JP4748783B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4748783B2
JP4748783B2 JP2005277941A JP2005277941A JP4748783B2 JP 4748783 B2 JP4748783 B2 JP 4748783B2 JP 2005277941 A JP2005277941 A JP 2005277941A JP 2005277941 A JP2005277941 A JP 2005277941A JP 4748783 B2 JP4748783 B2 JP 4748783B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
filter
organic
support member
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005277941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007083205A (ja
Inventor
幹雄 増市
幸宏 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2005277941A priority Critical patent/JP4748783B2/ja
Publication of JP2007083205A publication Critical patent/JP2007083205A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4748783B2 publication Critical patent/JP4748783B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

本発明は、塗布装置に関し、より特定的には、ステージ上に載置した基板にノズルから有機EL材料等の塗布液を吐出して塗布する塗布装置に関する。
従来、基板等の被処理体に塗布液を塗布する塗布装置が各種開発されている。例えば、有機EL(Electro Luminescence)表示装置を製造する装置では、ステージ上に載置されたガラス基板等の基板の主面に所定のパターン形状で正孔輸送材料や有機EL材料をノズル塗布する塗布装置が用いられる。この塗布装置では、ノズルから塗布液(有機EL材料や正孔輸送材料)が所定の圧力で吐出される。具体的には、塗布装置に備えられたタンク等の供給源に塗布液が貯留され、供給源から供給される塗布液をポンプで増圧し、配管内に設けられたフィルタで異物を除去した後、ノズルから吐出される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された塗布装置は、ノズル先端部近傍にフィルタが設けられる。具体的には、特許文献1の図2に示されているように、ノズル本体41先端部に形成された内部空間SPに、フィルタ43と、当該フィルタ43を上下から挟み込む2つのスペーサ42および44と、およびオリフィス45aが形成された先端部材45を配置し、当該ノズル本体41先端部に固定キャップ46を螺合することによって固定される。
特開2004−41943号公報
しかしながら、上記塗布装置にフィルタ43を設置するとき、ノズル本体41の内部空間SP内にスペーサ42、フィルタ43、スペーサ44、および先端部材45の順に積み上げた後、固定キャップ46を螺合することによって固定される。一方、上記塗布装置に設けられるフィルタ43は、例えばポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)等を材質とする薄膜材が用いられる。したがって、フィルタ43を内部空間SP内に積み上げるとき、非常に不安定な状態となる。具体的には、フィルタ43の全周の一部が2つのスペーサ42および44と接面しない状態で積み上げられることがある。このような状態で固定キャップ46が螺合されると、フィルタ43を通過せずにオリフィス45aに到達する塗布液が存在するため、ノズルの目詰まり等の原因となる。また、スペーサ42および44によって挟み込まれたフィルタ43の張設状態(撓み量)も安定しないことがある。このような状態で固定キャップ46が螺合されると、フィルタ43と他の部材(例えば、先端部材45)との間のクリアランスが不安定となるため、フィルタ43が他の部材に張り付くような状態となる。このような状態を防止するためには、ノズル本体41の内部空間SP内にスペーサ42、フィルタ43、スペーサ44、および先端部材45を設置する作業が複雑となり、作業の正確性が要求される。なお、このような組み込み作業は、フィルタ43の定期交換毎に必要となる。
また、ノズル本体41に固定キャップ46が螺合された後は、最先端部にオリフィス45aが形成された先端部材45が配置されているため、作業者は、オリフィス45aを介してのみ内部を視認することができる。しかしながら、オリフィス45aは、非常に微小な内径(例えば、10〜70μm)で形成された開口部であるため、現実的には内部を視認することができない。したがって、作業者は、ノズル本体41内部に固定したフィルタ43の状態を確認することができない。
それ故に、本発明の目的は、フィルタを組み込む作業性を向上させることによって、ノズル内部のフィルタ性能を向上させた塗布装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特徴を有している。
第1の発明は、その先端部に形成されたオリフィスから基板上に塗布液を吐出するノズルを備えた塗布装置である。ノズルは、フィルタ部を備える。フィルタ部は、その内部に形成されて塗布液をオリフィスまで流動させる流路上に設けられる。フィルタ部は、中空支持部およびフィルタ膜を含む。中空支持部は、流路の一部となる筒穴を有する。フィルタ膜は、中空支持部の筒穴内に支持される。中空支持部は、一対の中空筒状部材を嵌合することによって構成される。一方の中空筒状部材は、その底面に先端外形が漸増的に太くなった先太で、その先端が当接平面である凸形状部が形成される。他方の中空筒状部材は、その上面に凸形状部と同形状で底内径が上面内径より漸増的に広がり、その底が当接平面である凹形状部が形成される。フィルタ膜は、凸形状部と凹形状部とを挿嵌することに
よって、一方の中空筒状部材の底面と他方の中空筒状部材の上面との間に挟持されて支持される。
第2の発明は、上記第1の発明において、フィルタ膜は、中空支持部の筒穴軸方向に対してその筒穴の中間位置で支持される。
第3の発明は、上記第1の発明において、フィルタ部は、中空支持部がフィルタ膜を筒穴内で支持した状態でノズルに対して着脱可能である。
の発明は、上記第1の発明において、ノズルは、ノズル本体およびノズルシートを、さらに備える。ノズル本体は、流路の一部となる貫通穴を有する。ノズルシートは、オリフィスが形成される。中空支持部の上面とノズル本体の下面とが当接し、中空支持部の下面とノズルシートの上面とが当接することによって、フィルタ部は、ノズル本体とノズルシートとの間で挟持されて装着される。フィルタ膜は、中空支持部の下面から所定距離だけ離れた筒穴内に支持されることによって、フィルタ部がノズル内に装着されたときにそのフィルタ膜とノズルシートとが離間する。
の発明は、上記第の発明において、塗布液は、有機EL表示装置を製造するための有機EL材料および正孔輸送材料の少なくとも一方である。
上記第1の発明によれば、フィルタ部は、上下方向に貫通した流路を形成する中空支持部に対して、当該流路内にフィルタ膜を支持しており、フィルタ膜が中空支持部とサブアッセンブリー化されているために扱いが非常に簡単となり、フィルタ膜の設置状態を安定させることができる。また、作業者は、一方の中空筒状部材の嵌合面上にフィルタ膜を配置し、その後当該フィルタ膜を挟み込むように他方の中空筒状部材を挿嵌するだけで、フィルタ膜を中空支持部内に容易に固定することができる。
上記第2の発明によれば、フィルタ部は、上下方向に貫通した流路を形成する中空支持部材に対して、当該流路の中間位置にフィルタ膜を支持しているため、フィルタ部をノズル内に装着したときにフィルタ膜と他の部材との接触を防止することができる。
上記第3の発明によれば、フィルタ膜が中空支持部内に支持された状態でノズルに対して着脱可能であるため扱いが非常に簡単となる。具体的には、作業者は、フィルタ膜の支持状態を中空支持部の筒穴から視認することが容易であるため、フィルタ膜を支持した状態にミスがあっても、当該ミスを容易に発見することができ、その修正も容易である。また、中空支持部内にフィルタ膜を支持した状態でノズルに装着することができるため、ノズルの組み立て作業自体も容易になる。
上記第の発明によれば、ノズルから塗布液が吐出される最大吐出圧力のときに想定されるフィルタ膜の撓み量以上に所定距離を設定することによって、フィルタ膜とオリフィスとが接触することを防止することができる。
上記第の発明によれば、有機EL材料や正孔輸送材料を塗布液として用いるとき、フィルタ部とオリフィスが形成されたノズルシートとが当接しているため、それらの離間距離が短くなり、フィルタ部からオリフィスまで塗布液が圧送される間に溶質のゲル化することを防止することができる。つまり、オリフィスの目詰まりが減少するため、塗布装置の連続稼働時間を長くすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る塗布装置について説明する。説明を具体的にするために、当該塗布装置が有機EL材料や正孔輸送材料等を塗布液として用いる有機EL表示装置を製造する装置に適用された例を用いて、以下の説明を行う。有機EL表示装置を製造する装置は、有機EL材料や正孔輸送材料等をステージ上に載置されたガラス基板上に所定のパターン形状に塗布して有機EL表示装置を製造するものである。図1は、有機EL表示装置の製造装置の要部概略構成を示す平面図および正面図である。なお、有機EL表示装置を製造する装置に用いられる塗布装置は、上述したように有機EL材料や正孔輸送材料等の複数の塗布液を用いるが、それらの代表として有機EL材料を塗布液として説明を行う。
図1において、有機EL表示装置の製造装置1は、大略的に、基板載置装置2および有機EL塗布機構5を備えている。有機EL塗布機構5は、ノズル移動機構部51、ノズルユニット50、および液受部53を有している。ノズル移動機構部51は、ガイド部材511が図示X軸方向に延設されており、ノズルユニット50をガイド部材511に沿って図示X軸方向に移動させる。ノズルユニット50は、赤、緑、および青色の何れか1色の有機EL材料を吐出するノズル52a〜52cを並設した状態で保持する。各ノズル52a〜52cへは、それぞれ供給部(図2参照)から赤、緑、および青色の何れか1色の有機EL材料が供給される。このように、典型的には3本のノズル52a〜52cから同じ色の有機EL材料が吐出されるが、説明を具体的にするために赤色の有機EL材料が3本のノズル52a〜52cから吐出される例を用いる。
基板載置装置2は、ステージ21、旋回部22、平行移動テーブル23、ガイド受け部24、およびガイド部材25を有している。ステージ21は、被塗布体となるガラス基板等の基板Pをそのステージ上面に載置する。ステージ21の下部は、旋回部22によって支持されており、旋回部22の回動動作によって図示θ方向にステージ21が回動可能に構成されている。また、ステージ21の内部には、有機EL材料が塗布された基板Pをステージ面上で予備加熱処理するための加熱機構が設けられている。
有機EL塗布機構5の下方を通るように、ガイド部材25が上記X軸方向と垂直の図示Y軸方向に延設されて固定される。平行移動テーブル23の下面にはガイド部材25と当接してガイド部材25上を滑動するガイド受け部24が固設されている。また、平行移動テーブル23の上面には、旋回部22が固設される。これによって、平行移動テーブル23が、例えばリニアモータ(図示せず)からの駆動力を受けてガイド部材25に沿った図示Y軸方向に移動可能になり、旋回部22に支持されたステージ21の移動も可能になる。
ステージ21上に基板Pを載置して、平行移動テーブル23が有機EL塗布機構5の下方まで移動したとき、当該基板Pが赤色の有機EL材料の塗布をノズル52a〜52cから受ける位置となる。そして、制御部(図2参照)がノズルユニット50をX軸方向に往復移動させるようにノズル移動機構部51を制御し、ステージ21をY軸方向へ当該直線移動毎に所定ピッチだけ移動させるように平行移動テーブル23を制御し、ノズル52a〜52cから所定流量の有機EL材料を吐出する。また、ノズル52a〜52cのX軸方向吐出位置において、ステージ21に載置された基板Pから逸脱する両サイド空間には、基板Pから外れて吐出された有機EL材料を受ける液受部53Lおよび53Rがそれぞれ固設されている。ノズル移動機構部51は、基板Pの一方サイド外側に配設されている液受部53の上部空間から、基板Pを横断して基板Pの他方サイド外側に配設されている液受部53の上部空間まで、ノズルユニット50を往復移動させる。また、平行移動テーブル23は、ノズルユニット50が液受部53の上部空間に配置されている際、ノズル往復移動方向とは垂直の所定方向(図示Y軸方向)に所定ピッチだけステージ21を移動させる。このようなノズル移動機構部51および平行移動テーブル23の動作と同時にノズル52a〜52cから有機EL材料を液柱状態で吐出することによって、赤色の有機EL材料が基板Pに形成されたストライプ状の溝毎に配列された、いわゆる、ストライプ配列が基板P上に形成される。
次に、図2を参照して、有機EL表示装置の製造装置1における制御機能および供給部の概略構成について説明する。なお、図2は、有機EL表示装置の製造装置1の制御機能および供給部を示すブロック図である。
図2において、有機EL表示装置の製造装置1は、上述した構成部の他に、制御部3、第1供給部54a、第2供給部54b、および第3供給部54cを備えている。第1〜第3供給部54a〜54cは、共に赤色の有機EL材料をそれぞれノズル52a〜52cに配管を介して供給する。なお、供給源541a〜541cからノズル52a〜52cに至るそれぞれの配管は、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、テフロン(登録商標)等を材料とする管部材が用いられる。
第1供給部54aは、有機EL材料の供給源541aと、供給源541aから有機EL材料を取り出すためのポンプ542aと、有機EL材料の流量を検出する流量計543aとを備えている。また、第2供給部54bは、有機EL材料の供給源541bと、供給源541aから有機EL材料を取り出すためのポンプ542bと、有機EL材料の流量を検出する流量計543bとを備えている。第3供給部54cは、有機EL材料の供給源541cと、供給源541aから有機EL材料を取り出すためのポンプ542cと、有機EL材料の流量を検出する流量計543cとを備えている。そして、制御部3は、第1〜第3供給部54a〜54c、旋回部22、平行移動テーブル23、およびノズル移動機構部51のそれぞれの動作を制御する。
ノズル52aは、供給部54aから供給された有機EL材料中の異物を除去するためのフィルタ部521aおよびノズルシート522aを有している。ノズル52bは、供給部54bから供給された有機EL材料中の異物を除去するためのフィルタ部521bおよびノズルシート522bを有している。ノズル52cは、供給部54cから供給された有機EL材料中の異物を除去するためのフィルタ部521cおよびノズルシート522cを有している。なお、後述により明らかとなるが、ノズル52a〜52cはそれぞれ同一の構造であるため、総称して説明する場合は参照符号「52」を付して説明を行う。
ここで、赤色の有機EL材料の塗布を受ける基板Pの表面には、有機EL材料を塗布すべき所定のパターン形状に応じたストライプ状の溝が複数本並設されるように形成されている。有機EL材料としては、例えば、基板P上の溝内に拡がるように流動する程度の粘性を有する有機性のEL材料が用いられ、具体的には各色毎の高分子タイプの有機EL材料が用いられる。ノズルユニット50は、所定の支持軸周りに回動自在に支持されており、制御部3の制御によって当該支持軸周りに回動させることで、塗布ピッチ間隔を調整することができる。なお、ノズル52a〜52cにおける有機EL材料を吐出するためのノズルシート522a〜522cの穴径(オリフィスhの穴径)は、基板Pに形成された溝の幅より小さい数十μm程度であり、例えば、10〜70μmである。
制御部3は、ステージ21に載置された基板Pの位置や方向に基づいて、基板Pに形成された溝の方向が上記X軸方向になるように旋回部22の角度を調整し、塗布のスタートポイント、すなわち、基板Pに形成された溝の一方の端部側で塗布を開始する塗布開始位置を算出する。なお、上記塗布開始位置は、一方の液受部53の上部空間となる。そして、制御部3は、上述したように平行移動テーブル23およびノズル移動機構部51を駆動させる。
上記塗布開始位置において、制御部3は、各ノズル52a〜52cから有機EL材料の吐出開始を各ポンプ542a〜542cに指示する。このとき、制御部3は、ストライプ状の溝の各ポイントにおける有機EL材料の塗布量が均一となり、液柱状態で有機EL材料が吐出されるように、ノズル52a〜52cの移動速度に応じてその塗布量を制御しており、流量計543a〜543cからの流量情報をフィードバックして制御する。そして、制御部3は、基板P上の溝内への有機EL材料の流し込むために、有機EL材料を基板P上の溝に沿わせながらこの溝内に流し込むようにノズルユニット50をガイド部材511に沿わせて移動させるように制御する。この動作によって、液柱状態で各ノズル52a〜52cから吐出される赤色の有機EL材料が同時にそれぞれの溝に流し込まれていく。
制御部3は、基板P上をノズルユニット50が横断して溝の他方端部の外側に固設されている他方の液受部53上に位置すると、ノズル52a〜52cからの有機EL材料の吐出を継続したまま、ノズル移動機構部51によるノズルユニット50の移動を停止する。この1回の移動によって、3列分の溝への有機EL材料の塗布が完了する。具体的には、同色の有機EL材料を各ノズル52a〜52cから吐出しているので、3列毎に1列の溝を塗布対象とした合計3列分の溝に有機EL材料が塗布される。
次に、制御部3は、平行移動テーブル23をY軸方向に所定距離(例えば、溝9列分)だけピッチ送りして、次に塗布対象となる溝への有機EL材料の塗布を行えるようにする。そして、制御部3は、他方の液受部53の上部空間からノズルユニット50を逆の方向へ基板P上を横断させて一方の液受部53上に位置すると、ノズル52a〜52cからの有機EL材料の吐出を継続したまま、ノズル移動機構部51によるノズルユニット50の移動を停止する。この2回目の移動によって、次の3列分の溝への有機EL材料の塗布が完了する。このような動作を繰り返すことによって、赤色の有機EL材料が赤色を塗布対象とした溝に流し込まれる。
以下、図3を参照して、ノズルユニット50の構造について説明する。なお、図3は、ノズルユニット50の概略構成を示す正面図である。
図3において、ノズルユニット50は、ノズル移動機構部51によってガイド部材511に沿ったX軸方向(図1参照)に往復移動等するノズルホルダ520を備えている。ノズルホルダ520は、例えばL字型形状の板状部材で構成され、水平方向に延設された底面がステージ21の上面と平行になるように配置される。そして、ノズルホルダ520は、上記底面で3本のノズル52a〜52cを支持する。各ノズル52a〜52cは、ノズル本体523a〜523cと、先端固定キャップ524a〜524c、後端ナット525a〜525c、および押さえリング526a〜526cをそれぞれ備えている。先端固定キャップ524a〜524cは、ノズル52a〜52cの先端(下端)部に設けられ、それぞれノズル本体523a〜523cに外装される。押さえリング526a〜526cは、それぞれノズル本体523a〜523cをノズルホルダ520の底面に固定する。後端ナット525a〜525cは、ノズル52a〜52cの後端(上端)部に設けられ、それぞれノズル本体523a〜523cに外装され固着される。なお、後端ナット525a〜525cは、それぞれ供給部54a〜54cからの有機EL材料を供給する配管527a〜527cとノズル本体523a〜523cとを接合する機能を有している。
次に、図4および図5を参照して、ノズル52の内部構造について説明する。なお、図4は、図3の断面A−A側から見たノズル52の側断面図である。図5は、図3に示したノズル52の各構成部を分解した状態を示す側断面図である。
図4および図5において、ノズル52は、フィルタ部521、ノズルシート522、ノズル本体523、先端固定キャップ524、および後端ナット525を備えている。ノズルホルダ520に貫装されたノズル本体523の下端面(底部)に、フィルタ部521およびノズルシート522がこの順序で装着される。そして、ノズル本体523の下端側からその先端部に先端固定キャップ524を螺合等することによって、フィルタ部521およびノズルシート522がノズル本体523の下端と先端固定キャップ524との間で挟持されて固定される。つまり、ノズル本体523の下端面とフィルタ部521の上面とが当接し、フィルタ部521の下面とノズルシート522の上面とが当接し、ノズルシート522の下面と先端固定キャップ524の内側底面とが当接することによって、フィルタ部521およびノズルシート522が固定される。また、先端固定キャップ524をノズル本体523から取り外すと、ノズルシート522およびフィルタ部521を取り出すことができる。なお、先端固定キャップ524の下端面には、後述するノズルシート522のオリフィスhを外部開放するために、所定サイズの開口部が形成されている。
また、ノズル本体523は、当該ノズル本体523の上端から下端まで貫通する貫通穴が形成されている。この貫通穴は、配管527が過不足なく挿入可能な内径(つまり、貫通穴の内径≒配管外径)で形成される。そして、ノズル本体523の上端には、凹状のテーパ面が形成されている。一方、ノズル本体523に外装されたときにノズル本体523の貫通穴と連通する同内径の貫通穴が、後端ナット525の上面から下面まで形成されている。そして、配管527は、後端ナット525の貫通穴を通ってノズル本体523の貫通穴の中程位置まで挿入される。後端ナット525の下面には、ノズル本体523のテーパ面と当接する凸状のテーパ面が形成されている。後端ナット525をノズル本体523に螺合して締め込んだ場合、ノズル本体523のテーパ面に沿って後端ナット525のテーパ面が進行し、後端ナット525の貫通穴の内径が収縮する。この貫通穴の収縮によって挿入された配管527が後端ナット525に固定され、後端ナット525が配管527との接合部としての機能を果たしている。
フィルタ部521は、その上面から下面まで貫通する流路が形成されており、当該流路の中央にフィルタ膜が設けられている。フィルタ部521の流路は、ノズル本体523に装着されたときにノズル本体523の貫通穴と連通する。また、ノズルシート522の略中央にはオリフィスhが形成され、ノズル本体523に装着されたときにフィルタ部521の流路とオリフィスhとが連通する。
一方、上述したように供給部54は、配管527を介して有機EL材料をノズル52へ圧送する。圧送されてきた有機EL材料は、ノズル本体523の貫通穴からフィルタ部521の流路を介してオリフィスhから液柱状態で吐出される。
次に、図6および図7を参照して、フィルタ部521の構造について説明する。なお、図6は、図5で示したフィルタ部521の側断面図を拡大して示した図である。図7は、フィルタ部521を組み立てた状態および分解した状態を示す斜視図である。
フィルタ部521は、フィルタ膜60、上支持部材61、および下支持部材62を備えている。フィルタ膜60は、ノズル本体523の貫通穴から圧送されてきた有機EL材料内の異物やゲル化溶質等を取り除くためにフィルタ部521の流路の中間位置に設けられている。フィルタ膜60の材質としては、例えば、ろ過精度10μmの可撓性を有するポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)が用いられる。このようなフィルタ膜60をオリフィスh直前の上流に配置することによって、10μm以上の粒子サイズの異物等によるオリフィスhの目詰まりを防止することができる。
上支持部材61および下支持部材62は、例えばテフロン(登録商標)等で形成された一対の中空部材であり、互いに組み合わされることによって円筒形状の支持部材となる。なお、上支持部材61および下支持部材62が組み合わされた円筒形状部材の筒穴がフィルタ部521の流路となる。また、上支持部材61および下支持部材62を互いに組み合わせることによって構成される円筒形状の支持部材が、本発明の中空支持部に相当する。フィルタ膜60は、その全周が上支持部材61および下支持部材62の間で挟持されて固定される。上支持部材61および下支持部材62がそれぞれフィルタ膜60を挟持する面は、互いに接面して嵌合可能な形状で形成される。例えば、上支持部材61の嵌合面には、先端外径が漸増的に太くなった先太の凸形状部が設けられ、当該凸形状部の先端に当接平面が形成されている。一方、下支持部材62の嵌合面には、上記凸形状部と同形状で底内径が上面内径より漸増的に広がった凹形状部が設けられ、当該凹形状部の底に当接平面が形成されている。そして、上支持部材61と下支持部材62とを嵌合したとき、凸形状部の当接平面の全面と凹形状部の当接平面の全面とが、互いに接合する位置関係となる。そして、嵌合面にフィルタ膜60を配置した後、上支持部材61の凸形状部と下支持部材62の凹形状部とを挿嵌することによって、フィルタ膜60を一対の当接平面で挟持しながら互いに固定される。つまり、図6に示すように、上支持部材61および下支持部材62の嵌合部の側断面形状は、Z字形状となる。
また、フィルタ部521は、ノズル52に装着されると有機EL材料の流動に応じてフィルタ膜60の中央部がノズルシート522側に撓んだ状態となる。そのため、フィルタ部521の下面からフィルタ膜60までの長さは、有機EL材料の最大吐出圧力のときに想定されるフィルタ膜60の撓み量以上に設定する。例えば、本実施例では、最大吐出圧力が3.5kgf/cm2の場合、想定されるフィルタ膜60の撓み量が0.6mmとなるため、フィルタ部521の下面からフィルタ膜60までの長さを2mmに設定する。これによって、ノズル52に装着された後にフィルタ膜60が撓んでも、ノズルシート522とフィルタ膜60とが接触することを防止できる。また、フィルタ部521の流路は、オリフィスhから一定圧力で吐出するための有機EL材料のバッファ層としても機能する。
フィルタ部521は、上下方向に貫通した流路を形成する中空支持部材に対して、当該流路中間位置にフィルタ膜60を支持することによって構成されている。上支持部材61および下支持部材62の間にフィルタ膜60を挟持した後は、ノズル本体523の下端面に装着する(図4参照)まで当該挟持状態が維持される。そして、上述したようにノズル本体523の下端側からその先端部に先端固定キャップ524を螺合等することによって、フィルタ部521およびノズルシート522がノズル本体523の下端と先端固定キャップ524との間で挟持されて固定される。このとき、フィルタ膜60は、先端固定キャップ524を螺合する際に生じる当該先端固定キャップ524とノズル本体523との間の締め付け力によって、さらに上支持部材61および下支持部材62との間で強固に固定される。したがって、フィルタ部521単独の状態においては、フィルタ膜60を上支持部材61および下支持部材62によってある程度支持すればよい。
なお、フィルタ部521の構造は、上述した構造に限定されず、ノズル52に装着するまでフィルタ膜60を流路中間で支持可能な構造であれば、他の構造でもかまわない。以下、図8〜図10を参照して、フィルタ部521の構造についての変形例を説明する。なお、図8は、フィルタ部521の第1変形例の構造を示す側断面図である。図9は、フィルタ部521の第2変形例の構造を示す側断面図である。図10は、フィルタ部521の第3変形例の構造を示す側断面図である。
図8において、フィルタ部521の第1変形例は、上述したフィルタ膜60を、上支持部材63および下支持部材64が支持している。上支持部材63および下支持部材64も、例えばテフロン(登録商標)等で形成された一対の中空部材であり、互いに組み合わされることによって円筒形状の支持部材となる。そして、上支持部材63および下支持部材64が組み合わされた円筒形状部材の筒穴がフィルタ部521の流路となる。フィルタ膜60は、その全周が上支持部材63および下支持部材64の間で挟持されて固定される。上支持部材63および下支持部材64がそれぞれフィルタ膜60を挟持する面は、互いに接面して嵌合可能な形状で形成される。上支持部材63の嵌合面には、その外径が先端まで一定の凸形状部が設けられ、当該凸形状部の先端に当接平面が形成されている。一方、下支持部材64の嵌合面には、上面から底まで内径が一定の凹形状部が設けられ、当該凹形状部の底に当接平面が形成されている。ここで、凸形状部の外径≧凹形状部の内径である。そして、上支持部材63と下支持部材64とを嵌合したとき、凸形状部の当接平面の全面と凹形状部の当接平面の全面とが、互いに接合する位置関係となる。そして、嵌合面にフィルタ膜60を配置した後、上支持部材63の凸形状部と下支持部材64の凹形状部とを挿嵌することによって、フィルタ膜60を一対の当接平面で挟持しながら互いに固定される。なお、第1変形例でも、フィルタ部521の下面からフィルタ膜60までの長さは、有機EL材料の最大吐出圧力のときに想定されるフィルタ膜60の撓み量以上に設定される。
図9において、フィルタ部521の第2変形例は、上述したフィルタ膜60を、上支持部材65および下支持部材66が支持している。上支持部材65および下支持部材66も、例えばテフロン(登録商標)等で形成された一対の中空部材であり、互いに組み合わされることによって円筒形状の支持部材となる。そして、上支持部材65および下支持部材66が組み合わされた円筒形状部材の筒穴がフィルタ部521の流路となる。フィルタ膜60は、その全周が上支持部材65および下支持部材66の間で挟持されて固定される。上支持部材65および下支持部材66がそれぞれフィルタ膜60を挟持する面は、互いに接面して嵌合可能な形状で形成される。上支持部材65の嵌合面には、その側面中央部に帯状の突起部(図9のB部)が形成された凸形状部が設けられ、当該凸形状部の先端に当接平面が形成されている。一方、下支持部材66の嵌合面には、上記突起部が嵌合する帯状の溝がその内側面中央部に形成された凹形状部が設けられ、当該凹形状部の底に当接平面が形成されている。そして、上支持部材65と下支持部材66とを嵌合したとき、凸形状部の当接平面の全面と凹形状部の当接平面の全面とが、互いに接合する位置関係となる。そして、嵌合面にフィルタ膜60を配置した後、上記突起部と溝とが嵌合するように上支持部材65の凸形状部と下支持部材66の凹形状部とを挿嵌することによって、フィルタ膜60を一対の当接平面で挟持しながら互いに固定される。なお、第2変形例でも、フィルタ部521の下面からフィルタ膜60までの長さは、有機EL材料の最大吐出圧力のときに想定されるフィルタ膜60の撓み量以上に設定される。
図10において、フィルタ部521の第3変形例は、上述したフィルタ膜60を、上支持部材67および下支持部材68が支持している。上支持部材67および下支持部材68も、例えばテフロン(登録商標)等で形成された一対の中空部材であり、互いに組み合わされることによって円筒形状の支持部材となる。そして、上支持部材67および下支持部材68が組み合わされた円筒形状部材の筒穴がフィルタ部521の流路となる。フィルタ膜60は、その全周が上支持部材67および下支持部材68の間で挟持されて固定される。上支持部材67および下支持部材68がそれぞれフィルタ膜60を挟持する面は、互いに接面して嵌合可能な形状で形成される。上支持部材67の嵌合面には、先端外径が漸減的に小径となった円錐台状の凸形状部が設けられ、当該凸形状部の先端に当接平面が形成されている。一方、下支持部材68の嵌合面には、上記凸形状部と同形状で底内径が上面内径より漸減的に狭くなった凹形状部が設けられ、当該凹形状部の底に当接平面が形成されている。そして、上支持部材67と下支持部材68とを嵌合したとき、凸形状部の当接平面の全面と凹形状部の当接平面の全面とが、互いに接合する位置関係となる。そして、嵌合面にフィルタ膜60を配置した後、上支持部材67の凸形状部と下支持部材68の凹形状部とを嵌合させることによって、フィルタ膜60を一対の当接平面で挟持しながら互いに固定される。なお、第3変形例でも、フィルタ部521の下面からフィルタ膜60までの長さは、有機EL材料の最大吐出圧力のときに想定されるフィルタ膜60の撓み量以上に設定される。なお、第3変形例の場合、上支持部材67と下支持部材68とが容易に分離するように見える構造であるが、ノズル52に装着されればノズル本体523の下端面と先端固定キャップ524との間に挟持されるので、充分にフィルタ膜60を支持することができる。また、上支持部材67と下支持部材68との嵌合面が凹凸のテーパ面であるため、互いの位置決めが容易となる。
以上のように、フィルタ部521の変形例を説明したが、他の構造によってフィルタ部521を実現することも、もちろん可能である。例えば、上述した構造では、上支持部材および下支持部材を組み合わすことによって円筒形状部材を形成したが、上支持部材および下支持部材を組み合わすことによって角筒形状部材を形成し、その角筒穴内にフィルタ膜60を支持してもかまわない。
このように、フィルタ部521は、上下方向に貫通した流路を形成する中空支持部材に対して、当該流路中間位置にフィルタ膜60を支持することによって構成されている。フィルタ膜60は、上支持部材61および下支持部材62の間でノズル52に組み込まれる前に挟持されて固定されるため、フィルタ膜60がサブアッセンブリー化されて扱いが非常に簡単となる。具体的には、作業者は、下支持部材62(または上支持部材61)の嵌合面上にフィルタ膜60を配置し、その後当該フィルタ膜60を挟み込むように上支持部材61(または下支持部材62)を嵌合させるだけで、フィルタ部521の流路中間位置に固定することができる。また、作業者は、フィルタ膜60が挟持されて固定された後、上支持部材61または下支持部材62の筒穴からフィルタ膜60の支持状態を視認することが容易である。したがって、仮にフィルタ膜60を挟み込んだ状態にミスがあっても、当該ミスを容易に発見することができ、その修正も容易である。さらに、上支持部材61および下支持部材62の間にフィルタ膜60を挟持した後は、ノズル本体523の下端面に装着する(図4参照)まで当該挟持状態を維持することができるため、ノズル52の組み立て作業自体も容易になる。
なお、上述した実施形態では、赤、緑、および青色のうち、赤色の有機EL材料を3個1組のノズル52a〜52cで基板Pの溝内に流し込んでいるが、この塗布工程は、有機EL表示装置を製造する途中工程である。有機EL表示装置を製造するときの処理手順は、正孔輸送材料(PEDOT)塗布→乾燥→赤色の有機EL材料塗布→乾燥→緑色の有機EL材料塗布→乾燥→青色の有機EL材料塗布→乾燥という手順となる。この場合、本発明の塗布装置は、正孔輸送材料、赤色の有機EL材料、緑色の有機EL材料、および青色の有機EL材料をそれぞれ塗布する工程に用いることができる。
なお、ノズル52a〜52cから赤、緑、および青色の有機EL材料をそれぞれ吐出してもかまわない。この場合、赤、緑、および青色の順に配列された、いわゆる、ストライプ配列が1つの塗布工程で形成される。また、上述した実施形態では、3個1組のノズル52a〜52cで基板Pの各溝内に有機EL材料を流し込んでいるが、この3個1組のノズル52a〜52cを複数組設けて基板Pの各溝内に有機EL材料を流し込んでもかまわない。
また、上述した実施形態では、塗布液として有機EL材料や正孔輸送材料を塗布液とした有機EL表示装置の製造装置を一例にして説明したが、本発明は他の塗布装置にも適用できる。例えば、レジスト液やSOG(Spin On Glass)液を塗布する装置にも適用することができる。
また、上述した実施形態では、ノズル52a〜52cへの有機EL材料の流量を検出して吐出する有機EL材料の流量をフィードバック制御しているが、有機EL材料の圧力を圧力センサ等の圧力検出手段で検出して、ノズル52a〜52cから吐出させる有機EL材料の流量をフィードバック制御してもかまわない。
本発明に係る塗布装置は、フィルタを組み込む作業性を向上することができ、様々な塗布液をノズルから吐出する装置等として有用である。
本発明の一実施形態に係る有機EL表示装置の製造装置1の要部概略構成を示す平面図および正面図 図1の有機EL表示装置の製造装置1の制御機能および供給部を示すブロック図 ノズルユニット50の概略構成を示す正面図 図3の断面A−A側から見たノズル52の側断面図 図3に示したノズル52の各構成部を分解した状態を示す側断面図 図5で示したフィルタ部521の側断面図を拡大して示した図 フィルタ部521を組み立てた状態および分解した状態を示す斜視図 フィルタ部521の第1変形例の構造を示す側断面図 フィルタ部521の第2変形例の構造を示す側断面図 フィルタ部521の第3変形例の構造を示す側断面図
符号の説明
1…有機EL表示装置の製造装置
2…基板載置装置
21…ステージ
22…旋回部
23…平行移動テーブル
24…ガイド受け部
25、511…ガイド部材
3…制御部
5…有機EL塗布機構
50…ノズルユニット
51…ノズル移動機構部
52a、52b、52c…ノズル
520…ノズルホルダ
521…フィルタ部
522…ノズルシート
523…ノズル本体
524…先端固定キャップ
525…後端ナット
526…押さえリング
527…配管
53…液受部
54…供給部
541…供給源
542…ポンプ
543…流量計
60…フィルタ膜
61、63、65、67…上支持部材
62、64、66、68…下支持部材

Claims (5)

  1. その先端部に形成されたオリフィスから基板上に塗布液を吐出するノズルを備えた塗布装置であって、
    前記ノズルは、その内部に形成されて前記塗布液を前記オリフィスまで流動させる流路上に設けられたフィルタ部を備え、
    前記フィルタ部は、
    前記流路の一部となる筒穴を有する中空支持部と、
    前記中空支持部の筒穴内に支持されたフィルタ膜とを含み、
    前記中空支持部は、一対の中空筒状部材を嵌合することによって構成され、
    一方の前記中空筒状部材は、その底面に先端外形が漸増的に太くなった先太で、その先端が当接平面である凸形状部が形成され、
    他方の前記中空筒状部材は、その上面に前記凸形状部と同形状で底内径が上面内径より漸増的に広がり、その底が当接平面である凹形状部が形成され、
    前記フィルタ膜は、前記凸形状部と前記凹形状部とを挿嵌することによって、前記一方の中空筒状部材の底面と前記他方の中空筒状部材の上面との間に挟持されて支持されることを特徴とする、塗布装置。
  2. 前記フィルタ膜は、前記中空支持部の筒穴軸方向に対して当該筒穴の中間位置で支持されることを特徴とする、請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記フィルタ部は、前記中空支持部が前記フィルタ膜を前記筒穴内で支持した状態で前記ノズルに対して着脱可能であることを特徴とする、請求項1に記載の塗布装置。
  4. 前記ノズルは、
    前記流路の一部となる貫通穴を有するノズル本体と、
    前記オリフィスが形成されたノズルシートとを、さらに備え、
    前記中空支持部の上面と前記ノズル本体の下面とが当接し、前記中空支持部の下面と前記ノズルシートの上面とが当接することによって、前記フィルタ部は、前記ノズル本体と前記ノズルシートとの間で挟持されて装着され、
    前記フィルタ膜は、前記中空支持部の下面から所定距離だけ離れた前記筒穴内に支持されることによって、前記フィルタ部が前記ノズル内に装着されたときに当該フィルタ膜と前記ノズルシートとが離間することを特徴とする、請求項1に記載の塗布装置。
  5. 前記塗布液は、有機EL表示装置を製造するための有機EL材料および正孔輸送材料の少なくとも一方であることを特徴とする、請求項に記載の塗布装置。
JP2005277941A 2005-09-26 2005-09-26 塗布装置 Active JP4748783B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005277941A JP4748783B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005277941A JP4748783B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007083205A JP2007083205A (ja) 2007-04-05
JP4748783B2 true JP4748783B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=37970726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005277941A Active JP4748783B2 (ja) 2005-09-26 2005-09-26 塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4748783B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002219396A (ja) * 2000-10-12 2002-08-06 Toray Ind Inc 塗工装置、塗工方法およびこれらを用いて製造されたカラーフィルタ、またはカラー液晶表示装置
JP2004041943A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 塗布装置および有機el塗布装置
JP2005225109A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Toshiba Tec Corp フィルターユニット

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05208A (ja) * 1991-06-21 1993-01-08 Nippon Paint Co Ltd 水平濾板型濾過装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002219396A (ja) * 2000-10-12 2002-08-06 Toray Ind Inc 塗工装置、塗工方法およびこれらを用いて製造されたカラーフィルタ、またはカラー液晶表示装置
JP2004041943A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 塗布装置および有機el塗布装置
JP2005225109A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Toshiba Tec Corp フィルターユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007083205A (ja) 2007-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9387562B2 (en) Device and method for assembling writing head unit
US7216782B2 (en) Dispenser for discharging liquid material
US20110149000A1 (en) Inkjet printhead module with adjustable alignment
US20070070105A1 (en) Methods and apparatus for adjusting pixel fill profiles
US20080024548A1 (en) Methods and apparatus for purging a substrate during inkjet printing
CN103358697B (zh) 液体喷射头单元及液体喷射装置
TW200408551A (en) Head cap, droplet ejection apparatus, manufactures of LCD device, organic EL device, electron emission device, PDP device, electrophoretic display device, color filter, and organic EL, methods of forming spacer, wiring, lens, resist, and light diffusion
KR20200138812A (ko) 슬릿 코터
WO2006085561A1 (ja) インクジェットヘッドおよびその製造方法ならびにインクジェット式記録装置
JP4391211B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法及びそれに用いる液晶滴下装置
JP4748783B2 (ja) 塗布装置
JP2015136866A (ja) 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
US20160229181A1 (en) Liquid ejecting head unit and liquid ejecting apparatus
US9421769B2 (en) Liquid ejecting head, liquid ejecting head unit, liquid ejecting apparatus, and method of manufacturing liquid ejecting head unit
JP2008289960A (ja) 塗布装置
US9962944B2 (en) Liquid ejecting head, flow path member therefor, production method therefor, and liquid ejecting apparatus
CN108944039A (zh) 液体喷射头以及液体喷射记录装置
JP2008293704A (ja) 塗布装置
US8393708B2 (en) Recording device, method of positioning recording head, and method of manufacturing recording device
JP4479815B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2008221183A (ja) 液滴噴射塗布装置及び塗布体の製造方法
JP4587816B2 (ja) 基板処理装置
JP2007152164A (ja) 塗布装置および塗布装置における複数のノズルのピッチの調整方法
JP6131527B2 (ja) 液体噴射ヘッドユニットの製造方法
JP5750385B2 (ja) 塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110516

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4748783

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250