JP4735695B2 - 自動利得制御回路及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、増幅回路の分野に関する。例えば、増幅器の自動利得制御(AGC)の方法
、回路及び/又はシステムに関連する。
最近の無線受信器では、受信器用の自動利得制御(AGC)が使用されている(例えば
、特許文献1参照)。このAGCは、プロセスばらつきによる増幅器のゲインのばらつき
を抑制するために使われる。受信したアナログ信号をデジタル信号に変換すると、ゲイン
のばらつきは無線受信器に好ましくない影響を与える場合がある。
米国特許第5563916号明細書
図6は、受信器内の従来のAGCループ100を示す。入力信号は、利得制御を有する
低雑音増幅器(LNA)102で受信できる。入力信号は、例えばアンテナから受信する
。ミキサ104は、低雑音増幅器(LNA)102並びに基準クロック回路106からの
出力を受信する。AGC論理回路108は、ミキサ104からの出力をモニタし、かつ低
雑音増幅器(LNA)102に調整制御信号を供給する。しかしながら、かかる従来の方
法では、AGCロック検出を供給できないことがある。そのため、増幅器を制御し、かつ
AGCがその最適な状態にあることを示す信号を生成できることが好ましい。
本発明の自動利得制御回路(AGC)は、基準電圧に対して増幅器の出力を比較するコ
ンパレータと、前記コンパレータの出力が第1状態を有する時に前記増幅器の利得を減少
させ、かつ前記コンパレータの出力が第1状態又は第2の状態を有する時に前記増幅器の
前記利得を周期的に増加させる利得論理回路と、前記利得論理回路からの出力を受信し、
前記増幅器の前記利得を制御するデジタル−アナログ変換器と、前記増幅器の前記利得の
変化が所定の範囲内にある期間を、前記利得論理回路の前記出力から判定するように構成
されたロック検出論理と、を含む。
また、本発明の自動利得制御回路において、前記利得論理回路は、前記コンパレータの
出力が第1状態を有する時に、第1の制御信号を第1の周波数で発生させ、前記コンパレ
ータの出力が第1状態又は第2の状態を有する時に、第2の制御信号を第1の周波数より
小さい第2の周波数で発生させることができる。
また、本発明の自動利得制御回路において、前記利得回路は、前記コンパレータの出力
と基準クロックを受信し、前記コンパレータ出力が前記第1の状態を有するときに、第1
のクロック信号を生成する第1のラッチと、前記第1のクロック信号を受信し、前記第1
のクロック信号をカウントし、第1カウンタ信号を生成する第1のカウンタと、前記基準
クロックを受信し、前記基準クロック信号をカウントし、第2カウンタ信号と制御クロッ
クを生成し、前記第2カウンタ信号が第1のカウンタをリセットする第2のカウンタと、
前記第1カウンタ信号を所定の閾値と比較し、前記第1カウンタ信号が前記所定の閾値を
超えているときは、前記第1の制御信号を生成するデジタルコンパレータと、前記第2カ
ウンタ信号を分周して前記第2の制御信号を生成するディバイダと、を含むことができる
また、本発明の自動利得制御回路において、前記第2カウント信号は、前記第2のカウ
ンタのカウント値のnビット目であり、前記制御クロックは、前記第2のカウンタのカウ
ント値のmビット目であり、nビットは、mビットより上位ビットであっても良い。
また、本発明の自動利得制御回路において、前記ラッチは、セット−リセットフリップ
フロップを含み、前記コンパレータの前記出力は、前記セット−リセットフリップフロッ
プのセット入力に結合され、前記基準クロックは、前記セット−リセットフリップフロッ
プのリセット入力に結合されることもできる。
また、本発明の自動利得制御回路において、前記第1のカウンタは、mビットカウンタ
(mは、2以上の整数)であり、前記第2のカウンタは、nビットカウンタ(nは、mよ
り大きい整数)であっても良い。
また、本発明の自動利得制御回路において、前記第2のカウンタは、mビットカウンタ
であり、前記第2カウント信号に前記第2のカウンタのカウント値のnビット目を用いる
とき、前記第1のカウンタは、m−nビットカウンタであってもよい。
また、本発明の自動利得制御回路において、前記ロック検出論理は、前記第1の制御信
号、前記第2の制御信号及び前記制御クロックを受信し、前記第2の制御信号の1サイク
ル期間中の、前記第1の制御信号のパルスを計測したカウント数を求め、前記カウント数
を所定の閾値と比較し、前記第2の制御信号の連続した少なくとも2サイクル期間で、カ
ウント数が所定の閾値を下回っているとき、ロック状態であることを示すロック表示を発
生させることができる。
ここで本発明の増幅器の利得制御方法は、(a)比較結果を提供するために、基準電圧
に対して増幅器の出力を比較するステップと、(b)前記比較結果が第1状態を有する時
に利得論理を使用して前記増幅器の利得を減少させ、かつ前記利得論理を使用して前記増
幅器の前記利得を周期的に増加させるステップと、(c)前記増幅器の前記利得が所定の
範囲内にある時を、前記利得論理の出力から判定するステップと、を含む。
ここで本発明の検出方法は、(a)第1の所定期間中の第1の利得制御信号パルス数を
計数するステップと、(b)第2の所定期間中の第2の利得制御信号パルス数を計数する
ステップと、(c)それぞれ第1の比較結果及び第2の比較結果を提供するために所定の
パルス閾値に対して前記第1の利得制御信号パルス数及び前記第2の利得制御信号パルス
数の各々を比較するステップと、(d)前記第1の比較結果及び前記第2の比較結果が同
じ状態を有する時に、前記ロック状態を表明するステップと、を含む。
本発明の一実施態様において、AGC回路は、基準電圧に対して増幅器の出力を比較す
るように構成されたコンパレータと、コンパレータの出力が第1状態を有する時に増幅器
の利得を減少させ、かつ(例えば、コンパレータ出力の状態にかかわらず)増幅器の利得
を周期的に増加させるように構成された利得論理と、利得論理からの出力を受信し、かつ
増幅器の利得を制御するように構成されたデジタル−アナログ変換器(DAC)と、増幅
器の利得が所定の範囲内にある時を、利得論理の出力から判定するように構成されたロッ
ク検出論理とを含むことができる。
もう1つの実施態様において、AGCを使用する増幅器の利得を制御する方法は、比較
結果を提供するために、基準電圧に対して増幅器の出力を比較することと、比較結果が第
1状態を有する時に利得論理を使用して増幅器の利得を減少させることと、利得論理を使
用して増幅器の利得を周期的に増加させることと、増幅器の利得が所定の範囲内にある時
を、利得論理の出力から判定することとを含むことができる。
もう1つの実施態様において、AGCループ内の増幅器のロック状態を検出する方法は
、第1の所定期間中の第1の利得制御信号パルス数を計数することと、第2の所定期間中
の第2の利得制御信号パルス数を計数することと、それぞれ第1の比較結果及び第2の比
較結果を提供するために所定のパルス閾値に対して前記第1の利得制御信号パルス数及び
前記第2の利得制御信号パルス数の各々を比較することと、前記第1の比較結果及び前記
第2の比較結果が同じ状態を有する時に、前記ロック状態を表明することとを含むことが
できる。
本発明の実施態様は、増幅器を制御し、かつAGCがそのロック状態に近いか、又はそ
の状態にあることを示す信号を生成することに適した、信頼でき、かつ簡略化されたAG
Cアプローチを有利に提供できる。本発明のこれら及び他の利点は、以下の好ましい実施
態様の詳細な説明から容易に明らかになるであろう。
本発明の実施態様は、増幅器の自動利得制御(AGC)の方法、アルゴリズム、回路及
び/又はシステムに関する。
添付図面に示される発明の好ましい実施態様を、ここで詳細に参照する。本発明は好ま
しい実施態様に関連して記載されるが、それらは、本発明をそれらの実施態様に限定する
ことが意図されないことが理解されるであろう。逆に、本発明は添付の請求項によって定
義される本発明の精神及び範囲に含まれる代替案、修正及び同等物をカバーすることが意
図される。更に、本発明の以下の詳細な説明において、本発明を十分理解するために多数
の具体的な詳細が示される。しかしながら、本発明がこれら具体的な詳細なしに実施でき
ることは、当業者には容易に明らかである。その他の場合に、本発明の形態を不必要に不
明瞭にしないために周知の方法、手順、構成要素、及び回路は詳細に説明されない。
以下に続く詳細な説明のある部分は、プロセス、手順、論理ブロック、機能ブロック、
処理、並びにコンピュータ、プロセッサ、コントローラ、及び/又はメモリ内のコード、
データビット、データストリーム、又は波形に対する操作のその他の記号的表示の観点で
提示される。これらの説明及び表示は、一般的にデータ処理における当業者によって、他
の当業者に仕事の内容を有効に伝達するために使用される。本明細書で、また一般的にプ
ロセス、手順、論理ブロック、機能、プロセス等は、望ましい及び/又は予期される結果
に繋がるステップ又は命令の首尾一貫したシーケンスであると考えられる。ステップは、
一般的に物理的な量の物理的な操作を含む。必ずしもではないが、通常これらの量はコン
ピュータ又はデータ処理システムに保存、転送、組み合わせ、比較及びその他の方法で操
作できる電気的、磁気的、光学的、又は量子的信号の形を取る。主に一般的な用法のため
に、これらの信号をビット、波、波形、ストリーム、値、要素、記号、文字、数式の項、
数字等として、及びコンピュータプログラム又はソフトウェアにおけるこれらの表示をコ
ード(オブジェクトコード、ソースコード、又はバイナリコードであり得る)として参照
することが便利であると判っている。
しかしながら、これら及び類似した用語はすべて適切な物理量及び/又は信号に関連し
、これらの量及び/又は信号に適用される便利なラベルに過ぎないことを念頭に置く必要
がある。具体的に別途述べない限り、かつ/又は以下の考察から明らかでない限り、本出
願を通じて「処理」、「作動」、「演算」、「計算」、「判定」、「操作」、「変換」等
のような用語を用いる考察はコンピュータ又はデータ処理システム、又は物理的(例えば
電子的)量として表されるデータを操作及び変換する類似の処理装置(例えば電気的、光
学的、又は量子的演算又は処理装置又は回路)の動作及びプロセスを指すことが認識され
る。これらの用語は回路、システム、又はアーキテクチャ(例えばレジスタ、メモリ、そ
の他かかる情報の保存、伝送、又は表示装置等)の構成要素における物理的な量を、同じ
又は異なるシステム又はアーキテクチャの他の構成要素内の物理量として同様に表される
他のデータに操作又は変換する処理装置の動作及びプロセスを指す。
更に、本出願の文脈において、用語「ワイヤ」、「配線」、「線」、「信号」、「導体
」、及び「バス」は、信号を回路内の1ヶ所から別の個所に物理的に転送するためのいず
れかの公知の構造、構成、配置、技術、方法、及び/又はプロセスを指す。また本明細書
での使用の文脈から別途示されない限り、用語「公知の」、「固定の」、「所与の」、「
特定の」、及び「所定の」は、一般的に理論的には可変であるが、通常予め設定され、か
つその後使用中に変化しない値、量、パラメータ、制限、条件、状態、プロセス、手順、
方法、実践、又はこれらの組み合わせを指す。
同様に、便宜上かつ簡素化のため、用語「クロック」、「時間」、「タイミング」、「
レート」、「期間」及び「周波数」は一般的に互換性があり、本明細書で互換的に用いら
れることがあるが、一般的に当該分野において認知された意味を与えられる。また便宜上
かつ簡素化のため、用語「データ」、「データストリーム」、「波形」、及び「情報」は
、互換的に使用されることがあり、(a)用語「フリップフロップ」、「ラッチ」、及び
「レジスタ」、並びに(b)(直接又は間接的な接続、結合、又は連通を指し得る)用語
「に接続され」、「と結合され」、「に結合され」、及び「と連通する」も同様であるが
、これらの用語は本明細書で一般的に当該分野において認知された意味を与えられる。
本発明は、本構造、方法及び回路のハードウェア実装に関する。本発明の実施態様は、
増幅器を制御することに適した、信頼でき、かつ簡略化された自動利得制御(AGC)ア
プローチを有利に提供できる。更に、AGCがそのロック状態に近いか、又はその状態に
ある(例えば所定の増幅器利得範囲内にある)ことを示す信号を生成するために、具体的
な実施態様が同様に使用できる。本発明は、その種々の形態において、代表的な実施態様
に関して、以下でより詳細に説明される。
本発明の種々の実施態様によれば、AGC用の回路は、コンパレータと、(コンパレー
タ用の)電圧基準又は固定電圧発生器と、利得論理と、デジタル−アナログ変換器(DA
C)と、ロック検出論理とを含むことができる。本明細書に示した特定の例の回路の標的
となる適用は、無線受信器であり、ここで無線受信器は、増幅器と、AGCと、基準クロ
ックを、増幅器からの出力と混合するためのミキサとを含むことができる。一実施態様に
おいて、このミキサ出力は、固定電圧レベルと比較でき、かつ増幅器用の利得制御を発生
させるためにAGC回路に提供できる。当然に、他のタイプの回路及び/又はデジタル論
理ブロックも、具体的な実施態様において使用できる。
(AGC回路)
本発明によれば、AGC回路は、(i)基準電圧に対して増幅器の出力を比較するよう
に構成されたコンパレータと、(ii)コンパレータの出力が第1状態を有する時に増幅器
の利得を増加させ、かつコンパレータの出力が第2状態を有する時に増幅器の利得を減少
させるように構成された利得論理と、(iii)利得論理からの出力を受信し、かつ増幅器
の利得を制御するように構成されたDACと、(iv)増幅器の利得が所定の範囲内にある
時を、利得論理の出力から判定するように構成されたロック検出論理とを含むことができ
る。
図1は、本発明の実施態様によるAGC回路200を示す。本実施形態において、AG
C回路は、コンパレータ202、基準電圧発生回路204、AGC論理回路、デジタル−
アナログ変換器(以降、DACという)208及びロック検出論理回路212を含む。
コンパレータ202は、増幅器出力と基準電圧を受信する。コンパレータ202は、基
準電圧と増幅器出力の電圧とを又は基準電圧と増幅器出力を復調した電圧とを比較する。
ここで、増幅器出力は、例えば図6のミキサ104の出力である。基準電圧は、基準電圧
発生回路204から供給される。
基準電圧は、低雑音増幅器(LNA)への入力の実質的に線形応答範囲の中心に対応す
るように選択できる。すなわち、増幅器への入力電圧と増幅器からの出力電圧との関係で
2次関数が成立する範囲が線形応答範囲であり、2次関数が成立する範囲の入力電圧の下
限値と入力電圧の上限値との平均値を基準電圧に設定する。
別の実施形態として、AGC論理回路206が増幅器の利得を制御する際に、増幅器の
利得を減少させるレートと増幅器の利得を増加させるレートが異なる場合は、線形応答範
囲の端部に基準電圧を設定することができる。例えば、AGC論理回路206が利得を減
少するレートよりも高いレートで利得を増加できる場合、基準電位は、線形応答範囲の下
限又は、下限の近傍の線形応答範囲に設定することもできる。この場合、増幅器が基準電
圧を下回ると増幅器の利得が増加する。逆に、AGC論理回路206が利得を増加するレ
ートよりも高いレートで利得を減少できる場合、基準電位は、線形応答範囲の上限又は、
上限の近傍の線形応答範囲に設定することもできる。この場合、増幅器が基準電圧を上回
ると増幅器の利得が減少する。
本実施形態では、図6に示すように、低雑音増幅器(LNA)102の出力からミキサ
104がミキサ出力を生成している。ミキサ出力と基準電圧とを比較することで、増幅器
の出力電圧及び利得を測定する。コンパレータ202は、基準電圧とミキサ出力とを又は
基準電圧とミキサ出力の変調出力とを比較し、ミキサ出力又はミキサ出力の変調出力が基
準電圧のレベルより大きいかどうかを判定する。基準電圧とミキサ出力の電圧とを比較す
る場合は、ミキサ出力が基準電圧よりも大きいならば、第1の論理状態(例えば、「ハイ
」又は「1」)が、コンパレータ出力210として出力される。逆に、ミキサ出力が、基
準電圧よりも小さいならば、第1の論理状態と異なる第2の論理状態(例えば、「ロー」
又は「0」)が、コンパレータ出力210として出力される。
コンパレータ出力210は、デジタル論理(例えば、AGC論理回路206)に供給さ
れる。AGC論理回路206は、コンパレータ出力210をフィルタリングし、DAC2
08を制御するためのDAC制御信号(アップ、ダウン及びDACクロック)を発生させ
る。例えば、AGC論理回路206は、コンパレータ出力210にフィルタをかけ、DA
C208の増分(アップ制御信号、広義の第1制御信号)又は減分(ダウン制御信号、広
義の第2制御信号)を示す信号を発生させる。本実施形態で、アップ制御信号及びダウン
制御信号は、所定期間アクティブ状態を保つ信号で、1回のアクティブ期間で1回のアッ
プ制御信号またはダウン制御信号が発生したとし、増幅器の利得を1回変化させる。即ち
、アップ制御信号またはダウン制御信号の立ち上がり又は立下りに応じて、増幅率の利得
を変化させる。
DACクロックは、基準クロックから生成される。例えば、AGC論理回路206に供
給される基準クロックを周波数分周することにより生成される。また、DACクロックは
、DAC208を制御するアップ制御信号及びダウン制御信号を同期化するために用いら
れる。
DAC208は、デジタル信号を受信し、アナログ信号に変換する。本実施形態におい
て、DAC208は、AGC回路からデジタル信号のアップ制御信号及びダウン制御信号
とDACクロック信号を受信し、アナログ信号のLNA制御信号としての増幅器利得制御
信号222を生成する。DACの後段に配置された増幅器(図示なし)は、増幅器利得制
御信号222の値に応じて増幅率を変化させる。
増幅器利得制御信号222の電圧値が増加されるべきならば、DAC208に対して、
AGC論理回路206からアップ制御信号がアサートされる。例えば、増幅器利得制御信
号222が増加すると、増幅器の利得は減少する。同様に、増幅器利得制御信号222の
電圧値が減少されるべきならば、DAC208に対して、AGC論理回路206からダウ
ン制御信号がアサートされる。例えば、増幅器利得制御信号222が減少すると、増幅器
の利得は増加する。
別の実施形態として、アップ制御信号は、DAC208の出力を減少させ、DAC20
8の値の減少により増幅器の利得が減少するように構成されていてもよい。同様に、ダウ
ン制御信号は、DAC208の出力を増加させ、DAC208値の増加により増幅器の利
得が増加するように構成されていてもよい。
このようにして、DAC208の出力は、AGC論理回路206からの出力信号に応じ
て、増幅器の利得を調節するために使用できる。すなわち、DAC出力又は制御信号の電
圧の増加/減少は、対応する増幅器利得の減少/増加をもたらす。
ロック検出論理回路212は、AGC論理回路206からのアップ制御信号、ダウン制
御信号及びDACクロック入力を受信し、ロック検出信号220を生成して出力する。ロ
ック検出信号220は、AGCが、ロック状態に近いか、ロック状態である時にアクティ
ブになるように設定されている。例えば、増幅器の利得が所定範囲内にある時、例えば、
増幅器への入力信号の大きさに対して、増幅器の出力信号の大きさが線形に変化する範囲
にあるとき、アクティブなロック検出信号220が出力される。
さらに、ロック検出論理回路212は、イネーブル信号を受信する。イネーブル信号は
、AGC論理回路206にも供給される。イネーブル信号がアクティブ又は所定の状態(
例えば、2値論理状態のロー)であるときに論理ブロック(AGC論理回路206及びロ
ック検出論理回路212)はリセットされる。
例えば、基準クロックの周波数は、約4kHz〜5kHzであり、DACクロックの周
波数は、基準クロック周波数を「4」で割った周波数の約1kHzである。別の実施形態
では、基準クロックの周波数は約1kHzから約100kHzの値をとることができ、そ
れに対してDACクロックの周波数は約60Hzから約50kHzの値をとることができ
る。他の操作周波数又は操作範囲、並びに基準クロックのDACクロックに対する周波数
の様々な比(例えば、基準クロックの周波数:DACクロックの周波数が、3:1、2:
1、5:1、8:1またはその倍数等)は、具体的な実施態様において適応させることが
でき、かつ特定の回路実装によって決まることがある。RFID(Radio Frequency Iden
tification)又はHFID(High Frequency Identification)のような別の応用製品に
本発明を適用するときは、基準クロック及びDACクロックは他の周波数範囲をとること
ができる。
図2(a)は、本発明の実施態様による利得論理回路300を示し、図2(b)は、図
2(a)の利得論理回路300に対応するタイミング図を示す。例えば、図2(a)の利
得論理回路300は、図2のAGC論理回路206に含まれる。その場合、図2(a)の
コンパレータ出力信号は、図1のコンパレータ出力信号に対応する。
本実施形態では、コンパレータ出力210がハイのときは、DAC208のアナログ出
力の増幅器利得制御信号222を増加させるために、AGC論理回路206は、DAC2
08のカウント数を増加させる「アップ」制御信号パルスを生成する。コンパレータ出力
210がハイのときに、(例えば負の利得電流による)AGC回路200の利得が減少す
る。DAC208のカウント数を減少させ、DAC208のアナログ出力の増幅器利得制
御信号222を減少させる「ダウン」制御信号パルスは、所定の時間間隔を空けて周期的
にアサートされる。つまり、コンパレータ出力210の状態は、アップ制御信号パルスを
アサートする時を判定するために使用され、ダウン制御信号パルスは、コンパレータ出力
状態にかかわらず、周期的にアサートされる。例えば、アップ制御信号がアクティブにな
る度に、増幅器の利得は所定の割合ずつ減少する。一方、ダウン制御信号がアクティブに
なると、リセットされて増幅器の利得は所定の値に設定される。
図2(a)で、インバータ302は、コンパレータ出力を受信し、逆コンパレータ出力
を生成する。インバータ302で生成された逆コンパレータ出力は、セット−リセット(
SR型)フリップフロップ/ラッチ構造のセット(S)入力に供給される。SR型フリッ
プフロップ/ラッチは、NANDゲート304及びNANDゲート308によって構成さ
れる。別の実施形態として、コンパレータ出力がアクティブの期間に、基準クロックによ
ってカウンタ312のカウント値をインクリメントできれば、SR型フリップフロップ以
外のフリップフロップを用いることもできる。
インバータ324とインバータ306は、直列に接続されている。インバータ324は
基準クロック信号を受信して、逆基準クロック信号を出力し、インバータ306はインバ
ータ324から出力された逆基準クロック信号を受信し、基準クロック信号と論理の等し
い信号を出力する。インバータ324及びインバータ306を介することで、基準クロッ
ク信号はバッファリングされる。インバータ306から出力された基準クロック信号は、
S−Rフリップフロップのリセット(R)入力であるNANDゲート308に供給される
。インバータ310は、S−Rフリップフロップの出力(XQ)を受信し、その反転信号
となる入力としてのクロック制御信号340をカウンタ312のリセット入力に供給する
コンパレータ出力がハイで、基準クロックがハイのとき、S−Rフリップフロップのセ
ット(S)入力に対応するNANDゲート304にはローが入力され、S−Rフリップフ
ロップのリセット(R)入力に対応するNANDゲート308にはハイが入力される。S
−Rフリップフロップの出力(XQ)はローになり、クロック制御信号340はハイにな
る。クロック制御信号340がアクティブに遷移すると、カウンタ出力信号320が更新
される。例えば、クロック制御信号340の立ち上がりで、カウンタ312の値が1つ増
加する。コンパレータ出力がハイに保持されている間、ノード320での特定のカウント
状態は、基準クロックがローの間保持される。そのため、例えば、NANDゲート308
及びインバータ310を介してS−Rフリップフロップ出力をリセットする。
他のタイプのフリップフロップ(例えば、D−タイプ、J−Kタイプ、T−タイプ等)
又はラッチ(例えば、交差結合インバータラッチ)、並びに論理ゲート(例えば、NOR
ゲート、又は動的若しくは事前荷電論理ゲート)が、別の実施態様において、同様に使用
できる。
S−Rフリップフロップ/ラッチは、基準クロックの立ち上がり期間中に起こり得る、
短いパルス(ノイズ)を除去するフィルタの機能を果たすこともできる。さらに、図1の
コンパレータ202に供給されるミキサ出力は、複数の(例えば2倍)の搬送周波数を有
する信号を含むことができる。例えば、図6のミキサ104は、複数の信号を受信し、そ
れらの和をとってコンパレータ202へ供給する。または、図6のミキサ104は、複数
の信号を受信し、それらの差をとってコンパレータ202へ供給してもよい。
応用例として、本発明のAGCは電波時計等の電子機器に利用でき、標準無線電波信号
及び/又は周期性無線電波信号によるリアルタイムクロック信号の補正に使用できる。標
準無線電波信号及び/又は周期性無線電波信号は、40kHz〜80kHz範囲内である
。一方、基準クロックの周波数は、約4.96kHz(又はその整数倍や分数)である。
基準クロック信号の周波数は受信信号の周波数より低いので、低いサンプリングレートに
なる。この低いサンプリングレートとSRラッチとの組み合わせにより、ミキサ出力のピ
ークを検出することができる。
前述のように、ミキサ出力がコンパレータ閾値を超えたとき、すなわち図1の基準電圧
発生回路204が発生する電圧基準レベルを超えるとき、コンパレータ出力はハイになる
。このコンパレータ出力がハイの比較結果状態は、ミキサ出力がコンパレータ閾値を超え
ている期間、SRラッチによってラッチされる。そのため、SRフリップフロップは、基
準クロックに応じてクロックを発生する。よって、クロック制御信号340は、基準クロ
ックに応じて生成される。すなわち、コンパレー出力が連続してハイの状態を保持してい
る期間、基準クロックの周波数とほぼ等しいレートのクロック制御信号340がカウンタ
312に入力される。
一方、コンパレータ出力の状態が変化して、ローに遷移した場合、SRラッチのS入力
はハイに遷移し、クロック制御信号340は停止する。
このことは、図2(b)を用いて説明する。コンパレータ出力がロー(非アクティブ)
に遷移するのに応じて、クロック制御信号340はロー(非アクティブ)に保持される。
詳述すると、コンパレータ出力がローに遷移し、ローを保持している期間に、基準クロッ
クのたち下がりが発生すると、それに基づいてクロック制御信号340はローに遷移し、
コンパレータ出力がローの帰還はクロック制御信号340がローに保持される。その後、
コンパレータ出力がローを保持している期間中は、基準クロックの立ち上がりが発生して
も、クロック制御信号340は同じ状態を保持する。
また、クロック制御信号340がローに保持されている状態でも、カウンタ312をリ
セットするリセット信号326によって、カウンタ312がリセットされるまで、カウン
タ312の出力であるカウンタ出力信号320のカウント状態は保持される。例えば、図
2(b)において、クロック制御信号340がローに保持されていても、カウンタ出力信
号320は『0111』を保っている。リセット信号326がハイに遷移すると、カウン
タ312がリセットされ、カウンタ出力信号320は『0111』からカウンタ312の
初期値『0000』に変化する。
また、再びコンパレータ出力がハイに遷移すると、クロック制御信号340が再開する
。詳述すると、コンパレータ出力がハイに遷移した後の最初の基準クロックの立ち上がり
に同期して、クロック制御信号340が立ち上がる。コンパレータ出力がハイに保持され
ている期間は、基準クロックとほぼ同じ周波数のクロック制御信号340が生成される。
ただし、図2(b)に示すように、コンパレータ出力がハイに遷移しクロック制御信号
340の発生が再開されても、リセット信号326がハイの状態の期間は、カウンタ31
2の更新が開始されない。
インバータ324は、基準クロックを反転してカウンタ322に入力する。インバータ
328は、イネーブル信号を反転してカウンタ322に入力する。インバータ328の出
力は、カウンタ322のリセット動作を制御する。
本実施形態において、カウンタ322は4ビットカウンタである。カウンタ322は、
最上位ビット(MSB)のリセット信号326をカウンタ312のリセット入力及びディ
バイダ318のクロック入力へ供給する。また、カウンタ322は、カウンタ312に入
力されるリセット信号326より下位のビット、例えば、2番目の最下位ビット(LSB
)信号314をインバータ332に供給する。インバータ332は、DACクロックを出
力する。
図2(b)に示すように、カウンタ322の出力からの反転又はバッファリングされた
ビット[1]値は、DACクロックを発生するために使用できる。すなわち、カウンタ3
22の出力の下位から2ビット目が「0」であるとき(例えば「0000」、「0001
」、「0101」など)、インバータ332で信号が反転されてDACクロックはハイと
なり、カウンタ322の出力の下位から2ビット目が「1」であるとき(例えば「001
0」、「0011」、「0111」など)、インバータ332で信号が反転されてDAC
クロックはローになる。
別の実施形態として、カウンタ312及び/またはカウンタ322として、nビットカ
ウンタを用いることもできる。nは2以上の整数で、例えばnは偶数で、4、6、又は8
と等しくすることもできる。
例えば、「アップ」制御信号発生用のカウンタ312として、4ビットカウンタを用い
、「ダウン」制御信号発生用及びカウンタ312のリセットを行うカウンタ322として
5ビットカウンタを用いることもできる。カウンタ312は、カウンタ322から出力さ
れたリセット信号326によってリセットされる。
例えば、カウンタ322が5ビットカウンタのとき、カウンタ322の最上位ビットの
リセット信号326は基準クロックパルスの16周期毎に遷移する。そのため、カウンタ
322からリセット信号326を受信するカウンタ312は、コンパレータ出力の値に応
じて、基準クロック(例えば、4096Hz)の16分の1のリピートレート(例えば、
256Hz)で0から最大15までをカウントする。従って、カウンタ312の出力に基
づいて生成されるアップ制御信号パルスは、例えば256Hzのレートとなる。
カウンタ322がmビットカウンタの場合、カウンタ312はmビット以下にするのが
好ましい。特に、カウンタ322がmビットカウンタで、カウンタ322のnビット目を
カウンタ312のリセット信号326として用いる場合は、基準クロック信号のm−n周
期でリセット信号326が発生する。そのため、カウンタ312はm−nビットにするの
が好ましい。
DACクロックを提供するために選択された特定のビット及び/又はカウンタ幅(例え
ば、それが計数するように構成されたビット数)は、本発明の自動利得制御回路が実装さ
れる製品に応じて変更可能である。
デジタルコンパレータ316は、カウンタ312からのカウンタ出力信号320(例え
ば、4ビット出力)を受信し、アップ制御信号を発生させる。デジタルコンパレータ31
6のデジタル閾値は、カウンタ312が4ビットカウンタの場合、受信された入力信号に
対する所定の感度レベルに応じて1〜15に設定される。アップ制御信号は、カウンタ出
力信号320がデジタル閾値以上の期間にアクティブになる。例えば、デジタルコンパレ
ータ316の閾値を「5」に設定すると、図2(b)に示すように、カウンタ出力信号3
20が「5」(2進法の「0101」値)に達したときに、アップ制御信号がアクティブ
になる。カウンタ出力信号320の値が5以上を満たしている間は、アップ制御信号はア
クティブの状態を保持する。そして、カウンタ出力信号320がリセットされてカウンタ
出力信号320の値が初期化され5未満になると、アップ制御信号が非アクティブになる
ダウン制御信号パルスは、カウンタ322及びディバイダ318を介して出力される。
すなわち、基準クロック周波数を分周してダウン制御信号パルスが生成される。本実施形
態において、カウンタ322は4ビットカウンタであり、約4kHzの基準クロックをも
とに生成されたカウンタ322の最上位ビット(MSB)は512Hzの周波数を有する
。カウンタ322の最上位ビット(MSB)は、ディバイダ318でさらに分周され、ダ
ウン制御パルスは4Hzの周波数を有する。ディバイダ318は、受信した信号を256
分周したり、2m分周したりできる。ここで、mは5以上の整数で例えば、7〜15であ
る。
ディバイダ318は、インバータ328及びインバータ330を介してイネーブル信号
を受信する。すなわち、ディバイダ318は、カウンタ322と反対の論理のイネーブル
信号を受信する。ディバイダ318は、イネーブル信号によって動作のアクティブまたは
非アクティブが制御される。
従って、アップ制御信号は、コンパレータによるミキサ出力と基準電位との比較に基づ
いてカウントアップされ、デジタルコンパレータ316によるカウンタ出力信号320と
デジタル閾値との比較に基づいてアクティブに遷移する。一方、ダウン制御信号は、アッ
プ制御信号より遅い周波数であるが、イネーブル信号以外のコンパレータ出力やカウント
閾値等の信号と比較をすることなく周期的にアクティブに遷移する。
このようにして生成されたアップ制御信号及びダウン制御信号によってDAC208は
制御され、増幅器利得制御信号222を生成する。増幅器利得制御信号222は、約15
x〜2000x(例えば約256x)で増加し、増加より遅い周期の約1xの相対レート
で減少する。すなわち、増幅器利得制御信号222は、増幅器の出力が所定の条件を満た
すとき、第1の間隔で第1の電圧値増加する。また、増幅器利得制御信号222は、周期
的に、第1の間隔より長い第2の間隔で第1の電圧より大きい第2の電圧値減少する。そ
のため、AGCは、ピーク検出特性を含むことができる。更に、DACクロックのレート
は、相対レート、又は基準クロックの周波数及びアップ制御信号の周波数と異なる周波数
であり、DACにおける非重複クロッキングを可能にできる。
図1に示すように、ロック検出論理回路212は、アップ制御信号、ダウン制御信号、
DACクロック及びイネーブル信号を受信し、ロック検出信号220を出力する。ロック
検出論理回路212は、アップ制御信号、ダウン制御信号、DACクロック及びイネーブ
ル信号に基づいて、AGCループがロックされている時にロック検出信号220をアクテ
ィブに設定する。
図3は、本発明の実施態様によるロック検出論理回路400である。
例えば、AGCループがロックされているときは、周期的にダウン制御信号が(例えば
、1回の実行において4Hzのレートで)発生すると、ダウン制御信号を補正する。一方
、AGCループがロックされていないときは、例えば、アップ制御信号の1サイクルが2
56Hzの周波数を有し、ダウン制御信号が4Hzの周波数を有するならば、ダウン制御
信号1回あたり64回のアップ制御信号が発生する。
具体的な実施形態として、2つの連続したダウン制御信号のサイクルにおいて、ダウン
制御信号1サイクルあたり、2回から8回のアップ制御信号をロック検出のための所定範
囲として設定することができる。従って、ダウン制御信号1サイクルあたりに、2回から
8回のアップ制御信号が検出されると、ロック状態で判定される。ロック状態が検出され
ると、ロック検出信号220はアクティブになる。一方、ダウン制御信号サイクルの1サ
イクル当たり、アップ制御信号が「8」を超える回数アクティブになったときは、非ロッ
ク状態として判定される。非ロック状態が検出されると、ロック検出信号220は非アク
ティブになる。
図3に示すように、D型フリップフロップ(以降、DFFという)404は、バッファ
402を介してアップ制御信号を受信し、バッファ406を介してDACクロックを受信
する。DFF404は、アップ制御信号をDACクロックに同期する。同様に、D型タイ
プフリップフロップ(以降、DFFという)412は、バッファ408を介してダウン制
御信号を受信し、バッファ406を介してDACクロックを受信する。DFF412は、
ダウン制御信号をDACクロックに同期する。
次いで、アップ制御信号は4ビットカウンタを構成する4つのDFF414、DFF4
16、DFF418及びDFF420の1段目のDFF414に入力される。4つのDF
F414、DFF416、DFF418及びDFF420によって、アップ制御信号の発
生した回数、例えばアップ制御信号がアクティブに遷移した回数をカウントできる。
この4ビットカウンタを構成する4つのDFF414、DFF416、DFF418及
びDFF420の各々に、DFF412の出力が、インバータ432を介して入力される
。DFF412によって、DACクロックに同期されたダウン制御信号を用いてカウンタ
がリセットされる。
DFF414、DFF416、DFF418及びDFF420で構成されるカウンタの
最上位ビットMSBが、DFF422のクロック入力端子に供給される。本実施形態では
4ビットカウンタの最上位ビットが供給されるので、カウンタが「8」(2進法の「10
00」値)に達したときにDFF422のクロック入力端子にハイが入力される。
DFF422のクロック端子には、カウンタの出力が入力され、入力Dには電源電位が
供給される。DFF422の出力は、DFF426の入力Dに入力される。DFF426
の出力は、インバータ428を介してロック検出信号として出力される。DFF422の
出力に基づいて、ダウン制御信号の2サイクル分のアップ制御信号のカウント値が出力さ
れる。
DFF426のクロック信号として、DFF430の出力Qが使用される。DFF42
6の入力Dには印加され、クロック入力には、論理AND回路434の出力が入力される
。論理AND回路434には、バッファ406を介したDACクロック信号と、DFF4
12からの出力Qが入力される。すなわち、DFF426のクロック入力には、ダウン制
御信号とDACクロック信号に基づいて生成された信号が供給される。
イネーブル信号は、バッファ410によってバッファリングできる。イネーブル信号は
、バッファ410を介してDFF404、DFF412及びDFF426に供給され、D
FF404、DFF412及びDFF426の入力をリセットすることができる。
(増幅器利得制御の方法)
本発明の種々の実施態様によるAGCを使用する増幅器の利得を制御する代表的な方法
は、(i)比較結果を提供するために、基準電圧に対して増幅器の出力を比較するステッ
プと、(ii)比較結果が第1状態を有する時に利得論理を使用して増幅器の利得を減少さ
せ、かつ利得論理を使用して増幅器の利得を周期的に増加させるステップと、(iii)増
幅器の利得が所定の範囲内にある時を、利得論理の出力から判定するステップとを含むこ
とができる。
図4は、本発明の実施態様によるAGCを使用する増幅器利得を制御する方法500を
示す。まず、ステップS502においてフローが開始する。
ステップS504において、増幅器の出力を基準電圧と比較する。例えば、図1のコン
パレータ202を用いて比較する。基準電圧と比較する対象の増幅器の出力として、ミキ
サ出力を用いる。ミキサ出力は、図6に示すように、基準クロックと増幅器出力をミキシ
ングして生成されている。
ステップS506において、ミキサ出力が基準電圧より高い場合、すなわち、増幅器出
力がの閾値電圧より高い場合、ステップS508において、利得論理回路は、増幅器の利
得を減少させるように調整する。例えば、かかる減少は、負の利得電流増幅器のための、
S−Rラッチ、カウンタ、及びデジタルコンパレータ(例えば、図2(a)参照)を介し
て発生した「アップ」制御信号パルスのような制御信号を使用することによって実行でき
る。
前述のように、「ダウン」制御信号パルスは、コンパレータ出力の状態にかかわらず、
周期的にアクティブにされる。そのため、ステップS506において、ミキサ出力が基準
電圧より低い場合、すなわち、増幅器出力が閾値電圧より低い場合は、ステップS508
を介して、周期的に増幅器の利得を増加させるステップS510に進む。ステップS50
6において、増幅器出力が基準電圧より低い場合は、ステップS508を介さずに、周期
的に増幅器の利得を増加させるステップS510に進む。周期的な利得の増加は、図2(
a)に示すように、カウンタ322(例えば、4ビットカウンタ)及びディバイダ318
を介して生成された「ダウン」制御信号パルスのような制御信号を使用することで、固定
間隔で行うことができる。
第1基準クロックから、周波数分割して第2基準クロックを生成することができる。第
1基準クロックは、例えば、図2(a)の基準クロックで、周波数は約4kHzである。
第2基準クロックは、例えば、図2(a)のDACクロックで、周波数は約1kHzであ
る。ステップS512では、増幅器を制御するために、第2基準クロックを利用して、デ
ジタルフォーマットの利得論理出力はアナログフォーマットに変換される。ステップS5
12は、図1のDAC208を用いて行われる。DACの制御は、利得論理信号が用いら
れる。利得論理信号は、例えばステップS508及びステップS510で生成された、図
1のアップ制御信号及びダウン制御信号である。
さらに、ステップS514において、利得論理回路(図1のAGC論理回路206)か
らの出力を用いて、利得増幅器のロック状態を判定する。ステップS514は、図1のロ
ック検出論理回路212を用いて行われる。ロック検出論理回路212は、アップ制御信
号、ダウン制御信号及びDACクロック信号並びにイネーブル信号に基づいて、利得増幅
器のロック状態の判定結果を示すロック検出信号220を出力する。そして、次のステッ
プS516でフローは完了する。
図5は、本発明の実施態様による利得論理からの出力を使用してロック状態を検出する
方法のフロー600を示す。フローはステップS602で開始する。
ステップS604において、ダウン制御信号の1サイクルについて、その他の制御信号
をカウントすることができる。前述のように、ウン制御信号パルスは、固定間隔で周期的
に、かつコンパレータ出力の状態にかかわらずアクティブになる。一方、アップ制御信号
パルスは、コンパレータ出力が基準電位より高く、かつデジタル閾値との比較の結果に基
づいてアクティブになる。デジタル閾値との比較の結果は、例えば、図2(a)のデジタ
ルコンパレータ316を使用して求められる。ステップS604で、ダウン制御パルスの
1サイクル当たりの、アップ制御信号パルス(例えば、アップ制御信号パルスの立ち上が
り又は立下りの回数)をカウントする。
次いで、ステップS606において、ステップS604でカウントした数を所定のパル
ス数閾値と比較する。ここでカウント数がパルス数閾値を超える場合は、ステップS60
8にすすむ。ステップS608で非ロック状態と判定され、ステップS614に進みフロ
ーは完了する。
具体的な実施態様において、2つの連続したダウン制御信号パルスサイクルに関して、
ダウン制御信号パルスの1サイクル当たり8以下のアップ制御信号パルスが検出されたと
きに、ロック状態と判定されるよう定義できる。従って、ダウン制御信号サイクルの1サ
イクル当たり8を超えるアップ制御信号パルスが検出された場合(すなわち、アップ制御
信号パルスが、ダウン制御信号サイクルの1サイクルの期間中に8回以上非アクティブか
らアクティブに遷移した場合)は、非ロック状態が検出されたと判定される。即ち、増幅
器の利得の変化が所定の閾値より大きいと非ロック状態と判定される。非ロック状態の検
出によって、図1のロック検出信号220が非アクティブに遷移する。なお、アップ制御
信号をカウントする期間を設定するために、ダウン制御信号以外の周期的に発生する信号
を用いても良い。また、ダウン制御信号の1サイクルは、例えば、ダウン制御信号の立ち
上がりから次の立ち上がりまでの期間で定義することができる。
ロック状態と判定されるには、ダウン制御信号パルスサイクルの1サイクル当たりのア
ップ制御信号のパルス数が、所定の閾値未満である必要がある。ステップS606におい
て、アップ制御信号のパルス数が、所定の閾値未満であるときは、ステップS610に進
む。さらに、ロック状態と判定されるための2つ目の条件として、少なくとも2つの連続
したダウン制御信号サイクルで、アップ制御信号のパルス数が所定の閾値未満でなければ
ならない。そのため、ステップS610において、1つ前のダウン制御信号パルスサイク
ルでもアップ制御信号のパルス数が所定の閾値未満であったかを調べる。1つ前のダウン
制御信号パルスサイクルでは、アップ制御信号のパルス数が所定の閾値未満でなかった場
合は、ステップS604に戻り、次のダウン制御信号パルスサイクルについての判定を行
う。1つ前のダウン制御信号パルスサイクルでもアップ制御信号のパルス数が所定の閾値
未満だった場合は、ステップS612に進む。
ダウン制御信号パルスの2つの連続したサイクルの各々のサイクルにおいて、アップ制
御信号パルスの数が所定の閾値よりも小さい場合、ステップS612においてロック状態
と判定される。ロック状態と判定されると、図1のロック検出信号220がアクティブに
設定される。ステップS612の次は、ステップS614に進みフローが完成する。
ロック検出信号がアクティブの期間は、増幅器の利得は調整されない。そのため、信号
回復及び(ロック検出信号状態が切り替えられない限りにおいて)節電のための有利な条
件を確保できる。
本発明のAGCは、図6のようなAGCループに用いることができ、AGCは増幅器の
利得を制御する。
本発明のAGCに制御される増幅器は、増幅器の出力電圧に応じて第1の周波数で利得
を減少する。また、増幅器の出力電圧に依らず、周期的に第1の周波数より遅い第2の周
波数で利得を増加する。ここで、利得の減少率より増加率のほうが変化が大きい。なお、
AGCループがロックされていないときに、増幅器の利得を調整する。AGCループがロ
ックされている状態では、増幅器は利得の調整を行わない。
上記の例は、AGC回路のデジタル実装を主に含むが、当業者は、他の実装及び/又は
技術も、実施態様に従って使用できることを認めるであろう。更に、当業者は、電流に基
づく差動信号及び/又は制御も、実施態様に従って使用できることを認めるであろう。本
実施形態で用いた信号の増加と減少は入れ替えてもよい。
本発明の具体的な実施態様の上述の記載は、例示と説明の目的で提示される。これらは
網羅的であるか、又は発明を開示された正確な形に限定することが意図されず、上記教示
に照らして多くの修正及び変形が明らかに可能である。実施態様は、発明の原理及びその
実際的な応用を最も良く説明し、かつそれにより他の当業者が予期する特定の用途に適合
するような種々の修正を施して本発明及び種々の実施態様を最も良く使用できるように選
択及び記載された。本発明の範囲は本明細書に添付される請求項及びその同等物によって
定義されることが意図される。
本発明の実施態様によるAGC回路を示すブロック略図。 (a)は、本発明の実施態様による利得論理を示すブロック略図であり、(b)は、(a)の利得論理の操作を示すタイミング図。 本発明の実施態様によるロック検出論理を示すブロック略図。 本発明の実施態様によるAGCを使用する増幅器利得を制御する方法を示すフロー。 本発明の実施態様による利得論理からの出力を使用してロック状態を検出する方法を示すフロー。 受信器内の従来の自動利得制御(AGC)ループを示す図。
符号の説明
202…コンパレータ、206…AGC論理回路(利得論理回路)、208…デジタル
−アナログ変換器(DAC)、212…ロック検出論理回路、300…利得論理回路。

Claims (9)

  1. 基準電圧に対して増幅器の出力を比較するコンパレータと、
    利得論理回路と、
    デジタル−アナログ変換回路と、
    ロック検出論理回路と、を含み
    前記利得論理回路は、前記コンパレータの出力を受信し、前記コンパレータの出力が第1状態の時に前記増幅器の利得を減少させる第1の制御信号と、前記増幅器の前記利得を周期的に増加させる第2の制御信号とを出力し、
    前記デジタル−アナログ変換器は、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号を受信し、前記増幅器の前記利得を制御する制御信号を出力し、
    前記ロック検出論理回路は、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号を受信し、前記増幅器の前記利得の変化が所定の範囲内にある期間を判定する判定信号を出力し、
    前記ロック検出論理回路の出力に基づいて前記増幅器の前記利得の調整を制御することを特徴とする自動利得制御回路。
  2. 前記利得論理回路は、
    前記コンパレータの出力が第1状態を有する時に、前記第1の制御信号を第1の周波数で発生させ、
    前記コンパレータの出力が第1状態又は第2の状態を有する時に、前記第2の制御信号を第1の周波数より小さい第2の周波数で発生させることを特徴とする請求項1に記載の自動利得制御回路。
  3. 前記利得論理回路は、
    前記コンパレータの出力と基準クロックを受信し、前記コンパレータ出力が前記第1の
    状態を有するときに、第1のクロック信号を生成する第1のラッチと、
    前記第1のクロック信号を受信し、前記第1のクロック信号をカウントし、第1カウン
    タ信号を生成する第1のカウンタと、
    前記基準クロックを受信し、前記基準クロック信号をカウントし、第2カウンタ信号と
    制御クロックを生成し、前記第2カウンタ信号が第1のカウンタをリセットする第2のカ
    ウンタと、
    前記第1カウンタ信号を所定の閾値と比較し、前記第1カウンタ信号が前記所定の閾値
    を超えているときは、前記第1の制御信号を生成するデジタルコンパレータと、
    前記第2カウンタ信号を分周して前記第2の制御信号を生成するディバイダと、を含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動利得制御回路。
  4. 前記第2カウント信号は、前記第2のカウンタのカウント値のnビット目であり、
    前記制御クロックは、前記第2のカウンタのカウント値のmビット目であり、
    nビットは、mビットより上位ビットであることを特徴とする請求項3に記載の自動利
    得制御回路。
  5. 前記ラッチは、セット−リセットフリップフロップを含み、
    前記コンパレータの前記出力は、前記セット−リセットフリップフロップのセット入力に結合され、
    前記基準クロックは、前記セット−リセットフリップフロップのリセット入力に結合されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の自動利得制御回路。
  6. 前記第1のカウンタは、mビットカウンタ(mは、2以上の整数)であり、
    前記第2のカウンタは、nビットカウンタ(nは、mより大きい整数)であることを特
    徴とする請求項3に記載の自動利得制御回路。
  7. 前記第2のカウンタは、mビットカウンタであり、
    前記第2カウント信号に前記第2のカウンタのカウント値のnビット目を用いるとき、
    前記第1のカウンタは、m−nビットカウンタであることを特徴とする請求項3に記載
    の自動利得制御回路。
  8. 前記ロック検出論理回路は、
    前記第1の制御信号、前記第2の制御信号及び前記制御クロックを受信し、
    前記第2の制御信号の1サイクル期間中の、前記第1の制御信号のパルスを計測したカ
    ウント数を求め、
    前記カウント数を所定の閾値と比較し、
    前記第2の制御信号の連続した少なくとも2サイクル期間で、カウント数が所定の閾値
    を下回っているとき、ロック状態であることを示すロック表示を発生させることを特徴と
    する請求項3に記載の自動利得制御回路。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の自動利得制御回路と、
    前記自動利得制御回路の出力を受信する前記増幅器と、
    を含むことを特徴とする電子機器。
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