JP4738081B2 - イオン発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高電圧による放電現象を利用して空気中にイオンを発生するイオン発生装置に関し、更には、動作に伴うノイズの放出を低減できるイオン発生装置に関する。
プラスイオン及びマイナスイオンを発生し、イオンを含む空気を送出して、イオンが送出された空間の空気中に浮遊する微粒子及び細菌等の浮遊物を除去して空気を浄化するイオン発生装置が実用化されている。イオン発生装置に設けられるイオン発生素子は、誘電体を介して対向する2つの電極を有しており、数kVの電圧を発生する電圧発生回路からの電圧が2つの電極間に印加され、電極間にプラズマ放電が生じ、空気中にイオンを発生させる構成である。
イオン発生装置の電圧発生回路は変圧器を用いて構成されている。イオンを発生させる際に変圧器が動作することによりイオン発生装置から電磁波がノイズとして放出されるという問題があった。
特許文献1においては、イオン発生部に対向して設けられた回路基板上に変圧器を実装し、変圧器に金属キャップを被せて覆うことにより、変圧器からノイズが放出されにくくし、また、回路基板及び変圧器を収容するケースの外側に、変圧器を覆うように金属部材を取り付けることにより、変圧器から放出されたノイズが外部に漏れにくくしたイオン発生装置が提案されている。
特開2004−111135号公報
しかしながら、特許文献1に記載のイオン発生装置においては、高電圧を発生する変圧器が放出するノイズに対する対策のみ行われており、イオン発生装置の他の部分から放出されるノイズに対しては未対策であった。このため、他の部分からのノイズがイオン発生装置の外部に放出されることを防止し、イオン発生装置の近傍に設置された他の電気機器に与える影響をより軽減することが望まれる。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、変圧器が設けられた回路基板とイオン発生部とを対向して配し、リードピン又はリード線等の接続部で接続する場合に、回路基板及びイオン発生部の間に、イオン発生部を覆うように電磁遮蔽部材を設けることにより、イオン発生部から外部に放出されるノイズを低減できるイオン発生装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、イオン発生部に対向する対向部及び対向部に交差して設けられた2つの脚部を有する導電体を電磁遮蔽部材としてイオン発生部及び回路基板の間に設けることにより、電磁遮蔽部材を回路基板に立設させて簡単に配することができ、イオン発生部から外部に放出されるノイズを確実に低減できるイオン発生装置を提供することにある。
発明に係るイオン発生装置は、高電圧を発生する変圧器と、該変圧器が発生した高電圧が印加されてイオンを発生するイオン発生部と、該イオン発生部に対向して配され、前記変圧器が設けられた回路基板と、前記イオン発生部及び前記回路基板を接続する接続部とを備えるイオン発生装置において、前記接続部を介して、前記変圧器が発生した高電圧を前記イオン発生部へ印加するようにしてあり、前記変圧器を囲む電磁遮蔽部材と、前記イオン発生部及び前記回路基板の間に、前記イオン発生部の前記回路基板と対向する部分を覆うように設けられた電磁遮蔽部材とを備えることを特徴とする。
本発明においては、変圧器が設けられた回路基板とイオン発生部とを対向して配し、回路基板及びイオン発生部の間に、イオン発生部を覆うように電磁遮蔽部材を設ける。イオン発生の動作に伴ってイオン発生部から放出されるノイズを電磁遮蔽部材により吸収し、イオン発生装置の外部に放出されるノイズを低減する。
また、本発明に係るイオン発生装置は、前記イオン発生部及び前記回路基板の間に設けられた電磁遮蔽部材が、前記イオン発生部に対向する板状の対向部と、該対向部に交差して設けられた2つの脚部とを有する導電体であることを特徴とする。
本発明においては、イオン発生部に対向する対向部及び対向部に交差して設けられた2つの脚部を有する導電体を電磁遮蔽部材としてイオン発生部及び回路基板の間に設ける。脚部を設けることにより、電磁遮蔽部材を回路基板に立設できる。また、導電体性の電磁遮蔽部材によってノイズを確実に吸収できる。
発明による場合は、変圧器が設けられた回路基板とイオン発生部とを対向して配し、リードピン又はリード線等の接続部で接続する場合に、回路基板及びイオン発生部の間に、イオン発生部を覆うように電磁遮蔽部材を設けることにより、イオン発生部からイオン発生装置の外部に放出されるノイズを低減できるため、イオン発生装置の近くに配された他の機器のノイズによる誤動作を防止することができる。
また、本発明による場合は、イオン発生部に対向する対向部及び対向部に交差して設けられた2つの脚部を有する導電体を電磁遮蔽部材としてイオン発生部及び回路基板の間に設けることにより、電磁遮蔽部材を回路基板上に立設できるため、簡単に配することができ、また、簡単な構成で確実にイオン発生部が発するノイズを吸収し、イオン発生装置の外部に放出されるノイズを低減できるため、イオン発生装置の近くに配された他の機器のノイズによる誤動作を防止することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。図において1は略長方形の板状のイオン発生素子であり、変圧器3により発生された高電圧の印加によって生じる放電現象により、プラスイオン及びマイナスイオン発生させる。イオン発生素子1は、略直方体をなすイオン発生装置の筐体5に形成された開口5aから一面が露出するように配設してあり、イオン発生装置の外部に、発生したプラスイオン及びマイナスイオンを放出するようにしてある。また、筐体5の開口5aは、イオン発生素子1の露出面と大きさが略等しい略長方形にしてある。
筐体5の内部には、イオン発生素子1と一定の間隔を隔てて回路基板2が対向して配設してある。回路基板2は、イオン発生素子1より大きい略長方形の板状をなしており、一面が抵抗、コンデンサ及び変圧器3等の回路部品が実装される実装面2aであり、他面が回路部品の半田付けを行う半田接続面2bである。回路基板2は、半田接続面2bがイオン発生素子1と対向するように配してあり、回路基板2及びイオン発生素子1は、2つのリードピン4、4により接続され、回路基板2からイオン発生素子1へ変圧器3が発生する高電圧を供給できるようにしてある。
回路基板2の実装面2aには、回路基板2の平面視でイオン発生素子1が配してある部分に重複しない位置に、変圧器3が実装してある。変圧器3は、電磁誘導によって交流電圧の昇圧又は降圧を行う略直方体の回路部品であり、共通の鉄心に2個以上のコイルを巻いて構成してあり、それぞれのコイルの巻き数に応じた電圧を出力する。イオン発生装置は、変圧器3により高電圧を発生させてイオン発生素子1に印加することで、プラスイオン及びマイナスイオンの発生を行う。変圧器3にて発生した高電圧は、回路基板2からリードピン4、4を介してイオン発生素子1に与えられる。
図2は、イオン発生素子1の構成を示す斜視図であり、図3は、図2のIII−III線による断面図である。イオン発生素子1は、略長方形の板状をなす誘電体31の一面に格子状の放電電極32を配設し、誘電体31の内部に放電電極32と対向するように面状の誘導電極33を埋設し、放電電極32を薄い誘電体製の保護層34で被覆して構成されている。また、誘電体31の他面には、放電電極32に高電圧を供給するための電極接点35と、誘導電極33に高電圧を供給するための電極接点36とが設けてあり、電極接点35、36は、誘電体31を貫通して放電電極32及び誘導電極33に接続されている。誘電体31及び保護層34は、誘電体としてアルミナにより製造され、放電電極32、誘導電極33及び電極接点35、36は、タングステン又はモリブデン等の金属材料により製造される。
また、イオン発生素子1は、放電電極32がイオン発生装置の外側になるように、筐体5に配設してあり、電極接点35、36にリードピン4、4をそれぞれ接続して、回路基板2から変圧器3が発生した高電圧を放電電極32及び誘導電極33へ供給するようにしてある。
イオン発生素子1に高電圧を供給する場合に、変圧器3から発生するノイズが外部に放出されることを防止するために、変圧器3には鉄又は銅等による金属キャップ10が被せてある。金属キャップ10は、変圧器3より若干大きな略直方体をなし、直方体の一面が開放されて内部に変圧器3を収容できる空間が設けられた金属製の容器である。また、金属キャップ10は、回路基板2に形成されているグランドパターン(図示せず)にリード線(図示せず)により接続してあり、変圧器3が発するノイズを吸収してグランドパターンに流すようにしてある。
更に、金属キャップ10を変圧器3に被せた方向と略直交する方向から、金属キャップ10より大きい金属キャップ11が、変圧器3、金属キャップ10及び回路基板2の端部から変圧器3が実装されている部分までを覆って被せてある。金属キャップ11は、金属キャップ10と同様に、略直方体の一面が開放されて内部に収容空間が設けられた金属製の容器であり、リード線により回路基板2のグランドパターンに接続してある。金属キャップ11により、金属キャップ10で覆うことができない変圧器3の一面、即ち回路基板2の実装面2aと接触する面を、回路基板2の半田接続面2b側から覆うことができるため、変圧器3は金属キャップ10及び11により全面を覆われ、変圧器3から発生するノイズを確実に吸収できるようにしてある。
また、対向して配されるイオン発生素子1及び回路基板2の間には、開口形状が略矩形をなす筒状の電磁遮蔽部材20が配設してある。電磁遮蔽部材20は、鉄又は銅等の金属製の筒状部材であり、筒の内部にイオン発生素子1及び回路基板2を接続するリードピン4、4が通してある。また、金属キャップ10及び11と同様に、電磁遮蔽部材20は回路基板2のグランドパターンにリード線によって接続してあり、変圧器3からの高電圧がイオン発生素子1に供給される場合にリードピン4、4から発せられるノイズを吸収して、グランドパターンに流すようにしてある。
図4は、本発明に係る電磁遮蔽部材20の構成を示す斜視図である。開口形状が略矩形の筒状の電磁遮蔽部材20には、一側面に筒の軸と略平行なスリット21が形成してある。イオン発生装置の製造工程において、回路基板2の半田接続面2bをウレタン樹脂で覆って絶縁する場合に、回路基板2上に注入されたウレタン樹脂がスリット21から電磁遮蔽部材20内に流入するため、電磁遮蔽部材20の配設後にウレタン樹脂による絶縁作業を行うことを可能としている。また、スリット21からウレタン樹脂の注入を行うことも可能である。
イオン発生装置の動作に伴って放出されるノイズは、例えば波長の長さによって長波、中波及び短波の3つに分類することができる。変圧器3から放出されるノイズは、主に長波及び中波のノイズであり、リードピン4、4及びイオン発生素子1から放出されるノイズは、主に短波のノイズである。リードピン4、4を囲んで設けられる電磁遮蔽部材20にスリット21を形成した場合であっても、短波のノイズはスリット21からの漏れが少ないため、電磁遮蔽部材20による遮蔽効果を維持できる。
以上の構成のイオン発生装置においては、変圧器3を金属キャップ10及び11で覆い、リードピン4、4を電磁遮蔽部材20で囲むことにより、イオン発生時の変圧器3の動作に伴って、変圧器3から発せられるノイズ及びリードピン4、4から発せられるノイズを吸収して、回路基板2のグランドパターンに流すことができるため、ノイズがイオン発生装置の外部に放出されることを防止できる。
なお、本実施の形態においては、イオン発生素子1及び回路基板2をリードピン4、4にて接続する構成を示したが、これに限るものではなく、例えば2本のリード線により接続する構成としてもよい。また、イオン発生素子1及び回路基板2を対向して配する構成を示したが、必ずしも対向させなくてもよく、この場合には電磁遮蔽部材20を湾曲又は屈曲させてイオン発生素子1及び回路基板2の間に設けてもよい。また、2つのリードピン4、4を1つの電磁遮蔽部材20で囲む構成を示したが、これに限るものではなく、2つの電磁遮蔽部材でリードピン4、4のそれぞれを囲む構成としてもよい。また、金属キャップ10及び11、並びに電磁遮蔽部材20をリード線にて回路基板2のグランドパターンに接続する構成を示したが、これに限るものではなく、リードピンにより接続する構成であってもよく、直接グランドパターンに接触させる構成であってもよく、また、グランドパターンに接続しない構成であってもよい。また、金属キャップ10及び11が必要ない場合には、これらを設けない構成であってもよい。また、電磁遮蔽部材20にウレタン樹脂を注入するためのスリット21を形成する構成を示したが、これに限るものではなく、スリット21を形成しない構成であってもよく、以下の変形例に示す構成であってもよい。
(変形例1) 図5は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る電磁遮蔽部材20の構成を示す斜視図である。開口形状が略矩形の筒状をなす電磁遮蔽部材20の4つの側面には、略円形の貫通孔22、22…がそれぞれ形成してある。ウレタン樹脂により回路基板2の絶縁を行う場合には、貫通孔22、22…からウレタン樹脂が電磁遮蔽部材20内に流入するため、回路基板2の絶縁作業が行いやすい。電磁遮蔽部材20に貫通孔20、20…を形成する場合も、電磁遮蔽部材20にスリット21を形成する構成と同様の効果を得ることができる。
(変形例2) 図6は、本発明の実施の形態1の変形例2に係る電磁遮蔽部材20の構成を示す斜視図である。電磁遮蔽部材20は、メッシュ状の金属を用いて、開口形状が略矩形の筒状に形成してある。ウレタン樹脂により回路基板2の絶縁を行う場合には、メッシュの隙間からウレタン樹脂が電磁遮蔽部材20内に流入するため、回路基板2の絶縁作業が行いやすい。電磁遮蔽部材20をメッシュ状とする場合も、電磁遮蔽部材20にスリット21を形成する構成と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。回路基板2、変圧器3及び金属キャップ10、11等を収容するイオン発生装置の筐体6には略長方形の開口6aが形成してあり、開口6aを囲んで、開口6aの周囲から筐体6の外側へ向けて中空の筒状突出部7が突設してある。筒状突出部7の突出端には、イオン発生素子1が配設してあり、筐体6の内部には、筒状突出部7を間にイオン発生素子1と対向して、変圧器3が実装された回路基板2が配設してある。また、イオン発生素子1及び回路基板2は、筒状突出部7内を通した2つのリードピン4、4により接続してある。
対向して配されるイオン発生素子1及び回路基板2の間には、開口形状が略矩形をなす筒状の電磁遮蔽部材20が配設してある。電磁遮蔽部材20は、金属製の筒状部材であり、筒状突出部7の内部に配され、イオン発生素子1及び回路基板2を接続するリードピン4、4を筒の内部に通してある。また、電磁遮蔽部材20は回路基板2のグランドパターンにリード線によって接続してあり、変圧器3からの高電圧がイオン発生素子1に供給される場合にリードピン4、4から発せられるノイズを吸収して、グランドパターンに流すようにしてある。
また、筒状突出部7の外周には、筐体側電磁遮蔽部材40が周設してある。筐体側電磁遮蔽部材40は、開口形状が略矩形をなす筒状の金属の導電体からなり、筒状突出部7に嵌合させて固定するようにしてある。筐体側電磁遮蔽部材40を設けることにより、リードピン4、4が電磁遮蔽部材20及び筐体側電磁遮蔽部材40に囲まれるため、リードピン4、4から発せられるノイズがイオン発生装置の外部に放出されることをより確実に防止できる。
また、イオン発生装置の筐体6及び筒状突出部7の外面には、透磁率の高い成分、例えば鉄粉を含む電磁遮蔽塗料45が塗布してあり、筐体6内で発生したノイズがイオン発生装置の外部に放出されることを防止している。
以上の構成のイオン発生装置においては、金属キャップ10及び11により、変圧器3が発するノイズが外部に放出されることを防止でき、電磁遮蔽部材20及び筐体側電磁遮蔽部材40により、リードピン4、4が発するノイズが外部に放出されることを防止でき、更に、筐体6の外面に塗布した電磁遮蔽塗料45により、回路基板2、変圧器3及びリードピン4、4等の筐体6内の各部品が発するノイズが外部に放出されることを防止できる。
なお、実施の形態2においては、筐体側電磁遮蔽部材40を筒状突出部7の外周に設ける構成を示したが、これに限るものではなく、筒状突出部7の内周に設ける構成であってもよい。また、電磁遮蔽塗料45を筐体6の外面に塗布する構成を示したが、これに限るものではなく、筐体6の内面に塗布する構成であってもよい。また、筐体側電磁遮蔽部材40をリード線などにより回路基板2のグランドパターンに接続してもよく、この場合、より確実にノイズが外部に放出されることを防止できる。
なお、実施の形態2に係るイオン発生装置のその他の構成は、実施の形態1に係るイオン発生装置の構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。図8において50は電磁遮蔽部材であり、鉄又は銅等の金属製の矩形板状の部材である。電磁遮蔽部材50は、イオン発生素子1及び回路基板2を接続する2本のリードピン4、4の間の距離より若干短くしてあり、リードピン4、4の間で、イオン発生素子1の放電電極32が設けられた面の反対面に対向してこの面を覆うように設けてある。また、電磁遮蔽部材50は、図示しないリード線により回路基板2のグランドパターンに接続してある。
以上の構成のイオン発生装置においては、イオン発生の動作に伴ってイオン発生素子1が放出するノイズを電磁遮蔽部材50が吸収して、回路基板2のグランドパターンに流すことができるため、イオン発生装置の外部に放出されるノイズを低減することができる。
なお、実施の形態3においては、イオン発生装置が電磁遮蔽部材50のみを備える構成を示したが、これに限るものではなく、実施の形態1に示した電磁遮蔽部材20を更に備えてリードピン4、4が放出するノイズを吸収する構成としてもよく、また、実施の形態2のイオン発生装置のように筐体に筒状突出部を形成した場合には、筐体側電磁遮蔽部材40を更に備える構成であってもよい。また、電磁遮蔽部材50を板状とする構成を示したが、これに限るものではく、その他の形状であってもよく、例えば以下に示す変形例の構成としてもよい。
(変形例1) 図9は、本発明の実施の形態3の変形例1に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。図9において55は電磁遮蔽部材であり、イオン発生素子1に対向する矩形板状の対向部55aと、対向部55aの両端に略垂直に設けられた2つの矩形板状の脚部55b、55bとを有し、断面が略コ字型をなす鉄又は銅等の金属製の部材である。電磁遮蔽部材55の対向部55aは、イオン発生素子1及び回路基板2を接続する2本のリードピン4、4の間の距離より若干短く、また、脚部55b、55bは、イオン発生素子1及び回路基板2の間の距離より若干短くしてある。これにより、電磁遮蔽部材55は、リードピン4、4の間、並びにイオン発生素子1及び回路基板2の間に設けることができる。よって、対向部55aがイオン発生素子1の放電電極32が設けられた面の反対面に対向してこの面を覆うようにして、且つ、脚部55b、55bを回路基板2の半田接続面2bに接触させて、電磁遮蔽部材55は設けてある。また、電磁遮蔽部材55は、脚部55b、55bを直接接触させるか、又はリード線などを用いて、回路基板2のグランドパターンに、接続してある。
以上の構成のイオン発生装置においては、イオン発生の動作に伴ってイオン発生素子1が放出するノイズを電磁遮蔽部材55が吸収して、回路基板2のグランドパターンに流すことができるため、イオン発生装置の外部に放出されるノイズを低減することができる。また、電磁遮蔽部材55が脚部55b、55bを有しているため、脚部55b、55bを回路基板2に接触させて簡単に配設できる。
(変形例2) 図10は、本発明の実施の形態3の変形例2に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。図10において60は電磁遮蔽部材であり、鉄又は銅等の金属製の矩形板状の部材である。電磁遮蔽部材60は、イオン発生素子1より十分に大きくしてあり、イオン発生素子1に対向して配した場合に、イオン発生素子1の放電電極32が設けられた面の反対面の全てを覆うことができる。このため、電磁遮蔽部材60には、イオン発生素子1及び回路基板2を接続する2本のリードピン4、4を通すための2つの貫通孔61、61が形成してある。これにより、リードピン4、4によるイオン発生素子1及び回路基板2の接続を阻害することなく、電磁遮蔽部材60がイオン発生素子1を覆うように配してある。また、電磁遮蔽部材60は、図示しないリード線により回路基板2のグランドパターンに接続してある。
イオン発生素子1から放出されるノイズは主に短波のノイズであり、電磁遮蔽部材60に貫通孔61、61を形成した場合であっても、短波のノイズは貫通孔61、61からの漏れが少ないため、電磁遮蔽部材60による遮蔽効果を維持できる。
以上の構成のイオン発生装置においては、リードピン4、4によるイオン発生素子1及び回路基板2の接続を阻害することなく、イオン発生素子1より大きい電磁遮蔽部材60を、イオン発生素子1を覆うように配することができ、イオン発生素子1が発するノイズをより確実に吸収して回路基板2のグランドパターンに流すことができるため、イオン発生装置の外部に放出されるノイズを低減することができる。
(変形例3) 図11は、本発明の実施の形態3の変形例3に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。図11において65は電磁遮蔽部材であり、イオン発生素子1に対向する矩形板状の対向部65aと、対向部65aの両端に略垂直に設けられた2つの矩形板状の脚部65b、65bとを有し、断面が略コ字型をなす鉄又は銅等の金属製の部材である。電磁遮蔽部材65の対向部65aは、イオン発生素子1と略等しい大きさにしてあり、また、また、脚部65b、65bは、イオン発生素子1及び回路基板2の間の距離より若干短くしてある。これにより、電磁遮蔽部材65は、イオン発生素子1及び回路基板2の間に、対向部65aがイオン発生素子1の放電電極32が設けられた面の反対面に対向してこの面の全てを覆うようにして、且つ、脚部65b、65bを回路基板2の半田接続面2bに接触させて設けてある。また、電磁遮蔽部材65には、イオン発生素子1及び回路基板2を接続する2本のリードピン4、4を通すための2つの貫通孔66、66が形成してある。これにより、リードピン4、4によるイオン発生素子1及び回路基板2の接続を阻害することなく、電磁遮蔽部材60をイオン発生素子1及び回路基板2の間に配することができるようにしてある。また、電磁遮蔽部材65は、脚部65b、65bを直接接触させるか、又はリード線などを用いて、回路基板2のグランドパターンに、接続してある。
以上の構成のイオン発生装置においては、リードピン4、4によるイオン発生素子1及び回路基板2の接続を阻害することなく、イオン発生素子1と略等しい大きさの電磁遮蔽部材65を、イオン発生素子1を覆うように配することができるため、イオン発生素子1が発するノイズをより確実に吸収して回路基板2のグランドパターンに流すことができる。また、電磁遮蔽部材65が脚部65b、65bを有しているため、脚部65b、65bを回路基板2に接触させて簡単に配設できる。
(変形例4) 図12は、本発明の実施の形態3の変形例4に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。図12において70は電磁遮蔽部材であり、鉄又は銅等の金属製の矩形のメッシュ状部材である。電磁遮蔽部材70は、イオン発生素子1より十分に大きくしてあり、イオン発生素子1に対向して配した場合に、イオン発生素子1の放電電極32が設けられた面の反対面の全てを覆うことができる。このため、2本のリードピン4、4は、電磁遮蔽部材70のメッシュの隙間を通してイオン発生素子1及び回路基板2を接続する。また、電磁遮蔽部材70は、図示しないリード線により回路基板2のグランドパターンに接続してある。
以上の構成のイオン発生装置においては、リードピン4、4を電磁遮蔽部材70のメッシュの隙間を通すことにより、リードピン4、4によるイオン発生素子1及び回路基板2の接続を阻害することなく、イオン発生素子1より大きい電磁遮蔽部材70を、イオン発生素子1を覆うように配することができ、イオン発生素子1が発するノイズをより確実に吸収して回路基板2のグランドパターンに流すことができるため、イオン発生装置の外部に放出されるノイズを低減することができる。
なお、実施の形態3及びこの変形例に係るイオン発生装置のその他の構成は、実施の形態1に係るイオン発生装置の構成と同様であるため、対応する箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本発明の実施の形態1に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。 イオン発生素子の構成を示す斜視図である。 図2のIII−III線による断面図である。 本発明に係る電磁遮蔽部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の変形例1に係る電磁遮蔽部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に係る電磁遮蔽部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。 本発明の実施の形態3に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。 本発明の実施の形態3の変形例1に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。 本発明の実施の形態3の変形例2に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。 本発明の実施の形態3の変形例3に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。 本発明の実施の形態3の変形例4に係るイオン発生装置の構成を示す模式的断面図である。
符号の説明
1 イオン発生素子(イオン発生部)
2 回路基板
3 変圧器
4 リードピン(接続部)
5、6 筐体
5a、6a 開口
7 筒状突出部
10、11 金属キャップ
20、50、55、60、65、70 電磁遮蔽部材
21 スリット
22 貫通孔
40 筐体側電磁遮蔽部材
45 電磁遮蔽塗料
55a、65a 対向部
55b、65b 脚部
61、66 貫通孔

Claims (2)

  1. 高電圧を発生する変圧器と、該変圧器が発生した高電圧が印加されてイオンを発生するイオン発生部と、該イオン発生部に対向して配され、前記変圧器が設けられた回路基板と、前記イオン発生部及び前記回路基板を接続する接続部とを備えるイオン発生装置において、
    前記接続部を介して、前記変圧器が発生した高電圧を前記イオン発生部へ印加するようにしてあり、
    前記変圧器を囲む電磁遮蔽部材と、
    前記イオン発生部及び前記回路基板の間に、前記イオン発生部の前記回路基板と対向する部分を覆うように設けられた電磁遮蔽部材と
    を備えること
    を特徴とするイオン発生装置。
  2. 前記イオン発生部及び前記回路基板の間に設けられた電磁遮蔽部材は、前記イオン発生部に対向する板状の対向部と、該対向部に交差して設けられた2つの脚部とを有する導電体である請求項に記載のイオン発生装置。
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