JP4744744B2 - 循環式浴槽の吸込口構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽の湯水を循環させて噴流を発生させる循環式浴槽の吸込口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年は、健康指向の高まりによって、浴槽の湯水を循環させて噴流を発生させるジェット噴流バスが普及している。このジェット噴流バスは、循環式浴槽の一種であり、吸引ポンプなどを含む循環配管路を浴槽の外部に設けてこの循環配管路を浴槽と接続している。
そして、浴槽の底面に近い壁面には湯水の吸込口を設け、この吸込口より高い位置の浴槽壁面には、湯水と気泡を噴出するための吐き出し口が設けられた構造になっている。
吸引ポンプの吸引力は、その揚程がたとえば約12mと強力であるため、吸込口から循環配管路に異物が吸い込まれるのを防止するため、吸込口はカバー部材で覆うのが一般的である(たとえば、特開平8−173494号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、吸込口をカバー部材で覆った場合、カバー部材の周縁部と浴槽壁面との間に隙間が生じるので、この対策として、カバー部材または浴槽壁面の開口周縁にゴムや樹脂製のパッキンを装着して隙間を遮蔽する技術も提案されている(たとえば、実開平6−64640号公報,特開平7−184972号公報)。
浴槽の下部壁面は湾曲して底面に至っているので、カバー部材と浴槽壁面との間の隙間は、浴槽底面に近いほど次第に狭くなる。ところが、この従来のパッキンはその形状や厚みが周方向全体で一律なので、このパッキンを浴槽の底面に近い下部壁面の吸込口に設けると、パッキンの上部位置では隙間が生じ、下部位置では隙間がなくなりパッキンが押さえ付けられて変形する。また、カバー部材を回転させて着脱するときに、パッキンと浴槽内壁との摩擦抵抗が大きいので、着脱の操作が困難であった。
【0004】
上述のように、浴槽の底面に近い下部壁面の吸込口における前記隙間は不均一なので、この隙間に装着されたパッキンは塑性変形を起こす場合が多い。したがって、たとえば長期間装着されたままであったカバー部材を取り外したのち再び装着する場合、塑性変形したパッキンを再使用すると、パッキンの密着性が不十分になる恐れがある。
そこで、密着性を高めるためにパッキンの厚みを厚くすると、パッキンの摩擦力や反発力が大きくなって、カバー部材を回転させて装着するのが難しくなってしまう。特に、パッキンが厚いと、浴槽底面の近くの下部壁面に吸込口を設けることができない。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、吸込口に対してカバー部材を着脱することが容易で、カバー部材のパッキンの塑性変形を防止することができる循環式浴槽の吸込口構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明にかかる循環式浴槽の吸込口構造は、浴槽の外部に設けた循環パイプの吸込み側に連結管を設け、この連結管の先端部を前記浴槽の開口部を介してこの浴槽の壁面より内側まで突出させ、湯水が流通可能な有底筒状のカバー部材を前記先端部に着脱可能に装着した吸込口の構造であって、前記カバー部材の全周縁には吸水膨張性を有する環状のパッキンを取付け、前記カバー部材が前記先端部に装着されたとき、前記パッキンは、非吸水状態では収縮して前記浴槽壁面とはほぼ離隔し、吸水状態では膨張して前記カバー部材と前記浴槽壁面に密着する。
パッキンの内部には、前記カバー部材の前記全周縁に沿う環状の中空部を形成し、前記パッキンの外周面と内周面には、それぞれ蛇腹形のひだを形成するのが好ましい。
前記パッキンは、天然ゴムに無機補強材,アクリル系高分子吸収剤,加硫材および老化防止材が添加されたゴム製であるのが好ましい。
たとえば、前記浴槽の外部には、循環ポンプおよび前記循環パイプを含む循環配管路が設けられ、前記浴槽の底面の高さ位置に近い前記浴槽壁面には前記循環配管路に連通接続された前記吸込口が設けられ、この吸込口より高い位置の前記浴槽壁面には、前記湯水と気泡を噴出するために前記循環配管路に連通接続された吐き出し口が設けられている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態の一例を、図1ないし図5を参照して説明する。
図1は循環式浴槽を示す概略説明図、図2は、本発明のカバー部材を示す片側断面図である。図3および図4は、図1に示す循環式浴槽の吸込口構造の片側断面図で、パッキンが非吸水状態,吸水状態の場合をそれぞれ示している。図5は図3および図4の一部詳細図で、図5(A),(B)は、それぞれ図3中のA部拡大断面図、図4中のB部拡大断面図である。
【0008】
本実施形態では、循環式浴槽としてジェット噴流バスを例にとって説明するが、本発明は、ジェット噴流バス以外の循環式浴槽の吸込口にも適用可能である。
図1に示すように、ジェット噴流バス1では、循環ポンプ3および循環パイプ4,4aを含む循環配管路5が、浴槽2の外部に設けられている。浴槽2の底面6の高さ位置に近い壁面7には、循環配管路5に連通接続された一つの吸込口8が設けられている。
吸込口8より高い位置の浴槽壁面7には、湯水10と気泡11を噴出するために循環配管路5に連通接続された二つの吐き出し口9が設けられている。浴槽2の上部には、循環配管路5の吸気管12に連通接続された空気取入れ口13が設けられている。
浴槽壁面7の下部は、底面6に至る部分が湾曲部14になっている。このように浴槽2の下部には湾曲部14が形成されているが、湯水10を良好に循環させるためには、吸込口8を、できるだけ底面6の近くの浴槽壁面7に設けるのが好ましい。
吸込口8と循環ポンプ3は、吸込み側の循環パイプ4により接続され、循環ポンプ3と吐き出し口9は、吐出側の循環パイプ4aにより接続されている。吸気管12は、吐出側の循環パイプ4aに連通接続されている。なお、吸気管12は循環ポンプ3に連通接続された場合であってもよい。
空気は、空気取入れ口13から吸気管12を通って吐出側の循環パイプ4aに吸引され(矢印B1)、吐出側の循環パイプ4aを流れる湯水に混入して、吐き出し口9から噴流として噴出される。
【0009】
前記構成のジェット噴流バス1において、循環ポンプ3が運転されると、浴槽2内の湯水10が、吸込口8から吸い込まれて吸込み側循環パイプ4を通って循環ポンプ3に流入する(矢印B2)。
循環ポンプ3で圧力が上昇した湯水10は、吐出側の循環パイプ4aを流れ(矢印B3)、空気取入れ口13と吸気管12を通って流入した空気と混合した後、吐き出し口9から噴流として浴槽2内に噴出されて循環する。
吐き出し口9から噴出された噴流は、浴槽2内の人間の腰などに当たって、こりや疲れなどが効果的に緩和される。浴槽2内の湯水10に混じっている毛髪やごみなどは、吸込口8で吸い込まれるときに除去されるので、循環する湯水10は常に清浄に保たれている。
【0010】
次に、吸込口8について説明する。
図2ないし図5に示すように、吸込口8は、浴槽2の外部に設けた循環パイプ4の吸込み側に連結管20を設け、連結管20の先端部21を、浴槽2の開口部22を介して浴槽壁面7より内側まで突出させている。そして、湯水10が流通可能な有底筒状のカバー部材23を、連結管20の先端部21に着脱可能に装着した構造を有している。
カバー部材23の全周縁24には、吸水膨張性を有する環状のパッキン25が取付けられている。吸水膨張性は、湯水や水を吸うと膨張し、乾くと収縮する性質である。
カバー部材23が連結管20の先端部21に装着されたとき、パッキン25は、図3に示す非吸水状態では収縮して浴槽壁面7とはほぼ離隔し、図4に示す吸水状態では膨張してカバー部材23と浴槽壁面7に密着する。
パッキン25は、天然ゴムに無機補強材,アクリル系高分子吸収剤,加硫材および老化防止材が添加されたゴム製である。なお、パッキン25は、吸水膨張性を有していれば他の材質であってもよい。
パッキン25の外径寸法は、カバー部材23の外径寸法とほぼ同じか若干小さくなっている。パッキン25の内部には、カバー部材23の全周縁24に沿う環状の中空部26が形成されている。パッキン25の外周面27と内周面28には、それぞれ蛇腹形のひだ29,30が形成されている。
【0011】
循環パイプ4の吸込み側には、吸込口8を構成し内方に連結管20が取付けられる吸込み管40が連通接続されている。連結管20が吸込み管40と別体の場合を示したが、連結管20と吸込み管40が、一体化して循環パイプ4の吸込み側に取付けられる場合であってもよい。
吸込み管40は有底円筒状に形成され、その円筒部41に循環パイプ4が連通接続されている。吸込み管40のフランジ部42と浴槽壁面7の外周面7aとの間は、パッキン43により遮蔽されている。円筒部41の開口部側内周面には、めねじ44が螺刻されている。吸込口8が設けられる位置に形成された浴槽2の開口部22にも、めねじが形成されている。
連結管20は、円筒状の本体部45と、本体部45の一端部に一体形成され、外周方向全周に突出する円環状の先端部21とを有している。本体部45の外周面にはおねじ46が螺刻され、おねじ46は、めねじ44と開口部22のめねじにねじ込み可能になっている。
先端部21の端面47はフラットになっており、先端部21の外周面には、カバー部材23を係止するための溝部48と、溝部48に連続する切欠部(図示せず)とが形成されている。
【0012】
浴槽2に連結管20と吸込み管40を取付ける場合には、連結管20を浴槽2の内側から開口部22に挿入し、おねじ46を開口部22のめねじに螺合させて所定位置までねじ込む。
次いで、吸込み管40を浴槽2の外側から連結管20に係合させ、めねじ44をおねじ46に螺合させて所定位置までねじ込む。これにより、吸込み管40のパッキン43が浴槽2の外周面7aに圧着して、連結管20と吸込み管40が浴槽2に位置決め固定される。
【0013】
連結管20と吸込み管40の内方には、フィルタ50が着脱可能に取付けられている。フィルタ50は、湯水10に混入している毛髪やごみなどを捕集し且つ湯水10を通過させる有底筒状のメッシュ材51aと、メッシュ材51aの開口部に取付けられた円環状の鍔部51とを有している。鍔部51は、連結管20の端面47に密着するようになっている。
カバー部材23の内方には、複数(たとえば、4個)のフィルタ支持片52が、連結管20の端面47に対向して一体形成されている。4個のフィルタ支持片52は、周方向に均等に配置されている。
したがって、フィルタ50を連結管20と吸込み管40の内方に挿入し、カバー部材23を連結管20の先端部21に装着すれば、鍔部51が、フィルタ支持片52により、先端部21の端面47に密着するように位置決め支持される。
【0014】
カバー部材23は、有底円筒状の盆形をなしている。なお、カバー部材23は有底筒状であれば円筒形以外の形状であってもよい。
カバー部材23の円板状の底部53と、底部53と一体化した円筒状側部54には、湯水10を流通可能にするための複数のスリット55がそれぞれ貫通形成されている。
円筒状側部54の開口部側(すなわち、浴槽壁面7と対向する側)には、パッキン25を支持するためのパッキン支持部56が、全周に渡って一体形成されている。パッキン支持部56は、円筒状側部54からカバー部材23の中心軸線CL方向に突出形成されている。
パッキン支持部56では、全周縁24側に開口する凹部57が全周に渡って形成されている。円環状の凹部57は、全周縁24に開口する開口部58が狭く、内部59が広い断面形状を有している。
【0015】
パッキン25は、本体部60と、本体部60から突出する係合部61とを有して、全体が無端円環状に形成されている。本体部60の断面のほぼ中央部には、無端円環状の中空部26が形成され、本体部60には、ひだ29,30が形成されている。
係合部61は、カバー部材23に形成された凹部57に対応する形状を有して断面ほぼT形の円環状であり、本体部60と一体形成されている。係合部61を弾性力に抗して凹部57に係合させれば、パッキン25は、カバー部材23に常に支持されて離脱しないようになっている。
【0016】
浴槽2に湯水10や水がなく空の状態で吸込口8を点検清掃するとき、パッキン25は非吸水状態で収縮しており(図3,図5(A)の状態)、係合部61は凹部57に緩く嵌まっている。パッキン25の本体部60は、中空部26の体積が大きくなっており、また、小さい厚み寸法T1である。したがって、カバー部材23を吸込口8に装着すれば、パッキン25は浴槽壁面7とはほぼ離隔している。
図示するように、カバー部材23の下部が浴槽2の湾曲部14に位置している場合でも、パッキン25の下部72は、湾曲部14での浴槽壁面7とは離隔しているかまたは軽く接触しているに過ぎない。このように、パッキン25の下部72が浴槽壁面7に軽く接触している場合も、パッキン25の全体としては浴槽壁面7とはほぼ離隔していることになる。
【0017】
カバー部材23が吸込口8に装着された後、浴槽2に湯水10や水を入れると、パッキン25は吸水状態になって膨張する(図4,図5(B)の状態)。すると、係合部61は、膨張して凹部57の内面に密着するので、パッキン25はカバー部材23にしっかりと支持される。
本体部60は、膨張して大きな厚み寸法T2となって、浴槽壁面7とカバー部材23の全周縁24に密着する。その結果、カバー部材23と浴槽壁面7との間の隙間はパッキン25により遮蔽される。本体部60は、膨張した状態では、中空部26がつぶれて小さく変化しており、外周面27と内周面28のひだ29,30の曲がり具合も少なくなっている。
浴槽2内の湯水10は、カバー部材23の複数のスリット55を通り、フィルタ50で毛髪やごみなどが除去されて清浄になった後、吸込み管40を通って吸込み側の循環パイプ4に流れ、その後、循環配管路5を介して吐き出し口9から噴流として浴槽2内に噴出して循環する。
【0018】
パッキン25がカバー部材23と浴槽壁面7に密着すると、摩擦抵抗が発生するので、カバー部材23が吸込口8から脱落する恐れがない。
パッキン25にひだ29,30と中空部26を設けたので、本体部60の外径寸法は、非吸水状態から吸水状態に変化してもほぼ同じである。その結果、パッキン25は、吸水状態で膨張しても、カバー部材23より半径方向外方に飛び出すことがないので、外観上好ましい。
パッキン25の下部72が、浴槽2の湾曲部14に位置している場合には、パッキン25は、吸水状態で膨張すると、その下部72は湾曲部14での浴槽壁面7に密着して図4に示すように若干変形する場合もある。
しかし、図3に示すように、浴槽2が空になってパッキン25が非吸水状態で収縮すれば、パッキン25の下部72は、湾曲部14での浴槽壁面7から離隔するかまたは軽く接触するだけなので、元の形状に容易に回復する。
【0019】
カバー部材23の底部53の内面には、複数(ここでは、4個)の係止片70が、中心軸線CLとほぼ平行に一体的に突出形成されている。係止片70は、カバー部材23を連結管20の先端部21に着脱可能に装着するために設けられている。係止片70の先端部近傍には、連結管20の溝部48に係合離脱可能に係合する凸部71が一体形成されている。
カバー部材23を吸込口8に取付ける際には、カバー部材23を中心軸線CLと平行に移動させて、凸部71を連結管20の切欠部(図示せず)を通過させた後、カバー部材23を中心軸線CLを中心として所定角度回転させる。これにより、凸部71が溝部48に係合して、係止片70が先端部21に係止されるので、カバー部材23が連結管20に取付けられる。
また、予め連結管20内に装着されたフィルタ50の鍔部51は、先端部21の端面47に密着するとともに、カバー部材23のフィルタ支持片52により支持されるので、フィルタ50が連結管20の内方に位置決め保持される。
このようにして、カバー部材23を、ワンタッチで容易に連結管20に装着したり取り外したりすることができる。
なお、カバー部材23を回転させて先端部21に着脱させるようにしたが、カバー部材23を回転させないで着脱可能なように、係止片70と先端部20のいずれか一方に爪を形成し、いずれか他方には、この爪が着脱可能に係合する被係合部を形成してもよい。
【0020】
このように、本発明では、湯水10を抜いた状態で吸込口8を点検清掃する際には、パッキン25は非吸水状態で収縮しているので、カバー部材23を装着したときはパッキン25と浴槽壁面7とはほぼ離隔している。
したがって、カバー部材23を着脱するとき、浴槽壁面7に対するパッキン25の摩擦抵抗をほとんど受けることはなく、カバー部材23を容易に且つスムーズに着脱することができる。
ジェット噴流バス1では、頻繁に(たとえば、一週間に一回)、吸込口8の点検清掃を行う必要があるので、カバー部材23の着脱操作の機会が多いが、本発明によれば吸込口8の点検清掃時の負担が軽減される。
パッキン25が吸水膨張性を有するので、その塑性変形を防止して密着性を維持することができるとともに、浴槽2のより底面6近くに吸込口8を設けることができる。
パッキン25を蛇腹形に形成したので、浴槽壁面7とカバー部材23との間の隙間寸法の大小に影響されにくくなり、あらゆる隙間寸法に対応することができる。
本発明の吸込口構造は、吐き出し口の機能も兼用する吸込口が設けられた循環式浴槽にも適用することができる。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0021】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したので、吸込口に対してカバー部材を着脱することが容易で、カバー部材のパッキンの塑性変形を防止することができ、浴槽のより底面近くに吸込口を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の実施形態の一例を示す図で、図1は循環式浴槽を示す概略説明図である。
【図2】本発明のカバー部材を示す片側断面図である。
【図3】図1に示す循環式浴槽の吸込口構造の片側断面図で、パッキンが非吸水状態の場合を示している。
【図4】図1に示す吸込口構造の片側断面図で、パッキンが吸水状態の場合を示している。
【図5】図3および図4の一部詳細図である。
【符号の説明】
1 ジェット噴流バス(循環式浴槽)
2 浴槽
3 循環ポンプ
4,4a 循環パイプ
5 循環配管路
6 底面
7 壁面
8 吸込口
9 吐き出し口
10 湯水
11 気泡
20 連結管
21 連結管の先端部
22 浴槽の開口部
23 カバー部材
24 全周縁
25 パッキン
26 中空部
27 外周面
28 内周面
29,30 ひだ
Claims (3)
- 浴槽の外部に設けた循環パイプの吸込み側に連結管を設け、この連結管の先端部を前記浴槽の開口部を介してこの浴槽の壁面より内側まで突出させ、湯水が流通可能な有底筒状のカバー部材を前記先端部に着脱可能に装着した吸込口の構造であって、
前記カバー部材の全周縁には吸水膨張性を有する環状のパッキンを取付け、
前記カバー部材が前記先端部に装着されたとき、前記パッキンは、非吸水状態では収縮して前記浴槽壁面とはほぼ離隔し、吸水状態では膨張して前記カバー部材と前記浴槽壁面に密着することを特徴とする循環式浴槽の吸込口構造。 - 請求項1に記載の循環式浴槽の吸込口構造であって、
前記パッキンの内部には、前記カバー部材の前記全周縁に沿う環状の中空部を形成し、
前記パッキンの外周面と内周面には、それぞれ蛇腹形のひだを形成したことを特徴とする循環式浴槽の吸込口構造。 - 請求項1または2に記載の循環式浴槽の吸込口構造であって、
前記パッキンは、天然ゴムに無機補強材,アクリル系高分子吸収剤,加硫材および老化防止材が添加されたゴム製であることを特徴とする循環式浴槽の吸込口構造。
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