JP4736407B2 - 中継装置 - Google Patents
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Description
図1に、通信システムの構成図を示す。通信システム100は、例えば、クライアント端末1−1〜1−iと、大規模Web通信中継装置2と、Web通信装置3−1〜3−jとを含む。クライアント端末1−1〜1−iは、例えば、Webコンテンツの取得(アクセス)要求、データ送受信、画面表示等を行うユーザ用(端末)装置である。Web通信装置3−1〜3−jは、例えば、クライアント端末1−1〜1−iからの要求に応じてWebコンテンツを送出する装置であって、ディスク容量を上限としてコンテンツデータを格納している。なお、本実施の形態では、主に大規模なWeb通信装置について説明しているが、これに限らず、本発明は、適宜の規模の通信装置に適用することができる。
(1)Web通信中継装置25−1のOS(オペレーティングシステム)データを格納し、装置起動時にそのデータが主記憶装置30にロードされる。
(2)OS上で動作する様々なアプリケーションプログラム(データ・設定ファイル)を格納し、アプリケーションの起動時に主記憶装置30にロードされる。
(3)Web通信中継装置25−1が中継するWebコンテンツデータをキャッシュデータとして格納する。
まず、クライアント端末1−1〜1−iからクライアント要求が送信されると、大規模Web通信中継装置2は、それを受信する。大規模Web通信中継装置2のデータ中継装置21では、要求をレイヤ7負荷分散装置24に転送し、レイヤ7負荷分散装置24は、いずれかのWeb通信中継装置(ここでは、Web中継装置25−1)に送る。Web通信中継装置25−1内のWeb通信中継ソフトウェア31では、プロキシエンジン43を経て、HTTPモジュール41とキャッシングモジュール42が、そのクライアント要求を受信する。
つぎに、クライアント要求を受信したWeb通信中継装置25−1は、通信内容を解析する。ここで、Web中継装置25−1が、クライアント要求に対応しているWebページをキャッシュで記憶している場合、その内容をレイヤ7負荷分散装置24、データ中継装置21を経て、クライアント端末1−1へ送信する。
一方、Web中継装置25−1が、クライアント要求に対応しているWebページをキャッシュで記憶していない場合、及び/又はクライアント要求にキャッシュ利用不可の指示がある場合、Web中継装置25−1は、クライアント要求に関する情報を、レイヤ7負荷分散装置24、データ中継装置21を経て、Web通信装置3−1〜3−jの該当する装置へ送信する。
Web通信装置3−1〜3−jは、クライアント要求を受信すると、クライアント端末に、データ中継装置21を介してクライアント要求に対応するWebページを応答する。さらに、データ中継装置21は、レイヤ7負荷分散装置24を経てWeb中継装置25−1に、その通信内容やWebページを転送する。Web中継装置25−1では、そのWebページをキャッシングモジュール42にキャッシュする。
つぎに、キャッシング及び輻輳制御処理を説明する。図12は、キャッシング及び輻輳制御処理について基本的な処理を示すフローチャートである。まず、Web通信中継ソフトウェア31は、キャッシュチェックおよび制御種別判定を行う(S201)。Web通信中継ソフトウェア31は、この判定結果に応じて、例えば、通常キャッシュの制御(S203)、優先キャッシュの制御(S205)、アクセス抑止の制御(S207)、アクセス監視・規制の制御(S209)、制御なし(S211)のいずれか又は複数の制御を行い、処理を終了する。
メソッドチェックでは、次のような処理が実行される。
(a)まず、クライアントのHTTP要求のリクエストメソッドを取得する。
(b)ここで、リクエストメソッドがGET、HEADなら「キャッシュ可」の場合の処理を行う。
(c)一方、リクエストメソッドがOPTIONS、POST、DELETE、TRACE、CONNECTなら「キャッシュ不可」の場合の処理を行う。
(d)さらに、リクエストメソッドがRFC2616で定義されていない拡張メソッドである場合は、「制御不可能」の場合の処理を行う。
(a) ここでは、まず、スキームがHTTPであることを確認する。
(b) つぎに、パスをチェックし、文字「?」を含んでいるかどうか検査する。
(c) また、パスをチェックし、.cgi,.asp を含んでいるかどうか検査する。
(d) さらに、クエリ有無を判断して、クエリを外す加工処理を行う。なお、「クエリが有る」とは、”?”がついていることを指す。
(e) (b),(c)で該当するものがあった場合は「URIの加工」をおこなった文字列を共用メモリに確保する。
(f) (b),(c)で該当した場合は、「キャッシュ不可」の場合の処理を行い、一方、(b)、(c)で該当しなかった場合は、「キャッシュ可」の場合で処理を進める。
ステップS107のURIハッシュ検索(1)では、次のような処理を実行する。例えば、メモリ上にキャッシュの領域があり、クライアント端末と通信しているURIはメモリ上に記憶されており、そのメモリテーブルをURIハッシュとすることができる。
(a)URIハッシュを検索する。
(b)URIエントリにヒットした場合は、URIエントリの制御タイプを参照し、そこに記述されている制御に決定する。
(c)URIエントリにヒットしなかった場合は、「通常キャッシュ」処理に決定する。
(a)「URIの加工」が行われなかった場合は、HTTP要求にあるURIを使ってURIハッシュを検索する。
(b)URIエントリにヒットした場合は、URIエントリの制御フラグを参照し、そこに記述されている制御に決定する。
(c)URIエントリにヒットしなかった場合は、「アクセス監視・規制」処理に決定する。
図16は、通常キャッシュ処理についてのフローチャートである。
(1)まず、キャッシュヒットを判定する(S111−1)。
(1−1)ヒットしなかった場合は、最初のアクセス要求としてWebサーバへ要求を中継する処理に移り、キャッシングモジュール42は、例えば、(a)通常URIエントリの作成、(b)通常キャッシュエントリの作成、(c)URIハッシュへ登録、(d)キャッシュエントリにオーナの設定、等を行う通常キャッシング前処理を行う(S111−11)。つぎに、Webサーバへ要求を転送し(S111−12)、Webサーバから応答を受信し(S111−13)、さらに、クライアントへ応答を転送する(S111−14)。つぎに、キャッシングモジュール42は、通常キャッシングを行う(ステップS111−15)。ここで、ステップS111−15の通常キャッシングでは、例えば、次の処理が行われる。
(a)通常キャッシュデータの確保。
(b)Web通信装置の応答をコピー。
(c) (a)、(b)をデータがあるまで続ける。
(d)応答待ちセッションリストに登録があるか検査する。
(e) (d)で応答待ちセッションがある場合は、処理開始指示を送る。
(f)オーナの設定を解除する。
アクセス抑止コンテンツの作成方法としては、例えば、アクセス抑止メッセージとアクセス抑止コンテンツのフォーマットを用意して動的に生成する。例えば、上に、アクセス抑止メッセージ群とアクセス抑止コンテンツのフォーマットを格納しておく。キャッシングモジュール42は、状態に応じてふさわしいメッセージを取り出し、アクセス抑止コンテンツフォーマットに挿入することでアクセス抑止コンテンツを生成する。例えば、以下の図に示すように、抑止時の一般的なメッセージ93「要求されたコンテンツは利用できません」を使って、アクセス抑止メッセージフォーマットに挿入し、アクセス抑止コンテンツを生成している。
図22は、アクセス監視・規制処理についてのフローチャートである。まず、キャッシングモジュール42は、監視・規制前処理を行う(S117−1)。ここで、ステップS117−1の監視・規制前処理では、次の処理を行う。
(a)URIエントリを作成していなければ作成する。
(b)(a)を実行した場合は、URIハッシュに登録する。
(c)URIエントリ中のアクセスカウントを1増やす。
(a)URIエントリ中のアクセスカウントを1減らす。
(b)アクセスカウンタが0ならば、URIハッシュから削除する。
(c)(b)で削除を実行した場合は、URIエントリを削除する。
A.URIエントリ新たなパラメータを追加する。
B.パラメータには、過去にWeb通信中継装置がサーバに当該URIの要求を送信したときの応答時間の平均を入れる。
C.アクセス数が1以上のときは、A.で追加したパラメータも考慮し、例えば、アクセス数がある程度存在し、通信に設定時間以上かかりそうな場合は、上述の規制開始接続数に満たなくても規制する。
2 大規模Web通信中継装置
3−1〜3−j Web通信装置
21 データ中継装置
22 認証装置
23 システム管理装置
24 レイヤ7負荷分散装置
25−1〜25−n Web通信中継装置
26 アクセス規制装置
31 Web通信中継ソフトウェア
41 HTTPモジュール
42 キャッシングモジュール
43 プロキシエンジン
100 通信システム
Claims (7)
- 一つ以上のサーバ装置と接続され,要求元装置から受信した前記一つ以上のサーバ装置のいずれかを宛先に含む要求を,前記要求の宛先となるサーバ装置へ送信し,
前記要求に対する前記サーバ装置からの応答を,前記要求元装置へ送信する中継装置であって,
受信した前記要求を対象として,前記要求の宛先別に,応答の送信前である前記要求数を監視し,
前記監視の対象であり,前記応答の送信前である要求数が予め定めた規制開始値を超えた宛先について,予め定めた規制終了値を下回るまでに受信した当該宛先への前記要求は,規制対象として当該宛先へ送信せず,
前記宛先へ送信しなかった前記要求に対する応答として,当該要求が規制対象となったことを示す情報を,前記要求元装置へ送信する
ことを特徴とする中継装置。 - 請求項1に記載の中継装置であって,
受信した前記要求に含まれる,当該要求の内容を示すメソッドをチェックし,
当該メソッドが予め定めた種類であれば,当該要求を,前記応答の送信前である要求数の監視の対象とする
ことを特徴とする中継装置。 - 請求項1または2に記載の中継装置であって,
前記監視の対象であり前記応答の送信前である要求数が,予め定めた規制開始値を超えた後,予め定めた規制終了値より小さくなった宛先について,
前記監視の対象であり前記応答の送信前である前記要求数が,前記規制終了値より小さくなってから前記規制開始値を超えるまでに受信した,前記宛先への前記監視の対象である前記要求を,規制対象とせずに,前記宛先が示す前記提供装置へ送信し,
前記宛先が示すサーバ装置から応答を受信し,
前記要求に対する前記応答として,前記要求元装置へ送信する
ことを特徴とする中継装置。 - 請求項1ないし3いずれか一に記載の中継装置であって,
前記監視の対象であり前記要求に対する前記応答の送信前である要求数の前記監視処理に於いて,
前記要求を受信したら,前記監視の対象であり前記応答の送信前である要求数のカウントを増やし,
前記応答を送信したら,前記監視の対象であり前記応答の送信前である前記要求数のカウントを減らす
ことを特徴とする中継装置。 - 請求項1ないし4いずれか一に記載の中継装置であって,
予め定めた規制開始値を超えた前記宛先について,
前記規制開始値を超えてから,前記規制終了値を下回るまでの規制実施時間に基づき,
前記規制開始値と前記規制終了値の変更要否を決定する
ことを特徴とする中継装置。 - 請求項1ないし5いずれか一に記載の中継装置であって,
前記監視の対象となる要求に宛先として含まれるURIについて,異なる複数のURIを一つのURIとして処理するための簡略化処理を行い,
前記簡略化したURIを対象として,応答の送信前である要求数の前記監視を行う
ことを特徴とする中継装置。 - 請求項6に記載の中継装置であって,
前記URIは,パスとクエリとを含み,
前記簡略化処理において,複数の前記URIのパスが同じであれば,前記クエリを取り除くことにより,複数の前記URIを一つのURIと見なす
ことを特徴とする中継装置。
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