JP4738369B2 - ディスク装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、この構成では、12cmディスクを挿入した場合には、上記8cm用当接部をディスクのローディング経路から退避させるための専用のアクチュエータが必要になり、これにより装置が大型化し、特に装置の厚さ方向の寸法が大きくなるといった問題があった。
図1は、本実施の形態に係るディスクプレーヤ(ディスク装置)の外観を示す斜視図である。このディスクプレーヤには、CD、DVD等の例えば直径8cmや、直径12cm等の大きさの異なる記録媒体ディスクが引き込まれて、このディスクに記録された情報が再生される。符号1は本体を示し、この本体1は板金製のシャーシ3を備えている。このシャーシ3はロアーシャーシ5と、このロアーシャーシ5の上方を覆うアッパーシャーシ7とを備え、その内側には、図1では図示を省略したが、ディスクをローディングするためのローディングメカニズム、ローディングされたディスクをクランプするためのクランプメカニズム、クランプされたディスクをドライブするためのドライブメカニズム等が設けられている。
このドライブユニット9は、図4及び図5に示すように、ベースプレート13と、このベースプレート13の後端部の両側にヒンジ15で連結され、先端17Aを閉じる方向にばね付勢されて、ベースプレート13と協働してディスクを挟持するクランププレート17とを備えている。このクランププレート17の先端17Aには回転板19が支持され、この回転板19に対向するマグネット入りのターンテーブル21が、ベースプレート13に支持されている。そして、後述するように、ディスクが挿入されて、クランププレート17が閉じると、先端17Aの回転板19とマグネット入りのターンテーブル21とで挟持(クランプ)されてディスクが回転可能になる。
このローディングローラ25は、挿入口23へのディスクの挿入が検知されると、モータ24により駆動されて、当該ディスクを本体1内に引き込む。このローディングローラ25は、ローラプレート27に支持され、このローラプレート27の基部は、ヒンジピン28によりロアーシャーシ5に連結されている。よって、このローディングローラ25は、ヒンジピン28を中心としたローラプレート27の揺動により、その高さ位置を変位させて、ディスクと離接可能に構成されている。また、ローラプレート27は、図示を省略したばねにより、このローラプレート27の前端を下げて、ローディングローラ25を持ち上げる方向に付勢されている。
トリガープレート31の他端31Bは、ドライブユニット9の外側に延出し、ドライブユニット9の外壁に沿って下方に折り曲げられている。この他端31Bは、ロアーシャーシ5に配置されたトリガー35の後面35Kに当接する。そして、ディスクが本体1に引き込まれ、爪部32,33のいずれかに当接し、トリガープレート31が反時計方向に回動すると、このトリガープレート31が、トリガー35を前進(矢印Xの方向)させる。このトリガー35は、図4に示すように、ばね34により、通常時、他端31B側(矢印Yの方向)に付勢されている。
トリガー35がファイナルギア37に噛み合い、ストロークエンドに移動した後、トリガーカム41を押し出し、トリガーカム41のラックがファイナルギア37と噛み合い、トリガーカム41が前進(矢印Xの方向)する。
ディスクをイジェクトした後に、ローディング待機の状態となる。イジェクトもしくはローディング待機の状態では、ドライブユニット9が、図示を省略した機構によりシャーシ3にロックされる。
クランププレート17には、図6に示すように、本体1内に引き込まれたディスクの外周部に当接し、このディスクをクランプ位置に案内する一対のガイドアーム43、44が設けられている。これらガイドアーム43、44は、クランププレート17の先端の回転板19に対しほぼ中心振り分けで配置され、当該ガイドアーム43、44の前端には、ディスクに当接する当接部43A、44Aが形成される。ガイドアーム43、44の後端には軸受部43B、44Bが形成され、これら軸受部43B、44Bは、クランププレート17から下方に延出するピン45、46に遊嵌される。また、これらガイドアーム43、44は、ばね47、48により、閉じる方向(矢印Aの方向)に付勢されている。また、ガイドアーム43、44の上面には、図7に示すように、クランププレート17に形成されたガイド孔49、50(図6)を通じて当該クランププレート17の上面側に延在するガイドピン43C、44Cが設けられている。
また、セレクタプレート53には、本体内にディスクが挿入されていない初期状態において、上記ガイドアーム43、44のガイドピン43C、44Cと係合する係合溝53E、53Fが形成されている。この係合溝53E、53Fとガイドピン43C、44Cとが係合することにより、ガイドアーム43、44の動作が規制される。また、係合溝53E、53Fは、セレクタプレート53の付勢方向(時計方向)側が開放されており、このセレクタプレート53が反時計方向に回動すると、ガイドピン43C、44Cが係合溝53E、53Fから離脱して、ガイドアーム43、44の動作が可能となる。
スライドプレート52の移動に伴い、このスライドプレート52に係合されたセレクタプレート53の連結部53Aが前方に引っ張られるため、このセレクタプレート53は、ばね61に抗して反時計方向(矢印E方向)に回動する。この回動により、ガイドアーム43、44のガイドピン43C、44Cが係合溝53E、53Fから離脱するため、当該ガイドピン43C、44Cの動作が可能となる。
これによれば、図9に示すように、ディスク100の外周部100Aがガイドアーム43、44の当接部43A、44Aと当接することにより、このガイドアーム43、44が徐々に側方(矢印B方向に)に開き、当該ガイドアーム43、44によってディスク100がクランプ位置に案内される。
これによれば、図11に示すように、ガイドアーム43、44は初期位置の状態から動作しないため、ディスク200の外周部200Aがガイドアーム43、44の当接部43A、44Aと当接することにより、このディスク200がクランプ位置に案内される。
上述のように、セレクタプレート53は、ターンプレート51の動作に連動してピン60と中心に回動するようになっている。本構成では、セレクタプレート53には、図12に示すように、その後端部53Gから当該セレクタプレート53の延在方向に沿って延出する片53Hが一体に形成されている。また、トリガープレート31には、上記セレクタプレート53の片53H上に位置するように、当該トリガープレート31の前端部から前方に延出する作動片31Cが形成されている。
また、クランププレート17の上面には、上記作動片31Cの下方に、このクランププレート17の一部を切り起こした凸部70が形成されている。この凸部70は、本体1の後方から前方へ向けて上昇するように傾斜した後、先端部が略水平に形成されている。
そして、セレクタプレート53の回動に伴い、このセレクタプレート53の片53Hがクランププレート17の凸部70上を移動することにより、この片53Hの位置が上方に移動する。これによれば、図14に示すように、この片53H上に延在するトリガープレート31の作動片31Cが当該片53Hにより上方に持ち上げるため、このトリガープレート31の爪部32をローディング経路RKから退避させることができる。従って、12cm径のディスク100は、上記ローディング経路RKを搬送されてトリガープレート31の爪部33に当接してクランプが実行される。
この場合、セレクタプレート53の片53Hの厚みを調整することにより、上記爪部32をローディング経路RKから退避させる際のストロークを調整することができる。これによれば、上記爪部32を確実にローディング経路RKから退避させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、セレクタプレート53は、ターンプレート51の動作に連動して回動し、この回動に伴って爪部32をローディング経路RKから上方に退避させる片53Hを備える構成となっているため、装置の厚みを増すことなく、簡単な構成で爪部32の退避動作を実行することができる。
3 シャーシ
5 ロアーシャーシ
7 アッパーシャーシ
9 ドライブユニット(クランプ機構)
13 ベースプレート
17 クランププレート
23 挿入口
31 トリガープレート
31C 作動片
32,33 爪部
41 トリガーカム
41R ラックギア
43 ガイドアーム
43C ガイドピン
51 ターンプレート
52 スライドプレート
53 セレクタプレート
53H 片(片部材)
56 ゲートピン
70 凸部
100 ディスク
100 径ディスク
100A 外周部
200 ディスク
200 径ディスク
200A 外周部A
Claims (5)
- 本体の内側にローディングされたディスクをクランプ位置でクランプするクランプ機構を備えたディスク装置において、
前記ディスクを前記クランプ位置に案内する一対のガイドアームと、大径のディスクが当接して前記クランプ機構を動作させる大径トリガー部と、小径のディスクが当接して前記クランプ機構を動作させる小径トリガー部と、前記大径のディスクが挿入されると作動するターンプレートと、前記大径のディスクが挿入されたとき、前記ターンプレートの動作に連動して前記小径トリガー部をローディング経路から退避させる退避機構とを備え、
前記退避機構は、前記ターンプレートの動作に連動するセレクタプレートを備え、このセレクタプレートは、前記小径ディスクが挿入されたときには、前記ガイドアームと係合して当該ガイドアームの動作を規制し、前記大径ディスクが挿入されたときには、前記ガイドアームから離脱して当該ガイドアームの規制を解除するとともに前記小径トリガー部を前記ローディング経路から退避させることを特徴とするディスク装置。 - 前記大径トリガー部と前記小径トリガー部とが1枚のトリガープレートに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
- 前記トリガープレートは、前記本体のシャーシの上面に揺動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のディスク装置。
- 前記退避機構は、前記ターンプレートの動作に連動するセレクタプレートを備え、このセレクタプレートの動作に連動して前記小径トリガー部を前記ローディング経路から退避させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のディスク装置。
- 前記セレクタプレートは、前記ターンプレートの動作に連動して回動し、この回動に伴って前記小径トリガー部を前記ローディング経路から上方に退避させる片部材を備えることを特徴とする請求項4に記載のディスク装置。
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JP2002042399A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-08 | Kenwood Corp | ディスク再生装置 |
JP2003257109A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-12 | Tanashin Denki Co | ディスクのセンタリング装置 |
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