JP4742955B2 - 車両のためのナビゲーション装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は路上側の所定地点に配置された情報発信装置からの情報を受信し、この受信情報に基づいて情報提供を実施する車両のためのナビゲーション装置および方法に関する。
DSRC(狭域無線通信)などの局所的通信手段を用いて車両ドライバーへの情報提供を実施するシステムが知られている。例えば、路上側に設置された情報発信装置から走行中の車両に対して、前方交差点や前方カーブの危険情報を送信し、車両側受信装置がこの情報を受けてドライバーに情報提供する仕組みが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2001−109993号公報
特許文献1に例示される情報提供システムでは、路上側情報発信装置に対して車両側受信装置がかなり接近し、両発信―受信装置の仕様上設定された一定の距離間隔に達しないと車両側受信装置が情報受信できない。このため、ドライバーに対する情報提供のタイミングが装置の仕様によってほぼ固定されており、ドライバーの個人差や体調が異なる場合には情報提供が遅れ気味となってドライバーの運転に対して負担がかかるおそれがある。
本発明は、DSRCなどの局所的通信手段を用いて車両側に対して情報提供を実施する車両のためのナビゲーション装置および方法であって、より適切なタイミングで情報提供を実施し得る車両のためのナビゲーション装置および方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の装置は、路上側の所定地点に配置された情報発信装置からの情報を受信し、この受信情報に基づいて情報提供を実施する車両のためのナビゲーション装置であって、地図データベースと、前記情報の内容を記憶する情報内容記憶手段と、前記地図データベース上の前記情報の受信位置から所定間隔離れた位置に前記地図データベース上の情報提供位置を決定する情報提供位置決定手段と、当該車両の前記地図データベース上の位置が前記情報提供位置に到達したときに前記記憶手段に記憶された情報内容に基づく情報提供を開始させる制御手段と、を備え、前記情報提供位置決定手段が前記情報受信のあとにこの情報受信位置を記憶し、前記地図データベース上の当該車両の位置が前記情報受信位置に対して所定間隔手前に到達したときにその位置を前記情報提供位置として決定することを特徴とする。
これにより、一旦情報受信したあとは、その情報内容が記憶され、車両がその情報受信位置の近辺の所定間隔離れた情報提供位置に到達したときに、その記憶された情報内容に基づく情報提供が開始される。換言すれば、再度同じ情報受信位置に到達する前に情報提供が開始される。
具体的には、情報提供位置決定手段が情報受信のあとにこの情報受信位置を記憶し、地図データベース上の当該車両の位置が情報受信位置に対して所定間隔手前に到達したときにその位置を情報提供位置として決定することができる。
これにより、情報提供位置は次に情報を受信するであろう情報受信位置から所定間隔離れた位置に決定される。この間隔は、両位置間の距離または時間の値として扱うことが有利である(請求項)。例えば距離の値であれば地図データベース上において2つの位置データ間の距離を計算するのに都合がよい。また時間の値であれば、2つの位置データ間の距離と車両の実際の走行速度または予め想定される走行速度とに基づいて計算することができる。
請求項に記載するように、情報受信位置に対する情報提供位置の間隔は、車両の運行状態に応じて可変とすることができる。請求項4に記載するように、この運行状態は少なくとも車両の走行速度のパラメータとしてもよい。このようにすると、例えば車両の走行速度がかなり速い場合には遅い場合に比べて、距離的にかなり手前において時間的に遅れることなく情報提供を開始させることができる。
また、情報受信位置に対する情報提供位置の間隔は、請求項に記載するように、手動により調節可能とすることができる。このようにすれば、ドライバーに対して情報提供する場合であって、ドライバー個人がより早めの情報提供を望む場合に対応可能である。
本発明の装置は、ドライバーに対して車両運行に際して注意を要する道路情報を提供するナビゲーション装置とすることができる(請求項6)。この道路情報は例えば交差点情報、急カーブ情報、車線減少情報、対面通行開始情報、スリップ情報、および事故多発地点情報の少なくともいずれかである(請求項)。これにより、この装置は、ドライバーの安全運転に一層貢献することができる。
本発明はまた、上記の目的を達成するために、請求項から14に記載の車両のためのナビゲーション方法を提案する。請求項の方法は、路上側の所定地点に配置された情報発信装置からの情報を受信し、この受信情報に基づいて情報提供を実施する車両のためのナビゲーション方法であって、情報受信のあとに、地図データベース上における前記情報を受信した位置またはその近辺の位置を示す位置データと情報の内容とを記憶し、車両の運行中に、記憶された位置データを用いて地図データベース上における車両の位置が情報を受信した位置の所定間隔手前に到達したことを判定し、記憶された情報内容に基づいて情報提供を開始することを特徴とする。
これにより、一旦情報受信したあとは、その情報内容が記憶され、車両がその情報受信位置の近辺の所定間隔離れた情報提供位置に到達したときに、その記憶された情報内容に基づく情報提供が開始される。換言すれば、再度同じ情報受信位置に到達する前に情報提供が開始される。
請求項から14に記載の方法は、それぞれ請求項からに記載の装置と同等の特徴を有する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1、図2、および図3を用いて説明する。図1には、基本的な動作状況、図2には本発明が適用された車両用ナビゲーション装置の構成、図3には装置の制御プログラムの流れが示されている。なお、以下の説明における「位置」とは緯度−経度座標系における座標上の位置を示すものとする。
まず図1を参照すると、太い曲線で示す道路R上を右方向に運行(走行)中の車両Mvが示されている。車両Mvの前方には車両運行に際して注意を要すると定められた危険箇所Rdが存在している。図示の例においては危険箇所Rdは急カーブである。危険箇所Rdの手前の路側には情報発信装置Txが設置されており、この情報発信装置Txは例えばDSRC(境域無線通信)の技術により危険箇所Rdに向かって接近してくる車両Mvに向けて、危険箇所Rdが道路の前方に存在することを示す情報を無線で発信する。
情報発信装置Txは種々の危険箇所の前方に設置される。例えば、危険箇所として交差点、車線減少地点、対面通行開始地点、あるいは事故多発地点の中から選定される。情報発信装置Txは車両に向けて発信する情報の内容として、単に「危険箇所あり」を示すだけでなく、危険箇所の種別を示す情報を含めることができる。例えば図1の例における情報発信装置Txは「前方急カーブ」という意味の情報を発信する。
運行中の車両Mvは情報発信装置Txの直前の位置P1において、情報発信装置Txとの交信可能エリアにさしかかると、情報発信装置Txから発信された情報を受信する。
第1実施形態においては、車両Mvに搭載されたナビゲーション装置は、情報を初めて受信すると、この受信の後にこの情報の内容を車両ドライバーに向けて提供する。提供手段は典型的には音声メッセージである。また、これとほぼ同時に、この情報受信位置P1を示す位置データと、受信した情報内容−図示の場合、「前方急カーブ」−とを一旦記憶する。
このナビゲーション装置が搭載された車両が次にこの道路を最初と同じ方向に向かって移動する場合、ナビゲーション装置は先の情報受信位置P1に対して所定間隔Lxだけ手前の位置P2に到達したか否かを判定する。車両Mvが位置P2に到達したと判定すると、ナビゲーション装置はこの位置P2が情報提供位置であると決定する。この決定に基づいて、ナビゲーション装置は先に記憶した情報内容−図示の場合、「前方急カーブ」−を読み出して、車両ドライバーに向けて音声メッセージを発する。
つまり、車両Mvが情報発信装置Txからの情報を過去に受信した情報受信位置P1にさしかかって再び同じ情報を受信するよりも前に、所定間隔Lxだけ手前の情報提供位置P2に到達したときに同じ情報(先に受信した情報)の提供を開始する。従って、間隔Lxを適切に設定しておくことにより、車両ドライバーは情報発信装置Txとの交信エリアに到達するよりも早く情報提供を受けることができ、その時間差の分だけドライバーの運転操作の余裕度を増加させることができる。
後述するように、間隔Lxは車両の運行状態に応じて可変としたり、またドライバーの運転技量等に合わせて手動で調節することにより、情報提供タイミングの一層の適切化が図られる。
図2には車両Mvに搭載されたナビゲーション装置の構成が示されている。ナビゲーション装置は、ナビゲーション電子制御ユニットNV−ECU(以下、ナビECUと称する)と情報受信装置Rx、車速センサVsおよびオーディオスピーカSpから構成されている。ナビECUは、マイクロコンピュータである制御装置Ctl、衛星航法用受信装置GPS、地図データベースMap、記憶装置Mm、画像表示装置Disp、タッチパネルスイッチTSw、車速センサVsおよび音声再生装置Vpが信号授受可能に接続されて構成されている。以上を主要構成要素とするナビゲーション装置は基本的に公知である。
制御装置Ctlは記憶装置Mmに格納された制御プログラムに従って動作し、図示の各構成装置との間で信号およびデータの授受を行なう。タッチパネルスイッチTSwは画像表示装置Dispと一体化とされており、ナビゲーション装置の各種動作モードを乗員が指定するために用いられる。
記憶装置Mmには制御プログラムの他に制御プログラムの実行に必要ないくつかのデータを一時的に保存する記憶エリアが設定されている。詳述しないが、乗員によって指定された運行先の目的地や、その目的地に向かう経由地などを示す位置データがこの一時記憶エリアに記憶される。
制御装置Ctlは衛星航法用受信装置GPSが受信した衛星からの電波に含まれる衛星情報に基づいて車両の地図上の現在位置を示す位置データを逐次計算する。詳述しないが、車両の刻々と変化する移動距離や旋回の検出信号に基づく慣性航法により車両の現在位置を示す位置データを求める技術を用いたり、併用することはもちろん可能である。制御装置Ctlは得られた車両の位置データと地図データベースMapに予め格納されている地図データとをマッチングさせた画像データを生成し画像表示装置Dispに表示させる。
制御装置Ctlはまた、車両の運行中の位置データが地図データ上の所定地点に到達するごとに、ドライバーに対する必要な音声メッセージの内容を生成し、音声再生装置VpおよびスピーカSpを用いて音声メッセージを車両室内に向けて発生させる。音声メッセージの内容として、目的地に向かう運行中において次に接近してくる交差点などの分岐点方向を案内するメッセージが典型例である。
本発明に基づく特徴的な構成について以下に説明する。DSRC技術の下で、路側の適当な箇所に設置された情報発信装置Txから発信された情報を受信する情報受信装置Rxが車両に搭載されており、情報受信装置Rxは情報を受信するとナビECUの制御装置Ctlに転送するように接続されている。
車速センサVsは車両の運行状態の一つのパラメータとして車輪が所定角度回転するごとに1つのパルス信号を発生し、車両の移動を示すパルス信号として制御装置Ctlに供給する。制御装置Ctlはこのパルス信号を先に述べた慣性航法の処理に用いるとともに、車両の運行状態を示す1つのパラメータである走行速度の処理に用いる。例えばパルス信号の間隔に対応する予めわかっている車両の移動距離をパルス信号の間隔時間で除することにより車両の走行速度が求められる。この処理は公知である。
記憶装置Mmには、情報受信装置Rxが情報を受信したときの車両の位置データと、その情報の内容とを関連付けて記憶する情報記憶エリアm1、m2・・・が設定されている。例えば第1番目の情報記憶エリアm1には、最初の情報受信のときの位置データとその情報内容とが記憶され、第n番目の情報記憶エリアには第n番目の位置データと情報内容とが記憶される。ただし、位置データと情報内容とは、記憶および読出しの際に関連付けられていればよいので、記憶装置の中で物理的に隣り合っているかどうかは問わない。
記憶される情報内容の形式は、情報提供の際に再現できればよいので、適当にコード化することができる。例えば、情報内容が急カーブを示すときはコード“01”、交差点を示すときは“02”というように区別してもよい。
本発明のナビゲーション装置において、制御装置Ctlは先に述べた車両位置の表示や目的地への誘導に加えて、路側に設置された情報発信装置Txから受信した情報に基づく情報提供を実施させるようにプログラムされている。従って制御装置Ctlは請求項に記載した情報提供位置決定手段と情報提供を開始させる制御手段の機能を果たす。図3には本発明に従ってナビECUが実行するために追加された制御プログラムの流れを示す。制御装置Ctlは、他の制御プログラムを実行しながら非常に短い時間間隔でこの情報提供用プログラムも実行する。
図1も参照すると、制御装置CtlはプログラムのステージS11で、車両Mvの現在位置が、前方Lxの距離に情報受信位置P1の1つが存在する位置に到達したかを判定する。具体的に説明すると、逐次計算で求めている最新の車両位置を示す位置データと、記憶手段Mmの情報記憶エリアm1、m2・・・に記憶されている多数の情報受信位置を示す位置データとの間の位置座標上の差分距離を逐次求め、接近中の最も近い情報受信位置を示す位置データとの差分距離が予め定めた間隔Lxより大きい状態から小さい状態になったかを判定する。
このナビゲーション装置が使用開始された当初は、情報記憶エリアm1、m2・・・には記憶が存在しないため、制御装置CtlはステージS11からステージS13以下のプログラムを繰り返し実行する。ステージS13で情報発信装置Txからの情報を情報受信装置Rxを介して受信したか否かを判定し、受信したときはステージ14でこの受信した情報の内容が既に受信された(従って情報提供を開始した直後)内容と同じか否かを判定する。同じであれば、繰り返して情報提供をリスタートする意味がないので情報提供用プログラムをパスする。
情報が受信されかつ情報提供開始直後でないときは、その地点の情報発信装置から初めて情報を受信したことを意味する。このとき制御装置Ctlはプログラムに従ってステージS15で情報受信位置を、ステージS16でその情報内容を、記憶装置Mmの情報記憶エリアm1、m2・・・の空いている場所に記憶する。具体的には、情報受信位置は最新の車両位置を示す位置データであり、情報内容は危険箇所の種別を示すコードである。
ステージ17において、制御装置Ctlは受信した情報内容に基づいて音声メッセージの内容を生成し音声再生装置Vpに送る。これを受けて、音声再生装置VpとスピーカSpの動作により、例えば「前方に・急カーブ・があります」といったような音声メッセージが車両室内に発せられる。なお、ステージ15−17のプログラム処理は瞬時にほぼ同時に行なわれる。このため、ステージ15−17の実行する順番は実質上問題ではない。
このナビゲーション装置が継続して使用され、情報発信装置Txが設置された多数の地点を車両が初めて通過すると、この装置は、その都度音声メッセージの形態で情報提供を実施し、かつ、情報受信位置とその位置に関連付けられた情報内容とを記憶装置Mmに記憶し、記憶された情報の数が増えていく。
さて、ステージS11では、車両Mvの現在位置が、前方Lxの距離に情報受信位置P1の1つが存在する位置に到達したかを先に述べた方法によって判定する。この判定結果が肯定であるときは、すなわち車両Mvが情報提供位置P2に到達したと決定したことを意味する。そして、制御装置CtlはステージS12において記憶装置Mmの情報記憶エリアm1、m2の中の、この時点で判定の対象となっている位置データに関連付けられている情報内容を読み出し、その情報内容に基づいて音声メッセージの内容を生成し音声再生装置Vpに送る。
これにより、車両が先の情報受信位置P1に到達する所定距離間隔Lxだけ前方の位置において、情報受信位置P1で提供すべき情報内容が車両室内に提供される。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について図1、図2、および図4を用いて説明する。第1実施形態との相違点は、情報提供位置P2の決定の仕方と、それに対応して記憶装置Mmにおける情報記憶エリアm1、m2・・・の記憶内容の設定と、制御装置Ctlが実行する制御プログラムの構成である。
まず図1を参照すると、移動中の車両Mvが初めて情報受信位置P1を通過し情報発信装置Txから情報を受信すると、最初の情報の提供を実施するとともに、これと同時に次に情報を提供する情報提供位置P2を決定する。決定は後述するように仮決定であってもよい。次に車両Mvが再びこの道路を上記と同じ方向に通過するとき、決定された情報提供位置P2に到達した時点で情報発信装置Txからの情報受信を待たずに情報提供が開始される。
図2を参照すると、第2実施形態において、記憶装置Mmの各情報記憶エリアm1、m2・・・には、情報受信した位置に対して距離Lxだけ後方の位置を示す位置データと、受信した情報の内容とが、互いに関連付けられて記憶される。
図4も参照すると、第2実施形態の制御プログラムでは、図3に示した第1実施形態と比べて、ステージS11aでの車両の最新位置データの判定対象が、ステージS15aの処理で記憶される情報提供位置(P2)を示す位置データである点が異なる。
制御装置Ctlは、ステージS15aにおいて、ステージ13−14を経て初めての情報発信装置からの情報受信があったと判定されたときに、そのときの最新の車両位置データに基づいて距離Lxだけ後方に戻った位置データを計算し、この計算した位置データと受信した情報内容とを情報記憶エリアm1、m2の空いている番地に記憶する。第2実施形態では、このときに情報提供位置がナビECUの中で決定されたことを意味する。
ステージS11aで制御装置Ctlは、逐次計算で求めている最新の車両位置を示す位置データと、記憶手段Mmの情報記憶エリアm1、m2・・・に記憶されている多数の情報提供位置を示す位置データとの間の位置座標上の一致度を逐次求め、情報提供位置を示す位置データのいずれかと実質的に一致したとき、車両が情報提供位置に到達したと判定する。
判定結果が肯定であると、制御装置CtlはステージS12aにおいて、記憶装置Mmの情報記憶エリアm1、m2の中の、この時点で判定の対象となっている情報提供位置を示す位置データに関連付けられている情報内容を読み出し、その情報内容に基づいて音声メッセージの内容を生成し音声再生装置Vpに送る。
これにより、車両が先の情報受信位置P1に到達する所定距離間隔Lxだけ前方の位置において、情報受信位置P1で提供すべき情報内容が車両室内に提供される。
(その他の実施形態)
本発明はさらに以下に述べる実施形態により実施することも可能である。
第1および第2実施形態においては、情報受信位置P1と情報提供位置P2との間隔Lxについて、距離の値であると説明したが、距離を時間の値に置換して扱うこともできる。すなわち距離の値を車両Mvの実際の走行速度の値で除することにより間隔Lxを時間の値として求めることができる。
間隔Lxを時間として扱う場合、情報提供位置P2は情報受信位置に到達する所定時間(数秒)手前の位置とみることができる。
間隔Lxは、車両の運行状態に応じて可変とすることができる。運行状態は例えば車両の走行速度、変速ギヤ段などのパラメータとすることができる。例えば、高速走行のときは低速走行のときに比べて、間隔Lxを大とすることにより、情報受信位置P1に接近するより手前での情報提供が可能である。また、ワイパが作動中のときは、間隔Lxを大とすることにより、情報受信位置P1のより手前での情報提供が可能である。
間隔Lxを可変とする方法は、第1実施形態においては、ステージS11において用いられるLxの値を上記のパラメータによる変数とすればよい。また、第2実施形態においては、ステージS15aで記憶する情報提供位置を仮決定とし、ステージS11aにおける判定の際に上記のパラメータに基づいて情報提供位置を修正すればよい。
間隔Lxはまた、手動で調節可能としてもよい。この場合、図2で述べたタッチスイッチパネルTSwの操作によりドライバーが自分の運転特性または希望により、間隔Lxの値を複数の選択肢の中から選択し、制御装置Ctlが選択に基づいて記憶装置Mmの適当な記憶場所に記憶するようにしてもよい。
記憶装置Mmの情報記憶エリアm1、m2・・・の記憶内容は、時間的に古いものや使われる頻度の少ないものを自動的に消去してもよい。
音声再生装置VpおよびスピーカSpを用いた音声メッセージによる情報提供の代わりにまたは、それと併用して、画像表示装置Dispによる可視的な表示、例えば表示された地図上の危険箇所の点滅表示により情報提供を実施することが可能である。
情報提供の対象は危険箇所を予告する道路情報だけに限らない。例えば、特定施設の駐車場への入口の示す情報でもよい。
本発明の第1および第2実施形態における動作状況の説明図である。 本発明の第1および第2実施形態におけるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態における制御プログラムを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における制御プログラムを示すフローチャートである。
符号の説明
Tx 情報発信装置
Rx 情報受信装置
P1 情報受信位置
P2 情報提供位置
NV−ECU ナビゲーション電子制御ユニット
Mm 地図データベース
Ctl 制御装置
Vp 音声再生装置

Claims (14)

  1. 路上側の所定地点に配置された情報発信装置からの情報を受信し、この受信情報に基づいて情報提供を実施する車両のためのナビゲーション装置であって、
    地図データベースと、
    前記情報の内容を記憶する情報内容記憶手段と、
    前記地図データベース上の前記情報の受信位置から所定間隔離れた位置に前記地図データベース上の情報提供位置を決定する情報提供位置決定手段と、
    当該車両の前記地図データベース上の位置が前記情報提供位置に到達したときに前記記憶手段に記憶された情報内容に基づく情報提供を開始させる制御手段と、
    を備え
    前記情報提供位置決定手段が前記情報受信のあとにこの情報受信位置を記憶し、前記地図データベース上の当該車両の位置が前記情報受信位置に対して所定間隔手前に到達したときにその位置を前記情報提供位置として決定することを特徴とする車両のためのナビゲーション装置。
  2. 前記所定間隔が距離または時間の値で示されることを特徴とする請求項に記載の車両のためのナビゲーション装置。
  3. 前記所定間隔が当該車両の運行状態に応じて可変であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両のためのナビゲーション装置。
  4. 前記運行状態が少なくとも当該車両の走行速度のパラメータであることを特徴とする請求項に記載の車両のためのナビゲーション装置。
  5. 前記所定間隔が手動により調節可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両のためのナビゲーション装置。
  6. 前記情報提供が車両運行に際して注意を要する道路情報の提供であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の車両のためのナビゲーション装置。
  7. 前記道路情報が交差点情報、急カーブ情報、車線減少情報、対面通行開始情報、スリップ情報、および事故多発地点情報の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項に記載の車両のためのナビゲーション装置。
  8. 路上側の所定地点に配置された情報発信装置からの情報を受信し、この受信情報に基づいて情報提供を実施する車両のためのナビゲーション方法であって、
    前記情報受信のあとに、地図データベース上における前記情報を受信した位置またはその近辺の位置を示す位置データと前記情報の内容とを記憶し、
    当該車両の運行中に、記憶された前記位置データを用いて前記地図データベース上における当該車両の位置が前記情報を受信した位置の所定間隔手前に到達したことを判定し、
    記憶された前記情報内容に基づいて情報提供を開始することを特徴とする車両のためのナビゲーション方法。
  9. 前記所定間隔が距離または時間の値で示されることを特徴とする請求項に記載の車両のためのナビゲーション方法。
  10. 前記所定間隔が当該車両の運行状態に応じて可変であることを特徴とする請求項8または9に記載の車両のためのナビゲーション方法。
  11. 前記運行状態が少なくとも当該車両の走行速度のパラメータであることを特徴とする請求項10に記載の車両のためのナビゲーション方法。
  12. 前記所定間隔が手動により調節可能であることを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の車両のためのナビゲーション方法。
  13. 前記情報提供が車両運行に際して注意を要する道路情報の提供であることを特徴とする請求項8から12のいずれかに記載の車両のためのナビゲーション方法。
  14. 前記道路情報が交差点情報、急カーブ情報、車線減少情報、対面通行開始情報、スリップ情報、および事故多発地点情報の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項13に記載の車両のためのナビゲーション装置。
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