JP4751375B2 - 曲げ加工機における曲げ角度制御方法およびその装置 - Google Patents

曲げ加工機における曲げ角度制御方法およびその装置 Download PDF

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Description

この発明は、プレスブレーキ等の曲げ加工機における曲げ角度制御方法と、曲げ角度制御装置に関するものである。
一般に、NC装置を備えたプレスブレーキ等の曲げ加工機には、テーブル駆動軸用の駆動機構が左右にそれぞれ設けられ、NC装置が、目標角度に相当するD値(デプス値)に基づいて、各駆動機構を制御してワークを目標角度近辺まで曲げるようになっている。
ここで、D値とは、目標角度に相当するパンチとダイとの距離(すなわち刃間距離)のことであり、換言すれば、目標角度に相当するテーブルの加圧ストローク量のことである。そして、NC装置の種類によって、オペレータが直接D値を入力して設定するタイプのものと、オペレータは目標角度を入力するだけでよく、その目標角度に基づいて相当するD値をNC装置が演算によって求めて設定するタイプのものとがある。
いずれのタイプの場合も、曲げ終わったワークに対し、オペレータが必要に応じてハンドパルサ(手動操作用パルス発生器)を操作して追い込む(曲げを増分する)ことで、仕上がり角度を許容範囲内に収めることが行われている。
このような曲げ加工機において、曲げ工程が終了したワークを曲げ加工機から取り外すと、スプリングバックの発生することが避けられない。そして、スプリングバック分だけ広がった曲げ角度がそのワークの仕上がり角度となる。
そのため、従来は、ワークを曲げ加工機から一旦取り外して曲げ角度を測定し、その角度を基にしてあとどのくらい追い込めばよいかをオペレータが経験的に割り出し、ワークを再び曲げ加工機にセットして追い込み作業を行っている。
しかしながら、このような従来のものは、オペレータが追い込み作業を行うに際し、ワークの取り外しと再セットが必要不可欠であり、しかも、1度で仕上がり角度が得られない場合は、ワークの取り外しと再セットを何度か繰り返して行わなければならず、したがって、追い込み作業に手間がかかり、オペレータにとって煩わしいうえ、曲げ加工の能率を向上させることができないという課題があった。
この発明は上記従来のもののもつ課題を解決して、ワークを曲げ加工機に一旦取り付けて曲げ加工を開始した後は、ワークを曲げ加工機から取り外さずに最後まで追い込むことのできる曲げ加工機における曲げ角度制御方法およびその装置を提供することを目的とするものである。
この発明はまた、ワークを曲げ加工機に一旦取り付けて曲げ加工を開始した後は、ワークを曲げ加工機から取り外さずに最後まで追い込むことができるうえ、既存のNC装置を備えた曲げ加工機に簡単に適用することのできる曲げ加工機における曲げ角度制御方法およびその装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、NC装置を備えた曲げ加工機において、
スプリングバック量をあらかじめ採取する工程と、
角度制御手段を設けて、この角度制御手段に目標角度とスプリングバック量とを設定する工程と、
目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求める工程と、
NC装置に目標角度より甘い仮曲げ角度に相当するD値を設定する工程と、
NC装置によりワークを仮曲げ角度付近まで曲げる工程と、
仮曲げ終了時のワークの曲げ角度を測定する工程と、
角度測定値と目標加圧角度との角度誤差に基づき、角度制御手段がNC装置に自動追い込み動作を実行させるのに必要な数のパルスを転送してワークを目標加圧角度まで追い込む追い込み工程とからなり、
前記追い込み工程は、
初期値としてあらかじめ決められた数のパルスをNC装置に転送して初期追い込み動作を実行させる工程と、
初期追い込み動作終了時のワークの曲げ角度を測定する工程と、
初期追い込み動作終了時の角度測定値と初期値のパルス数とから1パルス当たりのD値を求めると共に、前記角度誤差に対応する残りのD値を求める工程と、
求めた残りのD値に相当する数のパルスをNC装置に転送してワークを目標加圧角度まで追い込む残りの追い込み動作を実行させる工程と、からなる曲げ加工機における角度制御方法である。
請求項2に係る発明は、前記追い込み動作の実行中、ワークの曲げ角度を測定してその角度測定値をオペレータに供するため表示する工程を含む請求項1記載の曲げ加工機における曲げ角度制御方法である。
請求項3に係る発明は、前記追い込み動作の実行中、そのことをオペレータに知らせる追い込み動作音を発生する工程を含む請求項1記載の曲げ加工機における曲げ角度制御方法である。
請求項4に係る発明は、前記追い込み動作が終了したとき、そのことをオペレータに知らせる追い込み終了音を発生する工程を含む請求項1記載の曲げ加工機における曲げ角度制御方法である。
請求項5に係る発明は、前記スプリングバック量をあらかじめ採取する工程は、
NC装置によりワークを目標角度まで加圧する工程と、
加圧最終時のワークの曲げ角度を測定する最終加圧角度測定工程と、
加圧を除去後、ワークを無負荷状態にしてその曲げ角度を測定する無負荷角度測定工程と、
最終加圧角度と無負荷角度との差から、ワークのスプリングバック量を求める工程と、
求めたスプリングバック量を登録する工程と、
からなる請求項1記載の曲げ加工機における曲げ角度制御方法である。
請求項6に係る発明は、前記ワークの曲げ角度を測定する工程は、ワークに非接触で測定する請求項1記載の曲げ加工機における曲げ角度制御方法である。
請求項7に係る発明は、NC装置を備えた曲げ加工機において、
目標角度およびあらかじめ採取したスプリングバック量が設定される操作手段と、
目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求めるコントロール手段と、
目標角度より甘い仮曲げ角度に相当するD値が設定されるNC装置による仮曲げに続き、NC装置にワークを目標加圧角度まで追い込む自動追い込み動作を実行させるのに必要な数のパルスを発生するパルス発生手段と、
パルス発生手段から転送されるパルスによりNC装置が自動追い込み動作を実行中、ワークの曲げ角度を測定する角度測定手段と、
角度測定値をオペレータに供するため表示する手段とを備え、
初期値としてあらかじめ決められた数のパルスをNC装置に転送して初期追い込み動作を実行させる手段と、
初期追い込み動作終了時のワークの曲げ角度を測定する手段と、
初期追い込み動作終了時の角度測定値と初期値のパルス数とから1パルス当たりのD値を求めると共に、前記角度測定値と前記目標加圧角度との角度誤差に対応する残りのD値を求める手段と、
求めた残りのD値に相当する数のパルスをNC装置に転送してワークを目標加圧角度まで追い込む残りの追い込み動作を実行させる手段とを有する曲げ加工機における曲げ角度制御装置である。
請求項8に係る発明は、前記自動追い込み動作の実行中、そのことをオペレータに知らせる追い込み動作音を発生する手段を備えている請求項7記載の曲げ加工機における曲げ角度制御装置である。
請求項9に係る発明は、前記パルス発生手段からNC装置へのパルスの転送路を介して、NC装置に接続可能に構成した請求項7記載の曲げ加工機における曲げ角度制御装置である。
請求項10に係る発明は、NC装置と、手動追い込み用のパルス発生器とを備えた曲げ加工機において、
目標角度およびあらかじめ採取したスプリングバック量が設定される操作手段と、
目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求めるコントロール手段と、
自動追い込み用のパルス発生手段と、
目標角度より甘い仮曲げ角度に相当するD値が設定されるNC装置による仮曲げに続き、適用されるパルスに基づいてNC装置がワークを目標加圧角度まで追い込む追い込み動作中、ワークの曲げ角度を測定する角度測定手段と、
角度測定値をオペレータに供するため表示する手段と、
NC装置に適用されるパルスの発生源を、前記パルス発生器または前記パルス発生手段のいずれかに切り換える切換手段とを備え、
この切換手段を介してNC装置に接続可能に構成したものであり、
初期値としてあらかじめ決められた数のパルスをNC装置に転送して初期追い込み動作を実行させる手段と、
初期追い込み動作終了時のワークの曲げ角度を測定する手段と、
初期追い込み動作終了時の角度測定値と初期値のパルス数とから1パルス当たりのD値を求めると共に、前記角度測定値と前記目標加圧角度との角度誤差に対応する残りのD値を求める手段と、
求めた残りのD値に相当する数のパルスをNC装置に転送してワークを目標加圧角度まで追い込む残りの追い込み動作を実行させる手段とを有する曲げ加工機における曲げ角度制御装置である。
請求項11に係る発明は、前記角度測定値が目標加圧角度に相当する角度になったとき、そのことをオペレータに知らせる追い込み終了音を発生する手段を備えている請求項7または10記載の曲げ加工機における曲げ角度制御装置である。
請求項12に係る発明は、前記角度測定手段はワークに非接触で測定する請求項7または10記載の曲げ加工機における曲げ角度制御装置である。
請求項13に係る発明は、曲げ終了後、加圧を除去しワークを無負荷状態にしてその仕上がり角度を測定する仕上がり角度測定手段を備えている請求項7または10記載の曲げ加工機における曲げ角度制御装置である。
この発明は以上のように、スプリングバック量をあらかじめ採取する工程と、目標角度およびスプリングバック量に基づいて、目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求める工程と、曲げ加工機によりワークを目標角度より甘い仮曲げ角度付近まで曲げる工程と、仮曲げ終了後、ワークを目標加圧角度まで追い込む追い込み工程と、追い込み動作の実行中、ワークの曲げ角度を測定する工程と、角度測定値をオペレータに供するため表示する工程とからなる構成としたので、ワークを曲げ加工機に一旦取り付けて曲げ加工を開始した後は、オペレータは、ワークを曲げ加工機から取り外さずに、角度測定値の表示を見ながら最後まで追い込むことができる効果がある。
またこの発明は、スプリングバック量をあらかじめ採取する工程と、角度制御手段を設けて、この角度制御手段に目標角度とスプリングバック量とを設定する工程と、目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求める工程と、NC装置に目標角度より甘い仮曲げ角度に相当するD値を設定する工程と、NC装置によりワークを仮曲げ角度付近まで曲げる工程と、仮曲げ終了時のワークの曲げ角度を測定する工程と、角度測定値と目標加圧角度との角度誤差に基づき、角度制御手段がNC装置に自動追い込み動作を実行させるのに必要な数のパルスを転送してワークを目標加圧角度まで追い込む追い込み工程とからなる構成としたので、ワークを曲げ加工機に一旦取り付けて曲げ加工を開始した後は、ワークを曲げ加工機から取り外さずに最後まで自動で追い込むことができる効果がある。
またこの発明は、スプリングバック量をあらかじめ採取する工程と、角度制御手段を設けて、この角度制御手段に目標角度とスプリングバック量とを設定する工程と、目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求める工程と、NC装置に目標角度より甘い仮曲げ角度に相当するD値を設定する工程と、NC装置によりワークを仮曲げ角度付近まで曲げる工程と、仮曲げ終了後、パルス発生器の操作によりパルスを発生してワークを目標加圧角度まで追い込む追い込み工程と、追い込み動作の実行中、角度制御手段がワークの曲げ角度を測定して、その角度測定値をオペレータに供するため表示する工程とからなる構成としたので、ワークを曲げ加工機に一旦取り付けて曲げ加工を開始した後は、オペレータは、ワークを曲げ加工機から取り外さずに、角度測定値の表示を見ながらパルス発生器を操作することによって、ワークを最後まで手動で追い込むことができる効果がある。
またこの発明は、目標角度およびあらかじめ採取したスプリングバック量が設定される操作手段と、目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求めるコントロール手段と、目標角度より甘い仮曲げ角度に相当するD値が設定されるNC装置による仮曲げに続き、NC装置にワークを目標加圧角度まで追い込む自動追い込み動作を実行させるのに必要な数のパルスを発生するパルス発生手段と、パルス発生手段から転送されるパルスによりNC装置が自動追い込み動作を実行中、ワークの曲げ角度を測定する角度測定手段と、角度測定値をオペレータに供するため表示する手段とを備える構成としたので、ワークを曲げ加工機に一旦取り付けて曲げ加工を開始した後は、オペレータは、ワークを曲げ加工機から取り外さずに、角度測定値の表示を見ながらワークを最後まで自動で追い込むことができる効果がある。
またこの発明は、目標角度およびあらかじめ採取したスプリングバック量が設定される操作手段と、目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求めるコントロール手段と、目標角度より甘い仮曲げ角度に相当するD値が設定されるNC装置による仮曲げに続き、パルス発生器の操作によりワークを目標加圧角度まで追い込む手動追い込み動作中、ワークの曲げ角度を測定する角度測定手段と、角度測定値をオペレータに供するため表示する手段とを備える構成としたので、ワークを曲げ加工機に一旦取り付けて曲げ加工を開始した後は、オペレータは、ワークを曲げ加工機から取り外さずに、角度測定値の表示を見ながらパルス発生器を操作することによって、ワークを最後まで手動で追い込むことができる効果がある。
さらにこの発明は、手動追い込み用のパルス発生器と、目標角度およびあらかじめ採取したスプリングバック量が設定される操作手段と、目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求めるコントロール手段と、自動追い込み用のパルス発生手段と、目標角度より甘い仮曲げ角度に相当するD値が設定されるNC装置による仮曲げに続き、適用されるパルスに基づいてNC装置がワークを目標加圧角度まで追い込む追い込み動作中、ワークの曲げ角度を測定する角度測定手段と、角度測定値をオペレータに供するため表示する手段と、NC装置に適用されるパルスの発生源を、パルス発生器またはパルス発生手段のいずれかに切り換える切換手段とを備え、この切換手段を介してNC装置に接続可能に構成したので、ワークを曲げ加工機に一旦取り付けて曲げ加工を開始した後は、オペレータは、ワークを曲げ加工機から取り外さずに、角度測定値の表示を見ながら最後まで追い込むことができる効果がある。
そのうえ、この曲げ角度制御装置は、オペレータが手動で追い込む際に使用するパルス発生器と、自動追い込み動作に使用されるパルス発生手段とを切り換える切換手段を介してNC装置に接続されるから、既存のNC装置に簡単に接続することができ、そのため、既存のNC装置を備えた曲げ加工機に簡便に後付けすることができ、その結果、後付け式の曲げ角度制御装置としてきわめて好適であるという効果がある。
この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明による曲げ角度制御装置が取り付けられた曲げ加工機の一実施形態を示す斜視図である。
この曲げ加工機1は、例えば、NC装置を備えたテーブル上昇タイプのプレスブレーキであって、上部テーブル3に設けられたパンチホルダに加工に適した適宜のパンチ5が装着される一方、下部テーブル7に設けられたダイホルダにパンチ5に対応する適宜のダイ9が装着される。そして、ダイ9に載せて突き当て板に突き当てた状態でオペレータに保持されたワークを、下部テーブル7を上昇させるのにともなってパンチ5とダイ7との間に挟んで加圧することで、ワークの加圧領域を曲げるように構成されている。
NC装置は、加工機本体に取り付けられたNC制御ボックス11と、オペレータが操作しやすいように加工機本体から延長して取り付けられたNCペンダントと呼ばれるNCコンソール13とから構成される。
図5に示すように、NCコンソール13には、曲げ加工を実行するうえで必要なワークの材質、板厚、目標角度、パンチ先端R、ダイ幅等の各種の属性や加工条件を入力、設定するためのキーボードおよび表示器を有する操作部15と、入出力部17と、設定された目標角度を下部テーブル7の上昇ストローク量すなわちD値(デプス値)に換算する角度/D値換算処理部としての機能を有するコントロール部19とが設けられている。そして、算出されたD値に基づいて、下部テーブル7を油圧またはモータによって目標高さまで上昇させることで、ワークを目標角度近辺まで曲げるようになった図示しないサーボユニットが、NC制御ボックス11に設けられている。
NCコンソール13にはまた、曲げ終わったワークに対し、オペレータが必要に応じて操作して追い込む(曲げを増分する)ためのハンドパルサ21が設けられ、ハンドパルサ21は、例えば1パルス当たり0.01mmの見当で下部テーブル7を上昇させるように設定されている。さらに、NCコンソール13には、オペレータが曲げ加工の工程を開始、終了させる際に足踏み操作するフットペダル23が接続されている。
この曲げ加工機1には、ベンディングインジケータ(BI)31と呼ばれる曲げ角度制御システムが設けられている。ベンディングインジケータ31は、図1、図5に示すように、加圧中のワークの曲げ角度を測定するセンサユニット41と呼ばれる角度測定装置と、加工機本体から取り外された状態のワークの曲げ角度を測定するデジプロ(デジタルプロトラクタ)71と呼ばれる角度測定装置との、2種類の角度測定装置を備えている。ベンディングインジケータ31はまた、操作ユニット81と、BIコントロールユニット91とを備え、センサユニット41がBIコントロールユニット91に接続される一方、デジプロ71は操作ユニット81を介してBIコントロールユニット91に接続され、そして、BIコントロールユニット91が、NCコンソール13と接続されている。
図2に示すように、センサユニット41は、加工機本体の下部テーブル7の正面手前に、ダイ9と平行に延びて設けられたガイドレール43に沿って左右(X方向)に移動して、任意の位置に位置決め可能な移動体45と、移動体45から上下(Z方向)に移動して、任意の高さに位置決め可能な昇降体47と、昇降体47から前後(Y方向)に移動して、任意の位置に位置決め可能なセンサ支持体49と、センサ支持体49に、ダイ9と平行をなす支持軸線のまわり(E方向)に揺動可能に支持されたセンサヘッド51とから構成され、センサヘッド51を、加圧中のワークの曲げ角度を測定する最適の測定位置に位置決めできるようになっている。
図3、図5に示すように、センサヘッド51は、ワークを照射するレーザビームを発する1本のレーザダイオードを用いた投光器53を挟んで、2個のフォトトランジスタを用いた光センサ55a、55bが、上下に対称となる位置に配置されたものであり、しかも、両光センサ55a、55bは、ワークで反射したレーザビームが入射する光軸が、いずれも投光器53の光軸に接近する方向に同一角度だけ傾斜して配置されることで、両入射光軸のなす角の2等分線が、投光器53の光軸に一致するように構成されている。そして、センサヘッド51がE方向に揺動することで、投光器53から出たレーザビームが、ワークに追従して水平から任意の仰角をとれるようになっている。
図5に示すように、センサ支持体49には、センサヘッド51の仰角を任意に調整できるステッピングモータ57が設けられ、また、ステッピングモータ57と連動してセンサヘッド51の仰角を検出するロータリエンコーダ59が設けられている。そして、ステッピングモータ57でセンサヘッド51を所定角度範囲内スキャンさせながら、ワークから反射されるレーザビームの光強度を各光センサ55a、55bで測定するとともに、そのスキャン中のセンサヘッド51の仰角をロータリエンコーダ59で検出し、光強度がピークを示すときの仰角に基づいて、BIコントロールユニット91が、ワークの曲げ角度を算出するようになっている。
すなわち、図3、図4に示すように、光センサ55aの光強度信号Paがピークを示すのは、その光センサ55aの入射光軸と投光器53の光軸とのなす角の2等分線が、ワークの法線に一致したときであり、また、光センサ55bの光強度信号Pbがピークを示すのは、その光センサ55bの入射光軸と投光器53の光軸とのなす角の2等分線が、ワークの法線に一致したときであるから、センサヘッド51の仰角が、前者における仰角と、後者における仰角との2等分角にあるとき、センサヘッド51の仰角すなわち投光器53の光軸が、ワークの法線に一致していることになる。
そこで、BIコントロールユニット91は、センサヘッド51のスキャン中、2個の光センサ55a、55bで測定した光強度信号Pa、Pbと、ロータリエンコーダ59で検出したセンサヘッド51の仰角θとをサンプリングしていて、光強度信号Paがピーク値を示すときの仰角θaと、光強度信号Pbがピーク値を示すときの仰角θbとから、両仰角θa、θbを2等分する角度θを計算によって求める。求めた角度θは、投光器53の光軸に一致しているから、ワークの片側分の曲げ角度θに等しいことがわかり、その求めた角度を2倍することで、BIコントロールユニット91は、加圧中のワークの曲げ角度2θを算出するようになっている。
さらに、センサユニット41には、自動追い込みモードまたは手動追い込みモードのいずれかを選択することのできるモード切り換えスイッチ61が設けられ、このモード切り換えスイッチ61は、両者の切り換えだけでなく、どちらも選択されていない非選択状態から、どちらかの選択状態に切り換えることもできるように構成されている。
このように、曲げ加工機1の正面手前に配置されるセンサユニット41にモード切り換えスイッチ61が設けてあるため、オペレータは、曲げ加工の作業エリア内で、しかも、一旦作業を開始してからでも、所望に応じて自動/手動を切り換えて選択することができる。すなわち、どちらも選択してない状態で作業を開始してからでも、作業途中で自動追い込みモードまたは手動追い込みモードのいずれかを選択することができ、また、作業開始前に自動追い込みモードを選択した状態で作業を開始してからでも、作業途中で手動追い込みモードに切り換えて選択することができ、さらに、作業開始前に手動追い込みモードを選択した状態で作業を開始してからでも、作業途中で自動追い込みモードに切り換えて選択することができるものである。
一方、デジプロ71は、角度測定用の基準面73と、この基準面73とのなす角を自由に変えられる測定面75とを備え、加工機本体から取り外したワークの角度を測定しようとする箇所の一辺に基準面73を密着させ、かつ、他辺に測定面75が密着するようにその他辺に測定面75を追従させることで、ワークの曲げ角度に一致する基準面73と測定面75とのなす角を測定するものである。そして、基準面73に対する測定面75のなす角は、マグネスケールと呼ばれる磁気計測器が、原点からの角度移動量として測定し、その測定値を表示器77に角度表示するように構成されている。
操作ユニット81は、キーボード83と、表示器85とを備えている。キーボード83には、センサユニット41およびデジプロ71の原点を設定するときに使用する原点キーの他、センサユニット41に目標角度、スプリングバック等を入力するためのテンキーおよび設定キー、センサユニット41の自動追い込みモードを選択する自動キー、手動追い込みモードを選択する手動キーその他、必要な種々のキーが設けられる。また、表示器85には、工程番号またはモードの種別を表示する工程表示部87と、目標角度、スプリングバック等のオペレータによる入力設定値を表示するデータ表示部89とが設けられている。
そして、センサユニット41の角度測定値は、工程表示部87にその旨の表示とともに、データ表示部89に表示され、また、デジプロ71の角度測定値は、工程表示部87にその旨の表示とともに、データ表示部89に表示されるようになっている。
BIコントロールユニット91には、前述したセンサユニット41による加圧中のワークの曲げ角度を算出する演算処理部としての機能を有するコントロール部93と、入出力部95とが設けられ、このコントロール部93は、センサユニット41による測定曲げ角度と目標角度との角度誤差を計算し、その角度誤差を対応するD値(デプス値)に変換する演算処理部としての機能も有している。BIコントロールユニット91にはまた、自動追い込みモードの際に使用されるパルス発生器96と、自動追い込みモードにおいて、NCコンソール13のハンドパルサ21に代わってパルス発生器96を使用するための切換器97とが設けられ、この切換器97を介して、BIコントロールユニット91はNCコンソール13に接続され、したがって、ベンディングインジケータ31がNC装置に接続されている。
すなわち、BIコントロールユニット91をNCコンソール13に接続するには、ハンドパルサ21からNCコンソール13の入出力部17につながれていた接続を外して、それを切換器97のパルス発生器96とは反対側の端子に接続するとともに、切換器97の共通端子をハンドパルサ21がつながれていた入出力部17のコネクタと接続する。それと、NCコンソール13からBIコントロールユニット91へBIスタート信号を伝えるための結線と、BIコントロールユニット91からNCコンソール13へストップ信号を伝えるための結線とをするだけでよい。
このように、BIコントロールユニット91をNCコンソール13に接続する操作はきわめて簡単であり、しかも、NCコンソール13に実質的に手を加える必要がないから、既存のNCコンソール13に簡単に後付けすることができる。その結果、ベンディングインジケータ31は、既存のNC装置を備えた曲げ加工機に簡便に後付けして使用することができるものである。
また、BIコントロールユニット91には、追い込み動作においてワークの曲げ角度の状況を音によってオペレータに知らせるためのブザー99が設けられ、このブザー99は、NC装置による曲げ加工の終了時に、ワークの曲げ角度測定値が目標角度に相当しているとき、そのことをオペレータに知らせる曲げ終了音を発生し、ワークの曲げ角度測定値が目標角度を越えているとき、そのことをオペレータに警告する警告音を発生し、また、ワークの曲げ角度測定値が目標角度に達していない角度誤差があるとき、その角度誤差に相当する追い込みストローク量だけ実行される追い込み動作中、そのことをオペレータに知らせる追い込み動作音を発生し、追い込み動作がそのストローク終端に達したとき、そのことをオペレータに知らせる追い込み終了音を発生するようになっている。
ここで、センサユニット41の原点出しについて説明する。センサユニット41は、投光器53の光軸が水平になっているときを原点とする。そのため、ダイホルダに装着されたダイ9の正面を向いた面の所定位置にマグネットシールを貼り、この垂直面をなすマグネットシールに対して、センサヘッド51をスキャンさせるべく、操作ユニット81の原点キーを一定時間押し続けることで行う。すると、そのときの両光センサ55a、55bのピーク値の2等分角(すなわち水平)が、原点として登録されるようになっている。
また、デジプロ71の原点出しは、スコヤ等の直角測定具にデジプロ71の基準面73および測定面75を密着させた状態で、操作ユニット81の原点キーを一定時間押し続けることで行う。すると、そのときの磁気計測値(すなわち直角)が、原点として登録されるようになっている。
次に、上記の実施形態の作用について、図6〜図10に示すフローチャートを用いて説明する。
実際の曲げ加工に先立ち、あらかじめスプリングバックを測定、採取する必要があるが、スプリングバックの採取については後述することとし、ここではスプリングバックが既に採取してあるものとして、曲げ加工について説明する。
まず、曲げ加工機1のパンチホルダに、所定の先端Rを有するパンチ5を装着する一方、所定のダイ幅を有するダイ9をダイホルダに装着する。そして、NCコンソール13および操作ユニット81に、所要の曲げ角度を入力する。
すなわち、目標角度Sが例えば90°であり、また、スプリングバック量Bが例えば1°20′であるとすると、図6に示すように、まず、オペレータが、操作ユニット81に目標角度S(S=90°)およびスプリングバック量B(B=1°20′)をキー入力するとともに、NCコンソール13に、目標角度Sよりやや(2〜3°)甘い仮曲げ角度P(P=92°)をキー入力する(ステップS1)。これを受けて、NCコンソール13のコントロール部19が、仮曲げ角度Pをそれに相当するD値に換算する。
そして、BIコントロールユニット91が、目標角度S(S=90°)にスプリングバック量B(B=1°20′)を織り込んだ目標加圧角度A(A=88°40′)を、計算によって自動的に求める(ステップS2)。
つぎに、オペレータが、NCコンソール13のNCスタートボタンを押し、加工機本体の所定位置にワークをセットしたうえ、フットペダル23を踏む(ステップS3)。
NCスタートボタンが押されることで、NCは自動運転モードにセットされ、NCが自動運転を開始し、プログラムされた工程にしたがって曲げ加工を実行する(ステップS4)。
下部テーブル7が上昇していって仮曲げの上昇端に達すると(ステップS5)、NCが自動的に運転を停止する(ステップS6)。
このとき、ワークの曲げ角度は、設定された仮曲げ角度P(P=92°)から任意の誤差(例えば±2°)の範囲内にある。また、自動停止しただけでは、NCは自動運転モードにセットされたままであり、D値の補正をかけることができないインタロックされた状態にある。
NCが運転を停止すると、NCコンソール13がBIコントロールユニット91にBIスタート信号を送る(ステップS7)。これを受けて、ベンディングインジケータ31がオン状態となる。
そしてまず、センサユニット41がワークの曲げ角度を測定し、その角度測定値Pδ(誤差を含む仮曲げ角度P近辺)を、BIコントロールユニット91を介して、操作ユニット81の表示器85に表示する(ステップS8)。
ここで、測定曲げ角度Pδが目標角度Sに相当(一致または許容範囲内)しているか否かを判定し(ステップS9)、目標角度Sに相当していない場合は、曲げ過ぎか、曲げ不足かを判定し(ステップS10)、曲げ不足の場合は、自動追い込みモードに設定されているか、手動追い込みモードに設定されているかを判定する(ステップS11)。
測定曲げ角度Pδが目標加圧角度Aに相当している(Pδ=A)場合は、BIコントロールユニット91のブザー99が、そのことをオペレータに知らせる適宜の曲げ終了音を発生する(ステップS12)。これによって、オペレータは、ワークの曲げ角度が目標加圧角度Aに相当していることを耳で確実に知ることができる。
そこで、オペレータは、フットペダル23を踏んでいた足を離す(ステップS13)。
すると、NCコンソール13が、BIコントロールユニット91にBIスタート信号を送るのをやめる(ステップS14)。これを受けて、ベンディングインジケータ31がオフ状態となる。以上で曲げが終了する。
この曲げが終了したときの最終加圧状態でのワークの曲げ角度は、目標加圧角度Aに相当(一致または許容範囲内)する角度A*(A*=88°40′)であり、その角度値A*(A*=88°40′)は、BIコントロールユニット91のコントロール部93に記憶されることとなる。
また、測定曲げ角度Pδが曲げ過ぎ(Pδ<A)の場合は、図7に示すように、BIコントロールユニット91のブザー99が、そのことをオペレータに警告する適宜の警告音を発生する(ステップS21)。これによって、オペレータは、ワークの曲げ角度が目標加圧角度Aを越え曲げ過ぎであることを耳で確実に知ることができる。
警告音を聞いたオペレータは、フットペダル23を踏んでいた足を離す(ステップS22)。
すると、NCコンソール13が、BIコントロールユニット91にBIスタート信号を送るのをやめる(ステップS23)。これを受けて、ベンディングインジケータ31がオフ状態となる。
そこで、ワークを新しいものに替え、仮曲げ角度Pを設定し直す(ステップS24)。すなわち、例えば、新しい仮曲げ角度をQ(Q=93〜94°)とする。以下、図6の(2)に戻って、ステップS3以降の動作を行う。
また、測定曲げ角度Pδが曲げ不足(Pδ>A)の場合は、自動追い込みモードに設定されていれば、図8に示すように、まず、BIコントロールユニット91がNCコンソール13にストップ信号を送る(ステップS31)。これを受けて、NCはセットされていた自動運転モードを解除され、D値補正のインタロックを解除して、D値の補正をかけることができる状態となる。
つぎに、BIコントロールユニット91が、測定曲げ角度Pδと目標加圧角度Aとの角度誤差δ(δ=Pδ−A)を計算し、その角度誤差δを、対応するD値に変換する(ステップS32)。
そして、BIコントロールユニット91が、切換器97をパルス発生器96側に切り換え(ステップS33)、パルス発生器96から、D値に相当する数のパルスを発生させる(ステップS34)。
これにより、ベンディングインジケータ31が、NCに自動追い込み動作を実行させ(ステップS35)、その間、BIコントロールユニット91のブザー99が、そのことをオペレータに知らせる適宜の追い込み動作音を発生する(ステップS36)。これによって、オペレータは、自動追い込み動作中であることを耳で確実に知ることができる。
この自動追い込み動作中、センサユニット41がワークの曲げ角度を適当な間隔で測定し、その角度測定値を、BIコントロールユニット91を介して、操作ユニット81の表示器85に表示する(ステップS37)。
測定曲げ角度が目標加圧角度Aに相当(一致または許容範囲内)する角度になると(ステップS38)、センサユニット41から伝えられる角度測定値に基づいて、BIコントロールユニット91が、パルス発生器96からのパルスの発生を停止させる(ステップS39)とともに、ブザー99が、目標加圧角度Aに相当する角度になったことをオペレータに知らせる適宜の追い込み終了音を発生する(ステップS40)。これによって、オペレータは、ワークの曲げ角度が目標加圧角度Aに相当する角度になったことを耳で確実に知ることができる。
そこで、オペレータは、フットペダル23を踏んでいた足を離す(ステップS41)。
すると、NCコンソール13が、BIコントロールユニット91にBIスタート信号を送るのをやめる(ステップS42)。これを受けて、ベンディングインジケータ31がオフ状態となる。以上で曲げが終了する。
この曲げが終了したときの最終加圧状態でのワークの曲げ角度は、目標加圧角度Aに相当(一致または許容範囲内)する角度A*(A*=88°40′)であり、その角度値A*(A*=88°40′)は、BIコントロールユニット91のコントロール部93に記憶されることとなる。
上記のステップS34からステップS38までをより詳細に示すと、図9のようになる。すなわち、BIコントロールユニット91が、パルス発生器96から、初期値としてあらかじめ決められた数のパルス(例えば10パルス)を発生させ、これにより、ベンディングインジケータ31が、NCに初期追い込み動作を実行させる(ステップS51)。
この初期パルス発生期間中、BIコントロールユニット91のブザー99が、そのことをオペレータに知らせる適宜の追い込み動作音を発生する(ステップS52)。これによって、オペレータは、追い込み動作中であることを耳で確実に知ることができる。
初期パルスの発生が終わると、センサユニット41がワークの曲げ角度を測定し、その角度測定値を、BIコントロールユニット91を介して、操作ユニット81の表示器85に表示する(ステップS53)とともに、BIコントロールユニット91が、そのときの角度測定値と、初期パルス数(すなわち10パルス)とから、1パルス当たりのD値(D1)を計算する(ステップS54)。
続いて、BIコントロールユニット91が、求めた1パルス当たりのD値(D1)に基づいて、残りのD値(Dn)を計算する(ステップS55)。
そして、BIコントロールユニット91が、パルス発生器96から、D値(Dn)に相当する数のパルス(nパルス)を発生させ、これにより、ベンディングインジケータ31が、NCに自動追い込み動作を実行させる(ステップS56)。
このnパルス発生期間中、BIコントロールユニット91のブザー99が、そのことをオペレータに知らせる適宜の追い込み動作音を発生する(ステップS57)。これによって、オペレータは、自動追い込み動作中であることを耳で確実に知ることができる。
nパルスの発生が終わると、センサユニット41がワークの曲げ角度を測定し、その角度測定値を、BIコントロールユニット91を介して、操作ユニット81の表示器85に表示する(ステップS58)とともに、BIコントロールユニット91が、そのときの角度測定値が目標加圧角度Aになったか否かを判定し(ステップS59)、目標加圧角度Aになっていなければ、再び、残りのD値(Dn)を計算するステップS55に戻る。
すなわち、残りのD値(Dn)の計算から始まって、そのD値(Dn)に基づく自動追い込み動作の実行、実行中の追い込み動作音発生、ワーク曲げ角度の測定、表示に至る一連の動作を何回か繰り返すことで、目標加圧角度Aまで正確に追い込むことができるものである。
一方、測定曲げ角度Pδが曲げ不足(Pδ>A)であって、手動追い込みモードに設定されている場合は、図10に示すように、オペレータが操作ユニット81の表示器85に表示されている角度測定値Pδを見て、追い込みが必要であることを確認したうえ、NCストップボタンを押す(ステップS61)。NCストップボタンが押されることで、NCはセットされていた自動運転モードを解除され、D値補正のインタロックを解除して、D値の補正をかけることができる状態となる。
つぎに、表示角度を見ながら、オペレータがハンドパルサ21を操作して、手動で追い込み作業を行う(ステップS62)。
この手動追い込み作業中、センサユニット41がワークの曲げ角度を測定し、その角度測定値を、BIコントロールユニット91を介して、操作ユニット81の表示器85に表示する(ステップS63)。
測定曲げ角度が目標加圧角度Aに相当(一致または許容範囲内)する角度になると(ステップS64)、BIコントロールユニット91のブザー99が、そのことをオペレータに知らせる適宜の追い込み終了音を発生する(ステップS65)。これによって、オペレータは、ワークの曲げ角度が目標加圧角度Aに相当する角度になったことを耳で確実に知ることができる。
そこで、オペレータは、フットペダル23を踏んでいた足を離す(ステップS66)。
すると、NCコンソール13が、BIコントロールユニット91にBIスタート信号を送るのをやめる(ステップS67)。これを受けて、ベンディングインジケータ31がオフ状態となる。以上で曲げが終了する。
この曲げが終了したときの最終加圧状態でのワークの曲げ角度は、目標加圧角度Aに相当(一致または許容範囲内)する角度A*(A*=88°40′)であり、その角度値A*(A*=88°40′)は、BIコントロールユニット91のコントロール部93に記憶されることとなる。
このようにして必要な曲げ加工が終了したら、図11に示すように、まず、ワークを加工機本体から取り外す(ステップS71)。すると、ワークはパンチ5およびダイ9から離脱されて、完全に無負荷状態となり、スプリングバックによって曲げ角度がやや開く。すなわち、曲げ終了時の角度A*(A*=88°40′)から、スプリングバック分B(B=1°20′)だけ広がった角度F(F=90°)となる。
つぎに、オペレータが、デジプロ71を使ってワークの曲げ角度を測定する(ステップS72)。
すると、その角度測定値F(F=90°)がデジプロ71の表示器77に表示され、また、操作ユニット81の表示器85にも表示される(ステップS73)。すなわち、操作ユニット81は、表示器85の工程表示部87にデジプロ使用中であることを表示するとともに、データ表示部89に角度測定値F(F=90°)を表示する。これを見て、オペレータは、完全無負荷状態のワークの曲げ角度F(F=90°)が、目標角度S(S=90°)に等しいことを知ることができる。
以上で、曲げ加工が正しく行われ、所定の目標角度S(S=90°)に曲げられたワークが得られたこととなる。
次に、実際の曲げ加工に先立って行うスプリングバックの測定、採取について説明する。
まず、曲げ加工の対象となるワークの材質、板厚と同様の材質、板厚からなるテストピースを用意する。このテストピースは、材質、板厚がワークと同様でありさえすれば、大きさはワークと同様である必要はなく、取り扱いやすい適宜の大きさのものを選ぶことができる。このようなテストピースは、ワークではないが、スプリングバックの測定という用途に限っては、ワークと同様に機能するので、以下、ワークと呼ぶこととする。
このようなワークを用意したら、目標角度Sが例えば90°である場合、オペレータが、操作ユニット81に目標角度S(S=90°)をキー入力するとともに、NCコンソール13に、目標角度Sよりやや(2〜3°)甘い仮曲げ角度P(P=92°)をキー入力する。
つぎに、オペレータが、NCコンソール13のNCスタートボタンを押し、加工機本体の所定位置にワークをセットしたうえ、フットペダル23を踏む(図6ステップS3参照)。
以下、図6〜図10と同様にして、ただし「目標加圧角度A」は「目標角度S」と読み替えて、ワーク(テストピース)の曲げ加工を行う。
そして、曲げ加工が終了したら、図12に示すように、ワークを加工機本体から取り外す(ステップS81)。それにより、ワークは完全無負荷状態となり、曲げ終了時の角度S*(S*=90°)から、スプリングバック分だけ広がった角度F(例えばF=91°20′)となる。
つぎに、オペレータが、デジプロ71を使ってワークの曲げ角度を測定する(ステップS82)。
すると、その角度測定値F(F=91°20′)がデジプロ71の表示器77に表示され、また、操作ユニット81の表示器85にも表示される(ステップS83)。すなわち、操作ユニット81は、表示器85の工程表示部87にデジプロ使用中であることを表示するとともに、データ表示部89に角度測定値F(F=91°20′)を表示する。これを見て、オペレータは、スプリングバックで広がったワークの曲げ角度は、F(F=91°20′)であることを知ることができる。
つぎに、オペレータが、操作ユニット81のスプリングバックキーを押す(ステップS84)。
すると、BIコントロールユニット91のコントロール部93が、最終加圧状態での曲げ角度S*(S*=90°)と、無負荷状態での曲げ角度F(F=91°20′)とから、スプリングバック量B(B=1°20′)を計算して求め、それを操作ユニット81のデータ表示部89に表示するとともに、コントロール部93の記憶部に記憶・登録する(ステップS85)。この表示を見ることで、オペレータは、自ら計算することなく、スプリングバック量B(B=1°20′)を正確に知ることができる。
以上で、スプリングバックの測定、採取が終了することとなる。
このように、この曲げ角度制御装置を使うと、スプリングバックの計測が終了すると同時に、そのデータをBIコントロールユニット91に記憶することができるから、1度採取したスプリングバックを、同一条件のワークを加工する際に繰り返して利用するのに適している。
また、加工の直前でなくても、加工が必要なワークが全数揃っていなくても、テストピースまたはサンプルワークがありさえすれば、事前にスプリングバックを計測してそのデータをBIコントロールユニット91に登録しておくことができるから、加工時間の合間を見計らってスプリングバックの計測・登録作業を実行することができ、そのため、作業スケジュールに自由度をもたせられることとなる。
なお、上記の実施形態では、センサヘッド51を、1本のレーザダイオードを用いた投光器53と、2個のフォトトランジスタを用いた光センサ55a、55bとで構成し、このセンサヘッド51を所定角度範囲内スキャンさせながら、ワークから反射されるレーザビームの光強度を各光センサで測定するとともに、そのスキャン中のセンサヘッド51の仰角を検出し、光強度がピークを示すときの仰角に基づいてワークの曲げ角度を算出するように構成したが、これに限定するものでなく、例えば、適宜の非接触式のセンサユニットを使用することができる他、接触式のものを使用することも可能である。
また、上記の実施形態では、NCコンソール13に仮曲げ角度をキー入力すると、NCコンソール13のコントロール部19が、仮曲げ角度をそれに相当するD値に換算する角度/D値換算処理部としての機能を有する構成のNC装置に適用したが、これに限定するものでなく、例えば、オペレータが直接D値を入力する構成のNC装置に適用することも可能である。
また、上記の実施形態では、NC装置でワークを仮曲げ角度まで曲げた後、目標角度まで追い込むように構成したが、これに限定するものでなく、例えば、最初からNC装置で目標角度まで曲げるように構成してもよい。その場合、ワークの曲げ角度が目標角度からずれていたとしても、ワークを無負荷状態にしたときの曲げ角度との差をとれば、スプリングバック量が求められることになる。
また、上記の実施形態では、NC装置を備えた曲げ加工機に適用したが、これに限定するものでなく、例えば、ハンドルで曲げるタイプの曲げ加工機に適用することも可能である。
さらに、上記の実施形態では、曲げ加工機としてテーブル上昇タイプのプレスブレーキを例示したが、これに限定するものでなく、例えば、テーブル下降タイプのプレスブレーキをはじめ、種々の曲げ加工機に適用することが可能である。
曲げ角度制御装置が取り付けられた曲げ加工機の斜視図である。 センサユニットの斜視図である。 センサヘッドによる角度測定原理の説明図である。 センサヘッドの仰角と光センサの光強度との関係を示すグラフである。 曲げ角度制御装置のシステムブロック図である。 曲げ角度制御装置の動作を示すフローチャートである。 曲げ過ぎの場合のフローチャートである。 曲げ不足の場合のフローチャートである。 図8の一部の詳細なフローチャートである。 手動追い込みモードの場合のフローチャートである。 目標角度どおりのワークが得られたことを確認するフローチャートである。 スプリングバックを求めるフローチャートである。
符号の説明
1 曲げ加工機(プレスブレーキ)
3 上部テーブル
5 パンチ
7 下部テーブル
9 ダイ
11 NC制御ボックス
13 NCコンソール
15 操作部
17 入出力部
19 コントロール部
21 ハンドパルサ
23 フットペダル
31 ベンディングインジケータ(BI)
41 センサユニット
43 ガイドレール
45 移動体
47 昇降体
49 センサ支持体
51 センサヘッド
53 投光器
55a、55b 光センサ
57 ステッピングモータ
59 ロータリエンコーダ
61 モード切り換えスイッチ
71 デジプロ(デジタルプロトラクタ)
73 基準面
75 測定面
77 表示器
81 操作ユニット
83 キーボード
85 表示器
87 工程表示部89 データ表示部
91 BIコントロールユニット
93 コントロール部
95 入出力部
96 パルス発生器
97 切換器
99 ブザー

Claims (13)

  1. NC装置を備えた曲げ加工機において、
    スプリングバック量をあらかじめ採取する工程と、
    角度制御手段を設けて、この角度制御手段に目標角度とスプリングバック量とを設定する工程と、
    目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求める工程と、
    NC装置に目標角度より甘い仮曲げ角度に相当するD値を設定する工程と、
    NC装置によりワークを仮曲げ角度付近まで曲げる工程と、
    仮曲げ終了時のワークの曲げ角度を測定する工程と、
    角度測定値と目標加圧角度との角度誤差に基づき、角度制御手段がNC装置に自動追い込み動作を実行させるのに必要な数のパルスを転送してワークを目標加圧角度まで追い込む追い込み工程とからなり、
    前記追い込み工程は、
    初期値としてあらかじめ決められた数のパルスをNC装置に転送して初期追い込み動作を実行させる工程と、
    初期追い込み動作終了時のワークの曲げ角度を測定する工程と、
    初期追い込み動作終了時の角度測定値と初期値のパルス数とから1パルス当たりのD値を求めると共に、前記角度誤差に対応する残りのD値を求める工程と、
    求めた残りのD値に相当する数のパルスをNC装置に転送してワークを目標加圧角度まで追い込む残りの追い込み動作を実行させる工程と、からなることを特徴とする曲げ加工機における角度制御方法。
  2. 前記追い込み動作の実行中、ワークの曲げ角度を測定してその角度測定値をオペレータに供するため表示する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の曲げ加工機における曲げ角度制御方法。
  3. 前記追い込み動作の実行中、そのことをオペレータに知らせる追い込み動作音を発生する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の曲げ加工機における曲げ角度制御方法。
  4. 前記追い込み動作が終了したとき、そのことをオペレータに知らせる追い込み終了音を発生する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の曲げ加工機における曲げ角度制御方法。
  5. 前記スプリングバック量をあらかじめ採取する工程は、
    NC装置によりワークを目標角度まで加圧する工程と、
    加圧最終時のワークの曲げ角度を測定する最終加圧角度測定工程と、
    加圧を除去後、ワークを無負荷状態にしてその曲げ角度を測定する無負荷角度測定工程と、
    最終加圧角度と無負荷角度との差から、ワークのスプリングバック量を求める工程と、
    求めたスプリングバック量を登録する工程と、
    からなることを特徴とする請求項1記載の曲げ加工機における曲げ角度制御方法。
  6. 前記ワークの曲げ角度を測定する工程は、ワークに非接触で測定することを特徴とする請求項1記載の曲げ加工機における曲げ角度制御方法。
  7. NC装置を備えた曲げ加工機において、
    目標角度およびあらかじめ採取したスプリングバック量が設定される操作手段と、
    目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求めるコントロール手段と、
    目標角度より甘い仮曲げ角度に相当するD値が設定されるNC装置による仮曲げに続き、NC装置にワークを目標加圧角度まで追い込む自動追い込み動作を実行させるのに必要な数のパルスを発生するパルス発生手段と、
    パルス発生手段から転送されるパルスによりNC装置が自動追い込み動作を実行中、ワークの曲げ角度を測定する角度測定手段と、
    角度測定値をオペレータに供するため表示する手段とを備え、
    初期値としてあらかじめ決められた数のパルスをNC装置に転送して初期追い込み動作を実行させる手段と、
    初期追い込み動作終了時のワークの曲げ角度を測定する手段と、
    初期追い込み動作終了時の角度測定値と初期値のパルス数とから1パルス当たりのD値を求めると共に、前記角度測定値と前記目標加圧角度との角度誤差に対応する残りのD値を求める手段と、
    求めた残りのD値に相当する数のパルスをNC装置に転送してワークを目標加圧角度まで追い込む残りの追い込み動作を実行させる手段とを有することを特徴とする曲げ加工機における曲げ角度制御装置。
  8. 前記自動追い込み動作の実行中、そのことをオペレータに知らせる追い込み動作音を発生する手段を備えていることを特徴とする請求項7記載の曲げ加工機における曲げ角度制御装置。
  9. 前記パルス発生手段からNC装置へのパルスの転送路を介して、NC装置に接続可能に構成したことを特徴とする請求項7記載の曲げ加工機における曲げ角度制御装置。
  10. NC装置と、手動追い込み用のパルス発生器とを備えた曲げ加工機において、
    目標角度およびあらかじめ採取したスプリングバック量が設定される操作手段と、
    目標角度にスプリングバック量を織り込んだ目標加圧角度を求めるコントロール手段と、
    自動追い込み用のパルス発生手段と、
    目標角度より甘い仮曲げ角度に相当するD値が設定されるNC装置による仮曲げに続き、適用されるパルスに基づいてNC装置がワークを目標加圧角度まで追い込む追い込み動作中、ワークの曲げ角度を測定する角度測定手段と、
    角度測定値をオペレータに供するため表示する手段と、
    NC装置に適用されるパルスの発生源を、前記パルス発生器または前記パルス発生手段のいずれかに切り換える切換手段とを備え、
    この切換手段を介してNC装置に接続可能に構成したものであり、
    初期値としてあらかじめ決められた数のパルスをNC装置に転送して初期追い込み動作を実行させる手段と、
    初期追い込み動作終了時のワークの曲げ角度を測定する手段と、
    初期追い込み動作終了時の角度測定値と初期値のパルス数とから1パルス当たりのD値を求めると共に、前記角度測定値と前記目標加圧角度との角度誤差に対応する残りのD値を求める手段と、
    求めた残りのD値に相当する数のパルスをNC装置に転送してワークを目標加圧角度まで追い込む残りの追い込み動作を実行させる手段とを有することを特徴とする曲げ加工機における曲げ角度制御装置。
  11. 前記角度測定値が目標加圧角度に相当する角度になったとき、そのことをオペレータに知らせる追い込み終了音を発生する手段を備えていることを特徴とする請求項7または10記載の曲げ加工機における曲げ角度制御装置。
  12. 前記角度測定手段はワークに非接触で測定することを特徴とする請求項7または10記載の曲げ加工機における曲げ角度制御装置。
  13. 曲げ終了後、加圧を除去しワークを無負荷状態にしてその仕上がり角度を測定する仕上がり角度測定手段を備えていることを特徴とする請求項7または10記載の曲げ加工機における曲げ角度制御装置。
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