JP4734551B2 - 表フォーマットデータ処理方法並びに表フォーマットデータ処理装置 - Google Patents
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Description
また、この新しい記入域「派生エリア」が設けられたセルを、特に「複合セル」と呼び、これに対して、1つのデータのみが記入されるセルを「通常セル」と呼ぶ。
第2の表フォーマットの項目名「売上げ」のデータフィールドを構成する各セルについて、表フォーマット上において同時に参照されるデータの集合である「関連データ条件」は、図9に示す表フォーマット上において、表のセル構成上、「同じ位置」にあるセル内の派生エリアの「関連データ条件」に等しい。例えば、この第2の表フォーマット上の上側から3行目、左側から3列目のセルの「関連データ条件」は、図9に示す表フォーマット上において、それと「同じ位置」にある、上側から3行目、左側から3列目のセルの派生エリアの「関連データ条件」に等しい。
続いて、表計算アプリケーションの演算式定義機能を用いて、項目名「売上げ」のデータフィールドを構成する各複合セルについて、次のように演算式を定義し、それを実行させる。すなわち、第1の出力済み表フォーマットをインポートした第1のシートと第2の出力済み表フォーマットをインポートした第2のシートとの間で、「同じセル位置」にあるセルの間に、所要の計算をおこない、その計算結果によって、第2の表フォーマットの「同じセル位置」にあるセル内のデータを更新記入させる定義をおこなう。
次に、この第1の表フォーマット上において挿入された新しいセルに、第2の出力済み表フォーマットの該当位置のセルのデータをコピーする。例えば、元の第1の表フォーマットの上から3行目、左から3列目のセルの下側に挿入されたセルには、第2の表フォーマットの同じく上から3行目、左から3列目のセルのデータをコピーする。
次に、該当のデータフィールド内の各主エリアに該当するセルについて、その中のデータと上記合計値との除算をおこない、計算結果のデータを対応する派生エリア該当セル内に記入することを定義し実行する。
構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と特定の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)1つのデータフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルを表わすセルデータと、該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、上記の特定の区分情報を付して上記辞書に登録されている用語を、差異条件文字列と上記の特定の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合によって検出した上、
第2の項目名に属するデータに対する変更方法を指示する情報であって、検出した上記辞書登録用語、ならびに、検出した上記辞書登録用語と上記辞書において対応付けて登録されている項目名とを、各々、「変更方法情報」、「変更項目名情報」として収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側主レコードを得るステップと、
(6) 表側主レコードを構成するデータの中から、差異条件データにおいて「変更項目名情報」として登録されている第2の項目名に対応するデータを選択し、選択したデータを差異条件データ内において「変更方法情報」として登録されている上記辞書登録用語に定義されている方法に基づいて変更することによって、表側副レコードを作成するステップと、
(7) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側主レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルかた出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(8)データファイルからレコードを順次取り出し、
表側副レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、上記データファイル出力レコード内の対応するデータと表側副レコード内の対応するデータとの間で、コード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第2の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第2の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを上記第2の単位記入域に出力するステップと、
からなることを特徴とする。
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と上記の特定の区分である第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータ間の特定の演算を指示する特定用語について、該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書を備え、
(1)識別した差異条件文字列から、第2の区分情報が対応付けられた上記辞書登録用語を、差異条件文字列の文字列データと第2の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合に基づき、定めた方法によって検出するステップと、
(2)データファイルから上記第1の単位データ域に出力したデータとデータファイルから上記第2の単位データ域に出力したデータとの間で、検出した第2の区分情報を付した用語に定義されている方法による演算をおこなった上、
演算によって得られたデータと上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、上記によって得られたデータを第2の単位記入域上に出力するステップとを、
おこなうことを特徴とする。
構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属する表上の記入データ全体に対して第1の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータの間の第2の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)データフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルのセルデータと該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、
上記辞書において第1の区分情報を付して登録した用語と第2の区分情報を付して登録した用語とを、各々、差異条件文字列の文字列データのコード列情報と上記辞書登録用語のコード列情報と区分情報に基き、定めた方法に従って検出した上、
検出した第1の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「演算方法情報」と第2の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「全体演算情報」とを収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側レコードを得るステップと、
(6) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルかた出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(7)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、上記(3)、(4)、(5)、(6)の各ステップをおこない、各セル内の第1の単位記入域に出力したデータに対して差異条件定義データの「全体演算情報」に定められた方法に従った第1の演算をおこなうステップと、
(8)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、該当セル内の第1の単位記入域に出力したデータと第1の演算によって得られたデータとの間で差異条件定義データの「演算方法情報」に定められた方法に基く第2の演算をおこない、
第2の演算によって得られたデータを表わすコード列情報と識別した第2の単位記入域内の定められたデータ記入位置を表わす位置情報とを持つ文字列データを作成することによって、
第2の演算によって得られたデータを該当のセル内の第2の単位記入域に出力するステップと、
からなることを特徴とする。
構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へデータ出力をおこなう情報処理装置であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と特定の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
1つのデータフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルを表わすセルデータと、該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成する手段と、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、上記の特定の区分情報を付して上記辞書に登録されている用語を、差異条件文字列と上記の特定の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合によって検出した上、
第2の項目名に属するデータに対する変更方法を指示する情報であって、検出した上記辞書登録用語、ならびに、検出した上記辞書登録用語と上記辞書において対応付けて登録されている項目名とを、各々、「変更方法情報」、「変更項目名情報」として収めた差異条件定義データを作成する手段と、
第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別する手段と、
識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求める手段と、
識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側主レコードを得る手段と、
表側主レコードを構成するデータの中から、差異条件データにおいて「変更項目名情報」として登録されている第2の項目名に対応するデータを選択し、選択したデータを差異条件データ内において「変更方法情報」として登録されている上記辞書登録用語に定義されている方法に基づいて変更することによって、表側副レコードを作成する手段と、
データファイルからレコードを順次取り出し、
表側主レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルかた出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力する手段と、
データファイルからレコードを順次取り出し、
表側副レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、上記データファイル出力レコード内の対応するデータと表側副レコード内の対応するデータとの間で、コード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第2の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第2の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを上記第2の単位記入域に出力する手段と、
からなることを特徴とする。
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と上記の特定の区分である第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータ間の特定の演算を指示する特定用語について、該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
識別した差異条件文字列から、第2の区分情報が対応付けられた上記辞書登録用語を、差異条件文字列の文字列データと第2の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合に基づき、定めた方法によって検出する手段と、
データファイルから上記第1の単位データ域に出力したデータとデータファイルから上記第2の単位データ域に出力したデータとの間で、検出した第2の区分情報を付した用語に定義されている方法による演算をおこなった上、
演算によって得られたデータと上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、上記によって得られたデータを第2の単位記入域上に出力する手段とを、
備えたことを特徴とする。
構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力をおこなう情報処理装置であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属する表上の記入データ全体に対して第1の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータの間の第2の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
データフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルのセルデータと該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成する手段と、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、
上記辞書において第1の区分情報を付して登録した用語と第2の区分情報を付して登録した用語とを、各々、差異条件文字列の文字列データのコード列情報と上記辞書登録用語のコード列情報と区分情報に基き、定めた方法に従って検出した上、
検出した第1の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「演算方法情報」と第2の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「全体演算情報」とを収めた差異条件定義データを作成する手段と、
第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別する手段と、
識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求める手段と、
識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側レコードを得る手段と、
データファイルからレコードを順次取り出し、
表側レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルかた出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力する手段と、
表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、上記(3)、(4)、(5)、(6)の各手段による処理をおこない、各セル内の第1の単位記入域に出力したデータに対して差異条件定義データの「全体演算情報」に定められた方法に従った第1の演算をおこなう手段と、
表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、該当セル内の第1の単位記入域に出力したデータと第1の演算によって得られたデータとの間で差異条件定義データの「演算方法情報」に定められた方法に基く第2の演算をおこない、
第2の演算によって得られたデータを表わすコード列情報と識別した第2の単位記入域内の定められたデータ記入位置を表わす位置情報とを持つ文字列データを作成することによって、
第2の演算によって得られたデータを該当のセル内の第2の単位記入域に出力する手段と、
からなることを特徴とする。
構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と特定の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)1つのデータフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルを表わすセルデータと、該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、上記の特定の区分情報を付して上記辞書に登録されている用語を、差異条件文字列と上記の特定の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合によって検出した上、
第2の項目名に属するデータに対する変更方法を指示する情報であって、検出した上記辞書登録用語、ならびに、検出した上記辞書登録用語と上記辞書において対応付けて登録されている項目名とを、各々、「変更方法情報」、「変更項目名情報」として収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側主レコードを得るステップと、
(6) 表側主レコードを構成するデータの中から、差異条件データにおいて「変更項目名情報」として登録されている第2の項目名に対応するデータを選択し、選択したデータを差異条件データ内において「変更方法情報」として登録されている上記辞書登録用語に定義されている方法に基づいて変更することによって、表側副レコードを作成するステップと、
(7) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側主レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルから出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(8)データファイルからレコードを順次取り出し、
表側副レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、上記データファイル出力レコード内の対応するデータと表側副レコード内の対応するデータとの間で、コード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第2の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第2の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを上記第2の単位記入域に出力するステップと、
からなることを特徴とする。
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と上記の特定の区分である第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータ間の特定の演算を指示する特定用語について、該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書を備え、
(1)識別した差異条件文字列から、第2の区分情報が対応付けられた上記辞書登録用語を、差異条件文字列の文字列データと第2の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合に基づき、定めた方法によって検出するステップと、
(2)データファイルから上記第1の単位データ域に出力したデータとデータファイルから上記第2の単位データ域に出力したデータとの間で、検出した第2の区分情報を付した用語に定義されている方法による演算をおこなった上、
演算によって得られたデータと上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、上記によって得られたデータを第2の単位記入域上に出力するステップと、
からなることを特徴とする。
構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属する表上の記入データ全体に対して第1の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータの間の第2の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)データフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルのセルデータと該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、
上記辞書において第1の区分情報を付して登録した用語と第2の区分情報を付して登録した用語とを、各々、差異条件文字列の文字列データのコード列情報と上記辞書登録用語のコード列情報と区分情報に基き、定めた方法に従って検出した上、
検出した第1の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「演算方法情報」と第2の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「全体演算情報」とを収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側レコードを得るステップと、
(6) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルから出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(7)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、上記(3)、(4)、(5)、(6)の各ステップをおこない、各セル内の第1の単位記入域に出力したデータに対して差異条件定義データの「全体演算情報」に定められた方法に従った第1の演算をおこなうステップと、
(8)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、該当セル内の第1の単位記入域に出力したデータと第1の演算によって得られたデータとの間で差異条件定義データの「演算方法情報」に定められた方法に基く第2の演算をおこない、
第2の演算によって得られたデータを表わすコード列情報と識別した第2の単位記入域内の定められたデータ記入位置を表わす位置情報とを持つ文字列データを作成することによって、
第2の演算によって得られたデータを該当のセル内の第2の単位記入域に出力するステップと、
からなることを特徴とする。
構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と特定の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)1つのデータフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルを表わすセルデータと、該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、上記の特定の区分情報を付して上記辞書に登録されている用語を、差異条件文字列と上記の特定の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合によって検出した上、
第2の項目名に属するデータに対する変更方法を指示する情報であって、検出した上記辞書登録用語、ならびに、検出した上記辞書登録用語と上記辞書において対応付けて登録されている項目名とを、各々、「変更方法情報」、「変更項目名情報」として収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側主レコードを得るステップと、
(6) 表側主レコードを構成するデータの中から、差異条件データにおいて「変更項目名情報」として登録されている第2の項目名に対応するデータを選択し、選択したデータを差異条件データ内において「変更方法情報」として登録されている上記辞書登録用語に定義されている方法に基づいて変更することによって、表側副レコードを作成するステップと、
(7) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側主レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルかた出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(8)データファイルからレコードを順次取り出し、
表側副レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、上記データファイル出力レコード内の対応するデータと表側副レコード内の対応するデータとの間で、コード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第2の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第2の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを上記第2の単位記入域に出力するステップと、
からなることを特徴とする。
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と上記の特定の区分である第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータ間の特定の演算を指示する特定用語について、該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書を備え、
(1)識別した差異条件文字列から、第2の区分情報が対応付けられた上記辞書登録用語を、差異条件文字列の文字列データと第2の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合に基づき、定めた方法によって検出するステップと、
(2)データファイルから上記第1の単位データ域に出力したデータとデータファイルから上記第2の単位データ域に出力したデータとの間で、検出した第2の区分情報を付した用語に定義されている方法による演算をおこなった上、
演算によって得られたデータと上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、上記によって得られたデータを第2の単位記入域上に出力するステップとを、
をおこなうことを特徴とする。
構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属する表上の記入データ全体に対して第1の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータの間の第2の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)データフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルのセルデータと該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、
上記辞書において第1の区分情報を付して登録した用語と第2の区分情報を付して登録した用語とを、各々、差異条件文字列の文字列データのコード列情報と上記辞書登録用語のコード列情報と区分情報に基き、定めた方法に従って検出した上、
検出した第1の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「演算方法情報」と第2の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「全体演算情報」とを収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側レコードを得るステップと、
(6) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルかた出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(7)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、上記(3)、(4)、(5)、(6)の各ステップをおこない、各セル内の第1の単位記入域に出力したデータに対して差異条件定義データの「全体演算情報」に定められた方法に従った第1の演算をおこなうステップと、
(8)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、該当セル内の第1の単位記入域に出力したデータと第1の演算によって得られたデータとの間で差異条件定義データの「演算方法情報」に定められた方法に基く第2の演算をおこない、
第2の演算によって得られたデータを表わすコード列情報と識別した第2の単位記入域内の定められたデータ記入位置を表わす位置情報とを持つ文字列データを作成することによって、
第2の演算によって得られたデータを該当のセル内の第2の単位記入域に出力するステップと、
からなることを特徴とする。
図1に、本発明の一実施例における情報処理装置のハードウェア上のシステム構成を示す。このシステムにおいて、カラーイメージ・スキャナ10、キーボード12、マウス14およびディジタイザ15が入力装置として、内部メモリ16および外部メモリ18が記憶装置として、表示装置20および印紙装置22が出力装置として、それぞれ適当なインタフエース回路(図示せず)を介してCPU24に接続されている。また、CPU24は、通信装置26を介して電話回線または通信回線27とも接続されている。
図7において、[定義系]の欄こは「帳票定義」等の定義系がリストされている。ユーザは、各定義系の記入情報に用いる[色]、[線修飾]、[線太さ]、[手書き/印刷]の修飾情報または識別情報を各位置に入力すればよい。
図7の例では、たとえば、「帳表定義」の定義系には(青)を[色]の欄に入力し、「書式定義」の定義系には(赤)を指定している。「共通」の各定義要素は全ての定義系に共用されるので、「共通」固有の修飾情報を設定する必要はない。
ユーザは、たとえば、図9に示す表のフォーマットを用紙として持っており、このフォーマット上に他のデータファイルのデータ、または、他の表フォーマットのデータの集計出力を得ることを意図しているものとする。
また、表中の最下行には同一列の項目名「売上げ」のデータの合計値を記入する合計欄が設けられ、表中の最右列には同一行の項目名「売上げ」のデータの合計値を記入する合計欄が設けられている。
例えば、表中の上から見て第3行、左から見て第3列にある、項目名「売上げ」のデータ記入欄のセルに設けられた2つの記入域のデータ記入条件は、項目名「商品」については、互いに同一であるが(いずれも、「商品」は“ラジオ”)、項目名「年度」のデータが、元々の記入域側は、”2002”であるのに対して、記号“[ ]”により新しく設けられた記入域側には、まず、その前年度である“2001”という異なる条件でデータが集計され、さらに、その集計値と元々の記入域側の集計値との比率が記入されるようになっている。
この項目名「売上げ」のデータ記入欄(フィールド)における記入分けを、ユーザは表の表題の下に記入されている注釈文「[ ]内は対前年比」から読み取っている。
また、本例における記号“[ ]”のように、セル中に記入され、「派生エリア」を生成する記入要素を「派生エリア生成要素」と呼ぶ。
この「派生エリア」内データを生成する処理の中、前段階である、データを集計する時に集計条件として参照される「関連データ条件」における「派生エリア」の「主エリア」に対する差異を「関連データ差異条件」、また、後段階である、その集計データに対しておこなわれる演算を「演算差異条件」と呼ぶことにする。
先ず、同じ対応項目名を持ち、隣接しあうセルの集合(セル列)毎に、「フィールド指定」の定義要素記号“「 」”、または、“[ ]”を使用し、データフィールドの指定をおこなう。すなわち、「フィールド指定」の定義要素記号“「 」”、または“[ ]”の構成記号である“「”と“」”、あるいは“[”と“]”を、各々、該当セル列の両端セルの中に記入する。
なお、文字列“年度”を対応項目名として指定する時には、それが応用用語辞書52中において「年月日項目」区分として登録されていることを確認しておこなう。
次に、該当の項目名「売上げ」を、(青)色の定義支援記入情報として、表外の空白部に記入した上、上記した項目名の指定を加え、該当のデータフィールド内の任意の主エリア部分へ結合線“−”を引き出しておく。
なお、仮に、表フォーマット上に項目名「単価」のように、集計されない数値データが存在するときは、「非集計数値データ」を示す定義要素記号を設け、該当項目名文字列の右肩部に付しておけばよい。
但し、この「解釈指定」定義要素”○”による指定は、指定された部分文字列中のさらに部分文字列である”対…比”と”前年”とが、各々、応用用語辞書52(後出図26)中において、「演算指定2」区分と「相対指定」区分として登録されている用語であることを確認した上でおこなう。
なお、この辞書手段の登録用語の意味に、あいまい性、多意性が残る場合には、応用用語辞書52のユーザとのインターフェース(例えば、ユーザマニュアル)中に、語義の注釈を付けて、意味の確定をおこなっておく。
システムは、この指定された文字列部分について、先ず、その中の上記辞書手段の登録用語は、上記辞書手段によって確定された意味にしたがって解釈し、さらに、用語間の関係を使用言語(本例の場合、日本語)の構文規則にしたがって解釈した上、文字列全体の意味を定める。
表の右下角のセルは、最下段の行上に定義する「合計フィールド」に含めてもよいし、最右列の列上に定義する「合計フィールド」に含めてもよい。
該当の応用用語辞書52の登録用語が書面の元々の記入内容―通常記入情報として「演算結果欄データフィールド」の「特定隣接位置」に記入されていない場合には、(青)色の定義支援記入情報により、該当の応用用語辞書52の登録用語を記入し、該当の「演算結果欄データフィールド」と定義要素の「結合線」により結べばよい。
すなわち、「解釈指定」の定義要素記号“○”によって囲む”計”文字は、“[ ]”により指定されたフィールドと、一体化してデータ管理上の1つの定義情報を構成し、定義要素“[ ]”により指定した合計フィールド内の各欄(セル)は、各々、他の特定のフィールド内に記入さている数値データを合計した値を記入すべきことをを定義している。
本例の場合、ある合計欄セルについて、その「演算対象フィールド」とは、その合計欄セルを含む合計フィールドと直角方向上側、または、直角方向左側に設定され、かつ、項目名「売上げ」のデータフィールドに属するセルの集合である。たとえば、最下行の左から2列目の合計欄セルの「演算対象フィールド」は、同列の縦方向上側に定義された項目名「売上げ」のデータフィールド部分になる。
図11に、本実施例のシステムにおける文書入力および文書要素データ生成部の構成を示す。文書画像入力部30は、カラー・イメージスキャナ10、キーボード12およぴマウス14等の入力装置と、入力ルーチンを実施するCPU24と、入力されたカラー画面をいったん取り込む内部メモリ16または外部メモリ18とによって構成される。
このクリック操作に応動して、まず、イメージスキャナ10による読取動作が行われ、図10に示す帳表文書の画像(全記入内容)を表すカラー画像信号が入力部30の画像記憶部に取り込まれる。入力部30に取り込まれたカラー画像信号は、信号の形態で(黒)、(青)、(赤)の各色画像信号に分解され、文書画像記憶部32内では(黒)の画像信号、(青)の青像信号、(赤)の画像信号としてそれぞれ黒画像記憶部32a、青画像記憶郭32b、赤画像記憶部32cに蓄積される。
セルの検出は、たとえば、次のようにおこなうことができる。表を構成する罫線の罫線データを順次とり出し、書面の縦横両方向について、罫線、またはその延長によって区切られる罫線位置を求める。次にこの罫線位置により生成されるマトリクスの各ますについて、その各4辺が罫線部分であるかどうかをサーチし、罫線部分であれば、それをセル境界とし、罫線部分でなければ該当方向に隣接するますを併合し、併合したますにについて同じ判定を繰り返すことにより、セルの4辺の境界を識別していく。
作成した「セルデータ」には、今の段階では、その位置情報(たとえば、左上角点、右下角点の位置)のみをセットしておく。
次にユーザは、ディスプレイ20aの右下部に常時表示されている「モード」ボタンをクリックして「定義」のモードを選択し、その画面上で「定義解釈」のボタンを選択指示する。この指示に応動して、システム内では、以下の処理がおこなわれる。
上記のようにして定義要素データ生成部42より得られた各定義要素データは定義要素データ記憶部44に格納される。
続いて、「派生エリア」が定義された複合フィールドの「項目定義データ」と「演算結果欄定義データ」について、「派生エリア」上へのデータ入出力を可能にするための定義内容を付加する「複合フィールド定義処理」をおこなう。(ステップA3)
検出したセル列は、そのセルデータを先頭のセルから、順次、セルデータ中の「ポインタデータ」によりつないだ「セルデータ・チェイン」(図示せず)を作成した上、その先頭セルのセルデータアドレスを「フィールド候補定義データ」の中の「先頭セルデータアドレス」にセットする。
本例の場合、項目名「年度」と表外に追記された項目名「売上げ」と項目名「年度」について、以上のようにして項目定義データが作成されることになる。
ある項目定義のデータフィールドが、たがいに隣接し合う複数のセルの集合として表の上に定義されている場合、「表内」のフィールドと見なし、「項目定義データ」内の「共通区分」欄に該当のコード“0”をセットしする。 また、「表外」のフィールド、データ名について定義された「項目定義データ」には、該当のコード“1”をセットする。本例の場合、全ての項目名の「項目定義データ」において“0”をセットすることになる。
本例の場合、項目名「売上げ」の項目定義について、この「集計数値」の該当コード(”1”)がセットされ、項目名「商品」と「年度」の項目定義について、「非集計の非数値」の該当のコード(”0”)がセットされることになる。
本例の場合、項目名「年度」の項目定義について、いったん、「非集計の非数値項目項目」の指定がおこなわれるが、最終的に、この「年月日項目」区分の項目名として、該当のコード”3”がセットされる。
「年月日データ書式定義データ」は、「年月日項目」区分に属する登録語(「年度」、「月別」…)毎に、各々、異なるデータ形式で作成される。例えば、登録語「年度」については、「年度書式データ」、登録語「年度」、「月別」については、「月別書式データ」が作成される。
最後に、以上のサーチから残された文字列が数字文字列であることを確認した上、その「数字種別」と「桁数」を識別する。以上得た判別結果を、「年度書式データ」に登録する。「年度書式データ」の形式を図24に示す。
先ず、書面上において、「登録語指定」の定義要素記号“○”によって囲まれ、かつ、応用用語辞書52に「演算指定1」区分として登録されている用語を、「演算結果記入欄指定語」として1つづつ識別していく。 「演算結果記入欄指定語」の識別は、先ず、書面上において「登録語指定」の定義要素記号“○”をサーチし、続いて、それによって囲まれた文字列が応用用語辞書52中において「演算指定1」区分として登録されている用語であることを判定していけばよい。なお、応用用語辞書52の登録用語としては、下記の「代表名」の外に下記の「同義語」も含めて判定する。
「演算結果欄指定語」と以上の関係にあるフィールド候補がサーチできれば、このフィールド候補は「演算結果欄データフィールド」として判定され、「演算結果欄定義データ」が作成される。「演算結果欄定義データ」の形式を図25に示す。
また、該当のフィールド候補定義データの「先頭セルアドレス」からポイントさているセルデータチェインの先頭セルのセルデータアドレスを「演算結果欄定義データ」内の「先頭セルデータアドレス」部にセットする。この時、該当のフィールド候補定義データの本体は削除する。
「演算結果欄データフィールド」を構成する各セルが横方向に並ぶものである場合、その構成セルと同一列上の上方向に、「集計区分」が「集計項目」の項目定義データフィールドをサーチする。「演算結果欄データフィールド」を構成する各セルが縦方向に並ぶものである場合、その構成セルの同一行上の左側をサーチすればよい。
本例の場合、表の最下端の行と最右端の列上の各「演算結果欄セル」(合計欄セル)は、各々、項目名「売上げ」のデータフィールド上において、自身のセルと同一列、あるいは同一列上の部分を「演算対象フィールド」としていることになる。
取り出した項目定義データフィールドと定義要素「結合線」により関係付けられた文字列の中、対応項目名として定義されているもの以外の文字列について、それが「差異条件文字列」としての形式と条件を満たしていることを判定する。
3型は、「演算差異条件」のみからなる場合であり、派生エリア内には、該当主エリア内のデータ値と特に指示された特定値との演算結果が記入される。
また、1型、4型は、「関連データ差異条件」の指定方法が「直接指示」の場合であり、2型、5型は、「関連データ差異条件」指定方法が「間接指示」の場合である。
「演算差異条件」のみからなる場合(3型の場合)は、応用用語辞書52中の「演算オペランド指定」区分の登録用語をそのオペランドとする場合を取り扱うものとする。
本例のように、判定対象の文字列が「解釈指定」定義要素記号”○”による指定を受けている場合には、続いて、その指定を受けている文字列部分内の所定の位置に、応用用語辞書52中の「演算指定2」区分の登録用語が含まれていることを判定する。(ステップD2)
この応用用語辞書52中の「演算指定2」区分の登録用語は、複合語形成上の配置関係から見て、”対**比”、”対**割合”等のような「両挟み型」と、”**比”、””**割合”等の「後置型」がある。この複合語形成上の配置関係は、応用用語辞書52中において、オペランドとなる用語の位置を特定の文字列”**”を用いて示されている。
(1)応用用語辞書内「相対指定」区分の登録用語 (ステップD3)
(2)応用用語辞書内「演算オペランド指定」区分の登録用語 (ステップD6)
(3)ユーザが定義した「データ名」 (ステップD8)
本例の場合、このステップD3において、該当の文字列”前年”が「相対指定」区分の登録用語として、応用用語辞書52中にサーチされる。
ステップD3の判定において、判定対象の部分文字列が、応用用語辞書52の「相対指定」区分の登録用語でない場合は、ステップ6以降の手順がおこなわれる。ステップ6以降の手順については、後出の「他の使用例1」において説明する。
本システムにおいては、1つのデータフィールドと定義要素の「結合線」によって関係付けられ、かつ、以上の形式と条件を満たしている文字列は、そのデータフィールドの「差異条件」の定義以外には用いないものとして、該当の文字列は、該当複合フィールドの「差異条件文字列」として確定的に解釈される。
「差異条件定義データ」の「演算指定部」内の「演算種別部」には、演算種類の該当コードが記入される。「演算指定」がない場合は、コード”0”がセットされる。
以上のことから、1つのセルから「複合セルフォーマット」が検出できたならば、同じデータフィールド中の残りのセルについて、同じ「複合セルフォーマット」を持つことを確認した上、「複合セルフォーマット」として確定する。
「派生エリア生成要素辞書辞書」の登録記号の対が検出できた場合、つぎに、この記号の対を外接する矩形を求め、この外接矩形が、図34(a)に示すように、左右方向と下方向の3辺が該当セルの境界と一定閾値内に引かれていることが確認できれば、この記号の対は、該当のセルの下側部分に「派生エリア」を定義している「派生エリア生成要素」と判定する。
まず、該当の複合データフィールドの構成セルの縦横の寸法比を求め、それを予め定めてある基準値と比較し、派生エリアが該当セル内において設定される方向(「方向区別」)として、「下側」か「右側」かの何れかを決定する。
以上で作成した「派生エリア定義データ」のアドレスは、該当の項目定義データの「派生エリア定義データポインタ」にセットする。
まず、複合セルが定義された項目定義データフィールドを構成する各セルについて、「複合セル用セルデータ」への置き換えがおこなわれる。該当の「セルデータチェイン」上から、セルデータを順に1つずつ取り出し、対応する「複合セル用セルデータ」に置き換えていく。
本例の場合、この「複合セル用セルデータ」への置き換えは、項目名「売上げ」のデータフィールドを構成する各セルについておこなわれることになる。
複合セルの演算結果欄セルは、次のように判定することができる。「演算結果欄定義データ」を1つづつ取り出し、さらにそれを構成する各演算結果欄セルについて、その演算対象フィールドをを識別し、それが「複合フィールド」であることを判定する。演算対象フィールドは、上記したように、1つの項目定義データフィールドに属し、かつ該当の演算結果欄データフィールドと直角方向に設定されているセル列として識別することができる。
た、所望の定義用サブモード下で画面上から記入情報を入力すれば、システムの方でその入力された記入情報にそのサブモードで指定されている定義区別修飾を付して、画面上に表示することも可能である。この場合、該定義区別修飾を付けられた記入情報から定義情報が認識されることになる。
画面上から入力された記入情報(文字列、記号、図形)は、用紙からイメージ入力された場合と同様に、システム内では文書要素データ(図14〜図19)の形態で表現される。
合計フィールドについても、同様に、合計欄指定語である”計”をクリック指示した後、副画面94上において「4.解釈指定」を指示し、また、該当のデータフィールド範囲をクリック指示した後、「1.フィールド」を指示すればよい。
ここで、画面上の「定義解釈」ボタンを指示すると、以上の指示内容により、すでに作成されている各データフィールドの項目定義データに加え、差異条件定義データと派生エリア定義データとが生成される。
「登録語記入欄」113には、「関連データ差異条件登録語」を指定するものとして応用用語辞書52中の「相対指定」区分の登録語が記入される。また、3型の差異条件の「演算オペランド」を指定するものとして、応用用語辞書52中の「演算オペランド」区分の登録語も記入される。
「演算記入欄」115には、「演算差異条件」を示すものとして、応用用語辞書52中の「演算指定2」区分の登録語が記入されるようになっている。
以上の記入をおこない、「項目名指定メニュー」上の「終了ボタン」120をクリックすると、システムは、上記の各記入欄の中、「登録語記入欄」113の記入用語について、応用用語辞書52中の「相対指定」区分の登録用語と「演算オペランド」区分の登録用語をサーチし、「演算記入欄」115の記入用語については、応用用語辞書52中の「演算指定2」区分の登録用語をサーチする。
この生成される「差異条件文字列」において、項目名文字列とデータ名文字列は各々、項目名指定のとデータ名指定の定義要素記号“<>”“[]”によって括られているか、あるいは、各定義項目に該当する特殊表示を施されて、該当のデータフィールドと結合線により結ばれている。
次に、この外接矩形側の辺と平行して対向する該当データフィールド境界の辺を求め、両者の辺を結ぶ線分を表わす線分データを生成する。
「登録語記入欄」113に記入した“全体”について、応用用語辞書52中の「演算オペランド」区分の登録用語としてサーチされ、「演算記入欄」115に記入した”比” について、応用用語辞書52中の「演算指定2」区分の登録用語がサーチされ、上記した差異条件判定の基準にしたがい、以上の指定を3型の差異条件の指定と判定される。
「他の使用例3」の場合は、「登録語記入欄」113に”前年”を、「演算記入欄」115は無記入とすればよい。
「他の使用例4」の場合は、派生エリア側「項目名記入欄」110に”年度”を記入し、「データ名記入欄」112に”2000年”を記入し、「演算記入欄」115は無記入とすればよい。各々の場合について、該当する「差異条件定義データ」と「派生エリア定義データ」が作成される。
本例の場合、”対前年比”を記入する。「差異条件記入欄」に入力された文字列は、前記した「解釈指定」された文字列と同じく、それを構成する応用用語辞書52の登録用語は、同辞書に定める意味にしたがって解釈され、用語間の関係は日本語構文規則にしたがって解釈されるものとして、前記した「差異条件の判定手順」にしたがい、同様にして差異条件定義データが作成されることになる。
この例では、データ出力元のデータファイルとしては、たとえば、図40に示す構成を持つファイルを考える。データファイルを構成する単位であるレコードは、図40に示すように、項目名を“支店名”、“商品区分”、“商品コード”“売上数”、“売上額”、“単価”、“利益”…とする区分フィールドに別れ、各々、該当のデータを格納している。
続いて、複合セルに「演算差異条件」が定義されている場合、定義されている「演算」を実行し、派生セル内のデータをこの演算結果データで置き換える。(複合セル内演算処理―ステップF3)差異条件が演算差異条件を含まない場合は(上記した差異条件の区分1型、2型の場合)、この処理はおこなわれないことになる。
最後に、集計表上に出力記入された全てのデータを該当する文字列データに変換する。(文字列データ化処理―ステップF4)
先ず、表フォーマット上において、各「項目定義データフィールド」を構成するセルの中から、同一行上にあり、対応項目名を異にするセルの集合を、「レコードセル列」の母体として識別する。
項目名「売上「について データ“null”
項目名「商品」について”データが“ラジオ”、
項目名「年度」について”データが“2002”
という「主レコード」が得られる。
項目名“売上”についてデータ“null”、
項目名“商品”について”データが“ラジオ”、
項目名“年度”について”データが“2001”
という副レコードが得られることになる。
「データ出力処理」に入ると、最初に、「差異条件定義データ」の「形式区分」部を参照して(ステップM1)、差異条件が関連データ差異条件を含む場合、すなわち、差異条件の形式区分が3型以外の場合には、「データ出力処理−1」(ステップM2)をおこない、差異条件が関連データ差異条件を含まない場合、すなわち、差異条件の形式区分が3型の場合、「データ出力処理−2」(ステップM3)をおこなう。
本例の場合、差異条件の形式区分は5型であることから、「データ出力処理−1」がおこなわれることになる。
次に、差異条件定義データの中の「関連データ差異条件」を参照して、「主レコード」に変更を加えて「副レコード」を作成し、「副レコード」上に、出力元の全てのレコードのデータを出力集計させる。以上の手順が、表フォーマット上から取出される全ての「レコードセル列」について繰り返す形でおこなわれる。
本例の場合、たとえば、表の第2行上において、項目名が「商品」のセル(第1列上)と項目名が“売上げ”のセル集合の中、まず、第2列上のセルとからなる「レコードセル列」を取り出す。
「データ出力処理」に入ると、先ず、データ出力先とデータ出力元から取出したレコードをセットし、相互の照合をおこなう集計管理テーブルを作成する(ステップG1)。集計管理テーブルの形式を図46に示す。
また、項目名“年度”に対応する欄には、項目名が応用用語辞書52中の「年月日項目名」区分の登録用語としてコード“3”が記入される。
また、セットされるデータの先頭には、数値データとテキストデータの区別フラグが付加される。
また、仮に、表から取出したデータが、例えば、”01”、”02”のように西暦2桁表記である場合は、”20”という上2桁の数字を付加する。付加する上2桁の数字は、例えば、付加される下2桁の先頭数字が”0”であれば、”20”を付加し、付加される下2桁の先頭数字が”9”であれば、”20”を付加するというように、下2桁の先頭数字に適当な閾値を設けて決めることができる。
また、該当のデータ名文字列が元号表記されている場合、予め用意した元号表記と西暦表記とを対応付けるテーブルを用いて、対応する西暦表記に変換すればよい。
また、集計管理テーブルには、「主副フラグ」を設け、そこに主レコードがセットされている場合は、“0にセットされ、副レコードがセットされている場合は、“1をセットし、その使用状態が判別できるようにしておいてもよい。
続いて、表フォーマット上において、先頭の「レコードセル列」から「レコードセル列」を、順次とり出し、それを構成する各セルのセルデータアドレスを、各々集計管理テーブルの第3行上の該当する欄にセットする。(ステップG3)
複合セルの場合は、今の場合、主レコードを構成するデータとして、該当セルデータの「主エリア側データ格納部」に格納されているデータをセットすることになる。
また、本例の項目「売上げ」のフィールドのように、データが未記入のセルの場合は、第4行の該当欄には集計のスタート値“0”をセットする。
取り出されたファイルレコードの各データは、その先頭に「テキストデータ」であるか「数値データ」であるかを示す「数値/テキスト区別フラグ」が付けられた上、第6行上の各欄にセットされる。
なお、項目名が応用用語辞書52中において「年月日」区分として登録されている場合、該当のデータをデータ比較照合用の標準表現形式に変換した上、セットする。
このデータ間の比較照合は、集計管理テーブル上の、第6行上のデータを第4行上のデータと各々該当の列上において、比較することによっておこなうことになる。
本例の場合、項目名「売上げ」以外の項目名「商品」、「年度」のデータが同じであれば、項目名「売上げ」の出力元レコードのデータを、出力先レコードのデータに加算することになる。この加算は、集計管理テーブル上の該当の列上において、第6行上のデータを第4行上のデータに加算することによっておこなわれることになる。
ここで参照される「差異条件定義データ」は、出力先の表フォーマットを構成する「項目定義データ」を1つづつ見て、それが「複合区分」である場合、その中の「差異条件定義データポインタ」を参照して取り出せばよい。前記したように、副レコードは、差異条件が「演算差異条件」を含む場合であっても、今の段階では、その中の「関連データ差異条件」のみを参照して作成する。
この主レコード内の変更対象データは、「差異条件定義データ」の「基本部」内の「項目名テキスト」部を参照し、主レコード上の同じ項目名のデータとして識別することができる。主レコードは、現在、集計管理テーブルの第4行上にセットされており、変更対象のデータは、その中の該当の項目名に対応する列上のデータである。本例の場合、項目名「年度」の対応データである数字文字列データが識別されることになる。
本例のように、「関連データ差異条件」が「間接指定」と判定される場合は、「関連データ差異条件」の内容を定めている「関連データ差異条件登録語」の意味にしたがって、主レコードの該当データに対して所定の変更をおこなう。(ステップJ3)
この手順を、本例に即して説明すると、先ず、すでにステップJ1において取り出されている変更対象の主レコードのデータ名文字列、例えば、”2002年” から、数字文字列部分”2002”を識別する。(ステップK1)この識別は、該当の項目名「年度」について、すでに作成されている「年度書式データ」を参照することによっておこなうことができる。
なお、前記したように主レコードの該当データが、データ比較照合用の標準表現形式として、すでに数字文字列のみの表現、たとえば、”2002”になっている場合は、このステップK1は、スキップされることになる。
主レコードの構成データは、すでに、集計す管理テーブル上第4行にセットされているので、副レコードは、その中の変更対象のデータを、以上によって求めたデータによって置き換えればよい。
本例の場合、集計管理テーブル上第4行において、項目が「年度」のデータとして、セットされている主レコードの「変更対象データ」が、例えば、“2002”であれば、それを以上によって求めたデータ“2001”に置き換えればよいことになる
すなわち、集計管理テーブル第4行上のデータの中、複合データフィールドが定義されている項目(本例の場合、「売上げ」)のデータを、同じ第3行のセルデータアドレスからポイントされている「複合セルデータ」中の「派生エリア記入情報部」側「セル内データ格納部」に転記する。この時、転記される各データは、上記した「数値/テキスト区別フラグ」を付けたまま、「セル内データ格納部」に格納される。
出力先表において「次のレコードセル列」は、取り出されているレコードセル列の構成セルの中、同じ項目のセルが繰り返される範囲内のセル(本例の場合、項目「売上げ」のデータフィールドを構成するセル)を、この繰返し範囲内の隣接する次のセルに置き換えて得ることができる。
1つの行上において全てのレコードセル列を取り出した後は、次の行において、この繰返される項目のセルとして繰り返し範囲内の先頭のセルを選び、レコードセル列を取り出し、以下、上記と同じことを繰り返していけばよい。
「表内演算処理」では、上記した「演算結果欄定義データ」が施されている演算結果欄データフィールド内の各演算結果欄セルについて、各々、定まる演算対象のデータ群に対し所定の演算をおこない、その演算結果を該当セル内に記入する。
本例の場合、演算対象のデータに対し加算演算がおこなわれる。
各演算結果欄セルは、該当の演算結果欄定義データのセルデータチェンを、順次辿ることによって取り出していくことができる。
書面上で定義されている各項目定義データフィールドについて作成されているセルデータチェインから順次、セルデータを取出し、その位置情報から該当の演算結果欄セルと同一行、または同一列上にあるセルを検出することによって取り出していくことができる。セル中の記入データの読み出しは、該当のセルデータのセル内データ部格納部を参照すればよい。
続いて、該当セルデータ内の「派生エリア記入情報部」側「セル内データ格納部」に格納されているデータを読み出して演算をおこない、その結果を該当演算結果欄セルのセルデータ内の「派生エリア記入情報部」側「セル内データ格納部」に格納することになる。
「複合セル内演算処理」においては、最初に、「差異条件定義データ」内の「演算指定部」を参照し、差異条件に「演算差異条件」が含まれていることを判定し(ステップN1)、差異条件に「演算差異条件」が含まれていない場合(上記「演算指定部」内「演算種別部」に”0”がセットされている場合)は、直ちに、次の「文字列データ化処理」(ステップF4)に抜ける。
本例の場合、主エリア内データを現在、「派生エリア記入情報部」側「セル内データ格納部」にセットされている派生エリア内データによって除算し、除算結果を、改めて「派生エリア記入情報部」側「セル内データ格納部」に格納することになる。
応用用語辞書52の「演算指定2」区分の登録用語”対…増”が検出され、差異条件定義データの「演算種別」部には、該当のコード(”2”)がセットされる。
「データ出力処理」(ステップF1)と「表内演算処理」(ステップF2)においては、本例と全く同じ処理がおこなわれるが、この「複合セル内演算処理(ステップF3)において、主エリア内データを現在の派生エリア内データによって減算し、その減算結果を、改めて「派生エリア記入情報部」側「セル内データ格納部」に格納することになる。
「データ出力処理」(ステップF1)と「表内演算処理」(ステップF2)は、本例と全く同じ処理がおこなわれるが、この「複合セル内演算処理(ステップF3)において、主エリア内データを現在の派生エリア内データによって除算した結果に数値”100”を乗じ、その結果を、改めて「派生エリア記入情報部」側の「セル内データ格納部」に格納することになる。
また、仮に、初めから記入されているデータ文字列が集計数値のデータである場合は、新しく集計されたデータについて、文字列データを生成すると共に、元から記入されているデータの該当文字列データは削除する。
その際に参照される主エリアと派生エリアについての各エリア内配置書式は、各々、該当する項目定義データと派生エリア定義データに付属させたフィールド書式情報から知ることができる。
該当のデータフィールドの複合セルを一つづつとりだし、「分割位置」の派生エリア側に記入されている文字、記号等を全て取り出し、その中から該当する「種別」の「派生エリア生成要素」の組み合わせが得られるかを否かを判定する。
該当の「派生エリア生成要素」の「種別」は該当の「派生エリア定義データ」から知り、「派生エリア生成要素」を構成する記号コードとその記入順序は、今得られた「種別」から「派生エリア生成要素辞書」を介して知ることができる。
したがって、文書画像出力部40が、この文書要素データ記憶部38より(黒)の通常記入情報に対応する全ての文書要素データを読みだし、それら読み出した文書要素データを文字/図形パターン辞書36に照会して各文書要素のパターンを識別し、各パターンを展開プログラムによってビットマップ形式の画像データに変換することにより、図51に示すような目的の帳表出力文書をたとえばディスプレイ画面20a上に表示することができる。また、印字装置22でプリントアウトしたり、通信装置24によりFAX送信することもできる。
次に、図9において、表外に記入された注釈文”[ ]内は、対前年比”を”[ ]内は、対全体比”という注釈文に置き換えた表フォーマットについて、本システムがおこなう取り扱いについて説明する。
本例の場合、項目名「売上げ」の複合データフィールド内の各派生エリアには、対応する主エリア内データと該当データフィールド内の全ての主エリア内データの合計値との比率が記入されるようになっている。
そして、両者によって構成される複合文字列文字列” 対全体比”は、上記のように定まった各構成語の意味をもとに、本表フォーマットの作成言語である日本語の構文規則によって解釈され、「同じ項目名に属するデータの合計値データとの比率」であることが一意に解釈される。
「複合フィールド定義処理」処理(ステップA3)において、図10の場合と同じく、「差異条件文字列の判定」手順(図30)中のステップD1において、該当の文字列”対全体比”について、「解釈指定」定義要素記号”○”による指定が判定され、続くステップD2において、「演算指定2」区分の応用用語辞書登録用語”対…比”が検出される。
本例の場合、該当の文字列”全体”が、応用用語辞書52中において「演算オペランド指定」区分として登録されている用語であることが判定され、3型の差異条件の形式と条件を満たすものとして判定される。(ステップD7)
「派生エリア定義データ」は、前記の場合と全く同様に作成される。
「表内演算処理」(F2)も、複合セルについては、主エリアのみについておこなわれる。
最後に、各複合セルについて、演算結果データを派生エリア内に記入する。すなわち、演算結果データを該当複合セルデータ内の「派生エリア記入情報部」側「セル内データ格納部」に格納する。(ステップN4)
以降の「文字列データ化処理」(ステップF4)は、図10の場合と全く同様におこなわれる。
次に、図9の表において、表外に記入された”[ ]内は、対前年比”という注釈文を、”[ ]内は、対2000年比”という注釈文に置き換えた表について、本システムがおこなう取り扱いについて説明する。
この項目名「売上げ」のデータ記入欄(フィールド)における記入分けを、ユーザは表の表題の下に記入されている上記注釈文から読み取っている。
また、該当の部分文字列から、上記の応用用語辞書登録用語を除いた部分文字列(本例の場合、”2000年”)について、同じ書面上の他の箇所において「データ名」として定義されていることを確認する。
対応する項目名を該当の部分文字列に隣接して記入する場合は、この定義要素「結合線」による関係付けは省いてもよい。他の定義付けは、図10の場合と全く同様におこなわれる。
「複合フィールド定義処理」処理(ステップA3)において、図10の場合と同じく、「差異条件文字列の判定」手順(図30)中のステップD1において、該当の文字列” 対2000年比”について「解釈指定」定義要素記号”○”による指定が判定され、続くステップD2において、「演算指定2」区分の応用用語辞書登録用語” 対…比”が検出される。
判定対象の部分文字列が、書面上において定義されている項目定義データフィールド中に「データ名」として記入されていることが検出できれば、この部分文字列はユーザが定義した「データ名」であると判定し、ステップD9以下の確認処理に進む。
これらの文字列どうしの隣接位置関係、または、文字列と結合線との位置関係は該当する各文字列データ、または、各線分データの書面上位置情報の照合を繰り返すことによって判定することができる。文字列どうしの隣接関係の判定は、2つの文字列の外接矩形が、縦横方向の1方向から見て共通する範囲を持ち、その直角方向から見て、一定閾値内に位置することを判定することによっておこなえばよい。
ステップD8の判定が得られれば、この判定対象の部分文字列はユーザが定義した「データ名」であると判定し、ステップD9以下の確認処理に進む。以上の判定が得られない場合には、適当なメッセージをディスプレイ上に表示した上、定義データ全体の作成手順(図22)を終える。
本例の場合、判定対象の文字列”2000年”は、その対応項目名「年度」が、表フォーマット上において項目定義データフィールド(最上行のデータ”2001年”、” 2002年”、” 2003年の記入されているデータフィールド)の対応項目名としても定義されていることが確認される。
本例の場合、判定対象の文字列”2000年”は、その対応項目名「年度」が応用用語辞書52中において「年月日項目」区分として登録されている用語であることが判定され、かつ、表フォーマット上の最上行の項目定義データフィールドの記入文字列データ”2001年”…と同じ書式によって 記入されていることが確認される。
本システムにおいては、1つのデータフィールドと定義要素の「結合線」によって関係付けられ、かつ、以上の形式と条件を満たしている文字列は、そのデータフィールドの「差異条件」の定義以外には用いないものとして、該当の文字列は、該当複合フィールドの「差異条件文字列」として確定的に解釈される。
すなわち、ステップG7(図48にその手順を示す)中のステップJ2「関連データ差異条件の判定」において、本例は「直接指定」の場合に当たることから、ステップJ5に分岐し、主レコード中の該当データを、「差異条件定義データ」中の「基本部」内「データ名テキスト部」のデータによって直接に置き換える。
次に、図9の表において、表外に記入された”[ ]内は、対前年比”という注釈文を”[ ]内は、前年値”という注釈文に置き換えた表について、本システムがおこなう取り扱いについて説明する。
本例の場合、項目名「売上げ」の複合データフィールド内の各主エリアは、各々、表フォーマット上最上行の同じ列上に記入されている「2001年」、「2002年」、「2003年」を項目名「年度」についての関連データ条件とするが、同複合データフィールド内の各派生エリアの項目名「年度」についての関連データ条件は、各々、該当する主エリアの「前年」にあたる年度である。
この項目名「売上げ」のデータ記入欄(フィールド)における記入分けを、ユーザは表の表題の下に記入されている上記注釈文から読み取っている。
「複合フィールド定義処理」処理(ステップA3)においては、図10の場合と同じく、「差異条件文字列の判定」手順(図30)中のステップD1において、該当の文字列”前年”について、「解釈指定」定義要素記号”○”による指定が判定されるが、続くステップD2において、「演算指定2」区分内の応用用語辞書登録用語が検出されないことから、ステップD12に分岐する。
本例の場合、このステップD13において、該当の「所属項目名」”年度”が、表フォーマット最上行に定義されている項目定義データフィールドの対応項目名として定義されていることが確認される。
本システムにおいては、1つのデータフィールドと定義要素の「結合線」によって関係付けられ、かつ、以上の形式と条件を満たしている文字列は、そのデータフィールドの「差異条件」の定義以外には用いないものとして、該当の文字列は、該当複合フィールドの「差異条件文字列」として確定的に解釈される。
本例の場合、応用用語辞書52中の「相対指定」区分の登録用語”前年”について、ステップD4において参照した所属項目名「年度」を記入する。
次に、図9の表において、表外に記入された”[ ]内は、対前年比”という注釈文を”[ ]内は、2000年値”という注釈文に置き換えた表について、本システムがおこなう取り扱いについて説明する。
また、該当の部分文字列”2000年”に隣接する適当位置に対応する項目名”年度”を(青)色の定義支援情報により記入し、「項目名指定」の定義要素”<>”により囲んでおく。他の定義付けは、全く同様におこなわれる。この差異条件の定義付けを、図52の(二)に示す。
ただし、本例においては、「演算差異条件」が定義されていないことから、続く「複合セル内演算 」(ステップF3)は、その中の最初のステップM1の判定において「差異条件定義データ」内の「演算種別部」に、「演算指定なし」の該当コードがセットされていることが参照され、それ以降の処理はスキップされることになる。以降の「文字列データ化処理」(ステップF4)は、図10の場合と全く同様におこなわれる。
本機能は、項目名「売上げ」のデータフィールド内の各主エリア内の記入データにもとづいて、項目名「売上げ」のデータフィールド内のの各派生エリア、または、合計フィールド内のデータを自動的に計算し、表上の該当欄に出力記入させようというものである。
また、表下端の合計フィールドの左側に隣接する”計”文字と表右端の合計フィールドの上側に隣接する”計”文字とを、上記した場合と同じく、「解釈指定」の定義要素記号”○”によって括っておく。
続いて、合計フィールドを構成する全ての合計欄セルについて、その対応する演算対象フィールドが複合フィールドであることを判定し、複合フィールドであると判定された場合、その該当セルデータを複合セル用セルデータに置き換える。
続いて、各複合セルについて、主セルのデータと上記合計値との間で指定された演算である除算をおこない(ステップN6)、演算結果データを該当セルデータの「派生エリア側データ格納部」に格納する。(ステップN4) 最後に、以上のように生成されたデータについて、前記の場合と同様に「文字列データ化処理」がおこなわれる。(ステップF4)
12 キーボード
14 マウス
15 ディジタイザ
16 内部メモリ
18 外部メモリ
20 表示装置
24 CPU
27 通信装置
30 文書画像入力部
32 文書画像記憶部
34 文字・図形要素認識部
36 文字/図形パターン辞書
37 文字・図形要素入力部
38 文書要素データ記憶部
40 文書画像表示出力部
42 定義要素データ生成部
44 定義要素データ記憶部
46 定義データ生成部
48 定義要素識別データ記憶部
50 定義情報区別データ記憶部
52 応用用語辞書
54 帳表定義データ記憶部
90 データ項目名
92 フィールド
94 定義要素指定副画面
95 定義解釈ボタン98 項目名記入欄
100 差異条件指定欄
104 フィールド属性指示欄
110 派生エリア項目名記入欄
112 派生エリアデータ名記入欄
113 派生エリア登録語記入欄
114 派生エリアフィールド属性指示欄
115 演算記入欄
120 終了ボタン
Claims (12)
- 構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と特定の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)1つのデータフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルを表わすセルデータと、該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、上記の特定の区分情報を付して上記辞書に登録されている用語を、差異条件文字列と上記の特定の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合によって検出した上、
第2の項目名に属するデータに対する変更方法を指示する情報であって、検出した上記辞書登録用語、ならびに、検出した上記辞書登録用語と上記辞書において対応付けて登録されている項目名とを、各々、「変更方法情報」、「変更項目名情報」として収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けたた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側主レコードを得るステップと、
(6) 表側主レコードを構成するデータの中から、差異条件データにおいて「変更項目名情報」として登録されている第2の項目名に対応するデータを選択し、選択したデータを差異条件データ内において「変更方法情報」として登録されている上記辞書登録用語に定義されている方法に基づいて変更することによって、表側副レコードを作成するステップと、
(7) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側主レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルから出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(8)データファイルからレコードを順次取り出し、
表側副レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、上記データファイル出力レコード内の対応するデータと表側副レコード内の対応するデータとの間で、コード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第2の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第2の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを上記第2の単位記入域に出力するステップと、
からなる情報処理装置における方法。
- 1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と上記の特定の区分である第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータ間の特定の演算を指示する特定用語について、該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書を備え、
(1)識別した差異条件文字列から、第2の区分情報が対応付けられた上記辞書登録用語を、差異条件文字列の文字列データと第2の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合に基づき、定めた方法によって検出するステップと、
(2)データファイルから上記第1の単位データ域に出力したデータとデータファイルから上記第2の単位データ域に出力したデータとの間で、検出した第2の区分情報を付した用語に定義されている方法による演算をおこなった上、
演算によって得られたデータと上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、上記によって得られたデータを第2の単位記入域上に出力するステップとを、
おこなう請求項1に記載の方法。
- 構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属する表上の記入データ全体に対して第1の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータの間の第2の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)データフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルのセルデータと該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、
上記辞書において第1の区分情報を付して登録した用語と第2の区分情報を付して登録した用語とを、各々、差異条件文字列の文字列データのコード列情報と上記辞書登録用語のコード列情報と区分情報に基き、定めた方法に従って検出した上、
検出した第1の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「演算方法情報」と第2の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「全体演算情報」とを収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側レコードを得るステップと、
(6) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルかた出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(7)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、上記(3)、(4)、(5)、(6)の各ステップをおこない、各セル内の第1の単位記入域に出力したデータに対して差異条件定義データの「全体演算情報」に定められた方法に従った第1の演算をおこなうステップと、
(8)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、該当セル内の第1の単位記入域に出力したデータと第1の演算によって得られたデータとの間で差異条件定義データの「演算方法情報」に定められた方法に基く第2の演算をおこない、
第2の演算によって得られたデータを表わすコード列情報と識別した第2の単位記入域内の定められたデータ記入位置を表わす位置情報とを持つ文字列データを作成することによって、
第2の演算によって得られたデータを該当のセル内の第2の単位記入域に出力するステップと、
からなる情報処理装置における方法。
- 構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へデータ出力をおこなう情報処理装置であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と特定の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
1つのデータフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルを表わすセルデータと、該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成する手段と、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、上記の特定の区分情報を付して上記辞書に登録されている用語を、差異条件文字列と上記の特定の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合によって検出した上、
第2の項目名に属するデータに対する変更方法を指示する情報であって、検出した上記辞書登録用語、ならびに、検出した上記辞書登録用語と上記辞書において対応付けて登録されている項目名とを、各々、「変更方法情報」、「変更項目名情報」として収めた差異条件定義データを作成する手段と、
第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別する手段と、
識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求める手段と、
識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側主レコードを得る手段と、
表側主レコードを構成するデータの中から、差異条件データにおいて「変更項目名情報」として登録されている第2の項目名に対応するデータを選択し、選択したデータを差異条件データ内において「変更方法情報」として登録されている上記辞書登録用語に定義されている方法に基づいて変更することによって、表側副レコードを作成する手段と、
データファイルからレコードを順次取り出し、
表側主レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルかた出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力する手段と、
データファイルからレコードを順次取り出し、
表側副レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、上記データファイル出力レコード内の対応するデータと表側副レコード内の対応するデータとの間で、コード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第2の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第2の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを上記第2の単位記入域に出力する手段と、
からなる情報処理装置。
- 1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と上記の特定の区分である第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータ間の特定の演算を指示する特定用語について、該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
識別した差異条件文字列から、第2の区分情報が対応付けられた上記辞書登録用語を、差異条件文字列の文字列データと第2の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合に基づき、定めた方法によって検出する手段と、
データファイルから上記第1の単位データ域に出力したデータとデータファイルから上記第2の単位データ域に出力したデータとの間で、検出した第2の区分情報を付した用語に定義されている方法による演算をおこなった上、
演算によって得られたデータと上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、上記によって得られたデータを第2の単位記入域上に出力する手段とを、
備えた請求項4に記載の情報処理装置。
- 構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力をおこなう情報処理装置であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属する表上の記入データ全体に対して第1の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータの間の第2の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
データフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルのセルデータと該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成する手段と、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、
上記辞書において第1の区分情報を付して登録した用語と第2の区分情報を付して登録した用語とを、各々、差異条件文字列の文字列データのコード列情報と上記辞書登録用語のコード列情報と区分情報に基き、定めた方法に従って検出した上、
検出した第1の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「演算方法情報」と第2の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「全体演算情報」とを収めた差異条件定義データを作成する手段と、
第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別する手段と、
識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求める手段と、
識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側レコードを得る手段と、
データファイルからレコードを順次取り出し、
表側レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルかた出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力する手段と、
表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、上記(3)、(4)、(5)、(6)の各手段による処理をおこない、各セル内の第1の単位記入域に出力したデータに対して差異条件定義データの「全体演算情報」に定められた方法に従った第1の演算をおこなう手段と、
表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、該当セル内の第1の単位記入域に出力したデータと第1の演算によって得られたデータとの間で差異条件定義データの「演算方法情報」に定められた方法に基く第2の演算をおこない、
第2の演算によって得られたデータを表わすコード列情報と識別した第2の単位記入域内の定められたデータ記入位置を表わす位置情報とを持つ文字列データを作成することによって、
第2の演算によって得られたデータを該当のセル内の第2の単位記入域に出力する手段と、
からなる情報処理装置。
- 構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と特定の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)1つのデータフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルを表わすセルデータと、該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、上記の特定の区分情報を付して上記辞書に登録されている用語を、差異条件文字列と上記の特定の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合によって検出した上、
第2の項目名に属するデータに対する変更方法を指示する情報であって、検出した上記辞書登録用語、ならびに、検出した上記辞書登録用語と上記辞書において対応付けて登録されている項目名とを、各々、「変更方法情報」、「変更項目名情報」として収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側主レコードを得るステップと、
(6) 表側主レコードを構成するデータの中から、差異条件データにおいて「変更項目名情報」として登録されている第2の項目名に対応するデータを選択し、選択したデータを差異条件データ内において「変更方法情報」として登録されている上記辞書登録用語に定義されている方法に基づいて変更することによって、表側副レコードを作成するステップと、
(7) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側主レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルから出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(8)データファイルからレコードを順次取り出し、
表側副レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、上記データファイル出力レコード内の対応するデータと表側副レコード内の対応するデータとの間で、コード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第2の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第2の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを上記第2の単位記入域に出力するステップと、
からなる情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
- 1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と上記の特定の区分である第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータ間の特定の演算を指示する特定用語について、該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書を備え、
(1)識別した差異条件文字列から、第2の区分情報が対応付けられた上記辞書登録用語を、差異条件文字列の文字列データと第2の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合に基づき、定めた方法によって検出するステップと、
(2)データファイルから上記第1の単位データ域に出力したデータとデータファイルから上記第2の単位データ域に出力したデータとの間で、検出した第2の区分情報を付した用語に定義されている方法による演算をおこなった上、
演算によって得られたデータと上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、上記によって得られたデータを第2の単位記入域上に出力するステップとを、
をおこなう請求項7に記載の方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
- 構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属する表上の記入データ全体に対して第1の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータの間の第2の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)データフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルのセルデータと該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、
上記辞書において第1の区分情報を付して登録した用語と第2の区分情報を付して登録した用語とを、各々、差異条件文字列の文字列データのコード列情報と上記辞書登録用語のコード列情報と区分情報に基き、定めた方法に従って検出した上、
検出した第1の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「演算方法情報」と第2の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「全体演算情報」とを収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側レコードを得るステップと、
(6) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルかた出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(7)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、上記(3)、(4)、(5)、(6)の各ステップをおこない、各セル内の第1の単位記入域に出力したデータに対して差異条件定義データの「全体演算情報」に定められた方法に従った第1の演算をおこなうステップと、
(8)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、該当セル内の第1の単位記入域に出力したデータと第1の演算によって得られたデータとの間で差異条件定義データの「演算方法情報」に定められた方法に基く第2の演算をおこない、
第2の演算によって得られたデータを表わすコード列情報と識別した第2の単位記入域内の定められたデータ記入位置を表わす位置情報とを持つ文字列データを作成することによって、
第2の演算によって得られたデータを該当のセル内の第2の単位記入域に出力するステップと、
からなる情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
- 構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と特定の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)1つのデータフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルを表わすセルデータと、該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、上記の特定の区分情報を付して上記辞書に登録されている用語を、差異条件文字列と上記の特定の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合によって検出した上、
第2の項目名に属するデータに対する変更方法を指示する情報であって、検出した上記辞書登録用語、ならびに、検出した上記辞書登録用語と上記辞書において対応付けて登録されている項目名とを、各々、「変更方法情報」、「変更項目名情報」として収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側主レコードを得るステップと、
(6) 表側主レコードを構成するデータの中から、差異条件データにおいて「変更項目名情報」として登録されている第2の項目名に対応するデータを選択し、選択したデータを差異条件データ内において「変更方法情報」として登録されている上記辞書登録用語に定義されている方法に基づいて変更することによって、表側副レコードを作成するステップと、
(7) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側主レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルから出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(8)データファイルからレコードを順次取り出し、
表側副レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、上記データファイル出力レコード内の対応するデータと表側副レコード内の対応するデータとの間で、コード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第2の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第2の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、データファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを上記第2の単位記入域に出力するステップと、
からなる情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
- 1つの項目名に属するデータに対して特定の変化を与えることを示す特定用語について、該当用語のコード列情報と該当する項目名のコード列情報と上記の特定の区分である第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータ間の特定の演算を指示する特定用語について、該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書を備え、
(1)識別した差異条件文字列から、第2の区分情報が対応付けられた上記辞書登録用語を、差異条件文字列の文字列データと第2の区分情報を付した上記辞書の各登録用語との間のコード列情報の照合に基づき、定めた方法によって検出するステップと、
(2)データファイルから上記第1の単位データ域に出力したデータとデータファイルから上記第2の単位データ域に出力したデータとの間で、検出した第2の区分情報を付した用語に定義されている方法による演算をおこなった上、
演算によって得られたデータと上記識別した第2の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、上記によって得られたデータを第2の単位記入域上に出力するステップとを、
をおこなう請求項10に記載の方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
- 構成する行と列が罫線によって区切られる表であって、1つのデータが記入される矩形域である単位記入域が、罫線によって囲まれる矩形域であるセル内に配置され、第1の項目名以外の項目名に属するデータが記入される1つの単位記入域には1つのセル全体が割り当てられる形態をとる表上へのデータ出力方法であって、
表上に記入された1つの文字列、または、1つの記号である1つの記入情報についてコード列情報と位置情報を持つ文字列データと、1つの罫線について種別と位置情報を持つ罫線データと、1つのセルについてセル境界の位置情報を持つセルデータとを含む表データを作成し、表示する手段と、
1つの項目名に属する表上の記入データ全体に対して第1の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第1の区分情報とを対応付けた形で登録し、2つのデータの間の第2の演算を指示する特定用語について該当のコード列情報と第2の区分情報とを対応付けた形で登録した辞書と、
表上において、1つの項目名に属するデータが記入されるセルの集合をデータフィールドとして指定するデータフィールド指定手段と、
表上のデータフィールドに対して該当する項目名を表わす文字列を対応付ける項目名指定手段と、
表上のデータフィールドに対して、データフィールド上へのデータ出力方法を表わす特定文字列である差異条件文字列を対応付ける差異条件文字列指定手段と、
互いに異なる項目名が対応付けられたデータの組合せであるレコードを収めたデータファイルと、
を備えた情報処理装置にあって、
(1)データフィールドを構成するセルとして、データフィールド指示手段によって指定されたセルのセルデータと該当のデータフィールドに対して項目名指定手段によって指定された項目名を表わす文字列のコード列情報とを対応付ける項目定義データを作成するステップと、
(2)第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに対して、差異条件文字列指定手段によって差異条件文字列として指定された文字列から、
上記辞書において第1の区分情報を付して登録した用語と第2の区分情報を付して登録した用語とを、各々、差異条件文字列の文字列データのコード列情報と上記辞書登録用語のコード列情報と区分情報に基き、定めた方法に従って検出した上、
検出した第1の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「演算方法情報」と第2の区分情報を付した辞書登録用語に定義された方法を表わす「全体演算情報」とを収めた差異条件定義データを作成するステップと、
(3)第1の項目名以外の項目名が対応付けられた各データフィールドから取り出した1つのセルを組合せたセルの集合に対して、
第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属するセルであって、上記セルの集合を構成する各セルが位置する行上、または、列上に位置するセルを加えることによって得られるセルの集合であるレコードセル列を、
各項目名の項目定義データから引用されるセルデータの間の位置情報の照合に基づいて識別するステップと、
(4)識別したレコードセル列を構成し、かつ、第1の項目名が対応付けられたデータフィールドに属する1つのセルに対して特定の位置関係をもって記入され、かつ、特定のコード列情報を持つ記入情報を、該当セルのセルデータと該当のコード列情報を持つ文字列データとの間の位置情報の照合に基づいて識別した上、
該当セルの内部において第1の単位記入域と第2の単位記入域の対を、該当セルのセルデータと識別した記入情報の文字列データの位置情報とに基いて識別し、識別した各単位記入域の境界位置を求めるステップと、
(5)識別したレコードセル列を構成するセルの中で、第1の項目名以外の全ての項目名に対応付けられた各データフィールドに属するセルに記入されているデータを表わす文字列を、全ての文字列データと該当の項目定義データと該当の項目定義データから引用されるセルデータとに基づいて識別し、
識別した文字列が表わすデータである該当文字列データのコード列情報を、識別した文字列の記入セルが属するデータフィールドに対応付けられている項目名のコード列情報と対応付けた上、
対応付けた項目名とデータのコード列情報の対を、第1の項目名以外の全ての項目名について組み合わせた表側レコードを得るステップと、
(6) データファイルからレコードを順次取り出し、
表側レコードを構成する各データに対応付けた各項目名について、
データファイルかた出力したレコード内の対応するデータと表側主レコード内の対応するデータの間でコード列情報の照合をおこない、コード列情報がたがいに一致すれば、
上記第1の単位記入域内のデータ記入位置を、同単位記入域について識別した境界位置情報と第1の単位記入域について予め定めたマージン情報とに基づいて求めた上、
データファイル出力レコードにおいて第1の項目名に対応するデータ、ならびに、上記識別した第1の単位記域内のデータ記入位置とを、各々、コード列情報、ならびに、位置情報として持つ文字列データを作成することによって、該当のデータファイル出力レコード内の第1の項目名に対応するデータを第1の単位記入域に出力するステップと、
(7)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、上記(3)、(4)、(5)、(6)の各ステップをおこない、各セル内の第1の単位記入域に出力したデータに対して差異条件定義データの「全体演算情報」に定められた方法に従った第1の演算をおこなうステップと、
(8)表上の第1の項目名に対応するデータフィールドを構成する各セルについて、該当セル内の第1の単位記入域に出力したデータと第1の演算によって得られたデータとの間で差異条件定義データの「演算方法情報」に定められた方法に基く第2の演算をおこない、
第2の演算によって得られたデータを表わすコード列情報と識別した第2の単位記入域内の定められたデータ記入位置を表わす位置情報とを持つ文字列データを作成することによって、
第2の演算によって得られたデータを該当のセル内の第2の単位記入域に出力するステップと、
からなる情報処理装置における方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
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