JP4737910B2 - タイマー機能を有する検定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、タイマー(timer)機能を有する固体相検定装置および装置を使用する方法に関する。
【0002】
(発明の背景)
あるタイプの固体相検定装置は、硝酸セルロースまたはグラスファイバなどの吸収性材料の板形フロー・マトリクスを備え、これは通常は薄膜細片で、液体は薄膜の毛管力によってこれを横方向に(つまり細片の面で)輸送することができる。薄膜は通常、サンプル・添加ゾーン、およびサンプル・添加ゾーンの下流の検出ゾーンを有する。検出ゾーンでは、通常、検体(analyte)の捕捉試薬が固定化される。検定を実行するには、問題の検体を検定すべき液体サンプルに添加ゾーンを接触させる。装置は、問題の検体がサンプル中にある場合は、液体の毛管作用が薄膜細片を通して、検体が捕捉される検出ゾーンへとこれを輸送できるのに十分な状態に維持される。毛管液体流は、通常、細片の下流端にある吸収パッドなどによって保証される。次に、通常はラベリングされた検出試薬を検出ゾーンの上流に添加し、これが検出ゾーン内で捕捉される検体と反応して、捕捉検体の量が測定される。往々にして、検出試薬は、サンプル・添加ゾーンの上流またはサンプル・添加ゾーンと検出ゾーンの間で、例えば蛍光体または色素基を含む拡散運動可能な粒子の形態などで薄膜細片内、またはその上に予め付着させる。
【0003】
検定の結果が読み取れるよう、検出ゾーンを通してサンプルおよび検体液を輸送するには多少時間がかかるので、フロー・マトリクスを通る流れが発生した時、または表示値が正確な値を出すために、流体サンプルを薄膜細片につけた時から十分な時間が経過したことを指示する細片上の「タイマー」物質または物質組合せなどの調時物質を提供するよう提案されている。
【0004】
欧州特許第A915336号は、クロマトグラフィ媒質が検出ゾーンとクロマトグラフィ媒体の端部との間にある区域に、例えば吸収パッドで適用して、溶解可能にすることができる可視染料を含むクロマトグラフィ検定装置を開示している。検定の実行中に、染料区域の染料が溶解可能になり、染料区域から染料観察区域へと移動し、この区域は、クロマトグラフィ媒質を通る流れが発生したという視覚的指標を与え、したがって検定結果を読み取り、解釈することができる。溶解可能な染料は、特定の結合対の第1部材に結合することができ、特定の結合対の第2部材は、自身内に染料を捕捉するよう、染料観察区域内で固定することができる。しかし、欧州特許第A915336号の調時物質は、フロー・マトリクスを通る流れが発生したことしか指示せず、検定開始から、観察区域で色が見えるまでに経過した時間をまったく調節することができない。
【0005】
この欠点は、欧州特許第A826777号で開示された化学的タイマーによってある程度克服される。化学的タイマーは、細片につけた生物学的流体の検体濃度を測定する可視試験細片に使用され、所定の間隔を化学的に測定し、(i)着色した指標組成、(ii)水和するとグルコースと反応して指標の色を変化させることができる試薬、(iii)指標の色の変化を抑制する抑制剤、および(iv)グルコースの乾燥コーティングを備え、乾燥コーティング中の抑制剤およびグルコースの濃度は、生物学的流体サンプルを細片につけてから所定の時間経った時に、グルコースが試薬に反応して、指標の色を変化させるように選択される。サンプルを細片に適用すると、タイマー部分の組成の水和作用により、発色作用が進行する。タイマー部分が変色するのにかかる時間は、温度、および試験試薬の特性、特に抑制剤の濃度、グルコースの量、および水和および酸素拡散速度によって決定される。タイマーは、試験細片が水分への暴露によって汚染されている場合に、それを明らかにすることにより、品質管理機能としても働く。このような傾向を有する指標の移動は、マトリクス中にイオン対化物質を含ませることにより防止することができる。
【0006】
欧州特許第A826777号に記載された化学的タイマーを変色させる時間は変更することができるが、容易には実施されず、とりわけ所望の変色時間ごとに異なる時間区分の組成が必要である。したがって、検定結果を信頼できるものとして読み取れる時間は、特に使用する検定液体の数によって決定される様々な検定フォーマットごとに異なるので、特定の検定の要件に適合するため、所望の指示時間に合わせて容易に調節することができ、さらに柔軟性があるタイマーを有する試験細片に対する要求がある。
【0007】
(発明の概要)
本発明によると、サンプルなどの検定液体をフロー・マトリクスにつけてから所定の時間が経過したら、目に見える色変化を呈し、特定の検定フォーマットに適合させるため、この所定時間を単純な手段で変更することができる、タイマーを含む検定装置が提供される。本発明によると、これは、薄膜細片の端部にある吸収部材または吸上部材上、またはそれと接触し、検定開始から指標の変色までに経過した期間の所望の値に対応する吸上部材に沿った位置に、時間指標を置くことによって達成することができる。
【0008】
したがって、1つの態様では本発明は水性サンプル中の検体を定量する検定装置で、
(i)上流端および下流端を有し、毛管作用によってその間の流体の横方向輸送を可能にするフロー・マトリクスを備え、前記マトリクスが液体添加ゾーン、およびその下流で、前記検体に直接または間接的に結合することができる固定された捕捉剤を有する検出ゾーンを備え、さらに、
(ii)フロー・マトリクスの下流端に配置され、上流端および下流端を有する吸上部材と、
(iii)液体添加ゾーンに入れた液体が時間指標に到達したら、それを指示するため、検出ゾーンの下流に配置された時間指標とを備え、時間指標は、液体によって水和されると目に見える変色を呈することができる指標の物質または物質組合せを備える検定装置を提供する。装置は、時間指標が、その上流端と下流端の間の様々な位置で吸上部材と接触状態に配置され、それによって液体を入れてから指標物質または物質組合せが変色する時間までに経過した時間を変更できることを特徴とする。
【0009】
本発明の第2の態様では、サンプル中の検体を定量する検定を実施する方法で、
(i)上記で規定したように検定装置を提供するステップを含み、時間指標が、検定を実行するような構成である吸上部材の上流端と下流端の間で選択された位置に配置され、さらに、
(ii)所定の順序で検出ゾーンに到達するよう、装置のフロー・マトリクスを通してサンプルおよび検定液を流すステップと、
(iii)時間指標が変色して、液体を液体添加ゾーンに入れてから所定の時間が経過したことを指示したら、検出ゾーンの検定結果を読み取るステップとを含む方法が提供される。
【0010】
フロー・マトリクスは、薄膜細片のようにほぼ平面で、特に長方形であることが好ましく、フロー・マトリクスを通って液体が横方向に流れることができる。通常、フロー・マトリクスは薄層クロマトグラフィに適したクロマトグラフィ媒質である。例示的材料は硝酸セルロース、ナイロン、レーヨン、セルロース、紙またはシリカである。現在好ましい材料は硝酸セルロースである。フロー・マトリクス材料は、必要に応じて予め処理するか、改良することができる。
【0011】
吸上材料、つまり吸収材は、フロー・マトリクスを通して液体を吸い込み、吸上部材に蓄積することができるよう、液体を十分含む吸収性材料で作成することができる。吸上材料のサイズおよび形状は、検定に使用する液体の体積に応じて選択することができる。通常、吸上材料は平行六面体のパッドなどである。吸上部材の典型的な材料には、セルロースおよびフィルタ紙があるが、それに制限されない。
【0012】
時間指標は、水和すると、つまり水性液に接触すると変色する任意の物質または物質の組合せを備えることができる。「変色」という用語は、2つの異なる色間の変化、さらに1つの色の異なる2つのニュアンス(微妙な差異)
を含む。本明細書では、無色または白も1色を表すと理解される。変色は、2つ以上の化合物(水以外)間の化学作用によって、またはpHの変化によって引き起こすことができる。しかし、指標物質は、水和すると変色する1つの化合物であることが好ましい。好ましい実施形態では、このような化学的指標は、自身内の結晶水の量に応じて変色する物質である。したがって、物質は、乾燥時に第1色を有し、結晶水を吸収すると第2色を有することができる。例示的なこのような指標物質は、脱水時に鮮やかな青で、水和すると薄いローズ色になる二塩化コバルト六水化物である。
【0013】
指標物質は、水和した場合に、少なくとも有意の時間だけ所定の位置に留まることができるとよい。指標物質が本質的に移動する傾向を有する場合、指標物質を固定するか、その他の方法でその移動性を制限することが必要である。これは、当技術分野でよく知られている様々な手段、例えば化学的固定、生物学的親和性に基づく固定などによって達成することができる。指標物質は、例えば固定または捕捉などで抑制する前に、短距離だけ拡散できてもよい。例示的なこのような指標物質は、Sephadex(登録商標)などの充填剤物質と混合したパテント・ブルー(E131)粉末である。乾燥状態では、混合物は基本的に白く、移動が抑制された箇所で形成されたSephadex(登録商標)ゲルにパテント・ブルー染料が溶解し、その中に移動すると、混合物が青く変色する。乾燥した粉末混合物は、透明テープで吸上部材の表面に取り付けることができる。あるいは、パテント・ブルー粉末を、不透明であるが多孔質のテープ、例えば不織セルロースまたは硝酸セルロースのフィルタで囲んでもよく、この場合、輸送された流体によって溶解したパテント・ブルーがテープを青く変色させる。
【0014】
上述した二塩化コバルト六水化物などの水和可能な指標物質は、必要に応じて吸湿性物質とともに、検定装置が使用可能であるかの試験としても働くことができる。というのは、装置へと水分が漏れた場合は、装置の保管寿命が短縮され、指標物質が変色するからである。これも装置内または外部への暴露による水分の漏れを指示する時間指標の別の例は、(i)上述したパテント・ブルーなどの容易に溶解可能で着色された物質、(ii)粉末に白い外観を与える割合の白い充填剤物質、および(iii)塩化カルシウム二水化物(CaCl2・2H2O)などの吸湿塩で構成された乾燥粉末混合物である。白い粉末は、透明な透湿性テープによって吸上部材の表面に貼り付けることができる。テープが白い不透明な材料であるが、なお多孔質で水蒸気透過性である場合、充填剤物質は省略することができる。様々な方法で混合物を調節することによって、指標が様々な厳しさで水分暴露を指示することが可能になる。このタイプの指標は不可逆性であり、したがって上述した可逆性の二塩化コバルト六水化物指標とは対照的に、水分への暴露合計を指示する。
【0015】
時間指標は、本質的に指標物質または混合物質であるか、ゲル、フィルタ紙細片などの担体または他の支持体に含めるか、それに適用することができる。検定装置への時間指標の適用は、様々な手段によって達成することができる。
【0016】
1つの実施形態では、指標物質または物質組合せを、例えば付着またはコーティングによって、または上述したようなテープで固定することによって、吸上部材に直接入れる。別の実施形態では、指標物質を、薄いフィルタ紙細片などの支持体に含浸またはコーティングし、それを吸上部材に入れる。あるいは、検定装置がハウジングまたはカバーを備える場合、支持体がその表面の所望の位置で吸上部材と接触するよう、支持体を、吸上部材に面するハウジングの内壁部分に装着することができる。言うまでもなく、時間指標は、時間指標を吸上部材の流方向の幾つかの異なる位置に配置できるよう、吸上部材の範囲と比較して十分に小さいとよい。
【0017】
指標が変色するよう、水性サンプルを液体添加ゾーンまたはフロー・マトリクスの区域から任意の検定装置内の時間指標まで輸送するのにかかる時間は、一方で、フロー・マトリクス内の液体移動速度、およびフロー・マトリクスを通過しなければならない液体の体積によって決定され、他方では、吸上部材上の指標の位置によって決定される。検定装置の流方向で吸上部材上の指標の位置を変更することにより、液体の適用から指標の変化までに経過する時間を、所望に応じて短縮または延長することができ、したがって指標物質の変色は、検出ゾーンにおける検定の測定または定量が確実なものとなるのに十分な時間が経過した場合のみ生じる。したがって、指標細片または読み取り窓を、実行すべき特定の検定に従って吸上部材上の選択位置に配置することにより、様々な検定に使用する共通の検定装置構造を提供することができる。
【0018】
変色するまでに経過する時間は、吸上部材の厚さ、つまり高さの変化からも影響を受け、これを所望に応じて使用し、例えば元の吸上材料の上に追加の吸上材料層を追加することにより、変色までに経過する時間をさらに変更することができる。
【0019】
(発明の詳細な説明)
本発明による検定装置には、使用したサンプルまたは他の検定液が、フロー・マトリクスの端部に配置された吸上材料上の所定の位置に到達すると色の変化を呈する時間指標を設ける。以下では、共願のスイス特許出願第9904175−8号に記載された検定装置に適用される本発明について示す。
【0020】
図1で最もよく示されるように、図1から図3に図示された装置は、装置で実施する検定に使用するサンプルおよび試薬に対して不活性である材料、例えばポリスチレンまたはポリプロピレンなどのハウジング上部分1およびハウジング下部分2を備える。ハウジング上部分1は、サンプル井戸口3(ここでは円錐形)および検出窓4を有する。図1には、以下で説明する着脱可能な分離手段5も図示されている。
【0021】
次に図2および図3を参照すると、ハウジング下部分2は、自身に装着された吸収性材料(つまり、毛管作用により水性媒質が横断しやすい多孔質材料)の薄膜細片6、例えばポリエステル裏材上の硝酸セルロースなどを有する。細片6の上流端(図2および図3の左側)付近には、拡散移動性検出試薬を含むフィルタ部片7が、細片上に配置される。このような検出試薬は、例えばラベル粒子と、検体に結合できる反応体との共役でよい。さらに下流で、検出窓4の下およびその中には、試験すべき検体を結合することができる固定された反応体を含む反応ゾーン8が細片上に配置される。図示のケースでは、所定の量の検体などの固定校正物質を含む校正物質ゾーン9もある。薄膜細片6上には、流障壁10も図示され、ここでは特に薄膜要素の部片であり、フィルタ部片7を覆い、ハウジング部分1の開口3に向かって延在する。流障壁薄膜10の機能については、以下でさらに説明する。
【0022】
ハウジング上部分1は、薄膜細片6の上流端に、流液体の容器、つまりバッファとして働くよう意図された液体吸収材料のパッド11を含む。ハウジング部分1の開口3(図1参照)は、サンプルを薄膜6に導入するよう意図される。図示のケースでは、例えばサンプルが全血で、血液細胞を分離するなど、サンプル液体を濾過する必要がある検定のため、フィルタ要素12(任意選択で2つ以上の別個のフィルタで構成してよい)を開口3の下側に設ける。したがって、バッファ・パッド11は、バッファ液体容器を形成し、これを以下ではバッファ・パッドと呼び、サンプル開口3およびフィルタ要素12によって画定された部屋は、サンプル井戸、つまりサンプル容器を形成する。
【0023】
薄膜細片6の下流端には、吸上要素13が配置され、これはここではセルロースのような吸収性材料のパッドの形態であり、その目的は、薄膜細片6を通る検体液の毛管流の維持を補助することである。吸収性材料の薄い細片14、例えばフィルタ紙を、例えば図3に示すようにパッド13に取り付けるか、ハウジング部分1の反対側の内面区域に取り付けるなどして、パッド13の頂部と接触した状態で装着する。細片14は、水和すると変色する物質、例えば脱水した二塩化コバルト六水化物を含む。この物質は、細片を物質の溶液に浸漬し、次に細片を乾燥させることによって、細片につけることができる。以下で説明するように、細片14は、化学的時間指標、つまり化学的タイマーとして働く。少なくともハウジング部分1のパッド13を覆う部分は透明または半透明であるか、カバーを通して細片14の変色を目で観察できる開口を有する。
【0024】
上述した分離要素5は、個々では液体が漏れない引き抜きフィルムであるが、薄膜細片6の上流部分に装着して、薄膜細片6とバッファ・パッド11の底部分とサンプル・フィルタ12との接触を防止する。フィルム5は、これを手で引いて装置から取り外し、それによって薄膜細片6の上面(流障壁フィルム10によって覆われた薄膜細片の部分を除く)をバッファ・パッド11およびサンプル・フィルタ12それぞれに暴露するよう配置して、したがって薄膜細片6は、サンプル井戸3内のバッファ・パッド11およびフィルタ12に同時に、またはほぼ同時に接触して液体を受ける。ハウジング上部分1は、パッド11を引き抜きフィルム5に押し付けて、それによって引き抜きフィルム5が除去されると薄膜細片6および流障壁フィルム10に押し付けるよう設計されたバッファ・パッド11のための窪み15を有する。くぼみ15にパッド11を、液体を通さないように入れ込むために、引き抜きフィルムを、例えば溶接などによって、くぼみの端にぴったりと接続する。上記の図示のケースでは、引き抜きフィルム5は装置から完全に除去されるものであるが、言うまでもなく、薄膜細片の問題の表面部分が、それぞれサンプルおよびバッファ液に暴露する程度まで、フィルム5を薄膜細片6から引き取れば十分である。
【0025】
サンプル中の検体の検定は、以下のように上記の装置で実行することができる。
【0026】
装置は、通常、検出試薬を予めフィルタ7内に配置し、個々の適切な捕捉試薬がそれぞれ反応(または検出)ゾーン8および校正ゾーン(calibration zone)9で固定された状態で、バッファ溶液(流液)を含浸したバッファ・パッド11とともにすぐ使用できるよう提供される。試験すべき検定が、例えば抗原である場合、フィルタ7内の検出試薬は、例えば抗原に対する抗体を、蛍光助剤とラベリングされた粒子に結合したものでよく、反応ゾーン8内で固定された反応体が抗原に対する抗体で、校正ゾーン9内の校正物質が検体または検体相似物でよい。
【0027】
所定の量のサンプルを、ハウジング部分1の開口3を通して添加する。これで、全ての必要な検定液、つまりこのケースではサンプル液およびバッファ液が装置内に存在するが、ここで、引き抜きフィルム5が、個々の液体と薄膜細片6との接触を効果的に防止する。次に、オペレータが引き抜きフィルム5を除去し、それによって薄膜細片6を同時にサンプル井戸3中のバッファ・パッド11およびサンプル液に、液を受ける状態で接触させることにより、検定が開始される。
【0028】
これで、パッド11からのバッファ液が、パッド11と直接接触している自身の最上流端部分を介して薄膜細片6へと浸透し(図3参照)、毛管力によって薄膜細片6を下流に輸送される。同時に、サンプル液が薄膜細片6に浸透し、細片の下流方向に輸送される。したがって、サンプル液の流れがあり、その直後にバッファ液の(第1)流パルスがある。しかし、検出試薬フィルタ7およびバッファ・パッド11の主要部分が、流障壁フィルム10によって薄膜細片6から分離される。薄膜細片6へと輸送されたバッファ液は、フィルタ7に浸透し、それによって輸送され、自身内に付着した検出試薬を自身とともに運搬し、それによって検出試薬流パルスを形成する。この検出試薬流パルスは、順次、サンプル流およびバッファ流パルスに続く。検出試薬をフィルタ7から除去した後に薄膜細片6に輸送されているバッファが、検出試薬流パルスの後に続く第2バッファ流パルスを形成する。
【0029】
上述した様々な液体流は、指示された順序、つまりサンプル流、第一バッファ流、検出試薬流、および第2バッファ流の順序で薄膜細片6に沿って輸送され、最終的に校正ゾーン9および反応ゾーン8に到達する。反応ゾーン8では、サンプル中に存在する検体が、薄膜中に固定された試薬によって捕捉される。形成された検体/捕捉試薬の複合体は、後続の第1バッファ流によって洗浄され、次に検体と試薬の複合体が、検出試薬流に含まれる検出試薬と反応し、検出可能な検出試薬/捕捉試薬の複合体を形成する。後者は最終的に、第2バッファ流によって洗浄される。校正ゾーン9では、所定の量の検体が検出試薬流中の検出試薬と反応し、検出可能な検出試薬/検体の複合体を形成する。このように、バッファ・パッド11から流れる液体が、続いて起こる洗浄の中で、検出試薬を、溶解および輸送し、そして洗浄する。
【0030】
水性サンプルが、吸上パッド13に接触する指標細片14に到達すると、そこに付着した指標物質が変色し、それは透明または半透明のカバーまたは開口を通して見ることができる。細片14の位置は、液体の前面が細片14に到達して変色が起こる時に、全ての検定液が反応ゾーン8を通過し終わっているよう選択されている。時間指標の変色は、検定結果を読めるという合図になる。次に、ハウジング部分1の開口4によって形成された検出窓を通して、反応ゾーン8で捕捉された検出試薬の信号強度を測定し、それを校正ゾーン9で取得したものと相関させることにより、サンプル中の検体の量を決定することができる。
【0031】
上記から明白なように、記載された装置での検定は簡単かつ都合良く実行され、様々な検定液体の流れを同時に開始することができる。したがって、サンプルをサンプル井戸に加えたら、引き抜きフィルムを除去することができる。これにより、バッファ・パッドおよびサンプル中の液体が薄膜細片に接触し、様々な液体流の所望の順次輸送が開始する。次に、検定が完了すると化学的タイマーがそれを指示し、検定結果の読みは信頼できる。
【0032】
上述した反応(または検出)ゾーンでは、検体と明確に結合することができる反応体が(共有結合、物理的吸着、生物固有の親和性、反応体が共有結合した固定化粒子などによって)固定される。しかし、代わりに反応体と反応することができる薬剤を薄膜内で固定し、次に反応体をサンプルとともに加えるか、反応ゾーンの上流の区域またはゾーンにある薄膜に予め付着させることができる。このような固定化薬剤は、特定結合対(sbp)の一方の部材でよく、これで反応体がspbの他方の部材と結合するか、共役する。例示的な固有結合対には、抗原−抗体およびハプテン−抗体、ビオチン−アビジンまたは−ストレプタビジン、レクチン−糖、ホルモン−ホルモン受容体、二重核酸などの免疫学的結合対がある。例えば、反応ゾーンは、自身内に固定されたストレプタビジンを有し、検体の捕捉反応体をビオチン化することができる。
【0033】
同様に、校正ゾーンは、本質的に校正物質ではなく校正物質の結合剤を含むことができる。結合剤は通常、上述したような固有結合対の成分であり、固有結合対の他方の成分は、校正物質と結合または共役し、これをサンプルに添加するか、校正物質ゾーンの上流に予め付着させておくことができる。例えば、校正物質がビオチン化している間にストレプタビジンを校正ゾーンに固定してもよい。
【0034】
本明細書で考慮するタイプの検定装置に関するさらなる詳細について、および特にフロー・マトリクス、逐次検定、校正物質システムおよび検出試薬に関しては、例えば出願人が発表したPCT国際特許出願第99/36776号、第99/36777号および第99/36780号を参照することができる。
【0035】
本発明の装置を使用して定量すべき検体は、当業者には即座に明白である。しかし、通常、検体は生物固有親和性反応体、例えば抗体または他のタンパク質、ハプテン、核酸またはDNA塩基配列などのポリヌクレオチドである。後者のケースでは、反応ゾーンは、ストレプタビジンを含むことができ、検体シーケンスがハイブリッド形成すべき相手のDNA塩基配列をビオチン化することができる。
【0036】
本発明の装置により、検定を開始する前にサンプルを都合良く前処理することができる。
【0037】
本発明の装置は、フロー・マトリクスが反応(検出)ゾーンの上流にクロマトグラフィ分離ゾーンを含み、サンプル成分を分離しなければ検体の定量を妨害するか、定量に悪影響を与えるようなサンプル成分を分離する、出願人が発表したPCT国際特許出願第99/60402号に記載されたタイプの検定を実行するよう適合させることもできる。
【0038】
以下では、上述した検定装置で、検定開始から着色までに経過する時間が、薄膜細片6の流方向での吸上パッド13に沿った化学的タイマー細片14の位置に応じていかに変化するかを実証する実験について説明する。
【0039】
実験
(変色の時間)対(吸上パッドに沿った時間指標の位置)
図1から図3に図示したような装置を使用した。薄膜細片6は、ポリエステルの裏材上にある5×45mmの硝酸セルロース薄膜(ワットマン、多孔性8μm)であり、サンプル・フィルタ12はPrimecare血球/血漿分離薄膜で、バッファ・パッド11は150μlのバッファ(0.1Mの燐酸ナトリウム、pH7.5、3%BSA、10%蔗糖、0.15MのNaCl、0.05%のウシガンマグロブリン、0.05%NaN3)を含むPVAであった。吸上パッド13は二重のワットマンWF1.5フィルタであった。
【0040】
ハウジング上部分1の内面は、吸上パッド13に対向していて、透明ハウジングを通して見え、これに両面接着テープで4本のフィルタ紙細片14を取り付け、それぞれが長さ1mm、幅8mmで間隔は検出窓4の隣接する縁からそれぞれ0、2、4および6mmあった。4本のフィルタ細片14は、下にある吸上パッド13に接触し、吸上パッド13の上流縁で0mmであった。フィルタ紙は、事前に二塩化コバルト六水化物[CoCl2(H2O)6]の飽和溶液を含浸し、120℃で約15分間乾燥させた。80μlの全血を装置に加えて、20秒後、引き抜きフィルム5を引き抜いてサンプル・フィルタ12およびバッファ・パッド11を硝酸セルロース細片6と接触させた。引き抜きフィルムの除去から(i)変色が開始するまで、および(ii)指標細片の半分が変色するまでの時間をカウントした。指標の変化は鮮やかな青から薄いローズ色で、さらに長い時間が経過すると、色が消えた。結果を、各細片の4つの試験の平均として、下記の表1に示す。
【表1】
Figure 0004737910
【0041】
表から明白であるように、指標細片の変色時間は、吸上パッドの上流縁から指標細片までの距離に比例し、指標細片の位置に応じて約12分から25分まで変化した。これは、指標細片を装置の上部ハウジング、または吸上パッド上の適切な位置に取り付けることにより、所望の変色時間を設定できることを実証する。
【0042】
本発明を、適切に作用する実施形態に関して説明し、指摘してきたが、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変更、改修、置換および削除を実行できることが当業者には理解される。したがって、本発明は、これらの同等物を請求の範囲に含むものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の実施形態の斜視図である。
【図2】 図1の装置の側断面図である。
【図3】 図2の側面図に対応する組立分解図である。

Claims (10)

  1. 水性サンプル中の検体を定量する検定装置で、
    (i)毛管作用によってフロー・マトリクス(6)を通る流体の横方向輸送を可能にする細長いフロー・マトリクス(6)を備え、前記マトリクスが液体添加ゾーン(3)、およびその下流で、前記検体に直接または間接的に結合することができる固定された捕捉剤を有する検出ゾーン(8)を備え、さらに、
    (ii)フロー・マトリクスの下流端に配置され、上流端および下流端を有する吸上部材(13)と、
    (iii)液体添加ゾーンに入れた液体が時間指標に到達したら、それを指示するため、検出ゾーン(8)の下流に配置された時間指標(14)とを備え、時間指標は、水性サンプルによって水和されると目に見える変色を呈することができる指標物質または物質組合せで構成され、
    時間指標(14)が、その上流端と下流端の間で変更が可能な位置で吸上部材(13)と接触状態に配置され、それによって液体の適用から指標物質または物質組合せが変色するまでに経過した時間を変更できることを特徴とする装置。
  2. 時間指標物質が、水を吸収すると変色することができる単一の化合物を備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 時間指標(14)が吸上部材(13)に適用されることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 検定装置が、フロー・マトリクス(6)および吸上部材(13)を囲むハウジング(1、2)を備え、時間指標(14)が、ハウジング(1)の内側でその透明または半透明部分にあることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. 時間指標が吸湿性物質を含むことを特徴とする、請求項1から4いずれか1項に記載の装置。
  6. 時間指標が充填物質を含むことを特徴とする、請求項1から5いずれか1項に記載の装置。
  7. 時間指標が、吸上部材に、またはハウジングの内側にテープによって取り付けられる混合物質を備えることを特徴とする、請求項1から6いずれか1項に記載の装置。
  8. 時間指標が、支持体に適用される指標物質または物質組合せを備え、支持体が吸上部材またはハウジングの内側に適用されることを特徴とする、請求項1から6いずれか1項に記載の装置。
  9. 支持体が、例えばフィルタ材料の細片など、固体材料の細片を備えることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  10. サンプル中の検体を定量する検定を実施する方法で、
    (i)請求項1から7いずれか1項で規定したような検定装置を提供して、時間指標が、検定を実行するような構成である吸上部材の上流端と下流端の間の選択された位置に配置されるステップと、
    (ii)所定の順序で検出ゾーンに到達するよう、装置のフロー・マトリクスを通してサンプルおよび1つまたは複数の検定液を流すステップと、
    (iii)時間指標が変色して、液体添加ゾーンに液体を入れてから所定の時間が経過したことを指示したら、検出ゾーンの検定結果を読み取るステップとを含むことを特徴とする方法。
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