JP4751876B2 - 可変減衰器 - Google Patents

可変減衰器 Download PDF

Info

Publication number
JP4751876B2
JP4751876B2 JP2007337645A JP2007337645A JP4751876B2 JP 4751876 B2 JP4751876 B2 JP 4751876B2 JP 2007337645 A JP2007337645 A JP 2007337645A JP 2007337645 A JP2007337645 A JP 2007337645A JP 4751876 B2 JP4751876 B2 JP 4751876B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable attenuator
variable
attenuation
switch
switches
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007337645A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009159491A (ja
Inventor
孝朗 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007337645A priority Critical patent/JP4751876B2/ja
Publication of JP2009159491A publication Critical patent/JP2009159491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4751876B2 publication Critical patent/JP4751876B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Attenuators (AREA)

Description

本発明は、半導体集積回路に関し、特に通信装置に搭載される可変減衰器に関する。
高周波無線回路では信号強度を調整するために可変減衰器が用いられる。また、高周波無線回路では大きな信号強度調整範囲が必要となるため、対数スケールで、可変減衰器が構成される。
例えば、直列抵抗型の可変減衰器を図1に示す。図1において、Xは任意の基準抵抗値である。図1に示す可変減衰器では、該減衰量を0dB、−6dB、−12dB、−18dB、−24dBとすることができる。すなわち、この例では、調整可能な減衰量の減衰幅を示す可変減衰幅は6dBとなる。この可変減衰器では、直列に接続された抵抗のうち信号を取り出す位置をスイッチによって切り替える。このようにすることにより、入力信号の分割比を変更できるため、可変減衰機能を実現できる。例えば、スイッチSW2をONにすると減衰量は、式(1)に示すように計算される。
20*log((8*X)/(8*X+4*X+2*X+X+X))=20*log((8*X)/(16*X))=20*log(1/2)=-6dB(1)
図1において、高周波回路1は可変減衰器の信号を受ける増幅器やバッファである。
次に、高周波無線回路で用いられる可変減衰器の他の構成例を図2に示す。この可変減衰器では、微調用の減衰器(微調用可変減衰器)と粗調用の減衰器(粗調用可変減衰器)とを組合せることにより、広い可変減衰量幅が実現される。ここで、可変減衰量幅は、調整可能な減衰量を示す。例えば、微調用可変減衰器の可変減衰幅を−0.5dBとし、該可変減衰幅で12段階の調整を可能とする。従って、微調用可変減衰器では、合計0dBから−5.5dBの間で調整可能となる。また、粗調用減衰器の可変減衰幅を−6dBとし、該可変減衰幅で5段階の調整を可能とする。従って、粗調用減衰器では、合計0dBから−24dBの間で調整可能となる。
具体的には、微調用可変減衰器のスイッチSW11からSW22までが順次切替えられ、12段階の減衰量の変更が行われる。例えば、スイッチSW11がONにされた場合には、入力信号は減衰せず、そのまま該入力信号が伝送される。この例では、スイッチが切替えられることにより、0.5dBずつ減衰量を変更することができる微調用可変減衰器が示される。すなわち、この微調用可変減衰器の可変減衰幅は、0.5dBとなる。その後、粗調用可変減衰器のスイッチのSW52をONに切り替え、微調用可変減衰器のスイッチSW11をONにする。その結果、減衰量は−6dBとなる。粗調用可変減衰器のスイッチSW52がONの状態で、微調用可変減衰器のスイッチをSW11からSW22までが順次切替えられ、12段階の変更が行われる。その後、粗調用可変減衰器のスイッチSW53をONに切り替え、微調用可変減衰器のスイッチのSW11をONにする。粗調用可変減衰器のスイッチSW53がONの状態で、微調用可変減衰器のスイッチをSW11からSW22までが順次切替えられ、12段階の変更が行われる。粗調用可変減衰器のスイッチのSW54をONに切り替え、微調用可変減衰器のスイッチSW11をONにする。粗調用可変減衰器のスイッチSW54がONの状態で、微調用可変減衰器のスイッチSW11からSW22までが順次切替えられ、12段階の変更が行われる。このような制御を繰り返すことにより、図3に示すように0dBから−29.5dBまで線形な減衰量の調整範囲が得られる。図3に示される可変減衰器の特性例では、減衰量設定コードに対する減衰量変化が示される。ここで、減衰量設定コードとは、要求される減衰量と、オンにするスイッチとの関係を示したものである。
特に、高周波無線回路で使用される可変減衰器では、線形性が要求され、減衰量の調整範囲において決められた減衰量偏差以内で線形に調整することが必要となる。ここで、減衰量偏差とは、減衰量の線形特性に対するズレ量を示す。図3に示される例では、減衰量の調整範囲0dBから−29.5dBにおいて、予め決定された±0.5dBの減衰量偏差以内で線形に調整することが要求される。
特開2005−117489号公報
しかし、無線方式毎に異なる要求性能への対応や半導体製造工程におけるばらつき補正のために可変減衰器の可変減衰幅を変更したい要求がある。例えば、微調用可変減衰器の可変減衰幅のみを変更した場合には、図4に示すように、その可変減衰量の特性において、微調用減衰器の可変減衰幅と粗調用減衰器の可変減衰幅がずれてしまうため、その特性が階段状になるため線形性を満たさなくなる。図4には、一例として微調用可変減衰器の可変減衰幅を大きくした場合を示す。例えば、図2に示す可変減衰器において、微調用可変減衰器の可変減衰幅が0.6dBに変更された場合、微調用可変減衰器のスイッチSW22がオンにされた場合の減衰量は−6.6dBとなる。その後、粗調用可変減衰器のスイッチSW52がONに切り替えられ、微調用可変減衰器のスイッチのSW11がONに切替えられた場合には、理想的には−7.2dBとなるのが好ましい。しかし、この場合の減衰量は−6.0dBとなり、その差は1.2dBとなる。従って、要求される減衰量幅が±0.5dBである場合には、該減衰量幅を満たさないことになる。
また、図2に示した可変減衰器では、可変減衰幅の調整機能がないため、可変減衰幅を変更することができない。可変減衰器に関して、小さなステップ幅と大きなステップ幅で減衰量を調整するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この可変減衰器では、減衰量の線形性を維持できない。
そこで、線形性を維持しつつ、可変減衰幅を調整することができる可変減衰器を提供する。
この可変減衰器は、
入力端子に接続される微調用可変減衰器と、
前記微調用可変減衰器の出力に接続される粗調用可変減衰器と
を含む可変減衰器であって、
前記微調用可変減衰器は、一端が前記入力端子に接続されるとともに直列に接続された第1ラダー抵抗と、
該第1ラダー抵抗の両端および該第1ラダー抵抗間のノードと前記微調用可変減衰器の出力とを選択的に接続して減衰量を調整する複数の第1のスイッチと、
前記第1ラダー抵抗の他端に接続されるとともに、並列に配置される複数の第2スイッチと、
一端が前記複数の第2スイッチのそれぞれに接続されるとともに他端が共通端子に接続され、抵抗値が異なる複数の抵抗と
を有し、
前記粗調用可変減衰器は、
直列に接続された第2ラダー抵抗と、
該第2ラダー抵抗の一端および該第2ラダー抵抗間のノードと前記粗調用可変減衰器の出力とを選択的に接続して減衰量を調整する複数の第3スイッチと
を有することを要件とする。
開示の可変減衰器によれば、線形性を維持しつつ、可変減衰幅を調整することができる効果を奏する。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
(第1の実施例)
本発明の実施例に係る可変減衰器について、図5を参照して説明する。
本実施例に係る可変減衰器1000は、微調用可変減衰器100と、粗調用可変減衰器200とを有する。本実施例に係る可変減衰器は高周波に適用してもよいし、低周波に適用してもよい。例えば、本実施例に係る可変減衰器は、通信装置に搭載される。
微調用可変減衰器100は、ラダー抵抗R101、R102〜R110及びR111と、スイッチSW101、SW102〜SW111及びSW112とを有する。例えば、ラダー抵抗R101、R102〜R110及びR111は直列に接続され、スイッチSW101、SW102〜SW111及びSW112は該ラダー抵抗R101、R102〜R110及びR111を橋絡する。また、微調用可変減衰器100は、ラダー抵抗R111に直列に接続される、それぞれ並列に接続されたスイッチSWa、SWb及びSWcと、スイッチSWa、SWb及びSWcに、それぞれ接続された抵抗R112a、R112b及びR112cとを有する。抵抗R112a、R112b及びR112cのスイッチSWa、SWb及びSWcと接続されていない他方の端子は共通端子に接続される。本実施例では、一例として、微調用可変減衰器100に含まれるラダー抵抗が、11個の抵抗を含む場合について説明するが、適宜変更できる。また、ラダー抵抗の有する抵抗の数に応じて、スイッチの数も変更される。また、その抵抗値も、微調用可変減衰器100に対して要求される減衰量に応じて、適宜変更可能である。
粗調用可変減衰器200は、ラダー抵抗R201、R202〜R210、R211、R212及びR213と、スイッチSW201、SW202a、SW202b、SW202c〜SW205a、SW205b及びSW205cとを有する。例えば、ラダー抵抗R201、R202〜R210、R211、R212及びR213は直列に接続され、スイッチSW201、SW202a、SW202b、SW202c〜SW205a、SW205b及びSW205cは該ラダー抵抗R201、R202〜R210、R211、R212及びR213を橋絡する。抵抗R213の抵抗R212と接続されていない他方の端子は共通端子に接続される。本実施例では、一例として、粗調用可変減衰器200に含まれるラダー抵抗が、13個の抵抗を含む場合について説明するが、適宜変更できる。また、ラダー抵抗の有する抵抗の数に応じて、スイッチの数も変更される。また、その抵抗値も、粗調用可変減衰器200に対して要求される減衰量に応じて、適宜変更可能である。
また、本実施例に係る可変減衰器1000は、高周波回路300を有する。高周波回路300は、その入力が微調用可変減衰器100の出力と接続され、その出力が粗調用可変減衰器200の入力に接続される。言い換えれば、高周波回路300は、微調用可変減衰器100と粗調用可変減衰器200との間に備えられる。高周波回路300は、微調用可変減衰器100と粗調用可変減衰器200とを分離するために使用される。この場合、高周波回路300は、アイソレーションと呼ばれてもよい。微調用可変減衰器100の減衰量を変更するために、該微調用可変減衰器100の有する抵抗が変更されると、粗調用可変減衰器200に影響を及ぼす。高周波回路300を有することによりその影響を低減することができる。特に、高周波に適用する観点からは、高周波回路300を有することが好ましい。このように構成することにより、微調用可変減衰器100のスイッチの切り替えによる影響を低減できる。
また、本実施例に係る可変減衰器1000は、高周波回路400を有する。高周波回路400は、その入力が粗調用可変減衰器200の出力と接続される。高周波回路400は粗調用可変減衰器200の出力信号を受信し、増幅器やバッファとして機能する。また、高周波回路300と同様に粗調用可変減衰器200の次段に接続される回路による影響を低減できる。
本実施例に係る可変減衰器1000では、微調用可変減衰器100の最下部の抵抗、すなわち抵抗R112a、R112b及びR112cをスイッチによって切り替える構成とする。例えば、スイッチSWa、SWb及びSWcのうちいずれか1つを選択することにより、微調用可変減衰器100の最下部の抵抗R112a、R112b及びR112cのうちのいずれか1つが選択される。抵抗R112a、R112b及びR112cの抵抗値は、それぞれ異なる。
本実施例に係る可変減衰器1000では、微調用可変減衰器100の最下部の抵抗を切替えることにより、その微調用可変減衰器100の可変減衰幅を変更する。すなわち、微調用可変減衰器100の最下部の抵抗の抵抗値に応じて、該微調用可変減衰器100の可変減衰幅が変更される。具体的には、微調用可変減衰器100では、直列に接続された抵抗を合成した合成抵抗値の逆数により、その可変減衰幅が決定される。具体的には、その抵抗値が大きいものが選択された場合には微調用可変減衰器100の可変減衰幅が小さくなる。入力信号の分割比が小さくなるためである。また、微調用可変減衰器100の最下部の抵抗として、その抵抗値が小さいものが選択された場合には微調用可変減衰器100の可変減衰幅が大きくなる。入力信号の分割比が大きくなるためである。例えば、抵抗値が、抵抗R112a>抵抗R112b>抵抗R112cである場合、微調用可変減衰器100のスイッチSWaがオンにされ、抵抗R112aが選択された場合には、抵抗R112b及びR112cが選択された場合よりも、微調用可変減衰器100の可変減衰幅が小さくなる。また、例えば、抵抗値が、抵抗R112a>抵抗R112b>抵抗R112cである場合、微調用可変減衰器100のスイッチSWcがオンにされ、抵抗R112cが選択された場合には、抵抗R112a及びR112bが選択された場合よりも、微調用可変減衰器100の可変減衰幅が大きくなる。
本実施例においては、一例として、微調用可変減衰器100の最下部の抵抗として、3種類の抵抗を有する場合について説明するが、2種類でもよいし、4種類以上としてもよい。抵抗の種類を増加させることにより、変更できる可変減衰幅の種類を増加させることができる。
また、本実施例に係る可変減衰器1000では、粗調用可変減衰器200では、微調用可変減衰器100により選択された可変減衰幅に応じて、スイッチSW201、SW202a、SW202b、SW202c〜SW205a、SW205b及びSW205cのうち、選択されるスイッチが対応付けられる。すなわち、微調用可変減衰器100により選択された可変減衰幅に基づいて、スイッチ(SW201、SW202a、SW202b、SW202c〜SW205a、SW205b、SW205c)のうち、制御可能なスイッチが選択される。
本実施例では、微調用可変減衰器100において変更可能である可変減衰幅の種類が3種類であるため、粗調用可変減衰器200においては、スイッチSW201、SW202a、SW202b、SW202c〜SW205a、SW205b及びSW205cが3個のスイッチ毎にグループ化されることによりスイッチ群が構成される。この3つのスイッチで構成されたスイッチ群に含まれる各スイッチがスイッチSWa、SWb及びSWcと対応付けられる。すなわち、3つのスイッチによりスイッチ群を構成し、微調用可変減衰器100により選択された可変減衰幅に基づいて、各スイッチ群から制御可能であるスイッチが1つ選択される。言い換えれば、微調用可変減衰器100において選択された可変減衰幅に基づいて決定される調整可能な減衰量に応じて、粗調用可変減衰器200に含まれるスイッチSW201、SW202a、SW202b、SW202c〜SW205a、SW205b及びSW205cのうち、選択できるスイッチが決定される。粗調用減衰器200のスイッチが選択された場合に、減衰量の線形性を維持するという観点からは、微調用可変減衰器100において調整可能な減衰量に、その可変減衰幅を加えた減衰量となるように、粗調用可変減衰器200に含まれるスイッチSW201、SW202a、SW202b、SW202c〜SW205a、SW205b及びSW205cのうち、選択できるスイッチが決定されるのが好ましい。但し、予め決定される減衰量幅を満たす限りにおいて、粗調用可変減衰器200に含まれるスイッチSW201、SW202a、SW202b、SW202c〜SW205a、SW205b及びSW205cのうち、選択できるスイッチの変更は可能である。
例えば、スイッチSWaが選択された場合には、スイッチSW202a、SW203a、SW204a及びSW205aのいずれかを選択できる。また、スイッチSWbが選択された場合には、スイッチSW202b、SW203b、SW204b及びSW205bのいずれかを選択できる。また、スイッチSWcが選択された場合には、スイッチSW202c、SW203c、SW204c及びSW205cのいずれかを選択できる。
例えば、微調用可変減衰器100により選択された可変減衰幅が小さい場合には、粗調用可変減衰器200のスイッチ群に含まれるスイッチのうち、上側のスイッチが選択される。言い換えれば、(相対的に)小さな減衰量となるスイッチが選択される。上側のスイッチが選択されることにより、共通端子からスイッチ取り出し位置の抵抗を大きくできる。このように構成することにより、粗調用可変減衰器200の可変減衰幅も小さくできる。また、微調用可変減衰器100により選択された可変減衰幅が大きい場合には、粗調用可変減衰器200のスイッチ群に含まれるスイッチのうち、下側のスイッチが選択される。言い換えれば、(相対的に)大きな減衰量となるスイッチが選択される。下側のスイッチが選択されることにより、共通端子からスイッチ取り出し位置の抵抗を小さくできる。このように構成することにより、粗調用可変減衰器200の可変減衰幅も大きくできる。
このように、微調用可変減衰器100により選択された可変減衰幅の設定が小さい場合には粗調用可変減衰器200の可変減衰幅も小さくし、微調用可変減衰器100により選択された可変減衰幅の設定が大きい場合には粗調用可変減衰器200の可変減衰幅も大きくする。言い換えれば、微調用可変減衰器の可変減衰幅と粗調用可変減衰器の可変減衰幅とを連動して選択できるようにすることにより、線形性を保持して可変減衰幅を調整できる。
また、本実施例に係る可変減衰器1000は、選択手段としてのデコーダ(変換部)500を有する。また、デコーダ(復号器)500は、変換テーブルを有する。デコーダ500には、減衰量設定コードが入力される。この減衰量設定コードは、制御側、具体的にはオペレータにより入力されてもよい。デコーダ500は、入力された減衰量設定コードに基づいて、該減衰量設定コードをスイッチ制御信号にデコード(変換)する。例えば、デコーダ500は、図6に示すような減衰量設定変換テーブルを有する。図6に示される減衰量設定変換テーブルでは、微徴用可変減衰器100において選択された可変減衰幅毎に変換テーブルが用意される。図6において、「○」は、スイッチがオンにされることを示している。
入力された減衰量設定コードに基づいて、該減衰量設定コードをスイッチ制御信号にデコードして、減衰量の調整を行った結果、図7に示すように、微調用可変減衰器の可変減衰幅に対応して、粗調用可変減衰器の可変減衰幅も連動して制御されるため、減衰量設定コードに対する減衰量は線形性を維持する。
本実施例に係る可変減衰器によれば、線形性を保持したままで、可変減衰幅を調整できる。
(第2の実施例)
本発明の他の実施例に係る可変減衰器について、図8を参照して説明する。
本実施例に係る可変減衰器1000は、図5を参照して説明した可変減衰器において、可変幅制御器600と、切替え手段としてのスイッチSW206とを有するようにしたものである。
デコーダ500には、減衰量設定コードが入力される。デコーダ500は、入力された減衰量設定コードに基づいて、該減衰量設定コードをスイッチ制御信号にデコード(変換)する。例えば、デコーダ500は、図9に示すような減衰量設定変換テーブルを有する。図9に示される減衰量設定変換テーブルでは、可変減衰幅毎ではなく変換テーブルが1つ用意される。図9において、「○」は、スイッチがオンにされることを示している。
図9によれば、微調用可変減衰器100において選択された可変減衰幅毎に減衰量設定コードからスイッチ制御信号にデコード(変換)するためのテーブルを用意することなく、1種類とできる。また、減衰量設定コードも55種類と、第1の実施例と比較して少なくできる。
可変幅制御器600は、微調用可変減衰器100の最下部抵抗を切替える。例えば、微調用可変減衰器100は、スイッチSWa、SWb及びSWcのうちいずれか1つをオンにすることにより、最下部抵抗、すなわち抵抗R112a、112b及び112cのうち、いずれか1つを選択するように切替える。
また、可変幅制御器600は選択した微調用可変減衰器100の最下部抵抗に応じて、スイッチSW206により、スイッチ群に含まれるスイッチのうち、制御可能なスイッチを選択する。
デコーダ500の外部に微調可変減衰器100の最下部抵抗を切り替える可変幅制御器600と選択されたスイッチに連動してデコーダ出力を切り替えるスイッチSW206を有することにより、減衰量設定コードからスイッチ制御信号にデコード(変換)するためのテーブルが1種類とできる。このため、変換テーブルを記憶させるための容量を低減できる。例えば、読み込みに必要とされるレジスタ量を低減できる。
(第3の実施例)
本発明の他の実施例に係る可変減衰器について、図10を参照して説明する。
本実施例に係る可変減衰器1000は、上述した第1及び第2の実施例において、抵抗が具体的に適用される。本実施例に係る可変減衰器1000の構成は、図5及び図8を参照して説明した構成と同様である。図10において、X1、X2は任意の基準となる抵抗値を示す。図10において、図5に示されるデコーダ500、図8に示されるデコーダ500及び可変制御器600は省略される。
図10に示される例では、スイッチSWaが選択された場合の可変減衰幅は0.4dB、スイッチSWbが選択された場合の可変減衰幅は0.5dB、スイッチSWcが選択された場合の可変減衰幅は0.6dBとなる。
さらに、微調用可変減衰器100のスイッチSWa、SWb及びSWcの変更による最下部抵抗の変更に連動して、粗調用可変減衰器200において、該最下部抵抗に対応するスイッチを切り替えることにより、図7を参照して説明したように線形性を保持して減衰器の可変減衰幅を調整することができる。
上述した実施例においては、説明のため具体的な抵抗値や減衰量を示したが、この値が本発明を制限するものではない。また、本実施例においては、微調用可変減衰器100の出力信号が、高周波回路300を介して、粗調用可変減衰器200に入力される場合について説明したが、逆にしてもよい。この場合、粗調用可変減衰器200の出力信号が、高周波回路300を介して、微調用可変減衰器100に入力されるように構成される。
本発明の実施例によれば、微調と粗調の直列抵抗型の可変減衰器を組合わせた可変減衰器において、微調可変減衰器の最下部抵抗により可変減衰幅を変更するとともに、その変更された可変減衰幅に連動するように、粗調可変減衰器の可変減衰幅も選択できるようにすることにより、線形性を保持したままで、可変減衰幅を調整可能な可変減衰器を実現できる。
(付記1)
微調と粗調の直列抵抗型の可変減衰手段を組み合わせた可変減衰器であって、
前記微調及び粗調の可変減衰手段は、直列に接続されたラダー抵抗と、該ラダー抵抗を橋絡し、減衰量を調整する複数の第1のスイッチとを有し、前記粗調の可変減衰手段の前記直列に接続されたラダー抵抗は、前記粗調の可変減衰手段の入力と共通端子間に接続され、
前記微調の可変減衰手段の前記直列に接続されたラダー抵抗に直列に接続された、複数の並列に接続された第2のスイッチと、
該第2のスイッチにそれぞれ接続され、その抵抗値が異なる抵抗と、
前記複数の第2のスイッチのうち、選択されたスイッチに応じて、前記粗調の可変減衰手段に含まれる第1のスイッチを選択する選択手段と
を有し、
前記微調の可変減衰手段の前記直列に接続されたラダー抵抗と、前記複数の第2スイッチと、前記抵抗値が異なる抵抗は、微調の可変減衰手段の入力と共通端子の間に接続されることを特徴とする可変減衰器。
(付記2)
付記1に記載の可変減衰器において、
前記選択手段は、前記微調の可変減衰手段において調整可能な減衰量に応じて、前記粗調の可変減衰手段に含まれる第1のスイッチを選択することを特徴とする可変減衰器。
(付記3)
付記2に記載の可変減衰器において、
前記選択手段は、可変減衰幅が、前記微調の可変減衰手段において調整可能な減衰量に、その可変減衰幅を加えた減衰量となるように、前記粗調の可変減衰手段に含まれる第1のスイッチを選択することを特徴とする可変減衰器。
(付記4)
付記1ないし3のいずれか1項に記載の可変減衰器において、
前記粗調の可変減衰手段に含まれる複数の第1のスイッチは、複数にグループ分けされ、
前記複数の第2のスイッチの各々と、前記グループに含まれる第1のスイッチとが対応付けられ
前記選択手段は、選択された第2のスイッチに基づいて、前記グループに含まれる第1のスイッチのうち、該第2のスイッチに対応付けられたスイッチを選択することを特徴とする可変減衰器。
(付記5)
付記4に記載の可変減衰器において、
前記複数の第2のスイッチのうち、いずれか1つを選択できるように切替える可変幅制御手段と、
前記グループに含まれる第1のスイッチのうち、前記可変利得制御手段により切替えられた第2のスイッチに対応するスイッチを選択できるように切替える切替え手段
を有することを特徴とする可変減衰器。
(付記6)
付記1ないし5のいずれか1項に記載の可変減衰器において、
前記微調の可変減衰手段と前記粗調の可変減衰手段とを分離するアイソレーション
を有することを特徴とする可変減衰器。
(付記7)
付記1ないし6のいずれか1項に記載の可変減衰器を有する通信装置。
直列抵抗型可変減衰器の一例を示す説明図である。 無線回路で使用される可変減衰器の一例を示す説明図である。 可変減衰器の特性例を示す説明図である。 可変減衰器の特性例を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る可変減衰器を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る可変減衰器における減衰量設定変換テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る可変減衰器の特性例を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る可変減衰器を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る可変減衰器における減衰量設定変換テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る可変減衰器を示す部分ブロック図である。
符号の説明
1、2 高周波回路
R1、R2、R3、R4、R5 抵抗
SW1、SW2、SW3、SW4、SW5 スイッチ
R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R51、R52、R53、R54、R55 抵抗
SW11、SW12、SW13、SW14、SW15、SW16、SW17、SW18、SW19、SW20、SW21、SW22、SW51、SW52、SW53、SW54、SW55 スイッチ
R101、R102、R103、R104、R105、R106、R107、R108、R109、R110、R111、R112a、R112b、R112c、R201、R202、R203、R204、R205、R206、R207、R208、R209、R210、R211、R212、R213 抵抗
SW201、SW202a、SW202b、SW202c、SW203a、SW203b、SW203c、SW204a、SW204b、SW204c、SW205a、SW205b、SW205c、SW206 スイッチ
300、400 高周波回路
500 デコーダ
502 変換テーブル
600 可変幅制御部
1000 可変減衰器

Claims (5)

  1. 入力端子に接続される微調用可変減衰器と、
    前記微調用可変減衰器の出力に接続される粗調用可変減衰器と
    を含む可変減衰器であって、
    前記微調用可変減衰器は、
    一端が前記入力端子に接続されるとともに直列に接続された第1ラダー抵抗と、
    該第1ラダー抵抗の両端および該第1ラダー抵抗間のノードと前記微調用可変減衰器の出力とを選択的に接続して減衰量を調整する複数の第1のスイッチと、
    前記第1ラダー抵抗の他端に接続されるとともに、並列に配置される複数の第2スイッチと、
    一端が前記複数の第2スイッチのそれぞれに接続されるとともに他端が共通端子に接続され、抵抗値が異なる複数の抵抗と
    を有し、
    前記粗調用可変減衰器は、
    直列に接続された第2ラダー抵抗と、
    該第2ラダー抵抗の一端および該第2ラダー抵抗間のノードと前記粗調用可変減衰器の出力とを選択的に接続して減衰量を調整する複数の第3スイッチと
    を有することを特徴とする可変減衰器。
  2. 請求項1に記載の可変減衰器において、
    減衰量設定コードに基づいて前記第1スイッチを選択するための選択信号を出力する選択手段
    を有することを特徴とする可変減衰器。
  3. 請求項2に記載の可変減衰器において、
    前記選択手段は、前記粗調用可変減衰器の第2可変減衰幅が、前記微調用可変減衰器において選択された第1可変減衰幅に基づいて決定される調整可能な減衰量に前記第1可変減衰幅を加えた減衰量となるように、前記第3スイッチを選択することを特徴とする可変減衰器。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の可変減衰器において、
    前記第3スイッチは、複数にグループ分けされ、
    前記複数の第2スイッチの各々と、前記グループに含まれる第3のスイッチとが対応付けられ、
    前記選択手段は、選択された第2スイッチに基づいて、前記グループに含まれる第3スイッチのうち、前記選択された第2スイッチに対応付けられた第3スイッチを選択することを特徴とする可変減衰器。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の可変減衰器において、
    前記微調可変減衰と前記粗調可変減衰の間に配置される高周波回路
    を有することを特徴とする可変減衰器。
JP2007337645A 2007-12-27 2007-12-27 可変減衰器 Expired - Fee Related JP4751876B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337645A JP4751876B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 可変減衰器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337645A JP4751876B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 可変減衰器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009159491A JP2009159491A (ja) 2009-07-16
JP4751876B2 true JP4751876B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=40962958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007337645A Expired - Fee Related JP4751876B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 可変減衰器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4751876B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111817689A (zh) * 2020-07-22 2020-10-23 浙江大学 高线性衰减器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10505511B1 (en) 2018-06-20 2019-12-10 Psemi Corporation High resolution attenuator or phase shifter with weighted bits
CN113268912A (zh) * 2021-06-30 2021-08-17 中国计量科学研究院 一种分布式电阻衰减器的设计优化方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111817689A (zh) * 2020-07-22 2020-10-23 浙江大学 高线性衰减器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009159491A (ja) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4751876B2 (ja) 可変減衰器
JP5881930B2 (ja) 誤り訂正符号化装置および誤り訂正復号装置
US20090033413A1 (en) Gain controlled amplifier and cascoded gain controlled amplifier based on the same
KR20130069141A (ko) 디지털 코드에 따라 지수적으로 제어되는 가변 이득과 차단주파수를 특성을 갖는 필터 및 증폭기
US6922046B2 (en) Variable impedance network with coarse and fine controls
JP2009535864A (ja) 指数デジタル−アナログ変換器
US10840930B2 (en) System and method for digital-to-analog converter with switched resistor networks
WO2010088293A2 (en) Channel select filter apparatus and method
WO2017178264A1 (en) Method and apparatus for forward error correction encoding
US8130056B2 (en) Thermometer coded attenuator
US6552519B1 (en) Variable impedance network for an integrated circuit
KR20130124025A (ko) 디지털 코드에 따라 지수적으로 제어되는 차단주파수 특성을 갖는 필터 및 증폭기
JP2008131383A (ja) 音質調整回路及び信号特性調整回路
US6819768B1 (en) Volume control device using a digitally adjustable resistor
WO2011088246A1 (en) Area-optimized analog filter with bandwidth control by a quantized scaling function
US7482891B2 (en) Interpolating programmable gain attenuator
CN111294700B (zh) Pop噪声抑制装置、功率放大器和电子设备
JP6643560B2 (ja) デジタル・アナログコンバータ
KR100884591B1 (ko) 온 다이 터미네이션 회로
EP2309643A1 (en) R/2R programmable gain amplifier
US5245668A (en) Device for aurally compensated loudness control
JP4007151B2 (ja) 音量調整回路
US20110025396A1 (en) Digital Attenuator Circuits and Methods for Use thereof
EP1608074B1 (en) Digital-analog converter circuit
JP7462584B2 (ja) 高周波集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110404

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees