JP4737112B2 - 印刷検査装置および印刷検査方法 - Google Patents

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本発明は、基板に印刷されたクリーム半田などのペーストを検査する印刷検査装置および印刷検査方法に関するものである。
電子部品実装工程において、基板上にクリーム半田などのペーストを印刷する方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法は、印刷対象部位に応じてパターン孔が設けられたスクリーンマスクを基板に当接させ、スクリーンマスク上にクリーム半田を供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板上にクリーム半田を印刷するものである。
印刷工程の後にはクリーム半田の印刷状態の検査が、印刷検査装置によって行われる。この印刷検査装置においては、検査対象の基板の上面を対象として計測処理を実行することにより、印刷品質の管理や装置稼動状態の監視などの検査目的に応じた指標値を検出する。例えば指標値が基板に印刷されたペーストの正規印刷位置に対する平面的な印刷ずれ量である場合には、基板を撮像することによってペーストの印刷位置を2次元的に検出する処理が行われていた。また印刷されたペーストの量(印刷体積)が指標値として必要とされる場合には、レーザ変位計などの変位センサにより基板の上面を3次元計測することによって、印刷されたペーストの形状を3次元的に求める処理が実行される(例えば特許文献1参照)。
特開2002−26512号公報
近年品質管理に求められるレベルの高度化に伴い、印刷検査においても多岐に亘る項目が対象とされるようになっている。しかしながら、上述の従来の印刷検査装置によってこのような項目を全て検査対象に含めると、基板を撮像して認識するカメラなど2次元データを取得するための検査手段と、印刷されたペーストの3次元計測のための変位センサなどの検査手段とを併せて備える必要があり、設備構成が複雑になって占有スペースや設備コストの増大を招く結果となっていた。
そこで本発明は、設備構成を簡略化して占有スペースや設備コストを低減させることができる印刷検査装置および印刷検査方法を提供することを目的とする。
本発明の印刷検査装置は、スクリーン印刷によって基板に印刷されたペーストの印刷状態を検査する印刷検査装置であって、前記ペーストが印刷された基板の上面を3次元的に計測する3次元測定器と、前記3次元測定器によって取得された3次元データより前記印刷されたペーストの立体形状を個別の印刷部位毎に求めて前記ペーストの印刷量を前記印刷部位毎に算出するペースト形状算出部と、前記ペーストの立体形状および前記スクリーン印刷に用いられたマスクにおいて前記印刷部位に対応する開口部の形状・寸法を示す開口データに基づいて、前記印刷されたペーストの平面形状を与える2次元データを求める演算を行う2次元データ算出部とを備え、さらに前記2次元データ算出部は、前記マスクにおける前記開口部の開口面積の総和を示す総開口面積を算出する開口面積算出部と、前記立体形状における水平断面の面積を前記個別の印刷部位毎に求めた個別水平断面積を当該基板について総和した総印刷断面積を、前記基板表面から前記水平断面までの断面高さを変化させて複数求める印刷断面積算出部と、前記総開口面積と前記複数の総印刷断面積
とを比較して、前記総開口面積と最も大きさが近似する総印刷断面積を与える断面高さを、当該基板において印刷されたペーストの平面形状を与えるべき水平断面の断面高さとして決定する断面高さ決定部と、前記決定された断面高さにおける前記水平断面を示す2次元データを、前記平面形状を示す2次元データとして算出する断面形状算出部とを備えた。
本発明の印刷検査方法は、スクリーン印刷によって基板に印刷されたペーストの印刷状態を検査する印刷検査方法であって、前記ペーストが印刷された基板の上面を3次元的に計測する3次元計測工程と、前記3次元計測工程において取得された3次元データより前記印刷されたペーストの立体形状を個別の印刷部位毎に求めて前記ペーストの印刷量を前記印刷部位毎に算出するペースト形状算出工程と、前記ペーストの立体形状および前記スクリーン印刷に用いられたマスクにおいて前記印刷部位に対応する開口部の形状・寸法を示す開口データに基づいて前記印刷されたペーストの平面形状を与える2次元データを求める演算を行う2次元データ算出工程とを含み、さらに前記2次元データ算出工程は、前記マスクにおける前記開口部の開口面積の総和を示す総開口面積を算出する開口面積算出工程と、前記立体形状における水平断面の面積を前記個別の印刷部位毎に求めた個別水平断面積を当該基板について総和した総印刷断面積を、前記基板表面から前記水平断面までの断面高さを変化させて複数求める印刷断面積算出工程と、前記総開口面積と前記複数の総印刷断面積とを比較して、前記総開口面積と最も大きさが近似する総印刷断面積を与える断面高さを、当該基板において印刷されたペーストの平面形状を与えるべき水平断面の断面高さとして決定する断面高さ決定工程と、前記決定された断面高さにおける前記水平断面を示す2次元データを、前記平面形状を示す2次元データとして算出する断面形状算出工程とを含む。
本発明によれば、ペースト形状算出部によって求められたペーストの立体形状およびスクリーン印刷に用いられたマスクの開口データに基づいて、印刷されたペーストの平面形状を示す2次元データを求める演算を行うことにより、2次元データを求めるための検査装置と3次元データを求めるための検査装置とを重複して配置する必要がなく、設備構成を簡略化して占有スペースや設備コストを低減させることができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の印刷検査装置が用いられた電子部品実装ラインの構成を示すブロック図、図2は本発明の一実施の形態の印刷検査装置の斜視図、図3は本発明の一実施の形態の印刷検査装置の平面図、図4は本発明の一実施の形態の印刷検査装置の部分断面図、図5は本発明の一実施の形態の印刷検査装置の制御系の構成を示すブロック図、図6、図7は本発明の一実施の形態の印刷検査装置における2次元データ算出処理の説明図、図8は本発明の一実施の形態の印刷検査方法の処理フロー図である。
まず図1を参照して、本実施の形態に示す印刷検査装置が用いられた電子部品実装ラインの構成について説明する。図1に示すように、電子部品実装ライン1は、スクリーン印刷装置M1、印刷検査装置M2、電子部品実装装置M3を直列に接続して構成されている。スクリーン印刷装置M1は、電子部品の実装の対象となる基板の接続用電極に、電子部品を接合するためのクリーム半田(ペースト)をスクリーン印刷により供給する。印刷検査装置M2は、スクリーン印刷装置M1によって基板に印刷された半田の印刷状態を検査する。電子部品実装装置M3は、印刷状態が良好であると判定された基板に対して、電子部品を実装する。
次に図2、図3を参照して、印刷検査装置M2の構造を説明する。図2,図3において
、基台2上には搬送路3がX方向(基板搬送方向)に配設されている。搬送路3は上流側のスクリーン印刷装置M1から渡されたスクリーン印刷後の基板4を受け取り、印刷検査位置に搬送して位置決めする。基台2のX方向の一端部にはリニア駆動機構を備えたY軸移動テーブル5がY方向に水平に配設されている。Y軸移動テーブル5は水平方向に細長形状で設けられたビーム部材5aを主体としており、ビーム部材5aにはリニアレール6が水平方向に配設されている。リニアレール6には、矩形状の結合ブラケット8が、リニアブロック7を介してY方向にスライド自在に装着されている。結合ブラケット8には、Y軸移動テーブル5と同様にリニア駆動機構を備えたX軸移動テーブル9が結合されている。
図4に示すように、X軸移動テーブル9は、水平方向に細長形状で設けられたビーム部材9aを主体としており、ビーム部材9aにはリニアレール12が水平方向に配設されている。リニアレール12には、矩形状の結合ブラケット10が、リニアブロック13を介してY方向にスライド自在に装着されている。結合ブラケット10の背面には可動子14が結合されており、可動子14はビーム部材9aに配設された固定子15と対向して、リニア駆動機構を構成する。
結合ブラケット10には3次元測定器11がX方向に移動自在に装着されている。3次元測定器11はY軸移動テーブル5およびX軸移動テーブル9より成る移動手段によってXY方向に水平移動し、計測対象の基板4の上方へ移動する。ここでは3次元測定器11としてレーザ計測装置を用いており、レーザ計測装置はレーザ光を照射することにより垂直方向の変位を計測する機能とレーザ照射位置をXY方向に走査させる走査機構とを備えている。すなわち、レーザ光の照射点を計測範囲内で走査させることにより計測範囲内の計測対象物表面の垂直方向位置を連続的に検出し、計測対象物の3次元形状を示す3次元データを取得する機能を有している。
3次元測定器11を前記移動手段によってスクリーン印刷後の基板4に対して移動させることにより、基板4の任意の範囲を対象として3次元形状計測を行うことができる。基板4には電子部品の端子を基板4の電極と半田接合するためにクリーム半田Sが印刷されべき印刷部位が部品実装位置に対応して予め設定されており、各印刷部位にはクリーム半田Sがスクリーン印刷装置M1によって印刷されている。そして基板4を3次元測定器11によって計測した計測データを処理することにより、基板4上に印刷されたクリーム半田Sの形状を3次元的に検出することができる(図6,図7参照)。
次に図5を参照して制御系の構成を説明する。制御部20はCPUを備えた演算装置であり、以下に説明する各部を統括して制御する。ペースト形状算出部21は、3次元測定器11によって取得されたスクリーン印刷後の基板4の表面の3次元測定結果に基づき、印刷されたクリーム半田Sの立体形状を印刷部位毎に求め、さらにクリーム半田Sの印刷量を個別印刷部位毎に算出する。3次元データ記憶部22は、3次元測定器11によって取得された3次元データおよびペースト形状算出部21によって算出されたクリーム半田Sの立体形状および印刷量に関するデータを記憶する。
2次元データ算出部23は、クリーム半田Sの立体形状およびスクリーン印刷に用いられたマスクにおいて、印刷部位に対応する開口部の形状・寸法を示す開口データ(ガーバーデータ)に基づいて、印刷されたクリーム半田Sの平面形状を与える2次元データを求める演算を行う。2次元データ記憶部24は、2次元データ算出部23によって算出された2次元データを記憶する。通信部25は、電子部品実装ライン1を構成する他装置との間でデータ授受を行う。
ここで、図6,図7を参照して、スクリーン印刷および印刷後の基板を対象とする印刷
検査において2次元データ算出部23によって実行される演算処理の詳細について説明する。図6は、前工程のスクリーン印刷装置M1にて電子部品接合用のクリーム半田Sが印刷された後の基板4を示している。基板4の上面において予め設定された個別の印刷部位には、クリーム半田Sがスクリーン印刷によって印刷されている。
スクリーン印刷においては、図7に示すように、基板4における各印刷部位に対応した複数の開口部31が設けられたマスク30が用いられる。すなわち、まずマスク30の下面に基板4を当接させ、クリーム半田Sが供給されたマスク30の上面でスキージを摺動させることにより、開口部31内にクリーム半田Sを充填するスキージング動作を行う。次いで、スキージング後に基板4をマスク30の下面から離す版離れ動作を行わせることにより、基板4の上面の各印刷部位には、開口部31の内側形状に応じた立体形状のクリーム半田Sが印刷される。
このスクリーン印刷においては、各印刷部位に印刷されたクリーム半田Sの平面位置や立体形状は、必ずしも開口部31の位置や内側形状に厳密に合致したものであるとは限らず、各種の要因によってばらつきを示す場合がある。例えば、基板4とマスク30との位置合わせが不良の場合には、基板4におけるクリーム半田Sの位置ずれを生じる。またスキージング動作における充填不良や版離れ動作における版離れ不良などを原因として、クリーム半田Sの立体形状が部分的に欠落して印刷量(半田体積)が規定量に満たない「欠け」や、クリーム半田Sが印刷範囲からはみ出した「滲み」を生じる。
このような印刷されたクリーム半田Sの位置ずれや形状不良・印刷量不足は、電子部品が実装された後のリフローによる半田接合において接合不良の原因となるため、電子部品実装装置M3による電子部品搭載に先立って印刷検査装置M2によって半田印刷状態が検査され、良否が判定される。そしてこの良否判定とともに、印刷状態の位置ずれや形状不良・印刷量不足など、不良傾向が品質管理情報として必要に応じてフィードバック、あるいはフィードフォワードされる。
例えば本実施の形態においては、クリーム半田Sの位置ずれおよび形状不良の発生傾向を示すデータは、スクリーン印刷におけるマシンパラメータのオフセット値を補正する目的などのために、スクリーン印刷装置M1にフィードバックされる。そしてクリーム半田Sの位置ずれを個別の印刷部位毎に示すデータは、電子部品搭載動作において電子部品搭載位置を印刷されたクリーム半田Sの位置ずれに合わせて補正するために、電子部品実装装置M3にフィードフォワードされる。
上述のクリーム半田Sの平面的な位置ずれは、従来より印刷後の基板4をカメラによって平面的に撮像して得られた画像データを認識処理することにより、印刷形状を示す2次元データを求め、この2次元データに基づいて印刷位置を算出する方法によって検出されていた。これに対し、本実施の形態に示す印刷検査においては、クリーム半田Sの位置ずれや形状不良・印刷量不足などの検査結果を、カメラによる平面的な撮像を行うことなく、全て3次元測定器11によって印刷後の基板4を3次元計測して得られた3次元データに基づいて求めるようにしている。
以下、3次元データに基づいてクリーム半田Sの位置ずれを2次元的に求めるために、2次元データ算出部23によって実行される演算処理について説明する。2次元データ算出部23は、この演算処理の個別ステップを実行するための開口面積算出部23a、印刷断面積算出部23b、断面高さ決定部23c、断面形状算出部23dを備えている(図5参照)。
開口面積算出部23aは、図7に示すマスク30における開口部31の開口面積MAの
総和を示す総開口面積を算出する。すなわちマスク30に設けられた個別の開口部31(i)の開口面積AM(i)を全ての開口部31について総和した総開口面積ΣAM(i)を求める演算を行う。印刷断面積算出部23bは、各個別の印刷部位に印刷されたクリーム半田S(i)の立体形状における水平断面の面積を個別の印刷部位毎に求めた個別水平断面積AS(i)を、当該基板について総和した総印刷断面積ΣAS(i)を求める演算処理を行う。
このとき、基板4表面から断面積算出の対象となる水平断面までの断面高さhを、予め定められた断面ピッチ刻みで変化させる。そしてそれぞれの断面高さ毎に総印刷断面積ΣAS(i)を算出して、1つの基板について複数の総印刷断面積ΣAS(i)を求める。なお、添字iは、基板4における複数の印刷部位、マスク30における複数の開口部31のそれぞれに付されるインデックスであり、総和記号Σは、インデックスについての総和であることを示す。
断面高さ決定部23cは、開口面積算出部23aによって求められた総開口面積ΣAM(i)と、印刷断面積算出部23bによって1つの基板について求められた複数の総印刷断面積ΣAS(i)とを比較して、総開口面積ΣAM(i)と最も大きさが近似する総印刷断面積ΣAS(i)を与える断面高さhを、当該基板において印刷されたクリーム半田Sの平面形状を与えるべき水平断面の断面高さh*として決定する処理を行う。
前述のように各印刷部位に印刷されたクリーム半田Sの立体形状は、「欠け」などの型崩れや「滲み」などによって、開口部31の内側形状によって規定される本来形状とは差異を生じており、印刷後のクリーム半田Sを3次元測定器11によって計測して得られた3次元データをそのまま用いてクリーム半田Sの平面形状を機械的に求めることができない。すなわち、印刷後のクリーム半田Sに形状不良が存在せず、開口部31の内側形状そのままとなっている場合には、クリーム半田Sの3次元形状データにおいて基板4表面に相当する高さゼロのデータをそのまま流用することによってクリーム半田Sの平面形状としても差し支えないが、前述のようにクリーム半田Sは実際には型崩れした状態にあるため、3次元データにおいて固定高さにおける断面(例えば前述の高さゼロにおける断面、またはマスク30の厚みに相当する印刷頂部高さにおける断面など)の形状をそのまま平面形状とすることができない。
このため、本実施の形態においては、前述の総開口面積ΣAM(i)と最も大きさが近似する総印刷断面積ΣAS(i)を与える断面高さh*を求め、この断面高さh*を、3次元データを2次元データに加工して半田の平面形状を示す2次元データを求めるための2次元データ加工高さとする。そして断面形状算出部23dは、断面高さ決定部23cによって上述のように決定された断面高さh*における水平断面を示す2次元データを、クリーム半田Sの平面形状を示す2次元データとして算出する処理を行う。
次に図8を参照して、スクリーン印刷によって基板に印刷されたペーストの印刷状態を検査する印刷検査方法について説明する。図8において、まずスクリーン印刷装置M1によって印刷済みの基板4が、印刷検査装置M2に搬入される(ST1)。次いで、クリーム半田Sが印刷された基板の上面を、3次元測定器11により3次元的に計測する(3次元計測工程)(ST2)。次いで、3次元計測工程において取得された3次元データより、印刷されたクリーム半田Sの立体形状を個別の印刷部位毎に求めて、クリーム半田の印刷量を印刷部位毎に算出する(ペースト形状算出工程)(ST3)。
そしてクリーム半田の立体形状およびスクリーン印刷に用いられたマスク30において印刷部位に対応する開口部31の形状・寸法を示す開口データに基づいて、印刷されたクリーム半田の平面形状を与える2次元データを求める演算を行う(2次元データ算出工程
)(ST4)。この(ST4)に示す2次元データ算出工程は、さらに以下の各工程(ST41)〜(ST44)より構成される。
すなわち、まず図7に示すマスク30における開口部31の開口面積MAの総和を示す総開口面積ΣAM(i)を算出する(開口断面積算出工程)(ST41)。次いで、印刷されたクリーム半田Sの立体形状における水平断面の面積を個別の印刷部位毎に求めた個別水平断面積AS(i)を、当該基板について総和した総印刷断面積ΣAS(i)を求める演算処理を行う。このとき、基板4表面から水平断面までの断面高さhを予め定められた断面計算ピッチ刻みで変化させて、それぞれの断面高さについて総印刷断面積ΣAS(i)を算出して、複数の総印刷断面積ΣAS(i)を求める(印刷断面積算出工程)(ST42)。
次に、総開口面積ΣAM(i)と複数の総印刷断面積ΣAS(i)とを比較して、総開口面積ΣAM(i)と最も大きさが近似する総印刷断面積ΣAS(i)を与える断面高さhを、当該基板において印刷されたペーストの平面形状を与えるべき水平断面の断面高さh*として決定する(断面高さ決定工程)(ST43)。そして、決定された断面高さhにおける水平断面を示す2次元データを、平面形状を示す2次元データとして算出する(断面形状算出工程)(ST44)。
次いで求められた2次元データから、各個別印刷部位ごとにクリーム半田Sの位置ずれを算出する(ペースト位置算出工程)(ST5)。そしてこの位置ずれ量と(ST2)にて求められた印刷量について各印刷部位毎に良否判定を行い(良否判定工程)(ST6)、この判定結果とともに、必要に応じて位置ずれ量および印刷量のデータを他装置へ転送する(データ転送工程)(ST7)。ここでは、良否判定結果は後工程の電子部品実装装置M3に転送され、これにより不良と判定された印刷部位に対しては電子部品の搭載は実行されず、当該基板は不良基板として排出される。
そして、クリーム半田Sの位置ずれおよび形状不良の発生傾向を示すデータは、前述のようにスクリーン印刷装置M1にフィードバックされる。これにより、スクリーン印刷装置M1においては、これらの不良を減少させるためのマシンパラメータの補正などの処理が行われる。またクリーム半田Sの位置ずれを示すデータは電子部品実装装置M3にフィードフォワードされ、電子部品搭載動作時の位置補正データとして使用される。
上記説明したように、本実施の形態に示す印刷検査においては、ペースト形状算出部によって求められたペーストの立体形状およびスクリーン印刷に用いられたマスクの開口データに基づいて、印刷されたペーストの平面形状を示す2次元データを求める演算を行うようにしている。これにより、2次元データを求めるための検査装置と3次元データを求めるための検査装置とを重複して配置する必要がなく、設備構成を簡略化して占有スペースや設備コストを低減させることができる。
なお上記実施の形態においては、基板において印刷されたペーストの平面形状を与えるべき水平断面の断面高さを決定するに際し、マスク30の開口部31のの総開口面積ΣAM(i)と最も大きさが近似する総印刷断面積ΣAS(i)を与える断面高さを上述の断面高さとして決定するようにしているが、対象となる印刷検査装置M2の上流にあるスクリーン印刷装置M1によって印刷されるペーストの形状傾向に応じて、前述の2次元データ加工高さを経験的に求めるようにしてもよい。この場合には、前述の断面高さを変化させた場合の複数の水平断面形状を観察してマスクの開口部形状と比較し、最も適正と判断される水平断面形状を与える断面高さを、2次元データ加工高さとして採用する。
そしてこのようにして求めた経験的知見を蓄積することにより、前述の本実施の形態に
示す総開口面積ΣAM(i)と総印刷断面積ΣAS(i)とを比較して適正な断面高さを決定するに際の最適判断基準を取得することができる。すなわち総印刷断面積ΣAS(i)/総開口面積ΣAM(i)で定義される比率の最適値を経験的に蓄積することにより、最も適正な水平断面形状を与える断面高さをより合理的に決定することができる。
本発明の印刷検査装置および印刷検査方法は、2次元データを求めるための検査装置と3次元データを求めるための検査装置とを重複して配置する必要がなく、設備構成を簡略化して占有スペースや設備コストを低減させることができるという効果を有し、スクリーン印刷によって基板に印刷されたペーストの印刷状態を検査する印刷検査の分野において有用である。
本発明の一実施の形態の印刷検査装置が用いられた電子部品実装ラインの構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の印刷検査装置の斜視図 本発明の一実施の形態の印刷検査装置の平面図 本発明の一実施の形態の印刷検査装置の部分断面図 本発明の一実施の形態の印刷検査装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の印刷検査装置における2次元データ算出処理の説明図 本発明の一実施の形態の印刷検査装置における2次元データ算出処理の説明図 本発明の一実施の形態の印刷検査方法の処理フロー図
符号の説明
4 基板
11 レーザ計測装置
30 マスク
31 開口部
S クリーム半田
AM 開口面積
AS 印刷断面積

Claims (2)

  1. スクリーン印刷によって基板に印刷されたペーストの印刷状態を検査する印刷検査装置であって、
    前記ペーストが印刷された基板の上面を3次元的に計測する3次元測定器と、前記3次元測定器によって取得された3次元データより前記印刷されたペーストの立体形状を個別の印刷部位毎に求めて前記ペーストの印刷量を前記印刷部位毎に算出するペースト形状算出部と、前記ペーストの立体形状および前記スクリーン印刷に用いられたマスクにおいて前記印刷部位に対応する開口部の形状・寸法を示す開口データに基づいて、前記印刷されたペーストの平面形状を与える2次元データを求める演算を行う2次元データ算出部とを備え、
    さらに前記2次元データ算出部は、前記マスクにおける前記開口部の開口面積の総和を示す総開口面積を算出する開口面積算出部と、
    前記立体形状における水平断面の面積を前記個別の印刷部位毎に求めた個別水平断面積を当該基板について総和した総印刷断面積を、前記基板表面から前記水平断面までの断面高さを変化させて複数求める印刷断面積算出部と、
    前記総開口面積と前記複数の総印刷断面積とを比較して、前記総開口面積と最も大きさが近似する総印刷断面積を与える断面高さを、当該基板において印刷されたペーストの平面形状を与えるべき水平断面の断面高さとして決定する断面高さ決定部と、
    前記決定された断面高さにおける前記水平断面を示す2次元データを、前記平面形状を示す2次元データとして算出する断面形状算出部とを備えたことを特徴とする印刷検査装置。
  2. スクリーン印刷によって基板に印刷されたペーストの印刷状態を検査する印刷検査方法であって、
    前記ペーストが印刷された基板の上面を3次元的に計測する3次元計測工程と、前記3次元計測工程において取得された3次元データより前記印刷されたペーストの立体形状を個別の印刷部位毎に求めて前記ペーストの印刷量を前記印刷部位毎に算出するペースト形状算出工程と、前記ペーストの立体形状および前記スクリーン印刷に用いられたマスクにおいて前記印刷部位に対応する開口部の形状・寸法を示す開口データに基づいて前記印刷されたペーストの平面形状を与える2次元データを求める演算を行う2次元データ算出工程とを含み、
    さらに前記2次元データ算出工程は、前記マスクにおける前記開口部の開口面積の総和を示す総開口面積を算出する開口面積算出工程と、
    前記立体形状における水平断面の面積を前記個別の印刷部位毎に求めた個別水平断面積を当該基板について総和した総印刷断面積を、前記基板表面から前記水平断面までの断面高さを変化させて複数求める印刷断面積算出工程と、
    前記総開口面積と前記複数の総印刷断面積とを比較して、前記総開口面積と最も大きさが近似する総印刷断面積を与える断面高さを、当該基板において印刷されたペーストの平面形状を与えるべき水平断面の断面高さとして決定する断面高さ決定工程と、
    前記決定された断面高さにおける前記水平断面を示す2次元データを、前記平面形状を示す2次元データとして算出する断面形状算出工程とを含むことを特徴とする印刷検査方法。
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