JP4734985B2 - 圧電振動ジャイロ素子および圧電振動片 - Google Patents

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Description

本発明は、振動腕に溝部を備えた圧電振動ジャイロ素子および圧電振動片に関する。
近年、撮像機器の手ぶれ補正や、GPS衛星信号を用いた車両等の移動体ナビゲーションシステムなどの姿勢制御として、角速度を検出するジャイロセンサが多く用いられている。
ジャイロセンサを構成する圧電振動ジャイロ素子として、例えば、略T字型の駆動振動系を中央の検出振動系に関して左右対称に配置した所謂、ダブルT型振動ジャイロ素子が知られている。このダブルT型振動ジャイロ素子では、基部に駆動振動腕と支持腕からなる略T字型の駆動振動系と、検出振動腕からなる検出振動系を備え、駆動振動腕に発生したコリオリ力を、支持腕および基部を介して検出振動腕にて取り出す構成となっている。
そして、このような圧電振動ジャイロ素子の駆動振動腕と検出振動腕の一方の主面と他方の主面にそれぞれ溝部を設けて、各振動腕の電界効率を高め、振動ジャイロ素子の小型化を図る構成が提案されている(特許文献1参照)。
また、特許文献2に示すように、圧電振動片においても溝部を振動腕に配置して小型化を図る構成が提案されている。
特開2004−245605号公報 特開2002−261575号公報
しかしながら、このような溝部を振動腕に設けることにより、各振動腕の剛性が低くなる。この振動腕に過度な力が加わった場合、特に、基部側の溝部終端の角部はほぼ直角に形成されているため、この角部に応力が集中して、ここを起点にして振動腕が容易に折れるという課題がある。このように、製造工程で振動腕の折れが発生しやすく、また、落下などの大きな衝撃が圧電振動ジャイロ素子または圧電振動片に加わった際に、振動腕が容易に折れるという不具合があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、各振動腕に溝部を備えた圧電振動ジャイロ素子および圧電振動片において、過度な力が振動腕に加わったときに振動腕の折れの発生を軽減できる圧電振動ジャイロ素子および圧電振動片を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、基部と、前記基部より延出される駆動振動腕および検出振動腕とを備え、前記駆動振動腕および前記検出振動腕の一方の主面と他方の主面にそれぞれ溝部を有する圧電振動ジャイロ素子であって、前記溝部の前記基部に近い側の終端の角部が平面視において面取り形状で形成されていることを特徴とする。
また、本発明では、基部と、前記基部より延出される検出振動腕と、前記基部から前記検出振動腕と略直交する向きに延出される連結腕と、前記連結腕の先端側から前記検出振動腕と略平行に延出される駆動振動腕とを備え、前記駆動振動腕および前記検出振動腕の一方の主面と他方の主面にそれぞれ溝部を有する水晶からなる圧電振動ジャイロ素子であって、前記振動ジャイロ素子の平面視で、前記駆動振動腕および前記検出振動腕の延出方向が前記水晶のY軸(機械軸)に、且つ前記連結腕の延出方向が前記水晶のX軸(電気軸)にそれぞれほぼ一致する関係を有し、前記溝部の平面視で、前記溝部の前記基部に近い側の終端の両側に、前記溝部の幅の中立線に対して略30°の方向の面取り部を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、駆動振動腕および検出振動腕に形成された溝部の終端の角部が面取り形状となることから、過度な力が各振動腕に加わったときに角部に集中する応力を緩和することができ、各振動腕の折れの発生を軽減することができる。
また、上記本発明の圧電振動ジャイロ素子では、前記溝部の前記基部に近い側の終端の角部が前記溝部の幅の中立線に対して略30°の方向の面取り形状で形成されていることが好ましい。
この構成によれば、溝部の形状をエッチングで形成する場合に圧電材料の結晶のエッチング異方性を利用して製造がしやすく、過度な力が各振動腕に加わったときの、各振動腕の折れの発生を軽減することができる。
また、上記本発明の圧電振動ジャイロ素子では、前記溝部の前記基部に近い側の終端の角部が略円弧状の面取り形状で形成されていても良い。
また、上記本発明のジャイロ素子では、前記溝部の平面視で、前記溝部に略円弧状の面取り部を含んでいても良い。
この構成によれば、駆動振動腕および検出振動腕に形成された溝部の終端の角部が略円弧状の形状となることから、過度な力が各振動腕に加わったときに角部に集中する応力を緩和することができ、各振動腕の折れの発生を軽減することができる。
また、上記本発明のジャイロ素子では、前記溝部が前記溝部の幅の前記中立線の位置おける断面視で、終端に近づくにつれて深さが減少する部位を備えていても良い。
また、前記部位は傾斜部であっても良い。
この構成によれば、溝部の終端の剛性を高めることができる。また、溝部の終端がほぼ垂直な場合に比べて、過度な力が各振動腕に加わったときの応力集中を緩和でき、各振動腕の折れの発生をさらに軽減することができる。
本発明では、基部と、前記基部より延出される駆動振動腕および検出振動腕とを備え、前記駆動振動腕および前記検出振動腕の一方の主面および他方の主面にそれぞれ溝部を有する圧電振動ジャイロ素子であって、前記溝部の少なくとも一方の終端が平面視において略円弧状の形状で形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、駆動振動腕および検出振動腕に形成された溝部の終端の角部を無くし、溝部の終端が略円弧状の形状となることから、過度な力が各振動腕に加わったときに溝部の終端に集中する応力を緩和することができ、各振動腕の折れの発生を軽減することができる。
また、上記本発明の圧電振動ジャイロ素子では、前記溝部が前記溝部の幅の中立線にて断面にした断面視で、終端に近づくにつれて深さが減少する斜面部を備えていることが望ましい。
この構成によれば、溝部の終端の剛性を高めることができる。また、溝部の終端がほぼ垂直な場合に比べて、過度な力が各振動腕に加わったときの応力集中を緩和でき、各振動腕の折れの発生をさらに軽減することができる。
本発明では、基部と、前記基部より延出される振動腕を備え、前記振動腕の一方の主面および他方の主面にそれぞれ溝部を有する圧電振動片であって、前記溝部の前記基部に近い側の終端の角部が平面視において面取り形状で形成されていることを特徴とする。
また、本発明では、基部と、前記基部より延出される振動腕を備え、前記振動腕の一方の主面および他方の主面にそれぞれ溝部を有する水晶からなる圧電振動片であって、前記圧電振動片の平面視で、前記振動腕の延出方向が前記水晶のY軸(機械軸)にほぼ一致し、且つ前記振動腕の一方の主面および他方の主面が、前記水晶のX軸(電気軸)と前記Y軸(機械軸)からなる面と略平行な関係を有し、前記溝部の平面視で、前記溝部の前記基部に近い側の終端の両側に、前記溝部の幅の中立線に対して略30°の方向の面取り部を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、振動腕に形成された溝部の終端の角部が面取り形状となることから、過度な力が振動腕に加わったときに角部に集中する応力を緩和することができ、各振動腕の折れの発生を軽減することができる。
また、上記本発明の圧電振動片では、前記溝部の前記基部に近い側の終端の角部が前記溝部の幅の中立線に対して略30°の方向の面取り形状で形成されていることが好ましい。
この構成によれば、溝部の形状をエッチングで形成する場合に圧電材料の結晶のエッチング異方性を利用して製造がしやすく、過度な力が各振動腕に加わったときの、振動腕の折れの発生を軽減することができる。
また、上記本発明の圧電振動片では、前記溝部の前記基部に近い側の終端の角部が略円弧状の面取り形状で形成されていても良い。
また、上記本発明の圧電振動片では、前記溝部の平面視で、前記溝部に略円弧状の面取り部を含んでいても良い。
この構成によれば、振動腕に形成された溝部の終端の角部が略円弧状の形状となることから、過度な力が振動腕に加わったときに角部に集中する応力を緩和することができ、振動腕の折れの発生を軽減することができる。
また、上記本発明の圧電振動片では、前記溝部が前記溝部の幅の前記中立線の位置おける断面視で、終端に近づくにつれて深さが減少する部位を備えていても良い。
また、前記部位は傾斜部であっても良い。
この構成によれば、溝部の終端の剛性を高めることができる。また、溝部の終端がほぼ垂直な場合に比べて、過度な力が各振動腕に加わったときの応力集中を緩和でき、各振動腕の折れの発生をさらに軽減することができる。
本発明では、基部と、前記基部より延出される振動腕を備え、前記振動腕の一方の主面および他方の主面にそれぞれ溝部を有する圧電振動片であって、前記溝部の少なくとも一方の終端が平面視において略円弧状の形状で形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、振動腕に形成された溝部の終端の角部を無くし、溝部の終端が略円弧状の形状となることから、過度な力が振動腕に加わったときに溝部の終端に集中する応力を緩和することができ、振動腕の折れの発生を軽減することができる。
また、上記本発明の圧電振動片では、前記溝部が前記溝部の幅の中立線にて断面にした断面視で、終端に近づくにつれて深さが減少する斜面部を備えていることが望ましい。
この構成によれば、溝部の終端の剛性を高めることができる。また、溝部の終端がほぼ垂直な場合に比べて、過度な力が各振動腕に加わったときの応力集中を緩和でき、各振動腕の折れの発生を軽減することができる。
また、本発明では、基部と、前記基部より延出される振動腕を備え、前記振動腕の一方の主面および他方の主面にそれぞれ溝部を有する水晶からなる圧電振動片の製造方法であって、
前記圧電振動片の平面視で、前記振動腕の延出方向が前記水晶のY軸(機械軸)にほぼ一致し、且つ前記振動腕の一方の主面および他方の主面が、前記水晶のX軸(電気軸)と前記Y軸(機械軸)からなる面と略平行な関係を有し、前記溝部の平面視で、前記溝部の前記基部に近い側の終端の両側に、前記溝部の幅の中立線に対して略30°の方向の面取り部を、エッチングによって設けることを特徴とする。

以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態のダブルT型の圧電振動ジャイロ素子を示す平面図である。
圧電振動ジャイロ素子1は、圧電材料である水晶から形成されている。水晶には電気軸と呼ばれるX軸、機械軸と呼ばれるY軸および光学軸と呼ばれるZ軸を有している。そして、圧電振動ジャイロ素子1はZ軸方向に所定の厚みを持ち、表裏のXY平面をそれぞれ主面とする水晶板から、エッチング加工により形成されている。
圧電振動ジャイロ素子1は、基部11から図中上下両側(Y軸方向)へ直線状に延出する1対の検出振動腕12と、基部11から該検出振動腕12と直交する向きに図中左右両側(X軸方向)へ延出する1対の連結腕14と、各連結腕14先端の基部15から検出振動腕12と平行に図中上下両側(Y軸方向)へ延出する左右各1対の駆動振動腕16とを有している。
そして、検出振動腕12の先端にはそれぞれ重り部13が形成され、駆動振動腕16の先端にはそれぞれ重り部17が形成されている。この重り部13,17を設けることにより、角速度の検出感度を低下させずに圧電振動ジャイロ素子の小型化を可能にしている。
さらに、検出振動腕12には、検出振動腕12の長さ方向に沿って溝部20が形成され、駆動振動腕16には、駆動振動腕16の長さ方向に沿って溝部21が形成されている。そして、溝部20,21終端の角部23,25は面取り形状に形成されている。
検出振動腕12および駆動振動腕16に形成された溝部20,21の形状は同様の形状であり、検出振動腕12に設けられた溝部20にてこの形状を詳細に説明する。
図2は検出振動腕12の拡大平面図である。図3は図2におけるA−A断面図であり、図4は図2におけるB−B断面図である。
図2に示すように、溝部20終端の4つの角部23は、平面視において溝部20の幅の中立線B−Bに対して略30°の角度で面取り形状に形成されている。この角度は製造上のばらつきを考慮して30°±3°の角度に設定されている。
本実施形態のように振動腕に重り部を備えた構成で、振動腕に衝撃力などが加わった場合、基部11側だけでなく、重り部13側の溝部20終端にも応力が集中すると予想される。このため、溝部20の両終端の角部23は面取り形状に形成されるのが望ましい。なお、この面取り形状の大きさは、小さくても良い。
また、溝部20は図3に示すように、検出振動腕12の一方の主面(表面)および他方の主面(裏面)に設けられている。
さらに、図4に示すように、溝部20の幅の中立線B−Bで断面にした断面視において、それぞれの溝部20の終端に近づくにつれて溝部20の深さが減少する斜面部24を備えている。
また、検出振動腕12には検出電極(図示せず)が形成され、駆動振動腕16には駆動電極(図示せず)が形成されている。
検出電極および駆動電極の配置については限定されないが、例えば、検出振動腕12の側面と溝部20の壁面に、対向するように検出電極を設け、駆動振動腕16の側面と溝部21の壁面に、対向するように駆動電極を設ける。
このように、検出振動腕12にて角速度を検出する検出振動系を構成し、連結腕14と駆動振動腕16にて圧電振動ジャイロ素子1を駆動する駆動振動系を構成している。
なお、圧電振動ジャイロ素子1は基部11を支持することにより、角速度の検出を可能にしている。
次に、このような構成の圧電振動ジャイロ素子1における、角速度の検出動作について簡単に説明する。
駆動振動腕16は駆動電極に交番電圧を印加することにより駆動され、駆動振動腕16がXY平面で屈曲振動を行う。この状態でZ軸回りの角速度が加わると、駆動振動腕16にコリオリ力が働き、このコリオリ力に呼応して検出振動腕12がXY平面で屈曲振動を行う。この屈曲振動に伴う検出振動腕12に生ずる歪を検出電極が検出して角速度を認識することができる。
以上のような、圧電振動ジャイロ素子1において、例えばZ軸方向に力が加わった場合、応力が集中する溝部20終端の角部23は、面取り形状に形成されているために、角部をほぼ直角に形成した場合に比べて、集中する応力を緩和するこができる。このことから、製造工程における過度な力、または落下などの衝撃力が圧電振動ジャイロ素子1に加わったときに、駆動振動腕16または検出振動腕12の折れの発生を軽減することができる。
また、溝部20の平面視において溝部20の各終端の角部23は溝部の幅の中立線B−Bに対して略30°の方向の面取り形状で形成すれば、水晶の結晶のエッチング異方性を利用して製造がしやすい。
さらに、溝部20の幅の中立線B−Bにて断面にした断面視で、溝部20の終端に近づくにつれて溝部20の深さが減少する斜面部24を備えることにより、溝部20の終端の剛性を高めることができる。また、溝部20の終端がほぼ垂直な場合に比べて、過度な力が各振動腕に加わったときの応力集中を緩和でき、各振動腕の折れの発生をさらに軽減することができる。
なお、溝部20終端における角部の面取り形状は、溝部20の幅の中立線B−Bに対して略30°に限定されず、任意の角度で設定することができる。
(第1の実施形態の変形例)
次に、上記第1の実施形態の変形例について説明する。この変形例は、図1で示した圧電振動ジャイロ素子1の検出振動腕および駆動振動腕に形成された、溝部の形状のみ異なるため、同じ構成部については同符号を付し、説明を省略する(以下の実施形態の説明においても、特段の記載のない場合は、同じ構成部には同符号を付し説明を省略する)。
図5は、第1の実施形態の変形例における検出振動腕の拡大平面図である。
検出振動腕12には、検出振動腕12の長さ方向に沿って溝部30が配置され、溝部30の終端の角部31は、略円弧状に形成されている。
また、この溝部30は検出振動腕12の一方の主面(表面)および他方の主面(裏面)に設けられている。
さらに、溝部30の幅の中立線で断面にした断面視において、図4で示したのと同様に、それぞれの溝部30の終端に近づくにつれて溝部30の深さが減少する斜面部を備えている。なお、上記の形状の溝部は、駆動振動腕にも形成されている。
このように、検出振動腕12および駆動振動腕16に形成された溝部30の終端の角部31が略円弧状の形状となることから、過度な力が各振動腕に加わったときに角部に集中する応力を緩和することができ、各振動腕の折れの発生を軽減することができる。
また、第1の実施形態における他の変形例として、図6に示す実施も可能である。
図6は検出振動腕の部分拡大平面図である。
検出振動腕12に形成された溝部90の終端の角部は、角部91,92の2段階に形成され略円弧状となっている。角部91は、溝部90の幅の中立線に対して略60°の角度であり、角部92は略30°の角度に設定されている。
このような、構成においても上記と同様な効果を享受することができる。
(第2の実施形態)
次に、圧電振動ジャイロ素子の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、図1で示した圧電振動ジャイロ素子1の検出振動腕および駆動振動腕に形成された、溝部の形状のみ異なる。
図7は本実施形態の検出振動腕を示す拡大平面図である。
検出振動腕12には、検出振動腕12の長さ方向に沿って溝部33が配置され、溝部33の終端34は、略円弧状に形成されている。
また、この溝部33は検出振動腕12の一方の主面(表面)および他方の主面(裏面)に設けられている。
さらに、溝部33の幅の中立線で断面にした断面視において、図4で示したのと同様に、それぞれの溝部33の終端34に近づくにつれて溝部33の深さが減少する斜面部を備えている。なお、上記の形状の溝部は、駆動振動腕16にも形成されている。
このように、駆動振動腕16および検出振動腕12に形成された溝部33の終端の角部を無くし、溝部33の終端34が略円弧状の形状となることから、過度な力が各振動腕に加わったときに溝部33の終端34に集中する応力を緩和することができ、各振動腕の折れの発生を軽減することができる。
さらに、溝部33の終端34に近づくにつれて溝部33の深さが減少する斜面部を備えることにより、溝部33の終端34の剛性を高めることができる。また、溝部33の終端34がほぼ垂直な場合に比べて、過度な力が各振動腕に加わったときの応力集中を緩和でき、各振動腕の折れの発生をさらに軽減することができる。
(第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせた変形例)
図8は、第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせた変形例を示す、検出振動腕の拡大平面図である。
図8に示すように、溝部36の一方の終端38を略円弧状に形成し、他方の終端の角部37を溝部36の幅の中立線C−Cに対して略30°の角度で面取り形状に形成しても良い。
また、図示しないが、溝部36の一方の終端を略円弧状に形成し、他方の終端の角部を略円弧状に形成しても良い。
このようにすれば、第1の実施形態および第2の実施形態と同様の効果を享受することができる。
(第3の実施形態)
図9は本実施形態のダブルT型の圧電振動ジャイロ素子を示す平面図である。この実施形態は図1で示した圧電振動ジャイロ素子において、検出振動腕および駆動振動腕の先端に重り部を設けない構成である。
圧電振動ジャイロ素子2は、基部41から図中上下両側(Y軸方向)へ直線状に延出する1対の検出振動腕42と、基部41から該検出振動腕42と直交する向きに図中左右両側(X軸方向)へ延出する1対の連結腕44と、各連結腕44先端の基部45から検出振動腕42と平行に図中上下両側(Y軸方向)へ延出する左右各1対の駆動振動腕46とを有している。
さらに、検出振動腕42には、検出振動腕42の長さ方向に沿って溝部50が形成され、駆動振動腕46には、駆動振動腕46の長さ方向に沿って溝部52が形成されている。そして、溝部50,52終端の角部51,53は面取り形状に形成されている。
検出振動腕42および駆動振動腕46に形成された溝部50,52の形状は同様の形状であり、検出振動腕42に設けられた溝部50にて、この形状を詳細に説明する。
図10は検出振動腕12の拡大平面図である。
図10に示すように、溝部50の終端の角部51は、平面視において溝部50の幅の中立線D−Dに対して略30°の角度で面取り形状に形成されている。
また、溝部50は検出振動腕42の一方の主面(表面)および他方の主面(裏面)に設けられている。
さらに、溝部50の幅の中立線D−Dで断面にした断面視において、図4と同様に、それぞれの溝部50の終端に近づくにつれて溝部50の深さが減少する斜面部を備えている。
以上のように、本実施形態の圧電振動ジャイロ素子2は、第1の実施形態と異なり、各振動腕の先端に重り部を設けない構成であるが、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態の変形例)
図11および図12は、第3の実施形態の変形例として、検出振動腕42に形成された溝部の形状を示している。
図11において、検出振動腕42には、検出振動腕42の長さ方向に沿って溝部60が配置され、溝部60の終端の角部61は、略円弧状に形成されている。
また、図12において、検出振動腕42には、検出振動腕42の長さ方向に沿って溝部63が配置され、溝部63の終端64は、略円弧状に形成されている。
以上のように、この変形例は、第1の実施形態の変形例および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明の圧電振動ジャイロ素子は、ダブルT型ジャイロ素子の他に、H型、音叉型などの圧電振動ジャイロ素子においても実施が可能である。
以上、本発明に係る圧電振動ジャイロ素子の実施形態について説明したが、上記第1の実施形態から第3の実施形態の変形例にて説明した各振動腕に形成された溝部は、検出振動腕のみに設けても良いし、駆動振動腕のみに設けても良い。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態としての圧電振動片について説明する。
図13は本実施形態の圧電振動片を示す平面図である。
圧電振動片3は、圧電材料である水晶から構成され、Z軸方向に所定の厚みを持ち、表裏のXY平面をそれぞれ主面とする水晶板から、エッチング加工により形成されている。
圧電振動片3は、基部71からY軸方向へ直線状に延出する2本の振動腕72を備え、音叉形状に形成されている。
振動腕72にはそれぞれ、振動腕72の長さ方向に沿って溝部80が形成されている。この溝部80の終端の角部81は、平面視において溝部80の幅の中立線E−Eに対して略30°の角度で面取り形状に形成されている。この角度は製造上のばらつきを考慮して30°±3°の角度に設定されている。
また、溝部80は検出振動腕12の一方の主面(表面)および他方の主面(裏面)に設けられている。
さらに、溝部80の幅の中立線E−Eで断面にした断面視において、図4で説明したのと同様に、それぞれの溝部80の終端に近づくにつれて溝部80の深さが減少する斜面部を備えている。
また、振動腕72には駆動電極(図示せず)が形成されている。駆動電極の配置については限定されないが、例えば、振動腕72の側面と溝部80の壁面に、対向するように駆動電極が設けられている。この振動腕72の側面と、溝部80の壁面に構成した駆動電極をそれぞれ異極となるようにして交番電圧を印加することにより、振動腕72をXY平面で屈曲振動させることができる。
以上のような、圧電振動片3において、例えばZ方向に力が加わった場合、応力が集中する溝部80終端の角部81は、面取り形状に形成されているために、角部をほぼ直角に形成した場合に比べて、集中する応力を緩和するこができる。このことから、製造工程における過度な力、または落下などの衝撃力が圧電振動片3に加わったときに、振動腕72の折れの発生を軽減することができる。
また、溝部80の平面視において、溝部80の各終端の角部81は溝部80の幅の中立線E−Eに対して略30°の方向の面取り形状で形成すれば、水晶の結晶のエッチング異方性から製造がしやすい。
さらに、溝部80の幅の中立線E−Eにて断面にした断面視で、溝部80の終端に近づくにつれて溝部80の深さが減少する斜面部を備えることにより、溝部80の終端の剛性を高めることができる。また、溝部80の終端がほぼ垂直な場合に比べて、過度な力が振動腕72に加わったときの応力集中を緩和でき、振動腕72の折れの発生をさらに軽減することができる。
(第4の実施形態の変形例)
次に、上記第4の実施形態の変形例について説明する。この変形例は、図13で示した圧電振動片の振動腕に形成された、溝部の形状のみ異なる。
図14および図15は、第4の実施形態の変形例を示す平面図である。
図14において、圧電振動片4の振動腕72には、振動腕72の長さ方向に沿って溝部83が配置され、溝部83の終端の角部84は、略円弧状に形成されている。
また、この溝部83は振動腕72の一方の主面(表面)および他方の主面(裏面)に設けられている。
さらに、溝部83の幅の中立線で断面にした断面視において、図4で示したのと同様に、それぞれの溝部83の終端に近づくにつれて溝部83の深さが減少する斜面部を備えている。
このように、振動腕72に形成された溝部83の終端の角部84が略円弧状の形状となることから、過度な力が振動腕72に加わったときに角部に集中する応力を緩和することができ、振動腕72の折れの発生を軽減することができる。
図15において、圧電振動片5の振動腕72には、振動腕72の長さ方向に沿って溝部86が配置され、溝部86の終端87は、略円弧状に形成されている。
また、この溝部86は振動腕72の一方の主面(表面)および他方の主面(裏面)に設けられている。
さらに、溝部86の幅の中立線で断面にした断面視において、図4で示したのと同様に、それぞれの溝部86の終端87に近づくにつれて溝部86の深さが減少する斜面部を備えている。
このように、振動腕72に形成された溝部86の終端の角部を無くし、溝部86の終端87が略円弧状の形状となることから、過度な力が振動腕72に加わったときに溝部86の終端87に集中する応力を緩和することができ、振動腕72の折れの発生を軽減することができる。
さらに、溝部86の終端87に近づくにつれて溝部86の深さが減少する斜面部を備えることにより、溝部86の終端87の剛性を高めることができる。また、溝部86の終端がほぼ垂直な場合に比べて、過度な力が振動腕72に加わったときの応力集中を緩和でき、振動腕72の折れの発生をさらに軽減することができる。
なお、本発明の圧電振動ジャイロ素子および圧電振動片の材料として、水晶の他に、リン酸ガリウム(GaPO4)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、ランガサイト(La3Ga5SiO14)などを用いることが可能である。
第1の実施形態の圧電振動ジャイロ素子を示す平面図。 検出振動腕の拡大平面図。 図2におけるA−A断面図。 図2におけるB−B断面図。 第1の実施形態の変形例を示す検出振動腕の拡大平面図。 第1の実施形態における他の変形例を示す検出腕の部分拡大平面図。 第2の実施形態における検出振動腕の拡大平面図。 第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせた変形例を示す検出振動腕の拡大平面図。 第3の実施形態の圧電振動ジャイロ素子を示す平面図。 検出振動腕の拡大平面図。 第3の実施形態の変形例を示す検出振動腕の拡大平面図。 第3の実施形態の変形例を示す検出振動腕の拡大平面図。 第4の実施形態として圧電振動片を示す平面図。 第4の実施形態の変形例を示す平面図。 第4の実施形態の変形例を示す平面図。
符号の説明
1…圧電振動ジャイロ素子、3,4,5…圧電振動片、11…基部、12…検出振動腕、15…基部、16…駆動振動腕、20…検出振動腕の溝部、21…駆動振動腕の溝部、23,25,31…溝部の角部、34…溝部の終端、71…圧電振動片の基部、72…振動腕、80,83,86…振動腕の溝部、81,84…溝部の角部、87…溝部の終端。

Claims (5)

  1. 基部と、前記基部より延出される検出振動腕と、前記基部から前記検出振動腕と略直交する向きに延出される連結腕と、前記連結腕の先端側から前記検出振動腕と略平行に延出される駆動振動腕とを備え、前記駆動振動腕および前記検出振動腕の一方の主面と他方の主面にそれぞれ溝部を有する水晶からなる圧電振動ジャイロ素子であって、
    前記振動ジャイロ素子の平面視で、前記駆動振動腕および前記検出振動腕の延出方向が前記水晶のY軸(機械軸)に、且つ前記連結腕の延出方向が前記水晶のX軸(電気軸)にそれぞれほぼ一致する関係を有し、
    前記溝部の平面視で、前記溝部の前記基部に近い側の終端の両側に、前記溝部の幅の中立線に対して略30°の方向の面取り部を備えていることを特徴とする圧電振動ジャイロ素子。
  2. 請求項1に記載の圧電振動ジャイロ素子において、
    前記溝部が、前記溝部の幅の前記中立線の位置における断面視で、終端に近づくにつれて深さが減少する部位を備えていることを特徴とする圧電振動ジャイロ素子。
  3. 基部と、前記基部より延出される振動腕を備え、前記振動腕の一方の主面および他方の主面にそれぞれ溝部を有する水晶からなる圧電振動片であって、
    前記圧電振動片の平面視で、前記振動腕の延出方向が前記水晶のY軸(機械軸)にほぼ一致し、且つ前記振動腕の一方の主面および他方の主面が、前記水晶のX軸(電気軸)と前記Y軸(機械軸)からなる面と略平行な関係を有し、
    前記溝部の平面視で、前記溝部の前記基部に近い側の終端の両側に、前記溝部の幅の中立線に対して略30°の方向の面取り部を備えていることを特徴とする圧電振動片。
  4. 請求項3に記載の圧電振動片において、
    前記溝部が、前記溝部の幅の前記中立線の位置における断面視で、終端に近づくにつれて深さが減少する部位を備えていることを特徴とする圧電振動片。
  5. 基部と、前記基部より延出される振動腕を備え、前記振動腕の一方の主面および他方の主面にそれぞれ溝部を有する水晶からなる圧電振動片の製造方法であって、
    前記圧電振動片の平面視で、前記振動腕の延出方向が前記水晶のY軸(機械軸)にほぼ一致し、且つ前記振動腕の一方の主面および他方の主面が、前記水晶のX軸(電気軸)と前記Y軸(機械軸)からなる面と略平行な関係を有し、
    前記溝部の平面視で、前記溝部の前記基部に近い側の終端の両側に、前記溝部の幅の中立線に対して略30°の方向の面取り部を、エッチングによって設けることを特徴とする圧電振動片の製造方法。
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