JP4737065B2 - 医療用ステープラ - Google Patents
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Description
本発明は、傷口を縫合するために使用される医療用ステープラに関する。
一般に、外科手術等において傷口を縫合する手段として縫合糸のほかに医療用ステープルが使用されている。この医療用ステープルは、クラウン部とその両側の弯曲部から下方に湾曲する針脚部とから構成され、医療用ステープラを使用する。医療用ステープラは、医療用ステープルを装填したヘッド部を備えたステープラ本体と、ステープラ本体に操作可能に設けられた操作レバーとを備え、操作レバーを通常はスライダ本体から離間する開き方向に付勢しておき、操作レバーを強く握って閉じ方向に回動させ、医療用ステープルをヘッド部から突出させて皮膚内に刺し込み、その両側針先部を内側に折り曲げながら傷口を寄せて縫合する。
縫合糸で縫合する場合は傷口の両側の糸通し孔間を縫合糸で縛るため、抜糸した後も糸の痕が残ってしまうことが多いが、これに対し、医療用ステープルの場合は、傷口を寄せるだけで医療用ステープルのクラウン部は皮膚に接触することはない。このため、医療用ステープルを取り外した後は、傷口の痕が残るだけであり、一般的に手術痕がきれいである。したがって、医療用ステープラによる縫合手術の普及が期待されている。
ところで、医療用ステープラは使い捨てが基本である。縫合手術の後、医療用のステープラの内部に医療用ステープルが何本残っているかに関係なく、一手術が終われば廃棄処分されることになる。
特許第3054202号公報
しかしながら、縫合手術後(医療用ステープラの使用後)に何の処理もしないで医療用ステープラを廃棄しようとしても、操作レバーは開き方向に付勢されているのでステープラ本体に対して開き状態となり、ステープラ本体から大きく離間してはみ出して嵩張った状態になってしまっている。感染の危険がある医療廃棄物の処理費用は通常のごみ廃棄処理よりも高額であり、廃棄物を減容することは病院の経費を節減し、コストを削減する上で大きな課題である。
また、縫合手術では装填されている医療用ステープルをすべて使い切るとは限らず、廃棄する医療用ステープラの中に医療用ステープルが残留している場合が間々ある。この医療用ステープラの入ったごみ袋を処理する途中で操作レバーに外力が加わり、これによって打ち出されたステープルがごみ袋を突き破ってしまい、患者の体液で汚染された医療用ステープルが露わになってしまい、不衛生である問題がある。
このような問題に対しては、縫合が終了した後で医療用ステープラ内に残っている医療用ステープルをすべて空打ちして、医療用ステープルと医療用ステープラとを個別に廃棄処分する方法もあるが、空打ちに伴なって打ち出された不要な医療用ステープルで手術室内を汚すとともに、この打ち出された医療用ステープルが誤って患者に付着してしまうなどの事態も起こりえるので、かえって問題である。
また、医療用ステープラを分解して廃棄することも考えられるが、分解作業時に細かな医療用ステープルを取り扱わなくてはならない不便さがあり、また、手術作業のなかで出術室内に細かな部品が飛び散るおそれもあって、有効な手段とはいえない。
本発明は前述の問題点を解消し、操作レバーを閉じ方向に回動させた状態で廃棄することにより、医療廃棄物の減容と残留ステープルの処分を簡便、且つ確実に行なうことができる医療用ステープラを提供することをその課題とする。
請求項1に係る発明は、一端に医療用ステープルを打ち出すヘッド部を備えたステープラ本体と、該ステープラ本体に軸支されて操作可能に設けられた操作レバーとを備え、該操作レバーの上記ヘッド部側と反対側に位置するグリップ部を、上記ステープラ本体から離間する開き方向に付勢しておき、上記医療用ステープルの打ち出しにあたっては、上記操作レバーを上記ステープラ本体と接近する閉じ方向に回動させて上記ステープルを上記ヘッド部から突出させて医療用ステープルの両側針先部を内側に折り曲げながら傷口を縫合する医療用ステープラにおいて、上記ステープラ本体と操作レバーには、操作レバーが通常の縫合に必要な回動量よりも閉じ方向に回動するのを規制するストッパ機構と、該ストッパ機構を解除して縫合時に必要な回動量よりも閉じ方向に回動させたときに上記操作レバーを上記ステープラ本体に係止してロックするロック機構とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、請求項1において、上記ストッパ機構は、ステープラ本体の長手方向に沿ってスライド移動可能に設けられたスライダと、操作レバーが通常の縫合に必要回動量だけ閉じ方向に回動したときに、上記スライダに係合可能に形成された係合部とから構成され、上記スライダを上記係合部に係合する方向に付勢したことを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、請求項1又は2において、上記ロック機構は、上記操作レバーと上記ステープラ本体とのいずれか一方に形成された係止部といずれか他方に設けられた係止受け部とを互いに係止可能に形成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2において、上記ロック機構は、上記スライダと上記操作レバーのいずれか一方に設けられた係止部と、いずれか他方に形成された係止受け部とを係止させて、操作レバーが開き方向に回動不可能で、かつ上記スライダがスライド移動不可能にロックすることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、縫合終了後には、医療用ステープルを折り曲げる閉じ方向に回動させた状態で操作レバーをロック機構によりステープラ本体に係止可能に構成したので、操作レバーはステープラ本体に接近した状態が保たれるから、全体の容積は小さくなる。したがって、廃棄したときの嵩を小さくすることができ、医療用廃棄物の減容化に資することができる。
また、操作レバーは、通常の縫合時には、ストッパ機構により必要な回動量よりも閉じ方向に回動するのが規制され、ストッパ機構を解除するという操作が無ければ、ロック機構を作動させることはできないので、縫合作業の際に特段、回動量や力の加減を意識して操作する必要がない。
さらに、操作レバーは最終的には、医療用ステープルを折り曲げる閉じ方向に回動させた状態でステープラ本体に係止されて開き方向に回動不可能にロックされるので、ヘッド部内部に残留した先頭の医療用ステープルの針先部は内側に折り曲げられた状態で固定されている。したがって、ステープラ本体から医療用ステープルの針先部が突出することがないから、医療用ステープルが安全に廃棄される。ごみ袋を処理する途中で操作レバーに外力が加わっても、医療用ステープルの針先部が内側に折り曲げられていることから、押し出された医療用ステープルがごみ袋を突き破って露出するおそれもなく、廃棄作業を安全に行うことができる。また、残留したステープルをステープラ本体内に残したままの状態で、分解することなく廃棄できるから、手術室内を汚したりするおそれがない。
請求項2に係る発明によれば、ストッパ機構は、ステープラ本体の長手方向に沿ってスライド移動可能に設けられたスライダと、操作レバーが通常の縫合に必要な回動量だけ閉じ方向に回動したときに、上記スライダに係合可能に形成された係合部とから構成され、上記スライダを上記係合部に係合する方向に付勢したので、操作レバーが通常の縫合に必要な回動量よりも閉じ方向に回動するのを確実に規制することができる。
請求項3に係る発明によれば、ロック機構は、上記操作レバーと上記ステープラ本体とのいずれか一方に形成された係止部といずれか他方に設けられた係止受け部とを互いに係止可能に形成したので、係止部と係止受け部とが係止した後にスライダを移動させても操作レバーを開き方向に回動させることはできない。したがって、操作レバーの閉じ状態を確実に保持することができる。
請求項4に係る発明によれば、上記ロック機構は、上記スライダと上記操作レバーのいずれか一方に設けられた係止部と、いずれか他方に形成された係止受け部とを係止させるように構成したので、この場合も、操作レバーが開き方向に回動不可能で、かつ上記スライダがスライド移動不可能にロックすることができる。
以下に図面にもとづき本発明の実施形態について説明するが、各実施形態において、ステープラ本体と操作レバーとは同一であるので、同符号で示し、実施形態1を除き、詳しい説明は省略する。
図1は医療用ステープラの一実施形態の一部を断面で示す側面図、図2は上記ステープラの分解斜視図である。上記医療用ステープラは、それぞれ合成樹脂から構成されたステープラ本体1に対して操作レバー2を開閉回動可能に設け、操作レバー2を収納部8の内部に収納する閉じ方向に回動させて医療用ステープルをステープラ本体1のヘッド部3から突出させて皮膚内に刺し込み、その両側針先部を内側に折り曲げながら傷口を寄せて縫合するものである。
ステープラ本体1は縦断面が略コ字形に形成され、その前部内側には医療用ステープルを打ち出すヘッド部3が設けられている。このヘッド部3は側面が台形状に形成され、その前端下部(図の左側)には医療用ステープルの打ち出し部4が設けられている。ステープラ本体1には数本から数十本の医療用のステープルが装填され、図示しない送り手段によって先頭のものから順に上記打ち出し部4に供給されるように構成されている。打ち出し部4の上部には、ドライバプレート5が上下方向に摺動自在に設けられ、常時上部位置にあるようにバネ(図示せず)によって付勢されている。なお、ヘッド部3の下部にはベース部13が前後に長く形成されている。
ドライバプレート5の下端は、倒立した凹字状に形成され図3(a)に示したように、両側に突片6が形成されている。また、打ち出し部4の内側上部にはアンビル7が形成され、先頭ステープルS1の中央部はアンビル7上に載置されるようになっている。
操作レバー2はヘッド部3側に位置する前部がステープラ本体1の内側のスペース(収納部8)内に収納された状態となっており、操作レバー2側に設けられた回動軸10を中心に、ヘッド部3と反対側のグリップ部11が開閉するように回動可能に取り付けられている。常時はグリップ部11を上記収納部8からはみ出してステープラ本体1から離間する開き方向に図示しないバネによって付勢されている。この状態で収納部8からはみ出したグリップ部11には人差し指から小指までの4本の指がかけられるような指掛け部12が形成されている。
次に、上記ステープラ本体1と操作レバー2には、操作レバー2が通常の縫合に必要な回動量よりも閉じ方向に回動するのを規制するストッパ機構と、該ストッパ機構を解除して縫合時に必要な回動量よりも閉じ方向に回動させたときに上記操作レバー2を上記ステープラ本体1に係止してロックするロック機構とが設けられている。
すなわち、図1、図2に示されるように、ヘッド部3の下部に設けられたベース部13は角筒状に形成され、その内部にはスライダ14が長手方向に沿ってスライド移動可能に配置されている。スライダ14はコイルバネ15のガイド部16と、その基部から上下に突出した係合駒17とその後部の係合部18とから構成され、係合部18の背面部20の上部から後方に係合顎部19が突出形成されている。係合顎部19の下面は後ろ下りに傾斜形成されている。また、背面部20も下側が少し前方に傾斜するように形成されている。さらに、ベース部13内にはコイルバネ15が配置されているとともに、コイルバネ15の一端をスライダ14のバネガイド部16に巻きつけ、スライダ14の係合駒17をベース部13の後部の上下に形成された係合穴21に係合させることによって、スライダ14は上記係合穴21の長さの範囲内でスライド可能に取り付けられ、上記コイルバネ15により常時後方に付勢されている。
また、上記ベース部13には、上記スライダ14の両側の位置に係止片(係止受け部)22が後方に突出形成されている。
これに対し、操作レバー2には、図2に示すように、その回動時に上記コイルバネ15により付勢されて上記係合穴21の端部に位置しているときの係合顎部19を内包して摺動可能にガイドするガイド溝23が形成されている。そして、ガイド溝23の下端部には、上記スライダ14の係合顎部19に係合可能な係合突部25(図1参照)が形成されている。
また、上記ガイド溝23の両側には、上記スライダ14の両側に配置された係止片22に対応する位置に係止部24が形成されている。係止部24の上面は前下りに傾斜している。
そして、上記ストッパ機構は、ステープラ本体1のスライダ14の係合顎部19と操作レバー2の係合突部25によって構成され、後述のように操作レバー2を通常の縫合に必要な回動量まで回動させたときに操作レバー2の係合突部25の上面がスライダ14の係合顎部19の下面に係合するように設定されている。
また、ロック機構はステープラ本体1に取り付けられるベース13の係止片22と操作レバー2の係止部24とによって構成され、後述のように操作レバー2を通常の縫合に必要な回動量以上に回動させたときに操作レバー2の係止部24がステープラ本体1に取り付けられるベース13の係止片22を弾性変形させて係止片22の上面側に乗り越えるように設定されている。
また、ロック機構はステープラ本体1に取り付けられるベース13の係止片22と操作レバー2の係止部24とによって構成され、後述のように操作レバー2を通常の縫合に必要な回動量以上に回動させたときに操作レバー2の係止部24がステープラ本体1に取り付けられるベース13の係止片22を弾性変形させて係止片22の上面側に乗り越えるように設定されている。
次に、上記医療用ステープラの作動態様について説明すると、傷口を縫合するときは、ヘッド部3の先端を傷口両側の皮膚aの上に押し当て、操作レバー2を図5及び図3(a)(b)に示されるように、上記収納部8内に収納する閉じ方向に回動させてヘッド部3の打ち出し部4に供給されたステープルS1を押圧する。このときステープルS1の中央はアンビル7に支持され、それ以上下方には移動できない。これに対し、ドライバプレート5の両側に形成された突片6がステープルS1の両側を押圧するので、ステープルS1の針先部だけが押し下げられ、アンビル7の両端を中心にステープルS1の針先部は互いに近づくように曲がっていく。その後、操作レバー2を移動端まで移動させていく中で、針先部を皮膚a内に刺し込み、その両側針先部を内側に折り曲げながら傷口を引き寄せて縫合する。
次に、図1に示されるように、操作レバー2に対する力を解除してグリップ部11をステープラ本体1の収納部8からはみ出す開き方向に復帰させることにより、ステープルS1はヘッド部3から排出され、1個所の傷口の縫合は終了する。この縫合操作を傷口に応じて適宜繰り返すことにより傷口全体の縫合が完成する。
縫合時には、上述のように操作レバー2は通常の縫合に必要な回動量まで回動させればよく、このときストッパ機構により、図5のように上方に回動させた操作レバー2の係合突部25の上面はステープラ本体1のスライダ14の係合顎部19の下面に係合し、それ以上は回動できないので、操作レバー2が通常の縫合に必要な回動量よりも閉じ方向に回動するのを確実に規制することができる。
そして、全ての縫合終了後、医療用ステープラを廃棄するときは、図4(a)のA−A線上の断面を示す図6のように、まずスライダ14の背面部20に指を掛けてコイルバネ15の付勢力に抗してスライダ14を前方に押し出してストッパ機構を解除する。その状態を維持しながら上記操作レバー2を握り込んで上記収納部8内に収納する閉じ方向に回動させる。その際、操作レバー2の係合突部25はステープラ本体1のスライダ14に係合しないので、操作レバー2は縫合時に必要な回動量よりも閉じ方向に回動させることができる。このとき、図4(b)のB−B線上の断面を示す図7のように、ロック機構により、操作レバー2の係止部24の上面がステープラ本体1側の係止片22を弾性変形させて係止部24が係止片22の上面側へ乗り越えるから、その後に操作レバー2の握りこみを解放しても、操作レバー2の係止部24はステープラ本体1側の係止片22に係止するから、係止位置にロックされ、それ以上下方には回動することができない。
以上により、操作レバー2はステープラ本体1の収納部8に収納されて、ステープラ本体1と操作レバー2とが接近する状態が保たれるから、全体の容積は小さくなる。したがって、廃棄したときの嵩を小さくすることができ、医療用廃棄物の減容化に資することができる。
また、操作レバー2は、最終的にはステープルS1を折り曲げる閉じ方向に回動させた状態で係止されるので、ヘッド部3内部に残留した先頭のステープルS1の針先部は、図3(b)に示されたように、内側に折り曲げられた状態で固定されている。したがって、ステープラ本体1からステープルS1の針先部が突出することがないから、医療用ステープラが廃棄されているごみ袋を処理する途中で操作レバー2に外力が加わっても、押し出されたステープルS1がごみ袋を突き破って露わになるおそれがなく、廃棄作業を安全に行うことができる。また、残留ステープルをそのまま残した状態で、しかも分解することなく廃棄できるから、手術室内を汚したりするおそれがない。したがって、医療機関従事者だけでなく、医療器具の廃棄業者も含めた医療ごみの廃棄に携わる作業者全体にとって衛生的に廃棄処理を行なえるようになる。
さらに、操作レバー2は、通常の縫合時には、ストッパ機構により必要な回動量よりも閉じ方向に回動するのが規制され、ストッパ機構を解除するという操作が無ければ、ロック機構を作動させることはできず、縫合作業の際、特段、操作レバー2の回動量や力の入れ加減を意識して操作する必要がない。
しかも、ロック機構は、上記ステープラ本体1に上記スライダ14とは別に設けられた係止片22と、上記操作レバー2に形成された係止部24とが互いに係止する構成となっているので、係止片22と係止部24とを係止させた後でスライダ14を移動させても操作レバー2が開き方向に回動することはない。したがって、操作レバー2の閉じ状態を確実に保持することができる。
なお、上述の実施形態とは逆に、スライダ・係止片を操作レバー側に、係合突部・係止部をステープラ本体側に配設する構成であってもよい。
また、ロック機構は上述の例に限定されない。例えば、上記スライダと上記操作レバーのいずれか一方に設けられた係止部と、いずれか他方に形成された係止受け部とを係止させて、操作レバーが開き方向に回動不可能で、かつ上記スライダがスライド不可能にロックするように構成してもよい。
S ステープル
1 ステープラ本体
2 操作レバー
3 ヘッド部
8 収納部
14 スライダ
18 係合部
1 ステープラ本体
2 操作レバー
3 ヘッド部
8 収納部
14 スライダ
18 係合部
Claims (4)
- 一端に医療用ステープルを打ち出すヘッド部を備えたステープラ本体と、該ステープラ本体に軸支されて操作可能に設けられた操作レバーとを備え、該操作レバーの上記ヘッド部側と反対側に位置するグリップ部を、上記ステープラ本体から離間する開き方向に付勢しておき、上記医療用ステープルの打ち出しにあたっては、上記操作レバーを上記ステープラ本体と接近する閉じ方向に回動させて上記ステープルを上記ヘッド部から突出させて医療用ステープルの両側針先部を内側に折り曲げながら傷口を縫合する医療用ステープラにおいて、
上記ステープラ本体と操作レバーには、操作レバーが通常の縫合に必要な回動量よりも閉じ方向に回動するのを規制するストッパ機構と、該ストッパ機構を解除して縫合時に必要な回動量よりも閉じ方向に回動させたときに上記操作レバーを上記ステープラ本体に係止してロックするロック機構とを備えた
ことを特徴とする医療用ステープラ。 - 上記ストッパ機構は、ステープラ本体の長手方向に沿ってスライド移動可能に設けられたスライダと、操作レバーが通常の縫合に必要な回動量だけ閉じ方向に回動したときに、上記スライダに係合可能に形成された係合部とから構成され、上記スライダを上記係合部に係合する方向に付勢したことを特徴とする、請求項1に記載の医療用ステープラ。
- 上記ロック機構は、上記操作レバーと上記ステープラ本体とのいずれか一方に形成された係止部といずれか他方に設けられた係止受け部とを互いに係止可能に形成したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の医療用ステープラ。
- 上記ロック機構は、上記スライダと上記操作レバーのいずれか一方に設けられた係止部と、いずれか他方に形成された係止受け部とを係止させて、操作レバーが開き方向に回動不可能で、かつ上記スライダがスライド移動不可能にロックすることを特徴とする、請求項2に記載の医療用ステープラ。
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