JP4748733B2 - プリセットデータ設定方法及び設定システム - Google Patents

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Description

本発明は、テレビジョン(TV)、記録再生装置(VTR,DVD)やパソコン等の映像通信機器におけるプリセットデータ設定方法及び設定システムに関する。
TV、DVD、VTR等の映像通信機器(AV機器とも言われている)で、例えば、受信チャンネル番号、映像の画質や音質等は、通常、工場出荷の際に標準仕様で設定されているが、ユーザやサービスマンによって使用環境等に応じて自由に設定を変更できるようになっている。しかし、これらの設定変更の操作には手間を要することから、リモコン装置にクローン機能を持たせてプリセットデータを記憶設定する方法が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
前記の特許文献1には、リモコン装置にプリセット制御装置、不揮発性記憶装置、リモコン波形受信装置を有し、ボタン操作によって入力されたプリセットデータ、もしくは、前記リモコン装置が他のAV機器等との間のデータ通信で取込んだプリセットデータを、前記の不揮発性記憶装置に保存する。また、特許文献2においても、TV等のコネクタに外部制御データ蓄積ユニットを接続し、オンスクリーンメッセージにしたがって、TV側の制御データを外部制御データ蓄積ユニット側に転送するか、あるいは、外部制御データ蓄積ユニット側の制御データをTV側に転送して、TV側の画質や音質を設定することが開示されている。そして、それらのプリセットデータをTV等に送信して設定することにより、TV等のAV機器のプリセットの簡易化が図れるとしている。
TV等へのデータ送信は、赤外線通信等によるリモコン装置を用いたワイヤレスで行うことができるが、TVからリモコン装置側へのデータ送信は、通常、特別に設けた専用端子を用いて有線で行われている。また、AV機器等等においては、音声信号を送出するイヤホン端子(ヘッドホン端子とも言う)は、一般に機器前面パネル側の使用しやすい位置に設けられているが、データ通信用の専用端子は、機器の外観が損なわれないように機器の背面部や側面部に設けられている。
特開平8−33061号公報 特表平11−506297号公報
クローン機能を備えたリモコンを用い、データ通信用の信号端子から複数のAV機器にプリセットデータを送信して記憶設定することにより、データプリセットの簡易化を図ることは、上記の特許文献1,2にも開示されている。しかしながら、ホテルのような場所に設置されるTVは、室によってその設置条件が様々で、壁掛けタイプのTV、埋め込みタイプのTV等がある。これらのTVは、一旦、設置されると機器の背面や側面に設けた端子にケーブルを接続して使用することは容易でない。また、機器の背面や側面には、DVDやVTR等の他の機器との接続端子やコネクタ等などもあり、配線が輻輳して作業性や操作性もよくない。
したがって、ホテルのような場所で使用される多くのTVに対して、プリセットデータを新たに設定したり変更したりする場合、クローン機能を備えたリモコンを用いてプリセットを簡易化するとしても、ケーブルを用いた有線によるプリセットデータの設定作業は容易でない。このため、データ通信用の信号端子をAV機器の前面パネル側に設ければよいが、TVのデザイン上の外観を損なうことに加えて、信号端子のためのスペース確保も簡単ではないと言う問題がある。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、映像通信機器の前面パネル側或いはその近傍に新たに通信用の信号端子を設けることなく、既存の音声端子(イヤホン端子)を利用して、容易にプリセットデータの送受信ができるプリセットデータ設定方法と設定システムの提供を目的とする。
本発明によるプリセットデータ設定方法は、音声・映像情報を出力し、リモコン装置を用いて操作が可能な映像通信機器にプリセットデータを設定する方法である。
機器の前部側(前面及びその近傍)に設けられる信号端子は、音声信号線に接続されて音声信号を取り出し、前記音声信号線の接続をデータ信号線に切替えてデータ信号の送受信が可能とされる。リモコン装置は、前記の信号端子に接続したデータ送受信用のケーブルを介して第1の映像通信機器側に設定されているプリセットデータをリモコン装置に取込んで保存し、次いで、リモコン装置に保存されたプリセットデータを第2の映像通信機器に送信して、第2の映像通信機器に前記のプリセットデータを設定する。
また、第1の映像通信機器とリモコン装置をケーブルで接続したとき、プリセットデータのデータ比較を行い、その差分データのみを前記リモコン装置に取込んで保存する。そして、前記リモコン装置に保存されたプリセットデータを第2の映像通信機器に送信する場合に、前記プリセットデータのデータ比較を行い、その差分データのみを第2の映像通信機器に送信する。
また、リモコン装置に保存されたプリセットデータを、第2の映像通信機器に送信するのに、信号端子に接続したデータ送受信用のケーブルを介して送信してするか、又は、第2の映像通信機器にリモコン受信部を介してワイヤレスで送信して、第2の映像通信機器に前記のプリセットデータを設定する。なお、プリセットデータは、TVチャンネルの設定データ、或いは、映像に関する設定データとすることができる。
本発明によれば、機器の前部側(前面及びその近傍)に設けられている信号端子(イヤホン端子)を介してリモコン装置とケーブル接続し、プリセットデータを高速で送受信することができる。また、ケーブル接続を機器の前部側から行うことができるので、作業性がよく接続も容易となる。さらに、リモコン装置からのプリセットデータを送信する場合は、赤外線等のワイヤレスよるプリセットデータの設定を行うことも可能である。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明で用いるプリセットデータ設定方法の概要を示す図である。第1の映像通信機器1(TV1)は、マスター用として用いられるもので、元になる最初のプリセットデータ(又は更新プリセットデータ)が設定される。第2の映像通信機器2(TV2a〜TV2n)は、プリセットデータが未設定又は未更新状態の多数のTV群からなる。マスター用のTV1に設定されたプリセットデータは、クローン機能を備えるリモコン装置3(以下、データコピーリモコンと言う)とデータ通信することで、データコピーリモコン3にTV1に設定されたのと同じプリセットデータが取込まれ保存される。
この後、データコピーリモコン3は、他のTV2(TV2a〜TV2b)とそれぞれデータ通信を行い、リモコン内に保存されているマスターTV1に設定されたプリセットデータを、TV2に送信する。TV2は、データコピーリモコン3からのプリセットデータを受信して、新規のプリセットデータとして設定するか、あるいは、既存のプリセットデータを更新設定する。なお、本発明におけるプリセットデータとは、TVチャンネル番号、表示画像の画質、音声の音質、時刻等のデフォルト設定、ユーザ設定、その他仕様等に関するデータを含むものとする。
図2は、本発明によるプリセットデータ設定方法を説明する図で、図1の第1及び第2の映像情報機器(TV1,TV2)の概略を示すブロック図である。なお、TV1とTV2a〜TV2nは、同じ構成のもので、多くのTVのうちの1台をマスター用にTV1とし、他をTV2としているに過ぎない。
TV1,TV2は、アンテナ11で放送電波を受信し、チューナ部12で所望の放送局の電波が選局される。受信した放送内容は音声及び映像データからなり、受信信号処理部13により多重化されている音声情報と映像情報に分離されて送出され、音声信号は音声処理部15で増幅処理等が行われて出力される。映像信号は、映像処理部14で、輝度、コントラスト、ガンマ補正、映像信号レベル等の所定の画像処理が行われて、液晶等の薄型表示装置16で表示される。
音声処理部15から出力される音声信号は、切替手段17等によりスピーカ18、又は、イヤホン端子(ヘッドホン端子ともいう)に切替えて外部に出力される。イヤホン端子部(以下、信号端子部という)22は、後述する切替スイッチ21により、音声信号の出力用端子として使用するか、上記のデータコピーリモコン3とのデータ通信用の入出力端子として使用することができるように構成されている。
また、TV1,TV2には、マイコン等を含む制御部19を有していて、データメモリ20に記憶されているデータに基づいて、チューナ部12のチャンネル選択や受信信号処理部13等の各種制御を行っている。制御部19は、外部回路とデータ通信を行うためのデータ信号線23aを有している。このデータ信号線23aは、上述した信号端子部22とデータ送受信用のケーブル(シリアルケーブル或いはパラレルケーブル)26を用い、外部装置とデータの送受信を行うことができる。
また、一般的には、TVの選局や画面をリモコン操作するための赤外線通信等によるリモコン受信部25を有している。リモコン受信部25で受信したデータは、受信データ処理部24で復調・検波等の信号処理を行って、前記のデータ信号線23aを経て制御部19に入力することができる。
信号端子部22は、イヤホンやヘッドホンが接続しやすいように、通常、TVの映像表示部の前面パネル下面部分やその近傍部分である機器の前部側に設けられ、また、リモコン受信部25もリモコンとの通信がしやすい前面パネル等の機器の前部側に設けられている。また、これらの端子等を目立たないように設けるとしても、パネル前部(又は前面)方向から容易に端子接続ができる位置に設けられている。
本発明は、データコピーリモコン3を用いてプリセットデータを設定するのに、TVの映像表示部の前部側から行うようにするもので、上記の信号端子部22を用いて行う。この場合、信号端子部22は、切替スイッチ21により音声信号線23bから切り離されて制御部のデータ信号線23aと接続されている状態となる。切替スイッチ21の切替操作は、例えば、リモコン受信部25で受信した信号で制御部19に指示し、切替スイッチ21に切替信号を送出して行うことができる。
本発明においては、まず、マスターとなるTV1にプリセットデータを入力する。このプリセットデータの入力は、TV1の背面や側面に設置されている各種の操作ボタンを用いて行うか、通常の選局や画面操作に使用する操作リモコン(データコピーリモコンとは異なる)、あるいは、上記のデータコピーリモコン3を用いて行うことができ、データメモリ20等に記憶設定される。TV1にプリセットデータが設定された後、データコピーリモコン3がデータ伝送用として一般的なデータ送受信用のケーブル26により信号端子部22と接続される。なお、信号端子部22は、このとき音声信号線23bから切り離されて制御部19のデータ信号線23aに接続されているものとする。
ケーブル26で、TV1とデータコピーリモコン3を接続することにより、TV1に設定されたプリセットデータを、データコピーリモコン3からのデータ転送要求によりデータコピーリモコン3に取込むことができる。このケーブル26を用いて、データコピーリモコン3に取込むときの信号電圧は、3.3V程度のデジタル信号が用いられる。
なお、TV1とデータコピーリモコン3をケーブル26で接続したとき、プリセットデータのデータ比較を行い、その差分データのみをデータコピーリモコン3に取込んで保存するようにしてもよい。この差分データのみを取込むことでデータコピー時間の短縮をはかることができる。データコピーリモコン3に取込んだプリセットデータは、リモコン内のメモリバンクに保存される。次いで、データコピーリモコン3は、TV1とのデータ通信を終了し、ケーブル26の接続が外される。
この後、プリセットデータが取込まれ保存されたデータコピーリモコン3は、プリセットデータが未設定のTV2(TV2a〜TV2n)とデータ通信を行い、リモコン内に保存しているプリセットデータを、TV2に送信して順次コピー(または、インストール)していく。なお、データコピーリモコン3に保存されたプリセットデータをTV2a〜TV2nに送信する場合に、前記のTV1とデータコピーリモコン3間でのデータ取込みと同様に、プリセットデータのデータ比較を行い、その差分データのみをTV2に送信するようにしてもよい。この差分データのみを送信することでデータコピー時間の短縮をはかることができる。
データコピーリモコン3とTV2との間のデータ通信は、TV1とデータコピーリモコン3をケーブル26で接続したのと同様に、信号端子部22とケーブル26を介して行うことができる。この場合、データコピーリモコン3からTV2にプリセットデータを送信し、TV2内のデータメモリ20にコピーすることになる。したがって、TV1の場合とはデータ信号の送信方向が反対になる。
データコピーリモコン3が、赤外線通信が可能なワイヤレス機能を備えている場合は、ケーブル26を用いて通信する代わりに、TVの選局や画面を操作する前述したリモコン受信部25を介して、データコピーリモコン3からプリセットデータをワイヤレスでTV2に送ることもできる。この場合、フォトダイオード等で構成されるリモコン受信部25で受信する信号成分は数マイクボルト(μV)程度の微小信号である。このため、受信データ処理部24において、増幅、検波、波形成形等の処理を経て、所定の信号レベル(例えば、3.3V程度のデジタル信号)にされ、データ信号線23aを経て制御部19に送信される。なお、TVの選局や画面を操作に使用しているデータ信号線23aを用いず、別に専用のデータ信号線を設けるようにしてもよい。
なお、赤外線あるいはその他の無線手段を用いて、データコピーリモコン3に保存されているプリセットデータをTV2に送る場合、伝送速度、品質などがケーブルを用いる場合に比べて、多少低下する。しかし、ケーブルが不要であることやTVの設置条件等によっては利点もある。また、ケーブルを用いた場合は、1台のデータコピーリモコンで1台のTV2しかデータを送ることができないが、赤外線あるいは無線、その他のワイヤレス手段を用いる場合は、1台のデータコピーリモコン3で複数台のTV2に同時にプリセットデータを送信することも可能となる。
本発明におけるプリセットデータの設定としては、少なくともホテル等で新規に多数のTV設置したときや、チャンネル仕様の変更等でチャンネル番号の設定、TVが設置される部屋の環境(明るい部屋、薄暗い部屋等)に合わせて、画質を明るくしたり暗くしたりする画質に関する設定がある。この場合、多くのTVに対してプリセットデータを効率的に設定するには、データコピーリモコン3を用いて簡易化すると共に、TV2の前部の前面パネル側から設定操作が行えることが望ましい。これには、イヤホン端子を利用してデータ通信を行うのが最適であることは上述のとおりである。
図3は本発明を実施するのに用いられるデータコピーリモコンの一例を示す図である。図中、4は電源用ボタンで、データ通信を開始するためにTV1,TV2側のデータ通信状態をオンする。5は赤外線パルス信号送信部で、TV1,TV2のリモコン受信部25との間でパルス信号による送信を行うことができる。6はコネクタ端子(RS−232C端子)で、TV1,TV2の信号端子部22との間で、ケーブル26を用いて双方向のデータ通信を行うことができる。7はコピーモードボタンで、プリセットデータをTV1からデータコピーリモコン側に、また、データコピーリモコン側からTV2側にコピーする際に操作される。
データコピーリモコンは、マスター用のTV1からプリセットデータをリモコン内に取込む際に操作する取込ボタン8aを有し、データの取込中は表示素子9aが点灯される。また、データコピーリモコンからTV2にプリセットデータを送信する際に操作する送信ボタン8bを有する。この送信ボタン8bは、誤って元のデータを書き替えないように2つのボタンを同時押すことによりデータの送信が開始されるようになっている。なお、データの送信中は表示素子9bが点灯される。
メモリ選択ボタン8cは、複数のプリセットデータがある場合に、どのプリセットデータを取込あるいは送信するかを選択するものである。例えば、チャンネル番号設定と画質設定、あるいは、明るい部屋用の画質設定と暗い部屋用の画質設定というように、複数のプリセットデータがあり、このうちどのプリセットデータを取込み、送信するかを選択することができるようになっている。表示素子9cは選択中のプリセットデータの番号を点灯によって表示する。
また、伝送速度変更ボタン8dを備え、例えば、ボタンを押すごとに切替られるようになっていて、伝送速度が57600bpsのときは、表示素子9dは消灯し、9600bpsのときは点灯するようにして表示させることができる。また、9eは確認用の表示素子で、データ通信の後、データ通信が成功していれば青の表示素子が点灯し、データ通信が失敗していれば赤の表示素子が点灯して、データ通信の結果を確認できるようになっている。
次に、上記のデータコピーリモコンによるデータの取込と送信の手順について説明する。マスター用のTV1からデータコピーリモコン3にプリセットデータを取込む場合は、まず、電源用ボタン4を押して、TV1側の電源をオンして通信可能状態とする。次いで、コピーモードボタン7を押して、赤外線パルス信号送信部5から通信開始のパルス信号を送信して、TV1をコピーモードにする。これにより、図2で説明したように、TV1は信号端子部22が音声信号線23bからデータ信号線23a側に切替わりる。TV1がコピーモードになったことを確認して、信号端子部22とリモコン側のコネクタ端子6とをケーブル26で接続する。
この後、メモリ選択ボタン8cでコピーしたいプリセットデータのメモリ番号を選択(全部を選択することも可)し、取込ボタン8aを押してTV1からのプリセットデータをデータコピーリモコン3に取込むことを開始する。データ通信が終了すると、確認用の表示素子9eの青が点灯し、データ取込が製越したことを表示する。失敗している場合は、赤が点灯し、再度やり直すなどの指示が出る。
データコピーリモコン3からTV2にプリセットデータを送信する場合は、前記と同様に電源用ボタン4を押して、TV2側の電源をオンして通信可能状態とする。次いで、コピーモードボタン7を押して、赤外線パルス信号送信部5から通信開始のパルス信号を送出して、TV2をコピーモードする。これにより、図2で説明したように、TV2は信号端子部22が音声信号線23bからデータ信号線23a側に切替わりる。TV2がコピーモードになったことを確認して、信号端子部22とリモコン側のコネクタ端子6とをケーブル26で接続する。
この後、メモリ選択ボタン8cでTV2側にコピーしたいプリセットデータのメモリ番号を選択(全部を選択することも可)し、送信ボタン8bの2つを同時に押して、データコピーリモコン3からTV2にデータの送信を開始する。全データ通信が終了すると、確認用の表示素子9eの青が点灯し、データ取込が成功したことを表示する。失敗している場合は、赤が点灯し、再度やり直すなどの指示が出る。なお、データコピーリモコン3からTV2にプリセットデータを送信する場合は、ケーブルと信号端子部22とによる接続を行わず、TV2側のリモコン受信部25と赤外線パルス信号送信部5によるデータ通信を用いることもできる。
次に図4により、上述した信号端子部を音声信号線からデータ信号線に切替えて使用する回路例について説明する。図中、22は信号端子部、22a,22bは信号端子、22cはアース端子、24は受信データ処理部、25はリモコン受信部、31a,31bは音声信号線、32a,32bはデータ信号線、33a,33bは第1のスイッチ(MOSFET)、34は第2のスイッチ(MOSFET)、35は第3のスイッチ、36はマイナス電源生成装置、37はNOT回路を示す。
図4の信号線切替回路において、信号端子部22(図2の信号端子部22に対応)は、例えば、ジャック形のイヤホン端子(ヘッドホン端子という場合もある)を用いて構成することができる。この信号端子部22は、例えば、2つの信号端子22a,22b(ステレオ用のR端子とL端子)と、アース端子22cを有している。この2つの信号端子22a,22bには、後述する第1のスイッチ33a,33bを介して、音声信号を伝送する音声信号線31a,31bが接続される。この第1のスイッチ33a,33bは、第2のスイッチ34のオン・オフによって制御される。
また、信号端子22a,22bは、音声信号に対しては出力端子としての機能を有するが、後述する第3のスイッチ35(図2の切替えスイッチ21に対応)により切替えられて音声信号とは異なるデータ信号用の信号端子として使用することができる。データ信号用の信号端子に切替えられると、データ信号に対しては双方向伝送が可能で、出力端子であると共に入力端子としての機能を有する。データ信号の伝送は、例えば、シリアル信号による伝送が望ましく、信号端子がステレオ用に2つの端子を備えている場合は、一方の信号端子を入力用、他方の信号端子を出力用とし、双方向通信に用いることができる。また、データ信号が入力又は出力の何れか一方であるような場合は、一方の信号端子をデータ信号用とし、他方の信号端子をクロック信号用とする使用形態とすることもできる。
上記のように1つの通信端子部22で、音声信号線31a,31b(図2の音声信号線23bに対応)からの音声信号の出力とデータ信号線32a,32b(図2のデータ信号線23aに対応)によるデータ信号の入出力の両方を行わせるには、信号端子22a,22bに対して信号線を切替える必要がある。この信号線の切替えには、例えば、第1のスイッチ33a,33b及び第2のスイッチ34と、第3のスイッチ35並びにマイナス電源生成装置36で生成されたマイナス電位(−Vdc)を用いて実施することができる。
なお、各スイッチには、汎用の安価なMOSFET等(例えば、NチャネルMOS形電界効果トランジスタ)の半導体素子を用いた半導体スイッチを用いることができる。また、第3のスイッチ35には、電磁リレー等の機械接点を有するものを用いることもできるが、パワーMOSトランジスタ等を用いた半導体リレーを用いるのが望ましい。
音声信号線31a,31bは、第1のスイッチ33a,33b(以下、MOSFET33a,33bという)のソース電極に接続し、MOSFET33a,33bのドレイン電極を信号端子22a,22bに接続する。なお、MOSFET33a,33bは、マイナス電位を基底値として駆動されるように設定される。また、MOSFET33a,33bのゲート電極は、抵抗を介してバイアス電源(+Vcc)及び第3のスイッチ35のc2端子に接続すると共に、第2のスイッチ34に接続される。
データ信号が伝送されるデータ信号線32a,32bは、第3のスイッチ35のb1,b2スイッチ接点を介して、信号端子22a,22bに接続される。また、データ信号線32a,32bは、b3スイッチ接点を介して、赤外線通信等の無線によるリモコン受信部25とこの受信データ処理部24に接続されている。なお、リモコン受信部25は、TVのチャンネル選択や画面調整、音量調整等、通常のリモコン操作の受信部としても使用され、別回路にて制御部に接続するようにしてもよいが、例えば、データ信号線32bを用いて制御部に伝送するようにすることもできる。データ信号線32a,32bに接続された第3のスイッチ35のb1,b2、b3スイッチ接点は、TV1,TV2内に搭載されているマイコン等の制御部から送出される制御信号(例えば、High,Low)によりオン・オフされる。
制御部からの制御信号がロー(Low)信号のときは、次段のNOT回路37の出力がアクティブのハイ(High)出力となり、例えば、第3のスイッチ35のa1及びa2端子に、ハイ(High)信号が印加されることにより、b1,b2,b3スイッチ接点が閉(オン)じられる。また、このハイ(High)信号は、第2のスイッチ34(以下、MOSFET34という)のゲート電極にも印加されてMOSFET34が駆動され、これによりMOSFET33a,33bのベース電極がマイナス電位となる。この結果、MOSFET33a,33bがオフとなって、音声信号線31a,31bが切断される。
他方、制御部からの制御信号がハイ(High)信号のときは、NOT回路37の出力がロー(Low)出力となり、第3のスイッチ35のa1及びa2端子に、ロー(Low)信号が印加されることにより、b1,b2,b3スイッチ接点が開(オフ)かれる。また、このロー(Low)信号は、MOSFET34のゲート電極にも印加されて、MOSFET34が非駆動となり、これによりMOSFET33a,33bがオンとなって、音声信号線31a,31bが信号端子22a,22bに接続される。
さらに、NOT回路37の出力側には、抵抗を介してマイナス電源(−Vdc)に接続される。そして、MOSFET34のソース電極には、前記のマイナス電源が接続され、信号線切替のための基準電圧としてマイナス電位が用いられる。
次に、以上のような信号端子部を備えたTV1,TV2の動作状態を説明する。まず、信号端子部22は、音声信号線31a,31bからの音声信号を、イヤホンあるいはヘッドホンにて聴取することを選択したとする。この場合、制御部からの制御信号としてはハイ信号が送出され、第3のスイッチ35のb1,b2スイッチ接点が開かれてオフの状態となる。このため、データ信号線32a,32bは、信号端子22a,22bに接続されないオフの状態となり、データ信号の伝送は行われない。
他方、MOSFET34のゲート電極には、NOT回路37によりロー信号が印加されて、MOSFET34のソース−ドレイン電極間は導通されず、非駆動の状態なる。この結果、MOSFET33a,33bのゲート電極には、抵抗を介して+Vccの電位が加わり、MOSFET33a,33bのソース−ドレイン電極間は、導通された状態となる。したがって、音声信号線31a,31bは、信号端子22a,22bに接続された状態となって、信号端子部22からは、音声信号が出力される。
ここで、信号端子部22を用いて、TVとデータコピーリモコンとの間でデータ信号を入出力することを選択するとする。この場合、制御部からの切替信号としてロー信号が送出され、第3のスイッチ35のb1,b2スイッチ接点が閉じられてオンの状態となる。この結果、データ信号線32a,32bは、信号端子22a,22bに接続されてデータ信号の入出力が可能となる。
制御部から切替信号として、ロー信号が送出されたことで、MOSFET34のゲート電極にNOT回路37の出力のハイ信号が印加され、MOSFET34のソース−ドレイン電極間が導通状態となる。この結果、MOSFET33a,33bのゲート電極には、マイナス電源生成装置36のマイナス電位(−Vdc)が付与される。この結果、MOSFET33a,33bのソース−ドレイン電極間の導通はオフとなり、音声信号線31a,31bは信号端子22a,22bから切り離され、データ信号線32a,32bのみが接続された状態となる。
なお、音声信号線31a,31b上の音声信号は、通常、接地電位を基準にプラスマイナスに振れる交流波形信号である。このため、MOSFET33a,33bの基底値が接地電位(0V)とされている場合は、マイナス側に振れる音声信号分はカットされ、信号出力としては1/2となってしまう。しかし、上記のように、MOSFET33a,33bの駆動の基底値をマイナス電位(−Vdc)に設定することにより、音声信号のマイナス側に振れる信号分も通過させ、信号端子22a,22bから音声信号を減じることなく出力させることができる。
本発明は、上述したような信号線切替回路を用いることにより、音声信号の聴取に支障をきたすことなく、機器前面側ないしはその近傍に設けられている信号端子(イヤホン端子)にデータ送受信用のケーブルを接続することで、プリセットデータの送受信を容易かつ効率よく行うことができると共に、赤外受信部を用いてのワイヤレスでのプリセットデータの送信も行うこともできる。
さらに、本発明によれは、信号端子部と赤外通信部の両方を使用可能とすることにより、ケーブルによりTV1(マスター機)でプリセットデータの取込みを行って、これは保存すると同時に、赤外光送信部から保存されたプリセットデータを、TV2a〜TV2n(コピー機)に送信するシステムを実現することも可能となる。
本発明で用いるプリセットデータ設定方法の概要を示す図である。 本発明によるプリセットデータ設定の概略を説明するブロック図である。 本発明で用いられるデータコピーリモコンの一例を示す図である。 本発明における音声信号とデータ信号の信号線切替回路の一例を説明する図である。
符号の説明
1…第1の映像情報機器(マスターTV)、2…第2の映像情報機器(TV群)、3…リモコン装置(データコピーリモコン)、4…電源用ボタン、5…赤外線パルス信号送信部、6…コネクタ端子、7…コピーモードボタン、8a…取込ボタン、8b…送信ボタン,8c…メモリ選択ボタン、8d…伝送速度変更ボタン、9a〜9e…表示素子、11…アンテナ、12…チューナ部、13…受信信号処理部、14…映像処理部、15…音声処理部、16…表示装置、17…切替手段、18…スピーカ、19…制御部、20…データメモリ、21…切替スイッチ、22…信号端子部、24…受信データ処理部、25…リモコン受信部、26…シリアルケーブル、23b,31a,31b…音声信号線、23a,32a,32b…データ信号線、33a,33b…第1のスイッチ(MOSFET)、34…第2のスイッチ(MOSFET)、35…第3のスイッチ、36…マイナス電源生成装置、37…NOT回路。

Claims (8)

  1. 音声・映像情報を出力し、リモコン装置を用いて操作が可能な映像通信機器にプリセットデータを設定する方法であって、
    機器の前部側に設けられる信号端子は、音声信号線に接続されて音声信号を取り出し、前記音声信号線の接続をデータ信号線に切替えてデータ信号の送受信が可能とされ、前記リモコン装置は、前記信号端子に接続したデータ送受信用のケーブルを介して第1の映像通信機器側に設定されているプリセットデータを前記リモコン装置に取込んで保存し、次いで、前記リモコン装置に保存された前記プリセットデータを第2の映像通信機器に送信して、前記第2の映像通信機器に前記プリセットデータを設定することを特徴とするプリセットデータ設定方法。
  2. 前記第1の映像通信機器と前記リモコン装置を前記ケーブルで接続したとき、前記プリセットデータのデータ比較を行い、その差分データのみを前記リモコン装置に取込んで保存することを特徴とする請求項1に記載のプリセットデータ設定方法。
  3. 前記リモコン装置に保存された前記プリセットデータを前記第2の映像通信機器に送信する場合に、前記プリセットデータのデータ比較を行い、その差分データのみを前記第2の映像通信機器に送信することを特徴とする請求項1に記載のプリセットデータ設定方法。
  4. 前記リモコン装置に保存された前記プリセットデータを、前記第2の映像通信機器に送信するのに、前記信号端子に接続したデータ送受信用のケーブルを介して送信することを特徴とする請求項1又は3に記載のプリセットデータ設定方法。
  5. 前記リモコン装置に保存された前記プリセットデータを、前記第2の映像通信機器に送信するのに、リモコン受信部を介してワイヤレスで送信することを特徴とする請求項1又は3に記載のプリセットデータ設定方法。
  6. 前記プリセットデータは、TVチャンネルの設定データであることを特徴とする請求項1に記載のプリセットデータ設定方法。
  7. 前記プリセットデータは、映像の画質に関する設定データであることを特徴とする請求項1に記載のプリセットデータ設定方法。
  8. 音声・映像情報を出力し、リモコン装置を用いて操作が可能な映像通信機器にプリセットデータを設定するシステムであって、
    音声信号線に接続されて音声信号を取り出し、前記音声信号線の接続をデータ信号線に切替えてデータ信号の送受信を可能とする信号端子が、機器の前部側に設けられ、
    前記リモコン装置は、前記信号端子に接続したデータ送受信用のケーブルを介して第1の映像通信機器側に設定されているプリセットデータを取込んで保存し、
    前記リモコン装置に保存された前記プリセットデータは、第2の映像通信機器に送信されて、前記第2の映像通信機器に前記プリセットデータが設定されることを特徴とするプリセットデータ設定システム。
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