JP4742203B2 - 自動車伝動装置のための操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、並進方向での作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置(Stellgetriebe)に関する。本発明による作動伝動装置は車両伝動装置のためのセレクト機構を形成するまたはその構成部分である。
出願人にとって公知の、ただし場合によっては内部でのみ公知の作動伝動装置10は若干の変化を伴って概略的に図1aならびに図1bに示されている。この作動伝動装置は1つの駆動する部分12と1つの出力部分14とを有している。この作動伝動装置により、矢印16により概略的に示した駆動力F駆動もしくは矢印18により概略的に示したストロークsが変換される、詳しく言えば、矢印22により概略的に暗示した力F荷重に対抗する被動力F被動もしくは矢印20により概略的に示した被動ストロークhに変換されることができる。
図1bに示した構成では、駆動する部分12に歯列24が設けられている。この歯列24に、歯車26が噛合う。歯車26は図示されていない駆動装置により負荷されるので、駆動モーメントM駆動がこの歯車に付与されている。相応に、図1bに示した構成でも、駆動力が、駆動する部分12に作用しているが、図1aとは異なり図示していない。
駆動力は、図1aおよび図1bに示した構成では、実質的に被動力に対して垂直であり、駆動ストローク(s)18は実質的に被動ストローク20に対して垂直である。
図1aおよび図1bに示した構成では、支承もしくは案内エレメント28が設けられており、支承もしくは案内エレメント28は、矢印30により概略的に示した、鉛直方向の支承力F支承,鉛直を、駆動する部分12に加える。支承力F支承,鉛直は実質的に駆動力もしくは駆動ストロークに対して垂直である。
出力部分14を運転中に駆動する、駆動する部分12はウェッジ面32を有しており、ウェッジ面32は角度αの下で駆動力もしくは駆動ストロークsに対して傾いている。このウェッジ面32は出力部分14の、相応に傾いたウェッジ面34に係合するもしくはこれにコンタクトする。駆動する部分12が矢印18の方向で運動すると、これらのウェッジ面32,34を介して、力が出力部分に伝達される。
出力部分が直線的にもしくは軸方向で矢印20の方向に運動するようにするためには、この構成の場合、矢印36により概略的に示した、水平方向の支承力F支承,水平が出力部分14に加えられる必要があって、この支承力F支承,水平は実質的に駆動力と同じ方向で作用しており、さらには入力部分の運動方向の駆動力に対抗している。この水平の支承力は出力部分に作用する。
図1bに概略的に示されているように、このために、支承もしくは案内エレメント38が設けられていることができ、この支承もしくは案内エレメント38に、出力部分14が支持される。この支承もしくは案内エレメント38は実質的にハウジングに定置に配置されている。
上に述べた構成は「ウェッジ型伝動装置(Keilgetriebe)」とも呼ぶことができる。
作動伝動装置の、場合によっては出願人にのみ公知の別の構成では、ナットがスピンドルに係合するもしくは噛合う。スピンドルが回転運動させられると、ナットにより、荷重は並進運動させられることができる。ただしナットの、実質的に(純粋な)並進運動を保証するためには、この構成では、回動を防ぐ回動保持手段がナットに設けられていなければならない。ナットが回転運動して、スピンドルが並進運動を生ぜしめるようになっていてもよい。この構成の場合も、出力部分の純粋な並進運動を生ぜしめるためには、出力部分、すなわちここではスピンドルに回動保持手段が設けられていなければならない。
そこで本発明の課題は、冒頭で述べた形式の、並進的な作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置を改良して、構造上簡単に構成されていて、運転上の信頼性が高くかつ簡単な形式で出力側に直線的な(作動)運動を生ぜしめることができる作動伝動装置を提供することである。
特別な観点で言えば、本発明の課題は、自動車のセレクト機構の構成部分として使用され、かつ簡単な形式でかつ運転上の信頼性を有して、実質的に直線的な(作動)運動を生ぜしめ、さらには特に所定の変速比を有している作動伝動装置を提供することである。
上記課題を解決した本発明の構成によれば、1つの、駆動され、伝動装置出力側に配置されていて、かつ運転中に純粋な並進運動を行う出力部分と、2つの、出力部分を運転中に駆動する部分とが設けられており、該駆動する部分がそれぞれ可動に配置されていて、かつそれぞれ出力部分にコンタクトするかつ/または出力部分を負荷するかつ/または出力部分に係合するようになっており、駆動する部分自体は作動伝動装置の運転中に少なくとも1つの駆動装置によって駆動側から逆方向に駆動され得るもしくは駆動されるようになっていて、その際、第1の駆動する部分が作動伝動装置の運転中に実質的に1つの第1の平面内で運動し、第2の駆動する部分が作動伝動装置の運転中に実質的に1つの第2の平面内で運動し、さらに、並進運動を行う出力部分が、駆動する部分の、逆方向の運動時にもしくはこの運動により、実質的に前記両平面に対して垂直に運動するようにした。
本発明によれば、出力部分に導入される力伝達経路の一部が、駆動する部分のうちの一方を介して導入され、別の部分が、駆動する両部分のうちの他方を介して導入されるので、両部分は出力部分に導入される力伝達経路に関して並列接続されているようになっている。さらに特に、駆動する両部分は互いに相対運動可能ならびに出力部分に対して相対運動可能に配置されている。その際特に、駆動する部分ならびに出力部分は静止している周囲、例えばハウジングまたはこれに類するものに対して相対運動可能に配置されている。
有利には、駆動する両部分がその都度直接的に出力部分に係合する、もしくは出力部分に直接コンタクトして負荷する、もしくは負荷できるようになっている。
第1の駆動する部分が作動伝動装置の運転中に1つの第1の平面内で行う運動は例えば回転運動もしくは回転的な運動であることができる。
運動時に若干の公差、例えば支承公差が存在する可能性があって、この公差は、平面的な運動からの、起こり得る逸脱が存在していることを意味する。例えばこの意味で、運転中に回転運動を行う、つまり一平面内で運動する第1の部分または第2の部分は、この平面に対して垂直な運動を回避するために軸方向で保持されることができる。この軸方向の保持は、とりわけこの例示的な構成では回動可能性が与えられているべき場合に、若干の遊びを有していることができる。例えばそのような支承遊びに起因する、純粋に平面的な運動からの、起こり得る逸脱は場合によっては存在していてもよい。
例えば、第1および第2の駆動する部分が実質的に純粋に並進的に、特に直線的に運動するようになっていることもできる。そのような運動軌道もその都度1つの平面内に位置している。その際、純粋に平面的な運動からの僅かな逸脱を引き起し得る、若干の遊び、特に支承遊びは存在していてもよい。その際さらに、駆動する両部分が平行な運動軌道上で運動するようになっていることができる。
言及した、一平面内での運動は特に、当該部分の、運転中に与えられる運動軌道が一平面内に位置しているもしくは実質的に一平面内に位置していることを意味している。これらの運動軌道は特に、それぞれの駆動する部分に係合していて、駆動する部分自体を駆動する構成部分の負荷方向によりかつ/または支承および/または案内手段により規定されているもしくは相応に設定されているもしくは限定されていることができる。
さらに本発明により特に、並進的な作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置において、1つの、駆動され、伝動装置出力側に配置されていて、かつ運転中に純粋な並進運動を行う出力部分と、2つの、出力部分を運転中に駆動する部分とが設けられており、該駆動する部分がそれぞれ可動に配置されていて、かつそれぞれ出力部分にコンタクトするかつ/または出力部分を負荷するかつ/または出力部分に係合するようになっており、駆動する部分自体は作動伝動装置の運転中に少なくとも1つの駆動装置によって駆動側から逆方向に駆動され得るもしくは駆動されるようになっていて、その際、出力部分がスピンドルであり、第1の駆動する部分が右巻のナットであり、第2の駆動する部分が左巻のナットであることが提案される。
つまり特に一方のナットならびに他方のナットには、正反対の傾斜方向もしくは巻き方向が設けられている。スピンドルは特に両方の傾斜方向もしくは巻き方向を有している、つまり右巻および左巻である。
スピンドルは例えば中空スピンドルであることができる。スピンドルは中実材料から成るスピンドルであってもよい。右巻のナット、つまり右ねじ山を備えたナットならびに左巻のナット、つまり左ねじ山を備えたナットは特にスピンドルに噛合う。左巻のナットの回転軸線と右巻のナットの回転軸線とは一致するようになっており、両ナットは軸方向で互いにずらされて配置されている。
有利には、スピンドルの外周面に、右巻のナットを収容するためのねじ山区分と、左巻のナットを収容するためのねじ山区分とが設けられている。これらのねじ山区分は、一方のねじ山区分が右巻のナットのみを収容できるように、かつ他方のねじ山区分が左巻のナットのみを収容できるように、軸方向で間隔を置いて配置されていることができる。
ただし、特に有利には、スピンドルが右巻および左巻のスピンドルであって、実質的に同一の軸方向の区分に、右巻のナットも、左巻のナットも収容されることができる、もしくは噛合うことができるようになっている。これにより、特定の使用時に、構成スペースを節減することができる。つまり例えば、スピンドルの、右巻のナットに関する所定の調節領域と、スピンドルの、左巻のナットに関する所定の調節領域とが保証されているべき場合に、ナットは互いに相対的に近傍に配置されることができる。それというのも、同一のスピンドル区分を、左巻のナットのねじ山によっても、右巻ナットのねじ山によっても運動させることができるからである。しかし、構成スペースを節約する必要がないような構成においても、軸方向の同じ区分に右巻のナットも左巻のナットも噛合うことができる、そのような右巻および左巻のスピンドルの使用は有利である。そのようなスピンドルは例えば一種の菱形プロファイルを有していることができる。
有利には、スピンドルの左ねじ山とスピンドルの右ねじ山とが同じ傾斜もしくはリードを有している。さらに有利には、左巻のナットの左ねじ山と右巻のナットの右ねじ山とが同じ傾斜もしくはリードを有している。特に、左巻のナットの左ねじ山と左巻のスピンドルの左ねじ山とが同じ傾斜を有しており、右巻のスピンドルの右ねじ山と右巻のナットの右ねじ山とが同じ傾斜を有しているようになっている。
さらに有利には、右巻のナットならびに左巻のナットのねじ山の直径、特にそれぞれのピッチ円直径が同一である。有利には、相応のことがスピンドルの左ねじ山および右ねじ山にも言える。
第1のもしくは右巻のナットならびに第2のもしくは左巻のナットに、歯列が設けられていることができる。そのような歯列は例えばその都度当該のナットの外周面に配置されていることができる。歯列は当該ナットの端面に配置されていてもよい。例えば、左巻のナットならびに右巻のナットがそれぞれ、その都度他方のナットに面した端面に歯列を支持しているようになっていることができる。この種の歯列は例えば単数または複数の歯車の噛合のために設けられていることができ、歯車を介して、右巻のナットもしくは左巻のナットは駆動されることができる。左巻のナットの歯列が、該ナットを駆動するための第1の歯車に噛合い、右巻のナットが、該第2のナットを駆動するための第2の、第1の歯車とは別の歯車に噛合うようになっていることができる。ただ1つの歯車が第1のナットの歯列にも第2のナットの歯列にも噛合うようになっていてもよく、これにより、それぞれのナットが運転中にそれぞれ駆動されることができる。特に、そのような1つの歯車がナット間に配置されており、それぞれのナットの、他方のナットに面した端面にその都度設けられている、ナットのそれぞれの歯列に噛合うようになっていることができる。これにより例えば、両ナットに噛合う1つの歯車により、両ナットの、逆方向の回転運動が生ぜしめられることができる。右巻のナットならびに左巻のナットは原則的に伝動装置もしくは伝動装置の類、もしくは種々異なる形式で構成されていることができる歯列により駆動されることができる。
ただし有利には、ナットを駆動するそのような伝動装置もしくは部分伝動装置は予め規定された変速比を有しており、この変速比は所定の全変速が付加的な前変速なしに達成されるようになっている。
有利には、両ナットがそのような(部分)伝動装置を介して同じ角度で、つまり特に同じ歯列角度で駆動される、詳しく言えば正反対に駆動される。
そのような(部分)伝動装置は例えば円筒歯車伝動装置またはかさ歯車伝動装置またはハイポイド歯車伝動装置であることができ、特に相応の歯列またはコンタクト領域が設けられていることができる。そのような(部分)伝動装置の別の構成も有利である。例えば、そのような(部分)伝動装置が歯列を有さずに設けられていてもよい。そのような(部分)伝動装置は例えば摩擦車伝動装置、例えば円錐形摩擦車伝動装置であることができる。
特に、両ナットは(運転中に)(部分)伝動装置により逆方向に駆動されるようになっており、その速度、特に回転速度は同じであって、その際特に、ナットが同じ角度、特に同じ歯列角度でもって駆動されるもしくは駆動され得るようになっていることができる。
この(部分)伝動装置が冠歯車伝動装置であるのが特に有利である。つまり有利にはナットに冠歯車歯列が設けられている。
特に有利には、ナットが、その都度他方のナットに面した端面に冠歯車歯列を有しており、かつ(軸方向で見て)これらのナット間に1つの歯車が配置されており、この歯車は左巻のナットの冠歯車歯列にも、右巻のナットの冠歯車歯列にも噛合い、それにより両ナットを運転中に逆方向に駆動するようになっている。その際特に、角度もしくは歯列角度も同じあることができる、もしくはナットが同じ角度でもって駆動されることができる。特に、ナットはその際に同じ速度、特に同じ回転速度でもって駆動もしくは運動させられ、詳しく言えば逆方向に、つまり正反対の方向もしくは回転方向に駆動もしくは運動させられるようになっている。
冠歯車歯列もしくは冠歯車伝動装置の例はG.Niemann、H.Winter著の『Maschinenelemente(第三巻)』(第二版、Springer出版、1986年、ISBN3−540−10317−1)の第20頁〜第23頁およびKarlheinz Roth著の『Zahnradtechnik−Evolventen−Sonderverzahnungen zur Getriebeverbesserung』(Springer出版、1998年、ISBN3−540−64236−6)の第305頁〜第358頁に記載されており、広範にこの開示の対象に援用する。本発明はこの冠歯車歯列もしくは冠歯車部分伝動装置に関して有利な構成を指摘する。
特に有利には、1つの歯車が左巻のナットも右巻のナットも駆動するようになっており、この歯車の回転軸線は実質的に両ナットおよび/またはスピンドルの回転軸線に対して垂直に方向付けられている。
ナットを運転中に駆動する、この種の単数もしくは複数の歯車自体は有利には駆動装置、例えば電動モータにより駆動される。特に有利には、両ナットが同じ電動モータにより駆動されるようになっている。例えば、電動モータの出力軸が1つの歯車を支持していることができ、この歯車が、例えば上に述べたような形式で、左巻のナットの歯列にも、右巻のナットの歯列にも噛合って、これらのナットを逆方向にもしくは正反対の回転方向に駆動する。
左巻のナットおよび右巻のナットが唯一の電動モータにより逆方向に駆動され、その際に、モータ出力軸と左巻のナットとの間の変速比が数値的にモータ出力軸と右巻のナットとの間の変速比に一致するようになっていることもできる。
有利な構成では、支承および/または案内装置および/または連結装置が設けられており、該支承および/または案内装置および/または連結装置が実質的に、出力部分の、運転中における並進的な運動方向のうちの一方向または他方向での、第1のナットと第2のナットとの間の相対運動可能性を阻止するので、第1のナットおよび第2のナットは実質的に回転方向でのみ互いに相対運動可能に配置されている。例えば、そのような装置は、両ナットの配置を軸方向外側から包囲するようになっていることができ、さらに、そのような装置は、特に補足的に、ナットがこの装置を介して軸方向内側で互いに支持されるようになっていることができる。ナットが、軸方向で互いに向かい合った面でその都度、例えばハウジングに定置に配置された部分を介して、軸方向で保持されるようになっていることもできる。そのような装置は例えば、定置のハウジングまたはこれに類するものに支持されていてもよいし、またはこの種の定置のハウジングまたはこれに類するものに係合することなしに、ナットを互いに相対的に軸方向で阻止するかつ/または支持するだけのようになっていてもよい。そのような装置は例えばプラスチックまたは金属から成ることができる。有利には、そのような装置は、駆動装置により負荷されて両ナットに噛合う歯車(ただし、そのような歯車が有利な構成において設けられている場合)とはまた別物である。軸方向での相対運動可能性を阻止するに関し、ある程度の(支承)遊びが存在していてもよい。
スピンドルを備えた作動伝動装置は特にスピンドル駆動装置またはスピンドル伝動装置である。
特に、回動保持手段をスピンドルに設けることが要求されずに、スピンドルが(実質的に純粋な)並進運動、特に直動を行うように、スピンドルを備えた作動伝動装置が構成されているもしくはスピンドルが運転中に両ナットにより負荷されるようになっている。
このことは例えば、正反対の傾斜方向を有する両ナット、要するにそのうちの一方のナットが左巻のねじ山を有しており、他方のナットが右巻のねじ山を有しているようなナットがそれぞれ同じねじ山傾斜を有しており、スピンドルの、(正反対の傾斜方向を備えた)相応のねじ山に噛合うことにより実現されることができる。その際、スピンドルのねじ山は例えば、一方では左巻のナットが、他方では右巻のナットがスピンドルの同じ軸方向区分に収容もしくは螺合され得るように、左巻および右巻であってもよい。運転中に、ナットは同じ速度で逆方向にもしくは反転方向で駆動もしくは運動させられる。その際、スピンドルは、回動保持手段、つまり特に、噛合うナットとは別の回動保持手段を必要とすることなく並進運動する。
ナットの駆動は特にこの構成でも、左巻のナットに配置された歯列にも、右巻のナットに配置された歯列にも噛合う1つの歯車により実施されることができる。ナットの歯列は例えば、その都度他方のナットに面した端面に配置されていることができ、かつ有利には冠歯車歯列である。特にその際、角度もしくは歯列角度はその都度同じであるようになっている。そのような構成により例えば、ナットが同じ速度で逆方向に駆動され、そればかりか場合によっては電動モータにより駆動されることが達成され得る。ただし上記の構成は別の形式で、例えば協働して一方ではナットの、正反対の回転方向と、他方では同じ回転速度とを生ぜしめる、種々の変速段により達成されてもよい。
しかし、付加的に回動保持装置がスピンドルに設けられていてもよい。
さらに、上記課題は特に、並進的な作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置において、1つの、駆動され、伝動装置出力側に配置されていて、かつ運転中に実質的に純粋な並進運動を行う出力部分と、2つの、出力部分を運転中に駆動する部分とが設けられており、該駆動する部分がそれぞれ可動に配置されていて、かつそれぞれ出力部分にコンタクトするかつ/または出力部分を負荷するかつ/または出力部分に係合するようになっており、駆動する部分自体は作動伝動装置の運転中に少なくとも1つの駆動装置によって駆動側から逆方向に駆動され得るもしくは駆動されるようになっていて、第1および第2の駆動する部分がそれぞれ1つの、当該部分の運動方向に対して傾いた面を有しており、該面がそれぞれ、出力部分の、相応に傾いた面に、力伝達のために運転中にコンタクトするようになっていることにより解決される。
これらの、その都度コンタクトしているもしくは互いに係合している面を介して、出力部分は運転中に、特に駆動する両部分により負荷されることができ、それにより、出力部分は実質的に並進運動、特に直動する、詳しく言えば特に第1および第2の駆動する部分の運動方向に対して垂直に運動する。
例えば、第1および第2の駆動する部分がウェッジである、もしくはこれらの部分の運動方向に対して傾いて延びるウェッジ面を有しており、かつ出力部分が2つのウェッジ面を有していて、出力部分のウェッジ面がそれぞれ、その都度の駆動する部分のそれぞれのウェッジ面に係合するもしくはコンタクトするようになっていることができる。駆動する部分のウェッジ面は例えば同じ傾斜および逆方向の傾斜方向を有していることができる。ウェッジ面は有利にはその都度平らであることができる。
ウェッジ面の代わりに湾曲した領域が設けられていてもよい。
有利には、出力部分の運動方向に対して垂直な支承力(特に水平の支承力)が不要であるもしくは存在していないにもかかわらず、この出力部分は並進的にもしくは軸方向で運動するようになっている。このことは例えば以下の構成により達成されることができる。すなわち運転中に、そのような作動伝動装置もしくはウェッジ型伝動装置のウェッジ面を備えた、第1および第2の駆動する部分は逆方向に駆動される、有利にはこれらの駆動する部分が同じ速度で運動するように駆動される。特に、駆動する両部分もしくはウェッジ面を備えた駆動する両部分は正反対の運動方向で、もしくはこれらの部分に導入される正反対の駆動力により運動させられるかつ/または負荷されるようになっており、詳しく言えば特に直線的に運動させられるかつ/または負荷される。その際、特に有利には、これらの部分を介して、その都度同じ力もしくは駆動力、つまり特に全駆動力の半分の力が出力部分に導入される。その際、出力部分は駆動する部分の運動方向に対して垂直に運動させられるもしくは負荷され、その際、出力部分が、駆動する両部分と出力部分との間のコンタクト領域で見て、その運動方向に対して垂直に支持もしくは負荷される必要がない。
さらに、第1および第2の駆動する部分は、これらの部分が運転中にそれぞれ並進的に、特に直線的に運動するように支承もしくは案内されているようになっていることができる。
有利には、本発明による作動伝動装置は駆動装置を有しており、この駆動装置により、第1の駆動する部分、例えばウェッジまたはナット、ならびに第2の駆動する部分、例えばウェッジまたはナットが運転中に駆動される。駆動装置が電動モータを有するようになっていることができる。特に、第1および第2の駆動する部分が同じ電動モータにより駆動されるようになっていることができる。第1および第2の駆動する部分が異なる電動モータにより駆動されるようになっていてもよく、その際特に有利には、制御装置が設けられており、この制御装置がこれらの電動モータの操作もしくは電流供給もしくは電圧供給を制御および/または調整する。ただし、そのような制御装置は、唯一の電動モータまたは違う形式で構成された駆動装置が設けられている場合にも設けられていることができる。そのような制御装置により、例えば駆動する部分もしくは出力部分もしくは相応の駆動装置の負荷および/または運動が制御されることができる。開ループ制御装置である制御装置は調整装置(閉ループ制御装置)に拡張されていてもよい。
第1および第2の駆動する部分は有利には力伝達経路で見て駆動装置と出力部分との間に配置されており、その際、力伝達経路は出力部分に、一方では第1の駆動する部分を介して、他方では並列接続の形式で第2の駆動する部分を介して導入される。
有利には、第1の駆動する部分および第2の駆動する部分は運転中に出力部分を、第1の駆動する部分から出力部分に伝達されるベクトル力と、第2の駆動する部分から出力部分に伝達されるベクトル力とから成るベクトル合力が、出力部分の軸方向で延びているように負荷する。このことは例えば上に述べたまたは以下に述べる構成により実現されていることができる。そのような構成の例は、駆動する部分に、逆方向の、ただし同じ傾斜(もしくはねじ山の傾斜角度もしくはリード角)が設けられており、駆動する両部分は逆方向にもしくは正反対に同じ速度で運動させられるもしくは駆動されるようになっている。
ただし別の形式で、例えば駆動する部分(ここでも駆動する部分は逆方向に駆動される)の勾配もしくは傾斜(特にねじ山傾斜)および駆動する力もしくは運動速度を相応に調整することを介して達成されてもよい。
第1の駆動する部分と第2の駆動する部分とが運転中に同じ速度もしくは回転数で運動させられるようになっていることができる。このことは例えば相応の駆動装置および/または駆動装置と駆動する部分との間の相応の伝達機構により生ぜしめられ得る。
少なくとも1つの、出力部分とは別の支承および/または案内装置が設けられていることができ、該支承および/または案内装置により、駆動する部分が案内かつ/または支承される。
有利には、作動伝動装置は自動車伝動装置のためのセレクト機構もしくはその構成部分である。そのようなセレクト機構もしくはそのような作動伝動装置は後ろ向きには非自縛であるようになっていることができる。特に、作動伝動装置もしくはセレクト機構は所定の変速比を有するようになっていることができる。作動伝動装置は特にセレクト機構もしくはその構成部分として、伝動装置アクチュエータのために、例えば自動化されたシフト伝動装置(ASG:Automatisierte Schaltgetriebe)またはパラレルシフト伝動装置(PSG:Parallel−Schaltgetriebe)または切れ目のないシフト伝動装置(USG:unterbrechungsfreie Schaltgetriebe)の伝動装置アクチュエータのために自動車内で使用されることができる。ただし、別の伝動装置課題のために使用されてもよい。
操作装置として使用される作動伝動装置は電動モータを有していることができ、電動モータは作動伝動装置を運転中に駆動し、かつ電子式の制御装置により起動制御される。そのような電子式の制御装置は例えば伝動装置制御装置であることができる。
作動伝動装置は出力部分としてスピンドルを有していることができる。このスピンドルは例えば中空スピンドルとして構成されていることができ、その内部に、自動車(主)伝動装置を操作するためのシフト軸を収容することができる。その際、シフト軸は中空スピンドルに対して回転可能もしくは旋回可能であることができ、ならびに中空スピンドルに対して軸方向で保持されているので、シフト軸は中空スピンドルの軸方向運動時に軸方向で連行される。その際、シフトフィンガおよび/またはシフトフォークおよび/またはシフト開口部のような改変部分(Umbauteil)の作動運動もしくは操作は、シフト軸の軸方向運動もしくは軸荷重により生ぜしめられ得る。別の作動運動もしくは操作はこの構成ではシフト軸の回動もしくは旋回により生ぜしめられ得る。この回動もしくは旋回のために、別の駆動システムが設けられていることができる。この駆動システムは例えば電動モータを有していることができ、この電動モータは有利には、既に本発明による作動伝動装置との関連で述べた電動モータとは別物である。第2の電動モータは歯列を支持する出力軸を有していることができる。この歯列はシフト軸の歯列に噛合うことができ、それにより、シフト軸の旋回もしくは回動を生ぜしめることができる。その際、シフト軸の軸方向摺動もしくは軸方向運動により、「セレクト」が生ぜしめられることができ、回転運動もしくは旋回運動により、「シフト」が生ぜしめられることができる。「セレクト」および「シフト」は伝動装置の操作における公知のプロセスである。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施例につき説明する。ただし本発明はこれにより限定されるものではない。
図2には、本発明の例示的な実施形態の概略図が示されている。
図2には特に、自動車伝動装置もしくは自動車主伝動装置100と、この自動車伝動装置100のギヤチェンジプロセスを生ぜしめるもしくはシフトすることができる操作装置102とが示されている。さらに図2には、作動伝動装置104が示されており、作動伝動装置104はここでは操作装置102の構成部分であって、両方向矢印106により暗示したように、ここではスピンドルである出力部分108の、並進的な作動運動を生ぜしめるもしくは引き起こすことができる。さらに図2には、電子式の制御装置110が示されており、電子式の制御装置110はここでは特に伝動装置制御装置であるが、場合によっては別の機能を請け負うこともできる。
出力部分もしくはスピンドル108の並進運動を生ぜしめることのできる、本発明による例示的な作動装置104の隣に、図2に示した構成では、別の作動伝動装置112が設けられており、この作動伝動装置112により、回転的な作動運動が生ぜしめられることができる。
図2に示した構成では、並進的な作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置104ならびに回転的な作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置112がそれぞれ出力側でシフト軸114に連結されている。この連結については例示的に後述する。やはり例示的に、どのようにこの回転的な作動運動とこの並進的な作動運動とが生ぜしめられることができるのかについても後述する。
それにより、作動伝動装置112を用いて、両方向矢印116により暗示したように、シフト軸114を回転運動させることが可能であり、かつそれにより、作動伝動装置104を用いて、両方向矢印118により概略的に暗示したように、シフト軸114を並進運動させることが可能である。
図2に例示的に示した構成において、シフト軸114は、軸方向および回転方向に関して相対運動不能にシフト軸に結合されたシフトフィンガ120を支持しており、それにより、シフトフィンガ120も、作動伝動装置104,112によりシフト軸114を介して軸方向および回転方向で運動させられることができる。
さらに、伝達機構、特に機械的な伝達機構122が設けられており、伝達機構122により、シフトフィンガ120の負荷は伝達されることができ、それにより、伝動装置の、概略的に暗示したギヤ段124間でチェンジされるもしくは前後にシフトされることができる。伝動装置段は歯車126,128を有しており、歯車126,128は互いに噛合う。そのような歯車は軸130,132に配置されている。特に、伝達機構によりスライドスリーブ134が操作され得るようになっていることができ、スライドスリーブ134が同期機構に噛合って、当該軸132に回転可能に支承された歯車128との間の、相対回動不能な結合を生ぜしめることができる。ただし、このことは別の形式で構成されていてもよい。伝達機構122は例えばシフトフォーク136,138,140を有していることができる。そのようなシフトフォーク136,138,140の個数は伝動装置次第で様々であることができる。歯車対の形式等もここでは非常に大まかに概略的に、特にブラックボックス142により暗示したに過ぎない。
特にシフトフォークであり得る部分136,138,140は、図2に示した構成では、その都度1つのシフト開口部(Schaltmaul)144,146,148を有している。そのようなシフト開口部は例えば貫通切欠きであることができ、シフトフィンガ120の、軸方向での通り抜けを可能にし、かつ同時に、シフトフィンガ120の、回転方向116での回動時に、当該部分136,138,140がシフトフィンガにより連行され、特に本来の「シフト」を意味する、ギヤ段124をチェンジするための相応の操作がトリガされるように働く。
つまり、シフト軸114の回動によって、シフトフィンガにより「シフト」が伝動装置に引き起こされ得る一方で、矢印118の方向での軸方向摺動によって、「セレクト」が引き起こされ得る。その際、「セレクト」は特に、シフトフィンガ120がシフト開口部144もしくは146もしくは148の位置にもたらされることを意味しており、その結果、シフト軸114もしくはシフトフィンガ120の、引き続いての回動は当該部分136もしくは138もしくは140を負荷する。図2に示した状態に関して言えば、シフトフィンガ120は、セレクト方向118で見て、部分138を介して、この部分に対応配置されたシフトスリーブが操作され得る位置にもたらされていることができ、かつこのシフトスリーブに対応配置されたギヤ段がシフトされることができる。
シフト軸114は例えば回転可能かつ軸方向に摺動可能に、適当な支承手段150,152により支承されていることができる。
そこで以下に、図2に例示的に示した構成において、どのようにシフトフィンガもしくはシフト軸の、この並進運動および回転運動が生ぜしめられることができるもしくは生ぜしめられるのかについて説明する。
スピンドル108aもしくは中空スピンドル108aとして構成された出力部分の並進運動もしくは軸方向運動もしくは直動を生ぜしめるための作動伝動装置104は、前記中空スピンドル108aと、2つの駆動する部分154,156とを有している。駆動する部分154,156は、図2に示した構成では、ナット154a,156aである。
これらのナット154a,156aはねじ山158,160を有しており、ねじ山158,160は正反対の傾斜方向を有している。
例えば、この第1のナット154aは右ねじ山158を有しており、この第2のナット156aは左ねじ山160を有している。ただし、この関係は逆であってもよい。
第1のナット154aの右ねじ山158はスピンドル108aのねじ山162に噛合う。図2に示した構成では、ナット156aの左ねじ山160もスピンドル108aのこのねじ山162に噛合うようになっている。スピンドル108aには、左巻および右巻のねじ山162が設けられており、このねじ山162は、スピンドル108の軸方向の同じ箇所に、ナット154aの右巻のねじ山158も、ナット156aの左巻のねじ山160も噛合うことができるようになっている。そのような軸方向位置は例えば符号164で暗示されている。つまり、例えば適当な調節領域が設けられていれば、スピンドル108aはナット154aに対して相対的に、ナット154aが領域164でその右巻のねじ山158でもってスピンドル108に噛合うように運動することができ、かつ正反対の方向への運動時に、第2のナット156aとスピンドル108aとの間の相対位置は、第2のナット156aの左ねじ山160がスピンドル108aの箇所164の領域でこのスピンドルに噛合うように変更されることができる。
そのような左巻および右巻のスピンドルの、例示的な構成は図4に示されている。
ねじ山162が異種の領域を有している、つまり一方の領域が左巻のねじ山であり、それとは別の領域が右巻のねじ山であって、その結果、ねじ山158,160がそれぞれ、ナットの両ねじ山領域のうちの一方にのみ噛合うことができるようになっていてもよい。
第1の、右巻のナット154aは、第2のナット156aに面した端面166の領域に、冠歯車歯列168を支持しており、かつ第2の、左巻のナット156aは、第1のナット154aに面した端面170に、やはり冠歯車歯列172を支持している。
これらの両冠歯車歯列168,172には、歯車174がその歯列176でもって噛合う。歯車174はここでは電動モータ177として構成されている駆動装置により駆動される。電動モータにはモータ出力軸178が設けられている。図2に示した構成では、このモータ出力軸178は歯車174を支持している。択一的には、単数の変速段または複数の変速段がモータ出力軸178と歯車174との間に設けられていることができる。
歯車174が運転中に電動モータ177により駆動されると、ナット154a,156aは逆方向に、すなわち正反対の回転方向で駆動もしくは負荷され、その際、ナット154a,156aの、その回転軸線180を中心としたそれぞれの回転速度は数値的に同一である。
ねじ山158,160は同一の傾斜を有している。
支承もしくは案内もしくは連結装置182によって、右巻のナット154aならびに左巻のナット156aの、軸方向でのもしくはスピンドルが運転中に並進運動する方向106での相対運動可能性は実質的に阻止されている。しかしながら、ある程度の遊び184,186がこの方向で与えられていることができる。装置182は特に、ナット154aの、ナット156aに対する相対運動可能性が阻止されないようになっている。それというのは、両ナットは運転中に正反対の回転方向で回転すべきであるからである。それゆえ、逆方向に歯車174により駆動されるナット154a,156aは運転中にそれぞれ実質的に一平面内で運動する。図2に示した図面で見て、上記平面は図面平面に対して垂直に延びている。線188により概略的に、第1のナット154aの(回転的な)運動軌道が位置する平面が暗示されており、かつ線190により概略的に、第2のナット156aの(回転的な)運動軌道が位置する第2の平面が暗示されている。これらの平面188,190はそれぞれ出力部分108もしくは中空スピンドル108aの運動方向106に対して垂直である。
支承もしくは案内もしくは連結装置182は、図2に示したように、3つの部分から構成されていることができ、第1の部分192、第2の部分194ならびに第3の部分196を有している。これらの部分は適当な結合手段、例えばねじ198,200またはこれに類するものを介して結合されていることができる。装置182は例えば定置の部分、例えばハウジングまたはこれに類するものに固定されていてもよい。さらに、装置182は少なくとも部分的にハウジング区分またはハウジングと一緒に一体的に形成されているようになっていることができる。
スピンドル108aは中空スピンドルとして構成されており、その中空室もしくは内室202内にシフト軸114を収容する。中空スピンドル108aはシフト軸114に対して、適当な保持手段により軸方向で保持されている。図2に示した構成では、保持手段として、保持リング204,206が設けられている。しかしながら、別の保持手段が使用されてもよい。
スピンドル108aはこのシフト軸に対して相対的に回転可能に配置されている。例えば、通路または切欠き208が中空室202の内壁内部かつ/または内壁に設けられていてもよく、通路または切欠き208はオイルまたは別の適当な潤滑剤の浸入を可能にする。そのような切欠きもしくは通路208は省略されていてもよい。
そこで電動モータ177およびその駆動軸178により、歯車174が駆動され、この歯車174の、ナット154a,156aとの噛合により、両ナットが逆方向にかつ同じ速度で駆動されると、中空スピンドル108aは実質的に並進的にもしくはその軸方向で、つまり両方向矢印106の方向で運動することになる。ナット154a,156aもしくはモータ出力軸178の回転方向次第で、中空スピンドル108aは軸方向106のうちの一方向または他方向に運動する。
電動モータ177は、選択的に出力軸178の、両方向での回転運動を生ぜしめ得るように構成されていることができるので、中空スピンドルは軸方向106の両方向でもしくは往復運動可能である。
図2に示した構成では、中空スピンドルが実質的に純粋に軸方向で、つまり両方向矢印106の方向で動けるようにするために、組み込まれる回動保持手段(Verdrehsicherung)、例えばすべりキーおよびこれに類するものに係合する溝またはこれに類する手段を中空スピンドルに設ける必要がない。もちろん、補足的にそのような回動保持手段が設けられていてもよい。
軸方向保持手段204,206を介して、並進運動する中空スピンドル108aはシフト軸114をこの軸方向118もしくは106に連行する。これにより、シフトフィンガ120はセレクト方向で、所望の位置へともたらされることができる。その後、シフトフィンガの「シフト」はシフト軸114の回動もしくは旋回により生ぜしめられ得る。
この回動もしくは旋回を可能にするために、図2に示した構成では、第2の作動伝動装置112が設けられている。
シフト軸114に、歯車210が配置されており、歯車210は歯車212に噛合う。
歯車212はその歯列214でもって歯車210の歯列216に噛合い、これを運転中に回転駆動する。歯車210は相対回動不能にシフト軸114に結合されているので、これにより、シフト軸も回転駆動され、それにより、相対回動不能にシフト軸114に結合されたシフトフィンガ120は回転もしくは旋回させられることができる。これにより、伝動装置100のギヤが入れられるまたはギヤが外されることができる。
歯車212は、電動モータ177とは別の第2の電動モータ220の駆動軸218により支持される。電動モータ220はこの駆動軸218を駆動する。駆動軸218と歯車212との間に、単数または複数の変速段が設けられているようになっていてもよい。
作動伝動装置104によりシフト軸が軸方向で摺動させられても、歯車210がそれでもなお歯車212によって回転駆動され得るようにするために、図2によれば、歯車212は歯車210に比べてワイドに構成されている。この関係は逆に構成されていてもよい。そのような噛合は種々異なる別の形式で保証されていることもできる。例えば、歯車210が軸方向で可動にシフト軸114に配置されているようになっていることができる。
それにより、作動伝動装置104により、「セレクト」のための作動運動が生ぜしめられ、かつ作動伝動装置112により、伝動装置100の「シフト」のための作動運動が生ぜしめられる。
電子式の制御装置もしくは伝動装置制御装置110は電動モータ177および220もしくはこれらの電動モータ177,220の相応の電流供給部もしくは電圧供給部を制御する。電子式の制御装置110は、破線222で概略的に暗示したように、別の構成部分またはこれに類するものに信号線路で接続されていることができる。例えば、信号線路はCAN−バスに通じていることができる。例えば、CAN−バスに通じる線路を介して、運転特性値、例えば原動機トルク、原動機回転数、走行速度またはこれに類するものが取り出されることができ、これらの運転特性値は電子式の制御装置110により処理され、かつ/または制御目的で使用される。
信号線路は例えば、自動車の乗員室内に配置されたセレクトレバーまたはこれに類するものへと通じていることができる。
この信号線路222は有利には電気的な信号線路である。
図2から見て取れるように、作動伝動装置104は伝動装置100のためのセレクト機構の構成部分である。
図2に示した構成では特に、作動伝動装置104が後ろ向きには非自縛であるようになっているが、後ろ向きに自縛であってもよい。つまり、作動伝動装置104は、被動側の(想定および試行される)駆動が駆動側で運動を惹起するようになっていたり、またはこの運動が全く引き起こされないようになっていたりすることができる。
図3には、出力側の直動もしくは軸方向運動を生ぜしめるための、本発明による例示的な作動伝動装置104の概略図が示されている。
図3に示した作動伝動装置104は図2に示した作動伝動装置に類似している。
図3には、軸方向の保持手段242,244が概略的に示されており、保持手段242,244は実質的に、中空スピンドル108aとシフト軸114との間の、軸方向の相対運動可能性を阻止する。これにより暗示されるのは、保持手段が、図2に示した保持リング204,206とは別のエレメントであってもよいことである。図3に示した構成でも、シフト軸114は中空スピンドル108aに対して回転可能に配置されている。
右巻のナット154aならびに左巻のナット156aは図3に、図2に示したものとは異なる構成で示されている。図3に示した構成では、これらのナット154,156は半径方向外側にフランジ246もしくは248を有しており、フランジ246もしくは248は支承もしくは案内もしくは連結装置254の、対応する凹欠部250,252に係合し、それにより、ナット154a,156aの、スピンドル108aの軸方向106もしくは運動方向106での相対運動可能性を実質的に阻止することができる。この装置254を貫いて、モータ出力軸178が延びており、モータ出力軸178は場合によってはここで支承されている。既に図2を参照しながら説明したように、軸178により駆動される歯車174は右巻のナット154aもしくは左巻のナット156aの、冠歯車歯列であることができる歯列172および168に噛合うので、両ナット154aおよび156aは正反対の回転方向で、かつ同じ速度で駆動され、かつその際に、スピンドルはスピンドルの軸方向で並進的に、この軸方向のうちの一方向に運動する。軸178の回転方向反転により、スピンドル108aは軸方向のうちの正反対の方向に運動することができる。
図4には、例えば図2に示した構成でも使用され得る、本発明による例示的な作動伝動装置が示されている。
例えば電動モータにより駆動されることができ、かつ例えばそのような電動モータの出力軸に設置されている歯車174はその歯列176でもって、第1のナット154aもしくは第2のナット156aの冠歯車歯列168もしくは172に噛合う。歯列168,172はその都度他方のナット156aもしくは154aに面した端面に配置されている。歯車174の回転軸線は実質的にスピンドル108aの長手方向軸線に対して垂直に方向付けられている。
ナット154aはその右巻のねじ山でもってスピンドル108aに噛合い、かつナット156aはその左巻のねじ山でもってスピンドル108aに噛合う。
スピンドル108aのねじ山162は左巻および右巻のねじ山であって、このスピンドルの軸方向の、同じ領域内で、異なる位置に、右巻のナット154aも左巻のナット156aも噛合うことができるようになっている。このことは図4に示した構成では、図4に示されているように、スピンドルの、左巻および右巻のねじ山が一種の菱形の構造を有しているようになっている。
図5には、並進的な作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置104の、本発明による別の有利な実施形態の概略図が示されている。
図5に示した作動伝動装置104は一種のダブルウェッジ型作動伝動装置(Doppelkeil−Stellgetriebe)である。2つの駆動する部分154,156自体は力で、ここではそれぞれ駆動力の半分の力F駆動/2で負荷されるが、詳しく言えば、矢印270,272により概略的に暗示したように実質的に長手方向で正反対に負荷される。駆動する部分154,156はウェッジ154b,156bである、もしくは楔形の領域を有している。
駆動装置またはこれに類するものにより、ウェッジ154b,156bはそれぞれ動かされることができ、詳しく言えば、矢印278,280により暗示したように、それぞれ実質的に並進的に動かされることができる。
両ウェッジ254b,256bでは正反対の、それぞれの運動方向278,280に対して、ウェッジ面274,276はその都度同じ角度α下で傾いている。ウェッジ面274,276は図5に示した構成ではそれぞれ平らである。これらのウェッジ面274,276はそれぞれ、出力部分108に設けられていて実質的に相応に傾いている対応ウェッジ面282もしくは284に係合する。
さらに、ウェッジ154b,156bは支持もしくは案内されるので、鉛直方向の支承力F支承,鉛直がウェッジ154b,156bに作用する。この支承力は概略的に矢印286により表示されている。
運転中、ウェッジ154b,156bはそれぞれ同じ力で、特に半分の駆動力で駆動され、かつ同じ速度で動かされるので、出力部分108は、場合によっては矢印288により概略的に示した力F荷重に抗して、ウェッジ154b,156bの駆動方向もしくは運動方向に対して垂直に運動させられる。
この場合、図1aおよび図1bに示した構成とは異なり、両図面に示した類の、水平方向の支承力が出力部分108に、これを並進運動させるために付加されている必要がない。このことはもちろん、そのような水平方向の支承力もしくは相応の支承装置が存在し得ないことを意味するものではない。
図6には、本発明による作動伝動装置104の、例示的な構成の概略図が示されている。
作動伝動装置104はウェッジ部分154b,156bを有しており、ウェッジ部分154b,156bは逆方向に駆動され、詳しく言えば、両者が実質的に直線的に、かつ数値的に同じ速度で運動するように駆動される。
このために、これらのウェッジ部分154b,156bには、図6に示した構成では、歯列300もしくは302が設けられており、これらの歯列300もしくは302にそれぞれ、駆動装置により負荷される1つの歯車304が噛合う。特に、歯もしくは歯列の傾斜もしくはピッチはその都度実質的に同じであるようになっている。図6に示した構成でも、ウェッジ面282,284,276,274の勾配はそれぞれ実質的に同じであり、出力部分の運動方向306に対して1つの角度を成しているもしくは駆動する部分154の運動方向308に対して1つの角度を成している。
駆動する部分の運動方向と出力部分の運動方向とは互いに垂直である。出力部分は実質的に並進的にもしくは軸方向で運動する。出力部分は例えばシフト軸に連結されていることができる。
図2〜図6において、相応の構成部分には同一の符号を付与した。
出願人にとって公知の、ただし場合によっては内部でのみ公知の作動伝動装置の構成を示す図である。 出願人にとって公知の、ただし場合によっては内部でのみ公知の作動伝動装置の構成を示す図である。 本発明による例示的な操作装置と、本発明による例示的な、並進的な作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置とを備えた、本発明による自動車伝動装置の構成例の概略図である。 本発明による、並進的な作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置の構成例の、概略的な部分断面図である。 本発明による、並進的な作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置の構成例の、概略的な部分断面図である。 本発明による、並進的な作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置の構成例の、概略的な部分断面図である。 本発明による、並進的な作動運動を生ぜしめるための作動伝動装置の構成例の、概略的な部分断面図である。
符号の説明
10 作動伝動装置、 12 駆動する部分、 14 出力部分、 16 矢印(駆動力F駆動)、 18 矢印(ストロークs)、 20 矢印(ストロークh)、 22 矢印(F荷重)、 24 歯列、 26 歯車、 28 支承もしくは案内エレメント、 30 矢印(F支承,鉛直)、 32 12のウェッジ面、 34 14のウェッジ面、 36 矢印(F支承,水平)、 38 支承もしくは案内エレメント、 100 自動車伝動装置、 102 操作装置、 104 作動伝動装置、 106 両方向矢印、 108 出力部分、 108a 中空スピンドル、 110 電子式の(伝動装置)制御装置、 112 回転的な作動運動を生ぜしめるための(第2の)作動伝動装置、 114 シフト軸、 116 両方向矢印、 118 両方向矢印、 120 シフトフィンガ、 122 機械的な伝達機構、 124 ギヤ段、 126 歯車、 128 歯車、 130 軸、 132 軸、 134 スライドスリーブ、 136 シフトフォーク、 138 シフトフォーク、 140 シフトフォーク、 142 ブラックボックス、 144 140に設けられたシフト開口部、 146 138に設けられたシフト開口部、 148 136に設けられたシフト開口部、 150 支承手段、 152 支承手段、 154 第1の駆動する部分、 154a (右ねじ山を備えた)第1のナット、 156 第2の駆動する部分、 156a (左ねじ山を備えた)第2のナット、 158 右ねじ山、 160 左ねじ山、 162 108aのねじ山、 164 108aの軸方向位置、 166 154aの端面、 168 154aの冠歯車歯列、 170 156aの端面、 172 156aの冠歯車歯列、 174 歯車、 176 歯列、 177 電動モータ、 178 モータ出力軸、 180 回転軸線、 182 支承もしくは案内もしくは連結装置、 184 遊び、 186 遊び、 188 第1の平面、 190 第2の平面、 192 182の第1の部分、 194 182の第2の部分、 196 182の第3の部分、 198 ねじ、 200 ねじ、 202 108aの中空室、 204 保持リング、 206 保持リング、 208 切欠き、 210 歯車、 212 歯車、 214 212の歯列、 216 210の歯列、 218 220の駆動軸、 220 電動モータ、 222 破線、 242 軸方向の保持手段、 244 軸方向の保持手段、 246 フランジ、 248 フランジ、 250 凹欠部、 252 凹欠部、 254 支承もしくは案内もしくは連結装置、 270 矢印、 272 矢印、 274 ウェッジ面、 276 ウェッジ面、 278 矢印(運動軌道)、 280 矢印(運動軌道)、 282 対応ウェッジ面、 284 対応ウェッジ面、 286 矢印、 288 矢印、 300 歯列、 302 歯列、 304 歯車、 306 運動方向、 308 運動方向

Claims (16)

  1. 自動車伝動装置(100)のための操作装置(102)において、出力部分(108)の並進的な作動運動を生ぜしめるための第1の作動伝動装置(104)と、シフト軸(114)の回転的な作動運動を生ぜしめるための第2の作動伝動装置(112)とを備え、前記第1の作動伝動装置(104)が、駆動され、伝動装置出力側に配置されていて、かつ運転中に純粋な並進運動を行う出力部分(108)と、2つの、出力部分(108)を運転中に駆動する部分(154もしくは156)とを有しており、該駆動する部分(154,156)がそれぞれ可動に配置されていて、かつそれぞれ出力部分(108)に力を伝達するようになっており、駆動する部分(154,156)自体は作動伝動装置(104)の運転中に少なくとも1つの駆動装置(177)によって駆動側から逆方向に駆動され得るようになっていて、第1の駆動する部分(154)が作動伝動装置(104)の運転中に1つの第1の平面(188)内で運動し、第2の駆動する部分(156)が作動伝動装置(104)の運転中に1つの第2の平面(190)内で運動し、さらに、並進運動を行う出力部分(108)が、駆動する部分(154もしくは156)の、逆方向の運動時に、前記両平面(188,190)に対して垂直に運動するようになっており、前記第1の作動伝動装置(104)と前記第2の作動伝動装置(112)とは、前記出力部分(108)が中空スピンドル(108a)として形成されており、該中空スピンドル(108a)を前記シフト軸(114)が貫通しており、該中空スピンドル(108a)が、前記シフト軸(114)に対して軸方向で保持されている一方で、前記シフト軸(114)に対して相対的に回転可能であることにより、出力側で連結されていることを特徴とする、自動車伝動装置のための操作装置
  2. 力部分(108,108a)が中空スピンドル(108a)であり、第1の駆動する部分(154)が右巻のナット(154a)であり、第2の駆動する部分(156)が左巻のナット(156a)である、請求項1記載の操作装置。
  3. 中空スピンドル(108a)に、右巻のナット(154a)を収容するための少なくとも1つのねじ山区分が設けられており、かつ左巻のナット(156a)を収容するための少なくとも1つのねじ山区分が設けられており、該ナット(154a,156a)がそれぞれのねじ山(158,160)でもって中空スピンドル(108a)のそれぞれのねじ山区分に噛合う、請求項2記載の操作装置。
  4. 中空スピンドル(108a)が右巻および左巻の中空スピンドル(108a)であって、同一の軸方向の区分に、右巻のナット(154a)も、左巻のナット(156a)も噛合うことができる、請求項2または3記載の操作装置。
  5. 中空スピンドル(108a)の左ねじ山および中空スピンドル(108a)の右ねじ山および/または左巻のナット(156a)の左ねじ山(160)および右巻のナット(154)の右ねじ山(158)が同じ傾斜を有している、請求項2から4までのいずれか1項記載の操作装置。
  6. 第1のナット(154a)ならびに第2のナット(156a)にそれぞれ、冠歯車歯列が歯列(168,172)として設けられており、該歯列(168,172)を介して、ナットが運転中にそれぞれ駆動されるもしくは運動させられる、請求項2から5までのいずれか1項記載の操作装置。
  7. 歯車(174)が設けられており、該歯車(174)の歯列(176)が駆動側で第1のナット(154a)の歯列(168)および第2のナット(156a)の歯列(172)に噛合う、請求項6記載の操作装置。
  8. 承装置(182)が設けられており、該支承装置(182)が、中空スピンドル(108a)の、運転中における並進的な運動方向のうちの、少なくとも一方向での、第1のナットと第2のナット(156a)との間の相対運動可能性を阻止する、請求項1から7までのいずれか1項記載の操作装置。
  9. 1および第2の駆動する部分(156)がそれぞれ1つの、当該部分(156)の運動方向に対して傾いた面(274,267)を有しており、該面(274,267)がそれぞれ、出力部分(108)の、相応に傾いた面(282,284)に、力伝達のために運転中にコンタクトするようになっており、その結果、出力部分が駆動され、かつ並進運動する、請求項1記載の操作装置。
  10. 第1の駆動する部分(154)および第2の駆動する部分(156)が支承もしくは案内されており、それにより、両部分(154もしくは156)が運転中にそれぞれ並進運動するようになっている、請求項9記載の操作装置。
  11. 駆動装置(177)が設けられており、該駆動装置(177)により、第1の駆動する部分(154)ならびに第2の駆動する部分(156)が運転中に駆動される、請求項1から10までのいずれか1項記載の操作装置。
  12. 前記駆動装置が電動モータ(177)を備え、該電動モータ(177)が電子式の制御装置(110)により起動制御される、請求項11記載の操作装置。
  13. 第1の駆動する部分(154)および第2の駆動する部分(156)が運転中に出力部分(108,108a)を駆動し、第1の駆動する部分(154)から出力部分(108,108a)に伝達されるベクトル力と、第2の駆動する部分(156)から出力部分(108)に伝達されるベクトル力とから成るベクトル合力が、出力部分(108,108a)の軸方向で延びている、請求項1から12までのいずれか1項記載の操作装置。
  14. 第1の駆動する部分(154)と第2の駆動する部分(156)とが運転中に同じ速度で運動する、請求項1から13までのいずれか1項記載の操作装置。
  15. 少なくとも1つの、出力部分(108)とは別の支承装置(182)が設けられており、該支承装置(182)により、駆動する部分(154,156)が案内かつ/または支承される、請求項1から14までのいずれか1項記載の操作装置。
  16. 出力部分(108,108a)として設けられたスピンドル(108a)が中空スピンドル(108a)として構成されており、該中空スピンドル(108a)内に、中空スピンドル(108a)に対して相対的にその長手方向軸線を中心として回転もしくは旋回可能なシフト軸(114)が配置されており、該シフト軸(114)が中空スピンドル(108a)に対して軸方向で保持されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の操作装置。
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