JP4744345B2 - サムネイル作成方法および動画データ再生装置 - Google Patents

サムネイル作成方法および動画データ再生装置 Download PDF

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Description

本発明は、サムネイル作成方法および動画データ再生装置に関し、特に、ビデオストリーム形式で圧縮符号化された動画データからサムネイルを作成することのできるサムネイル作成方法および動画データ再生装置に関する。
従来より、動画データからサムネイルとなる静止画像を抽出するために様々な技術が提案されている。
たとえば特許文献1には、動画映像のCM(コマーシャル・メッセージ)箇所の前後所定時間の間で一または複数の静止画像を抽出することが開示されている。特許文献2には、CMではない期間において周期的に発生するタイミング信号に同期して、映像信号の縮小画像を生成することが開示されている。特許文献3には、映像信号の属性(たとえば、放送局、記録開始時刻など)を検出し、検出された属性に基づいてサムネイル画を生成することが開示されている。
また、文字が含まれる画像を検出するための技術も提案されている。特許文献4には、動画像を構成する複数のフレームから、文字出現フレームを検出することが開示されている。特許文献5には、動画像内に含まれる文字領域を検出することが開示されている。
特開2003−274361号公報 特開2000−175133号公報 特開2004−15611号公報 特開平4−316177号公報 特開平10−49682号公報
特許文献1〜3に開示された技術では、ある基準点から何秒後というように時間に基づいてサムネイルが抽出されるが、番組によって、特徴となる画像が出現する時間はまちまちである。このことから、特許文献1〜3のような方法では、さらには、特許文献4および5の技術を用いたとしても、最適なサムネイルが抽出できるとは限らない。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、動画データの特徴画面である可能性が高い画像を、確実にサムネイルの候補として抽出することのできるサムネイル作成方法および動画データ再生装置を提供することである。
この発明のある局面に従うサムネイル作成方法は、フレーム内符号化された複数のフレーム内符号化ピクチャと、順方向予測された複数の第1予測ピクチャと、双方向予測された複数の第2予測ピクチャとを含むビデオストリームからサムネイルを作成するためのサムネイル作成方法であって、ビデオストリームからピクチャグループを抽出する抽出ステップと、ピクチャグループ単位で、第1予測ピクチャおよび第2予測ピクチャのうち少なくとも一方のデータ量を算出する第1の算出ステップと、データ量に関連し、かつ、ピクチャグループ内で再生されるフレーム間の画像の動きに対応する特徴値が極小となるピクチャグループにおけるフレーム内符号化ピクチャを、サムネイル候補として選択的に記憶する第1の記憶ステップとを備える。
好ましくは、特徴値は、データ量である。
あるいは、第1の算出ステップは、ピクチャグループ単位で、第1予測ピクチャおよび第2予測ピクチャのうち少なくとも一方の個数である予測ピクチャ数を算出するステップを含み、データ量を予測ピクチャ数で除算する第2の算出ステップをさらに備え、第2の算出ステップにおいて算出された値を、特徴値とすることが好ましい。
あるいは、第1の算出ステップは、ピクチャグループ単位で、第1予測ピクチャおよび第2予測ピクチャのうち少なくとも一方の個数である予測ピクチャ数を算出するステップを含み、データ量を予測ピクチャ数で除算した値を、ピクチャグループに含まれるピクチャの個数で除算する第2の算出ステップをさらに備え、第2の算出ステップにより算出された値を、特徴値とすることが好ましい。
また、好ましくは、第1の記憶ステップは、特徴値が最小となるピクチャグループにおけるフレーム内符号化ピクチャを、サムネイル候補として記憶する。
あるいは、抽出ステップは、時間軸に沿ってピクチャグループを抽出し、第1の記憶ステップは、特徴値が極小である極小フレーム内符号化ピクチャを、サムネイル候補として記憶することが好ましい。
好ましくは、第1の記憶ステップは、記憶済のサムネイル候補が所定個存在し、かつ、極小フレーム内符号化ピクチャの特徴値が、記憶済のサムネイル候補に対応付けられた特徴値のうち最大の特徴値以上である場合に、極小フレーム内符号化ピクチャの記憶処理を停止するステップを含む。
好ましくは、記憶された複数のサムネイル候補を表示する表示ステップと、複数のサムネイル候補のうちユーザにより選択されたサムネイル候補を、サムネイルとして記憶する第2の記憶ステップとをさらに備える。
好ましくは、表示ステップは、複数のサムネイル候補を特徴値の小さい順に表示するステップを含む。
好ましくは、抽出ステップは、第1のフレーム内符号化ピクチャと、第1のフレーム内符号化ピクチャから第1のフレーム内符号化ピクチャの次の第2のフレーム内符号化ピクチャまでの間の第1予測ピクチャおよび第2予測ピクチャとを、ピクチャグループとして抽出する、請求項1に記載のサムネイル作成方法。
この発明の他の局面に従う動画データ再生装置は、フレーム内符号化された複数のフレーム内符号化ピクチャと、順方向予測された複数の第1予測ピクチャと、双方向予測された複数の第2予測ピクチャとを含むビデオストリームからピクチャグループを抽出するための抽出手段と、ピクチャグループ単位で、第1予測ピクチャおよび第2予測ピクチャのうち少なくとも一方のデータ量を算出するための第1の算出手段と、データ量に関連し、かつ、ピクチャグループ内で再生されるフレーム間の画像の動きに対応する特徴値が極小となるピクチャグループにおけるフレーム内符号化ピクチャを、サムネイル候補として選択的に記憶するための第1の記憶手段とを備える。
好ましくは、特徴値は、データ量である。
あるいは、第1の算出手段は、ピクチャグループ単位で、第1予測ピクチャおよび第2予測ピクチャのうち少なくとも一方の個数である予測ピクチャ数をさらに算出し、データ量を予測ピクチャ数で除算するための第2の算出手段をさらに備え、第2の算出手段により算出された値を、特徴値とすることが好ましい。
あるいは、第1の算出手段は、ピクチャグループ単位で、第1予測ピクチャおよび第2予測ピクチャのうち少なくとも一方の個数である予測ピクチャ数をさらに算出し、データ量を予測ピクチャ数で除算した値を、ピクチャグループに含まれるピクチャの個数で除算するための第2の算出手段をさらに備え、第2の算出手段により算出された値を、特徴値とすることが好ましい。
また、好ましくは、第1の記憶手段は、特徴値が最小となるピクチャグループにおけるフレーム内符号化ピクチャを、サムネイル候補として記憶する。
あるいは、抽出手段は、時間軸に沿ってピクチャグループを抽出し、第1の記憶手段は、特徴値が極小である極小フレーム内符号化ピクチャを、サムネイル候補として記憶することが好ましい。
好ましくは、第1の記憶手段は、記憶済のサムネイル候補が所定個存在し、かつ、極小フレーム内符号化ピクチャの特徴値が、記憶済のサムネイル候補に対応付けられた特徴値のうち最大の特徴値以上である場合に、極小フレーム内符号化ピクチャの記憶処理を停止する。
好ましくは、記憶された複数のサムネイル候補を表示するための信号を生成する生成手段と、複数のサムネイル候補のうちユーザにより選択されたサムネイル候補を、サムネイルとして記憶するための第2の記憶手段とをさらに備える。
好ましくは、生成手段は、複数のサムネイル候補を特徴値の小さい順に表示するための信号を生成する。
好ましくは、抽出手段は、第1のフレーム内符号化ピクチャと、第1のフレーム内符号化ピクチャから第1のフレーム内符号化ピクチャの次の第2のフレーム内符号化ピクチャまでの間の第1予測ピクチャおよび第2予測ピクチャとを、ピクチャグループとして抽出する。
本発明によると、再生されるフレーム間の画像の動きの少ないピクチャグループにおけるフレーム内符号化ピクチャを抽出することができる。これにより、動画データの特徴となるピクチャを、サムネイル候補として抽出することができる。
また、本発明によると、サムネイルの候補となるピクチャを抽出する際に、ピクチャのデコードを必要としないため、処理の高速化を図ることができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態における動画データ再生装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。動画データ再生装置100は、たとえばMPEG(Moving Picture Experts Group)などの形式で圧縮符号化された動画データが再生できる装置であればよく、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、HDD(Hard disk drive)レコーダ、パーソナルコンピュータ(アプリケーション)、携帯電話などの携帯通信端末などが想定される。
ビデオストリームは、時系列に並んだ、フレーム内符号化された複数のフレーム内符号化ピクチャと、順方向予測された複数の第1予測ピクチャと、双方向予測された複数の第2予測ピクチャとを含む。本実施の形態において、ビデオストリームは、MPEG方式であるものと仮定する。したがって、以降、フレーム内符号化ピクチャをIピクチャ、第1予測ピクチャをPピクチャ、第2予測ピクチャをBピクチャとして説明する。なお、「ピクチャ」は、「フレーム」ともいわれることもある。
図1を参照して、動画データ再生装置100は、動画データ再生装置100の全体的な制御を行なうための制御部10と、プログラムおよび各種データを記憶するためのメモリ11と、録画された動画データ(以下「コンテンツ」ともいう)を記録するための録画データ記録部20と、アンテナ61を介してテレビ放送を受信するためのTV放送受信部30と、ピクチャデータを記憶するためのピクチャデータ記憶部41と、後述するサムネイル候補を記憶するためのサムネイル候補記憶部45と、サムネイル候補の画像等を表示するための表示部32と、ユーザからの指示の入力を受付けるための入力部34と、記録媒体62からのデータの読出および書込を行なうためのドライブ装置36とを備える。
録画データ記録部20には、コンテンツごとのサムネイルに関する情報を記憶するサムネイルデータ記憶部21が含まれる。サムネイルデータ記憶部21のデータ構造については、後述する。
表示部32は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)により構成される。入力部34は、複数のキーにより構成される。なお、入力部34は、リモコン(図示せず)からの赤外線信号による指令・指示を受信し、データに変換して制御部10に与えるように構成されていてもよい。
図2は、本発明の実施の形態における動画データ再生装置100の機能ブロック図である。
制御部10は、ビデオストリームからピクチャグループを抽出するためのピクチャグループ抽出部12と、ピクチャグループごとに、差分データを表わすBピクチャのデータ量(データ量の合計)および個数を算出するための第1の算出部14と、第1の算出部14による算出結果に基づき、ピクチャグループごとのBピクチャの変化度を算出するための第2の算出部15と、第2の算出部15により算出された変化度に基づいて、サムネイル候補を抽出・記憶するためのサムネイル候補抽出・記憶部16と、サムネイル候補記憶部45に記憶されたデータの並び替えを行なうためのソート部17とを含む。また、制御部10は、サムネイル候補記憶部45に記憶された1以上のサムネイル候補の中から、サムネイルの登録処理を行なうためのサムネイル登録部18と、サムネイル候補をデコードして表示部32に表示するための信号を生成するデコード処理部19とを含む。
ピクチャグループ抽出部12は、ビデオストリームを構成するピクチャのヘッダを検索することで、各ピクチャのタイプ(Iピクチャ,Bピクチャ,Pピクチャのいずれであるか)を判別する。そして、Iピクチャが検出されると、当該Iピクチャと、当該Iピクチャから時間的に次のIピクチャまでの間に存在するBピクチャおよびPピクチャとを、ピクチャグループとして抽出する。ピクチャグループは、MPEG方式のビデオストリームにおいて、1つ以上のIピクチャと複数のP/Bピクチャからなるひと固まりを表わすGOP(Group of Pictures)であってもよい。
ピクチャグループ抽出部12は、抽出したピクチャグループの番号をカウントするためのカウンタ2を有している。ピクチャグループ抽出部12の具体的な処理については、後に詳述する。
なお、本実施の形態において、ピクチャグループ抽出部12は、録画済みのコンテンツからピクチャグループを抽出することとして説明するが、録画済みのコンテンツに限定されない。たとえば、録画中の動画データから抽出することとしてもよい。あるいは、記録媒体62に記録されたコンテンツをドライブ装置36が読み出し、読み出されたコンテンツからピクチャグループが抽出されてもよい。
第2の算出部15は、第1の算出部14で算出されたBピクチャのデータ量を、第1の算出部14で算出された(カウントされた)Bピクチャの個数で除算することにより、ピクチャグループ単位でBピクチャの変化度を算出する。なお、「変化度」とは、ピクチャグループ内で再生されるフレーム間の画像の変化を表わす指標であり、本実施の形態においては、たとえば、Bピクチャのデータ量の平均を表わす。
サムネイル候補抽出・記憶部16は、第2の算出部15により算出された変化度が極小となるピクチャグループにおけるIピクチャを選択的にサムネイル候補として抽出する。本実施の形態では、サムネイル候補を抽出するために、次のような処理を行なう。すなわち、サムネイル候補抽出・記憶部16は、まず、今回の変化度が前回の変化度よりも小さい場合に、今回の変化度の値と今回のピクチャデータとをピクチャデータ記憶部41に仮保存する処理を行なう。そして、仮保存したピクチャデータに対応する変化度が極小値であることが検知された場合であって、(後述するような)所定の条件を満たした場合に、ピクチャデータ記憶部41に記憶されたピクチャデータを、サムネイル候補として、サムネイル候補記憶部45に記憶する処理を行なう。また、サムネイル候補抽出・記憶部16は、サムネイル候補記憶部45に、各サムネイル候補と対応付けて、変化度の値を格納する。
ソート部17は、所定のタイミングで、サムネイル候補記憶部45に記憶されたサムネイル候補を、変化度の値の小さい順に並び替える処理を行なう。
サムネイル登録部18は、サムネイル候補記憶部45に記憶されたサムネイル候補を、デコード処理部19に出力する。デコード処理部19は、入力されたサムネイル候補をデコードして表示部32に出力する。サムネイル登録部18は、表示部に表示されたサムネイル候補のうち、入力部34を介してユーザにより選択されたピクチャに関する情報を、コンテンツのサムネイルの情報としてサムネイルデータ記憶部21に登録する。
なお、図2に示した各機能ブロックの動作は、メモリ11中に格納されたソフトウェアを実行することで実現されてもよいし、少なくとも1つについては、ハードウェアで実現されてもよい。
図3は、サムネイルデータ記憶部21のデータ構造の一例を示す図である。
サムネイルデータ記憶部21には、コンテンツそれぞれを管理するための管理データA1,A2,…,Ak,…,Anが格納される。管理データAkは、コンテンツの番組名(コンテンツ名)データD1と、録画日時データD2と、チャンネルデータD3と、コンテンツデータの開始アドレスデータD4と、サムネイルデータD5とを有する。
本実施の形態において、サムネイルデータD5には、管理対象のコンテンツのサムネイルの情報が格納され、たとえば、縮小後の画像データ(サムネイル)が1つ格納される。したがって、サムネイル登録部18は、ユーザにより選択されたピクチャを縮小し、縮小後の画像データをサムネイルデータD5として格納する。なお、2以上のサムネイルが格納されてもよい。また、ここでは、サムネイルが格納されることとするが、(縮小されていない)ピクチャデータが格納されてもよいし、サムネイルの位置を表わす位置情報(たとえば、アドレスデータ,時間データ)が格納されてもよい。また、ここでは、コンテンツを管理するための管理データAkに、サムネイルデータD5が含まれることとしたが、各コンテンツとサムネイルの情報とが対応付けられていればよい。
図4は、本発明の実施の形態におけるサムネイル候補記憶部45のデータ構造の一例を示す図である。この図では、サムネイル候補記憶部45に記憶可能なサムネイル候補数(以下「記憶可能数」という)が、30個である場合の例が示される。なお、記憶可能数は、予め、出荷時に定められていてもよいし、ユーザにより定められてもよい。また、記憶可能数の記憶に必要なメモリ量を8バイト、変化度(「Dch_cd」と表わされる)の記憶に必要なメモリ量を各4バイト、ピクチャデータのアドレス(「pPic_cd」と表わされる)の記憶に必要なメモリ量を各4バイト、ピクチャデータのために確保する領域を、各0x10000バイトと仮定する。
図4に示されるように、領域451に、記憶可能数が記憶され、領域453に、サムネイル候補として抽出されたピクチャデータが記憶される。領域452には、領域453に記憶されたピクチャ(サムネイル候補)ごとに、変化度の値と領域453におけるアドレスとが対応付けられて記憶される。また、領域454には、ピクチャのデータ量が0x10000を超えた場合に、領域453に書ききれないデータが記憶される。なお、ピクチャデータが領域453に書ききれない場合の処理については公知であるため、ここでの詳細な説明は略す。
図5および6は、本発明の実施の形態におけるサムネイル候補決定処理のメインルーチンの流れを示すフローチャートである。図5および6のフローチャートに示す処理は、予めプログラムとしてメモリ11に格納されており、制御部10はこのプログラムを読出して実行することにより、サムネイル候補決定処理の機能が実現される。なお、以下に示すサムネイル候補決定処理は、ユーザからの指示に応じて実行されてもよいし、録画終了後に自動的に(たとえば所定時間経過後に)実行されてもよい。
本フローチャートで用いられる記号の意味は以下のとおりである。
・I(i):i番目のIピクチャ、
・n:ピクチャグループ内のピクチャの番号(Iピクチャを0番目とする)(=ピクチャグループに含まれるBピクチャおよびPピクチャの個数)、
・nb:ピクチャグループ内のBピクチャの番号(=ピクチャグループに含まれるBピクチャの個数)、
・D:ピクチャのデータ量、
・DB:ピクチャグループ内のBピクチャのデータ量の合計、
・Dch[i]:ピクチャグループ内のBピクチャの変化度、
・Cd_last:記憶可能数(サムネイル候補記憶部45に記憶可能なサムネイル候補の個数)。
図5を参照して、始めに、ピクチャグループ抽出部12は、カウンタ2のカウント値iを0にする(S2)。次に、制御部10は、サムネイル候補記憶部45の初期化処理を実行する(S4)。サムネイル候補記憶部45の初期化処理のサブルーチンを図7に示す。
図7は、サムネイル候補記憶部45の初期化処理を示すフローチャートである。
図7を参照して、制御部10は、カウンタ用変数cを1とする(S102)。次に、カウンタ用変数cが、記憶可能数Cd_last以下、すなわち30以下であるか否かを判断する(S104)。カウンタ用変数cが記憶可能数Cd_last以下であると判断された場合(S104においてYES)、S106に進む。
S106において、領域452における変化度Dch_cd[c]の値を0とする。また、領域452におけるアドレスpPic_cd[c]の値を、‘0x10000×c’とする。
S106の処理が終わると、カウンタ用変数cが1だけインクリメントされ、S102に戻る。
上記S104において、カウンタ用変数cが記憶可能数Cd_lastを超えたと判断された場合(S104においてNO)、処理はメインルーチンに戻される。
再び図5を参照して、サムネイル候補記憶部45の初期化処理が終わると、制御部10は、i番目のIピクチャが、最後のIピクチャであるか否かを判断する(S6)。最後のIピクチャか否かの判断は、コンテンツの最終のIピクチャか否かを判断することにより行なわれてもよいし、たとえば、開始より所定時間(たとえば10分)先のIピクチャを最後のIピクチャとして、開始より所定時間先のIピクチャか否かの判断により行なわれてもよい。サムネイルに最適な画像は、番組の始めの方に出現する場合が多い。したがって、開始より所定時間内に留めることで、効率良くサムネイル候補を抽出することができる。
S6において、i番目のIピクチャが最後のIピクチャでないと判断された場合(S6においてNO)、S8に進む。一方、i番目のIピクチャが最後のIピクチャであると判断された場合(S6においてYES)、サムネイル候補決定処理は終了される。
S8において、ピクチャグループ抽出部12は、変数apscに、i番目のIピクチャの先頭番地の値を代入する。また、同時に、ピクチャの番号n、Bピクチャの番号nb、および、Bピクチャのデータ量DBの値が0にされる。
次に、ピクチャグループ抽出部12は、変数pctに、i番目のIピクチャ以降のn番目のピクチャのタイプに応じた値(1:Iピクチャ、2:Pピクチャ、3:Bピクチャ)を代入する(S10)。また、ピクチャグループ抽出部12は、変数apsc_nextに、i番目のIピクチャ以降の(n+1)番目のピクチャの先頭番地の値を代入する。さらに、S10において、n番目のピクチャのデータ量Dが、変数apscの値と変数apsc_nextの値との差により算出される。
次に、ピクチャグループ抽出部12は、変数pctの値が3であるか否かを判断する(S12)。つまり、n番目のピクチャがBピクチャであるか否かが判断される。S12において、変数pctの値が3であると判断された場合(S12においてYES)、S18に進む。変数pctの値が3でないと判断された場合(S12においてNO)、S14に進む。
S14において、ピクチャグループ抽出部12は、変数pctの値が2であるか否かを判断する。つまり、n番目のピクチャがPピクチャであるか否かが判断される。変数pctの値が2であると判断された場合(S14においてYES)、S20に進む。変数pctの値が2でないと判断された場合(S14においてNO)、S16に進む。
S16において、ピクチャグループ抽出部12は、変数pctが1であり、かつ、ピクチャの番号nが0でないか否かを判断する。つまり、n番目のピクチャがIピクチャであり、かつ、ピクチャの番号nが0でないか否かが判断される。この条件を満たしていないと判断された場合、すなわち、0番目のIピクチャであると判断された場合(S16においてNO)、S20に進む。一方、この条件を満たしていると判断された場合、すなわち、1番目以降のIピクチャ(i番目のIピクチャの次のIピクチャ)であると判断された場合(S16においてYES)、S22に進む。
S18において、第1の算出部14は、i番目のピクチャグループにおけるBピクチャの番号nbを1だけインクリメントする。また、第1の算出部14は、i番目のピクチャグループにおけるBピクチャのデータ量DBに、n番目のピクチャのデータ量Dを加算する。S18の処理が終わると、S20に進む。
S20において、ピクチャグループ抽出部12は、変数apscに、変数apsc_nextの値を代入し、i番目のピクチャグループにおけるピクチャの番号nを1だけインクリメントする。S20の処理が終わると、S10に戻る。
このように、第1の算出部14により、i番目のピクチャグループにおけるBピクチャの個数およびデータ量が算出される。
図6を参照して、S22において、第2の算出部15は、Bピクチャの変化度Dch[i]を算出する。具体的には、i番目のピクチャグループにおけるBピクチャのデータ量DBを、i番目のピクチャグループにおけるBピクチャの番号nbで除算することにより算出される。
続いて、サムネイル候補抽出・記憶部16は、カウンタ2のカウント値iが0であるか、または、カウント値iが1以上であって(前回の)変化度Dch[i−1]が(今回の)変化度Dch[i]よりも大きいか否かを判断する(S24)。この条件を満たしていると判断された場合(S24においてYES)、S26に進む。一方、この条件を満たしていないと判断された場合(S24においてNO)、S28に進む。
S26において、サムネイル候補抽出・記憶部16は、変化度の値が単調減少していることを識別するためのフラグdecを1とし、ピクチャデータの仮保存を行なう。より詳細には、ピクチャデータ記憶部41に、変化度Dch[i]の値とi番目のIピクチャのデータとを上書きコピーする。S26の処理が終わると、S38に進む。
S28において、サムネイル候補抽出・記憶部16は、変化度Dch[i−1]が変化度Dch[i]よりも小さく、かつ、フラグdecが1であるか否かを判断する。つまり、変化度の値が、単調減少から単調増加に転じたか否かが判断される。この条件を満たしていると判断された場合、すなわち、変化度の値が極小値であると判断された場合(S28においてYES)、S30に進む。一方、この条件を満たしていないと判断された場合、すなわち、変化度の値が極小値でないと判断された場合には(S28においてNO)、S38に進む。
S30において、サムネイル候補抽出・記憶部16は、フラグdecを0とする。そして、サムネイル候補抽出・記憶部16は、サムネイル候補記憶部45を参照して、領域452における変化度Dch_cd[Cd_last(=30)]の値が、0であるか、または、変化度Dch[i−1]よりも大きいか否かを判断する(S32)。この条件を満たしていると判断された場合(S32においてYES)、S34に進む。一方、この条件を満たしていないと判断された場合(S32においてNO)、S38に進む。
S34において、サムネイル候補抽出・記憶部16は、ピクチャデータ記憶部41に記憶されていた変化度(Dch[i−1])の値を、サムネイル候補記憶部45の変化度Dch_cd[Cd_last]に代入する。同時に、ピクチャデータ記憶部41に仮保存されていたデータを、サムネイル候補記憶部45に本保存する。つまり、ピクチャデータ記憶部41に記憶されていたピクチャデータを、サムネイル候補記憶部45のアドレスpPic_cd[Cd_last]が指すピクチャデータに上書きコピーする。
S34の処理が終わると、サムネイル候補並べ替え処理が実行される(S36)。サムネイル候補並べ替え処理のサブルーチンを、図8に示す。
図8は、サムネイル候補並べ替え処理を示すフローチャートである。
図8を参照して、ソート部17は、カウンタ用変数cに、記憶可能数Cd_lastから1引いた値を代入する(S202)。次に、ソート部17は、サムネイル候補記憶部45を参照して、カウンタ用変数cが0より大きく、かつ、変化度Dch_cd[c]の値が0または変化度Dch_cd[c+1]よりも大きいか否かを判断する(S204)。この条件を満たしていると判断された場合(S204においてYES)、S206に進む。
S206において、データの入れ替え処理を行なう。すなわち、変化度Dc_cd[c]の値と、変化度Dc_cd[c+1]の値とを入れ替え、同時に、アドレスpPic_cd[c]の値と、pPic_cd[c+1]の値とを入れ替える。
S206の処理が終わると、ソート部17は、カウンタ用変数cを1だけデクリメントする(S208)。S208の処理が終わると、処理はS204に戻される。
S204において、上記条件が満たされていないと判断された場合(S204においてNO)、メインルーチンに処理は戻される。
このような並び替え処理が行なわれることで、サムネイル候補記憶部45において、サムネイル候補(のアドレス)が、変化度の小さい順(Dch_cd[1]≦Dch_cd[2]≦…≦Dch_cd[Cd_last])となるように並び替えられる。
再び図6を参照して、サムネイル候補並べ替え処理が終了すると、処理はS38に移される。
S38において、ピクチャグループ抽出部12は、カウンタ2におけるカウント値iを1だけインクリメントする。S38の処理が終わると、S6に処理は戻される。
以上のようなサムネイル候補決定処理が行なわれることで、ピクチャグループを用いたMPEGなどの圧縮データでは、可変ビットレートの場合は完全に圧縮データを復号しなくても、再生されるフレーム間の画像の動き(変化)の少ないピクチャグループにおけるピクチャを抽出することができる。このことについて、図9を用いて具体的に説明する。図9では、ピクチャグループに含まれるピクチャ数が15、IピクチャまたはPピクチャが出現する周期が3の場合の例が示される。この図において、i番目に現れるIピクチャを“Ii”で表わし、i番目のピクチャグループ(Iiを含むピクチャグループ)内に現れるPピクチャを順に“Pi1,Pi2,Pi3,Pi4”、i番目のピクチャグループ内に現れるBピクチャを順に“Bi01,Bi02,Bi11,Bi12,…Bi42”と表わすものとする。
図9(A)には、時間軸に沿ったフレームの並びが示され、図9(B)には、図9(A)に対応するデータの並びが示される。Bピクチャは、IピクチャまたはPピクチャの差分値を表わすため、上述のように、Bピクチャを利用すれば、i番目のピクチャグループ内の15フレーム全ての変化を検出することができる。
また、ビデオストリームの場合、Bピクチャ(およびPピクチャ)が一定の個数でない場合もあるが、本実施の形態では、ピクチャグループごとのBピクチャの変化度、つまり、ピクチャグループごとのBピクチャのデータ量の平均値に基づいて、サムネイル候補が抽出される。したがって、精度良くサムネイル候補を抽出することができる。
以上のように、本実施の形態によると、再生されるフレーム間の画像の変化の少ないピクチャグループにおけるIピクチャを自動で抽出することができる。一定時間変化の少ない画像は、一定時間をかけて視聴者に見せたいという製作者の意図の表れであるため、たとえば番組タイトルやオープニング画面など、番組の特徴画面である可能性が高い。そのため、本実施の形態によると、サムネイルに相応しいピクチャが抽出されることになる。
また、本実施の形態では、変化度が継続して減少する場合、変化度が極小となるまでサムネイル候補とはなり得ない(図6のS28)。これにより、同様のピクチャがサムネイル候補として抽出されてしまうことを防止することができる。
なお、本実施の形態では、Bピクチャを利用してサムネイル候補を抽出したが、処理をより簡素化および/または高速化するために、Bピクチャに代えてPピクチャを利用してもよい。Pピクチャのみを利用したとしても、図9に示した例では、15フレーム中12フレーム分の期間の変化を検出することができ、大体の変化を検出することができる。
あるいは、不規則なピクチャグループ(たとえば、Iピクチャ1つとBピクチャ2つからなるピクチャグループなど)が出現することも考慮すれば、B,Pピクチャ両方とも利用する方がさらに好ましい。したがって、第1の算出部14は、ピクチャグループごとに、BピクチャおよびPピクチャの個数と、BピクチャおよびPピクチャのデータ量とを算出し、第2の算出部15は、これらの値に基づいて、BピクチャおよびPピクチャの変化度を算出してもよい。つまり、第2の算出部15は、i番目のピクチャグループにおけるBピクチャおよびPピクチャのデータ量の合計を、i番目のピクチャグループにおけるBピクチャおよびPピクチャの個数で除算することにより、i番目のピクチャグループにおける変化度(Bピクチャのデータ量およびPピクチャのデータ量の平均値)を算出してもよい。BピクチャおよびPピクチャのデータ量の合計は、「a×(Bピクチャのデータ量の合計)+b×(Pピクチャのデータ量の合計)」といったように重み付けを行なって足し合わせてもよい。
あるいは、不規則なピクチャグループが出現することも考慮すれば、さらに他のパラメータ(たとえばピクチャグループ内の全ピクチャ数)を用いて変化度を算出してもよい。つまり、第2の算出部15は、i番目のピクチャグループにおけるBピクチャのデータ量の合計をi番目のピクチャグループにおけるBピクチャの個数で除算した値を、i番目のピクチャグループに含まれるピクチャ数で除算することにより、i番目のピクチャグループにおける変化度を算出してもよい。この場合、図6のS22における変化度Dch[i]の算出式は、“(DB/nb)/n”となる。このように、ピクチャグループに含まれるピクチャの個数による重み付けを行なうことで、さらにサムネイル候補抽出の精度を向上させることができる。
あるいは、本実施の形態では、変化度(たとえばBピクチャのデータ量の平均値)に基づいてサムネイル候補が抽出されたが、少なくとも、ピクチャグループ内で再生されるフレーム間の画像の動きに対応する値(特徴値)に基づいて、サムネイル候補が抽出されればよく、変化度に限定されない。たとえば、処理の単純化のために、Bピクチャおよび/またはPピクチャのデータ量のみで、サムネイル候補を抽出することとしてもよい。この場合、第1の算出部14において、i番目のピクチャグループにおけるBピクチャおよび/またはPピクチャのデータ量の合計のみを算出する。そして、サムネイル候補抽出・記憶部16は、算出されたデータ量の合計が極小となる場合に、i番目のIピクチャをサムネイル候補として選択的にサムネイル候補記憶部45に記憶する。なお、この場合、第2の算出部15は不要となる。
上述のように、本実施の形態において、予め記憶可能数が定められている。したがって、莫大な数のサムネイル候補が登録されてしまうことを防止することができる。このことについて、図10を用いて具体的に説明する。この図には、縦軸を変化度、横軸をピクチャグループ数で表わすグラフが示される。なお、ここでは、説明の簡単のために、記憶可能数が3つであるものとして説明する。
図10を参照して、記憶可能数を設けない場合では、E時点において、全ての極小値A,B,C,D,Eそれぞれに対応するIピクチャがサムネイル候補として登録されてしまう。これに対し、記憶可能数を設けている場合、D時点では、極小値B,C,Dに対応するIピクチャがサムネイル候補として記憶され、E時点では、極小値B,D,Eに対応するIピクチャがサムネイル候補として記憶される。このように、各時点において、極小値が小さい順に3つのサムネイル候補が記憶されることになる。なお、シーンチェンジのタイミングによってはZのように突然変化度が上がることもありうるが、このようにグラフが滑らかな曲線を描かない場合でも、上記方法を適用することができる。
また、本実施の形態では、サムネイル候補記憶部45に既に記憶可能数のサムネイル候補が記憶されている場合、変化度が極小であったとしても、必ずしもサムネイル候補の記憶処理を行なわない。つまり、サムネイル候補抽出・記憶部16は、変化度の値が、記憶済のサムネイル候補の変化度のうち最大値以上である場合には、サムネイル候補記憶部45への記憶処理を停止する(サムネイル候補記憶部45に記憶しない)。これにより、後発の不適当なピクチャがサムネイル候補として記憶されてしまうことを防止することができる。
なお、上記フローチャートでは、サムネイル候補記憶部45に記憶されているサムネイル候補が記憶可能数未満であったとしても、変化度の値が記憶済のサムネイル候補の変化度のうち最大値以上である場合には(図6のS32でNO)、サムネイル候補記憶部45への記憶処理を停止することとした。しかしながら、サムネイル候補記憶部45に記憶されているサムネイル候補が記憶可能数未満である場合には、図6のS32の判断を行なうことなく、ピクチャデータの本保存(図6のS34)を行なうこととしてもよい。
図11は、本発明の実施の形態におけるサムネイル登録処理を示すフローチャートである。図11のフローチャートに示す処理もまた、予めプログラムとしてメモリ11に格納されており、制御部10がこのプログラムを読出して実行することにより、サムネイル登録処理の機能が実現される。
図11を参照して、サムネイル登録部18は、表示部32に表示するページのサムネイル候補をサムネイル候補記憶部45から読出す(S302)。より具体的には、領域452に記憶されたアドレスの順に、領域453に記憶されたピクチャデータが読出される。これにより、変化度の小さい順に、サムネイル候補が読出される。表示部32において1つのページ(画面)に表示可能なピクチャの個数がたとえば6個であるとすると、サムネイル登録部18は、6個単位でピクチャデータを読み出す。読出されたピクチャデータは、デコード処理部19に出力される。
次に、デコード処理部19は、サムネイル候補のピクチャデータをデコードして、表示部32に、デコードした画像を表示する(S304)。
このように、サムネイル登録部18およびデコード処理部19によって、変化度の小さい順にサムネイル候補を表示部32に表示するための信号が生成されることになる。
S304において表示されるサムネイル候補一覧画面の一例を図12に示す。図12は、サムネイル候補一覧画面の一例を示す図である。図12を参照して、表示部32の所定の領域51には、1以上のサムネイル候補が表示される。同時に、表示中のサムネイル候補から1つのピクチャ(画像)を選択するためのカーソルキー52が所定の領域に表示される。また、ページを切り替えるためのページ切り替えキー53およびサムネイルとするピクチャを決定するための決定キー54が、それぞれ所定の領域に表示される。
再び図11を参照して、サムネイル登録部18は、ユーザからの入力を待つ(S306)。ユーザからの入力があった場合、ユーザからの入力データを“入力P”とすると、入力Pはカーソルキー52の1つであるか否かが判断される(S308)。入力Pがカーソルキー52の1つであると判断された場合(S308においてYES)、S310に進む。一方、入力Pがカーソルキー52の1つでないと判断された場合(S308においてNO)、S312に進む。
S310において、サムネイル登録部18は、可能な範囲で表示中のカーソルを移動させ、再びS306に戻る。
S312において、入力Pが決定キー54であるか否かが判断される。入力Pが決定キー54であると判断された場合(S312においてYES)、S320に進む。一方、入力Pが決定キー54でないと判断された場合(S312においてNO)、S314に進む。
S314において、入力Pがこのフローを中断する入力であるか否かが判断される。入力Pがこのフローを中断する入力でないと判断された場合(S314においてNO)、S316に進む。
S316において、入力Pがページ切り替えキー53であり、かつ、ページ切り替えが可能であるか否かが判断される。この条件を満たしていると判断された場合(S316においてYES)、サムネイル登録部18は、ページの切り替えを行なう(S318)。S318の処理が終わると、S302に戻る。
S316において、入力Pがページ切り替えキー53であり、かつ、ページ切り替え可能でないと判断された場合(S316においてNO)、処理はS306に戻される。
S314において、入力Pがこのフローを中断する入力であると判断された場合(S314においてYES)、サムネイル登録処理は終了される。
このように、本発明の実施の形態における動画データ再生装置100では、自動でサムネイル候補を抽出・記憶するが、実際のサムネイルの登録はユーザに委ねる。これにより、ユーザが意図しないフレームが、サムネイルとして登録されてしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態によると、上述のサムネイル候補決定処理において、ソート部17によって変化度の小さい順にサムネイル候補が並び替えられているため、S302においてアドレス順にサムネイル候補を読み出すだけで、変化度の小さい順にサムネイル候補を表示することができる。これにより、ユーザは、サムネイルの選択を行ないやすくなる。なお、サムネイル候補をユーザに提示する際に、サムネイル登録部18およびデコード処理部19によって変化度の小さい順にサムネイル候補を表示するための信号が生成されればよく、サムネイル候補決定処理においてサムネイル候補の並び替えを行なわないことにしてもよい。この場合、サムネイル登録処理において、サムネイル登録部18が変化度の小さい順にサムネイル候補を並び替えて、並び替えた順序でデコード処理部19によってサムネイル候補が復号されてよい。
または、サムネイル候補決定処理において、変化度が極小となるピクチャグループにおけるIピクチャを全て記憶しておいてもよい。この場合、サムネイル候補決定処理において、変化度の小さい順に上位たとえば30個のサムネイル候補をユーザに提示することとしてもよい。
なお、上述のように、本実施の形態では、時間軸に沿ってピクチャグループを抽出することとしたが、必ずしも時間軸に沿って抽出されるものでなくてもよい。たとえば、録画後のコンテンツから一度に複数の(たとえば全ての)ピクチャグループが抽出されて、その中から極小値の小さい順にたとえば30個のサムネイル候補が登録されてもよい。あるいは、その中から変化度が最小となるピクチャグループにおけるIピクチャただ1つをサムネイル候補として登録してもよい。
また、本実施の形態では、ピクチャグループが抽出されるたびに変化度を算出したが、必ずしもこのような例に限定されない。たとえば、1つおきに変化度を算出してもよいし、複数のピクチャグループごとに、変化度を算出してもよい。
また、本発明の動画データ再生装置100が行なう、サムネイル候補決定方法およびサムネイル登録方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-ROM)などの光学媒体や、メモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体62にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における動画データ再生装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における動画データ再生装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態におけるサムネイルデータ記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるサムネイル候補記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるサムネイル候補決定処理のメインルーチンの流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるサムネイル候補決定処理のメインルーチンの流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるサムネイル候補記憶部の初期化処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるサムネイル候補並べ替え処理を示すフローチャートである。 (A)は、時間軸に沿ったフレームの並びを示す図であり、(B)は、(A)に対応するデータの並びを示す図である。 本発明の実施の形態におけるサムネイル候補の記憶処理について説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるサムネイル登録処理を示すフローチャートである。 サムネイル候補一覧画面の一例を示す図である。
符号の説明
2 カウンタ、10 制御部、11 メモリ、12 ピクチャグループ抽出部、14 第1の算出部、15 第2の算出部、16 サムネイル候補抽出・記憶部、17 ソート部、18 サムネイル登録部、19 デコード処理部、20 録画データ記録部、21 サムネイルデータ記憶部、30 TV放送受信部、32 表示部、34 入力部、36 ドライブ装置、41 ピクチャデータ記憶部、45 サムネイル候補記憶部、61 アンテナ、62 記録媒体、100 動画データ再生装置。

Claims (14)

  1. フレーム内符号化された複数のフレーム内符号化ピクチャと、順方向予測された複数の第1予測ピクチャと、双方向予測された複数の第2予測ピクチャとを含むビデオストリームからサムネイルを作成するためのサムネイル作成方法であって、
    前記ビデオストリームからピクチャグループを抽出する抽出ステップと、
    前記ピクチャグループ単位で、前記第1予測ピクチャおよび前記第2予測ピクチャのうち少なくとも一方のデータ量を算出する第1の算出ステップと、
    前記データ量に関連し、かつ、前記ピクチャグループ内で再生されるフレーム間の画像の動きに対応する特徴値が極小となる前記ピクチャグループにおける前記フレーム内符号化ピクチャを、サムネイル候補として選択的に記憶する第1の記憶ステップとを備え
    前記第1の算出ステップは、前記ピクチャグループ単位で、前記第1予測ピクチャおよび前記第2予測ピクチャのうち少なくとも一方の個数である予測ピクチャ数を算出するステップを含み、
    前記データ量を前記予測ピクチャ数で除算した値を、前記ピクチャグループに含まれるピクチャの個数で除算する第2の算出ステップをさらに備え、
    前記第2の算出ステップにより算出された値を、前記特徴値とする、サムネイル作成方法。
  2. 前記第1の記憶ステップは、前記特徴値が最小となる前記ピクチャグループにおけるフレーム内符号化ピクチャを、前記サムネイル候補として記憶する、請求項に記載のサムネイル作成方法。
  3. 前記抽出ステップは、時間軸に沿って前記ピクチャグループを抽出し、
    前記第1の記憶ステップは、前記特徴値が極小である極小フレーム内符号化ピクチャを、前記サムネイル候補として記憶する、請求項に記載のサムネイル作成方法。
  4. 前記第1の記憶ステップは、記憶済のサムネイル候補が所定個存在し、かつ、前記極小フレーム内符号化ピクチャの特徴値が、前記記憶済のサムネイル候補に対応付けられた特徴値のうち最大の特徴値以上である場合に、前記極小フレーム内符号化ピクチャの記憶処理を停止するステップを含む、請求項に記載のサムネイル作成方法。
  5. 記憶された複数の前記サムネイル候補を表示する表示ステップと、
    前記複数のサムネイル候補のうちユーザにより選択されたサムネイル候補を、前記サムネイルとして記憶する第2の記憶ステップとをさらに備える、請求項に記載のサムネイル作成方法。
  6. 前記表示ステップは、前記複数のサムネイル候補を前記特徴値の小さい順に表示するステップを含む、請求項に記載のサムネイル作成方法。
  7. 前記抽出ステップは、第1のフレーム内符号化ピクチャと、前記第1のフレーム内符号化ピクチャから前記第1のフレーム内符号化ピクチャの次の第2のフレーム内符号化ピクチャまでの間の第1予測ピクチャおよび第2予測ピクチャとを、前記ピクチャグループとして抽出する、請求項1に記載のサムネイル作成方法。
  8. フレーム内符号化された複数のフレーム内符号化ピクチャと、順方向予測された複数の第1予測ピクチャと、双方向予測された複数の第2予測ピクチャとを含むビデオストリームからピクチャグループを抽出するための抽出手段と、
    前記ピクチャグループ単位で、前記第1予測ピクチャおよび前記第2予測ピクチャのうち少なくとも一方のデータ量を算出するための第1の算出手段と、
    前記データ量に関連し、かつ、前記ピクチャグループ内で再生されるフレーム間の画像の動きに対応する特徴値が極小となる前記ピクチャグループにおける前記フレーム内符号化ピクチャを、サムネイル候補として選択的に記憶するための第1の記憶手段とを備え
    前記第1の算出手段は、前記ピクチャグループ単位で、前記第1予測ピクチャおよび前記第2予測ピクチャのうち少なくとも一方の個数である予測ピクチャ数をさらに算出し、
    前記データ量を前記予測ピクチャ数で除算した値を、前記ピクチャグループに含まれるピクチャの個数で除算するための第2の算出手段をさらに備え、
    前記第2の算出手段により算出された値を、前記特徴値とする、動画データ再生装置。
  9. 前記第1の記憶手段は、前記特徴値が最小となる前記ピクチャグループにおけるフレーム内符号化ピクチャを、前記サムネイル候補として記憶する、請求項に記載の動画データ再生装置。
  10. 前記抽出手段は、時間軸に沿って前記ピクチャグループを抽出し、
    前記第1の記憶手段は、前記特徴値が極小である極小フレーム内符号化ピクチャを、前記サムネイル候補として記憶する、請求項に記載の動画データ再生装置。
  11. 前記第1の記憶手段は、記憶済のサムネイル候補が所定個存在し、かつ、前記極小フレーム内符号化ピクチャの特徴値が、前記記憶済のサムネイル候補に対応付けられた特徴値のうち最大の特徴値以上である場合に、前記極小フレーム内符号化ピクチャの記憶処理を停止する、請求項1に記載の動画データ再生装置。
  12. 記憶された複数の前記サムネイル候補を表示するための信号を生成する生成手段と、
    前記複数のサムネイル候補のうちユーザにより選択されたサムネイル候補を、前記サムネイルとして記憶するための第2の記憶手段とをさらに備える、請求項1に記載の動画データ再生装置。
  13. 前記生成手段は、前記複数のサムネイル候補を前記特徴値の小さい順に表示するための信号を生成する、請求項1に記載の動画データ再生装置。
  14. 前記抽出手段は、第1のフレーム内符号化ピクチャと、前記第1のフレーム内符号化ピクチャから前記第1のフレーム内符号化ピクチャの次の第2のフレーム内符号化ピクチャまでの間の第1予測ピクチャおよび第2予測ピクチャとを、前記ピクチャグループとして抽出する、請求項に記載の動画データ再生装置。
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