JP4747622B2 - 情報処理装置、情報処理方法、制御プログラム、制御プログラムを記録した記録媒体、および情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、制御プログラム、制御プログラムを記録した記録媒体、および情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、RFIDタグが取り付けられている物品の管理を行う情報処理装置、情報処理方法、制御プログラム、制御プログラムを記録した記録媒体、および情報処理システムに関するものである。
例えば、商品を陳列して販売する販売店において、多数の商品を的確に管理することは大きな課題となっている。このような商品の管理としては、商品の販売実績、在庫状況、入庫状況、および陳列状況の管理などが挙げられる。
従来、上記のような管理を行うために、各商品に付されたバーコードを利用する手法が広く採用されている。この手法では、予め各商品とそれに付されているバーコードとの対応が管理端末に入力され、販売、入庫、陳列などの処理が行われる際に、バーコードの読み取りが行われることによって管理が行われる。
このように、バーコードを利用すれば、入退出管理に関しては十分に行うことが可能である。しかしながら、商品がどの棚にどの順番で陳列されているか、などの陳列状況の管理に関しては、バーコードの利用では不十分である。
これに対して、各商品に対してRFIDタグを付して管理を行うシステムが提案されている。例えば特許文献1には、次のような在庫棚卸方法が開示されている。商品の保管を行う倉庫に、電子タグ装置からの情報を読み取ると共に電子タグ装置までの距離を算出する電子タグ読取装置が設置される。この電子タグ読取装置は、算出した距離に基づいて電子タグ装置の在庫ロケーションを抽出し、当該電子タグ装置が貼付された商品の識別情報及び在庫ロケーションを含む棚卸情報を生成する。
また、例えば特許文献2には、次のような商品管理システムが開示されている。商品情報読出装置は、個々の商品に貼付されたRFIDタグに記憶されている情報を読み出して、読み出した情報と商品が収納されている商品陳列棚を示す位置情報とを出力する。商品登録手段は、商品情報読出装置が出力した商品に関する情報と商品情報管理装置が管理している情報とにもとづいて未登録商品を検出し、未登録商品の登録要求を商品情報管理装置に対して行う。
特開平10−338312公報(平成10年(1998)12月22日公開) 特開2004−359363公報(平成16年(2004)12月24日公開)
販売店の店舗では、限られたスペースにおいて多種多様な商品を陳列する必要がある。すなわち、ある商品を店舗の陳列棚などに置くことができる数量は決まっており、在庫は販売店の倉庫に保管されることになる。ここで、陳列されている商品が売却される度にその商品を倉庫から陳列棚に移動させて補充することが理想であるが、実際には陳列棚の商品がある程度減った時点でまとめて補充が行われる。
この際に、例えば商品に賞味期限が設定されている場合、陳列棚に陳列する際には、いわゆる先入れ先出しが守られることが好ましいことになる。すなわち、販売店の従業員は、陳列棚に陳列されている商品の賞味期限と、倉庫から補充する商品の賞味期限とを確認し、賞味期限が古い方の商品をより取り出しやすい位置に配置する、という作業をする必要が生じる。
これに対して、特許文献1に開示されている技術では、電子タグ装置の在庫ロケーションが抽出されることによって棚卸情報が生成されるのみである。また、特許文献2に開示されている技術では、RFIDタグの情報が読み出されることによって得られた商品陳列棚に格納されている商品の情報と、商品情報管理装置が管理している情報とを比較することによって未登録商品が検出されるのみである。すなわち、上記の従来技術では、賞味期限に応じた商品の陳列を効率的に行うことはできない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、例えば賞味期限や製造時期などの管理対象物品の属性情報によって、管理対象物品の陳列順番などの載置位置を最適化すべき物品管理が行われる場合に、利用者に対して管理対象物品の載置位置の最適化を促すことを可能とする情報処理装置、情報処理方法、制御プログラム、制御プログラムを記録した記録媒体、および情報処理システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、RFIDタグと無線通信を行うことによって該RFIDタグの位置を測定することが可能なタグ通信装置から、RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の属性情報、および該管理対象物品の位置情報を受信する通信処理部と、上記属性情報および上記位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定する載置位置判定部と、上記載置位置判定部によって載置位置が適切でないと判定された管理対象物品が存在した場合に、該管理対象物品に関する情報を利用者に通知する制御を行う載置位置指示部とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係る情報処理方法は、RFIDタグと無線通信を行うことによって該RFIDタグの位置を測定することが可能なタグ通信装置から、RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の属性情報、および該管理対象物品の位置情報を受信する通信処理ステップと、上記属性情報および上記位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定する載置位置判定ステップと、上記載置位置判定ステップにおいて載置位置が適切でないと判定された管理対象物品が存在した場合に、該管理対象物品に関する情報を利用者に通知する制御を行う警告処理ステップとを有することを特徴としている。
上記の構成または方法では、まず、RFIDタグの位置を測定することが可能なタグ通信装置から、RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の属性情報、および該管理対象物品の位置情報が受信される。ここで、管理対象物品の属性情報とは、管理対象物品を管理する上で必要とされる情報を示しており、例えば管理すべき時情報、対応付けられている地域情報、対応付けられている利用者情報などが挙げられる。
そして、受信された属性情報および位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かが判定され、適切でないと判定された管理対象物品が存在した場合に、該管理対象物品に関する情報が利用者に通知される。よって、管理対象物品の属性情報によって管理対象物品の載置位置を最適化すべき物品管理が行われる場合に、利用者に対して管理対象物品の載置位置の最適化を促すことが可能となる。
なお、RFIDタグが、周囲温度を計測し、記録するような機能を有する場合、上記属性情報として、管理対象物品の温度情報を用いることも可能である。さらに、RFIDタグが、光照射量を計測し、記録するような機能を有する場合、上記属性情報として、管理対象物品の光照射量情報を用いることも可能である。この場合、例えば、調味料(オリーブ油等)につけておけば、誤って直射日光などが当たるところに長期間陳列してしまい油酸化などにより商品価値低下してしまう恐れを事前に防止することが可能となる。
また、商品一つ一つが店舗に陳列された日時情報が属性情報として管理される場合、例えば店舗での事故(毒物混入や、何かがこぼれて棚に汚れが飛んだなど)の後の正常品と異常な状態のものの振り分けが可能となる。一例としては、特定の日時に、店舗に犬が入ってきて暴れた場合、それ以前から棚にあったものは検査し(管理対象物品の載置位置が適切でないと判断される)、それ以後に陳列されたものは問題なしと判定する(管理対象物品の載置位置が適切であると判断される)ことが可能となる。
また、本発明に係る情報処理装置は、上記の構成において、上記管理対象物品が、所定の陳列領域に列状に並んで配置されているとともに、上記載置位置判定部が、管理対象物品の載置位置として、管理対象物品の陳列順番が適切であるか否かを判定する構成としてもよい。
例えば、管理対象物品が陳列される列の前後どちらか一方から管理対象物品が取り出されるような陳列形態である場合には、属性情報に応じて各管理対象物品が列の前側に陳列されることが好ましいか否か、というような状況が考えられる。これに対して、上記の構成によれば、所定の陳列領域に列状に並んで配置される管理対象物品の陳列順番の適否が判定されるので、上記のような状況でも、管理対象物品の陳列順番が属性情報に応じて最適化されるように利用者を促すことが可能となる。
また、本発明に係る情報処理装置は、上記の構成において、上記載置位置指示部が、載置位置が適切でないと判定された管理対象物品に関する情報として、該管理対象物品を特定する情報および該管理対象物品の載置位置を指示する情報を利用者に通知する制御を行う構成としてもよい。
上記の構成によれば、載置位置が適切でないと判定された管理対象物品を特定する情報および該管理対象物品の載置位置を指示する情報が利用者に通知されることになる。よって、利用者は、どの管理対象物品をどの位置に載置すべきかを的確に把握することが可能となる。
また、本発明に係る情報処理装置は、上記の構成において、上記管理対象物品が載置される領域の近傍に備えられている、利用者に対して表示、および音声の少なくともいずれか1つによって警告を行う指示装置に対して、上記載置位置指示部が警告を行うように指示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、載置位置が適切でないと判定された管理対象物品が検出された際に、管理対象物品が載置される領域の近傍に備えられている指示装置によって、表示および音声の少なくともいずれか1つによって利用者に対してその旨が通知されるので、例えば、管理対象物品を誤った位置に載置した利用者に対して警告を行うことが可能となる。よって、このような利用者に対して、管理対象物品の配置位置を最適な位置に配置し直す、というような行為を促すことが可能となる。
また、本発明に係る情報処理装置は、上記の構成において、上記管理対象物品の載置位置情報および上記属性情報を記録する物品データベースと、上記物品データベースに記録されている載置位置情報および属性情報に基づいて、管理対象物品の載置位置の変更指示を利用者に通知する制御を行う管理処理部とをさらに備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、物品データベースに記録されている載置位置情報および属性情報に基づいて、管理対象物品の載置位置の変更指示が利用者に通知される。よって、管理対象物品の属性情報によって管理対象物品の載置位置を最適化すべき物品管理が行われる場合に、利用者に対して、例えば管理対象物品を倉庫から陳列棚に移動させる補充作業時の指示をより適切に行うことが可能となる。
なお、上記情報処理装置が備える各部は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各部として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
また、本発明に係る情報処理システムは、RFIDタグから送られてきた信号を解析することによって、該RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の位置を測定する位置測定部と、上記RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の属性情報および上記位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定する載置位置判定部と、上記載置位置判定部によって載置位置が適切でないと判定された管理対象物品が存在した場合に、該管理対象物品に関する情報を利用者に通知する制御を行う載置位置指示部とを備えることを特徴としている。
これにより、管理対象物品の属性情報によって管理対象物品の載置位置を最適化すべき物品管理が行われる場合に、利用者に対して管理対象物品の載置位置の最適化を促すことが可能となる。
また、本発明に係る情報処理システムは、上記本発明に係る情報処理装置と、上記情報処理装置が備える載置位置指示部からの指示に従って、利用者に対して表示、および音声の少なくともいずれか1つによって警告を行う指示装置とを備えることを特徴としている。
これにより、例えば、管理対象物品を誤った位置に載置した利用者に対して警告を行うことが可能となる。よって、このような利用者に対して、管理対象物品の配置位置を最適な位置に配置し直す、というような行為を促すことが可能となる。
本発明に係る情報処理装置は、以上のように、タグ通信装置から、RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の属性情報、および該管理対象物品の位置情報を受信する通信処理部と、上記属性情報および上記位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定する載置位置判定部と、上記載置位置判定部によって載置位置が適切でないと判定された管理対象物品が存在した場合に、該管理対象物品に関する情報を利用者に通知する制御を行う載置位置指示部とを備える構成である。
また、本発明に係る情報処理方法は、タグ通信装置から、RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の属性情報、および該管理対象物品の位置情報を受信する通信処理ステップと、上記属性情報および上記位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定する載置位置判定ステップと、上記載置位置判定ステップにおいて載置位置が適切でないと判定された管理対象物品が存在した場合に、該管理対象物品に関する情報を利用者に通知する制御を行う警告処理ステップとを有する方法である。
また、本発明に係る情報処理システムは、RFIDタグから送られてきた信号を解析することによって、該RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の位置を測定する位置測定部と、上記RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の属性情報および上記位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定する載置位置判定部と、上記載置位置判定部によって載置位置が適切でないと判定された管理対象物品が存在した場合に、該管理対象物品に関する情報を利用者に通知する制御を行う載置位置指示部とを備える構成である。
また、本発明に係る情報処理システムは、上記本発明に係る情報処理装置と、上記情報処理装置が備える載置位置指示部からの指示に従って、利用者に対して表示、および音声の少なくともいずれか1つによって警告を行う指示装置とを備える構成である。
これにより、管理対象物品の属性情報によって管理対象物品の載置位置を最適化すべき物品管理が行われる場合に、利用者に対して管理対象物品の載置位置の最適化を促すことが可能となるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。なお、本実施形態においては、例えば倉庫に各種商品を格納するとともに、陳列棚に商品が陳列されることによって販売が行われる店舗における商品管理システムについて説明するが、管理対象物品は商品に限定されるものではなく、販売実績、在庫状況、入庫状況、および配送状況などの管理、ならびに、陳列/保管位置管理などが必要とされる物品に対して適用可能である。
(商品管理システムの構成)
図2は、本実施形態に係る商品管理システム(情報処理システム)1の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、商品管理システム1は、陳列棚(陳列領域)に載置されている複数の商品6…にそれぞれ取り付けられているRFIDタグ2…、アンテナ3、リーダライタ(タグ通信装置)4、管理サーバ(情報処理装置)5、および指示装置7を備えた構成となっている。
RFIDタグ2は、取り付けられている商品6に関する情報を記憶するものである。このRFIDタグ2は、無線通信用IC(Integrated Circuit)、記憶部、およびアンテナなどを備えた構成となっている。本実施形態においては、RFIDタグ2として、電池などの電源を有しておらず、リーダライタ4から電波で送電された電力によって回路が動作し、リーダライタ4と無線通信を行うパッシブタイプのRFIDタグを用いることが想定されている。なお、本実施形態において用いられるRFIDタグ2は、上記のようなパッシブタイプのRFIDタグに限定されるものではなく、電池などの電源を有するアクティブタイプのRFIDタグであっても構わない。
アンテナ3は、RFIDタグ2…に対して電波を送信するとともに、RFIDタグ2…から送られてきた電波を受信するアンテナである。このアンテナ3は、例えばパッチアンテナやアレーアンテナなどによって構成される。なお、本構成例では、アンテナ3が送信機能および受信機能ともに有する構成となっているが、送信アンテナと受信アンテナとをそれぞれ別に設けた構成としてもよい。
リーダライタ4は、各RFIDタグ2との間でアンテナ3を介して無線通信を行い、RFIDタグ2に記憶されている情報の読み書きを行う装置である。なお、本実施形態では、リーダライタ4は、RFIDタグ2に記憶されている情報の読み書きを行うものとしているが、これに限定されるものではなく、RFIDタグ2に記憶されている情報の読み出しのみを行うRFIDリーダであってもよい。
本実施形態では、リーダライタ4がアンテナ3を介して送受信する電波の周波数帯域は、800MHz〜960MHz前後のいわゆるUHF帯としている。このような周波数帯域の電波を用いることにより、リーダライタ4は、数m〜数10m程度の距離範囲内に位置するRFIDタグ2と通信可能となる。なお、本実施形態においては、UHF帯を用いた通信を想定しているが、これに限定されるものではなく、RFIDタグ向けの周波数帯域としての、13.56MHz帯、2.45GHz帯などの周波数帯域を用いてもよく、さらには、無線による通信を行うことが可能なその他の周波数帯による通信が行われても構わない。
管理サーバ5は、リーダライタ4によって読み取られた各商品6の情報に基づいて、商品6…の販売実績、在庫状況、および入庫状況の管理、ならびに、陳列/保管位置管理などを行うサーバ装置である。この管理サーバ5とリーダライタ4とは、例えば有線のLANケーブルによって接続される。なお、管理サーバ5とリーダライタ4との間の接続形式は、有線に限定されるものではなく、無線であってもよい。また、LAN接続に限定されるものではなく、通信が可能な通信形式であればどのように通信接続されていてもよい。
指示装置7は、陳列棚の近傍に設置され、陳列棚に対して商品を陳列する作業を行う従業員に対して、管理サーバ5からの指示に従って商品の陳列に関する指示を行う装置である。この指示装置7と管理サーバ5とは、例えば有線のLANケーブルによって接続される。なお、管理サーバ5とリーダライタ4との間の接続形式は、有線に限定されるものではなく、無線であってもよい。また、LAN接続に限定されるものではなく、通信が可能な通信形式であればどのように通信接続されていてもよい。
なお、図2においては、管理サーバ5に対して1つのリーダライタ4が接続されているが、複数のリーダライタ4が管理サーバ5に対して接続されていてもよい。この場合、複数の陳列棚に載置されている複数の商品6…のRFIDタグ2…から各リーダライタ4が情報を収集し、各リーダライタ4から管理サーバ5が各商品6…の情報を収集することによって、管理サーバ5は全ての商品6…の管理を行うことが可能となる。
また、各リーダライタ4に複数のアンテナ3…が接続されており、各アンテナ3で受信された信号が集約的にリーダライタ4に送信されて、リーダライタ4において処理が行われるようになっていてもよい。
(リーダライタの構成)
次に、リーダライタ4の構成について図3を参照しながら説明する。同図に示すように、リーダライタ4は、送信処理部11、受信処理部12、通信制御部13、位置測定部14、および外部通信部15を備えた構成となっている。
送信処理部11は、アンテナ3から送信される送信信号の変調、増幅などの処理を行うブロックである。また、受信処理部12は、アンテナ3において受信された受信信号の増幅、復調などの処理を行うブロックである。
通信制御部13は、通信対象となるRFIDタグ2に対して、アンテナ3を介して情報の読み出しおよび/または書き込み制御を行うブロックである。
位置測定部14は、RFIDタグ2から受信した受信信号に基づいて、該RFIDタグ2の位置を測定するブロックである。詳細は後述するが、RFIDタグ2の位置の測定としては、アンテナ3とRFIDタグ2との距離の測定、アンテナ3から見た際のRFIDタグ2の方向の測定、および、RFIDタグ2の空間的な位置の測定などが挙げられる。
外部通信部15は、リーダライタ4において読み出されたRFIDタグ2の読み出し情報、および、該RFIDタグ2の位置情報を管理サーバ5に対して送信する処理、および、管理サーバ5からのRFIDタグ2に対する書き込み情報を受信する処理を行うブロックである。
(管理サーバの構成)
次に、管理サーバ5の構成について図1を参照しながら説明する。同図に示すように、管理サーバ5は、通信処理部21、管理部28、商品データベース(物品データベース)25、表示部26、および入力部27を備えた構成となっている。
表示部26は、管理サーバ5における表示手段であり、管理サーバ5において行われる処理内容が適宜表示されるものである。入力部27は、管理サーバ5における情報入力手段であり、例えばキーボードやマウスなどの入力デバイスによって構成される。この入力部27によって、例えば商品データベース25に記録すべき商品情報がオペレータによって入力される。
通信処理部21は、リーダライタ4および指示装置7との通信処理を行うブロックであり、通信インターフェースとして機能するものである。管理部28は、管理サーバ5によって管理されている商品6…の管理処理を行うブロックであり、載置位置判定部22、データベース記録部23、載置指示処理部24、および商品管理処理部(管理処理部)29を備えている。
データベース記録部23は、リーダライタ4から受信したRFIDタグ2の読み出し情報、および該RFIDタグ2の位置情報を、該RFIDタグ2に対応する商品6の商品情報として商品データベース25に記録する処理を行う。また、入力部27によって入力された商品情報を商品データベース25に記録する処理も行う。
載置位置判定部22は、商品データベース25に記録される商品情報に基づいて、各商品6が正しい位置に載置されているかを判定する処理を行う。この載置位置判定処理の詳細については後述する。
載置指示処理部24は、商品6の補充処理時に載置位置指示処理を行うとともに、載置位置判定部22によって正しい位置に載置されていないと判定された商品6が存在する場合に、その旨を警告して載置指示する警告処理を行う。この載置指示処理としては、載置指示内容を表示部26に表示させる処理、および、指示装置7からの載置指示処理が挙げられる。
商品管理処理部29は、詳細は後述するが、陳列されている商品6…および倉庫に格納されている商品6…の個数管理、補充管理、在庫管理などの商品管理処理を行う。
(指示装置の構成)
次に、指示装置7の構成について同じく図1を参照しながら説明する。同図に示すように、指示装置7は、制御部31、音声出力部32、および表示部33が設けられている。
制御部31は、管理サーバ5における通信処理部21と通信接続されており、載置指示処理部24から出力された載置指示情報が通信処理部21を介して伝送されるようになっている。そして、制御部31は、載置指示処理部24から受信した載置指示情報に基づいて、音声出力部32、および表示部33の動作を制御する。
表示部33は、載置指示処理部24から受信した載置指示情報に基づいて、不正な位置に載置されている商品6の情報の表示を行う。音声出力部32は、載置指示処理部24から受信した載置指示情報に基づいて、不正な位置に載置されている商品6の情報を音声によって出力する。
なお、上記の例では、指示装置7には、表示部33、および音声出力部32が設けられている例を示したが、これらに限定されるものではなく、利用者に対して載置指示を行うことが可能な構成であれば、どのような構成を用いても良い。また、指示装置7は、表示部33、および音声出力部32を共に備えている必要はなく、少なくともいずれか1つを備えていればよい。
(商品データベースの記録処理)
次に、管理サーバ5における商品データベース25に対する記録処理について説明する。ここでは、RFIDタグ2の位置情報として、各RFIDタグ2が陳列棚におけるどの列のどの位置に載置されているかについての情報が、リーダライタ4から管理サーバ5へ伝送されるものとする。
まず、陳列棚における商品6…の配置状態の一例について図4を参照しながら説明する。同図に示す例では、陳列棚に複数の商品6…が積み上げられた状態で陳列されている。また、商品6…が積み上げられた列が複数(図ではA列〜G列の7列)設けられている。この場合、基本的には各列の一番上に載置されている商品6から売却されることになる。なお同図においては図示していないが、各商品6には、例えばその側面などにRFIDタグ2が貼り付けられている。
また、この例では、1つの列に積み上げられる商品6…の商品名は全て同じになるとともに、1つの商品名の商品6が2列にまたがって陳列されることがないように陳列が行われるものとしている。
ここで、リーダライタ4は、RFIDタグ2から送信される信号を解析することによって、該RFIDタグ2の配置位置を特定することが可能となっているものとする。そして、リーダライタ4は、特定した配置位置に基づいて、各RFIDタグ2に対応する商品6が載置されている列の情報、および列における載置位置の情報を管理サーバ5へ伝送するものとする。例えば、ID情報が「0001」であるRFIDタグ2が貼り付けられている商品6が、A列の下から1番目に載置されている、といった位置情報がリーダライタ4から管理サーバ5へ伝送される。
以上のようなRFIDタグ2の位置情報、および、読み出し情報が通信処理部21によってリーダライタ4から受信されると、データベース記録部23は、これらの情報を商品データベース25に記録する。図5は、商品データベース25に記録される情報の一例を示している。同図に示すように、商品データベース25に記録される情報の項目としては、各RFIDタグ2のID情報、対応する商品6の商品名情報、該当商品6が載置されている載置場所情報、該当商品6が陳列されている場合に、載置されている列を示す載置列情報、該当商品6の列における載置位置情報、該当商品6の製造月情報、および、該当商品6の配置位置が誤っている可能性があるか否かを示す位置誤りフラグがある。
ID情報は、各RFIDタグ2に固有のID情報である。商品名情報は、各RFIDタグ2が貼り付けられている商品6の商品名に関する情報である。載置場所情報は、該当商品が陳列棚に陳列されている状態であるか、倉庫に保管されている状態であるかを示している。倉庫に保管されている商品6については、オペレータによる入力または倉庫用のリーダライタによる読み取りによって商品データベース25に記録され、製造月情報のみが記録される。
製造月情報は、対応する商品6の製造が行われた月を示す情報である。なお、この例では、製造月の情報が記録されるようになっているが、各商品6を管理する上で必要とされる時情報であればどのような情報であってもよい。例えば、製造年月日時の情報であってもよいし、賞味期限の情報であってもよい。また、その他の時情報としては、キャンペーン応募シールなどが付いており、有効期限内に売切りたい期間限定商品における有効期限情報、逆に指定日(解禁日)以前に陳列してはいけない商品(ボジョレヌーボなど)の指定日情報などが挙げられる。
これらのID情報、商品名情報、および製造月情報は、RFIDタグ2からの読み出し情報に含まれる情報である。なお、RFIDタグ2からの読み出し情報にはID情報が含まれており、該ID情報に対応した商品名情報は、商品データベース25に対して予めオペレータによって入力される形態であってもよい。また、載置列情報および載置位置情報は、リーダライタ4から送られてきた位置情報に基づいて記録される。
位置誤りフラグは、対応する商品6が現在配置されるべき位置に配置されていない可能性があるという情報を示すフラグである。この位置誤りフラグの設定は、載置列情報、製造月情報、および載置位置情報に基づいて載置位置判定部22が判定することによって行われる。
(商品管理処理)
次に、商品管理処理の流れについて図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。この商品管理処理は、例えばある商品が売却されたことをトリガーとして実行されてもよいし、倉庫−陳列棚間での商品移動作業を開始する時点で実行されてもよい。なお、以下の処理は特に断らない限り商品管理処理部29によって行われる。
まず、陳列棚に陳列されている商品6…に付随しているRFIDタグ2…からリーダライタ4によって情報が読み出され、この情報が管理サーバ5に伝送され、商品データベース25に記録されている情報と一致しているかが確認される(ステップ1、以降S1のように称する)。ここで、商品名毎に陳列棚にいくつ商品6…が陳列されているかが確認される。
次に、商品名毎に、陳列されている商品に補充が必要であるか否かが判定される(S2)。ここで、例えば陳列されている商品の最低限の数が予め設定されており、この最低限の数以下になった場合に補充が必要であると判定されるようになっていればよい。各商品名において、補充が不要であると判定された場合(S2においてNO)には、処理が終了し、その後必要に応じてS1からの処理が開始される。
S2においてYES、すなわち、補充が必要であると判定された場合、S3において、商品データベース25に記録されている情報に基づいて、倉庫に格納されている商品6…のうち、補充が必要であると判定された商品名に対応する商品6…が確認される。なお、ここでもし補充すべき商品名の商品6が倉庫にも格納されていないことが確認された場合には、例えば表示部26に該当商品名に対応する商品6…の在庫がない旨を表示させる、などの制御が行われてもよい。
次に、S4において、商品データベース25に記録されている情報に基づいて、補充すべき商品名の商品6に関して、陳列されている商品6…の製造月と、倉庫に格納されている商品6…の製造月とが全て同じであるか否かが判定される。S4においてYES、すなわち、全て同じと判定された場合、載置指示処理部24によって、補充すべき商品名、および補充すべき数の情報を表示させるなどの載置指示処理が行われる(S5)。ここで、補充すべき数は、例えば現在の陳列されている数と、陳列棚における上限の陳列数との差によって設定されるようにすればよい。なお、載置指示処理の詳細については後述するが、載置指示処理部24による指示に基づいて、載置指示内容が、表示部26に表示されるとともに、指示装置7における音声出力部32および/または表示部33によって補充処理作業者に対して通知される。具体的には、例えば「「aaa」という商品を3個補充してください」というような通知が行われる。
一方、S4においてNO、すなわち、全て同じではないと判定された場合、載置指示処理部24によって、補充すべき商品名、補充すべき数、補充すべき商品の製造月、および陳列順の情報を表示させるなどの載置指示処理が行われる(S6)。ここで、補充すべき数は、上記と同様に、例えば現在の陳列されている数と、陳列棚における上限の陳列数との差によって設定されればよい。また、補充すべき商品の製造月は、例えば倉庫に格納されている商品6…のうち、製造月が古いものから順に補充されるように設定されればよい。また、陳列順の情報は、現在の陳列状態と、補充すべき商品6の製造月とを比較して、該当商品6に対応する列のどの位置に補充すべきかが設定されればよい。具体的には、例えば「製造月が2005.5である「aaa」という商品を3個補充してください。また、補充した商品が列の一番下となるように陳列してください」というような通知が行われる。
なお、S5およびS6において、表示部26以外の表示装置、例えば、指示装置7における表示部33に表示させる制御が行われてもよいし、その他、例えば倉庫に設置されている表示装置に表示させるように制御が行われてもよい。
S5またはS6の処理が終了すると、例えば販売店の従業員などによって、表示部26によって表示された補充指示内容に基づいて補充処理、すなわち、倉庫から該当商品6が運び出され、陳列棚へ移動させる作業が行われる(S7)。その後、載置位置判定部22によって載置位置判定処理が行われる(S8)。この載置位置判定処理の詳細は後述するが、補充処理が行われている最中あるいは後に、陳列棚に陳列されている、あるいは陳列されようとしている商品6のRFIDタグ2からの情報がリーダライタ4によって読み出され、その情報が管理サーバ5へ伝送され、商品データベース25に記録されるとともに、載置位置が適切であるか否かが判定される。
S8において、載置位置が適切でない、すなわち、位置誤りが検出された場合(S9においてYES)には、S10において載置指示処理部24による警告処理が行われる。この警告処理の詳細については後述する。警告処理が行われると、その警告内容に従ってS7における補充処理が行われ、その後の処理が繰り返される。一方、位置誤りが検出されなかった場合(S9においてNO)には、適切に補充処理が完了したものと判断され、処理が終了し、その後必要に応じてS1からの処理が開始される。
(載置位置判定処理)
次に、上記のS8における載置位置判定部22による載置位置判定処理について図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下の処理は特に断らない限り載置位置判定部22によって行われる。まず、商品データベース25に記録されている情報において、1つの列に対応するデータが抽出される(S21)。次に、抽出されたデータに含まれる商品名に、該当列に載置すべきでない商品名のデータがあるか否かが判定される(S22)。S22においてYES、すなわち、該当列に載置すべきでない商品名のデータがある場合には、該当データに対して位置誤りフラグがセットされる(S23)。
一方、S22においてNO、すなわち、該当列に載置すべきでない商品名のデータがない場合には、抽出されたデータの載置位置情報と製造月情報とに基づいて、製造月が古い順に下から積み上げられているか否かが判定される(S24)。具体的には、載置位置が最も下になっている商品6の製造月情報を確認し、その1つ上に載置されている商品6の製造月情報が、同じ製造月か、より古い製造月であれば載置位置順番が正しいと判断される。ここで、載置位置順番が誤っていると判定された場合(S24においてNO)には、該当データに対して位置誤りフラグがセットされる(S25)。
その後、全ての列に関して上記のような判定処理が行われたか否かが判定され(S26)、全ての列における判定が完了するまで、S21からS25の処理が繰り返される。これにより、商品データベース25に記録されている全ての商品6…に対して、的確な順番で載置されているか否かを判定することが可能となる。
なお、上記の載置位置判定処理は、リアルタイムに商品6の移動を監視することが可能となるような間隔、例えば50msec間隔で行われることが好ましい。この場合、従業員が商品6を陳列棚の特定の列に載置しようとした時点で、その商品6の載置位置判定が行われることになり、もし誤った位置に商品6が載置されてようとしている際には、その時点で警告処理が行われることになる。
(警告処理)
以上のような載置位置判定処理が行われることによって、不正な位置に載置されている商品6が検出されると、載置指示処理部24が商品データベース25における位置誤りフラグを確認することによってこれを検知し、警告処理を行う。
警告処理としては、前記したように、管理サーバ5における表示部26に載置指示内容を表示させる処理と、指示装置7における音声出力部32および/または表示部33によって載置指示を行わせる処理とが挙げられる。これらの警告処理では、例えば不正な位置に載置されている商品6の情報を表示したり音声出力が行われたりすることによって、管理サーバ5のオペレータや、陳列棚近傍にいる従業員などに通知することができる。
具体的には、例えば、載置すべき列が間違えていることの警告、載置すべき順番が間違えていることの警告、また適正な載置に関する指示などが警告処理によって行われる。このような警告処理が行われることによって、例えば従業員が陳列棚に対して商品6を誤った位置に載置した場合に、その時点で該従業員に対して、載置位置が誤っている旨を通知することが可能となる。すなわち、例えば補充作業が行われている最中に載置位置の誤りが指摘されることになるので、従業員は、その指示に従って補充作業を行えばよいことになり、載置位置が誤って補充されるというようなミスを未然に防ぐことが可能となる。
なお、載置指示処理および警告処理は、管理サーバ5における表示部26、ならびに指示装置7における音声出力部32および表示部33の全てで行われる必要はなく、少なくともいずれか1つで行われればよい。ただし、補充作業の最中に補充作業員に対して警告を行うためには、少なくとも指示装置7における音声出力部32または表示部33によって警告処理が行われることが好ましい。
(距離測定に関する構成)
次に、上記リーダライタ4において、RFIDタグ2と当該リーダライタ4との距離を測定するための構成の一例について図8を参照しながら説明する。同図に示すように、送信処理部11は、周波数調整部としてのPLL(Phase Locked Loop)部11A、変調部11B、および電力増幅部11Cを備えている。また、受信処理部12は、増幅部12A、および、周波数変換部12Bを備えている。また、通信制御部13は、周波数制御部13A、送信制御部13B、および受信制御部13Cを備えている。また、位置測定部14は、位相情報取得部14A、距離算出部14B、および位置特定部14Cを備えている。
送信処理部11において、PLL部11Aは、アンテナ3から送信される送信信号の搬送周波数を設定するブロックであり、PLL回路によって構成される。変調部11Bは、PLL部11Aによって生成された搬送信号に変調を加えて送信信号にデータを重畳させる処理を行う。
本実施形態においては、変調部11Bは、ASK(Amplitude Shift Keying)変調によって送信信号を生成する。なお、送信信号の変調方式としては、上記のASK変調に限定されるものではなく、FSK(Frequency Shift Keying)変調、PSK(Phase Shift Keying)変調など、その他のデジタル変調方式を採用してもよい。電力増幅部11Cは、送信信号の増幅を行うブロックである。
受信処理部12において、増幅部12Aは、アンテナ3において受信された受信信号の増幅を行うブロックである。周波数変換部12Bは、増幅部12Aにおいて増幅された受信信号の周波数を変換して、より低周波の信号に変換する処理を行うブロックである。
通信制御部13において、周波数制御部13Aは、PLL部11Aによって設定される搬送信号の周波数を制御するブロックである。送信制御部13Bは、変調部11Bに対して、送信信号を変調すべきデータを入力するブロックである。受信制御部13Cは、位置特定部14Cによって特定された位置情報を受信する処理を行うブロックである。
位置測定部14において、位相情報取得部14Aは、周波数変換部12Bによって周波数変換された受信信号の位相を検出し、これを位相情報として取得するブロックである。距離算出部14Bは、位相情報取得部14Aによって取得された位相情報に基づいて、該当RFIDタグ2とアンテナ3との距離を算出するブロックである。
位置特定部14Cは、距離算出部14Bによって算出された距離に基づいて、該当RFIDタグ2の載置位置を特定するブロックである。上記の例のように、1つの列に積み上げられる商品6…の商品名は全て同じになるとともに、1つの商品名の商品6が2列にまたがって陳列されることがないように陳列が行われる場合、RFIDタグ2とアンテナ3との距離がわかれば、該RFIDタグ2に対応する商品6が、該商品6が載置されるべき列における載置位置を認識することができる。
また、例えばアンテナ3が複数設けられている構成とすれば、距離算出部14Bによって各アンテナ3とRFIDタグ2との距離がそれぞれ算出されることになる。この場合、位置特定部14Cは、複数の距離情報に基づいて、RFIDタグ2の位置を2次元座標(距離が2種類の場合)または3次元座標(距離が3種類以上の場合)として特定することができる。そして、この特定されたRFIDタグ2の座標によって、位置特定部14Cは、該当RFIDタグ2が陳列棚のどの列の何番目に配置されているかを特定することが可能である。すなわち、この場合には、1つの列に複数種類の商品6…が積み上げられる場合や、1つの商品名の商品6…が複数の列に跨って陳列される場合などにも対応することが可能となる。このようにして特定されたRFIDタグ2の位置情報が、受信制御部13Cを介して外部通信部15に伝送され、管理サーバ5へ伝送される。
なお、上記の例では、複数の距離情報に基づいてRFIDタグ2の座標を特定しているが、これに限定されるものではなく、アンテナ3から見た際のRFIDタグ2の存在位置方向を検出することによって、距離情報と組み合わせてRFIDタグ2の座標を特定するようになっていてもよい。
また、上記の例では、リーダライタ4側に位置特定部14Cが設けられる構成となっているが、この位置特定部が管理サーバ5側に設けられる構成となっていてもよい。すなわち、距離算出部14Bによって算出された距離情報がそのまま外部通信部15から管理サーバ5に伝送され、管理サーバ5内に設けられる位置特定部によって位置特定処理が行われる構成であってもよい。さらに、位置測定部14自体がリーダライタ4側ではなく、管理サーバ5側に設けられる構成となっていてもよい。
(距離測定の詳細)
上記の距離算出部14Bにおける距離の算出方法の一例について、図9(a)〜図9(c)、および図10を参照して説明する。
本実施形態では、リーダライタ4がRFIDタグ2に対してR/W要求信号(要求信号)を送信し、RFIDタグ2がこれに応じてタグ応答信号を返信するようになっている。この様子を図9(a)に示す。
リーダライタ4は、常に特定の信号を送信している一方、RFIDタグ2に対してタグ応答信号を送信することを要求する時に、図9(b)に示すように、タグ応答信号の返信を要求するR/W要求信号を送信する。
すなわち、リーダライタ4における送信制御部13Bは、定常状態では定常状態を示すデータを送信するように変調部11Bを制御し、タグ応答信号を要求する際には、R/W要求信号を構成するデータを送信するように変調部11Bを制御する。
RFIDタグ2は、常にリーダライタ4から送られてくる信号を監視し、R/W要求信号を受信したことを検知すると、それに応答する形でタグ応答信号を送信する。
タグ応答信号は、図9(c)に示すように、プリアンブル部とデータ部とによって構成されている。プリアンブル部は、タグ応答信号の始まりを示すデータを示しており、同一規格(例えばEPC(Electronic Product Code))内であれば、全てのRFIDタグ2に共通の所定のデータとなっている。データ部は、プリアンブル部に引き続いて送信されるものであり、RFIDタグ2から送信される実質的な情報を示すデータを示している。このデータ部に含まれる情報としては、例えば各RFIDタグ2に固有のID情報などが挙げられるが、RFIDタグ2から送信すべき情報、例えばRFIDタグ2内の記憶部に格納されている各種情報などを含んでいてもよい。
そして、リーダライタ4は、R/W要求信号を2回送信するとともに、各R/W要求信号の送信における搬送周波数を互いに異ならせている。すなわち、リーダライタ4における周波数制御部13Aは、1回目のR/W要求信号の送信時には、第1の周波数fで搬送信号を出力するようにPLL部11Aを制御し、2回目のR/W要求信号の送信時には、第1の周波数fとは異なる第2の周波数fで搬送信号を出力するようにPLL部11Aを制御する。この状態を、図10に示す。
同図に示すように、第1の周波数fで送信されたR/W要求信号をRFIDタグ2が受信すると、同じく第1の周波数fでタグ応答信号が返信される。そして、リーダライタ4では、位相情報取得部14Aが受信したタグ応答信号のプリアンブル部を解析することによって、タグ応答信号の位相の変化を示すφを検出する。同様に、第2の周波数fで送信されたR/W要求信号をRFIDタグ2が受信すると、同じく第2の周波数fでタグ応答信号が返信される。そして、リーダライタ4では、位相情報取得部14Aが受信したタグ応答信号のプリアンブル部を解析することによって、タグ応答信号の位相の変化を示すφを検出する。
なお、上記の例では、タグ応答信号の位相の変化は、プリアンブル部を解析することによって検出するようになっているが、これに限定されるものではなく、データ部をも含めて位相の変化を検出してもよいし、データ部において位相の変化を検出してもよい。ただし、変調方式がPSKである場合には、内容が変化しうるデータ部に基づいて、距離に伴う位相の変化を検出することは困難となるので、内容が固定であるプリアンブル部において位相の変化を検出することが好ましい。
また、上記リーダライタ4は、この位相の変化の検出を、本実施形態では50msecごとに行うように設定されている。すなわち、上記リーダライタ4は、50msec間隔でRFIDタグ2に対してR/W要求信号を2回送信するようになっている。なお、この位相の変化の検出のタイミングは50msec間隔に限定されるものではなくもっと短い時間間隔であってもよいし、さらに長い時間間隔であてもよい。
また、この位相の変化の検出時に、本実施形態ではRFIDタグ2に記憶されている物品に関する物品情報も取得するように構成されているが、物品情報の取得はこの位相の変化の検出とは異なるタイミングで行われてもよい。
以上のようにして、位相情報取得部14Aが位相の変化φおよびφを検出すると、この位相の変化の情報が距離算出部14Bに伝送される。距離算出部14Bは、φおよびφに基づいて、RFIDタグ2とアンテナ3との距離を以下のように算出する。
まず、アンテナ3からRFIDタグ2までの距離を距離rとすると、第1の周波数fおよび第2の周波数fによって搬送される信号が往復2rの距離を伝搬することによって生じる位相の変化φおよびφは、次の式で表される。
Figure 0004747622
上式において、cは光速を表している。上記の2つの式に基づいて、距離rは、次の式で求められる。
Figure 0004747622
以上のようにして、位相の変化φおよびφに基づいて、アンテナ3からRFIDタグ2までの距離rを求めることができる。なお、RFIDタグ2において、R/W要求信号を受信してからタグ応答信号を送信する間に、位相のずれが生じることが予想されるが、この位相のずれは、第1の周波数fおよび第2の周波数fによって搬送される信号のどちらにおいても同じ量となる。よって、RFIDタグ2における信号の送受信時に生じる位相のずれは、上記の距離の算出に影響を与えることはない。
また、上記したように、リーダライタ4は、RFIDタグ2に対して50msec間隔でR/W要求信号を2回送信する構成である。このため、リーダライタ4は、RFIDタグ2と自装置との間の距離を50msecごとに測定することができる。
なお、数2において、Δφが2π以上となっている場合には、距離rを的確に算出することができない。すなわち、測定可能な距離rの最大値rmaxは、Δφ=2πの時であり、次の式で表される。
Figure 0004747622
ここで、例えば第1の周波数fと第2の周波数fとの差を5MHzとした場合、数3より最大距離rmaxは30mとなる。また、同様に、第1の周波数fと第2の周波数fとの差を2MHzとした場合、数3より最大距離rmaxは75mとなる。UHF帯を利用した場合では、想定される最大通信距離は10m程度であるので、上記のような測定は実用上問題がないことがわかる。
なお、上記の最大距離rmax以上の測定が必要となる場合は、例えば受信信号の受信強度の測定を併用することによって、距離rの測定を行うことが可能である。
具体的には、Δφが2π以上となる可能性がある場合、距離rの候補r’は、r’=r+n・rmax(nは0以上の整数)となる。よって、受信信号の受信強度は、距離rが長くなる程小さくなることを利用することによって、上記のnの値を特定することが可能となる。
なお、上記した「距離測定に関する構成」および「距離測定の詳細」に示す測定方法はアンテナ3とRFIDタグ2との距離を測定するための一例であって、本実施の形態に係るリーダライタ4の構成はこれに限定されるものではない。すなわち、上記リーダライタ4は、アンテナ3とRFIDタグ2との間の距離を、RFIDタグ2から受信した信号から測定することができる構成であればよい。
また、アクティブタイプのRFIDタグを用いる場合には、リーダライタ4側からR/W要求信号を送信せずに、RFIDタグ側から能動的に送られるタグ応答信号に基づいて、距離の測定を行うようになっていてもよい。
(アンテナの他の配置例)
図11に示すように、アンテナ3を商品6…が陳列されている陳列棚の下部に設けるとともに、該アンテナ3を陳列棚の下部で移動可能に設置するようにしてもよい。この場合、アンテナ3に指向性を設け、該アンテナ3が位置している直上の列に積み上げられている商品6…とのみ通信が行われるように設定してもよい。このようにした場合、商品6の補充作業を行う従業員は、商品6を補充しようとしている列の下にアンテナ3を移動させ、その後商品6を該当列に載置することによって、その列に商品6を載置することの適否を的確に指示装置7から受けることが可能となる。
また、例えばアンテナ3の移動ユニットに指示要求スイッチ(図示せず)を設け、この指示要求スイッチが押された際に、図6に示した商品管理処理が行われるようになっていてもよい。具体的には、指示要求スイッチが押されると、アンテナ3の移動ユニットから現在のアンテナ3の位置情報と指示要求情報とがリーダライタ4に送られ、これらの情報が管理サーバ5へ伝送される。管理サーバ5では、これら現在のアンテナ3の位置情報と指示要求情報とが受信されると、商品管理処理部29が、該当列に関して商品管理処理を開始し、その列に対する指示内容が指示装置7へ伝送される。これにより、従業員は、商品6を補充しようとしている列に関して、どのような補充を行えばよいかについての情報を指示装置7から受けることが可能となる。
また、アンテナ3が上記のように移動しない構成であっても、上記のような指示要求スイッチが、指示装置7に設けられていてもよいし、陳列棚近傍の所定位置に設けられていてもよい。この場合、指示要求スイッチが押されることによって商品管理処理部29による商品管理処理が開始されるようにすることができる。
また、指示装置7を、持ち運び可能な携帯端末(PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話など)とし、この指示装置7にもRFIDタグ2を付けておくようにしてもよい。この場合、従業員は、補充すべき商品6(RFIDタグ2付)と指示装置7(RFIDタグ付)とを持って、陳列棚の所定位置に近づくと、アンテナ3が接近を認識し、すなわち、従業員による商品補充の可能性を推定し、上記の「商品管理処理」が開始されるようにすることが可能となる。
また、従業員にRFIDタグ2付き身分証明書を持たせ、陳列棚への接近をもって、上記の「商品管理処理」が開始されるようになっていてもよい。この場合は、指示装置7は陳列棚の近傍に固定設置されることになる。また、この場合、店舗全体における商品6…のRFIDタグ2を決まった時間間隔でスイープして情報の読み出しが行われる一方、それ以外の時間には従業員の付近の棚について「商品管理処理」が行われるようにすれば、従業員は、自分が近づいた陳列棚に対する指示をリアルタイムで受けることが可能となる。
(商品の他の陳列形態)
図2、図4、および図11などに示した構成では、商品6…は陳列棚の上に積み上げられた形で陳列されているが、陳列形態としてはこれに限定されるものではなく、陳列順序を考慮すべき陳列形態であればどのような形態に対しても本発明を適用可能である。他の陳列形態の一例として、図12に示す形態を示す。同図に示す形態では、陳列棚において前後方向に商品6…が陳列されている。このように陳列されている場合、前側に陳列されている商品6から売却されることになる。したがって、製造月が古い商品6ほど前側に陳列されるように商品管理処理および載置位置判定処理が行われるようにすればよい。
(載置位置判定基準の他の例)
上記の例では、製造月情報など、各商品6を管理する上で必要とされる時情報を基準にして載置位置の判定が行われているが、その他の情報に基づいて載置位置の判定が行われてもよい。その他の情報としては、例えば、物品の配送管理システムなどにおいて、管理対象物品の配送先情報に基づいて載置位置判定が行われてもよい。この場合、配送先の地域に応じて配送する順番が決まっていたりする場合に効果を奏する。また、その他の情報として、管理対象物品の使用者情報に基づいて載置位置判定が行われてもよい。この場合、使用者に応じて管理対象物品を取り出すタイミングが異なるような場合に効果を奏する。
(ソフトウェアによる実現)
なお、上記リーダライタ4が備える通信制御部13、位置測定部14、および外部通信部15、ならびに、管理サーバ5が備える管理部28における各機能ブロックは、ハードウェアロジックによって構成されていてもよいし、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行することにより実現する構成となっていてもよい。
CPUなどの演算手段および記憶手段によって上記の各構成を構成する場合、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行することによって、記リーダライタ4が備える通信制御部13、位置測定部14、および外部通信部15、ならびに、管理サーバ5が備える管理部28における各機能ブロックの各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、コンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る情報処理装置は、例えば倉庫と商品陳列領域とを備えた各種販売店、配送サービス店、各種物品レンタル店などにおける、商品を管理する管理サーバとして適用することができる。
本発明の一実施形態に係る商品管理システムが備える管理サーバおよび指示装置の概略構成を示すブロック図である。 上記商品管理システムの概略構成を示すブロック図である。 上記商品管理システムが備えるリーダライタの概略構成を示すブロック図である。 陳列棚における商品の配置状態の一例を示す正面図である。 商品データベースに記録されている情報の一例を示すテーブルである。 商品管理処理の流れを示すフローチャートである。 載置位置判定処理の流れを示すフローチャートである。 リーダライタの構成例を示すブロック図である。 同図(a)は、リーダライタとRFIDタグとの間でR/W要求信号およびタグ応答信号の送受信が行われる状態を示す図であり、同図(b)は、R/W要求信号の送信状態を示す図であり、同図(c)は、タグ応答信号の送信状態を示す図である。 2つの異なる周波数によるR/W要求信号およびタグ応答信号の送受信が行われた際の位相の変化を示す図である。 アンテナを商品が陳列されている陳列棚の下部に設けた構成例を示す図である。 陳列棚において前後方向に商品が陳列されている陳列形態を示す図である。
符号の説明
1 商品管理システム(情報処理システム)
2 RFIDタグ
3 アンテナ
4 リーダライタ(タグ通信装置)
5 管理サーバ(情報処理装置)
6 商品(管理対象物品)
7 指示装置
11 送信処理部
11A PLL部
11B 変調部
11C 電力増幅部
12 受信処理部
12A 増幅部
12B 周波数変換部
13 通信制御部
13A 周波数制御部
13B 送信制御部
13C 受信制御部
14 位置測定部
14A 位相情報取得部
14B 距離算出部
14C 位置特定部
15 外部通信部
21 通信処理部
22 載置位置判定部
23 データベース記録部
24 載置指示処理部
25 商品データベース
26 表示部
27 入力部
28 管理部
29 商品管理処理部(管理処理部)
31 制御部
32 音声出力部
33 表示部

Claims (10)

  1. RFIDタグと無線通信を行うことによって該RFIDタグの位置を測定することが可能なタグ通信装置から、RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の属性情報、および該管理対象物品の位置情報を受信する通信処理部と、
    上記属性情報および上記位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定する載置位置判定部と、
    上記載置位置判定部によって載置位置が適切でないと判定された管理対象物品が存在した場合に、該管理対象物品に関する情報を利用者に通知する制御を行う載置位置指示部とを備え
    上記属性情報は時情報を含み、
    上記載置位置判定部は該時情報および上記位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定する機能を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記管理対象物品が、所定の陳列領域に列状に並んで配置されているとともに、
    上記載置位置判定部が、管理対象物品の載置位置として、管理対象物品の陳列順番が適切であるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 上記載置位置指示部が、載置位置が適切でないと判定された管理対象物品に関する情報として、該管理対象物品を特定する情報および該管理対象物品の載置位置を指示する情報を利用者に通知する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 上記管理対象物品が載置される領域の近傍に備えられている、利用者に対して表示、および音声の少なくともいずれか1つによって警告を行う指示装置に対して、上記載置位置指示部が警告を行うように指示することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 上記管理対象物品の載置位置情報および上記属性情報を記録する物品データベースと、
    上記物品データベースに記録されている載置位置情報および属性情報に基づいて、管理対象物品の載置位置の変更指示を利用者に通知する制御を行う管理処理部とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. RFIDタグと無線通信を行うことによって該RFIDタグの位置を測定することが可能なタグ通信装置から、RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の属性情報、および該管理対象物品の位置情報を受信する通信処理ステップと、
    上記属性情報および上記位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定する載置位置判定ステップと、
    上記載置位置判定ステップにおいて載置位置が適切でないと判定された管理対象物品が存在した場合に、該管理対象物品に関する情報を利用者に通知する制御を行う警告処理ステップとを有し、
    上記属性情報は時情報を含み、
    上記載置位置判定ステップは該時情報および上記位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定することを特徴とする情報処理方法。
  7. 請求項1〜5いずれか1項に記載の情報処理装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各部として機能させるための制御プログラム。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置の制御プログラムを記録したコンピュータの読取り可能な記録媒体。
  9. RFIDタグから送られてきた信号を解析することによって、該RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の位置を測定する位置測定部と、
    上記RFIDタグに対応付けられている管理対象物品の属性情報および上記位置情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定する載置位置判定部と、
    上記載置位置判定部によって載置位置が適切でないと判定された管理対象物品が存在した場合に、該管理対象物品に関する情報を利用者に通知する制御を行う載置位置指示部とを備え
    上記属性情報は時情報を含み、
    上記載置位置判定部は該時情報および上記位置の情報に基づいて、管理対象物品の載置位置が適切であるか否かを判定する機能を有することを特徴とする情報処理システム。
  10. 請求項1〜5いずれか1項に記載の情報処理装置と、
    上記情報処理装置が備える載置位置指示部からの指示に従って、利用者に対して表示、および音声の少なくともいずれか1つによって警告を行う指示装置とを備えることを特徴とする情報処理システム。
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