JP4749445B2 - バンドリール - Google Patents

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この発明は、コイル状に巻いた結束用バンドを引き出して物品を結束する結束装置において、前記結束用バンドのコイルを結束装置に装着するためのバンドリール装置に用いられるバンドリールに関する。
コイル状に巻かれた結束用バンド、例えばポリプロピレンバンドを使用する結束装置は、物品を収納した箱や新聞などの積み重ね物品等の梱包結束に旧来より極めて一般的に使用されている。そして、結束装置に装着されたコイル状の結束用バンドは、それが使い尽くされるまで結束装置から取り降ろされることがないのが通常である。
したがって、コイル状に巻かれた結束用バンドを結束装置に装着するためのバンドリールは、結束装置に取り付けられることで前記結束用バンドと一体となるように構成されている。これはつまり、例えば特許文献1(従来技術1)、特許文献2(従来技術2)、特許文献3(従来技術3)等に図示されているとおりである。
特許文献1に示されるリール装置は、基端側が段状に大径になっており、この基端部に対して小径になっている先端側に雄ねじ部が形成され、結束装置のリールスタンドに回転可能に設けられた支持軸(リールシャフト)に、この支持軸に嵌合する穴を有するフランジ及びバンドコイルの巻芯と嵌合する巻芯受が設けられた一方のリール側板を、支持軸基端側の段部とフランジとの間にコイルスプリングを介在させて装着し、次いでバンドコイル、他のリール側板の順に装着し、さらに支持軸先端側の雄ねじ部にボルトをねじ込んで、他のリール側板、バンドコイル及び一方のリール側板に設けられたフランジを介して前記コイルスプリングを圧縮し、一方のリール側板とバンドコイルと他のリール側板とをリールスタンド上で一体化することができるようにした構成になっている。
特許文献2に示されるリール装置は、バンドコイルの軸芯に嵌合する軸芯ホルダーを有する一方のリール側板と、この一方のリール側板と対向して両者間にバンドコイルを挟み込む他方のリール側板と、前記側板の少なくとも一方に設けられたブロックの中空部に装填される圧縮スプリングによって外方へ向かう力を付与された軸方向に変位可能な摺動支軸と、摺動支軸と同一中心線を有するよう設けられ、前記一方の側板と他方の側板とを前記中心線周りに変位可能、かつ軸方向に移動可能に連結する連結支軸とを有し、前記一方の側板と他方の側板とでバンドコイルを挟み込み、かつ連結支軸で連結した状態で、この状態における摺動支軸端部から連結支軸端部までの長さより小さな間隔で摺動支軸端部と支軸端部とを支持するように結束装置に設けられたリールスタンドに、前記圧縮スプリングをさらに圧縮して支持させ、一方の側板と他方の側板とバンドコイルと支軸とをリールスタンド上で一体化することができるようにした構成になっている。
特許文献3に示されるリール装置は、先端側を拡張変形可能にした保持部材を有する内側プレートを、その軸通し部に本体(結束装置又はそのリールスタンド)側に、回転可能に設けた軸を通すとともに軸の固定具に固定して取り付け、次いでバンドコイルをその中空部に前記内側プレートの保持部材を収容する状態に装着するようにしている。そして、前記保持部材に先端側から進入し、保持部材の先端側をその内側から拡張するはめ込み用筒部材を有する外側プレートを、その軸通し部に前記本体側に設けた軸を通し、さらに外側プレートから突き出した前記軸の突出部に設けられた雄ねじ部に雌ねじ部を有するハンドルをねじ込んで、外側プレートを内側プレート側に押し付け、外側プレートと内側プレートとバンドコイルとを本体上で一体化することができるようにした構成になっている。
実開昭57−149204号公報 実開昭57−151202号公報 特開2002−87404号公報
最近の新聞は、新聞社から独立した印刷会社が名称の異なる多種の新聞を印刷するようになり、それに伴って、当該印刷会社から従来に増して多くの搬送先に様々な新聞が搬送されるようになった。そしてそれぞれの搬送にあたっての積み込み、積み降ろしを少なくとも従来同様の速度で間違いなく行うために、梱包され結束された新聞束を一目で見分けられるよう、色の異なる結束用バンドでの結束が求められるようになり、そのため結束装置においては結束用バンドの中途交換が必要となった。
ところで、結束用バンドのコイルは、前記特許文献1の明細書中にも記載されるように、巻きぐせがつかないように、かつ引き出しを円滑に行いうるように巻かれているが、荷扱いが良くないと巻き姿が崩れ、引き出しを円滑に行うことができなくなる場合が生じるものである。
したがって、前記した特許文献1ないし特許文献3に示された結束装置のバンドリール装置、つまり結束装置又はそのリールスタンドに装着した状態の場合にのみ結束用バンドのコイルとの一体化が可能なバンドリールによって結束用バンドのコイルを装着可能にしたバンドリール装置では、前記したように使用途中の結束用バンドのコイルの交換を頻繁に行うと、そのつど慎重に結束用バンドのコイルを取り扱っても、何ら拘束されていない状態で放置される使用途中の結束用バンドのコイルは徐々に弛みが生じてこれの巻き姿が崩れ、付け替えての繰り返し使用に際して結束用バンドの引き出しを円滑に行うことができずに作業効率を著しく低下させる事態が生じ、ひいては結束用バンドのコイルの繰り返し使用が不能になる事態が生じていた。
この発明は、前記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、使用途中の結束用バンドのコイルを、結束装置から取り外した際にも、当該使用途中の結束用バンドのコイルを結束装置に取り付けているときと同様に拘束し得るようにして、使用途中の結束用バンドのコイルの交換及び繰り返し使用を頻繁に行うことができ、これにより結束用バンドのコイルの繰り返し使用の際に生じていたコイルの弛みや巻き姿の崩れを防止できて、作業効率の著しい低下を防止するとともに、結束用バンドのコイルの繰り返し使用が不可能になる事態の発生を防止し、さらに作業効率の向上と資源の無駄を一掃することができるようにした結束装置のバンドリール装置に用いられるバンドリールを提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、この発明に係るバンドリールで、請求項1の発明は、結束用のバンドコイルを保持可能であり、結束用バンドのコイルを保持したままでバンドリール装置の自由回転可能にした支持軸に対して装着及び離脱可能なバンドリールにおいて、結束用バンドのコイルの中空部を貫通可能であり、かつ先端側外周面に雄ねじ部を設けるとともに、前記支持軸に回転方向に連結可能であるよう中空に形成された中空軸と、この中空軸の基端部に取り付けられた一方の押え部材と、前記中空軸の外周にこの中空軸の軸方向に移動可能に嵌合するスリーブに取り付けられた他方の押え部材と、前記一方の押え部材を取り付けた中空軸に設けられた雄ねじ部とねじ結合可能で、前記中空軸に嵌合したスリーブの前記中空軸先端側への移動を規制する規制部材と、を備え、結束用バンドのコイルを両押え部材間に挟むとともに、規制部材を締め込むことにより他方の押え部材を一方の押え部材側へ送り込んで両押え部材間に結束用バンドのコイルを固定して保持可能にした構成になっている。
また、請求項の発明は、前記した請求項の発明のバンドリールにおいて、一方の押え部材を中空軸に対して、又は他方の押え部材をスリーブに対して、対向する押え部材側へ所定のストロークで移動可能に取り付け、前記一方の押え部材と中空軸の間、又は他方の押え部材とスリーブの内に弾性部材を介装し、結束用バンドのコイルの両側面が両押え部材にて常に押さえられるようにした構成になっている。
また、請求項の発明は、前記した請求項の発明のバンドリールにおいて、両押え部材のそれぞれの中空部に、対向方向に角錘台状または円錐台状に突出する突出部を設け、この両突出部を結束用バンドのコイルの中空部にはめ込むことにより結束用バンドのコイルを支持する構成になっている。
さらに、請求項の発明は、前記した請求項ないし請求項のいずれかの発明のバンドリールにおいて、中空軸に軸方向の切り欠き又は凸部もしくは凹部を設け、バンドリール装置に装着状態で、前記切り欠き又は凸部もしくは凹部によりバンドリール装置の支持軸と回転方向に一体化可能である構成になっている。
本発明によれば、対向する押え部材を中空軸で連結することによって、前記押え部材間に結束用バンドのコイルを挟んで固定可能にし、中空軸で連結した押え部材間に挟んでバンドリールと一体にした結束用バンドのコイルを、前記中空軸によって結束装置に設けた支持軸に対して装着及び離脱可能に構成したことにより、使用途中の結束用バンドのコイルの交換及び繰り返し使用を頻繁に行っても、結束用バンドのコイルに弛みや巻き姿の崩れが生じることがなく、作業効率の著しい低下を防止するとともに、結束用バンドのコイルの繰り返し使用が不能になる事態の発生を防止し、作業効率の向上と資源の無駄を一掃することができる。そして特に本発明によれば、結束装置とは無関係に、かつ誰もが極めて容易に、バンドリールによって結束用バンドのコイルを保持して固定することができ、このコイルを結束装置に装着する以前の段階から、その弛みや巻き姿の崩れの発生を予防することができる。
また、請求項の発明によれば、結束用バンドのコイルを保持して固定したバンドリールに外力が作用した場合でも、保持されたこのコイルには、その力が弾性部材によって緩和されて作用するので、当該外力による結束用バンドのコイルの弛みや巻き姿の崩れの発生を防止ないし軽減することができる。そして、結束用バンドの消費に伴って巻き幅が徐々に減少するような結束用バンドのコイルを使用する場合でも、対向する押え部材間に結束用バンドのコイルを固定した後にコイルと両押え部材との間に間隙が生じるのを防止することができ、結束用バンドの消費にあたって、バンドが押え部材とコイルとの間にバンドが落ち込んで、バンドの引き出しに支障をきたすことをなくすことができる。
また、請求項の発明によれば、結束用バンドのコイルをバンドリールに保持させる際に、このコイルの軸心とバンドリールの軸心とを極めて容易に合わせることができる。
そしてさらに、請求項の発明によれば、結束用バンドのコイルを保持したバンドリールをバンドリール装置に装着する際に、このバンドリールとバンドリール装置の支持軸とを、誰もが極めて容易に回転方向に関して一体化することができる。
次に、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は結束用バンドのコイルを保持したバンドリールを装着した状態のバンドリール装置を示す縦断側面図、図2はバンドリール装置から取り外した状態の前記バンドリールを示す縦断側面図、図3はバンドリールの一部を切欠して示した結束装置におけるバンドリール装置の正面図、図4は図2のX−X矢視図、図5は図4のY矢視図である。
図1において、バンドリール装置1は、結束装置2に自由回転可能に設けられた支持軸3と、この支持軸3に軸方向に抜き差し可能に、かつ挿入した状態で回転方向に係合支持されるバンドリール4と、このバンドリール4を支持軸3に軸方向に取り付ける取り付け装置5と、前記結束装置2側に設けられて前記バンドリール4の自由回転を制動するブレーキ装置6とを備えている。なお、図3で示した実施の形態では同一構成のバンドリール装置1を2組備えた構成を示した。
前記支持軸3は、これの基端部が結束装置2のフレーム7に取り付けられた軸受ボックス8に軸受9を介して回転可能にして片持ち状に支持されている。そしてこの支持軸3の先端部はこれの中間部より若干小径になっていて、この部分に雄ねじ10が設けてある。また、支持軸3の中間部の外周面にねじ孔11が軸直角状に設けてある。
ブレーキ装置6は、前記支持軸3を支持する軸受ボックス8の外周に軸受12を介して自由回転可能に支持されたブレーキ板13と、このブレーキ板13の外周面に接離するブレーキシュー14と、このブレーキシュー14の接離作動を駆動する流体圧アクチュエーター15とからなっている。そして前記ブレーキシュー14は、支軸16にて結束装置2のフレーム7に角変位可能にして一側が支持されたアーム17の中間部に取り付けられている。前記流体圧アクチュエーター15は、これの尾端が支軸18にて角変位可能に支持されており、その伸縮ロッドが連結部材19及びピン20を介して前記アーム17の他側に角変位可能に連結されている。
前記ブレーキ装置6のブレーキ板13のフレーム7と対向しない側、すなわち支持軸3側に前記したバンドリール4をこのブレーキ板13に係脱可能に連係する円板状の連結部材21がブレーキ板13と同芯状に固定されている。そしてこの連結部材21の端面には、後述するバンドリール4と回転方向変位が一体に行われるように係合するための溝22が円周方向に少なくとも1個所、例えば円周方向等分4箇所に設けてある。
バンドリール4は、前記バンドリール装置1の支持軸3に軸方向に抜き差し可能に嵌合する中空軸23と、この中空軸23に支持されて、結束用バンドのコイルBCの両側面を押さえ支持する一方及び他方の押え部材24、25と、他方の押え部材25の中空軸23における先端側の位置を規制する規制部材26とを備えている。
中空軸23の軸方向基端部に、中空部より段状に大径にした肩部27が中空状に形成してあり、この肩部27の端面部に前記したブレーキ装置6側に固定した連結部材21の溝22に回転方向変位が一体に行われるように連結する突起28が設けてある。この突起28は少なくとも1個、あるいは前記溝22のそれぞれに連結する位置の複数個所、例えば円周方向等分4個所に設けられている。
また、中空軸23の先端部の外周面に雄ねじ29が設けられている。そしてこの中空軸23の長さは支持軸3より短くなっていて、この中空軸23が支持軸3に嵌合装着された状態で、この中空軸23の先端より前記支持軸3の雄ねじ10を設けた部分が突出されるようになっている。
また、この中空軸23には、前記支持軸3に設けられたねじ孔11に対応する位置に、このねじ孔11にねじ込まれる係合ピン30が係合する幅の長溝31が軸方向に設けてある。なおこの長溝31は、大径にした肩部27から中空軸部分にわたって設けられており、中空軸23を支持軸3に、これの基端側から嵌合したときに、前記係合ピン30が中空軸23の大径部先端側と干渉することなく長溝31内に係合するようになっている。
バンドリール4の前記一方の押え部材24は、中空軸23の基端側に配置されるものであり、この一方の押え部材24は、外リング32と内リング33と、この両リング32、33を連結するべく放射方向に複数本(例えば6本)設けたリブ34とからなる枠体35と、この枠体35の内径側に固定される拘束部材36と、この拘束部材36を前記中空軸23の肩部27に連結する連結板材37とから構成される。
前記拘束部材36は、広鍔の帽子形状に形成され、略円錐台形状で軸方向に立ち上がり、中央部分の端面が連結用の縁を残して切り欠かれ、この円錐台形状で立ち上がる中央部分が内側に位置するように配されるとともに、広鍔部36aの裏面が前記枠体35の内側に沿う状態にして、この枠体35にボルト連結されるようになっている。
また、前記連結板37は中央に外縁と同心の切り欠き穴が設けられ、前記拘束部材36の円錐台形状で立ち上がる中央部分の端面に残された連結用の縁に外縁側がボルト止めされるようになっている。そしてこの連結板材37の切り欠き穴の周縁部が前記中空軸23の肩部27にボルト止めされるようになっていて、このボルト止めにより、中空軸23と一方の押え部材24とが、両者の中心線が略一致させられ、中空軸23が一方の押え部材24の拘束部材36の円錐台形状で立ち上がる中央部分の端面から先端側が突出する状態で連結されるようになっている。
他方の押え部材25は中空軸23の先端側に配置されるものであり、この他方の押え部材25は、外リング38と内リング39とこの両リング38、39を連結するべく放射方向に複数本(例えば6本)設けたリブ40とからなる枠体41と、この枠体41の内径側に固定される拘束部材42と、この拘束部材42の内径側に固定される連結板材43と、この連結板材43の内径側に同心状に連結されるスリーブ44とから構成されていて、基本的にはこの他方の押え部材25は前記一方の押え部材24と軸方向に対向形状になっている。
すなわち、この他方の押え部材25における拘束部材42は、広鍔の帽子形状に形成され、略円錐台形状で軸方向に立ち上がり中央部分の端面が連結用の縁を残して切り欠かれ、この円錐台形状で立ち上がる中央部分が内側に位置するように配されるとともに、広鍔部42aの裏面が前記枠体41の内側に沿う状態にして前記枠体41にボルト連結されるようになっている。
また前記連結板材43は、中央に外縁と同心の切り欠き穴が設けられ、前記拘束部材42の円錐台形状で立ち上がる中央部分の端面に残された連結用の縁に外縁側がボルト止めされるようになっている。
前記スリーブ44は、前記中空軸23の外周面に少なくとも軸方向に容易に変位可能に嵌合するようになっている。そしてこのスリーブ44に設けられたフランジ部には中空軸23の基端側へ向けて突出するピンボルト45が円周方向に複数個設けてあり、このピンボルト45に前記連結板材43の切り欠き穴の周縁部が中空軸23の軸方向に移動可能に連結されるとともに、このピンボルト45に前記フランジ部と連結板材43の周縁部との間に介在した圧縮ばね46にて連結板材43がスリーブ44に対して一方の押え部材24側へ付勢されるようになっている。
規制部材26は、中空軸23の先端部の外周面に設けられた雄ねじ29にねじ結合することにより前記スリーブ44の背面側を支持するようになっている。規制部材26の先端部には筒状部が形成してあり、この筒状部にこの規制部材27を回転するための工具を係合する小穴47が設けてある。
バンドリール4を支持軸3に軸方向変位が一体に行われるように取り付ける取り付け装置5は、支持軸3の前記中空軸23より突出する先端部に設けられた雄ねじ10と、この雄ねじ10にねじ結合するバンドリール取り付け部材48にて構成されている。そしてこのバンドリール取り付け部材48が支持軸3の雄ねじ10にねじ結合した状態でバンドリール4の中空軸23の端面に当接して、バンドリール4が支持軸3に、つまり結束装置2に取り付けられるようになっている。
次に、以上の構成の結束装置2におけるバンドリール装置1の使用状態を説明する。
結束装置2に結束用バンドのコイルBCを取り付けるには、まずバンドリール4に前記コイルBCを取り付け、ついでこのバンドリール4を支持軸3に取り付ける。
結束用バンドのコイルBCを取り付ける前のバンドリール4は、一方の押え部材24が中空軸23の肩部27に取り付けられており、他方の押え部材25は中空軸23から外されている。
バンドリール4に結束用バンドのコイルBCを取り付けるには、中空軸23が取り付けられている一方の押え部材24の拘束部材36を、これの円錐台形状で立ち上がる中央部分を前記コイルBCの中空部に中空軸23とともにはめ込んで、前記拘束部材36の中空部分に、この中空部分の中心が中空軸23の中心とほぼ一致した状態で貫通させる。
次いで、他方の押え部材25を、この他方の押え部材25のスリーブ26を中空軸23の先端側に挿入するとともに、拘束部材42を前記コイルBCの中空部に前記一方の押え部材24の反対側からはめ込み、コイルBCを両押え部材24、25間に挟む。そしてさらに、他方の押え部材25の外側から規制部材26を中空軸23の先端部に設けられた雄ねじ29にねじ連結してこれを締め込む。この規制部材26の締め込みによってスリーブ44が押し込まれ、このスリーブ44の押し込みによって圧縮ばね46をより圧縮し、その反発力によって、両押え部材24、25の拘束部材36、42の広鍔部36a、42aの表面を前記コイルBCの側面に強く接触させる。これにより図2に示すように、結束用バンドのコイルBCがバンドリール4に一体状に把持し固定される。
なお、スリーブ44を押し込むために規制部材26を締め込む際は、必要に応じてこの規制部材26の筒状部に設けた小穴47に適宜の工具を差し込んで行う。
次いで、図1に示すように、結束用バンドのコイルBCを一体に把持し固定したバンドリール4を結束装置1に装着する。
つまり、前記バンドリール4の中空軸23を、これの基端側を先行させて、バンドリール装置1の支持軸3に嵌合する。この嵌合に際し、支持軸3にねじ込まれ固定された係合ピン30を中空軸23の切り欠き溝31と係合させ、中空軸23の基端面に設けられた突起28をブレーキ装置6の連結部材21に設けた溝22に回転方向変位が一体に行われるように結合させる。
これらの結合によって、支持軸3と中空軸23、つまり支持軸3と結束用バンドのコイルBCを一体に把持し固定したバンドリール1が回転方向で一体化される。
次いで、中空軸23の先端から突出している支持軸3の先端部に設けられた雄ねじ部10にバンドリール取り付け部材48をねじ結合して中空軸23の先端を軸方向に押さえ込むことにより、中空軸23の軸方向位置が固定され、バンドリール4が支持軸3に、つまり結束装置2に装着される。
結束装置2は、以上記載したように結束用バンドのコイルBCを一体に把持し固定したバンドリール4を支持軸3に装着したのちに稼動する。
この結束装置2の稼動において、結束作動に応じてバンドリール4から結束用バンドが引き出される。このときのバンドリール4は、ブレーキ装置6のブレーキ板13とともに自由回転状態にあるので、結束用バンドは抵抗なく引き出される。またこのときの結束用バンドは、結束装置2のフレーム7に設けた複数の案内ローラからなるバンド案内装置49にて案内される。
バンドの引き出しが終了すると、ブレーキ装置6が作動してバンドリール4の慣性回転が阻止される。
このブレーキ装置6の作動は、流体圧アクチュエーター15が、その伸縮ロッドを伸長する方向に動作してアーム17を支軸16周りに角変位し、アーム17の中間部に設けられたブレーキシュー14をブレーキ板13の外周面に押しつけてこれを制動することによってなされ、このブレーキ板13と一体化されたバンドリール4及び支持軸3が制動される。
上記稼動途中で、結束用バンドの色変更等によりこれの交換が必要になったときには、バンドリール取り付け部材48を取り外し、バンドリール装置1のバンドリール4に装着されている結束用バンドのコイルBCを、このバンドリール4ごと取り外し、別に用意した例えば異なる色の結束用バンドのコイルBCを一体に把持し固定した他のバンドリール4を支持軸3に装着し、バンドリール取り付け部材48で固定する。
また図3に示すように、バンドリール装置4を2組(複数組)備えた実施の形態では、この各バンドリール装置4の結束用バンドを選択的に用いることができる。
また、上述した実施の形態においては、バンドリール4の一方の押え部材24を中空軸23の基端側にボルト結合する例を示したが、この一方の押え部材24を他方の押え部材25と同様に、中空軸23に対して軸方向へ移動可能に設けると共に、この押え部材24を他方の押え部材25側へ圧縮ばねにて押圧するようにしてもよい。この場合、他方の押え部材25はスリーブ44に固定してもよい。そして前記圧縮ばねは、コイルスプリング以外に皿ばねやゴム材を用いてもよい。
また、支持軸3と中空軸23との回転方向の結合は、図1に示した係合ピン11と長溝31に限るものではなく、支持軸3に固着したキー部材が中空軸23の軸方向に設けたキー溝に係合するようにしてもよく、要は支持軸に設けた凸部と中空軸23に設けた切り欠きもしくは凹部との係合、又は支持軸に設けた切り欠きもしくは凹部と中空軸23に設けた凸部との係り合いによってもよい。
また、ブレーキ装置6のブレーキ板21は中空軸23(バンドリール側)に設けてもよく、さらに押え部材24、25における拘束部材36、42の立ち上がり形状は角錘台状であってもよい。
この発明は、コイル状に巻いた結束用バンド、例えばポリプロピレンバンドを引き出して物品を収納した箱や、新聞などの積み重ね物品等の梱包結束をする結束装置に利用可能である。
結束用バンドのコイルを保持したバンドリールを支持軸に装着した状態のバンドリール装置を示す縦断側面図である。 支持軸から取り外した状態のバンドリールを示す縦断側面図である。 バンドリールの一部を切欠して示したバンドリール装置の正面図である。 図2のX−X矢視図である。 図4のY矢視図である。
符号の説明
1…バンドリール装置、2…結束装置、3…支持軸、4…バンドリール、5…取り付け装置、6…ブレーキ装置、7…フレーム、8…軸受ボックス、9…軸受、10…雄ねじ、11…ねじ孔、12…軸受、13…ブレーキ板、14…ブレーキシュー、15…流体圧アクチュエーター、16…支軸、17…アーム、18…支軸、19…連結部材、20…ピン、21…連結部材、22…溝、23…中空軸、24…一方の押え部材、25…他方の押え部材、26…規制部材、27…肩部、28…突起、29…雄ねじ、30…係合ピン、31…長溝、32…外リング、33…内リング、34…リブ、35…枠体、36…拘束部材、36a…広鍔部、37…連結板材、38…外リング、39…内リング、40…リブ、41…枠体、42…拘束部材、42a…広鍔部、43…連結板材、44…スリーブ、45…ピンボルト、46…圧縮ばね、47…小穴、48…バンドリール取り付け部材、49…バンド案内装置。

Claims (4)

  1. 結束用のバンドコイルを保持可能であり、結束用バンドのコイルを保持したままでバンドリール装置の自由回転可能にした支持軸に対して装着及び離脱可能なバンドリールにおいて、
    結束用バンドのコイルの中空部を貫通可能であり、かつ先端側外周面に雄ねじ部を設けるとともに、前記支持軸に回転方向に連結可能であるよう中空に形成された中空軸と、
    この中空軸の基端部に取り付けられた一方の押え部材と、
    前記中空軸の外周にこの中空軸の軸方向に移動可能に嵌合するスリーブに取り付けられた他方の押え部材と、
    前記一方の押え部材を取り付けた中空軸に設けられた雄ねじ部とねじ結合可能で、前記中空軸に嵌合したスリーブの前記中空軸先端側への移動を規制する規制部材と、
    を備え、
    結束用バンドのコイルを両押え部材間に挟むとともに、規制部材を締め込むことにより他方の押え部材を一方の押え部材側へ送り込んで両押え部材間に結束用バンドのコイルを固定して保持可能にした、
    ことを特徴とするバンドリール。
  2. 請求項1記載のバンドリールにおいて、
    一方の押え部材を中空軸に対して、又は他方の押え部材をスリーブに対して、対向する押え部材側へ所定のストロークで移動可能に取り付け、
    前記一方の押え部材と中空軸の間、又は他方の押え部材とスリーブの内に弾性部材を介装し、
    結束用バンドのコイルの両側面が両押え部材にて常に押さえられるようにした
    ことを特徴とするバンドリール。
  3. 請求項2記載のバンドリールにおいて、
    両押え部材のそれぞれの中空部に、対向方向に角錘台状または円錐台状に突出する突出部を設け、
    この両突出部を結束用バンドのコイルの中空部にはめ込むことにより結束用バンドのコイルを支持する
    ことを特徴とするバンドリール。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか記載のバンドリールにおいて、
    中空軸に軸方向の切り欠き又は凸部もしくは凹部を設け、
    バンドリール装置に装着状態で、前記切り欠き又は凸部もしくは凹部によりバンドリール装置の支持軸と回転方向に一体化可能である
    ことを特徴とするバンドリール。
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