JP4751615B2 - 放射性同位体を製造する装置及び方法 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、放射性同位体の前駆物質を含むターゲット物質に帯電粒子ビームを照射することによって、例えば18Fのような放射性同位体を製造する装置及び方法に係わる。
本発明の用途の1つは、核医学、特にポジトロン放出断層撮影に係わる。
技術的背景及び公知技術
ポジトロン放出断層撮影(PET)は、正確且つ非侵襲性の医療用造影技術である。実用に際しては、生体内崩壊の結果としてγ線を放出するポジトロン放出放射性同位体で標識された放射性製剤が患者の器官に注入される。注入された放射性同位体の体内分布を3次元で再構成し、その組織濃度を得るために、このγ線は、造影装置によって検出・分析される。
フッ素18(T1/2=109.6min)は問題として取上げられる4つの軽いポジトロン放出放射性同位体(13N、11C、15O、18F)のうち、製造現場外での利用を可能にするに充分な長い半減期を有する唯一の放射性同位体である。
問題の放射性同位体、即ち、フッ素18から合成される種々の放射性製剤のうち、2−[18F]フルオロ−2−デオキシ−D−グルコース(FDG)はポジトロン放出断層撮影に最も頻繁に使用される放射性トレーサである。それは、解析されるべき腫瘍、心臓疾患、各種脳疾患におけるグルコース代謝の分析を可能にする。
18F放射性同位体は、ここでは、18O−濃縮水(H 18O)であるターゲット物質に帯電粒子、具体的には陽子のビームを照射することによって製造される。放射性同位体の製造に際しては、前駆物質として使用されるターゲット物質を収容するように金属部品に“堀リ空けられた”空洞を有する装置を使用するのが一般的である。
ターゲット物質が収容される空洞は、照射ビームの帯電粒子を透過させる“照射窓”によって密封される。帯電粒子とターゲット物質との相互作用から所要(interest)の放射性同位体の生成につながる核反応が起こる。
帯電粒子ビームは、有利には、サイクロトロンのような加速器によって加速される。
放射性同位体、特に18F放射性同位体に対する需要が益々増大しつつある現状では、常に、より多くの放射性同位体を生産するために核反応による収量を増大させることが要望されている。増産の手段として、帯電粒子(陽子)のエネルギーを加減し、この場合には大きなターゲットの収量が粒子エネルギーに依存することを利用するか、又は、ビームの強度を加減し、この場合にはターゲット物質に衝突する加速粒子の数が加減される。
しかし、加速された粒子ビームを照射されたターゲット物質によって放散される出力(power)が、使用される粒子ビームの強度及び/またはエネルギーを制限する。
これは、ターゲット物質によって放散される出力(power)が下記式(1)から粒子ビームのエネルギーと強度によって決定されるからである:

P(ワット)=E(MeV)×I(μA) (1)
但し、
‐P = ワットで表される出力;
‐E = MeVで表されるビームのエネルギー;
‐I = μAで表されるビームの強度。
換言すると、ターゲット物質によって放散される出力(power)は、粒子ビームのエネルギー及び/または強度が高いほど高くなる。
従って、加速された帯電粒子ビームのエネルギー及び/または強度は、製造装置の空洞内、特に照射窓において、その窓の破損につながりかねない過剰な圧力または温度を急速に発生させることなく増大することはありえない。
しかも、18F放射性同位体を製造する場合、18O−濃縮水のコストが極めて高いから、空洞には極く少量の、せいぜい数ミリリットルのターゲット物質しか収容されない。従って、そのような少量を越えたターゲット物質の照射に伴って発生した熱の放散という問題が克服すべき重大な課題となる。典型例として0.2乃至5mlの18O−濃縮水の場合、強度50乃至100μAで18MeVの陽子ビームを数分間ないし数時間に亙って照射すると、放散される出力(power)は900乃至1800ワットである。
より一般的には、このようなターゲット物質による熱放散の問題があるため、放射性同位体の生成のための照射強度は、現状、照射されたターゲット物質2mlに対して40μAに制限されている。しかし、核医学用として現在使用されているサイクロトロンは、理論的には80乃至100μAまたはそれ以上の強度で陽子ビームを加速することができる。従って、現在のサイクロトロンによって生じた可能性が充分に活用されてはいないことは明白である。
放射性同位体製造装置内の空洞におけるターゲット物質による熱放散の問題を克服するための解決策が先行技術として既に提案されている。特に、ターゲット物質を冷却する手段を設けることが提案されている。
文献BE−A−1011263は、窓によって密閉され、ターゲット物質を収容する空洞を含む照射セルを開示しており、その空洞は、ターゲット物質を冷却するための冷却材の循環を可能にする二重壁ジャケットで囲まれている。さらに、ヘリウムによって照射窓を冷却することも考えられている。
しかし、この装置ではターゲット物質が静的であり、液体と容器との間の熱交換係数のためにこの構造での熱放散が物理的に制限される以上、このように構成された装置には種々の欠点がある。しかも、密閉された空洞内で高温に達するから、必然的に装置全体に圧力がかかる。つまり、そのような装置内で製造された18Fの量を“モニター”することは実際的には不可能であり、従って、放射能濃度及び収量に関して結果は帰納的に知られるのみである。
ターゲット物質を収容する空洞及びそのH 18Oターゲット物質が冷却されるように再循環させられる外部熱交換器を備えた照射セルを含む回路形態の装置を使用することも提案されている(1989年6月、バンクーバーにおける国際シンポジウムにおけるJongen 及び Morelleによる刊行物“Proceedings of the third workshop on targetry and target chemistry”, http://www.triumf.ca/wttc/proceedings.html)。従って、この装置は先に述べた先行技術の装置と比較して、ターゲット物質が再循環させられるから、“動的な”ターゲット物質を使用するという利点を有する。しかし、この装置及び方法は加圧手段を使用していないから、そのような装置においては、圧力制御が実質的な問題となる。さらに、この装置及び方法は、その詳細が説明されておらず、実際には実施するうえで大きな技術的困難に直面する可能性がある。
発明の目的
本発明の目的は、先行技術の装置及び方法の欠点を有しない、加速粒子ビームを照射されたターゲット物質から例えば18Fのような所要(interest)の放射性同位体を製造するための装置及び方法を提供することにある。
特に、本発明の目的は、この場合は18O−濃縮水(H 18O)から成るターゲット物質に、高電流強度、好ましくは40μAを超える電流強度の陽子ビームを照射することによって18Fのような所要(interest)の放射性同位体を製造する装置及び方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、作動状態において、即ち、照射中、つまり所要の放射性同位体の製造中に最大限の熱交換効率を確保する装置及び方法を提供することにある。
発明の概要
本発明は、加速帯電粒子のビームを照射されたターゲット流体から所要(interest)の放射性同位体を製造する装置に関し、その装置は、循環回路中に
‐ターゲット流体を収容し、照射窓によって閉じられるように形成され、少なくとも1つの入口及び少なくとも1つの出口を有する空洞を形成することができる金属製挿入体を含む照射セル;
‐循環回路内でターゲット流体を循環させるためのポンプ;
‐外部熱交換器;及び
‐ポンプ及び外部熱交換器によって構成されたターゲット流体のための外部冷却手段
を含み、前記装置が、さらに
前記循環回路のための加圧手段を含み、ターゲット流体が照射中空洞内においてほぼ液体状態に維持されるように前記ターゲット流体の外部冷却手段が構成されていることを特徴とする。
好ましくは、ポンプが、ターゲット流体を130℃未満の平均温度に維持するに充分な流量を発生させる。
好ましくは、ポンプが200ml/minを超える流量を発生させる。
好ましくは、ポンプが500ml/minを超える、好ましくは1000ml/minを超える、より好ましくは1500ml/minを超える流量を発生させる。
好ましくは、本発明の装置において、空洞が0.2乃至5.0mlのターゲット流体を収容できる。
好ましくは、装置が、循環回路内に総量が20ml未満のターゲット流体を収容するように構成されている。
有利には、空洞内のターゲット流体の流れにおいて渦流を形成するように入口及び出口が配置される。
好ましくは、入り口及び出口の一方が空洞に対してほぼ接線関係に配置される。
本発明の第1実施態様では、入り口及び出口が同じ中心線上の空洞の側面に配置される。
本発明の他の実施態様では、加速帯電粒子ビームが空洞窓と衝突点で衝突し、ターゲット流体の流入がビームと正面衝突するような形に前記衝突点で方向付けられる。
特に、“第2実施形態”として後述する実施態様によれば、空洞が仮想中心軸を有し、それを中心に空洞側面が構築され、出口が側面に接続され、入口が仮想中心軸に沿って配置される。
さらに、本発明の装置において、照射セルは内部冷却手段を含むことができる。
好ましくは、内部冷却手段が前記空洞を囲む二重壁ジャケットである。
内部冷却手段が空洞のための間接冷却手段であってもよい。
好ましくは、本発明の装置が照射セルの照射窓を冷却するためのヘリウム使用冷却手段を含む。
本発明の他の目的は、照射セル内で照射される所要(interest)放射性同位体の前駆物質としてのターゲット流体から加速帯電粒子のビームを用いて放射性同位体を製造する方法に係わり、照射セルが、ターゲット流体を収容し、照射窓によって閉じられた空洞を形成することができる金属製挿入体を含み、空洞が少なくとも1つの入口及び少なくとも1つの出口を有し、
前記方法は、ターゲット流体が、照射セルのほかに少なくとも物質を循環させるための1つのポンプ及び外部熱交換器を含む循環回路において、ターゲット流体が内部で循環することを特徴とし;
前記方法は、さらに、回路内の圧力が、循環回路のための加圧手段によって制御され;
照射中、ターゲット流体が空洞内でほぼ液体状態を維持するように前記ポンプ及び前記外部熱交換器が配置される
ことを特徴とする。
好ましくは、前記方法において、ターゲット流体の流れにおいて渦流が空洞内に生じる。
好ましくは、ポンプがターゲット流体を130℃未満の平均温度に維持するのに充分な流量を発生させる。
好ましくは、前記ポンプが200ml/minを超える、より好ましくは500ml/minを超える流量を発生させる。有利には、前記ポンプは、100ml/minを超える流量、及びより有利には、1500ml/minを超える流量を発生させる。
本発明はまた、ターゲット流体を収容するように形成された空洞を形成することができる金属製挿入体を含み、少なくとも1つの入口及び少なくとも1つの出口を有する照射セルに係わり、前記空洞が側面を囲んでいる仮想中心軸を有し、空洞が照射窓によって閉じられるとともに、仮想中心軸とほぼ直交し、且つ照射窓と対向する第2面によって閉じられ、前記照射セルが、入口が仮想中心軸とほぼ直交する第2面に接続され、出口が側面に接続されていることを特徴とする。
本発明の他の目的は、特に、ポジトロン放出断層撮影のような医療の用途に供される放射性製剤の製造のための上記発明の装置、方法または照射セルの利用である。
図1は、本発明の方法及び装置による所要の(interest)放射性同位体を製造する装置の概略図を示す。
図2は、第1実施形態による本発明の方法及び装置に使用される照射セルの背面図を示す。
図3は、A−A平面における図2に示した照射セルの縦断面図である。
図4は、B−B平面における図2に示した照射セルの縦断面図である。
図5は、第2実施形態による本発明の方法及び装置に使用される照射セルの背面図を示す。
図6は、A−A平面における図5に示した照射セルの縦断面図である。
図7は、B−B平面における図5に示した照射セルの縦断面図である。
図8A,8B,8Cは、それぞれ、照射セルへの充填方法、照射中におけるセルの操作方法及び照射後のセル外への排液方法を示す。
発明の好ましい実施例の詳細な説明
図1は、本発明の装置及び方法の作用原理の概略図を示す。特に、図1に詳述された装置は、ターゲット物質の循環回路17を含む。この循環回路は、図2乃至図4及び図5乃至図8におけるいくつかの実施形態によって詳述されて全般的に参照符号1を有する照射セルを含む。
本発明が基づく原理は、ターゲット物質が循環回路内を循環し、照射セル1内で照射されるというものである。このターゲット物質は、入り口4から前記セル1に入り、出口5から前記セル外へ出る。このような循環を可能にするため、ポンプ16、好ましくは高出力のポンプが循環回路17内に設けられる。
本発明では、回路の加圧手段もまた設けられる。
加圧手段は、図1に示された実施形態において、回路17全体が加圧されることを可能にする膨張タンク14として作用する“ガスクッション”を通って形成される。
本発明では、外部熱交換器15がターゲット物質の循環回路17内にも設けられる。
これらの素子、即ち、外部熱交換器15及びポンプ16に相当する集合体は、回路内を循環し、特にセル1内で循環する流体であるターゲット物質が照射中実質的に液体の状態に維持されるように配置されている。この集合体はターゲット物質のための外部冷却手段と定義される。
換言すれば、本発明によれば、ターゲット物質のための外部冷却手段の構成は、装置を構成する他の素子と比べて、装置の作動中、即ち、照射中、熱交換器15内での充分な熱交換を可能にするような高速度でターゲット物質が循環回路17内を流動できるようにされている。
具体的には、速度だけでなく圧力も、循環回路17内で循環する物質の温度が限界温度よりも低くなるように決められなければならない。この温度は通常130℃未満である。
好ましくは、第2の出口6がまたターゲット物質のオーバーフローを防止するために設けられる。この出口6は、膨張タンク14に接続される。
この装置は、さらに、ターゲット物質タンク12、オーバーフロー収容タンク10及び注入装置11を含む。化学合成モジュールに通ずる出口13がまた設けられる。異なる素子は、装置内でのターゲット物質の循環を許したり阻止したりする弁によって互いに接続されている。
この実施例では、18O−濃縮水から成り、陽子ビームを照射されるターゲット物質から得られる18F放射性同位体の製造が記載されている。この場合、出口は、例えばFDGモジュールのような放射性製剤の合成のためのモジュールである。
照射セル1の第1実施形態は、図2乃至4に示されており、装置の作動中、所要の(interest)放射性同位体を生成させるためにターゲット物質に対して加速粒子ビームが照射される機械的集合体に相当する。
図2乃至4に示すように、照射セル1は、照射空洞8に相当する容積を創り出するように構成された1個または複数個の金属部品(素子)から成る挿入体2を含む。
そのため、挿入体2は空洞8を含み、この空洞は、加速粒子ビームを照射されるターゲット物質を収容できるように構成される。このため、空洞は、加速粒子ビームを透過する照射窓7によって閉じられる。
照射セルはまた、ターゲット物質の照射セルへの入出を可能にする入口4及び出口5をも含む。入口及び出口は、回路内での循環方向に応じてターゲット物質の流入及び流出またはその逆をもたらす。
本発明の要点は、空洞内でほぼ乱流状態の渦流を発生させることにある。換言すると、本発明において“渦流”とは、ある条件下で形成流動する流体に生じる凹んだ渦を意味する。
このため、図2乃至4に示された実施例では、流入ダクトとも流出ダクトともなる第1ダクトが空洞に対してほぼ接線方向に配置される。“ほぼ接線方向に”とは、流入ダクトである第1ダクトが空洞との接続点における物理学上の接線との間に25°未満、好ましくは15°未満の角度を形成することを意味する。
前記図では、加速粒子ビームの方向が矢印Xで示されている。
この実施例によれば、流入ダクト4及び流出ダクト5、6は、いずれも照射セルの周縁に、より正確には“中心線”に沿って配置される。即ち、少なくともダクト4及び5が仮想の中心線に沿って横に並べられ、それゆえ、同じ横断面上には存在しない。同様に、空洞との接続点における第1ダクトの傾斜角度と、空洞との接続点における第2ダクトの傾斜角度との間には差がある。この構成が、空洞内に滞留が生ずるのを防止する渦流を発生させることを可能にする。
また、有利な態様では、空洞内でのターゲット物質の過熱を防ぐため、空洞内に内部冷却手段が設けられる。この手段がダクト9であり、ダクト9を通って入口3を冷却流体が流れる。
図5乃至7に示す第2実施形態によれば、入り口4は、ほぼ加速粒子ビームXの衝突点の方向に位置する。即ち、入り口4は照射セル1の仮想中心軸(x−x)とほぼ一致し、流出ダクト5、6はセルの(周)縁に位置する。
この実施形態は、殆ど滞留域を伴うことなく空洞内に渦流を発生させることを可能にする。また、流入ダクトがビームの衝突点とほぼ対向するように位置するから、ビームに対して約1mmのずれを許容することができる。
さらに、この第2実施形態の特に有益な点として、空洞8内でターゲット物質を対称的に循環させることができる。同様に、流入ダクト4が照射ビームXとは反対方向に照射窓と対向しているから、窓の冷却を促し、加速粒子ビームによる窓の過熱を防止することができる。
この構成によれば、流入ダクトが軸ダクト4に相当し、流出ダクトが周縁ダクト5または6に相当し、逆ではないことが必須条件である。
図2乃至7図に示された両実施形態によれば、ターゲット物質のための内部冷却手段は、通常、照射セル内に設けられる。典型的には、文献BE−A−1011263に開示されているように、内部冷却手段9は、照射セルを囲み、図3及び4に示されるような冷却流体の循環を可能にする二重壁ジャケットの形で設けられる。
図5乃至7に示された第2実施形態によれば、有利には、間接式の内部冷却手段9が設けられる。即ち、それは、挿入体2または冷却される素子の一部である。従って、空洞8と内部冷却手段9とが直接接触したり、近接したりすることはない。
図5乃至7に示された実施形態では、内部冷却手段9の存在と全く無関係であるように流量及び圧力が最適化される。
同様に、照射窓7を冷却するために、ヘリウムガス利用の冷却手段が設けられてもよい。この場合、例えば、全厚さが50乃至200μmのHavarの二重窓を照射窓として使用することが提案される。
第2実施形態によれば、そのような窓冷却手段を使用しないことも可能である。この場合、厚さが約25μm乃至約50μmの1枚窓を照射窓として使用することが提案される。
尚、加速粒子ビームが衝突点において空洞窓7に衝突し、入り口4が、ターゲット物質の流れがビームと共に真正面から窓と衝突するようなものであるという、本発明の装置の他の形態もまた予想される。その形態では、上記第2実施形態とは異なり、加速粒子ビームの衝突点が空洞8の仮想中心軸(x−x)とほぼ一致する方向を有する必要はない。換言すると、上記第2実施形態は、より一般的な他の実施形態の1つの具体例と解釈されるべきである。
本発明の装置を製造するための材料は、注意深く選択されるべきである。有利には、放射線と圧力に耐えるように選択される。同様に、それは、フッ化物イオンに対して化学的に不活性でなければならない。例えば、外部熱交換器15は、銀、或いは化学的に不活性で、且つ放射線及び圧力に耐える他の材料製のパイプで形成されてよい。この用途には、銅は使用され得ず、ニオブは機械加工され難いと考えられる。従って、銀及び/またはチタンが最良の妥協であり、装置のある部分にはタンタル及び/またはパラジウムを使用することができる。
同様に、挿入体の材料の選択が特に重要である。照射中の好ましくない副生成物の生成を防止することが正に必要である。例えば、高エネルギーガンマ粒子放出によって分解し、それに続く放射性同位体によって標識されるべき放射性トレーサの合成に影響を及ぼすような副生成物をもたらす放射性同位体の生成を避ける必要がある。例えば、Tiは、合成にマイナスの2次効果を持たない48Vをもたらすが、一方、Agはガンマ線こそ発生させないが、化学的障害をもたらす。
また、本発明による装置の挿入体の材料のタイプを選択する際、もう一つの重要なパラメーターとなるのは、その熱伝導率である。したがって、銀は優れた伝導体ではあるが、数回の照射作業の後、汚染物質と成り得る銀化合物を形成するという欠点を有する。
チタンは、化学的に不活性ではあるが、半減期が16日の48Vを生じさせる。その結果、チタンの場合、標的窓が破損した場合、それの交換は、電離放射線に被曝するというメンテナンスエンジニアにとって深刻な問題を提起するだろう。
最後に、ニオブを挿入体の材料として使用することも可能である。この材料は、熱伝導率がチタンの2.5倍以上であるが、銀よりも熱伝導率が小さい。Nbは半減期の長い同位体を殆ど生成しない。
照射し、挿入体を完全に空にした後に測定される挿入体2の総放射能はできる限り低くなければならない。
上記2つの実施形態に従って記載された例では、放射性同位体製造装置は、18O−濃縮水から18Fを生成するために使用され、5乃至30MeVのエネルギーで、1乃至150μAのビーム強度及び1分間ないし10時間の照射時間で、陽子ビームの照射を受ける。
これらの例において、濃縮水の流量は少なくとも200ml/minでなければならないが、第1実施形態の場合、この流量が約500ml/minまたはそれ以上の高い値に容易に達し、他方、第2実施形態の場合には、この流量が約1500ml/minまたはそれ以上の高い値に容易に達する。このような流量は、例えばMicropump Inc.(http://www.micropump.com)製のシリーズ120ポンプのようなポンプを使用することによって得られる。ギアセットN21を装備したこのギアポンプは、5乃至6バールの圧力下で900ml/minを供給することができる。有用なポンプの他の例は、6バールの差圧下で約1100mlの流量を供給できるTuthill社(http://pump.tuthill.com/)製のTS057G.APPT.G02.3230モデルポンプに相当するポンプである。
本発明の装置全体に収容されるターゲットの総ボリュームは、20mlを超えてはならない。即ち、ポンプのデッドボリュームをできる限り小さくしなければならない。
これもまた極少量の、通常は10ml未満、好ましくは5ml未満のターゲット物質を収容する外部熱交換器15は、一般的に、照射セル1におけるターゲット物質の照射によって生ずる熱を消散させるための2次冷却回路(図示しない)に接続される。
照射セル1は、当然のことながら入射ビームの軸心に沿って配置される。従って、それを形成する材料は、電離放射線に耐え得るものでなければならない。しかし、ポンプ16、外部熱交換器15及び弁Vを、この放射線から保護されるために、それらがオフセットされるように配置することができる。出願人は、これらの構成素子が、サイクロトロンマグネットのフラックスリターンによって電離放射線から保護されるという解決法を見出すことができた。但し、その結果、磁束線の長さが20cmを超えないようにする。
当業者には公知の種々の形態の交換器を使用することができる。制限することなく、我々は、コイル形交換器、二重壁パイプまたはチューブ形交換器または平板形交換器などについて述べる。使用可能な熱交換器として条件があるとすれば、デッドボリュームが数mlと極めて小さく、ヘッドロスが極めて低く、当然のことながら熱交換能力が最大限(1乃至2.5kW)である一方、酸性pH値(2乃至7)、18O−濃縮水及び照射の結果生ずる他の生成物に対して耐性である。
要約すると、本発明の装置は、放射性同位体が、サイクロトロンによって発生させられた帯電粒子ビームによって放射線照射されたターゲット物質から製造されることを可能にする。その設計によって、本発明の装置は、今日のサイクロトロンの照射能力の利用を最適化するという有利性を有する。公知の照射窓7は、45μA以上の照射電流から生ずる圧力には耐えられないが、好ましい実施形態による装置は、現在核医学に利用されているサイクロトロンで利用可能な最大電流、即ち、約100μAの利用を可能にするからである。
概して、その装置は、温度上昇を抑制しながら、100μAを超える照射電流を発生させることができる今日のサイクロトロンの最大能力を利用することを可能にする。それゆえ、ターゲット材料はほぼ液状を維持し、ポンプの能率を低下させることなく高速で再循環することができる。
40μAでなく80μAでターゲット物質を照射できるから、より多くの18Fを製造することができ、経済的に極めて有益である。
図8A、B、Cは、照射セルへのターゲット物質の送入手段、製造手段及びセルからの放出手段を示す。弁Vは、ヘリウム、アルゴンまたは窒素の背圧が膨張タンクとして作用する“ガスクッション”を形成することを可能にする。一般に、ヘリウム、アルゴンまたは窒素は、ほぼ回路全体を、特に弁V及びVを介して加圧することを可能にする。弁V及び弁Vは装置への充填に利用される。

Claims (19)

  1. 加速帯電粒子のビームを照射されたターゲット流体から放射性同位体を製造する装置であって、前記装置が循環回路(17)中に
    ターゲット流体を収容し、照射窓によって閉じられるように形成され、少なくとも1つの入口(4)及び少なくとも1つの出口(5)を有する空洞(8)を形成することができる金属製挿入体(2)を含む照射セル(1)、
    循環回路(17)内でターゲット流体を循環させるためのポンプ(16)、
    外部熱交換器(15)、
    前記ポンプ(16)及び前記外部熱交換器(15)により構成される前記ターゲット流体の外部冷却手段、及び
    前記循環回路(17)のための加圧手段(14)を含み、
    前記空洞が、仮想中心軸を中心に囲む側面を有し、前記照射窓と前記仮想中心軸に対して直交し且つ前記照射窓に対向する第2面とによって閉じられ、
    前記入口が、前記仮想中心線に沿って前記第2面に接続され、前記出口が、前記側面に接続されており、
    前記ターゲット流体が、照射中、空洞(8)内において液体状態に維持されることを特徴とする前記装置。
  2. 前記ポンプ(16)が、前記ターゲット流体を130℃未満の平均温度に維持するに充分な流量を発生させることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記ポンプ(16)が200ml/minを超える流量を発生させることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記ポンプが500ml/minを超える流量を発生させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記ポンプが1000ml/minを超える流量を発生させることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記ポンプが1500ml/minを超える流量を発生させることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  7. 前記空洞(8)が0.2乃至5.0mlのターゲット流体を収容できることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記装置が、前記循環回路(17)内に総量が20ml未満の前記ターゲット流体を収容するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記ターゲット流体の流入が、前記照射窓(7)における加速帯電粒子ビームの衝突点に向けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記照射セル(1)が内部冷却手段を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記内部冷却手段が前記空洞(8)を囲む二重壁ジャケットの形であることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 前記内部冷却手段が前記空洞(8)のための間接冷却手段であることを特徴とする請求項10または11に記載の装置。
  13. 前記照射セル(1)の前記照射窓(7)を冷却するためのヘリウム使用冷却手段を含むことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 照射セル内で加速帯電粒子のビームを照射される放射性同位体の前駆物質として使用されるターゲット流体から放射性同位体を製造する方法であって、前記照射セル(1)が、前記ターゲット流体を収容し、照射窓(7)によって閉じられる空洞(8)を形成することができる金属製挿入体(2)を含み、前記空洞(8)が少なくとも1つの入口(4)及び少なくとも1つの出口(5)を有し、
    前記空洞が、仮想中心軸を中心に囲む側面を有し、前記照射窓と前記仮想中心軸に対して直交し且つ前記照射窓に対向する第2面とによって閉じられ、
    前記入口が、前記仮想中心線に沿って前記第2面に接続され、前記出口が、前記側面に接続されており、
    前記方法は、前記ターゲット流体が、前記照射セル(1)のほかに物質を循環させるための少なくとも1つのポンプ(16)及び外部熱交換器(15)を含む循環回路(17)においてターゲット流体が内部で循環することを特徴とし、さらに、
    前記方法は、前記循環回路内の圧力が前記循環回路のための加圧手段(14)によって制御され、
    照射中、前記ターゲット流体が前記空洞(8)内で液体状態を維持するように前記ポンプ(16)及び前記外部熱交換器(15)によって前記ターゲット流体が冷却されることを特徴とする前記方法。
  15. 前記ターゲット流体の流れにおける渦流が前記空洞(8)内に生じることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記ポンプ(16)が前記ターゲット流体を130℃未満の平均温度に維持するのに充分な流量を発生させることを特徴とする請求項14または15に記載の方法。
  17. 前記ポンプ(16)が200ml/minを超える流量を発生させることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 放射性製剤の製造のための、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の装置を使用した、請求項14乃至17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記放射性製剤の製造が、ポジトロン放出断層撮影に供される、請求項18に記載の方法。
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