチパネルへの接触により描かれた軌跡に応じて前記表示内容についてよりスケールの細かい情報のデータを取得してそのスケールで表示する拡大処理又はよりスケールの粗い情報のデータを取得してそのスケールで表示する縮小処理のいずれか一方を行う表示処理手段、
    として機能させ、
    前記接触位置が縮小処理指示のための領域内であると前記特定領域内判定手段によって判定された場合に、前記表示処理手段は、前記接触解除判定手段により前記タッチパネルへの接触が解除されたと判定された時の軌跡の終了位置に応じて縮小処理を行い、
    さらに、前記表示処理手段は、前記軌跡が描かれる途中の接触位置に応じて縮小表示によるプレビュー画面を表示することを特徴とするタッチパネル表示制御プログラム。
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