JP4747881B2 - 演算処理装置によるデータ変換方法、テクスチャの作成方法、プログラム、記録媒体、及びプロジェクタ。 - Google Patents

演算処理装置によるデータ変換方法、テクスチャの作成方法、プログラム、記録媒体、及びプロジェクタ。 Download PDF

Info

Publication number
JP4747881B2
JP4747881B2 JP2006049734A JP2006049734A JP4747881B2 JP 4747881 B2 JP4747881 B2 JP 4747881B2 JP 2006049734 A JP2006049734 A JP 2006049734A JP 2006049734 A JP2006049734 A JP 2006049734A JP 4747881 B2 JP4747881 B2 JP 4747881B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
texture
value
function
data
procedure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006049734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007226702A (ja
Inventor
満広 稲積
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006049734A priority Critical patent/JP4747881B2/ja
Priority to US11/672,564 priority patent/US7616212B2/en
Priority to CN2007100848114A priority patent/CN101030295B/zh
Publication of JP2007226702A publication Critical patent/JP2007226702A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4747881B2 publication Critical patent/JP4747881B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

本発明は、演算処理装置によるデータ変換方法、このデータ変換方法で参照するテクスチャの作成方法、これらをコンピュータに実行させるプログラム、記録媒体、及びプロジェクタに関する。
コンピュータ等で行われる画像処理には複雑なデータ変換が含まれている。例えば、入力されたYCbYr等の色表現から、出力するRGB等への色変換処理や、また出力する色を、画像表示装置の特性やユーザの好みに合わせるための、輝度、彩度の変換等である。尚、これらには非線形なデータ変換処理も含まれる。
このような画像処理においては、リアルタイム性が要求されるため、従来、画像処理専用のICが用いられていた。
しかし、近年の半導体技術の進歩により、GPU(Graphics Processing Unit)のような高速、汎用のプログラマブルなICを用いても、リアルタイムの画像処理が可能となってきた。
ところで、前述した専用ICや、汎用のGPUにおける画像処理では、複雑なデータ変換を高速に行うために、テーブル参照を用いたデータ変換が採用されることが多い。
例えば、ある値Xを、別の値Yに変換する場合、関数Fを導入して、Y=F(X)と書けるとする。ここでは単純化のために1入力1出力の対応を考えるが、実際には多入力多出力の対応関係であっても良い。
この時、関数Fが簡単な形として書けるものであれば、その関数演算を直接に実行しても良い。しかし、関数Fが非常に複雑な形をしている場合、都度、関数演算を実行するには速度上の問題がある。また、それを直接ハードウェア化するためには、その回路規模の問題がある。
このような場合、離散的なN個の入力のみを考え、そのそれぞれに対するこの関数FによるN個の変換値の組を表の形として持ち、F(X)を求める処理を、その表の読み出しと読み出された値間の補間による近似値を求める処理に置き換えることが効率的である。
この表を作成する場合、N個の離散的な入力の選択方法として、等分割法と非等分割法がある。
等分割法は文字通り、可能な入力範囲を等しく分割し、そのそれぞれに対応する関数Fの値を持つものである。
この方法は表の参照が容易であり、また補間も容易である。しかし、関数Fの変化の複雑な部分の近似精度を上げるためには、より細かな分割が必要となり、全体として分割数の多い冗長な表になる可能性がある。
これを解決する方法が、非等分割法である。非等分割法は、関数Fの変化の複雑な部分は細かく、変化の単純な部分は大きく分割することにより、少ない分割数において高精度な表を実現することを可能とするものである。
しかし、与えられた入力に対応する表内の位置を定めるには、何らかの工夫が必要であり、また、補間を行う場合も、より複雑な処理が必要となる。
画像処理を専用ICで行う場合には、これらの非等分割法の課題は大きな問題とはならないが、等分割法での参照機能しか持っていない汎用のGPUでは何らかの工夫が必要となる。
GPUにおける表読み出し機能は、表を有限個の等間隔に並んだピクセルよりなるテクスチャと呼ばれる画像データとして与え、それをテクスチャ座標と呼ばれる連続値を用いて読み出すものである。
ピクセルの中間となるテクスチャ座標に対応するデータを読み出す場合は、その近傍のピクセル値を用いて、ハードウェア的に補間値が生成される。
つまり入力値に対応する変換値は、等分割に離散的に与えられた表の値から、補間値がハードウェア的に自動的に生成される。尚、この読み出し方法としては、最近傍データ値を用いる読み出し方法(NEAREST読み出し)と、近傍の複数のデータ値から線形補間を用いる読み出し方法(LINEAR読み出し)の2種が選択できるのが殆どである。
このような汎用のGPUの機能を用いて、非等分割の表を参照する機能を実現する方法として、表であるテクスチャを、テクスチャ座標を用いて直接に読み出しするのではなく、一旦、テクスチャ座標を変換するためのテクスチャを用いた変換を行い、その変換値で間接的にテクスチャを読み出す方法が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
「GPU Gems 2」Jeremy Selan著、Matt Pharr編、Addison-Wesley出版、381頁〜392頁、2005年
しかしながら、前記非特許文献1に開示される方法では、非等分割された区間内の補間方法としては、汎用のGPUでは、NEAREST読み出し又はLINEAR読み出しのいずれかを選択するしかなく、誤差が発生してしまう。
この誤差を少なくするためには、分割数を増やす、つまりデータを大きくして対応するしかない。
本発明の目的は、データが大きくなることもなく、かつ、高精度のデータ変換を行うことのできる演算処理装置によるデータ変換方法、テクスチャの作成方法、プログラム、記録媒体、及びプロジェクタを提供することにある。
本発明に係る演算処理装置によるデータ変換方法は、
入力値を所定の関数により変換して出力値とするために、演算処理装置に入力された入力値を、テクスチャを参照して出力値に変換する演算処理装置によるデータ変換方法であって、
前記演算処理装置が、
M個のデータによりM−1個の区間に等分割された入力範囲と、Mよりも小さなN個のデータによりN−1個の区間に等分割された出力範囲とを、前記入力範囲におけるM個のデータからN個のデータを非等分割に選択して、前記出力範囲のN個のデータとの関連づけがされた第1のテクスチャを参照し、前記入力値を非等分割値に変換する第1のテクスチャ参照手順と、
前記N−1個の各区間における関数値を、前記関数を表す直交関数の0次成分及び1次成分により補間した第2のテクスチャを参照して、前記非等分割値の線形近似成分を生成する第2のテクスチャ参照手順と、
前記N−1個の各区間における前記直交関数の2次以上の成分の展開係数からなるテクスチャ群を補間した第3のテクスチャを参照して、前記非等分割値に応じた展開係数を生成する第3のテクスチャ参照手順と、
前記非等分割値の属する区間から前記直交関数の2次以上の成分の関数値を生成する関数値生成手順と、
前記第3のテクスチャ参照手順により生成された展開係数、及び前記関数値生成手順により生成された関数値の積を算出し、この結果を前記第2のテクスチャ参照手順により生成された線形近似成分に加算して出力する加算手順とを実行することを特徴とする。
ここで、第1〜第3のテクスチャを参照して最終的に求める関数値を求める関数としては、一次元の関数だけでなく、多次元の関数も含むものである。
また、求める関数を表す直交関数としては、多次元変数の関数を考えることができ、例えば、一次元変数の関数であれば、フーリエ変換、ルジャンドル多項式による変換、二次元変数の関数であれば離散コサイン変換(DCT)等が考えられる。
さらに、前述したように汎用のGPUでは、NEAREST読み出し又はLINEAR読み出しのいずれかを選択するようになっているが、第3のテクスチャ参照においては、NEAREST読み出しを採用するのが好ましい。
また、関数値生成手順では、直交関数の2次以上の成分から関数値を直接演算して生成してもよく、各テクスチャ群における直交関数の関数値を記憶した第4のテクスチャを参照して、LINEAR読み出し又はNEAREST読み出しにより生成してもよい。
この発明によれば、まず、第1のテクスチャ参照手順により、汎用GPUのように等分割法によるデータ参照しかできない場合であっても、非等分割法によるデータ参照を実現することができ、求める関数に対して非等分割法により最も効率的な区間割付を設定することができるため、演算処理装置における演算処理の効率化を図り、かつデータ量を増やすことなく、求める関数との誤差を少なくすることができる。
次に、第2のテクスチャ参照手順により、求める関数を近似する直交関数の0次及び1次成分により補間された線形近似成分を生成し、第3のテクスチャ参照手順及び関数値生成手順により、求める関数による関数値と線形近似成分による関数値との間の誤差を補間することができるため、前記特許文献のように、等分割区間を多くしてデータ量を大きくすることなく、かつ、求める関数によって入力値を変換した関数値との誤差を少なくすることができる。
従って、多段型で各テクスチャを参照するように構成することで、汎用のGPUであっても入力値の変換を本来の求める関数に応じた高精度の出力値を、高速に算出することができる。
本発明では、前記直交関数は、ルジャンドル多項式であるのが好ましい。
ここで、ルジャンドル多項式は、次の式(1)で与えられる直交関数であり、式(1)における近似する際の多項式の次数nは、より大きくすれば大きくする程、精度を向上することができるが、3次程度とするのが好ましい。
Figure 0004747881
この発明によれば、入力値Xに対して関数を用いて出力値Yを、式(1)に示されるような簡単な直交関数によって求めることができるので、第1〜第3のテクスチャの構造も簡単化することができ、演算処理装置における演算処理の高速化に寄与することができる。
特に、画像処理のように入力画像信号に対してγ補正や、輝度ムラ、色ムラ変換を行って出力画像信号とするような場合に好適である。
本発明に係るテクスチャの作成方法は、
入力値を所定の関数により変換して出力値とするために、入力値を変換するに際して演算処理装置が参照するテクスチャを作成するテクスチャの作成方法であって、
入力範囲をM個のデータによりM−1個の区間に等分割するとともに、出力範囲をMよりも小さなN個のデータによりN−1個の区間に等分割し、入力範囲を各区間に分割するM個のデータの中からN個のデータを選択し、入力範囲で選択されたN個のデータと、出力範囲のN個のデータとの関連づけを行って第1のテクスチャを生成する第1のテクスチャ生成手順と、
前記N−1個の各区間を、前記関数を表す直交関数により展開する直交関数展開手順と、
前記N−1個の各区間を、前記直交関数の0次及び1次成分により補間して補間テクスチャを算出する補間テクスチャ算出手順と、
前記補間テクスチャにおける各区間が隣り合う境界部分での境界値を算出する境界値算出手順と、
算出された境界値に基づいて、互いに隣接する区間の境界部分での境界値の差が所定の閾値未満であるかを判定する閾値判定手順と、
所定の閾値以上と判定されたら、第1のテクスチャ生成手順から繰り返す再実行手順と、
所定の閾値未満と判定されたら、互いに隣接する区間の境界部分における各区間の境界値の平均値を算出する境界平均値算出手順と、
前記補間テクスチャの各区間における境界値を、前記境界平均値算出手順で算出された平均値に置き換えて第2のテクスチャを生成する第2のテクスチャ生成手順と、
前記補間テクスチャにおける各区間と、前記直交関数における2次以上の展開係数を関連づけて第3のテクスチャを生成する第3のテクスチャ生成手順と、
前記補間テクスチャにおける各区間と、前記直交関数の2次以上の成分の関数値を関連づけて第4のテクスチャを生成する第4のテクスチャ生成手順とからなることを特徴とする。
この発明によれば、作成された各テクスチャを参照することにより、前述したように、演算処理装置におけるテクスチャを用いたデータ変換を、求める関数に応じて高速にかつ高精度に行うことができる。
また、最初に得られた補間テクスチャにおいて、隣接する区間の境界部分における各区間の境界値がずれていた場合に、再実行手順により第1のテクスチャ生成手順から境界値算出手順を繰り返し、所定の閾値以内となったら、平均値をとって境界部分における境界値を決定しているので、各区間で求められた補間関数値の連続性を確保することができ、GPU等の演算処理装置で取り扱うことができる。
本発明は、前述した演算処理装置によるデータ変換方法のみならず、この方法を構成する各手順を、コンピュータが実行することを特徴とするプログラム、及びこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても成立する。そして、これらの発明によれば、前述した作用効果と同様の作用効果を享受できる。
本発明に係るプロジェクタは、
光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調素子と、この光変調素子で変調された光束を拡大投射する投射光学系と、前記画像情報を処理する画像処理装置とを備えたプロジェクタであって、
前記画像処理装置は、演算処理装置及び記憶装置を備え、
前記記憶装置には、
M個のデータによりM−1個の区間に等分割された入力範囲と、Mよりも小さなN個のデータによりN−1個の区間に等分割された出力範囲とを、入力範囲におけるM個のデータからN個のデータを非等分割に選択して、出力範囲のN個のデータとの関連づけがされた第1のテクスチャと、
前記第1のテクスチャの出力範囲の各区間における関数値を、前記関数を近似する直交関数の0次及び1次成分により補間した第2のテクスチャと、
前記第1のテクスチャの出力範囲の各区間における前記直交関数の2次以上の成分の展開係数からなるテクスチャ群を補間した第3のテクスチャとが記憶されていることを特徴とする。
この発明によれば、前述した作用と同様の作用により、前述した入力された画像信号を、高速かつ高精度に変換して出力画像信号とすることができるため、変換によりγ補正、色ムラ、輝度ムラ等の少ない投射画像を高速に表示することができる。
次に、本発明の実施の形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明の実施形態に係る投射型表示装置としてのプロジェクタ1が示されている。このプロジェクタ1は、光学装置2及び画像処理装置3を備えて構成される。
〔1〕光学装置2の構造
光学装置2は、光源ランプ21、集光レンズ、ミラー等の光学素子22、光変調素子としての3枚の液晶パネル23、クロスダイクロイックプリズム等の色合成光学素子24、及び投射レンズ25を備えて構成される。光源ランプ21から射出された光束は、光学素子22によって射出光の面内輝度分布の均一化、RGBの三色光の色分離が行われ、色光毎に各液晶パネル23に供給され、各液晶パネル23によって入力画像データに応じた変調が行われた後、色合成光学素子24によって各色が合成され、投射レンズ25によってスクリーンSC上に拡大投射される。
光源ランプ21は、超高圧水銀ランプ等の放電発光管211及びリフレクタ212を備え、放電発光管211から放射された光束は、リフレクタ212によって方向が揃えられて射出される。
光学素子22は、照明光学素子221、ダイクロイックミラー222、223、及びミラー224を備えて構成される。
照明光学素子221は、光源ランプ21からの射出光の面内輝度分布を均一にして、被照明領域となる液晶パネル23の画像形成領域上で重畳する素子であり、複数の小レンズが平面的にマトリクス状に配列され、光源ランプ21からの照明光を複数の部分光束に分割するマルチレンズアレイや、マルチレンズアレイによって分割された部分光束を集光して液晶パネル23の画像形成領域上で重畳させる集光レンズ等を備えて構成される。
ダイクロイックミラー222、223は、光源ランプ21からの射出光をR、G、Bの各色光に分離する色分離光学素子であり、例えば、光路前段のダイクロイックミラー222は、赤色光を透過させ、他の色光を反射し、光路後段のダイクロイックミラー223は、緑色光を反射して、青色光を透過するようになっている。ミラー224は、ダイクロイックミラー222、223で分離された各色光を曲折して、液晶パネル23の画像形成領域に供給する。尚、図示を略したが、図1の左側の光路長は他の光路長よりも長くなるため、通常は、ダイクロイックミラー223の後段には、レンズ等からなるリレー光学系が配置される。
3枚の液晶パネル23は、ダイクロイックミラー222、223で分離された各色光を画像情報に応じて変調する光学素子である。
各液晶パネル23は、固定画素型の画像生成デバイスとして構成され、画像形成領域上に平面状に配置される複数の固定画素から構成されている。固定画素は、図示を略したが、一対の透明基板上に密閉封入された液晶に電圧を印加するTFT(Thin Filmed Transistor)をスイッチング素子とし、TFTのスイッチングにより各画素に印加される電圧が変化することにより、液晶の配向状態が変化することにより、入射光束を入力画像データに応じて変調することが可能となる。
色合成光学素子24は、平面視で略X字状に波長選択膜が形成された光学素子であり、各液晶パネル23で変調された光束は、この色合成光学素子24において合成されてカラー画像を形成する。
投射レンズ25は、液晶パネル23で変調された変調光束を、スクリーンSC上に拡大投射する光学部品であり、鏡筒内に配置される複数の組レンズから構成されている。
〔2〕画像処理装置3の構造
画像処理装置3は、画像信号入力端子4から入力された入力画像データに画像処理を施し、画像処理の結果に基づいて、表示素子駆動手段5により液晶パネル23を駆動して、入力画像データに応じた適切な画像を形成させるものである。
この画像処理装置3は、プロジェクタ1に内装されるメインボード上に実装されるGPU(Graphic Processing Unit)6及びメモリ7により構成されている。
GPU6は、画像信号入力端子4から入力された入力画像データ(入力値)に対して、色差データからRGBデータへの変換、表示サイズ変換、フレームレート変換、V−Tγ変換等の処理を行い、液晶パネル23で入力値に応じた適切な画像を形成させる部分である。
このGPU6は、汎用のグラフィックプロセッサとして構成され、メモリ7に記憶されたテーブル様のテクスチャを参照して種々の変換を実現している。尚、読み出しに際しては、入力座標値に最も近い座標値を持つテクスチャ上のデータを読み出しするNEAREST読み出し、及び、入力座標値の近傍の値を使って線形変換するLINEAR読み出しをこのGPU6では実行することができる。
メモリ7は、GPU6上で実行される種々のソフトウェアの他、GPU6が入力値に対する出力値を読み出しする際に用いるテクスチャが記憶されている。
(2-1)GPU6内における機能的手段の構成
前述したGPU6は、図2に示されるように、プログラムとして実行される入力値取得手段61、スケーリング手段62、オフセット加算手段63、オフセット減算手段64、テクスチャLINEAR読み出し手段65、テクスチャNEAREST読み出し手段66、乗算手段67、加算手段68、及び出力手段69を備えて構成される。
また、前述したメモリ7には、GPU6で参照するための第1テクスチャ記憶手段71、第2テクスチャ記憶手段72、第3テクスチャ記憶手段73、及び第4テクスチャ記憶手段74が記憶領域の一部に確保されている。
入力値取得手段61は、画像信号入力端子4から入力された入力画像データとしての入力値を取得する部分であり、入力値は、表示フレームの画素(ピクセル)に応じた色差、輝度等の画像データである。
スケーリング手段62は、ある入力範囲のデータが入力されると、スケーリング処理を行い、その範囲を拡大、縮小した結果を出力する。
オフセット加算手段63は、データが入力されると、その入力データに対して所定のオフセット値を加算してその結果を出力する。
オフセット減算手段64は、データが入力されると、その入力データに対して所定のオフセット値を減算してその結果を出力する。
テクスチャLINEAR読み出し手段65は、データが入力されると、それを座標値とし、メモリ7に格納されたテクスチャを参照し、入力座標値近傍の前後のデータを読み出し、線形補間を行った結果を出力する。
テクスチャNEAREST読み出し手段66は、データが入力されると、それを座標値とし、メモリ7に格納されたテクスチャを参照し、入力座標値に最も近い座標値を持つデータを読み出し、その結果を出力する。
乗算手段67は、2つのデータが入力されると、各データの積を演算し、その結果を出力する。
加算手段68は、2つのデータが入力されると、各データの和を演算し、その結果を出力する。
出力手段69は、各手段で行われた最終的な演算結果を出力する。
(2-2)第1テクスチャ記憶手段71の構成
第1テクスチャ記憶手段71には、等分割法でしか入力値を扱えないGPU6において、非等分割法で取り扱えるようにするデータが記憶されている。
一般に、GPU6は、図3に示されるように、ある関数F(X)を補間するには、関数F(X)の範囲をM個のピクセルで等分割し、各ピクセル間のM−1個の区間内を線形近似することにより、関数F(X)を補間している。このため、ある入力値に対して生成される補間値の精度を向上させるには、M個のピクセルを十分に大きくとるしかない。
一方、非等分割法により関数F(X)を補間するには、図4に示されるように、関数F(X)のカーブの急峻な部分は細かく、カーブのなだらかな部分は大きく区間幅を設定し、等分割の場合のM個よりも小さなN個のピクセルで分割し、N−1個の区間で線形近似することにより、等分割法よりもはるかに少ないデータでかつ高精度な補間値を得ることができる。
そこで、図5に示されるように、M個のピクセルで等分割された入力範囲のうち、非等分割となるN個のピクセルを選択し、N個のピクセルで等分割された出力範囲に割り付けることにより、汎用のGPU6であっても、非等分割法を実行することができるようになる。
このため、第1テクスチャ記憶手段71には、M個のピクセルから選択されたN個のピクセルを、N個のピクセルで等分割された出力範囲に割り付けるテーブルが記憶されている。具体的には、第1テクスチャ記憶手段71には、図6に示されるように、M個のピクセルで等分割された入力範囲と、N個のピクセルで等分割された出力範囲とを対応させたテーブルが記憶されており、入力範囲におけるM個のピクセルから求める関数F(X)を近似するN個の非等分割のピクセルが選択され、N個の非等分割のピクセルと、出力範囲におけるN個のピクセルとが関連づけられている。
GPU6のテクスチャLINEAR読み出し手段65は、入力値Xが入力されると、第1テクスチャ記憶手段71を参照して非等分割値となる出力値Yを出力する。
(2-3)第2テクスチャ記憶手段72、第3テクスチャ記憶手段73、及び第4テクスチャ記憶手段74の構成
入力値Xに対して関数F(X)により変換して出力値を求める際、本実施形態では、下記式(2)で与えられる直交関数としてのルジャンドル多項式による展開を行って出力値の変換を行っており、関数F(X)は、ルジャンドル多項式の線形和に変換される。尚、式(2)における次数nは、大きければ大きいほど近似精度が向上することとなるが、GPU6の演算処理への負荷や、高速な変換を考慮すると、3次程度でも十分である。
これは、複数の点を結ぶ複雑な曲線が3次のスプライン曲線で精度よく近似されることにも対応する。3次のスプライン曲線は、3次までのルジャンドル関数で、誤差無しに表現することが可能である。
そして、第2テクスチャ記憶手段72、第3テクスチャ記憶手段73、及び第4テクスチャ記憶手段74には、このルジャンドル多項式の各項に関するデータが記憶され、以下、各テクスチャ記憶手段に記憶されたデータについて詳述する。
Figure 0004747881
第2テクスチャ記憶手段72には、図7に示されるように、第1テクスチャ記憶手段71で変換されたN個のピクセルで等分割されたN−1個の区間のそれぞれで、関数F(X)を、式(2)の0次成分及び1次成分で補間した補間値が格納されている。各区間における補間値は、式(2)の線形成分の係数であり、テクスチャLINEAR読み出し手段65に、第1テクスチャ記憶手段71を参照して出力された値Yが入力されると、テクスチャLINEAR読み出し手段65は、N−1個の区間のうち、入力値Yが属する区間を選択し、その区間の係数から演算を行って出力値SUMとして出力する。
第3テクスチャ記憶手段74には、図8に示されるように、第1テクスチャ記憶手段71で変換されたN個のピクセルで等分割されたN−1個の区間のそれぞれで、式(2)の2次以上の成分の展開係数が記憶されている。具体的には、この第3テクスチャ記憶手段74は、展開項の次数に応じた各区間の係数が格納されたテクスチャ群として構成され、各区間の係数は、最近傍値として与えられている。
テクスチャNEAREST読み出し手段66に、第1テクスチャ記憶手段71を参照して出力された値Yが入力されると、テクスチャNEAREST読み出し手段66は、N−1個の区間のうち、入力値Yが属する区間を選択し、その区間におけるルジャンドル多項式の2次成分、3次成分…、n次成分の各係数を出力値Cとして出力する。
第4テクスチャ記憶手段74には、図9に示されるように、N個のピクセルで等分割されたN−1個の区間に亘ってルジャンドル多項式の2次成分、3次成分を拡大した関数値が格納されている。この第4テクスチャ記憶手段74は、具体的には、各区間における2次成分、3次成分を線形補間した係数を格納したものとして構成されている。
テクスチャLINEAR読み出し手段65に、第1テクスチャ記憶手段71を参照して出力された値Yが入力されると、テクスチャLINEAR読み出し手段66は、図10に示されるように、N−1個の区間のうち、入力値Yが属する区間を選択し、選択された区間内を、第4テクスチャ記憶手段74におけるN−1個の区間に分割し、入力値Yが属する区間を選択して、その区間における2次成分、3次成分…、n次成分の関数値を線形補間によって求め、各成分の関数値を出力値Pとして出力する。
つまり、このように第4テクスチャ記憶手段74において、ルジャンドル多項式の2次以上の成分をN−1個の区間に分割しておき、これをLINEAR読み出しすることにより、第1テクスチャ記憶手段71を参照してN−1個の区間を、さらにN−1個の区間に分割することができるので、関数F(X)との誤差を一層少なくすることができる。
〔3〕画像処理装置3の作用
次に、前述したプロジェクタ1を構成する画像処理装置3の作用を、図11に示されるフローチャートに基づいて説明する。尚、以下の説明では、説明の便宜のために、入力範囲を0〜1とする。
画像信号入力端子4を介してGPU6にRGB信号等の画像データが入力されると、この画像データは入力値取得手段61で取得され、スケーリング手段62は、入力範囲を0〜1−1/Mにスケーリングし、その値を入力値Xとして設定する(処理S1)。
オフセット加算手段63は、入力値Xにオフセット値1/(2M)を加算する(処理S2)。
テクスチャLINEAR読み出し手段65は、オフセット値が加算された入力値Xで第1テクスチャ記憶手段71に格納されたテクスチャをLINEAR読み出しして、M−1個の等分割区間内における入力値Xを、N―1個の等分割区間内の非等分割値Yに変換する(処理S3)。
続けて、テクスチャLINEAR読み出し手段65は、非等分割値Yを入力値として、第2テクスチャ記憶手段72に格納されたテクスチャをLINEAR読み出しして、その値をSUMとして内部メモリ上にストアする(処理S4)。
オフセット減算手段64は、非等分割値Yからオフセット値1/(2N)を減算する(処理S5)。
スケーリング手段62は、非等分割値Yを(N/N+1)*frac((N+1)Y)にスケーリングしてその値をZとして出力する(処理S6)。尚、fracは、括弧内の小数部を取り出す処理である。
オフセット加算手段63は、値Zにオフセット値1/(2N)を加算する(処理S7)。
次に、テクスチャNEAREST読み出し手段66は、非等分割値Yで第3テクスチャ記憶手段73に格納されたテクスチャをNEAREST読み出しして、係数値Cを求め、内部メモリ上にストアする(処理S8)。
テクスチャLINEAR読み出し手段65は、値Zで第4テクスチャ記憶手段74に格納されたテクスチャをLINEAR読み出しして、関数値Pを求め、内部メモリ上にストアする(処理S9)。
乗算手段67は、内部メモリ上にストアされた係数値Cと、関数値Pの積を取り、加算手段68は、その値を前記の値SUMに加える(処理S10)。
処理S8からS10までの処理を全ての組について繰り返し(処理S11)、全ての組の処理が終了したら、出力手段69は、値SUMを出力値として出力する(処理S12)。
〔4〕第1〜第4のテクスチャの作成方法
次に、第1テクスチャ記憶手段71、第2テクスチャ記憶手段72、第3テクスチャ記憶手段73、及び第4テクスチャ記憶手段74に格納された各テクスチャの作成方法を、図12に示されるフローチャートに基づいて説明する。
まず、入力範囲をM−1個の区間に等分割し、各点の座標をMiとする(i=0からM−1)(処理S13)。
次に、出力範囲をN−1個の区間に等分割し、各点の座標をNjとする(j=0からN−1)(処理S14)。
そして、入力範囲のM個のMiからN個の点(ピクセル)選択し(処理S15)、選択された点を出力範囲のN個の点と対応づけ、第1のテクスチャとする(処理S16)。
次に、求める関数F(X)について、N−1個の区間のそれぞれでルジャンドル多項式展開し(処理S17)、ルジャンドル多項式の0次、1次の成分で線形近似を行う(処理S18)。
そして、Nj点の両側で隣接する区間の線形近似値の切片の差を求め(処理S19)、その差が所定の閾値以上であるかどうかを判定する(処理S20)。差が閾値以上である場合には、処理S15におけるN個の点の選択から再度実行する。
差が閾値未満と判定された場合、GPU6は、Nj点の両側に隣接する区間の線形近似値の切片の平均値を、その境界点の値とする(処理S21)。
次に、求めたNj点の値とNj点よりなるテクスチャを第2のテクスチャとする(処理S22)。
そして、j番目の区間におけるルジャンドル多項式のp番目の項の展開係数をNj点に対応付け、それをp−2番目の第3のテクスチャとする(処理S23)。尚、p−2番目の第3のテクスチャとするのは、0次成分及び1次成分を除外しているためである。
最後に、p次のルジャンドル多項式のNj点における関数値をNjと対応付け、それをp−2番目の第4のテクスチャとする(処理S24)。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、以下の説明では既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
前述した第1実施形態に係るGPU6では、ルジャンドル多項式の各次数の項の関数値を求めるに際しては、テクスチャLINEAR読み出し手段65により、第4テクスチャ記憶手段74に格納されたテクスチャを参照することにより、関数値の生成を行っていた。
これに対して、第2実施形態に係るGPU8は、図13に示されるように、ルジャンドル多項式計算手段81を備え、これにより直接関数値を求めている点が相違する。
ルジャンドル多項式を構成する各項は、2次関数、3次関数であるため、汎用のGPU8であっても、入力値の二乗、三乗という形で簡単に計算することができる。
このGPU8による作用は、図14に示されるように、基本的には第1実施形態と同様に、処理S1〜処理S8を実行するが、処理S7は省略され、処理S25に示されるように、関数値を算出する際には、値Zに基づいて各次数の関数値を直接計算して、その値をPとしている。
このような構成としても、GPU8による処理の高速化は損なわれることなく、かつ関数値を直接計算により求めているので、より精度が向上する。
〔実施形態の変形〕
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形をも含むものである。
前記実施形態では、プロジェクタ1に内蔵されるGPU6において本発明に係るデータ変換方法を実行していたが、これに限らず、汎用のコンピュータに内蔵されたGPUで本発明に係るデータ変換方法を実行できるようにしてもよい。
前記実施形態では、入力画像データを液晶パネル23に応じた画像データに変換するために本発明に係るデータ変換方法を採用していたが、これに限らず、通常の関数値を演算処理装置で求める際に、本発明に係るデータ変換方法を採用してもよい。
前記実施形態では、ルジャンドル多項式によって関数F(X)を表現していたが、これに限らず、フーリエ変換、DCT変換等他の直交関数を用いて表現して、本発明に係るデータ変換方法を実行してもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構成及び手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構成等としてもよい。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの構成を表す模式図。 前記実施形態におけるプロジェクタに内蔵されたGPUの構造を表すブロック図。 前記実施形態における第1のテクスチャの構成を説明するためのグラフ。 前記実施形態における第1のテクスチャの構成を説明するためのグラフ。 前記実施形態における第1のテクスチャの構成を説明するためのグラフ。 前記実施形態における第1のテクスチャの構成を説明するためのグラフ。 前記実施形態における第2のテクスチャの構成を説明するためのグラフ。 前記実施形態における第3のテクスチャの構成を説明するためのグラフ。 前記実施形態における第4のテクスチャの構成を説明するためのグラフ。 前記実施形態における第4のテクスチャの構成を説明するためのグラフ。 前記実施形態の作用を説明するためのフローチャート。 前記実施形態におけるテクスチャを作成する手順を説明するためのフローチャート。 本発明の第2実施形態に係るGPUの構造を表すブロック図。 前記実施形態の作用を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…プロジェクタ、6、8…GPU(演算処理装置)、21…光源ランプ、23…液晶パネル、65…テクスチャLINEAR読み出し手段、66…テクスチャNEAREST読み出し手段、71…第1テクスチャ記憶手段、72…第2テクスチャ記憶手段、73…第3テクスチャ記憶手段、74…第4テクスチャ記憶手段

Claims (8)

  1. 入力値を所定の関数により変換して出力値とするために、演算処理装置に入力された入力値を、テクスチャを参照して出力値に変換する演算処理装置によるデータ変換方法であって、
    前記演算処理装置が、
    M個のデータによりM−1個の区間に等分割された入力範囲と、Mよりも小さなN個のデータによりN−1個の区間に等分割された出力範囲とを、前記入力範囲におけるM個のデータからN個のデータを非等分割に選択して、前記出力範囲のN個のデータとの関連づけがされた第1のテクスチャを参照し、前記入力値を非等分割値に変換する第1のテクスチャ参照手順と、
    前記N−1個の各区間における関数値を、前記関数を表す直交関数の0次及び1次成分により補間した第2のテクスチャを参照して、前記非等分割値の線形近似成分を生成する第2のテクスチャ参照手順と、
    前記N−1個の各区間における前記直交関数の2次以上の成分の展開係数からなるテクスチャ群を補間した第3のテクスチャを参照して、前記非等分割値に応じた展開係数を生成する第3のテクスチャ参照手順と、
    前記非等分割値の属する区間から前記直交関数の2次以上の成分の関数値を生成する関数値生成手順と、
    前記第3のテクスチャ参照手順により生成された展開係数、及び前記関数値生成手順により生成された関数値の積を算出し、この結果を前記第2のテクスチャ参照手順により生成された線形近似成分に加算して出力値とする加算手順とを実行することを特徴とする演算処理装置によるデータ変換方法。
  2. 請求項1に記載の演算処理装置によるデータ変換方法において、
    前記関数値生成手順は、
    前記各テクスチャ群における前記直交関数の関数値を記憶した第4のテクスチャを参照して関数値を生成することを特徴とする演算処理装置によるデータ変換方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の演算処理装置によるデータ変換方法において、
    前記直交関数は、ルジャンドル多項式であることを特徴とする演算処理装置によるデータ変換方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の演算処理装置によるデータ変換方法において、
    前記第3のテクスチャ参照はNEAREST読み出しで行なわれることを特徴とする演算処理装置によるデータ変換方法。
  5. 入力値を所定の関数により変換して出力値とするために、入力値を変換するに際して演算処理装置が参照するテクスチャを作成するテクスチャの作成方法であって、
    入力範囲をM個のデータによりM−1個の区間に等分割するとともに、出力範囲をMよりも小さなN個のデータによりN−1個の区間に等分割し、入力範囲を各区間に分割するM個のデータの中からN個のデータを選択し、入力範囲で選択されたN個のデータと、出力範囲のN個のデータとの関連づけを行って第1のテクスチャを生成する第1のテクスチャ生成手順と、
    前記N−1個の各区間を、前記関数を表す直交関数により展開する直交関数展開手順と、
    前記N−1個の各区間を、前記直交関数の0次及び1次成分により補間して補間テクスチャを算出する補間テクスチャ算出手順と、
    前記補間テクスチャにおける各区間が隣り合う境界部分での境界値を算出する境界値算出手順と、
    算出された境界値に基づいて、互いに隣接する区間の境界部分での境界値の差が所定の閾値未満であるかを判定する閾値判定手順と、
    所定の閾値以上と判定されたら、第1のテクスチャ生成手順から繰り返す再実行手順と、
    所定の閾値未満と判定されたら、互いに隣接する区間の境界部分における各区間の境界値の平均値を算出する境界平均値算出手順と、
    前記補間テクスチャの各区間における境界値を、前記境界平均値算出手順で算出された平均値に置き換えて第2のテクスチャを生成する第2のテクスチャ生成手順と、
    前記補間テクスチャにおける各区間と、前記直交関数における2次以上の展開係数を関連づけて第3のテクスチャを生成する第3のテクスチャ生成手順と、
    前記補間テクスチャにおける各区間と、前記直交関数の2次以上の成分の関数値を関連づけて第4のテクスチャを生成する第4のテクスチャ生成手順とからなることを特徴とするテクスチャの作成方法。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の演算処理装置によるデータ変換方法を構成する各手順を、コンピュータが実行することを特徴とするプログラム。
  7. 請求項に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調素子と、この光変調素子で変調された光束を拡大投射する投射光学系と、前記画像情報を処理する画像処理装置とを備えたプロジェクタであって、
    前記画像処理装置は、演算処理装置及び記憶装置を備え、
    前記記憶装置には、
    M個のデータによりM−1個の区間に等分割された入力範囲と、Mよりも小さなN個のデータによりN−1個の区間に等分割された出力範囲とを、入力範囲におけるM個のデータからN個のデータを非等分割に選択して、出力範囲のN個のデータとの関連づけがされた第1のテクスチャと、
    前記N−1個の各区間における関数値を、前記関数を近似する直交関数の0次及び1次成分により補間した第2のテクスチャと、
    前記N−1個の各区間における前記直交関数の2次以上の成分の展開係数からなるテクスチャ群を補間した第3のテクスチャとが記憶されていることを特徴とするプロジェクタ。
JP2006049734A 2006-02-27 2006-02-27 演算処理装置によるデータ変換方法、テクスチャの作成方法、プログラム、記録媒体、及びプロジェクタ。 Expired - Fee Related JP4747881B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049734A JP4747881B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 演算処理装置によるデータ変換方法、テクスチャの作成方法、プログラム、記録媒体、及びプロジェクタ。
US11/672,564 US7616212B2 (en) 2006-02-27 2007-02-08 Data conversion method for processor, texture producing method, program, recording medium, and projector
CN2007100848114A CN101030295B (zh) 2006-02-27 2007-02-27 利用运算处理装置的数据变换方法、纹理生成方法、程序、记录媒体及投影机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006049734A JP4747881B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 演算処理装置によるデータ変換方法、テクスチャの作成方法、プログラム、記録媒体、及びプロジェクタ。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007226702A JP2007226702A (ja) 2007-09-06
JP4747881B2 true JP4747881B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=38443548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006049734A Expired - Fee Related JP4747881B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 演算処理装置によるデータ変換方法、テクスチャの作成方法、プログラム、記録媒体、及びプロジェクタ。

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7616212B2 (ja)
JP (1) JP4747881B2 (ja)
CN (1) CN101030295B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2109304A1 (en) * 2008-04-07 2009-10-14 Océ-Technologies B.V. Color management method, module, and program product, and printer ussing said method
US9946331B2 (en) * 2014-06-27 2018-04-17 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method to process signals having a common component
CN108205518A (zh) * 2016-12-19 2018-06-26 上海寒武纪信息科技有限公司 获取函数值的装置、方法及神经网络装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06333031A (ja) * 1993-05-18 1994-12-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP3647487B2 (ja) * 1994-12-02 2005-05-11 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント テクスチャマッピング装置
JP3393029B2 (ja) * 1997-01-20 2003-04-07 富士通株式会社 ディスプレイ装置の表示画像歪みの補正方法、歪み検出装置、歪み補正装置、及びその歪み補正装置を備えたディスプレイ装置
KR100444778B1 (ko) * 1999-02-05 2004-08-18 삼성전자주식회사 영상 텍스쳐 추출 방법 및 그 장치
AU2459700A (en) * 1999-02-19 2000-09-04 Sony Computer Entertainment Inc. System for and method of implementing refraction mapping
JP3433406B2 (ja) * 1999-10-18 2003-08-04 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション ホワイトポイント調整方法、カラー画像処理方法、ホワイトポイント調整装置、および液晶表示装置
JP4409843B2 (ja) * 2003-03-28 2010-02-03 シャープ株式会社 駆動補償を行う液晶表示装置の制御回路
US6995767B1 (en) * 2003-07-31 2006-02-07 Nvidia Corporation Trilinear optimization for texture filtering
CN1312924C (zh) * 2004-12-16 2007-04-25 上海交通大学 基于纹理信息的视频图象运动检测方法
US7672476B2 (en) * 2005-01-26 2010-03-02 Pixar Bandlimited noise for computer graphics

Also Published As

Publication number Publication date
US7616212B2 (en) 2009-11-10
JP2007226702A (ja) 2007-09-06
CN101030295A (zh) 2007-09-05
CN101030295B (zh) 2010-05-26
US20070200865A1 (en) 2007-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101785027B1 (ko) 화면 왜곡 보정이 가능한 디스플레이 장치 및 이를 이용한 화면 왜곡 보정 방법
KR100594073B1 (ko) 내장형 시스템의 디지털 영상 스케일링방법
US20060050074A1 (en) System and method for representing a general two dimensional spatial transformation
JP2002527953A (ja) キーストーン歪みを防止する方法および装置
KR20040070565A (ko) 영상 워핑 방법 및 장치
US20090122081A1 (en) Image compositing apparatus and image compositing method
EP1760688A2 (en) Gamma curve generation method and device for the same
US8072464B2 (en) 3-dimensional graphics processing method, medium and apparatus performing perspective correction
US10733793B2 (en) Indexed value blending for use in image rendering
JP4747881B2 (ja) 演算処理装置によるデータ変換方法、テクスチャの作成方法、プログラム、記録媒体、及びプロジェクタ。
JP2008059582A (ja) 省エネのためのlod値計算方法とこれを利用した3次元レンダリングシステム
CN110677555B (zh) 校正电子相机的图像的像素值中的渐晕效应的数字电路
JP2018120536A (ja) データ補間装置及びその方法、画像処理装置
KR100633029B1 (ko) 풋프린트의 분석 및 수정 방법
JP2008033267A (ja) 画像表示システム
EP2811454B1 (en) Image transformation
JP4399682B2 (ja) 画像データ処理装置および方法、並びに記録媒体
KR100546646B1 (ko) 화면 왜곡 보정 방법 및 장치
JP2008233458A (ja) 画像表示システム
JP7547046B2 (ja) データ変換装置、データ変換方法、及びプログラム
US11114001B2 (en) Image processing device, method of controlling image processing device, and display device
KR101387267B1 (ko) 영상 확대 장치 및 방법
KR20040013617A (ko) 영상 밝기 보정 장치
JP5085589B2 (ja) 画像処理装置および方法
JP2005311805A (ja) 色変換装置および色変換プログラムとその記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4747881

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees