JP4740092B2 - 通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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Description

この発明は、コンテンツを視聴可能に出力するコンテンツ視聴装置がコンテンツ提供装置を介して他の装置と接続されるように構成された宅内ネットワークと、宅内ネットワークの利用者が正当な利用者であるか否かを認証する認証サーバ装置と、利用者が正当な利用者として認証されることを条件にコンテンツ提供装置を介してコンテンツ視聴装置にコンテンツを提供するコンテンツサーバ装置とを、ネットワークを介して相互に通信可能に接続して構成される通信システムおよび通信方法に関する。
従来より、家庭にPC(Personal Computer)が普及するにつれて、インターネットの利用も普及してきた。これに伴い、サービス提供者は、インターネットを介して様々なサービス(コンテンツ)を提供している。これらのサービスを利用するために、利用者は、まず、サービス提供者に対して利用者登録を行い、その後、サービス提供者が提供するサービスを利用することができる。
そして、最近では、情報家電の普及により、インターネットの利用者がさらに増加し、利用者が使用する端末装置も、以前から使用されているPCの他に、ネットワーク対応TVなど情報家電も多く使用されるようになってきている。このような情報家電の接続には、DLNA(Digital Living Network Alliance)規格が利用されている。
このDLNA規格は、情報家電同士でサービス(コンテンツ)を相互利用するものであり、利用者登録や利用者認証を行うことができない。つまり、DLNA規格を用いてインターネット上のサービス提供者に接続して、利用者登録を行うことができない。そこで、ネットワーク対応TVなどの情報家電においても、PCなどと同様に、サービス提供者が提供するサービスを利用するための様々な利用者登録手法が提示されている。
例えば、特許文献1(特開2006−174320号公報)では、情報家電によりインターネット上のサービス(コンテンツ)を利用する際にも、はじめに、インターネットブラウザを有するPCを用いて利用者登録を行い、その後、情報家電を用いてサービスを利用する技術が開示されている。
また、非特許文献1では、PCやネットワーク対応TVなどサービスを利用する装置に、サービス提供者が提供するサービスを利用するための専用アプリケーションをインストールし、当該アプリケーションを用いてのみサービスを利用することができる技術が開示されている。
特開2006−174320号公報 "会員登録不要の課金処理を実現 映像コンテンツの衝動買いを可能に"、日経ニューメディア、2006年4月3日、p16
ところで、上記した従来の技術の特許文献1では、インターネットブラウザを使用できる情報家電では、従来のPCと同様に利用者登録を行うことができるが、インターネットブラウザを使用できない情報家電では、一度、PCなどを用いて利用者登録を行う必要があるなど、情報家電の性能に応じて利用者登録の手法が異なるため、利便性が悪いという課題があった。
また、上記した非特許文献1では、インターネット上のサービス(コンテンツ)を利用する情報家電全てに専用アプリケーションをインストールする必要があるため、利便性が悪いという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、情報家電でコンテンツを利用するのに際して、利便性の高い利用者認証を行うことが可能である通信システムおよび通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、コンテンツを視聴可能に出力するコンテンツ視聴装置がコンテンツ提供装置を介して他の装置と接続されるように構成された宅内ネットワークと、前記宅内ネットワークの利用者が正当な利用者であるか否かを認証する認証サーバ装置と、前記利用者が正当な利用者として認証されることを条件に前記コンテンツ提供装置を介して前記コンテンツ視聴装置に前記コンテンツを提供するコンテンツサーバ装置とを、ネットワークを介して相互に通信可能に接続して構成される通信システムであって、前記コンテンツ提供装置または前記コンテンツサーバ装置は、前記コンテンツ視聴装置からコンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求を受信した場合に、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、前記認証サーバ装置に送信するセッション情報要求送信手段と、前記認証サーバ装置で発行されたセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報を前記コンテンツ視聴装置で視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、前記コンテンツ視聴装置に送信する認証用コンテンツ生成手段と、前記認証用コンテンツ生成手段により認証用コンテンツが前記コンテンツ視聴装置に送信された後に、前記利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、前記セッション情報を前記認証サーバ装置に送信する認証結果問い合わせ手段と、前記認証サーバ装置は、前記利用者を一意に識別する利用者認証情報に対応付けて、当該宅内ネットワークの利用者が所有する利用者端末に記憶され、当該利用者の認証に用いられる利用者認証情報を記憶する利用者認証情報記憶手段と、前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置からセッション情報要求を受信した場合に、前記セッション情報を発行して前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置に送信するとともに、所定のセッション情報記憶手段に格納するセッション情報一時発行手段と、前記利用者端末から前記セッション情報を含んだ認証要求を前記利用者認証情報とともに受信した場合に、前記セッション情報が前記セッション情報記憶手段に記憶され、かつ、前記利用者認証情報が前記利用者認証情報記憶手段に記憶されているときに限り、前記利用者認証情報を前記利用者認証情報記憶手段から取得して、前記セッション情報に対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納するセッション情報正規発行手段と、前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置から、前記認証結果問い合わせ要求とともに前記セッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられて前記セッション情報記憶手段に記憶されているか否かを判定し、前記利用者が正当な利用者であるか否かを認証する利用者認証手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記コンテンツサーバ装置は、暗号化されたコンテンツを前記コンテンツ提供装置に送信するものであって、前記利用者認証手段は、前記利用者が正当な利用者であると認証された場合に、前記コンテンツを復号する復号鍵を前記コンテンツ提供装置に送信することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記コンテンツ視聴装置は、前記コンテンツ要求とともに、前記宅内ネットワークに接続される宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号を送信し、前記セッション情報要求送信手段は、前記コンテンツ視聴装置から前記コンテンツ要求と前記識別番号とを受信した場合に、前記セッション情報要求と前記識別番号とを、前記認証サーバ装置に送信し、前記セッション情報記憶手段は、前記セッション情報と前記利用者認証情報と前記識別番号とを記憶するものであって、前記セッション情報一時発行手段は、前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置から前記セッション情報要求と前記識別番号を受信した場合に、前記識別番号に対応付けられたセッション情報が前記セッション情報記憶手段に記憶されているときは、認証許可を示す認証結果を前記コンテンツサーバ装置もしくは前記コンテンツ提供装置に送信し、前記識別番号に対応付けられたセッション情報が前記セッション情報記憶手段に記憶されていないときは、セッション情報を発行して前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置に送信するとともに、前記セッション情報と前記識別番号とを対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納し、前記セッション情報正規発行手段は、利用者端末から前記セッション情報を含んだ認証要求を前記利用者認証情報と前記識別番号とともに受信した場合に、前記セッション情報と前記識別番号とが前記セッション情報記憶手段に記憶され、かつ、前記利用者認証情報が前記利用者認証情報記憶手段に記憶されているときに限り、前記利用者認証情報を前記利用者認証情報記憶手段から取得して、前記セッション情報に対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納し、前記利用者認証手段は、前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置から、前記認証結果問い合わせ要求とともに前記セッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報と識別番号が対応付けられて前記セッション情報記憶手段に記憶されているか否かを判定し、前記利用者が正当な利用者であるか否かを認証することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記コンテンツ視聴装置は、前記コンテンツ要求とともに、前記宅内ネットワークに接続される宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号を送信するものであって、前記コンテンツ提供装置は、前記コンテンツ要求を送信した宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号と、前記コンテンツ要求を送信した前記宅内端末装置に対して発行された前記セッション情報とを対応付けて記憶する識別番号記憶手段と、前記コンテンツサーバ装置から当該セッション情報と対応付けられたコンテンツが送信された場合に、当該セッション情報に対応付けられて記憶される前記識別番号を前記識別番号記憶手段から取得し、前記識別番号が割り振られた宅内端末装置にのみ、当該コンテンツを送信するコンテンツ送信手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記コンテンツサーバ装置のセッション情報要求送信手段は、前記コンテンツ提供装置から前記セッション情報要求を受信した場合に、前記コンテンツ視聴装置が視聴を希望するコンテンツに関するコンテンツ情報と前記セッション情報要求とを前記認証サーバ装置に送信し、前記セッション情報一時発行手段は、前記コンテンツサーバ装置から前記セッション情報要求と前記コンテンツ情報を受信した場合に、前記セッション情報を発行して前記コンテンツ視聴装置もしくは前記コンテンツサーバ装置に送信するとともに、前記セッション情報と前記コンテンツ情報とを対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納し、前記セッション情報正規発行手段は、利用者端末から前記セッション情報を含んだ認証要求を前記利用者認証情報とともに受信した場合に、前記セッション情報と前記コンテンツ情報とが前記セッション情報記憶手段に記憶され、かつ、前記利用者認証情報が前記利用者認証情報記憶手段に記憶されているときに限り、前記利用者認証情報を前記利用者認証情報記憶手段から取得して、前記セッション情報と前記コンテンツ情報とに対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納し、前記利用者認証手段は、前記コンテンツサーバ装置から、前記認証結果問い合わせ要求とともに前記セッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられて前記セッション情報記憶手段に記憶され、かつ、前記利用者認証情報記憶手段に記憶される利用者認証情報が前記コンテンツ情報の所定の条件を満たすか否かを判定し、前記利用者が正当な利用者であるか否かを認証することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、上記の発明において、前記認証用コンテンツ生成手段は、前記認証サーバ装置で発行されたセッション情報を受信した場合に、前記コンテンツ視聴装置が動画像コンテンツを視聴可能に出力するものであるときは、当該セッション情報を動画像コンテンツとして形成される認証用動画像コンテンツを生成して前記コンテンツ視聴装置に送信し、前記コンテンツ視聴装置が音声コンテンツを視聴可能に出力するものであるときは、当該セッション情報を音声コンテンツとして形成される認証用音声コンテンツを生成して前記コンテンツ視聴装置に送信し、前記コンテンツ視聴装置が静止画コンテンツを視聴可能に出力するものであるときは、当該セッション情報を静止画コンテンツとして形成される認証用静止画コンテンツを生成して前記コンテンツ視聴装置に送信することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、コンテンツを視聴可能に出力するコンテンツ視聴装置がコンテンツ提供装置を介して他の装置と接続されるように構成された宅内ネットワークと、前記宅内ネットワークの利用者が正当な利用者であるか否かを認証する認証サーバ装置と、前記利用者が正当な利用者として認証されることを条件に前記コンテンツ提供装置を介して前記コンテンツ視聴装置に前記コンテンツを提供するコンテンツサーバ装置とを、ネットワークを介して相互に通信可能に接続して構成することに適した通信方法であって、前記コンテンツ提供装置または前記コンテンツサーバ装置は、前記コンテンツ視聴装置からコンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求を受信した場合に、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、前記認証サーバ装置に送信するセッション情報要求送信工程と、前記認証サーバ装置で発行されたセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報を前記コンテンツ視聴装置で視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、前記コンテンツ視聴装置に送信する認証用コンテンツ生成工程と、前記認証用コンテンツ生成工程により認証用コンテンツが前記コンテンツ視聴装置に送信された後に、前記利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、前記セッション情報を前記認証サーバ装置に送信する認証結果問い合わせ工程と、前記認証サーバ装置は、前記利用者を一意に識別する利用者認証情報に対応付けて、当該宅内ネットワークの利用者が所有する利用者端末に記憶され、当該利用者の認証に用いられる利用者認証情報を記憶する利用者認証情報記憶手段と、前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置からセッション情報要求を受信した場合に、前記セッション情報を発行して前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置に送信するとともに、所定のセッション情報記憶手段に格納するセッション情報一時発行工程と、前記利用者端末から前記セッション情報を含んだ認証要求を前記利用者認証情報とともに受信した場合に、前記セッション情報が前記セッション情報記憶手段に記憶され、かつ、前記利用者認証情報が前記利用者認証情報記憶手段に記憶されているときに限り、前記利用者認証情報を前記利用者認証情報記憶手段から取得して、前記セッション情報に対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納するセッション情報正規発行工程と、前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置から、前記認証結果問い合わせ要求とともに前記セッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられて前記セッション情報記憶手段に記憶されているか否かを判定し、前記利用者が正当な利用者であるか否かを認証する利用者認証工程と、を含んだことを特徴とする。
請求項1または7の発明によれば、コンテンツ提供装置またはコンテンツサーバ装置は、コンテンツ視聴装置からコンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求を受信した場合に、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、認証サーバ装置に送信し、認証サーバ装置で発行されたセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報をコンテンツ視聴装置で視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、コンテンツ視聴装置に送信し、認証用コンテンツがコンテンツ視聴装置に送信された後に、利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報を認証サーバ装置に送信し、認証サーバ装置は、利用者を一意に識別する利用者認証情報に対応付けて、当該宅内ネットワークの利用者が所有する利用者端末に記憶され、当該利用者の認証に用いられる利用者認証情報を記憶し、コンテンツ提供装置もしくはコンテンツサーバ装置からセッション情報要求を受信した場合に、セッション情報を発行してコンテンツ提供装置もしくはコンテンツサーバ装置に送信するとともに、所定のセッション情報記憶手段に格納し、利用者端末からセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに受信した場合に、セッション情報が記憶され、かつ、利用者認証情報が記憶されているときに限り、利用者認証情報を取得して、セッション情報に対応付けて格納し、コンテンツ提供装置もしくはコンテンツサーバ装置から、認証結果問い合わせ要求とともにセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられて記憶されているか否かを判定し、利用者が正当な利用者であるか否かを認証するので、情報家電でコンテンツを利用するのに際して、利便性の高い利用者認証を行うことが可能である。
例えば、DLNAを利用した動画や静止画などとして認証画面をネットワーク対応TVに出力することができるので、別途、PCなどインターネットブラウザを用いて認証する必要がない結果、利便性の高い利用者認証を行うことが可能である。また、携帯電話などの個人端末装置を用いて認証するので、強固な認証を行うことが可能である。
また、請求項2の発明によれば、コンテンツサーバ装置は、暗号化されたコンテンツをコンテンツ提供装置に送信するものであって、利用者が正当な利用者であると認証された場合に、コンテンツを復号する復号鍵をコンテンツ提供装置に送信するので、契約者だけがコンテンツを視聴するようにすることが可能である。
例えば、スクランブル放送のように、料金を払う契約者だけが受信できるようにコンテンツサーバ装置(例えば、放送事業者)側で放送に電波を乱す暗号をかけて送信し、契約者だけが復号鍵を受信して当該放送を視聴するようにすることが可能である。また、これに伴い、課金などを行うことも可能である。
また、請求項3の発明によれば、コンテンツ視聴装置は、コンテンツ要求とともに、宅内ネットワークに接続される宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号を送信し、コンテンツ視聴装置からコンテンツ要求と識別番号とを受信した場合に、セッション情報要求と識別番号とを、認証サーバ装置に送信し、セッション情報と利用者認証情報と識別番号とを記憶するものであって、コンテンツ提供装置もしくはコンテンツサーバ装置からセッション情報要求と識別番号を受信した場合に、識別番号に対応付けられたセッション情報が記憶されているときは、認証許可を示す認証結果をコンテンツサーバ装置もしくはコンテンツ提供装置に送信し、識別番号に対応付けられたセッション情報が記憶されていないときは、セッション情報を発行してコンテンツ提供装置もしくはコンテンツサーバ装置に送信するとともに、セッション情報と識別番号とを対応付けて格納し、利用者端末からセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報と識別番号とともに受信した場合に、セッション情報と識別番号とが記憶され、かつ、利用者認証情報が記憶されているときに限り、利用者認証情報を取得して、セッション情報に対応付けて格納し、コンテンツ提供装置もしくはコンテンツサーバ装置から、認証結果問い合わせ要求とともにセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報と識別番号が対応付けられて記憶されているか否かを判定し、利用者が正当な利用者であるか否かを認証するので、宅内ネットワークに接続される宅内端末装置(情報家電)ごとに、認証することができる結果、より強固な認証を行うことが可能である。
例えば、はじめに、宅内ネットワークに接続されるネットワーク対応TVがコンテンツ要求を送信して認証されてコンテンツが提供され、次に、HDDがコンテンツ要求を送信すると、HDDがすでに認証されていると判定されてコンテンツを提供されることが起こりうるが、ネットワーク対応TVの識別番号を「01」、HDDの識別番号を「02」として、はじめに「01」のネットワーク対応TVからコンテンツ要求を受信して認証しコンテンツが提供されると、次に「02」のHDDがコンテンツ要求を送信しても認証されていると判定されることがなく、HDDもネットワーク対応TVと同様に認証されることが必要である結果、より強固な認証を行うことが可能である。
また、請求項4の発明によれば、コンテンツ視聴装置は、コンテンツ要求とともに、宅内ネットワークに接続される宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号を送信するものであって、コンテンツ提供装置は、コンテンツ要求を送信した宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号と、コンテンツ要求を送信した宅内端末装置に対して発行されたセッション情報とを対応付けて記憶し、コンテンツサーバ装置から当該セッション情報と対応付けられたコンテンツが送信された場合に、当該セッション情報に対応付けられて記憶される識別番号を取得し、識別番号が割り振られた宅内端末装置にのみ、当該コンテンツを送信するので、宅内ネットワークに接続される認証された宅内端末装置(情報家電)のみにコンテンツを送信することができる結果、より強固な認証を行うことが可能である。
また、請求項5の発明によれば、コンテンツサーバ装置は、コンテンツ提供装置からセッション情報要求を受信した場合に、コンテンツ視聴装置が視聴を希望するコンテンツに関するコンテンツ情報とセッション情報要求とを認証サーバ装置に送信し、コンテンツサーバ装置からセッション情報要求とコンテンツ情報を受信した場合に、セッション情報を発行してコンテンツ視聴装置もしくはコンテンツサーバ装置に送信するとともに、セッション情報とコンテンツ情報とを対応付けて格納し、利用者端末からセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに受信した場合に、セッション情報とコンテンツ情報とが記憶され、かつ、利用者認証情報が記憶されているときに限り、利用者認証情報を取得して、セッション情報とコンテンツ情報とに対応付けて格納し、コンテンツサーバ装置から、認証結果問い合わせ要求とともにセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられて記憶され、かつ、記憶される利用者認証情報がコンテンツ情報の所定の条件を満たすか否かを判定し、利用者が正当な利用者であるか否かを認証するので、例えば、利用者認証情報として年齢情報を記憶する場合、年齢に応じてコンテンツの視聴可否を判定できる結果、より細かな認証を行うことが可能である。
例をあげると、20歳未満の利用者からのセッション情報要求を拒否したり、受信した利用者の年齢に応じて提供するコンテンツを変更したり、受信した利用者の年齢で許可できるコンテンツのみを提供するなど、より細かな認証を行うことが可能である。また、年齢だけでなく、性別や職業などにより認証してもよい。
また、請求項6の発明によれば、認証サーバ装置で発行されたセッション情報を受信した場合に、コンテンツ視聴装置が動画像コンテンツを視聴可能に出力するものであるときは、当該セッション情報を動画像コンテンツとして形成される認証用動画像コンテンツを生成してコンテンツ視聴装置に送信し、コンテンツ視聴装置が音声コンテンツを視聴可能に出力するものであるときは、当該セッション情報を音声コンテンツとして形成される認証用音声コンテンツを生成してコンテンツ視聴装置に送信し、コンテンツ視聴装置が静止画コンテンツを視聴可能に出力するものであるときは、当該セッション情報を静止画コンテンツとして形成される認証用静止画コンテンツを生成してコンテンツ視聴装置に送信するので、情報家電でコンテンツを利用するのに際して、さらに利便性の高い利用者認証を行うことが可能である。例えば、認証用コンテンツを動画や静止画だけでなく、音声出力することができる結果、モニタなどがない端末装置に対しても利用者認証を行うことが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る通信システムの実施例を詳細に説明する。なお、以下の実施例で用いる主要な用語、実施例1に係る通信システムの概要および特徴、実施例1に係る通信システムの構成および処理の手順、実施例1の効果を順に説明し、続いて、他の実施例について説明する。
[用語の説明]
まず最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「通信システム」とは、宅内ネットワークと認証サーバ装置とコンテンツサーバ装置とがインターネットなどのネットワークを介して相互に通信可能に接続されて構成されるシステムである。なお、本実施例では、一つの宅内ネットワークと一つの認証サーバ装置と一つのコンテンツサーバ装置とか構成されるシステムについて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、それぞれが複数存在していてもよい。例えば、一つの宅内ネットワークと一つの認証サーバ装置と三つのコンテンツサーバ装置とから構成されたり、二つの宅内ネットワークと三つの認証サーバ装置と四つのコンテンツサーバ装置とから構成されるなど、それぞれにおいて数的な制限はない。
また、本実施例で用いる「宅内ネットワーク」とは、家庭内LANやホームネットワークのことであり、具体的には、後述するコンテンツ提供装置、ネットワーク対応TV、PC(Personal Computer)、HDD(Hard Disk Drive)などの宅内端末装置がDLNA(Digital Living Network Alliance)を用いて接続されて構成される。なお、上記した宅内端末装置は、あくまで一例であり、Webカメラや電話機など様々な装置が接続される。また、必ずしも宅内ネットワークである必要はなく、社内ネットワークなどのLANであってもよい。
また、「コンテンツ提供装置」とは、宅内ネットワークの各装置とインターネット上の認証サーバ装置やコンテンツサーバ装置とを通信可能に接続する装置(例えば、HGW:HomeGateWay)であり、アドレス変換やデータの載せ換えなどを行うことにより情報家電を相互接続し、コンテンツサーバ装置から送信されたコンテンツをコンテンツ視聴装置に送信する。具体的には、インターネットと宅内ネットワークの間に配置され、ホームルータ、プロトコル変換、ファイアウォール、ファイアウォールのルール動的変更などの機能や放送受信機能などのセットトップボックスを備える。なお、本実施例では、宅内ネットワークとインターネットとを接続するHGWとして説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、インターネットに接続することができる宅内ネットワーク内の装置であればいずれの装置であってもよい。例えば、Web機能を備えるHDD、PC、ネットワーク対応TVであってもよい。また、「コンテンツ提供装置」は、特許請求の範囲に記載の「コンテンツ提供装置」に対応する。
また、「ネットワーク対応TV」は、インターネット接続をすることができるが、インターネットブラウザを備えておらず、コンテンツサーバ装置から送信されたコンテンツを視聴可能に出力する装置である。「ネットワーク対応TV」は、宅内ネットワーク内のコンテンツを利用する場合には、宅内ネットワークに接続される他の装置にコンテンツ要求を送信して利用することができ、宅内ネットワーク外のコンテンツを利用する場合には、コンテンツ提供装置に対してコンテンツ要求を送信して、コンテンツサーバ装置からコンテンツを提供されて利用することができる。なお、「ネットワーク対応TV」は、特許請求の範囲に記載の「コンテンツ視聴装置」に対応するが、特許請求の範囲に記載の「コンテンツ視聴装置」は、必ずしも「ネットワーク対応TV」である必要はなく、例えば、コンテンツを利用することができるHDDやPCなどの装置であってもよい。
また、「HDD」は、ハードディスクレコーダーなどの記録媒体であり、ネットワーク対応TVと接続することで、外部から録画予約などを受け付けることができる。「PC」は、一般的なコンピュータ装置であり、インターネットブラウザ(Webブラウザ)を備えてインターネット接続などを行うことができる。また、「携帯電話」とは、宅内ネットワークの利用者である利用者Aに所持され、個体識別番号を記憶する通信端末であり、QRコード(登録商標)読み取り機能やインターネット接続機能を備えて構成される。また、「携帯電話」は、認証用音声コンテンツを受信した場合、当該コンテンツからセッション情報を読み出す機能を備えている。
また、「認証サーバ装置」とは、宅内ネットワークの利用者が正当な利用者であるか否かを認証する装置である。具体的には、コンテンツ視聴装置であるネットワーク対応TVから送信されたコンテンツ要求をコンテンツ提供装置から受信すると、「認証サーバ装置」は、セッション情報を生成して当該セッション情報をコンテンツ提供装置に送信する。その後、「認証サーバ装置」は、携帯電話などの端末装置などから利用者認証情報を受信して、利用者認証を行う。例えば、「認証サーバ装置」は、セッション情報を送信した利用者から利用者認証情報を受信した場合に、認証許可と判定して認証結果をコンテンツ提供装置に送信し、セッション情報を送信した利用者とは異なる利用者認証情報を受信した場合に、認証拒否と判定して認証結果をコンテンツ提供装置に送信する。認証許可されたコンテンツ視聴装置は、視聴を希望するコンテンツを出力することができ、認証拒否されたコンテンツ視聴装置は、視聴を希望するコンテンツを出力することができない。
また、「コンテンツサーバ装置」とは、利用者が正当な利用者として認証されることを条件にコンテンツ提供装置を介してコンテンツ視聴装置にコンテンツを提供する装置である。例えば、認証サーバ装置によりネットワーク対応TVが正当な利用者であると認証されると、「コンテンツサーバ装置」は、VOD(Video On Demand)、音楽ダウンロード、漫画などの様々なコンテンツをネットワーク対応TVに提供する。なお、本実施例では、コンテンツサーバ装置は、インターネット上に接続される装置として説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、宅内ネットワーク内に接続されていてもよい。例えば、HDDレコーダなどに実装されていてもよい。また、コンテンツ提供装置に組み込まれていてもよく、つまり、コンテンツ提供装置自体がコンテンツを提供する機能を実装していてもよい。また、「コンテンツサーバ装置」は、別の宅内ネットワーク上にあってもよく、その場合、認証が許可(成功)すると、コンテンツサーバ装置が接続される宅内ネットワークとコンテンツ提供装置との間にVPN接続されて、コンテンツ提供装置にコンテンツを提供する。
[通信システムの概要および特徴]
次に、図1を用いて、実施例1に係る通信システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る通信システムの全体構成を示すシステム構成図である。
図1に示すように、実施例1に係る通信システムは、宅内ネットワークと、認証サーバ装置と、コンテンツサーバ装置とがインターネットを介して相互に通信可能に接続されて構成される。宅内ネットワークは、コンテンツ提供装置と、ネットワーク対応TVと、PCと、HDDとがDLNAを用いて相互に通信可能に接続されて構成される。そして、携帯電話は、個体識別番号として、例えば「00−11−FF」を記憶しており、宅内ネットワークの利用者である利用者Aにより所持されている。また、コンテンツサーバ装置は、提供するコンテンツ一覧として、「VOD、音楽、漫画」などを記憶する。
このような構成のもと、実施例1に係る通信システムは、宅内ネットワークの利用者が正当な利用者であるか否かを認証し、利用者が正当な利用者として認証されることを条件にコンテンツ提供装置を介してコンテンツ視聴装置にコンテンツを提供することを概要とするものであり、特に、情報家電でコンテンツを利用するのに際して、利便性の高い利用者認証を行うことが可能である点に主たる特徴がある。
この主たる特徴を具体的に説明すると、認証サーバ装置は、当該宅内ネットワークの利用者が所有する利用者端末に記憶され、当該利用者の認証に用いられる利用者認証情報を利用者認証情報DBに記憶する。具体的に例を挙げると、利用者認証情報DBは、『利用者を示す「利用者名」、利用者が利用する携帯電話の個体識別番号を示す「個体識別番号」』として「利用者A、00−11−FF」などと記憶する。
また、認証サーバ装置は、利用者認証情報とセッション情報に対応付けてセッション情報DBに格納する。具体的に例を挙げれば、セッション情報DBは、セッション情報が生成されてコンテンツ提供装置に送信されて、携帯電話から認証要求と識別番号を受信すると、『携帯電話から認証要求とともに送信され、利用者認証情報DBに登録(記憶)されていることが確認された「個体識別番号」、生成し送信したセッション情報を示す「セッション情報」として「00−11−FF、123456789」と記憶する。
このような状態において、ネットワーク対応TVは、利用者の指示操作によりコンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求をコンテンツ提供装置に送信する(図1の(1)参照)。具体的に例を挙げると、利用者の指示操作により、ネットワーク対応TVは、コンテンツ一覧をモニタに出力する(図6参照)。続いて、利用者により「オンライン」が選択されると、ネットワーク対応TVは、コンテンツ要求をコンテンツ提供装置に送信する。ここでは、「オンライン」が選択されたのを受け付けると、コンテンツ要求を送信する場合について説明するが、「オンライン」ではなく「コンテンツ名」(例えば、VODや音楽など)を出力して利用者からの選択を受け付けると、コンテンツ要求を送信するようにしてもよく、ここで例示する「オンライン」や「コンテンツ名」などは、ネットワーク対応TVに表示されるコンテンツ表示を限定するものではない。
そして、ネットワーク対応TVからコンテンツ要求を受信した場合に、コンテンツ提供装置は、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、認証サーバ装置に送信する(図1の(2)参照)。続いて、認証サーバ装置は、コンテンツ提供装置からセッション情報要求を受信した場合に、セッション情報を発行してコンテンツ提供装置に送信するとともに、所定のセッション情報DBに格納する(図1の(3)参照)。
上記した例で具体的に説明すると、認証サーバ装置は、コンテンツ提供装置からセッション情報要求を受信した場合に、セッション情報「123456789」を発行してコンテンツ提供装置に送信するとともに、セッション情報「123456789」を一時的にセッション情報DBに格納する。なお、このとき、コンテンツ提供装置の識別番号や認証情報をセッション情報と対応付けてセッション情報DBに保存してもよい。
その後、コンテンツ提供装置は、認証サーバ装置で発行されたセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、ネットワーク対応TVに送信する(図1の(4)参照)。上記した例で具体的に説明すると、コンテンツ提供装置は、認証サーバ装置で発行されたセッション情報「123456789」を受信した場合に、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なQRコードとして形成される認証用コンテンツ(図7参照)を生成し、ネットワーク対応TVに送信する。
続いて、認証用コンテンツを受信したネットワーク対応TVは、受信した認証用コンテンツをモニタに出力し、携帯電話は、ネットワーク対応TVに出力されたセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに認証サーバ装置に送信する(図1の(5)と(6)参照)。上記した例で具体的に説明すると、ネットワーク対応TVは、受信した認証用コンテンツであるQRコードをモニタに出力する。そして、携帯電話は、利用者の操作によりネットワーク対応TVに出力されるQRコードを読み取ると、自動的にセッション情報「123456789」を取得して認証要求とともに個体識別番号「00−11−FF」を認証サーバ装置に送信する。
そして、認証サーバ装置は、携帯電話から、セッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに受信した場合に、セッション情報がセッション情報DBに記憶され、かつ、利用者認証情報が利用者認証情報DBに記憶されているときに限り、利用者認証情報を利用者認証情報DBから取得して、セッション情報に対応付けてセッション情報DBに格納する(図1の(7)参照)。上記した例で具体的に説明すると、認証サーバ装置は、携帯電話からセッション情報「123456789」を含んだ認証要求と個体識別番号「00−11−FF」とを受信した場合に、セッション情報「123456789」がセッション情報DBに記憶され、かつ、利用者認証情報「00−11−FF」が利用者認証情報DBに記憶されているときに限り、利用者認証情報「00−11−FF」を利用者認証情報DBから取得して、セッション情報「123456789」に対応付けてセッション情報DBに格納する。つまり、利用者認証情報DBに記憶される携帯電話から、セッション情報DBに記憶されるセッション情報を受信した場合、認証サーバ装置は、利用者を正当な利用者であると一時的に仮定して(利用者候補)、利用者認証情報とセッション情報とを対応付けて、セッション情報DBに格納する。
その後、コンテンツ提供装置は、認証用コンテンツがネットワーク対応TVに送信された後に、利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報を認証サーバ装置に送信する(図1の(8)参照)。上記した例で具体的に説明すると、利用者からの指示操作により、認証用コンテンツがネットワーク対応TVに送信された後に、利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報「123456789」を認証サーバ装置に送信する。ここで、利用者の指示操作によって、コンテンツ提供装置は、認証結果を問い合わせることとしたが、例えば、一定時間経過後自動的に問い合わせをしてもよく、問い合わせる契機はいずれの契機であってもよい。なお、問い合わせを行った際に、まだ、認証が行われてなかった場合、認証サーバ装置は、応答しなかったり、認証中などの応答をするようにしてもよい。
続いて、認証サーバ装置は、コンテンツ提供装置から、認証結果問い合わせ要求とともにセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられてセッション情報DBに記憶されているか否かを判定し、利用者が正当な利用者であるか否かを認証する(図1の(9)参照)。上記した例で具体的に説明すると、認証サーバ装置は、認証結果問い合わせ要求とともにセッション情報「123456789」を受信した場合に、当該セッション情報「123456789」と利用者認証情報「00−11−FF」とが対応付けられてセッション情報DBに記憶されているか否かを判定し、利用者が正当な利用者であるか否かを認証して、認証結果をコンテンツ提供装置に送信する。
この例の場合、セッション情報DBにセッション情報「123456789」と利用者認証情報「00−11−FF」とが対応付けられて記憶されていることより、先に利用者候補とした当該利用者を正当な利用者であると認証して、当該認証結果として認証許可応答をコンテンツ提供装置に送信する。一方、受信したセッション情報と利用者認証情報とが対応付けられて記憶されていない場合、認証中や未認証の応答を送信する。なお、送信する認証結果の形式としては、例えば、電子証明書や電子チケットの形式でもよい。
認証許可応答を受信したコンテンツ提供装置は、コンテンツサーバ装置にコンテンツ要求を送信し、コンテンツサーバ装置は、コンテンツをコンテンツ提供装置に送信する(図1の(10)と(11)参照)。上記した例で具体的に説明すると、コンテンツ提供装置は、認証許可応答を受信すると、コンテンツサーバ装置にコンテンツ要求を送信する。コンテンツ要求を受信したコンテンツサーバ装置は、コンテンツ要求を送信したコンテンツ提供装置に指定されたコンテンツや記憶するコンテンツ一覧を送信する。なお、コンテンツ提供装置は、認証拒否応答を受信すると、コンテンツサーバ装置にコンテンツ要求を送信することなく、認証が拒否された旨をネットワーク対応TVに送信する。
そして、コンテンツ提供装置は、コンテンツサーバ装置から受信したコンテンツをネットワーク対応TVに送信し、ネットワーク対応TVは、受信したコンテンツを出力する(図1の(12)と(13)参照)。上記した例で具体的に説明すると、コンテンツ提供装置は、コンテンツサーバ装置から受信したコンテンツ一覧やVODなどのコンテンツをネットワーク対応TVに送信し、ネットワーク対応TVは、受信したコンテンツを出力する。
このように、実施例1に係る通信システムは、DLNAを利用した動画や静止画などとして認証画面をネットワーク対応TVに出力することができるので、別途、PCなどインターネットブラウザを用いて認証する必要がない結果、上記した主たる特徴のごとく、情報家電でコンテンツを利用するのに際して、利便性の高い利用者認証を行うことが可能である。
[通信システムの構成]
次に、図2を用いて、図1に示した通信システムの構成を説明する。図2は、実施例1に係る通信システムの構成を示すブロック図である。図2に示すように、この通信システムは、宅内ネットワークと、認証サーバ装置20と、コンテンツサーバ装置30とから構成される。宅内ネットワークには、コンテンツ提供装置10と、HDDと、ネットワーク対応TVと、PCとが接続され、HDDと、ネットワーク対応TVと、PCとは、一般的な機能を有するので、ここではその詳細な説明は省略し、コンテンツ提供装置10の構成について説明する。
(コンテンツ提供装置10の構成)
コンテンツ提供装置10は、内部ネットワーク通信部11と、外部ネットワーク通信部12と、記憶部13と、制御部14とから構成される。内部ネットワーク通信部11は、宅内ネットワーク内のHDDと、ネットワーク対応TVと、PCとの間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的には、内部ネットワーク通信部11は、DLNAで接続されるHDD、ネットワーク対応TVまたはPCからコンテンツ要求を受信したり、コンテンツサーバ装置30から受信したコンテンツをHDD、ネットワーク対応TVまたはPCに送信したりする。例えば、図6に示したように、ネットワーク対応TVに出力されたコンテンツ一覧から利用者によって「オンライン」が選択されると、ネットワーク対応TVからコンテンツ要求が送信され、内部ネットワーク通信部11は、当該コンテンツ要求を受信する。なお、図6は、ネットワーク対応TVに出力されるコンテンツ一覧の出力例を示した図である。
外部ネットワーク通信部12は、インターネットに接続される認証サーバ装置20やコンテンツサーバ装置30との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的には、外部ネットワーク通信部12は、内部ネットワーク通信部11によりコンテンツ要求が受信されると、認証サーバ装置20にセッション情報要求を送信したり、認証サーバ装置20から認証許可応答を受信すると、コンテンツ要求をコンテンツサーバ装置30に送信したりする。
記憶部13は、制御部14による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納したり、通信を行うためのアドレス情報を格納したりする。例えば、記憶部13は、認証サーバ装置20やコンテンツサーバ装置30と通信を行うためのアドレス情報を記憶したり、コンテンツサーバ装置30から提供(送信)されたコンテンツを受信したり、内部ネットワーク通信部11により受信されたコンテンツ要求を一時的に記憶したりする。
制御部14は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、特に本発明に密接に関連するものとしては、セッション情報要求送信部15と、認証用コンテンツ生成部16と、認証結果問い合わせ部17と、コンテンツ送信部18とを備え、これらによって種々の処理を実行する。
セッション情報要求送信部15は、ネットワーク対応TVからコンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求を受信した場合に、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、認証サーバ装置20に送信する。具体的には、セッション情報要求送信部15は、ネットワーク対応TVからコンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求が内部ネットワーク通信部11により受信されると、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、認証サーバ装置20に送信する。例えば、図6に示すように、モニタに出力されたコンテンツ画面から「オンライン」が利用者により選択されたネットワーク対応TVは、コンテンツ一覧を要求するコンテンツ要求をコンテンツ提供装置10に送信し、コンテンツ要求を受信したコンテンツ提供装置10のセッション情報要求送信部15は、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、認証サーバ装置20に送信する。なお、受信するコンテンツ要求は、コンテンツ一覧だけでなく、音楽や映画などのコンテンツごとに受信してもよい。また、セッション情報要求送信部15は、特許請求の範囲に記載の「セッション情報要求送信手段」に対応する。
認証用コンテンツ生成部16は、認証サーバ装置20で発行されたセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、ネットワーク対応TVに送信する。具体的に例を挙げれば、認証用コンテンツ生成部16は、認証サーバ装置20で発行されたセッション情報「123456789」を受信した場合に、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成されるQRコード(例えば、図7に示すようなQRコード)を生成して、ネットワーク対応TVに送信する。なお、ここでは、認証用コンテンツとしてQRコードを生成した場合について説明したが、セッション情報そのままを出力したり、動画像コンテンツや音声コンテンツなどのコンテンツとして生成してもよい。また、図7は、認証用コンテンツとして生成されたQRコードの例を示す図である。また、認証用コンテンツ生成部16は、特許請求の範囲に記載の「認証用コンテンツ生成手段」に対応する。
認証結果問い合わせ部17は、認証用コンテンツ生成部16により認証用コンテンツがネットワーク対応TVに送信された後に、利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報を認証サーバ装置20に送信する。具体的に例を挙げれば、認証結果問い合わせ部17は、認証用コンテンツ生成部16により認証用コンテンツがネットワーク対応TVに送信された後に、利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報「123456789」を認証サーバ装置20に送信する。つまり、利用者Aが所有する携帯電話が、認証サーバ装置20に記憶される正当な利用者が所有する携帯電話であるか否かを問い合わせることで、利用者Aが正当な利用者であるか否かを問い合わせる。なお、認証結果問い合わせ部17は、特許請求の範囲に記載の「認証結果問い合わせ手段」に対応する。
コンテンツ送信部18は、コンテンツサーバ装置30から受信したコンテンツをネットワーク対応TVに送信する。具体的には、後述する認証サーバ装置20の利用者認証部28によりネットワーク対応TVが正当な利用者であると認証されて、コンテンツサーバ装置からコンテンツを受信した場合に、コンテンツ送信部18は、利用者認証が許可されたネットワーク対応TVに受信したコンテンツを送信する。一方、認証が拒否されて、拒否された旨のメッセージなどを受信した場合、当該メッセージをネットワーク対応TVに送信する。
(認証サーバ装置20の構成)
次に、認証サーバ装置20の構成について説明する。認証サーバ装置20は、通信制御I/F部21と、記憶部22と、制御部25とから構成される。通信制御I/F部21は、コンテンツ提供装置10やコンテンツサーバ装置30との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的には、通信制御I/F部21は、インターネットを介してコンテンツ提供装置10からセッション情報要求や認証結果の問い合わせを受信したり、携帯電話から送信された認証要求を受信したりする。
記憶部22は、制御部25による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するとともに、特に本発明に密接に関連するものとしては、利用者認証情報DB23と、セッション情報DB24とを備える。利用者認証情報DB23は、宅内ネットワークの利用者が所有する携帯電話に記憶され、当該利用者の認証に用いられる利用者認証情報を記憶する。具体的に例を挙げると、利用者認証情報DB23は、図3に示すように、『利用者を示す「利用者名」、利用者が利用する携帯電話の個体識別番号を示す「個体識別番号」』として「利用者A、00−11−FF」などと記憶する。なお、利用者認証情報DB23は、特許請求の範囲に記載の「利用者認証情報記憶手段」に対応する。また、図3は、利用者認証情報DBに記憶される情報の例を示す図である。
セッション情報DB24は、セッション情報と利用者認証情報とを対応付けて記憶する。例えば、図4に示すように、取得した個体識別番号「00−11−FF」とセッション情報「123456789」とを対応付けて記憶する。上記した例で説明すると、コンテンツ提供装置10からセッション情報要求を受信した場合に、後述するセッション情報一時発行部26によりセッション情報が発行されるとともに、セッション情報DB24に当該セッション情報が格納される。そして、携帯電話からセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに受信した場合に、セッション情報がセッション情報DB24に記憶され、かつ、利用者認証情報が利用者認証情報DB23に記憶されているときに限り、後述するセッション情報正規発行部27によって、利用者認証情報が利用者認証情報DB23から取得され、セッション情報に対応付けてセッション情報DB24に格納される。なお、セッション情報DB24は、特許請求の範囲に記載の「セッション情報記憶手段」に対応する。また、図4は、セッション情報DBに記憶される情報の例を示す図である。
制御部25は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、特に本発明に密接に関連するものとしては、セッション情報一時発行部26と、セッション情報正規発行部27と、利用者認証部28とを備え、これらによって種々の処理を実行する。
セッション情報一時発行部26は、コンテンツ提供装置10からからセッション情報要求を受信した場合に、セッション情報を発行してコンテンツ提供装置10に送信するとともに、セッション情報DB24に格納する。具体的に例を挙げると、セッション情報一時発行部26は、コンテンツ提供装置10からセッション情報要求を受信した場合に、セッション情報「123456789」を発行してコンテンツ提供装置10に送信するとともに、当該セッション情報「123456789」をセッション情報DB24に格納する。ここでは、利用者認証情報(例えば、識別番号)は格納されない。なお、セッション情報一時発行部26は、特許請求の範囲に記載の「セッション情報一時発行手段」に対応する。
セッション情報正規発行部27は、携帯電話からセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに受信した場合に、セッション情報がセッション情報DB24に記憶され、かつ、利用者認証情報が利用者認証情報DB23に記憶されているときに限り、利用者認証情報を利用者認証情報DB23から取得して、セッション情報に対応付けてセッション情報DB24に格納する。上記した例で具体的に説明すると、セッション情報正規発行部27は、携帯電話からセッション情報「123456789」を含んだ認証要求と個体識別番号「00−11−FF」とを受信した場合に、セッション情報「123456789」がセッション情報DB24に記憶され、かつ、利用者認証情報「00−11−FF」が利用者認証情報DB23に記憶されているときに限り、利用者認証情報「00−11−FF」を利用者認証情報DB23から取得して、セッション情報「123456789」に対応付けてセッション情報DB24に格納する。つまり、利用者認証情報DB23に記憶される携帯電話から、セッション情報DB24に記憶されるセッション情報を受信した場合、セッション情報正規発行部27は、セッション情報を送信してきた利用者を正当な利用者であると一時的に仮定して(利用者候補)、利用者認証情報とセッション情報を対応付けて、セッション情報DB24に格納する。なお、セッション情報正規発行部27は、特許請求の範囲に記載の「セッション情報正規発行手段」に対応する。
利用者認証部28は、コンテンツ提供装置10から認証結果問い合わせ要求とともにセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられてセッション情報DB24に記憶されているか否かを判定し、利用者が正当な利用者であるか否かを認証する。具体的に説明すると、セッション情報DB24に「利用者認証情報(個体識別番号)、セッション情報」として「00−11−FF、123456789」が記憶されている場合に、コンテンツ提供装置10から認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報「123456789」を受信すると、利用者認証部28は、受信したセッション情報「123456789」と利用者認証情報「00−11−FF」とがセッション情報DB24に対応付けられて記憶されていることより、利用者Aを正当な利用者と認証する。つまり、利用者認証部28は、セッション情報DB24にセッション情報「123456789」と利用者認証情報「00−11−FF」とが対応付けられて記憶されていることより、先に利用者候補とした当該利用者を正当な利用者であると認証して、当該認証結果として認証許可応答をコンテンツ提供装置10に送信する。
一方、利用者認証部28は、受信したセッション情報「123456789」と利用者認証情報「00−11−FF」とがセッション情報DB24に対応付けられて記憶されていない場合、利用者候補とした利用者Aを正当な利用者と認証せずに、認証中や未認証の応答を送信する。なお、利用者認証部28は、特許請求の範囲に記載の「利用者認証手段」に対応する。
(コンテンツサーバ装置30の構成)
次に、コンテンツサーバ装置30の構成について説明する。コンテンツサーバ装置30は、通信制御I/F部31と、記憶部32と、制御部34とから構成される。通信制御I/F部31は、コンテンツ提供装置10や認証サーバ装置20との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的には、通信制御I/F部31は、インターネットを介してコンテンツ提供装置10からコンテンツ要求を受信したり、コンテンツ提供装置10にコンテンツを送信したりする。
記憶部32は、制御部34による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するとともに、特に本発明に密接に関連するものとしては、コンテンツDB33を備える。具体的に例を挙げれば、コンテンツDB33は、図5に示すように、コンテンツサーバ装置30が提供するコンテンツ一覧として「VOD、音楽、漫画」などを記憶する。なお、図5は、コンテンツDBに記憶される情報の例を示す図である。
制御部34は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、特に本発明に密接に関連するものとしては、コンテンツ送信部35を備え、これらによって種々の処理を実行する。
コンテンツ送信部35は、ネットワーク対応TVにコンテンツを送信する。具体的には、認証サーバ装置20から認証許可応答を受信したコンテンツ提供装置10から送信されたコンテンツ要求を受信すると、コンテンツ送信部35は、コンテンツ要求に対応したコンテンツをコンテンツ提供装置10送信する。例えば、コンテンツ一覧の取得を要求しているコンテンツ要求の場合、コンテンツ送信部35は、コンテンツDB33に記憶されるコンテンツ一覧「VOD、音楽、漫画」を送信し、「音楽」コンテンツの取得を要求しているコンテンツ要求の場合、コンテンツ送信部35は、コンテンツDB33から「音楽」コンテンツを取得して送信する。
なお、上記では、セッション情報要求送信部15と、認証用コンテンツ生成部16と、認証結果問い合わせ部17とをコンテンツ提供装置10が備える場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、セッション情報要求送信部15と、認証用コンテンツ生成部16と、認証結果問い合わせ部17とをコンテンツサーバ装置30が備えていてもよく、コンテンツ提供装置10とコンテンツサーバ装置30との両方の装置が備えていてもよい。
[通信システムによる処理]
次に、図8を用いて、通信システムによる処理を説明する。図8は、実施例1に係る通信システムによる処理の流れを示すシーケンス図である。
(通信システムによる処理の流れ)
図8に示すように、コンテンツを要求する指示操作を受け付けたネットワーク対応TVは、コンテンツ提供装置10にコンテンツ要求を送信する(ステップS801)。そして、コンテンツ要求を受信したコンテンツ提供装置10のセッション情報要求送信部15は、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を認証サーバ装置20に送信する(ステップS802)。
具体的に例を挙げると、利用者によりコンテンツ一覧を要求する「オンライン」の選択を受け付けたネットワーク対応TVは(図6参照)、コンテンツ提供装置10にコンテンツ要求を送信する。そして、コンテンツ要求を受信したコンテンツ提供装置10のセッション情報要求送信部15は、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を認証サーバ装置20に送信する。
続いて、セッション情報要求を受信した認証サーバ装置20のセッション情報一時発行部26は、セッション情報を発行してコンテンツ提供装置10に送信するとともに、セッション情報を発行してコンテンツ提供装置10に送信するとともに、セッション情報DB24に格納する(ステップS803〜ステップS804)。
具体的に例を挙げると、セッション情報要求を受信した認証サーバ装置20のセッション情報一時発行部26は、セッション情報「123456789」を発行してコンテンツ提供装置10に送信するとともに、セッション情報DB24に格納する。
その後、認証サーバ装置20で発行されたセッション情報を受信した場合に、コンテンツ提供装置10の認証用コンテンツ生成部16は、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、ネットワーク対応TVに送信する(ステップS805〜S806)。具体的に例を挙げると、認証サーバ装置20で発行されたセッション情報「123456789」を受信した場合に、コンテンツ提供装置10の認証用コンテンツ生成部16は、当該セッション情報「123456789」をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成されるQRコードを生成し、ネットワーク対応TVに送信する。
そして、認証用コンテンツを受信したネットワーク対応TVは、受信した認証用コンテンツをモニタなどに出力し、携帯電話は、認証用コンテンツに出力されているセッション情報が利用者により入力されると、認証要求を認証サーバ装置20に送信する(ステップS807〜ステップS808)。上記した例で具体的に説明すると、QRコードを受信したネットワーク対応TVは、受信した認証用コンテンツをモニタなどに出力し、携帯電話は、このQRコードを読み取ると、認証要求と個体識別番号「00−11−FF」を認証サーバ装置20に送信する。
続いて、認証サーバ装置20のセッション情報正規発行部27は、携帯電話からセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに受信した場合に、セッション情報がセッション情報DB24に記憶され、かつ、利用者認証情報が利用者認証情報DB23に記憶されているときに限り、利用者認証情報を利用者認証情報DB23から取得して、セッション情報に対応付けてセッション情報DB24に格納して、格納した結果を携帯電話に送信する(ステップS809〜ステップS810)。
上記した例で具体的に説明すると、ネットワーク対応TVに出力されたセッション情報「123456789」を含んだ認証要求を利用者認証情報「00−11−FF」とともに受信した場合に、セッション情報正規発行部27は、当該セッション情報「123456789」がセッション情報DB24に記憶され、かつ、利用者認証情報「00−11−FF」が利用者認証情報DB23に記憶されていることより、正当な利用者が所有する携帯電話から認証要求があったと認証し、利用者認証情報「00−11−FF」を利用者認証情報DB23から取得し、セッション情報「123456789」と利用者認証情報「00−11−FF」とを対応付けてセッション情報DB24に格納して、その結果を携帯電話に送信する。なお、ステップS810の処理である認証結果の送信処理は、必須の処理ではない。
その後、コンテンツ提供装置10の認証結果問い合わせ部17は、利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報を認証サーバ装置20に送信し(ステップS811)、認証サーバ装置20の利用者認証部28は、セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられてセッション情報DB24に記憶されているか否かを判定し、利用者が正当な利用者であるか否かを認証する認証結果を応答する(ステップS812)。
上記した例で具体的に説明すると、コンテンツ提供装置10から認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報「123456789」を受信した認証サーバ装置20は、セッション情報「123456789」と利用者認証情報「00−11−FF」とが対応付けられてセッション情報DB24に記憶されていることより、認証結果として認証許可を応答する。
そして、認証結果を受信したコンテンツ提供装置10は、コンテンツ要求をコンテンツサーバ装置30に送信し、コンテンツサーバ装置30は、コンテンツを送信し、コンテンツを受信したコンテンツ提供装置10のコンテンツ送信部18は、コンテンツをネットワーク対応TVに送信する(ステップS813〜ステップS815)。上記した例で具体的に説明すると、認証許可を受信したコンテンツ提供装置10は、ステップS801で受け付けたコンテンツ一覧を要求するコンテンツ要求をコンテンツサーバ装置30に送信する。コンテンツ要求を受信したコンテンツサーバ装置30は、コンテンツDB33に記憶するコンテンツ一覧「VOD、音楽、漫画」をコンテンツ提供装置10に送信する。そして、コンテンツ提供装置10のコンテンツ送信部18は、受信したコンテンツ一覧をネットワーク対応TVに送信する。
(コンテンツ提供装置による処理の流れ)
図9を用いて、コンテンツ提供装置による処理の流れを説明する。図9は、実施例1に係るコンテンツ提供装置による処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示すように、コンテンツ要求を受信すると(ステップ901肯定)、コンテンツ提供装置10は、既存セッションでないか否かを判定する(ステップS902)。
そして、既存セッションでない場合(ステップS902肯定)、セッション情報要求送信部15は、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、認証サーバ装置20に送信する(ステップS903)。
その後、認証サーバ装置20からセッション情報を受信すると(ステップS904肯定)、認証用コンテンツ生成部16は、認証サーバ装置20で発行されたセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、ネットワーク対応TVに送信する(ステップS905)。
そして、所定の条件により(例えば、一定時間経過後や認証終了通知受信後など)、認証結果問い合わせ部17は、認証サーバ装置20に認証結果を問い合わせる(ステップS906)。続いて、認証結果を受信すると(ステップS907肯定)、コンテンツ提供装置10は、受信した認証結果が認証許可であるか否かを判定する(ステップS908)。
受信した認証結果が認証許可であった場合(ステップS908肯定)、コンテンツ提供装置10は、コンテンツサーバ装置30にコンテンツ要求を送信し(ステップS909)、コンテンツを受信すると(ステップS910肯定)、受信したコンテンツをネットワーク対応TVに送信する(ステップS911)。一方、受信した認証結果が認証許可でなかった場合(ステップS908否定)、コンテンツ提供装置10は、処理を終了する。
ステップS902に戻り、既存セッションであった場合(ステップS902否定)、ステップS909の処理であるコンテンツ要求送信処理を実行する。以降の処理は、上記した例と同様である。
(認証サーバ装置による処理の流れ)
図10を用いて、認証サーバ装置による処理の流れを説明する。図10は、実施例1に係る認証サーバ装置による処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、コンテンツ提供装置10からセッション情報要求を受信すると(ステップS1001肯定)、セッション情報一時発行部26は、セッション情報を発行してコンテンツ提供装置10に送信するとともに、セッション情報DB24に格納する(ステップS1002)。
その後、セッション情報正規発行部27は、携帯電話から、コンテンツ提供装置10に出力されたセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに受信した場合に(ステップS1003肯定)、セッション情報がセッション情報DB24に記憶され、かつ、利用者認証情報が利用者認証情報DB23に記憶されているときに限り、利用者認証情報を利用者認証情報DB23から取得して、セッション情報に対応付けてセッション情報DB24に格納することで認証処理を行う(ステップS1004)。ここで、利用者認証部28は、認証結果を携帯電話に送信するようにしてもよい。
そして、コンテンツ提供装置10から認証結果の問い合わせを受信すると(ステップS1005肯定)、認証結果が認証許可であった場合(ステップS1006肯定)、利用者認証部28は、認証許可応答をコンテンツ提供装置10に送信し(ステップS1007)、認証結果が認証拒否であった場合(ステップS1006否定)、利用者認証部28は、認証拒否または未認証をコンテンツ提供装置10に送信する(ステップS1008)。
(ネットワーク対応TVによる処理の流れ)
図11を用いて、ネットワーク対応TVによる処理の流れを説明する。図11は、実施例1に係るネットワーク対応TVによる処理の流れを示すフローチャートである。
図11に示すように、利用者によりコンテンツ一覧から「オンライン」の選択を受け付けると(ステップS1101肯定)、ネットワーク対応TVは、コンテンツ提供装置10にコンテンツ要求を送信する(ステップS1102)。なお、「オンライン」とは、あくまで一例であり、「インターネット」や「音楽(インターネット)」など、コンテンツの表示を限定するものではない。
そして、認証用コンテンツを受信すると(ステップS1103肯定)、ネットワーク対応TVは、受信した認証用コンテンツをモニタなどに出力する(ステップS1104)。
その後、ネットワーク対応TVは、認証サーバ装置20に認証許可されてコンテンツサーバ装置30からコンテンツ提供装置10を介してコンテンツを受信すると(ステップS1105肯定)、受信したコンテンツを視聴できるようにモニタなどに出力する(ステップS1106)。
[実施例1による効果]
このように、実施例1に係る通信システムによれば、コンテンツ提供装置10は、ネットワーク対応TVからコンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求を受信した場合に、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、認証サーバ装置20に送信し、認証サーバ装置20で発行されたセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、ネットワーク対応TVに送信し、認証用コンテンツがネットワーク対応TVに送信された後に、利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報を認証サーバ装置20に送信し、認証サーバ装置20は、利用者を一意に識別する利用者認証情報に対応付けて、当該宅内ネットワークの利用者が所有する携帯電話に記憶され、当該利用者の認証に用いられる利用者認証情報を記憶する利用者認証情報DBと、コンテンツ提供装置10からセッション情報要求を受信した場合に、セッション情報を発行してコンテンツ提供装置10に送信するとともに、所定のセッション情報DBに格納し、利用者端末からセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに受信した場合に、セッション情報がセッション情報DBに記憶され、かつ、利用者認証情報が利用者認証情報DBに記憶されているときに限り、利用者認証情報を利用者認証情報DBから取得して、セッション情報に対応付けてセッション情報DBに格納し、コンテンツ提供装置10から、認証結果問い合わせ要求とともにセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられてセッション情報DBに記憶されているか否かを判定し、利用者が正当な利用者であるか否かを認証するので、情報家電でコンテンツを利用するのに際して、利便性の高い利用者認証を行うことが可能である。
例えば、DLNAを利用した動画や静止画などとして認証画面をネットワーク対応TVに出力することができるので、別途、PCなどインターネットブラウザを用いて認証する必要がない結果、利便性の高い利用者認証を行うことが可能である。また、携帯電話などの個人端末装置を用いて認証するので、強固な認証を行うことが可能である。
(通信システムによる処理の流れ(別シーケンス))
ところで、上記した通信システムによる処理の流れ(図8参照)では、コンテンツ提供装置10が認証サーバ装置20にセッション情報要求を送信する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツサーバ装置30がセッション情報要求を送信してもよい。
まず、図12を用いて、処理の流れを説明する前に、図8とは異なる点について簡単に説明すると、コンテンツサーバ装置30が認証サーバ装置20に対してセッション情報要求を送信し、生成されたセッション情報を受信し、受信したセッション情報をコンテンツ提供装置10に送信する。その後、図8と同様に、認証サーバ装置20により認証処理が行われる。そして、図8とは異なり、コンテンツサーバ装置30が認証サーバ装置20に対して認証結果を問い合わせて、認証結果を受信し、受信した認証結果をコンテンツ提供装置10に送信する。その後、図8と同様に、コンテンツ提供装置10からコンテンツ要求を受信したコンテンツサーバ装置30がコンテンツを送信し、当該コンテンツがネットワーク対応TVに受信されて視聴される。
次に、図12を用いて、コンテンツサーバ装置30がセッション情報要求を送信する場合について説明する。図12は、通信システムによる処理の流れを示すシーケンス図である。なお、以下では、図8と異なる処理の流れについて説明し、図8と同様の処理の流れになるところは省略する。
図12に示すように、コンテンツを要求する指示操作を受け付けたネットワーク対応TVは、コンテンツ提供装置10にコンテンツ要求を送信する(ステップS1201)。
この後、図8とは異なり、コンテンツ要求を受信したコンテンツ提供装置10は、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求をコンテンツサーバ装置30に送信する(ステップS1202)。
そして、コンテンツサーバ装置30は、受信したセッション情報要求を認証サーバ装置20に送信する(ステップS1203)。続いて、セッション情報要求を受信した認証サーバ装置20は、セッション情報を発行してコンテンツ提供装置10に送信するとともに、セッション情報DB24に格納する(ステップS1204〜ステップS1205)。
続いて、セッション情報を受信したコンテンツサーバ装置30は、受信したセッション情報をコンテンツ提供装置10に送信する(ステップS1206)。
そして、図8と同様に、認証サーバ装置20で発行されたセッション情報を受信した場合に、コンテンツ提供装置10の認証用コンテンツ生成部16は、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成してネットワーク対応TVに送信し、認証用コンテンツを受信したネットワーク対応TVは、受信した認証用コンテンツをモニタなどに出力し、携帯電話は、利用者により認証用コンテンツに出力されているセッション情報が入力されると、認証要求を認証サーバ装置20に送信する(ステップS1208〜ステップS1212)。
その後、コンテンツ提供装置10は、コンテンツサーバ装置30に認証結果の問い合わせを送信し、問い合わせを受信したコンテンツサーバ装置30は、図8と同様の手法で認証を行い、認証結果を認証サーバ装置20に送信する(ステップS1213〜ステップS1214)。
続いて、認証サーバ装置20は、コンテンツサーバ装置30に認証結果を送信し、認証結果を受信したコンテンツサーバ装置30は、当該認証結果をコンテンツ提供装置10に送信する(ステップS1215〜ステップS1216)。
そして、図8と同様に、認証結果を受信したコンテンツ提供装置10は、コンテンツ要求をコンテンツサーバ装置30に送信し、コンテンツサーバ装置30は、コンテンツを送信し、コンテンツを受信したコンテンツ提供装置10は、コンテンツをネットワーク対応TVに送信する(ステップS1217〜ステップS1219)。
さて、上記した実施例1では、コンテンツ提供装置が認証用コンテンツを生成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツサーバ装置が認証用コンテンツを生成してもよい。
そこで、実施例2では、図13を用いて、コンテンツサーバ装置が認証用コンテンツを生成する場合について説明する。図13は、実施例2に係る通信システムの処理の流れを示すシーケンス図である。なお、実施例2では、実施例2に係る通信システムによる処理の手順、実施例2の効果を順に説明する。
[通信システムによる処理の流れ(実施例2)]
図13に示すように、コンテンツサーバ装置がセッション情報要求を受信して、セッション情報要求を認証サーバ装置に送信するまでの処理の流れは(ステップS1301〜ステップS1305)、図12で説明したステップS1201〜ステップS1205までと同様の処理であるので、ここでは、その詳細な説明は省略する。
その後、セッション情報を受信したコンテンツサーバ装置は、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、コンテンツ提供装置に送信する(ステップS1306とステップS1307)。
続いて、認証用コンテンツを受信したコンテンツ提供装置は、受信した認証用コンテンツをネットワーク対応TVに送信し、ネットワーク対応TVは、受信した認証用コンテンツをモニタなどに出力し、携帯電話は、認証用コンテンツに出力されているセッション情報が利用者により入力されると、認証要求を認証サーバ装置に送信する(ステップS1308〜ステップS1310)。
そして、認証サーバ装置は、携帯電話からネットワーク対応TVに出力されたセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに受信した場合に、セッション情報がセッション情報DBに記憶され、かつ、利用者認証情報が利用者認証情報DBに記憶されているときに限り、利用者認証情報を利用者認証情報DBから取得して、セッション情報に対応付けてセッション情報DBに格納して、その結果を携帯電話に送信する(ステップS1311〜ステップS1312)。
その後、コンテンツ提供装置は、コンテンツサーバ装置にコンテンツ要求を送信する(ステップS1313)。なお、このステップS1313の処理は、セッションが継続されている場合は、省略することができる。
続いて、コンテンツサーバ装置は、利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報を認証サーバ装置に送信して、認証結果として認証許可を受信し、コンテンツをコンテンツ提供装置に送信する(ステップS1314〜ステップS1316)。その後、コンテンツ提供装置は、受信したコンテンツをネットワーク対応TVに送信する(ステップS1317)。なお、認証結果として認証拒否を受信した場合、コンテンツサーバ装置は、コンテンツをコンテンツ提供装置に送信しない。
(コンテンツサーバ装置による処理の流れ(実施例2))
次に、図14を用いて、実施例1とは異なる処理の流れとなるコンテンツサーバ装置による処理の流れを説明する。図14は、実施例2に係るコンテンツサーバ装置による処理の流れを示すフローチャートである。
図14に示すように、コンテンツ提供装置からコンテンツ要求を受信すると(ステップS1401肯定)、コンテンツサーバ装置は、認証サーバ装置にセッション情報要求を送信する(ステップS1402)。
その後、認証サーバ装置からセッション情報を受信すると(ステップS1403肯定)、コンテンツサーバ装置は、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、コンテンツ提供装置に送信する(ステップS1404)。
そして、所定の条件により(例えば、一定時間経過後や認証終了通知受信後など)コンテンツサーバ装置は、認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報を認証サーバ装置に送信する(ステップS1405)。続いて、認証結果を受信すると(ステップS1406肯定)、コンテンツサーバ装置は、受信した認証結果が認証許可であるか否かを判定する(ステップS1407)。
認証許可であった場合(ステップS1407肯定)、コンテンツサーバ装置は、コンテンツ提供装置にコンテンツを送信する(ステップS1408)。一方、認証許可でなかった場合(ステップS1407否定)、コンテンツサーバ装置は、処理を終了する。
[実施例2による効果]
このように、実施例2に係る通信システムによれば、コンテンツ提供装置の処理負荷を軽減することが可能である。例えば、宅内ネットワークの複数の端末装置からコンテンツ提供装置にコンテンツ要求が送信された場合、コンテンツ提供装置がコンテンツサーバ装置により生成された認証用コンテンツを受信して出力する結果、コンテンツ提供装置が認証用コンテンツを生成して出力する場合に比べて、コンテンツ提供装置の処理負荷を軽減することが可能である。
さて、上記した実施例1と2では、コンテンツサーバ装置は、VODなどのコンテンツを提供する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツサーバ装置は、暗号化されたコンテンツを提供するようにしてもよい。
そこで、実施例3では、図15〜図17を用いて、コンテンツサーバ装置は、暗号化されたコンテンツを提供する場合について説明する。図15は、実施例3に係る認証サーバ装置に記憶される情報の例を示す図であり、図16は、実施例3に係る通信システムの処理の流れを示すシーケンス図であり、図17は、実施例3に係るコンテンツ提供装置の処理の流れを示すフローチャートである。なお、実施例3では、実施例3に係る通信システムによる処理の手順、実施例3の効果を順に説明する。
ところで、実施例1〜2と異なる点について先に説明しておくと、通信システムの構成は、実施例1と2と同様であり、装置それぞれの構成も同様である。ただし、認証サーバ装置は、利用者認証情報DBとセッション情報DBに加え、図15に示したように、『コンテンツサーバ装置が提供する「コンテンツ一覧」、コンテンツを復号する「復号鍵」』として「VOD、鍵A」や「スクランブル放送、鍵C」などと記憶する。なお、この情報は、コンテンツサーバ装置が記憶しておき、コンテンツサーバ装置が認証サーバ装置にこの鍵情報を送信するようにしてもよい。
[通信システムによる処理の流れ(実施例3)]
図16に示すように、ネットワーク対応TVがコンテンツ要求を送信して、認証サーバ装置が携帯電話に認証結果を送信するまでの処理の流れは(ステップS1601〜ステップS1610)、図8で説明したステップS801〜ステップS810までと同様の処理であるので、ここでは、その詳細な説明は省略する。
その後、所定の条件により(例えば、一定時間経過後や認証終了通知受信後など)コンテンツ提供装置は、認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報を認証サーバ装置に送信する(ステップS1611)。そして、認証結果が認証許可であった場合、認証サーバ装置は、認証結果と当該コンテンツを復号する復号鍵とをコンテンツ提供装置に送信する(ステップS1612)。なお、認証結果が認証拒否であった場合には、認証サーバ装置は、認証結果として認証拒否のみをコンテンツ提供装置に送信する。
そして、認証サーバ装置は、コンテンツサーバ装置がコンテンツを送信する契機などを通知するために必要に応じて認証結果をコンテンツサーバ装置に送信する(ステップS1613)。その後、コンテンツサーバ装置は、コンテンツ提供装置にコンテンツを送信する(ステップS1614)。
続いて、コンテンツを受信したコンテンツ提供装置は、受信した復号鍵で受信したコンテンツを復号する復号処理を実施する(ステップS1615)。そして、コンテンツ提供装置は、復号したコンテンツをネットワーク対応TVに送信する(ステップS1616)。
(コンテンツ提供装置よる処理の流れ(実施例3))
次に、図17を用いて、実施例1とは異なる処理の流れとなるコンテンツ提供装置による処理の流れを説明する。
図17に示すように、ネットワーク対応TVからコンテンツ要求を受信すると(ステップS1701肯定)、コンテンツ提供装置は、既存セッションでないか否かを判定する(ステップS1702)。
そして、既存セッションでない場合(ステップS1702肯定)、コンテンツ提供装置は、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、認証サーバ装置に送信する(ステップS1703)。
その後、コンテンツ提供装置は、認証サーバ装置で発行されたセッション情報を受信した場合に(ステップS1704肯定)、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、ネットワーク対応TVに送信する(ステップS1705)。
そして、所定の条件により(例えば、一定時間経過後や認証終了通知受信後など)、コンテンツ提供装置は、認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、セッション情報を認証サーバ装置に送信する(ステップS1706)。続いて、認証結果と復号鍵を受信すると(ステップS1707肯定)、コンテンツ提供装置は、受信した認証結果が認証許可であるか否かを判定する(ステップS1708)。
認証許可であった場合(ステップS1708肯定)、コンテンツ提供装置は、コンテンツサーバ装置にコンテンツ要求を送信し(ステップS1709)、コンテンツを受信する(ステップS1710)。そして、コンテンツ提供装置は、受信したコンテンツを受信した復号鍵で復号し、復号したコンテンツをネットワーク対応TVに送信する(ステップS1711)。一方、認証許可でなかった場合(ステップS1708否定)、コンテンツ提供装置は、処理を終了する。
ステップS1702に戻り、既存セッションであった場合(ステップS1702否定)、ステップS1709の処理であるコンテンツ要求送信処理を実行する。以降の処理は、上記した例と同様である。
[実施例3による効果]
このように、実施例3に係る通信システムによれば、コンテンツサーバ装置は、暗号化されたコンテンツをコンテンツ提供装置に送信するものであって、利用者が正当な利用者であると認証された場合に、コンテンツを復号する復号鍵をコンテンツ提供装置に送信するので、契約者だけがコンテンツを視聴するようにすることが可能である。
例えば、スクランブル放送のように、料金を払う契約者だけが受信できるようにコンテンツサーバ装置(例えば、放送事業者)側で放送に電波を乱す暗号をかけて送信し、契約者だけが復号鍵を受信して当該放送を視聴するようにすることが可能である。また、これに伴い、課金などを行うことも可能である。
さて、上記した実施例1〜3では、宅内ネットワークのコンテンツ提供装置を認証することで、コンテンツを提供する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、宅内ネットワークの各装置ごとに認証してコンテンツを提供するようにしてもよい。
そこで、実施例4では、図18〜図20を用いて、宅内ネットワークの各装置ごとに認証してコンテンツを提供する場合について説明する。図18と図19は、実施例4に係る通信システムの全体構成を示す図であり、図20は、セッション情報DBに記憶される情報の例を示す図である。
図18に示したように、実施例1(図1参照)と同様、この通信システムは、宅内ネットワークと、認証サーバ装置と、コンテンツサーバ装置とがインターネットを介して相互に通信可能に接続されて構成される。宅内ネットワークは、コンテンツ提供装置と、ネットワーク対応TVと、PCと、HDDとがDLNAを用いて相互に通信可能に接続されて構成される。そして、携帯電話は、個体識別番号として「00−11−FF」を記憶しており、利用者Aにより所持されている。また、コンテンツサーバ装置は、提供するコンテンツ一覧として、「VOD、音楽、漫画」などを記憶する。
また、実施例1と同様に、認証サーバ装置は、宅内ネットワークの利用者が所有する利用者端末に記憶され、当該利用者の認証に用いられる利用者認証情報を利用者認証情報DBに「利用者A、00−11−FF」などと記憶する。
実施例1と異なる点は、宅内ネットワークに接続される各装置には、識別番号(ID)が記憶されている。具体的には、コンテンツ提供装置には「ID=00」、ネットワーク対応TVには「ID=01」、PCには「ID=02」、HDDには「ID=03」が記憶されている。また、認証サーバ装置のセッション情報DBは、図20に示すように、利用者認証情報とセッション情報と識別番号を「個体識別番号、セッション情報、ID」として「00−11−FF、123456789、01」などと記憶する。
このような構成のもと、ネットワーク対応TVは、コンテンツ要求とともに、宅内ネットワークに接続される宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号(ID)をコンテンツ提供装置に送信する(図18の(1)参照)。具体的に例を挙げると、ネットワーク対応TVは、コンテンツ要求とともに、記憶する識別番号(ID=01)をコンテンツ提供装置に送信する。なお、宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号(ID)とは、宅内端末装置の製品製造番号など、あらかじめ装置内に保持されている一意の番号でもよい。また、その製造番号を基に、コンテンツ提供装置内で割り当てる別のIDとリンクさせて管理してもよい。
そして、コンテンツ提供装置は、ネットワーク対応TVからコンテンツ要求と識別番号とを受信した場合に、セッション情報要求と識別番号とを、認証サーバ装置に送信する(図18の(2)参照)。上記した例で具体的に説明すると、コンテンツ提供装置は、ネットワーク対応TVからコンテンツ要求と識別番号(ID=01)とを受信した場合に、セッション情報要求と識別番号(ID=01)とを、認証サーバ装置に送信する。
続いて、認証サーバ装置は、コンテンツ提供装置からセッション情報要求と識別番号を受信した場合に、当該識別番号を記憶する携帯電話の個体識別番号に対応付けられたセッション情報がセッション情報DBに記憶されているときは、認証許可を示す認証結果をコンテンツ提供装置に送信し、個体識別番号に対応付けられたセッション情報がセッション情報DBに記憶されていないときは、セッション情報を発行してコンテンツ提供装置に送信するとともに、セッション情報と識別番号とを対応付けてセッション情報DBに格納する(図18の(3)参照)。
上記した例で具体的に説明すると、認証サーバ装置は、ネットワーク対応TVから送信された識別番号(ID=01)に対応付けられたセッション情報がセッション情報DBに記憶されていないので、セッション情報(123456789)を発行してコンテンツ提供装置に送信するとともに、セッション情報(123456789)と識別番号と(ID=01)を対応付けてセッション情報DBに格納する。
その後、認証サーバ装置がセッション情報を生成してコンテンツ提供装置に送信し、コンテンツ提供装置が認証用コンテンツを生成してネットワーク対応TVに送信し、携帯電話から認証要求を受け付けた認証サーバ装置が利用者認証を行って、認証結果によりコンテンツサーバ装置がネットワーク対応TVにコンテンツを提供するまでの処理の流れは(図18の(4)〜(13))、実施例1と同様であるので、ここではその詳細な説明は省略する。
このようにして、コンテンツを提供されたネットワーク対応TVからコンテンツ要求が再び送信された場合、認証サーバ装置は、コンテンツ提供装置から受信したセッション情報要求と識別番号とがセッション情報DBに記憶されていることより、認証許可を示す認証結果をコンテンツ提供装置に送信し、コンテンツ提供装置は、コンテンツ要求をコンテンツサーバ装置に送信し、コンテンツサーバ装置は、当該要求されているコンテンツをコンテンツ提供装置に送信する。
図19を用いて具体的に説明すると、一度認証許可されたネットワーク対応TVは、再びコンテンツ要求と識別番号(ID=01)をコンテンツ提供装置に送信する(図19の(1)参照)。続いて、コンテンツ提供装置は、セッション情報要求と識別番号(ID=01)とを、認証サーバ装置に送信する(図19の(2)参照)。
そして、認証サーバ装置は、コンテンツ提供装置からセッション情報要求と識別番号を受信した場合に、当該識別番号を記憶する携帯電話の個体識別番号に対応付けられたセッション情報がセッション情報DBに記憶されていることより、認証許可を示す認証結果をコンテンツ提供装置に送信する(図19の(3)参照)。
認証結果を受信したコンテンツ提供装置は、当該コンテンツを要求するコンテンツ要求をコンテンツサーバ装置に送信する(図19の(4)参照)。そして、コンテンツ要求を受信したコンテンツサーバ装置は、当該コンテンツをコンテンツ提供装置に送信する(図19の(5)参照)。その後、コンテンツを受信したコンテンツ提供装置は、受信したコンテンツを要求元であるネットワーク対応TVに送信する(図19の(6)参照)。このようにして、一度認証されているネットワーク対応TVは、要求したコンテンツを出力する(図19の(7)参照)。
一方、一度も認証されていないPC(ID=02)などがコンテンツ要求を送信した場合、図18に示したように、認証サーバ装置により認証処理が行われて、認証許可と判定されると、コンテンツを受信することができる。
このように、実施例4に係る通信システムによれば、ネットワーク対応TVは、コンテンツ要求とともに、宅内ネットワークに接続される宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号を送信し、ネットワーク対応TVからコンテンツ要求と識別番号とを受信した場合に、セッション情報要求と識別番号とを、認証サーバ装置に送信し、セッション情報と利用者認証情報と識別番号とを記憶するものであって、コンテンツサーバ装置からセッション情報要求と識別番号を受信した場合に、識別番号に対応付けられたセッション情報がセッション情報DBに記憶されているときは、認証許可を示す認証結果をコンテンツサーバ装置に送信し、識別番号に対応付けられたセッション情報がセッション情報DBに記憶されていないときは、セッション情報を発行してコンテンツサーバ装置に送信するとともに、セッション情報と識別番号とを対応付けてセッション情報DBに格納し、利用者端末からセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報と識別番号とともに受信した場合に、セッション情報と識別番号とがセッション情報DBに記憶され、かつ、利用者認証情報が利用者認証情報DBに記憶されているときに限り、利用者認証情報を利用者認証情報DBから取得して、セッション情報に対応付けてセッション情報DBに格納し、コンテンツサーバ装置から、認証結果問い合わせ要求とともにセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報と識別番号が対応付けられてセッション情報DBに記憶されているか否かを判定し、利用者が正当な利用者であるか否かを認証するので、宅内ネットワークに接続される宅内端末装置(情報家電)ごとに、認証することができる結果、より強固な認証を行うことが可能である。
例えば、はじめに、宅内ネットワークに接続されるネットワーク対応TVがコンテンツ要求を送信して認証されてコンテンツが提供され、次に、HDDがコンテンツ要求を送信すると、HDDがすでに認証されていると判定されてコンテンツを提供されることが起こりうるが、ネットワーク対応TVの識別番号を「01」、HDDの識別番号を「02」として、はじめに「01」のネットワーク対応TVからコンテンツ要求を受信して認証しコンテンツが提供されると、次に「02」のHDDがコンテンツ要求を送信しても認証されていると判定されることがなく、HDDもネットワーク対応TVと同様に認証されることが必要である結果、より強固な認証を行うことが可能である。
また、実施例4では、認証サーバ装置が識別番号を記憶しておく場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツ提供装置が識別番号を記憶しておいてもよい。具体的には、コンテンツ提供装置がコンテンツ要求を送信した宅内端末装置を記憶しておき、認証サーバ装置に認証されると、当該コンテンツ要求を送信した宅内端末装置に対してのみ、コンテンツを提供する。
このようにすることで、コンテンツ提供装置は、コンテンツ要求を送信した宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号と、コンテンツ要求を送信した宅内端末装置に対して発行されたセッション情報とを対応付けて記憶し、コンテンツサーバ装置から当該セッション情報と対応付けられたコンテンツが送信された場合に、当該セッション情報に対応付けられて記憶される識別番号を取得し、識別番号が割り振られた宅内端末装置にのみ、当該コンテンツを送信するので、宅内ネットワークに接続される認証された宅内端末装置(情報家電)のみにコンテンツを送信することができる結果、より強固な認証を行うことが可能である。
また、上記した実施例1では、個体識別番号を用いて利用者を認証してコンテンツを提供する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、個体識別番号と利用者の年齢などを用いて認証するようにしてもよい。
そこで、実施例5では、図21〜図24を用いて、個体識別番号と利用者の年齢を用いて認証し、コンテンツを提供する場合について説明する。図21は、実施例5に係る通信システムの全体構成を示す図であり、図22は、実施例5に係るコンテンツサーバ装置のコンテンツDBに記憶される情報の構成例を示す図であり、図23は、実施例5に係る認証サーバ装置の利用者認証情報DBに記憶される情報の構成例を示す図であり、図24は、実施例5に係る認証サーバ装置のセッション情報DBに記憶される情報の構成例を示す図である。
図21に示すように、実施例1と同様、この通信システムは、宅内ネットワークと、認証サーバ装置と、コンテンツサーバ装置とがインターネットを介して相互に通信可能に接続されて構成される。宅内ネットワークは、コンテンツ提供装置と、ネットワーク対応TVと、PCと、HDDとがDLNAを用いて相互に通信可能に接続されて構成される。そして、携帯電話は、個体識別番号として「00−11−FF」を記憶しており、利用者Aにより所持されている。
そして、実施例1と異なる点として、コンテンツサーバ装置は、図22に示すように、提供するコンテンツを「コンテンツ一覧、許可年齢」として「VOD、25歳以上」「音楽、18歳以上」「漫画、8歳以上」などとコンテンツDBに記憶する。
また、認証サーバ装置の利用者認証情報DBは、図23に示すように、「利用者名、個体識別番号、年齢」として「利用者A、00−11−FF、50」や「利用者C、12−FF−00、17」などと利用者認証情報を記憶する。
このような構成において、ネットワーク対応TVは、利用者の指示操作により音楽コンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求をコンテンツ提供装置に送信する(図21の(1)参照)。具体的に例を挙げると、ネットワーク対応TVは、利用者の指示操作により音楽コンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求をコンテンツ提供装置に送信する。
続いて、コンテンツ提供装置は、コンテンツサーバ装置にコンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求を含むセッション情報要求を送信する(図21の(2)参照)。そして、コンテンツサーバ装置は、記憶するコンテンツ情報(例えば、音楽、18歳以上など)とセッション情報要求とを認証サーバ装置に送信する(図21の(3)参照)。
続いて、認証サーバ装置は、コンテンツサーバ装置からセッション情報要求とコンテンツ情報を受信した場合に、セッション情報を発行してコンテンツサーバ装置に送信するとともに、セッション情報とコンテンツ情報とを対応付けてセッション情報DBに格納する(図21の(4)参照)。上記した例で具体的に説明すると、認証サーバ装置は、コンテンツサーバ装置からセッション情報要求とコンテンツ情報を受信した場合に、セッション情報「123456789」を発行してコンテンツサーバ装置に送信するとともに、図24に示すように、「123456789、音楽 18歳以上」などをセッション情報DBに格納する。ここでは、個体識別番号は記憶されない。
そして、セッション情報を受信したコンテンツサーバ装置は、当該セッション情報をネットワーク対応TVで視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、コンテンツ提供装置に送信する(図21の(5)参照)。続いて、コンテンツ提供装置は、受信した認証用コンテンツをネットワーク対応TVに送信する(図21の(6)参照)。そして、認証用コンテンツを受信したネットワーク対応TVは、受信した認証用コンテンツをモニタに出力し、携帯電話は、ネットワーク対応TVに出力されたセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに認証サーバ装置に送信する(図21の(7)と(8)参照)。
そして、認証サーバ装置は、携帯電話からセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに受信した場合に、セッション情報とコンテンツ情報とがセッション情報DBに記憶され、かつ、利用者認証情報が利用者認証情報DBに記憶されているときに限り、利用者認証情報を利用者認証情報DBから取得して、セッション情報とコンテンツ情報とに対応付けてセッション情報DBに格納する(図21の(9)参照)。上記した例で具体的に説明すると、認証サーバ装置は、携帯電話からセッション情報「123456789」を含んだ認証要求を利用者認証情報「00−11−FF」とともに受信した場合に、セッション情報「123456789」とコンテンツ情報とがセッション情報DBに記憶され、かつ、利用者認証情報「00−11−FF」が利用者認証情報DBに記憶されているときに限り、利用者認証情報「00−11−FF」を利用者認証情報DBから取得して、セッション情報とコンテンツ情報とに対応付けてセッション情報DBに格納する。
その後、コンテンツサーバ装置は、認証サーバ装置に認証結果問い合わせを送信し(図21の(10)参照)、認証サーバ装置は、認証結果をコンテンツサーバ装置に送信する(図21の(11)参照)。上記した例で具体的に説明すると、認証サーバ装置は、コンテンツサーバ装置から、認証結果問い合わせ要求とともにセッション情報「123456789」を受信した場合に、当該セッション情報「123456789」と利用者認証情報「00−11−FF」とが対応付けられてセッション情報DBに記憶され、かつ、利用者認証情報「50歳」がコンテンツ情報の所定の条件「音楽、18歳以上」を満たすことより利用者が正当な利用者であると判定し、認証許可をコンテンツサーバ装置に送信する。
そして、コンテンツサーバ装置は、認証結果に応じてコンテンツをコンテンツ提供装置に送信する(図21の(12)参照)。上記した例で説明すると、コンテンツサーバ装置は、認証許可を受信した場合に、コンテンツ「音楽」をコンテンツ提供装置に送信し、認証拒否を受信した場合に、認証が拒否された旨のメッセージをコンテンツ提供装置に送信する。
そして、コンテンツ提供装置は、コンテンツを受信した場合に、当該コンテンツをネットワーク対応TVに送信し、ネットワーク対応TVは、受信したコンテンツを出力する(図21の(13)と(14)参照)。一方、認証が拒否された旨のメッセージを受信した場合、コンテンツ提供装置は、当該メッセージをネットワーク対応TVに送信する。
また、例えば、17歳である利用者Cによりネットワーク対応TVからコンテンツ要求(音楽コンテンツ)を受信し、利用者Cが所持する携帯電話(例えば、個体識別番号(12−FF−00)、年齢(17歳))から認証要求を受信した場合、上記した手法と同様に、認証処理を行うと、音楽コンテンツの許可年齢が18歳以上であり、利用者Cの年齢が17歳であることより、認証サーバ装置により認証が拒否されて、コンテンツを視聴することができない。
このように、実施例5に係る通信システムによれば、コンテンツサーバ装置は、コンテンツ提供装置からセッション情報要求を受信した場合に、ネットワーク対応TVが視聴を希望するコンテンツに関するコンテンツ情報とセッション情報要求とを認証サーバ装置に送信し、コンテンツサーバ装置からセッション情報要求とコンテンツ情報を受信した場合に、セッション情報を発行してコンテンツサーバ装置に送信するとともに、セッション情報とコンテンツ情報とを対応付けてセッション情報DBに格納し、利用者端末からセッション情報を含んだ認証要求を利用者認証情報とともに受信した場合に、セッション情報とコンテンツ情報とがセッション情報DBに記憶され、かつ、利用者認証情報が利用者認証情報DBに記憶されているときに限り、利用者認証情報を利用者認証情報DBから取得して、セッション情報とコンテンツ情報とに対応付けてセッション情報DBに格納し、コンテンツサーバ装置から、認証結果問い合わせ要求とともにセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられてセッション情報DBに記憶され、かつ、利用者認証情報DBに記憶される利用者認証情報がコンテンツ情報の所定の条件を満たすか否かを判定し、利用者が正当な利用者であるか否かを認証するので、例えば、利用者認証情報として年齢情報を記憶する場合、年齢に応じてコンテンツの視聴可否を判定できる結果、より細かな認証を行うことが可能である。
例をあげると、20歳未満の利用者からのセッション情報要求を拒否したり、受信した利用者の年齢に応じて提供するコンテンツを変更したり、受信した利用者の年齢で許可できるコンテンツのみを提供するなど、より細かな認証を行うことが可能である。また、年齢だけでなく、性別や職業などにより認証してもよい。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)認証用コンテンツ、(2)認証処理、課金、(3)携帯電話、(4)システム構成等、(5)プログラムにそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)認証用コンテンツ
例えば、実施例1では、認証用コンテンツとしてQRコードを生成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、動画像や音声コンテンツとして生成してもよい。
具体的には、コンテンツ提供装置またはコンテンツサーバ装置は、認証サーバ装置で発行されたセッション情報を受信した場合に、コンテンツ視聴装置が動画像コンテンツを視聴可能であると、当該セッション情報をコンテンツ視聴装置で動画像視聴可能な動画像コンテンツとして形成される認証用動画像コンテンツを生成してコンテンツ視聴装置に送信したり、コンテンツ視聴装置が音声コンテンツを視聴可能であると、当該セッション情報をコンテンツ視聴装置で音声視聴可能な音声コンテンツとして形成される認証用音声コンテンツを生成してコンテンツ視聴装置に送信したり、コンテンツ視聴装置が静止画コンテンツを視聴可能に出力するものであるときは、当該セッション情報を静止画コンテンツとして形成される認証用静止画コンテンツを生成してコンテンツ視聴装置に送信してもよい。なお、認証用音声コンテンツを受信した利用者端末(例えば、携帯電話)は、当該認証用音声コンテンツからセッション情報を読み出して、セッション情報を音声により出力する。
このようにすることで、情報家電でコンテンツを利用するのに際して、さらに利便性の高い利用者認証を行うことが可能である。例えば、認証用コンテンツを動画や静止画だけでなく、音声出力することができる結果、モニタなどがない端末装置に対しても利用者認証を行うことが可能である。
(2)認証処理、課金
また、実施例1〜5では、認証サーバ装置は、個体識別番号を用いて認証処理を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子署名や証明書などを用いて認証処理を行うようにしてもよく、利用者を特定することができる利用者認証情報であればいずれの情報でもよい。なお、電子署名や証明書のほかにも携帯電話の発信者番号などを用いて認証してもよい。また、認証処理を行う際に、課金処理を実行するようにしてもよい。
また、実施例5では、認証処理でコンテンツの視聴制限として年齢を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、性別や職業などコンテンツの視聴を制限することができるあらゆる情報を用いて、認証を行うことができる。
(3)携帯電話
また、実施例1〜5では、利用者端末として携帯電話を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パーソナルコンピュータやワークステーション、家庭用ゲーム機、ネットワーク対応TV、PDA、あるいはPHSの如き移動体通信端末など個体識別番号を記憶することができ、インターネットに接続することができる通信装置であればいずれの装置であってもよい。
(4)システム構成等
また、本実施例において説明した上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3〜図5など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して(例えば、セッション情報一時発行部26とセッション情報正規発行部27とを統合するなど)構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(5)プログラム
また、上記の実施例で説明した各種の処理手順は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係る通信システムおよび通信方法は、宅内ネットワークの利用者が正当な利用者であるか否かを認証し、利用者が正当な利用者として認証されることを条件にコンテンツ提供装置を介してコンテンツ視聴装置にコンテンツを提供することに有用であり、特に、情報家電でコンテンツを利用するのに際して、利便性の高い利用者認証を行うことに適する。
実施例1に係る通信システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例1に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 利用者認証情報DBに記憶される情報の例を示す図である。 セッション情報DBに記憶される情報の例を示す図である。 コンテンツDBに記憶される情報の例を示す図である。 ネットワーク対応TVに出力されるコンテンツ一覧の出力例を示した図である。 認証用コンテンツとして生成されたQRコードの例を示す図である。 実施例1に係る通信システムによる処理の流れを示すシーケンス図である。 実施例1に係るコンテンツ提供装置による処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る認証サーバ装置による処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係るネットワーク対応TVによる処理の流れを示すフローチャートである。 通信システムによる処理の流れを示すシーケンス図である。 実施例2に係る通信システムの処理の流れを示すシーケンス図である。 実施例2に係るコンテンツサーバ装置による処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3に係る認証サーバ装置に記憶される情報の例を示す図である。 実施例3に係る通信システムの処理の流れを示すシーケンス図である。 実施例3に係るコンテンツ提供装置の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4に係る通信システムの全体構成を示す図である。 実施例4に係る通信システムの全体構成を示す図である。 セッション情報DBに記憶される情報の例を示す図である。 実施例5に係る通信システムの全体構成を示す図である。 実施例5に係るコンテンツサーバ装置のコンテンツDBに記憶される情報の構成例を示す図である。 実施例5に係る認証サーバ装置の利用者認証情報DBに記憶される情報の構成例を示す図である。 実施例5に係る認証サーバ装置のセッション情報DBに記憶される情報の構成例を示す図である。
符号の説明
10 コンテンツ提供装置
11 内部ネットワーク通信部
12 外部ネットワーク通信部
13 記憶部
14 制御部
15 セッション情報要求送信部
16 認証用コンテンツ生成部
17 認証結果問い合わせ部
18 コンテンツ送信部
20 認証サーバ装置
21 通信制御I/F部
22 記憶部
23 利用者認証情報DB
24 セッション情報DB
25 制御部
26 セッション情報一時発行部
27 セッション情報正規発行部
28 利用者認証部
30 コンテンツサーバ装置
31 通信制御I/F部
32 記憶部
33 コンテンツDB
34 制御部
35 コンテンツ送信部

Claims (7)

  1. コンテンツを視聴可能に出力するコンテンツ視聴装置がコンテンツ提供装置を介して他の装置と接続されるように構成された宅内ネットワークと、前記宅内ネットワークの利用者が正当な利用者であるか否かを認証する認証サーバ装置と、前記利用者が正当な利用者として認証されることを条件に前記コンテンツ提供装置を介して前記コンテンツ視聴装置に前記コンテンツを提供するコンテンツサーバ装置とを、ネットワークを介して相互に通信可能に接続して構成される通信システムであって、
    前記コンテンツ提供装置または前記コンテンツサーバ装置は、
    前記コンテンツ視聴装置からコンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求を受信した場合に、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、前記認証サーバ装置に送信するセッション情報要求送信手段と、
    前記認証サーバ装置で発行されたセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報を前記コンテンツ視聴装置で視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、前記コンテンツ視聴装置に送信する認証用コンテンツ生成手段と、
    前記認証用コンテンツ生成手段により認証用コンテンツが前記コンテンツ視聴装置に送信された後に、前記利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、前記セッション情報を前記認証サーバ装置に送信する認証結果問い合わせ手段と、
    前記認証サーバ装置は、
    前記利用者を一意に識別する利用者認証情報に対応付けて、当該宅内ネットワークの利用者が所有する利用者端末に記憶され、当該利用者の認証に用いられる利用者認証情報を記憶する利用者認証情報記憶手段と、
    前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置からセッション情報要求を受信した場合に、前記セッション情報を発行して前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置に送信するとともに、所定のセッション情報記憶手段に格納するセッション情報一時発行手段と、
    前記利用者端末から前記セッション情報を含んだ認証要求を前記利用者認証情報とともに受信した場合に、前記セッション情報が前記セッション情報記憶手段に記憶され、かつ、前記利用者認証情報が前記利用者認証情報記憶手段に記憶されているときに限り、前記利用者認証情報を前記利用者認証情報記憶手段から取得して、前記セッション情報に対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納するセッション情報正規発行手段と、
    前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置から、前記認証結果問い合わせ要求とともに前記セッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられて前記セッション情報記憶手段に記憶されているか否かを判定し、前記利用者が正当な利用者であるか否かを認証する利用者認証手段と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記コンテンツサーバ装置は、暗号化されたコンテンツを前記コンテンツ提供装置に送信するものであって、
    前記利用者認証手段は、前記利用者が正当な利用者であると認証された場合に、前記コンテンツを復号する復号鍵を前記コンテンツ提供装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記コンテンツ視聴装置は、前記コンテンツ要求とともに、前記宅内ネットワークに接続される宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号を送信し、
    前記セッション情報要求送信手段は、前記コンテンツ視聴装置から前記コンテンツ要求と前記識別番号とを受信した場合に、前記セッション情報要求と前記識別番号とを前記認証サーバ装置に送信し、
    前記セッション情報記憶手段は、前記セッション情報と前記利用者認証情報と前記識別番号とを記憶するものであって、
    前記セッション情報一時発行手段は、前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置から前記セッション情報要求と前記識別番号を受信した場合に、前記識別番号に対応付けられたセッション情報が前記セッション情報記憶手段に記憶されているときは、認証許可を示す認証結果を前記コンテンツサーバ装置もしくは前記コンテンツ提供装置に送信し、前記識別番号に対応付けられたセッション情報が前記セッション情報記憶手段に記憶されていないときは、セッション情報を発行して前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置に送信するとともに、前記セッション情報と前記識別番号とを対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納し、
    前記セッション情報正規発行手段は、利用者端末から前記セッション情報を含んだ認証要求を前記利用者認証情報と前記識別番号とともに受信した場合に、前記セッション情報と前記識別番号とが前記セッション情報記憶手段に記憶され、かつ、前記利用者認証情報が前記利用者認証情報記憶手段に記憶されているときに限り、前記利用者認証情報を前記利用者認証情報記憶手段から取得して、前記セッション情報に対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納し、
    前記利用者認証手段は、前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置から、前記認証結果問い合わせ要求とともに前記セッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報と識別番号が対応付けられて前記セッション情報記憶手段に記憶されているか否かを判定し、前記利用者が正当な利用者であるか否かを認証することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記コンテンツ視聴装置は、前記コンテンツ要求とともに、前記宅内ネットワークに接続される宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号を送信するものであって、
    前記コンテンツ提供装置は、
    前記コンテンツ要求を送信した宅内端末装置に一意に割り当てられた識別番号と、前記コンテンツ要求を送信した前記宅内端末装置に対して発行された前記セッション情報とを対応付けて記憶する識別番号記憶手段と、
    前記コンテンツサーバ装置から当該セッション情報と対応付けられたコンテンツが送信された場合に、当該セッション情報に対応付けられて記憶される前記識別番号を前記識別番号記憶手段から取得し、前記識別番号が割り振られた宅内端末装置にのみ、当該コンテンツを送信するコンテンツ送信制御手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  5. 前記コンテンツサーバ装置のセッション情報要求送信手段は、前記コンテンツ提供装置から前記セッション情報要求を受信した場合に、前記コンテンツ視聴装置が視聴を希望するコンテンツに関するコンテンツ情報と前記セッション情報要求とを前記認証サーバ装置に送信し、
    前記セッション情報一時発行手段は、前記コンテンツサーバ装置から前記セッション情報要求と前記コンテンツ情報を受信した場合に、前記セッション情報を発行して前記コンテンツ視聴装置もしくは前記コンテンツサーバ装置に送信するとともに、前記セッション情報と前記コンテンツ情報とを対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納し、
    前記セッション情報正規発行手段は、前記利用者端末から前記セッション情報を含んだ認証要求を前記利用者認証情報とともに受信した場合に、前記セッション情報と前記コンテンツ情報とが前記セッション情報記憶手段に記憶され、かつ、前記利用者認証情報が前記利用者認証情報記憶手段に記憶されているときに限り、前記利用者認証情報を前記利用者認証情報記憶手段から取得して、前記セッション情報と前記コンテンツ情報とに対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納し、
    前記利用者認証手段は、前記コンテンツサーバ装置から、前記認証結果問い合わせ要求とともに前記セッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられて前記セッション情報記憶手段に記憶され、かつ、前記利用者認証情報記憶手段に記憶される利用者認証情報が前記コンテンツ情報の所定の条件を満たすか否かを判定し、前記利用者が正当な利用者であるか否かを認証することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  6. 前記認証用コンテンツ生成手段は、前記認証サーバ装置で発行されたセッション情報を受信した場合に、前記コンテンツ視聴装置が動画像コンテンツを視聴可能に出力するものであるときは、当該セッション情報を動画像コンテンツとして形成される認証用動画像コンテンツを生成して前記コンテンツ視聴装置に送信し、前記コンテンツ視聴装置が音声コンテンツを視聴可能に出力するものであるときは、当該セッション情報を音声コンテンツとして形成される認証用音声コンテンツを生成して前記コンテンツ視聴装置に送信し、前記コンテンツ視聴装置が静止画コンテンツを視聴可能に出力するものであるときは、当該セッション情報を静止画コンテンツとして形成される認証用静止画コンテンツを生成して前記コンテンツ視聴装置に送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の通信システム。
  7. コンテンツを視聴可能に出力するコンテンツ視聴装置がコンテンツ提供装置を介して他の装置と接続されるように構成された宅内ネットワークと、前記宅内ネットワークの利用者が正当な利用者であるか否かを認証する認証サーバ装置と、前記利用者が正当な利用者として認証されることを条件に前記コンテンツ提供装置を介して前記コンテンツ視聴装置に前記コンテンツを提供するコンテンツサーバ装置とを、ネットワークを介して相互に通信可能に接続して構成することに適した通信方法であって、
    前記コンテンツ提供装置または前記コンテンツサーバ装置は、
    前記コンテンツ視聴装置からコンテンツの視聴を要求するコンテンツ要求を受信した場合に、当該コンテンツの視聴に伴う利用者認証に用いられるセッション情報を要求するセッション情報要求を、前記認証サーバ装置に送信するセッション情報要求送信工程と、
    前記認証サーバ装置で発行されたセッション情報を受信した場合に、当該セッション情報を前記コンテンツ視聴装置で視聴可能なコンテンツとして形成される認証用コンテンツを生成し、前記コンテンツ視聴装置に送信する認証用コンテンツ生成工程と、
    前記認証用コンテンツ生成工程により認証用コンテンツが前記コンテンツ視聴装置に送信された後に、前記利用者が正当な利用者であるか否かを示す認証結果を問い合わせる認証結果問い合わせ要求とともに、前記セッション情報を前記認証サーバ装置に送信する認証結果問い合わせ工程と、
    前記認証サーバ装置は、
    前記利用者を一意に識別する利用者認証情報に対応付けて、当該宅内ネットワークの利用者が所有する利用者端末に記憶され、当該利用者の認証に用いられる利用者認証情報を記憶する利用者認証情報記憶手段と、
    前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置からセッション情報要求を受信した場合に、前記セッション情報を発行して前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置に送信するとともに、所定のセッション情報記憶手段に格納するセッション情報一時発行工程と、
    前記利用者端末から前記セッション情報を含んだ認証要求を前記利用者認証情報とともに受信した場合に、前記セッション情報が前記セッション情報記憶手段に記憶され、かつ、前記利用者認証情報が前記利用者認証情報記憶手段に記憶されているときに限り、前記利用者認証情報を前記利用者認証情報記憶手段から取得して、前記セッション情報に対応付けて前記セッション情報記憶手段に格納するセッション情報正規発行工程と、
    前記コンテンツ提供装置もしくは前記コンテンツサーバ装置から、前記認証結果問い合わせ要求とともに前記セッション情報を受信した場合に、当該セッション情報と利用者認証情報とが対応付けられて前記セッション情報記憶手段に記憶されているか否かを判定し、前記利用者が正当な利用者であるか否かを認証する利用者認証工程と、
    を含んだことを特徴とする通信方法。
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