JP6456861B2 - 浴槽用アダプタおよび給湯システム - Google Patents
浴槽用アダプタおよび給湯システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6456861B2 JP6456861B2 JP2016038620A JP2016038620A JP6456861B2 JP 6456861 B2 JP6456861 B2 JP 6456861B2 JP 2016038620 A JP2016038620 A JP 2016038620A JP 2016038620 A JP2016038620 A JP 2016038620A JP 6456861 B2 JP6456861 B2 JP 6456861B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathtub
- adapter
- water
- cover
- hot water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
Description
しかし、かかる構成においては、スポンジ材の価格だけ浴槽用アダプタが高価になるという問題が生じる。また、スポンジ材は、紫外線や薬品の影響により経年的に強度劣化するため、スポンジ材の交換のために、維持費も高価になるという問題があった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、毛髪の吸入を抑制しつつ安価に製造できる浴槽用アダプタおよび給湯システムを提供することを目的とする。
〈全体構成〉
以下、図1に示す系統図を参照し、本発明の第1実施形態による給湯システム1の全体構成を説明する。
給湯システム1は、ジェットバス機能付きの給湯機14と、浴槽11とを有している。浴槽11の壁面11aには、円形の貫通孔(図示略)が形成されており、この貫通孔を浴槽11の内外から挟み込むように浴槽用アダプタ10が装着され固定されている。給湯機14内には、ポンプ15が設けられており、ポンプ15は、戻り配管13、浴槽用アダプタ10を介して浴槽11内に湯を放出する。また、浴槽11内の湯は、浴槽用アダプタ10、往き配管12を介して給湯機14内に戻される。給湯機14においては、熱交換器(図示せず)によって湯が加熱され、加熱された湯はポンプ15を介して浴槽11内に戻される。
次に、浴槽用アダプタ10の詳細構成を図2および図3を参照し説明する。なお、図2は、浴槽用アダプタ10の分解斜視図であり、図3は浴槽用アダプタ10の断面図(略図)である。
図2において、浴槽用アダプタ10は、浴槽の壁面11aの外側に配置される外受け部30と、壁面11aの内側に配置される内受け部31とを有している。外受け部30は、往き配管12、戻り配管13、吸気口16(図1参照)に接続される接続口を有している。そして、外受け部30は、壁面11aに向かって突出する給排水筒30aを有している。給排水筒30aにおいては、外円筒部および内円筒部(何れも符号なし)が同軸状に配置されており、内円筒部の内側には、戻り配管13から供給された湯が通流し、内円筒部と外円筒部との間の空間は、往き配管12を介して給湯機14に戻される湯が通流する。
次に、図3に示した嵌合部40の詳細を、図4を参照し説明する。なお、図4は、吐出・吸入部34およびカバー部38の分解斜視図である。
図4においてカバー部38の後端面は、補助ディスク50(図2参照)に当接する。そこで、カバー部38の環状の後端面を「当接面54」と呼ぶ。当接面54においては、内側に向かって矩形状に突出する爪部41(押圧部)が周回等分3箇所に形成されている。また、吸入部37の外周面44には、略L字状の凹部42(押圧部)と、略L字状に突出した抜け防止部43(押圧部)とが、それぞれ周回等分3箇所に形成されている。ここで、凹部42は、前後方向に亘って形成された開口凹部42aと、周回方向に沿って形成された周回凹部42bとを有している。
次に、補助ディスク50の詳細を図5(a),(b)を参照し説明する。なお、図5(a)は、カバー部38および補助ディスク50の分解斜視図であり、図5(b)はそのA部詳細図である。
図5(a)において、補助ディスク50はフェースギア状に形成されており、前面周縁部には多数の突起部が形成されている。その詳細を図5(b)を参照し説明する。図5(b)において、複数の突起部51は、補助ディスク50の外周面52に沿って等間隔で形成されている。突起部51は、断面が略五角形状であり、前方に向かってテーパー状に細くなりながら突出する先端部53を有している。
次に、図7を参照し、本実施形態の動作を説明する。なお、図7は本実施形態の動作説明図であり、より具体的には、消費生活用製品安全法における「浴槽用温水循環器の試験方法」を本実施形態に適用した動作説明図である。「浴槽用温水循環器」の対象となる機器は、主に家庭用に設計したものであって循環流量が10L/min以上のジェットバス機能等を備えた機器が該当する。
ここで、試験用毛髪束71は、直径25mmで長さ300mmメートルの木製の棒に取り付けた毛髪束であって、毛髪の長さが400mm、束ねた毛髪の重量が180gの毛髪の束である。
図8(a)において、カバー部38から吸入される湯の大部分は吸入口39を介して吸入されるが、一部の湯は、図8(c)に示すメッシュ孔55または凹部42(図4参照)を介して吸入される。その際、試験用毛髪束71の一部である毛髪61が、吸入される湯の力で突起部51に吸着する。
以上のように本実施形態の浴槽用アダプタ(10)によれば、突起部(51)と当接面(54)とに囲まれた空間であるメッシュ孔(55)を介して浴槽(11)内の水を吸入するので、メッシュ孔(55)にて毛髪の侵入を抑制することができる。さらに、突起部(51)と当接面(54)との間にスポンジ材等を設ける必要がなくなるため、安価に製造できる。
また、メッシュ孔(55)の長さ(d6)は、メッシュ孔(55)の開口部における最大幅(≒d5)以上であるため、毛髪の侵入を一層抑制することができる。
また、当接面(54)および複数の突起部(51)は、固定部またはカバー部(38)の外縁に沿って円形に配列されている当接面(54)および突起部(51)を相対的に回転させつつ両者を当接させることができる。
次に、本発明の第2実施形態による給湯システムについて説明する。第2実施形態の給湯システムの全体構成は第1実施形態のもの(図1,図2参照)と同様であるが、第1実施形態におけるカバー部38および補助ディスク50に代えて、図9(a)に示すカバー部138および補助ディスク150が適用される点が第1実施形態とは異なる。
なお、図9(a)は、第2実施形態におけるカバー部138および補助ディスク150の分解斜視図であり、図9(b)はそのD部詳細図である。
次に、本発明の第3実施形態による給湯システムについて説明する。
第3実施形態の給湯システムの全体構成は第1実施形態のもの(図1,図2参照)と同様であるが、第3実施形態では、第1実施形態の浴槽用アダプタ10に代えて、図10に示す浴槽用アダプタ10Bが適用される。なお、図10は、第3実施形態における浴槽用アダプタ10Bの断面図である。
次に、本発明の第4実施形態による給湯システムについて説明する。
第4実施形態の給湯システムの全体構成は第1実施形態のもの(図1,図2参照)と同様であるが、第4実施形態では、第1実施形態の浴槽用アダプタ10に代えて、図11に示す浴槽用アダプタ10Cが適用される。なお、図11は、第4実施形態における浴槽用アダプタ10Cの断面図である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
10 浴槽用アダプタ
11 浴槽
11a 壁面
14 給湯機
30 外受け部(固定部)
30,31,33a,33b,34,50 (固定部)
31,131 内受け部(固定部)
33a 外側パッキン(固定部)
33b 内側パッキン(固定部)
34 吐出・吸入部(固定部)
36 吐出部(固定部)
37 吸入部(固定部)
38,138,238 カバー部
39 吸入口
41 爪部(押圧部)
42 凹部(押圧部)
43 抜け防止部(押圧部)
44 外周面
50,150 補助ディスク(固定部)
51,151 突起部
53 先端部
54 当接面
55 メッシュ孔
61 毛髪
Claims (6)
- 浴槽内の水を前記浴槽外へ送出するための吸入部と、供給された水を前記浴槽内へ吐出するための吐出部と、を有し、前記浴槽に固定される固定部と、
前記固定部に当接するとともに、前記浴槽内の水を吸入する吸入口を有するカバー部と、
前記固定部または前記カバー部のうち一方に形成された複数の突起部と、
前記固定部または前記カバー部のうち他方に形成され、複数の前記突起部に当接する当接面と、
を有し、前記突起部と前記当接面とに囲まれた空間であるメッシュ孔を介して前記浴槽内の水を吸入する
ことを特徴とする浴槽用アダプタ。 - 複数の前記突起部は、前記当接面に向かうほど幅狭になる先端部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の浴槽用アダプタ。 - 前記メッシュ孔の長さは、前記メッシュ孔の開口部における最大幅以上である
ことを特徴とする請求項2に記載の浴槽用アダプタ。 - 前記先端部に弾性変形を起こし、かつ、塑性変形を起こさない力で前記突起部を前記当接面に押圧する押圧部
をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の浴槽用アダプタ。 - 前記当接面および複数の前記突起部は、前記固定部または前記カバー部の外縁に沿って円形に配列されている
ことを特徴とする請求項4に記載の浴槽用アダプタ。 - 浴槽と、
前記浴槽に装着された浴槽用アダプタと、
前記浴槽用アダプタを介して前記浴槽から水を吸入するとともに、吸入した水を加熱し前記浴槽用アダプタを介して前記浴槽に戻す給湯機と、
を有し、前記浴槽用アダプタは、
前記浴槽内の水を前記浴槽外へ送出するための吸入部と、供給された水を前記浴槽内へ吐出するための吐出部と、を有し、前記浴槽に固定される固定部と、
前記固定部に当接するとともに、前記浴槽内の水を吸入する吸入口を有するカバー部と、
前記固定部または前記カバー部のうち一方に形成された複数の突起部と、
前記固定部または前記カバー部のうち他方に形成され、複数の前記突起部に当接する当接面と、
を有し、前記突起部と前記当接面とに囲まれた空間であるメッシュ孔を介して前記浴槽内の水を吸入する
ことを特徴とする給湯システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016038620A JP6456861B2 (ja) | 2016-03-01 | 2016-03-01 | 浴槽用アダプタおよび給湯システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016038620A JP6456861B2 (ja) | 2016-03-01 | 2016-03-01 | 浴槽用アダプタおよび給湯システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017155998A JP2017155998A (ja) | 2017-09-07 |
JP6456861B2 true JP6456861B2 (ja) | 2019-01-23 |
Family
ID=59808518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016038620A Active JP6456861B2 (ja) | 2016-03-01 | 2016-03-01 | 浴槽用アダプタおよび給湯システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6456861B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5795245B2 (ja) * | 2011-11-10 | 2015-10-14 | 株式会社ハタノ製作所 | 浴槽用給湯口アダプター |
-
2016
- 2016-03-01 JP JP2016038620A patent/JP6456861B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017155998A (ja) | 2017-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10737208B2 (en) | Air filter with improved performance or positioning | |
TWI691357B (zh) | 鑰部結構以及具有前述鑰部結構之過濾裝置 | |
WO2015043362A1 (zh) | 一种柜内机支撑组件 | |
CN215062806U (zh) | 过滤组件、通风组件以及空气调节设备 | |
JP6456861B2 (ja) | 浴槽用アダプタおよび給湯システム | |
KR101916881B1 (ko) | 공기 누설 방지 구조를 구비한 공기 청정기 | |
CN210646887U (zh) | 一种即关即停出水装置及花洒 | |
CN202082092U (zh) | 一种隔膜泵的泵盖 | |
US8418712B2 (en) | Air discharge implement for a portable pressurized sprayer | |
US8196898B1 (en) | Water-stop plug of flush valve | |
JP3981614B2 (ja) | 浴槽用循環接続具 | |
CN210687135U (zh) | 防爆气阀及电池 | |
CN209354705U (zh) | 燃气单向堵水阀 | |
JP3180678B2 (ja) | 強制循環用浴槽連結装置 | |
CN210114330U (zh) | 防堵结构、锅盖组件以及烹饪器具 | |
CN218980747U (zh) | 龙头净水装置 | |
CN216951781U (zh) | 单向三通阀及燃气热水器 | |
JP6315401B2 (ja) | 管継手構造およびこの構造を備えた弁装置 | |
CN217854829U (zh) | 具有过滤和防异物功能的通水阀 | |
CN101440825B (zh) | 换气扇面罩弹簧的固定构造 | |
CN214157016U (zh) | 烹饪器具 | |
CN217683437U (zh) | 一种组件式减压装置 | |
CN214274594U (zh) | 一种阀门 | |
JP5890658B2 (ja) | 浴槽用給湯口アダプター | |
TWI647398B (zh) | Water outlet control device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180313 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181211 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6456861 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |