JP4743019B2 - ねじ込みソケット及び照明器具 - Google Patents

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本発明は、ランプが装着されるねじ込みソケット及び照明器具に関するものである。
従来、ランプが装着されるねじ込みソケットとして、例えばソケット製造業者などによる電線接続の安定を確保するために電線付きのものが多くある。従来の電線付きのねじ込みソケット8は、特許文献1や図9(a)〜(c)に示すように、受金及び中心接触片(図示せず)のそれぞれに一端が接続された電線80,80を外郭81のボディ82及びカバー83の合わせ面が挟持して1箇所の張力止めを行い、各電線80の他端800が外郭81から外部に引き出される構造である。このとき、2つの電線80,80は互いに180°異なる方向に、異なる高さで引き出される。
実用新案登録第2604428号公報(段落0012〜0031及び第3,5,6図)
しかしながら、上記従来のねじ込みソケットには、外郭が各電線を1箇所でしか挟持して張力止めを行っていないので、張力止めが不確実であるという問題があった。特に、外郭がセラミックの場合、寸法精度が高くなく、ワレやカケの発生しやすい材料であるので、上記問題が顕著に現れる。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、受金側電線の他端及び中心接触片側電線の他端からの張力が受金側電線の一端及び中心接触片側電線の一端に働くことを低減することができ、受金側電線及び中心接触片側電線の張力止めの確実性を高めることができるねじ込みソケット及び照明器具を提供することにある。
請求項1に記載のねじ込みソケットの発明は、螺合用の溝が形成された金属製のシェルと、前記シェルの一端面から突出して設けられた絶縁部と、前記絶縁部の先端に設けられた金属端子とを有する口金を備えるランプが装着されるねじ込みソケットであって、前記ランプが装着されたときに前記シェルと螺合して導通する受金と、前記ランプが装着されたときに前記金属端子と接触導通する中心接触片と、前記受金と一端で接続する受金側電線と、前記中心接触片と一端で接続する中心接触片側電線と、絶縁性のボディと前記ボディに組み合わされる絶縁性のカバーからなり、前記ボディと前記カバーとが組み合わされて前記受金、前記中心接触片、前記受金側電線及び前記中心接触片側電線を収納し、前記受金側電線の他端と前記中心接触片側電線の他端とを同一の方向で外部に引き出す外郭とを備え、前記ボディと前記カバーとが組み合わされる方向を第1の方向とし、前記受金側電線の他端と前記中心接触片側電線の他端とが外部に引き出される方向を第2の方向とし、前記外郭は、前記ボディと前記カバーとが組み合わされたときに、第1の一対の対向面によって前記受金側電線の一部分を前記第1の方向で挟持し、前記第1の方向及び前記第2の方向に平行な面において前記第1の一対の対向面とは異なる角度で第2の一対の対向面によって前記受金側電線の他の部分を挟持するとともに、第3の一対の対向面によって前記中心接触片側電線の一部分を前記第1の方向で挟持し、前記第1の方向及び前記第2の方向に平行な面において前記第3の一対の対向面とは異なる角度で第4の一対の対向面によって前記中心接触片側電線の他の部分を挟持し、前記第2の一対の対向面及び前記第4の一対の対向面における前記ボディ及び前記カバーのいずれか一方の対向面を前記第1の方向と直交する1つの面から同一の高さにすることによって、前記受金側電線及び前記中心接触片側電線の張力止めを行うとともに、前記受金側電線の他端と前記中心接触片側電線の他端とを前記第1の方向と直交する1つの面から同一の高さで外部に引き出すことを特徴とする。
請求項2に記載のねじ込みソケットの発明は、請求項1に記載の発明において、前記カバーが、前記受金側電線のうち少なくとも前記対向面によって挟持された部分を前記ボディとともに覆い隠す第1の絶縁壁と、前記中心接触片側電線のうち少なくとも前記対向面によって挟持された部分を前記ボディとともに覆い隠す第2の絶縁壁とを有することを特徴とする。
請求項3に記載のねじ込みソケットの発明は、請求項2に記載の発明において、前記カバーが、前記第1の絶縁壁と前記第2の絶縁壁とを一体に有することを特徴とする。
請求項に記載のねじ込みソケットの発明は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、前記外郭に固定されるための一対の外郭用固定孔が形成され、器具本体に固定されるための一対の器具本体用固定孔がそれぞれの中心間を結ぶ直線を前記一対の外郭用固定孔の中心間を結ぶ直線と直交し前記外郭との固定時に当該外郭の外側に露出するように形成された取付板を備え、前記外郭に、それぞれ前記外郭用固定孔とともに組立ねじが挿通される一対の取付孔が形成され、前記受金側電線の他端と前記中心接触片側電線の他端とが、前記一対の取付孔の一方に近接した位置から外部に引き出されることを特徴とする。
請求項に記載の照明器具の発明は、請求項1〜のいずれかに記載のねじ込みソケットと、前記受金側電線の他端及び前記中心接触片側電線の他端と接続し当該受金側電線及び当該中心接触片側電線を介して電源からの電力を前記ねじ込みソケットに伝達する端子部とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、外郭のボディ及びカバーが受金側電線及び中心接触片側電線のそれぞれに対して複数の張力止めを行うことができるので、受金側電線及び中心接触片側電線の他端からの張力が一端に働くことを低減することができ、受金側電線及び中心接触片側電線の張力止めの確実性を高めることができる。請求項1の発明によれば、受金側電線の他端と中心接触片側電線の他端とが同一の方向かつ同一の高さで外部に引き出されるので、受金側電線及び中心接触片側電線の引き回しを容易に行うことができるとともに、受金側電線及び中心接触片側電線に電線保護用のガラス編組チューブを被せる作業を行う場合に作業性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、受金側電線及び中心接触片側電線のうち張力止めが行われた部分を第1の絶縁壁及び第2の絶縁壁で覆い隠すことができるので、周囲の部材との絶縁距離を確保することができるとともに、張力止めの部分を保護することができる。
請求項3の発明によれば、第1の絶縁壁と第2の絶縁壁とが一体であるので、カバーの構造を簡易にすることができる。
請求項の発明によれば、外郭が取り付けられた取付板を器具本体に取り付ける作業を行う際に、受金側電線及び中心接触片側電線が邪魔にならないので、作業性を損なうことを防止することができる。
請求項の発明によれば、ねじ込みソケットにおいて、外郭のボディ及びカバーが受金側電線及び中心接触片側電線のそれぞれに対して複数の張力止めを行うことができるので、受金側電線及び中心接触片側電線の他端からの張力が一端に働くことを低減することができる。また、電源からの電力をねじ込みソケットに供給する構成でありながら、照明器具の組立時や設置時に電源側からの張力が受金側電線及び中心接触片側電線に働くことを低減することができ、張力止めの確実性を高めることができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1について図1〜6を用いて説明する。図1,5,6は、実施形態1のねじ込みソケットを示す図である。図2は、実施形態1の照明器具を示す図である。図3は、実施形態1のランプの口金を示す概略図である。図4は、実施形態1の点灯装置の回路図である。
まず、実施形態1の照明器具の構成について説明する。実施形態1の照明器具は、図2(a)に示すように、例えば天井面5に設置されるダウンライトであり、ランプ1と、器具本体2と、点灯装置3と、ねじ込みソケット4とを備えている。
ランプ1は、ねじ込みソケット4に適合したものであり、電力が供給されると点灯する点灯部10と、点灯部10の一端(図2(a)の上端)に設けられた口金11とを備えている。口金11は、図3に示すように、螺合用の溝(図示せず)が外面に螺旋状に形成された筒状の金属製のシェル110と、シェル110の下面111からシェル110の軸方向(図3の下方向)に突出して設けられた絶縁部112と、絶縁部112の先端113に設けられた金属端子114とを備え、予め決められた形状に形成されたものである。シェル110及び金属端子114は、電源(図示せず)からの電力を点灯部10(図2(a)参照)に伝達する。
器具本体2は、図2(a)に示すように、ランプ1及びねじ込みソケット4を収納して天井面5の開口50に設置されている。ランプ1からの光は器具本体2の下方を照射する。
点灯装置3は、点灯回路部30と、端子部31とを備えている。点灯回路部30は、図4に示すように、直流回路300と、平滑回路301と、チョッパ回路302と、インバータ回路303と、負荷回路304とを備え、ねじ込みソケット4に装着されたランプ1を点灯制御する。端子部31は、図2(a),(b)に示すように、後述の受金側電線42の他端421(図1(a)参照)及び中心接触片側電線43の他端431(図1(a)参照)と接続し、受金側電線42及び中心接触片側電線43を介して電源(図示せず)からの電力をねじ込みソケット4に伝達する。なお、点灯装置3は器具本体2と分離されて別の位置に設置されていることに限定されるものではなく、用途に応じて器具本体2と一体であってもよい。
ねじ込みソケット4は、図5に示すように、ランプ1(図2(a)参照)が装着されるものであり、受金40と、中心接触片41と、受金側電線42と、中心接触片側電線43と、弾性部材44と、取付板45と、絶縁スペーサ6と、外郭7とを備えている。受金40は、例えば金属材料などの導電材料で形成されて後述の外郭7の凹部72(図6参照)に収納されるものであり、板状の基部400と、基部400の中央に設けられランプ1が装着されたときにシェル110(図3参照)と螺合して導通する螺合部401とを一体に備えている。中心接触片41は、例えば金属材料などの導電材料で形成されて凹部72に収納されるものであり、ランプ1が装着されたときに金属端子114(図3参照)と接触導通する。
受金側電線42は、例えばスポット溶接などで一端420を受金40と接続し、一端420と他端421の間の2個所で折り曲げられたものである。中心接触片側電線43は、例えばスポット溶接などで一端430を中心接触片41と接続し、一端430と他端431の間の3個所で折り曲げられたものである。弾性部材44は、上端440が中心接触片41と接続するコイルスプリングであり、中心接触片41を金属端子114(図3参照)に押し当てる荷重を発生させる。なお、中心接触片41及び弾性部材44に代えて、中心接触片41及び弾性部材44が一体に形成されたものを用いてもよい。
取付板45は、基部450と、基部450の端部から段差を有して延設された1対の突出部451,451と、基部450の端部から延設された1対の突出部452,452とを備えている。各突出部451には、外郭7に固定されるための外郭用固定孔453が形成されている。各突出部452は、外郭7との固定時に外郭7の外側に露出するように設けられている。また、各突出部452には、器具本体2に固定されるための器具本体用固定孔454が形成されている。1対の器具本体用固定孔454,454の中心間を結ぶ直線L2(図1(d)参照)は、1対の外郭用固定孔453,453の中心間を結ぶ直線L1(図1(d)参照)と直交している。
絶縁スペーサ6は、非磁性材料の弾性体で筒状に形成されたものであり、筒部60と、筒部60の内壁600から中心方向に突出して設けられた4つのリブ61,・・・とを一体に備え、後述の外郭7の凹部72(図6参照)の中で受金40と中心接触片41との間に収納されている。ランプ1が装着されていないとき、絶縁スペーサ6の下端62は中心接触片41と当接している。筒部60は、外壁601を外郭7の凹部72に合わせた形状とし、この外壁601で凹部72の内面と当接している。ここで、中心から各リブ61の先端までの距離の2倍を絶縁スペーサ6の内径とする。つまり、絶縁スペーサ6と同じ中心軸を有し各リブに内接する円Aの直径を内径とする。この絶縁スペーサ6の内径は、ランプ1の絶縁部112の最大外径a(図3参照)より大きく、シェル110の下面111の外径b(図3参照)より小さい。シェル110の下面111の外径bは溝の山部を基準としたものである。また、絶縁スペーサ6の高さは、ランプ1におけるシェル110の下面111から金属端子114までの距離c(図3参照)以下である。上記絶縁スペーサ6は、ランプ1が装着されていないとき、受金40と中心接触片41との絶縁距離を確保している。
外郭7は、ボディ70とボディ70に組み合わされるカバー71とで構成されるものである。外郭7は、ボディ70にカバー71が組み合わされた状態で、受金40、中心接触片41、受金側電線42、中心接触片側電線43、弾性部材44及び絶縁スペーサ6を収納している。
ボディ70は、例えばセラミックなどの絶縁材料で形成され、断面U字状の側壁700を備えている。このボディ70の中央付近には、上面701に開口する凹部720が形成されている。凹部720には絶縁スペーサ6が収納されるとともに、その下方に中心接触片41が上下方向に動くことができるように中心接触片41及び弾性部材44が収納される。また、ボディ70には1対の取付孔730,740が形成されている。
カバー71は、例えばセラミックなどの絶縁材料で形成され、上面部710と、上面部710の一端から下方に延設された第1の絶縁壁711と、上面部710の一端から下方に延設された第2の絶縁壁712とを一体に備えている。上面部710には、ランプ1が挿入されるランプ受口721と、ランプ受口721と連続しランプ受口721より内径の小さい貫通孔722とが形成されている。第1の絶縁壁711は、受金側電線42のうち他端421を除いた部分をボディ70の側壁700とともに覆い隠す。第2の絶縁壁712は、中心接触片側電線43のうち他端431を除いた部分をボディ70の側壁700とともに覆い隠す。第1の絶縁壁711と第2の絶縁壁712は同じ高さである。一般的に外郭7の表面と受金40及び中心接触片41との絶縁距離が不足すると、外郭7の表面から器具本体2との離隔距離を十分に確保することが必要であるが、第1の絶縁壁711及び第2の絶縁壁712によって絶縁距離を十分に確保することができる。また、カバー71には1対の取付孔731,741が形成されている。
ボディ70の凹部720とカバー71のランプ受口721及び貫通孔722とは、ボディ70とカバー71とが組み合わされたときに一体となって凹部72(図6参照)を構成する。
また、ボディ70の取付孔730とカバー71の取付孔731とは、ボディ70とカバー71とが組み合わされたときに、一体となって取付孔73(図6参照)を構成する。同様に、ボディ70の取付孔740とカバー71の取付孔741とは、ボディ70とカバー71とが組み合わされたときに、一体となって取付孔74(図6参照)を構成する。各取付孔73,74には、外郭用固定孔453とともに組立ねじ732,742が挿通される。このとき、組立ねじ732,742のそれぞれは、器具本体2(図2(a)参照)を介して接地されるので、ねじ込みソケット4の充電部(受金40及び中心接触片41)とは絶縁距離を確保することができる。
上記のような構成の外郭7は、図1(c)に示すように、ボディ70とカバー71とが組み合わされたときに、カバー71に対向するボディ70の対向面702,703とボディ70に対向するカバー71の対向面713,714とによって、受金側電線42を挟持して張力止めを行う。具体的には、対向面702と対向面713とによって、受金側電線42の一部422を挟持して第1の張力止めを行う。同時に、対向面703と対向面714とによって、受金側電線42の他部423を挟持して第2の張力止めを行う。このとき、対向面702,713と対向面703,714とは異なる角度で受金側電線42を挟持している。
また、図1(b)に示すように、ボディ70とカバー71とが組み合わされたときに、カバー71に対向するボディ70の対向面704,705とボディ70に対向するカバー71の対向面715,716とによって、中心接触片側電線43を挟持して張力止めを行う。具体的には、対向面704と対向面715とによって、中心接触片側電線43の一部432を挟持して第3の張力止めを行う。同時に、対向面705と対向面716とによって、中心接触片側電線43の他部433を挟持して第4の張力止めを行う。このとき、対向面704,715と対向面705,716とは異なる角度で中心接触片側電線43を挟持している。
このような外郭7によって張力止めされた受金側電線42の他端421と中心接触片側電線43の他端431とは、図1(a),(f)に示すように、同一の方向かつ同一の高さで外郭7の取付孔74(図6参照)に近接した位置、つまり、組立ねじ742の両脇から外部に引き出される。このとき、受金側電線42及び中心接触片側電線43はカバー71の突出部717より内側から外部に引き出される。
次に、実施形態1のねじ込みソケット4の組立方法について図5を用いて説明する。まず、中心接触片41、中心接触片側電線43、弾性部材44及び絶縁スペーサ6を外郭7のボディ70に収納する。続いて、ボディ70にカバー71を被せて受金40及び受金側電線42を収納する。このとき、取付孔73,74(図6参照)及び外郭用固定孔453,453に組立ねじ732,742を挿通することによって、ボディ70、カバー71及び取付板45をねじ止め固定する。上記より図6に示すようなねじ込みソケット4が完成する。
以上、実施形態1によれば、外郭7のボディ70及びカバー71が受金側電線42及び中心接触片側電線43のそれぞれに対して2箇所の張力止めを行うことができるので、受金側電線42及び中心接触片側電線43の他端421,431からの張力が一端420,430に働くことを低減することができ、受金側電線42及び中心接触片側電線43の張力止めの確実性を高めることができる。
また、受金側電線42のうち張力止めが行われた一部422及び他部423を第1の絶縁壁711で覆い隠すことができ、中心接触片側電線43のうち張力止めが行われた一部432及び他部433を第2の絶縁壁712で覆い隠すことができるので、ねじ込みソケット4の周囲にある例えば器具本体などの部材との絶縁距離を確保することができるとともに、張力止めの部分を保護することができる。特に、HIDランプ用ソケットのような大きな絶縁距離を必要とする場合に効果的である。
さらに、第1の絶縁壁711と第2の絶縁壁712とが一体であるので、カバー71の構造を簡易にすることができる。
上記に追加して、受金側電線42の他端421と中心接触片側電線43の他端431とが同一の方向かつ同一の高さで外部に引き出されるので、受金側電線42及び中心接触片側電線43の引き回しを容易に行うことができるとともに、受金側電線42及び中心接触片側電線43に電線保護用のガラス編組チューブ(絶縁チューブ)を被せる作業を行う場合に作業性を向上させることができる。特に、外郭7のカバー71がセラミックの低圧射出成形の金型で成形される場合、高さが異なると金型を別ブロックにする必要があるが、同一の高さの場合、金型の構造を簡易にすることができる。
また、外郭7が取り付けられた取付板45を器具本体2に取り付ける作業を行う際に、受金側電線42及び中心接触片側電線43が邪魔にならないので、作業性を損なうことを防止することができる。
さらに、電源(図示せず)からの電力をねじ込みソケット4に供給する構成でありながら、照明器具の組立時や設置時に電源側からの張力が受金側電線42及び中心接触片側電線43に働くことを低減することができる。
なお、実施形態1の変形例として、絶縁スペーサ6のリブ61は4つ以外の個数(例えば1箇所や6箇所など)であってもよい。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について図7を用いて説明する。図7は実施形態2のねじ込みソケットの断面図である。
実施形態2の照明器具は、実施形態1の照明器具(図2(a)参照)と同様に、ランプ1と、器具本体2と、点灯装置3とを備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分を有する。
実施形態2の照明器具は、実施形態1のねじ込みソケット4(図1(c)参照)に代えて、図7に示すようなねじ込みソケット4aを備えている。ねじ込みソケット4aの外郭7aのボディ70a及びカバー71aにおいて、それぞれの対向面703a,714aには突起706,718が設けられている。2つの突起706,718は対向した位置に設けられるのではなく、ずれた位置に設けられている。また、実施形態2では、2つの対向面703a,714aの間隔を受金側電線42の幅より広く設けている。このようなねじ込みソケット4aでは、2つの突起706,718が受金側電線42の他部423を挟持して張力止めを行う。なお、ねじ込みソケット4aは上記以外の点において実施形態1のねじ込みソケット4と同様である。
以上、実施形態2によれば、対向面703a,714aの一部分に設けられた突起706,718によって受金側電線42を挟持して張力止めすることができる。
なお、実施形態2の変形例として、突起706,718とともに、又は突起706,718に代えて、対向面702,713に突起がずれた位置に設けられた構成であってもよい。このような構成であっても、実施形態2と同様に、受金側電線42を挟持して張力止めすることができる。
また、実施形態2の他の変形例として、対向面704,715及び対向面705,716(図1(b)参照)の少なくとも一方に突起がずれた位置に設けられた構成であってもよい。このような構成によれば、突起によって中心接触片側電線43(図1(b)参照)を挟持して張力止めすることができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3について図8を用いて説明する。図8は実施形態3のねじ込みソケットの断面図である。
実施形態3の照明器具は、実施形態1の照明器具(図2(a)参照)と同様に、ランプ1と、器具本体2と、点灯装置3とを備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分を有する。
実施形態3の照明器具は、実施形態1のねじ込みソケット4(図1(c)参照)に代えて、図8に示すようなねじ込みソケット4bを備えている。ねじ込みソケット4bの外郭7bのボディ70b及びカバー71bにおいて、それぞれの対向面703b,714bには突起706a,718aが設けられている。2つの突起706a,718aは対向した位置に設けられている。また、実施形態3では、2つの対向面703b,714bの間隔を受金側電線42の幅より広く設けている。このようなねじ込みソケット4bでは、2つの突起706a,718aが受金側電線42の他部423を挟持して張力止めを行う。なお、ねじ込みソケット4bは上記以外の点において実施形態1のねじ込みソケット4と同様である。
以上、実施形態3によれば、対向面703b,714bの一部分に設けられた突起706a,718aによって受金側電線42を挟持して張力止めすることができる。
なお、実施形態3の変形例として、突起706a,718aとともに、又は突起706a,718aに代えて、対向面702,713に突起が対向して設けられた構成であってもよい。このような構成であっても、実施形態3と同様に、受金側電線42を挟持して張力止めすることができる。
また、実施形態3の他の変形例として、対向面704,715及び対向面705,716(図1(b)参照)の少なくとも一方に突起が対向して設けられた構成であってもよい。このような構成によれば、突起によって中心接触片側電線43(図1(b)参照)を挟持して張力止めすることができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4について説明する。
実施形態4の照明器具は、実施形態1の照明器具(図2(a)参照)と同様に、ランプ1と、器具本体2と、ねじ込みソケット4とを備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分を有する。
実施形態4の照明器具は、ランプ1が白熱ランプであり、実施形態1の点灯装置3(図2(a)参照)に代えて電源端子台(図示せず)を備えている。
以上、実施形態4によれば、ランプ1が白熱ランプである場合も、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
本発明による実施形態1のねじ込みソケットであって、(a)が上面図、(b)が(a)のH−H断面図、(c)が(a)のL−L断面図、(d)が下面図、(e)が前面図、(f)が後面図である。 同上の照明器具であって、(a)が側面図、(b)が点灯装置の上面図である。 同上のランプの口金を示す概略図である。 同上の点灯装置の回路図である。 同上のねじ込みソケットの分解斜視図である。 同上のねじ込みソケットの外観斜視図である。 本発明による実施形態2のねじ込みソケットの断面図である。 本発明による実施形態3のねじ込みソケットの断面図である。 従来のねじ込みソケットであって、(a)が上面図、(b)が側面図、(c)が後面図である。
符号の説明
40 受金
41 中心接触片
42 受金側電線
422 一部
423 他部
43 中心接触片側電線
432 一部
433 他部
7 外郭
70 ボディ
702〜705 対向面
71 カバー
713〜716 対向面

Claims (5)

  1. 螺合用の溝が形成された金属製のシェルと、前記シェルの一端面から突出して設けられた絶縁部と、前記絶縁部の先端に設けられた金属端子とを有する口金を備えるランプが装着されるねじ込みソケットであって、
    前記ランプが装着されたときに前記シェルと螺合して導通する受金と、
    前記ランプが装着されたときに前記金属端子と接触導通する中心接触片と、
    前記受金と一端で接続する受金側電線と、
    前記中心接触片と一端で接続する中心接触片側電線と、
    絶縁性のボディと前記ボディに組み合わされる絶縁性のカバーからなり、前記ボディと前記カバーとが組み合わされて前記受金、前記中心接触片、前記受金側電線及び前記中心接触片側電線を収納し、前記受金側電線の他端と前記中心接触片側電線の他端とを同一の方向で外部に引き出す外郭とを備え
    前記ボディと前記カバーとが組み合わされる方向を第1の方向とし、前記受金側電線の他端と前記中心接触片側電線の他端とが外部に引き出される方向を第2の方向とし、
    前記外郭は、前記ボディと前記カバーとが組み合わされたときに、第1の一対の対向面によって前記受金側電線の一部分を前記第1の方向で挟持し、前記第1の方向及び前記第2の方向に平行な面において前記第1の一対の対向面とは異なる角度で第2の一対の対向面によって前記受金側電線の他の部分を挟持するとともに、第3の一対の対向面によって前記中心接触片側電線の一部分を前記第1の方向で挟持し、前記第1の方向及び前記第2の方向に平行な面において前記第3の一対の対向面とは異なる角度で第4の一対の対向面によって前記中心接触片側電線の他の部分を挟持し、前記第2の一対の対向面及び前記第4の一対の対向面における前記ボディ及び前記カバーのいずれか一方の対向面を前記第1の方向と直交する1つの面から同一の高さにすることによって、前記受金側電線及び前記中心接触片側電線の張力止めを行うとともに、前記受金側電線の他端と前記中心接触片側電線の他端とを前記第1の方向と直交する1つの面から同一の高さで外部に引き出す
    ことを特徴とするねじ込みソケット。
  2. 前記カバーが、前記受金側電線のうち少なくとも前記対向面によって挟持された部分を前記ボディとともに覆い隠す第1の絶縁壁と、前記中心接触片側電線のうち少なくとも前記対向面によって挟持された部分を前記ボディとともに覆い隠す第2の絶縁壁とを有することを特徴とする請求項1記載のねじ込みソケット。
  3. 前記カバーが、前記第1の絶縁壁と前記第2の絶縁壁とを一体に有することを特徴とする請求項2記載のねじ込みソケット。
  4. 前記外郭に固定されるための一対の外郭用固定孔が形成され、器具本体に固定されるための一対の器具本体用固定孔がそれぞれの中心間を結ぶ直線を前記一対の外郭用固定孔の中心間を結ぶ直線と直交し前記外郭との固定時に当該外郭の外側に露出するように形成された取付板を備え、
    前記外郭に、それぞれ前記外郭用固定孔とともに組立ねじが挿通される一対の取付孔が形成され、
    前記受金側電線の他端と前記中心接触片側電線の他端とが、前記一対の取付孔の一方に近接した位置から外部に引き出される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のねじ込みソケット。
  5. 請求項1〜4のいずれか記載のねじ込みソケットと、
    前記受金側電線の他端及び前記中心接触片側電線の他端と接続し当該受金側電線及び当該中心接触片側電線を介して電源からの電力を前記ねじ込みソケットに伝達する端子部と
    を備えることを特徴とする照明器具。
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